JP2023168323A - 試験測定装置及びイコライザ・タップ値を求める方法 - Google Patents

試験測定装置及びイコライザ・タップ値を求める方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1つのユニット・インターバル(UI)パルス高さを正確に測定する。【解決手段】試験測定装置10は、装置10を被試験デバイス(DUT)12に接続するための1つ以上の入力ポート14と、1つ以上のプロセッサ16とを有し、1つ以上のプロセッサが、DUTからの等化処理波形及び非等化処理波形を、これら波形に対応するデジタル・パターンを知ることなく、波形からデジタル・パターンを抽出することなしに入力ポートを介して受信する処理と、等化処理波形及び非等化処理波形を時間的に揃えて、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を生成する処理と、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理とを1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを実行するよう構成される。【選択図】図14

Description

本開示は、試験測定システムに関し、特に、デジタル通信システムにおけるトランスミッタ・イコライザ・タップ値を抽出するための技術に関する。
デジタル通信システムでは、信号速度が上がると、システム性能を改善するために、トランスミッタ(Tx)とレシーバ(Rx)においてイコライザが広く使用されている。例えば、表1に示すように、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)システムの世代について、伝送速度が32GT/sから64GT/sに増加するにつれて、Txのフィード・フォワード・イコライザ(FFE:Feed Forward Equalizer)タップの数は、第5世代(Gen5)の3から第6世代(Gen6)の4に増加している。加えて、信号変調方式は、第6世代より前の世代のNRZ(ノン・リターン・トゥ・ゼロ)から、第6世代のPAM4(4値パルス振幅変調)に変更されている。
Figure 2023168323000002
図1は、第6世代PCIeのTx FFEの構造を示しており、メイン・カーソル・タップc0と、1個のポスト・カーソル・タップc+1と、2個のプリ・カーソル・タップc-1、c-2とがある。
図2は、パターン波形に対するTx FFEの影響を示す。FFEタップは、ディエンファシス、プリシュート1、プリシュート2、ブーストの4つの値を定める。これらの4つの値は、パルスの高さVa、Vb、Vc1、Vc2、Vdを測定できれば計算できる。4個のTx FFEタップは、計算された4つの値(ディエンファシス、プリシュート1、プリシュート2、ブースト)から導き出すことができる。図2に示す4つの式は、Tx FFEタップの値を求めるのに十分な条件を与える。
特開2022-183142公報
「テクトロニクス社製オシロスコープ」の紹介サイト、テクトロニクス、[online]、[2023年5月14日検索]、インターネット<https://www.tek.com/ja/products/oscilloscopes>
しかし、第6世代PCIeのシグナリングの高周波特性により、単一のユニット・インターバル(UI)のパルスの高さを正確に測定することは実用的ではない。信号が高速になると、高い周波数での高い挿入損失によって引き起こされるシンボル間干渉のような障害が大幅に増加し、単一のUIパルスが単一のUI内でセトリング(settle:落ち着く、安定する)できない可能性があるため、障害の影響なしにパルス高さを測定することはできない。
パルス高さ測定の制限を回避するために、図3に示す方法を使用することもできる。オシロスコープ(「スコープ」とも呼ばれる)又は他の試験測定装置は、トランスミッタ・イコライザをオンにした場合とオンにしない場合で、被試験トランスミッタ・デバイスのパターン波形を捕捉し、1つ以上のプロセッサで動作している後処理ソフトウェアが、トランスミッタ・イコライザをオンにした場合とオンにしない場合のステップ応答波形を抽出する。トランスミッタは、トランスミッタ・イコライザをオンにするかどうかを設定できる。トランスミッタのイコライザ・タップは、測定された等化ステップ応答波形と再構築された等化ステップ応答波形との間の平均二乗誤差(MSE:mean squared error)を最小化する最良適合(Best Fit)によって得ることができる。再構築された等化ステップ応答波形は、トランスミッタ・イコライザをオフにした状態でステップ応答波形に適用されるトランスミッタ・イコライザである。この方法の他のバリエーションでも平均二乗誤差手法が使用されるが、抽出されたステップ応答を使用する代わりに抽出されたパルス応答を使用しても良い。いずれの場合も、システムはパターン情報を持っているか、波形からパターン情報を抽出することができる。
本願の実施形態は、入力波形データからのイコライザ・タップの抽出を含む。実施形態は、波形によって表されるデジタル・パターンの知識なしに、そしてパターン検出を用いることなく、これを達成する。これにより、重大な障害が発生するパターンの検出を試みるときに発生する可能性のある問題が軽減される。
上記の方法は、パターン波形に対応するデジタル・パターンの知識に依存している。これらデジタル・パターンとしては、NRZ信号の場合は、ビット0、1のシーケンスとすることができ、PAM4信号の場合は、シンボル0、1、2、3のシーケンスとすることができる。
