JP2023160107A - 工程管理支援システム、工程管理支援方法、及びプログラム - Google Patents

工程管理支援システム、工程管理支援方法、及びプログラム Download PDF

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淳 本谷
Atsushi Motoya
靖彦 塩坂
Yasuhiko Shiosaka
明子 ▲濱▼村
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Abstract

【課題】構造物を構成する建設部材について、建方の完了もしくは未完を自動判定し、建設工事の工程管理を支援する。【解決手段】建設工事の工程管理を支援する工程管理支援システムであって、構造物の3次元形状モデルから、前記構造物を構成する建設部材に対応する要素モデルを取得するモデル取得部と、施工中の前記構造物を測量して生成した3次元点群データを取得するデータ取得部と、前記要素モデルと前記3次元点群データとを重ね合わせて、前記要素モデルに対応する前記建設部材について、建方の完了もしくは未完を判定する完了判定部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、建設現場における工事進捗状況を把握及び管理するための、工程管理支援システム、工程管理支援方法、及びプログラムに関する。
建設現場において工事の進捗状況は、工事担当者の記録や専門工事業者による報告書などを取りまとめて管理する場合が多く、作業が煩雑であるとともに情報共有に課題を有していた。このような中、例えば特許文献1には、建物の施工管理を支援する建物の施工管理システムが開示されている。
特許文献1の施工管理システムでは、建物を構成する各部材の名称、位置、形状の情報などを、例えば、三次元の仮想空間上において建物を立体的に設計できるBIM(Building Information Modeling)ソフトウエアから取り込んで設定する。また、建物を構成する各部材の施工費、施工開始予定日、施工完了予定日、実際の施工開始日、および実際の施工完了日などの情報を、建物の工程管理を支援するソフトウエアから取り込んで設定する。
これにより、あらかじめ設定した基準日において、施工が完了している部材、順調に施工中である部材、予定を繰り上げて施工中である部材、および、施工が遅延している部材を、BIMソフトウエアを用いて三次元の仮想空間上に立体的かつ視覚的に表示するものである。
特許6876523号公報
特許文献1によれば、建物を構成する部材に、建物の工程や施工費に関する情報を紐づけて、工事の進捗情報を把握でき施工管理が容易となる。ところが、建物を構成する各部材の建方が完了し、所定の位置に配置されているかなどの情報は、作業員が目視で確認しソフトウェアに手入力することが一般的である。このため、作業効率に課題を有しているとともに、情報漏れや入力ミスなどを生じる可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、構造物を構成する建設部材について、建方の完了もしくは未完を自動判定し、建設工事の工程管理を支援するものである。
かかる目的を達成するため本発明の工程管理支援システムは、建設工事の工程管理を支援する工程管理支援システムであって、構造物の3次元形状モデルから、前記構造物を構成する建設部材に対応する要素モデルを取得するモデル取得部と、施工中の前記構造物を測量して生成した3次元点群データを取得するデータ取得部と、前記要素モデルと前記3次元点群データとを重ね合わせて、前記要素モデルに対応する前記建設部材ごとに、建方の完了もしくは未完を判定する完了判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記完了判定部が、あらかじめ設定した閾値を超える数の前記3次元点群データを、前記要素モデルの内部領域で検出した場合に、該要素モデルに対応する前記建設部材を、建方完了と判定することを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記完了判定部で取得した情報を、前記要素モデルに反映させて出力する完了情報出力部を備えることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、判定対象として選択された前記建設部材に対応する前記要素モデルを、前記モデル取得部で取得した前記要素モデルの中から抽出するモデル抽出部を備え、前記完了判定部は、前記3次元点群データと前記モデル抽出部で抽出した前記要素モデルとを重ね合わせることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記要素モデルまたは該要素モデルに外接するバウンディングボックスに基づいて、前記建設部材に対応する判定用フレームを作成するフレーム作成部を備え、前記完了判定部は、前記3次元点群データを、前記要素モデルもしくは前記判定用フレームと重ね合わせ、対応する前記建設部材ごとに建方の完了もしくは未完を判定することを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記判定用フレームが、前記要素モデルまたは前記バウンディングボックスを拡大もしくは縮小して形成した外郭を備えることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記判定用フレームが、前記要素モデルまたは前記バウンディングボックスを、拡大して形成した外郭と縮小して形成した内郭とを備えることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システムは、前記構造物の3次元形状モデルが、BIMモデルであるとともに、前記要素モデルが、前記BIMモデルを構成する構成要素であることを特徴とする。
