JP2023155040A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率の低下を抑制しつつFOTAを実行可能な電動工具を提供すること。【解決手段】電動工具は、電動機と、通信機と、前記電動機を駆動するための制御プログラムを格納する第1記憶部と、前記通信機により受信される前記制御プログラムの更新プログラムを格納するための第2記憶部と、前記通信機による前記更新プログラムの受信を開始した後に、前記制御プログラムを実行することにより前記電動機を駆動可能に構成されているプロセッサとを備える第1制御部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電動工具に関する。
近年、無線通信によりファームウェアを受信して、情報端末のファームウェアを更新するFOTA(Firmware Over-The-Air)技術が知られている。
特許文献1には、情報端末に搭載されるバッテリの電池残量に基づいて、FOTAの実行可否を判断する情報端末が開示されている。
特開2020-171056号公報
しかしながら、特許文献1記載の情報端末は、バッテリの電池残量に基づいてFOTAの実行可否を判断するように構成されているから、FOTAの実行開始後は、FOTA以外の用途でバッテリを消費するように設計されていない。このため使用者は、ひとたびFOTAが開始されるとFOTAが完了するまで情報端末を使用することができない。このため特許文献1記載のファームウェアの更新方法を電動工具に適用した場合、作業者は、ひとたびFOTAが開始されると、電動工具を使用することができない。その結果、作業効率が大きく低下してしまう。
そこで本発明は、作業効率の低下を抑制しつつFOTAを実行可能な電動工具を提供することを目的とする。
本出願は、電動工具を開示する。この電動工具は、電動機と、通信機と、前記電動機を駆動するための制御プログラムを格納する第1記憶部と、前記通信機により受信される前記制御プログラムの更新プログラムを格納するための第2記憶部と、前記通信機による前記更新プログラムの受信を開始した後に、前記制御プログラムを実行することにより前記電動機を駆動可能に構成されているプロセッサとを備える第1制御部とを備える。
前記電動機は、ワイヤを結束する結束部を駆動させる電動機であり、前記制御プログラムは、前記電動機を駆動して前記結束部を駆動させるための制御プログラムであり、前記電動工具は、前記ワイヤを用いて鉄筋を結束可能に構成された鉄筋結束機であってよい。
また、前記電動工具は、設備機器に取り付け可能に構成されてよい。
図1は、一実施形態に係る電動工具の斜視図である。 図2は、一実施形態に係る電動工具の断面図である。 図3は、一実施形態に係る電動工具の電気回路構成を示すブロック図である。 図4は、一実施形態に係る駆動制御部及び通信制御部のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 図5は、鉄筋結束機のファームウェア更新時の動作を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態に係る鉄筋結束機の動作モードにおける第1電圧線及び第2電圧線の電圧を示している。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。
なお、便宜上、図2における紙面左右方向を前後方向X(「第1方向」の一例)、特に紙面左方向を前方X1、紙面右方向を後方X2と呼び、紙面上下方向を上下方向Z(「第2方向の一例」、特に紙面上方向を上方Z1、紙面下方向を下方Z2と呼び、前後方向X及び上下方向Zに垂直な方向を左右方向Y(「第3方向」の一例)、特に前方X1を向いたときに右方向を右方Y1、左方向を左方Y2と呼ぶ場合がある。これらは相対的な方向関係を説明する目的で使用され、絶対的な方向を示すものではない。
以下、本発明を電動工具である鉄筋結束機に適用した実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る電動工具である鉄筋結束機10の斜視図であり、図2は鉄筋結束機10を左右方向Yに垂直な断面で電動工具を切断した断面図である。
ただし本発明は、通信機能を有し、かつ、電動機(モータ)を用いて作業を行う電動工具に広く適用可能であり、例えば、ドリル、インパクトドライバ、ネイラ、グラインダ、レシプロソー、ポリッシャー等に適用可能である。なおモータは、ブラシレスモータでも、ブラシ付きモータでもよい。
本発明の「電動工具」は、動力源として電気を利用する、機械加工その他の工作に用いる道具のことをいい、本発明の「電動工具」は、単体で使用される製品の他、他の装置の一部を構成する部品乃至モジュールを含む。例えば本発明の「電動工具」は、ロボットアームの設備機器に取り付けられるモジュールであってもよい。また本発明の「電動工具」は、複数の機能を有する工作機械の一部を構成する部品であってもよい。
[第1実施形態]
[電動工具の基本構成]
本実施形態に係る鉄筋結束機10は、ワイヤWを前方X1の端部から外方に送り出すことにより、二本又は三本以上の鉄筋RBを結束可能に構成されている。
具体的には鉄筋結束機10は、作業者が把持するためのハンドル10Hと、ワイヤWを収容するためのマガジン10Mと、ワイヤWを前方X1の端部から外方に送り出すためのワイヤ送り部12と、鉄筋RBの周囲にワイヤWを巻き回すためのワイヤWの進行経路を構成するカール形成部14と、鉄筋RBに巻き付けられたワイヤWを切断するための切断部16と、鉄筋RBに巻き付けられたワイヤWを捩じるための結束部18と、ワイヤ送り部12及び結束部18がそれぞれ備える送りモータ12M及び結束モータ18Mを制御するための駆動制御部22を含む工具制御部と、鉄筋結束機10が外部機器と通信するための通信機32及び通信機32を制御するための通信制御部34とを備える通信部30とを備える。
本実施形態の鉄筋結束機10においてカール形成部14、切断部16、結束部18、工具制御部及び通信部30は、鉄筋結束機10の本体部10Bを構成する。マガジン10Mは、本体部10Bの前方X1の下部から下方Z2に延在して設けられる。ハンドル10Hは、本体部10Bの後方X2の下部から下方Z2に延在して設けられる。よってマガジン10Mは、ハンドル10Hに対して前方X1に設けられ、ハンドル10Hは、マガジン10Mに対して後方X2に設けられる。さらにマガジン10Mの下部とハンドル10Hの下部とは接続されている。以下、各構成について説明する。
鉄筋結束機10は、本体部10Bから下方Z2に延在するハンドル10Hを備える。ハンドル10Hは、作業者が鉄筋結束機10を把持する部分に相当する。ハンドル10Hの下端は、メインのバッテリ10BPが着脱可能に取り付け可能に形成されている。ハンドル10Hの前方X1を向いた面には、トリガ10HTが設けられる。鉄筋結束機10は、作業者がトリガ10HTを後方X2に押下すると後述するように工具制御部が制御動作を開始し、結束作業が始まるように構成されている。
