JP2023158820A - 眼科装置、眼科装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

眼科装置、眼科装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 眼科装置のユーザビリティを向上する。【解決手段】 開示の技術に係る眼科装置の一つは、被検眼の検査を実行する検査手段と、複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って検査手段を制御する制御手段と、を備える。【選択図】 図7

Description

開示の技術は、眼科装置、眼科装置の制御方法、及びプログラムに関する。
眼科装置として、被検眼の眼底2次元画像を取得するための装置(以下、これを眼底カメラ装置と記す。)や、低コヒーレンス光による光干渉断層法(OCT:Optical Coherence Tomography)を利用して、被検眼の断層画像を取得するための装置(以下、これをOCT装置と記す。)が実用化されている。
これらの装置は、装置と被検眼とのアライメント調整と必要な調整を行った後に撮影を行っている。近年、これらの調整を自動で行うオート機能を有する眼科装置が開発されている。ユーザはオート機能を利用することで、煩雑な調整操作を行わずに簡便に眼科装置を用いて被検眼の撮影を行うことができる。
特許文献1では、複数の撮影条件が含まれる検査プロトコルを記憶する眼科装置において、装置や撮影が不慣れなユーザをサポートするために、検査プロトコルを作成する際に、ユーザーインターフェースを設けて容易に作成することができる技術が開示されている。
特開2018―139716号公報
ここで、従来の眼科装置は、撮影時には検査プロトコルのリストが表示される。このとき、例えば、検査プロトコルを選択する時には、検査プロトコルに含まれる撮影の組み合わせやその順番、自動撮影なのかマニュアル撮影なのかといった撮影条件の把握が難しいことがあった。また、例えば、撮影を行っている際の検査プロトコルの進捗状況を示す表示はないため、検査プロトコルの進捗の把握が難しいことがあった。
開示の技術の一つは、眼科装置のユーザビリティを向上することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
開示の技術に係る眼科装置の一つは、
被検眼の検査を実行する検査手段と、
複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する制御手段と、を備える。
開示の技術の一つによれば、眼科装置のユーザビリティを向上することができる。
実施例1に係る眼科装置の概略的な構成例を示す。 実施例1に係る制御部の概略的な構成例を示す。 実施例1に係る画面構成の例を示す。 実施例1に係る検査プロトコルのフローチャートの一例を示す。 実施例1に係る患者画面表示の一例を示す。 実施例1に係る撮影画面表示の一例を示す。 実施例1に係る検査プロトコル選択画面表示の一例を示す。 実施例1に係る検査プロトコル選択画面表示の一例を示す。 実施例1に係る進捗ダイアログ画面表示の一例を示す。 実施例1に係る進捗ダイアログ画面表示の一例を示す。 実施例2に係る検査プロトコルのフローチャートの一例を示す。 実施例2に係る撮影画面表示の一例を示す。 実施例2に係る撮影画面表示の一例を示す。 実施例3に係る検査プロトコルのフローチャートの一例を示す。 実施例3に係る撮影画面表示の一例を示す。 実施例3に係る確認画面表示の一例を示す。 実施例3に係る撮影画面表示の一例を示す。 実施例3に係る確認画面表示の一例を示す。
以下、開示の技術を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、開示の技術が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。
(実施例1)
本実施例においては、開示の技術による眼科装置の一例として、OCT撮影と可視光による眼底撮影との両方を実行する眼科装置を説明する。ここで、従来の光画像計測装置は、検査プロトコル選択時にプロトコルの名称表示のみであり、検査プロトコルに含まれる検査の組み合わせは、検査プロトコルを選択してみるまでは分からなかった。そのため、撮影や装置に不慣れな操作者に対してはユーザビリティが低下していた。
そこで、本実施例は、眼科装置のユーザビリティを向上することを目的とする。本実施例による眼科装置は、OCT撮影と可視光による眼底撮影との両方を含む一連の制御手順が定義された検査プロトコルを記憶しており、操作者が複数の検査プロトコルを選択する際に、検査プロトコルに含まれる検査条件を提示することで、操作者は容易に検査プロトコルを選択して、それらのうち一つを選択して実行させることができる。
さらに、本実施例による眼科装置は、検査プロトコルの進捗状況を操作者に提示することで、操作者が検査の進捗状況を把握できる。そのため、操作者は複数の装置を同時に操作可能であり、装置本体から一時的に離れたとしても、戻ってきた際に検査の進捗を把握することができる。
なお、本実施例における眼科システムは、開示の技術による眼科装置(複合検査ユニット)がネットワークに接続され、医師のパソコンからオーダ(検査指示書)を受け、オーダに従って、被検眼の検査を実行して、その結果を医師のパソコンへ送信する構成となっていてもよい。
<構成>
図1は、本実施例に係る眼科装置の概略的な構成例及び眼科装置に含まれる各種光学系を示す。本実施例に係る眼科装置には、光学ヘッド部100、分光器200、制御部300、表示部310、入力部340、及び音声出力部350が設けられている。以下、光学ヘッド部100、分光器200、及び制御部300の構成を順に説明する。
<光学ヘッド部100及び分光器200の構成>
光学ヘッド部100は、被検眼Eの前眼部Eaの画像や、被検眼Eの眼底Efの2次元正面画像及び断層画像を撮影するための測定光学系で構成されている。以下、光学ヘッド部100内に配置される各種光学系について説明する。
光学ヘッド部100では、被検眼Eに対向して対物レンズ101が設置される。対物レンズ101の光軸L1上には、光路分離部の一例として機能する第1ダイクロイックミラー102及び第2ダイクロイックミラー103が配置される。これらダイクロイックミラーによって、対物レンズ101からの光路が、前眼部観察系の光路(光軸L2)、眼底撮影系の光路(光軸L3)、及びOCT光学系の光路(光軸L5)に、波長帯域ごとに分岐される。
第2ダイクロイックミラー103の反射方向の光軸L2上には、レンズ120、プリズム121、絞り122、レンズ123、及びイメージセンサ124が配置される。イメージセンサ124は、赤外域の感度を持つモノクロのセンサである。光軸L2上に配置されるこれらの光学部材等によって前眼部Eaの観察を行うための前眼部観察系が構成される。また、対物レンズ101の近くに前眼部観察用光源125が配置される。前眼部観察用光源125は、赤外光を用いて被検眼Eの前眼部を照明する。
イメージセンサ124は、制御部300に接続される。制御部300は、イメージセンサ124により出力された信号に基づいて前眼観察画像を生成し、前眼観察画像を表示部310に出力したり、記憶部302に記憶させたりすることができる。
第2ダイクロイックミラー103の透過方向の光軸L3上には、穴あきミラー131、撮影絞り132、フォーカスレンズ133、結像レンズ134、第3ダイクロイックミラー135、及びイメージセンサ136が配置される。穴あきミラー131は中央部に開口を有する。フォーカスレンズ133は、制御部300により制御される不図示のモータ等の駆動部によって光軸L3上で移動することができる。制御部300は、駆動部を制御してフォーカスレンズ133を光軸方向に移動させることにより、眼底撮影系の光路を通る光のフォーカスを調整することができる。
光軸L3上の光路は、第3ダイクロイックミラー135によって、イメージセンサ136へ至る光路及び固視灯137へ至る光路に、波長帯域ごとに分岐される。イメージセンサ136は、第3ダイクロイックミラー135の透過方向に配置され、可視光と赤外光とに感度を有する、観察用の動画撮影と静止画撮影を兼ねた眼底正面画像用のセンサである。固視灯137は、第3ダイクロイックミラー135の反射方向に配置され、可視光を発生して被検者の固視を促す。また、眼底撮影系の光路には、眼底撮影に必要な光束をカットするための不図示の絞り等のその他の光学部材が設けられてもよい。
穴あきミラー131の反射方向の光軸L4上には、角膜バッフル140、リレーレンズ141、フォーカス指標ユニット142、レンズ143、及びリングスリット144がこの順で配置される。角膜バッフル140は、中心に遮光点を有する。リングスリット144は、リング状のスリット開口を有する。
フォーカス指標ユニット142は、フォーカスレンズ133を用いたフォーカス合わせの指標を提供する光学部材であり、本実施例では、指標の一例として、スプリット輝線を照射する。本実施例に係るフォーカス指標ユニット142は、フォーカスレンズ133と連動して光軸L4に沿って移動可能なスプリット指標部材を有する。また、スプリット指標部材は、制御部300により制御される不図示のモータ等の駆動部によって、光軸L4の光路に対して挿抜されることができるように構成されている。