本発明の工程管理支援方法は、建設工事の工程管理を支援する工程管理支援方法あって、構造物の3次元形状モデルから、前記構造物を構成する複数の建設部材に対応する要素モデルを取得する工程と、施工中の前記構造物を測量して生成した3次元点群データを取得する工程と、前記要素モデルと前記3次元点群データとを重ね合わせて、前記要素モデルに対応する前記建設部材について、建方の完了もしくは未完を判定する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、本発明の工程管理支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の工程管理支援システム、工程管理支援方法、及びプログラムによれば、構造物を構成する建設部材ごとに建方の完了もしくは未完を自動判定でき、建設工事の工程管理を支援できる。また、3次元点群データによる客観的な情報を用いるため、工程管理の信頼性を高めることが可能となるとともに、作業員が建方を目視確認する場合と比較して、現場作業の省力化を図ることができ、工程管理の効率化を図ることも可能となる。
さらに、あらかじめ設定した閾値を超える数の3次元点群データが検出された要素モデルについて、これに対応する建設部材を建方完了と判定する。これにより、測量手段の性能や解像度に対応させて閾値を設定すれば、いずれの測量手段を利用して3次元点群データを生成しても、安定した高い精度で建方の完了もしくは未完を自動判定することができる。
また、建設部材の表面に凹凸がある場合や、製造誤差もしくは設置誤差などを加味して建方の完了もしくは未完を判定することが適切であるなどの事情がある場合、要素モデルに替えて判定用フレームを利用して、建設部材における建方の完了もしくは未完を自動判定でき、判定精度をより高めることができる。
本発明によれば、構造物の3次元形状モデルから取得した建設部材に対応する要素モデルと、施工中の構造物を測量して生成した3次元点群データを重ね合わせることで、建設部材における建方の完了もしくは未完を自動判定し、建設工事の工程管理を支援することが可能となる。
本発明の実施の形態におけるBIMモデル及び要素モデルを示す図である。 本発明の実施の形態における測量手段を示す図である。 本発明の実施の形態における3次元点群データの概略を示す図である。 本発明の実施の形態におけるバウンディングボックス及び判定用フレームを示す図である。 本発明の実施の形態における工程管理支援方法の流れを示す図である。 本発明の実施の形態における工程管理支援システムを示す図である。 本発明の実施の形態における建方の判定対象に設定した工区の要素モデルを示す図である。 本発明の実施の形態における建方の判定結果をBIMモデルに表示した例を示す図である。 構造物の建設工事における建設部材の流通段階を示す図である。
≪≪≪建設部材の流通≫≫≫
建物Bの建設に用いられる建設部材Eは、例えば、図9で示すように、工場f1で製造され、工場f1の保管場所にて保管する。そして、建設部材Eを貨物車v1に積載することによって出荷し、工場f1から施工現場f2へ輸送する。建設部材Eを施工現場f2に搬入したのち、施工現場f2のストックヤードに一時保管する。
こののち、ストックヤードに保管した建設部材Eを、施工を行なう作業ヤードまで搬送する。必要に応じて、作業ヤードで複数の建設部材Eを組み立てる地組作業を行ったのち、タワークレーン等を用いて、作業ヤードから揚重して、建設部材Eの設置作業(建方)を行なう。こののち、建物Bの建方に用いられた建設部材Mは、検査される。
≪≪≪工程管理支援システム及び工程管理支援方法≫≫≫
工程管理支援システム及び工程管理支援方法は、上述したような建設部材Eの流通段階における建方について、完了もしくは未完を自動判定し、建設工事の工程管理を支援するものである。以下に、工程管理支援システム及び工程管理支援方法についてその詳細を、図1~図8を参照しつつ説明する。
建方完了もしくは未完の自動判定は、施工前にコンピューター上で構築される構造物の3次元形状モデルと、施工中の構造物を測量して生成した3次元点群データとを利用する。3次元形状モデルの構築方法は何ら限定されるものではないが、本実施の形態では、BIM(Building Information Modeling)モデルを採用する場合を事例に挙げる。
