JP2023161992A - 加工装置及び物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物を高精度に加工するのに有利な加工装置を提供する。【解決手段】被加工物にレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工装置であって、回転軸を中心として回転することで、射出後の前記レーザ光の強度分布を前記回転軸を中心として回転させる回転部と、前記被加工物に照射される前記レーザ光を走査する走査部と、前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と、前記回転軸とのずれによって生じる、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する制御部と、を有することを特徴とする加工装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、加工装置及び物品の製造方法に関する。
レーザ加工装置は、ガルバノスキャナなどの可動式ミラーと、集光レンズとを用いて、被加工物上でレーザ光を走査・集光し、被加工物に対して各種の加工(例えば、穴加工)を行う装置である。近年では、被加工物上に集光するレーザ光の入射角度を制御することで、加工穴の穴径や壁面の角度を高精度に制御可能なレーザ加工装置が提案されている(特許文献1参照)。
独国特許発明第102004053298号明細書
しかしながら、従来のレーザ加工装置では、被加工物上に集光するレーザ光の形状に歪みがあると、その影響を、被加工物に形成される加工穴が受けてしまうため、かかる加工穴を所望の形状で形成することが困難となる。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、被加工物を高精度に加工するのに有利な加工装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての加工装置は、被加工物にレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工装置であって、回転軸を中心として回転することで、射出後の前記レーザ光の強度分布を前記回転軸を中心として回転させる回転部と、前記被加工物に照射される前記レーザ光を走査する走査部と、前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と、前記回転軸とのずれによって生じる、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、被加工物を高精度に加工するのに有利な加工装置を提供することができる。
本発明の一側面としての加工装置の構成を示す概略図である。 図1に示す加工装置の像回転器の構成及び作用を説明するための図である。 被加工物に集光されたレーザ光の軌道を説明するための図である。 被加工物に集光されたレーザ光の軌道を説明するための図である。 図1に示す加工装置のセンサ部の構成及び作用について説明する。 像回転器の回転軸とレーザ光の光軸との間に位置や角度の誤差が発生している状態を示す図である。 図1に示す加工装置の処理フローを示す図である。 被加工物に集光されたレーザ光の軌道を説明するための図である。 図1に示す加工装置の処理フローを示す図である。 図1に示す加工装置の像回転器の調整に関する処理を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一側面としての加工装置1の構成を示す概略図である。加工装置1は、被加工物210にレーザ光201(レーザビーム)を照射して被加工物210を加工するレーザ加工装置である。加工装置1は、被加工物210に対して各種の加工を行うことが可能であるが、本実施形態では、被加工物210に対して穴加工を行う装置として具現化される。加工装置1は、図1に示すように、加工ヘッド部200と、センサ部220と、制御部230と、を有する。
加工ヘッド部200は、像回転器202と、第1部分透過ミラー203と、シフタユニット204と、第1拡大レンズ205と、第2拡大レンズ206と、スキャナユニット207と、集光レンズ209と、を含む。
像回転器202は、レーザ光201と同軸に回転し、射出後のレーザ光201が自転可能である機能を有する。像回転器202は、回転軸を中心として回転することで、射出後のレーザ光201の強度分布を回転軸を中心として回転させる回転部として機能する。
第1部分透過ミラー203は、像回転器202から射出されたレーザ光201を、センサ部220に入射するレーザ光と、シフタユニット204に入射するレーザ光とに分岐(分離)する。従って、像回転器202から射出されたレーザ光201は、第1部分透過ミラー203を介して、その一部がセンサ部220に入射し、その残りがシフタユニット204に入射する。
