JP2023156846A - 育児情報処理システム、プログラム、および育児情報処理方法 - Google Patents

育児情報処理システム、プログラム、および育児情報処理方法 Download PDF

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Jun Okada
真梨子 大谷
Mariko Otani
恵理 西
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Abstract

【課題】授乳後の追加授乳のために必要な情報をユーザがスムーズに取得でき、育児の負担を低減できる育児情報処理システムを提供する。【解決手段】本発明の育児情報処理システムは、ユーザの入力に基づき、ユーザの端末装置から、1回分の授乳時間を取得する授乳時間取得部と、1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する授乳量推定部と、1回分の目標授乳量から、1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する調整授乳量算出部と、調整授乳量を示す情報を前記ユーザの端末装置に表示させる授乳補助情報表示部と、を備えるものである。【選択図】図2

Description

本発明は、育児情報処理システム、プログラム、および育児情報処理方法に関する。
これまで授乳量モニタリング技術について様々な開発がなされてきた。この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、授乳クッションを用いて、母乳授乳前と母乳授乳後の体重を測定することにより、母乳授乳量をモニタリングすることが記載されている(特許文献1の請求項1、段落0031、および図3等)。
特表2018-512199号公報
授乳における保育者の一般的な行動サイクルは、次の通りである。
まず、所定のスケジュールに基づいて、乳児に母乳授乳した後、特許文献1に記載のように、体重スケールを用いて、授乳前後における乳児の体重変化量を測定し、これを授乳量と推定する。
続いて、この授乳量が目標量に対して過不足がないか確認する。
その後、不足が生じる場合には、母乳または人工ミルクにより、目標量に対する不足分を追加するための追加授乳を行う。
しかしながら、保育者が、追加授乳の要否を決定するまでには、体重スケールを用いた体重測定および過不足の自己計算が必要になるため、授乳後の行動を決定するための情報をスムーズに取得できないでいた。また、体重スケールを用いた体重測定では、様々な事情により、正確な測定や測定自体が困難であることもしばしばあった。
本発明者はさらに検討したところ、舌圧力情報と授乳量と授乳時間との間には技術的関連があることを見出した。このような知見に基づきさらに鋭意研究したところ、1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出し、1回分の目標授乳量から、1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出できることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記の発明により、ユーザ(保育者)は、授乳時間を入力することで、追加授乳の要否や追加量を決めるための情報(上記の調整授乳量)をスムーズに取得できるため、授乳を含む育児の負担を低減できる。
本発明の一形態によれば、以下の育児情報処理システム、プログラムおよび育児情報処理方法が提供される。
1. ユーザの入力に基づき、ユーザの端末装置から、1回分の授乳時間を取得する授乳時間取得部と、
前記1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する授乳量推定部と、
1回分の目標授乳量から、前記1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する調整授乳量算出部と、
前記調整授乳量を示す情報を前記ユーザの端末装置に表示させる授乳補助情報表示部と、
を備える、育児情報処理システム。
2. 1.に記載の育児情報処理システムであって、
前記調整授乳量を示す情報が、液体ミルク量、粉ミルクの粉末量、および授乳時間に換算した値の少なくとも一つである、育児情報処理システム。
3. 1.または2.に記載の育児情報処理システムであって、
前記ユーザの端末装置と、サーバと、を有し、
前記サーバが、前記授乳量推定部および前記調整授乳量算出部を有する、育児情報処理システム。
4. 1.~3.のいずれか一つに記載の育児情報処理システムであって、
保育者アカウント識別情報と乳幼児識別情報とを紐付けて登録するアカウント登録部と、
前記保育者アカウント識別情報でログインしたユーザの入力に基づき、乳幼児情報を前記乳幼児識別情報に紐付けて登録する乳幼児情報管理部と、を備える、育児情報処理システム。
5. 4.に記載の育児情報処理システムであって、
前記乳幼児情報が、舌圧力測定デバイスにより測定された舌圧力情報を含む、育児情報処理システム。
6. 5.に記載の育児情報処理システムであって、
前記舌圧力測定デバイスが、
計測者の手に装着するための、絶縁性シリコーンゴムで構成された手袋と、
前記手袋の外面側における指先領域に設けられた、舌圧力を測定する圧力センサと、を備える、
育児情報処理システム。
7. 4.~6.のいずれか一つに記載の育児情報処理システムであって、