マガジン10Mは、線状のワイヤWが巻回されたリールRLを回転可能、かつ、着脱可能に収納する。ここでリールRLは、1本、または、複数本のワイヤWを同時に送り出し可能に構成される。なおワイヤWは、長尺に形成された可塑性を有する金属線(被覆されたものを含む)その他の鉄筋RBを結束するために適した線状体である。
ワイヤ送り部12は、ワイヤWを挟んだ状態で互いに異なる方向に回転することによりワイヤWを進行可能に構成される一対のギア12Gと、ギア12Gを駆動する送りモータ12M(「電動機」の一例)とを備えている。送りモータ12Mは回転子と固定子とを備えている。ワイヤ送り部12は、送りモータ12Mの回転子を正方向に回転させることによりワイヤWを外方に送り出すとともに、逆方向に回転させることにより、ワイヤWを引き戻し可能に構成されている。ワイヤ送り部12の送りモータ12Mを制御する工具制御部については後述する。
カール形成部14は、ワイヤ送り部12により送られるワイヤWを湾曲させて巻き癖をつけるカールガイド14Aと、カールガイド14Aにより巻き癖を付けられたワイヤWを結束部18に誘導するための誘導ガイド14Bとを備える。カールガイド14Aは、内壁面に沿ってワイヤWを進行させることによりループ状にワイヤWを湾曲可能に構成されている。このため、カールガイド14Aと誘導ガイド14Bとの間の空間に複数の鉄筋RBが左右方向Yに延伸するように配置された状態でワイヤWを送り出すことにより、ワイヤWを鉄筋RBの周囲に巻き回させることが可能となる。
切断部16は、固定刃と、固定刃との協働でワイヤWを切断する可動刃と、結束部18の動作を可動刃に伝達する伝達機構16Aを備える。切断部16は、固定刃を支点軸とした可動刃の回転動作でワイヤWを切断可能に構成されている。伝達機構16Aは、結束部18の動作を可動刃に伝達し、結束部18による結束動作と連動して可動刃部を回転させるように構成されている。このため、伝達機構16Aは、結束部18の動作と連動して可動刃を回転動作させることにより、後述するように所定のタイミングにおいてワイヤWを切断可能に構成されている。
結束部18は、ワイヤWを挟持するために開閉可能に構成された一対のフック18Hと、一対のフック18Hを、前後方向Xを回転軸として回転させるための回転シャフトと、回転シャフトを回転軸方向(前後方向X)に移動させ、かつ、前方X1に移動した回転シャフトを回転させるための減速機及び回転軸AXを基準に回転可能に構成された結束モータ18Mとを備える。
結束部18の回転シャフトは、結束モータ18Mの正方向への回転により正方向に回転する。回転シャフトの周囲には摺動部が設けられ、摺動部は回転シャフトが正回転することで前方X1に移動可能に構成される。一対のフック18Hが開いた状態において送りモータ12Mによって送り出されたワイヤWは、カールガイド14A及び誘導ガイド14Bの内壁面に沿って湾曲しながら進行し、ワイヤWの先端が開いている一対のフック18Hの間隙を通過するように構成されている。この状態で結束モータ18Mが正方向に回転して回転シャフトが正回転に回転すると摺動部が前方X1に移動して、一対のフック18Hは閉じるように構成されている。このため一対のフック18HはワイヤWを挟持可能に構成されている。さらに結束モータ18Mが正方向に回転して回転シャフトが正方向に回転することで摺動部が前方X1に移動すると、伝達機構16Aにより可動刃が回転してワイヤWを切断する。さらに結束モータ18Mが正方向に回転すると、一対のフック18HがワイヤWを挟持した状態で、結束部18は、切断されたワイヤWの先端を折り曲げる。さらに結束モータ18Mが正方向に回転すると、回転シャフトは摺動部と共に、前後方向Xを回転軸として回転するように構成されている。一対のフック18HがワイヤWを挟持した状態で、回転シャフトが回転することにより、一対のフック18Hは、ワイヤWを捩じるように構成されている。
[電気回路構成]
図3は、本実施形態に係る鉄筋結束機10の電気回路構成を示すブロック図である。鉄筋結束機10の電気回路構成のうち、送りモータ12Mを制御するための構成と、通信機32を制御するための構成と、これら構成に電力(電圧)を供給するための構成が本実施形態の電源装置40を構成する。
具体的には、本実施形態に係る電源装置40は、バッテリ10BP(「駆動用バッテリ」又は「第1バッテリ」と呼ばれる場合がある。)から電力(電圧)の供給を受けるためのバッテリ接続部40CNと、バッテリ接続部40CNから供給される電力(電圧)の供給をオン乃至オフするための電源スイッチ40Sと、電源スイッチ40Sを介してバッテリ10BPから電力(電圧)の供給を受け、バッテリ10BPから供給される第1電源電圧に基づいて、駆動制御部22(「第1制御部」の一例)を動作させるための第1動作電圧を供給する第1電力制御部41PC(「第1電圧供給部」の一例)と、第1動作電圧に基づいて動作して、送りモータ12Mを制御するための制御信号を生成する駆動制御部22と、駆動制御部22により生成された制御信号に基づいて送りモータ12Mの固定子に流す電流を制御するモータ制御部24とを備える。
バッテリ10BPは、少なくとも駆動制御部22、モータ制御部24、送りモータ12M及び結束モータ18M、後述する通信制御部34、無線通信機32及び位置情報取得部36を動作させるための電力を供給可能に構成される。バッテリ10BPは、例えば、充電可能に構成されるリチウムイオン二次電池であり、所定の定格容量、定格電圧及び定格電流を有する。例えばバッテリ10BPは、5.0Ahの定格容量を有し、定格が14.4Vの直流電圧を供給可能に構成されている。ただし後述するように、バッテリ10BPから供給される直流電圧は、バッテリ10BPの電力消費に伴って次第に低下する。
バッテリ接続部40CNは、バッテリ10BPから直流電圧の供給を受けて、第1電力制御部41PCに供給する。電源装置40は、バッテリ接続部40CNと第1電力制御部41PCとを接続する第1電圧線41を備え、バッテリ10BPから供給される直流の第1電源電圧は、この第1電圧線41に印加される。
電源スイッチ40Sは、鉄筋結束機10の主電源スイッチ(不図示)の操作に従って、バッテリ接続部40CNを介してバッテリ10BPから第1電力制御部41PCに供給される電力(電圧)の供給をオン乃至オフする。したがって作業者が主電源スイッチをオフにすると、電源スイッチ40Sはバッテリ10BPから第1電力制御部41PCへの電力(電圧)の供給を遮断(オフ)し、オンにすると、電源スイッチ40Sはバッテリ10BPから第1電力制御部41PCへの電力(電圧)の供給を許可(オン)する。
第1電力制御部41PCは、バッテリ10BPから供給される第1電源電圧に基づいて駆動制御部22を含む各回路素子を動作させるための電圧を生成し各回路素子等に供給する。例えば、バッテリ10BPから供給される14.4Vの第1電源電圧に基づいて駆動制御部22の動作電圧である3.3Vの電圧(「第1動作電圧」の一例)を生成し駆動制御部22に供給し、また、第1電源電圧(14.4V)をそのままモータ制御部24、モータ制御部26及び各モータの固定子に供給可能に構成される。ここで、電圧を供給することは、電圧を生成して供給することと、電圧を生成することなくパススルーしてそのまま供給することを含む。第1電力制御部41PCは、第1動作電圧より大きく第1電源電圧より小さい中間電圧をさらに生成し、異なる回路素子に供給可能に構成されている。なお、第1電力制御部41PCは、第1電源電圧より大きい電圧を生成し、異なる回路素子に供給可能な昇圧回路を備えてもよい。