フォーカス指標ユニット142によって照射されたスプリット輝線は、リレーレンズ141を通って、穴あきミラー131で第2ダイクロイックミラー103の側に反射される。穴あきミラー131で反射されたスプリット輝線は、第2ダイクロイックミラー103、第1ダイクロイックミラー102、及び対物レンズ101を介して被検眼Eの眼底Efに投影される。制御部300は、眼底部観察画像からスプリット輝線の位置を検出することによってフォーカスのずれ量を算出することができる。
また、光軸L4上には、遮光点を有する遮光部材としての水晶体バッフル145、及び赤外光を透過し可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー146が配置されている。ダイクロイックミラー146の反射方向には、コンデンサレンズ147及び白色LED光源148が配置される。白色LED光源148は、可視光を発する白色LEDが複数個配置された撮影用光源である。ダイクロイックミラー146の透過方向には、コンデンサレンズ149及び赤外LED光源150が配置される。赤外LED光源150は、赤外の定常光を発する赤外LEDが複数個配置された観察光源である。なお、白色LED光源148及び赤外LED光源150は、制御部300によって駆動を制御される。
対物レンズ101、ダイクロイックミラー146、これらの間の光学部材、及びコンデンサレンズ147,149により、眼底Efを照明する照明光学系が構成される。照明光学系を介して、白色LED光源148、又は赤外LED光源150からの光により被検眼Eの眼底Efを照明することができる。
第1ダイクロイックミラー102の反射方向の光軸L5上には、レンズ151、ミラー152、OCTXスキャナ153-1、OCTYスキャナ153-2、フォーカスレンズ154、及びレンズ155が配置される。OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2は、例えば、ガルバノミラー等の偏向手段より構成され、測定光を被検眼Eの眼底Ef上で走査する走査部として機能する。さらに、OCTXスキャナ153-1とOCTYスキャナ153-2とは、その中心位置付近が、被検眼Eの瞳の位置と、光学的な共役関係となっている。なお、図1において、OCTXスキャナ153-1と、OCTYスキャナ153-2との間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面垂直方向に構成されている。また、測定光を走査する走査部は、一枚で2次元方向に光を偏向することができるMEMSミラー等を用いて構成されてもよい。
本実施例では、OCTXスキャナ153-1は、測定光をX方向に走査することができ、OCTYスキャナ153-2は、測定光をX方向に直交するY方向に走査することができる。なお、本実施例では、X方向を主走査方向、Y方向を副走査方向とし、3Dスキャンを行う例について述べるが、走査方向はこれに限られない。3Dスキャンやラスタースキャンにおける主走査方向と副走査方向は互いに交差する方向であればよく、例えば、Y方向を主走査方向、X方向を副走査方向としてもよい。また、互いに交差する、X方向及びY方向の成分を有する斜め方向を主走査方向及び副走査方向としてもよい。また、スキャンパターンは3Dスキャンに限られず、例えば、ラジアルスキャンや、クロススキャン、サークルスキャン、ラスタースキャン等であってもよい。
フォーカスレンズ154は、制御部300により制御される不図示のモータ等の駆動部によって光軸L5上で移動することができる。制御部300は、駆動部を制御してフォーカスレンズ154を光軸方向に移動させることにより、OCT干渉系の光路を通る測定光のフォーカスを調整することができる。
測定光のフォーカス調整は、光源として作用する光ファイバー156-2のファイバー端から出射する測定光を眼底Ef上に結像するように行われる。ここで、光ファイバー156-2のファイバー端は被検眼Eの眼底Efと光学的な共役関係を有する。フォーカス調整部として機能するフォーカスレンズ154は、測定光の光源となるファイバー端と、走査部として機能するOCTXスキャナ153-1及びOCTYスキャナ153-2との間に配置されている。このため、フォーカスレンズ154を用いたフォーカス調整によって、ファイバー端から出射された測定光の像を被検眼Eの眼底Efに結像させることができ、且つ、眼底Efからの戻り光を光ファイバー156-2に効率良く戻すことができる。
次に、測定光源157からの光路と、参照光学系、分光器200の構成について説明する。測定光源157は、測定光路(OCT干渉系の光路)に入射させる測定光を得るための光を発する光源である。本実施例では、測定光源157として、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)を用いる。測定光源157より出射される光の中心波長は880nm、波長幅は約60nmである。ここで、波長幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等を用いることもできる。測定光の中心波長は、例えば、眼を測定することを鑑みて、近赤外光を用いることができる。また、OCT干渉系の光路(光軸L5)、前眼観察光路(光軸L2)、及び眼底撮影系の光路(光軸L3)の各光路で使用される波長について、ある程度波長差を設ける必要がある。本実施例では、これらの観点から、SLDの波長として上記の波長を選択した。
測定光源157から出射された光は、光ファイバー156-1を介して光カプラー156に導かれる。光カプラー156に導かれた光は、該光カプラー156により光ファイバー156-2側に向かう測定光と、光ファイバー156-3側に向かう参照光とに分割される。ここで、光カプラー156は、測定光源157からの光を測定光と参照光に分割する分割器の一例として機能する。また、光ファイバー156-1~4は、光カプラー156に接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバーである。
本実施例では、OCT光学系における測定光は、光ファイバー156-2のファイバー端を光源として出射される。測定光は上述したOCT光学系の光路を通じ、撮影対象である被検眼Eの眼底Efに照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて再び光カプラー156に到達する。
一方、参照光は、光ファイバー156-3、レンズ158、及び測定光と参照光との分散を合わせるために挿入された分散補償用ガラス159を介して参照ミラー160に到達し、反射される。参照ミラー160に反射された参照光は同じ光路を戻り、再び光カプラー156に到達する。
再度光カプラー156に至った参照光と測定光(戻り光)とは、光カプラー156によって合波される。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長とがほぼ同一となったときに、この合波によって各々の光による干渉を生じる。参照ミラー160は、制御部300により制御される不図示のモータ等の駆動部によって参照光の光軸方向に位置を調整可能に保持される。このような駆動部を用いることにより、参照光の光路長を、被検眼Eによって変わる測定光の光路長に対して合わせることが可能である。得られた干渉光は、光ファイバー156-4を介して分光器200に導かれる。
分光器200には、レンズ201、回折格子202、レンズ203、及びラインセンサ204が設けられている。光ファイバー156-4から出射された干渉光は、レンズ201を介して略平行光となった後、回折格子202で分光され、レンズ203によってラインセンサ204上に結像される。ラインセンサ204における各素子は、受光した光に応じた信号(干渉信号)を制御部300に出力する。制御部300は、後述する画像取得部304によりラインセンサ204から出力された信号を取得し、処理部305により所定のタイミングにてサンプリングし、所定の信号処理を施して断層画像を生成することができる。
なお、測定光源157、光カプラー156、光ファイバー156-1~4、レンズ158、分散補償用ガラス159、参照ミラー160、及び分光器200によってマイケルソン干渉計が構成されている。本実施例では、干渉計としてマイケルソン干渉計を用いているが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。
光学ヘッド部100には、ヘッド駆動部170が更に設けられている。ヘッド駆動部170には、制御部300により制御される不図示の3つのモータが含まれている。制御部300は、ヘッド駆動部170の駆動を制御することで、光学ヘッド部100を3次元(X、Y、Z)方向に移動させることができる。これにより、制御部300は、被検眼Eに対して光学ヘッド部100のアライメントを行うことができる。
<制御部300の構成>
次に、図2を参照して、制御部300の概略的な構成について説明する。制御部300は、光学ヘッド部100、分光器200、及び表示部310に接続されており、これらの制御を行うことができる。また、制御部300は、入力部340に接続されており、操作者による入力部340の操作に応じて、操作者からの指示を受けることができる。制御部300には、撮影制御部301、記憶部302、画像取得部304、及び処理部305が設けられている。
撮影制御部301は、光学ヘッド部100、記憶部302、処理部305、及び入力部340と情報をやり取りすることができる。撮影制御部301は、入力部340からの入力信号、光学ヘッド部100や処理部305からの信号、及び記憶部302に記憶された情報等に基づいて、光学ヘッド部100の各部の制御を行うことができる。