前記乳幼児情報が、月齢、性別、体重、身長、睡眠情報、排泄情報、食事情報、予防接種情報、出生情報、通院歴、病歴および処方箋情報からなる群から選ばれる一または二以上を含む、育児情報処理システム。
8. 7.に記載の育児情報処理システムであって、
所定のイベントスケジュールに基づいて、前記乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報の入力をユーザに促すための通知情報を、前記ユーザの端末装置に表示させるイベント通知部を備える、育児情報処理システム。
9. 7.または8.に記載の育児情報処理システムであって、
前記乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報を所定グラフに変換して、前記ユーザの端末装置に表示させる乳幼児情報表示部を備える、育児情報処理システム。
10. コンピュータを、1.~9.のいずれか一つに記載の育児情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
11. 1回分の授乳時間を取得する授乳時間取得工程と、
前記1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する授乳量推定工程と、
1回分の目標授乳量から、前記1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する調整授乳量算出工程と、
前記調整授乳量を示す情報を表示する授乳補助情報表示工程と、
を備える、育児情報処理方法。
本発明によれば、授乳後の追加授乳のために必要な情報をユーザがスムーズに取得でき、育児の負担を低減できる育児情報処理システム、プログラミング、および育児情報処理詳報が提供される。
本実施形態の育児情報処理システムの全体像を説明するための図である。 本実施形態の育児情報処理システムの機能ブロック図の一例である。 本実施形態の育児情報処理システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の育児情報処理システムにより表示される画面の一例を模式的に示す図である。 舌圧力測定デバイスの構成の一例を模式的に示す上面図である。 本実施形態の育児情報処理システムの機能ブロック図の一例である。 本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
<概要>
本実施形態の育児情報処理システム10の一例についての概要を説明する。
図1に示すように、育児情報処理システム10は、サーバ1と、端末装置2と、を有する。
サーバ1は、本実施形態の育児情報処理サービスのために用意されたサーバであり、当該サービスの提供者により管理される。
端末装置2は、当該サービスのユーザ各々が利用する装置であり、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチ、携帯電話、パーソナルコンピュータ等が例示される。端末装置2とサーバ1とは、インターネット等の通信ネットワーク3を介して通信可能になっている。なお、端末装置2には、当該サービス専用のプログラム(アプリケーション)がインストールされていてもよい。
当該サービスでは、ユーザ(保育者)は、サービスの管理者としてユーザ登録されてもよい。その場合、当該サービスでは、保育者と、当該保育者に保育される対象である乳幼児とが紐付けて登録される。一つの保育者アカウントに対して紐付けられる乳幼児アカウントは、一つまたは二つ以上でもよい。
また、当該サービスでは、ユーザ(保育者)の操作により、授乳時間が登録される。そして、登録された授乳時間に基づいて、推定授乳量が算出され、目標授乳量から推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量が算出され、この調整授乳量が保育者に表示される。これにより、保育者は、授乳後における追加授乳の要否や追加量を決めるための情報(上記の調整授乳量)をスムーズに取得できるため、授乳を含む育児の負担を低減できる。
上記の調整授乳量が正の値の場合には、追加授乳が必要と判断でき、不足分の授乳準備をすぐに始められる。一方、調整授乳量が負の値の場合には、追加授乳は不要と判断でき、必要なら、次回の授乳時間(授乳量)を少なく調整してもよい。なお、調整授乳量は、液状人工ミルクの液量、粉末状人工ミルクの粉末量、あるいは、授乳時間に換算された値の少なくとも1つ以上が、ユーザの端末装置に表示されてもよい。
また、当該サービスでは、保育対象である乳幼児についての情報、例えば、性別、月齢、体重、身長、体温等の生体情報;睡眠情報、排泄情報、食事情報などのライフサイクル情報;予防接種情報、定期健診などの予防接種・健診情報;出生情報、通院歴、病歴、処方箋情報等の健康状態情報などを記録、表示、通知等できる。
乳幼児とは、出生から1歳未満までの乳児および、1歳以降から保育が必要な所定年齢までの幼児を含む。当該サービスは、授乳を必要としなくなった時期以降においても、継続的に育児管理を補助できる。
また、当該サービスでは、必要なら、母子手帳に記載の情報やお薬手帳に記載の情報が記録・表示等されてもよく、診察券・保険証・子供医療証などの証明書等の情報も記録・表示等されてもよい。
<機能の構成例>
育児情報処理システム10の機能構成の一例について説明する。
図2の機能ブロック図に示すように、育児情報処理システム10は、授乳時間取得部11と、授乳量推定部12と、調整授乳量算出部13と、授乳補助情報表示部14と、記憶部15と、を備える。
