JP2023166075A - 壁面仕上げ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多彩模様等の意匠性によって壁面の温度のむらよるひずみを小さくすることで基材の耐久性を維持することができ、意匠性が高い壁面仕上げ方法を提供するものである。【解決手段】基材に対して遮熱性塗料を塗装した後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装する壁面仕上げ方法であって、フレーク状色材が大形状と小形状との複数色であり、遮熱性塗料に形成される塗膜とフレーク状色材とが異なる色であり、塗装された仕上がり面におけるフレーク状色材の占有する面積割合が5~50%であることで、熱の影響によるひずみを小さくすることができるため基材の耐久性を維持させることができ、仕上がりも意匠的に良好なものとなる。【選択図】なし

Description

本開示は、建築物などの外壁の壁面仕上げ方法に関するものである。
近年、ビルや住宅などの建築物の外壁に塗装される塗料として遮熱塗料を用いることが多くなってきている。
それは、建築物の外壁が長時間、太陽光に晒され、特に夏場では、その温度も上昇することで、壁面温度が上昇し、その温度が蓄熱され、蓄熱された温度が徐々に建築物の居室側に移動し、そのため室温が上昇する。
その外壁の温度の上昇を抑えるために遮熱塗料を塗装し、その塗膜により遮熱効果を得て、外気の影響を少なくすることで室内の温度上昇を少なくし、冷房の費用などを削減することができるためである。代表的なものとして、特許文献1及び特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1には、上塗、中塗、下塗もしくは電着の全塗装系の全てを、顔料とビヒクルとを主成分とし、顔料は近赤外領域で反射を示し、JIS A5759に定義される日射反射率が15%以上であって、かつCIE 1976 L*a*b*色空間におけるL*値が20以下の有機系または有機系および無機系の太陽熱遮蔽着色顔料を複数混合してなる太陽熱遮蔽塗料で塗装することを特徴とした太陽熱遮蔽塗料が記載されている。
これにより、太陽の日射を受ける陸上、海上の各種構造物、船舶、建築物、自動車、家電製品等の外面を被覆し、これらの内部温度の上昇を抑えることにより、空調費の低減あるいは内容物の蒸発減耗の低減を図り、エネルギーの節約に顕著な効果を期待し得るとともに、長期耐久性に優れ、環境衛生上の問題もなく、着色可能で美観も兼ね備える太陽熱遮蔽塗料で、膜厚をそれほど大きくしなくとも所定の太陽熱遮熱効果を発揮でき、また、有機系顔料を使用することで色彩に幅を持たせることができ、さらに、黒、グレ-に限定されることなく任意の色に、しかも濃彩色でも、また、冴えた色調も実現可能なものである。
特許文献2には、アルミ面板を構成するアルミニウムまたはアルミニウム合金の表面に、陽極酸化皮膜または化成皮膜を生成させ、その上に太陽熱遮蔽塗料を10μm~50μmの膜厚で塗布し、さらにその上に低汚染クリヤー塗装を5μm~20μmの膜厚で塗布したことを特徴とする遮熱アルミニウムカーテンウォールが記載されている。
これにより、室内へ侵入する熱量を大幅に低減し、建物の温度上昇を抑えることができ、これにより冷房負荷を大幅に低減して省エネルギーに貢献でき、また、表面温度が高くならないので人にも優しい建材であり、さらに、カラーバリエーションも豊富なものであり、太陽熱遮蔽塗膜の表面が汚染され、太陽熱遮蔽塗膜での太陽光の反射が悪くなることも防げる。
特開2000-212475号公報 特開2003-166305号公報
しかしながら、特許文献1,特許文献2に記載されたものは、十分な遮熱性能を有するものではあるが、その仕上がりとして乏しいものである。
近年、建築物の外壁に高い意匠性を求められることが増えている。従来では、仕上がりを考慮した場合には、着色骨材などを用いた着色骨材含有塗料、フレーク状色材や着色ゲル状粒子などを用いた多彩模様塗料などの意匠性塗料を用いた壁面の仕上げ方法はあるが、遮熱性能のあるものは少なかった。
