JP2023154257A - 電力供給システム - Google Patents

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浩介 高橋
Kosuke Takahashi
幹夫 岡本
Mikio Okamoto
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Abstract

【課題】分散型電源の電力を日常的に使用する負荷に給電することができる電力供給システムを提供することを目的とする。【解決手段】電力供給システムは、蓄電池及び太陽光発電装置を少なくとも備える分散型電源と、停電を検出して給電する電力を切り替える住戸部切替盤と、電力を共用部負荷と、住戸部の第1負荷とは別の第2負荷に給電する共用部分電盤と、を備え、停電時に分散型電源の電力が、共用部分電盤を介して共用部負荷に給電され、共用部分電盤と住戸部切替盤を介して第2負荷に給電される。【選択図】図2

Description

本発明は、電力供給システムに関する。
複数の住戸部と、共用部を有する集合住宅がある。このような集合住宅では、電力網からの電力が共用部と住戸部に給電される。共用部が太陽光パネルと蓄電池とパワーコンディショナーから構成される分散型電源を備えている場合、停電時に分散型電源の電力が、共用部に設置されている分電盤を介して共用部の負荷に給電され、分電盤と給電部を介して各住戸部の負荷に給電される。なお、分電盤と給電部を介して電力が給電される負荷は、電力網からの電力が給電される負荷より消費電力が小さい負荷である(例えば特許文献1参照)。
特開2020-137169号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、分散型電源の電力を日常的に使用する負荷に給電できない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、分散型電源の電力を日常的に使用する負荷に給電することができる電力供給システムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明の一態様は、蓄電池及び太陽光発電装置を少なくとも備える分散型電源と、停電を検出して給電する電力を切り替える住戸部切替盤と、電力を共用部負荷と、住戸部の第1負荷とは別の第2負荷に給電する共用部分電盤と、を備え、停電時に前記分散型電源の電力が、前記共用部分電盤を介して前記共用部負荷に給電され、前記共用部分電盤と前記住戸部切替盤を介して前記第2負荷に給電される、電力供給システムである。
本実施形態に係る電力供給システムによれば、停電を検出して給電する電力を切り替える住戸部切替盤を備えるため、分散型電源の電力を日常的に使用する負荷に給電することができる。
(2)本発明の一態様は、電力供給システムが、平常時に電力網の電力を第1負荷及び第2負荷に給電する第1給電部と、停電時に前記分散型電源の電力を第2負荷に給電する第2給電部と、を更に備え、前記住戸部切替盤は、前記第1給電部と前記第2給電部との間に接続され、前記共用部分電盤は、電力を平常時は共用部負荷に給電し、停電時には前記分散型電源の電力が、前記共用部分電盤と前記第2給電部と前記住戸部切替盤を介して前記第2負荷に給電されるようにしてもよい。
本実施形態に係る電力供給システムによれば、停電時でない時(平常時)に第1給電部を介して第2負荷に給電でき、停電時に第2給電部と住戸部切替盤を介して第2負荷に給電することができる。
(3)本発明の一態様は、前記住戸部は、前記共用部分電盤と、前記第2給電部との間に、消費される電力に対して制限を行うリミッター、を更に備えるようにしてもよい。
本実施形態に係る電力供給システムによれば、停電時に居住部で使用される電力に対して制限を加えることができる。
(4)本発明の一態様は、前記住戸部は、前記蓄電池に蓄電されている電力に関する情報を提示する提示部、を更に備え、前記蓄電池の残量、停電時に他の住戸も含めて前記第2負荷で消費されているリアルタイムな電力量のうちの少なくともいずれか1つであるようにしてもよい。
本実施形態に係る電力供給システムによれば、停電時に居住部で使用できる蓄電池に蓄電されている電力に関する情報を、需要家が知ることができる。
(5)本発明の一態様は、前記住戸部は、複数の住居を備え、前記複数の住居それぞれは、前記住戸部切替盤を備えるようにしてもよい。
(6)本発明の一態様は、前記第1負荷は停電時に利用されない負荷であり、前記第2負荷は停電時に利用できる負荷であるようにしてもよい。
(7)本発明の一態様は、前記分散型電源の発電力または蓄電容量が、前記住戸部で消費される電力量を所定期間給電できる場合は、前記住戸部の前記第1負荷を前記第2給電部に接続するようにしてもよい。
