JP2023173273A - 輪郭線生成方法及び輪郭線生成装置 - Google Patents

輪郭線生成方法及び輪郭線生成装置 Download PDF

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良一 山下
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萌子 石井
Moeko Ishii
涼子 谷川
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Abstract

【課題】物体の輪郭線を修正する際の手間を軽減する。【解決手段】物体を撮像した画像において、前記物体の輪郭線の抽出と、前記物体の輪郭上の複数の輪郭点の設定を行い、前記輪郭線の一部を含む領域の指定を受け付け、前記領域に含まれる輪郭点を削除し、前記輪郭線を修正する、処理をコンピュータが実行する輪郭線生成方法である。【選択図】図8

Description

本発明は、輪郭線生成方法及び輪郭線生成装置に関する。
EC(Electronic Commerce)サイトなどを利用した電子商取引においては、掲載する商品の統一感や視認性を高めるために、販売者や出品者に、商品の画像として、商品以外の背景部分を白抜きにした画像を準備させることがある。
このため、販売者や出品者は、画像編集ソフトや画像編集サービスなどを利用して、商品を撮影した画像を白抜き加工する必要がある。最近では、商品(被写体)と背景との境界線(商品の輪郭)を自動的に検出する技術も出現してきているが、撮影環境や撮影の仕方、商品の色などによっては輪郭を正確に検出できないケースもある(例えば特許文献1等参照)。輪郭を誤検出した場合には、ユーザがマウス操作等により輪郭上の点の位置を1つ1つ修正する必要があり、多大な労力と時間を費やしている。
特許第6895663号
本発明の第1の態様に従えば、物体を撮像した画像において、前記物体の輪郭線の抽出と、前記物体の輪郭上の複数の輪郭点の設定を行い、前記輪郭線の一部を含む領域の指定を受け付け、前記領域に含まれる輪郭点を削除し、前記輪郭線を修正する、処理をコンピュータが実行する輪郭線生成方法が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、物体を撮像した画像において、前記物体の輪郭線の抽出と、前記物体の輪郭上の複数の輪郭点の設定を行う設定部と、前記輪郭線の一部を含む領域の指定を受け付ける受付部と、前記領域に含まれる輪郭点を削除し、前記輪郭線を修正する修正部と、を備える輪郭線生成装置が提供される。
一実施形態に係る画像加工システムの構成を概略的に示す図である。 図2(a)は、撮像装置の機能ブロック図の一例であり、図2(b)は、画像加工装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像加工装置の機能ブロック図の一例である。 図4(a)、図4(b)は、輪郭点の移動操作があった場合の処理を説明するための図である。 図5(a)、図5(b)は、輪郭点削除領域の指定操作があった場合の処理を説明するための図である。 図6(a)~図6(c)は、新たな輪郭点の追加操作があった場合の処理を説明するための図である。 画像加工装置の処理の一例を示すフローチャートである。 輪郭編集画面の一例を示す図である。 図9(a)は、輪郭点削除領域の指定操作を示す図であり、図9(b)は、輪郭線の修正後の状態を示す図である。 図10(a)、図10(b)は、新たな輪郭点の追加処理を示す図であり、図10(c)は、輪郭点の移動後の状態を示す図である。 図11(a)~図11(e)は、吊り下げ部材に対応する輪郭を削除する処理について説明するための図である。 図12(a)~図12(c)は、輪郭編集画面において「ハンガー削除」ボタンが押されたときの修正部の処理を説明するための図である。 図13(a)、図13(b)は、変形例について説明するための図である。
以下、一実施形態について図1~図12(c)に基づいて説明する。
図1は、画像加工システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、画像加工システム1は、撮像装置10と、物品支持部(衣類支持部)20と、画像加工装置30と、を備える。画像加工システム1は、例えば、衣類Wを販売する販売者が利用するシステムであり、撮像装置10で撮像した衣類(物品)の画像の背景を、画像加工装置30において白抜き加工する。
