JP2023149229A - 管理装置、管理方法、及び、プログラム - Google Patents

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彩乃 福田
Ayano Fukuda
泰史 三輪
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Abstract

【課題】商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成する管理装置、管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】取引管理システムにおいて、商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成する販売支援サーバの梱包支援部は、1以上の評価項目のそれぞれについて、商品の供給者が商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得部と、評価情報取得部が取得した評価情報に基づいて、1以上の評価項目のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定部と、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納部を参照して、評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出部と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、管理装置、管理方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1には、商品ジャンルに応じた評価が投稿される環境を提供するECサーバが開示されている。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1)国際公開第2017/094169号公報
例えば、ECサイトにアクセスしたユーザがECサイト上で販売されている商品の購入において重視する事項は、ユーザごとに異なる。しかしながら、特許文献1に開示されたECサーバによれば、特定の商品の購入を検討しているユーザが、当該商品に対して投稿された評価の中から、当該ユーザにとって重要な評価を迅速に見つけることは難しい。
本発明の第1の態様においては、情報生成装置が提供される。上記の情報生成装置は、例えば、商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成する。上記の情報生成装置は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれについて、商品の供給者が商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得部を備える。上記の情報生成装置は、例えば、評価情報取得部が取得した評価情報に基づいて、1以上の評価項目のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定部を備える。上記の情報生成装置は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納部を参照して、評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出部を備える。
上記の情報生成装置は、1以上の評価項目のそれぞれと、広告資材又は販売促進資材に関する1以上のレイアウトとを対応づけて格納するレイアウト格納部を参照して、評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つのレイアウトを抽出するレイアウト抽出部を備えてよい。上記の情報生成装置は、文言抽出部が抽出した少なくとも1つの文言、及び、レイアウト抽出部が抽出した少なくとも1つのレイアウトに基づいて、商品の広告資材又は販売促進資材に関する1以上の候補を生成する候補生成部を備えてよい。上記の情報生成装置において、文言抽出部は、(i)第1文言格納部、及び、(ii)1以上の商品種別のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第2文言格納部の少なくとも一方を参照して、評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた複数の文言を抽出してよい。文言抽出部は、複数の文言のうちの少なくとも1つを、第1文言格納部を参照して抽出してよい。
上記の情報生成装置は、広告又は販売促進のターゲットの属性を決定するターゲット属性決定部を備えてよい。上記の情報生成装置において、評価項目決定部は、ターゲット属性決定部が決定したターゲットの属性に基づいて、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定してよい。上記の情報生成装置において、評価項目決定部は、評価情報取得部が取得した評価情報と、ターゲット属性決定部が決定したターゲットの属性を示す情報とに基づいて、1以上の評価項目のうち、商品に特徴的な評価項目であって、ターゲットに対する訴求効果が見込まれる評価項目を、広告又は販売促進に用いられる評価項目として決定してよい。上記の情報生成装置において、評価項目決定部は、評価情報取得部が取得した評価情報に基づいて、商品に特徴的な少なくとも1つの評価項目を決定してよい。評価項目決定部は、ターゲット属性決定部が決定したターゲットの属性に基づいて、ターゲットに対する訴求効果が見込まれる少なくとも1つの評価項目を決定してよい。上記の情報生成装置は、評価情報取得部が取得した評価情報、及び、ターゲット属性決定部が決定したターゲットの属性を示す情報の少なくとも一方に基づいて、広告又は販売促進による訴求の態様を決定する訴求態様決定部を備えてよい。上記の情報生成装置において、文言抽出部は、訴求態様決定部が決定した訴求の態様に基づいて、少なくとも1つの文言を抽出してよい。
上記の情報生成装置は、評価情報取得部が取得した評価情報に基づいて、広告又は販売促進による訴求の態様を決定する訴求態様決定部を備えてよい。上記の情報生成装置において、文言抽出部は、訴求態様決定部が決定した訴求の態様に基づいて、少なくとも1つの文言を抽出してよい。
本発明の第2の態様においては、情報生成方法が提供される。上記の情報生成方法は、例えば、商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成するための方法である。上記の情報生成方法の各段階は、例えば、コンピュータにより実行される。上記の情報生成方法は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれについて、商品の供給者が商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階を有する。上記の情報生成方法は、例えば、評価情報取得段階において取得された評価情報に基づいて、1以上の評価項目のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定段階を有する。上記の情報生成方法は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納装置を参照して、評価項目決定段階において決定された評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出段階を有する。
本発明の第3の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の第1の態様に係る情報生成装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の第2の態様に係る情報生成方法を実行させるためのプログラムであってもよい。上記のプログラムを格納するコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記録媒体であってもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
取引管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 生産ロボット120の内部構成の一例を概略的に示す。 管理サーバ110における情報収集処理の一例を概略的に示す。 取引管理部112の内部構成の一例を概略的に示す。 販売中の商品の商品説明画面の一例を概略的に示す。 受渡完了後の商品の評価入力画面の一例を概略的に示す。 受渡完了後の商品の評価入力画面の他の例を概略的に示す。 ECサイト管理部422の内部構成の一例を概略的に示す。 評価取得部462の内部構成の一例を概略的に示す。 販売支援サーバ180の内部構成の一例を概略的に示す。 販促支援部1020の内部構成の一例を概略的に示す。 指示データにより示される指示の内容の一例を概略的に示す。 指示データにより示される指示の内容の他の例を概略的に示す。 梱包支援部1040の内部構成の一例を概略的に示す。 データテーブル1500のデータ構成の一例を概略的に示す。 コンピュータ3000のシステム構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
(取引管理システム100の概要)
図1は、取引管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、取引管理システム100は、例えば、管理サーバ110を備える。本実施形態において、管理サーバ110は、例えば、取引管理部112と、流通管理部114とを有する。
取引管理システム100は、生産ロボット120、選果システム140、及び、物流システム160の少なくとも1つをさらに備えてもよい。本実施形態において、生産ロボット120は、例えば、ベースユニット130と、1又は複数の(単に、1以上と称される場合がある。)移動ユニット132と、1以上の撮像ユニット134と、1以上のセンサユニット136と、1以上の作業ユニット138とを有する。
本実施形態において、取引管理システム100は、例えば、販売支援サーバ180を備える。取引管理システム100は、管理サーバ110と、販売支援サーバ180とを備えてもよい。管理サーバ110の所有者又は運用者と、販売支援サーバ180の所有者又は運用者とは、同一であってもよく、異なってもよい。管理サーバ110及び販売支援サーバ180は、同一の物理マシン又は仮想マシンの上で動作してもよく、異なるの物理マシン又は仮想マシンの上で動作してもよい。
本実施形態においては、取引管理システム100が商品12及び商品14の取引を管理する場合を例として、取引管理システム100の詳細が説明される。なお、本実施形態においては、商品14が、商品12と同一又は類似する種類の物品、又は、商品12の生産者20が生産した物品である場合を例として、取引管理システム100の詳細が説明される。
また、本実施形態においては、商品12及び商品14が(i)生鮮食料品又は(ii)農産物、水産物若しくは畜産物である場合を例として、取引管理システム100の詳細が説明される。生鮮食料品としては、青果、生花、魚介、精肉などが例示される。農産物としては、穀類、野菜、果物、茶、花木、キノコ類又は菌糸類などが例示される。しかしながら、商品12及び商品14は、生鮮食料品、農産物、水産物又は畜産物に限定されるものではない。
商品12及び商品14の取引において、生産者20は、商品12及び商品14を生産する。生産者20は、生産された商品12及び商品14を、有償又は無償で、消費者40に譲渡する。生産者20は、1以上の流通業者30を介して、商品12及び商品14を消費者40に譲渡してもよい。この場合、例えば、まず、生産者20が、有償又は無償で、商品12及び商品14を流通業者30に譲渡する。次に、流通業者30が、有償又は無償で、商品12及び商品14を消費者40に譲渡する。
本実施形態において、生産者20は、商品12及び商品14を生産するための各種の作業を実施する。生産者20は、自然人であってもよく、団体であってもよい。団体は、法人格を有してもよく、法人格を有しなくてもよい。生産者20は、通信端末22を利用して管理サーバ110にアクセスしてよい。生産者20は、例えば、通信端末22を利用して、商品12及び商品14に関する各種の作業の記録を示す情報を、管理サーバ110に送信する。生産者20は、生産ロボット120を利用して、商品12及び商品14を生産してよい。
本実施形態において、流通業者30は、生産者20及び消費者40との間の取引を仲介する。流通業者30としては、運輸業者、倉庫業者、卸売業者、小売業者などが例示される。複数の生産者20により構成される生産者団体が、生産者20としての側面だけでなく、流通業者30としての側面を有してもよい。生産者団体としては、集出荷団体、協同組合などが例示される。
本実施形態において、消費者40は、生産者20又は流通業者30から、有償又は無償で、商品12及び商品14を譲り受ける。消費者40は、商品12及び商品14を使用又は消費する。消費者40は、商品12及び商品14を使用又は消費する前に、商品12及び商品14を検品又は評価してよい。消費者40は、商品12及び商品14を使用又は消費した後、商品12及び商品14を検品又は評価してよい。
(取引管理システム100における情報処理の概要)
消費者40の一例である消費者44が商品12を購入した後、消費者40の他の例である消費者46が商品14を購入する場合を例として、取引管理システム100における情報処理の一例が説明される。本実施形態において、取引管理システム100は、商品12の取引過程における各種のデータを収集する。取引管理システム100は、上記のデータの収集を支援するための処理を実行してよい。
商品12の取引において収集された各種のデータは、商品14の取引に利用される。一実施形態において、取引管理システム100は、商品12の取引において収集された商品12又は生産者20に対する評価に関するデータ(単に、商品12に関する評価情報と称される場合がある。)を、商品14の購入を検討している消費者46に提示するための処理を実行する。他の実施形態において、取引管理システム100は、現在又は将来の取引の対象となる商品14の特性と、商品12に対する評価とに基づいて、商品14のセールスポイントを決定するための処理を実行する。また、取引管理システム100は、商品14のセールスポイントに興味を示す可能性が高い消費者46に対して、商品14の販売促進情報を通知するための処理を実行する。
商品に関する評価情報(単に、商品の評価情報と称される場合がある。)は、当該商品の種類及び品質を示す情報であってもよい。例えば、商品の評価情報は、当該商品の種類を示す情報と、当該商品の評価を示す情報とを含む。商品の評価情報は、当該商品の種類と、当該商品の評価とが対応付けられた情報であってもよい。商品の種類は、当該商品の品目により識別されてよい。商品の品目は、商品の種類の名称であってよい。商品の評価は、商品の品質に対する評価であってよい。商品の品質は、例えば、当該商品に関する各種の特性に基づいて定められる。本実施形態によれば、取引管理システム100が商品12の取引過程における複数の時点において商品12に関する評価情報を取得するので、生産時点又は出荷時点における商品12の品質がより正確に評価され得る。
生産者20は、商品12に関する評価により評価されてもよく、生産者20に関する評価により評価されてもよい。本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、消費者44が商品12を評価する場合を例として、取引管理システム100における情報処理の詳細が説明される。
本実施形態において、取引管理システム100は、商品12の取引過程における複数の時点において、商品12に関する評価情報を取得する。例えば、取引管理システム100は、商品12の検品時点又は評価時点と、商品12の生産時点又は出荷時点、及び、商品12の流通過程の特定の時点の少なくとも一方とにおいて、商品12に関する評価情報を取得する。
特に、生鮮食料品、農産物、水産物、畜産物などは、例えば工業製品と比較して、品質が劣化しやすい。そのため、生産者20が出荷した後、消費者40の手元に到着するまでの間(流通過程と称される場合がある。)に、品質が劣化する場合がある。
(評価情報の概要)
商品12に関する評価情報としては、(i)生産者20、流通業者30又は消費者40による商品12の官能試験の結果などに基づく主観的な評価結果を示すデータ、(ii)各種センサによる商品12の計測結果などに基づく客観的な評価結果を示すデータなどが例示される。上記のセンサとしては、(i)1以上の生産ロボット120の少なくとも1つに配されたセンサ、(ii)生産現場に配されたセンサ、(iii)1以上の流通業者30の少なくとも一部が利用する選果システム140又は物流システムに配されたセンサ、(iv)通信端末22、通信端末32又は通信端末42に配されたセンサなどが例示される。
上記のセンサとしては、(i)商品12の特性を測定するための計測機器、(ii)商品12の周辺環境の状態を測定するための計測機器などが例示される。商品12の周辺環境としては、商品12の生産環境、商品12の流通環境などが例示される。商品12及び商品14が生鮮食料品、又は、農産物、水産物若しくは畜産物である場合、商品12の生産環境としては、生育場所、狩場などが例示される。商品12が農産物である場合、商品12の生産環境としては、圃場、培地などが例示される。商品12が畜産物である場合、商品12の生産環境としては、牧場、畜舎などが例示される。商品12が水産物である場合、商品12の生産環境としては、養殖場、漁場などが例示される。
上記のセンサは、各種の物性の簡易測定キットであってもよい。簡易測定キットとしては、各種の物性に応じて色が変化する資材が例示される。上記の物性としては、温度、湿度などが例示される。
例えば、温度の簡易測定キットとして、温度により色が変化する資材(示温材と称される場合がある。)が用いられ得る。示温材の形態としては、ラベル、シール、テープなどが例示される。温度の簡易測定キットは、不可逆性の示温材であってもよい。不可逆性の示温材は、特定の温度になると変色し、一度変色すると元の色に戻らない性質を有する。これにより、例えば、配送中の温度の最大値又は最小値が簡易的に測定され得る。