また、撮影制御部301は、フォーカス指標ユニット142を駆動させることで眼底観察画像に示されるスプリット輝線に基づいて、フォーカスのずれ量を算出し、ずれ量に基づいて被検眼Eの視度情報を取得することができる。なお、フォーカスのずれ量の算出方法及び視度情報の取得方法は公知の任意の方法を用いてよい。
画像取得部304は、光学ヘッド部100のイメージセンサ124及びイメージセンサ136から出力される信号を取得することができる。また、画像取得部304は、分光器200のラインセンサ204から出力される干渉信号を取得することができる。
処理部305は、イメージセンサ124から取得された信号に基づいて前眼観察画像を生成することができる。また、処理部305は、イメージセンサ136から取得された信号に基づいて眼底正面画像を生成することができる。さらに、処理部305は、ラインセンサ204から取得された干渉信号に基づいて断層画像を生成することができる。なお、処理部305による各種画像の生成方法は、公知の任意の方法を用いてよい。以下、制御部300による光学ヘッド部100の具体的な制御について説明する。
前眼観察画像撮影において、撮影制御部301は、前眼部観察用光源125を発光させる。イメージセンサ124は、被検眼Eの前眼部Eaから反射された光を受光し、受光した光に基づく信号を制御部300に出力する。画像取得部304は、イメージセンサ124から出力された信号を取得し、処理部305は取得された信号に基づいて前眼観察画像を生成する。生成された前眼観察画像は、記憶部302に記憶されることができる。また、生成された前眼観察画像は、出力制御部303により表示部310に表示させることができる。
眼底カメラによる赤外光を用いた眼底観察画像撮影においては、撮影制御部301は、赤外LED光源150を発光させる。イメージセンサ136は、被検眼Eの眼底Efで反射された赤外光を受光し、受光した赤外光に基づく信号を制御部300に出力する。画像取得部304は、イメージセンサ136から出力された信号を取得し、処理部305は取得された信号に基づいて眼底観察画像を生成する。
また、撮影制御部301は、フォーカス指標ユニット142を駆動させ、処理部305は眼底観察画像に示されるスプリット輝線に基づいて、被検眼Eの視度情報を取得する。撮影制御部301は、取得した視度情報に基づいて、フォーカスレンズ133を駆動させる。また、さらに広い視度範囲にフォーカスを合わせる場合には、撮影制御部301は、不図示の駆動部を用いて、視度補正レンズ138を光軸L3上に挿抜し、視度情報に基づいてフォーカスレンズ133を駆動させてフォーカスを調整することができる。
生成された眼底観察画像は、眼底観察及び後述する被検眼Eのトラッキングに用いることができる。生成された眼底観察画像は、出力制御部303により表示部310に表示させることができる。また、生成された眼底観察画像は、記憶部302に記憶されることができる。
眼底カメラによる眼底画像撮影においては、撮影制御部301は、フォーカスレンズ133を用いてフォーカスを調整する。具体的には、眼底観察画像撮影において赤外光を用いて取得された被検眼Eの視度情報に光源の波長の違いによる収差分補正をかけた視度情報を算出する。撮影制御部301は、算出した視度情報に基づいて、フォーカスレンズ133の位置を変更する。その後、撮影制御部301は、白色LED光源148から可視光を発光させる。イメージセンサ136は、被検眼Eの眼底Efで反射された可視光を受光し、受光した光に基づく信号を制御部300に出力する。画像取得部304は、イメージセンサ136から出力された信号を取得し、処理部305は、イメージセンサ136から取得された信号に基づいて眼底正面画像を生成する。
断層画像撮影においては、撮影制御部301は、フォーカス指標ユニット142を用いて取得した視度情報に光源の波長の違いによる収差分補正をかけた視度情報に基づき、フォーカスレンズ154を駆動させる。また、撮影制御部301は、眼底観察画像を用いて得た操作者の指示に応じた撮影範囲及びフォーカスレンズ133の位置情報に基づいて、OCTXスキャナ153-1及びOCTYスキャナ153-2による偏向方向及び偏向幅を含む走査情報を算出する。撮影制御部301は、算出した走査情報をOCTXスキャナ153-1及びOCTYスキャナ153-2に送り、測定光にて被検眼Eの眼底Ef上を走査する。
ラインセンサ204は、受光した測定光の戻り光に基づく干渉信号を制御部300に出力する。画像取得部304はラインセンサ204から出力された干渉信号を取得し、処理部305はラインセンサ204から取得された信号をフーリエ変換し、変換されたデータを輝度又は濃度情報に変換することによって被検眼Eの深さ方向(Z方向)の断層画像を取得する。以下、このようなスキャン方式で被検眼Eの一点における深さ方向の画像(情報)を取得することをAスキャンと呼び、得られる断層画像をAスキャン画像と呼ぶ。
なお、処理部305の断層画像の画像処理に要する時間は20マイクロ秒以下である。本実施例では、ラインセンサ204のデータは20マイクロ秒ごとに送信されるため、処理部305が画像処理を行っている間にラインセンサ204で次のデータを取得すれば、Aスキャンを20マイクロ秒ごとに行うことができる。なお、これらの処理に係る時間は当該時間に限られず、所望の構成に応じて変更されてよい。
制御部300は、Aスキャンを行う測定光を、眼底Ef上の所定の横断方向に走査部で走査することによって、複数のAスキャン画像を取得することができる。処理部305は、複数のAスキャン画像と走査情報から、所定の横断方向に沿った断層画像を構成することができる。例えば、X方向に走査すればXZ面における断層画像が得られ、Y方向に走査すればYZ面における断層画像が得られる。このように測定光を被検眼E上で所定の横断方向(主走査方向)に走査するスキャン方式をBスキャンと呼び、得られる断層画像をBスキャン画像と呼ぶ。
さらに、被検眼E上の撮影範囲に対して、走査部によって走査位置を所定の方向(副走査方向)に移動させながら、主走査方向の走査を繰り返すことで、複数のBスキャン画像を取得することができる。例えば、撮影制御部301により、走査位置をY方向において移動させながら、XZ面のBスキャンを繰り返すことで、XYZ空間の3次元情報を得ることができる。得られた複数のBスキャン画像を用いて構成されるデータを3次元データと呼ぶ。処理部305は、この3次元データから被検眼Eの3次元の断層画像を生成することができる。このようなスキャン方式をCスキャンと呼び、得られる3次元の断層画像をCスキャン画像と呼ぶ。また、処理部305は、3次元情報の少なくとも一部の深度範囲における情報を投影又は積算することにより、眼底EfのEn-Face画像(正面画像)を取得することもできる。
記憶部302は、制御部300での処理に必要な各種の情報等を予め記憶している。また、記憶部302は、処理部305により生成された被検眼Eの前眼観察画像、眼底赤外観察画像、眼底画像、断層画像であるBスキャン画像、3次元データ、及びOCT眼底正面画像等の各種画像を記憶する。さらに、記憶部302は、検査を複数回実行する一連の制御手順を定義した検査シーケンスや、画像の解析結果、画像取得時の撮像条件、被検眼Eに関する患者情報等を記憶する。また、記憶部302は、上述した、前部観察画像撮影、眼底カメラによる眼底赤外観察画像撮影及び眼底画像撮影、断層画像撮影を制御する際の各種プログラムや各構成部を実行するためのプログラムを記憶することもできる。記憶部302は、例えば、光学ディスクやメモリ等の任意の記憶媒体によって構成されてよい。
出力制御部303は、ディスプレイ等の表示部310に接続されており、記憶部302に記憶された前眼観察画像、眼底赤外観察画像、眼底画像、断層画像であるBスキャン画像、3次元データ、及びEn-Face画像を表示する。表示部310の表示例を図3に示す。
なお、制御部300は、例えば汎用のコンピュータを用いて構成されてよい。また、制御部300は、眼科装置の専用のコンピュータを用いて構成されてもよい。制御部300は、不図示のプロセッサ、及び光学ディスクやROM(Read Only Memory)等のメモリを含む記憶媒体を備えている。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等であってよい。なお、プロセッサは、CPUやMPUに限定されるものではなく、GPU(Graphics Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等であってもよい。制御部300の記憶部302以外の各構成要素は、CPUやMPU、GPU等のプロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにより構成されてよい。また、当該各構成要素は、ASIC等の特定の機能を果たす回路や独立した装置等によって構成されてもよい。また、プロセッサ又は回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、又はニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
表示部310は、任意のモニタを用いて構成され、出力制御部303の制御に従い、各種画像や患者情報等を表示する。入力部340は、マウスやキーボード等の任意の入力装置を含む。なお、本実施例では、制御部300、表示部310、及び入力部340等を別個に設けているが、これらの一部又は全部を一体的に構成してもよい。例えば、タッチパネルを用いて、表示部310及び入力部340を構成してもよい。本実施例においては、表示部310及び入力部340はタッチパネルとして説明を行う。
