JP2023165501A - プログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】UWPアプリのような制限のあるプログラムでは、ネットワーク設定が固定IPアドレス設定である場合には、無線ネットワーク設定のためのプリンタ等の通信機器との一時接続を確立できなかった。【解決手段】PC100の無線設定プログラム103が、一時接続用APとして動作するプリンタ140と接続する際、無線LAN I/F108に設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合(S219でYesの場合)、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続する(S220)。【選択図】図2

Description

本発明は、無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置で実行されるプログラム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びシステムに関する。
LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して、複数の情報処理装置(以降「PC」と称す)で、通信機器としてのプリンタ等の機器を共有する技術がある。なお、LANが無線ネットワークで構築される場合があり、この場合、有線ネットワークと比べて、機器の設置場所を選ばないという利便性がある。しかし、プリンタ等の機器を無線ネットワークに参加させるための設定がユーザにとって困難となる場合がある。
特許文献1には、既に構築されたLANにプリンタを容易に参加させるための技術が提案されている。特許文献1では、プリンタの無線IF(インターフェース)を一時接続用途のAP(アクセスポイント)として動作させ、PCからプリンタの無線IFに無線LANにより一時的に接続する。そして、PCが無線LANを介して、特定のAPにプリンタを接続させるための情報をプリンタに送信する。この情報を用いて、プリンタが特定のAPに接続することにより、既に構築されたLANにプリンタを容易に参加させることができる。
特許第6635978号公報
一方、オペレーティングシステム(以降「OS」と称す)がアプリケーションプログラム(以降「アプリ」と称す)にネットワーク設定の変更を制限するプラットフォームが存在する。そのようなプラットフォームの一例として、Windows(登録商標)10でサポートされるユニバーサルWindowsプラットフォーム(以降「UWP」と称す)がある。
UWPは様々なデバイス上で動作するアプリを単一のフレームワーク上に統合する仕組みである。UWPで作成されたアプリを「UWPアプリ」と称する。様々なデバイスで動作できるUWPアプリは、セキュリティを重視し、通常のWindowsアプリとは異なり、OSの設定を変えることができないよう制約(制限)を課されている。
例えば、通常のWindowsアプリはPCのネットワーク接続設定を変更できるが、UWPアプリはネットワーク接続設定を変更する権限を与えられていない。UWPアプリは、固定IPアドレスで接続設定された無線ネットワークインターフェース(無線ネットワークI/F)を、DHCP設定に変えることも、別のIPアドレスの設定に書き換えることもできない。故に、UWPアプリは、固定IPアドレスで接続設定された無線ネットワークI/Fを用いて、プリンタとの一時接続を自動で行うような制御ができない。そのため、UWPアプリでは、固定IPアドレスで接続設定された無線ネットワークI/Fを用いてプリンタとの一時接続を行う場合、ユーザに手動でPCのネットワーク接続設定を促す手段をとらざるを得なかった。このような手動でのネットワーク接続設定は、ユーザにとって煩雑であったり困難なものであったり、負担であった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、UWPアプリのような制限のあるプログラムでも、無線ネットワーク設定のためのプリンタ等の通信機器との一時接続を可能とし、ユーザがプリンタ等の通信機器のネットワーク設定を行う際の負荷を軽減可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置で実行されるプログラムであって、通信機器に対してネットワーク設定を指示するために、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、アクセスポイントとして動作する前記通信機器と接続する第1接続工程を、前記情報処理装置に実行させ、前記第1接続工程では、前記無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続することを特徴とする。
本発明によれば、UWPアプリのようなアプリケーションによるネットワークアダプタの設定変更が不可なアプリケーションプラットフォームで作成されたプログラムであっても、無線ネットワーク設定のためのプリンタ等の通信機器との一時接続を可能にする。よって、ユーザがプリンタ等の通信機器のネットワーク設定を行う際の負荷を軽減することができ、簡便にプリンタ等の通信機器の無線接続設定を行うことが可能となる。