シフタユニット204は、像回転器202の後段に設けられ、その内部に、複数の回転自由度を有する可動式ミラー又は可動式透明基板を含む。シフタユニット204は、入射したレーザ光201を上下左右方向に平行移動(シフト)させる。本実施形態において、シフタユニット204は、被加工物210に照射(入射)するレーザ光201の位置を変更する第1走査部として機能する。また、シフタユニット204は、被加工物210に照射(入射)するレーザ光201の角度を変更する第2走査部として機能するスキャナユニット207と協働して、被加工物210に照射されるレーザ光201を走査する走査部として機能する。
第1拡大レンズ205及び第2拡大レンズ206は、シフタユニット204から射出されたレーザ光のビーム径を拡大する。第1拡大レンズ205は、レーザ光201の進行方向に沿って移動可能に設けられている。
第1拡大レンズ205及び第2拡大レンズ206でビーム径が拡大されたレーザ光201は、スキャナユニット207で反射され、集光レンズ209を介して、被加工物210に集光される。スキャナユニット207は、像回転器202の後段に設けられ、例えば、レーザ光201を反射する反射ミラーMと、反射ミラーMを駆動する第1アクチュエータ208A及び第2アクチュエータ208Bとを含む。スキャナユニット207は、第1アクチュエータ208A及び第2アクチュエータ208Bで反射ミラーMを駆動することで、レーザ光201の反射角度を2方向に調節可能である。
センサ部220には、第1部分透過ミラー203で反射(分岐)されたレーザ光201が入射する。センサ部220は、第2部分透過ミラー221と、第1反射ミラー224と、第2反射ミラー225と、第3部分透過ミラー226と、センサ227と、を含む。
第2部分透過ミラー221は、センサ部220に入射したレーザ光201を、第1光路222を通るレーザ光と、第2光路223を通るレーザ光とに分岐(分離)する。第1光路222を通るレーザ光201は、第1反射ミラー224及び第2反射ミラー225を介して、第3部分透過ミラー226で反射され、センサ227に入射する。第2光路223を通るレーザ光201は、第3部分透過ミラー226を透過して、センサ227に入射する。センサ227は、入射した2つのレーザ光201のそれぞれの位置を検出し、位置情報として制御部230に伝達する。
制御部230は、CPUやメモリなどを含むコンピュータ(情報処理装置)で構成され、例えば、記憶部に記憶されたプログラムに従って加工装置1の各部を統括的に制御して加工装置1を動作させる。制御部230は、本実施形態では、像回転器202、シフタユニット204、第1拡大レンズ205(に備えられたアクチュエータ)、スキャナユニット207に備えられた第1アクチュエータ208及び第2アクチュエータ208を制御する。また、制御部230は、各種の計算(演算)機能を有し、センサ227から伝達される位置情報に基づいて、レーザ光201の変動を求めたり、各アクチュエータを駆動するための駆動信号を生成したりする。制御部230は、本実施形態において、レーザ光201を被加工物210に照射して被加工物210を加工する処理を行う。
図2を参照して、像回転器202の構成及び作用について説明する。像回転器202は、レーザ光201の像(光束)を回転させるための像回転素子302と、像回転素子302を収容するハウジング301と、を含む。例えば、像回転器202は、ハウジング301の内部に、像回転素子302を挿入することで構成されている。
像回転素子302は、本実施形態では、台形直方体形状を有するプリズムで構成され、例えば、ドーププリズム又はダブプリズムと称される。像回転素子302は、その内部で、レーザ光201を反転・回転する特性を有する。例えば、像回転素子302の回転に伴い、レーザ光201の入射像303(強度分布)は射出像304(強度分布)となる。具体的には、像回転素子302(ドーププリズム)が1回転すると、射出像304が2倍の周期で回転する(即ち、2回転する)ことが知られている。
ハウジング301は、本実施形態では、レーザ光201と同軸で、像回転素子302と一体で回転可能に構成されている。従って、ハウジング301を回転させることで像回転素子302も回転し、射出後のレーザ光201が回転(自転)する。ハウジング301(像回転器202)の回転には、例えば、電磁式や空圧式のアクチュエータが用いられ、かかるアクチュエータに設けられたセンサによって回転速度や回転数が検知され、動作情報として制御部230に伝達される。
図3を参照して、被加工物210に集光されたレーザ光201の軌道について説明する。図3は、加工ヘッド部200において、像回転器202を固定し(即ち、像回転器202を回転させずに)、レーザ光201を被加工物210に集光した状態を示している。上述したように、レーザ光201は、集光レンズ209を介して、被加工物210に集光される。被加工物210に集光されたレーザ光201の形状の一例を、レーザ光201の集光形状401として図3に示す。集光形状401が楕円形となる主な理由は、レーザ光201の発振器の特性に起因する強度分布の歪み、及び、加工ヘッド部200に至るまでの光学系や加工ヘッド部200の光学系の収差の影響などが考えられる。なお、被加工物210に集光されたレーザ光201の形状(集光形状)は、必ずしも楕円形であるとは限らず、中心非対称な歪み形状なども想定される。