まずは、工程管理支援システム及び工程管理支援方法で用いるBIMモデル10、要素モデル11、3次元点群データD、バウンディングボックス40、判定用フレーム41について説明する。
≪≪BIMモデル・要素モデル≫≫
BIMモデル10は、図1で示すように、BIMソフトによりコンピュータ上で構築された現実の建物Bの立体モデルである。また、BIMモデル10の構成要素である3次元形状の要素モデル11は、建物Bを構成する現実の建設部材Eの立体モデルである。要素モデル11には、属性情報、配置情報、及び形状情報などが付与されている。
属性情報は、名称、製品名、仕様、寸法、重量、素材、固有コードなどを含む。固有コードは、建設部材Eごとに割り当てられた固有の識別情報をいう。また、配置情報は、建設部材Eが設置される工区や領域、フロア(階)などを事例として挙げることができる。そして、形状情報は、建設部材Eの外形状を外郭とし、その内部領域を識別できる情報、及びワールド座標系(X、Y、Z)上の位置座標などである。
≪≪3次元点群データ≫≫
3次元点群データDは、図2(a)で示すような測量手段20により現実の建物Bを測量することにより生成可能な、3次元座標を持った点データの集合体である。点データはそれぞれ、絶対座標(平面直角座標、緯度・経度・標高など)による位置が付されている。このため、3次元点群データDにより、例えば図3(a)で示すような、建物Bの表面形状を表すことができる。
建物Bを測量する測量手段20はいずれでもよく、例えば、3Dレーザースキャナやステレオカメラ式測距計、ミリ波レーダ、またはLiDARなどを例示することができる。また、3次元点群データDは、図3(b)で示すように、位置情報に加えて色情報(R、G、B)を保有している場合も含む。なお、図3(b)で示す位置情報は、ワールド座標系に変換したのちの座標を例示している。
これら3次元点群データDは、例えば、次に示す方法により測量・生成できる。地上設置型の測量手段20を採用する場合、図2(a)で示すように、工区やフロア(階)ごとにあらかじめ測定点Pを設定しておき、測量手段20を各測定点Pに据え付けて、定期的に測量を実施する。
ドローン搭載型の測量手段20を採用する場合は、いわゆる航空レーザー測量により、定期的に上空から施工中の建物Bを定期的に測量する。そして、図2(b)で示すように、移動車搭載型の測量手段20を採用する場合には、車などの移動体30により施工中の建物B内を定期に巡回しながら測量する。ドローン搭載型及び移動車搭載型では、測量手段20にGNSS装置が搭載されている。
≪≪バウンディングボックス≫≫
バウンディングボックス40は、図4(a)で示すように、要素モデル11に外接する大きさの直方体である。直方体は、後述する工程管理支援システム100におけるワールド座標系上のX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の最小長さを組み合わせて形成されている。このような直方体形状のバウンディングボックス40もしくは要素モデル11自体を利用して、判定用フレーム41が作成される。
≪≪判定用フレーム≫≫
判定用フレーム41は、バウンディングボックス40を利用した場合を例に挙げて説明すると、次のようなものを例示できる。図4(a)で示す判定用フレーム41は、バウンディングボックス40の大きさを調整せず、そのまま用いた直方体である。
図4(b)で示す判定用フレーム41aは、予め設定した倍率の上限値に基づいて、バウンディングボックス40を拡大した外郭F1により構成される。一方、図4(c)で示す判定用フレーム41bは、予め設定した倍率の、上限値に基づいてバウンディングボックス40を拡大した外郭F1と、下限値に基づいてバウンディングボックス40を縮小した内郭F2とにより構成される。
判定用フレーム41はいずれも、要素モデル11と同じワールド座標系(X、Y、Z)上の位置座標を有するとともに、形状情報を有する。したがって、図4(a)で示す判定用フレーム41は、直方体を外郭として、その内部領域を識別できる。また、図4(b)で示す判定用フレーム41aは、外郭F1で囲まれた内部領域を識別できる。同様に、図4(c)で示す判定用フレーム41bは、外郭F1と内郭F2とで囲まれた内部領域を識別できる。これらは、要素モデル11自体を利用して、判定用フレーム41を作成した場合も同様である。
≪≪≪工程管理支援方法の大まかな流れ≫≫≫
上記のBIMモデル10、要素モデル11、3次元点群データD、バウンディングボックス40もしくは要素モデル11から作成した判定用フレーム41を用いて、建設部材Eの建方について完了もしくは未完を自動判定する大まかな手順を、図5における建方管理の部分を参照して説明すると、次のとおりである。
まず、担当者が判定対象とする建設部材Eを選択する。すると、工程管理支援システム50が、判定対象の建設部材Eに対応する要素モデル11を、BIMモデル10を構成する複数の要素モデル11の中から抽出する。また、判定しようとする建設部材Eのうち、表面に凹凸がある、製造誤差もしくは設置誤差などを加味することが適切であるなどの事情があるものについて、要素モデル11を判定用フレーム41に変更する。