本実施形態を示すシステムの構成を説明する図。 プリンタの無線設定をPCが実行指示する処理を示すフローチャート。 プリンタの無線設定処理を示すフローチャート。 PCの表示装置に表示される無線設定アプリの画面を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。以降、本実施形態における通信機器として、プリンタを例に説明する。しかしこれに限らず、スキャナ、複合機、デジタルカメラ、各種ネットワーク家電などの種々の機器について本実施形態における処理が適用されてもよい。また本実施形態における情報処理装置として、パーソナルコンピュータ(PC)を例に説明する。しかしこれに限らず、スマートフォン、タブレット型コンピュータなどの種々の機器について本実施形態における処理が適用されてもよい。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態を示すシステムの構成の一例を説明する図である。
PC100は、CPU101とROM102、RAM105、表示装置106、入力インターフェース(入力I/F)107、無線ネットワークインターフェース(無線LAN I/F)108を有する。なお、ROM102の代わりに又は併用してHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を備えていてもよい。
ROM102はフラッシュROMであり、後述する無線設定指示処理を実現するためのプログラム103(以降「無線設定プログラム」と称す)や、後述するネットワーク情報104、その他各種プログラムやデータなどを記憶している。CPU101がROM102に記憶されるプログラム103を読み出して実行することにより各種制御を実現する。
また、ネットワーク情報104には、PC100に設定されているIPアドレス情報や、PC100が接続したことのある無線プロファイル情報などが含まれる。無線プロファイル情報には、PC100が接続したアクセスポイント(AP)のネットワーク名(SSID)、セキュリティ設定、パスワードが含まれる。SSID(Service Set Identifier)は、無線LAN(Wi-Fi)におけるAPの識別名称である。
PC100は、無線LAN接続123及び124を介して、プリンタ140とP2P(Pear to Pear)通信可能である。無線LAN接続123及び124の特徴については後述する。
また、PC100は、無線LAN I/F108を用いた無線LAN接続121により、AP120と接続することも可能である。プリンタ140もAP120に接続できれば、AP120を経由してPC100とプリンタ140は相互に通信可能となる。このAP120を経由した通信をInfrastructure接続(インフラ接続)と呼ぶ。
プリンタ140は、CPU141、ROM142、RAM145、表示装置147、入力I/F148、印刷部149、無線LAN I/F146を有する機器である。
ROM243は、プログラム143やネットワーク情報144、その他各種プログラムやデータなどを記憶している。ネットワーク情報144には、プリンタ140に設定されているIPアドレス情報や、プリンタ140が接続したことのある無線プロファイル情報が含まれる。無線プロファイルには、プリンタ140が接続したAPのネットワーク名(SSID)、セキュリティ設定、パスワードが含まれる。
プリンタ140は、無線LAN接続123及び124を介して、PC100とP2P通信可能である。無線LAN接続123及び124の特徴については後述する。
また、プリンタ140は、無線LAN I/Fを用いた無線LAN接続125により、AP120と接続してインフラ接続を行うことも可能である。
続いて図2、図4を用いて、PC100がプリンタ140に対して無線設定を指示するPCによる無線設定指示処理について説明する。
図2は、プリンタ140の無線設定をPC100が実行指示する処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、PC100のCPU101がROM102に記憶されるプログラム103を読み出して実行することにより実現される。図2に示す処理を用いることで、プリンタ140が初めてAP120と接続する場合や、プリンタ140とPC100とをP2P接続を行う場合であっても、ユーザは簡便にプリンタ140のNW設定を行うことができる。
図4は、PC100の表示装置106に表示される無線設定アプリ(アプリケーションプログラム)の画面の一例を示す図である。
PC100の入力I/F107を用いて、CPU101が無線設定プログラム103をユーザが実行することで、無線設定プログラム103は、無線設定指示処理を開始する(S200)。以下、無線設定プログラム103を処理の主体として説明する。
