JP2023152212A - Powder supply device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、粉体供給装置に関する。 The present invention relates to a powder supply device.
様々な物質を配合して混合物を作製する際、配合する物質を一定量ずつ供給しながら混合させることが必要な場合がある。そして、配合する物質が粉体である場合、粉体を一定量ずつ供給するための装置として粉体供給装置が市販されている。 When preparing a mixture by blending various substances, it may be necessary to mix the substances to be blended while supplying them in fixed amounts. When the substance to be blended is powder, a powder supply device is commercially available as a device for supplying a fixed amount of powder.
粉体供給装置は、粉体を投入するホッパーと、このホッパーから落下する粉体を受け止めるトラフ、このトラフに対して振動を発生させる振動発生装置、を備えており、トラフに投入された粉体に対して振動を付与していくことで、一定量ずつトラフから排出させることができる。この公知の技術としては、例えば下記特許文献及び非特許文献がある。 The powder supply device is equipped with a hopper for charging powder, a trough for catching the powder falling from the hopper, and a vibration generator for generating vibrations for the trough. By applying vibration to the trough, it is possible to discharge a certain amount from the trough. Examples of this known technology include the following patent documents and non-patent documents.
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、構造が複雑であり実用面での改良の余地が考えられる。 However, the technique described in
また、上記非特許文献1に記載の技術では、粉体とトラフとの間の摩擦があり、より均一な一定供給量を実現するにはまだ改良の余地がある。 Furthermore, in the technique described in
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、より正確な供給量を実現することのできる粉体供給装置を提供することを目的とする。 Therefore, in view of the above problems, an object of the present invention is to provide a powder supply device that can realize a more accurate supply amount.
上記課題を解決する本発明の一観点に係る粉体供給装置は、粉体を投入するホッパーと、ホッパーのノズルから落下する粉体を受け止めるトラフと、トラフを支持するとともにトラフに対して振動を与える振動発生装置と、を備えた粉体供給装置であって、トラフは、粉体を排出するための排出溝が形成されており、かつ、排出溝には、略鉛直方向又は前記排出溝の傾斜方向に対して略垂直方向に、V字状の切込が形成された堰部材が設置されてなるものである。 A powder supply device according to one aspect of the present invention that solves the above problems includes a hopper for charging powder, a trough that receives powder falling from a nozzle of the hopper, and a trough that supports the trough and suppresses vibrations to the trough. and a vibration generating device for discharging the powder. A weir member in which a V-shaped notch is formed is installed in a direction substantially perpendicular to the direction of inclination.
また、本観点においては、限定されるわけではないが、トラフにおける排出溝の粉体落下端から1cm以上5cm以下の範囲内において前記堰部材が配置されていることが好ましい。 Further, in this aspect, it is preferable that the weir member is disposed within a range of 1 cm or more and 5 cm or less from the powder falling end of the discharge groove in the trough, although it is not limited thereto.
また、本観点においては、限定されるわけではないが、V字状の切込の角度は30度以上90度以下の範囲内にあることが好ましい。 Further, from this point of view, although not limited to this, the angle of the V-shaped cut is preferably in the range of 30 degrees or more and 90 degrees or less.
また、本観点においては、限定されるわけではないが、V字状の切込の高さは、排出溝の底部から5mm以上30mm以下の範囲にあることが好ましい。 Further, from this point of view, although not limited to this, the height of the V-shaped cut is preferably in a range of 5 mm or more and 30 mm or less from the bottom of the discharge groove.
以上、本発明によって、微量の粉体を供給する場合、その粉体がトラフの幅に広がってしまうことを防ぎ、より正確な供給量を実現することのできる粉体供給装置を提供することができる。 As described above, the present invention provides a powder supply device that can prevent the powder from spreading over the width of the trough and realize a more accurate supply amount when supplying a small amount of powder. can.
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、また以下に示す実施形態において記載される具体的な例示についても適宜変更及び調整が可能であり、これらに限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail using the drawings. However, the present invention can be implemented in many different forms, and the specific examples described in the embodiments shown below can also be changed and adjusted as appropriate, and the present invention is not limited to these.