撮像装置10は、例えば、手動又は自動で視野を変更可能なカメラである。ただし、これに限らず、撮像装置10は、携帯可能な情報端末(例、スマートフォン、タブレット、カメラ付き携帯電話)であってもよい。撮像装置10は、後述する物品支持部20の物品支持面(表面)22に対向して配置される。図1においては、撮像装置10は、三脚19により支持されているが、机、テーブル等の支持具上で支持されてもよい。また、撮像装置10は、作業者が手持ちで保持してもよい。
図2(a)には、撮像装置10の機能ブロック図の一例が示されている。図2(a)に示すように、撮像装置10は、例えば、撮像部11と、操作入力部12と、制御部13と、データ記憶部14と、画像データ出力部15と、本体部16(図1参照)と、を備える。
撮像部11は、不図示の結像光学系や撮像素子を備える。結像光学系は、視野内の像を形成するものであり、例えば鏡筒内に保持され、鏡筒とともに本体部16に取り付けられる。結像光学系及び鏡筒は、例えば交換レンズであり、本体部16から取り外し可能である。なお、結像光学系及び鏡筒は、内蔵レンズでもよく、例えば鏡筒は、本体部16の一部でもよいし、本体部16から取り外し不能でもよい。なお、結像光学系の光軸は、撮像部11の撮像光軸AXである。図1において、撮像光軸AXは、水平方向に向けて設定されているが、水平方向以外であってもよい。また、本実施形態では、撮像光軸AXが物品支持部20の物品支持面22に対して垂直な方向の線と平行であるものとするが、これに限らず、撮像光軸AXが、物品支持面22に垂直な方向に対して傾斜していてもよい。
撮像素子は、例えば、複数の画素が二次元的に配列されたCMOSイメージセンサ、あるいはCCDイメージセンサである。撮像素子は、例えば本体部16に収容される。撮像素子は、結像光学系が形成した像を撮像する。撮像素子の撮像結果は、例えば、各画素の色ごとの階調値の情報(例、RGBデータ)又は輝度情報(例、グレースケール)を含む。撮像素子は、例えば、撮像結果である撮像画像のデータを出力する。
操作入力部12は、作業者又は外部装置から、撮像装置10を操作するための入力を受け付ける。操作入力部12は、例えば、シャッターボタン、リモートコントローラ等から操作信号を受け付ける。
制御部13は、例えば、作業者又は外部装置から操作入力部12への入力に基づいて、撮像装置10の各部を制御する。制御部13は、例えば、撮像部11に撮像処理を実行させる。制御部13は、例えば、撮像部11の撮像素子から出力される撮像画像のデータを、データ記憶部14に記憶させる。また、制御部13は、例えば、データ記憶部14に記憶された撮像画像のデータを、画像データ出力部15から外部に出力させる。
データ記憶部14は、制御部13内に含まれる形態であってもよいし、制御部13外に配置される形態であってもよい。データ記憶部14は、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)メモリ、メモリカードなどの不揮発性メモリであってもよい。また、データ記憶部14は、撮像装置10に内蔵される記憶デバイスを含んでいてもよいし、撮像装置10からリリース可能な記憶デバイスを接続可能なポートを含んでいてもよい。データ記憶部14は、例えば、撮像部11の撮像結果である撮像画像のデータ、各種設定情報、及び処理を実行させるプログラム等を記憶する。
画像データ出力部15は、データ記憶部14に記憶された撮像画像のデータを、外部の画像加工装置30に出力する。画像データ出力部15は、例えば、USBポート、LAN(ローカルエリアネットワーク)ポートなどのI/O(入出力)ポート、電波又は赤外線による無線通信を行う通信器のうち少なくとも一つを含む。画像データ出力部15は、制御部13に制御され、データ記憶部14に記憶されている情報を読み出し、読み出した情報を画像加工装置30に出力する。画像データ出力部15は、データ記憶部14に記憶されている情報を読み出し、読み出した情報を、USBメモリ、メモリカードなどの不揮発性メモリに書き込む機能を有した、いわゆるメモリスロットであってもよい。
図1に戻り、物品支持部20は、支持部本体21と、物品支持面22と、を備える。支持部本体21は、床、机等の設置面F上に設置される。支持部本体21は、物品支持面22を支持する。物品支持面22には、撮像装置10の撮像対象の物品である衣類Wが沿わせて配置される。衣類Wは、ハンガー等の吊り下げ部材101に吊り下げて支持される。物品支持面22には、吊り下げ部材101を掛ける掛け具23が設けられている。