駆動制御部22は、例えば3.3Vの電圧に基づいて動作して、送りモータ12Mを制御するための制御信号を生成し、モータ制御部24に供給する。また駆動制御部22は、鉄筋結束機10の他のアクチュエータ等を制御可能に構成されている。さらに駆動制御部22は、第1電力制御部41PCから供給された第1電源電圧をモータ制御部24(の例えば正極電源線)に供給する。駆動制御部22は、さらに、トリガ10HTが押下されたことを検出する信号を受信し、これに基づいてモータの制御動作を開始可能に構成されている。くわえて駆動制御部22は、サーミスタから電動工具(鉄筋結束機10)の温度を示す信号を受信し、これに基づいて送りモータ12Mを制御するように構成されてよい。例えば駆動制御部22は、電動工具が相対的に高温の場合と、低温の場合で、異なる制御信号を生成してモータ制御部24に供給してもよい。
図4は駆動制御部22及び通信制御部34のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。駆動制御部22は、集積回路(IC)により実現される単一、又は、複数個のプロセッサ22Pと、このプロセッサ22Pにより実行され、本実施形態に記載される各処理を実行するコンピュータ命令を含むファームウェアを格納する非一時的(Non-transitory)に情報を記憶する不揮発性メモリ22NVMと、本実施形態に記載される各処理を実行するために情報を一時的に記憶する揮発性メモリ22VMとを備える。不揮発性メモリ22NVMは、例えば、NOR型及び/又はNAND型のフラッシュメモリから構成される。揮発性メモリ22VMは、例えば、SRAM及びDRAMから構成される。
ファームウェアは、本実施形態に示されるように送りモータ12M及び結束モータ18Mをそれぞれ駆動する制御命令を生成するための制御プログラムを含んでいる。
不揮発性メモリ22NVMは、複数に分割された記憶領域を有する。不揮発性メモリ22NVMの記憶領域の1つである第1記憶部NVM1は、送りモータ12M及び結束モータ18Mの制御プログラムを格納している。
不揮発性メモリ22NVMはさらに、記憶領域の1つとして、送りモータ12M及び結束モータ18Mの制御プログラムの更新プログラムを格納するための第2記憶部NVM2を有している。鉄筋結束機10を初めて使用する時点において、第2記憶部NVM2は、同じ情報(送りモータ12M及び結束モータ18Mの制御プログラム)を格納している。但し鉄筋結束機10を初めて使用する時点において、第2記憶部NVM2は、情報を格納しなくてもよい。
このような駆動制御部22は、ASIC、FPGA、マイクロコントローラ等と呼ばれるICから実現される場合もある。なお、駆動制御部22は工具制御部の一部としても機能する。
モータ制御部24は、駆動制御部22により生成された制御信号に基づいて送りモータ12Mの固定子に流す電流を制御する。例えばモータ制御部24は、正極の電源線と、負極となるグランド(基準電位)の電源線との間に三相ブリッジ接続された複数個(例えば6個)の半導体素子と、各半導体素子のゲート(又はベース)にゲート信号(又はベース信号)を生成して供給するためのドライバ回路を備えてよい。
なお本実施形態における電動機である送りモータ12Mは、例えば、モータ制御部24の三相の出力に接続された三相の巻線から構成される固定子と、固定子の巻線に電流が流れることによって生じる回転磁界に従って正方向及び逆方向のいずれの方向にも回転可能に構成された回転子とを備える。送りモータ12Mはさらに回転子の位置を検出するための例えばホール素子を備え、駆動制御部22は、ホール素子からの位置信号を受信し、これに基づいて制御信号を生成可能に構成されてよい。
電源装置40は、同様に、結束モータ18Mについても結束モータ18Mを制御するための制御信号を生成し結束モータ18Mのモータ制御部26に供給する駆動制御部と、この駆動制御部により生成された制御信号に基づいて結束モータ18Mの固定子に流す電流を制御するモータ制御部26を備える。なお結束モータ18Mの駆動制御部と送りモータ12Mの駆動制御部22は同一の半導体チップ内に設けられるように構成されてもよい。
電源装置40はさらに、少なくとも第1電力制御部41PC、駆動制御部22、モータ制御部24及びモータ制御部26が搭載される第1配線基板41PCBを備える。第1配線基板41PCBには、後述する第2配線基板42PCBとケーブル40CBを介して接続するための第1接続部41CN(「第1コネクタ」の一例)が設けられる。図3に示されるとおり、第1電圧線41は、バッテリ接続部40CNと第1電力制御部41PCを接続する第1配線部41Aと、この第1配線部41Aから分岐して第1接続部41CNに接続する第2配線部41Bを備える。さらに電源装置40は、第1電力制御部41PCによって生成される第1動作電圧(3.3V)が印加可能に構成され、第1電力制御部41PCと第1接続部41CNとを接続する第2電圧線42を備える。なお図3において第1配線基板41PCBは、概念的に描かれているが実際の第1配線基板41PCBは平行な2つの長辺と長辺の端部同士を接続する平行な2つの短辺を有する矩形状に形成される。
以上のような構成により、電動工具としての機能を実現するための電力の供給が可能となる。次いで電動工具の通信機能に関する構成について説明する。
[通信機能]
同じく図3に示されるように電源装置40は、通信用の第2バッテリ42BP(「通信用バッテリ」と呼ばれる場合もある。)と、メインのバッテリ10BPから供給される第1電源電圧に基づいて通信制御部34(「第2制御部」と呼ばれる場合がある。)を動作させるための第2動作電圧を供給可能に構成され、かつ、メインのバッテリ10BPが外されたとき等には第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に基づいて通信制御部34を動作させるための第2動作電圧を供給可能に構成される第2電力制御部42PC(「第2電圧供給部」の一例)と、第2電力制御部42PCから供給される第2動作電圧に基づいて無線通信機32(「通信機32」の一例)及び位置情報取得部36を制御する通信制御部34とを備える。
さらに電動工具は、通信部30として電動工具の位置情報を取得して通信制御部34に供給する位置情報取得部36と、外部機器と無線で情報の送受信を行うための無線通信機32とを備える。
位置情報取得部36は、例えば、GPS(又はGLONASSその他のGNSS)の測位衛星からの信号を受信可能に構成されているアンテナと、アンテナが受信した信号に基づいて電動工具の位置情報を取得する受信回路を備えている。
無線通信機32は、例えば、LPWA技術に基づいてライセンスバンド乃至アンライセンスバンドの周波数帯を用いて所定の規格に基づいて、遠隔にある基地局と情報を送受信可能に構成されているアンテナと、アンテナが受信したアナログ信号を復調してベースバンドICに供給し、かつ、ベースバンドICから供給された信号をアナログ信号に変調してアンテナから送信させるためのRFICと、RFICから取得した信号を規格に規定されるプロトコルに従ってデコード乃至エンコード処理して情報を送受信するベースバンドICとを備えている。なお、通信機32は、Bluetooth(登録商標。)又は無線LAN等の近距離無線通信方式に対応していてもよい。