商品12の特性としては、(i)商品12の外観の形状、模様、色彩及び光沢の少なくとも1つ、(ii)商品12の大きさ及び質量の少なくとも一方、(iii)商品12の硬度及び弾性の少なくとも一方、(iv)商品12から放出される放射線及び香気成分の少なくとも一方の量、(v)商品12に含まれる特定成分の含有量などが例示される。特定成分としては、水素イオン、水分、栄養成分又は機能性成分などが例示される。栄養成分又は機能性成分としては、糖、タンパク質、脂質、食物繊維、グルタミン酸、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、硝酸イオン、リン酸イオン、ビタミン、アミノ酸などが例示される。上記の各種センサとしては、撮像素子、3次元スキャナ、硬度計、線量計、臭気センサ、pH計、水分計、糖度計、味覚センサなどが例示される。
商品12の生産過程における商品12の周辺環境(生産環境と称される場合がある。)の状態としては、(i)商品12の周辺環境の温度、照度及び/又は圧力、(ii)商品12の周辺環境中における特定成分の濃度、並びに、(iii)生産過程において投入された資材及び/又はエネルギーの種類及び/又は量からなる群から選択される少なくとも1つが例示される。上記の特定成分としては、水、水素イオン、商品12の生育に必要とされる栄養素などが例示される。商品12が農産物である場合、商品12の生育に必要とされる栄養素としては、窒素、リン酸、カリウムなどが例示される。上記の各種センサとしては、温度計、照度計、圧力計、湿度計、pH計、窒素濃度計、リン酸濃度計、カリウム濃度計などが例示される。
商品12の流通過程における商品12の周辺環境(流通環境と称される場合がある。)の状態としては、(i)商品12の周辺環境の温度、照度及び/又は圧力、(ii)商品12の周辺環境中における特定成分の濃度、並びに、(iii)流通過程において商品12に加えられた加速度(例えば、衝撃、振動などである)からなる群から選択される少なくとも1つが例示される。上記の特定成分としては、水、酸素、二酸化炭素及びエチレンからなる群から選択される1種以上の物質が例示される。上記の各種センサとしては、温度計、照度計、圧力計、湿度計、pH計、酸素濃度計、二酸化炭素濃度計、エチレン濃度計、加速度計などが例示される。
商品12に関する評価情報は、例えば、生産者20が利用する通信端末22、又は、生産ロボット120に配された各種のセンサ(例えば、撮像ユニット134又はセンサユニット136である)から、管理サーバ110に送信される。商品12に関する評価情報は、例えば、1以上の流通業者30の少なくとも一部が利用する選果システム140又は物流システムに配された各種のセンサから、管理サーバ110に送信される。商品12に関する評価情報は、例えば、流通業者30が利用する通信端末32から、管理サーバ110に送信される。商品12に関する評価情報は、例えば、消費者40が利用する通信端末42から、管理サーバ110に送信される。
(評価情報の構造)
本実施形態において、取引管理システム100は、各商品の基本情報と、各商品の評価情報とを対応づけて格納する。各商品の基本情報としては、各商品の識別情報、各商品の種類を示す情報、各商品の生産者を示す情報、各商品の生産日又は出荷日を示す情報などが例示される。本実施形態において、各商品の評価情報は、各商品に関する複数の項目(評価項目と称される場合がある。)のそれぞれに対する評価を示す情報を含む。例えば、各商品の評価情報は、P個(Pは2以上の整数である。)の評価項目のそれぞれに対する評価を格納可能に構成される。
本実施形態において、P個(Pは2以上の整数である。)の評価項目は、複数の区分(評価区分と称される場合がある。)に分類される。上記の区分としては、(i)大きさ又は質量に関する区分、(ii)外観に関する区分、(iii)味に関する区分、(iv)食感に関する区分、(v)含有成分に関する区分、(vi)鮮度に関する区分、(vii)使用又は消費の容易さに関する区分、(viii)生産工程に関する区分、(ix)環境負荷に関する区分、(x)地域貢献に関する区分、(xi)価格に関する区分などが例示される。
大きさ又は質量に関する区分には、例えば、大きさに関する評価項目、質量に関する評価項目などが含まれる。外観に関する区分には、例えば、形状に関する評価項目、傷の有無又は多少に関する評価項目、色艶に関する評価項目、清潔さに関する評価項目などが含まれる。味に関する区分には、例えば、甘味に関する評価項目、塩味に関する評価項目、酸味に関する評価項目、苦味に関する評価項目、旨味に関する評価項目、美味しさに関する評価項目などが含まれる。食感に関する区分には、例えば、硬さに関する評価項目、歯切れのよさに関する評価項目、水分量に関する評価項目などが含まれる。含有成分に関する区分には、例えば、栄養成分の含有量に関する評価項目、香気成分の含有量に関する評価項目、機能性成分の含有量に関する評価項目などが含まれる。
鮮度に関する区分には、例えば、生産日又は出荷日からの経過日数に関する評価項目などが含まれる。使用又は消費の容易さに関する区分には、例えば、調理のしやすさに関する評価項目などが含まれる。生産工程に関する区分には、例えば、化学肥料の使用の有無及び/又は使用態様に関する評価項目、農薬の使用の有無及び/又は使用態様に関する評価項目、有機栽培又は無農薬栽培の認証の有無に関する評価項目などが含まれる。
環境負荷に関する区分には、例えば、化学肥料及び化学農薬の少なくとも一方の使用の有無、栽培過程で使用される化学肥料及び化学農薬の少なくとも一方の種類及び/又は使用量に関する評価項目、二酸化炭素排出量に関する評価項目、農業資材の廃棄方法に関する評価項目などが含まれる。地域貢献に関する区分には、例えば、新規就農者又は経験の少ない生産者に対する指導又は育成に関する評価項目、地域の食文化への貢献に関する評価項目などが含まれる。価格に関する区分には、例えば、コストパフォーマンスに関する評価項目、同種の商品における相対的な価格の高低に関する評価項目などが含まれる。
(取引管理システム100の各部の概要)
本実施形態において、通信端末22、通信端末32及び通信端末42のそれぞれは、生産者20、流通業者30及び消費者40のそれぞれに利用される。通信端末22、通信端末32及び通信端末42のそれぞれは、通信ネットワーク(図示されていない。)を介して、管理サーバ110との間で情報を送受する。
通信端末22、通信端末32及び通信端末42としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
通信端末22、通信端末32及び通信端末42は、生産者20、流通業者30又は消費者40が取引管理システム100にアクセスする場合におけるユーザインタフェースとして機能してよい。生産者20は、通信端末22を利用して、上述された生産環境の状態に関する各種の計測結果を示す情報を管理サーバ110に送信してよい。生産者20は、通信端末22を利用して、商品12及び商品14に関する評価情報を管理サーバ110に送信してよい。流通業者30は、通信端末32を利用して、上述された流通環境の状態に関する各種の計測結果を示す情報を管理サーバ110に送信してよい。流通業者30は、通信端末32を利用して、商品12及び商品14に関する評価情報を管理サーバ110に送信してよい。消費者40は、通信端末42を利用して、商品12及び商品14に関する評価情報を管理サーバ110に送信してよい。消費者40は、通信端末42を利用して、商品12及び商品14に関する評価情報を含む各種の情報を管理サーバ110から取得してよい。
なお、上記の通信ネットワークは、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワークは、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。通信ネットワークは、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、及び、NFCは、近距離無線通信の一例であってもよい。
本実施形態において、管理サーバ110は、各種の商品の取引を管理する。また、管理サーバ110は、各種の商品の流通を管理する。
本実施形態において、取引管理部112は、各種の商品の取引を管理する。例えば、取引管理部112は、商品12の取引過程において各種のデータを収集する。取引管理部112は、上記のデータの収集を支援するための処理を実行してよい。例えば、取引管理部112は、商品12の取引において収集された各種のデータを利用して、商品14の取引を支援又は仲介する。取引管理部112は、1以上の商品12に対する評価に基づいて、商品14に対する評価を決定してよい。取引管理部112は、商品14に対する評価を示す情報を、商品14の購入を検討している消費者40が利用する通信端末42に送信してよい。取引管理部112は、商品14に対する評価を示す情報を、商品14の特性に合致する消費者40が利用する通信端末42に送信してよい。取引管理部112の詳細は後述される。
本実施形態において、流通管理部114は、1以上の商品の流通を管理する。流通管理部114は、例えば、1以上の商品のそれぞれについて、当該商品の流通過程の少なくとも一部における当該商品の状態を管理する。
一実施形態において、流通管理部114は、商品12の流通過程の少なくとも一部における商品12の状態を示す情報(流通状態情報と称される場合がある。)を取得する。流通状態情報としては、流通過程における商品12の特性を示す情報、商品12の流通環境の状態を示す情報などが例示される。
流通管理部114は、選果システム140から、選果システム140に配された各種のセンサによる商品12の計測結果を示す情報を取得してよい。例えば、流通管理部114は、選果システム140を制御する制御装置(図示されていない。)から、選果システム140を構成する選果機に配された質量計、及び/又は糖度計の計測結果を示す情報を取得する。流通管理部114は、選果システム140を制御する制御装置(図示されていない。)から、選果システム140を構成する選果機に配されたカメラが撮像した商品12の画像の画像データを取得してもよい。
流通管理部114は、物流システム160から、物流システム160に配された各種のセンサによる商品12の計測結果を示す情報を取得してよい。例えば、流通管理部114は、物流システム160を制御する制御装置(図示されていない。)から、物流システム160を構成するトラックに配された加速度センサの計測結果を示す情報を取得する。流通管理部114は、物流システム160を制御する制御装置(図示されていない。)から、物流システム160を構成する倉庫管理システムに配されたカメラが撮像した商品12の画像の画像データを取得してもよい。
他の実施形態において、流通管理部114は、商品12の生産日又は出荷日と、消費者40による商品12の検品日又は評価日との間の期間(流通期間と称される場合がある。)の長さを示す情報(流通期間情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、流通管理部114は、商品12の生産日又は出荷日を示す情報(生産情報と称される場合がある。)を取得する。流通管理部114は、通信端末22又は生産ロボット120から生産情報を取得してよい。また、流通管理部114は、消費者44による商品12の検品日又は評価日を示す情報(検品情報と称される場合がある。)を取得する。流通管理部114は、通信端末42から検品情報を取得してよい。流通管理部114は、検品情報により示される商品12の検品日又は評価日、及び、生産情報により示される商品12の生産日又は出荷日に基づいて、流通期間の長さを決定してよい。これにより、流通管理部114は流通期間情報を取得することができる。
流通管理部114は、1以上の商品のそれぞれを識別するための識別情報と、各商品の流通状態情報及び流通期間情報の少なくとも一方とを対応づけて格納してよい。流通管理部114は、例えば、取引管理部112からの要求に応じて、当該要求に合致する商品に関する流通状態情報及び/又は流通期間情報を抽出し、抽出された情報を取引管理部112に送信する。
本実施形態において、生産ロボット120は、商品12及び商品14を生産する。生産ロボット120は、自律移動機能を有してよい。生産ロボット120は、通信機能を有してよい。例えば、生産ロボット120は、通信ネットワークを介して、管理サーバ110との間で情報を送受する。生産ロボット120は、商品12及び商品14に関する各種の作業の記録を示す情報を、通信ネットワークを介して管理サーバ110に送信してよい。生産ロボット120は、上述された生産環境の状態に関する各種の計測結果を示す情報を、通信ネットワークを介して管理サーバ110に送信してよい。生産ロボット120及びその各部の詳細は後述される。
本実施形態において、選果システム140は、商品12及び商品14を分類する。例えば、商品12及び商品14が農産物である場合、選果システム140は、品質、大きさ、質量などによって商品12及び商品14を分類する。選果システム140は、商品12及び商品14の品質、大きさ、質量などを計測するための各種のセンサを備える。上記のセンサには、商品12及び商品14の外観を撮像する撮像素子が含まれてよい。選果システム140は、各種のセンサによる計測結果を示す情報を、通信ネットワークを介して管理サーバ110に送信してよい。
本実施形態において、物流システム160は、商品12及び商品14を保管したり、運送したりする。物流システム160は、商品12及び商品14の保管中及び運送中における、商品12及び商品14の状態、並びに、商品12及び商品14の周辺環境の状態の少なくとも一方を計測する各種のセンサを備える。上記のセンサには、商品12及び商品14の外観を撮像する撮像素子が含まれてよい。物流システム160は、各種のセンサによる計測結果を示す情報を、通信ネットワークを介して管理サーバ110に送信してよい。
本実施形態において、販売支援サーバ180は、商品12又は商品14の供給者による、商品12又は商品14の販売を支援する。商品12又は商品14の供給者としては、生産者20、流通業者30などが例示される。販売支援サーバ180の詳細は後述される。
(取引管理システム100の各部の具体的な構成)
取引管理システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエア及びソフトウエアにより実現されてもよい。取引管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。取引管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想マシン上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。取引管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示され得る。取引管理システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してよい。
取引管理システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の一般的な構成の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。
上記の一般的な構成の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該ソフトウエア又はプログラムによって規定された動作を実行させる。上記のソフトウエア又はプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されていてもよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータを、取引管理システム100又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータに、取引管理システム100又はその一部における情報処理を実行させるためのプログラムであってよい。
一実施形態において、上記の情報処理は、物品に対する評価を管理するための管理方法であってよい。上記の管理方法は、例えば、物品に関するP個(Pは2以上の整数である。)の項目の少なくとも1つに対する評価結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階を有する。上記の管理方法は、例えば、物品に対する評価を閲覧する閲覧者の行動特性、興味又は嗜好を示す閲覧者情報を取得する閲覧者情報取得段階を有する。上記の管理方法は、例えば、閲覧者情報取得段階において取得された閲覧者情報に基づいて、P個の項目の中から、閲覧者に提示されるQ個(QはP以下の正の整数である。)の項目を決定する第1項目決定段階を有する。上記の管理方法の各段階の動作主体は、コンピュータであってよい。
他の実施形態において、上記の情報処理は、物品に対する評価を管理するための管理方法であってよい。上記の管理方法は、例えば、物品に関するP個(Pは2以上の整数である。)の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階を有する。上記の管理方法は、例えば、評価情報取得段階において取得された物品に関する1以上の評価情報に基づいて、P個の項目のそれぞれに対する評価値を算出する第2項目評価段階を有する。上記の管理方法は、例えば、第2項目評価段階において算出されたP個の項目のそれぞれに対する評価値に基づいて、P個の項目の中から、物品の評価の決定に用いられるQ個(QはP以下の正の整数である。)の項目を決定する第2項目決定段階を有する。上記の管理方法は、例えば、物品に関する情報を受信可能な1以上の受信者のそれぞれの行動特性、興味又は嗜好を示す1以上の受信者情報を格納する受信者情報格納装置を参照して、第2項目決定段階において決定したQ個の項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有する受信者を抽出する受信者抽出段階を有する。上記の管理方法は、例えば、Q個の項目を用いて物品に対する評価を決定し、物品に対する評価を示す情報を含む物品に関する情報を生成する生成段階を有する。上記の管理方法は、例えば、受信者抽出段階において抽出された受信者の通信端末に、物品に関する情報を送信する送信段階を有する。上記の管理方法の各段階の動作主体は、コンピュータであってよい。
