JP2023149264A - 記憶装置、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

記憶装置、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶装置、情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】携行型の記憶装置であるクレジットカード100は、記憶装置の携行者からの入力を受け付ける入力部と、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を格納するシリアルナンバー格納部と、シリアルナンバー及びカード発行IDに基づいて会員情報を生成する手順を定めた会員情報アルゴリズムを格納する会員情報アルゴリズム格納部と、記憶装置の正当な利用者にサービスを提供するサービス提供者により、正当な利用者に割り当てられる会員情報を生成する制御部と、を備える。入力部は、携行者から、有効な会員情報を生成するための情報である認証情報の入力を受け付ける。制御部は、会員情報アルゴリズム格納部に格納された第1アルゴリズムに従って、入力部が受け付けた認証情報及び装置情報格納部に格納された記憶装置識別情報に基づいて、有効な会員情報を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、記憶装置、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、第1の端末からの要求に基づいてワンタイムカードIDを生成する生成手段と、ワンタイムカードIDに対応するユーザ特定情報を認証記憶手段から特定し決済装置に送信する送信手段とを備えた認証装置、及び、第2の端末からオーソリ要求を受け付けたときに、ワンタイムカードIDに対応するユーザ特定情報を決済装置から取得し、取得したユーザ特定情報をクレジットカード番号に変換する決済装置を備えた決済システムが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2008-204248号公報
本発明の第1の態様においては、携行型の記憶装置が提供される。上記の記憶装置は、例えば、記憶装置の携行者からの入力を受け付ける入力受付部を備える。上記の記憶装置は、例えば、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を格納する装置情報格納部を備える。上記の記憶装置は、例えば、第1情報及び第2情報に基づいて第3情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを格納する第1アルゴリズム格納部を備える。上記の記憶装置は、例えば、記憶装置の正当な利用者にサービスを提供するサービス提供者により、正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する利用者情報生成部を備える。上記の記憶装置において、入力受付部は、例えば、携行者から、有効な利用者識別情報を生成するための情報である認証情報の入力を受け付ける。上記の記憶装置において、利用者情報生成部は、例えば、第1アルゴリズム格納部に格納された第1アルゴリズムに従って、入力受付部が受け付けた認証情報、及び、装置情報格納部に格納された記憶装置識別情報に基づいて、有効な利用者識別情報を生成する。
上記の記憶装置は、利用者情報生成部が生成した有効な利用者識別情報を格納する第1利用者格納部を備えてよい。上記の記憶装置において、入力受付部は、携行者により、利用者情報生成部が生成した有効な利用者識別情報に割り当てられた符号を示す情報を受け付けてよい。上記の記憶装置において、第1利用者格納部は、符号を示す情報と、利用者識別情報とを対応付けて格納してよい。
上記の記憶装置は、第1利用者格納部に格納されている1以上の利用者識別情報のうちの1つを格納する第2利用者格納部を備えてよい。上記の記憶装置は、接触式及び/又は非接触式の通信方式により、第2利用者格納部に格納された利用者識別情報を外部の情報読取装置に出力する通信部を備えてよい。上記の記憶装置において、第2利用者格納部及び通信部は、ICチップにより実現されてよい。上記の記憶装置において、利用者情報生成部は、複数のサービス提供者のそれぞれにより正当な利用者に割り当てられる複数の利用者識別情報を生成してよい。上記の記憶装置において、第1利用者格納部は、複数の利用者識別情報を格納してよい。
上記の記憶装置において、利用者情報生成部は、利用者識別情報の有効期限を示す情報を生成してよい。上記の記憶装置において、サービスは、クレジットカード決済サービスであってよい。サービス提供者は、クレジットカードブランド、又は、クレジットカード発行者であってよい。上記の記憶装置において、認証情報は、第1情報及び第3情報に基づいて、第1情報とともに第1アルゴリズムに入力された場合に第3情報を生成するための第2情報を生成する手順を定めた情報である第2アルゴリズムに従って、有効な利用者識別情報と、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報とに基づいて生成された情報であってよい。
本発明の第2の態様においては、情報処理装置が提供される。上記の情報処理装置は、例えば、携行型の記憶装置の正当な利用者にサービスを提供する。上記の情報処理装置は、例えば、記憶装置の携行者から、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を取得する装置情報取得部を備える。上記の情報処理装置は、例えば、記憶装置の正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を管理する管理装置から、有効な利用者識別情報を生成するための情報である認証情報を取得する認証情報取得部を備える。上記の情報処理装置は、例えば、(i)1以上の記憶装置のそれぞれの記憶装置識別情報、及び、(ii)1以上の記憶装置のそれぞれの正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを対応付けて格納する第1データベースにアクセスして、装置情報取得部が取得した記憶装置識別情報に対応する第1アルゴリズムを取得する第1アルゴリズム取得部を備える。上記の情報処理装置は、例えば、第1アルゴリズム取得部が取得した第1アルゴリズムに従って、装置情報取得部が取得した記憶装置識別情報、及び、認証情報取得部が取得した認証情報に基づいて、有効な利用者識別情報を生成する利用者情報生成部を備える。
上記の情報処理装置は、記憶装置の携行者に認証情報を提示する認証情報提示部を備えてよい。上記の情報処理装置において、管理装置は、(i)第1アルゴリズムと、(ii)記憶装置識別情報及び利用者識別情報に基づいて、記憶装置識別情報とともに第1アルゴリズムに入力された場合に利用者識別情報を生成するための認証情報を生成する手順を定めた情報である第2アルゴリズムとを対応付けて格納する第2データベースを備えてよい。上記の情報処理装置は、管理装置を備えてよい。
本発明の第3の態様においては、携行型の記憶装置における情報処理方法が提供される。上記の情報処理方法の各段階は、例えば、上記の記憶装置のコンピュータにより実行される。
上記の情報処理方法は、例えば、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を、記憶装置に格納する装置情報格納段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、第1情報及び第2情報に基づいて第3情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを、記憶装置に格納する第1アルゴリズム格納段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、記憶装置の携行者からの入力を受け付ける入力受付段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、記憶装置の正当な利用者にサービスを提供するサービス提供者により、正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する利用者情報生成段階を有する。
上記の情報処理方法において、入力受付段階は、例えば、携行者から、有効な利用者識別情報を生成するための情報である認証情報の入力を受け付ける段階を含む。上記の情報処理方法において、利用者情報生成段階は、例えば、第1アルゴリズム格納段階において格納された第1アルゴリズムに従って、入力受付段階において受け付けられた認証情報、及び、装置情報格納段階においてに格納された記憶装置識別情報に基づいて、有効な利用者識別情報を生成する段階を含む。
本発明の第4の態様においては、情報処理方法が提供される。上記の情報処理方法は、例えば、携行型の記憶装置の正当な利用者にサービスを提供するための方法であってよい。上記の情報処理方法の各段階は、例えば、コンピュータにより実行される。
上記の情報処理方法は、例えば、記憶装置の携行者から、記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を取得する装置情報取得段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、記憶装置の正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を管理する管理装置から、有効な利用者識別情報を生成するための情報である認証情報を取得する認証情報取得段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、(i)1以上の記憶装置のそれぞれの記憶装置識別情報、及び、(ii)1以上の記憶装置のそれぞれの正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを対応付けて格納する第1データベースにアクセスして、装置情報取得段階において取得された記憶装置識別情報に対応する第1アルゴリズムを取得する第1アルゴリズム取得段階を有する。上記の情報処理方法は、例えば、第1アルゴリズム取得段階において取得された第1アルゴリズムに従って、装置情報取得段階において取得された記憶装置識別情報、及び、認証情報取得段階において取得された認証情報に基づいて、有効な利用者識別情報を生成する利用者情報生成段階を有する。
本発明の第5の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第1の実施形態に係る記憶装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第3の実施形態に係る情報処理方法を実行させるためのプログラムであってもよい。上記のプログラムを格納するコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記録媒体であってもよい。