以上のような構成により通信制御部34は、例えば、位置情報取得部36が取得した位置情報を、通信機32のアンテナから送信することにより電動工具の位置情報を外部機器に提供可能に構成されている。本実施形態において、通信制御部34とRFICとベースバンドICは、同一の半導体パッケージ内に積層されてもよい。また、通信制御部34とベースバンドICは、同一の半導体チップから構成されてもよい。
図4に示されるように、通信制御部34は、集積回路(IC)により実現される単一、又は、複数個のプロセッサ34Pと、このプロセッサ34Pにより実行され、本実施形態に記載される通信制御処理を実行するコンピュータ命令を含むファームウェアを格納する非一時的(Non-transitory)に情報を記憶する不揮発性メモリ34NVMと、本実施形態に記載される各処理を実行するために情報を一時的に記憶する揮発性メモリ34VMとを備える。不揮発性メモリ34NVMは、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュメモリから構成される。揮発性メモリ34VMは、例えば、SRAM及びDRAMから構成される。
同図に示されるように、駆動制御部22と通信制御部34とは第1配線基板41PCBの接続部、ケーブル40CB及び第2配線基板42PCBの接続部を介してバスで接続されており、互いに情報を送受信可能に構成されている。したがって通信制御部34は、通信機32が受信した情報を駆動制御部22に送信することが可能であり、駆動制御部22は通信機32から受信された情報に基づいて送りモータ12M及び結束モータ18Mを制御可能に構成されている。また、駆動制御部22は、送りモータ12M及び結束モータ18M等の電動工具のアクチュエータ及びセンサから得られた情報を通信制御部34に送信し、通信制御部34は通信機32を用いて駆動制御部22から受信した情報を外部機器に送信することが可能である。
さらに電源装置40は、少なくとも第2電力制御部42PC、通信制御部34、通信機32及び位置情報取得部36が搭載される第2配線基板42PCBを備える。第2配線基板42PCBには、第1配線基板41PCBとケーブル40CBを介して接続するための第2接続部42CN(「第2コネクタ」の一例)が設けられる。図3に示されるとおり、第1電圧線41の第1配線部41Aと第2配線部41Bとは第1配線基板41PCB上に形成される一方で、第1配線部41A及び第2配線部41Bとコネクタを介して電気的に接続される第3配線部41Cは第2配線基板42PCB上に形成される。また、第2電圧線42の第1接続部41CNと第1電力制御部41PCを接続する配線部は第1配線基板41PCB上に形成される一方で、この配線部とコネクタを介して電気的に接続されて第2電力制御部42PCに接続する配線部は第2配線基板42PCB上に形成される。
電源装置40がさらに備える第2バッテリ42BPは、少なくとも通信制御部34、無線通信機32及び位置情報取得部36を動作させるための電力を供給する。第2バッテリ42BPは、例えば、充電可能に構成されるリチウムイオン二次電池であり、所定の定格容量、定格電圧及び定格電流を有する。例えば第2バッテリ42BPは、メインのバッテリ10BPよりも小さい定格容量を有し、定格が3.6V(「第2電源電圧」の一例)の直流電圧を供給可能に構成されている。加えて第2バッテリ42BPは、電動工具の本体部10Bを構成する筐体内に収納されているため、メインのバッテリ10BPと異なり、容易に着脱可能には設けられておらず、第2配線基板42PCBと一体的に固定されている。なお、第2バッテリ42BPは、第2配線基板42PCBと一体的に固定されなくてもよく、例えば、第2配線基板42PCBに対して着脱可能に設けられてもよい。
第2電力制御部42PCは、バッテリ10BPから供給される電源電圧に基づいて通信制御部34及び駆動制御部22を含む各回路素子を動作させるための電圧を生成し各回路素子等に供給可能に構成される。例えば、バッテリ10BPから供給される14.4Vの電源電圧に基づいて通信制御部34を動作電圧である3.3Vの電圧(「第2動作電圧」の一例)を生成し、第2電力制御部42PCと通信制御部34とを接続する第3電圧線43によって通信制御部34に供給し、かつ、同様に所定の動作電圧を生成して位置情報取得部36及び無線通信部30に供給する。
加えて第2電力制御部42PCは、第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に相当する3.6Vの直流電圧に基づいて、各回路素子等を動作させるための動作電圧を生成し、通信制御部34及び駆動制御部22を含む各回路素子等に供給可能に構成されている。ここで第2電力制御部42PCは、アンテナを動作させるために、第2電源電圧より大きい電圧を生成可能な昇圧回路を備えている。ただし、鉄筋結束機10は昇圧回路を必ずしも備えなくてもよい。本実施形態においては、アンテナの動作電圧が第2電源電圧よりも高いため、鉄筋結束機10は、チャージポンプ回路等の昇圧回路を備えている。しかしながら、例えば、第2バッテリ42BPの電力で駆動する回路素子の動作電圧が、第2電源電圧以下となるように回路素子が選択される場合、又は、第2電源電圧が設定される場合、鉄筋結束機10は昇圧回路を必ずしも備えなくてもよい。
以上のような構成により第2電力制御部42PCは、メインのバッテリ10BPが外されたときは、第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に基づいて駆動制御部22、通信制御部34、位置情報取得部36及び無線通信部30を動作させることにより、外部機器と無線で情報の送受信を実行可能に構成されている。従って通信制御部34は、メインのバッテリ10BPが外されているときであっても、位置情報取得部36が取得した位置情報を、無線通信部30を介して送信することにより電動工具の位置情報を外部機器に提供可能に構成され、また、後述するように、無線通信部30を介して受信した駆動制御部22のファームウェアを更新するための更新プログラムを、駆動制御部22を構成する例えば不揮発性半導体メモリに格納可能に構成されている。
さらに第2電力制御部42PCは、メインのバッテリ10BPから供給される電源電圧に基づいて第2バッテリ42BPを充電するための充電電圧を生成し、第2バッテリ42BPを充電可能に構成されている。従って本実施形態に係る電源装置40は、バッテリ10BPが取り付けられているときは、バッテリ10BPから供給される電力に基づいて、駆動制御部22、モータ制御部24及びモータ制御部26、モータ(送りモータ12M及び結束モータ18M)、通信制御部34、位置情報取得部36及び無線通信部30を動作可能に、かつ、第2バッテリ42BPを充電可能に構成され、メインのバッテリ10BPが外されたときは、第2バッテリ42BPから供給される電力に基づいて駆動制御部22、通信制御部34、位置情報取得部36及び無線通信部30を動作可能に構成されている。なお上述したとおり、電圧を供給することは、電圧を生成することなくパススルーしてそのまま供給することを含むから、第2バッテリ42BPからの出力電圧が印加される配線を、直接、通信制御部34等の電源端子に接続することにより電源となる電圧を通信制御部34等に供給してもよいし、第2電力制御部42PCからの出力電圧が印加される配線を直接、駆動制御部22等の電源端子に接続することにより電源となる電圧を駆動制御部22等に供給してもよい。