さらに他の実施形態において、上記の情報処理は、物品に対する評価を管理するための管理方法であってよい。上記の管理方法は、例えば、過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、第1物品を使用若しくは消費した需要者の通信端末に、需要者による第1物品に対する評価結果の入力を支援するための入力支援データを送信する支援データ送信段階を有する。上記の管理方法は、例えば、入力支援データを生成する支援データ生成段階を有する。上記の管理方法は、例えば、(i)第1物品の流通過程の少なくとも一部における第1物品の状態を示す流通状態情報、及び、(ii)第1物品の生産時点又は出荷時点と、需要者による第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さを示す流通期間情報の少なくとも一方を取得する流通情報取得段階を有する。上記の管理方法において、例えば、支援データ生成部は、流通状態情報により示される第1物品の状態、及び、流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方に基づいて、需要者が第1物品を評価するための1以上の評価項目の種類を決定する段階を含む。上記の管理方法の各段階の動作主体は、コンピュータであってよい。
さらに他の実施形態において、上記の情報処理は、物品に対する評価を管理するための管理方法であってよい。上記の管理方法は、例えば、物品に対する評価を示す評価情報を格納する評価格納段階を有する。上記の管理方法は、例えば、過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、第1物品を使用若しくは消費した需要者による、第1物品に対する評価結果を示す第1評価情報を取得する第1評価情報取得段階を有する。上記の管理方法は、例えば、(i)第1物品の流通過程の少なくとも一部における第1物品の状態を示す流通状態情報、及び、(ii)第1物品の生産時点又は出荷時点と、需要者による第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さを示す流通期間情報の少なくとも一方を取得する流通情報取得段階を有する。上記の管理方法において、第1評価情報取得段階は、例えば、(a)流通状態情報により示される第1物品の状態、及び、流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方が予め定められた条件に合致する場合、第1評価情報を評価格納部に格納することを決定する段階を含む。上記の管理方法において、第1評価情報取得段階は、例えば、(b)流通状態情報により示される第1物品の状態、及び、流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方が予め定められた条件に合致しない場合、(i)第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を評価格納装置に格納しない、(ii)第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を補正する、又は、(iii)第1評価情報と、第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性のあることを示す情報とを対応付けて評価格納装置に格納することを決定する段階を含む。上記の管理方法の各段階の動作主体は、コンピュータであってよい。
さらに他の実施形態において、上記の情報処理は、商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成するための情報生成方法であってよい。上記の情報生成方法は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれについて、商品の供給者が商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階を有する。上記の情報生成方法は、例えば、評価情報取得段階において取得された評価情報に基づいて、1以上の評価項目のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定段階を有する。上記の情報生成方法は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納装置を参照して、評価項目決定段階において決定された評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出段階を有する。上記の管理方法の各段階の動作主体は、コンピュータであってよい。
さらに他の実施形態において、上記の情報処理は、比較対照の仕様を決定するための決定方法であってよい。上記の決定方法において、比較対照は、例えば、物品を梱包するための梱包資材とともに配送され、物品の状態を判定するために用いられる。上記の決定方法は、例えば、1以上の比較対照のそれぞれの仕様を決定する仕様決定段階を有する。上記の決定方法において、仕様決定段階は、例えば、(i)物品の種類、(ii)物品が配送される距離、(iii)物品の配送に要する時間、(iv)物品の配送先の気象、(v)物品の発送者の属性、(vi)物品の受取者の属性、(vii)物品の配送者の属性、及び、(viii)梱包資材の表面の模様及び色彩の少なくとも一方、並びに、これらの組み合わせに基づいて、1以上の比較対照のそれぞれの仕様を決定する段階を含む。
物品の配送に要する時間は、当該時間の典型的な値であってもよく、予測値であってもよい。物品の配送先の気象は、配送時点における典型的な気象であってもよく、予測値であってもよい。
商品12は、物品又は第1物品の一例であってよい。商品14は、物品又は第2物品の一例であってよい。第2物品は、第1物品と同一又は類似する種類の物品であってもよく、第1物品と同一の供給者により供給される物品であってもよい。生産者20は、供給者の一例であってよい。流通業者30の一部は、供給者の一例であってよい。流通業者30の一部は、需要者、閲覧者又は受信者の一例であってよい。消費者40は、需要者、閲覧者又は受信者の一例であってよい。消費者44は、需要者の一例であってよい。消費者46は、閲覧者又は受信者の一例であってよい。
取引管理システム100は、管理装置の一例であってよい。管理サーバ110は、管理装置の一例であってよい。取引管理部112は、管理装置の一例であってよい。流通管理部114は、流通情報取得部、生産情報取得部又は検品情報取得部の一例であってよい。生産日は、生産時点の一例であってよい。出荷日は、出荷時点の一例であってよい。検品日は、検品時点の一例であってよい。評価日は、評価時点の一例であってよい。検品情報及び生産情報は、流通期間情報の一例であってよい。
取引管理システム100は、情報生成装置又は決定装置の一例であってよい。販売支援サーバ180は、情報生成装置又は決定装置の一例であってよい。商品12又は商品14の供給者は、物品の発送者の一例であってよい。生産者20は、物品の発送者の一例であってよい。流通業者30は、物品の発送者又は物品の受取者の一例であってよい。消費者40は、物品の受取者の一例であってよい。物流システム160の所有者又は運営者は、物品の配送者の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、取引管理システム100が、生産ロボット120から、商品12及び/又は商品14の生産環境の状態に関する各種の計測結果を示す情報を取得する場合を例として、取引管理システム100の一例が説明された。しかしながら、取引管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、取引管理システム100は、上述された生産環境に配された固定式のセンサから、当該センサの計測結果を示す情報を取得する。
本実施形態においては、生産者20が商品を出荷し、消費者40が商品を受け取る場合を例として、取引管理システム100の一例が説明された。この場合、流通過程には、流通業者30、選果システム140、物流システム160が介在する。しかしながら、取引管理システム100の利用環境は、本実施形態に限定されない。上述されたとおり、流通業者30としては、生産業者の団体、運輸業者、倉庫業者、卸売業者、小売業者などが例示される。他の実施形態において、取引管理システム100は、例えば、生産業者の団体が商品を出荷し、卸売業者又は小売業者が商品を受け取る場合にも利用され得る。この場合、生産業者の団体は、選果システム140を利用して、出荷される商品に関する各種の情報を、管理サーバ110に送信してよい。なお、商品を出荷する団体は、生産者20と同様の構成を有してよい。商品を受け取る卸売業者又は小売業者は、消費者40と同様の構成を有してよい。
図2は、生産ロボット120の内部構成の一例を概略的に示す。図1に関連して説明されたとおり、本実施形態において、生産ロボット120は、ベースユニット130と、移動ユニット132と、撮像ユニット134と、センサユニット136と、作業ユニット138とを備える。図2に示されるとおり、本実施形態において、生産ロボット120は、制御ユニット220と、1以上の電源ユニット230と、1以上の制振ユニット250と、1以上のバランス調整ユニット280とをさらに備える。
本実施形態において、生産ロボット120は、任意の作業を実施する作業機械であってよい。生産ロボット120は、例えば、各種の農作業、監視作業などを実施する。生産ロボット120は、固定式であってもよく、移動式であってもよい。生産ロボット120は、自律走行機能又は自律航行機能を有してもよく、遠隔操作により操縦されてもよく、生産ロボット120に乗り込んだ作業者により操縦されてもよい。生産ロボット120は、自律走行機能又は自律航行機能を有する、無人作業機械であることが好ましい。
生産ロボット120は、小型のロボットであってよい。例えば、生産ロボット120の1台当たりの体積は、2m以下であってよく、1m以下であってよく、0.5m以下であってよく、0.25m以下であってもよい。これにより、生産ロボット120は、生産現場を自由に移動することができる。その結果、例えば、生産ロボット120は、人間では観察が難しいアングルからでも生産中の商品を観察することができる。
本実施形態において、ベースユニット130は、移動ユニット132、撮像ユニット134、センサユニット136、作業ユニット138、制御ユニット220、電源ユニット230、制振ユニット250、及び、バランス調整ユニット280を保持する。本実施形態において、ベースユニット130は、移動ユニット132、撮像ユニット134、センサユニット136、作業ユニット138、制振ユニット250及びバランス調整ユニット280の少なくとも1つを着脱可能に保持する。これにより、生産ロボット120は、複数の異なる種類の作業に対応することができる。
本実施形態において、ベースユニット130は、制御ユニット220及び電源ユニット230を有する。制御ユニット220及び電源ユニット230は、ベースユニット130に内蔵されてもよい。制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130に着脱可能に配されてもよい。一実施形態において、制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130の内部に着脱可能に配される。他の実施形態において、制御ユニット220及び電源ユニット230の少なくとも一方は、ベースユニット130の外部に着脱可能に配される。
本実施形態において、移動ユニット132は、生産ロボット120を移動させる。移動ユニット132の動力は、電力であってもよく、内燃機関であってもよく、蒸気機関であってもよい。例えば、移動ユニット132は、電源ユニット230から供給された電力を動力に変換して、生産ロボット120を移動させる。本実施形態において、移動ユニット132は、電源ユニット230から供給された電力を利用して動力を発生させる動力源を内蔵してもよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどが例示され得る。
一実施形態において、移動ユニット132は、陸上で移動するための車輪と、当該車輪を駆動する動力源とを備える。他の実施形態において、移動ユニット132は、陸上で移動するための無限軌道と、当該無限軌道を駆動する動力源とを備える。さらに他の実施形態において、移動ユニット132は、水上又は水中で移動するためのスクリューと、当該スクリューを駆動する動力源とを備えてよい。移動ユニット132は、浮力を得るための浮力材をさらに備えてもよい。さらに他の実施形態において、移動ユニット132は、空中で移動するためのプロペラと、当該プロペラを駆動する動力源とを備えてよい。移動ユニット132は、空中に浮遊するためのバルーン又は気嚢をさらに備えてもよい。
本実施形態において、撮像ユニット134は、各種の被写体を撮像する。例えば、撮像ユニット134は、(i)商品12及び/又は商品14、(iv)商品12及び/又は商品14の周辺環境、(iii)生産者20、並びに、(iv)生産ロボット120の少なくとも1つを撮像する。商品12及び/又は商品14の周辺環境としては、生産現場の内部又は周辺が例示される。商品12及び/又は商品14が農産物である場合、撮像ユニット134は、商品12及び/又は商品14の周辺環境として、商品12及び/又は商品14が生育している位置の土壌又は培地を撮像してよい。
一実施形態において、撮像ユニット134は、ベースユニット130の外部に脱着可能に配される。他の実施形態において、撮像ユニット134は、他のユニットに配される。例えば、撮像ユニット134は、作業ユニット138に組み込まれる。撮像ユニット134は、制御ユニット220に組み込まれてもよい。
撮像ユニット134は、ベースユニット130の進行方向前方に配されてもよく、ベースユニット130の進行方向後方に配されてもよい。撮像ユニット134は、生産ロボット120の側面に配されてもよい。撮像ユニット134は、ベースユニット130の上面に配されてもよく、ベースユニット130の下面に配されてもよい。撮像ユニット134は、照明光を出射する照明部を有してもよい。照明部としては、ライトが例示される。
本実施形態において、撮像ユニット134は、静止画像及び動画像の少なくとも一方を撮像する。撮像ユニット134は、動画像を撮像できることが好ましい。撮像ユニット134は、可視光カメラであってもよく、赤外線カメラであってもよい。撮像ユニット134は、マニピュレータと、当該マニピュレータの先端に取り付けられた撮像装置とを有してもよい。マニピュレータは、電源ユニット230から供給された電力を利用して、上記の撮像装置を任意の方向に向けることができる。
撮像ユニット134が撮像した画像のデータは、生産ロボット120の記憶装置に記憶されてもよく、管理サーバ110に送信されてもよい。生産ロボット120は、撮像ユニット134が撮像した画像のデータを解析し、解析結果を管理サーバ110に送信してもよい。
本実施形態において、センサユニット136は、各種の物理量を測定する。例えば、センサユニット136は、生産者20に関する物理量、生産ロボット120に関する物理量、商品12及び/又は商品14に関する物理量、並びに、商品12及び/又は商品14の周辺環境に関する物理量の少なくとも1つを測定する。これにより、商品12及び/又は商品14の生育環境に関する情報が取得され得る。
商品12及び/又は商品14に関する物理量としては、各商品の色、艶、形状、模様、大きさ、重量又は質量、組成、特定成分の含有量、硬度、弾性などが例示される。商品12及び/又は商品14の周辺環境に関する物理量としては、培地に関する情報、大気に関する情報、光の強度に関する情報などが例示される。培地に関する情報としては、pH、温度、含水率、粒度分布、硬さ、並びに、培地に含まれる成分、バクテリア及びウイルスなどが例示される。培地に含まれる成分としては、有機物(炭素)、窒素、リン、カリウム、マグネシウム、カルシウム、硫黄、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素などが例示される。大気に関する情報としては、気温、気圧、湿度、二酸化炭素濃度、窒素濃度、酸素濃度、エチレン濃度、風向き及び風量などが例示される。
一実施形態において、センサユニット136は、ベースユニット130の外部に脱着可能に配される。他の実施形態において、センサユニット136は、他のユニットに配される。例えば、センサユニット136は、作業ユニット138に組み込まれる。センサユニット136は、制御ユニット220に組み込まれてもよい。
センサユニット136の測定結果は、生産ロボット120の記憶装置に記憶されてもよく、管理サーバ110に送信されてもよい。生産ロボット120は、センサユニット136の測定結果を解析し、解析結果を管理サーバ110に送信してもよい。
本実施形態において、作業ユニット138は、特定の作業に特化したアタッチメントであってよい。本実施形態によれば、用途に応じた作業ユニット138が、ベースユニット130に取り付けられる。これにより、生産ロボット120は、複数の異なる種類の作業を実施することができる。
商品12及び商品14が農産物である場合、作業ユニット138は、農作業用のアタッチメントであってよい。本実施形態において、作業ユニット138は、1又は複数の農作業に特化したユニットであってよい。作業ユニット138としては、害虫駆除用の薬液散布装置、肥料を散布する肥料散布装置、ガスを散布するガス散布装置、畝立て装置、苗投下装置、種蒔き装置、耕うん装置、不要な枝葉を摘要するための治具を有するマニピュレータ、農産物を摘果するための治具を有するマニピュレータ、草刈り装置(例えば、放置された田畑用の草刈り装置である。)、散水装置、鳥獣威嚇装置(例えば、音声、光により鳥獣を威嚇する装置である。)、間引き装置、摘花装置、果樹摘果装置、袋掛け装置(例えば、果樹用の袋掛け装置である。)などが例示される。
本実施形態において、作業ユニット138は、ベースユニット130に着脱可能に保持される。作業ユニット138は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、作業ユニット138を駆動するための動力を発生させる動力源を内蔵してもよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどが例示される。