加工ヘッド部200において、シフタユニット204とスキャナユニット207とを連動して動作させることで、レーザ光201(の集光点)を軌道402に沿って(即ち、円の軌道402を描くように)走査する。これにより、加工穴403が被加工物210に形成されるが、レーザ光201の集光形状401に歪みがあると、被加工物210に形成される加工穴403の形状が影響を受ける。図3では、真円の軌道402に対して、加工穴403の形状が楕円形となり、加工形状の誤差が生じてしまっている。このような問題は、特許文献1に開示されている従来の加工装置においても同様に生じる。
図4は、加工ヘッド部200において、像回転器202を回転させて、レーザ光201を被加工物210に集光した状態を示している。上述したように、レーザ光201は、集光レンズ209を介して、被加工物210に集光される。この際、像回転器202の回転に伴い、レーザ光201が回転(自転)するため、被加工物210に集光されたレーザ光201の形状として、歪み形状が真円形状の強度に平均化された集光形状501が得られる。従って、被加工物210にレーザ光201を照射して被加工物210を加工している間、像回転器202を常に回転させるように、像回転器202を回転させる。これにより、レーザ光201の形状として、軌道502(軌道上)の各位置に入射するレーザ光201の形状として、真円形状の集光形状501が得られる。
加工ヘッド部200において、シフタユニット204とスキャナユニット207とを連動して動作させることで、レーザ光201(の集光点)を軌道502に沿って走査する。これにより、加工穴503が被加工物210に形成されるが、レーザ光201の集光形状501は真円形状に平均化されているため、被加工物210に形成される加工穴503の形状は、軌道502に相似した形状となる。従って、レーザ光201の集光形状に歪みがあっても、加工穴503の形状は影響を受けず、加工形状の誤差は生じない。
図5(a)及び図5(b)を参照して、センサ部220の構成及び作用について説明する。図5(a)は、図1に示すセンサ部220を部分的に示す図であり、図5(b)は、センサ部220の計測原理を説明するための図である。
図5(a)を参照するに、第1部分透過ミラー203で反射(分岐)されたレーザ光201は、第2部分透過ミラー221を介して、第1光路222を通るレーザ光と、第2光路223を通るレーザ光とに分岐(分離)される。第1光路222を通るレーザ光は、第1反射ミラー224及び第2反射ミラー225を介して、第3部分透過ミラー226で反射され、センサ227に入射する。第2光路223を通るレーザ光201は、第3部分透過ミラー226を透過して、センサ227に入射する。
図5(b)を参照するに、光軸620は、第1部分透過ミラー203で反射され、センサ部220に入射するレーザ光201の初期状態の光軸を示す。光軸621は、光軸620が何らかの要因によって位置や角度が変動した状態の光軸を示す。第2部分透過ミラー面624は、図5(a)に示す第2部分透過ミラー221の反射面を光軸に沿って模擬的に示した面である。角度ずれθ1及び位置ずれd1は、第2部分透過ミラー面624における光軸の変動成分である。第1センサ面625は、図5(a)において、第2光路223を介したセンサ227の受光面を模擬的に示した面である。第2センサ面626は、図5(a)において、第1光路222を介したセンサ227の受光面を模擬的に示した面である。D1は、第2部分透過ミラー面624から第1センサ面625までの設計上の距離であって、図5(a)に示す第2光路223の設計上の光路長に相当する。D2は、第2部分透過ミラー面624から第2センサ面626までの設計上の距離であって、図5(a)に示す第1光路222の設計上の光路長に相当する。
光路622は、変動後の第2光路223におけるレーザ光201の光路を模擬的に示したものである。光路623は、変動後の第1光路222におけるレーザ光201の光路を模擬的に示したものである。図5(a)では、第1光路222及び第2光路223のそれぞれに対するセンサ227の受光面は同一である。但し、図5(b)では、第2部分透過ミラー面624からの距離D1及びD2のそれぞれに応じた2つのセンサ面(第1センサ面625及び第2センサ面626)として模擬的に設定している。従って、図5(a)における第1光路222と第2光路223との光路長の差分は、図5(b)では、距離D2と距離D1との差分となる。
d2は、第1センサ面625における光軸変動後の入射点移動量であって、図5(a)における第1光路222を通るレーザ光のセンサ227への入射位置の変化を擬似的に示したものである。d3は、第2センサ面626における光軸変動後の入射点移動量であって、図5(a)における第2光路223を通るレーザ光のセンサ227への入射位置の変化を擬似的に示したものである。θ2は、第1センサ面625における光軸の角度ずれ(角度変動成分)であって、原理的に、角度ずれθ1と一致する。