図1は、第6世代PCIeのトランスミッタFFE構造の図を示す。 図2は、トランスミッタFFEが波形に与える影響の図を示す。 図3は、トランスミッタFFEの測定の図を示す。 図4は、デジタル・パターン入力とパターン波形を出力とする線形システムの図を示す。 図5は、パターン検出によるFFE抽出の図を示す。 図6は、イコライズされていない波形に適用されるトランスミッタ・イコライザの図を示す。 図7は、パターン知識なしでのスペクトル領域イコライザ・タップ抽出の一実施形態を示す。 図8は、2つの波形間の相互相関関数のグラフを示す。 図9は、揃えた波形のグラフを示す。 図10は、波形期待比と構成スペクトル比のグラフを示す。 図11は、一実施例を用いて抽出したトランスミッタFFEタップの図を示す。 図12は、他の実施例を用いて抽出したトランスミッタFFEタップを示す。 図13は、他の実施例を用いて抽出したトランスミッタFFEタップの図を示す。 図14は、試験測定装置の実施形態を示す。
図4に示すように、デジタル・パターンが既知であれば、パターン波形からステップ応答又はパルス応答を抽出できる。図4の中央のブロックは線形システムを表しており、これは、インパルス応答、ステップ応答又はパルス応答によって等価的に表すことができる。
デジタル・パターンが不明な場合、プロセスは、パターン波形からパターンを検出する必要がある。図5は、このワークフローの一例を示す。しかし、測定パターン波形に著しい障害がある場合、デジタル・パターンを正しく検出できない場合がある。デジタル・パターン検出の誤差は、検出されたデジタル・パターンに基づくステップ応答又はパルス応答の抽出の精度に影響を与えるため、ステップ応答又はパルス応答に基づいてFFEタップを抽出するときに、トランスミッタ・イコライザ・タップ値の精度が低下する。
本願の実施形態は、パターン検出なしで波形からイコライザ・タップを抽出できる手法を提供する。波形からデジタル・パターンを正確に検出することが実行不可能な場合、説明される手法は、図5に示すようなパターン検出を伴わずにタップを抽出できる。
図6に示すように、リアルタイム・オシロスコープ又は等価時間サンプリング・オシロスコープによって取得された2つの波形は、トランスミッタ・イコライザによって互いに関連づけられる。
本願の実施形態は、等化処理(equalized)波形スペクトルと非等化処理(un-equalized)波形スペクトルとの比として、トランスミッタ・イコライザの周波数領域伝達関数を導出できる。図7に示すように、Tx FFEタップは、デジタル・パターンを知ることなしに抽出される。図7は、デジタル・パターンの知識なしにFFEタップを求めるための1つの手法を示しており、従来の手法のようにデジタル・パターンを抽出する必要はない。このアプリケーションでは、短時間高速フーリエ変換(FFT)を使用して2つの信号のスペクトルを分析し、FFEタップを抽出する。
オシロスコープ又はその他の試験測定装置は、非等化処理波形と等化処理波形をアクイジション(波形データとして取り込み)する。試験測定装置は、例として、リアルタイム・オシロスコープ又は等価時間サンプリング・オシロスコープから構成されても良い。次いで、この装置は、ユニット・インターバルに同期して波形を再サンプリング(re-sample)する。例えば、再サンプリングは、ユニット・インターバル当たり32個以上のサンプルを有しても良い。このプロセスでは、ソフトウェアとハードウェアのいずれか又は両方のクロック・リカバリを利用しても良い。
次に、相互相関を実行して2つの波形を揃える(アライメントする)。図8は、相互相関関数を示す。丸で囲まれた点で示されるピーク位置は、2つの波形間の水平オフセットを示す。図9は、図9に示される揃えた(アライメントされた)波形の一部を示している。この例では、これら波形は、53.125ギガ・ボー(GBaud)のPAM4光信号のペアを表している。53.125ギガ・ボーのレートは、信号のシンボル・レートである。
このプロセスでは、ウィンドウ・サイズ(例えば、40UI)が選択される。プロセスは、パターン波形を複数の工程で処理し、これら工程の夫々で、平均値を取り除き、次いで、ウィンドウ関数(例えば、テューキー(Tukey)ウィンドウ)を適用する。次に、短時間FFTを実行して、2つの波形の波形スペクトルを取得する。
波形スペクトルを使用すると、等化処理波形スペクトルと非等化処理波形スペクトルの比率を計算できる。このプロセスは、パターン波形を複数の工程で処理し、これら工程の夫々でスペクトル比を計算し、次いで、全てのこれら工程でのスペクトル比の平均を取得する。図10は、DC周波数に相当する周波数から、53.125GHzのシンボル・レートの周波数までの平均スペクトル比を示す。
次いで、プロセスは、平均化されたスペクトル比の初期低周波ポイントを多数外挿し、図10に、DCにおいて破線で示すように、修正されたDC値を得る。本願で使用される低周波数とは、グラフの左側にある低周波数を意味する。FFE DC利得から大幅に逸脱したDC利得をもたらす可能性のある他の制御回路を備えたトランスミッタの場合、2つの波形スペクトルの比に基づいて、実際のDC利得を別途検討しても良い。
DCにおける修正された値を用いて、プロセスは、図10に示すように、DCからfナイキストまでのスペクトル比を複素共役としてミラーリングすることによって、fナイキストからfシンボル・レートまでのスペクトル比を再構築しても良い。DCからfシンボル・レートまでの周波数ポイントは、トランスミッタ・イコライザの周波数応答を完全に表現している。一実施形態では、DCからこのシンボル・レートまでの周波数応答のポイントを、シンボル・レートの倍数にわたって繰り返しても良い。例えば、16倍のシンボル・レートで、UI設定ごとに32サンプルでトランスミッタ・イコライザの周波数応答を得る。
第2に、取得した波形は、デジタル通信システムのNRZ、PAM4及びその他の高速信号についてのfナイキストよりも高い周波数よりも、DCからfナイキストまでの信号ノイズ比が高くなる。スペクトル比の再構築には、観測された対称性に基づいて完全な周波数応答を生成するために、より高い信号雑音比を有するこれらデータ・ポイントを使用すると良い。図10に示されるように、fナイキストよりも高い周波数における、より低い信号ノイズ比からでは、fナイキスト周波数からシンボル・レートまでのトランスミッタ・イコライザ周波数応答を表しても、正確性が低下したものが生じてしまう。