各機能部は、サーバ1又は端末装置2内で実現される。各機能部をサーバ1(例えば、クラウドサーバ)及び端末装置2のいずれの装置内で実現するかは特段制限されず、本実施形態ではあらゆる構成を採用できる。
育児情報処理システム10は、これらの機能部により、
・授乳時間取得処理、
・授乳量推定処理、
・調整授乳量算出処理、
・授乳補助情報表示処理、
を実現する。以下、詳細に説明する。
授乳時間取得処理は、ユーザ(保育者)の入力に基づき、ユーザの端末装置2から、1回分の授乳時間を取得する。授乳量推定処理は、1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する。調整授乳量算出処理は、1回分の目標授乳量から、前記1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する。授乳補助情報表示処理は、調整授乳量を示す情報をユーザの端末装置に表示させる。
次に、図3のシーケンス図を用いて、上記の処理の流れを説明する。なお、図示する処理の流れはあくまで一例であり、これに限定されない。
まず、ユーザは、自身の端末装置2を操作して、1回分の授乳時間を含む情報を入力し、サーバ1に送信する(S101)。ユーザは、端末装置2の入力画面に、情報を入力できる。ここで、ユーザが入力を行う方法には、任意の方法が採用できるが、例えば、タッチセンサやキーボードを用いた物理入力やマイクを用いた音声入力等が利用できる。
入力可能な情報として、少なくとも1回分の授乳時間が含まれていればよいが、これに限定されない。
ユーザは、乳幼児情報として、さらに、月齢、体重、身長、体温などの生体情報を、任意に追加入力して、サーバ1に送信できる。また、1回分の授乳時間とともに、後述の舌圧力測定デバイスを用いて測定された乳幼児の舌圧力情報を、乳幼児情報として、サーバ1に送信してもよい。ユーザが、後述の管理者ではなく、ゲストの場合には、このような処理を実施してもよい。
続いて、サーバ1の授乳時間取得部11が、端末装置2から送信された1回分の授乳時間を含む情報を取得する。授乳時間取得部11は、取得した情報が所定条件を満たす場合には、その情報を授乳量推定部12に送る。所定条件を満たさない場合には、図3のシーケンスを終了してもよいが、再度、端末装置2に入力を要求する旨を通知してもよい。必要なら、所定条件を満たさない理由を付して通知してもよい。所定条件とは、通常の合否条件を採用できるが、授乳時間やその他の追加情報について、例えば、所定の必須項目が入力されているか、入力情報のフォーマットが正しいか否かの等が挙げられる。
続いて、サーバ1の授乳量推定部12は、授乳時間取得部11から送られて1回分の授乳時間を含む情報と、例えば、記憶部15に予め登録された、乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する(S102)。なお、授乳量推定部12は、1回分の授乳時間とともに、授乳時間取得部11から送られた情報に含まれる生体情報等の乳幼児情報を取得してもよいが、予め登録された乳幼児等の乳幼児情報を記憶部15から取得してもよい。
ここで、乳幼児の舌圧力情報と母乳授乳情報(母乳授乳量と母乳授乳時間)との上記の関連情報について説明する。
本発明者による予備実験の一つによれば、圧力センサが複数個内蔵された人工乳首を備える舌圧力測定デバイスを用いて、乳幼児の哺乳能力の目安の一つとして舌圧力に着目して検討した結果、乳幼児の舌圧力の最大値や、舌圧力を縦軸・時間を横軸としたときの舌圧力変動波(概ね周期的な波)における、ある最大値から次の最大値までの周期(あるいは舌圧力変動波の周波数)が、一例として、実際の母乳授乳量との相関性が確認された。これは、乳幼児は、舌圧力の最大値を調整して母乳量を調整していること、また舌圧力変動波の周期を短く(周波数を大きく)することで単位時間当たりの吸啜回数を増やして母乳量を調整していると推察される。また、このような関係性については、乳幼児の月齢が数日から数ヶ月などの所定期間において観察された。
したがって、舌圧力情報に含まれる力情報および/または舌運動時間情報と、母乳授乳情報に含まれる母乳授乳量および母乳授乳時間との技術的対応関係が知見された。
予め登録された関連情報については、乳幼児の舌圧力情報に関する測定結果と、かかる乳幼児の母乳授乳量および母乳授乳時間の測定結果との関係を示す、第一対応表や第一所定関数などが挙げられるが、これに限定されない。この第一対応表は、複数の乳幼児の測定結果の集合を含んでもよい。第一所定関数は、かかる測定結果の集合を利用して算出されたものである。測定結果の集合は、性別、月齢、体重、身長等の生体情報が異なる個体の情報群でもよく、同一個体の所定期間毎の情報群であってもよい。その中には、例えば、授乳情報から把握した授乳間隔情報に基づく授乳時刻を知らせる情報なども含まれる。
乳幼児の舌圧力情報に関する測定結果には、推定授乳量の推定対象である乳幼児本人の情報が含まれていることが好ましいが、本人以外の他人の情報であっても活用できる。この中でも、推定対象である乳幼児本人と生体情報の一つまたは二つ以上が類似する他人の情報が活用できる。
上記関連情報に含まれる各測定結果の数値は、記憶部15において、集合体の測定結果が個々に登録されていてもよいが、これに限定されず、全測定結果を、全個数で平均化する等の所定の条件で重み付けした全情報、あるいは、各種の生体属性のクラス毎に、所定条件で重み付けしたクラス別情報として登録されていてもよい。