こののち、施工中の建物を測量して生成した3次元点群データDと、要素モデル11もしくは判定用フレーム41とを重ね合わせる。次に、要素モデル11が有する建設部材Eの形状データ内、もしくは判定用フレーム41の内部領域に含まれる、3次元点群データをカウントする。
カウントしたデータ数が、あらかじめ設定した閾値を超えた場合に、要素モデル11もしくは判定用フレーム41に対応する建設部材Eの建方が、完了しているものと判定する。一方、閾値に満たない場合には、建方未完と判定する。判定結果は要素モデル11に紐づけ、BIMモデル10上で視覚情報として出力する。
このように、工程管理支援方法によれば、担当者が判定対象とする建設部材Eごとに建方の完了もしくは未完を自動判定でき、建設工事の工程管理を支援できる。また、3次元点群データDによる客観的な情報を用いるため、工程管理の信頼性を高めることが可能となる。さらに、作業員が判定対象とする建設部材Eの配置位置に赴き、建方を目視確認する場合と比較して、現場作業の省力化を図ることができ、工程管理の効率化を図ることも可能となる。
また、あらかじめ設定した閾値を超える数の3次元点群データDが検出された要素モデル11について、これに対応する建設部材Eを建方完了と判定する。これにより、測量手段20の性能や解像度に対応させて閾値を設定すれば、いずれの測量手段20を利用して3次元点群データDを生成しても、安定した高い精度で建方の完了もしくは未完を自動判定することができる。
加えて、建設部材Eの表面に凹凸を有する場合や、製造誤差もしくは設置誤差などを加味して建方の完了もしくは未完を判定することが適切であるなどの事情がある場合、要素モデル11に替えて判定用フレーム41を利用して、建方の完了もしくは未完を自動判定でき、判定精度をより高めることができる。
上記の工程管理支援方法に用いる工程管理支援システム50について、図6のブロック図を参照しつつ、その詳細を説明する。本実施の形態では、BIMモデル10が別途準備された管理サーバ60に格納されている場合を、事例に挙げる。
≪≪≪管理サーバ≫≫≫
管理サーバ60は、情報管理支援システムを構成するコンピューターシステムであり、図9を参照しつつ説明したような、各流通段階の建設部材Eを管理するとともに建設工事全体の進捗度を管理する。大まかには、「建設部材Eにより構成される建物Bの設計」、「建設部材Eに関する各種情報などの取得及び登録」、「建設部材Eに関する実績情報の取得及び登録」、「建設部材Eに関する状況確認」を実行する。
工程管理支援システム50は、上記の管理サーバ60における「建設部材Eにより構成される建物Bの設計」で作成されたBIMモデル10から要素モデル11や、要素モデル11に付与された各種情報を取得する。また、工程管理支援システム50により出力される建設部材Eにおける建方の完了もしくは未完の自動判定結果は、管理サーバ60で実行される「建設部材Eに関する実績情報の取得及び登録」に反映させることができる。
なお、管理サーバ60及び情報管理システムの詳細は、特願2021-096092号に譲る。また、工程管理支援システム50は、必ずしも管理サーバ60を備える情報管理システムと併せて用いることに限定されない。例えば、BIMモデル10を、BIMソフトが搭載されている他のシステムから取得してもよい。また、工程管理支援システム50を単独で用いる場合には、BIMソフトを搭載し、工程管理支援システム50でBIMモデル10を作成するなどしてもよい。
≪≪≪工程管理支援システム≫≫≫
工程管理支援システム50は、図6で示すように、入力部51、演算処理部52、出力部53、及び記憶部54を備える装置であればいずれでもよく、パソコンやノートPC、タブレット端末などを採用することができる。
入力部51は、管理サーバ60と通信ネットワークを介して相互にデータ送信可能に接続され、BIMモデル10を構成する要素モデル11に係る情報を受信する。通信ネットワークとしては、インターネット、専用通信回線等いずれにより構築されるものであってもよい。
また、入力部51は、測量手段20と無線、有線または通信ネットワークなどにより接続され、測量手段20で取得した3次元点群データに係る情報を受信する。図示を省略するが、入力部51はさらに、キーボードやマウス、スキャナ、タッチパネルなどの入力装置と接続し、これらに入力された情報を受信する構成としてもよい。
また、
出力部53は、データ出力部531と完了情報出力部532とを備える。データ出力部531は、入力部51を介して取得した情報や、後述する演算処理部52で処理した処理データなどの情報を出力する。また、完了情報出力部532は、後述する演算処理部52が完了判定部526の指令を受けて、要素モデル11に対応する建設部材Eについて建方の完了もしくは未完の判定した場合に、判定結果を出力する。
出力部53から出力される情報は、管理サーバ60や、出力部53と無線または有線で接続されたディスプレイやプリンタなどの表示装置55に出力できる。また、表示装置55はタッチパネルを備える構成でもよく、この場合には、表示装置55が出力部53及び入力部51を兼用するよう構成しておく。
