JP2023161789A - connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタに関する。 The present invention relates to a connector.
従来、コネクタとしては、ハウジングと、ハウジングにスライド可能に組付けられたスライドハウジングとしてのレバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。このコネクタでは、レバーに、レバーがスライドすることにより相手コネクタに対して嵌合及び離脱される嵌合部としてのサブコネクタ部が設けられている。 Conventionally, a connector is known that includes a housing and a lever serving as a slide housing that is slidably assembled to the housing (see Patent Document 1). In this connector, the lever is provided with a sub-connector section serving as a fitting section that is fitted into and separated from a mating connector by sliding the lever.
このようなコネクタでは、ハウジングに、レバーのスライド方向と交差する方向に向けて突出されたハウジング突起としての係止突起が設けられている。レバーには、係止突起の反対方向に向けて突出され、係止突起と係合可能なスライド突起としての被係止部が設けられている。被係止部は、レバーに弾性変形可能に設けられた弾性変形部としての羽根板状の部分に設けられている。 In such a connector, the housing is provided with a locking protrusion as a housing protrusion that protrudes in a direction intersecting the sliding direction of the lever. The lever is provided with a locked portion that projects in the opposite direction of the locking projection and is a sliding projection that can be engaged with the locking projection. The locked portion is provided in a wing plate-like portion as an elastically deformable portion provided on the lever so as to be elastically deformable.
被係止部は、例えば、サブコネクタ部と相手コネクタとが離脱した状態で、係止突起のレバーのスライド方向の一側に係合される。一方、被係止部は、例えば、サブコネクタ部と相手コネクタとが嵌合した状態で、係止突起のレバーのスライド方向の他側に係合される。このような被係止部は、レバーがスライドしたときに、被係止部が係止突起と摺動し、羽根板状の部分が弾性変形することにより、係止突起を乗り越えることができる。 For example, the locked portion is engaged with one side of the locking protrusion in the sliding direction of the lever when the sub-connector portion and the mating connector are separated. On the other hand, the locked portion is engaged with the other side of the locking protrusion in the sliding direction of the lever, for example, in a state where the sub-connector portion and the mating connector are fitted. When the lever slides, the locked portion slides on the locking protrusion, and the slat-like portion is elastically deformed, thereby allowing the locked portion to get over the locking protrusion.
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、スライド突起が、スライドハウジングの弾性変形可能な弾性変形部に設けられている。このため、スライドハウジングは、弾性変形部のような剛性の低い部分を有しており、全体的な剛性が低下していた。
By the way, in the connector as disclosed in
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、スライドハウジングの剛性を向上することができるコネクタを提供することにある。 The present invention has been made in view of the problems of the prior art. An object of the present invention is to provide a connector that can improve the rigidity of the slide housing.
本実施形態に係るコネクタは、ハウジングと、前記ハウジングにスライド可能に組付けられ、スライドすることにより相手コネクタに対して嵌合及び離脱される嵌合部を有するスライドハウジングとを備え、前記ハウジングには、前記スライドハウジングのスライド方向と交差する方向に向けて突出されたハウジング突起が設けられ、前記スライドハウジングには、前記ハウジング突起の反対方向に向けて突出され、前記ハウジング突起と係合可能なスライド突起が設けられ、前記ハウジングは、前記ハウジング突起が設けられ、前記スライドハウジングがスライドしたときに、弾性変形により前記スライド突起が前記ハウジング突起を乗り越え可能とする弾性変形部を有する。 The connector according to the present embodiment includes a housing, and a slide housing that is slidably assembled to the housing and has a fitting part that is fitted into and separated from a mating connector by sliding, and is provided with a housing protrusion that protrudes in a direction crossing the sliding direction of the slide housing, and the slide housing is provided with a housing protrusion that protrudes in a direction opposite to the housing protrusion and is engageable with the housing protrusion. A slide protrusion is provided, and the housing has an elastic deformation portion that allows the slide protrusion to ride over the housing protrusion due to elastic deformation when the slide housing slides.
本発明によれば、スライドハウジングの剛性を向上することができるコネクタを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a connector that can improve the rigidity of the slide housing.
以下、図面を用いて本実施形態に係るコネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。 Hereinafter, the connector according to the present embodiment will be described in detail using the drawings. Note that the dimensional ratios in the drawings are exaggerated for convenience of explanation and may differ from the actual ratios.