電源装置40はさらに、少なくとも第2電力制御部42PC、通信制御部34、位置情報取得部36及び無線通信部30が搭載される第2配線基板42PCBを備える。第2配線基板42PCBには、第1配線基板41PCBとケーブル40CBを介して接続するための第2接続部42CN(「第2コネクタ」の一例)が設けられる。
図3に示されるとおり、バッテリ10BPからの電源電圧が印加される第1電圧線41は、電源スイッチ40Sを介して第1電力制御部41PCに電圧を供給するのみならず、第1配線基板41PCBの第1接続部41CN、ケーブル40CB及び第2配線基板42PCBの第2接続部42CNを介して第2電力制御部42PCに接続する配線を備えることにより、第2電力制御部42PCに電圧を供給する。
さらに第1電力制御部41PCによって生成される第1動作電圧(3.3V)が印加される第2電圧線42は、第1配線基板41PCBの接続部、ケーブル40CB及び第2配線基板42PCBの接続部を介して第2電力制御部42PC及び通信制御部34に接続される配線部を備えることにより、メインのバッテリ10BPが取り付けられているときは、第1電力制御部41PCから第2電力制御部42PCに向かう方向に電力(電圧及び電流)を供給可能に構成される一方で、メインのバッテリ10BPが外されたときには、第2電力制御部42PCから第1電力制御部41PCに向かう方向に電力(電圧及び電流)を供給可能に構成されている。
ここで第1電圧線41のうち、第2配線基板42PCBに設けられる第3配線部41Cには、第1電力制御部41PCから第2電力制御部42PCへ電流が流れることを許可可能であって、かつ、第2電力制御部42PCから第1電力制御部41PCへ電流が流れることを防止可能に構成される回路として、例えば、アノードが第1電力制御部41PC側に接続されカソードが第2電力制御部42PCに接続されるダイオード(「逆流防止回路」の一例)が設けられている。なお、逆流防止回路は、第1電圧線41のうち、第1配線基板41PCBに設けられる第2配線部41Bに設けられてもよい。
逆流防止回路を設けることにより、第2バッテリ42BPから第2電力制御部42PCを介して第1電力制御部41PCに流れることを抑制することが可能となったので、メインのバッテリ10BPと第2バッテリ42BPとを有効に利用することが可能となる。
なお、第2電圧線42は、第1電力制御部41PC(第1電圧供給部)から第2電力制御部42PC(第2電圧供給部)へ電流が流れることを許可可能であって、かつ、第2電力制御部42PC(第2電圧供給部)から第1電力制御部41PC(第1電圧供給部)へ電流が流れることを許可可能に構成されることが好ましい。
このような構成により、通信基板である第2配線基板42PCB、第2コネクタ、第1コネクタ、第1電力制御部41PCを接続する第2電圧線42を介して、第1配線基板41PCBの駆動制御部22の電源端子に電力(電圧)を供給することが可能となる。
このためメインのバッテリ10BPが取り外されているときに、駆動制御部22を動作させることが可能となる。例えば駆動制御部22は、後述するように、制御プログラムであるファームウェアの更新等を実行することが可能となる。したがって作業者は、駆動制御部22のファームウェアの更新等のために作業を中断しなければならない事態を抑制できるから、作業効率を向上することが可能となる。
なお、第2電圧線42は、第1電力制御部41PCを介さず直接に、第1コネクタと第1配線基板41PCBの駆動制御部22の電源端子とを接続するように設けてもよい。
[鉄筋結束機の動作]
以下、鉄筋結束機10のファームウェア更新時の動作を含む鉄筋結束機10の動作について説明する。図5は、鉄筋結束機10のファームウェア更新時の動作を示すフローチャートである。図6は、鉄筋結束機10の各動作における電圧状態を示すグラフである。なお、本実施形態に係る鉄筋結束機10は、以下に記載される各動作モードを実行可能に構成されている。
なお図6は、第2バッテリ42BPから第1配線基板41PCB上の回路素子への電力の供給状態も示している。第2バッテリ42BPから第1配線基板41PCB上の回路素子へ電力が供給されているとき、図6の電力を示すグラフは、負を示す。このとき第2電圧線42の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部には、第2配線基板42PCBから第1配線基板41PCBに向かう電流が流れ、第2バッテリ42BPは第1配線基板41PCB上の回路素子に電力を供給する。
一方で第1バッテリから第2配線基板42PCB上の回路素子へ電力が供給されているとき、図6の電力を示すグラフは、正を示す。このとき第1電圧線41の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部及び第2電圧線42の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部の少なくとも一方には、第1配線基板41PCBから第2配線基板42PCBに向かう電流が流れ、第1バッテリは第2配線基板42PCB上の回路素子に電力を供給する。
第1バッテリから第2配線基板42PCB上の回路素子へ電力が供給されておらず、かつ、第2バッテリ42BPから第1配線基板41PCB上の回路素子へ電力が供給されていないとき、図4の電力を示すグラフは、ゼロを示す。このとき第1電圧線41の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部及び第2電圧線42の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部のいずれにも、電流は流れない。
ただし鉄筋結束機10は、各動作モードを順不同に実行可能である。また、本発明の電動工具は、以下に記載される動作モードのうち、任意の1つの動作モードを実行可能に構成されてもよく、または、以下に記載される動作モードのうち、任意の2つ以上の動作モードを実行可能に構成されてもよい。
[バッテリの取り外し又は電源スイッチ40Sがオフ]
作業者は、作業終了後、メインのバッテリ10BPをハンドル10Hの下端から取り外す又は電源スイッチ40Sをオフにする(ステップS10)。メインのバッテリ10BPが取り外されているとき、又は、電源スイッチ40Sがオフされているとき、鉄筋結束機10の電動機(送りモータ12M及び結束モータ18M)は動作せず非動作の状態にある。このとき電動工具である鉄筋結束機10の通信機32はサブの第2バッテリ42BPを電源として通信を実行する(ステップS12)。なお以下の各動作は、鉄筋結束機10以外の電動工具でも実行可能であることから、以下では、鉄筋結束機10を単に電動工具と呼ぶ場合がある。