さらに、作業員が携帯する携帯端末や、工事事務所に設置されている管理用パソコンなどの端末装置56と、工程管理支援システム50とを通信ネットワークを介して相互にデータ送信可能としてもよい。こうすると、管理サーバ60だけでなく、端末装置56から入力部51を介して工程管理支援システム50に情報を入力する、もしくは工程管理支援システム50から出力部53を介して、情報を端末装置56に出力できる。
演算処理部52は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリを備える。メモリには、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令が格納され、演算処理部52は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、工程管理支援システム50の動作を制御する。この演算処理部52は、少なくともモデル取得部521、データ取得部522、ボックス抽出部523、フレーム作成部524、モデル抽出部525、完了判定部526を備える。
詳細は後述するが、大まかには演算処理部52を次のように機能させる。モデル取得部521は、管理サーバ60に格納されているBMIモデル10から構成要素である要素モデル11を取得する。ボックス抽出部523は、モデル取得部521で取得した要素モデル11からバウンディングボックス40を抽出する。フレーム作成部524は、バウンディングボックス40もしくは要素モデル11から判定用フレーム41を作成する。
モデル抽出部525は、モデル取得部521で取得した要素モデル11のうち、建方の判定対象に選択された建設部材Eに対応する要素モデル11を抽出する。また、必要に応じて、抽出した要素モデル11を判定用フレーム41に変更する。データ取得部522は、測量手段20で測量し生成した3次元点群データを取得する。そして、完了判定部526は、データ取得部522で取得した3次元点群データと、モデル抽出部525で抽出した要素モデル11もしくは判定用フレーム41とに基づいて、判定対象の建設部材Eについて、建方の完了もしくは未完を自動判定する。
≪≪≪工程管理支援システムを用いた工程管理支援方法≫≫≫
上記の構成を有する工程管理支援システム50を用いて、建設部材Eについて建方の完了もしくは未完を自動判定し、建設工事の工程管理を支援する手順を、図5で示すフローに沿って説明する。本実施の形態では、図1で示すBIMモデル10における範囲Aとして示したフロア群のうち、図7で示したような一工区に含まれる複数の建設部材Eについて、建方の完了もしくは未完を自動判定する場合を事例に挙げる。
≪≪事前準備≫≫
まず、建物Bの施工前に建物BのBIMモデル10が、管理サーバ60側で構築される。また、BIMモデル10の構成要素である建設部材Eの要素モデル11に、図1を参照して説明したような属性情報、配置情報、及び形状情報などの情報を付与する。さらに、要素モデル11ごとに、バウンディングボックス40を設定する。
≪≪STEP1:要素モデルの取得≫≫
工程管理支援システム50は、管理サーバ60から入力部51を介してBIMモデル10を構成する複数の要素モデル11を受信する。すると、演算処理部52がモデル取得部521の指令を受けて、複数の要素モデル11の各々に付与されている各種情報及びバウンディングボックス40とともに、記憶部54に準備したデータベースに格納する。
≪≪STEP2:判定用フレームの作成≫≫
記憶部54に要素モデル11が格納されると、演算処理部52がボックス抽出部523の指令を受けて、要素モデル11各々に設定されているバウンディングボックス40を抽出し、記憶部54に格納する。また、演算処理部52がフレーム作成部524の指令を受けて、要素モデル11もしくはバウンディングボックス40から、図4(a)~(c)を参照して説明したような判定用フレーム41を作成する。
判定用フレーム41は、前述したように、要素モデル11の外形状またはバウンディングボックス40を拡大もしくは縮小することにより形成した外郭F1もしくは内郭F2により作成する。これら外郭F1もしくは内郭F2を形成するための倍率に関する情報は、担当者が工程管理支援システム50に手入力する場合、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置から入力部51を介して、要素モデル11の外形状またはバウンディングボックス40に対する倍率の上限値もしくは下限値を入力する。
また、表示装置55がタッチパネルを備える場合には、タッチパネルを介して担当者が操作する操作情報を、倍率の上限値もしくは下限値として採用する。これにより、演算処理部52が、倍率に対応した判定用フレーム41を作成する。また、倍率に相当する情報を検知できない場合には、図4(a)で示すようなバウンディングボックス40を、判定用フレーム41とする。こうして作成した判定用フレーム41は、要素モデル11と紐づけし、記憶部54に準備したデータベースに格納する。
その一方で、要素モデル11の外形状またはバウンディングボックス40に対する倍率に関する情報は、あらかじめ記憶部54に格納しておく、もしくは要素モデル11に付与されている属性情報に含めておいてもよい。記憶部54に格納しておく場合には、例えば、要素モデル11ごとに上記の情報を設定しておく。こうすると、担当者による手入力作業を省略しながら、建設部材Eに対応する判定用フレーム41を自動作成することができる。