図5に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載された電源回路遮断装置のサービスプラグとして適用される。コネクタ1は、例えば、車両に搭載された機器に電気的に接続されている。コネクタ1は、例えば、車両に搭載された電源に電気的に接続された相手コネクタ101と嵌合可能となっている。コネクタ1と相手コネクタ101とには、嵌合及び離脱することにより、機器と電源との間の電力を、供給及び遮断する高圧回路部3が設けられている。また、コネクタ1と相手コネクタ101とには、嵌合及び離脱することにより、高圧回路部3における導通を、許可及び禁止する低圧回路部5が設けられている。
As shown in FIG. 5, the
図5~図9に示すように、相手コネクタ101は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる相手ハウジング103を備えている。相手ハウジング103は、内部にコネクタ1のハウジング7が嵌合可能な筐体状に形成されている。相手ハウジング103の内部には、電源側の電源回路に電気的に接続された相手高圧端子(不図示)が収容されている。相手ハウジング103は、コネクタ1のハウジング7と高圧回路部3を構成する。
As shown in FIGS. 5 to 9, the
相手ハウジング103の側面には、相手ハウジング103と連続する一部材で相手嵌合部105が設けられている。相手嵌合部105は、コネクタ1の嵌合部51の内部に嵌合可能な筐体状に形成されている。相手嵌合部105は、相手ハウジング103とコネクタ1のハウジング7との嵌合方向と直交する方向に延出されている。相手嵌合部105の内部には、電源側の導通回路に電気的に接続された相手低圧端子(不図示)が収容されている。相手嵌合部105は、コネクタ1の嵌合部51と低圧回路部5を構成する。
On the side surface of the
相手ハウジング103には、電源側に固定される相手固定部107が設けられている。相手ハウジング103の両側面には、それぞれコネクタ1のスライドハウジング9と係合される枠状に形成された被係合部109が設けられている。被係合部109は、コネクタ1のスライドハウジング9が回動するときに、高圧回路部3における相手ハウジング103とハウジング7との嵌合を補助する。また、被係合部109は、コネクタ1のスライドハウジング9がスライドするときに、低圧回路部5における相手嵌合部105と嵌合部51との嵌合をガイドする。
The
図1~図9に示すように、コネクタ1は、ハウジング7と、スライドハウジング9とを備えている。
As shown in FIGS. 1 to 9, the
ハウジング7は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。ハウジング7は、相手ハウジング103の内部に嵌合可能な筐体状に形成されている。ハウジング7の内部には、機器側の電源回路に電気的に接続された高圧端子(不図示)が収容されている。ハウジング7は、相手ハウジング103と嵌合することにより、高圧回路部3において、高圧端子と相手高圧端子とが電気的に接続される。
The
ハウジング7には、機器側に固定される固定部11が設けられている。ハウジング7の両側面には、それぞれハウジング7と連続する一部材で外方に向けて突出するガイド突部13が設けられている。ガイド突部13のハウジング7と突出端との間に位置する部分は、柱状に形成されている。ガイド突部13の柱状部分の外面には、周方向に対称形状に配置された一対の円弧状部(不図示)が設けられている。ガイド突部13の突出端側は、スライドハウジング9のスライド方向に延出されている。ガイド突部13の突出端側の外面には、延出端から中央部に向けて上り傾斜となる傾斜面15が形成されている。ガイド突部13の突出端側の傾斜面15と反対側は、柱状部分から径方向に張り出した規制部17となっている。
The
ハウジング7の上部には、スライドハウジング9のスライド方向に沿って延出された弾性変形部19が設けられている。弾性変形部19は、延出方向の一側をハウジング7に連結された基端とし、延出方向の他側を自由端とするように、弾性変形可能に設けられている。弾性変形部19の自由端には、操作部21が設けられている。操作部21は、押圧されることにより、弾性変形部19を弾性変形させる。弾性変形部19には、ハウジング突起23が設けられている。
An
ハウジング突起23は、弾性変形部19と連続する一部材で弾性変形部19の外面から外方に向けて突出して形成されている。ハウジング突起23は、スライドハウジング9のスライド方向に沿って延出されている。ハウジング突起23は、第1係止面25と、第2係止面27と、被摺動面29とを有する。
The
第1係止面25は、ハウジング突起23において、弾性変形部19の基端側に配置され、弾性変形部19の幅方向の中央部分に位置している。第1係止面25は、スライドハウジング9のスライド方向と直交する方向と平行な平面で形成されている。