図6における時刻t0~時刻t1は、電動工具の電動機及び駆動制御部22が非動作状態であり通信機32が動作状態の動作モードに相当する。このとき第1電圧線41には第1バッテリからの直流電圧が印加されないから第1電圧線41は0V(グランドレベル)であり第1電圧線41に電流は流れない。また、駆動制御部22を含む第1配線基板41PCB上の回路素子を動作させる必要がないため、第2電圧線42も0V(グランドレベル)であり第2電圧線42に電流は流れない。また、第1バッテリから第2配線基板42PCB上の回路素子へも、かつ、第2バッテリ42BPから第1配線基板41PCB上の回路素子へも電力が供給されていないから、電力を示すグラフは、ゼロを示す。
このとき第2バッテリ42BPは、第2電力制御部42PCに3.6Vの第2電源電圧を供給し、第2電力供給部は、第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に相当する3.6Vの直流電圧に基づいて、通信部30の各回路素子等を動作させるための動作電圧を生成し、第3電圧線43に通信制御部34の動作電圧(3.3V)を印加する。同様に第2電力制御部42PCは、通信部30のアンテナ等の各回路素子等を動作させるための動作電圧を生成し、通信制御部34及び駆動制御部22を含む各回路素子等に供給する。このため通信部30は、動作可能に構成されている。
以上の構成により電動工具は、メインのバッテリ10BPが外されているときであっても、位置情報取得部36が取得した位置情報を、無線通信部30を介して送信することにより電動工具の位置情報を外部に提供可能に構成される。よって仮に電動工具が盗難されたときであっても、電動工具の位置情報を取得することが可能となる。
[ファームウェアの更新]
電動工具は、所定のイベントをトリガにしてファームウェアの更新を実行する(ステップS14)。例えば、電動工具の通信部30が外部機器よりファームウェアの更新命令を受信すると、電動工具は、ファームウェアの更新処理を開始する。具体的には、通信制御部34のプロセッサ34Pは、通信機32を用いて、ファームウェアの更新プログラムの受信を開始する(ステップS14)。通信機32が更新プログラムの受信を開始すると、通信制御部34のプロセッサ34Pは、受信した更新プログラムを順次、揮発性メモリ34VMに格納する。
駆動制御部22のプロセッサ22P(又は通信制御部34のプロセッサ34P)は、バスを介して揮発性メモリ34VMにアクセスし、更新プログラムを順次、第2記憶部NVM2に更新、または、格納する(ステップS16)。
図6における時刻t1~時刻t2は、電動工具は、ファームウェアの更新処理を実行するときの動作モードに相当する。このとき電動工具の電動機は非動作状態であり駆動制御部22及び通信機32は動作状態にある。このとき第1電圧線41には第1バッテリからの直流電圧が印加されないから第1電圧線41は0V(グランドレベル)であり第1電圧線41に電流は流れない。一方で、第2電力制御部42PCは、第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に基づいて、第2電圧線42に駆動制御部22の動作電圧(3.3V)を印加する。同様に第2電力制御部42PCは、第2バッテリ42BPから供給される第2電源電圧に基づいて、第3電圧線43に通信制御部34の動作電圧(3.3V)を印加する。同様に第2電力制御部42PCは、通信部30のアンテナ等の各回路素子等を動作させるための動作電圧を生成し、通信制御部34及び駆動制御部22を含む各回路素子等に供給する。このとき、第2バッテリ42BPから第1配線基板41PCB上の回路素子である駆動制御部22に電力が供給されるから、電力を示すグラフは、負を示し、第2電圧線42の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部には、第2配線基板42PCBから第1配線基板41PCBに向かう方向の電流が流れる。このため駆動制御部22及び通信部30は、動作可能に構成されている。
以上の構成により電動工具は、メインのバッテリ10BPが外されているとき又は電源スイッチ40Sがオフにされているときであっても、通信部30を用いて駆動制御部22の制御プログラムであるファームウェアの更新プログラムを受信し、駆動制御部22を用いて更新プログラムを第2記憶部NVM2に格納(既に格納されているデータを更新する場合を含む。)し、更新プログラムに基づいてファームウェアを更新可能に構成されている。このため作業者が作業をしていない間に、ファームウェアを更新することが可能となる。したがって、作業効率の向上が可能となる。
[バッテリの取り付け又は電源スイッチ40Sをオン]
作業者は、作業を開始する際、メインのバッテリ10BPをハンドル10Hの下端に取り付ける又は電源スイッチ40Sをオンにする(ステップS18)。このとき通信機32が更新プログラム全体の受信を完了し、更新プログラム全体が第2記憶部NVM2に格納されている場合、駆動制御部22のプロセッサ22Pは、第1記憶部NVM1に格納されている制御プログラムではなく、第2記憶部NVM2に格納されている更新プログラムを実行し、更新プログラムに基づいて電動機(送りモータ12M及び結束モータ18M)を駆動する。
一方で通信機32が更新プログラム全体の受信を完了する前に、作業者が作業を開始する場合がある。具体的には、電源スイッチ40Sをオンにして作業を開始する場合である。この場合、駆動制御部22のプロセッサ22Pは、第1記憶部NVM1に格納されている制御プログラムに基づいて電動機(送りモータ12M及び結束モータ18M)を駆動するように構成されている(ステップS20)。
このように不揮発性メモリ22NVMに2つの記憶部である第1記憶部NVM1及び第2記憶部NVM2を設けることにより、作業者は、FOTAの完了まで作業開始を待つ必要がない。よって、作業効率を向上させることが可能となる。図6における時刻t2以降は、メインのバッテリ10BPが取り付けられ、電動工具の電動機、駆動制御部22及び通信機32が動作状態となる動作モードに相当する。作業者が作業をするために電源スイッチ40Sをオンにするとこの動作モードが開始する。このとき第1電圧線41には第1バッテリからの直流電圧が印加されるから、第1電圧線41は14.4Vである。この状態で作業者がトリガ10HTを押下すると、モータ(結束モータ18M及び送りモータ12M)が駆動を開始するため、第1電圧線41の第1配線部41Aには、第1電力制御部41PCを介してモータの固定子に向かう電流が流れる。
さらに第1バッテリは、通信部30へ電力供給可能に構成されている。具体的には、第1電力供給部は、第1バッテリから供給される第1電源電圧に相当する14.4Vの直流電圧に基づいて通信制御部34の動作電圧である3.3Vを生成し、第2電圧線42を介して、通信制御部34に供給可能に構成されている。
加えて第2バッテリ42BPの充電量が少なくなっている場合、第1バッテリは、第2バッテリ42BPを充電可能に構成されている。具体的には、第2電力供給部は、第1バッテリから供給される第1電源電圧に相当する14.4Vの直流電圧に基づいて、第2バッテリ42BPを充電するための充電電圧を生成し、第2バッテリ42BPを充電可能に構成されている。