なお、判定用フレーム41は、必ずしもすべての要素モデル11に対して準備しなくてもよい。したがって、判定用フレーム41を自動作成する場合には、要素モデル11ごとで、判定用フレーム41の作成に必要な情報とともに、判定用フレーム41の要不要情報を併せて付与しておくと良い。
≪≪STEP3:3次元点群データの生成≫≫
上記の要素モデル11の取得工程、及び判定用フレーム41の作成工程(STEP2)を実施する一方で、建設工事が開始されると、工事の進捗に応じて適宜、施工中の建物Bを測量手段20を用いて測量する。
測量は、例えば、図2(b)を参照して説明したような移動車搭載型の測量手段20により、施工中の建物B全体を定期的に巡回して実施する。もしくは、図2(a)を参照して説明したような地上設置型の測量手段20により、施工計画で規定された工区ごともしくはフロアごとに実施時期を設定し実施する。さらには、ドローン搭載型の測量手段20を併用する等、いずれの方法で実施してもよい。
測量手段20で測量し生成した3次元点群データDは、測量した日時とともに工程管理支援システム100の入力部51から入力される。すると、演算処理部52はデータ取得部522の指令を受けて、絶対座標による位置が付されている3次元点群データDを、工程管理支援システム100におけるワールド座標系に変換する。座標変換された3次元点群データDは、記憶部54に準備したデータベースに格納する。
≪≪STEP4:判定に用いる要素モデル・判定用フレームを抽出≫≫
3次元点群データの生成工程(STEP4)と前後して、担当者は、建方の完了もしくは未完を自動判定する判定対象の建設部材Eを、キーボードやマウスなどの入力装置、もしくはタッチパネルなどの表示装置55を用いて選択する。
建設部材Eの選択情報が、入力部51を介して工程管理支援システム50に入力されると、演算処理部52がモデル抽出部525の指令を受けて、選択された建設部材Eに対応する要素モデル11を、記憶部54に格納されたデータベースから抽出する。担当者が入力する建設部材Eの選択情報は、選択方法に応じて様々な情報を採用できる。
例えば、キーボードやマウスなどの入力装置を利用して判定対象の建設部材Eを入力する場合、要素モデル11に付与した属性情報に含まれる情報を用いる。属性情報は、図1を参照して説明したように、建設部材Eの名称や製品名、個別に付与された固有コード、建設部材が配置される工区やフロア(階)などを、事例として挙げることができる。
また、管理サーバ60側で、要素モデル11に紐づけされた建設部材Eのリストファイルが作成されていれば、これを利用することもできる。この場合には、入力部51を介して管理サーバ60から工程管理支援システム50に入力したリストファイルを、出力部53を介して表示装置55に出力する。そして、キーボードやマウスなどの入力装置により、リストファイル上の建設部材Eを選択すると、演算処理部52が選択された建設部材Eに基づいて、対応する要素モデル11を特定し抽出するように構成する。
一方、タッチパネルなどの表示装置55を用いて判定対象の建設部材を選択させる場合、出力部53を介して表示装置55にBIMモデル10を出力する。そのうえで、タッチパネルによりBIMモデル10から要素モデル11を直接選択すると、演算処理部52が選択された要素モデル11を抽出するよう構成する。このとき、タッチパネルによる要素モデル11の選択は、個別選択、複数選択、もしくは範囲選択を受け付け可能としておく。
本実施の形態では、図7で示すように、建物Bにおける1つの工区を判定対象に設定している。このため、この工区内に位置する建設部材E各々に対応する要素モデル11(柱に相当する複数の要素モデル11a、床に相当する複数の要素モデル11b、梁に相当する複数の要素モデル11cなど)が抽出されている。
このように、判定対象となる建設部材Eは、工区やフロア(階)などの範囲で選択してもよいし、個別に選択してもよい。もしくは建物Bを構成する全ての建設部材Eを選択するなど、担当者の要求に対応して、いずれにも選択できる。
また、選択した工区内に、要素モデル11に替えて判定用フレーム41を用いて建方の自動判定をすべき建設部材Eが含まれている場合、担当者は、キーボードやマウスなどの入力装置、もしくはタッチパネルなどの表示装置55を用いて、該当する建設部材Eを選択する。図7では、梁に相当する要素モデル11cを、図4(b)を参照して説明した外郭F1で囲まれた内部領域を有する判定用フレーム41aに変更する場合を例示している。
判定用フレーム41に変更すべき建設部材Eを特定するための情報は、キーボードやマウスなどの入力装置を用いる場合には、要素モデル11に付与した属性情報に含まれている固有コードなど、建設部材Eを特定できる情報を採用する。一方、タッチパネルなどの表示装置55を用いる場合には、表示装置55上にBIMモデル10を表示し、要素モデル11を直接特定すればよい。