本開示では、多彩模様等の意匠性によってできる壁面の温度のむらによるひずみを小さくすることで基材の耐久性を維持することができ、意匠性が高い壁面仕上げ方法を提供する。
基材に対して遮熱性塗料を塗装した後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装する壁面仕上げ方法であって、フレーク状色材が大形状と小形状との複数色であり、遮熱性塗料に形成される塗膜とフレーク状色材とが異なる色であり、塗装された仕上がり面におけるフレーク状色材の占有する面積割合が5~50%であることである。
これにより、熱の影響によるひずみを小さくすることができるため基材の耐久性を維持させることができ、仕上がりも意匠的に良好なものとなる。
前記フレーク状色材は、厚みが5~100μmの範囲で、大形状の面積が0.7~2.0mm,小形状の面積が0.1~0.5mmの範囲であることにより、より仕上がりが良好なものとなる。
中空粒子を含有した遮熱性塗料を塗装した後に、前記フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装することにより、基材への熱の伝わりを緩やかにし、基材の劣化を抑えることができる。
本開示の実施形態を説明する。
本開示は、基材に対して遮熱性塗料を塗装した後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装する壁面仕上げ方法であって、フレーク状色材が大形状と小形状との複数色であり、遮熱性塗料により形成される塗膜とフレーク状色材とが異なる色であり、塗装された仕上がり面におけるフレーク状色材の占有する面積割合が5~50%であることである。
まず本開示の基材とは、建築物の壁面を構成するもので、コンクリート,モルタル,石材,タイルや、ALC板,サイディングボード,押出成型板,石膏ボード,スレート板,プラスチック板などの壁板材などがある。
この壁板材は建築物に組み付けられた状態や組み付け前の状態の壁板材単品であっても良い。又、これらに塗膜が形成されているものであっても良い。
次に、本開示の遮熱性塗料は、遮熱顔料を含有することで、赤外線に対して効果を発揮する。赤外線を反射することで、建物の壁面が熱を吸収することを防ぎ、壁面、室内の温度上昇を抑制する。
この遮熱性塗料は、その形成された塗膜が太陽光からの赤外線、特に近赤外線領域の波長を効率よく反射することで、熱エネルギーが緩和され、屋根,屋上及び壁面などの建築物の表面温度や室内温度の上昇を抑え、建築物の蓄熱を低減させることで、室内の温度上昇も抑えることができるものである。
そのため、近年、夏期の室内居住性を向上し、冷房負荷を低減させるためよく用いられるものである。
この遮熱性塗料は、遮熱顔料や特殊な真球状微粒子を使用するなどにより得られるものなどがあり、一般的にはJIS K 5675屋根用高日射反射率塗料に規定された塗料を用いることがある。
この遮熱性塗料は、一般的な塗料と同様で、合成樹脂を主成分とし、遮熱顔料や他の顔料を混ぜ合わせたものであり、その溶媒に有機溶剤や水などを用い、溶剤系塗料や水系塗料などに分けられている。又、硬化剤を用いた2液型の塗料もある。
この合成樹脂には、アクリル樹脂,シリコン樹脂,アクリルシリコン樹脂,フッ素樹脂,ポリウレタン樹脂,スチレン樹脂,エポキシ樹脂,メラミン樹脂,アルキッド樹脂,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,ポリエステル樹脂などがある。
これらを単独又は2種類以上を混合して用いても良く、特に制限されるものではないが、一般的に、耐候性が比較的良好なアクリル樹脂,シリコン樹脂,アクリルシリコン樹脂,フッ素樹脂,ポリウレタン樹脂を用いたものが使用される。
その中でも、後述されるフレーク状色材を含んだクリヤー塗料との密着性が良好なものを選択することが好ましい。
この遮熱性塗料は、合成樹脂の他に、着色顔料や体質顔料、消泡剤、分散剤や湿潤剤として用いられる界面活性剤、増粘剤,レベリング剤,タレ止め剤などの粘性調整剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤などの添加剤のような、一般的な塗料に配合されている成分も使用されていることが多い。