なお、住戸内における第1負荷と第2負荷の振り分けは、停電時に分散電源が供給可能な電力量に応じて決定する設計行為である。例えば、電力使用量の少ない一部の負荷のみを第2負荷とすることもできる。また、逆に住戸の負荷を全て第2負荷とすることもできる。これにより、停電時に住戸内の負荷全てに給電することができる。
本発明によれば、分散型電源の電力を日常的に使用する負荷に給電することができる。
実施形態に係る太陽光発電システムと蓄電池を備える集合住宅の電力供給システムの概略構成例を示す図である。 実施形態に係る電力供給システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る平常時の住戸部切替盤の切り替え状態例を説明するための図である。 実施形態に係る停電時の住戸部切替盤の切り替え状態例を説明するための図である。 実施形態に係る電力供給システムの処理手順のフローチャートである。 実施形態に係る電力供給システムの第1変形例の構成例を示す図である。 実施形態に係る電力供給システムの第2変形例の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(全体概略構成の例)
図1は、本実施形態に係る太陽光発電システムと蓄電池を備える集合住宅の電力供給システムの概略構成例を示す図である。図1のように、集合住宅3は、太陽光発電システム31、蓄電池32、上位メーター装置33を備える。また、集合住宅3は、共用部34と居住部35を備える。共用部34は、例えば、切替盤341、及びコンセント342等を備える。居住部35は、例えば6戸を備える。居住部35の各戸は、下位メーター装置351、住戸部切替盤352、及びコンセント353を備える。なお、図1の例は、概略構成例であり、これに限らない。集合住宅3は、例えばパワーコンディショナーやブレーカー等を備えている。また、集合住宅の戸数は6つに限らず2戸以上であればよい。このように、本実施形態の電力供給システム1は、集合住宅において、各戸が住戸部切替盤352を備える。
(電力供給システムの例)
図2は、本実施形態に係る電力供給システムの構成例を示す図である。図2のように、電力供給システム1は、集合住宅設備100を備える。集合住宅設備100には、例えば電力会社からの系統10に接続される。系統10は、低圧の一括受電である。
集合住宅設備100は、例えば、上位メーター装置101、受電盤102、分電盤103、共用部105、及び居住部120を備える。
分電盤103は、ブレーカー104を備える。
共用部105は、例えば、共用部メーター装置106、共用部切替盤107、分散型電源108、共用部分電盤112、共用部負荷113を備える。
分散型電源108は、例えば、制御装置109、太陽電池モジュール110、及び蓄電池111を備える。
居住部120は、需要家施設130、及び需要家施設140を備える。なお、図2の構成では、複数の住居のうち2つを例に示している。
需要家施設130は、例えば、下位メーター装置131、第1給電部132、第1負荷133、住戸部切替盤134、第2給電部135、及び第2負荷136を備える。
需要家施設140は、例えば、下位メーター装置141、第1給電部142、第1負荷143、住戸部切替盤144、第2給電部145、及び第2負荷146を備える。
上位メーター装置101は、入力側に電力会社からの系統10が接続され、出力側に受電盤102の入力側が接続されている。
受電盤102は、出力側に分電盤103の入力側が接続されている。
分電盤103は、出力側に、共用部105の共用部メーター装置106の入力側と、需要家施設130の下位メーター装置131の入力側と、分散型電源108と、需要家施設140の下位メーター装置141の入力側と、が接続されている。
共用部105の接続関係を説明する。
共用部メーター装置106は、出力側に共用部切替盤107の入力側が接続されている。
共用部切替盤107は、分散型電源108、及び共用部分電盤112の入力側が接続されている。
共用部分電盤112は、第1の出力側に共用部負荷113が接続され、第2の出力側に需要家施設130の第2給電部135と需要家施設140の第2給電部145とが接続されている。
居住部120の接続関係を説明する。
下位メーター装置131は、出力側に第1給電部132の入力側が接続されている。
第1給電部132は、第1の出力側に第1負荷133が接続され、第2の出力側に住戸部切替盤134の第1入力端が接続されている。
住戸部切替盤134は、第2入力端に第2給電部135の出力側が接続されて、出力端に第2負荷136が接続されている。
下位メーター装置141は、出力側に第1給電部142の入力側が接続されている。
第1給電部142は、第1の出力側に第1負荷143が接続され、第2の出力側に住戸部切替盤144の第1入力端が接続されている。
住戸部切替盤144は、第2入力端に第2給電部145の出力側が接続されて、出力端に第2負荷146が接続されている。