以下、制御部230における光軸変動量の計算(計算手法)に関する一連の工程について説明する。まず、第1工程では、センサ部220の計測結果(センサ227に入射した2つのレーザ光のそれぞれの位置)から光軸変動の角度成分を計算する。図5(b)において、角度ずれθ2は、arctan((d3-d2)/(D2-D1))で表される。上述したように、角度ずれθ2は、原理的に、角度ずれθ1と一致するため、光軸変動の角度成分である角度ずれθ1は、arctan((d3-d2)/(D2-D1))で計算することができる。
次いで、第2工程では、センサ部220の計測結果から光軸変動の位置成分を計算する。図5(b)において、位置ずれd1は、d2-D1×tan(θ2)で表されるため、かかる式から光軸変動の位置成分である位置ずれd1を計算することができる。
このような一連の工程(第1工程及び第2工程)によって、センサ部220の計測結果から、光軸変動の角度成分(角度ずれθ1)及び位置成分(位置ずれd1)のそれぞれを計算することができる。
なお、センサ部220の光路にレンズなどの組み合わせによって光学倍率を変化させた光学系を設けることで、角度成分と位置成分との相対的な効き率を変化させてもよい。例えば、センサ部220の光路に光学倍率が2倍の光学系を設けることで、入射レーザ光の変動に対して射出後のレーザ光の角度成分及び位置成分は、それぞれ、1/2倍及び2倍の変化となる。
本実施形態において、像回転器202は、上述したように、電磁式や空圧式のアクチュエータによって、像回転器202に入射するレーザ光201と同軸に回転する。但し、像回転器202に入射するレーザ光201の光軸が時間の経過によって変動した場合、像回転器202の回転中心(回転軸)とレーザ光201の光軸(重心線(レーザ光201の重心(中心)が通る線))との間に位置や角度の誤差(ずれ)が発生する。
図6は、像回転器202の回転軸707とレーザ光201の光軸との間に位置や角度の誤差が発生している状態を示す図である。像回転器202の回転軸707に対してレーザ光201の光軸が変動すると、その変動(誤差)に応じて、像回転器202から射出されるレーザ光201の射出像704には、自転成分706に加えて、像回転器202の回転周期と同期した公転成分708が発生する。その結果、図4に示す被加工物210に集光するレーザ光201にも公転成分が発生し、被加工物210に形成される加工穴の形状に誤差(加工誤差)が生じる。レーザ光201の光軸変動は、レーザ光201の発振器、加工ヘッド部200に至るまでの光学系、加工ヘッド部200の光学系の温度変化による変位などが考えられるため、光軸変動の方向や変動量が経時的に変化する。従って、経時的に変化する光軸変動の方向や変動量を継続的に検出して補正することが必要となる。
図7は、像回転器202から射出されるレーザ光201の像(射出像)に発生する公転成分に起因する加工誤差を補償するための加工ヘッド部200、センサ部220及び制御部230の処理フローを示す図である。
図7を参照するに、まず、センサ部220(センサ227)は、像回転器202から射出したレーザ光201(第1光路222を通るレーザ光及び第2光路223を通るレーザ光)の位置を検出し、その検出信号(位置情報)を制御部230に伝達する。
次いで、制御部230は、センサ部220から伝達された検出信号から、レーザ光201の光軸と像回転器202の回転軸との間の位置や角度の誤差、即ち、レーザ光201の光軸変動に起因する変動成分である公転成分を抽出する。例えば、制御部230は、センサ部220からの検出信号を周波数成分で解析し、像回転器202の回転数と同期した公転成分を抽出する。また、制御部230は、検出信号から抽出した公転成分(変動成分)を、図5(b)を参照して説明した計算によって、角度成分と位置成分とに分離する。
次に、制御部230は、分離した角度成分を打ち消す(低減する)ための角度補償信号(の周期及び振幅)、及び、分離した位置成分を打ち消す(低減する)ための位置補償信号(の周期及び振幅)を生成する。また、制御部230は、被加工物210を加工する際に被加工物210に照射するレーザ光201の角度を制御するための加工信号に対して角度補償信号を重畳することで、スキャナユニット207を駆動するための駆動信号を生成する。同様に、制御部230は、被加工物210を加工する際に被加工物210に照射するレーザ光201の位置を制御するための加工信号に対して位置補償信号を重畳することで、シフタユニット204を駆動するための駆動信号を生成する。なお、レーザ光201の角度又は位置を制御するための加工信号は、レーザ光201の光軸変動に起因する公転成分(変動成分)を考慮せずに予め用意された設計信号である。