本発明の第6の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第2の実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第4の実施形態に係る情報処理方法を実行させるためのプログラムであってもよい。上記のプログラムを格納するコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記録媒体であってもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
クレジットカード100の外観の一例を概略的に示す。 クレジットカード100の断面図の一例を概略的に示す。 クレジットカード100の内部構成の一例を概略的に示す。 データテーブル400のデータ構造の一例を概略的に示す。 決済システム500のシステム構成の一例を概略的に示す。 カード発行ID及び会員情報の生成処理の一例を概略的に示す。 決済システム500における情報処理の一例を概略的に示す。 カード発行処理の一例を概略的に示す。 会員情報の登録処理の一例を概略的に示す。 クレジットカード発行システム520の内部構成の一例を概略的に示す。 データテーブル1100のデータ構造の一例を概略的に示す。 クレジットカード決済システム540の内部構成の一例を概略的に示す。 カード発行処理の他の例を概略的に示す。 コンピュータ3000のシステム構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
(クレジットカード100の概要)
図1、図2及び図3を用いて、携行型の記憶装置の一例であるクレジットカード100の詳細が説明される。図1は、クレジットカード100の外観の一例を概略的に示す。図2は、クレジットカード100の断面図の一例を概略的に示す。図2は、図1におけるクレジットカード100のA-A断面図の一例であってよい。図3は、クレジットカード100の内部構成の一例を概略的に示す。
本実施形態において、クレジットカード100は、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員番号を記憶する。会員番号は、例えば、クレジットカード100を用いた決済サービスを提供する決済サービス提供者により、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる。決済サービス提供者としては、ブランド、カード発行会社などが例示される。クレジットカード100は、クレジットカード100の有効期限を記憶してもよい。クレジットカード100は、クレジットカード100のセキュリティコードを記憶してもよい。
クレジットカード100は、上記の正当な利用者により携行される。クレジットカード100は、店舗の店頭における商品若しくはサービスの取引、又は、電子商取引サイトにおける商品若しくはサービスの取引に利用される。
ところで、クレジットカード決済の利用を希望する入会希望者がカード発行会社に入会を申し込み、カード発行会社による審査が終了すると、当該入会希望者に会員番号が割り当てられる。また、会員番号の記載されたクレジットカードが入会希望者に配布される。
クレジットカードの会員番号は、13~16桁の数字により構成されており、1~6桁目の数列は各カード発行会社を識別するための発行者識別番号を表し、最後の1桁はチェックデジットを表し、残りの数列は各会員を識別するための会員口座番号を表す。発行者識別番号は、カード発行会社と、決済機能を提供するブランドとの組み合わせにより決定される。そのため、例えば、入会希望者が複数のブランドへの入会を希望した場合、又は、入会希望者が複数のカード発行会社に入会を申し込んだ場合には、複数のクレジットカードが入会希望者に配布される。
また、クレジットカードには有効期限が設定されている。そのため、クレジットカードの有効期限が近づいてくると、新しい有効期限の記載されたクレジットカードが会員に配布される。
本実施形態において、クレジットカード100は、複数の会員番号を管理する機能を有する。また、クレジットカード100は、会員番号、有効期限及び/又はセキュリティコードを書き換える機能を有する。これにより、クレジットカードの会員は、単一のクレジットカード100により、複数のブランド及び/又は発行会社によるクレジットカードの会員番号を使い分けることができる。
本実施形態によれば、入会希望者が複数のブランドへの入会を希望した場合、及び/又は、入会希望者が複数のカード発行会社に入会を申し込んだ場合であっても、例えば、単一のクレジットカード100が当該入会希望者に配布される。これにより、プラスチックの使用量及び廃棄量が削減され得る。その結果、二酸化炭素の排出量が削減され得る。
本実施形態によれば、入会希望者がクレジットカード100の利用を初めて申し込んだ場合、クレジットカード100が入会希望者に配布される。クレジットカード100には、シリアル番号が付与されている。シリアル番号は、クレジットカード100を一意に識別するための情報の一例であってよい。
本実施形態によれば、入会希望者がブランドへの入会を希望した場合、例えば、ブランドごとに物理カードが発行される代わりに、ブランドごとにカード発行IDが発行される。カード発行IDは、カード発行会社ごとに発行されてもよく、カード発行会社及びブランドの組み合わせごとに発行されてもよい。同様に、クレジットカード100の有効期限が近づいてきた場合、カード発行IDが発行される。
カード発行IDは、クレジットカード100における会員情報の生成に用いられる情報であり、例えば、文字列により表される。文字列は、文字、数字又は記号であってもよく、これらの組み合わせであってもよい。カード発行IDは、例えば、媒体に印刷又は記録されて会員(すなわち、上述された入会希望者である。)に配布される。カード発行IDは、電子メッセージにより会員に配布されてもよい。
クレジットカード100及びカード発行IDを受け取った会員が、クレジットカード100に配された入力装置に当該カード発行IDを入力すると、クレジットカード100が会員情報を生成する。クレジットカード100及びカード発行IDを受け取った会員が、クレジットカード100の入力装置に、上記のカード発行IDと、上記のシリアル番号とを入力した場合に、クレジットカード100が会員情報を生成してもよい。生成された会員情報は、クレジットカード100に記憶される。
クレジットカード100が店舗における代金の支払いに利用される場合、クレジットカード100に記憶された会員情報が、店舗に設置された端末に読み取られることにより、決済処理が実行される。クレジットカード100が電子商取引における支払いに利用される場合、クレジットカード100に記憶された会員情報が、例えば、クレジットカード100に配された表示装置に表示される。クレジットカード100に記憶された会員情報は、会員が利用する通信端末配された表示装置に表示されてもよい。
カード発行IDが入力されたクレジットカード100と、カード発行IDとの組み合わせが適切である場合、有効な会員情報が生成される。これにより、会員は、クレジットカード100を利用して各種の代金を決済することができる。
一方、カード発行IDが入力されたクレジットカード100と、カード発行IDとの組み合わせが適切でない場合、有効な会員情報が生成されない。この場合、会員は、クレジットカード100を利用して各種の代金を決済することができない。
一実施形態によれば、カード発行IDに基づいて生成される会員情報が重複しないように、カード発行IDが発行される。例えば、クレジットカード決済を管理する決済システムにおいて使用されていない会員情報(空き番号と称される場合がある。)が生成されるように、カード発行IDが発行される。
他の実施形態によれば、カード発行IDに基づいて生成される会員情報が既に使用されている場合には、カード発行IDが再発行される。例えば、カード発行IDが、クレジットカード決済を管理する決済システムにも通知される。決済システムは、カード発行IDに基づいて会員情報を生成する。決済システムは、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が、当該決済システムにおいて既に使用されているか否かを確認する。例えば、決済システムは、カード発行IDに基づいて生成された会員情報と、当該決済システムにおいて既に使用されている会員情報又は空き番号とを比較する。
例えば、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が既に使用されている場合、決済システムは、カード発行IDを発行するシステムに対して、カード発行IDの再発行を要求する。決済システム又はカード発行IDを発行するシステムは、会員が利用する通信端末に、カード発行IDが再発行される旨を通知してよい。カード発行IDを発行するシステムは、会員が利用する通信端末に再発行されたカード発行IDを通知してもよい。この場合において、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が空き番号であるとき、決済システムは、カード発行IDを発行するシステムに対してその旨を通知してもよく、通知しなくてもよい。
例えば、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が空き番号であった場合、上記の決済システムは、カード発行IDを発行するシステムにその旨を通知する。この場合において、カード発行IDを発行するシステムは、カード発行IDを発行するシステムに対して、上記の決済システムから、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が空き番号であることを示す情報を取得するまで、カード発行IDを再発行する処理を繰り返してよい。カード発行IDを発行するシステムは、カード発行IDに基づいて生成された会員情報が空き番号であることを示す情報を取得した後、当該カード発行IDを会員に通知してよい。
上述されたとおり、本実施形態によれば、物理カードが発行される代わりにカード発行IDが発行される。これにより、プラスチックの使用量及び廃棄量が削減され得る。その結果、二酸化炭素の排出量が削減され得る。
(クレジットカード100の各部の概要)
図1及び図2に示されるとおり、本実施形態において、クレジットカード100は、カード本体120と、ICチップ130と、出力部140と、入力部150と、制御部160とを備える。本実施形態において、クレジットカード100は、ICチップ130に記憶されている情報を読み取るための外部の情報読取装置に挿入され得る領域である領域Riと、当該情報読み取り装置に挿入されない領域である領域Rcとを有する。
本実施形態において、カード本体120は、ICチップ130、出力部140、入力部150及び制御部160を保持する。カード本体120の領域Riの厚さhiは、ICチップ130に格納された情報を読み出す情報読取装置に挿入可能な大きさに設定される。カード本体120の領域Rcの厚さhcは、カード本体120の領域Riの厚さhiより大きくてよい。これにより、カード本体120の領域Rcに配される出力部140、入力部150及び制御部160の厚さを任意に設定することができる。なお、他の実施形態において、カード本体120の領域Rc厚さhcは、カード本体120の領域Riの厚さhiと同等であってもよい。