なお、上記各種の生体属性のクラスとして、上述の生体情報に含まれる、性別、月齢、体重、身長等が挙げられる。生体属性のクラスの一例とは、例えば、性別の場合、男性と女性とのクラスが挙げられ、体重の場合、例えば、約3~20kgの範囲を500g間隔で区分したクラスが挙げられ、身長の場合、例えば、約50~100cmの範囲を10cm間隔で区分したクラスが挙げられる。また、生体属性のクラスには、乳幼児の舌圧力情報も用いてもよい。舌圧力情報のクラス分けには、例えば、舌圧力の最大値の範囲、舌圧力分布のパターンなどを用いてもよい。
授乳量推定部12の説明に戻る。授乳量推定部12は、上記のような第一対比表から、1回分の授乳時間と同一あるいは最も近い母乳授乳時間を選択し、選択した母乳授乳時間に対応する母乳授乳量を、1回分の推定授乳量として決定できる。
あるいは、授乳量推定部12は、上記のような第一所定関数を用いて、かかる第一所定関数に1回分の授乳時間を導入し、1回分の推定授乳量を算出してもよい。
ここで第一対比表や第一所定関数において、乳幼児の舌圧力情報には、初期条件が設定されていてもよい。たとえば、第一対比表や第一所定関数における乳幼児の舌圧力情報および母乳授乳量には、初期条件として、上述の全情報やクラス別情報が用いられてもよい。
初期条件としてクラス別情報を用いる場合、授乳量推定部12は、推定授乳量の推定対象である乳幼児の所定の生体情報が属する生体属性のクラスを選択し、選択したクラスにおけるクラス別情報が含まれる第一対比表から、上述のようにして、選択した母乳授乳時間に対応する母乳授乳量を、1回分の推定授乳量として決定できる。例えば、推定授乳量の推定対象である乳幼児の生体情報として月齢を、端末装置2または記憶部15より取得している場合には、かかる月齢が属する月齢クラスを選択し、その月齢クラスにおけるクラス別情報が含まれる第一対比表を活用できる。また、月齢および体重等の複数生体属性のクラスに属するマトリックス情報を、クラス別情報として使用してもよい。
また、初期条件として、舌圧力情報のクラス別情報を活用する場合、後述のような、舌圧力測定デバイスを用いて測定した測定結果を利用し、測定結果が属する舌圧力情報のクラスを選択する。
なお、クラスに属する条件は、数値範囲内に含まれること、あるいは、パターンの類似が所定条件を満たすなど、設定可能である。また、第一対比表に代えて第一所定関数を用いた場合も、初期条件としてクラス別情報を用いることができる。
続いて、サーバ1の調整授乳量算出部13が、授乳量推定部12で1回分の推定授乳量が算出されたとき、例えば、予め登録された1回分の目標授乳量から、かかる1回分の推定授乳量を差し引いて、これらの差分である調整授乳量を算出する(S103)。
1回分の目標授乳量は、1日の目標授乳量から、1日の授乳回数で除する等、所定の授乳スケジュールに基づいて算出できる。1日の目標授乳量や1日の授乳回数は、乳幼児の月齢や体重に応じて予め決められたものを準備しておく。1日の目標授乳量は、例えば、成長曲線と授乳量との関係を示す過去の統計データから求めたものであってもよい。
また、ユーザの端末装置2の操作により、1回分/1日の目標授乳量や授乳スケジュールの情報の他、乳幼児の生体情報の少なくとも一つ以上を、記憶部15に登録でき、登録された当該情報を変更/削除できる。
具体的な1回分の目標授乳量の一例としては、1回分の目標授乳量と、月齢および/または体重と、の第二対比表を用意してもよい。この第二対比表を用いる場合、調整授乳量算出部13は、対象の乳幼児における月齢および/または体重を、調整授乳量算出部13から送られてきた生体情報の中から、あるいは予め登録された乳幼児の生体情報等を記憶部15から取得してもよい。授乳量推定部12は、かかる第二対比表に基づいて、登録された乳幼児の月齢や体重に対応する、1回分の目標授乳量を選択できる。
その後、サーバ1の授乳補助情報表示部14が、授乳量推定部12が算出した1回分の推定授乳量を含む情報を、端末装置2に送信する(S104)。送信された情報は端末装置2の画面に表示され、ユーザが確認できる状態となる。
授乳補助情報表示部14は、不足分または過剰分の1回分の推定授乳量をユーザに表示する。ユーザに表示される調整授乳量を示す情報は、授乳補助情報表示部14が、液体ミルクの液量(cc)、粉ミルクの粉末量(g)、および保育者の授乳時間(min)に換算した値であってもよい。また、これらを少なくとも一つ、または2つ以上で表示してもよい。
ここで、図4に、端末装置2に表示される画面の一例を模式的に示す。
図4の画面には、不足分の液体ミルク量が表示されているが、これに限定されない。液体ミルク量の量値だけでなく、これを補足する補足情報を合わせて表示されてもよい。
ここで、上述の舌圧力測定デバイスの一例について図5を用いて説明する。
図5は舌圧力測定デバイス100の構成の一例を模式的に示す上面図である。
舌圧力測定デバイス100は、図5に示すように、手袋120、圧力センサ110、および伸縮性配線130を備える。
計測者(例えば、保育者)は、舌圧力測定デバイス100が装着された手200を、被験者の口腔内に入れる。被験者が舌運動を行ったとき、舌運動の圧力に関する情報を示すセンサ信号を、口腔内中の圧力センサ110が、検知し、伸縮性配線130を介して外部に伝達する。
手袋120は、計測者の手200に装着可能な構造であればとくに限定されない。
手袋120は、少なくとも1本の指部123を有していればよく、2本~5本のいずれの複数の指部123を有してもよい。図1の手袋120は、指部123a(母指部)および指部123e(小指部)の2本の指部123を有する。
指部123の指先領域に圧力センサ110が設置されている。測定者の指203とともに指部123を被験者の口腔内に挿入した状態で、その圧力センサ110により被験者の舌運動が計測される。
