JP2023164349A - 伝送方向設定方法、ユーザ端末、ネットワークデバイス - Google Patents

伝送方向設定方法、ユーザ端末、ネットワークデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】アップリンク信号のレイテンシを削減する伝送方向設定方法、ユーザ端末(UE)及びネットワークデバイスを提供する。【解決手段】無線通信システムにおいて、UEに適した伝送方向設定方法は、第1構成を受信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、第2構成を受信して、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示すことと、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することを含む。周波数セグメンテーションは、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成されかつ周波数範囲の一部である。【選択図】図10

Description

本発明は、概して、伝送方向設定方法、ユーザ端末、およびネットワークデバイスに関するものである。
時分割複信(time division duplex, TDD)において、ダウンリンクまたはアップリンク伝送を行うために、時間領域リソースが割り当てられる。しかしながら、TDDにおいて限られた時間分をアップリンクに割り当てることによって、カバレッジの縮小とレイテンシー(latency)の増加を招く。例えば、図1は、レイテンシーの例を示す概略図である。図1を参照すると、「D」は、ダウンリンク(downlink, DL)を表し、「U」は、アップリンク(uplink, UL)を表す。複数のタイムスロットに対する伝送方向は、図1に示すように設定される。つまり、サービングセル全体が1つのタイムスロット内で単一の伝送方向に対して割り当てられる。物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel, PDSCH)が送信されると、基地局は、3つのタイムスロットまで待ってから、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel, PUCCH)上でハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request, HARQ)フィードバックを受信する。さらに、ULデータを送信したい場合、基地局は、ULデータ用のダウンリンク制御情報(downlink control information, DCI)によりULリソースをスケジュールする必要があり、そのULリソースは、DCIがスケジュールされたタイムスロットから4つのタイムスロット離れた持続時間にあるため、ULレイテンシーが発生する。
本発明の例示的実施形態は、上記の問題を解決するための伝送方向設定方法、ユーザ端末(user equipment, UE)、およびネットワークデバイスを提供する。
本発明の1つまたはそれ以上の例示的実施形態によれば、伝送方向設定方法は、UEに適している。この方法は、第1構成を受信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、第2構成を受信して、受信時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示すことと、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することを含む。周波数セグメンテーションは、1つのリソースブロック(resource block, RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ周波数範囲の一部である。
本発明の1つまたはそれ以上の例示的実施形態によれば、UEは、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。トランシーバは、信号の送信または受信に使用される。メモリは、プログラムコードを保存するために使用される。プロセッサは、トランシーバおよびメモリに結合される。プロセッサは、プログラムを実行して、トランシーバを介して第1構成を受信し、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、トランシーバを介して第2構成を受信し、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ周波数範囲の一部であることと、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、を行うように構成される。
本発明の1つまたはそれ以上の例示的実施形態によれば、伝送方向設定方法は、ネットワークデバイスに適している。この方法は、第1構成を送信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、第2構成を送信して、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示すことと、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することを含む。周波数セグメンテーションは、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ周波数範囲の一部である。
本発明の1つまたはそれ以上の例示的実施形態によれば、ネットワークデバイスは、トランシーバ、メモリ、およびプロセッサを含む。トランシーバは、信号の送信または受信に使用される。メモリは、プログラムコードを保存するために使用される。プロセッサは、トランシーバおよびメモリに結合される。プロセッサは、プログラムを実行して、トランシーバを介して第1構成を送信し、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、トランシーバを介して第2構成を送信し、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ周波数範囲の一部であることと、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、を行うように構成される。
上記をより理解しやすくするために、以下、図面と併せたいくつかの実施形態について詳しく説明する。
添付の図面は、本発明をさらに理解するために含まれており、本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成するものである。図面は、本発明の例示的実施形態を示し、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
レイテンシーの例を示す概略図である。 スロット構成を示す概略図である。 tdd-UL-DL-ConfigurationCommonのパターンを示す概略図である。 tdd-UL-DL-ConfigurationCommonの2つのパターンを示す概略図である。 tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedのパターン変更を示す概略図である。 tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedのパターン変更を示す概略図である。 ダウンリンク制御情報(DCI)によって構成された伝送方向を示す概略図である。 DCIフォーマット2_0を検出したときのDL部分におけるフレキシブルリソースの受信制限を示す概略図である。 DCIフォーマット2_0を検出したときのUL部分におけるフレキシブルリソースの送信制限を示す概略図である。 DCIフォーマット2_0を検出しなかったときの送信および受信を示す概要図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る通信システムを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定方法のフローチャートである。 本発明の1つの例示的実施形態に係る第1構成の伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る第2構成の伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る周波数セグメンテーションを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るリソースブロック(RB)インデックスで示された周波数セグメンテーションを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationCommonの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る最も低いRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る最も高いRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る帯域幅部分(BWP)に対するtdd-UL-DL-ConfigurationCommonの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedの伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対する複数のフレキシブルリソースを有するリソース割り当てを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るtdd-UL-DL-ConfigurationCommonによるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対するDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対するDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る拡張されたスロットフォーマットテーブルを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る別の拡張されたスロットフォーマットテーブルを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクソースを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクソースに対する受信制限を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクパターンを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る別のブランクパターンを示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るフレキシブルリソースに対する受信制限を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るフレキシブルリソースに対する別の受信制限を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るフレキシブルリソースに対する送信制限を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対する伝送方向設定を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWP固有のUL-DL構成を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るBWP固有のスロットフォーマットインジケータ(SFI)構成を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るセル固有の/UE固有のUL-DL構成を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るセル固有の/UE固有のUL-DL構成を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る動的指示を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定方法のフローチャートである。 本発明の1つの例示的実施形態に係るレイテンシーの削減を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係るスケジューリングの削減およびカバレッジの拡大を示す概略図である。 本発明の1つの例示的実施形態に係る通信装置を示すブロック図である。
まず、いくつかの関連技術について紹介する。