このとき、第1バッテリから第2配線基板42PCB上の通信部30及び第2バッテリ42BPに電力が供給されるから、電力を示すグラフは、正を示し、第1電圧線41及び第2電圧線42の第1配線基板41PCBと第2配線基板42PCBとを接続する配線部には、それぞれ、第2配線基板42PCBから第1配線基板41PCBに向かう方向の電流が流れる。
ここで第1電圧線41の第3配線部41Cには、ダイオード(「逆流防止回路」の一例)が設けられているから、第1バッテリ10BPから電動機に電力を供給して電動機を駆動させるときに、意図せずに、第2バッテリ42BPの電力までもが電動機の駆動に消費されてしまう事態を抑制可能に構成されている。
作業終了後、メインのバッテリ10BPがハンドル10Hの下端から取り外される又は電源スイッチ40Sをオフにされると、電動工具は、第2バッテリ42BPを電源として更新プログラムの受信及び格納を再開する(ステップS22)。既に第2記憶部NVM2に更新プログラムの一部が格納されている場合、残りの更新プログラムが受信され、第2記憶部NVM2に格納される。また、既に第2記憶部NVM2に更新プログラムの一部が格納されてあったとしても、もう一度最初から更新プログラムを受信して、第2記憶部NVM2に格納するようにしても良い。
すなわち本実施形態に係る電動工具によれば、プロセッサ22Pは、第1バッテリが電動工具の本体部から取り外された後又は電源スイッチ40Sをオフにされた後に第2バッテリを用いて更新プログラムの一部を受信及び格納する。その後、プロセッサ22Pは、第1バッテリが電動工具の本体部に取り付けられた後又は電源スイッチ40Sがオンされた後に更新プログラムの受信を停止する。プロセッサ22Pは、更新プログラムの受信を開始した後であっても、元の制御プログラムを実行可能に構成さるさらに、プロセッサ22は、再度第1バッテリが電動工具の本体部から取り外された後又は電源スイッチ40Sをオフにされた後に第2バッテリを用いて更新プログラムの残部(他の一部)又は一から全てを受信及び格納するように構成されている。
このような構成により、メインのバッテリ10BPが取り外されたとき又は電源スイッチ40Sをオフにされたときに、FOTAが実行されるように構成されているので、本実施形態に係る電動工具によれば作業効率を向上することが可能となる。なお本実施形態に係る電動工具は、当業者の通常の創作能力の範囲内で適宜変更可能である。例えば、鉄筋結束機以外の電動工具に本発明を適用可能である。
また不揮発性メモリ22NVMと不揮発性メモリ34NVMは共通化させてもよい。同様に揮発性メモリ22VMと揮発性メモリ34VMは共通化させてもよい。また、第1記憶部NVM1と第2記憶部NVM2とは、別の半導体チップに設けられてもよいし、同一の半導体チップ内の異なる領域(ブロック)に設けられてもよい。
[第2の実施形態]
以下、本実施形態に係る電動工具について説明する。なお他の実施形態と同一又は同様の構成を備える点については同一又は同様の名称乃至符号を付して説明を省略又は簡略化し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る鉄筋結束機(「電動工具」の一例)は、制御プログラムの更新プログラムを受信しながら、モータ(結束モータ18M及び送りモータ12M)の駆動制御を行って電動工具を用いた作業を実施可能に構成されている。
まず作業者は、メインのバッテリ10BPをハンドル10Hの下端に取り付けて、又は、バッテリ10BPが取り付けられている鉄筋結束機10の電源スイッチ40Sをオンにして、鉄筋結束機10を用いた作業を開始する。このとき第1電圧線41には第1バッテリからの直流電圧が印加されるから、第1電圧線41は14.4Vである。この状態で作業者がトリガ10HTを押下すると、駆動制御部22は、モータ(結束モータ18M及び送りモータ12M)の駆動制御を開始する。
同時にメインのバッテリ10BPは、通信部30へ電力を供給する。具体的には、第1電力供給部は、バッテリ10BPから供給される第1電源電圧に相当する14.4Vの直流電圧に基づいて通信制御部34の動作電圧である3.3Vを生成し、第2電圧線42を介して、通信制御部34に供給可能に構成されている。したがって通信制御部34は、通信機32の制御を開始し、ファームウェアの更新プログラムを受信する。
したがって、鉄筋結束装置10は、モータ(結束モータ18M及び送りモータ12M)が駆動しながら、通信機32がファームウェアの更新プログラムを受信可能に構成されている。
通信機32が更新プログラムの受信を開始すると、通信制御部34のプロセッサ34Pは、受信した更新プログラムを順次、揮発性メモリ34VMに格納する。
次いで駆動制御部22のプロセッサ22P又は通信制御部34のプロセッサ34Pは、バスを介して揮発性メモリ34VMにアクセスし、更新プログラムを順次、第2記憶部NVM2に格納する。通信制御部34のプロセッサ34Pが、更新プログラムを、第2記憶部NVM2に格納する場合、駆動制御部22による電動機の制御を阻害することを抑制することができる。
駆動制御部22は、更新プログラムの格納後も、更新前の制御プログラムに基づいて、モータ(結束モータ18M及び送りモータ12M)を制御する。
作業者は、作業終了後、メインのバッテリ10BPをハンドル10Hの下端から取り外す、又は、電源スイッチ40Sをオフにする。なお短時間の休憩等の場合、作業者は、バッテリ10BPを取り付けたまま、電源スイッチ40Sをオフにしてもよい。
作業者は、作業を開始する際、メインのバッテリ10BPをハンドル10Hの下端に取り付ける又は電源スイッチ40Sをオンにする。このとき通信機32が更新プログラム全体の受信を完了し、更新プログラム全体が第2記憶部NVM2に格納されている場合、駆動制御部22のプロセッサ22Pは、第1記憶部NVM1に格納されている制御プログラムではなく、第2記憶部NVM2に格納されている更新プログラムを実行し、更新プログラムに基づいて電動機(送りモータ12M及び結束モータ18M)を駆動する。
このように本実施形態に係る電動工具によれば、電動機を用いた作業中であっても、更新プログラムの受信及び更新が可能となる。また、作業者は、FOTAの完了まで作業開始を待つ必要がないから、作業効率を向上させることが可能となる。
[第3実施形態]
以下本実施形態に係る電動工具について説明する。なお他の実施形態と同一又は同様の構成を備える点については同一又は同様の名称乃至符号を付して説明を省略又は簡略化し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る鉄筋の結束装置(「電動工具」の一例)は、ロボットアーム(「設備機器」の一例)に取り付け可能に構成されている。また、結束装置は、ロボットアームから直流の電源供給を受けるように構成されている。従って本実施形態に係る結束装置は、第1実施形態と異なり、ハンドル及びバッテリ着脱部を備えていない。
また、本実施形態に係る結束装置は、通信機による更新プログラムの受信及び第2記憶部への更新プログラムの格納と、制御プロセッサによる制御プログラムの実行を、同時に実行可能に構成されている。このため、結束装置は、電動機を駆動して鉄筋の結束作業を行いながら、FOTAを実行することが可能となるから、作業効率を向上させることが可能となる。