溶媒に水を使用した水系塗料の場合では、造膜助剤,防凍剤として用いられる有機溶剤等も使用されることがある。
この遮熱性塗料に使用する顔料には、遮熱顔料が用いられ、濃色の塗膜であっても遮熱効果の優れたものとなる。この遮熱顔料は、近赤外領域で熱などを反射させることができる顔料であり、1又は2種類以上を用い遮熱性塗料の着色を行うことができる。
例えば、低明彩色を得るために黒顔料を用いることが一般的だが、この黒顔料で一般的に使用されるカーボンブラックは赤外線を吸収しやすく遮熱効果が著しく損なわれるため、遮熱顔料であるチタン系黒色遮熱顔料を使用することが好ましい。
これらの遮熱顔料に加え、白色顔料として酸化チタンや酸化亜鉛等を用いて塗膜の明度の調整を行うことで遮熱効果を得ることもできる。
また、球状シリカを添加して遮熱効果を得ることもできる。球状シリカは、熱伝導率が高いが、熱膨張も少なく、熱に対して安定的なもので、熱伝導が良いことで、温まり易く、その熱を素早く放出する特性がある。
そして、球状であることから、熱を受ける塗膜表面の大気側から来る熱が球状シリカを中心に放射状に放出することになり、遮熱効果を得ることができる。
この球状シリカの粒子径は、0.2~10μmの範囲のもので、太陽光やその熱を反射させて十分な遮熱効果を得ることができ、塗膜の色に影響を与えることもない。尚、ここで言う粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定器を用いて測定した体積粒度分布の累積50%となる累積50%粒子径である。
この球状シリカの比表面積は30m/g以下であることが望ましく、10m/g以下であることが望ましい。比表面積が小さいほど球の形状により近くなり、熱反射が効率的なものとなる。
この球状シリカの添加量は、遮熱性塗料中の固形分に対して0.1~5.0重量%の範囲で添加したものが好ましい。0.1重量%より少ない場合は、基材に太陽光の熱を伝え易く、5.0重量%より多い場合は、塗膜の性能が低下することがある。
さらに、この遮熱性塗料には、中空粒子を加えることができ、加えることで遮熱性塗料の断熱性能を向上させることができ、基材の熱による劣化を防ぐことができる。
この中空粒子には、外殻成分がガラス,シリカ,シラスなどの無機系のものや、合成樹脂を成分とした有機系のものがあり、有機系の中空粒子を使用することが好ましい。
中空粒子の添加量は、遮熱性塗料中に1.0~10.0重量%の範囲が好ましく、添加量が1.0重量%より少ない場合は、断熱性の向上を期待することができない場合がある。10.0重量%より多い場合は、遮熱性塗料より形成される塗膜の強度が低下してわれ等が発生してしまう場合がある。
より好ましくは3.0~7.0重量%の範囲である。この範囲にあるとき、遮熱性塗料に断熱性が効果的に付与される。
中空粒子の粒子径は10~100μmの範囲が好ましく、粒子径が10μmより小さい場合は、中空部分の比率が低下して断熱性の向上を期待することができない。100μmより大きい場合は、遮熱性塗料より形成される塗膜の強度が低下してしまう場合がある。
より好ましくは30~70μmである。この範囲にあるとき、遮熱性塗料に断熱性が効果的に付与される。尚、ここで言う粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定器を用いて測定した体積粒度分布の累積50%となる累積50%粒子径である。
この中空粒子の比重は、0.1~0.9の範囲のものが好ましく、この範囲内であれば、良好な断熱性が得られ、塗装が行い易いものである。
この遮熱性塗料は、形成される塗膜の比重が0.5~1.8の範囲のものが好ましい。塗膜の比重がこの範囲にあれば、塗膜中に空気が存在していることが多く、そのことにより断熱性が期待できる。塗膜の比重が0.5より小さい場合は、塗膜の強度が弱くなってしまい、1.8より大きい場合は、断熱性が期待できない。
塗膜の比重をこの範囲にするためには、界面活性剤等により泡を含ませたり、中空粒子を添加することで得られるが、安定的にこの範囲の比重の塗膜を得ることができる上記中空粒子を添加することが好ましい。