図2は、スロット構成を示す概略図である。図2を参照すると、スロットフォーマットは、ダウンリンク(DL)シンボル201、フレキシブルシンボル202、およびアップリンク(UL)シンボル203を含むことができる。各サービングセルには、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon(無線リソース制御(radio resource control, RRC)メッセージによって伝達される)、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated(RRCメッセージによって伝達される)、およびスロットフォーマットインジケータ(slot format indicator, SFI)-無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier, RNTI)(RRCメッセージによって伝達され、DCIフォーマット2_0等のダウンリンク制御情報(DCI)を受信するために使用される)が適用可能である。
tdd-UL-DL-ConfigurationCommonは、セル固有の構成である。UEに上位層のパラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供された場合、UEは、上位層のパラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonで示されたスロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができる。上位層のパラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonは、参照サブキャリア間隔構成μ_ref、上位層のパラメータpattern1、スロット構成周期Pマイクロ秒(microsecond, ms)(dl-UL-TransmissionPeriodicity)、ダウンリンクシンボルのみを有するスロット数d_slots(nrofDownlinkSlots)、ダウンリンクシンボルの数d_sym(nrofDownlinkSymbols)、アップリンクシンボルのみを有するスロット数u_slots(nrofUplinkSlots)、およびアップリンクシンボルの数u_sym(nrofUplinkSymbols)を提供することができる。
例えば、図3は、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonのパターンpattern1を示す概略図である。図3を参照すると、上位層のパラメータpattern1は、P=5ms、d_slot=3、u_slot=3、d_sym=5、およびu_sym=6で設定される。Sは、Pおよびμ_refに基づいて決定されるスロット数である。μ_refは、サブキャリア間隔であってもよい。例えば、μ_ref=1の場合、サブキャリア間隔は、30KHzである。構成「d_slot=3、u_slot=3、d_sym=5、およびu_sym=6」を受信すると、それに応じて、UEは、10スロット(すなわち、S)においてDLリソース(すなわち、「D」は、DLリソースを意味する)に割り当てられたslot#0、slot#1、およびslot#2の3つのスロット(すなわち、d_slot=3)があり、次のタイムスロットslot#3においてDLリソースに割り当てられたsym#0~sym#4の5つのシンボル(すなわち、d_sym=5)があり、10スロット(すなわち、S)においてULリソース(すなわち、「U」は、ULリソースを意味する)に割り当てられたslot#7、slot#8、およびslot#9の3つのスロット(すなわち、u_slot=3)があり、先行のタイムスロットslot#6においてULリソースに割り当てられたsym#8~sym#13の6つのシンボル(すなわち、u_sym=6)があることを知る。特定の伝送方向を有する構成によって示されていないシンボルまたはタイムスロットは、フレキシブルリソース(すなわち、「F」は、フレキシブルリソースを意味する)に割り当てられる。
上位層のパラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが上位層のパラメータpattern1およびpattern2の両方を提供した場合、UEは、pattern1で示された第1スロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができ、UEは、pattern2で示された第2スロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができる。
上位層のパラメータpattern2には、スロット構成周期P_2ms(dl-UL-TransmissionPeriodicity)、ダウンリンクシンボルのみを有するスロット数d_slots_2(nrofDownlinkSlots)、ダウンリンクシンボル数d_sym_2(nrofDownlinkSymbols)、ULシンボルのみを有するスロット数u_slots_2(nrofUplinkSlots)、およびアップリンクシンボル数u_sym_2(nrofUplinkSymbols)を提供することができる。
例えば、図4は、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonの2つのパターンpattern1およびpattern2を示す概略図である。図4を参照すると、上位層のパラメータpattern1は、P=5ms、d_slot=3、u_slot=3、d_sym=5、およびu_sym=6で設定され、上位層のパラメータpattern2は、P_2=2ms、d_slot_2=2、u_slot_2=1、d_sym_2=4、およびu_sym_2=7で設定される。スロット構成周期P+P_2msは、S(すなわち、μ_ref=1の10スロット)およびS(すなわち、μ_ref=1の4スロット)を含む。pattern1「d_slot=3、u_slot=3、d_sym=5、およびu_sym=6」を受信すると、それに応じて、UEは、10スロット(すなわち、S)においてDLリソース(すなわち、「D」は、DLリソースを意味する)に割り当てられたslot#0、slot#1、およびslot#2の3つのスロット(すなわち、d_slot=3)があることを知り、次のタイムスロットslot#3においてDLリソースに割り当てられたsym#0~sym#4の5つのシンボル(すなわち、d_sym=5)があることを知り、10スロット(すなわち、S)においてULリソース(すなわち、「U」は、ULリソースを意味する)に割り当てられたslot#7、slot#8、およびslot#9の3つのスロット(すなわち、u_slot=3)があることを知り、先行のタイムスロットslot#6においてULリソースに割り当てられたsym#8~sym#13の6つのシンボル(すなわち、u_sym=6)があることを知る。特定の伝送方向を有する構成によって示されていないシンボルまたはタイムスロットは、フレキシブルリソース(すなわち、「F」は、フレキシブルリソースを意味する)に割り当てられる。さらに、pattern2「d_slot_2=2、u_slot_2=1、d_sym_2=4、およびu_sym_2=7」を受信すると、それに応じて、UEは、次の4スロット(すなわち、S)においてDLリソースに割り当てられたslot#10およびslot#11の2つのスロット(すなわち、d_slot_2=2)があることを知り、次のタイムスロットslot#12においてDLリソースに割り当てられたsym#0~sym#3の4つのシンボル(すなわち、d_sym_2=4)があることを知り、4スロット(すなわち、S)においてULリソースに割り当てられたslot#13の1つのスロットがあることを知り、先行のタイムスロットslot#12においてULリソースに割り当てられたsym#7~sym#13の7つのシンボル(すなわち、u_sym_2=7)があることを知る。特定の伝送方向を有する構成によって示されていないシンボルまたはタイムスロットは、フレキシブルリソースに割り当てられる。
tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedは、UE固有の構成である。UEが追加でtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedを提供した場合、パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonによって提供されたスロット数にわたってスロットごとのフレキシブルシンボルのみを上書きすることができる。上位層のパラメータtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedは、スロットインデックスslotIndex(TDD-UL-DL-SlotIndex)、ダウンリンクシンボル数nrofDownlinkSymbols、およびアップリンクシンボル数nrofUplinkSymbolsを提供することができる。
例えば、図5Aおよび図5Bは、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedのパターン変更を示す概略図である。図5Aを参照すると、UEは、図3において説明したパラメータを有するtdd-UL-DL-ConfigurationCommonを受信する。図5Bを参照すると、その後、UEは、slotIndex=4に対してパラメータnrofDownlinkSymbols=5およびnrofUplinkSymbols=3を有し、slotIndex=5に対してパラメータallDownlinkを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedを受信する。したがって、フレキシブルリソースであるタイムスロットslot#4(すなわち、slotIndex=4)に対するパラメータが上書きされる。タイムスロットslot#4において、DLリソースに割り当てられたsym#0~sym#4の5つのシンボル(すなわち、nrofDownlinkSymbols=5)があり、ULリソースに割り当てられたsym#11~sym#13の3つのシンボル(すなわち、nrofUplinkSymbols=3)があり、残りは、フレキシブルリソースに割り当てられたsym#5~sym#10である。別のフレキシブルリソースであるタイムスロットslot#5(すなわち、slotIndex=5)に対するパラメータが上書きされ、すべてのシンボルは、DLシンボル(すなわち、allDownlink)である。
DCIフォーマット2_0は、動的TDD指示である。UEがパラメータSlotFormatIndicatorを有する上位層により構成された場合、UEは、SFI-RNTIによりSFI-RNTIが提供され、dci-PayloadSizeによりDCIフォーマット2_0のペイロードサイズが提供されることができる。DCIフォーマット2_0におけるSFI-インデックスフィールド値は、UEがDCIフォーマット2_0を検出するスロットから始まるスロット数中の各スロットに対するスロットフォーマットをUEに示すことができる。tdd-UL-DL-ConfigurationCommonまたはtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってダウンリンク/アップリンクとして示されるスロットのシンボルのセットについて、UEは、スロットのシンボルのセットをそれぞれアップリンク/ダウンリンクとして、またはフレキシブルとして示すSFI-インデックスフィールド値を有するDCIフォーマット2_0を検出することを予期しない可能性がある。したがって、DCIフォーマット2_0は、パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonおよび/またはtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによって提供されたUL/DLシンボルを上書きせず、フレキシブルシンボルを上書きすることができる。
表1は、スロットフォーマットテーブルの例である。
例えば、図6は、ダウンリンク制御情報(DCI)によって構成された伝送方向を示す概略図である。図6を参照すると、UEは、タイムスロットslot#0でDCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIフォーマット2_0のSFI-インデックスフィールドは、「11」(すなわち、スロットフォーマットコンビネーション:0、0、2、1)を示すことができる。タイムスロットslot#1は、すべてのDLシンボルであるスロットフォーマット「0」として設定される。タイムスロットslot#2は、すべてのフレキシブルシンボルであるスロットフォーマット「2」として設定される。タイムスロットslot#1は、すべてのULシンボルであるスロットフォーマット「1」として設定される。
上位層のスケジューリングに関して、UEは、上位層の構成によりフレキシブルリソースで構成されてもよく、UEは、リソースをフレキシブルとして示すDCIフォーマット2_0を検出することができ、そのとき、いくつかの受信制限および/または送信制限がある。
図7Aは、DCIフォーマット2_0を検出したときのDL部分におけるフレキシブルリソースの受信制限を示す概略図である。図7Aを参照すると、DLの受信制限は、下記であってもよい:
UEは、フレキシブルリソースにおいて物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel, PDCCH)を受信することができない。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)またはチャネル状態情報基準信号(channel state information Reference signal, CSI-RS)を受信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPDSCHまたはCSI-RSを受信することができない。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてDL位置決め信号(positioning signal, PRS)を受信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信することができる。
図7Bは、DCIフォーマット2_0を検出したときのUL部分におけるフレキシブルリソースの送信制限を示す概略図である。図7Bを参照すると、ULの送信制限は、下記であってもよい:
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてサウンディング基準信号(sounding reference signal, SRS)を送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてSRSを送信することができない。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPUCCHを送信することができない。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいて物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)を送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPUSCHを送信することができない。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいて物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel, PRACH)を送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPRACHを送信することができない。
図8は、DCIフォーマット2_0を検出しなかったときの送信および受信を示す概要図である。図8を参照すると、上位層のスケジューリングに関して、UEは、上位層の構成によりフレキシブルリソースで構成されてもよく、UEは、フレキシブルリソースに対してスロットフォーマットを提供するDCIフォーマット2_0を検出することができない。そのとき、
UEは、フレキシブルリソースにおいてPDCCHを受信することができる。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信することができる。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてSRSを送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてSRSを送信することができる。
UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてPUCCHを送信するように構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPUCCHを送信することができる。
UEが上位層によりフレキシブルリソースでPUSCHを送信するように構成された場合、UEはフレキシブルリソースにおいてPUSCHを送信することができる。
UEが上位層によりフレキシブルリソースでPRACHを送信するように構成された場合、UEはフレキシブルリソースにおいてPRACHを送信することができる。
図9は、本発明の1つの例示的実施形態に係る通信システム100を示す概略図である。図9を参照すると、通信システム100(例えば、ロングターム・エボリューション(long term evolution, LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-advanced, LTE-A)システム、LTEアドバンストプロ(LTE-advanced pro)システム、または5G/NR無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN))は、通常、1つまたはそれ以上のネットワークデバイス110および1つまたはそれ以上のUE120を含む。UE120は、1つまたはそれ以上のネットワークデバイス110によって確立されたRANを介して、ネットワーク(例えば、コアネットワーク(core network, CN)、進化したパケットコア(evolved packet core, EPC)ネットワーク、進化型地上無線アクセスネットワーク(evolved universal terrestrial radio access network, E-UTRAN)、5Gコア(5G core, 5GC)、またはインターネット)と通信する。
注意すべきこととして、本発明において、UEは、移動局、移動端末またはデバイス、ユーザ通信無線端末を含むことができるが、本発明はこれらに限定されない。例えば、UEは、無線通信機能を備えた携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、車両、または携帯情報端末(personal digital assistant, PDA)を含む携帯用無線機器であってもよいが、本発明はこれらに限定されない。UEは、エア・インタフェース上で無線アクセスネットワーク内の1つまたはそれ以上のセルに信号を受信および送信するように構成される。
ネットワークデバイス(あるいは、基地局、NWデバイス、またはNWとも呼ばれる)は、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)、汎欧州デジタル移動電話方式(global system for mobile communications, GSM、通常2Gと呼ばれる)、GSM進化型高速データレート(enhanced data rates for GSM evolution, EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS)、基本的な広帯域符号分割多重アクセス(wideband-code division multiple access, W-CDMA)に基づくユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(universal mobile telecommunication system, UMTS、通常3Gと呼ばれる)、高速パケットアクセス(high-speed packet access, HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(進化したLTE、例えば、5GCに接続されたLTE)、NR(通常、5Gと呼ばれる)、および/またはLTE-A Proといった無線アクセス技術(radio access technologies, RAT)のうちの少なくとも1つに基づいて通信サービスを提供するように構成されてもよい。しかしながら、本発明の範囲は、上記のプロトコルに限定されるべきではない。
ネットワークデバイスは、UMTSのノードB(NB)、LTEまたはLTE-Aの進化したノードB(eNB)、UMTSの無線ネットワークコントローラ(radio network controller, RNC)、GSM/GSM進化型高速データレート(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)の基地局コントローラ(base station controller, BSC)、5GCに関連する進化型地上無線アクセス(evolved universal terrestrial radio access, E-UTRA)BSの次世代eNB(ng-eNB)、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)の次世代ノードB(gNB)、およびセル内で無線通信を制御し、無線リソースを管理することのできる任意のその他のデバイスを含むことができるが、本発明はこれらに限定されない。ネットワークデバイスは、1つまたはそれ以上のUEにサービスを提供するために無線インターフェースを介してネットワークに接続することができる。
ネットワークデバイスは、RANに含まれた複数のセルを使用して、特定の地理的地域に無線カバレッジを提供するように動作可能であってもよい。ネットワークデバイスは、セルの操作をサポートすることができる。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能であってもよい。具体的に説明すると、各セル(通常、サービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の1つまたはそれ以上のUEにサービスを提供することができる(例えば、各セルは、ダウンリンク(DL)および選択的にアップリンク(UL)リソースをその無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにスケジュールして、DLおよび選択的にULパケット伝送を行う)。ネットワークデバイスは、複数のセルを介して無線通信システム内の1つまたはそれ以上のUEと通信することができる。
上述したように、NRのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、低レイテンシーの要件を満たしながら、高度化されたモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication, mMTC)、超高信頼・低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communication, URLLC)等のさまざまな次世代(例えば、5G)通信の要件に適応させた柔軟な構成をサポートするためのものである。3GPP(登録商標)で合意された直交周波数分割多重方式(orthogonal frequency-division multiplexing, OFDM)技術は、NR波形の基線として用いることができる。また、スケーラブルなOFDM数値法(例えば、適応サブキャリア間隔、チャネル帯域幅、およびサイクリックプレフィックス(cyclic prefix, CP)を使用してもよい。さらに、NRには、(1)低密度パリティ検査符号(low-density parity-check, LDPC)および(2)極海コード(polar code)という2つの符号化方式が考慮される。符号化方式の適応は、チャネル条件および/またはサービスアプリケーションに基づいて構成されてもよい。
理解すべきこととして、本発明において使用される「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば相互的に使用される。本発明における「および/または」は、関連する対象物を説明する単なる関連関係であり、例えば、Aおよび/またはBは、3種類の関係が存在してもよいことを意味するため、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、またはBが単独で存在するという3つの状況を意味することができる。さらに、本発明における「/」という文字は、一般的に、関連する対象物が「または」の関係にあることを示す。
本発明の実施形態の技術方案を理解しやすくするために、以下、本発明の実施形態に関連する技術的概念について説明する。
図10は、本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定方法のフローチャートである。図10を参照すると、この方法は、UEに適している。UEは、第1構成を受信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示す(S1010)。1つの実施形態において、第1構成は、例えば、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated、または伝送方向の設定に使用される他の構成等の上位層の構成であってもよい。1つの実施形態において、第1伝送方向は、例えば、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。1つの実施形態において、周波数範囲は、例えば、サービングセル、サービングセルのBWP等のサブバンド、またはネットワークデバイスによって提供されるリソースブロック(RB)の範囲であってもよい。1つの実施形態において、時間単位は、1つまたはそれ以上のタイムスロットまたは1つまたはそれ以上のシンボルである。