時間領域のインパルス応答を得るために、プロセスは、修正されたスペクトル比に対してIFFT(inverse FFT:逆FFT)を実行して、時間領域のインパルス応答を得る。これにより、FFTタップ値を抽出できる。図11は、5タップFFEについての値を示す。DC値の修正とスペクトル比の再構築は、いくつかの観察に基づく、この手法の精度に貢献する。まず、トランスミッタのイコライザFFEは、ディスクリートの1UI間隔のFIRフィルタであるため、fナイキストからシンボル・レートまでに沿ってミラーリングされ(mirrored:鏡像の)、繰り返される対称的な周波数応答を有する。
従来の方法では、デジタル・パターンの知識が必要とされる。もしデジタル・パターンが利用できない場合には、パターンの検出に余分な時間がかかる。この従来の方法には、MSE手法に基づく時間領域ステップ応答又はパルス抽出が含まれる。比較すると、実施形態の中には、パターンを検出する必要がないため、場合によっては、パターンを検出又は抽出しないものがある。また、これらの実施形態は、FFTを使用しても良く、その結果、このプロセスは、現在の手法よりも著しく速く実行される。例えば、ある例では、10倍以上の速度向上が見られた。
図6に戻ると、非等化処理波形及び等化処理波形は、トランスミッタ・イコライザを表す、線形システムの入力信号及び出力信号から構成される。出力波形は、時間領域において、FFEタップと畳み込み演算された入力波形の結果である。FFEタップの抽出は、畳み込み演算の関係に関して、MSEを最小化する最良適合(Best Fit)によって実現できる。この手法は、図5に示す従来の手法のようなデジタル・パターンを伴わない。
図12は、このプロセスの一実施形態を示す。本実施形態は、先の実施形態と同じアクイジション(取得)、再サンプリング及び相互相関プロセスを用いる。揃えた(アライメントされた)波形を使用して、プロセスは、上述の畳み込み演算を表す行列を構築する。このプロセスでは、平均二乗誤差(MSE:mean squared error)を最小化するオフセットを見つける。上述したように、このプロセスは、従来の線形フィット・プロセスではデジタル・パターンを使用するので、従来の線形フィットプロセスとは異なる。これらの実施形態は、デジタル・パターンを使用せず、非等化処理波形と等化処理波形とを用いる。次に、プロセスは、MSEを最小化するオフセットに対応するタップ値を求める。
行列方程式は、Ax=bのようになり、このとき、Aとbは、波形のペアから構成される。xは、FFEタップを表す。行列方程式の「平均二乗誤差」を最小化する解は、x=(A'xA)\(A'xb)である。
Tx FFEタップの抽出に使用したのと同じ波形の場合、この手法では、図13に示すようにタップが生成される。
図13に示すMSE最良適合の手法に基づくタップは、図11に示す短時間FFTベースの手法に基づくタップと一致する。次の表は、これら2つの手法のタップ値(それぞれ「FFT」及び「MSE」とラベル付け)が、線形フィット・パルス(「LFP」とラベル付け)に基づいて取得されたタップ値と一致することを示している。線形フィット・パルス(linear fit pulse)手法は、検出可能な又は既知のデジタル・パターンに依存する。
Figure 2023168323000003
これら実施形態は、デジタル・パターン(既知であるか又は抽出可能であるかにかかわらず)を伴わずにTx FFEタップを抽出する手法の2つの実施形態を説明する。1つの手法は、短時間FFTに基づいており、もう1つの手法は、MSEを最小化する最良適合に基づいている。デジタル・パターンが未知であり、信号の著しい障害のためにパターン検出が実行不可能な場合、これら実施形態は、図5と比較して、図7及び図12に示すように、デジタル・パターンと関係なしに、2つの波形について直接演算処理をするので、Tx FFEタップの正確な値を得ることができる。
上述したように、オシロスコープやその他の試験測定装置は、トランスミッタ・イコライザがある場合と無い場合の試験対象のトランスミッタ・デバイス(DUT)からのパターン波形を捕捉する。図14は、オシロスコープ10などの試験測定装置を示し、これは、被試験デバイス(DUT)12の一部としてのトランスミッタから入力ポート(14など)で信号を受信する。入力ポート14は、1つ以上の入力ポートから構成されても良い。差動信号には、正のレッグ信号と負のレッグ信号の信号ペアを表す2つのレッグ(leg)信号がある。ほとんどの高速シリアル・データ・リンクでは、信号は差動である。本願のTx FFEの実施形態は、シングル・エンド信号と差動信号の両方に適用される。差動信号の場合、2つの信号がアクイジションされてから、signal_diff=signal_positive - signal_negative の差動演算が行われる。装置内の1つ以上のプロセッサ(16など)は、波形が表すデジタル・パターンを知ることなく、波形からパターンを抽出することなし、非等化処理波形と等化処理波形に対して演算を行い、DUTからFFEタップを抽出する。
本願でのイコライザ・タップの抽出は、IEEE及びPCIe規格に基づくFFEタップに焦点を当てているが、本願で開示される装置と方法は、他の規格、他のシグナリング及びその他のイコライザに適用しても良いことに注意されたい。