本実施形態において、ICチップ130は、クレジットカード100の会員情報を格納する。ICチップ130は、クレジットカード100の制御部160が管理する1以上の会員情報のうちの1つを格納する。ICチップ130に格納される会員情報は、例えば、カードユーザ20の指示に基づいて決定される。会員情報としては、会員番号、有効期限、及び/又は、セキュリティーコードが例示される。
ICチップ130は、ICチップ130に格納された会員情報を、外部の情報読取装置に出力する。ICチップ130は接触式の通信方式により会員情報を出力してもよく、非接触式の通信方式により会員情報を出力してもよく、接触式及び非接触式の両方の通信方式により会員情報を出力してもよい。ICチップ130の詳細は後述される。
本実施形態において、出力部140は、クレジットカード100を携行するユーザ(携行者と称される場合がある。)に、各種の情報を提示する。出力部140は、制御部160からの指示に基づいて各種の情報を提示する。出力部140としては、表示装置、音声出力装置などが例示される。表示装置としては、ディスプレイ、タッチディスプレイ、プロジェクタなどが例示される。音声出力装置としては、スピーカが例示される。
本実施形態において、入力部150は、クレジットカード100の携行者からの入力を受け付ける。入力部150としては、キーボード、テンキー、タッチディスプレイ、ポインティングデバイス、マイク、カメラ、音声入力システム、ジェスチャー入力システムなどが例示される。キーボードは、物理キーボードであってもよく、ソフトウエアキーボードであってもよい。
一実施形態において、携行者は、入力部150を介して、クレジットカード100に対する各種の指示を入力する。上記の指示としては、(i)会員情報の生成処理を開始させるための指示、(ii)クレジットカード100に格納された複数の会員情報のうちの1つを携行者に選択させる処理(会員情報の選択処理と称される場合がある。)を開始させるための指示、(iii)クレジットカード100に格納された複数の会員情報を携行者に確認させる処理(会員情報の確認処理と称される場合がある。)を開始させるための処理、(iv)クレジットカード100の識別情報を携行者に確認させる処理(シリアルナンバーの確認処理と称される場合がある。)を開始させるための指示などが例示される。クレジットカード100の識別情報としては、シリアルナンバーが例示される。
他の実施形態において、カードユーザ20は、入力部150を介して、クレジットカード100における情報処理に用いられる各種の情報を入力する。上記の情報としては、(i)クレジットカード100が有効な会員情報を生成するための情報であって、カード発行会社からカードユーザ20に事前に提示された情報(認証情報と称される場合がある。)が例示される。上記の情報は、カード発行IDであってよい。
制御部160は、クレジットカード100の各部を制御する。制御部160は、クレジットカード100における各種の情報処理を実行する。上記の情報処理としては、(i)会員情報の生成処理、(ii)会員情報の選択処理、(iii)会員情報の確認処理、(iv)シリアルナンバーの確認処理などが例示される。
上述されたとおり、本実施形態によれば、クレジットカード100及びカード発行IDを受け取った会員が、クレジットカード100にカード発行IDを入力すると、クレジットカード100が会員情報を生成し、生成された会員情報がクレジットカード100に記憶される。制御部160の詳細は後述される。
クレジットカード100は、携行型の記憶装置の一例であってよい。ICチップ130は、第2利用者格納部と又は通信部の一例であってよい。入力部150は、入力受付部の一例であってよい。制御部160は、利用者情報生成部又は第1利用者格納部の一例であってよい。カード発行IDは、認証情報の一例であってよい。シリアルナンバーは、記憶装置識別情報の一例であってよい。会員情報は、利用者識別情報の一例であってよい。決済サービス提供者は、サービス提供者の一例であってよい。
図3は、クレジットカード100の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、ICチップ130は、会員情報格納部332と、通信部334と、通信制御部336とを備える。本実施形態において、制御部160は、カード固有情報格納部360と、入出力制御部372と、会員情報生成部374と、登録情報格納部376とを備える。本実施形態において、カード固有情報格納部360は、会員情報アルゴリズム格納部362と、シリアルナンバー格納部364とを有する。
本実施形態において、会員情報格納部332は、登録情報格納部376に格納されている1以上の会員情報のうちの1つを格納する。上述されたとおり、会員情報としては、会員番号、有効期限、及び、セキュリティーコードの少なくとも1つが例示される。本実施形態において、通信部334は、接触式及び/又は非接触式の通信方式により、会員情報格納部332に格納された会員情報を外部の情報読取装置(図示されていない。)に出力する。本実施形態において、通信制御部336は、通信部334を制御する。
本実施形態において、カード固有情報格納部360は、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有の情報(カード固有情報と称される場合がある。)を格納する。一実施形態において、カード固有情報は、クレジットカード100の製造時にカード固有情報格納部360に格納される。他の実施形態において、カード固有情報は、クレジットカード100の発行時又は配布時にカード固有情報格納部360に格納される。
本実施形態において、会員情報アルゴリズム格納部362は、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報(有効な会員情報と称される場合がある。)を生成する手順を定めた情報(会員情報アルゴリズムと称される場合がある。)を格納する。会員情報アルゴリズムは、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力したカード発行IDと、シリアルナンバー格納部364に格納されているクレジットカード100のシリアルナンバーとに基づいて、有効な会員情報を生成するための手順を定める。会員情報アルゴリズムは、関数であってもよく、プログラムであってもよい。
一実施形態において、会員情報アルゴリズムは、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力したカード発行IDと、シリアルナンバー格納部364に格納されているクレジットカード100のシリアルナンバーとに基づいて、有効な会員番号を生成するための手順を定める。他の実施形態において、会員情報アルゴリズムは、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力したカード発行IDと、シリアルナンバー格納部364に格納されているクレジットカード100のシリアルナンバーとに基づいて、有効な会員番号と、有効期限及びセキュリティーコードの少なくとも一方とを生成するための手順を定める。有効な会員番号は、有効な会員情報の一例であってよい。会員情報アルゴリズムの詳細は後述される。
本実施形態において、シリアルナンバー格納部364は、クレジットカード100のシリアルナンバーを格納する。1以上のクレジットカード100のそれぞれのシリアルナンバーは、1以上のクレジットカード100のそれぞれを識別するために用いられる。クレジットカード100のシリアルナンバーは、例えば、クレジットカード100の発行者又は製造者により割り当てられる。
本実施形態において、入出力制御部372は、クレジットカード100と、クレジットカード100の携行者との間の情報の入出力を制御する。例えば、入出力制御部372は、出力部140を制御して、クレジットカード100の携行者に情報を提示する。例えば、入出力制御部372は、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力した情報を取得することで、クレジットカード100の携行者からの入力を受け付ける。
一実施形態において、入出力制御部372は、上記の携行者からカード発行IDの入力を受け付ける。入出力制御部372は、カード発行IDを会員情報生成部374に出力する。他の実施形態において、入出力制御部372は、各種の指示を受け付ける。例えば、入出力制御部372は、上述された各種の指示を受け付ける。
例えば、入出力制御部372は、上記の携行者から、制御部160に会員情報の生成処理を開始させるための指示の入力を受け付ける。入出力制御部372は、上記の指示を会員情報生成部374に出力する。本実施形態によれば、クレジットカード100に1以上の会員情報が登録される場合、クレジットカード100の携行者が各会員情報を識別するための符号(登録番号と称される場合がある。)が割り当てられる。そこで、会員情報の生成処理が開始されると、入出力制御部372は、上記の携行者から、生成される会員情報に割り当てられる登録番号の入力を受け付ける。入出力制御部372は、登録番号を会員情報生成部374に出力する。会員情報生成部374は、生成された会員情報と、上記の登録番号とを対応付けて登録情報格納部376に格納する。
例えば、入出力制御部372は、上記の携行者から、制御部160に、会員情報の選択処理、会員情報の確認処理、及び、シリアルナンバーの確認処理の少なくとも1つを開始させるための指示の入力を受け付ける。入出力制御部372は、上記の指示を登録情報格納部376に出力する。登録情報格納部376は、指示に応じた情報を抽出し、抽出された情報を入出力制御部372に出力する。入出力制御部372は、抽出された情報を出力部140に表示させる。
本実施形態において、会員情報生成部374は、会員情報を生成する。例えば、入出力制御部372が、制御部160に会員情報の生成処理を開始させるための指示の入力を受け付けると、会員情報生成部374は、会員情報の生成処理を開始する。一実施形態において、会員情報生成部374は、会員情報を生成する。他の実施形態において、会員情報生成部374は、会員情報と、有効期限及びセキュリティーコードの少なくとも一方とを生成する。
本実施形態において、会員情報生成部374は、会員情報アルゴリズム格納部362に格納されている会員情報アルゴリズムを用いて会員情報を生成する。上述されたとおり、会員情報アルゴリズムは、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力したカード発行IDと、シリアルナンバー格納部364に格納されているクレジットカード100のシリアルナンバーとに基づいて、有効な会員情報を生成するための手順を定める。