本実施形態において、作業ユニット138は、ファームウエア294を実行し、作業ユニット138を制御する情報処理装置を備える。上記の情報処理装置は、CPU、GPUなどのプロセッサであってもよい。上記の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてもよい。
最新版のファームウエア294は、例えば、管理サーバ110により管理される。管理サーバ110は、例えば、作業ユニット138又は制御ユニット220からの要求に応じて、最新版のファームウエア294を、作業ユニット138又は制御ユニット220に送信する。これにより、作業ユニット138又は制御ユニット220は、ファームウエア294を更新することができる。
本実施形態において、制御ユニット220は、生産ロボット120を制御する。一実施形態において、制御ユニット220は、各ユニットと通信し、当該ユニットの種類に応じて、当該ユニットの動作を制御する。制御ユニット220は、複数のユニットの組み合わせに応じて、1又は複数のユニットの動作を制御してもよい。
例えば、制御ユニット220は、移動ユニット132、作業ユニット138及びバランス調整ユニット280の少なくとも1つと通信する。通信方式は、有線通信であってもよく、無線通信であってもよい。制御ユニット220及び他のユニットの間の通信方式が有線通信である場合、ベースユニット130は、制御ユニット220と他のユニットとの間で情報を伝送する通信経路(バスと称される場合がある。)を有してよい。上記の通信経路は通信部の一例であってよい。
他の実施形態において、制御ユニット220は、管理サーバ110と通信し、生産ロボット120に関する情報を管理サーバ110に送信する。例えば、制御ユニット220は、生産ロボット120の位置情報を取得し、当該位置情報を管理サーバ110に送信する。他の例によれば、制御ユニット220は、生産ロボット120の位置情報と、当該位置情報により示される位置においてセンサユニット136が取得した情報とを対応付けて、管理サーバ110に送信する。
本実施形態において、制御ユニット220は、制御プログラム222を実行し、生産ロボット120を制御する情報処理装置を備える。上記の情報処理装置は、CPU、GPUなどのプロセッサであってもよい。上記の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてもよい。
本実施形態において、制御プログラム222は、OS224の上で動作してよい。1又は複数の制御プログラム222が、1又は複数のOS224の上で動作してもよい。OS224は、生産ロボット120に含まれる各種のハードウエアを制御するための1又は複数のドライバ226を介して、生産ロボット120を制御する。例えば、OS224は、特定のドライバ226を介して、特定のユニット(例えば、移動ユニット132、作業ユニット138などである。)を認識したり、当該ユニットの動作を制御したりする。制御プログラム222、OS224、及び、ドライバ226の少なくとも1つが更新されることにより、例えば、生産ロボット120が新しいユニットを利用できるようになったり、生産ロボット120が効率よくユニットを利用できるようになったりする。
最新版の制御プログラム222、OS224、及び、ドライバ226は、例えば、管理サーバ110により管理される。管理サーバ110は、例えば、制御ユニット220からの要求に応じて、最新版の制御プログラム222、OS224及びドライバ226の少なくとも1つを、制御ユニット220に送信する。これにより、制御ユニット220は、制御プログラム222、OS224及びドライバ226の少なくとも1つを更新することができる。
位置情報は、生産ロボット120の位置を示す情報であればよく、位置情報の内容及び取得方法は特に限定されない。制御ユニット220は、任意の自己位置推定方法により、生産ロボット120の位置を特定してよい。制御ユニット220は、GPS信号を受信して、当該GPS信号に基づいて、生産ロボット120の位置を特定してよい。制御ユニット220は、生産現場(例えば、圃場、牧場、畜舎、養殖場、漁場、狩場である。)の周辺に設置されたビーコン発信機からのビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に基づいて、生産ロボット120の位置を特定してよい。生産ロボット120の位置は、無線電波の電波強度に基づいて定められてもよい。制御ユニット220は、撮像ユニット134が撮像した生産ロボット120の周囲の画像を解析して、位置が既知の複数のランドマークと生産ロボット120とがなす角から、生産ロボット120の位置を特定してもよい。
制御ユニット220は、管理サーバ110から、生産ロボット120を制御するための情報を取得してもよい。生産ロボット120を制御するための情報は、生産ロボット120が今から実施すべき作業に関する情報であってもよい。生産ロボット120を制御するための情報は、ノウハウの提供者が管理サーバ110にアップロードした制御用データであってよい。生産ロボット120を制御するための情報は、ノウハウの提供者が管理サーバ110にアップロードした制御用データの出力結果を示すデータであってもよい。制御ユニット220は、管理サーバ110から取得した情報に基づいて、当該情報に関連するユニットの動作を制御してもよい。
本実施形態において、電源ユニット230は、移動ユニット132、作業ユニット138及びバランス調整ユニット280の少なくとも1つに、当該ユニットを駆動するための電力を供給する。電源ユニット230は、制振ユニット250、撮像ユニット134及びセンサユニット136の少なくとも1つに、電力を供給してもよい。
本実施形態において、制振ユニット250は、振動を制御する。例えば、制振ユニット250は、撮像ユニット134、センサユニット136及び作業ユニット138の少なくとも1つの振動を制御する。制振ユニット250は、制御ユニット220からの命令にしたがって、振動を制御してよい。制振ユニット250は、電源ユニット230から供給された電力を利用して、制振ユニット250を駆動するための動力を発生させる動力源を有してよい。動力源としては、モータ、アクチュエータなどが例示される。
本実施形態において、バランス調整ユニット280は、重りを有する。バランス調整ユニット280は、ベースユニット130に着脱可能に保持される。ベースユニット130に装着されるユニットの重さ及びその重心の位置によっては、生産ロボット120の重量バランスが悪くなり、生産ロボット120が不安定になる。そこで、ベースユニット130の適切な位置にバランス調整ユニット280を装着することにより、生産ロボット120の重量バランスが調整され得る。
バランス調整ユニット280は、先端に重りを有するマニピュレータであってもよい。マニピュレータが重りとベースユニット130との相対位置を変化させることにより、生産ロボット120の重心の位置を変化させることができる。
図3は、管理サーバ110における情報収集処理の一例を概略的に示す。図3に示されるとおり、管理サーバ110の取引管理部112は、商品12の取引過程における複数の時点において、商品12に対する評価に関する各種の情報を取得する。上述されたとおり、商品12に対する評価としては、(i)商品12の官能試験の結果などに基づく主観的な評価、(ii)各種センサによる商品12の計測結果などに基づく客観的な評価が例示される。
本実施形態において、取引管理部112は、生産過程における評価に関する情報(供給側評価情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、取引管理部112は、供給側評価情報として、商品12の生産過程における商品12の特性に関する情報、及び/又は、商品12の生産環境に関する情報を取得する。取引管理部112は、商品12の生産日又は出荷日を示す生産情報を取得してもよい。
一実施形態において、取引管理部112は、生産者20が利用する通信端末22から、供給側評価情報を取得する。例えば、生産者20は、通信端末22の表示装置に表示される評価入力画面の誘導に従って、評価入力画面に表示される1以上の評価項目のそれぞれに対する評価を入力する。生産者20は、生産中の商品12又は出荷される商品12に関する各評価項目に対する主観的な評価を入力してよい。生産者20は、通信端末22を操作して、上記の評価結果を示す情報を管理サーバ110に送信してよい。これにより、取引管理部112は、生産者20による商品12に対する評価結果を示す情報を取得することができる。
生産者20は、同様の手順により、通信端末22を操作して、商品12の生産環境に関する情報を管理サーバ110に送信してよい。また、生産者20は、同様の手順により、生産情報を管理サーバ110に送信してよい。なお、取引管理部112による供給側評価情報及び/又は生産情報の取得方法は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、取引管理部112は、生産者20が利用する生産ロボット120から、供給側評価情報を取得する。例えば、生産ロボット120は、生産ロボット120に配された各種センサを用いて商品12に関する各種の特性を計測する。生産ロボット120は、計測結果を示す情報を管理サーバ110に送信してよい。これにより、取引管理部112は、生産過程(例えば、生産時点又は出荷時点である。)における商品12の特性に関する情報を取得することができる。
生産ロボット120は、同様の手順により、商品12の生産環境に関する情報を管理サーバ110に送信してよい。また、生産ロボット120は、同様の手順により、商品12の生産情報を管理サーバ110に送信してよい。なお、取引管理部112による供給側評価情報及び/又は生産情報の取得方法は、本実施形態に限定されない。
本実施形態において、取引管理部112は、上述された流通状態情報を取得する。例えば、取引管理部112は、流通状態情報として、流通過程における商品12の特性に関する情報、及び/又は、商品12の流通環境に関する情報を取得する。
一実施形態において、取引管理部112は、流通業者30が利用する通信端末32から、流通状態情報を取得する。流通業者30は、生産者20が供給側評価情報を入力及び送信した手順と同様の手順により、流通過程における商品12に関する各評価項目に対する主観的な評価を入力及び送信してよい。上述されたとおり、管理サーバ110において、流通状態情報は、流通管理部114により管理される。この場合、取引管理部112は、必要に応じて流通管理部114にアクセスすることで、流通業者30による商品12に対する評価結果を示す情報、及び/又は、商品12の流通環境に関する情報を取得することができる。なお、取引管理部112による流通状態情報の取得方法は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、取引管理部112は、選果システム140及び物流システム160の少なくとも一方から、流通状態情報を取得する。選果システム140及び/又は物流システム160は、生産ロボット120が供給側評価情報を取得及び送信した手順と同様の手順により、流通状態情報を取得及び送信してよい。上述されたとおり、管理サーバ110において、流通状態情報は、流通管理部114により管理される。この場合、取引管理部112は、必要に応じて流通管理部114にアクセスすることで、流通過程における商品の特性に関する情報、及び/又は、商品12の流通環境に関する情報を取得することができる。なお、流通状態情報の取得方法は、本実施形態に限定されない。
本実施形態において、取引管理部112は、商品12を受け取った消費者44による評価に関する情報(需要側評価情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、取引管理部112は、需要側評価情報として、商品12の検品日又は評価日における商品12の特性に関する情報を取得する。取引管理部112は、商品12の検品日又は評価日を示す検品情報を取得してもよい。
検品日及び/又は評価日は、商品12の受取日と同日であってもよく、商品12の受取日以降の日であってもよい。検品日は、消費者44が商品12を譲り受けた日であってもよく、消費者44が商品12を使用又は消費した日であってもよい。評価日は、消費者44が商品12を使用又は消費した日であってもよく、消費者44が商品12に関する評価を取引管理システム100に入力した日であってもよい。
取引管理部112は、消費者44が利用する通信端末42から、供給側評価情報を取得してよい。例えば、消費者44は、通信端末42の表示装置に表示される評価入力画面の誘導に従って、評価入力画面に表示される1以上の評価項目のそれぞれに対する評価を入力する。消費者44は、評価対象となる商品12に関する各評価項目に対する主観的な評価を入力してよい。消費者44は、通信端末42を操作して、上記の評価結果を示す情報を管理サーバ110に送信してよい。これにより、取引管理部112は、消費者44による商品12に対する評価結果を示す情報を取得することができる。また、消費者44は、同様の手順により、検品情報を管理サーバ110に送信してよい。なお、取引管理部112による需要側評価情報及び/又は検品情報の取得方法は、本実施形態に限定されない。
取引管理部112は、生産情報及び検品情報を流通管理部114に出力してよい。流通管理部114は、検品情報により示される商品12の検品日又は評価日、及び、生産情報により示される商品12の生産日又は出荷日に基づいて、流通期間の長さを決定してよい。流通管理部114は、流通期間の長さを示す流通期間情報を格納してよい。取引管理部112は、流通管理部114にアクセスして、商品12の流通期間情報を取得してよい。
(別実施形態の一例)
上述されたとおり、取引管理システム100は、例えば、生産業者の団体が商品を出荷し、卸売業者又は小売業者が商品を受け取る場合にも利用され得る。この場合、取引管理部112は、例えば、生産者の団体が利用する選果システム140から、供給側評価情報を取得してよい。また、取引管理部112は、例えば、卸売業者又は小売業者が利用する通信端末32から、需要側評価情報を取得してよい。
供給側評価情報は、評価情報又は第2評価情報の一例であってよい。需要側評価情報は、評価情報又は第1評価情報の一例であってよい。
図4は、取引管理部112の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、取引管理部112は、販売管理部420と、顧客管理部440と、評価管理部460とを備える。本実施形態において、販売管理部420は、ECサイト管理部422と、入力部424と、注文管理部426と、商品管理部428とを有する。本実施形態において、顧客管理部440は、ユーザ情報取得部442と、ユーザ情報格納部444とを有する。本実施形態において、評価管理部460は、評価取得部462と、評価補正部464と、評価情報格納部466とを有する。
本実施形態において、販売管理部420は、1以上の商品の販売を管理する。販売管理部420は、各種の販売経路を介して商品を販売してよい。販売経路としては、店舗、通信販売、電子商取引サイト(ECサイトと称される場合がある。)などが例示される。
本実施形態において、ECサイト管理部422は、1以上の商品の取引を仲介するための電子商取引サイト(ECサイトと称される場合がある。)を管理する。ECサイト管理部422は、1以上の商品のそれぞれの画像、仕様、価格などに関する情報を管理してよい。ECサイト管理部422は、1以上の商品のそれぞれの商品説明画面の画面データを管理してよい。ECサイト管理部422の詳細は後述される。
本実施形態において、入力部424は、ECサイト以外の販売経路からの注文の入力を受け付ける。例えば、通信販売のオペレータが、商品の購入希望者からの注文を受け付け、キーボード、タッチパネル、マイクなどの入力装置を介して、入力部424に当該注文の内容を示す情報を入力する。これにより、上記の注文の入力が受け付けられる。
本実施形態において、注文管理部426は、販売管理部420が取り扱う1以上の商品のそれぞれに関する注文を管理する。一実施形態において、注文管理部426は、ECサイト管理部422により受け付けられた注文を管理する。他の実施形態において、注文管理部426は、入力部424により受け付けられた注文を管理する。
本実施形態において、商品管理部428は、1以上の商品のそれぞれの在庫を管理する。商品管理部428は、注文が受け付けられた商品の決済を管理してもよい。商品管理部428は、注文が受け付けられた商品の出荷を管理してもよい。商品管理部428は、出荷された商品の配送を管理してもよい。
本実施形態において、顧客管理部440は、取引管理システム100のユーザに関する各種の情報を管理する。取引管理システム100のユーザとしては、生産者20、流通業者30、消費者40などが例示される。
一実施形態において、過去に取引された商品12を生産した生産者20、商品12の取引を仲介した流通業者30、及び/又は、商品12を購入した消費者44は、取引管理システム100を利用して商品12に対する評価を入力する。他の実施形態において、商品14を購入を検討している消費者46は、取引管理システム100を利用して商品14の商品説明画面を閲覧する。例えば、消費者46は、上記の商品説明画面に含まれる商品14に対する評価を閲覧し、商品14の購入を検討する。さらに他の実施形態において、商品14の潜在顧客である消費者40は、取引管理システム100から各種の通知を受け取る。例えば、消費者40は、上記の通知により商品14に関する情報を取得する。商品14に関する情報には、例えば、商品14に対する評価に関する情報が含まれる。消費者40は、例えば、商品14に対する評価を参考にして、商品14の購入を検討する。
本実施形態において、ユーザ情報取得部442は、取引管理システム100のユーザに関する各種の情報を取得する。例えば、ユーザ情報取得部442は、1以上のユーザのそれぞれの行動特性(コンピテンシーと称される場合がある)、興味又は嗜好を示す情報(ユーザ情報と称される場合がある。)を取得する。行動特性は、例えば、各ユーザが特徴的に持っている行動、思考、態度などのパターン(行動パターンと称される場合がある。)を示す。行動特性は、各ユーザが、どのような場合に、どのような行動、思考又は態度をとるのかを示す情報であってよい。行動特性は、ユーザがおかれた状況と、当該状況におけるユーザの行動、思考又は態度とが対応付けられた情報であってもよい。