画像加工装置30は、作業者のパーソナルコンピュータや、携帯可能な情報端末(例、スマートフォン、タブレット、カメラ付き携帯電話)、あるいは専用のワークステーションやサーバ等の処理装置等からなる。図2(b)は、画像加工装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図2(b)に示すように、画像加工装置30は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、表示部93、入力部95、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これら画像加工装置30の構成各部は、バス98に接続されている。表示部93は液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を含み、入力部95は、キーボードやマウス、タッチパネル等を含む。画像加工装置30では、ROM92あるいは記憶部96に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラムをCPU90が実行することにより、図3に示す各部の機能が実現される。なお、図3の各部の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図3には、画像加工装置30の機能ブロック図の一例が示されている。図3に示すように、画像加工装置30は、CPU90がプログラムを実行することにより、入力受付部50、輪郭生成部52、修正部54、更新部56、背景変更部58として機能する。
入力受付部50は、撮像装置10で撮像された衣類Wを含む撮像画像のデータを取得したり、作業者が入力部95を介して入力した操作情報を取得する。入力受付部50は、撮像画像のデータを取得するため、例えば、USBポート、LANポートなどのI/Oポート、電波又は赤外線の無線通信を行う通信器のうち少なくとも一つを含む。なお、入力受付部50は、USBメモリ、メモリカードなどの不揮発性メモリからデータを読み取る機能を有した、いわゆるメモリスロット(メモリリーダ)を含んでいてもよい。この場合、入力受付部50は、不揮発性メモリから、撮像装置10で撮像された衣類Wを含む撮像画像のデータを読み込んで、取得する。
また、入力受付部50は、作業者が入力部95を介して入力した操作情報として、例えば、衣類Wを含む撮像画像のデータにおいて衣類Wの輪郭線を抽出する操作や、輪郭線を確定する操作、輪郭線の一部を修正する操作などの情報を取得する。
輪郭生成部52は、衣類Wを含む撮像画像のデータにおいて衣類Wの輪郭線を抽出し、輪郭線上に所定間隔で輪郭点を設定する処理を実行する。
修正部54は、作業者の操作に応じて、輪郭線を修正する処理を実行する。作業者は、図4(a)に示すように輪郭線と輪郭点がある場合に、輪郭点の1つを移動する操作を行う場合がある。この場合、修正部54は、操作に従って、図4(b)に示すように輪郭点を移動させるとともに、輪郭点の移動に合わせて輪郭線を修正する。
また、作業者は、図5(a)に示すように輪郭点を1つ以上含む領域(図5(a)の破線矩形で示す「輪郭点削除領域」参照)を指定して、輪郭点削除領域内の輪郭点を削除する操作を行う場合がある。この場合、修正部54は、操作に従って、図5(b)に示すように輪郭点削除領域内の輪郭点を削除するとともに、輪郭点の移動に合わせて輪郭線を修正する。より具体的には、修正部54は、輪郭線を修正する際に、輪郭点削除領域内の輪郭線に代えて、輪郭点削除領域に近接する2つの輪郭点を結ぶ新たな輪郭線(例えば直線)を生成する。
更新部56は、作業者が、図5(b)のように修正部54が生成した新たな輪郭線上への新たな輪郭点の追加操作を行った場合に、輪郭点を追加する処理を実行する。また、更新部56は、追加された新たな輪郭点の移動操作があった場合に、新たな輪郭線を更新する処理を実行する。例えば、図6(a)に示すように新たな輪郭線(太線部分)が生成された場合において、作業者が破線円で示す位置をクリックするなどして新たな輪郭点を追加する操作を行ったとする。この場合、更新部56は、図6(b)に示すように、新たな輪郭点を追加する。そして、作業者が、図6(b)において破線円で示すように新たな輪郭点を移動する操作を行った場合には、更新部56は、図6(c)に示すように新たな輪郭点を移動させるとともに、新たな輪郭点の移動に合わせて新たな輪郭線を更新する。