次に、各構成要素の機能例を説明する。
上位メーター装置101は、電力会社と契約する電力量測定用のメーターであり、一括受電メーターである。上位メーター装置101は、共用部105による消費電力量と、複数の需要家施設(130、140)による消費電力量とを測定する。なお、上位メーター装置101は、例えばスマートメーターであってもよい。
受電盤102は、上位メーター装置101に接続され、低圧一括受電により系統10から電力の供給を受ける。受電盤102は、給電された電力を、分電盤103を介して共用部105と居住部120に給電する。
分電盤103は、平常時(停電ではないとき)に受電盤102から給電された電力を、共用部105と需要家施設130と需要家施設140とに給電する。分電盤103は、例えば日中、太陽電池モジュール110で発電された電力が共用部105と需要家施設140とに給電され、夜間、系統10から取得された電力が給電されるようにしてもよい。
なお、平常時、例えば需要家施設130には、第1給電部132を介して第1負荷133と第2負荷136に、系統電力または分散型電源108からの電力が給電される。停電時、例えば需要家施設130には、第2給電部136を介して第1負荷133と第2負荷136に、分散型電源108から電力が給電される。図2において、符号g1、g2は平常時の電力の出力経路を示している。また、符号g3は、停電時の出力経路を示している。
次に、共用部105の各構成要素の機能例を説明する。
共用部メーター装置106は、共用部105による消費電力量を測定する。なお、共用部メーター装置106は、例えばスマートメーターであってもよい。
共用部切替盤107は、平常時(停電ではないとき)に太陽電池モジュール110で発電された電力または系統10から取得した電力を、共用部分電盤112を介して共用部負荷113に給電する。共用部切替盤107は、電流の流れを検出することで停電を検出した時に、太陽電池モジュール110で発電された電力または蓄電池111に蓄電された電力を、共用部分電盤112を介して共用部負荷113と第2給電部135と第2給電部145に給電する。
制御装置109は、例えばパワーコンディショナーである。制御装置109は太陽電池モジュール110を制御する。制御装置109は、太陽電池モジュール110が発電した直流の電気を、家庭で使用できる交流の電気に変換する。制御装置109は、太陽電池モジュール110が発電した電力を共用部切替盤107と分電盤103を介して需要家施設(130、140)に給電するように制御するようにしてもよい。制御装置109は、太陽電池モジュール110が発電した余剰な直流の電気の電圧を、蓄電池111に充電可能な電圧に変換し、電圧を変換した電力を蓄電池111に蓄電させる。制御装置109は、太陽電池モジュール110の発電量が少ないとき、蓄電池111に蓄電されている電力を共用部105や需要家施設(130、140)に供給する。制御装置109は、余剰電力の系統10への売電を制御するようにしてもよい。
太陽電池モジュール110は、太陽光によって電気を発電する。太陽電池モジュール110は、例えば集合住宅3の屋根に設置されている。
蓄電池111は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池である。
共用部分電盤112は、停電時に太陽電池モジュール110で発電され蓄電池111に蓄電された電力を、共用部負荷113と第2給電部135と第2給電部145に分電する。
共用部負荷113は、例えば、コンセント、照明、集合玄関機、電気鍵制御装置、電話保安ボックス等である。なお、切替盤を介さない共用部負荷を併設してもよい(不図示)。
次に、居住部120の各構成要素の機能例を説明する。なお、需要家施設130と140の各構成要素の機能は同様であるため、需要家施設130の構成要素を例に説明する。
下位メーター装置131は、需要家施設130による消費電力量を測定する。なお、下位メーター装置131は、例えばスマートメーターであってもよい。
第1給電部132は、第1負荷133と住戸部切替盤134に給電する。なお、第1給電部132に給電される電力は、系統10から取得した電力である。
第1負荷133は、例えば第1のコンセントに接続される負荷である。第1負荷133には、停電時、系統10からの電力及び分散型電源108からの電力が給電されない。このため、第1負荷133は、例えば停電時に不要な負荷である。
住戸部切替盤134は、平常時に第1給電部132から給電される電力を第2負荷に給電し、停電時に第2給電部135から給電される電力を第2負荷136に切り替える。なお、住戸部切替盤134は、例えば第1給電部(132、142)が出力する電圧等に基づいて、停電を検出する。なお、停電の検出は、例えばセンサ(不図示)等で行ってもよい。また、住戸部切替盤134の切替動作は、図3、図4を用いて後述する。