このような遮熱性塗料を基材に対して塗装し、遮熱効果のある塗膜を形成させた後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装する。これにより、遮熱性塗料による塗膜の色調と後述されるフレーク状色材との組み合わせにより多彩感のある仕上がりを得ることができる。
このフレーク状色材の色が多いほど多彩感のある仕上がりになるが、そのフレーク状色材の色により、基材に伝わる温度が異なってくる。
遮熱性塗料とフレーク状色材の色の差が大きいことによりそれぞれの太陽光等による熱の吸収の差が出るが、遮熱性塗料が温度緩衝層となって基材への熱の影響によるひずみが小さくなり、基材の劣化を抑えることができる。
通常の塗料では、太陽光等による熱の吸収が遮熱性塗料と比較して大きいため、フレーク状色材との色の差や、フレーク状色材同士による色の差で基材への熱の影響によるひずみが大きくなり基材の劣化が進んでしまう。
クリヤー塗料は、後述されるフレーク状色材を塗膜中に固定化し、遮熱性塗料により形成された塗膜に密着させるものである。又、その塗膜を保護する役割も含まれている。
このクリヤー塗料は、透明性を有する塗料であって、ここで言う透明性はフレーク状色材の形状や色及び遮熱性塗料により形成された塗膜の色に影響を与えることなく、それぞれの色などを表現できるものである。
このクリヤー塗料は、合成樹脂を主成分としたもので、その溶媒に有機溶剤や水などを用い、溶剤系塗料や水系塗料などに分けられている。又、硬化剤を用いた2液型の塗料もある。
このクリヤー塗料に含まれる合成樹脂は、透明性を確保できるものであれば特に制限されるものではなく、アクリル樹脂,シリコン樹脂,アクリルシリコン樹脂,フッ素樹脂,ポリウレタン樹脂,スチレン樹脂,エポキシ樹脂,メラミン樹脂,アルキッド樹脂,塩化ビニル樹脂などの樹脂を単独又は2種類以上を混合して用いられる。
これらの合成樹脂の中でも、耐候性の良いアクリル樹脂,シリコン樹脂,アクリルシリコン樹脂,フッ素樹脂,ポリウレタン樹脂等を用いることが好ましく、特にアクリルシリコン樹脂、フッソ素樹脂が好ましい。
このクリヤー塗料には、合成樹脂の他に一般的なクリヤー塗料配合と同様なものが含まれ、それらには、消泡剤、分散剤,湿潤剤などとして用いられる界面活性剤、粘度,粘性調整のための増粘剤やレベリング剤、防腐剤、防藻剤、防黴剤、艶消し剤、架橋剤、シランカップリング剤等のようなものがあり、必要に応じて添加することができ、溶媒に水を使用した水系塗料の場合は、造膜助剤,防凍剤として用いられる有機溶剤等も使用されることがある。
さらに、このクリヤー塗料には、光安定剤(HALS)、紫外線吸収剤(UVA)が好ましく添加され、より好ましくは、このHALSとUVAとを併用することである。
これは、HALSがクリヤー塗膜の劣化を起こす有害な光を吸収するものではないため、UVAを併用することにより、クリヤー塗膜の耐候性がより増すからである。
これらを添加することで、遮熱性塗料により形成された塗膜とフレーク状色材を含んだクリヤー塗料により形成された塗膜を積層した塗膜層の耐候性が良くなり、また、フレークが存在している層と存在していない層の耐候性の差が小さくなるため遮熱性塗料の劣化の差が小さくなる。
そのため、長期間の変退色、塗膜劣化を抑制することが可能なものとなり、基材の耐久性を維持させることができ、変退色が起きた場合でも均一に起きるため意匠性が維持しやすい。
このHALSは、紫外線によって発生した劣化因子であるラジカルと反応し、発生したラジカルを無害化するものであり、UVAは、有害な紫外線を吸収し、無害な熱又は運動エネルギーに変換するものである。
HALSの添加量は、その種類にもよるが、合成樹脂エマルションの固形分中に、0.1重量%~5.0重量%の割合の範囲が好ましく、0.1重量%より少ない場合では、クリヤー膜の耐候性の向上を期待することができない場合がある。
5.0重量%より多い場合には、耐候性の効果が格段に向上することが期待できないことがある。より好ましくは、0.1重量%~3.0重量%の割合の範囲である。この範囲である場合には、十分な塗膜の耐候性を期待できるものである。