背景変更部58は、作業者が、衣類Wを含む撮像画像のデータにおいて衣類Wの輪郭線を確定する旨の操作を行った場合に、輪郭線で囲まれた範囲の外側の領域(衣類Wの背景領域)を白抜き加工する。
(画像加工装置30の処理について)
次に、画像加工装置30の処理の一例について、図7のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、図7の処理の前提として、入力受付部50は、衣類Wを含む撮像画像のデータを取得済みであるものとする。
図7の処理が開始されると、まずステップS10において、入力受付部50が、輪郭抽出指示が入力されるまで待機する。作業者が衣類Wを含む撮像画像のデータを指定して、輪郭抽出指示を入力すると、入力受付部50は、その旨を輪郭生成部52に通知し、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、輪郭生成部52は、輪郭線を抽出する処理を実行する。輪郭生成部52は、例えば、予め作成された輪郭線抽出モデルに基づいて、輪郭線を抽出する。輪郭線抽出モデルは、例えば、衣類Wを含む撮像画像のデータにおける適切な輪郭線を教師データとして学習することにより作成する。
次いで、ステップS14において、輪郭生成部52は、輪郭線上に輪郭点を設定する。例えば、輪郭生成部52は、輪郭線上に予め定められた間隔で多数の輪郭点を設定する。なお、輪郭点の間隔は、作業者が適宜変更可能であってもよいし、固定値であってもよい。なお、上記においては、輪郭生成部52は、輪郭線を抽出(S12)してから、輪郭点を設定(S14)しているが、これに限らず、輪郭生成部52は、先に輪郭点を設定してから、輪郭点を結ぶ線(輪郭線)を設定することとしてもよい。また、輪郭線の抽出と輪郭点の設定を同時に行うこととしてもよい。輪郭生成部52は、輪郭線の抽出と輪郭点を設定した後に、図8に示すような輪郭編集画面を表示部93上に表示する。図8の輪郭編集画面には、輪郭線と輪郭点を表示した衣類Wを含む撮像画像の表示領域と、「確定」ボタンと、「輪郭点調整」ボタンと、「輪郭点削除」ボタンと、が設けられている。作業者は、輪郭線が適切であり、修正の必要がなければ「確定」ボタンを押す。また、作業者は、輪郭点を追加したり、輪郭点の位置を調整したい場合に「輪郭点調整」ボタンを押す。更に、作業者は、輪郭点を削除したい場合に「輪郭点削除」ボタンを押す。
次いで、ステップS16に移行すると、入力受付部50は、輪郭線の確定入力があったか否か、すなわち、作業者が図8の輪郭編集画面において「確定」ボタンを押したか否かを判断する。このステップS16の判断が否定された場合には、ステップS18に移行する。
ステップS18に移行すると、入力受付部50は、輪郭点の位置修正があったか否かを判断する。すなわち、入力受付部50は、作業者が「輪郭点調整」ボタンを押して、いずれかの輪郭点を移動させる操作を行ったか否かを判断する。輪郭点を移動させる操作は、例えば、マウスを利用する場合には、輪郭点をドラッグする操作などである。また、例えば、タッチパネルを利用する場合(画像加工装置30がスマートフォン等のタッチパネルデバイスである場合)には、輪郭点をタップしてドラッグする操作などである。このステップS18の判断が否定された場合には、ステップS22に移行するが、肯定された場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20に移行した場合、修正部54は、輪郭点の移動に合わせて輪郭線を修正する。具体的には、作業者が図4(a)に示すように輪郭点の1つを移動する操作を行った場合に、修正部54は、操作に従って、図4(b)に示すように輪郭点を移動させるとともに、輪郭線を修正する。ステップS20の処理が行われた後はステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、入力受付部50は、輪郭点削除領域の指定があったか否かを判断する。この場合、入力受付部50は、作業者が「輪郭点削除」ボタンを押して、輪郭点削除領域を指定する操作を行ったか否かを判断する。輪郭点削除領域を指定する操作は、例えば、マウスを利用する場合には、輪郭点削除領域の1つの頂点の位置から対角に位置する頂点の位置までドラッグする操作などである。また、例えば、タッチパネルを利用する場合には、輪郭点削除領域の1つの頂点の位置から対角に位置する頂点の位置まで指をピンチアウトする操作などである。このステップS22の判断が否定された場合には、ステップS26に移行する。