圧力センサ110は、複数の指部(母指部、指示部、中指部、薬指部、小指部)のいずれかの1本、または2本以上に設置されていてもよい。
手袋120は、絶縁性シリコーンゴムで構成されることが好ましい。これにより、柔軟性および伸縮性を向上でき、測定者の手200への装着性が良好となる。また、手袋120に設置された伸縮性配線130に測定者の手200に生じる生体電流が経絡してしまう事を抑制できる。
舌圧力測定デバイス100のより具体的な一例は、計測者の手200に装着するための、絶縁性シリコーンゴムで構成された手袋120と、手袋120の外面側における指先領域に設けられた、舌圧力を測定する圧力センサ110と、を備えてもよい。
手袋120の引裂強度の下限は、例えば、25N/mm以上、好ましくは28N/mm以上、より好ましくは30N/mm以上、さらに好ましくは33N/mm以上、一層好ましくは34N/mm以上である。これにより、繰り返し使用時における耐久性を向上できる。また、薄くしても破れにくいデバイスを構成できる。このため、手袋120の設計自由度を向上できる。また、手袋120は、糸により縫い付けが可能となる。
一方、上記手袋120の引裂強度の上限は、特に限定されないが、例えば、80N/mm以下としてもよく、70N/mm以下としてもよい。これにより、手袋120の諸特性のバランスをとることができる。
圧力センサ110は、受圧面が外力から受けた力を電気信号に変換するものである。
圧力センサ110は、外力によって電気特性が変化する部材を少なくとも備えるものであればよく、例えば、圧抵抗効果を利用したセンサ、圧電効果を利用したセンサ、又は静電容量を利用したセンサなどが用いられる。
圧力センサ110として、ひずみゲージ式、感圧導電ゴム式、静電容量方式、成膜方式、抵抗線方式、機械方式等の、市販品の圧力センサを使用してもよい。
圧力センサ110には、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の微小な電気機械システムにより作製された力センサを含むものとし、受圧面が外力から受けた力を検出できるセンサであればよい。
圧力センサ110は、受圧面を有していればよく、例えば、チップ状に構成されてもよいが、これに限定されない。
圧力センサ110は、圧抵抗効果を有する感圧抵抗体、圧電効果を有する圧電体、又は静電容量膜を有してもよい。この中でも、感圧抵抗体は、エラストマーまたはプラスチックを含んでもよく、好ましくはシリコーンゴムを含んでもよい。
圧力センサ110の具体例は、例えば、感圧抵抗体の一つである感圧導電性シリコーンゴムで構成されてもよく、好ましくは導電性フィラー及びシリコーンゴムを含む導電性シリコーンゴムで構成されてもよい。圧力センサ110及び伸縮性配線130がいずれも導電性シリコーンゴムで構成される場合、圧力センサ110の導電性シリコーンゴムの体積抵抗値は、伸縮性配線130の導電性シリコーンゴムの体積抵抗値よりも高くなるように構成されているものであればよい。
具体的な一例として、圧力センサ110を構成する導電性シリコーンゴムは、導電性フィラーとして導電性炭素材料を含むことが可能である。この場合、伸縮性配線130を構成する導電性シリコーンゴムは、銀粉などの金属粉を含んでもよい。
伸縮性配線130は、圧力センサ110に電気的に接続し、圧力センサ110から電気信号を外部に伝達できる。
伸縮性配線130は、導電性シリコーンゴムで構成されてもよい。
伸縮性配線130と手袋120とが同種のエラストマーであるシリコーンゴムで構成されるため、伸縮性配線130と手袋120とが直接接する部分での密着性を向上させることができる。
また、伸縮性配線130は、導電性フィラー及びシリコーンゴムを含む導電性ペーストの印刷物で構成されてもよい。印刷方法により、伸縮性配線130の配線デザインの設計自由度が良好となる。
ただし、伸縮性配線130の形成方法は、ペーストを用いた印刷方法に限定されず、その他、導電性塗料を使用した一般的な印刷方法を用いてもよい。
舌圧力測定デバイス100は、伸縮性配線130の表面の少なくとも一部を被覆するカバー部(不図示)を有してもよい。これにより、伸縮性配線130の機械的強度を一層高められる。
舌圧力測定デバイス100は、圧力センサ110で取得された情報(電気信号)について、取得、解析、記憶、通信、および/または表示する装置であってもよい。
舌圧力測定デバイス100の一例は、圧力センサ110のセンサ信号等の被験者の舌運動に関する舌圧力情報を取得し、通信インターフェイスを用いて舌運動情報を外部へ通信できる。例えば、舌圧力測定デバイス100は、ユーザの端末装置2に舌運動情報を送信できる。
この舌圧力測定デバイス100は、自身が有するプロセッサを用いて舌圧力情報を解析できるが、かかる舌圧力情報をサーバに送信し、サーバに解析させてもよい。
なお、舌圧力情報には、舌圧力、舌圧力分布、及びこれらの経時変化の少なくとも一または二以上が含まれる。舌圧力の情報は、被験者の舌における1点計測箇所毎の情報を含む。舌圧力の情報は、舌圧力における、所定時の値、最大値、最小値、所定期間における平均値、最大値・最小値等の所定値に対応する時間、及び/又は、これらの経時変化を示す波形データ等であってもよい。
舌圧力分布の情報は、複数の計測箇所の情報を含み、所定エリア内の舌圧力の合算値などの舌圧力の情報から適当な式から算出される計算値であってもよい。
育児情報処理システム10の機能構成の他の例について説明する。