第2給電部135は、分散型電源108から給電された電力を住戸部切替盤134に給電する。
第2負荷136は、例えば第2のコンセントに接続される負荷である。第2負荷136は、停電時でも電力が供給されるコンセントに接続される負荷である。なお、停電時にも電力の給電が望まれている機器は、例えば、給湯器、冷蔵庫等である。
なお、図2の構成例は一例であり、これに限らない。例えば、居住部120の各需要家施設(130、140)は、例えば通信用のアクセスポイントを備えていてもよい。この場合、停電時に、居住部120の各戸には、蓄電池111から各戸に無線通信用の電力が、例えばLAN(Local Area Network)ケーブルを介してアクセスポイントに供給されるようにしてもよい。
(住戸部切替盤の動作)
次に、住戸部切替盤の動作を、図3~図5を用いて説明する。なお、住戸部切替盤134と住戸部切替盤144は同じであるため、住戸部切替盤134を例に説明する。
図3は、本実施形態に係る平常時の住戸部切替盤の切り替え状態例を説明するための図である。図3のように、平常時、住戸部切替盤134は、第1入力端134aが出力端134cに接続される。これにより、平常時、第1給電部132から給電される電力(例えば系統電力)が、第1負荷133と、住戸部切替盤134を介して第2負荷136に給電される。
図4は、本実施形態に係る停電時の住戸部切替盤の切り替え状態例を説明するための図である。図4のように、停電時、住戸部切替盤134は、第2入力端134bが出力端134cに接続される。これにより、停電時、第2給電部135から給電される電力、すなわち分散型電源108の蓄電池111に蓄電されている電力が、住戸部切替盤134を介して第2負荷136に給電される。
図5は、本実施形態に係る電力供給システムの処理手順のフローチャートである。
(ステップS1)電力供給システム1は、系統電力が給電されているか否か、すなわち停電であるか否かを検出する。電力供給システム1は、停電ではない場合(ステップS1;NO)、ステップS2の処理に進める。電力供給システム1は、停電である場合(ステップS1;YES)、ステップS3の処理に進める。
(ステップS2)第1給電部132は、平常時であるため、系統10からの電力を第1負荷に給電する。住戸部切替盤134は、第1給電部132が出力する系統10からの電力を第2負荷に給電するように切り替える。
(ステップS3)住戸部切替盤134は、停電時であるため、第2給電部135が出力する分散型電源108からの電力を第2負荷に給電するように切り替える。
以上のように、本実施形態の電力供給システム1は、分散型電源108は、蓄電池111及び太陽光発電装置(太陽電池モジュール110、制御装置109)を少なくとも備える。また、電力供給システム1は、住戸部切替盤134が停電を検出して給電する電力を切り替え、共用部分電盤112が系統電力を共用部負荷113と居住部120の第1負荷(133、143)及び第2負荷(136、146)に給電する。そして、電力供給システム1は、停電時に分散型電源108の電力が、共用部分電盤112を介して共用部負荷113に給電され、共用部分電盤112と住戸部切替盤134を介して第2負荷136に給電されるようにした。
これにより、本実施形態によれば、停電ではない平常時は系統電力を第1給電部(132、142)を介して第2負荷(136、146)に給電し、停電時は分散型電源108の電力を第2給電部(135、145)を介して第2負荷(136、146)に給電することができる。
(変形例)
図6は、本実施形態に係る電力供給システムの第1変形例の構成例を示す図である。図6のように、電力供給システム1Aは、集合住宅設備100Aを備える。
集合住宅設備100Aは、例えば、上位メーター装置101、受電盤102、分電盤103、共用部105、及び居住部120Aを備える。そして、集合住宅設備100Aの各需要家施設(130A、140A)は、リミッター(137、147)を備える。なお、図6において、符号g11、g12は平常時の電力の出力経路を示している。また、符号g13は、停電時の出力経路を示している。
第2給電部135の出力側は、リミッター137を介して住戸部切替盤134の第2入力端に接続されている。
第2給電部145の出力側は、リミッター147を介して住戸部切替盤144の第2入力端に接続されている。
リミッター137(または147)は、消費電力を制限できる装置、例えばブレーカーである。
第1変形例では、停電時に各需要家施設(130A、140A)で使用される分散型電源108からの電力使用量にリミッター(137、147)を用いて制限を掛けるようにした。これにより、例えば、停電時に特定の需要家が電子レンジ等を使用して電力を消費することを防ぐことができ、需要家間の不公平さを低減することができる。