<検査フロー>
次に、本実施例に係る検査フローについて、図3~図10を用いて説明する。本実施例では、検査プロトコルを選択すると、両眼を検査プロトコルに含まれる検査で連続して撮影する検査フローについて説明をする。
図3は本実施例における画面遷移図の一例である。図3において、ログイン画面361は表示部310に最初に表示される画面であり、操作者はログイン画面361からログインすることで各種操作を行うことが出来る。なお、初期設定画面371はログイン画面からログインすることで各種操作の初期設定を行う事が出来る画面であり、設定画面372とは異なる設定を行う。初期設定画面371では1度設定すればよく、変更する頻度が低い項目の設定を行うことが出来るものとする。例えば、ログインユーザー管理、データ保存先管理、ライセンス管理などである。設定画面372では、撮影中の設定や表示の設定など操作者ごとや撮影のタイミングに応じて変更したい項目の設定を行うことが出来るものとする。例えば、内部固視灯の表示設定やショートカットキーの設定、音声出力の設定などである。患者画面362は患者データの一覧を表示する画面である。レポート画面363は患者(被検者)ごとの検査(撮影)画像を表示するとともに、各種画像に対して解析をした結果を表示する画面である。撮影画面364は眼科装置を操作して撮影をするための画面であり、検査(撮影)画像を表示する画面である。
次に図4の検査フロー図に基づいて、本実施例における検査の一例を説明する。操作者は不図示のログイン画面からログイン後、患者画面362において患者の新規登録、あるいは選択を行う(ステップS101)。これに関して、図5を用いて説明をする。図5は本実施例における患者画面362の一例である。患者画面362において501は患者タブ、502は撮影タブ、503はレポートタブ、504は設定タブを表し、501の患者タブにおける斜線は患者画面362のアクティブ状態を表している。そして、患者情報部510、患者リスト520、検査リスト530を備える。患者画面362において、操作者は患者情報部510に新規の患者情報を入力して撮影画面364に遷移するか、患者リスト520から患者データを選択し撮影画面364に遷移する。なお、新規の患者情報を入力する際には、バーコードリーダーを用いて情報を登録してもよいし、表示部310がタッチパネルの場合、キーボードを表示部310に表示して、そのキーボードをタッチして患者情報を入力してもよい。本実施例においては、既存の患者ID00005を選択して、撮影画面364に遷移する。
次に図6を用いて撮影画面364について説明をする。図6は被検者があご受けに顎をのせた状態で、OCTの撮影を開始する前の画面例を示している。611は左右眼ボタンであり、左右のどちらの眼を撮影しているかを示し、図6では右眼を撮影する状態を示している。さらに、左右の眼を切り替えて撮影するために装置本体に指示をすることができる。612は検査プロトコル選択ボタンであり、撮影する検査プロトコルを表示して選択することができる。詳細はステップS102で後述する。613は検査プロトコルに含まれる検査のアイコンを示している。614は固視灯を示しており内部固視灯と外部固視灯を示している。なお、614では内部固視灯と外部固視灯でそれぞれ1種類だが、内部固視灯のサイズを変更するためにその他のボタンがあってもよい。また、固視灯の点滅と点灯を切り替えるためのボタンがあってもよいし、ボタンを複数回タッチすることで点滅と点灯を切り替える仕組みとしてもよい。615は患者情報表示部で、患者ID、患者名、年齢、性別など患者に関連する情報を表示する。
620は前眼部観察像表示部、621は前眼部のトラッキング状態を示している。操作者が前眼部画像620をタッチすることによって光学ヘッド部100のXY位置を制御することができる。なお、前眼部画像をタッチすることでXY位置を制御するほかに、不図示の調整部(例えばボタン)を表示して、それを操作することでXY位置を制御するようにしてもよい。622はあご受け調整部、623はZ調整部で光学ヘッド部100のZ位置を制御する。625はフォーカス調整部で、手動でも自動でもフォーカスの調整ができる。624は開始ボタンで、操作者が撮影の開始指示を行うことが出来る。
630は眼底観察像表示部で、開始されると眼底観察画像を表示するとともに、OCTを撮影する場合には、撮影範囲と走査パターンを眼底観察像に重畳表示する。そして、641は視度補正調整ボタン、642は観察光量調整ボタン、643はOCTスキャンサイズ調整ボタン、644はOCTスキャン間隔調整ボタンを表す。
650はOCTの断層像表示部で、開始されると水平スキャンと垂直スキャンの断層像をそれぞれ1枚ずつ表示する。651はコヒーレンスゲート調整部で、手動でも自動でも調整ができる。652はOCT断層像の画質の評価指標を表している。
次に、撮影画面364におけるステップS102の検査プロトコル選択について説明をする。撮影画面364に遷移した時には、定義された検査プロトコル(Protocol1)が選択された状態で表示される。経過観察の際には、前回と同じ検査プロトコルが設定されるようにしてもよい。本実施例では、検査プロトコル選択ボタン612を用いて任意の検査プロトコルとしてProtocol2の選択を行う一例について図7を用いて説明する。
操作者が検査プロトコル選択ボタン612をタッチすることで、出力制御部303は図7に示す検査プロトコル選択画面710を表示部310に表示する。各プロトコルにはプロトコル名、検査プロトコルに含まれる検査を連続して撮影するか1つずつ撮影するかの情報(図7では、Auto、Manual)がある。さらに、両眼撮影か片眼撮影かの情報(図7では、Both、Single)、検査の撮影順番を示す。検査の撮影順番は、図7の場合、左から右の順番で撮影を行うものとする。なお、順番は右から左としてもよい。これらは、複数の検査を示す情報の一例であり、複数の検査を示す情報は、複数の検査をその順番が識別可能なように示す情報であれば何でもよい。検査には、眼底撮影、前眼部撮影、眼底蛍光撮影、眼底OCT撮影、前眼部OCT撮影等がある。さらに、OCT撮影においては走査パターンを表示する。このとき、OCT撮影に関する検査に対応する走査パターンは、ワイドスキャン、3Dスキャン、ラジアルスキャン、クロススキャン、マルチクロススキャン、サークルスキャン、ラスタースキャン、ラインスキャン等があり、それぞれ固視灯の位置が設定される。図7では走査パターンをアイコンで表示する例を示す。検査プロトコル選択画面710には、複数の検査プロトコルを表示しており、そのうちの一つが711で示すProtocol2である。Protocol2の場合、ワイドスキャン、クロススキャン、眼底画像を連続して撮影する検査プロトコルが設定されている。検査プロトコルは初期設定画面371で任意に設定することができ、検査の順番とその組み合わせを自由に選択することができる。また、検査に設定するプロトコル名も変更することができ、Protocol2ではなく任意の名前(例えば、Macula、Glaucoma、OCTAなど)を設定することができるものとする。
また、異なる検査プロトコルにおいて、それぞれの検査プロトコルに、同じ走査パターンで異なる画角やその他の撮影条件の検査がそれぞれ含まれていてもよい。例えば、記憶部302に記憶されている異なる複数の検査プロトコルの例として、OCTの3Dスキャンとマルチクロススキャンと眼底撮影とを行う検査プロトコルや、複数の異なる画角のOCTA撮影と眼底撮影とを行う検査プロトコルが挙げられる。なお、図示はしないが、アイコンの周辺に撮影画角を表示してもよい。例えば、711のProtocol2に含まれるワイドスキャンのアイコンの上に13×10、クロススキャンのアイコンの上に10×10、眼底画像のアイコンの上に45度など撮影画角を表示してもよい。さらに、固視灯の位置(黄斑中心、後極中心、乳頭中心)に応じてアイコンデザインを変更してもよいし、固視灯の位置を明記してもよい。
図7では、8種類の検査プロトコルとFollowUp用の検査プロトコル712を表示する例を示すが、これに限らない。検査プロトコルの数は3種類であってもよいし10種類であってもよい。ただし、検査プロトコルの数が多くなりすぎると画面に表示できなくなるのと、所望のプロトコルを探すのに時間がかかるため、最大表示数は定義しておくことが望ましい。FollowUp用の検査プロトコル712は新規の被検者の時には表示されず、経過観察の時に表示される検査プロトコルである。FollowUp用の検査プロトコルとして、撮影対象の被検者の過去の検査パターンに応じて自動的に設定されるものとする。FollowUp用の検査プロトコル712には、過去の検査プロトコルに含まれる全ての走査パターンが表示されてもよいし、最新の撮影で用いた検査プロトコルだけが表示されるようにしてもよい。本実施例の検査プロトコル712では過去の検査プロトコルに含まれる全ての走査パターンを表示する例を示す。なお、走査パターンの数が多くなる場合には、異なるアイコンデザインで表示してもよいし、アイコンを小さくして表示してもよい。すなわち、制御部300は、記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を、少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御すればよい。