一実施形態において、ユーザ情報取得部442は、各ユーザの同意を得た上で、ECサイト管理部422により運営されるECサイトの利用履歴を、ユーザ情報として取得する。ECサイトの利用履歴としては、検索履歴、閲覧履歴、購入履歴などが例示される。他の実施形態において、ユーザ情報取得部442は、各ユーザの同意を得た上で、各ユーザが利用する通信端末に記録されている(i)Webサイトの閲覧履歴及び/又は(ii)Webサイト又はキーワードの検索履歴を、ユーザ情報として取得する。
なお、ユーザ情報は、各ユーザの行動特性、興味又は嗜好を示す情報以外の各種の情報を含んでよい。例えば、ユーザ情報は、各ユーザが商品を生産する場所(生産現場と称される場合がある。)の位置、当該生産現場が属する地域などに関する情報を含んでよい。
ユーザ情報取得部442は、ECサイトの利用履歴、Webサイトの閲覧履歴、Webサイト又はキーワードの検索履歴などを解析して、各ユーザの行動特性、興味及び/又は嗜好を推定してよい。ユーザ情報取得部442は、行動特性、興味及び/又は嗜好の推定結果を示す情報をユーザ情報として取得してよい。
本実施形態において、ユーザ情報格納部444は、ユーザ情報取得部442が取得したユーザ情報を格納する。例えば、ユーザ情報格納部444は、1以上のユーザのそれぞれについて、当該ユーザを識別するための識別情報と、当該ユーザのユーザ情報とを対応付けて格納する。ユーザ情報格納部444は、販売管理部420及び/又は評価管理部460からの要求に応じて、当該要求に合致するユーザのユーザ情報を抽出してよい。ユーザ情報格納部444は、抽出されたユーザ情報を販売管理部420及び/又は評価管理部460に出力してよい。
本実施形態において、評価管理部460は、1以上の商品のそれぞれに対する評価を管理する。評価管理部460は、1以上の商品のそれぞれに対する評価の取得を管理する。評価管理部460は、1以上の商品のそれぞれに対する評価の利用を管理する。
本実施形態において、評価取得部462は、1以上の商品のそれぞれに対する評価に関する情報を管理する。一実施形態において、評価取得部462は、1以上の商品のそれぞれに対する評価に関する情報を取得する。他の実施形態において、評価取得部462は、1以上の商品のそれぞれに対する評価に関する情報を利用して各種の情報を生成する。評価取得部462の詳細は後述される。
本実施形態において、評価補正部464は、評価取得部462が取得した1以上の商品のそれぞれに対する評価を補正する。例えば、生産時点又は出荷時点における商品の状態と、検品時点又は評価時点における商品の状態とが大きく異なる場合、消費者40による評価が商品の状態を正確に表していない可能性がある。
そこで、本実施形態において、評価補正部464は、消費者40による評価を補正する。例えば、過去に取引された商品12を消費者44が評価した場合、評価取得部462は、消費者44による商品12に対する評価を示す需要側評価情報を取得する。評価補正部464は、例えば、評価取得部462から需要側評価情報を取得する。上述されたとおり、需要側評価情報は、商品12に関する1以上の評価項目に対する評価の結果を示す情報を含む。
また、評価補正部464は、流通管理部114から流通状態情報及び流通期間情報を取得する。上述されたとおり、流通状態情報としては、流通過程における商品12の特性を示す情報、商品12の流通環境の状態を示す情報などが例示される。評価補正部464は、生産情報及び/又は検品情報を取得してもよい。評価補正部464は、生産情報及び検品情報に基づいて流通期間の長さを算出してもよい。
評価補正部464は、評価取得部462が取得した需要側評価情報により示される商品12に関する1以上の評価項目(例えば、P個の評価項目である。)の少なくとも1つに対する評価結果を補正する。評価補正部464は、検品情報により示される商品12の検品日又は評価日に基づいて、商品12に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を補正してよい。評価補正部464は、流通期間の長さに基づいて、商品12に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を補正してよい。
例えば、上述された流通状態情報により示される流通過程における商品12の状態、及び、流通期間情報により示される流通期間の長さの少なくとも一方が予め定められた条件に合致しない場合、評価補正部464は、評価取得部462が取得した需要側評価情報により示される商品12に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を補正する。上記の予め定められた条件としては、流通過程における商品12の状態が予め定められた状態よりも劣悪であるという条件、流通期間の長さが予め定められた値よりも大きいという条件などが例示される。
評価補正部464は、例えば、(i)商品12の産地及び品目の少なくとも一方、(ii)商品12の流通過程の少なくとも一部における商品12の状態、並びに、(iii)流通期間情報により示される期間の長さからなる群から選択される少なくとも1つに基づいて、評価取得部462が取得した需要側評価情報により示される商品12に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を補正する。評価補正部464は、(a)商品12の産地及び品目の少なくとも一方と、(b)商品12の流通過程の少なくとも一部における商品12の状態、及び、流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方とに基づいて、評価取得部462が取得した需要側評価情報により示される商品12に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を補正してもよい。
例えば、商品12が生鮮食料品、農産物、水産物又は畜産物である場合、商品12の産地及び/品目によっては、他の産地の商品及び/又は他の品目の商品と比較して品質が劣化しやすい場合がある。そこで、商品12の産地が予め定められた産地である場合、評価補正部464は、予め定められた評価項目に対する評価が消費者44による評価よりも良好になるように、評価結果を補正してよい。商品12の品目が予め定められた品目である場合、評価補正部464は、特定の評価項目に対する評価が消費者44による評価よりも良好になるように、評価結果を補正してよい。
上記の特定の評価項目は、商品12の産地又は品目に基づいて決定されてよい。商品12の産地又は品目と、補正対象となる評価項目との対応関係が予め定められていてよい。
例えば、商品12の流通過程の少なくとも一部における商品12の状態が劣悪である場合、商品12の品質が劣化しやすい。特に、商品12の産地又は品目によっては、商品12の流通過程の少なくとも一部における商品12の状態が劣悪である場合、商品12の品質が大きく劣化する。また、商品12の品質の劣化具合は、流通過程における商品12の状態が劣悪であるほど大きくなることが予想される。そこで、評価補正部464は、流通過程における商品12の状態が劣悪であるほど、特定の評価項目に対する評価が消費者44による評価よりも良好になるように、評価結果を補正してよい。
上記の特定の評価項目は、商品12の産地又は品目に基づいて決定されてよい。商品12の産地又は品目と、補正対象となる評価項目との対応関係が予め定められていてよい。上記の特定の評価項目は、商品12の状態のうち流通過程において劣悪であった事項に基づいて決定されてもよい。商品12の状態を表す事項と、補正対象となる評価項目との対応関係が予め定められていてよい。
例えば、商品12の流通期間が長い場合、商品12の品質が劣化しやすい。特に、商品12の産地又は品目によっては、商品12の流通期間が長い場合、商品12の品質が大きく劣化する。また、商品12の品質の劣化具合は、商品12の流通期間が長くなるほど大きくなることが予想される。そこで、評価補正部464は、商品12の流通期間が長くなるほど特定の評価項目に対する評価が消費者44による評価よりも良好になるように、評価結果を補正してよい。
上記の特定の評価項目は、商品12の産地又は品目に基づいて決定されてよい。商品12の産地又は品目と、補正対象となる評価項目との対応関係が予め定められていてよい。上記の特定の評価項目は、商品12の流通期間の長さに基づいて決定されてもよい。流通期間の長さと、補正対象となる評価項目との対応関係が予め定められていてよい。
評価補正部464は、補正後の評価結果を示す情報を、商品12に対する評価として評価情報格納部466に格納してよい。なお、流通過程における商品12の状態又は流通期間の長さが上記の予め定められた条件に合致している場合、評価取得部462は、消費者44による商品12に対する評価を示す需要側評価情報を、商品12に対する評価として評価情報格納部466に格納してよい。
販売管理部420は、管理装置の一例であってよい。ECサイト管理部422は、管理装置の一例であってよい。ユーザ情報取得部442は、閲覧者情報取得部又は受信者情報取得部の一例であってよい。ユーザ情報格納部444は、閲覧者情報格納部又は受信者情報格納部の一例であってよい。ユーザ情報は、閲覧者情報又は受信者情報の一例であってよい。評価管理部460は、管理装置又は支援部の一例であってよい。評価取得部462は、管理装置又は支援部の一例であってよい。評価補正部464は、補正部の一例であってよい。評価情報格納部466は、評価格納部の一例であってよい。
図5は、販売中の商品の商品説明画面の一例を概略的に示す。図5を用いて、ECサイト管理部422による商品説明画面の生成処理の一例が説明される。本実施形態において、ECサイト管理部422は、閲覧者の行動特性、興味又は嗜好に応じて、商品説明画面に表示される内容を調整する。例えば、ECサイト管理部422は、閲覧者の行動特性、興味又は嗜好に応じて、商品説明画面において商品の評価に用いられる評価項目を決定する。
上述されたとおり、商品の評価に用いられる評価項目は、複数の評価区分に分類され得る。ECサイト管理部422は、閲覧者の行動特性、興味又は嗜好に応じて、商品説明画面において商品の評価に用いられる評価区分を決定することで、上記の評価項目を決定してもよい。ECサイト管理部422は、閲覧者の行動特性、興味又は嗜好に応じて、評価区分及び評価項目を決定してもよい。
図5において、商品説明画面540は、第1の消費者40がECサイトを閲覧した場合における商品14の商品説明画面の一例を示す。同様に、商品説明画面560は、第2の消費者40がECサイトを閲覧した場合における商品14の商品説明画面の一例を示す。本実施形態において、第2の消費者40は、第1の消費者40とは行動特性、興味又は嗜好が異なる消費者40である。
図5に示されるとおり、商品説明画面540は、商品説明テキスト542と、商品画像544と、商品評価画像546とを含む。また、商品説明画面560は、商品説明テキスト542と、商品画像544と、商品評価画像566とを含む。
本実施形態において、商品説明テキスト542は、商品14の特徴、仕様、価格などを説明するためのテキストであってよい。商品画像544は、商品14の写真又はイラストであってよい。
本実施形態において、商品評価画像546は、例えば、評価区分A、評価区分B、評価区分C、評価区分D、評価区分E及び評価区分Fを用いて商品14を評価した場合における商品14の特性を示すグラフを含む。上記のグラフは、例えば、各評価区分における商品14の評価値を示す。商品評価画像546は、例えば、評価区分A、評価区分B、評価区分C、評価区分D、評価区分E及び評価区分Fを用いて商品14を総合的に評価した場合における商品14の評価値(総合スコアと称される場合がある。)を含む。
一方、商品評価画像566は、例えば、評価区分H、評価区分B、評価区分J、評価区分K、評価区分D及び評価区分Fを用いて商品14を評価した場合における商品14の特性を示すグラフを含む。上記のグラフは、例えば、各評価区分における商品14の評価値を示す。商品評価画像546は、例えば、評価区分H、評価区分B、評価区分J、評価区分K、評価区分D及び評価区分Fを用いて商品14を総合的に評価した場合における商品14の評価値(総合スコアと称される場合がある。)を含む。
商品評価画像546及び商品評価画像566において、各評価区分の評価値を導出するための評価項目は、各評価区分を構成する全ての評価項目の評価値に基づいて算出されてもよく、各評価区分を構成する評価項目のうちの一部の評価項目の評価値に基づいて算出されてもよい。上記の一部の評価項目は、商品説明画面を閲覧する消費者40の行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて決定されてよい。
商品評価画像546及び商品評価画像566において、商品14の特性を示すグラフにおける各評価区分の配置は、(i)予め定められた規則に基づいて決定されてもよく、(ii)商品説明画面を閲覧する消費者40の行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。予め定められた規則としては、各評価区分の名称の順序、各評価区分の評価値の大小などが例示される。商品14の特性を示すグラフにおける各評価区分の配置は、例えば、商品説明画面を閲覧する消費者40の行動特性、興味及び嗜好に合致する度合い又は当該度合いの順序と、グラフにおける配置との対応関係に基づいて決定される。
本実施形態によれば、商品説明画面を閲覧するユーザの行動特性、興味又は嗜好に応じて、商品説明画面において商品の評価に用いられる評価項目が調整される。これにより、ユーザは必要とする情報を迅速に取得することができる。その結果、商品の取引の効率が向上する。
商品14の特性を示すグラフにおいて各評価区分の評価値を導出するための評価項目は、Q個の項目の一例であってよい。総合スコアは、物品の評価値の一例であってよい。
図6は、受渡完了後の商品の評価入力画面の一例を概略的に示す。図6を用いて、評価取得部462による評価入力画面の生成処理の一例が説明される。本実施形態において、評価取得部462は、流通過程における商品の状態、及び、流通期間の長さの少なくとも一方に基づいて、評価入力画面に表示される評価項目の種類を決定する。評価取得部462は、予め定められた設定及び/又は商品の品目と、流通過程における商品の状態及び/又流通期間の長さとに基づいて、評価入力画面に表示される評価項目の種類を決定してもよい。
図6において、評価入力画面620は、流通過程における商品12の状態が良好であった場合に、商品12に対する評価を入力する消費者44に提示される評価入力画面の一例を示す。同様に、評価入力画面640は、流通過程における商品12の状態が良好でなかった場合に、商品12に対する評価を入力する消費者44に提示される評価入力画面の一例を示す。
図6に示されるとおり、評価入力画面620は、評価区分Aに関する評価を入力するための入力フォーム622と、評価区分Bに関する評価を入力するための入力フォーム624とを含む。評価入力画面620において、入力フォーム622には、評価項目Aa、評価項目Ab及び評価項目Acを入力するための入力フィールドが配される。同様に、入力フォーム624には、評価項目Ba、評価項目Bb及び評価項目Bcを入力するための入力フィールドが配される。入力フィールドとしては、テキストフィールド、テキストエリア、チェックボックス、ラジオボタン、プルダウンボックスなどが例示される。
一方、評価入力画面640は、評価区分Aに関する評価を入力するための入力フォーム642と、評価区分Cに関する評価を入力するための入力フォーム644とを含む。評価入力画面640において、入力フォーム642には、評価項目Aa、評価項目Ad及び評価項目Afを入力するための入力フィールドが配される。同様に、入力フォーム644には、評価項目Ca、評価項目Cb及び評価項目Ccを入力するための入力フィールドが配される。入力フィールドとしては、テキストフィールド、テキストエリア、チェックボックス、ラジオボタン、プルダウンボックスなどが例示される。
本実施形態において、評価入力画面640は、評価区分Bに関する評価を入力するための入力フォームを含まない点で、評価入力画面620と相違する。また、評価入力画面640において評価区分Aに関する評価を入力するための入力フォーム642は、評価項目Ab及び評価項目Acを入力するための入力フィールドの代わりに、評価項目Ad及び評価項目Afを入力するための入力フィールドが配される点で、評価入力画面620において評価区分Aに関する評価を入力するための入力フォーム622と相違する。
本実施形態によれば、評価対象となる商品の流通過程における状態又は流通期間の長さに応じて、評価入力画面に表示される評価項目が調整される。これにより、ユーザの入力の負担が軽減される。また、不要なデータの入出力が抑制されるので、管理サーバ110の負荷が軽減される。
図7は、受渡完了後の商品の評価入力画面の他の例を概略的に示す。図7において、評価入力画面740は、流通過程における商品12の状態が良好でなかった場合に、商品12に対する評価を入力する消費者44に提示される評価入力画面の一例を示す。
本実施形態において、評価入力画面740は、評価区分Bに関する評価を入力するための入力フォーム744を含む点で、評価入力画面640と相違する。本実施形態において、入力フォーム744には、評価区分Bに関する評価の入力が不要であることを示すメッセージ750が表示される。入力フォーム744には、評価区分Bに関する評価の入力が不要である理由を示すメッセージ750が表示されてもよい。
図8は、ECサイト管理部422の内部構成の一例を概略的に示す。上述されたとおり、本実施形態においては、ECサイト管理部422が、商品12の取引において収集された各種のデータを商品14の取引に利用する場合を例として、ECサイト管理部422の一例が説明される。なお、本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、商品12の品目及び生産者と、商品14の品目及び生産者とが同一である場合を例として、ECサイト管理部422の各部の詳細が説明される。上述されたとおり、商品12及び商品14の関係は本実施形態に限定されない。