なお、リミッター(137、147)の接続位置は、共用部分電盤112と第2給電部(135、145)の間であってもよい。また、制御装置109が、蓄電池111の容量や性能に基づいて、需要家施設全体に給電する電力を制限するように制御するようにしてもよい。
図7は、本実施形態に係る電力供給システムの第2変形例の構成例を示す図である。図7のように、電力供給システム1Bは、集合住宅設備100Bを備える。
集合住宅設備100Bは、例えば、上位メーター装置101、受電盤102、分電盤103、共用部105B、及び居住部120Bを備える。そして、集合住宅設備100Bの各需要家施設(130B、140B)は、提示部(138、148)を備える。なお、図7において、符号g21、g22は平常時の電力の出力経路を示している。また、符号g23は、停電時の出力経路を示している。
この構成では、共用部105Bが備える分散型電源108Bの制御装置109Bが、蓄電池111に蓄電されている電力量または残りの電力量等の情報(蓄電されている電力に関する情報)を周知の手法で取得する。制御装置109Bは、取得した蓄電されている電力に関する情報を提示部(138、148)に出力する。
提示部(138、148)は、取得したに充電されている電力量または残りの電力量等の情報を提示する。また、提示する情報は、例えば、蓄電池111の残量、停電時に他の住戸も含めて第2負荷(135、145)で消費されているリアルタイムな電力量のうちの少なくともいずれか1つである。なお、提示部(138、148)は、例えばランプ等であってもよい。この場合、蓄電池111の残量が所定容量以下になった場合に、ランプを点灯させて報知するようにしてもよい。
これにより、第2変形例によれば、需要家施設(130B、140B)で停電時に電力を使用する需要家は、蓄電池111に残っている電力量等を把握することができる。需要家は、例えば、残っている電力用が多い場合に湯沸かし器等を使用し、残っている電力が少ない場合に携帯電話の充電を行うなど使用する電気機器を選択することができる。
(従来技術との比較)
なお、従来文献1に記載の技術では、負荷に対して、停電時のみ分散型電源からの電力が給電され、平常時に系統電力も分散型電源の電力も供給されなかった。
これに対して、本実施形態によれば、平常時に第1給電部(132、142)を介し第2負荷(136、146)に電力が供給され、停電時に第2給電部(135、145)を介し第2負荷(136、146)に電力が供給される。このため、本実施形態によれば、第2負荷(136、146)の例えばコンセントに接続されている電灯、ドアの鍵の開閉、携帯電話の充電器が需要家施設(130、140)内で使用可能になる。本実施形態によれば、例えば、第2負荷(136、146)にこのような日常使用する物を接続しておけば、停電時も使用できる。
なお、共用される系統電力が住戸内まで入り込んでいるような場合は、その系統電力の配線に非常用コンセントや等の配線が日本では認められていない。このため従来文献1に記載の技術の構成では、停電時に分散型電源からの電源が各戸の負荷に供給されるのみしか実現できなかった。
これに対して、本実施形態では、各戸が住戸部切替盤(134、144)を備えるようにしたので、負荷に停電時以外にも電力を給電できる。
仮に特許文献1に記載の技術で、停電時にしか給電されない負荷に平常時にも電力を供給しようとしても、負荷への給電が共用メーター経由に固定されているため平常時に共用メーターの配下の電気を使うことになる。このため、仮に特許文献1に記載の技術で、停電時にしか給電されない負荷に平常時にも電力を供給しようとした場合は。入居者の利用する電力なのに使用量が共用部メーターに加算されてしまう。
これにたいして、上述した実施形態、各変形例における平常時の各戸の電力消費量は、第1給電部(132、142)を介して第1負荷(133、143)と第2負荷(136、146)の両方に給電し、住戸の下位メーター装置(131、141)で計測する。停電時は、第2給電部(135、145)を介して第2負荷(136、146)のみに給電する。この電力は、分散型電源108からの電力で、分散型電源(108、108B)から、共用部切替盤107、共用部分電盤112、第2給電部(135、145)、住戸部切替盤(134、144)、第2負荷(136、146)の順に給電される。このため、上述した実施形態、各変形例における停電時の各戸の電力は、共用部メーター装置106も住戸の下位メーター装置(131、141)も通らない。このため、上述した実施形態、各変形例では、各戸の停電時の電力量を計測しない。
なお、上述した実施形態、各変形例において、停電時に第2負荷(136、146)に給電し、第1負荷(133、143)に給電しないことで、限りある分散型電源(108、108B)の電力を有効に利用することができる。