UEは、第2構成を受信して、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示す(ステップS1020)。1つの実施形態において、第2構成は、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedまたは伝送方向の設定に使用される他の構成等の上位層の構成であってもよい。1つの実施形態において、第2構成は、ダウンリンク制御情報(DCI)、例えば、DCIフォーマット2_0であってもよい。1つの実施形態において、第2伝送方向は、例えば、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。周波数セグメンテーションは、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、周波数セグメンテーションは、周波数範囲の一部である。周波数セグメンテーションは、周波数範囲より小さくてもよい。
UEは、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定する(ステップS1030)。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をDLとして決定することができる。すなわち、第3伝送方向は、第1伝送方向がDL、UL、またはフレキシブルであるかどうかに関係なく、第2伝送方向(すなわち、DL)である。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をULとして決定することができる。すなわち、第3伝送方向は、第1伝送方向がDL、UL、またはフレキシブルであるかどうかに関係なく、第2伝送方向(すなわち、UL)である。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をフレキシブルとして決定することができる。すなわち、第3伝送方向は、第1伝送方向がDL、UL、またはフレキシブルであるかどうかに関係なく、第2伝送方向(すなわち、フレキシブル)である。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をブランクとして決定することができる。すなわち、第3伝送方向は、第1伝送方向がDL、UL、またはフレキシブルであるかどうかに関係なく、第2伝送方向(すなわち、ブランク)である。
1つの実施形態において、第2伝送方向は、第1伝送方向を上書きすることができる。例えば、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonまたはtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってダウンリンク/アップリンクとして示されたスロットのシンボルのセットに対し、スロットのシンボルのセットは、それぞれアップリンク/ダウンリンクとして示されてもよく、またはSFI-インデックスフィールドを有するDCIフォーマット2_0によってフレキシブルとして示されてもよい。つまり、DCIフォーマット2_0は、パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonおよび/またはtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによって提供されたUL/DLシンボルを上書きすることができる。
例えば、図11は、本発明の1つの例示的実施形態に係る第1構成の伝送方向設定を示す概略図である。図11を参照すると、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon(すなわち、第1構成)を受信した場合、UE1のタイムスロットTUの伝送方向は、全周波数範囲FRに対して、それぞれDL、フレキシブル、フレキシブル、およびULとして設定される。UE2のタイムスロットTUの伝送方向も、それぞれDL、フレキシブル、フレキシブル、およびULとして設定される。
図12は、本発明の1つの例示的実施形態に係る第2構成の伝送方向設定を示す概略図である。図12を参照すると、DCIフォーマット2_0(すなわち、第2構成)によって伝達されたSFI指示を受信した場合、UE1およびUE2に使用された周波数範囲FRを1つのタイムスロットTU内で分割することができる。
図13は、本発明の1つの例示的実施形態に係る周波数セグメンテーションを示す概略図である。図13を参照すると、周波数範囲FRをタイムスロットTU内で2つの周波数セグメンテーションFS1およびFS2に分割することができる。すなわち、周波数範囲FRは、周波数セグメンテーションFS1およびFS2で構成される。
1つの実施形態において、第2構成は、さらに、タイムスロット内の別の周波数セグメンテーションに対する第4伝送方向を示す。周波数領域において、周波数セグメンテーションと別の周波数セグメンテーションの間に重複は存在しない。つまり、2つの周波数セグメンテーションは、重複しない。UEは、第4伝送方向に基づいて、別の周波数セグメンテーションに対する第5伝送方向を決定することができる。例えば、第5伝送方向は、第1伝送方向がDL、UL、またはフレキシブルであるかどうかに関係なく、第4伝送方向である。別の例において、第5伝送方向は、第1伝送方向がDLまたはULである場合に、第1伝送方向である。
図11および図12を例に挙げて、図11を参照すると、ネットワークデバイスは、周波数範囲FRが2つの周波数セグメンテーションに分割されるように構成する。第1構成において、第1伝送方向は、フレキシブルとして構成される。次に、図12を参照すると、第2構成の第2伝送方向は、第1構成の第1伝送方向を上書きすることができる。つまり、第1伝送方向は、第2伝送方向および第4伝送方向に置き換えられる。UE1に関して、第3伝送方向は、タイムスロットTU内でDL(すなわち、第2伝送方向)およびフレキシブル(すなわち、第4伝送方向)である。UE2に関して、第5伝送方向は、タイムスロットTU内でフレキシブル(すなわち、第2伝送方向)およびUL(すなわち、第4伝送方向)である。
さらに、ネットワークデバイスは、UEがDL受信および/またはUL送信を実行できない場合に、リソースを指定することができる。図12を例に挙げると、DL PRS等の基準信号を受信する、またはSRS等の基準信号を送信するために、UEは、DL受信および/またはUL送信を実行しない可能性がある。
1つの実施形態において、1つの周波数帯域は、2つ以上の周波数セグメンテーションで構成されてもよい。そのとき、時間単位に対して2つ以上の伝送方向が構成されてもよい。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向が周波数範囲に対してDLであり、第2伝送方向が周波数範囲の周波数セグメンテーションに対してULであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をULとして決定することができる。すなわち、第1伝送方向は、第2伝送方向に置き換えられる。
1つの実施形態において、UEは、第1伝送方向が周波数範囲に対してULであり、第2伝送方向が周波数範囲の周波数セグメンテーションに対してDLであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をDLとして決定することができる。すなわち、第1伝送方向は、第2伝送方向に置き換えられる。
1つの実施形態において、周波数セグメンテーションは、第1RBから第2RBまでの範囲を占有し、第1RBおよび第2RBは、共通リソースブロック(common resource block, CRB)グリッドに関連し、第2構成は、第1RBのRBインデックスおよび第2RBのRBインデックスのうちの少なくとも1つを含む。例えば、上位層により、DCI指示により、1つまたはそれ以上のRBインデックスをUEに提供してもよい。これらのRBインデックスは、周波数範囲、例えば、サービングセルまたはサービングセルのBWPに適用することができる。
例えば、図14は、本発明の1つの例示的実施形態に係るリソースブロック(RB)インデックスで示された周波数セグメンテーションを示す概略図である。図14を参照すると、UEは、リソースブロックRB#0(すなわち、第1RB)~リソースブロックRB#99(すなわち、第2RB)のサービングセル等の周波数範囲FRで構成されてもよい。第2構成は、リソースブロックRB#50に対応するRBインデックス50を示す。したがって、第1周波数セグメンテーションFS12は、リソースブロックRB#0~リソースブロックRB#49を占有し、第2周波数セグメンテーションFS22は、リソースブロックRB#50~リソースブロックRB#99を占有する。
以下は、サービングセル等の各周波数範囲に適用可能である。セル固有の構成に関して、UEにtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供された場合、UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonで示されたスロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができる。UE固有の構成に関して、UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexのパラメータで構成されてもよく、そのパラメータは、以下のうち少なくとも1つを含むことができる:
RBインデックスフィールド:少なくとも1つのRBインデックスを提供することができる。
伝送状態フィールド:少なくとも1つの伝送方向/状態を提供することができる。
伝送方向/状態は、DL、UL、フレキシブル、またはブランク(リソース)であってもよい。
1つの実施形態において、第2構成によって示されたRBインデックスフィールドは、1つの周波数セグメンテーションの開始RBである。
例えば、図15Aは、本発明の1つの例示的実施形態に係るRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationCommonの伝送方向設定を示す概略図である。図15Aを参照すると、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonは、リソースブロックRB#N(すなわち、周波数範囲FRの最も高いRBインデックス)~リソースブロックRB#M(すなわち、周波数範囲FRの最も低いRBインデックス)の周波数範囲FR全体に対して3つのタイムスロットTUの伝送方向を構成する。MおよびNは、整数である。例えば、Nは、0であり、Mは、99である。
図15Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。図15Bを参照すると、UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexは、Lに設定されたRBインデックスフィールドにより、1つのタイムスロットTUの伝送方向をフレキシブルおよびDLとして構成し、1つの周波数セグメンテーションは、リソースブロックRB#N~リソースブロックRB#L-1を占有し、別の周波数セグメンテーションは、リソースブロックRB#L~リソースブロックRB#Mを占有する。Lは、N以上、M以下の整数である。例えば、Nが0で、Mが99の場合、Lは、70である。1つの周波数セグメンテーションは、フレキシブルとして構成され、別の周波数セグメンテーションは、DLとして構成される。
図15Cは、本発明の1つの例示的実施形態に係る最も低いRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。図15Cを参照すると、UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexは、N(例えば、0)に設定されたRBインデックスフィールドにより、1つのタイムスロットTUの伝送方向をフレキシブルおよびDLとして構成し、リソースブロックRB#N~リソースブロックRB#M(Mは、例えば、99)には周波数セグメンテーションが生成されず、周波数範囲FRは、DLとして構成される。
図15Dは、本発明の1つの例示的実施形態に係る最も高いRBインデックスを有するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexの伝送方向設定を示す概略図である。図15Dを参照すると、UL-DL-ConfigurationDedicated_duplexは、M(例えば、99)に設定されたRBインデックスフィールドにより、1つのタイムスロットTUの伝送方向をフレキシブルおよびDLとして構成し、リソースブロックRB#N(Mは、例えば、0)~リソースブロックRB#Mには周波数セグメンテーションが生成されず、周波数範囲FRは、フレキシブルとして構成される。
図15Eは、本発明の1つの例示的実施形態に係る帯域幅部分(BWP)に対するtdd-UL-DL-ConfigurationCommonの伝送方向設定を示す概略図である。図15Eを参照すると、周波数範囲FRは、帯域幅部分BWP#1およびBWP#2を含む。図15Fは、本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対するtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedの伝送方向設定を示す概略図である。図15Fを参照すると、ネットワークデバイスおよびUEは、帯域幅部分BWP#1において全二重(full duplex)を操作することができ、帯域幅部分BWP#1は、DLおよびフレキシブルで構成される。