1以上のクレジットカード100のそれぞれのシリアルナンバーは、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有の番号であってよい。1以上のクレジットカード100のそれぞれの会員情報アルゴリズムは、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有のアルゴリズムであってよい。
会員情報生成部374は、入出力制御部372から、クレジットカード100の携行者が入力部150に入力したカード発行ID及び登録番号を取得する。会員情報生成部374は、シリアルナンバー格納部364にアクセスして、シリアルナンバー格納部364に格納されているクレジットカード100のシリアルナンバーを取得する。会員情報生成部374は、会員情報アルゴリズム格納部362にアクセスして、会員情報アルゴリズム格納部362に格納されている会員情報アルゴリズムを取得する。
会員情報生成部374は、会員情報アルゴリズムに従って、上記のカード発行ID及びシリアルナンバーに基づいて、会員情報を生成する。会員情報アルゴリズムが関数又はプログラムとして提供される場合、会員情報生成部374は、会員情報アルゴリズムに上記のカード発行ID及びシリアルナンバーを入力する。これにより、会員情報アルゴリズムは、会員情報を出力する。
上述されたとおり、カード発行IDが入力されたクレジットカード100と、カード発行IDとの組み合わせが適切である場合、有効な会員情報が生成される。一方、カード発行IDが入力されたクレジットカード100と、カード発行IDとの組み合わせが適切でない場合、有効な会員情報が生成されない。会員情報が有効でない場合、例えば、決済処理における有効性チェック段階又は信用承認段階において、クレジットカード100の利用が制限又は中止される。
会員情報生成部374は、生成された会員情報と、携行者により指定された登録番号とを対応付けて、登録情報格納部376に格納する。これにより、カード発行IDに対応する会員情報がクレジットカード100に登録される。
会員情報生成部374は、上記の手順を繰り返すことで、複数の会員情報を生成してよい。例えば、入力部150に複数のカード発行IDが入力されると、会員情報生成部374は、複数のカード発行IDのそれぞれに対応する会員情報を生成する。会員情報生成部374は、生成された複数の会員情報のそれぞれを、複数のカード発行IDのそれぞれに対応する登録番号と対応付けて、登録情報格納部376に格納してよい。
会員情報生成部374がクレジットカード100の有効期限及びセキュリティーコードの少なくとも一方を生成した場合、会員情報生成部374は、登録番号と、会員情報と、有効期限及びセキュリティーコードの少なくとも一方とを対応付けて、登録情報格納部376に格納してよい。会員情報、有効期限及びセキュリティーコードのそれぞれは、単一の会員情報アルゴリズムに基づいて生成されてもよく、異なる会員情報アルゴリズムに基づいて生成されてもよい。
本実施形態において、登録情報格納部376は、会員情報生成部374が生成した会員情報を格納する。登録情報格納部376は、会員情報生成部374が生成した有効な会員情報を格納してよい。登録情報格納部376は、複数の会員情報を格納してよい。登録情報格納部376は、1以上の会員情報と、各会員情報の登録番号とを対応付けて格納してよい。
会員情報格納部332は、第2利用者格納部の一例であってよい。通信部334は、通信部の一例であってよい。会員情報アルゴリズム格納部362は、第1アルゴリズム格納部の一例であってよい。シリアルナンバー格納部364は、装置情報格納部の一例であってよい。入出力制御部372は、入力受付部の一例であってよい。会員情報生成部374は、利用者情報生成部登録情報格納部376は、第1利用者格納部の一例であってよい。
会員情報アルゴリズムは、第1アルゴリズムの一例であってよい。シリアルナンバーは、第1情報の一例であってよい。カード発行IDは、第2情報の一例であってよい。会員情報は、第3情報の一例であってよい。会員情報の登録番号は、有効な利用者識別情報に割り当てられた符号の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、携行型の記憶装置がクレジットカード100である場合を例として、当該記憶装置の詳細が説明された。しかしながら、携行型の記憶装置の他の例としては、USBメモリ、携帯型のHDD、携帯型のSSD、携帯電話、スマートフォンなどが例示される。
図4は、データテーブル400のデータ構造の一例を概略的に示す。本実施形態において、データテーブル400は、登録情報格納部376に格納されるデータベースのデータ構造の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル400は、会員情報の登録番号を示す情報422と、クレジットカード100のブランドを示すブランド識別情報424と、クレジットカード100の会員情報426とを対応付けて格納する。会員情報426としては、会員番号(カード番号と称される場合がある。)、有効期限、セキュリティーコードなどが例示される。
データテーブル400は、ブランド識別情報424を含まなくてもよい。上述されたとおり、会員番号は、例えば、発行者識別番号と、会員口座番号と、チェックデジットにより構成される。また、発行者識別番号はブランドの識別情報を含む。そのため、データテーブル400にブランド識別情報424が含まれない場合であっても、入出力制御部372は、会員情報に含まれる発行者識別番号を解析して、当該会員情報に対応するブランドの識別情報(例えば、ブランドの名称である。)を、クレジットカード100の携行者に提示することができる。
(決済システム500の概要)
図5は、決済システム500のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態においては、クレジットカード100の正当な利用者であるカードユーザ20が、クレジットカード100を利用して商品30を購入する場合を例として、決済システム500の詳細が説明される。決済システム500は、カードユーザ20にサービスを提供する。例えば、決済システム500は、カードユーザ20に決済サービス又は決済代行サービスを提供する。
本実施形態において、決済システム500は、1以上のクレジットカード発行システム520と、1以上のクレジットカード決済システム540と、1以上の加盟店サーバ560とを備える。決済システム500は、クレジットカード100を製造する製造装置522を備えてもよい。決済システム500は、店舗の店頭においてクレジットカード100の利用を受け付ける店頭端末562を備えてもよい。
本実施形態において、決済システム500の各部は、例えば、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受することができる。本実施形態において、カードユーザ20は、例えば、任意の通信端末(図示されていない。)を利用して、決済システム500の各部にアクセスすることができる。
1以上のクレジットカード発行システム520のそれぞれは、例えば、クレジットカード発行者により運営される。単一のクレジットカード発行システム520により、複数のクレジットカード発行者により発行される複数のクレジットカードが発行されてよい。1以上のクレジットカード決済システム540は、例えば、クレジットカードブランドにより運営される。これにより、決済システム500は、カードユーザ20に対して、クレジットカード決済サービスを提供することができる。
(決済システム500に関連する各部の概要)
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、例えば、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線、車車間通信回線、及び、路車間通信回線の少なくとも1つを含む。
通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。上述されたとおり、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、及び、NFCは、近距離無線通信方式の一例であってよい。
本実施形態において、クレジットカード発行システム520は、入会希望者からの申込情報を受け付ける。申込情報に基づく審査の結果、入会希望者の入会が認められると、クレジットカードの発行処理を開始する。
例えば、入会が認められた会員(上記の入会希望者である。)がクレジットカード100を既に所持している場合、クレジットカード発行システム520は、当該会員のクレジットカード100に対応するカード発行IDを発行する。クレジットカード発行システム520は、カード発行IDを上記の会員に配布する。
一方、入会が認められた会員がクレジットカード100をまだ所持していない場合、クレジットカード発行システム520は、当該会員に貸与又は譲渡されるクレジットカード100を決定する。また、クレジットカード発行システム520は、上記のクレジットカード100に対応するカード発行IDを発行する。クレジットカード発行システム520は、カード発行ID及びクレジットカード100を上記の会員に配布する。
上述されたとおり、クレジットカード100のカード固有情報格納部360には、固有の会員情報アルゴリズムと、固有のシリアルナンバーとが格納されている。クレジットカード発行システム520の詳細は後述される。
本実施形態において、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード100を用いた決済機能を提供する。クレジットカード決済システム540の詳細は後述される。
本実施形態において、製造装置522は、クレジットカード100を製造する。本実施形態において、製造装置522は、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有の会員情報アルゴリズム及びシリアルナンバーの組み合わせを示す情報を、クレジットカード発行システム520から取得する。製造装置522は、例えばクレジットカード100の製造時に、製造されるクレジットカード100に固有の会員情報アルゴリズム及びシリアルナンバーを、カード固有情報格納部360に格納する。
本実施形態において、加盟店サーバ560は、商品30を販売する加盟店における取引を管理する。例えば、商品30の取引がクレジットカード100を用いて決済される場合、加盟店サーバ560は、店頭端末562から、当該取引の対象となる商品30に関する情報(商品譲歩湯と称される場合がある。)と、クレジットカード100の会員情報とを取得する。加盟店サーバ560は、会員情報により示されるブランドのクレジットカード決済システム540と協働して、上記の取引の決済を実行する。決済の詳細は、公知の手順に従って実行され得る。
加盟店サーバ560は、電子商取引サイトを運営してもよい。この場合、加盟店サーバ560は、例えば、カードユーザ20が利用する通信端末(図示されていない。)から、クレジットカード100の会員情報と、カードユーザ20が購入を希望する商品30を示す情報とを取得する。上記の通信端末としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