一方、作業者が、例えば図9(a)に示すように輪郭点削除領域を指定した場合には、ステップS22の判断が肯定され、ステップS24に移行する。ステップS24に移行すると、修正部54は、輪郭点削除領域内の輪郭点を削除し、輪郭点削除領域外において当該領域に隣接する2点を結ぶ新たな輪郭線を生成する。これにより、図9(a)の輪郭線は、図9(b)に示すように修正される。
ステップS24の後、又はステップS22の判断が否定された後、ステップS26に移行すると、入力受付部50は、輪郭点の追加入力があったか否かを判断する。すなわち、入力受付部50は、作業者が「輪郭点調整」ボタンを押して、輪郭線(例えばステップS24で生成された新たな輪郭線)上をマウスでクリック(又はタッチパネルをタップ)するなどして、新たな輪郭点を追加する操作を行ったか否かを判断する。このステップS26の判断が否定された場合には、ステップS16に戻る。
一方、作業者が、「輪郭点調整」ボタンを押した後、例えば図10(a)に示すように輪郭線上にマウスポインタを位置決めしてクリック(又はタッチパネルを用いて輪郭線上をタップ)した場合には、ステップS28に移行する。ステップS28に移行すると、更新部56は、図10(b)に示すように輪郭線上に新たな輪郭点を追加する。その後は、ステップS16に戻る。なお、作業者が、図10(b)の新たな輪郭点を移動させる操作を行った場合、ステップS18の判断が肯定されるので、ステップS20において、更新部56が、図10(c)に示すように輪郭点の移動に合わせて輪郭線を修正(更新)する。
ステップS16に戻った後は、ステップS16~S28の処理・判断が繰り返し実行される。そして、ステップS16の判断が肯定された段階、すなわち、作業者が、図8の輪郭編集画面において「確定」ボタンを押した段階で、ステップS30に移行する。
ステップS30に移行すると、背景変更部58は、現在の輪郭線で確定し、輪郭線の外側(背景)を白抜き加工する。これにより、衣類W以外の背景部分を白く加工することができるため、ECサイト等で利用可能な画像(統一感があり、視認性の高い画像)を作成することができる。以上により、図7の全処理が終了する。
ここで、本実施形態では、ハンガー等の吊り下げ部材101に衣類Wを吊下げた状態で衣類Wを撮像することとしている。この場合、衣類Wと吊り下げ部材101が連続することから、図11(a)に示すように、衣類Wの輪郭線の一部として、吊り下げ部材101に対応する輪郭線が生成(抽出)される場合がある。作業者がこのまま「確定」ボタンを押し、背景変更部58が背景を白抜き加工すると、図11(b)に示すように吊り下げ部材101が表示されてしまう。このとき、本実施形態では、作業者は、「輪郭点削除」ボタンを押し、図11(a)に示すように吊り下げ部材101に対応する輪郭線全体を輪郭点削除領域で囲む。この操作により、輪郭線は、図11(c)に示すように修正される(吊り下げ部材101に対応する輪郭線の代わりに新たな輪郭線が追加される)。また、作業者は、図11(c)の状態から、「輪郭点調整」ボタンを押し、新たな輪郭点を追加する操作を行うとともに、追加した輪郭点を移動する操作を行うことができる。これにより、輪郭線は、図11(d)に示すように修正される。この状態で、作業者が「確定」ボタンを押せば、図11(e)に示すように衣類Wのみが表示され、その他の部分が白抜き加工された画像を得ることができる。
ただし、本実施形態においては、上記図11(a)~図11(e)の処理が自動的に行われるようにしてもよい。例えば、図8の輪郭編集画面に「ハンガー削除」ボタンを設けておき、作業者によって当該ボタンが押された場合に、修正部54が、吊り下げ部材101に対応する輪郭線を削除して、衣類Wの新たな輪郭線を抽出するようにしてもよい。より詳細には、例えば、修正部54は、作業者によって「ハンガー削除」ボタンが押された場合に、吊り下げ部材101の形状を示すテンプレート等を用いて、吊り下げ部材101に対応する輪郭線部分を特定する(図12(a)参照)。そして、修正部54は、図12(b)に示すように、特定した輪郭線部分を削除し、削除した輪郭線部分よりも内側の領域において、新たな輪郭線を抽出する(図12(c)参照)。これにより、作業者は「ハンガー削除」ボタンを押すだけで、図12(c)に示すように吊り下げ部材101に対応する輪郭線を削除し、衣類Wのみの輪郭線に修正することができる。なお、修正部54が吊り下げ部材101に対応する輪郭線部分を特定する方法としては、上記のようにテンプレートを用いる方法以外にも様々な方法がある。例えば、修正部54は、各画素の色に基づいて、吊り下げ部材101に対応する輪郭線部分を特定してもよい。また、修正部54は、作業者が指定した範囲に含まれる輪郭線部分を吊り下げ部材101に対応する輪郭線部分として特定してもよい。