図6の機能ブロック図に示すように、育児情報処理システム10は、記憶部15と、アカウント登録部16と、乳幼児情報管理部17と、を備える。さらに、育児情報処理システム10は、乳幼児情報表示部18および/またはイベント通知部19を備えてもよい。
各機能部は、サーバ1又は端末装置2内で実現される。各機能部をサーバ1及び端末装置2のいずれの装置内で実現するかは特段制限されず、本実施形態ではあらゆる構成を採用できる。
育児情報処理システム10は、これら機能部により、
・アカウント登録処理、
・乳幼児情報管理処理、
を実現する。以下、詳細に説明する。
アカウント登録処理は、
・保育者(管理者)アカウントを新規に作成して登録、
・保育対象(乳幼児)アカウントを新規に作成して登録、
・保育者アカウントと保育対象アカウントを紐付けて登録、
を行う処理である。
アカウント登録処理では、まず、管理者となるユーザが、自身の保育者アカウント(管理者アカウント)を作成し、管理者となる。そして、管理者が、乳幼児アカウント(保育対象アカウント)を作成するとともに、作成した乳幼児アカウントを自身の保育者アカウントに紐付けて登録する。アカウント登録処理は、アカウント登録部16により実現される。アカウント登録部16は、例えばサーバ1内で実現される。
保育者アカウントを作成するための登録情報は、メールアドレス、ログインするためのパスワード、名前(ニックネーム)、電話番号、生年月日などが例示される。
乳幼児アカウントを作成するための登録情報は、名前(ニックネーム)、生年月日、出生情報などが例示される。
なお、アカウントを作成するための登録情報は、ここで例示した情報の一部を含まなくてもよいし、ここで例示していない情報を含んでもよい。
サーバ1のアカウント登録部16は、端末装置2から送信された登録情報を取得する。そして、アカウント登録部16は、取得した登録情報が所定の登録条件を満たす場合、新たな保育者アカウント識別情報を発行し、記憶部15に登録する。そして、アカウント登録部16は、保育者アカウントの作成が完了したことを端末装置2に通知する。
管理者は、自身の端末装置2を操作して、サーバ1にログインするためのログイン情報(保育者アカウント識別情報、メールアドレス、パスワード等)を入力し、サーバ1に送信する。サーバ1は、受信したログイン情報に基づき、認証処理を行う。そして、認証に成功した場合、サーバ1は、ログイン後画面を管理者の端末装置2に送信する。次いで、管理者の端末装置2は、ログイン後画面をディスプレイに表示する。
管理者は、ログイン後画面から、乳幼児アカウントを作成する画面を呼び出す。そして、管理者は、乳幼児アカウントを作成するための登録情報を入力し、サーバ1に送信する。
サーバ1のアカウント登録部16は、管理者の端末装置2から送信された登録情報を取得する。そして、アカウント登録部16は、取得した登録情報が所定の登録条件を満たす場合、新たな乳幼児アカウント識別情報を発行し、保育者アカウント識別情報に紐付けて記憶部15に登録する。そして、アカウント登録部16は、乳幼児アカウントの作成が完了したことを管理者の端末装置2に通知する。
乳幼児情報管理処理は、乳幼児情報の登録を行う処理である。
乳幼児情報管理処理では、管理者(保育者アカウント識別情報でログインしたユーザ)が、乳幼児情報の登録をする。この乳幼児情報は、保育者アカウント識別情報に対応する乳幼児識別情報に紐付けて登録される。
サーバ1の乳幼児情報管理部17は、管理者の端末装置2から送信された乳幼児情報を取得する。そして、乳幼児情報管理部17は、取得した乳幼児情報を乳幼児識別情報に紐付けて記憶部20に登録する。そして、乳幼児情報管理部17は、目的地候補の登録が完了したことを管理者の端末装置2に通知する。
具体的には、管理者は、自身の端末装置2を操作して、サーバ1にログインするためのログイン情報(保育者アカウント識別情報、メールアドレス、パスワード等)を入力し、サーバ1に送信する。サーバ1は、受信したログイン情報に基づき、認証処理を行う。そして、認証に成功した場合、サーバ1は、ログイン後画面を管理者の端末装置2に送信する。次いで、管理者の端末装置2は、ログイン後画面をディスプレイに表示する。
管理者は、ログイン後画面から乳幼児情報を登録する画面を呼び出す。そして、管理者は、乳幼児情報を入力し、サーバ1に送信する。
乳幼児情報には、上述の舌圧力測定デバイス100により測定された舌圧力情報が含まれてもよい。
管理者(ユーザ)は、定期的に、保育対象である乳幼児の舌圧力情報を計測し、その計測結果をサーバ1に送信する。乳幼児情報管理部17は、送信された舌圧力情報の計測結果を取得し、所定の登録条件を満たす場合、これを記憶部15に登録(例えば、上書き)する。
乳幼児情報には、上記の生体情報、上記のライフサイクル情報、上記の予防接種・健診情報、上記の健康状態情報等が含まれていてもよく、具体的には、月齢、性別、体重、身長、睡眠情報、排泄情報、食事情報、予防接種情報、出生情報、通院歴、病歴および処方箋情報からなる群から選ばれる一または二以上が含まれてもよい。
乳幼児情報管理部17は、これらの乳幼児情報を、管理者(ユーザ)等からの入力を受け付け、所定の登録条件を満たす場合、記憶部15に登録する。
月齢とは、出生からの月日を意味するが、単位は限定されず、日、週、月、年のいずれでもよい。
睡眠情報には、例えば、睡眠開始時間、睡眠終了時間、これらの合計時間、睡眠状態などの情報が含まれてもよい。
排泄情報には、排尿・排便時間、これらの合計回数、これらの状態等の情報が含まれてもよい。
食事情報には、母乳量や人工ミルク量、授乳時間、授乳合計回数等の情報が含まれてもよい。