注意すべきこととして、本発明の(例えば、DLおよび/またはUL)BWPは、所定のキャリア上のPRBの連続したセットであってもよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンク用に最大4つのBWPで構成されてもよいが、ある時点において、ダウンリンク用に1つ、アップリンク用に1つのBWPのみがアクティブである。数値論理学に対して定義された各BWPは、異なるサブキャリア間隔、シンボル持続時間、および/またはサイクリックプレフィックス(CP)長を有することができる。
1つの実施形態において、複数のフレキシブルリソースを1つの帯域幅部分に構成することができる。例えば、図16は、本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対する複数のフレキシブルリソースを有するリソース割り当てを示す概略図である。図16を参照すると、UEは、帯域幅部分BWP#1において操作することができ、そのUEは、帯域幅部分BWP#1において第1フレキシブルリソースおよび第2フレキシブルリソースを有することができる。タイムスロットTU等の時間間隔内で、UEは、周波数領域において第1フレキシブルリソースおよび第2フレキシブルリソースが不連続であることを予期しない可能性がある。
1つの実施形態において、以下は、サービングセル等の周波数範囲に適用可能である。UEにtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供された場合、UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonで示されたスロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができる。UEに追加でtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedが提供された場合、パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonによって提供されたスロット数にわたってスロットごとのフレキシブルシンボルのみを上書きすることができる。
例えば、図17Aは、本発明の1つの例示的実施形態に係るtdd-UL-DL-ConfigurationCommonによるスロットフォーマット指示を示す概略図である。図17Aを参照すると、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon(すなわち、第1構成)を受信した場合、タイムスロットTUの伝送方向は、周波数範囲FR全体に対して、それぞれDL、フレキシブル、およびULとして設定される。図17Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによるスロットフォーマット指示を示す概略図である。図17Bを参照すると、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated(すなわち、第2構成)を受信した場合、タイムスロットTUの伝送方向は、DLとして設定される。つまり、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonによって提供されたフレキシブルリソースは、dd-UL-DL-ConfigurationCommonによってDLリソースとして上書きすることができる。
1つの実施形態において、DCI等のセル固有の指示に関して、UEは、サービングセル等の周波数範囲で構成されてもよく、UEは、サービングセル内のBWPにおいて操作することができる。UEは、BWPにおいて、DCI、例えば、DCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIは、周波数範囲に適用される以下の情報の1つまたはそれ以上を含むことができる:
RBインデックスフィールド:1つまたはそれ以上のRBインデックスを提供することができる。
伝送状態フィールド:1つまたはそれ以上の伝送状態/方向を提供することができる。
伝送状態/方向は、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。
例えば、図18A~図18Cは、本発明の1つの例示的実施形態に係るDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。図18Aを参照すると、UEは、タイムスロットslot#1で帯域幅部分BWPにおいてDCIフォーマット2_0を検出することができる。図18Aおよび図18Bを参照すると、DCIフォーマット2_0は、RBインデックスフィールド(例えば、RBインデックス50)、および伝送状態/方向(例えば、フレキシブルおよびDL)のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。この情報は、フレキシブルとして構成されたタイムスロットslot#2等の時間単位TU1内の周波数範囲FR全体に使用される。したがって、symbol#0~symbol#13を含む時間単位TU1において、2つの周波数セグメンテーションがフレキシブルおよびDLとして構成される。図18Cを参照すると、ネットワークデバイスおよびUEは、帯域幅部分BWPにおいて全二重を操作することができる。
1つの実施形態において、DCI等のBWP固有の指示に関して、UEは、BWPにおいて、DCI、例えば、DCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIは、BWPに適用される以下の情報のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる:
RBインデックスフィールド:1つまたはそれ以上のRBインデックスを提供することができる。
伝送状態フィールド:1つまたはそれ以上の伝送状態/方向を提供することができる。
伝送状態/方向は、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。
しかしながら、DCIは、他のBWPに適用されない可能性がある。
例えば、図19Aおよび図19Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対するDCIフォーマット2_0によるスロットフォーマット指示を示す概略図である。図19Aおよび図19Bを参照すると、UEは、タイムスロットslot#1で帯域幅部分BWPにおいてDCIフォーマット2_0を検出することができる。DCIフォーマット2_0は、RBインデックスフィールド(例えば、RBインデックス80)、および伝送状態/方向(例えば、フレキシブルおよびDL)のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。この情報は、フレキシブルとして構成されたタイムスロットslot#2等の時間単位TU2内の帯域幅部分BWP#1に使用される。したがって、symbol#0~symbol#13を含む時間単位TU2において、2つの周波数セグメンテーションがフレキシブルおよびDLとして構成される。
1つの実施形態において、UEは、スロットフォーマットテーブルを構成することができる。スロットフォーマットテーブルは、シンボルに対する複数の伝送方向を含み、これらの伝送方向の数は、周波数セグメンテーションの数に関連する。UEは、拡張されたスロットフォーマットテーブルで構成されてもよく、UEは、DCI、例えば、DCIフォーマット2_0を検出することができる。拡張されたスロットフォーマットテーブルの各行は、スロット等の時間単位に対するスロットフォーマットを示すことができる。さらに、拡張されたスロットフォーマットテーブルの列の数は、14*aであり、aの値は、DCIのRBインデックスフィールドに関連し、例えば、aの値は、RBインデックスフィールドによって提供されたRBインデックスの数+1と同じであってもよい。
例えば、図20Aは、本発明の1つの例示的実施形態に係る拡張されたスロットフォーマットテーブルを示す概略図である。図20Aを参照すると、周波数セグメンテーションの数は、2であり、これらの伝送方向の数は、2(つまり、a)である。拡張されたスロットフォーマットテーブルの列の数は、2*14である。つまり、周波数セグメンテーションの数は、これらの伝送方向の数と等しい。フォーマット0を例に挙げると、各シンボルにおいて、2つの伝送方向は、フレキシブルおよびDLとして構成される。UEは、DCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIフォーマット2_0のRBインデックスフィールドは、「RBインデックス50」を含むことができる。周波数範囲FRは、リソースブロックRB#50~リソースブロックRB#99のDLおよびリソースブロックRB#0~リソースブロックRB#49のフレキシブルとして構成された2つの周波数セグメンテーションに分割される。
図20Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係る別の拡張されたスロットフォーマットテーブルを示す概略図である。図20Bを参照すると、周波数セグメンテーションの数は、2であり、これらの伝送方向の数は、2(つまり、a)である。拡張されたスロットフォーマットテーブルの列の数は、2*14である。つまり、周波数セグメンテーションの数は、これらの伝送方向の数と等しい。フォーマット0を例に挙げると、各シンボルにおいて、2つの伝送方向は、フレキシブルおよびDLとして構成される。UEは、DCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIフォーマット2_0のRBインデックスフィールドは、「RBインデックス50」を含むことができる。周波数範囲FRは、リソースブロックRB#50~リソースブロックRB#99のDLおよびリソースブロックRB#0~リソースブロックRB#49のフレキシブルとして構成された2つの周波数セグメンテーションに分割される。
1つの実施形態において、UEは、スロットフォーマットコンビネーションテーブルを構成することができる。スロットフォーマットコンビネーションテーブル内の少なくとも2つの値は、スロットに使用され、少なくとも2つの値の数は、周波数セグメンテーションの数に関連する。UEは、スロットフォーマットコンビネーションテーブルで構成されてもよく、UEは、DCI、例えば、DCIフォーマット2_0を検出することができ、DCIのRBインデックスフィールドによって提供されたRBインデックスの数は、Xであってもよい。SlotFormatCombination中の値の数は、少なくともX+1に等しくてもよい。SlotFormatCombination中の値の数は、(X+1)の整数倍であってもよい。SlotFormatCombination中の(X+1)個の値それぞれは、スロット等の時間単位に対するスロットフォーマットを示すことができる。
例えば、表2は、スロットフォーマットコンビネーションテーブルの例である。
SlotFormatCombinationID「0」を例に挙げると、RBインデックスフィールド(X=1)によって1つのRBインデックスが提供され、SlotFormatCombinationの値の数は、少なくとも2(X+1)である。SlotFormatCombinationID「3」を例に挙げると、SlotFormatCombinationの値の数は、4((X+1)の2倍)である。スロットフォーマットコンビネーションは、複数のスロットフォーマットの組み合わせである。
例えば、表3は、スロットフォーマットコンビネーションテーブルの別の例である。
例えば、「2、0」は、表1に示したスロットフォーマット「2」とスロットフォーマット「0」の組み合わせを意味する。スロット対して2つの値を取る場合、最初の値、すなわち、「2」は、RB#0~RB#49に適用され、2番目の値、すなわち、「0」は、RB#50~RB#99に適用される。
図21Aは、本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクソースを示す概略図である。図21Aを参照すると、1つの実施形態において、UEは、例えば、RRC構成により、DCI指示により、MAC CE指示により、事前に定義することにより、リソースをブランク(リソース)として示すことができる。ブランクリソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、空間領域リソース、時間および周波数領域リソース、時間および空間領域リソース、または周波数および空間領域リソースであってもよい。
1つの実施形態において、UEは、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向がブランクとして決定されたときに、周波数セグメンテーション内でDL受信および/またはUL送信をミュートしてもよい。つまり、UEは、ブランクリソースにおいてDL受信および/またはUL送信を実行しない可能性がある。
例えば、図21Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクソースに対する受信制限を示す概略図である。図21Bを参照すると、UEにブランクとして示されたリソースについて、ネットワークデバイスは、ブランクリソースをDLリソースに上書きすることができないため、UEは、例えば、RRC構成により、DCI指示により、ブランクリソースを他のリソース、例えば、DLリソース、ULリソース、またはフレキシブルリソースに上書きする情報を検出することを予期しない可能性がある。