The
第2係止面27は、ハウジング突起23において、弾性変形部19の自由端側に配置され、弾性変形部19の幅方向にわたって位置している。第2係止面27は、スライドハウジング9のスライド方向と直交する方向と平行な平面で形成されている。第2係止面27の高さは、第1係止面25の高さより高く設定されている。
The
被摺動面29は、ハウジング突起23において、スライドハウジング9のスライド方向に沿って、第1係止面25と第2係止面27とにわたって配置されている。被摺動面29は、第1係止面25と第2係止面27との間を頂部とし、頂部から第1係止面25と第2係止面27とに向けてそれぞれ下り傾斜となる傾斜面で形成されている。なお、被摺動面29において、頂部の位置、各傾斜面の傾斜角度などは、弾性変形部19の弾性変形、スライドハウジング9のスライド途中での停止の防止などを考慮して適宜設定することができる。
The
スライドハウジング9は、例えば、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。スライドハウジング9は、ハウジング7の両側面にそれぞれ配置される一対の側壁31,31と、一対の側壁31,31を連結する連結壁33とを有する。一対の側壁31,31の一側には、一対の側壁31,31と連続する一部材で形成され、一対の側壁31,31を連結するハウジング操作部35が設けられている。ハウジング操作部35は、ハウジング7に対してスライドハウジング9を回動及びスライドさせるときに操作される。ハウジング操作部35の内面には、スライドハウジング9の剛性を高めるリブ37が設けられている。
The
スライドハウジング9の一対の側壁31,31には、それぞれ相手コネクタ101の被係合部109に係合可能な係合部39が設けられている。係合部39は、スライドハウジング9のスライド方向に沿って延出され、枠状の被係合部109内に挿入可能な肉厚で形成されている。係合部39は、ハウジング7と相手ハウジング103とが嵌合するときに、スライドハウジング9が回動されると、被係合部109と係合され、ハウジング7を相手ハウジング103に引き込むように嵌合させる。また、係合部39は、ハウジング7と相手ハウジング103とが嵌合した状態で、スライドハウジング9がスライドするときに、被係合部109内を係合した状態で移動し、嵌合部51と相手嵌合部105との嵌合をガイドする。
The pair of
一対の側壁31,31には、それぞれ側壁31を貫通して形成されたガイド孔部41が設けられている。ガイド孔部41は、スライドハウジング9のスライド方向に沿って延出され、ハウジング7のガイド突部13と係合可能となっている。ガイド突部13とガイド孔部41との係合により、ハウジング7に対するスライドハウジング9のスライドがガイドされる。
The pair of
ガイド孔部41には、ガイド突部13の柱状部分の一対の円弧状部に係合される一対の回動溝43,43が設けられている。一対の回動溝43,43は、ガイド突部13の一対の円弧状部と係合することにより、ハウジング7に対してスライドハウジング9を回動可能に支持する。一対の回動溝43,43のうち一方の回動溝43側には、肉厚が側壁31の他の部分より薄く形成された対向壁45が設けられている。対向壁45は、スライドハウジング9の回動軌跡に沿った形状に形成されている。対向壁45は、ハウジング7に対してスライドハウジング9が回動するときに、ガイド突部13の規制部17と対向して配置される。対向壁45と規制部17とを対向して配置することにより、一対の側壁31,31が互いに離間する方向に変形したときに、対向壁45と規制部17とが当接される。このため、スライドハウジング9の回動時において、ガイド突部13がガイド孔部41から抜け出ることがなく、スライドハウジング9の回動を安定化することができる。
The
ここで、従来のスライドハウジングは、ハウジング7に組付けるときに、一対の側壁31,31を互いに離間する方向に変形させ、ガイド突部13をガイド孔部41に挿入させていた。このため、一対の側壁31,31を側壁31の肉厚以上に変形させる必要があり、従来のスライドハウジングでは剛性が低下していた。そこで、スライドハウジング9は、ハウジング7に対して、スライドハウジング9のスライド方向から組付可能となっている。
Here, when the conventional slide housing is assembled to the
ガイド孔部41の延出方向の一側には、肉厚が側壁31の他の部分より薄く形成された摺動部47が設けられている。摺動部47は、ガイド孔部41の延出方向に沿って形成され、ガイド孔部41と連通されている。摺動部47のガイド孔部41と反対側には、ガイド孔部41の内部に向けて傾斜する複数のテーパ面49が設けられている。
A sliding