UVAの添加量は、その種類にもよるが、合成樹脂エマルションの固形分中に、0.2重量%~10.0重量%の割合の範囲が好ましく、0.2重量%より少ない場合では、クリヤー塗膜の耐候性の向上を期待することができない場合がある。
10.0重量%より多い場合には、耐候性の効果が格段に向上することが期待できないことがある。より好ましくは、0.2重量%~5.0重量%の割合の範囲である。この範囲である場合には、十分な塗膜の耐候性を期待できるものである。
このクリヤー塗料には、性能を低下させない範囲で球状シリカや鱗片状光輝顔料を添加することができる。球状シリカを添加することにより、前記に記したように遮熱効果を得ることができる。
この球状シリカの添加量は、クリヤー塗料の固形分に対して、0.1~5.0重量%の範囲で添加したものが好ましい。0.1重量%より少ない場合は、十分な遮熱効果が得られず、5.0重量%より多い場合は、形成された塗膜が濁り透明性を確保できない場合がある。
鱗片状光輝顔料は、形状が鱗片状であるため熱を反射させ易く遮熱効果を得ることができる。この鱗片状光輝顔料の粒子径は、5~80μmの範囲であり、5μmより小さい場合では、熱の反射が乱反射に近くなることで、遮熱効果の効率が悪くなり、所望の遮熱効果を得るために多くの添加量が必要になる。
80μmより大きい場合では、形成されたクリヤー塗膜に鱗片状光輝顔料の粒子を確認することができ、点の様に表れて意匠性を損なうことがある。
より好ましい範囲としては5~60μmで、この範囲であれば鱗片状光輝顔料の添加量を最適にすることができ、十分な遮熱効果を得ることができる。
この鱗片状光輝顔料の添加量は、クリヤー塗料の固形分に対して、0.1~5.0重量%の範囲で添加したものが好ましい。0.1重量%より少ない場合は、十分な遮熱効果が得られず、5.0重量%より多い場合は、形成された塗膜が濁り透明性を確保できない場合がある。
さらにこのクリヤー塗料には、性能を低下させない範囲でホワイトカーボン、樹脂微粒子等の艶消し剤を添加することができる。艶消し剤を添加することで、クリヤー塗料より形成される塗膜の艶を調節することができ、仕上がりの幅が広がる。
このクリヤー塗料により形成される塗膜の透明性は、隠ぺい率で表すことができる。ここでいう隠ぺい率は、黒と白とに塗り分けて作った隠ぺい率試験紙に、黒の部分と白の部分とを同じ厚さで塗ったときの、クリヤー塗膜の45度,0度拡散反射率又は三刺激値Yの比で表すもので、JIS K5600-4-1にあるように測定されるものである。
このクリヤー塗料により形成される塗膜の膜厚が60~90μmの範囲の膜厚の場合に隠ぺい率が0.3~3.5の範囲であることが好ましく、この範囲であれば、フレーク状色材の色を再現することができ、隠ぺい率が3.5より大きい場合は、色が十分に表現することができず、多彩感がない状態になってしまう。
このクリヤー塗料に含まれるフレーク状色材は、遮熱性塗料による塗膜の色との相乗効果により、塗装された基材に多彩感を与え、意匠感を良好にするものであり、カラーチップや、塗料をゲル状の粒子にしたもの、塗料をカプセルなどに封入して粒子にしたもの、塗料を乾燥・硬化させた後に分級したものなどがある。
このフレーク状色材は特に限定されるものではないが、塗装用ローラーにより塗装される場合では、フレーク状色材が割れたり、潰れたりなど形状の変化が少ないカラーチップが好ましく用いられる。
このカラーチップには、略均一な厚さに成形された着色樹脂フィルム体を細かく破砕したものや、マイカ,アルミニウム,ガラス,ステンレス,アルミナなどの粒子や、この粒子に被覆着色したものなどがある。
このフレーク状色材の形状は、平面形状が楕円形や円形、円筒形、三角形や四角形などの多角形などがあり、各種の長細い形状やランダムな破片形状などもあるが、特に制限されるものではなく、仕上がりが良好なものになるような形状を選択することができる。
このフレーク状色材の厚みは、ある程度均一であることが好ましく、不均一なものである場合では、形成される塗膜中に不規則な段差ができ好ましいものとはならない。好ましくは、厚みが5~100μmの範囲で、この範囲であればフレーク状色材によって熱を伝えにくくすることができ、基材の劣化を抑えることができる。