被加工物210に照射するレーザ光201の角度を制御するための加工信号に対して角度補償信号を重畳することで生成された駆動信号は、制御部230からスキャナユニット207に与えられる。一方、被加工物210に照射するレーザ光201の位置を制御するための加工信号に対して位置補償信号を重畳することで生成された駆動信号は、制御部230からシフタユニット204に与えられる。これにより、加工ヘッド部200では、シフタユニット204とスキャナユニット207とが連動して動作する。この際、加工信号に各補償信号を重畳した駆動信号が用いられているため、レーザ光201の光軸変動に起因する公転成分(変動成分)が打ち消され、加工誤差を生じることなく、被加工物210に加工穴を形成することができる。
このように、本実施形態では、像回転器202の回転に同期して、レーザ光201の光軸と、像回転器202の回転軸とのずれによって生じる、被加工物210に入射するレーザ光201の角度及び位置の少なくとも一方の変動をセンサ部220で検出する。そして、制御部230において、センサ部220で検出される変動を、シフタユニット204やスキャナユニット207で低減(補償)しながらレーザ光201を被加工物210に照射する処理を行う。従って、本実施形態の加工装置1によれば、レーザ光201の光軸が変動しても、その影響を低減した加工が可能となり、被加工物210を高精度に加工することができる。
なお、本実施形態においては、レーザ光201の光軸変動に起因する公転成分(変動成分)のうち、位置成分をシフタユニット204で低減し、角度成分をスキャナユニット207で低減しているが、これに限定されるものではない。例えば、シフタユニット204の機能とスキャナユニット207の機能とを兼ね備えたユニットを構成し、かかるユニットで位置成分及び角度成分の両方を低減してもよい。
本実施形態では、センサ部220に対して、像回転器202の直後に分岐したレーザ光201を入射させているが、センサ部220に入射するレーザ光201を分岐する位置は、像回転器202の直後に限定されるものではない。例えば、スキャナユニット207の反射ミラーMの一部を部分透過ミラーとし、スキャナユニット207で分岐したレーザ光201をセンサ部220に入射してもよい。
また、本実施形態では、スキャナユニット207は、第1アクチュエータ208A及び第2アクチュエータ208Bで反射ミラーMを駆動することで、レーザ光201の反射角度を2方向に調節可能としているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、ガルバノスキャナなどの可動式ミラーを2組用いることで、レーザ光201を走査してもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、図1に示す加工装置1において、像回転器202の回転数に対して、シフタユニット204及びスキャナユニット207を特定の周期で連動させる。
図8は、加工ヘッド部200において、像回転器202を回転させて、レーザ光201を被加工物210に集光した状態を示している。上述したように、レーザ光201は、集光レンズ209を介して、被加工物210に集光される。
加工ヘッド部200において、シフタユニット204とスキャナユニット207とを連動して動作させることで、レーザ光201(の集光点)を軌道1202に沿って走査する。これにより、加工穴1203が被加工物210に形成されるが、レーザ光201の集光形状1201に歪みがあると、被加工物210に形成される加工穴1203の形状が影響を受ける。
そこで、本実施形態では、軌道1202に沿った方向(公転方向)と同一方向にレーザ光201が回転(自転)するように、軌道1202の1/2の周期で像回転器202を回転させる。換言すれば、レーザ光201を軌道1202に沿って1回走査(公転)させる間に像回転器202を半回転させる。これにより、軌道1202で規定される円の半径方向に同じ分布の強度(同一の強度)を有する集光形状1201が得られるため、被加工物210に形成される加工穴1203の形状は、軌道1202に相似した形状になる。従って、レーザ光201の集光形状に歪みがあっても、加工穴1203の形状は影響を受けず、加工形状の誤差は生じない。ここでは、被加工物210に形成される加工穴の形状を円(円形)としているが、これに限定されるものではなく、円以外にも楕円、長方形、三角形など種々の形状が想定される。被加工物210に形成される加工穴が円以外の形状である場合は、それぞれの形状の中心(例えば、楕円である場合は、2つの中心の真ん中の位置)、重心、内接円の中心、外接円の中心を、本実施形態における円の中心に読み替えることとする。従って、本実施形態における半径方向は、それらの中心(或いは、重心)と加工位置とを結ぶ方向と読み替えることで、円以外の種々の形状に対応することが可能となる。この加工穴を円以外の形状に対応させる例については、本実施形態の全ての記載に適用可能である。