本実施形態において、ECサイト管理部422は、取引支援部820と、マッチング支援部840と、データ送信部860とを備える。本実施形態において、取引支援部820は、評価情報抽出部822と、ユーザ情報抽出部824と、第1項目決定部826と、第1項目評価部828と、商品評価部830と、取引画面生成部832とを有する。本実施形態において、マッチング支援部840は、第2項目評価部842と、第2項目決定部844と、受信者抽出部846と、通知生成部848とを有する。
取引支援部820は、ECサイトにおける商品の取引を支援する。例えば、取引支援部820は、商品の取引に利用される各種の画面(取引画面と称される場合がある。)の画面データを生成する。取引画面としては、商品検索画面、商品説明画面、商品購入画面、決済画面などが例示される。取引支援部820は、商品に対する評価を管理することで、商品の取引を支援してよい。例えば、取引支援部820は、閲覧者に商品に対する評価を提示するための商品説明画面の画面データを生成する。
本実施形態において、評価情報抽出部822は、商品12に関する評価情報を取得する。例えば、評価情報抽出部822は、評価情報格納部466にアクセスして、過去に取引された1以上の商品12に関する1以上の評価情報を抽出する。上述されたとおり、商品12に関する評価情報は、商品12に関するP個(Pは2以上の整数である。)の評価項目の少なくとも1つに対する評価結果を示す。また、取引管理システム100において、P個の評価項目は、複数の評価区分に分類される。
ユーザ情報抽出部824は、ECサイトにアクセスするユーザのユーザ情報を取得する。例えば、ユーザ情報抽出部824は、ユーザ情報格納部444にアクセスして、ECサイトにアクセスするユーザに関するユーザ情報を抽出する。上述されたとおり、ユーザ情報は、当該ユーザの行動特性、興味又は嗜好を示す情報を含む。
本実施形態において、第1項目決定部826は、ユーザ情報抽出部824が取得したユーザ情報に基づいて、商品12に関するP個の評価項目の中から、商品説明画面の生成に用いられるQ個(QはP以下の正の整数である。)の評価項目を決定する。例えば、ユーザの行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つと、商品説明画面の生成に用いられる評価項目との対応関係が予め定められている。第1項目決定部826は、ユーザ情報抽出部824が取得したユーザ情報により示される行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つと、上記の対応関係とに基づいて、商品説明画面の生成に用いられるQ個の評価項目を決定する。
Q個の評価項目は、商品説明画面の生成において、例えば、商品14の評価値を導出するために用いられる。商品14の評価値は、商品14に対する評価の程度を示す。商品14の評価値は、連続する数値によって表現されてもよく、段階的な区分によって表現されてもよい。商品14の評価値は、例えば、図5に関連して説明された商品説明画面540において、商品評価画像546に表示されるグラフの生成、及び/又は、商品評価画像546に表示される総合スコアの算出に用いられる。
第1項目決定部826は、ユーザ情報により示されるユーザの行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、複数の評価区分の中から、商品説明画面の生成に用いられる1以上の評価区分を決定する。例えば、ユーザの行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つと、商品説明画面の生成に用いられる評価区分との対応関係が予め定められている。第1項目決定部826は、ユーザ情報抽出部824が取得したユーザ情報により示される行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つと、上記の対応関係とに基づいて、商品説明画面の生成に用いられる1以上の評価区分を決定する。これにより、ユーザへの評価の提示に用いられる評価区分が決定される。
同様に、第1項目決定部826は、(i)商品14の種類、(ii)ユーザの指示、並びに、(iii)ユーザ情報により示される閲覧者の行動特性、興味及び嗜好からなる群から選択される少なくとも1つに基づいて、複数の評価区分の中から、商品説明画面の生成に用いられる1以上の評価区分を決定してもよい。これにより、ユーザへの評価の提示に用いられる評価区分が決定される。
第1項目決定部826は、商品説明画面の生成に用いられる1以上の評価区分のそれぞれについて、各評価区分に含まれる1以上の評価項目のうち、商品説明画面の生成に用いられる評価項目を決定することで、Q個の評価項目を決定してよい。第1項目決定部826は、ユーザ情報により示されるユーザの行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、1以上の評価区分に含まれる1以上の評価項目を含むQ個の評価項目を決定してよい。
本実施形態において、第1項目評価部828は、評価情報抽出部822が取得した商品12に関する1以上の評価情報に基づいて、上記のQ個の評価項目のそれぞれに対する評価値を算出する。例えば、第1項目評価部828は、1以上の評価情報に含まれる各評価項目の評価値の統計値を算出することで、各評価項目に対する評価値を算出する。統計値としては、平均値、中央値などが例示される。1以上の評価情報において、特定の評価項目の評価値が段階的な区分により表現されている場合、第1項目評価部828は、各区分を数値に置き換えることで上記の統計値を算出してよい。
第1項目評価部828は、第1項目評価部828が決定した1以上の評価区分のそれぞれに対する評価値を算出してよい。例えば、第1項目評価部828は、各評価区分に含まれる1以上の評価項目の統計値を算出することで、各評価区分に対する評価値を算出する。統計値としては、平均値、中央値などが例示される。1以上の評価区分において、特定の評価項目の評価値が段階的な区分により表現されている場合、第1項目評価部828は、各区分を数値に置き換えることで上記の統計値を算出してよい。
本実施形態において、商品評価部830は、第1項目評価部828が算出したQ個の評価項目のそれぞれに対する評価値と、Q個の評価項目のそれぞれに割り当てられる重みとに基づいて、商品12の総合的な評価値を算出する。図5に関連して説明された総合スコアは、商品12の総合的な評価値の一例であってよい。
商品評価部830は、ユーザ情報により示されるユーザの行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定してよい。例えば、商品評価部830は、ユーザの行動特性、興味及び/又は嗜好に関連する1以上の項目の少なくとも1つに割り当てられる重みの値が、ユーザの行動特性、興味及び/又は嗜好に関連しない1以上の項目の少なくとも1つよりも大きくなるように、各重みの値を決定する。
商品評価部830は、ユーザの興味及び/又は嗜好の程度が大きいほど、当該興味及び/又は嗜好に関連する項目に割り当てられる重みの値が大きくなるように、各重みの値を決定してよい。商品評価部830は、ユーザが特定の行動、思考又は態度をとる傾向が大きいほど、当該特定の行動、思考又は態度に関連する項目に割り当てられる重みの値が大きくなるように、各重みの値を決定してもよい。
例えば、商品12が農産物である場合、品種によって、酸味・甘味などの味のバランス、食感などが異なる。そこで、商品評価部830は、味及び/又は食感に対するユーザの嗜好に応じて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。例えば、商品評価部830は、ユーザの味及び/又は食感に対する嗜好に合致する項目ほど重みの値が大きくなるように、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。
より具体的には、商品評価部830は、ユーザが過去に取引した農産物であって、商品12と同一又は類似する品種の農産物の味及び/又は食感に対する当該ユーザの評価に基づいて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。商品評価部830は、ユーザの過去の評価において評価の高い項目ほど重みが大きくなるように、Q個の項目の少なくとも1つに割り当てられる重みの値を決定してよい。
商品評価部830は、商品12と同一又は類似する品種の農産物の味及び/又は食感に対する当該ユーザの評価を推定し、当該推定された評価に基づいて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定してもよい。例えば、商品評価部830は、品種A及び品種Bに対する複数のユーザからの評価に基づいて、品種ごとの評価の基準値を決定する。また、商品評価部830は、品種Aに対するユーザXの評価を取得する。商品評価部830は、品種Aに対するユーザXの評価と、品種Aに対する評価の基準値と、品種Bに対する評価の基準値とに基づいて、品種Bに対するユーザXの評価を推定する。
例えば、商品12が品種Bのイチゴであり、品種A及び品種Bのイチゴの甘味に対する評価が0~9の10段階で表される場合において、品種Aの甘味に対するユーザXの評価が3であり、品種Aの甘味に対する評価の基準値が5であるとき、商品評価部830は、ユーザXはイチゴの甘味を小さく評価する傾向があると推定する。そこで、品種Bのイチゴの甘味に対する評価の基準値が8である場合、商品評価部830は、品種Aの甘味に対するユーザXの評価の推定値として、8より小さい値(例えば、5~6である。)を出力する。同様にして、商品評価部830は、味及び/又は食感に関する各項目に対するユーザXの評価を推定する。
商品評価部830は、例えば、味及び/又は食感に関する各項目に対するユーザXの評価の推定値が大きいほど、当該項目に割り当てられる重みの値が大きくなるように、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。商品評価部830は、味及び/又は食感に関する各項目に対するユーザXの評価の推定値と、予め定められた値との乖離が大きいほど、当該項目に割り当てられる重みの値が大きくなるように、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定してもよい。これにより、商品評価部830は、例えば、ユーザが過去に食べたり購入したりしたことのある農産物に対する評価の履歴に基づいて、各項目の重みとして当該ユーザの嗜好に応じた値を割り当てることができる。
同様に、商品評価部830は、ユーザが過去に購入した農産物の生産工程における特徴に基づいて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定してよい。例えば、ユーザが有機農産物を購入する頻度が予め定められた値よりも大きい場合、商品評価部830は、生産工程での化学肥料及び/又は農薬の使用の有無又は使用量に関する項目に割り当てられる重みが大きくなるように、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。
商品評価部830は、商品12の用途に基づいて、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定してもよい。例えば、生食用のイチゴと、ジャム用のイチゴとでは、要求される品質が異なる。生食用のイチゴにおいては、外観が良好さ、新鮮さなどが重視される。一方、ジャム用のイチゴにおいては価格の安さが重視される。そこで、商品評価部830は、例えば、商品12の用途において重視される項目ほど重みの値が大きくなるように、Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みの値を決定する。
本実施形態において、取引画面生成部832は、各種の取引画面の画面データを生成する。取引画面生成部832は、消費者46の通信端末42に、商品14を説明するための商品説明画面を表示させるためのデータ(画面データと称される場合がある。)を生成してよい。例えば、取引画面生成部832は、商品説明画面540及び商品説明画面560を生成する。
より具体的には、取引画面生成部832は、第1項目決定部826が決定した1以上の評価区分と、第1項目評価部828が決定した商品12に関する各評価区分の評価値とに基づいて、通信端末42に商品14(つまり、商品12である)の特性を示すグラフを描画させるためのデータを生成する。また、取引画面生成部832は、商品評価部830が決定した商品12の総合的な評価値に基づいて、通信端末42に商品14(つまり、商品12である)の総合スコアを描画させるためのデータを生成する。なお、上述されたとおり、商品12に関する各評価区分は、商品12に関するQ個の評価項目に関連する情報であり、各評価区分の評価値は、Q個の評価項目のそれぞれに対する評価値に関連する情報である。
本実施形態において、マッチング支援部840は、商品14又は生産者20と、1以上のユーザとマッチングすることにより、商品14の取引を支援する。例えば、マッチング支援部840は、商品12に関する需要側評価情報及び/又は商品14に関する供給側評価情報に基づいて、1以上のユーザの中から、商品14又は生産者20の特性に合致する潜在的な顧客を抽出する。マッチング支援部840は、抽出されたユーザに対して、商品14に関する情報を通知する。商品14に関する情報には、商品14の評価に関する情報が含まれてよい。
なお、上述されたとおり、本実施形態においては、商品12の品目及び生産者と、商品14の品目及び生産者とが同一である場合を例として、マッチング支援部840の一例が説明される。また、本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、マッチング支援部840が、商品12に関する需要側評価情報に基づいて、1以上のユーザの中から、商品14又は生産者20の特性に合致する潜在的な顧客を抽出する場合を例として、マッチング支援部840の一例が説明される。上述されたとおり、マッチング支援部840は本実施形態に限定されない。
本実施形態において、第2項目評価部842は、評価情報抽出部822が取得した商品12に関する1以上の評価情報に基づいて、商品12に関するP個の評価項目のそれぞれに対する評価値を算出する。第2項目評価部842は、第1項目評価部828と同様の手順により、商品12に関するP個の評価項目のそれぞれに対する評価値を算出してよい。
本実施形態において、第2項目決定部844は、第2項目評価部842が算出したP個の評価項目のそれぞれに対する評価値に基づいて、P個の評価項目の中から、商品12の評価の決定に用いられるQ個(QはP以下の正の整数である。)の評価項目を決定する。Q個の評価項目は、例えば、商品14の販売を促進することを目的として決定される。
一実施形態において、第2項目決定部844は、P個の評価項目のそれぞれの評価値を比較して、評価値の大きな順にQ個の評価項目を決定する。他の実施形態において、第2項目決定部844は、予め定められた種類のS個(Sは1以上P未満の正の整数である。)の評価項目と、第2項目評価部842が算出した評価値に基づいて選択されるT個(TはP-Sとして算出される正の整数である。)の評価項目とからなるQ個の評価項目を決定する。S個の評価項目以外の評価項目の中から、評価値の大きな順にT個の評価項目を決定してよい。
本実施形態において、受信者抽出部846は、商品14に関する情報を受信可能な1以上のユーザの中から、商品14の顧客となり得るユーザを抽出する。例えば、受信者抽出部846は、ユーザ情報格納部444を参照して、第2項目決定部844が決定したQ個の評価項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有するユーザを抽出する。受信者抽出部846は、ユーザ情報格納部444を参照して、第2項目決定部844が決定したQ個の評価項目以外の評価項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有しないユーザを抽出してもよい。受信者抽出部846は、ユーザ情報格納部444を参照して、(i)第2項目決定部844が決定したQ個の評価項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有し、(ii)第2項目決定部844が決定したQ個の評価項目以外の評価項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有しないユーザを抽出してもよい。
例えば、商品14と他の商品とを比較した場合、商品14の外観に対する評価が低く、商品14の味及び食感に対する評価が高いとき、第2項目評価部842は、Q個の評価項目として、味及び食感を選択する。受信者抽出部846は、1以上のユーザから、味及び食感に対するこだわりが強いユーザ、及び/又は、外観に対するこだわりが弱いユーザを、商品14の潜在顧客として抽出する。
本実施形態において、通知生成部848は、受信者抽出部846が抽出したユーザに通知される商品14に関する情報(通知情報と称される場合がある。)を生成する。例えば、通知生成部848は、第2項目評価部842が決定したQ個の評価項目を用いて商品14に対する評価を決定する。通知生成部848は、商品評価部830と同様の手順により、商品14に対する評価を決定してよい。また、通知生成部848は、商品14に対する評価を示す情報を含む通知情報を生成する。通知生成部848は、取引画面生成部832と同様の手順により、通知情報を生成してよい。通知情報は、ECサイトのURL又は商品14の商品説明ページのURLを含んでよい。
本実施形態において、データ送信部860は、通知生成部848が生成した通知情報を送信する。データ送信部860は、例えば、受信者抽出部846が抽出したユーザが利用する通信端末に、上記の通知情報を送信する。
取引支援部820は、管理装置の一例であってよい。評価情報抽出部822は、評価情報取得部の一例であってよい。ユーザ情報抽出部824は、閲覧者情報取得部の一例であってよい。商品評価部830は、物品評価部の一例であってよい。通知生成部848は、生成部の一例であってよい。データ送信部860は、送信部の一例であってよい。ECサイトにアクセスするユーザは、物品に対する評価を閲覧する閲覧者の一例であってよい。商品12の総合的な評価値は、物品の評価値の一例であってよい。