なお、乳幼児情報管理部17は、ユーザの端末装置2からの入力に応じて、記憶部15に保存される乳幼児情報を登録、更新、削除、変更する。
乳幼児情報表示部18は、乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報を、ユーザの端末装置2に表示させる。かかる情報は、所定グラフに形式変換して表示されてもよい。所定グラフとしては、例えば、月齢と体重または身長とを含む乳幼児情報は、縦軸を体重または身長とし横軸を月齢(週、月、年)とした成長曲線グラフ等が挙げられる。
また、別の態様の乳幼児情報表示部18は、端末装置2からの要求等に応じて、母子手帳、お薬手帳、保険証や医療証等の医療関連情報をユーザの端末装置2に表示させる。乳幼児情報表示部18は、予め記憶部15に登録された医療関連情報を取得してもよいが、二次元バーコード等を介して、他のサーバから医療関連情報を取得してもよい。
イベント通知部19は、所定のイベントスケジュールに基づいて、乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報の入力をユーザに促すための通知情報を、ユーザの端末装置2に表示させる。一例としては、イベント通知部19は、予防接種に関するスケジュールに基づいて、ユーザの端末装置2に、次回の予防接種の種類と日時を入力するよう促す通知情報を送信する。イベントスケジュールについては、予防接種に関するスケジュールに限定されず、日時とリマインド対象となる入力情報を、管理者(ユーザ)が任意に設定できる。
<ハードウエアの構成例>
育児情報処理システム10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
以下、育児情報処理システム10が、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで各機能構成部を実現する場合について、図7を用いてさらに説明する。
図7は、サーバ1及び端末装置2のそれぞれのハードウエア構成を例示するブロック図である。
図7に示すように、サーバ1及び端末装置2は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5A、および通信インターフェイス6Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。なお、各装置は周辺回路4Aを有さなくてもよい。
なお、サーバ1及び端末装置2は物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよい。この場合、各装置が上記ハードウエア構成を備えることができる。その他、サーバ1及び端末装置2は、物理的及び論理的に1つの装置で構成されてもよい。
バス5Aは、データを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A、入出力インターフェイス3Aおよび通信インターフェイス6Aは、バス5Aを介して相互にデータを送受信する。ただし、プロセッサ1Aなどを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置(コンピュータ)である。
プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。
メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。
入出力インターフェイス3Aは、入力装置、外部装置、外部サーバ、外部センサ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。入出力インターフェイス3Aには、キーボード、マウス、マイク等の入力装置や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置、入力装置と表示装置が一体化したタッチパネルなどが接続される。また、入出力インターフェイス3Aには、ディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラ等の出力装置が接続される。
通信インターフェイス6Aは、サーバ1および端末装置2のそれぞれをインターネットなどのネットワークに接続させて、該ネットワークを介して外部の装置と通信可能にするためのインターフェイスである。例えばサーバ1は、ネットワークを介して端末装置2と接続されもよいが、他のサーバと接続されてもよい。
周辺回路4Aには、例えば、ストレージなどが用いられる。ストレージは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。ストレージは、育児情報処理システム10の上記各処理部(授乳時間取得部11、授乳量推定部12、調整授乳量算出部13、授乳補助情報表示部14など)の機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1Aは、これら各プログラムモジュールを実行することにより、そのプログラムモジュールに対応する各処理部の機能を実現する。
ここで、プロセッサ1Aは、上記各プログラムモジュールを実行する際、これらのプログラムモジュールをメモリ2A上に読み出してから実行してもよいし、メモリ2A上に読み出さずに実行してもよい。
また、プログラムモジュールは、ハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムモジュールを用いてもよい。