厚みが5μmより薄い場合では、熱を伝えにくくする効果が得られ難い。また、そのフレーク状色材の種類にもよるが、塗料製造時や塗装前に塗料を撹拌する際に割れ易くなり、フレーク状色材の大きさにバラつきが生じやすく好ましいものではない状態となる。
厚みが100μmより厚い場合では、熱を伝え難くすることでは、十分であるが、フレーク状色材によってクリヤー塗料による塗膜に凹凸が生じて塗膜が汚れ易くなることがある。また、フレーク状色材をクリヤー塗料による塗膜で覆いきれない場合がある。
このようなことを生じないようにしようとするとクリヤー塗料の塗布量を多くする必要があり、そのことにより膜厚が厚くなり、透明性が落ちてしまい意匠性が悪くなってしまう。
このフレーク状色材の大きさは、その面積が0.1~2.0mmの範囲であるものが好ましい。この範囲であれば、塗装作業性が良く、壁面の仕上がりを意匠的に安定にすることができる。
フレーク状色材の面積が0.1mmより小さい場合は、遮熱性塗料による遮熱効果を十分に得ることが可能ではあるが、細かすぎて多彩感が目立たず意匠性が良くない。
2.0mmより大きい場合は、そのフレーク状色材の色にもよるが、遮熱性塗料により形成された塗膜部分とフレーク状色材部分との温度差が大きくなり基材への熱の影響によるひずみが大きくなる。
また、吹き付け塗装の際に詰まることがあり、ローラー塗装の場合でもフレーク色材が引っ掛かりきれいに塗装できないことがある。
また、このフレーク状色材は、大形状と小形状との複数色である。大形状の面積が0.7~2.0mm,小形状の面積が0.1~0.5mmの範囲のものが好ましく、これにより、フレーク状色材がバランスよく配置され、基材への熱の影響によるひずみが小さくなり、壁面の仕上がりも良好なものとなる。
さらに、大形状のフレーク状色材と小形状のフレーク状色材の含有比率が1:1~1:5の範囲であることが好ましく、より好ましくは1:1.5~1:3の範囲である。この範囲内であれば、よりフレーク状色材がバランスよく配置されて、基材への熱の影響によるひずみが小さくなる。
そして、多彩感のある仕上がりを得ることができ、フレーク状色材が複数色であることにより、より多彩感のある仕上がりを得ることができる。
また、小形状のフレーク状色材が大形状のフレーク状色材より多く含有していることで、大形状のフレーク状色材が割れてしまった場合でも、割れた破片は小形状のフレーク状色材に紛れて目立たなくなり仕上がりに影響されにくくなる。
遮熱性塗料により形成される塗膜とフレーク状色材は異なる色である。ここでいう異なる色とは、フレーク状色材と遮熱性塗料により形成される塗膜が隣接した際に、目視でそれぞれが認識できる程度に色の差があることで、壁面の仕上がりが意匠的に良好なものとなる。
フレーク状色材が遮熱性塗料により形成される塗膜とマンセル表色系で明度の数値が5以上離れているものは、小形状のフレーク状色材であることが好ましい。明度が離れることにより熱の吸収の差が出ても、小面積であるため基材への熱の影響によるひずみが小さくなり、基材の劣化を抑えることができ、仕上がりも統一感のあるものとなる。
好ましくは、フレーク状色材が遮熱性塗料により形成される塗膜とマンセル表色系で明度の数値が5以上離れているものが、小形状のフレーク色材中の50%以下であることであり、より好ましくは25%以下である。
この割合で小形状のフレーク色材中に存在していることで、遮熱性塗料との明度が離れていても小面積であるため熱の影響によるひずみが小さくなり、基材への劣化を抑えることができる。
遮熱性塗料を塗装した後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装した仕上がり面におけるフレーク状色材の占有する面積割合が5~50%である。フレーク状色材の占有する面積割合がこの範囲であれば、遮熱性塗料により形成された塗膜の遮熱性と壁面の意匠性のバランスがよいものとなる。
フレーク状色材の占有する面積割合が5%より低い場合では、遮熱性は良いがフレーク状色材が少ないため多彩感が乏しく、フレーク状色材の占有する面積割合が50%より高い場合では、遮熱性塗料により形成された塗膜の遮熱性が十分に発揮できず、壁面の仕上がりもフレーク状色材が多すぎるためあまり良くない。