摺動部47は、ハウジング7に対して、スライドハウジング9をスライド方向から組付けるときに、ガイド突部13の傾斜面15と摺動する。このとき、ガイド突部13の傾斜面15は、複数のテーパ面49によって摺動部47にガイドされる。摺動部47と傾斜面15との摺動により、一対の側壁31,31が、摺動部47の肉厚分だけ互いに離間する方向に移動するように変形される。このとき、摺動部47の肉厚は、側壁31の他の部分より薄いので、一対の側壁31,31の変形量が少ない。このため、一対の側壁31,31を大きく変形させる必要がなく、スライドハウジング9の剛性を高めることができる。ガイド突部13がガイド孔部41に位置すると、一対の側壁31,31が復元し、ガイド突部13がガイド孔部41に挿入され、ガイド突部13とガイド孔部41とが係合する。
The sliding
スライドハウジング9の一対の側壁31,31のうち一方の側壁31の外面には、一方の側壁31と連続する一部材で嵌合部51が設けられている。嵌合部51は、内部に相手コネクタ101の相手嵌合部105が嵌合可能な筐体状に形成されている。嵌合部51は、スライドハウジング9のスライド方向に延出されている。嵌合部51の内部には、機器側の導通回路に電気的に接続された低圧端子(不図示)が収容されている。嵌合部51は、ハウジング7と相手ハウジング103とが嵌合した状態で、スライドハウジング9がスライドすることにより、相手コネクタ101の相手嵌合部105と嵌合される。嵌合部51と相手嵌合部105とが嵌合することにより、低圧回路部5において、低圧端子と相手低圧端子とが電気的に接続される。
A
スライドハウジング9の連結壁33には、スライド突起53が設けられている。スライド突起53は、連結壁33の長さ方向にわたって配置されている。スライド突起53は、連結壁33と連即する一部材で連結壁33の内面から内方に向けてハウジング突起23の反対方向に突出して形成されている。スライド突起53のハウジング突起23との対向面には、スライドハウジング9のスライド方向に沿って延出された摺動面55が形成されている。
A
摺動面55は、スライドハウジング9のスライド方向の両端部より突出する突出端57を有し、突出端57からスライド方向の両側に向けてそれぞれ下り傾斜となる曲面状の一対の傾斜面を有する。なお、摺動面55において、突出端57の位置、一対の傾斜面の曲率などは、ハウジング7の弾性変形部19の弾性変形、スライドハウジング9のスライド途中での停止の防止などを考慮して適宜設定することができる。
The sliding
スライド突起53のスライドハウジング9のスライド方向一側には、規制面59が形成されている。規制面59は、スライドハウジング9のスライド方向と直交する方向と平行な平面で形成されている。
A regulating
スライド突起53は、ハウジング7に対するスライドハウジング9のスライド方向における第1位置と第2位置とにおいて、ハウジング突起23と係合される。なお、ここでは、スライドハウジング9の第1位置を、嵌合部51と相手嵌合部105とが嵌合した状態とし、スライドハウジング9の第2位置を、嵌合部51と相手嵌合部105とが離脱した状態とする。
The
スライド突起53は、スライドハウジング9の第1位置(図2参照)において、ハウジング突起23の第1係止面25と係合可能にスライド方向に対向して配置される。スライド突起53とハウジング突起23の第1係止面25との係合により、スライドハウジング9が第1位置で保持される。スライドハウジング9を第1位置で保持することにより、嵌合部51と相手嵌合部105との嵌合状態を保持することができる。
The
スライド突起53は、スライドハウジング9の第2位置(図3参照)において、ハウジング突起23の第2係止面27と係合可能にスライド方向に対向して配置される。スライド突起53とハウジング突起23の第2係止面27との係合により、スライドハウジング9が第2位置で保持される。スライドハウジング9を第2位置で保持することにより、嵌合部51と相手嵌合部105との離脱状態を保持することができる。
The
スライド突起53は、スライドハウジング9が第1位置から第2位置、或いは第2位置から第1位置にスライドするとき、ハウジング突起23を乗り越える。このとき、ハウジング7の弾性変形部19が弾性変形し、スライド突起53の摺動面55がハウジング突起23の被摺動面29を摺動する。
The
ここで、従来のスライドハウジングでは、スライド突起53が設けられた連結壁33に相当する部分が、弾性変形部19のように、弾性変形する構造とされていた。このため、弾性変形し易い連結壁33では、剛性が低く、従来のスライドハウジングでは全体的な剛性が低下していた。
Here, in the conventional slide housing, a portion corresponding to the connecting
これに対して、コネクタ1では、ハウジング7に弾性変形部19が設けられているので、スライドハウジング9の連結壁33の剛性を高く設定することができる。なお、連結壁33も、僅かに弾性変形はするが、弾性変形部19よりも剛性は高い。このため、連結壁33の剛性を高くすることにより、スライドハウジング9の全体的な剛性を高くすることができる。