1つの実施形態において、UEは、ブランクパターンを受信することができる。ブランクパターンは、時間単位のセットのうちの1つがブランクとして決定されるかどうかを示す。例えば、上位層またはDCI指示により、UEにブランクパターンを提供してもよい。リソースが「有効(enable)」または「真(true)」を示すブランクパターンに関連している場合、例えば、ブランクパターンがリソースに対して「1」を示すことができる場合、UEは、リソースにおいてDL受信を行うことができない。リソースが「有効(enable)」または「真(true)」を示すブランクパターンに関連している場合、例えば、ブランクパターンがリソースに対して「1」を示すことができる場合、UEは、リソースにおいてUL送信を行うことができない。一方、リソースが「無効(disable)」または「偽(false)」を示すブランクパターンに関連している場合、例えば、ブランクパターンがリソースに対して「0」を示すことができる場合、UEは、リソースにおいてDL受信またはUL送信を行うことができる。
例えば、図22は、本発明の1つの例示的実施形態に係るブランクパターンを示す概略図である。図22を参照すると、ブランクパターンは、{1001}である。ステップS2201において、UEは、そのブランクパターンが「1」を示す場合に、DL PRS受信を行うことができない。ステップS2202において、UEは、そのブランクパターンが「0」を示す場合に、SRS送信を行うことができる。ステップ2203において、UEは、そのブランクパターンが「0」を示す場合に、DL PRS受信を行うことができる。ステップS2204において、UEは、そのブランクパターンが「1」を示す場合に、SRS送信を行うことができない。
図23は、本発明の1つの例示的実施形態に係る別のブランクパターンを示す概略図である。図23を参照すると、ブランクパターンは、{01000000}である。ステップS2301において、UE1は、そのブランクパターンが「1」を示す場合に、DL PRS受信を実行することができない。ステップS2302において、UE1は、そのブランクパターンが「0」を示す場合に、SRS送信を行うことができる。
図24は、本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定を示す概略図である。図24を参照すると、ネットワークデバイスは、P=5スロット、N=RBインデックス50、伝送方向:フレキシブルおよびDL、およびブランクパターン:{0、1、0、1、0}というパラメータをUEに提供することができる。したがって、タイムスロットslot#nからタイムスロットslot#(n+4)まで、2つの周波数セグメンテーションがリソースブロックRB#50~リソースブロックRB#99のDLおよびリソースブロックRB#0~リソースブロックRB#49のフレキシブルとして構成される。さらに、タイムスロットslot#(n+1)およびタイムスロットslot#(n+4)において、それらは、リソースブロックRB#0~リソースブロックRB#49のブランクパターンによってブランクとして構成される。
1つの実施形態において、周波数セグメンテーションに対する伝送方向がフレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成されたとき、UEは、DL信号の受信を無効にすることができる。DL信号は、例えば、DL PRSまたはPDCCHであってもよい。二重モードは、時間単位内で複数の周波数セグメンテーションが異なる伝送方向として構成されたときに構成される。
1つの実施形態において、UEは、上位層の構成(すなわち、第1構成)によりフレキシブルリソースで構成されてもよく、UEは、リソースをフレキシブルリソースとして示すDCIフォーマット2_0(すなわち、第2構成)を検出することができ、UEは、上位層によりフレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信するように構成される。しかしながら、UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信することができない。
例えば、図25は、本発明の実施形態に係るフレキシブルリソースに対する受信制限を示す概略図である。図25を参照すると、UEは、二重モードで構成される。リソースは、上位層の構成によりフレキシブルリソースとして示すことができる。さらに、リソースは、DCIフォーマット2_0によってフレキシブルリソースとして示すことができる。そのとき、フレキシブルリソースが構成された場合、UEは、DL PRSを受信することができない。
1つの実施形態において、UEは、上位層の構成によりフレキシブルリソースで構成されてもよいが、UEは、フレキシブルリソースに対するスロットフォーマットを提供するDCIフォーマット2_0を検出することができない。UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPDCCHを受信することができない。さらに、UEが上位層によりフレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信するように構成された場合、UEがduplex_modeで構成された場合に、UEは、フレキシブルリソースにおいてDL PRSを受信することができない。
例えば、図26は、本発明の実施形態に係るフレキシブルリソースに対する別の受信制限を示す概略図である。図26を参照すると、UEは、二重モードで構成される。リソースは、上位層の構成によりフレキシブルリソースとして示すことができる。しかしながら、UEは、DCIフォーマット2_0を見逃す可能性がある。そのとき、フレキシブルリソースが構成された場合、UEは、DL PRSおよび/またはPDCCHを受信することができない。
1つの実施形態において、周波数セグメンテーションに対する伝送方向がフレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成された場合、UEは、UL信号の送信を無効にすることができる。UL信号は、例えば、SRS、PUCCH、PUSCH、またはPRACHであってもよい。
1つの実施形態において、UEは、上位層の構成によりフレキシブルリソースで構成されてもよく、UEは、フレキシブルリソースに対するスロットフォーマットを提供するDCIフォーマット2_0を検出することができない。UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてSRSを送信することができない。UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPUCCHを送信することができない。UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースにおいてPUSCHを送信することができない。UEがduplex_modeで構成された場合、UEは、フレキシブルリソースでPRACHを送信することができない。注意すべきこととして、UEにenableConfiguredULを提供してもよい。
例えば、図27は、本発明の実施形態に係るフレキシブルリソースに対する送信制限を示す概略図である。図27を参照すると、UEは、二重モードで構成される。リソースは、上位層の構成によりフレキシブルリソースとして示すことができる。しかしながら、UEは、DCIフォーマット2_0を見逃す可能性がある。そのとき、フレキシブルリソースが構成された場合、UEは、SRS、PUCCH、PUSCH、および/またはPRACHを送信することができない。
例えば、図28は、本発明の1つの例示的実施形態に係るBWPに対する伝送方向設定を示す概略図である。図28を参照すると、1つの実施形態において、上述した第2構成は、BWP/サブバンド固有の構成であってもよい。
1つの実施形態において、BWP固有の構成に関して、UEは、周波数範囲、例えば、サービングセル内で第1サブバンド、例えば、第1BWP、および第2サブバンド、例えば、第2BWPで構成されてもよい。UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_first_sub-band(すなわち、第2構成)のパラメータで構成されてもよく、そのパラメータは、第1サブバンドにおいてtdd-UL-DL-ConfigurationCommon(すなわち、第1構成)によって提供されたスロット数にわたってフレキシブルシンボルごとのスロットのみを上書きすることができる。UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_second_sub-band(すなわち、第2構成)のパラメータで構成されてもよく、そのパラメータは、第2サブバンドにおいてtdd-UL-DL-ConfigurationCommon(すなわち、第1構成)によって提供されたスロット数にわたってフレキシブルシンボルごとのスロットのみを上書きすることができる。
例えば、図29は、本発明の実施形態に係るBWP固有のUL-DL構成を示す概略図である。図29を参照すると、上部の図において、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon(すなわち、第1構成)は、帯域幅部分BWP#0およびBWP#1の両方に対してパラメータを提供する。下部の図において、BWP#0に対する第2構成は、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_first_sub-bandであってもよく、BWP#1に対する第2構成は、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated_second_sub-bandであってもよい。
1つの実施形態において、UEは、第1BWP、例えば、アクティブBWPにおいてネットワークデバイスと通信することができ、周波数範囲、例えば、サービングセル内で第1BWPにおいてDCIフォーマット2_0を検出することができる。DCIフォーマット2_0のSFIインデックスフィールドは、第1BWPにのみ適用することができる。
例えば、図30は、本発明の1つの例示的実施形態に係るBWP固有のスロットフォーマットインジケータ(SFI)構成を示す概略図である。図30を参照すると、ステップS3001において、UEは、帯域幅部分BWP#0においてDCIフォーマット2_0を検出することができる。BWP#0に対する第2構成は、SFIインデックスフィールドを含むBWP#0に対するDCIフォーマット2_0であってもよい。そのとき、BWP#0に対するDCIフォーマット2_0のSFIインデックスフィールドは、フレキシブルリソースをDLリソースに上書きすることができる。しかしながら、BWP#0に対するDCIフォーマット2_0のSFIインデックスフィールドを帯域幅部分BWP#1に適用することはできない。単に、BWP#1に対する第2構成を帯域幅部分BWP#1に適用することができる。
セル固有の/UE固有のUL-DL構成に関して、1つの実施形態において、以下は、サービングセル等の周波数範囲に適用可能である。UEにtdd-UL-DL-ConfigurationCommonが提供された場合、UEは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonで示されたスロット数にわたってスロットごとのスロットフォーマットを設定することができる。UEに追加でtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedが提供された場合、パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedは、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonによって提供されたスロット数にわたってスロットごとのフレキシブルシンボルのみを上書きすることができる。これは、第1伝送方向がフレキシブルであるときにのみ、第3伝送方向が第2方向であることを意味する。
例えば、図31Aおよび図31Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るセル固有の/UE固有のUL-DL構成を示す概略図である。図31Aおよび図31Bを参照すると、tdd-UL-DL-ConfigurationCommonによって提供されたフレキシブルリソースは、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicatedによってDLリソースとして上書きすることができる。
1つの実施形態において、UEは、第1BWPおよび第2BWPで構成されてもよく、UEは、第1BWP、例えば、アクティブBWPにおいて操作することができる。UEは、第1BWPにおいてDCIフォーマット2_0(すなわち、第2構成)を検出することができ、DCIフォーマット2_0のSFIインデックスフィールドは、第1BWPおよび第2BWPに対して別々にスロットフォーマットを示すことができる。
例えば、図32は、本発明の1つの実施形態に係る動的指示を示す概略図である。図32を参照すると、ステップS3301において、UEは、帯域幅部分BWP#0においてDCIフォーマット2_0を検出することができ、SFIインデックスフィールドは、例えば、フレキシブルリソースをDLリソースに上書きすることを示し、BWP#0に適用される第1情報と、例えば、フレキシブルリソースをULリソースに上書きすることを示し、BWP#1に適用される第2情報とを含むことができる。