建設部材Eの情報が、入力部51を介して工程管理支援システム50に入力されると、演算処理部52がモデル抽出部525の指令を受けて、記憶部54に格納したデータベースから対応する判定用フレーム41を取出し、判定対象として抽出された要素モデル11を判定用フレーム41に変更する。
その一方で、例えば要素モデル11に付与される属性情報に、あらかじめ判定用フレーム41に変更する必要の有無を含めておき、この情報に基づいて演算処理部52が要素モデル11を、判定用フレーム41に変更するよう構成してもよい。こうすると、担当者による手入力作業を省略しながら、要素モデル11を判定用フレーム41に自動変更することができる。
≪≪STEP5:建方の自動判定≫≫
判定対象の建設部材Eに対応する要素モデル11もしくは判定用フレーム41が抽出されると、演算処理部52が完了判定部526の指令を受けて、建設部材Eごとに建方の完了もしくは未了を自動判定する。
要素モデル11もしくは判定用フレーム41と、STEP3でデータベースに格納した3次元点群データDは、いずれも工程管理支援システム50のワールド座標系で位置づけされている。また、要素モデル11は、図1を参照して説明したように、建設部材Eの形状を外郭とし、その内部領域を識別できる形状情報を有する。また、判定用フレーム41も、図4(a)~(c)を参照して説明したように、内部領域を識別できる形状情報を有する。
したがって、判定対象の建設部材Eに対応する要素モデル11もしくは判定用フレーム41と3次元点群データとをワールド座標系上で重ね合わせ、要素モデル11もしくは判定用フレーム41ごとに、内部領域にある3次元点群データをカウントする。データ数が、要素モデル11もしくは判定用フレーム41各々に設定された閾値を超えた場合に建方完了、閾値に満たない場合に建方未完と判定する。判定結果に関する情報は、要素モデル11もしくは判定用フレーム41と紐づけて、記憶部54のデータベースに格納する。
要素モデル11もしくは判定用フレーム41各々に設定された閾値は、建物Bを測量する際に使用する測量手段20の性能や解像度に基づいて設定される。このため、3次元点群データDを生成するごとに、採用した測量手段20に応じて要素モデル11もしくは判定用フレーム41各々に設定する閾値を、工程管理支援システム50に入力する。
もしくは、工程管理支援システム50の記憶部54に、測量手段20を考慮して設定した閾値を要素モデル11もしくは判定用フレーム41ごとに格納しておき、演算処理部52が記憶部54に格納された閾値を用いて、建方の自動判定を実行するよう構成してもよい。こうすると、担当者による手入力作業を省略しながら、判定対象の建設部材Eについて、建方の完了もしくは未了を自動判定することができる。
≪STEP6:判定結果の出力≫
判定結果に関する情報は、STEP5で説明したように、要素モデル11もしくは判定用フレーム41と紐づけて、記憶部54のデータベースに格納されている。したがって、工程管理支援システム50は、完了情報出力部532を介して表示装置55もしくは端末装置56などに、判定結果を要素モデル11に反映させて出力することができる。
例えば、図8では、BIMモデル10を使用して視覚的に建方完了と判定された要素モデル11を示した図と、判定対象の工区に含まれる要素モデル11と判定結果をリスト形式に表示した表を併せて表示する場合を事例に挙げている。
視覚的に表示した図は、図7で示すような、判定対象として選択した工区のみを表示したBIMモデル10を構成する要素モデル11のうち、STEP5で建方完了と判定されたものにハッチングなどを施して、画像表示した事例を示している。したがって、3次元点群データDを取得した時点で、ハッチングの施されていない要素モデル11(紙面右側の床に相当する複数の要素モデル11b、梁に相当する複数の要素モデル11cなど)が建方未完であることを視覚的に把握することができる。
なお、測量手段20で施工中の建物Bを測量する時点ですでに建方が完了している建設部材Eは、判定対象でなくても3次元点群データDに含まれる場合がある。例えば、図3(a)の3次元点群データDと図7の判定対象の建設部材Eに対応する要素モデル11とを比較すると、判定対象に含まれていない下階の床が、3次元点群データDでは測量されている様子がわかる。
しかし、建方の完了もしくは未完の自動判定はSTEP5で説明したように、判定対象の建設部材Eに対応する要素モデル11もしくは判定用フレーム41を抽出し、これらに内包する3次元点群データDをカウントする。したがって、3次元点群データDの情報に制約を受けることなく、判定対象の建設部材Eに対する建方の完了もしくは未完を、精度よく自動判定することができる。
本発明の工程管理支援システム、建設工事の工程管理支援方法及びプログラムは、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、構造物の3次元形状モデルにBIMモデルを採用したが、必ずしもこれに限定するものではない。たとえば、建設分野で構造物を構築する際に採用されているCIMモデル(Construction Information Modeling)などを採用することも可能である。