本開示技術の態様は、特別に作成されたハードウェア、ファームウェア、デジタル・シグナル・プロセッサ又はプログラムされた命令に従って動作するプロセッサを含む特別にプログラムされた汎用コンピュータ上で動作できる。本願における「コントローラ」又は「プロセッサ」という用語は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ASIC及び専用ハードウェア・コントローラ等を意図する。本開示技術の態様は、1つ又は複数のコンピュータ(モニタリング・モジュールを含む)その他のデバイスによって実行される、1つ又は複数のプログラム・モジュールなどのコンピュータ利用可能なデータ及びコンピュータ実行可能な命令で実現できる。概して、プログラム・モジュールとしては、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含み、これらは、コンピュータその他のデバイス内のプロセッサによって実行されると、特定のタスクを実行するか、又は、特定の抽象データ形式を実現する。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッド・ステート・メモリ、RAMなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶しても良い。当業者には理解されるように、プログラム・モジュールの機能は、様々な実施例において必要に応じて組み合わせられるか又は分散されても良い。更に、こうした機能は、集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのようなファームウェア又はハードウェア同等物において全体又は一部を具体化できる。特定のデータ構造を使用して、本開示技術の1つ以上の態様をより効果的に実施することができ、そのようなデータ構造は、本願に記載されたコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲内と考えられる。
開示された態様は、場合によっては、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの任意の組み合わせで実現されても良い。開示された態様は、1つ以上のプロセッサによって読み取られ、実行され得る1つ又は複数のコンピュータ可読媒体によって運搬されるか又は記憶される命令として実現されても良い。そのような命令は、コンピュータ・プログラム・プロダクトと呼ぶことができる。本願で説明するコンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置によってアクセス可能な任意の媒体を意味する。限定するものではないが、一例としては、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでいても良い。
コンピュータ記憶媒体とは、コンピュータ読み取り可能な情報を記憶するために使用することができる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、コンピュータ記憶媒体としては、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリやその他のメモリ技術、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、DVD(Digital Video Disc)やその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶装置、及び任意の技術で実装された任意の他の揮発性又は不揮発性の取り外し可能又は取り外し不能の媒体を含んでいても良い。コンピュータ記憶媒体としては、信号そのもの及び信号伝送の一時的な形態は除外される。
通信媒体とは、コンピュータ可読情報の通信に利用できる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、通信媒体には、電気、光、無線周波数(RF)、赤外線、音又はその他の形式の信号の通信に適した同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、空気又は任意の他の媒体を含んでも良い。
加えて、本願の説明は、特定の特徴に言及している。本明細書における開示には、これらの特定の特徴の全ての可能な組み合わせが含まれると理解すべきである。ある特定の特徴が特定の態様又は実施例に関連して開示される場合、その特徴は、可能である限り、他の態様及び実施例との関連においても利用できる。
また、本願において、2つ以上の定義されたステップ又は工程を有する方法に言及する場合、これら定義されたステップ又は工程は、状況的にそれらの可能性を排除しない限り、任意の順序で又は同時に実行しても良い。
開示された本件の上述のバージョンは、記述したか又は当業者には明らかであろう多くの効果を有する。それでも、開示された装置、システム又は方法のすべてのバージョンにおいて、これらの効果又は特徴のすべてが要求されるわけではない。

実施例
以下では、本願で開示される技術の理解に有益な実施例が提示される。この技術の実施形態は、以下で記述する実施例の1つ以上及び任意の組み合わせを含んでいても良い。
実施例1は、試験測定装置であって、該試験測定装置を被試験デバイス(DUT)に接続するための1つ以上の入力ポートと、1つ以上のプロセッサとを具え、該1つ以上のプロセッサが、上記DUTからの等化処理波形及び非等化処理波形を、これら波形に対応するデジタル・パターンを知ることなく、上記波形から上記デジタル・パターンを抽出することなしに上記入力ポートを介して受信する処理と、上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を時間的に揃えて(アライメントして)、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を生成する処理と、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを実行するよう構成される。