On the other hand, in the
ここで、従来のハウジング突起では、ハウジング突起23のように、第1係止面25を有しているが、第2係止面27を有していない。このため、スライドハウジング9が第2位置で保持されておらず、外力などによって、スライドハウジング9が第2位置から第1位置にスライドする可能性があった。また、従来のコネクタでは、ハウジングのハウジング突起が設けられた部分に操作部が設けられておらず、ハウジング突起が設けられた部分を容易に弾性変形させることができなかった。そこで、スライド突起53は、弾性変形部19が弾性変形された状態で、ハウジング突起23を乗り越えるようにされている。
Here, the conventional housing projection has the
スライド突起53の突出端57は、スライドハウジング9のスライド方向から見たときに、ハウジング突起23の延出方向(スライド方向)両側の突出端から見えない位置に配置されている。詳細には、ハウジング突起23の突出端57は、ハウジング突起23の第1係止面25の突出端及び第2係止面27の突出端より弾性変形部19側に配置されている。特に、スライドハウジング9が第2位置であるとき(図3参照)、スライド突起53の規制面59は、ハウジング突起23の第2係止面27と当接可能にスライド方向に対向して配置される。
The protruding
このため、スライド突起53は、外力などによって、スライドハウジング9がスライドされるときには摺動面55がハウジング突起23の被摺動面29と摺動することが難しく、弾性変形部19を弾性変形させることが難しい。特に、スライドハウジング9が第2位置から第1位置にスライドするときには、ハウジング突起23の第2係止面27とスライド突起53の規制面59とが当接し、被摺動面29と摺動面55とが接触することがなく、弾性変形部19が弾性変形することがない。
Therefore, when the
そこで、スライドハウジング9をスライドさせるときには、まず、弾性変形部19の操作部21を押圧し、弾性変形部19を弾性変形させる。次に、ハウジング操作部35をスライド方向に押圧し、スライドハウジング9をスライドさせる。このとき、スライド突起53は、摺動面55が、弾性変形された弾性変形部19のハウジング突起23の被摺動面29を摺動して乗り越える。そして、スライドハウジング9が第1位置、或いは第2位置に位置した状態で、操作部21の押圧を停止し、弾性変形部19を復元させ、ハウジング突起23とスライド突起53とを係合させる。なお、操作部21の押圧は、スライド突起53がハウジング突起23に乗り上げた状態で、停止してもよい。
Therefore, when sliding the
弾性変形部19を弾性変形させた状態で、スライド突起53がハウジング突起23を乗り越えることにより、弾性変形部19が弾性変形していない状態ではスライド突起53がハウジング突起23を乗り越えることが難しい。このため、スライド突起53とハウジング突起23との係合を保持することができ、スライドハウジング9の配置位置を安定して保持することができる。加えて、弾性変形部19には、操作部21が設けられているので、弾性変形部19を容易に弾性変形させることができる。
Since the
このようなコネクタ1の組付けは、まず、ハウジング7のガイド突部13と、スライドハウジング9の摺動部47とを合わせる。次に、ハウジング7に対して、スライドハウジング9をスライド方向に移動させる。このとき、ガイド突部13の傾斜面15と摺動部47とが摺動し、一対の側壁31,31が互いに離間する方向に変形し、ガイド突部13がガイド孔部41に挿入される。次に、スライドハウジング9をスライドさせ、ガイド突部13をガイド孔部41の一対の回動溝43,43に配置させる。そして、ハウジング操作部35を操作して、スライドハウジング9を回動させ、ハウジング操作部35をハウジング7の上方に配置させる。
To assemble the
このようなコネクタ1の相手コネクタ101との嵌合は、まず、図6に示すように、ハウジング7の開口と、相手ハウジング103の開口とを合わせる。次に、図7に示すように、ハウジング7と相手ハウジング103とを合わせる。次に、ハウジング操作部35を下方に向けて操作して、スライドハウジング9を回動させる。このとき、スライドハウジング9の係合部39が相手ハウジング103の被係合部109と係合し、ハウジング7が相手ハウジング103に引き込まれるように嵌合される。次に、図8に示すように、ハウジング操作部35を操作して、スライドハウジング9をスライドさせ、スライドハウジング9を第2位置に配置する。そして、操作部21を押圧して、弾性変形部19を弾性変形させ、図9に示すように、ハウジング操作部35を操作して、スライドハウジング9を第1位置に向けてスライドさせる。このとき、スライドハウジング9の嵌合部51と相手ハウジング103の相手嵌合部105とが嵌合される。