図33は、本発明の1つの例示的実施形態に係る伝送方向設定方法のフローチャートである。図33を参照すると、この方法は、ネットワークデバイスに適している。ネットワークデバイスは、第1構成を送信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示す(S3310)。1つの実施形態において、第1構成は、例えば、tdd-UL-DL-ConfigurationCommon、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated、または伝送方向の設定に使用される他の構成等の上位層の構成であってもよい。1つの実施形態において、第1伝送方向は、例えば、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。1つの実施形態において、周波数範囲は、例えば、サービングセル、サービングセルのBWP等のサブバンド、またはネットワークデバイスによって提供されるリソースブロック(RB)の範囲であってもよい。1つの実施形態において、時間単位は、1つまたはそれ以上のタイムスロットまたは1つまたはそれ以上のシンボルである。
ネットワークデバイスは、第2構成を送信して、時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示す(ステップS3320)。1つの実施形態において、第2構成は、tdd-UL-DL-ConfigurationDedicated等の上位層の構成または伝送方向の設定に使用される他の構成であってもよい。1つの実施形態において、第2構成は、ダウンリンク制御情報(DCI)、例えば、DCIフォーマット2_0であってもよい。1つの実施形態において、第2伝送方向は、例えば、DL、UL、フレキシブル、またはブランクであってもよい。周波数セグメンテーションは、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、周波数セグメンテーションは、周波数範囲の一部である。周波数セグメンテーションは、周波数範囲より小さくてもよい。
ネットワークデバイスは、第2伝送方向に基づいて、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定する(ステップS3330)。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がDLであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をDLとして決定することができる。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がULであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をULとして決定することができる。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がフレキシブルであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をフレキシブルとして決定することができる。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、または第1伝送方向がULであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、または第1伝送方向がDLであり、かつ第2伝送方向がブランクであるとき、周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向をブランクとして決定することができる。
1つの実施形態において、周波数セグメンテーションは、第1RB~第2RBの範囲を占有し、第1RBおよび第2RBは、共通リソースブロック(CRB)グリッドに関連し、第2構成は、第1RBのRBインデックスおよび第2RBのRBインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
1つの実施形態において、第2構成は、さらに、タイムスロット内の別の周波数セグメンテーションに対する第4伝送方向を示し、周波数領域において、周波数セグメンテーションと別の周波数セグメンテーションの間に重複は存在しない。ネットワークデバイスは、第4伝送方向に基づいて、別の周波数セグメンテーションに対する第5伝送方向を決定することができる。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、スロットフォーマットテーブルを構成することができ、スロットフォーマットテーブルは、シンボルに対する複数の伝送方向を含み、複数の伝送方向の数は、周波数セグメンテーションの数に関連する。
1つの実施形態において、ネットワークデバイスは、スロットフォーマットコンビネーションテーブルを構成することができ、スロットフォーマットコンビネーションテーブル内の少なくとも2つの値は、スロットに使用され、少なくとも2つの値の数は、周波数セグメンテーションの数に関連する。
ネットワークデバイスの実施形態の詳細な説明は、UEに適応した上記の実施形態を参照することができるため、ここでは説明を省略する。
図34Aは、本発明の1つの例示的実施形態に係るレイテンシーの削減を示す概略図である。図34Aに参照すると、PSSCHが送信された場合、本発明の実施形態のネットワークデバイスは、1つのタイムスロットを待つだけでよく、その後、PUCCHでHARQフィードバックを受信する。したがって、フィードバック遅延のレイテンシーを削減することができる。
図34Bは、本発明の1つの例示的実施形態に係るスケジューリングの削減およびカバレッジの拡大を示す概略図である。図34Bを参照すると、ULデータを送信したい場合、本発明の実施形態のネットワークデバイスは、ULデータ用のDCIによってULリソースをスケジュールすることができ、そのULリソースは、DCIがスケジュールされたタイムスロットから1つのタイムスロット離れた持続期間にあるため、ULスケジューリング遅延を削減することができる。さらに、PUSCHの繰り返し送信(PUSCH repetition)を提供して、ULカバレッジを拡大することができる。
図35は、本発明の1つの例示的実施形態に係る通信デバイス3500を示すブロック図である。図35を参照すると、通信デバイス3500は、UEまたはネットワークデバイスであってもよい。通信デバイス3500は、プロセッサ3510を含むことができるが、本発明はこれに限定されない。プロセッサ3510(例えば、処理回路を有する)は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)等を含むことができる。プロセッサ3510は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施形態における方法を実施することができる。
通信デバイス3500に保存されたプログラムコードは、プロセッサ3510によって実行されるときに、上述した全実施形態のすべての技術方案を採用するため、少なくとも上述した全実施形態のすべての技術方案によってもたらされるすべての有益な効果を有し、ここでは、さらなる説明を組み込まない。
選択的に、図35に示すように、通信デバイス3500は、さらに、メモリ3520を含むことができる。メモリ3500は、揮発性および/または非揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含むことができる。メモリ3500は、取り外し可能、取り外し不可能、またはその組み合わせであってもよい。例示的メモリには、固体状態メモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブ等が含まれる。プロセッサ3510は、メモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施形態における方法を実施することができる。
メモリ3520は、プロセッサ3510とは独立した別のデバイスであってもよく、またはプロセッサ3510に統合されてもよい。
選択的に、図35に示すように、通信デバイス3500は、さらに、トランシーバ3530を含むことができ、プロセッサ3510は、トランシーバ3530を制御して、他のデバイスと通信することができる。送信機(例えば、送信/伝送回路)および受信機(例えば、受信/受信回路)を有するトランシーバ3500は、時間および/または周波数リソース分割情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、トランシーバ3500は、使用可能、使用不可能、および柔軟に使用可能なサブフレームおよびスロットフォーマットを含む(ただし、本発明はこれに限定されない)異なる種類のサブフレームおよびスロットにおいて送信するように構成されてもよい。トランシーバ3500は、データおよび制御チャネルを受信するように構成されてもよい。
具体的に説明すると、トランシーバ3530は、他のデバイスに情報またはデータを送信してもよく、または他のデバイスによって送信された情報またはデータを受信してもよい。
具体的に説明すると、トランシーバ3530は、送信機および受信機を含むことができる。トランシーバ3530は、さらに、アンテナを含んでもよく、アンテナの数は、1つ以上であってもよい。
選択的に、本発明の実施形態において、通信デバイス3500は、特に、ネットワークデバイスであってもよく、通信デバイス3500は、本発明の実施形態のさまざまな方法でネットワークデバイスによって実施される対応のプロセスを実施することができる。簡潔にするため、関連説明については省略する。
選択的に、本発明の実施形態において、通信デバイス3500は、特に、モーバイル端末、端末装置、またはUEであってもよく、通信デバイス3500は、本発明の実施形態におけるさまざまな方法でモーバイル端末、端末装置、またはUEによって実施される対応のプロセスを実施することができる。簡潔にするため、関連説明については省略する。
以上のように、本発明の実施形態の伝送方向設定方法、ユーザ端末、およびネットワークデバイスは、サービングセルまたはサービングセルのBWP等の周波数帯域をTDD構成において示された複数の周波数セグメンテーションに分割して、全二重を実現することができる。さらに、上位層の構成またはDCI等の第2構成によって提供されたパラメータは、第1構成によって提供されたパラメータを上書きすることができる。したがって、ULカバレッジを拡大し、フィードバックまたはスケジューリングレイテンシーを削減し、対となっていないスペクトルにおけるNR TDD動作の構成の柔軟性を向上させることができる。
本分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の範囲または精神から逸脱せずに、開示された実施形態に対してさまざまな修正および変更が可能であることが理解されよう。これを考慮して、本発明は、以下の特許請求の範囲およびそれらの同等物の範囲内にある修正および変更を包含することが意図されている。
本発明の伝送方向設定方法、ユーザ端末、およびネットワークデバイスは、無線通信技術に適用することができる。
D ダウンリンク
U アップリンク
201 DLシンボル
202 フレキシブルシンボル
203 ULシンボル
Slot#0~Slot#13 タイムスロット
Sym#0~Sym#13 シンボル
F フレキシブル
100 通信システム
110 ネットワークデバイス
120 ユーザー端末(UE)
S1010~S1030、S2201~S2204、S2301~S2302、S3301、S3310~S3330 ステップ
FR 周波数範囲
TU、TU1、TU2 タイムスロット
FS1、FS2、FS12、FS22 周波数セグメンテーション
RB#0、RB#46、RB#50、RB#99、RB#n、RB#N リソースブロック
BWP#1、BWP#2、BWP 帯域幅部分
B ブランク
3500 通信デバイス
3510 プロセッサ
3520 メモリ
3530 トランシーバ

Claims (36)

  1. ユーザ端末(UE)に適した伝送方向設定方法であって、
    第1構成を受信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、
    第2構成を受信して、前記時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、前記周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ前記周波数範囲の一部であることと、
    前記第2伝送方向に基づいて、前記周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、
    を含む方法。