実施例2は、実施例1の試験測定装置であって、上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を揃える処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムは、ユニット・インターバルに同期して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形をリサンプリングし、リサンプリングされた等化処理波形及びリサンプリングされた非等化処理波形を生成する処理と、上記リサンプリングされた等化処理波形及び上記リサンプリングされた非等化処理波形を相互相関させて水平オフセットを求める処理と、上記水平オフセットを利用して上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を生成する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせる。
実施例3は、実施例1又は2のいずれかの試験測定装置であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形をスペクトルに変換して、等化処理波形スペクトル及び非等化処理波形スペクトルを生成する処理と、上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルの平均スペクトル比を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの範囲の上記平均スペクトル比を修正して、修正スペクトルを生成する処理と、逆高速フーリエ変換を使用して上記修正スペクトルを時間領域に変換し、時間領域インパルス応答を生成する処理と、上記時間領域インパルス応答からイコライザ・タップ値を抽出する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例4は、実施例3の試験測定装置であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を変換する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、ユニット・インターバルの個数の単位でウィンドウ・サイズを選択する処理と、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を処理する工程の夫々で平均値を除去する処理と、ウィンドウ関数を適用する処理と、短時間高速フーリエ変換を実行して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形のスペクトルを取得する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを更に含む。
実施例5は、実施例3の試験測定装置であって、上記平均スペクトル比を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルのスペクトル比を計算する処理と、これら波形を処理する工程の夫々でスペクトル比を計算する処理と、全ての上記工程にわたる上記スペクトル比の平均を求めて平均スペクトル比を生成する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例6は、実施例3の試験測定装置であって、上記スペクトル比を修正する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、複数の初期低周波数ポイントに基づいて修正DC値を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの上記スペクトル比を再構築する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例7は、実施例6の試験測定装置であって、上記1つ以上のプロセッサが、更に、DCからシンボル・レートまでの周波数範囲の周波数応答ポイントを、シンボル・レートの倍数にわたって繰り返す処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを実行するように構成される。
実施例8は、実施例6の試験測定装置であって、上記スペクトル比を再構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、DCとナイキスト周波数との間のより高い信号対ノイズ比を有するデータ・ポイントを使用して、上記ナイキスト周波数から上記シンボル・レート周波数との間のより低い信号対ノイズ比のデータ・ポイントを置き換える処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例9は、実施例6の試験測定装置であって、上記スペクトル比を再構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、DCとナイキスト周波数との間の比をミラーリングさせてナイキスト周波数とシンボル・レート周波数との間の比を構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例10は、実施例1~9のいずれかの試験測定装置であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、上記等化処理波形を生成する、上記非等化処理波形と上記イコライザ・タップ値の畳み込み演算を表す行列方程式を構築する処理と、平均二乗誤差を最小化する上記行列方程式の解を見つけることによって上記イコライザ・タップ値を計算する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む。
実施例11は、イコライザ・タップ値を求める方法であって、被試験デバイス(DUT)からの等化処理波形及び非等化処理波形を、これら波形に対応するデジタル・パターンを知ることなく、上記波形から上記デジタル・パターンを抽出することなしに1つ以上の入力ポートを介して受信する処理と、上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を時間的に揃えて(アライメントして)、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を生成する処理と、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用してイコライザ・タップ値を求める処理とを具える。