本実施形態において、店頭端末562は、クレジットカード100の会員情報を読み取る。例えば、カードユーザ20が、店頭端末562の読取装置にクレジットカード100を挿入したときに、店頭端末562は、クレジットカード100のICチップ130に格納された会員情報を読み取る。カードユーザ20は、クレジットカード100を店頭端末562の読取装置に挿入する前に、利用するブランド及び/又はカード発行会社のクレジットカードに対応する登録番号をクレジットカード100の入力部150に入力する。これにより、ICチップ130の内容が書き換えられ、カードユーザ20が利用を希望するブランド及び/又はカード発行会社のクレジットカードに対応する会員情報が、ICチップ130に格納される。
決済システム500は、情報処理装置の一例であってよい。クレジットカード発行システム520は、管理装置、第1データベース又は第2データベースの一例であってよい。情報処理装置の一例であってよい。クレジットカード決済システム540は、情報処理装置の一例であってよい。店頭端末562は、情報読取装置の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、サービス提供者により提供されるサービスがクレジットカード決済サービスである場合を例として、決済システム500の一例が説明された。しかしながら、決済システム500は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、サービス提供者により提供されるサービスは、各種の決済サービス又は決済代行サービスであってよい。
本実施形態においては、カードユーザ20が、100を利用して実店舗において商品を購入する場合を例として、決済システム500の詳細が説明された。しかしながら、決済システム500は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、カードユーザ20は、クレジットカード100を利用してサービスを購入してよい。さらに他の実施形態において、カードユーザ20は、クレジットカード100を利用して、電子商取引サイトにおいて商品又はサービスを購入してよい。
図6は、カード発行ID及び会員情報の生成処理の一例を概略的に示す。本実施形態においては、クレジットカード発行システム520が、まず、入会が認められた会員に割り当てられる会員情報を決定し、次に、当該会員に割り当てられたクレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズムにより当該会員情報が生成されるように、カード発行IDを決定する場合を例として、カード発行ID及び会員情報の生成処理の詳細が説明される。
図6に示されるとおり、本実施形態において、カード発行IDは、発行IDアルゴリズム620に従って決定される。発行IDアルゴリズム620は、クレジットカード100のシリアルナンバーと、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報とに基づいて、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられるカード発行IDを生成する手順を定めた情報である。発行IDアルゴリズム620は、関数であってもよく、プログラムであってもよい。
本実施形態において、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード100に格納されているシリアルナンバーと、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報とに基づいて、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられるカード発行IDを決定又は生成する。クレジットカード発行システム520は、カード発行IDが、クレジットカード100に格納されているシリアルナンバーとともに、クレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズム640に入力された場合に、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報が生成されるように、上記のカード発行IDを決定又は生成する。
例えば、クレジットカード発行システム520は、会員情報ごとに定められた、一対の発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640を取得又は生成する。一対の発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640が関数により表される場合、発行IDアルゴリズム620は、会員情報アルゴリズム640の逆関数であってよい。同様に、会員情報アルゴリズム640は、発行IDアルゴリズム620の逆関数であってよい。
本実施形態において、入会が認められた会員に割り当てられる会員情報は、クレジットカード発行システム520により決定される。一方、クレジットカード100及びクレジットカード決済システム540は、会員情報アルゴリズム640に従って、各会員に割り当てられたカード発行IDに基づいて、各会員に割り当てられた会員情報を生成する。
上述されたとおり、会員情報アルゴリズム640は、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられたカード発行IDと、クレジットカード100のシリアルナンバーとに基づいて、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報を生成する手順を定めた情報である。本実施形態によれば、会員情報アルゴリズム640に、発行IDアルゴリズム620により生成されたカード発行IDと、当該カード発行IDに対応するシリアルナンバーとが入力されると、会員情報アルゴリズム640は、クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報を出力する。
発行IDアルゴリズム620は、第2アルゴリズムの一例であってよい。会員情報アルゴリズム640は、第1アルゴリズムの一例であってよい。クレジットカード100のシリアルナンバーは、第1情報の一例であってよい。クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられる会員情報は、第3情報の一例であってよい。クレジットカード100の正当な利用者に割り当てられるカード発行IDは、第2情報の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、クレジットカード発行システム520が、まず、入会が認められた会員に割り当てられる会員情報を決定し、次に、当該会員に割り当てられたクレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズムにより当該会員情報が生成されるように、カード発行IDを決定する場合を例として、カード発行ID及び会員情報の生成処理の詳細が説明された。しかしながら、カード発行ID及び会員情報の生成処理は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、クレジットカード発行システム520は、まず、入会が認められた会員に割り当てられるカード発行IDを任意の手順により決定する。次に、クレジットカード発行システム520は、上記の会員に割り当てられたクレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズム及びシリアルナンバーを取得する。クレジットカード発行システム520は、上記の会員情報アルゴリズムに従って、上記のシリアルナンバー及びクレジットカード発行システム520により決定されたカード発行IDに基づいて、上記の会員に割り当てられる会員情報を導出する。
クレジットカード発行システム520は、例えば、現在有効な他の会員情報と、導出された会員情報とを比較して、重複の有無を判定する。重複がないと判定された場合、クレジットカード発行システム520は、上記のカード発行ID及び会員情報を、上記の会員に割り当てる。一方、重複があると判定された場合、クレジットカード発行システム520は、上述された処理を繰り返す。
図7は、決済システム500における情報処理の一例を概略的に示す。本実施形態によれば、まず、ステップ720(ステップがSと省略される場合がある。)において、クレジットカード決済の利用を希望する入会希望者がカード発行会社に入会を申し込む。このとき、入会希望者の氏名、住所、銀行口座の口座番号などの利用料金の請求に関連する情報(請求関連情報と称される場合がある。)が提示される。入会希望者が利用を希望するブランド及び/又はカード発行会社が提示されてもよい。S720において、入会審査が実施される。
S720において、入会審査が終了し、上記の入会希望者の入会が認められると、S730において、S720において申し込みが受け付けられたクレジットカード(新たなクレジットカードと称される場合がある。)の発行処理が実行される。新たなクレジットカードの発行処理の詳細は後述される。
S730において、カード発行ID及び/又はクレジットカード100が会員に配布されると、S740において、会員情報の登録処理が実行される。これにより、クレジットカード決済システム540及びクレジットカード100に上記の会員の会員情報が登録される。会員情報の登録処理の詳細は後述される。
S740において、会員情報の登録処理が完了すると、新たなクレジットカードが利用可能になる。会員がクレジットカード100を利用して商品を購入すると、S750において、当該取引に関する決済処理が実行される。
図8は、カード発行処理の一例を概略的に示す。本実施形態に係るカード発行処理は、図7に関連して説明されたS730の処理の一例であってよい。本実施形態に係るカード発行処理は、例えば、クレジットカード発行システム520により実行される。
本実施形態によれば、まず、S820において、利用可能なブランドが決定される。利用可能なブランドは、例えば、入会の申し込みの内容を示す情報(申込情報と称される場合がある。)により示される。次に、S830において、当該ブランドに対応する会員情報が決定される。
次に、S840において、S830において決定された会員情報に対応するカード発行IDが決定される。本実施形態において、カード発行IDは、図6に関連して説明された発行IDアルゴリズム620に従って決定される。
1以上のクレジットカード100のそれぞれのカード固有情報格納部360には、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有の会員情報アルゴリズム640が格納されている。図6に関連して説明されたとおり、本実施形態において、決済システム500は、対応する発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640の情報を記憶している。そこで、例えば、入会が認められた会員が所持するクレジットカード100のカード固有情報格納部360又は当該会員に割り当てられるクレジットカード100のカード固有情報格納部360に格納されている会員情報アルゴリズム640に対応する発行IDアルゴリズム620に従って、カード発行IDが決定される。