なお、サーバ1および端末装置2のハードウエア構成は、図7に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ2Aに格納されていてもよい。この場合、サーバ1はストレージを備えていなくてもよい。また例えば、図7中の端末装置2が、サーバ1の機能の一部または全部を実現してもよい。この場合、当該端末装置2は、上述した育児情報処理システム10の各機能(授乳時間取得部11、授乳量推定部12、調整授乳量算出部13、授乳補助情報表示部14など)のプログラムモジュールを記憶するメモリやストレージデバイス、該プログラムモジュールを実行するプロセッサ、並びに、外部装置(例えば、サーバ1以外の他のサーバや、舌圧力測定デバイス等の外部センサ)と通信するための通信インターフェイスを含んで構成される。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することができる。また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力インターフェイス
4A 周辺回路
5A バス
6A 通信インターフェイス
1 サーバ
2 端末装置
3 通信ネットワーク
10 育児情報処理システム
11 授乳時間取得部
12 授乳量推定部
13 調整授乳量算出部
14 授乳補助情報表示部
15 記憶部
16 アカウント登録部
17 乳幼児情報管理部
18 乳幼児情報表示部
19 イベント通知部
100 舌圧力測定デバイス
110 圧力センサ
120 手袋
130 伸縮性配線
200 手
123 指部
203 指

Claims (11)

  1. ユーザの入力に基づき、ユーザの端末装置から、1回分の授乳時間を取得する授乳時間取得部と、
    前記1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する授乳量推定部と、
    1回分の目標授乳量から、前記1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する調整授乳量算出部と、
    前記調整授乳量を示す情報を前記ユーザの端末装置に表示させる授乳補助情報表示部と、
    を備える、育児情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の育児情報処理システムであって、
    前記調整授乳量を示す情報が、液体ミルク量、粉ミルクの粉末量、および授乳時間に換算した値の少なくとも一つである、育児情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の育児情報処理システムであって、
    前記ユーザの端末装置と、サーバと、を有し、
    前記サーバが、前記授乳量推定部および前記調整授乳量算出部を有する、育児情報処理システム。
  4. 請求項1に記載の育児情報処理システムであって、
    保育者アカウント識別情報と乳幼児識別情報とを紐付けて登録するアカウント登録部と、
    前記保育者アカウント識別情報でログインしたユーザの入力に基づき、乳幼児情報を前記乳幼児識別情報に紐付けて登録する乳幼児情報管理部と、を備える、育児情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の育児情報処理システムであって、
    前記乳幼児情報が、舌圧力測定デバイスにより測定された舌圧力情報を含む、育児情報処理システム。
  6. 請求項5に記載の育児情報処理システムであって、
    前記舌圧力測定デバイスが、
    計測者の手に装着するための、絶縁性シリコーンゴムで構成された手袋と、
    前記手袋の外面側における指先領域に設けられた、舌圧力を測定する圧力センサと、を備える、
    育児情報処理システム。
  7. 請求項4に記載の育児情報処理システムであって、
    前記乳幼児情報が、月齢、性別、体重、身長、睡眠情報、排泄情報、食事情報、予防接種情報、出生情報、通院歴、病歴および処方箋情報からなる群から選ばれる一または二以上を含む、育児情報処理システム。
  8. 請求項7に記載の育児情報処理システムであって、
    所定のイベントスケジュールに基づいて、前記乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報の入力をユーザに促すための通知情報を、前記ユーザの端末装置に表示させるイベント通知部を備える、育児情報処理システム。
  9. 請求項7に記載の育児情報処理システムであって、
    前記乳幼児情報に含まれる一または二以上の情報を所定グラフに変換して、前記ユーザの端末装置に表示させる乳幼児情報表示部を備える、育児情報処理システム。
  10. コンピュータを、請求項1~9のいずれか一項に記載の育児情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
  11. 1回分の授乳時間を取得する授乳時間取得工程と、
    前記1回分の授乳時間、および予め用意された乳幼児の舌圧力情報と授乳量と授乳時間との関係を示す関連情報に基づいて、1回分の推定授乳量を算出する授乳量推定工程と、
    1回分の目標授乳量から、前記1回分の推定授乳量を差し引いた差分を示す調整授乳量を算出する調整授乳量算出工程と、
    前記調整授乳量を示す情報を表示する授乳補助情報表示工程と、
    を備える、育児情報処理方法。
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