図8では、撮影画面364と同時に表示する検査プロトコル選択画面710の表示例を示す。操作者が検査プロトコル選択画面710において、任意の検査プロトコルをタッチして選択することで検査プロトコルを決定し、出力制御部303は検査プロトコル選択画面710を閉じる。本実施例では、検査プロトコルの選択と決定を兼ねる操作を示したがこれに限らない。不図示のOKボタンを選択することで検査プロトコルの決定としてもよい。本実施例では、Protocol2を選択し、OCTの走査パターンのうちワイドスキャン、クロススキャン、その後に眼底撮影を行う例を用いて説明する。
次に、ステップS103であご受け調整部622を用いてあご受けの調整を行う。あご受け調整部622を制御することで、被検者と光学ヘッド部100とのY位置を調整する。あご受け調整部622は操作者が操作することに限らず、制御部300が自動的に制御するようにしてもよい。なお、制御部300があご受けを自動制御する場合には、ステップS103ではなく被検者があご受けに顔をのせる前に実施することが望ましい。例えば、被検者が大人と子供では顔の大きさが異なるため、あご受けの調整が行われる。そのため、あご受けの位置が下に移動している状態から、次の被検者ではあご受けの位置を上に移動させることがある(上から下への逆の移動もありうる)。被検者が変わることにより、あご受け調整部622の移動量が大きいと、撮影に入る前の調整に時間がかかるため、被検者の撮影が終了し撮影画面364から患者画面362に画面遷移したタイミングで、あご受けを初期位置に戻すようにしてもよい。あご受けの初期位置は、一つでもよいし、患者画面に入力された患者情報から人種、年齢、性別に基づいた初期位置とし、被検者ごとに初期位置が変わるようにしてもよい。
次に、ステップS104では、操作者が開始ボタン624をタッチすることで、画像取得部304は眼底画像、OCTの断層画像の取得を開始するとともに、ステップS102で設定された検査プロトコルに基づいて一連の検査を開始する。撮影制御部301は装置のアライメントを行うとともに両眼を連続して撮影する。本実施例における複数の撮影を連続して撮影する際には、図9に示す進捗ダイアログ910を表示する。図9(a)は撮影中の検査の進捗を示すものである。911は検査プロトコルを示す情報としてアイコンと名称を表す。また、912のアイコンは進捗状況として、撮影中、撮影済み、撮影待機中を表す。なお、進捗状況を示すアイコン912は、選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報の一例である。該複数の検査に関する状態を示す情報は、例えば、現在の検査の進捗状況を示す情報であって、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査において、撮影済み、撮影中、撮影待機中のいずれかを示す情報であってもよい。また、913は現在の状態を表し、調整中(Adjustment)、撮影中(Capturing)、左右眼切り替え中(Changing eye)などの状態を表す。なお、912と913の関係は、912が撮影中となっている検査に対して、913がその状態(調整中、撮影中)を表す。この状態の変化例を図9(b)に示す。図9(b)において、912―1は撮影中、912―2は撮影済み、912―3は撮影待機中を示す。なお、図示はしないが、Autoでの片眼撮影の場合、右眼と左眼の片方一列だけの表示としてもよいし、表示は両方するが、撮影しない眼の進捗状況アイコン912はグレーアウト等とし、撮影しないことが分かる表示にしてもよい。さらに、検査の撮影が完了するとともに自動的に画像の判定をして、撮影済みを表す他に画像のOK、NG表示をしてもよい。例えば、撮影済みのアイコンの種類は同じだが、色によってOKとNGを分けてもよいし、OKとNGでさらにアイコンを変更してもよい。画像処理部305が自動的に画像の判定を行う例として、例えば、OCTの断層画像であれば何も映っていない時には暗くなるので、画像の明るさで判断してもよい。眼底画像の場合、真っ黒あるいは真っ白になる画像や、周辺部のフレアを検出してNGと判断することができる。すなわち、検査に含まれる画像の輝度(最大、最小、中央値、平均値、分散、標準偏差、ヒストグラム)やコントラスト、画像のエッジ等から検査の品質スコアを算出し、検査の品質スコアが基準値以下の場合にはNGを指定することができる。また、品質スコアの基準値は患者によって異なっていてもよい。例えば、取得した複数の検査の品質スコアの平均値や中央値を取得し、その値から著しく低い品質スコアを示す検査に対してNGを指定することができる。これにより、平均的に低い品質スコアを示す患者に対しても、平均的に高い品質スコアを示す患者に対しても、検査のOK、NGを適切に指定することができる。さらに、正常な画像と異常な画像を学習させた機械学習エンジンを用いて異常画像を判断してもよいし、画像に点数(よい画像は100点、悪い画像は0点になるように連続的な数値)をつけて学習させた機械学習エンジンを用いて点数によって判断してもよい。なお、機械学習エンジンには畳み込みニューラルネットワーク(CNN)等のディープラーニングに関する手法を含んでいる。また、撮影時の眼の安定度、リスキャン回数などの撮影時の情報を用いて検査のOK、NGを指定しても良い。
913―1は撮影中を示す。すなわち、図9(a)は右眼のワイドスキャンを撮影するために装置の調整を行っている状態を示し、図9(b)は右眼の撮影が完了し、左眼のワイドスキャンを撮影している最中の状態を示している例となる。
914はRescanのOn/Offを切り替えるためのチェックボックスである。被検者の固視や眼の状態により、OCT撮影時に何度もRescanを実行し撮影に時間がかかるような場合、撮影の途中で操作者がRescanのキャンセルを指示するためのものである。Rescanのキャンセルが指示されると、撮影制御部301はRescanを行わずに撮影をする。915は連続して撮影する検査プロトコルの一時停止を指示するためのボタンである。被検者の疲労度によって一時停止したい場合や装置と眼との位置関係の調整をマニュアルで行いたい場合に、連続撮影を一時停止することが出来る。
図10に撮影画面364と同時に表示する進捗ダイアログ910の表示例を示す。連続して撮影する検査プロトコルの場合、操作者が開始ボタン624をタッチすることで、出力制御部303は進捗ダイアログ910を表示する。そして進捗ダイアログ910を表示した状態で、連続して自動的にアライメントと撮影が実行される。
次に、ステップS105では、撮影制御部301が各種アライメント調整を実行する。各種アライメント実行時には画像を取得するため、図10で示したように、ステップS104で検査プロトコルを開始することによって、眼底観察像表示部630に眼底画像を表示し、OCTの断層像表示部650に断層像を表示する。
撮影制御部301は、画像処理部305が算出した位置ずれ量が少なくなるように、ヘッド駆動部170に指示をする。そして、ヘッド駆動部170は、不図示の3つのモータを駆動させて、光学ヘッド部100の位置を被検眼Eに対して3次元(X、Y、Z)方向に移動させる。アライメント調整が完了後、個々の撮影ごとに、最終的なアライメント位置が記憶部302に記憶される。
続いて、フォーカス調整を実行する。画像処理部305は、眼底画像を取得し、取得した眼底画像のコントラストを算出する。撮影制御部301は、眼底画像のコントラストが大きくなるように、フォーカスレンズ133を移動させる。
さらに、コヒーレンスゲート調整を実行する。画像処理部305は、コヒーレンスゲートを移動させながらOCT画像を取得し、断層像の明るさを検出する。撮影制御部301は、断層像の明るさが大きくなる位置にミラー160を駆動し、参照光の光路長を調整させる。
ステップS105のアライメントは、別の順番で行ってもよく、また、同時に実行してもよい。例えば、アライメント調整のうち粗調整が終わった段階で、アライメントの微調整とフォーカス調整とを同時に開始してもよい。アライメント調整とフォーカス調整とコヒーレンスゲート調整とのそれぞれの調整動作が終了した後に、微調整として再度アライメント調整とフォーカス調整とコヒーレンスゲート調整とのそれぞれの調整動作を行ってもよい。
撮影制御部301が自動でアライメント調整を完了すると、ステップS106で撮影制御部301はOCTXスキャナ153-1、OCTYスキャナ153-2を走査して撮影を行う。なお、ステップS106の撮影において、眼底画像、前眼画像それぞれにおいてトラッキングを行う。まず、眼底画像のトラッキングについて一例を説明する。OCT光学系による断層像の撮像を開始する直前に、制御部300は撮像光学系100を制御し、画像取得部304により眼底正面像を取得させ、追尾用参照画像としてこれを記憶部302に記憶させる。そして、断層像の撮像を開始し、OCT光学系によるBスキャンおよびCスキャンを行いながら、以降の処理が並列に行われる。
制御部300は撮像光学系100の制御を行い、追尾用対象画像(眼底正面像)を生成する。更に、制御部300は、その追尾用対象画像と、記憶部302に記憶されている追尾用参照画像とを撮影制御部301へ送る。画像処理部305は、追尾用対象画像と追尾用参照画像との位置ずれを算出し、これら画像を取得する間で生じた被検眼Eの眼底の移動量を取得する。この眼底の移動は、例えば公知の固視微動等の被検眼の動きや被検者の動きにより生じる。移動量取得後、撮影制御部301は取得された被検眼Eの眼底移動量に基づいて、OCTXスキャナ153-1、OCTYスキャナ153-2による測定光の照射位置の補正制御を行う。