また、本実施形態においても、像回転器202に入射するレーザ光の光軸が時間の経過によって変動した場合、像回転器202の回転中心(回転軸)とレーザ光の光軸(重心線)との間に位置や角度の誤差が発生する。像回転器202の回転軸に対してレーザ光が変動して誤差が発生すると、かかる誤差に応じて、像回転器202から射出されるレーザ光には、自転成分に加えて、像回転器202の回転周期と同期した公転成分が発生する。その結果、図4に示す被加工物210に集光するレーザ光にも公転成分が発生し、被加工物210に形成される加工穴の形状に誤差が生じる。レーザ光の光軸変動は、レーザ光の発振器、加工ヘッド部200に至るまでの光学系、加工ヘッド部200の光学系の温度変化による変位などが考えられるため、変動の方向や変動量が経時的に変化する。従って、経時的に変化する光軸変動の方向や変動量を継続的に検出して補正することが必要となる。
図9は、像回転器202から射出されるレーザ光201の像(射出像)に発生する公転成分に起因する加工誤差を補償するための加工ヘッド部200、センサ部220及び制御部230の処理フローを示す図である。本実施形態では、第1実施形態において図7を参照して説明した処理を行う前に、レーザ光201の、予め定められた強度よりも高い強度の部分(高強度部分)が加工穴の外側になるように調整することで、より良好な加工を実現する。
図9、図10(a)及び図10(b)を参照して、レーザ光201の高強度部分を加工穴の外側にするための像回転器202の調整(制御)に関する処理について説明する。
図10(a)は、像回転器202の初期状態におけるレーザ光201を示している。例えば、レーザ光201の高強度部分が中心位置にない場合、図10(a)に示すように、レーザ光201において、レーザ光201の中心位置1601と光量の重心位置1602とが異なる位置となる。このような場合、まず、像回転器202から射出したレーザ光201をCCDセンサなどの強度分布を検出可能なセンサで検出し、その検出信号(レーザ光201の強度分布)を制御部230に伝達する。
次いで、制御部230は、センサ部220から伝達された検出信号から、レーザ光201の中心位置1601からレーザ光201の光量の重心位置1602に向かう第1方向αを算出する。また、制御部230は、図10(b)に示すように、被加工物210にレーザ光201を照射する照射開始位置(加工開始位置)におけるレーザ光201の中心位置1601から、軌道1612(が規定する円)の中心1611に向かう第2方向βを算出する。更に、制御部230は、第1方向αと第2方向βとの差分(角度差分値)δを算出する。そして、制御部230は、差分δをゼロにする、即ち、第1方向αと第2方向βとを一致させるために必要となる像回転器202の初期角度を調整(設定)するための調整信号を生成する。
制御部230で生成された調整信号は、像回転器202に与えられる。これにより、加工ヘッド部200では、像回転器202が動作(回転)し、図10(b)に示すように、レーザ光201の高強度部分が加工穴1613の外側になるように調整される。また、軌道1612(軌道上)の各位置に入射するレーザ光201が、軌道1612が規定する円の中心1611に対して同一の形状となる。
このように、本実施形態の加工装置1によれば、第1実施形態と同様に、レーザ光201の光軸が変動しても、その影響を低減した加工が可能となり、被加工物210を高精度に加工することができる。更に、本実施形態の加工装置1では、レーザ光201を被加工物210に照射して加工する前に、レーザ光201の高強度部分が加工穴の外側になるように像回転器202を調整することで、より良好な加工を実現することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、像回転器202に入射するレーザ光201の光軸が時間の経過によって変動した場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、加工装置1の組み立て段階(初期段階)において、像回転器202に入射するレーザ光201の光軸と像回転器202の回転中心(回転軸)とがずれている場合にも適用することができる。
本実施形態における加工装置1は、物品の製造方法に用いることができる。かかる物品の製造方法は、加工装置1を用いて被加工物(対象物)を加工する工程と、当該工程で加工された被加工物を処理して物品を製造する工程と、を含む。当該処理は、例えば、上述した加工とは異なる加工、搬送、検査、選別、組立(組付)及び包装のうちの少なくとも1つを含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストのうちの少なくとも1つにおいて有利である。
本明細書の開示は、以下の加工装置及び物品の製造方法を含む。
(項目1)
被加工物にレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工装置であって、
回転軸を中心として回転することで、射出後の前記レーザ光の強度分布を前記回転軸を中心として回転させる回転部と、
前記被加工物に照射される前記レーザ光を走査する走査部と、