実施例12は、実施例11の方法であって、上記等化処理波形と上記非等化処理波形とを揃える(アライメントする)処理が、ユニット・インターバルに同期して、上記等化処理波形と上記非等化処理波形とをリサンプリングして、リサンプリングされた等化処理波形とリサンプリングされた非等化処理波形とを生成する処理と、上記リサンプリングされた等化処理波形と上記リサンプリングされた非等化処理波形とを相互相関させて水平オフセットを決定する処理と、上記水平オフセットを使用して上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を生成する処理とを有する。
実施例13は、実施例11又は12のいずれかの方法であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用してタップ値を求める処理が、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形をスペクトルに変換して、等化処理波形スペクトル及び非等化処理波形スペクトルを生成する処理と、上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルの平均スペクトル比を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの範囲の上記平均スペクトル比を修正して、修正スペクトルを生成する処理と、逆高速フーリエ変換を使用して上記修正スペクトルを時間領域に変換し、時間領域インパルス応答を生成する処理と、上記時間領域インパルス応答から上記イコライザ・タップ値を抽出する処理とを更に有する。
実施例14は、実施例13の方法であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を変換する処理が、ユニット・インターバルの個数の単位でウィンドウ・サイズを選択する処理と、上記揃えた波形を処理する工程の夫々で平均値を除去する処理と、ウィンドウ関数を適用する処理と、短時間高速フーリエ変換を実行して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形のスペクトルを取得する処理とを更に有する。
実施例15は、実施例13の方法であって、上記平均スペクトル比を求める処理が、上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルのスペクトル比を計算する処理と、これら波形を処理する工程の夫々でスペクトル比を計算する処理と、全ての上記工程にわたる上記スペクトル比の平均を求める処理とを有する。
実施例16は、実施例13の方法であって、上記スペクトル比を修正する処理が、複数の初期低周波数ポイントに基づいて修正DC値を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの上記スペクトル比を再構築する処理とを有する。
実施例17は、実施例16の方法であって、DCからシンボル・レートまでの周波数範囲の周波数応答ポイントを、シンボル・レートの倍数にわたってを繰り返す処理を更に含む。
実施例18は、実施例16の方法であって、上記スペクトル比を再構築する処理が、DCとナイキスト周波数との間のより高い信号対ノイズ比を有するデータ・ポイントを使用して、上記ナイキスト周波数から上記シンボル・レート周波数との間のより低い信号対ノイズ比のデータ・ポイントを置き換える処理を含む。
実施例19は、実施例16の方法であって、上記スペクトル比を修正する処理が、DCとナイキスト周波数との間の比をミラーリングして、ナイキスト周波数とシンボル・レート周波数との間の比を構築する処理を含む。
実施例20は、実施例11~19のいずれかの方法であって、上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理が、上記等化処理波形を生成する、上記非等化処理波形と上記イコライザ・タップ値の畳み込み演算を表す行列方程式を構築する処理と、平均二乗誤差を最小化する上記行列方程式の解を見つけることによって上記イコライザ・タップ値を計算する処理とを有する。
説明の都合上、本発明の具体的な実施例を図示し、説明してきたが、本発明の要旨と範囲から離れることなく、種々の変更が可能なことが理解できよう。従って、本発明は、添付の請求項以外では、限定されるべきではない。
10 オシロスコープ(スコープ)
12 被試験デバイス(DUT)
14 入力ポート
16 1つ以上のプロセッサ

Claims (20)

  1. 試験測定装置であって、
    該試験測定装置を被試験デバイス(DUT)に接続するための1つ以上の入力ポートと、
    1つ以上のプロセッサと
    を具え、該1つ以上のプロセッサが、
    上記DUTからの等化処理波形及び非等化処理波形を、これら波形に対応するデジタル・パターンを知ることなく、上記波形から上記デジタル・パターンを抽出することなしに上記入力ポートを介して受信する処理と、
    上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を時間的に揃え、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を生成する処理と、
    上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを実行するよう構成される試験測定装置。