次に前眼画像のトラッキングについて説明をする。画像処理部305は前眼画像から瞳孔領域を所定の閾値で2値化処理をし、瞳孔領域の重心位置を検出する。なお、所定の閾値は固定閾値でもよいし、判別分析のような動的閾値でもよい。算出された瞳孔領域の重心位置と、前眼画像の所定位置との差からX、Y方向の位置ずれ量を算出し、撮影制御部301は、光学ヘッド部100の位置(X、Y、Z)を制御する。
ステップS107では、検査プロトコルに設定されている検査の撮影が完了したか判断を行う。本実施例においては、片眼においてワイドスキャン、クロススキャン、眼底撮影が完了したかの判断を行う。片眼においてこれらの撮影が完了していなければ、ステップS108に処理を進め、撮影が完了していればステップS109に処理を進める。
ステップS108では、ステップS105のアライメントが必要か否か判断をする。異なる検査を連続して撮影を行う検査プロトコルにおいて、同じ固視灯位置の検査を連続して撮影する場合で被検者の眼の状態が安定していれば、再度アライメントを行う必要はない。あるいは、固視灯位置が異なったとしても、黄斑中心と後極中心の変更であれば眼の移動量は少ないため、トラッキングをし続けることでアライメントは不要である。
一方、固視灯の位置が黄斑中心と視神経乳頭中心のように大きな眼の移動を伴う場合、再度アライメントを実行する。参照画像を用いるトラッキングにおいては、参照画像も取得をし直す。アライメントの有無は固視灯の位置変更に限らず、画像処理部305が被検者の眼の状態を前眼観察像、眼底観察画像、OCT画像のいずれかを用いて判定して、アライメント処理の実行を判断してもよい。
さらに、OCT撮影と比較して、眼底撮影はフレアの関係により精度の高いアライメントが求められる。そのため、検査プロトコルでOCT撮影から眼底撮影に切り替わる時にアライメントを実行してもよい。あるいは、OCT撮影から眼底撮影に切り替わる時にトラッキングの閾値を精度の高いものに変更して、トラッキングだけで撮影を続けてもよい。
なお、前眼観察画像に対しては、アライメントとトラッキングの両方を実施するが、制御のパラメータ(閾値、探索範囲)や制御方法を変更することが可能である。例えば、アライメントの場合は、初期位置で眼がどこにあるかわからない状況から検出するので探索範囲も広くなるが、トラッキングの場合は既に検出済みの瞳孔を対象とするので探索範囲を狭くしてもよい。また、制御に関して、アライメント時には光学ヘッド部100の位置は3次元(X、Y、Z)を制御するが、トラッキング時には光学ヘッド部100の位置は2次元(X、Y)を制御することとしてもよい。この場合、撮影中のZ方向のトラッキングはコヒーレンスゲート調整をすることで実現してもよい。
ステップS108においてアライメントが必要と判断する場合には、ステップS105で説明をしたアライメントを実行後、ステップS106の撮影を実行する。一方、ステップS108においてアライメントが不要と判断する場合には、ステップS106の撮影を実行する。
以上で説明した撮影に関するステップS105からステップS108の処理を、検査プロトコルに含まれる検査の数だけ片眼において実行する。
ステップS109では、制御部300は左右眼の切り替えを行うか否かを判定する。ステップS102で設定した検査プロトコルが両眼を撮影する検査プロトコルであり、ステップS105からステップS108の処理が片眼分しか完了していない場合には、ステップS110に処理を進める。ステップS110では、撮影制御部301は光学ヘッド部100を左右に移動させ、その後、上述したステップS105からステップS108の処理を繰り返す。
片眼を撮影する検査プロトコルの場合、あるいは、両眼を撮影する検査プロトコルでもすでに両眼の撮影が完了している場合には、処理をステップS111に進める。
ステップS111では、検査プロトコルで撮影した全ての検査を表示して確認を行う。結果の表示方法として、全ての検査に含まれる画像を検査毎に一つずつ切り替えて表示してもよいし、複数の検査の結果をまとめて一覧で表示してもよい。例えば、本実施例のワイドスキャン、クロススキャン、眼底画像の検査プロトコルであれば、これら両眼の検査結果を並べて一覧で表示をしてもよい。さらに、画像処理部305が自動的に画像の判定を行った結果(OKあるいはNG)を表示してもよい。
ステップS112では、検査プロトコルに含まれる全ての検査結果を確認後、操作者が検査プロトコルを完了と判断し、確認画面で完了と指示すれば一連の検査は終了する。一方、ステップS111の結果確認において、再撮影が必要であると判断する検査があれば、その検査を再度撮影する。なお、再撮影の指示は、検査プロトコルに含まれる複数の検査の中の一つだけではなく、複数の検査をまとめて再撮影の指示をすることが可能である。すなわち、本実施例における、ワイドスキャン、クロススキャン、眼底画像を両眼撮影する検査プロトコルにおいて、例えば、右眼のワイドスキャンとクロススキャン、左眼の眼底画像の合計3検査に対して、再撮影を指示する。それらを連続して撮影する場合には、検査プロトコルの中でこれらの検査だけ撮影するようにフラグ情報などを設定して、再撮影の対象検査だけを撮影する。
再撮影完了後には、再度ステップS111の結果表示で再撮影したことが分かる表示とともに検査の画像を表示する。
操作者は、再度、結果を確認して全ての検査が完了したか判断をする。なお、再撮影した結果に対しても再度撮影指示をすることは可能である。さらには、最初に再撮影の指示をしなかった検査に対しても、この時に、追加で再撮影を指示することが可能である。
以上、本実施例で説明したように、操作者が複数の検査プロトコルを選択する際に、検査プロトコルに含まれる検査条件を提示することで、操作者は容易に検査プロトコルを選択して、それらのうち一つを選択して実行させることができる。
さらに、検査プロトコルの進捗状況を操作者に提示することで、操作者が検査の進捗状況を把握できる。そのため、操作者は複数の装置を同時に操作可能であり、装置本体から一時的に離れたとしても、戻ってきた際に検査の進捗を把握することができる。
(実施例2)
本実施例では、検査を複数回実行する検査プロトコルにおいて、検査の進捗状況を確認しつつ、任意のタイミングで検査を一時停止する眼科装置について説明する。ここで、複数の検査を自動で連続的に行う場合、被検者の疲労具合や目の渇き、自動アライメントの不具合などにより撮影が失敗してしまうことも考えられる。そこで、本実施例は、連続する検査を効率よく行い、安定した検査結果を得ることを目的とする。なお、実施例2の装置の構成、制御部の構成、相対位置情報の検出方法、及び調整動作の方法は、実施例1の装置の構成、制御部の構成、相対位置情報の検出方法、及び調整動作の方法と同一であるため、説明を省略する。また、本実施例の動作フローは、上述した様々な実施例に記載の動作フロー等とは、矛盾がない範囲で少なくとも一部を、組み合わせて実施してもよいし、置き換えて実施してもよい。
本実施例の検査の動作フローについて、図11~図13を用いて説明する。
図11は本実施例の検査フロー図である。ステップS201の患者選択からステップS205のアライメントまで、実施例1で示したステップS101の患者選択からステップS105のアライメントと同様である。また、ステップS209の撮影からステップS213の左右眼切り替えまで、実施例1で示したステップS106の撮影からステップS110の左右眼切り替えためと同様であるため説明を省略する。
ステップS206では、操作者が一時停止を指示する。これに関して、図12と図13を用いて説明する。操作者は検査の進捗状況と被検者の眼の状態を見て、一時停止を実施するか判断をする。例えば、図12では右眼の撮影が完了し、左眼の撮影に入る前の自動アライメントの途中にアライメントや眼の状態が悪いために一時停止を指示する例である。操作者が図12の進捗ダイアログ910において、一時停止ボタン915をタッチする。一時停止ボタン915をタッチすることで、出力制御部303は進捗ダイアログ910を閉じて、図13に示すような撮影画面364―1を表示する。なお、実施例1で示した撮影画面364と実施例2で示す撮影画面364―1は基本的には同じ画面だが、開始ボタン624ではなく終了ボタン1301と再開ボタン1302である点が異なる。これは、開始ボタン624により検査プロトコルは開始しているため、一時停止後に必要な再開ボタン1302と終了ボタン1301に表示を切り替えている。なお、本実施例では、実施中の操作に応じてボタン表示を変更しているが、これに限らず、開始ボタン624、終了ボタン1301、再開ボタン1302をすべて表示して、グレーアウト等で必要なボタンのみを選択出来るようにしてもよい。
ステップS207では図13で示す撮影画面364―1において、操作者は各種の調整を手動で行う。例えば、あご受け調整部622、Z調整部623、フォーカス調整部625、コヒーレンスゲート調整部651を用いてそれぞれ調整を行う。その結果、検査を再開する場合には、再開ボタン1302をタッチすることで、出力制御部303は進捗ダイアログ910を表示して、検査プロトコルの撮影を再開する。
手動で各種調整を行ったとしても、連続して自動的に撮影を行うことが難しい場合には、途中で検査プロトコルの連続撮影を停止することができる。操作者が終了ボタン1301をタッチすることでステップS208に処理を進める。
ステップS208では、途中までの状態で検査結果を表示するか否かの不図示の確認ダイアログを表示する。操作者が結果を確認することを選択しない場合は結果を表示せずに連続して撮影を行う検査プロトコルは終了する。操作者が結果を確認することを選択する場合、ステップS214に処理を進めて結果を表示する。