前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と、前記回転軸とのずれによって生じる、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する制御部と、
を有することを特徴とする加工装置。
(項目2)
前記レーザ光の重心線の位置を検出する検出部を更に有し、
前記制御部は、前記検出部で検出された位置に基づいて、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを求める、ことを特徴とする項目1に記載の加工装置。
(項目3)
前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と前記回転軸とのずれは、前記重心線と前記回転軸との位置ずれ及び角度ずれの少なくとも一方を含む、ことを特徴とする項目1又は2に記載の加工装置。
(項目4)
前記制御部は、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを、前記走査部により低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する、ことを特徴とする項目1乃至3のうちいずれか1項目に記載の加工装置。
(項目5)
前記走査部は、
前記被加工物に入射する前記レーザ光の位置を変更する第1走査部と、
前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度を変更する第2走査部と、
を含み、
前記制御部は、前記被加工物に入射する前記レーザ光の位置のずれを前記第1走査部により低減し、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度のずれを前記第2走査部により低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する、
ことを特徴とする項目4に記載の加工装置。
(項目6)
前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射する間、前記回転部が常に回転させるように、前記回転部を制御することを特徴とする項目5に記載の加工装置。
(項目7)
前記制御部は、
前記被加工物に照射される前記レーザ光が前記被加工物上で円の軌道を描くように、前記走査部を制御し、
前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光が前記円の中心に対して同一の形状となるように、前記回転部を制御する、
ことを特徴とする項目1乃至4のうちいずれか1項目に記載の加工装置。
(項目8)
前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光の、予め定められた強度よりも高い強度の部分が前記円の中心に対して外側になるように、前記回転部を制御する、ことを特徴とする項目7に記載の加工装置。
(項目9)
前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射する前に、前記レーザ光の中心位置から前記レーザ光の光量の重心位置に向かう第1方向と、前記軌道上の前記レーザ光の照射開始位置における前記レーザ光の中心位置から前記円の中心位置に向かう第2方向とが一致するように、前記回転部を調整することを特徴とする項目7に記載の加工装置。
(項目10)
前記制御部は、
前記被加工物に照射される前記レーザ光が前記被加工物上で円の軌道を描くように、前記走査部を制御し、
前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光が前記円の半径方向に同一の強度を有するように、前記回転部を制御する、
ことを特徴とする項目1乃至4のうちいずれか1項目に記載の加工装置。
(項目11)
前記走査部は、前記回転部の後段に設けられている、ことを特徴とする項目1乃至10のうちいずれか1項目に記載の加工装置。
(項目12)
前記回転部は、
前記レーザ光の像を回転させるための像回転素子と、
前記像回転素子を収容するハウジングと、
を含む、ことを特徴とする項目1乃至11のうちいずれか1項目に記載の加工装置。
(項目13)
項目1乃至12のうちいずれか1項目に記載の加工装置を用いて、被加工物を加工する工程と、
前記工程で加工された前記被加工物を処理して物品を製造する工程と、
を有することを特徴とする物品の製造方法。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:加工装置 200:加工ヘッド部 201:レーザ光 202:像回転器 204:シフタユニット 207:スキャナユニット 210:被加工物 220:センサ部 227:センサ 230:制御部

Claims (13)

  1. 被加工物にレーザ光を照射して前記被加工物を加工する加工装置であって、