まずS201において、無線設定プログラム103は、無線設定モードのプリンタを検索する。具体的には、無線設定プログラム103は、一時接続用APとして動作するプリンタ140が発信するWi-FiのBeaconを拾う。Beaconには、SSIDが情報として含まれており、一時設定用のAPとして動作するプリンタ140であることを示す名称が割り当てられている。例えば「TS8xxx_SETUP_mmnnn」というSSIDでは、「TS8xxx」という名称のプリンタ140が一時接続モードで動作するAPであることを「SETUP」という文字列が示している。また、同一製品のプリンタ140が複数存在する場合を考慮して個体ごとに異なる「mmnnn」という識別番号も、SSIDに含まれている。
次に、無線設定プログラム103は、上記S201の検索処理で、一時接続用APとして動作するプリンタ140を検出できたか判断する(S202)。一時接続用APとして動作するプリンタ140を検出できた場合(S202でYesの場合)、無線設定プログラム103は、S203に処理を進める。
S203において、無線設定プログラム103は、接続中のAP120との接続121を切断する。本実施形態では、図1で示した通りPC100は無線LAN I/F108を一つ保有する構成を例に説明するため、AP120との接続121を一旦切断する。しかし、PC100が無線LAN I/F108以外の無線I/Fを有する場合は、無線設定プログラム103は、AP120との切断ステップ(S203)及び後述する接続ステップ(S212)は省いてもよい。
次にS204において、無線設定プログラム103は、無線設定プログラム103がユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリ制限を受けるか否かを判断する。ここでは、無線設定プログラム103がUWPアプリとしての制限が存在するOS(オペレーティングシステム)上で動作しているか否かで判断する。UWPアプリの制限が存在するOSとは、例えばUWPアプリである無線設定プログラム103がダウンロードした外部モジュールを、無線設定プログラム103が実行できないOSである。このようなダウンロードした外部モジュールを利用できないOSの例として、SモードのWindows10(Windows10 S Mode)や、ARM版Windows10(ARM64プロセッサーを搭載したPCで動作するWindows10)がある。ただし、これらに限定されるものではない。
なお、UWPアプリである無線設定プログラム103がUWPアプリの制限を受けないOS上で動作している場合、無線設定プログラム103から実行された外部モジュールが管理者権限を取得し、PC100のネットワーク設定を変更するといったことが可能となる。ネットワーク設定の変更とは、例えば、PC100の無線LAN I/F108に設定されたIPアドレスを変更したり、IPアドレス割当て設定を固定設定から動的取得設定(DHCP設定)に変更したりするものである。
まずは、無線設定プログラム103がUWPアプリ制限を受けない場合を説明する。
また、PC100の無線LAN I/F108は、AP120からDHCP設定でIPアドレスを割り当てられる構成で説明する。
無線設定プログラム103は、無線設定プログラム103がUWPアプリの制限を受けないOS上で動作している場合、UWPアプリの制限を受けないと判断し(S204でNoと判断し)、S205に処理を進める。
S205において、無線設定プログラム103は、プリンタ140の一時接続用APとP2P接続する。
プリンタ140の一時接続用APと接続すると、無線設定プログラム103は、プリンタ140からIPアドレスの割り当てを受け(S206)、該割り当てられたIPアドレスを用いてプリンタ140と通信可能な状態となる。
次にS207において、無線設定プログラム103は、UWPアプリ制限を受けるか否かを再び判断する(詳細はS204と同様)。UWP制限を受けない場合(S207でNoの場合)、無線設定プログラム103は、S208に処理を進める。
S208において、無線設定プログラム103は、PC100のネットワーク情報104に含まれる無線プロファイルを参照し、AP120のSSIDとパスワードを取得する。
次にS209において、無線設定プログラム103は、上記S208で取得したAP120のSSIDとパスワードを含むネットワーク設定を、プリンタ140に送信する。このネットワーク設定を用いてプリンタ140がAP120と接続することで、PC100からプリンタ140をAP120経由で利用する、つまりインフラ接続で利用することが可能となる。なお、プリンタ140側の無線設定処理については、図3を用いて後述する。
その後、無線設定プログラム103は、プリンタ140との一時接続を切断する(S210)。
次にS211において、無線設定プログラム103は、ユーザが所望するプリンタ140の無線接続方法がインフラ接続かダイレクト接続かを判断する。なお、ユーザが所望するプリンタ140の無線接続方法は、事前に無線設定プログラム103が選択画面(不図示)を表示装置106に表示してユーザに選択させる構成を想定するが、その他の選択方法であってもよい。
ユーザが所望するプリンタ140の無線接続方法がインフラ接続であった場合(S211で「Infra」の場合)、無線設定プログラム103は、S212に処理を進める。
S212において、無線設定プログラム103は、PC100をAP120に接続する。