  2. 上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を揃える処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、
    ユニット・インターバルに同期して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形をリサンプリングし、リサンプリングされた等化処理波形及びリサンプリングされた非等化処理波形を生成する処理と、
    上記リサンプリングされた等化処理波形及び上記リサンプリングされた非等化処理波形を相互相関させて水平オフセットを求める処理と、
    上記水平オフセットを利用して上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を生成する処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせる請求項1に記載の試験測定装置。
  3. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、
    上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形をスペクトルに変換して、等化処理波形スペクトル及び非等化処理波形スペクトルを生成する処理と、
    上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルの平均スペクトル比を求める処理と、
    ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの範囲の上記平均スペクトル比を修正して、修正スペクトルを生成する処理と、
    逆高速フーリエ変換を使用して上記修正スペクトルを時間領域に変換し、時間領域インパルス応答を生成する処理と、
    上記時間領域インパルス応答からイコライザ・タップ値を抽出する処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項1に記載の試験測定装置。
  4. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を変換する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、
    ユニット・インターバルの個数の単位でウィンドウ・サイズを選択する処理と、
    上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を処理する工程の夫々で平均値を除去する処理と、
    ウィンドウ関数を適用する処理と、
    短時間高速フーリエ変換を実行して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形のスペクトルを取得する処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを更に含む請求項3に記載の試験測定装置。
  5. 上記平均スペクトル比を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、
    上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルのスペクトル比を計算する処理と、
    これら波形を処理する工程の夫々でスペクトル比を計算する処理と、
    全ての上記工程にわたる上記スペクトル比の平均を求めて平均スペクトル比を生成する処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項3に記載の試験測定装置。
  6. 上記スペクトル比を修正する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、複数の初期低周波数ポイントに基づいて修正DC値を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの上記スペクトル比を再構築する処理とを上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項3に記載の試験測定装置。
  7. 上記1つ以上のプロセッサが、更に、DCからシンボル・レートまでの周波数範囲の周波数応答ポイントを、シンボル・レートの倍数にわたって繰り返す処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを実行するように構成される請求項6に記載の試験測定装置。
  8. 上記スペクトル比を再構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、DCとナイキスト周波数との間のより高い信号対ノイズ比を有するデータ・ポイントを使用して、上記ナイキスト周波数から上記シンボル・レート周波数との間のより低い信号対ノイズ比のデータ・ポイントを置き換える処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項6に記載の試験測定装置。
  9. 上記スペクトル比を再構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、DCとナイキスト周波数との間の比をミラーリングさせてナイキスト周波数とシンボル・レート周波数との間の比を構築する処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項6に記載の試験測定装置。
  10. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムが、
    上記等化処理波形を生成する、上記非等化処理波形と上記イコライザ・タップ値の畳み込み演算を表す行列方程式を構築する処理と、
    平均二乗誤差を最小化する上記行列方程式の解を見つけることによって上記イコライザ・タップ値を計算する処理と