ステップS214では結果を表示する。複数検査の結果表示においては、撮影が完了している分の検査の結果を一覧で表示する。あるいは、それぞれ一つの検査単位で結果を表示してもよい。結果表示時には、本来実施するはずだった検査プロトコルのうち、撮影が完了していない検査が何かを分かるように表示をしてもよい。そして、結果表示画面においては、再撮影を指示する事ができ、撮影済みの検査、未撮影の検査に対して、再撮影を実行することができる。
なお、本実施例では一時停止をステップS205のアライメントとステップS209の撮影の間で説明をしたがこれに限らない。撮影中に一時停止を操作することも出来る。その場合、今の撮影を一時停止して、手動で各種の調整をした後に、そのまま続きを撮影するようにしてもよい。具体的には、Bスキャンを128枚撮影するような場合、30枚まで撮影して一時停止して調整後、31枚目から再開としてもよい。あるいは、一時停止しして、手動で各種の調整をした後での再開では、その撮影の最初から撮影してもよい。具体的には、Bスキャンを128枚撮影するような場合、30枚まで撮影して一時停止後に調整をし、1枚目から再開としてもよい。
以上、本実施例で説明したように、検査プロトコルの進捗状況を操作者に提示する際に途中で一時停止を指示する事ができ、そこから再開をすることができる。それにより連続する検査を効率よく行い、安定した検査結果を得ることができる。
(実施例3)
本実施例では、検査を手動で実行する検査プロトコルにおいて、任意の検査を選択して実施する眼科装置について説明する。なお、実施例3の装置の構成、制御部の構成、相対位置情報の検出方法、及び調整動作の方法は、実施例1ならびに実施例2の装置の構成、制御部の構成、相対位置情報の検出方法、及び調整動作の方法と同一であるため、説明を省略する。また、本実施例の動作フローは、上述した様々な実施例に記載の動作フロー等とは、矛盾がない範囲で少なくとも一部を、組み合わせて実施してもよいし、置き換えて実施してもよい。
本実施例の検査の動作フローについて、図7、図14~図18を用いて説明する。なお、本実施例の検査は実施例1の検査プロトコル選択画面710において、Protocol8を選択し、右眼はOCTAを撮影、左眼は眼底画像を撮影する例を用いて説明を行う。
図14は本実施例の検査フロー図である。ステップS301の患者選択は、ステップS101の患者選択と同様であるため説明を省略する。
ステップS302では、図7の検査プロトコル選択画面710においてProtocol8を選択する。そして、図15の撮影画面364-2において検査プロトコルに含まれる検査のアイコン613の中からOCTAを撮影するためのアイコン1513をタッチする。
ステップS303では、ステップS103と同様にしてあご受けの位置を調整する。
ステップS304では、操作者が撮影画面の開始ボタンを操作して開始を指示する。それにより、画像取得部304は眼底画像630、OCTの断層画像650の取得を開始する。
ステップS305では、ステップS105と同様に撮影制御部301が各種アライメント調整を自動で実行する。各種アライメントは、光学ヘッド部100の位置を被検眼Eに対して3次元(X、Y、Z)方向に移動させ、フォーカス調整、コヒーレンスゲート調整を実行する。撮影制御部301により各種アライメント調整完了後、操作者は手動で調整をすることができる。例えば、前眼部観察像表示部620に、被検眼Eに対して光学ヘッド部100の位置(X、Y)を変更するために、光学ヘッド制御ボタン1522を表示して、微調整ができるようにしてもよい。操作者は、前眼画像620を直接タッチして、タッチした位置が中心になるように光学ヘッド部100を制御してもよいし、光学ヘッド制御ボタン1522をタッチして微調整してもよい。光学ヘッド制御ボタン1522操作時の光学ヘッド部100の制御は細かく動作するものとし、微調整に使用することが望ましい。その他、操作者はZ調整部623をタッチして光学ヘッド部100のZ位置を制御したり、フォーカス調整部625をタッチしてフォーカス制御したり、コヒーレンスゲート調整部651をタッチしてコヒーレンスゲートの調整をしてもよい。さらに、各種アライメントのほかにOCT(OCTA)のスキャン位置の変更やスキャンサイズの変更を行ってもよい。例えば、図15においては眼底観察画像630に重畳しているスキャン位置と範囲を示す指標1531をドラッグして位置を変更したり、指標の四隅を操作することでサイズを変更したりしてもよい。あるいは、OCTスキャンサイズ調整ボタン643をタッチすることで不図示のサイズ調整部を表示して、スキャンサイズの大きさを変更してもよい。
ステップS306では、撮影画面364の撮影ボタン1502をタッチすると撮影を実行する。
ステップS307では、撮影結果を表示する。1つの検査結果を表示する撮影結果表示画面365-2の一例を図16に示す。OCTA検査の場合、撮影結果として断層画像1650の他に、OCTA画像1631を表示する。撮影が問題なければOKボタン1662をタッチして次の検査に進み、取り直しをしたい場合には、NGボタン1663をタッチして再撮影を行ってもよい。
ステップS308では、左右眼の切り替えが必要であれば、ステップS309に処理を進める。片眼の検査だけ、あるいは両眼の検査がすべて完了していれば検査フローは完了となる。なお、本実施例では片眼において一つの検査を実施する例で説明を行うがこれに限らない。左右眼を切り替える前に片眼において複数の検査を実施してもよく、その場合には、ステップS302の検査プロトコル選択に戻って、検査のアイコン613の中から任意の検査アイコンを選択して、上述した同様のフローを実行することが可能である。なお、あご受け調整など、被検者に対して一度実施すればよい処理はスキップしてもよいし、再度、調整が必要であれば調整を実施してもよい。
ステップS309では、操作者が左右眼を切り替えるために、左右眼ボタン611のLボタンをタッチして右眼から左眼に光学ヘッド部100を移動させる。
ステップS302では、左眼の眼底撮影を行う。眼底画像を撮影するための撮影画面の例に関して図17を用いて説明をする。検査プロトコルに含まれる検査のアイコン613の中から眼底画像を撮影するためのアイコン1713をタッチする。それにより、OCTを撮影する画面から眼底画像を撮影する画面に変わる。図17では、OCT撮影に用いるOCTスキャンサイズ調整ボタン643、OCTスキャン間隔調整ボタン644の代わりに、眼底撮影に用いる光量調整ボタン1743、小瞳孔モード設定ボタン1744を表示する。さらに、1751には各種眼底撮影パラメータを表示している。眼底撮影パラメータとしては眼底画像のサイズ、ISO感度、倍率、色設定などである。
ステップS304では、操作者が撮影画面の開始ボタンを操作して開始を指示する。それにより、画像取得部304は眼底画像630の取得を開始する。
ステップS305では、眼底撮影用に光学ヘッド部100の位置を被検眼Eに対して3次元(X、Y、Z)方向に移動させ、さらにフォーカス調整を行う。眼底撮影においてもOCT撮影と同様に、撮影制御部301の自動アライメント後に操作者が手動で調整可能である。
ステップS306では、撮影ボタン1702をタッチすると撮影制御部301は、検査プロトコルに定義された撮影条件で、可視光を用いて行われる眼底画像撮影を行う。
ステップS307では、1750に示すような眼底画像を表示する。なお、眼底画像撮影において1750の画像だけではなく、より詳細に画像を確認するために、確認ボタン1761をタッチすることで、図18に示すような眼底撮影結果確認画面365-3を表示してもよい。図18の眼底撮影結果確認画面365-3では各種画像処理(白内障向け画像処理、コントラスト強調処理)や、レッドフリー画像(赤色成分をデジタル処理で低減した画像)、コバルト画像(青色成分をデジタル処理で低減した画像)を確認できる。本実施例では図18のような別画面で表示する例を示したがこれに限らない。図17の眼底画像1750の表示を切り替えて、レッドフリー画像、コバルト画像を表示してもよい。
なお、本実施例において眼底画像撮影画面について説明を行ったが、この画面は実施例1や2での検査プロトコルに含まれる検査を自動で連続して撮影する場合にも用いる撮影画面である。検査が自動で切り替わるにしたがい、OCT撮影画面と眼底撮影画面を自動で切り替える。
以上、本実施例で説明したように、検査プロトコルに含まれる複数の検査を表示することで、複数の検査の中から任意の検査を選択して実施をすることができる。それにより任意の検査を効率よく行うことができる。
(変形例1)
上述した種々の実施例の検査プロトコルにおいて、音声出力部350を用いて各種案内を音声で自動的に行ってもよい。例えば、本体アライメント中の案内や左右眼移動の案内、撮影開始のタイミングや、被検眼にまばたきを誘導するための案内を音声で行ってもよい。装置が音声で案内を行うことで、操作者が被検者に対して説明を行わなくても撮影を進めることができる。
(変形例2)
上述した種々の実施例の検査プロトコルにおいて、両眼を検査プロトコルに含まれる検査で連続して撮影する検査フローについて説明をする際に、右眼から左眼を撮影する順番で説明したがこれに限らない。左眼から右眼の順番で撮影してもよい。さらには、どちらの眼から開始するかは操作者が設定できる構成であってよい。それにより、施設毎に撮影の仕方を設定することができる。
(変形例3)