図1は、本実施形態に係る粉体供給装置(以下、「本装置」という。)1の概略図である。本図で示すように、本装置1は、粉体を投入するホッパー2と、ホッパー2のノズル21から落下する前記粉体を受け止めるトラフ3と、トラフ3を支持するとともにトラフに対して振動を与える振動発生装置4と、を備えた粉体供給装置であって、トラフ3は、粉体を排出するための排出溝31が形成されており、かつ、排出溝31には、略鉛直方向又は前記排出溝の傾斜方向に対して略垂直方向に、V字状の切込321が形成された堰部材32が設置されてなるものである(図2)。 FIG. 1 is a schematic diagram of a powder supply device (hereinafter referred to as "this device") 1 according to the present embodiment. As shown in this figure, this
本装置1は、上記構成により、より正確な供給量を実現することができる。具体的には後述の記載から明らかとなるが、堰部材32が文字通り堰としての役割を果たし、V字状の切込321から微小量の粉体を排出させることで、トラフ3の残りの部分(トラフ3における排出溝31の粉体落下端から堰部材32までの距離)において均一な巾の線状の粉体流を形成することが可能となるため、上記の通り、より正確な供給量を実現することができるようになる。 With the above configuration, the
本装置1において、供給対象となる粉体としては、ホッパー2に投入され、そのノズル21からトラフ3に落下し、トラフ3に対して与えられる振動によってその落下端まで移動させ、落下端から落下させることができる限りにおいて限定されるものではないが、その中でもより正確な供給量を求められる粉体であることが好ましい。この粉体の例としては、例えば脱臭剤や保水剤、調湿剤等に利用されるペーパースラッジ等が好適である。 In this
本装置1におけるホッパー2は、上記の通り粉体を投入するものである。ホッパー2はすり鉢状の粉体投入口が形成されており投入された粉体を収容及び保持することが可能である。 The
また本装置1におけるホッパー2には、ノズル21が備えられている。具体的には上記すり鉢状の粉体投入口の反対側(鉛直方向下側)にノズル21が設けられており、投入された粉体を一定時間当たり一定量排出させることができる。 Further, the
また本装置1におけるトラフ3は、上記の通りホッパー2のノズル21から落下する粉体を受け止めるものである。 Further, the
また、本装置1におけるトラフ3には、粉体を排出するための排出溝31が形成されている。トラフ3は、後述のように振動発生装置4による振動を受け、その振動を粉体に伝えることにより外部に粉体を排出させるものであるため、溝を形成することでこの溝に沿って粉体を移動させることが必要である。 Further, the
排出溝31の形状は、上記の機能を奏することができる限りにおいて限定されるわけではないが、平坦な板状底部材311と、この板状底部材311に対して略垂直に立てられた一対の壁部材312と、を備えていることが好ましい。特に底部材が板状(平板状)であることにより、安定的な定量供給が可能となる。 The shape of the
また本装置1における振動発生装置4は、上記の通り、トラフ3を支持するとともにトラフ3に対して振動を与えるものである。より具体的に、振動発生装置4は、トラフ3の下部に設けられ、その振動をトラフ3に対して伝える。トラフ3に対して伝える振動としては、限定されるわけではないが、上下振動であることが好ましい。上下振動を行わせることで、粉体を底部材から浮き上がらせるとともに、その振動の上下幅がトラフの傾斜となりうるため、一定方向に粉体を排出させやすくなる。なお振動の強さによって排出量を調節することができるといった利点がある。 Further, the
また、本装置1では、上記の通り、トラフ3の上記排出溝31には、略鉛直方向又は排出溝の傾斜方向に対して略垂直方向に、V字状の切込321が形成された堰部材32が設置されている。 Further, in the
また、本装置1において、堰部材32は、トラフにおける排出溝の粉体落下端から1cm以上10cm以下の範囲内において配置されていることが好ましく、より好ましくは5cm以下である。すなわち、粉体はV字溝から落とされた後も、1cm以上5cm以下の範囲内で更に底部材311上を移動することになる。1cm以上とすることで粉体が排出溝31上において線状に供給されていく(落下していく)ことを確認するための領域を確保することができ、5cm以下とすることで上記粉体の線状の状態を確保することができ、正確な粉体供給を可能とする。Further, in the
また、本装置1における堰部材32のV字状の切込の角度は30度以上90度以下の範囲内にあることが好ましい。この範囲とすることで、上記の通りより正確な供給量を制御することができる。 Further, it is preferable that the angle of the V-shaped cut of the
また、本装置1における堰部材32のV字状の切込の高さは、排出溝31の底部から5mm以上30mm以下の範囲にあることが好ましい。5mm以上とすることで、ノズルから排出された粉体をこの堰部材32に貯めることが可能となり、均一な粉体状態を維持することができる。一方、30mm以下とすることで、落下高さが高すぎることで底部材311に粉体が衝突した際に発生する粉体の散逸を防止することができるようになる。 Further, the height of the V-shaped cut of the
また、本装置1におけるトラフ3の粉体落下端側には、図4に示すように窄部33が設けられていることが好ましい。ここで窄部33とは、排出溝31の先端に設けられトラフ3の先端となっている部分をいう。窄部33を設けることで、粉体が落下する際、外部からの風を受けることなく、粉体の落下地点をより正確に定める観点から設けておくことが好ましいが、省略することも可能である。 Further, it is preferable that a