    を上記1つ以上のプロセッサに行わせるプログラムを含む請求項1に記載の試験測定装置。
  11. イコライザ・タップ値を求める方法であって、
    被試験デバイス(DUT)からの等化処理波形及び非等化処理波形を、これら波形に対応するデジタル・パターンを知ることなく、上記波形から上記デジタル・パターンを抽出することなしに1つ以上の入力ポートを介して受信する処理と、
    上記等化処理波形及び上記非等化処理波形を時間的に揃えて、揃えた等化処理波形及び揃えた非等化処理波形を生成する処理と、
    上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用してイコライザ・タップ値を求める処理と
    を具えるイコライザ・タップ値を求める方法。
  12. 上記等化処理波形と上記非等化処理波形とを揃える処理が、
    ユニット・インターバルに同期して、上記等化処理波形と上記非等化処理波形とをリサンプリングして、リサンプリングされた等化処理波形とリサンプリングされた非等化処理波形とを生成する処理と、
    上記リサンプリングされた等化処理波形と上記リサンプリングされた非等化処理波形とを相互相関させて水平オフセットを決定する処理と、
    上記水平オフセットを使用して上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を生成する処理と
    を有する請求項11記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  13. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用してタップ値を求める処理が、
    上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形をスペクトルに変換して、等化処理波形スペクトル及び非等化処理波形スペクトルを生成する処理と、
    上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルの平均スペクトル比を求める処理と、
    ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの範囲の上記平均スペクトル比を修正して、修正スペクトルを生成する処理と、
    逆高速フーリエ変換を使用して上記修正スペクトルを時間領域に変換し、時間領域インパルス応答を生成する処理と、
    上記時間領域インパルス応答から上記イコライザ・タップ値を抽出する処理と
    を更に有する請求項11記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  14. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を変換する処理が、
    ユニット・インターバルの個数の単位でウィンドウ・サイズを選択する処理と、
    上記揃えた波形を処理する工程の夫々で平均値を除去する処理と、
    ウィンドウ関数を適用する処理と、
    短時間高速フーリエ変換を実行して上記等化処理波形及び上記非等化処理波形のスペクトルを取得する処理と
    を更に有する請求項13記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  15. 上記平均スペクトル比を求める処理が、
    上記等化処理波形スペクトル及び上記非等化処理波形スペクトルのスペクトル比を計算する処理と、
    これら波形を処理する工程の夫々でスペクトル比を計算する処理と、
    全ての上記工程にわたる上記スペクトル比の平均を求める処理と
    を有する請求項13記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  16. 上記スペクトル比を修正する処理が、複数の初期低周波数ポイントに基づいて修正DC値を求める処理と、ナイキスト周波数からシンボル・レート周波数までの上記スペクトル比を再構築する処理とを有する請求項13記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  17. DCからシンボル・レートまでの周波数範囲の周波数応答ポイントを、上記シンボル・レートの倍数にわたってを繰り返す処理を更に含む請求項16記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  18. 上記スペクトル比を再構築する処理が、DCとナイキスト周波数との間のより高い信号対ノイズ比を有するデータ・ポイントを使用して、上記ナイキスト周波数から上記シンボル・レート周波数との間のより低い信号対ノイズ比のデータ・ポイントを置き換える処理を含む請求項16記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  19. 上記スペクトル比を修正する処理が、DCとナイキスト周波数との間の比をミラーリングして、ナイキスト周波数とシンボル・レート周波数との間の比を構築する処理を含む請求項16記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
  20. 上記揃えた等化処理波形及び上記揃えた非等化処理波形を使用して、イコライザ・タップ値を求める処理が、
    上記等化処理波形を生成する、上記非等化処理波形と上記イコライザ・タップ値の畳み込み演算を表す行列方程式を構築する処理と、
    平均二乗誤差を最小化する上記行列方程式の解を見つけることによって上記イコライザ・タップ値を計算する処理と
    を有する請求項11記載のイコライザ・タップ値を求める方法。
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