なお、太陽電池モジュール110の発電量、蓄電池111の蓄電量が、各戸の消費電力を十分にまかなえる場合は、上述した実施形態、各変形例において、負荷は全て第2負荷(136、147)であってもよい。この場合は、上述した実施形態、各変形例において、第1負荷と第2負荷を分ける必要がないので、例えば全ての住戸負荷を住戸部切替盤(134、144)の下に接続するようにしてもよい。これにより、平常時に第1給電部(132、142)を介して電力が負荷に給電され、停電時に第2給電部を介して電力が負荷に給電される。
なお、上述した例では、居住部の各戸が住戸部切替盤、第2給電盤を備える例を説明したが、これに限らない。住戸部切替盤、第2給電盤を備える住居は、複数の居住のうちの1つ以上であればよい。例えば、部屋ごとに電力に関するオプション料金を異なるようにしてもよい。この場合、集合住宅3は、停電時にも電力が供給される住居とされない住居(例えば1階が停電時に電力が給電され、2階が停電時に電力が給電されない等)を備えるようにしてもよい。あるいは、全ての住居が住戸部切替盤、第2給電盤を備えていても契約に応じて、住戸部切替盤、第2給電盤の機能をオン状態とオフ状態に管理会社または管理会社の作業員等が切り替えるようにしてもよい。
なお、本発明における制御装置109の機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより制御装置109が行う処理の全てまたは一部を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1,1A,1B…電力供給システム、3…集合住宅、100,100A,100B…集合住宅設備、33,101…上位メーター装置、102…受電盤、103…分電盤、34,105,105B…共用部、35,120…居住部、104…ブレーカー、106…共用部メーター装置、107…共用部切替盤、108,108B…分散型電源、109,109B…制御装置、110…太陽電池モジュール、111…蓄電池、112…共用部分電盤、113…共用部負荷、130,130A,130B,140,140A,140B…需要家施設、131,141…下位メーター装置、132,142…第1給電部、133,143…第1負荷、134,144…住戸部切替盤、135,145…第2給電部、136,146…第2負荷

Claims (7)

  1. 蓄電池及び太陽光発電装置を少なくとも備える分散型電源と、
    停電を検出して給電する電力を切り替える住戸部切替盤と、
    電力を共用部負荷と、住戸部の第1負荷とは別の第2負荷に給電する共用部分電盤と、を備え、
    停電時に前記分散型電源の電力が、前記共用部分電盤を介して前記共用部負荷に給電され、前記共用部分電盤と前記住戸部切替盤を介して前記第2負荷に給電される、電力供給システム。
  2. 電力網の電力を第1負荷及び第2負荷に給電する第1給電部と、
    前記分散型電源の電力を第2負荷に給電する第2給電部と、を更に備え、
    前記住戸部切替盤は、前記第1給電部と前記第2給電部との間に接続され、
    前記共用部分電盤は、電力を共用部負荷と前記第1給電部に給電し、
    停電時に前記分散型電源の電力が、前記共用部分電盤と前記第2給電部と前記住戸部切替盤を介して前記第2負荷に給電される、
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記住戸部は、前記共用部分電盤と、前記第2給電部との間に、消費される電力に対して制限を行うリミッター、を更に備える、
    請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記住戸部は、前記蓄電池に蓄電されている電力に関する情報を提示する提示部、を更に備え、
    前記提示される情報は、前記蓄電池の残量、停電時に他の住戸も含めて前記第2負荷で消費されているリアルタイムな電力量のうちの少なくともいずれか1つである、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の電力供給システム。
  5. 前記住戸部は、複数の住居を備え、
    前記複数の住居それぞれは、前記住戸部切替盤を備える、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の電力供給システム。
  6. 前記第1負荷は停電時に利用されない負荷であり、前記第2負荷は停電時に利用できる負荷である、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の電力供給システム。
  7. 前記分散型電源の発電力または蓄電容量が、前記住戸部で消費される電力量を所定期間給電できる場合は、前記住戸部の前記第1負荷を前記第2給電部に接続する、
    請求項2または請求項3に記載の電力供給システム。
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