AP120と接続すると、S213において、無線設定プログラム103は、以前のAP120との接続(すなわちS205でプリンタと一時接続する前のAP120との接続)が固定IP設定であったか否かを判断する。固定IP設定でない(DHCP設定)であった場合(S213でNoの場合)、無線設定プログラム103は、PCによる無線設定指示処理を終了する(S215)。
一方、固定IP設定であった場合(S213でYesの場合)、無線設定プログラム103は、S214に処理を進める。なお、PC100の無線LAN I/F108が固定IPアドレスでAP120と通信していた場合、無線設定プログラム103は、上述したS205においてプリンタ140と一時P2P接続する場合、その固定IPアドレスをRAM105に記憶しておく。そして、無線設定プログラム103は、無線LAN I/F108をDHCP設定に変更し、プリンタ140と一時P2P接続する。
S214において、無線設定プログラム103は、無線LAN I/F108がDHCP設定の場合にはDHCP設定を無効にして、上記RAM105に記憶されている固定IPアドレスを設定し、PCによる無線設定指示処理を終了する(S215)。
また、上記S211の判断で、ユーザが所望するプリンタ140の無線接続方法がダイレクト接続であった場合(S211で「Direct」の場合)、無線設定プログラム103は、S216に処理を進める。
S216において、無線設定プログラム103は、UWPアプリ制限を受けるか否かを判断する(詳細はS204と同様)。UWPアプリの制限を受けない場合(S216でNoの場合)、無線設定プログラム103は、S217に処理を進める。
S217において、無線設定プログラム103は、プリンタ140のSSIDにPC100の無線LAN I/Fを接続し、常時接続用P2P接続124を確立した後に、PCによる無線設定指示処理を終了する(S215)。
一方、UWPアプリの制限を受ける場合(S216でYesの場合)、無線設定プログラム103は、S225に処理を進める。プリンタ140の常時接続用APと一度も接続したことが無い場合には、無線設定プログラム103は、PC100の無線LAN I/F108を常時接続用APに接続することができない。そこで、S225において、無線設定プログラム103は、図4(d)に示す画面430を表示装置106に表示する。
画面430には、プリンタ140の常時接続用APとPC100の無線LAN I/F108とを接続するようユーザに促す案内が表示される。具体的には、画面430に、常時接続用APのSSID「SSID-PRINTER-XXX-APMODE」431と接続するようユーザに案内が表示される。ユーザが常時接続用APと無線LAN I/F108を接続するようPC100を操作した後に、画面430の「次へ」ボタン432を押下すると、無線設定プログラム103は、PCによる無線設定指示処理を終了する(S215)。
なお、判断S216においてUWPアプリの制限を受ける場合であっても、無線LAN I/F108をプリンタ140の常時接続用APと接続経験があれば、無線設定プログラム103は処理S217に処理を移してもよい。
また、判断S202に於いて一時接続用APとして動作するプリンタ140が存在しない場合、無線設定プログラム103は、S218に処理を進める。
S218において、無線設定プログラム103は、図4(a)に示す画面400を、PC100の表示装置106に表示する。無線設定プログラム103は、画面400にプリンタ140を操作しAP120と無線LAN I/F146とを接続し、その後「次へ」ボタン401を押下するようユーザに促すメッセージを表示する。ユーザがプリンタ140を無線AP120と接続した後にボタン401を押下すると、無線設定プロブラム103は、S211に処理を進める。なお、無線設定プログラム103からプリンタ140の一時接続用APが見えないケースとして、プリンタ140とPC100との距離が遠い場合が一例として挙げられる。
以上、無線設定プログラム103がUWPアプリ制限を受けないケース、すなわち、判断S204、S207及びS216においてNoとなるケースについて説明した。
次に、無線設定プログラム103がUWPアプリ制限を受けるケース、すなわち、判断S204、S207及びS216においてYesとなるケースについて説明する。
判断S204において、UWPアプリの制限を受ける場合(S204でYesの場合)、無線設定プログラム103は、S219に処理を進める。
S219において、無線設定プログラム103は、無線LAN I/F108のIPv4設定が固定IPアドレス設定であるかを判断する。固定IPアドレス設定ではなかった場合(S219でNoの場合)、つまりDHCP設定だった場合、無線設定プログラム103は、S205に処理を進める。DHCP設定であれば、無線LAN I/F108の接続先をAP120からプリンタ140の一時接続用APへ変えるだけで、プリンタ140からIPアドレスが割り当てられ、無線設定プログラム103はプリンタ140との通信が可能となる。なお、プリンタ140の一時接続用APはオープン認証となっており、パスワード不要で接続可能な設定である。