このフレーク状色材は、クリヤー塗料の固形分に対して、3~10重量%の範囲で含有していることが好ましい。この範囲内であれば、遮熱性塗料による塗膜に対して、フレーク状色材が占有する面積割合が5~50%の範囲に調整することが容易なものとすることができ、壁面の仕上がりを意匠的に良好にすることができる。
フレーク状色材を含んだクリヤー塗料には、着色骨材や着色ビーズなどの球形や略球形のカラー粒子を混合させることも可能で、それにより、壁面が意匠的に優れた仕上りを得ることが可能となる。
基材に対して、上記のような遮熱性塗料を塗装し、塗膜を形成させた後に、上記のように構成されるフレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装し、遮熱性塗料による塗膜とフレーク状色材を含むクリヤー塗料による塗膜が積層された状態を形成する。
この際に、基材に遮熱性塗料を塗布する前に下塗り塗料を塗布することも可能であり、この下塗り塗料は、基材と遮熱性塗料の密着性等を上げるために塗布され、一般的に使用されるもので良い。
これらの塗料の塗装は、建築物に対しては、一般的にスプレーガンなどによる吹付塗装や塗装用ローラーによる塗装などが行われることが多く、塗料の飛散などが少ない塗装用ローラーによる塗装が好ましい。
塗装用ローラーは、一般的に使用されているものならどれでも良いが、フレーク状色材を含むクリヤー塗料を塗装する際に使用するローラーは、毛丈が15mm以上あるウールローラーが好ましい。
毛丈が15mm以上あることで効率的にフレーク状色材を含むクリヤー塗料を塗装することができる。
より好ましくは、毛丈が15mm以上あり、ローラー原反がウーブンと呼ばれる構造を持つローラーで、このローラーを使用することで、塗料の飛散が少なく、フレーク状色材のムラが少なくなるため、仕上がりが良好になる。
基材が建築物に組み付け前の壁板材単品の場合では、工場内のライン塗装で行われることが多く、その場合では、スプレー塗装やカーテンフローコーター,ロールコーターなどの塗装機により行われることが多い。
塗装後の塗料の乾燥は、建築物に対しての塗装には、自然乾燥により行われることがほとんどであり、壁板材単品の場合でライン塗装が行われるときには、加熱乾燥で行われることが多い。
このように塗装された遮熱性塗料による塗膜とフレーク状色材を含んだクリヤー塗料による塗膜が積層された状態の積層塗膜は、遮熱性塗料による塗膜とフレーク状色材とが異なる色で、そのフレーク状色材が大形状と小形状の複数色のものであり、フレーク状色材が占有する面積割合が5~50%であるものである。
これにより、熱の影響によるひずみを小さくすることができるため基材の耐久性を維持させることができ、仕上がりも意匠的に良好なものとなる。
前記大形状のフレーク状色材と小形状のフレーク状色材の含有比率が1:1~1:5の範囲であることが好ましく、より好ましくは1:1.5~1:3の範囲である。この範囲内であれば、よりフレーク状色材がバランスよく配置されて、基材への熱の影響によるひずみが小さくなる。
フレーク状色材が遮熱性塗料により形成される塗膜とマンセル表色系で明度の数値が5以上離れているものは、小形状のフレーク状色材であることが好ましい。明度が離れることにより熱の吸収の差が出ても、小面積であるため基材への熱の影響によるひずみが小さくなり、基材の劣化を抑えることができ、仕上がりも統一感のあるものとなる。
フレーク状色材の厚みが5~100μmの範囲で、大形状の面積が0.7~2.0mm,小形状の面積が0.1~0.5mmの範囲であることが好ましい。このことにより、より仕上がりが良好なものとなる。
中空粒子を含有した遮熱性塗料を塗装した後に、前記フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装することにより、基材への熱の伝わりを緩やかにし、基材の劣化を抑えることができる。