なお、図8の輪郭編集画面には、「やり直し」ボタンや、「キャンセル」ボタンを設けてもよい。作業者が「やり直し」ボタンを押した場合、画像加工装置30は、直前の操作による輪郭線や輪郭点の変更を元に戻す。また、作業者が「キャンセル」ボタンを押した場合、画像加工装置30は、図7のフローチャートの処理を強制的に終了するようにする。また、図8の輪郭編集画面には、「輪郭点再設定」ボタンを設けてもよい。作業者が「輪郭点再設定」ボタンを押した場合、画像加工装置30(輪郭生成部52)は、輪郭点をすべて削除し、その時点における輪郭線に対して輪郭点を再設定する。
なお、入力受付部50は、図8の各ボタンや、上記「ハンガー削除」、「やり直し」、「キャンセル」、「輪郭点再設定」ボタンなどを用いたボタン操作による入力のほか、キーボードをはじめとした入力デバイスのキー操作(上記ボタン操作の機能を割り当てたショートカットキーの操作)による入力を受け付けてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態によると、輪郭生成部52は、衣類Wの撮像画像において、衣類Wの輪郭線の抽出(S12)と、衣類Wの輪郭上の複数の輪郭点の設定(S14)を行う。また、入力受付部50が、輪郭線の一部を含む輪郭点削除領域の指定を受け付けると(S22:肯定)、修正部54は、輪郭点削除領域に含まれる輪郭点を削除し、輪郭線を修正する(S24)。これにより、作業者は、輪郭点を1つ1つ移動したり削除したりしなくても、輪郭線の広い範囲を含む輪郭点削除領域を指定するだけで、指定した範囲内の輪郭線を修正することができる。したがって、作業者による輪郭線の修正作業を簡素化することができ、作業者による輪郭線修正時の手間を軽減することができる。
また、本実施形態では、修正部54は、輪郭点削除領域内の輪郭線に代えて、輪郭点削除領域に近接する2つの輪郭点を結ぶ新たな輪郭線(直線)を生成する(S24)。これにより、直線的な部分の多い衣類Wの輪郭線を適切に修正することができる。
また、本実施形態では、入力受付部50は、新たな輪郭線上への新たな輪郭点の追加操作を受け付けると、更新部56は、新たな輪郭点を追加し(S28)、追加された新たな輪郭点の移動に応じて新たな輪郭線を更新する(S20)。これにより、修正部54が、輪郭点削除領域に近接する2つの輪郭点を結ぶ新たな輪郭線を生成した場合に、その新たな輪郭線が実際の衣類Wの輪郭からずれていたとしても、作業者は簡易に修正を行うことが可能である。
また、本実施形態では、衣類Wの撮像画像において、衣類Wと連続する他の物体(吊り下げ部材101等)が撮像されており、輪郭生成部52の処理により他の物体に対応する輪郭が抽出されたような場合であっても、簡易な操作により、他の物体に対応する輪郭を衣類Wの輪郭に修正することができる。
なお、上記実施形態では、ステップS24において、修正部54は、輪郭点削除領域内の輪郭点を削除し、輪郭点削除領域外において当該領域に隣接する2点を結ぶ新たな輪郭線として、直線の輪郭線を生成する場合について説明した(図5(b)参照)。しかしながら、これに限らず、修正部54は、輪郭点削除領域外において当該領域に隣接する2点を結ぶ新たな輪郭線として、直線又は曲線の輪郭線を生成することとしてもよい。例えば、図13(a)に示すように輪郭点削除領域外において当該領域に隣接する2点を直線(新たな輪郭線)で結んだ場合に、輪郭点削除領域外の輪郭線と新たな輪郭線とが滑らかにつながらない場合がある。このような場合、修正部54は、輪郭点削除領域外の輪郭線と新たな輪郭線とが滑らかにつながるように、図13(b)に示すように新たな輪郭線を曲線としてもよい。なお、修正部54は、作業者が新たな輪郭線(曲線)の一部をマウスでドラッグ・アンド・ドロップした場合(又はタッチパネルで新たな輪郭線(曲線)の一部をタップしてドラッグした場合)に、ドラッグ・アンド・ドロップの際のマウスポインタの移動量(又は指の移動量)に応じて曲線の曲率を変更してもよい。