より具体的には、上記の発行IDアルゴリズム620に、S830において決定された会員情報と、上記の会員が所持するクレジットカード100又は当該会員に割り当てられるクレジットカード100のカード固有情報格納部360に格納されているシリアルナンバーとが、発行IDアルゴリズム620に入力される。これにより、発行IDアルゴリズム620が上記の会員に割り当てられるカード発行IDを出力する。
次に、S850において、入会が認められた会員にカード発行IDが配布される。入会が認められた会員にクレジットカード100が配布されてもよい。
例えば、入会が認められた会員がクレジットカード100を既に所持している場合、新たなクレジットカードの発行処理において、新たなクレジットカードに対応するカード発行IDが発行され、当該カード発行IDが会員に配布される。この場合、新たなクレジットカードに対応する物理的なクレジットカード100は会員に配布されない。
一方、入会が認められた会員がクレジットカード100をまだ所持していない場合、新たなクレジットカードの発行処理において、当該会員に貸与又は譲渡されるクレジットカード100が決定される。また、上記のクレジットカード100に対応するカード発行IDが発行される。この場合、カード発行ID及びクレジットカード100が会員に配布される。
図9は、会員情報の登録処理の一例を概略的に示す。本実施形態に係る会員情報の登録処理は、図7に関連して説明されたS740の処理の一例であってよい。
本実施形態によれば、まず、S920において、カードユーザ20が、クレジットカード決済システム540に対して、会員情報の登録を要求する。このとき、カードユーザ20は、カードユーザ20が携行するクレジットカード100のシリアルナンバーを通知してよい。
カードユーザ20は、例えば、任意の通信端末(カードユーザ20の通信端末と称される場合がある)を利用して、クレジットカード決済システム540にアクセスする。この場合、カードユーザ20の通信端末は、まず、カードユーザ20から、カードユーザ20が携行するクレジットカード100のシリアルナンバーを取得する。カードユーザ20の通信端末は、クレジットカード100のカード固有情報格納部360にアクセスして上記のシリアルナンバーを取得してもよく、カードユーザ20からの上記のシリアルナンバーに関する入力を受け付けることで上記のシリアルナンバーを取得してもよい。
次に、カードユーザ20の通信端末は、クレジットカード決済システム540に対して、会員情報の登録を要求するための情報(登録要求と称される場合がある。)を送信する。このとき、カードユーザ20の通信端末は、上記のクレジットカード100のシリアルナンバーをクレジットカード決済システム540に送信してよい。
次に、S922において、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード発行システム520に対して、S920においてクレジットカード決済システム540が取得したシリアルナンバーに対応するクレジットカード100の存在の確認を要求するための情報(確認要求と称される場合がある。)を送信する。このとき、クレジットカード決済システム540は、上記のシリアルナンバーをクレジットカード発行システム520に送信してよい。
次に、S924において、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード決済システム540から取得したシリアルナンバーに対応するクレジットカード100の存在を確認する。上記のクレジットカード100の存在が確認されなかった場合、クレジットカード発行システム520は、その旨を示す情報をクレジットカード決済システム540に送信する。この場合、クレジットカード決済システム540は、会員情報の登録を終了するための処理を実行してよい。
一方、上記のクレジットカード100の存在が確認された場合、クレジットカード発行システム520は、カード発行IDを生成する。例えば、クレジットカード発行システム520は、図8に関連して説明された手順に従って、カード発行IDを生成する。クレジットカード発行システム520は、上記のクレジットカード100に対応するカード発行IDと、会員情報アルゴリズムとをクレジットカード決済システム540に送信する。クレジットカード発行システム520は、上記の会員の請求関連情報をクレジットカード決済システム540に送信してもよい。
次に、S930において、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード発行システム520から取得したカード発行IDをカードユーザ20に通知する。カード発行IDの通知の態様は特に限定されない。カード発行IDは、配送により通知されてもよく、電子メッセージにより通知されてもよい。
また、S932において、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード発行システム520から取得したカード発行IDと、カードユーザ20から取得したシリアルナンバーとを、クレジットカード発行システム520から取得した会員情報アルゴリズムに入力する。これにより、クレジットカード決済システム540は、上記の会員の会員情報を取得することができる。
S934において、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード決済システム540に配された1以上の会員のそれぞれの会員情報を格納するデータベースに、上記の会員の会員情報を格納する。クレジットカード決済システム540は、上記の会員の会員情報と、請求関連情報とを対応付けて、上記のデータベースに格納してもよい。
一方、S940において、カードユーザ20は、クレジットカード100の入力部150に、クレジットカード決済システム540から通知されたカード発行IDを入力する。入出力制御部372がカード発行IDの入力を受け付けると、会員情報生成部374が入力部150に入力されたカード発行IDと、シリアルナンバー格納部364に格納されているシリアルナンバーとを、会員情報アルゴリズム格納部362に格納されている会員情報アルゴリズムに入力する。これにより、会員情報生成部374は、上記の会員の会員情報を取得することができる。
S942において、会員情報生成部374は、上記の会員情報を登録情報格納部376に格納する。会員情報生成部374は、上記の会員情報と、当該会員情報に割り当てられた登録番号とを対応付けて、登録情報格納部376に格納してもよい。
図10は、クレジットカード発行システム520の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、クレジットカード発行システム520は、例えば、アルゴリズム生成部1020と、カード情報格納部1022とを備える。本実施形態において、クレジットカード発行システム520は、例えば、申込情報取得部1040と、申込情報格納部1042とを備える。本実施形態において、クレジットカード発行システム520は、例えば、確認要求取得部1060と、会員情報決定部1062と、カード発行ID決定部1064と、応答部1066とを備える。
本実施形態において、アルゴリズム生成部1020は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、固有の会員情報アルゴリズムと、固有の発行IDアルゴリズムとを生成する。例えば、アルゴリズム生成部1020は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、一対の発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640を生成する。アルゴリズム生成部1020は、生成された発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640を、カード情報格納部1022に格納する。アルゴリズム生成部1020は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、シリアルナンバーと、発行IDアルゴリズム620及び会員情報アルゴリズム640とを対応付けて、カード情報格納部1022に格納してもよい。
本実施形態において、カード情報格納部1022は、1以上のクレジットカード100のそれぞれに固有の会員情報アルゴリズムを格納する。カード情報格納部1022は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、固有の会員情報アルゴリズムと、固有の発行IDアルゴリズムとを対応付けて格納してもよい。カード情報格納部1022は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、固有のシリアルナンバーと、固有の会員情報アルゴリズムと、固有の発行IDアルゴリズムとを対応付けて格納してもよい。
本実施形態において、申込情報取得部1040は、入会希望者の申し込みに関する各種の情報(申込情報と称される場合がある。)を取得する。申込情報取得部1040は、入会希望者が利用する通信端末から申込情報を取得してよい。上述されたとおり、申込情報は、例えば、請求関連情報を含む。申込情報は、例えば、入会希望者が利用を希望するブランド及び/又はカード発行会社を示す情報を含む。
本実施形態において、申込情報格納部1042は、申込情報取得部1040が取得した申込情報を格納する。申込情報格納部1042は、入会希望者の識別情報と、申込情報とを対応付けて格納してよい。入会希望者の入会が認められた場合、申込情報格納部1042は、入会が認められた会員に割り当てられたクレジットカード100のシリアルナンバーと、上記の申込情報とを対応付けて格納してよい。申込情報格納部1042は、入会が認められた会員に割り当てられた会員情報と、上記の申込情報とを対応付けて格納してもよい。
本実施形態において、確認要求取得部1060は、図9に関連して説明された確認要求及びシリアルナンバーを取得する。確認要求取得部1060は、クレジットカード決済システム540を運営するブランドの識別情報(ブランド識別情報と称される場合がある。)と、確認要求に関連して取得されたシリアルナンバーとを、会員情報決定部1062に出力する。
本実施形態において、会員情報決定部1062は、確認要求取得部1060から取得したブランド識別情報に基づいて、入会が認められた会員に割り当てられる会員情報を決定する。会員情報決定部1062は、有効な他の会員情報と重複しないように、上記の会員に割り当てられる会員情報を決定する。本実施形態において、会員情報の決定手順は特に限定されない。会員情報決定部1062は、会員情報と、シリアルナンバーとを1064に出力する。