図9は、評価取得部462の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、評価取得部462は、流通状態決定部912と、流通期間決定部914とを備える。本実施形態において、評価取得部462は、評価支援部920を備える。本実施形態において、評価支援部920は、入力項目決定部922と、入力画面生成部924と、入力画面送信部926とを有する。本実施形態において、評価取得部462は、供給側評価取得部932と、需要側評価取得部934と、評価データ制御部936とを備える。本実施形態において、評価取得部462は、乖離判定部942と、乖離通知部944とを備える。
本実施形態において、流通状態決定部912は、過去に取引された1以上の商品12のそれぞれの流通状態情報を取得する。例えば、流通状態決定部912は、流通管理部114にアクセスして、1以上の流通状態情報を取得する。流通状態決定部912は、過去に取引された1以上の商品12のそれぞれの流通状態情報により示される流通過程における商品12の状態に基づいて、商品12の流通状態を決定する。例えば、流通状態決定部912は、流通過程における商品12の状態を、連続する数値又は段階的な区分により表現する。例えば、流通状態決定部912は、1以上の流通状態情報により示される商品12の状態の統計値を算出し、当該統計値に基づいて流通過程における商品12の状態を連続する数値又は段階的な区分により表現する。
本実施形態において、流通期間決定部914は、過去に取引された1以上の商品12のそれぞれの流通期間情報を取得する。例えば、流通状態決定部912は、流通管理部114にアクセスして、1以上の流通期間情報を取得する。流通期間決定部914は、流通期間情報として、生産情報及び検品情報を取得してもよい。流通期間決定部914は、過去に取引された1以上の商品12のそれぞれの流通期間情報により示される流通期間の長さに基づいて、商品12の流通期間の長さを決定する。例えば、流通期間決定部914は、商品12の流通期間の長さを、連続する数値又は段階的な区分により表現する。例えば、流通期間決定部914は、1以上の流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの統計値を算出し、当該統計値に基づいて商品12の流通期間の長さを連続する数値又は段階的な区分により表現する。
本実施形態において、評価支援部920は、消費者44による商品12に対する評価結果の入力を支援する。例えば、評価支援部920は、図6及び図7に関連して説明された評価入力画面の画面データを生成する。評価支援部920は、評価入力画面の画面データを消費者44の通信端末42に送信する。評価入力画面の画面データは、消費者44の通信端末42に、商品12に対する評価を入力するための評価入力画面を表示させるためのデータであってよい。
本実施形態において、入力項目決定部922は、評価入力画面において消費者44による評価の入力が要求される評価項目を決定する。例えば、入力項目決定部922は、流通状態情報により示される商品12の状態、及び、流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの少なくとも一方に基づいて、消費者44が商品12を評価するための1以上の評価項目の種類を決定する。
一実施形態において、入力項目決定部922は、商品12の状態が予め定められた基準よりも劣悪である場合には、商品12の状態が予め定められた基準よりも良好である場合と比較して、消費者44が商品12を評価するための評価項目の個数が少なくなるように、1以上の評価項目の種類を決定する。他の実施形態において、入力項目決定部922は、商品12の流通期間の長さが予め定められた値よりも大きい場合には、商品12の流通期間の長さが予め定められた値よりも小さい場合と比較して、消費者44が商品12を評価するための評価項目の個数が少なくなるように、1以上の評価項目の種類を決定する。これにより、消費者44による入力の負担が軽減される。
入力項目決定部922は、流通状態情報により示される商品12の状態、及び、流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの少なくとも一方と、商品12の産地及び品目の少なくとも一方とに基づいて、消費者44が商品12を評価するための1以上の評価項目の種類を決定してよい。例えば、商品12の産地が予め定められた地域に合致する又は当該地域に含まれる場合、入力項目決定部922は、上述された手順と同様の手順により、1以上の評価項目の種類を決定する。例えば、商品12の品目が予め定められた品目に合致する又は当該品目に含まれる場合、入力項目決定部922は、上述された手順と同様の手順により、1以上の評価項目の種類を決定する。
本実施形態において、入力画面生成部924は、評価入力画面の画面データを生成する。本実施形態において、入力画面送信部926は、消費者44の通信端末42に、評価入力画面の画面データを送信する。上述されたとおり、評価入力画面は、消費者44が商品12に対する評価結果を入力するための画面であり、入力項目決定部922が決定した1以上の項目のそれぞれに対する評価結果の入力を支援するための画面である。
本実施形態において、供給側評価取得部932は、供給側評価情報を取得する。図3に関連して説明されたとおり、供給側評価取得部932は、例えば、通信端末22又は商品12から、供給側評価情報を取得する。上述されたとおり、供給側評価情報は、例えば、生産者20による商品12に対する評価結果を示す情報を含む。
本実施形態において、需要側評価取得部934は、需要側評価情報を取得する。図3に関連して説明されたとおり、需要側評価取得部934は、例えば、通信端末42から、需要側評価情報を取得する。上述されたとおり、需要側評価情報は、例えば、消費者44による商品12に対する評価結果を示す情報を含む。
本実施形態において、評価データ制御部936は、供給側評価情報及び需要側評価情報のデータの出力先を制御する。例えば、評価データ制御部936は、供給側評価取得部932から供給側評価情報を取得し、供給側評価情報を評価情報格納部466に格納する。例えば、評価データ制御部936は、需要側評価取得部934から需要側評価情報を取得し、需要側評価情報を、評価補正部464又は評価情報格納部466に出力する。
例えば、(a)流通状態情報により示される商品12の状態、及び、流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの少なくとも一方が予め定められた条件に合致する場合、評価データ制御部936は、需要側評価情報を評価情報格納部466に格納することを決定する。この場合、評価データ制御部936は、需要側評価情報を評価情報格納部466に出力する。上記の予め定められた条件としては、流通過程における商品12の状態が予め定められた状態よりも劣悪であるという条件、流通期間の長さが予め定められた値よりも大きいという条件などが例示される。
一方、(b)流通状態情報により示される商品12の状態、及び、流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの少なくとも一方が上記の予め定められた条件に合致しない場合、需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性がある。そこで、評価データ制御部936は、(i)需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を評価情報格納部466に格納しないこと、(ii)需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を補正すること、又は、(iii)需要側評価情報と、需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性のあることを示す情報とを対応付けて評価情報格納部466に格納することを決定する。
需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を評価情報格納部466に格納しないことが決定された場合、評価データ制御部936は、需要側評価情報の一部を削除した上で、当該需要側評価情報を評価情報格納部466に出力する。これにより、評価結果の一部が削除された需要側評価情報が評価情報格納部466に格納される。評価データ制御部936は、需要側評価情報を評価情報格納部466に出力しなくてもよい。
需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を補正することが決定された場合、評価データ制御部936は、需要側評価情報を評価補正部464に出力する。この場合、評価補正部464は、需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を補正し、補正後の評価結果を示す情報を評価情報格納部466に格納する。
需要側評価情報と、需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性のあることを示す情報とを対応付けて評価情報格納部466に格納することが決定された場合、評価データ制御部936は、需要側評価情報を評価情報格納部466に出力する。また、評価データ制御部936は、需要側評価情報と、需要側評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性のあることを示す情報とを対応付けて評価情報格納部466に格納する。
本実施形態において、乖離判定部942は、商品12を評価するための1以上の項目のそれぞれについて、供給側評価情報による評価結果、及び、需要側評価情報による評価結果の乖離具合が予め定められた程度を超えているか否かを判定する。また、乖離判定部942が乖離具合が予め定められた程度を超えていると判定した場合、乖離通知部944は、流通状態情報により示される商品12の状態、及び、流通期間情報により示される商品12の流通期間の長さの少なくとも一方を示す情報を、生産者20及び消費者44の少なくとも一方に通知する。
流通状態決定部912は、流通情報取得部の一例であってよい。流通期間決定部914は、流通情報取得部の一例であってよい。評価支援部920は、支援部の一例であってよい。入力項目決定部922は、評価項目決定部の一例であってよい。入力画面生成部924は、支援データ生成部又は画面生成部の一例であってよい。入力画面送信部926は、支援データ送信部の一例であってよい。供給側評価取得部932は、第2評価情報取得部の一例であってよい。需要側評価取得部934は、第1評価情報取得部の一例であってよい。評価データ制御部936は、第1評価情報取得部の一例であってよい。乖離判定部942は、乖離具合判定部の一例であってよい。乖離通知部944は、通知部の一例であってよい。評価入力画面は、入力画面の一例であってよい。評価入力画面の画面データは、入力支援データ又は入力画面データの一例であってよい。
図10は、販売支援サーバ180の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、販売支援サーバ180は、販促支援部1020と、梱包支援部1040とを備える。
本実施形態においては、販売者50が商品12を販売する場合を例として、販売支援サーバ180による販売支援処理の詳細が説明される。商品12の販売者50としては、生産者20、流通業者30などが例示される。
(広告資材又は販売促進資材の作成作業の支援処理)
一実施形態において、商品12の販売者50は、商品12の広告又は販売促進を目的として、商品12の広告資材又は販売促進資材を制作又は作成する(単に、作成すると称される場合がある)。広告資材又は販売促進資材は、POP(Point of purchase advertising)であってよい。POPは、ポスターなどの有体物であってもよく、動画データなどの無体物であってもよい。
この場合において、販促支援部1020は、商品12の広告又は販売促進に用いられる情報を生成することにより、広告資材又は販売促進資材の作成を支援する。例えば、販促支援部1020は、広告資材又は販売促進資材のデザインを支援し、広告資材又は販売促進資材のデータ(広告データと称される場合がある。)を出力する。販売者50は、販促支援部1020から出力された広告データを利用して、店頭広告1022を作成することができる。販促支援部1020の詳細は後述される。
(梱包作業の支援処理)
他の実施形態において、消費者44が商品12を購入した場合、商品12の販売者50は、商品12を箱1052に梱包し、梱包された商品12を消費者44に発送する。商品12は、例えば、物流システム160を利用して配送される。
このとき、販売者50は、商品12とともに、1以上の評価見本1054を消費者44に発送する。販売者50は、商品12及び1以上の評価見本1054とともに、上述された各種の物性の簡易測定キットを、消費者44に発送してもよい。
評価見本1054は、商品12の状態を判定するために用いられる。評価見本1054は、商品12とは異なる有体物であってよい。評価見本1054は、箱1052の表面に印刷又は貼付されてもよく、箱1052の内部に収容されてもよい。
商品12の状態としては、商品12の外観の状態、及び、商品12の配送の状態の少なくとも一方が例示される。本実施形態において、商品12の外観の状態は、商品12の表面に関する各種の状態を意味する。
商品12の外観の状態としては、物品の大きさ、曲がり具合模様及び色彩の少なくとも1つが例示される。例えば、商野菜又は果物のように、商品12の大きさ、曲がり具合、模様及び/又は色彩によって商品12の等級が決定される場合がある。商品12の購入者は、評価見本1054を用いて商品12の大きさ、曲がり具合模様及び色彩の少なくとも1つを評価することで、当該評価結果に基づいて、商品12の等級を判断することができる。
商品12の外観の状態の他の例としては、商品12の硬度が挙げられる。商品12の硬度は、商品12の表面の硬度であってよい。硬度は、弾性率により表されてもよい。特に、商品12が食料品である場合、商品12の硬度は、商品12の弾性率により表されることが好ましい。
例えば、商品12が生鮮食品である場合、商品12の鮮度と、商品12の硬度とは、ある程度の相関関係を有する。例えば、商品12が海産物、野菜、果物、肉などである場合、商品12の鮮度が低下したり熟成が進行したりするにつれて、商品12の弾力が低下して柔らかくなり得る。商品12の購入者は、評価見本1054を用いて商品12の硬度を評価することで、当該評価結果に基づいて、商品12の鮮度を判断することができる。例えば、商品12が野菜又は果物である場合、商品12の熟れ具合が進行するにつれて、商品12が柔らかくなり得る。商品12の購入者は、評価見本1054を用いて商品12の硬度を評価することで、当該評価結果に基づいて、商品12の食べ頃を判断することができる。
商品12の配送の状態としては、商品12の配送期間中における温度及び湿度の少なくとも一方の状態が例示される。商品12の配送の状態は、商品12の配送時の温度の最大値及び最小値の少なくとも一方であってもよく、商品12の配送時の湿度の最大値及び最小値の少なくとも一方であってもよい。
商品12の外観の状態を判定するための評価見本1054としては、(i)1以上の目盛りが配された直線スケール又は方眼スケール、(ii)それぞれが特有の曲率を有する1以上の曲線が配された曲率スケール、(iii)1以上の色見本又は模様見本が配されたカラーチャート、(iv)それぞれが特有の硬さ又は柔らかさを有する1以上の樹脂又はゲルが配された硬度スケールなどが例示される。上記の樹脂又はゲルの硬さ又は柔らかさは、硬度又は弾性率により表されてよい。商品12の規格に応じた複数の種類の評価見本1054が用意されていてもよい。
直線スケール及び方眼スケールは、例えば、商品12の大きさ、又は、形状若しくは曲がり具合を判定するために用いられる。曲率スケールは、例えば、商品12の形状又は曲がり具合を判定するために用いられる。硬度スケールは、例えば、商品12の硬度又は弾性率を判定するために用いられる。カラーチャートは、例えば、商品12の模様又は色彩を判定するために用いられる。
評価見本1054において、上記の直線スケール、方眼スケール、曲率スケール及び硬度スケールの少なくとも1つは、色付きのスケールであってもよい。これにより、例えば、取引管理部112は、色付きのスケールの近傍に配置された商品12の画像を解析することにより、単一の画像から、(i)商品12の色彩及び模様の少なくとも一方と、(ii)商品12の大きさ、形状及び硬度の少なくとも1つとを決定することができる。
単一のスケールに単一の色が割り当てられてもよく、単一のスケールに複数の色が割り当てられてもよい。上記の色付きのスケールの色は、商品12の種類に基づいて決定されてよい。上記の色付きのスケールの色は、商品12の状態が良好である場合の色、又は、商品12の状態が不良である場合の色に基づいて決定されてよい。
商品12の配送の状態を判定するための評価見本1054としては、温度により色が変化する材料、湿度により色が変化する材料などが例示される。温度により色が変化する材料は、不可逆性の示温材料であってもよい。評価見本1054は、示温領域が異なる複数の不可逆性の示温材料を有してよい。湿度により色が変化する材料は、不可逆性の湿度表示材料であってもよい。評価見本1054は、湿度表氏領域が異なる複数の不可逆性の湿度表示材料を有してよい。
発送時又は梱包時の状況に応じて、複数の種類の評価見本1054が消費者44に発送されてよい。例えば、商品12が、バナナのように変色しやすい商品である場合、複数の種類のカラーチャートが発送される。例えば、緑色系統の色見本の種類が豊富なカラーチャートと、黄色系統の色見本の種類が豊富なカラーチャートと、茶色系統の色見本の種類が豊富なカラーチャートとが発送される。
商品12の状態は、例えば、商品12と、1以上の評価見本1054のそれぞれの大きさ、形状、模様、色彩及び硬度の少なくとも1つとの比較結果に基づいて判定される。商品12の状態が、商品12と、1以上の評価見本1054のそれぞれの大きさ、形状、模様及び色彩の少なくとも1つとの比較結果に基づいて判定される場合、商品12の状態は、例えば、コンピュータ又は消費者44が、1以上の評価見本1054のそれぞれの近傍に配された商品12の画像を解析することで判定される。