なお、上記実施形態では、背景変更部58は、衣類Wの撮像画像において、輪郭線で囲まれた範囲以外(背景)を白抜き加工する場合について説明したが、これに限られるものではない。背景を白以外の所定の色彩に加工してもよいし、背景を所定の模様に変更してもよい。
なお、上記実施形態では、図1の撮像装置10の撮像光軸AXが物品支持部20の物品支持面22に対して垂直な方向の線と平行でない場合、図7の処理を行う前に、撮像画像の傾斜補正を行うことが好ましい。傾斜補正は、例えば、図1の物品支持面22に所定形状のマークを設けておき、撮像画像におけるマークの像が適切な形状になるように撮像画像を補正するなどすればよい。
なお、上記実施形態では、撮像装置10が撮像する物体が衣類Wである場合について説明したが、これに限らず、物体は衣類以外のECサイトで扱う商品等であってもよい。
なお、上記実施形態では、撮像装置10と画像加工装置30とが別々の装置である場合について説明したが、これに限らず、撮像装置10と画像加工装置30とが同一の装置(例えばカメラ機能付きのスマートフォンやタブレット端末など)であってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1 画像加工システム
10 撮像装置
30 画像加工装置
50 入力受付部
52 輪郭生成部
54 修正部
56 更新部
58 背景変更部
101 吊り下げ部材

Claims (12)

  1. 物体を撮像した画像において、前記物体の輪郭線の抽出と、前記物体の輪郭上の複数の輪郭点の設定を行い、
    前記輪郭線の一部を含む領域の指定を受け付け、
    前記領域に含まれる輪郭点を削除し、前記輪郭線を修正する、
    処理をコンピュータが実行する輪郭線生成方法。
  2. 前記修正する処理において、前記領域内の輪郭線に代えて、前記領域に近接する2つの輪郭点を結ぶ新たな輪郭線を生成する、請求項1に記載の輪郭線生成方法。
  3. 前記新たな輪郭線は、前記輪郭線のうち前記領域に近接する部分の形状に基づいて生成された直線又は曲線である、請求項2に記載の輪郭線生成方法。
  4. 前記新たな輪郭線上への新たな輪郭点の追加指示を受け付け、
    追加された前記新たな輪郭点の移動に応じて前記新たな輪郭線を更新する、
    処理を前記コンピュータが実行する請求項2に記載の輪郭線生成方法。
  5. 前記新たな輪郭線上に新たな輪郭点を設定する、処理を前記コンピュータが実行する請求項2に記載の輪郭線生成方法。
  6. 前記画像において、前記物体の輪郭線と、前記物体に連続する他の物体に対応する輪郭線を抽出した場合に、
    前記他の物体に対応する輪郭線を削除する指示を受け付けると、前記他の物体に対応する輪郭線を特定して削除し、前記物体の輪郭線を繋ぐ新たな輪郭線を抽出する、請求項1に記載の輪郭線生成方法。
  7. 前記画像において、前記輪郭線で囲まれた範囲以外を所定の色彩又は模様に変更する処理を前記コンピュータが実行する請求項1~6のいずれか一項に記載の輪郭線生成方法。
  8. 物体を撮像した画像において、前記物体の輪郭線の抽出と、前記物体の輪郭上の複数の輪郭点の設定を行う設定部と、
    前記輪郭線の一部を含む領域の指定を受け付ける受付部と、
    前記領域に含まれる輪郭点を削除し、前記輪郭線を修正する修正部と、
    を備える輪郭線生成装置。
  9. 前記修正部は、前記領域内の輪郭線に代えて、前記領域に近接する2つの輪郭点を結ぶ新たな輪郭線を生成する、請求項8に記載の輪郭線生成装置。
  10. 前記新たな輪郭線上への新たな輪郭点の追加指示を受け付け、追加された前記新たな輪郭点の移動に応じて前記新たな輪郭線を更新する更新部を備える請求項9に記載の輪郭線生成装置。
  11. 前記画像において、前記物体の輪郭線と、前記物体に連続する他の物体に対応する輪郭線を抽出した場合に、
    前記受付部が前記他の物体に対応する輪郭線を削除する指示を受け付けると、前記修正部は、前記他の物体に対応する輪郭線を特定して削除し、前記物体の輪郭線を繋ぐ新たな輪郭線を抽出する、請求項8に記載の輪郭線生成装置。
  12. 前記画像において、前記輪郭線で囲まれた範囲以外を所定の色彩又は模様に変更する変更部を備える請求項8~11のいずれか一項に記載の輪郭線生成装置。
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