本実施形態において、カード発行ID決定部1064は、入会が認められた会員に割り当てられるカード発行IDを決定する。例えば、カード発行ID決定部1064は、カード情報格納部1022を参照して、会員情報決定部1062から取得したシリアルナンバーに対応する発行IDアルゴリズムを抽出する。カード発行ID決定部1064は、会員情報決定部1062から取得したシリアルナンバー及び会員情報を、抽出された発行IDアルゴリズムに入力する。これにより、カード発行ID決定部1064は、入会が認められた会員に割り当てられるカード発行IDを決定及び/又は生成することができる。カード発行ID決定部1064は、生成されたカード発行IDを応答部1066に出力する。カード発行ID決定部1064は、上記のシリアルナンバーを応答部1066に出力してもよい。
本実施形態において、応答部1066は、クレジットカード決済システム540から取得した確認要求に対する応答を生成する。応答部1066は、生成された応答を、クレジットカード決済システム540に送信する。
例えば、応答部1066は、カード発行ID決定部1064が生成したカード発行IDを含む応答を生成する。例えば、応答部1066は、カード情報格納部1022を参照して、カード発行ID決定部1064から取得したシリアルナンバーに対応する会員情報アルゴリズムを抽出する。応答部1066は、抽出された会員情報アルゴリズムを含む応答を生成する。応答部1066は、申込情報格納部1042を参照して、カード発行ID決定部1064から取得したシリアルナンバーに対応する請求関連情報を抽出してよい。応答部1066は、抽出された請求関連情報を含む応答を生成してよい。
図11は、データテーブル1100のデータ構造の一例を概略的に示す。データテーブル1100は、カード情報格納部1022に格納されるデータベースのデータ構造の一例であってよい。本実施形態において、データテーブル1100は、1以上のクレジットカード100のそれぞれについて、固有のシリアルナンバー1122と、固有の会員IDアルゴリズム1124と、固有の発行IDアルゴリズム1126とを対応づけて格納する。
データテーブル1100は、第1データベース又は第2データベースの一例であってよい。シリアルナンバー1122は、記憶装置識別情報の一例であってよい。会員IDアルゴリズム1124は、第1アルゴリズムの一例であってよい。発行IDアルゴリズム1126は、第2アルゴリズムの一例であってよい。
図12は、クレジットカード決済システム540の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、クレジットカード決済システム540は、例えば、登録要求取得部1222と、確認要求送信部1232と、応答受信部1234とを備える。本実施形態において、クレジットカード決済システム540は、例えば、会員情報生成部1242と、会員情報格納部1244とを備える。本実施形態において、クレジットカード決済システム540は、例えば、決済処理部1250を備える。
本実施形態において、登録要求取得部1222は、図9に関連して説明された登録要求を取得する。このとき、登録要求取得部1222は、クレジットカード100を携行するカードユーザ20から、クレジットカード100に割り当てられたシリアルナンバーを取得してもよい。登録要求取得部1222は、上記のシリアルナンバーを確認要求送信部1232に出力する。
本実施形態において、確認要求送信部1232は、図9に関連して説明された確認要求をクレジットカード発行システム520に送信する。このとき、確認要求送信部1232は、登録要求取得部1222が取得した上記のシリアルナンバーをクレジットカード発行システム520に送信してよい。
本実施形態において、応答受信部1234は、クレジットカード発行システム520から、確認要求送信部1232が送信した確認要求に対する応答を取得する。図10に関連して説明されたとおり、クレジットカード発行システム520は、1以上のクレジットカード100のそれぞれの正当な利用者に割り当てられる会員情報を管理する。また、クレジットカード発行システム520は、1以上のクレジットカード100のそれぞれのシリアルナンバー及び会員情報アルゴリズムを対応付けて格納する。
上述されたとおり、クレジットカード発行システム520からの応答には、登録要求取得部1222が取得したシリアルナンバーに対応するカード発行ID及び会員情報アルゴリズムが含まれる。これにより、応答受信部1234は、登録要求取得部1222が取得したシリアルナンバーに対応するカード発行ID及び会員情報アルゴリズムを取得することができる。また、クレジットカード決済システム540は、クレジットカード発行システム520にアクセスして、登録要求取得部1222が取得したシリアルナンバーに対応するカード発行ID及び会員情報アルゴリズムを取得することができる。
応答受信部1234は、クレジットカード決済システム540に上記の登録要求を送信したカードユーザ20に、上記のカード発行IDを提示してよい。カード発行IDの提示態様は特に限定されない。例えば、応答受信部1234は、カード発行IDをカードユーザ20に配送するための手続を実施する。例えば、応答受信部1234は、カードユーザ20が利用する通信端末にカード発行IDを送信する。
本実施形態において、会員情報生成部1242は、上記のカードユーザ20に割り当てられる会員情報を生成する。例えば、会員情報生成部1242は、応答受信部1234が取得したカード発行IDに基づいて、上記の会員情報を生成する。例えば、会員情報生成部1242は、上記のカードユーザ20が携行するクレジットカード100に固有のシリアルナンバーに基づいて、上記の会員情報を生成する。例えば、会員情報生成部1242は、上記のカードユーザ20が携行するクレジットカード100に固有の会員情報アルゴリズムに基づいて、上記の会員情報を生成する。
より具体的には、まず、会員情報生成部1242は、応答受信部1234が受信した応答に含まれるカード発行ID及び会員情報アルゴリズムを取得する。また、会員情報生成部1242は、登録要求取得部1222が取得したシリアルナンバーを取得する。会員情報生成部1242は、上記の会員情報アルゴリズムに従って、上記のシリアルナンバー及びカード発行IDに基づいて、上記のカードユーザ20に割り当てられる会員情報を生成する。例えば、上記のシリアルナンバー及びカード発行IDを、上記の会員情報アルゴリズムに入力する。これにより、会員情報生成部1242は、上記のカードユーザ20に割り当てられる会員情報を生成又は取得することができる。
本実施形態において、会員情報格納部1244は、会員情報生成部1242が生成した会員情報を格納する。会員情報格納部1244は、1以上の会員のそれぞれの会員情報を格納してよい。会員情報格納部1244は、1以上の会員のそれぞれについて、会員情報と、申込情報の少なくとも一部とを対応付けてを格納してよい。例えば、会員情報格納部1244は、1以上の会員のそれぞれについて、会員情報と、請求関連情報とを対応付けてを格納する。
本実施形態において、決済処理部1250は、会員がクレジットカード100を利用して商品を購入した場合に、当該取引に関する決済処理を実行する。決済処理部1250は、加盟店サーバ560及び/又は店頭端末562と協働して、上記の決済処理を実行する。決済処理の詳細は特に限定されない。決済処理は、例えば、公知の手順に従って実行される。
カードユーザ20は、記憶装置の携行者の一例であってよい。応答受信部1234は、認証情報取得部、第1アルゴリズム取得部又は認証情報提示部の一例であってよい。会員情報生成部1242は、利用者情報生成部の一例であってよい。
図13は、カード発行処理の他の例を概略的に示す。本実施形態に係るカード発行処理は、図7に関連して説明されたS730の処理の一例であってよい。本実施形態に係るカード発行処理は、例えば、クレジットカード発行システム520により実行される。
本実施形態に係るカード発行処理は、S1330においてカード発行IDが決定され、S1340において会員情報が決定される点で、図8に関連して説明されたカード発行処理と相違する。本実施形態に係るカード発行処理は、上記の相違点を除き、図8に関連して説明されたカード発行処理と同様の特徴を有してよい。
本実施形態によれば、S1330において、入会が認められた会員に割り当てられるカード発行IDが決定される。カード発行IDは、任意の手順により決定される。例えば、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード100のシリアルナンバーと、会員が入会を希望するブランドの識別情報とを含むカード発行IDを発行する。
次に、S1340において、仮の会員情報が決定される。本実施形態によれば、まず、上記の会員に割り当てられたクレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズム及びシリアルナンバーが取得される。次に、上記の会員情報アルゴリズムに従って、上記のシリアルナンバー及びS1330において決定されたカード発行IDに基づいて、上記の会員に割り当てられる仮の会員情報が導出される。
より具体的には、上述されたとおり、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズムを把握している。そこで、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード100に格納されている会員情報アルゴリズムと同一の会員情報アルゴリズムに、クレジットカード100のシリアル番号と、上記のカード発行IDとを入力することで、上記の仮の会員情報を導出する。
S1340において、現在有効な他の会員情報と、導出された仮の会員情報とが比較され、会員情報の重複の有無が判定される。例えば、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード決済システム540にアクセスして、上記の重複の有無を問い合わせる。クレジットカード決済システム540は、上記の重複の有無を判定し、当該判定結果をクレジットカード発行システム520に送信する。
S1340において導出された仮の会員情報が現在有効な他の会員情報(既存の会員情報と称される場合がある。)と重複しないと判定された場合、上記の仮の会員情報が正式な会員情報として採用される。これにより、上記のカード発行ID及び会員情報が上記の会員に割り当てられる。一方、S1340において導出された仮の会員番号が既存の会員情報と重複すると判定された場合、カード発行IDが変更され、当該カード発行IDに対して、上述されたS1330及びS1340の処理が繰り返される。
(別実施形態の一例)
図8においては、既存の会員情報と重複しないように会員情報が決定された後、当該会員情報に対応するカード発行IDが発生される場合を例として、カード発行処理の詳細が説明された。図13においては、仮のカード発行IDが決定された後、既存の会員情報と重複しない会員情報が得られるまでカード発行IDの生成処理及び会員情報の重複判定処理が繰り返される場合を例として、カード発行処理の詳細が説明された。しかしながら、カード発行処理は、これらの実施形態に限定されない。