上述した種々の実施例において、指でのタッチ操作について説明を行ったがこれに限らない。タッチペンや、マウスなどの入力デバイスを用いて操作を行ってもよい。なお、この場合、指でのタッチ操作とマウスのクリック操作とどちらも行うことが出来るものであり、どちらからの入力も受け付けることが出来る。
(変形例4)
上述した種々の実施例の検査プロトコルにおいて、検査プロトコルに含まれる検査を自動で連続して撮影する場合において、操作者による一時停止に限らず自動的に一時停止する機能を設けてもよい。例えば、右眼から左眼と装置を制御した際に一時停止してもよい。再開する際は、操作者の指示でもよいし、タイマーなどで自動的に再開してもよい。その他、眼底撮影の前後で一時停止してもよい。例えば、眼底撮影前の場合、自動的に一時停止して操作者に撮影のタイミングを任せてもよい。眼底撮影後の場合、被検眼の縮瞳が解消するのを待ってから再開するようにしてもよい。
なお、本開示の技術は、以下の構成及び方法を含んでいてもよい。
(構成1)
被検眼の検査を実行する検査手段と、
複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する制御手段と、を備える眼科装置であってもよい。
(構成2)
前記複数の検査を示す情報は、前記複数の検査を前記複数の検査の順番が識別可能なように示す情報である構成1に記載の眼科装置であってもよい。
(構成3)
前記検査プロトコルに含まれるOCT撮影に関する検査に対応する走査パターンは、3Dスキャン、ラジアルスキャン、クロススキャン、マルチクロススキャン、サークルスキャン、ラインスキャンのいずれかであり、
前記複数の検査を示す情報には、前記走査パターンを示す情報が含まれている構成1又は2に記載の眼科装置であってもよい。
(構成4)
被検眼の検査を実行する検査手段と、
少なくとも一つの検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる少なくとも一つの検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する制御手段と、を備える眼科装置であってもよい。
(構成5)
前記制御手段は、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように前記表示手段を制御する構成1乃至4のいずれか一つの構成に記載の眼科装置であってもよい。
(構成6)
被検眼の検査を実行する検査手段と、
複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御し、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように表示手段を制御する制御手段と、を備える眼科装置であってもよい。
(構成7)
前記状態を示す情報は、現在の検査の進捗状況を示す情報であって、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査において、撮影済み、撮影中、撮影待機中のいずれかを示す情報である構成5又は6に記載の眼科装置であってもよい。
(構成8)
前記検査手段は、眼底撮影、前眼部撮影、眼底蛍光撮影、眼底OCT撮影、前眼部OCT撮影のうちの少なくとも一つの撮影が可能である構成1乃至7のいずれか一つの構成に記載の眼科装置であってもよい。
(方法1)
被検眼の検査を実行する検査手段と、複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、
前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する眼科装置の制御方法であってもよい。
(方法2)
被検眼の検査を実行する検査手段と、複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御し、
前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように表示手段を制御する眼科装置の制御方法であってもよい。
(方法3)
被検眼の検査を実行する検査手段と、少なくとも一つの検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる少なくとも一つの検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、
前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する眼科装置の制御方法であってもよい。
(プログラムや記憶媒体)
方法1乃至3のいずれか一つの方法に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであってもよく、また、該プログラムを記憶する記憶媒体であってもよい。
(その他の実施例)
また、本開示の技術は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本開示の技術は、上述した様々な実施例及び変形例の1以上の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサ若しくは回路を有し、コンピュータ実行可能命令を読み出し実行するために、分離した複数のコンピュータ又は分離した複数のプロセッサ若しくは回路のネットワークを含みうる。

Claims (12)

  1. 被検眼の検査を実行する検査手段と、
    複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する制御手段と、
    を備える眼科装置。
  2. 前記複数の検査を示す情報は、前記複数の検査を前記複数の検査の順番が識別可能なように示す情報である請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記検査プロトコルに含まれるOCT撮影に関する検査に対応する走査パターンは、3Dスキャン、ラジアルスキャン、クロススキャン、マルチクロススキャン、サークルスキャン、ラインスキャンのいずれかであり、
    前記複数の検査を示す情報には、前記走査パターンを示す情報が含まれる請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. 被検眼の検査を実行する検査手段と、
    少なくとも一つの検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる少なくとも一つの検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する制御手段と、
    を備える眼科装置。
  5. 前記制御手段は、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように前記表示手段を制御する請求項1に記載の眼科装置。
  6. 被検眼の検査を実行する検査手段と、
    複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御し、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように表示手段を制御する制御手段と、
    を備える眼科装置。
  7. 前記状態を示す情報は、現在の検査の進捗状況を示す情報であると共に、前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査において、撮影済み、撮影中、撮影待機中のいずれかを示す情報である請求項5又は6に記載の眼科装置。
  8. 前記検査手段は、眼底撮影、前眼部撮影、眼底蛍光撮影、眼底OCT撮影、前眼部OCT撮影のうちの少なくとも一つの撮影が可能である請求項1又は2に記載の眼科装置。
  9. 被検眼の検査を実行する検査手段と、複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる複数の検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、
    前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する眼科装置の制御方法。
  10. 被検眼の検査を実行する検査手段と、複数の検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御し、
    前記選択された一つの検査プロトコルに含まれる複数の検査を連続して実行する際に、該複数の検査に関する状態を示す情報を表示するように表示手段を制御する眼科装置の制御方法。
  11. 被検眼の検査を実行する検査手段と、少なくとも一つの検査を含む検査プロトコルであって、複数の検査プロトコルを記憶する記憶部と、を備える眼科装置の制御方法であって、
    前記記憶されている複数の検査プロトコルのうちの少なくとも二つの検査プロトコルそれぞれに含まれる少なくとも一つの検査を示す情報を前記少なくとも二つの検査プロトコル毎に表示するように表示手段を制御し、
    前記少なくとも二つの検査プロトコルのうちの検者からの指示に応じて選択された一つの検査プロトコルに従って前記検査手段を制御する眼科装置の制御方法。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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