  2. 前記周波数セグメンテーションが、第1RBから第2RBまでの範囲を占有し、前記第1RBおよび前記第2RBが、共通リソースブロック(CRB)グリッドに関連し、前記第2構成が、前記第1RBのRBインデックスおよび前記第2RBのRBインデックスのうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記周波数範囲が、サービングセルまたは前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)である請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がダウンリンク(DL)であるとき、または前記第1伝送方向が前記DLであり、かつ前記第2伝送方向が前記DLであるとき、または前記第1伝送方向がアップリンク(UL)であり、かつ前記第2伝送方向が前記DLであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記DLとして決定することをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がULであるとき、または前記第1伝送方向が前記ULであり、かつ前記第2伝送方向が前記ULであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記ULであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記ULとして決定することをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、または前記第1伝送方向がULであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記フレキシブルとして決定することをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がブランクであるとき、または前記第1伝送方向がULであり、かつ前記第2伝送方向が前記ブランクであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記ブランクであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記ブランクとして決定することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向が前記ブランクとして決定されたとき、前記周波数セグメンテーション内のDL受信および/またはUL送信をミュートすることをさらに含む請求項7に記載の方法。
  9. ブランクパターンを受信することをさらに含み、前記ブランクパターンが、時間単位のセットのうちの1つが前記ブランクとして決定されるかどうかを示す請求項8に記載の方法。
  10. 前記第2構成が、さらに、前記時間単位内の別の周波数セグメンテーションに対する第4伝送方向を示し、周波数領域において、前記周波数セグメンテーションと前記別の周波数セグメンテーションの間に重複が存在せず、前記方法が、さらに、
    前記第4伝送方向に基づいて、前記別の周波数セグメンテーションに対する第5伝送方向を決定することを含む請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  11. 前記第1構成が、上位層の構成である請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  12. 前記第2構成が、上位層の構成である請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  13. 前記第2構成が、ダウンリンク制御情報(DCI)である請求項1~3のいずれかに記載の方法。
  14. スロットフォーマットテーブルを構成することをさらに含み、前記スロットフォーマットテーブルが、シンボルに対する複数の伝送方向を含み、前記複数の伝送方向の数が、周波数セグメンテーションの数に関連する請求項13に記載の方法。
  15. スロットフォーマットコンビネーションテーブルを構成することをさらに含み、前記スロットフォーマットコンビネーションテーブル内の少なくとも2つの値が、スロットに使用され、前記少なくとも2つの値の数が、周波数セグメンテーションの数に関連する請求項13に記載の方法。
  16. 前記周波数セグメンテーションに対する前記伝送方向が前記フレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成されたとき、DL信号の受信を無効にすることをさらに含む請求項6に記載の方法。
  17. 前記周波数セグメンテーションに対する前記伝送方向が前記フレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成されたとき、UL信号の送信を無効にすることをさらに含む請求項6に記載の方法。
  18. 信号の送信または受信に使用されるトランシーバと、
    プログラムコードを保存するために使用されるメモリと、
    前記トランシーバおよび前記メモリに結合され、前記プログラムコードを実行して、
    前記トランシーバを介して、第1構成を受信し、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、
    前記トランシーバを介して、第2構成を受信し、前記時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、前記周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ前記周波数範囲の一部であることと、
    前記第2伝送方向に基づいて、前記周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、
    を行うように構成されたプロセッサと、
    を含むユーザ端末(UE)。
  19. 前記周波数セグメンテーションが、第1RBから第2RBまでの範囲を占有し、前記第1RBおよび前記第2RBが、共通リソースブロック(CRB)グリッドに関連し、前記第2構成が、前記第1RBのRBインデックスおよび前記第2RBのRBインデックスのうちの少なくとも1つを含む請求項18に記載のUE。
  20. 前記周波数範囲が、サービングセルまたは前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)である請求項18に記載のUE。
  21. 前記プロセッサが、さらに、
    前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がダウンリンク(DL)であるとき、または前記第1伝送方向が前記DLであり、かつ前記第2伝送方向が前記DLであるとき、または前記第1伝送方向がアップリンク(UL)であり、かつ前記第2伝送方向が前記DLであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記DLとして決定するように構成された請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  22. 前記プロセッサが、さらに、
    前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がULであるとき、または前記第1伝送方向が前記ULであり、かつ前記第2伝送方向が前記ULであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記ULであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記ULとして決定するように構成された請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  23. 前記プロセッサが、さらに、
    前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、または前記第1伝送方向がULであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記フレキシブルであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記フレキシブルとして決定するように構成された請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  24. 前記プロセッサが、さらに、
    前記第1伝送方向がフレキシブルであり、かつ前記第2伝送方向がブランクであるとき、または前記第1伝送方向がULであり、かつ前記第2伝送方向が前記ブランクであるとき、または前記第1伝送方向がDLであり、かつ前記第2伝送方向が前記ブランクであるとき、前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向を前記ブランクとして決定するように構成された請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  25. 前記プロセッサが、さらに、
    前記周波数セグメンテーションに対する前記第3伝送方向が前記ブランクとして決定されたとき、前記トランシーバを介して、前記周波数セグメンテーション内のDL受信および/またはUL送信をミュートするように構成された請求項24に記載のUE。
  26. 前記プロセッサが、さらに、
    前記トランシーバを介して、ブランクパターンを受信するように構成され、前記ブランクパターンが、時間単位のセットのうちの1つが前記ブランクとして決定されるかどうかを示す請求項24に記載のUE。
  27. 前記第2構成が、さらに、前記タイムスロット内の別の周波数セグメンテーションに対する第4伝送方向を示し、周波数領域において、前記周波数セグメンテーションと前記別の周波数セグメンテーションの間に重複が存在せず、前記プロセッサが、さらに、
    前記第4伝送方向に基づいて、前記別の周波数セグメンテーションに対する第5伝送方向を決定するように構成された請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  28. 前記第1構成が、上位層の構成である請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  29. 前記第2構成が、上位層の構成である請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  30. 前記リソース構成が、ダウンリンク制御情報(DCI)である請求項18~20のいずれか1項に記載のUE。
  31. 前記プロセッサが、さらに、
    スロットフォーマットテーブルを構成するように構成され、前記スロットフォーマットテーブルが、シンボルに対する複数の伝送方向を含み、前記複数の伝送方向の数が、周波数セグメンテーションの数に関連する請求項30に記載のUE。
  32. 前記プロセッサが、さらに、
    スロットフォーマットコンビネーションテーブルを構成するように構成され、前記スロットフォーマットコンビネーションテーブル内の少なくとも2つの値が、スロットに使用され、前記少なくとも2つの値の数が、周波数セグメンテーションの数に関連する請求項30に記載のUE。
  33. 前記プロセッサが、さらに、
    前記周波数セグメンテーションに対する前記伝送方向が前記フレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成されたとき、前記トランシーバを介して、DL信号の受信を無効にするように構成された請求項23に記載のUE。
  34. 前記プロセッサが、さらに、
    前記周波数セグメンテーションに対する前記伝送方向が前記フレキシブルとして決定され、かつ二重モードが構成されたとき、前記トランシーバを介して、UL信号の送信を無効にするように構成された請求項23に記載のUE。
  35. ネットワークデバイスに適した伝送方向設定方法であって、
    第1構成を送信して、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、
    第2構成を送信して、前記時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、前記周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、かつ前記周波数範囲の一部であることと、
    前記第2伝送方向に基づいて、前記周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、
    を含む方法。
  36. 信号の送信または受信に使用されるトランシーバと、
    プログラムコードを保存するために使用されるメモリと、
    前記トランシーバおよび前記メモリに結合され、前記プログラムコードを実行して、
    前記トランシーバを介して、第1構成を送信し、時間単位内の周波数範囲に対する第1伝送方向を示すことと、
    前記トランシーバを介して、第2構成を送信し、前記時間単位内の周波数セグメンテーションに対する第2伝送方向を示し、前記周波数セグメンテーションが、1つのリソースブロック(RB)または連続したRBのセットで構成され、前記周波数範囲の一部であることと、
    前記第2伝送方向に基づいて、前記周波数セグメンテーションに対する第3伝送方向を決定することと、
    を行うように構成されたプロセッサと、
    を含むネットワークデバイス。

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