他の実施形態によれば、まず、仮のカード発行IDが決定され、当該仮のカード発行IDに対応する仮の会員情報が導出される。例えば、クレジットカード発行システム520は、会員に割り当てられるクレジットカード100のシリアルナンバーと、会員が入会を希望するブランドとに基づいて、仮のカード発行IDを発行する。クレジットカード発行システム520は、会員に割り当てられるクレジットカード100の会員情報アルゴリズムに、クレジットカード100のシリアル番号と、上記のカード発行IDとを入力して、上記の仮の会員情報を導出する。
次に、導出された仮の会員情報が既存の会員情報と重複するか否かが判定される。例えば、クレジットカード発行システム520は、クレジットカード決済システム540にアクセスして、上記の重複の有無を問い合わせる。クレジットカード決済システム540は、上記の重複の有無を判定し、当該判定結果をクレジットカード発行システム520に送信する。
本実施形態によれば、仮の会員情報が既存の会員情報と重複すると判定された場合、既存の会員番号と重複しない会員番号を決定するための処理が実行される。例えば、クレジットカード決済システム540は、上記の仮の会員情報の前後で、現在使用されていない会員情報を抽出し、抽出された会員情報を正式な会員情報として採用する。また、図8に関連して説明された方法と同様の手順により、上記の正式な会員情報に対応するカード発行IDが決定される。その後、図8又は図13に関連して説明された方法と同様にして、カード発行処理が実行される。
これにより、図13に関連して説明された実施形態におけるS1330及びS1340の処理の繰り返し回数が削減される。また、仮の会員番号が既存の会員情報と重複しなかった場合には、正式な会員番号を決定するための処理が実行されないので、計算機のリソースが削減される。
図14は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す例えば、クレジットカード100の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、制御部160の少なくとも一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、決済システム500の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、クレジットカード発行システム520の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、製造装置522の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、クレジットカード決済システム540の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、加盟店サーバ560の一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、店頭端末562の一部が、コンピュータ3000により実現される。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、GPU3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インタフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。GPU3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インタフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
上記実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 通信ネットワーク
20 カードユーザ
30 商品
100 クレジットカード
120 カード本体
130 ICチップ
140 出力部
150 入力部
160 制御部
332 会員情報格納部
334 通信部
336 通信制御部
360 カード固有情報格納部
362 会員情報アルゴリズム格納部
364 シリアルナンバー格納部
372 入出力制御部
374 会員情報生成部
376 登録情報格納部
400 データテーブル
422 情報
424 ブランド識別情報
426 会員情報
500 決済システム
520 クレジットカード発行システム
522 製造装置
540 クレジットカード決済システム
560 加盟店サーバ
562 店頭端末
620 発行IDアルゴリズム
640 会員情報アルゴリズム
1020 アルゴリズム生成部
1022 カード情報格納部
1040 申込情報取得部
1042 申込情報格納部
1060 確認要求取得部
1062 会員情報決定部
1064 カード発行ID決定部
1066 応答部
1100 データテーブル
1122 シリアルナンバー
1124 会員IDアルゴリズム
1126 発行IDアルゴリズム
1222 登録要求取得部
1232 確認要求送信部
1234 応答受信部
1242 会員情報生成部
1244 会員情報格納部
1250 決済処理部
3000 コンピュータ
3001 DVD-ROM
3010 ホストコントローラ
3012 CPU
3014 RAM
3016 GPU
3018 ディスプレイデバイス
3020 入出力コントローラ
3022 通信インタフェース
3024 ハードディスクドライブ
3026 DVD-ROMドライブ
3030 ROM
3040 入出力チップ
3042 キーボード

Claims (12)

  1. 携行型の記憶装置であって、
    前記記憶装置の携行者からの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を格納する装置情報格納部と、
    第1情報及び第2情報に基づいて第3情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを格納する第1アルゴリズム格納部と、
    前記記憶装置の正当な利用者にサービスを提供するサービス提供者により、前記正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する利用者情報生成部と、
    を備え、
    前記入力受付部は、前記携行者から、有効な前記利用者識別情報を生成するための情報である認証情報の入力を受け付け、
    前記利用者情報生成部は、
    前記第1アルゴリズム格納部に格納された前記第1アルゴリズムに従って、
    前記入力受付部が受け付けた前記認証情報、及び、前記装置情報格納部に格納された前記記憶装置識別情報に基づいて、有効な前記利用者識別情報を生成する、
    記憶装置。
  2. 前記利用者情報生成部が生成した有効な前記利用者識別情報を格納する第1利用者格納部、
    をさらに備え、
    前記入力受付部は、前記携行者により、前記利用者情報生成部が生成した有効な前記利用者識別情報に割り当てられた符号を示す情報を受け付け、
    前記第1利用者格納部は、前記符号を示す情報と、前記利用者識別情報とを対応付けて格納する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記第1利用者格納部に格納されている1以上の前記利用者識別情報のうちの1つを格納する第2利用者格納部と、
    接触式及び/又は非接触式の通信方式により、前記第2利用者格納部に格納された前記利用者識別情報を外部の情報読取装置に出力する通信部と、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の記憶装置。
  4. 前記第2利用者格納部及び前記通信部は、ICチップにより実現される、
    請求項3に記載の記憶装置。
  5. 前記利用者情報生成部は、複数の前記サービス提供者のそれぞれにより前記正当な利用者に割り当てられる複数の前記利用者識別情報を生成し、
    前記第1利用者格納部は、前記複数の利用者識別情報を格納する、
    請求項2から請求項4までの何れか一項に記載の記憶装置。
  6. 前記利用者情報生成部は、前記利用者識別情報の有効期限を示す情報をさらに生成する、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の記憶装置。
  7. 前記認証情報は、
    前記第1情報及び前記第3情報に基づいて、前記第1情報とともに前記第1アルゴリズムに入力された場合に前記第3情報を生成するための前記第2情報を生成する手順を定めた情報である第2アルゴリズムに従って、
    有効な前記利用者識別情報と、前記記憶装置に割り当てられた前記記憶装置識別情報とに基づいて生成された情報である、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の記憶装置。
  8. 携行型の記憶装置の正当な利用者にサービスを提供する情報処理装置であって、
    前記記憶装置の携行者から、前記記憶装置に割り当てられた記憶装置識別情報を取得する装置情報取得部と、
    前記記憶装置の正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を管理する管理装置から、有効な前記利用者識別情報を生成するための情報である認証情報を取得する認証情報取得部と、
    (i)1以上の記憶装置のそれぞれの記憶装置識別情報、及び、(ii)1以上の記憶装置のそれぞれの正当な利用者に割り当てられる利用者識別情報を生成する手順を定めた情報である第1アルゴリズムを対応付けて格納する第1データベースにアクセスして、前記装置情報取得部が取得した前記記憶装置識別情報に対応する前記第1アルゴリズムを取得する第1アルゴリズム取得部と、
    前記第1アルゴリズム取得部が取得した前記第1アルゴリズムに従って、前記装置情報取得部が取得した前記記憶装置識別情報、及び、前記認証情報取得部が取得した前記認証情報に基づいて、有効な前記利用者識別情報を生成する利用者情報生成部と、
    を備える、情報処理装置。
  9. 前記管理装置は、
    (i)前記第1アルゴリズムと、(ii)前記記憶装置識別情報及び前記利用者識別情報に基づいて、前記記憶装置識別情報とともに前記第1アルゴリズムに入力された場合に前記利用者識別情報を生成するための前記認証情報を生成する手順を定めた情報である第2アルゴリズムとを対応付けて格納する第2データベースを備える、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記管理装置をさらに備える、
    請求項8又は請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 携行型のコンピュータを、請求項1から請求項7までの何れか一項に記載の記憶装置として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項8から請求項10までの何れか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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