前記中空粒子は遮熱性塗料中に1.0~10.0重量%の範囲で含有されていることが好ましく、含有量がこの範囲であることにより遮熱性塗料より形成される塗膜に断熱性があり塗膜強度も低下することがないため、基材への熱の伝わりを緩やかにし、基材の劣化を抑えることができる。
上記のように構成された壁面の仕上げ方法について、より具体的な例により、詳細に説明する。
基材に密着性を付与するために下塗り塗料を塗布し、中塗り塗料を毛丈が13mmのウールローラーで約0.2kg/mの所要量で塗布した。この中塗り塗料は、表1に示した配合を均一になるように撹拌混合し、日本塗料工業会の塗料用標準色(以下、日塗工色)N-30の近似色に調色した塗料を使用した。
Figure 2023166075000001
この中塗り塗料を塗布し乾燥した後、上塗り塗料を毛丈が15mmのウールローラーで約0.2kg/mの所要量で塗布した。この上塗り塗料は、まず、表2に示した配合を均一になるように撹拌混合してクリヤー塗料を作製した。なお、クリヤー塗料に使用したアクリルシリコン樹脂エマルションの固形分は40%だった。
Figure 2023166075000002
このクリヤー塗料に、表3に示した配合でフレーク状色材を添加し撹拌混合して上塗り塗料を作製した。また、使用したフレーク状色材A~Kの色調(日塗工色)、大きさ(面積)、厚みを表4に示した。
Figure 2023166075000003
Figure 2023166075000004
上記の様に作製したそれぞれの中塗り塗料と上塗り塗料をそれぞれ組み合わせて塗装し、形成された塗膜の意匠性、遮熱性、耐久性を確認した。その仕様と確認結果を表5に示した。
Figure 2023166075000005
意匠性の確認は、基材に窯業系サイディングボードを使用し、上記の塗装方法、仕様で試験体を作製し、目視で確認した。仕様1,2,3は多彩感のある仕上がりで良好なものとなった。
仕様6は模様のバランスがあまり良くなく、仕様10は白色のフレーク状色材が目立ちすぎて違和感があった。仕様12は細かい模様となり多彩感が薄れた。仕様13はフレーク状色材が割れて多彩模様がバラついた。仕様4,5,7,8,9,11は多彩感がほとんどない仕上がりとなった。
遮熱性の確認は、意匠性の確認で多彩感がほとんどなかった仕様4,5,7,8,9,11以外の仕様で、基材にスレート板を使用して作製した試験体を用いた。その試験体を晴天の日に屋外で1時間静置した後の試験体の表面温度を測定した。尚、1時間静置した時の気温は32~33℃だった。
仕様1,3,10,12,13は表面温度が60℃前後だった。仕様2,6は65℃前後だった。裏面温度を測定したところ、仕様1は52.3℃、仕様2は58.2℃、仕様3は56.2℃だった。また、仕様6,10,12,13の裏面温度は仕様1と比較するとわずかだが高くなっていた。
耐久性の確認は、遮熱性の確認を行った試験体を使用し、JIS K 5600-7-7に規定するキセノンランプ法の方法1及びサイクルAの試験条件で2500時間照射し目視で試験体を確認した。仕様1の試験体はほとんど変化がなかったが、仕様2,3,6,10,12,13の試験体はひびが入ったものや、わずかに艶が落ちていたものがあった。

Claims (3)

  1. 基材に対して遮熱性塗料を塗装した後に、フレーク状色材を含んだクリヤー塗料を塗装する壁面仕上げ方法であって、
    フレーク状色材が大形状と小形状との複数色であり、
    遮熱性塗料により形成される塗膜とフレーク状色材とが異なる色であり、
    塗装された仕上がり面におけるフレーク状色材の占有する面積割合が5~50%であることを特徴とする壁面仕上げ方法。
  2. 前記フレーク状色材は、厚みが5~100μmの範囲で、
    大形状の面積が0.7~2.0mm,小形状の面積が0.1~0.5mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の壁面仕上げ方法。
  3. 請求項1に記載の遮熱性塗料に中空粒子を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の壁面仕上げ方法。

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