To fit the
このようなコネクタ1では、ハウジング7と、ハウジング7にスライド可能に組付けられ、スライドすることにより相手コネクタ101に対して嵌合及び離脱される嵌合部51を有するスライドハウジング9とを備えている。また、ハウジング7には、スライドハウジング9のスライド方向と交差する方向に向けて突出されたハウジング突起23が設けられている。さらに、スライドハウジング9には、ハウジング突起23の反対方向に向けて突出され、ハウジング突起23と係合可能なスライド突起53が設けられている。そして、ハウジング7は、ハウジング突起23が設けられ、スライドハウジング9がスライドしたときに、弾性変形によりスライド突起53がハウジング突起23を乗り越え可能とする弾性変形部19を有する。
Such a
ハウジング7は、弾性変形によりスライド突起53がハウジング突起23を乗り越え可能とする弾性変形部19を有するので、スライドハウジング9のスライド突起53が設けられた部分を弾性変形させる必要がない。このため、スライドハウジング9のスライド突起53が設けられた部分の剛性を高めることができ、スライドハウジング9全体の剛性を高めることができる。
Since the
従って、このようなコネクタ1では、スライドハウジング9の剛性を向上することができる。
Therefore, in such a
また、スライド突起53は、弾性変形部19が弾性変形された状態で、スライドハウジング9のスライドによりハウジング突起23を乗り越える。このため、スライド突起53は、弾性変形部19が弾性変形しなければ、ハウジング突起23との係合が保持される。スライド突起53とハウジング突起23との係合を保持することにより、スライドハウジング9の配置位置を安定して保持することができる。
Moreover, the
さらに、弾性変形部19は、ハウジング7に連結された基端から自由端までスライドハウジング9のスライド方向に沿って延出されている。そして、弾性変形部19の自由端には、弾性変形部19を弾性変形させる操作部21が設けられている。このため、操作部21の操作により、弾性変形部19を容易に弾性変形させることができる。
Furthermore, the
また、スライドハウジング9は、ハウジング7の両側面にそれぞれ配置される一対の側壁31,31と、一対の側壁31,31を連結する連結壁33とを有する。さらに、ハウジング7の両側面には、それぞれ外方に向けて突出されたガイド突部13が設けられている。また、一対の側壁31,31には、それぞれスライドハウジング9のスライド方向に沿って形成され、ガイド突部13が係合可能なガイド孔部41が設けられている。さらに、ガイド突部13には、ハウジング7に対して、スライドハウジング9をスライド方向から組付けたときに、側壁31と摺動して一対の側壁31,31を互いに離間する方向に移動させる傾斜面15が設けられている。そして、一対の側壁31,31の傾斜面15と摺動する摺動部47は、側壁31の他の部分より薄く形成されている。
Further, the
ハウジング7に対して、スライドハウジング9を組付けるときに、傾斜面15と摺動部47との摺動により、一対の側壁31,31が摺動部47の肉厚分だけ互いに離間する方向に移動される。摺動部47は、側壁31の他の部分より薄く形成されているので、一対の側壁31,31の移動量を少なくすることができる。このため、一対の側壁31,31を大きく変形させる必要がなく、スライドハウジング9の剛性を高めることができる。
When assembling the
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。 Although this embodiment has been described above, this embodiment is not limited to these, and various modifications can be made within the scope of the gist of this embodiment.
例えば、スライドハウジングは、ハウジングに対してスライド及び回動可能となっているが、これに限らず、スライドハウジングを、ハウジングに対してスライドのみ可能となるように組付けてもよい。 For example, although the slide housing is capable of sliding and rotating with respect to the housing, the present invention is not limited to this, and the slide housing may be assembled so that it can only slide with respect to the housing.