このように本実施形態に係る結束装置によっても、不揮発性メモリに2つの記憶部である第1記憶部及び第2記憶部を設けることにより、FOTAの完了まで作業開始を待つ必要がない。よって、作業効率を向上させることが可能となる。
なお本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。たとえば、当業者の通常の創作能力の範囲内で、ある実施形態における一部の構成要素に、他の知られた要素技術を追加することができる。また、ある実施形態における一部の構成要素を、他の知られた要素技術と置換することができる。例えば、駆動制御部と通信制御部は異なる電圧で動作可能である。なお更新プログラムは、制御プログラムの全体を更新するための更新プログラムに限られるものではない。例えば、更新プログラムは、制御プログラムの一部のモジュール、又は、一部の制御データを更新するための更新プログラム(モジュール)であってもよい。さらに更新プログラムは、制御プログラムに追加される追加機能に関する更新プログラムであってもよい。
10 鉄筋結束機(電動工具)
10H ハンドル
10HT トリガ
10M マガジン
10B 本体部
10BP バッテリ(バッテリパック、第1バッテリ)
12 ワイヤ送り部
12G ギア
12M 送りモータ(電動機)
14 カール形成部
14A カールガイド
14B 誘導ガイド
16 切断部
16A 伝達機構
18 結束部
18H フック
18M 結束モータ(電動機)
22 駆動制御部(第1制御部)
22P プロセッサ
22NVM 不揮発性メモリ
NVM1 第1記憶部
NVM2 第2記憶部
22VM 揮発性メモリ
24 モータ制御部
30 通信部
32 通信機
34P プロセッサ
34NVM 不揮発性メモリ
34VM 揮発性メモリ
34 通信制御部
36 位置情報取得部
40 電源装置
40CB ケーブル
40CN バッテリ接続部
40D ダイオード(逆流防止回路)
40S 電源スイッチ
41 第1電圧線
41A 第1配線部
41B 第2配線部
41C 第3配線部
41PCB 第1配線基板
41PC 第1電力制御部(第1電圧供給部)
41CN 第1接続部(第1コネクタ)
42 第2電圧線
42BP 第2バッテリ
42CN 第2接続部(第2コネクタ)
42PC 第2電力制御部(第2電圧供給部)
42PCB 第2配線基板
43 第3電圧線
RL リール
W ワイヤ
RB 鉄筋

Claims (8)

  1. 電動機と、
    通信機と、
    前記電動機を駆動するための制御プログラムを格納する第1記憶部と、前記通信機により受信される前記制御プログラムの更新プログラムを格納するための第2記憶部と、前記通信機による前記更新プログラムの受信を開始した後に、前記制御プログラムを実行することにより前記電動機を駆動可能に構成されているプロセッサとを備える第1制御部と
    を備える電動工具。
  2. 前記第1制御部は、前記通信機により受信された前記更新プログラムを前記第2記憶部に格納しながら、前記プロセッサにより前記制御プログラムを実行することにより前記電動機を駆動可能に構成されている請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記電動機は、ワイヤを用いて鉄筋を結束する結束部を駆動させる電動機であり、
    前記制御プログラムは、前記電動機を駆動して前記結束部を駆動させるための制御プログラムであり、
    前記電動工具は、前記ワイヤを用いて鉄筋を結束可能に構成された鉄筋結束機である請求項1に記載の電動工具。
  4. 第1バッテリと、
    第2バッテリと、
    前記第1バッテリから供給される第1電源電圧に基づいて、前記第1制御部を動作させるための第1動作電圧を供給可能に構成される第1電圧供給部と、
    前記通信機を制御するための通信制御部と、
    前記第1バッテリから供給される前記第1電源電圧に基づいて、前記通信制御部を動作させるための第2動作電圧を供給可能であって、かつ、第2バッテリから供給される第2電源電圧に基づいて、前記通信制御部を動作させるための前記第2動作電圧を供給可能に構成される第2電圧供給部とを備え、
    前記第1バッテリから前記第1電源電圧が供給されないときに、
    前記通信制御部は、前記第2バッテリから供給される前記第2電源電圧に基づいて供給される前記第2動作電圧で、前記更新プログラムを受信するために前記通信機を制御可能に構成され、かつ、
    前記第1制御部は、前記第2バッテリから供給される前記第2電源電圧に基づいて供給される前記第1動作電圧で、前記更新プログラムを前記第2記憶部に格納可能に構成される
    請求項1記載の電動工具。
  5. 前記通信機が前記更新プログラムの受信中に、前記第1バッテリから前記第1電源電圧が供給されていなかった状態から、前記第1バッテリから前記第1電源電圧が供給されている状態に移行すると、
    前記通信制御部は、前記第1バッテリから供給される前記第1電源電圧に基づいて供給される前記第2動作電圧で、前記通信機を制御可能に構成され、かつ、
    前記モータ制御部は、前記第1バッテリから供給される前記第1電源電圧に基づいて供給される前記第1動作電圧で、前記制御プログラムに基づいて前記電動機を駆動可能に構成されることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記第1電圧供給部と前記第2電圧供給部とを接続し、前記第1電源電圧を供給可能に構成される第1電圧線と、
    前記第1電圧供給部と前記第2電圧供給部とを接続し、前記第1電源電圧より低い第2電圧を供給可能に構成される第2電圧線とをさらに備え、
    前記第1バッテリから前記第1電圧線に前記第1電源電圧が供給されないときに、
    前記第2電圧供給部は、前記第2バッテリから供給される前記第2電源電圧に基づいて前記第2動作電圧を前記第2制御部に供給し、かつ、前記第2電圧を前記第2電圧線に供給可能に構成され、
    前記第1電圧供給部は、前記第2電圧線に供給される前記第2電圧に基づいて前記第1動作電圧を前記モータ制御部に供給可能に構成されることを特徴とする
    請求項4又は5に記載の電動工具。
  7. 前記モータ制御部及び前記第1電圧供給部が搭載される第1配線基板と、
    前記通信制御部及び前記第2電圧供給部が搭載される第2配線基板と、
    前記第1配線基板に設けられた第1コネクタと、
    前記第2配線基板に設けられた第2コネクタと、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続し、前記第1電圧線の少なくとも一部を構成する電源線及び前記第2電圧線の少なくとも一部を構成する電源線を含むケーブルと
    を備える請求項6に記載の電動工具。
  8. 設備機器に取り付け可能に構成される請求項1に記載の電動工具。
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