一方、固定IPアドレス設定だった場合(S219でYesの場合)、無線設定プログラム103は、無線LAN I/F108の設定をDHCP設定に変更することができない。つまり、無線LAN I/F108をプリンタ140の一時接続用APに接続しても、無線LAN I/F108はプリンタ140からIPアドレスの自動割当てが成されず、プリンタ140と通信することができない。そこで、この場合(S219でYesの場合)、無線設定プログラム103は、IPv6リンクローカルアドレスを用いてプリンタ140の無線LAN I/F146と一時接続を行う(S220)。
その後S221において、無線設定プログラム103は、プリンタ140との接続に成功したか判断する。接続に成功した場合(S221でYesの場合)、無線設定プログラム103は、S207に処理を進める。
一方、プリンタ140との接続に失敗したと判断した場合(S221でNoの場合)、無線設定プログラム103は、S222に処理を進める。
S222において、無線設定プログラム103は、表示装置106に図4(b)で示す画面410を表示する。この際、無線設定プログラム103は、画面410にプリンタ140との通信確立に失敗した旨を表示し、その理由として、プリンタ140のIPv6利用が無効化されている可能性を表示する。さらに、無線設定プログラム103は、画面410上にプリンタ140を操作してIPv6設定の有効化を行うようユーザに案内し、IPv6設定を有効化した後に「次へ」ボタン411を押下するようユーザに促す。ユーザがプリンタ140のIPv6設定を有効にし、「次へ」ボタン411を押下すると、無線設定プログラム103は、IPv6設定の有効化が実施されたと判断し(S223でYesと判断し)、処理S220に処理を戻す。これにより、無線設定プログラム103は、再び、IPv6リンクローカルアドレスを用いてプリンタ140の無線LAN I/F146と一時接続を行うように試みる。すなわち、IPv6リンクローカルアドレスを用いた通信機器(プリンタ140)との接続に失敗した場合、通信機器のIPv6を有効にする操作をユーザに促すための指示を、PC100の出力部(ここでは表示装置106)に出力する。そして、再度、前記IPv6リンクローカルアドレスを用いた接続を試みる。なお、通信機器のIPv6を有効にする操作をユーザに促すための指示は音声出力による指示等でもよい。
なお、画面410には「別の方法」ボタン412も備えられている。ボタン412をユーザが押下すると、無線設定プログラム103は、IPv6設定の有効化が実施されなかったと判断し(S223でNoと判断し)、S218に処理を進める。
S218において、無線設定プログラム103は、既に図4(a)の画面400を用いて説明した、プリンタ140を操作して無線LAN I/F146をAP120に接続するよう案内する。ここで、もしユーザがプリンタ140をダイレクト接続124で使用したい場合、画面400ではプリンタ140をダイレクト接続モードに設定するよう促すこととなる。S218の処理の後、無線設定プログラム103は、S211に処理を進める。
また、判断S207に於いてUWPアプリの制限を受ける場合(S227でYesの場合)、無線設定プログラム103は、PC100の無線プロファイルを参照することができない。そのため、この場合(S227でYesの場合)、無線設定プログラム103は、図4(c)で示す画面420を法事装置106に表示する(S224)。画面420では、プリンタ140を接続させるAPを選択するよう案内され、SSID一覧421にはプリンタ140が拾ったBeacon情報のSSIDがリストされる。プリンタ140が拾ったBeacon情報のSSIDリストは、処理S206若しくは判断S221でYesとなりプリンタ140と通信確立できた際に、無線設定プログラム103が、プリンタ140から情報取得しておく。画面420のSSID一覧421は、「SSID-A」が選択422された状態を例に示しており、「SSID-A」はAP120のSSIDであるとする。また、画面420のパスワード入力欄423には「abcd1234」と入力されており、「abcd1234」はAP120のSSID「SSID-A」のパスワードが入力された様子を示している。画面420の「次へボタン」424をユーザが押下することにより、無線設定プログラム103は、S209に処理を進める。これにより、無線設定プログラム103は、S209において、上記S224で入力されたAP120のSSIDとパスワードを含むネットワーク設定を、プリンタ140に送信することが可能となる。すなわち、所定のアクセスポイント(AP120)に接続するためのパスワード等の認証情報の入力を受け付け、入力された認証情報を含む所定のアクセスポイントに接続するためのネットワーク設定を、通信機器(プリンタ140)に対して送信する。
以上、PC100で実施する無線設定プログラム103の無線設定指示処理を説明した。
以下、プリンタ140で実施する無線設定処理について図3を用いて説明する。
図3は、プリンタの無線設定処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、プリンタ140のCPU141がROM142に記憶されるプログラム143を読み出して実行することにより実現される。
プリンタ140は、プリンタ140をユーザに操作されることにより、無線設定処理を開始する(S300)。若しくは、プリンタ140をユーザが購入し、初回の電源投入に応じて自動的に無線設定処理が開始する構成であってもよい。