また、スライド突起には、ハウジング突起とスライド突起とが係合した状態で、ハウジング突起の第2係止面と当接可能にスライド方向に対向して配置される規制面が設けられていないが、これに限らず、規制面を設けてもよい。 Further, the sliding projection is not provided with a regulating surface that is arranged to face the sliding direction so as to be able to come into contact with the second locking surface of the housing projection when the housing projection and the sliding projection are engaged. However, the present invention is not limited to this, and a regulation surface may be provided.
1 コネクタ
7 ハウジング
9 スライドハウジング
13 ガイド突部
15 傾斜面
19 弾性変形部
21 操作部
23 ハウジング突起
31 側壁
33 連結壁
41 ガイド孔部
47 摺動部
51 嵌合部
53 スライド突起
101 相手コネクタ
1
Claims (4)
前記ハウジングにスライド可能に組付けられ、スライドすることにより相手コネクタに対して嵌合及び離脱される嵌合部を有するスライドハウジングと、
を備え、
前記ハウジングには、前記スライドハウジングのスライド方向と交差する方向に向けて突出されたハウジング突起が設けられ、
前記スライドハウジングには、前記ハウジング突起の反対方向に向けて突出され、前記ハウジング突起と係合可能なスライド突起が設けられ、
前記ハウジングは、前記ハウジング突起が設けられ、前記スライドハウジングがスライドしたときに、弾性変形により前記スライド突起が前記ハウジング突起を乗り越え可能とする弾性変形部を有するコネクタ。 housing and
a slide housing that is slidably assembled to the housing and has a fitting part that is fitted into and separated from a mating connector by sliding;
Equipped with
The housing is provided with a housing protrusion that protrudes in a direction intersecting the sliding direction of the slide housing,
The slide housing is provided with a slide protrusion that protrudes in a direction opposite to the housing protrusion and is engageable with the housing protrusion,
The housing is provided with the housing protrusion and has an elastic deformation portion that allows the slide protrusion to ride over the housing protrusion due to elastic deformation when the slide housing slides.
前記弾性変形部の自由端には、前記弾性変形部を弾性変形させる操作部が設けられている請求項1又は2に記載のコネクタ。 The elastic deformation portion extends along the sliding direction of the slide housing from a base end connected to the housing to a free end,
The connector according to claim 1 or 2, wherein a free end of the elastically deformable portion is provided with an operating portion that elastically deforms the elastically deformable portion.
前記ハウジングの両側面には、それぞれ外方に向けて突出されたガイド突部が設けられ、
前記一対の側壁には、それぞれ前記スライドハウジングのスライド方向に沿って形成され、前記ガイド突部が係合可能なガイド孔部が設けられ、
前記ガイド突部には、前記ハウジングに対して、前記スライドハウジングをスライド方向から組付けたときに、前記側壁と摺動して前記一対の側壁を互いに離間する方向に移動させる傾斜面が設けられ、
前記一対の側壁の前記傾斜面と摺動する摺動部は、前記側壁の他の部分より薄く形成されている請求項1又は2に記載のコネクタ。 The slide housing has a pair of side walls disposed on both sides of the housing, and a connecting wall connecting the pair of side walls,
Guide protrusions that protrude outward are provided on both side surfaces of the housing, respectively,
The pair of side walls are each provided with a guide hole that is formed along the sliding direction of the slide housing and that can be engaged with the guide protrusion,
The guide protrusion is provided with an inclined surface that slides on the side wall and moves the pair of side walls in a direction away from each other when the slide housing is assembled to the housing from a sliding direction. ,
3. The connector according to claim 1, wherein a sliding part that slides on the inclined surfaces of the pair of side walls is formed thinner than other parts of the side walls.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022072353A JP2023161789A (en) | 2022-04-26 | 2022-04-26 | connector |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022072353A JP2023161789A (en) | 2022-04-26 | 2022-04-26 | connector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023161789A true JP2023161789A (en) | 2023-11-08 |
Family
ID=88650513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022072353A Pending JP2023161789A (en) | 2022-04-26 | 2022-04-26 | connector |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023161789A (en) |
-
2022
- 2022-04-26 JP JP2022072353A patent/JP2023161789A/en active Pending
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