以上、本実施形態によって、より正確な供給量を実現することのできる粉体供給装置を提供することができる。より具体的に説明すると、本装置1では、トラフにおける排出溝にV字状の切込321が形成された堰部材32を設けることで粉体を一度貯め置き、このV字状の切込321部分からより確実な量を落下させることが可能となる。これによりトラフに与えられる振動によって生ずる供給量のムラ(ばらつき)を抑えることが可能となる。特に、トラフ3の落下端と堰部材32の間に領域を設けることでその均一な落下量の確認を確実に行わせることができるようになるといった利点がある。 As described above, according to this embodiment, it is possible to provide a powder supply device that can realize a more accurate supply amount. To explain more specifically, in this
ここで、上記実施形態に係る粉体供給装置について実際に作製し、その効果を確認したので以下説明する。 Here, the powder supply device according to the above embodiment was actually manufactured and its effects were confirmed, which will be described below.
まず、装置として、市販の粉体計量供給機(アズワン社:PF-100)を用い、この粉体計量供給機のトラフ3に、このトラフ断面をふさぐ堰部材32を設けた。なおこの堰部材32はV字状の切込が設けられており、この切込は最下点(V字折り返し点)がトラフ3の排出溝31の底部から1cmの高さになるように形成した。なお、Vの角度は60度であった。この堰部材32を設けることにより、粉体がトラフ落下口全体に広がりにくくすることができる。 First, a commercially available powder metering and feeding machine (PF-100, manufactured by As One Corporation) was used as an apparatus, and a
そして、この粉体計量供給機にペーパースラッジ(平均粒径約1mm程度)を粉体として投入し、振動させることでトラフ3から排出させていったところ、この堰部材32がない場合に比べて極めて正確に一定量ずつ落下させていくことが可能であることを確認した(図3)。この実験結果は、東京都江東区、都立産業技術研究センターで試験して頂いたものである。 Then, when paper sludge (average particle size of about 1 mm) was put into the powder metering and feeding machine as a powder and discharged from the
以上、粉体を取り扱う工場にて、粉体の詰まりを防止するために振動である一定方向に粉体を流していく必要があり、その際の振動の変化による移動粉体の流量を解析する目的で得られた実験結果により、本発明の効果を確認することができた。 As mentioned above, in factories that handle powder, it is necessary to flow powder in a fixed direction using vibration to prevent powder clogging, and the flow rate of the moving powder due to changes in vibration at that time is analyzed. Based on the experimental results obtained for the purpose, it was possible to confirm the effects of the present invention.
本発明は粉体供給装置として産業上の利用可能性がある。 The present invention has industrial applicability as a powder supply device.
1 粉体供給装置
2 ホッパー
21 ノズル
3 トラフ
4 振動発生装置
31 排出溝
321 V字状の切込
32 堰部材1
Claims (4)
前記ホッパーのノズルから落下する前記粉体を受け止めるトラフと、
前記トラフを支持するとともに前記トラフに対して振動を与える振動発生装置と、を備えた粉体供給装置であって、
前記トラフは、前記粉体を排出するための排出溝が形成されており、かつ、前記排出溝には、略鉛直方向又は前記排出溝の傾斜方向に対して略垂直方向に、V字状の切込が形成された堰部材が設置されてなる粉体供給装置。A hopper for introducing powder,
a trough that catches the powder falling from the nozzle of the hopper;
A powder supply device comprising: a vibration generator that supports the trough and applies vibration to the trough;
The trough is formed with a discharge groove for discharging the powder, and the discharge groove has a V-shaped groove extending substantially vertically or substantially perpendicularly to the inclination direction of the discharge groove. A powder supply device equipped with a weir member with a notch formed therein.
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2022
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