無線設定処理を開始すると(S300)、S301において、プリンタ140は、周囲のBeaconをサーチし、SSIDリストを作成する。
その後S302において、プリンタ140は、無線設定モードを開始し、一時接続の準備を行う。一時接続の準備とは、プリンタ140が無線LAN I/F146を一時接続用APとして動作させ、Beacon情報を発信し、PC100からの接続を待ち受けることである。
PC100が一時接続用APに接続して一時接続用P2P接続123が通信確立されると、S303において、プリンタ140は、PC100からの情報取得要求があるかを確認する。なお、情報取得要求は、上述した図2のS206若しくはS221でYesとなりPC100とプリンタ140の通信確立できた際に、PC100からプリンタ140に対してなされる。プリンタ140は、情報取得要求があった場合(S304でYesの場合)、S305に処理を進める。S305において、プリンタ140は、情報取得の要求元であるPC100に向けて、取得を要求される情報の送信を行う。取得を要求される情報とは、例えば図4(c)の画面420の「SSID一覧」421で示したSSIDリストである。プリンタ140は、上記S305の情報送信処理を実施すると、S303に処理を戻す。
一方、情報取得要求がなかった場合(S304でNoの場合)、プリンタ140は、S306に処理を進める。
S306において、プリンタ140は、PC100からの無線設定指示があるかを確認する。プリンタ140は、無線設定指示をPC100から受信していない場合(S307でNoの場合)、S303に処理を戻す。
一方、PC100から無線設定指示があった場合(S307でYesの場合)、プリンタ140は、S308に処理を進める。
S308において、プリンタ140は、上記無線設定指示における無線接続方法の種類を確認し判断する。無線接続方法がインフラ接続であった場合(S308で「Infra」の場合)、プリンタ140は、S309に処理を進める。
S309において、プリンタ140は、無線LAN I/F146を、PC100から上記無線設定指示で指示されたAP120のSSIDに接続してインフラ接続125を確立させる。その後、無線設定処理を終了する(S311)。
一方、上記無線設定指示における無線接続方法がダイレクト接続であった場合(S308で「Direct」の場合)、プリンタ140は、S310に処理を進める。
S310において、プリンタ140は、無線LAN I/F146を常時接続用APとして動作開始し、PC100からの接続を待ち受ける状態に遷移する。その後、無線設定処理を終了する(S311)。
以上のように、本実施形態では、無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて、アクセスポイントとして動作する通信機器と接続する。このため、無線設定プログラム103がUWPアプリの制限を受ける状態であっても、本実施形態を適応することで、簡便にプリンタ140の無線接続設定を行うことが可能となる。これにより、UWPアプリのような、アプリケーションによるネットワークアダプタの設定変更が不可なアプリケーションプラットフォームで作成されたプログラムであっても、無線ネットワーク設定のためのプリンタ等の通信機器との一時接続を可能とする。よって、ユーザがプリンタ等の通信機器のネットワーク設定を行う際の負荷を軽減することができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 情報処理装置(PC)
120 アクセスポイント(AP)
140 プリンタ

Claims (16)

  1. 無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    通信機器に対してネットワーク設定を指示するために、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、アクセスポイントとして動作する前記通信機器と接続する第1接続工程を、前記情報処理装置に実行させ、
    前記第1接続工程では、前記無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続することを特徴とするプログラム。
  2. 前記第1接続工程では、前記IPv6リンクローカルアドレスを用いた前記通信機器との接続に失敗した場合、前記通信機器のIPv6を有効にする操作をユーザに促すための指示を、前記情報処理装置の出力部に出力し、再度、前記IPv6リンクローカルアドレスを用いた接続を試みることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 所定のアクセスポイントに接続するための認証情報の入力を受け付ける入力工程と、