また、本実施の形態では、判定対象として選択した工区を抽出して表示したBIMモデル10上で、要素モデル11に建方の判定情報を反映する場合を、図8に例示している。しかし、BIMモデル10上で要素モデル11ごとに、建方の判定情報を確認できれば、その表示方法はなんら制限されるものではない。
さらに、図8では、判定対象の要素モデル11に対する判定結果のみを表示した事例を挙げたが、過去に建方の判定を実施し判定結果がすでに反映されている要素モデル11を、併せて表示するなどしてもよい。こうすると、最新の3次元点群データDを取得した時点の、建物B全体における建方の進捗状況を建物B全体のBIMモデル10上で表示することもできる。
10 BIMモデル(3次元形状モデル)
11 要素モデル
20 測量手段
30 移動体
40 バウンディングボックス(Bb)
41 判定用フレーム
50 工程管理支援システム
51 入力部
52 演算処理部
521 モデル取得部
522 データ取得部
523 ボックス抽出部
524 フレーム作成部
525 モデル抽出部
526 完了判定部
53 出力部
54 記憶部
55 表示装置
56 端末装置
60 管理サーバ
B 建物(構造物)
P 測定点
E 建設部材
f1 工場
f2 施工現場
v1 貨物車

Claims (10)

  1. 建設工事の工程管理を支援する工程管理支援システムであって、
    構造物の3次元形状モデルから、前記構造物を構成する建設部材に対応する要素モデルを取得するモデル取得部と、
    施工中の前記構造物を測量して生成した3次元点群データを取得するデータ取得部と、
    前記要素モデルと前記3次元点群データとを重ね合わせて、前記要素モデルに対応する前記建設部材ごとに、建方の完了もしくは未完を判定する完了判定部と、
    を備えることを特徴とする工程管理支援システム。
  2. 請求項1に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記完了判定部が、
    あらかじめ設定した閾値を超える数の前記3次元点群データを、前記要素モデルの内部領域で検出した場合に、
    該要素モデルに対応する前記建設部材を、建方完了と判定することを特徴とする工程管理支援システム。
  3. 請求項1に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記完了判定部で取得した情報を、前記要素モデルに反映させて出力する完了情報出力部を備えることを特徴とする工程管理支援システム。
  4. 請求項1に記載の工程管理支援システムにおいて、
    判定対象として選択された前記建設部材に対応する前記要素モデルを、前記モデル取得部で取得した前記要素モデルの中から抽出するモデル抽出部を備え、
    前記完了判定部は、前記3次元点群データと前記モデル抽出部で抽出した前記要素モデルとを重ね合わせることを特徴とする工程管理支援システム。
  5. 請求項1に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記要素モデルまたは該要素モデルに外接するバウンディングボックスに基づいて、前記建設部材に対応する判定用フレームを作成するフレーム作成部を備え、
    前記完了判定部は、前記3次元点群データを、前記要素モデルもしくは前記判定用フレームと重ね合わせて、対応する前記建設部材ごとに建方の完了もしくは未完を判定することを特徴とする工程管理支援システム。
  6. 請求項5に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記判定用フレームが、前記要素モデルもしくは前記バウンディングボックスを拡大もしくは縮小して形成した外郭を備えることを特徴とする工程管理支援システム。
  7. 請求項5に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記判定用フレームが、前記要素モデルもしくは前記バウンディングボックスを、拡大して形成した外郭と縮小して形成した内郭とを備えることを特徴とする工程管理支援システム。
  8. 請求項1に記載の工程管理支援システムにおいて、
    前記構造物の3次元形状モデルが、BIMモデルであるとともに、
    前記要素モデルが、前記BIMモデルを構成する構成要素であることを特徴とする工程管理支援システム。
  9. 建設工事の工程管理を支援する工程管理支援方法あって、
    構造物の3次元形状モデルから、前記構造物を構成する複数の建設部材に対応する要素モデルを取得する工程と、
    施工中の前記構造物を測量して生成した3次元点群データを取得する工程と、
    前記要素モデルと前記3次元点群データとを重ね合わせて、前記要素モデルに対応する前記建設部材ごとに、建方の完了もしくは未完を判定する工程と、
    を備えることを特徴とする建設工事の工程管理支援方法。
  10. 請求項9に記載の工程管理支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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