    回転軸を中心として回転することで、射出後の前記レーザ光の強度分布を前記回転軸を中心として回転させる回転部と、
    前記被加工物に照射される前記レーザ光を走査する走査部と、
    前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と、前記回転軸とのずれによって生じる、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する制御部と、
    を有することを特徴とする加工装置。
  2. 前記レーザ光の重心線の位置を検出する検出部を更に有し、
    前記制御部は、前記検出部で検出された位置に基づいて、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを求める、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記回転部に入射する前記レーザ光の重心線と前記回転軸とのずれは、前記重心線と前記回転軸との位置ずれ及び角度ずれの少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  4. 前記制御部は、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度及び位置の少なくとも一方のずれを、前記走査部により低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  5. 前記走査部は、
    前記被加工物に入射する前記レーザ光の位置を変更する第1走査部と、
    前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度を変更する第2走査部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記被加工物に入射する前記レーザ光の位置のずれを前記第1走査部により低減し、前記被加工物に入射する前記レーザ光の角度のずれを前記第2走査部により低減しながら前記レーザ光を前記被加工物に照射する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の加工装置。
  6. 前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射する間、前記回転部が常に回転させるように、前記回転部を制御することを特徴とする請求項5に記載の加工装置。
  7. 前記制御部は、
    前記被加工物に照射される前記レーザ光が前記被加工物上で円の軌道を描くように、前記走査部を制御し、
    前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光が前記円の中心に対して同一の形状となるように、前記回転部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  8. 前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光の、予め定められた強度よりも高い強度の部分が前記円の中心に対して外側になるように、前記回転部を制御する、ことを特徴とする請求項7に記載の加工装置。
  9. 前記制御部は、前記レーザ光を前記被加工物に照射する前に、前記レーザ光の中心位置から前記レーザ光の光量の重心位置に向かう第1方向と、前記軌道上の前記レーザ光の照射開始位置における前記レーザ光の中心位置から前記円の中心位置に向かう第2方向とが一致するように、前記回転部を調整することを特徴とする請求項7に記載の加工装置。
  10. 前記制御部は、
    前記被加工物に照射される前記レーザ光が前記被加工物上で円の軌道を描くように、前記走査部を制御し、
    前記レーザ光を前記被加工物に照射している間、前記軌道上の各位置に入射する前記レーザ光が前記円の半径方向に同一の強度を有するように、前記回転部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  11. 前記走査部は、前記回転部の後段に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  12. 前記回転部は、
    前記レーザ光の像を回転させるための像回転素子と、
    前記像回転素子を収容するハウジングと、
    を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  13. 請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の加工装置を用いて、被加工物を加工する工程と、
    前記工程で加工された前記被加工物を処理して物品を製造する工程と、
    を有することを特徴とする物品の製造方法。
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