    前記第1接続工程で確立した接続を用い、前記入力工程で入力された認証情報を含む前記所定のアクセスポイントに接続するためのネットワーク設定を、前記通信機器に対して送信する送信工程を、さらに前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記送信工程で前記ネットワーク設定を送信した後、前記第1接続工程で確立した接続を切断する切断工程を、さらに前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記切断工程で前記切断を行った後、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、前記所定のアクセスポイントに接続する第2接続工程を、さらに前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. アプリケーションプログラムから前記無線ネットワークインターフェースの設定変更が不可なプラットフォームで作成されたアプリケーションプログラムであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記プラットフォームは、ユニバーサルWindowsプラットフォームであることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置であって、
    通信機器に対してネットワーク設定を指示するために、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、アクセスポイントとして動作する前記通信機器と接続する第1接続手段を有し、
    前記第1接続手段は、前記無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記第1接続手段は、前記IPv6リンクローカルアドレスを用いた前記通信機器との接続に失敗した場合、前記通信機器のIPv6を有効にする操作をユーザに促すための指示を、前記情報処理装置の出力部に出力し、再度、前記IPv6リンクローカルアドレスを用いた接続を試みることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 所定のアクセスポイントに接続するための認証情報の入力を受け付ける入力手段と、
    前記第1接続手段で確立した接続を介して、前記入力手段で入力された認証情報を含む前記所定のアクセスポイントに接続するためのネットワーク設定を、前記通信機器に対して送信する送信手段を、有することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記送信手段で前記ネットワーク設定を送信した後、前記第1接続手段で確立した接続を切断する切断手段を有することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記切断手段で前記切断を行った後、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、前記所定のアクセスポイントに接続する第2接続手段を、さらに前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. アプリケーションプログラムから前記無線ネットワークインターフェースの設定変更が不可なプラットフォームの制限が存在するオペレーティングシステムが動作していることを特徴とする請求項8~12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記プラットフォームは、ユニバーサルWindowsプラットフォームであることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置の制御方法であって、
    通信機器に対してネットワーク設定を指示するために、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、アクセスポイントとして動作する前記通信機器と接続する第1接続工程を、有し、
    前記第1接続工程では、前記無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  16. 無線ネットワークインターフェースを有する情報処理装置と、通信機器とを有するシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    通信機器に対してネットワーク設定を指示するために、前記無線ネットワークインターフェースを用いて、アクセスポイントとして動作する前記通信機器と接続する第1接続手段と、
    前記第1接続手段で確立した接続を介して、所定のアクセスポイントに接続するためのネットワーク設定を、前記通信機器に対して送信する送信手段と、を有し、
    前記第1接続手段は、前記無線ネットワークインターフェースに設定されているIPv4アドレスの割当て設定が固定設定である場合、IPv6リンクローカルアドレスを用いて前記通信機器と接続し、
    前記通信機器は、
    アクセスポイントとして動作し、前記情報処理装置との接続が確立されると、前記情報処理装置から送信される、前記所定のアクセスポイントに接続するためのネットワーク設定を受信する受信手段と、
    前記ネットワーク設定に基づき前記所定のアクセスポイントに接続する第2接続手段と、を有する、
    ことを特徴とするシステム。
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