一実施形態によれば、消費者44が箱1052を受け取ると、消費者44は、箱1052を開封し、商品12を取り出す。消費者44は、例えば、商品12を評価見本1054の近傍に配置し、通信端末42のカメラ機能を利用して商品12及び評価見本1054を撮像する。消費者44は、例えば、通信端末42を利用して、商品12及び評価見本1054が撮像された画像のデータ(画像データと称される場合がある。)を、管理サーバ110に送信する。
管理サーバ110が画像データを取得すると、例えば、取引管理部112の評価管理部460が、当該画像データを解析して、商品12の大きさ、形状、模様、色彩及び硬度の少なくとも1つを評価する。これにより、商品12の大きさ、商品12の曲がり具合、商品12の色艶又は変色が評価され得る。
他の実施形態によれば、消費者44が箱1052を受け取ると、消費者44は、箱1052を開封し、商品12を取り出す。消費者44は、商品12と、評価見本1054とを比較し、例えば、通信端末42を利用して、商品12及び評価見本1054の比較結果を示すデータ(評価データと称される場合がある。)を、管理サーバ110に送信する。管理サーバ110が画像データを取得すると、例えば、取引管理部112の評価管理部460が、評価データを評価情報格納部466に格納する。評価管理部460は、必要に応じて評価データを解析し、当該解析結果を評価情報格納部466に格納してもよい。
この場合において、梱包支援部1040は、評価見本1054の選択、作成及び/又は梱包を支援する。例えば、梱包支援部1040は、評価見本1054の仕様を決定する。評価見本1054の仕様としては、(i)評価見本1054の判定対象の種類、(ii)評価見本1054の大きさ、形状、模様及び色彩の少なくとも1つ、並びに、(iii)評価見本1054の硬度、の少なくとも1つが例示される。
また、梱包支援部1040は、商品12及び評価見本1054の梱包時に、評価見本1054が配される位置又は範囲(箱1052における評価見本1054の位置又は範囲と称される場合がある。)を決定する。評価見本1054が配される位置又は範囲としては、(i)箱1052の表面の一部、(ii)箱1052の内部に収容される物品(収容物と称される場合がある。)少なくとも一部などが例示される。収容物としては、案内書類、手紙、メッセージカード、納品書類などが例示される。
一実施形態において、評価見本1054は、箱1052の外側となる面の表面に配される。他の実施形態において、評価見本1054は、箱1052の内側となる面の表面に配される。さらに他の実施形態において、評価見本1054は、箱1052を構成する部材が重なる部分の表面に配される。例えば、箱1052の上部に蓋と、フラップ(天フラップと称される場合がある。)とが配されている場合、評価見本1054は、当該天フラップの外側の面の表面、又は、当該蓋の内側の面の表面に配される。なお、蓋の外側の面は、箱1052の外側となる面の一例であってよい。天フラップの内側の面は、箱1052の内側となる面の一例であってよい。
梱包支援部1040は、評価見本1054の仕様、及び/又は、評価見本1054が配される位置又は範囲を示すデータ(指示データと称される場合がある。)を出力する。販売者50は、梱包支援部1040から出力された広告データを利用して、適切な評価見本1054が適切な位置又は範囲に配された箱1052を用いて、商品12を梱包することができる。梱包支援部1040の詳細は後述される。
商品12は、物品の一例であってよい。販売者50は、発送者の一例であってよい。消費者44は、受取者の一例であってよい。箱1052は、梱包資材の一例であってよい。評価見本1054は、1以上の比較対照の一例であってよい。店頭広告1022の広告データは、商品の広告又は販売促進に用いられる情報の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、梱包資材の一例として箱1052が用いられる場合を例として、販売支援サーバ180又は評価見本1054の一例が説明された。しかしながら、販売支援サーバ180又は評価見本1054は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、箱1052に代えて、又は、箱1052とともに、仕切部材、包装材及び緩衝材の少なくとも1つが梱包資材として用いられてよい。この場合、評価見本1054は、仕切部材、包装材及び緩衝材の少なくとも1つに配されてよい。
図11は、販促支援部1020の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態においては、販促支援部1020が、商品12の広告資材又は販売促進資材の一例である店頭広告1022の広告データを生成する場合を例として、販促支援部1020の詳細が説明される。
本実施形態において、販促支援部1020は、ユーザ情報取得部1122と、ターゲット属性決定部1124と、評価情報取得部1132と、評価項目決定部1134と、広告データ生成部1140と、格納部1160とを備える。本実施形態において、広告データ生成部1140は、訴求態様決定部1142と、文言抽出部1144と、レイアウト抽出部1146と、画像抽出部1148と、候補提示部1152と、広告決定部1154とを有する。本実施形態において、格納部1160は、文言雛形データベース1162と、レイアウト雛形データベース1164と、アイテム画像データベース1166と、背景画像データベース1168とを有する。
本実施形態において、ユーザ情報取得部1122は、商品12の店頭広告1022のターゲットに関する各種の情報を収集する。例えば、ユーザ情報取得部1122は、商品12又は店頭広告1022に関連するユーザに関する各種の情報を収集する。商品12又は店頭広告1022に関連するユーザとしては、(i)過去に商品12又は商品12と同一又は類似する種類の商品(同種の商品と称される場合がある。)を購入したことがあるユーザ、(ii)店頭広告1022が掲示される店舗等の顧客であるユーザ、(iii)店頭広告1022が掲示される店舗等に立ち寄る可能性が比較的高いユーザなどが例示される。
店頭広告1022が掲示される店舗等に立ち寄る可能性が比較的高いユーザとしては、(i)店頭広告1022が掲示される店舗等と、当該ユーザの自宅との距離が予め定められた値よりも小さなユーザ、(ii)店頭広告1022が掲示される店舗等と、当該ユーザが定期的に又は頻繁に立ち寄る施設等との距離が予め定められた値よりも小さなユーザなどが例示される。ユーザが定期的に又は頻繁に立ち寄る施設としては、(i)ユーザが所属する団体の施設、(ii)ユーザの自宅と、ユーザが所属する団体の施設との間の経路上に配された施設などが例示される。ユーザが所属する団体としては、会社、学校、ユーザが会員となっているサービスを提供する企業などが例示される。上記の経路上に配された施設としては、駅、駅の近傍に配された商業施設などが例示される。これらの情報は、例えば、予めユーザ情報取得部442により取得され、ユーザ情報格納部444に格納されている。
例えば、ユーザ情報取得部1122は、顧客管理部440のユーザ情報格納部444を参照して、商品12又は店頭広告1022に関連するユーザのユーザ情報を取得する。上述されたとおり、ユーザ情報には、(i)各ユーザの行動特性、興味又は嗜好を示す情報、(ii)各ユーザのECサイトの利用履歴、(iii)各ユーザのWebサイトの閲覧履歴及び/又は検索履歴などが含まれる。例えば、ユーザ情報取得部1122は、評価管理部460の評価情報格納部466を参照して、上記のユーザの過去の評価履歴を取得する。ユーザ情報取得部1122は、各部から取得された情報を、例えばターゲット属性決定部1124に出力する。
本実施形態において、ターゲット属性決定部1124は、広告又は販売促進のターゲットの属性を決定する。例えば、ターゲット属性決定部1124は、まず、上述された商品12又は店頭広告1022に関連するユーザの少なくとも一部を、商品12のターゲットとして抽出する。次に、ターゲット属性決定部1124は、ターゲットとして抽出されたユーザに共通する特性(ターゲットの属性と称される場合がある。)を決定する。
一実施形態において、ターゲット属性決定部1124は、上述された商品12又は店頭広告1022に関連するユーザを上記のターゲットとして、ユーザ情報取得部1122が取得した情報を解析し、当該ターゲットとなるユーザに共通する特性を決定する。他の実施形態において、ターゲット属性決定部1124は、上述された商品12又は店頭広告1022に関連するユーザのうち、共通する特性を有する一部のユーザをターゲットとすることを決定してもよい。この場合、ターゲット属性決定部1124は、上記の共通の特性をターゲットの属性として決定する。
ターゲット属性決定部1124は、上述された1以上の評価項目の1つ又はいくつかを、ターゲットの属性として抽出してよい。例えば、ターゲット属性決定部1124は、上述された1以上の評価項目の中から、ターゲットの特性に合致する評価項目を、ターゲットの属性として抽出する。これにより、ターゲットとなるユーザの特徴と、商品12の特徴とのマッチングが容易になる。
ターゲット属性決定部1124は、決定されたターゲットの属性を示す情報を、例えば評価項目決定部1134に出力する。ターゲット属性決定部1124は、決定されたターゲットの属性を示す情報を、広告データ生成部1140に出力してもよい。
本実施形態において、評価情報取得部1132は、広告される商品12に関する各種の情報を収集する。例えば、評価情報取得部1132は、評価管理部460の評価情報格納部466を参照して、上述された1以上の評価項目のそれぞれについて、商品12の供給者(生産者20又は流通業者30である。)が商品12を評価した結果を示す評価情報を取得する。評価情報取得部1132は、取得された評価情報を評価項目決定部1134に出力する。
本実施形態において、評価項目決定部1134は、商品12の特徴のうち、高い訴求効果が期待される特徴を決定する。評価項目決定部1134は、上述された1以上の評価項目の中から、高い訴求効果が期待される少なくとも1つの評価項目を抽出することで、上記の特徴を決定してよい。例えば、評価項目決定部1134は、評価情報取得部1132が取得した評価情報に基づいて、商品に特徴的な少なくとも1つの評価項目を決定する。例えば、評価項目決定部1134は、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性に基づいて、ターゲットに対する訴求効果が見込まれる少なくとも1つの評価項目を決定する。
一実施形態において、評価項目決定部1134は、評価情報取得部1132が取得した評価情報に基づいて、1以上の評価項目のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する。例えば、評価項目決定部1134は、商品12に関する1以上の評価項目のうち、予め定められた基準よりも肯定的な評価が得られている評価項目を、高い訴求効果が期待される評価項目として抽出する。評価項目決定部1134は、商品12に関する1以上の評価項目のうち、予め定められた基準よりも否定的な評価が得られている評価項目を、訴求効果を補助的に向上させる評価項目として抽出してもよい。
他の実施形態において、評価項目決定部1134は、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性に基づいて、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する。例えば、評価項目決定部1134は、1以上の評価項目のうち、ターゲットが興味を示している度合いが予め定められた基準よりも大きな評価項目を、高い訴求効果が期待される評価項目として抽出する。
さらに他の実施形態において、評価項目決定部1134は、評価情報取得部1132が取得した評価情報と、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性とに基づいて、広告又は販売促進に用いられる評価項目を決定する。例えば、評価項目決定部1134は、(i)商品12に関する1以上の評価項目のうち、予め定められた基準よりも肯定的な評価が得られている評価項目であり、且つ、(ii)ターゲットが興味を示している度合いが予め定められた基準よりも大きな評価項目を、高い訴求効果が期待される評価項目として抽出する。これにより、1以上の評価項目のうち、商品に特徴的な評価項目であって、ターゲットに対する訴求効果が見込まれる評価項目が、広告又は販売促進に用いられる評価項目として決定され得る。
評価項目決定部1134は、上述された1以上の評価項目(例えば、P個の評価項目である。)のうち、広告又は販売促進に用いられる評価項目として決定された少なくとも1つ評価項目を示す情報を、広告データ生成部1140に出力する。少なくとも1つ評価項目の個数は、P個未満であってよい。出力される評価項目の個数には上限が設定されていてもよい。出力される評価項目の個数に上限が設定されている場合、評価項目決定部1134は、当該評価項目の上限に関する条件を満たすように、評価項目を抽出するための閾値を調整してよい。
(広告データ生成部1140の概要)
本実施形態において、広告データ生成部1140は、店頭広告1022の広告データを生成する。広告データ生成部1140は、評価項目決定部1134が決定した評価項目に基づいて、店頭広告1022の訴求表現を決定する。訴求表現としては、文言及び/又はデザインが例示される。
デザインとしては、(i)文言の大きさ、形状、模様及び色彩の少なくとも1つ、(ii)文言に対応する写真又はイラスト、(iii)文言及び写真又はイラストのレイアウトなどが例示される。文言に対応する写真又はイラストとしては、文言の印象に合致する写真又はイラスト、文言の印象を強調する写真又はイラスト、文言に関連する事象を想起させる写真又はイラストなどが例示される。
本実施形態において、広告データ生成部1140は、例えば、(i)商品12の提供者(例えば、生産者20、流通業者30、販売者50などである。)から商品12の購入者(例えば、流通業者30、販売者50、消費者40である。)に訴求したい内容、及び、(ii)各種の情報に対する商品12の購入者の感度又は興味の度合いとに基づいて、店頭広告1022の訴求表現を決定する。
例えば、トマトの生産者Aがトマトの購入者に対して訴求したい内容が、高糖度であるという特徴と、完全無農薬栽培であるという特徴とである場合を考える。一方、各種の情報に対する感度又は興味の度合いは、店舗の顧客層によって異なることが考えられる。広告データ生成部1140における広告データの生成手順に関する理解を簡単にすることを目的として、店舗Bの顧客の多くがトマトのサイズ、色及び味に興味を示す場合を例として、店舗Bにおける販売促進に用いられる広告データの生成手順の詳細が説明される。
上述されたとおり、取引管理部112は、トマトの生産時点若しくは出荷時点、又は、トマトの流通過程の特定の時点において、生産者Aが生産したトマトに関する各種の評価を示す情報を取得する。この場合、生産者Aが生産したトマトに関し、「味」の評価区分に含まれる「糖度」に関する評価項目には、他の生産者が生産したトマトと比較して高い評価が与えられている可能性が高い。同様に、生産者Aが生産したトマトに関し、「環境負荷」の評価区分に含まれる「化学肥料及び化学農薬の少なくとも一方の使用の有無」に関する評価項目には、他の生産者が生産したトマトと比較して高い評価が与えられている可能性が高い。
広告データ生成部1140は、まず、取引管理部112にアクセスして、生産者Aが生産したトマトに関する各種の評価を解析することで、当該トマトのセールスポイントを決定する。例えば、広告データ生成部1140は、生産者Aが生産したトマトのセールスポイントが、「高糖度」及び「完全無農薬栽培」という特徴であることを決定する。
次に、店舗Bの顧客はトマトのサイズ、色及び味に興味を示すことから、広告データ生成部1140は、「高糖度」及び「完全無農薬栽培」という特徴のうち、味に関連する「高糖度」という特徴が最も目立つような広告を作成することを決定する。また、広告データ生成部1140は、「完全無農薬栽培」という特徴が、トマトのサイズ及び/又は色に関連付けて説明された広告を作成することを決定する。
例えば、広告データ生成部1140は、最も目立つ部分に糖度に関する内容が大きく表示され、無農薬でありながらサイズを確保しつつ鮮やかな赤色を出すことがいかに困難であるか、また、どのようにして当該困難を乗り越えたかを伝えるためのストーリーが表示されたPOP広告を作成する。広告データ生成部1140は、消費者にトマトの使い方を伝えるメッセージがさらに表示されたPOP広告を作成してもよい。広告データ生成部1140は、季節に応じたキーワード、世の中のトレンドに関するキーワードなどを採用して、上記のPOP広告を作成してよい。
(広告データ生成部1140の各部の概要)
図11に示されるとおり、本実施形態において、広告データ生成部1140は、訴求態様決定部1142と、文言抽出部1144と、レイアウト抽出部1146と、画像抽出部1148と、候補提示部1152と、広告決定部1154とを有する。上述された広告データは、広告データ生成部1140の各部における情報処理により作成される。
本実施形態において、訴求態様決定部1142は、店頭広告1022の訴求態様(訴求パターンと称される場合がある。)を決定する。訴求態様決定部1142は、評価情報取得部1132が取得した評価情報、及び、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性を示す情報の少なくとも一方に基づいて、訴求態様を決定する。例えば、訴求態様決定部1142は、評価項目決定部1134が出力した少なくとも1つの評価項目に基づいて、訴求態様を決定する。上述されたとおり、評価項目決定部1134は、評価情報取得部1132が取得した評価情報、及び、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性を示す情報の少なくとも一方に基づいて、少なくとも1つの評価項目を出力する。
訴求態様としては、(i)評価項目決定部1134が決定した評価項目の文言から連想されるイメージにより訴求する態様(イメージ訴求型と称される場合がある)、(ii)評価項目決定部1134が決定した評価項目の文言そのものの意味により訴求する態様(インパクト訴求型と称される場合がある)などが例示される。なお、訴求態様は、上記の態様に限定されない。
例えば、評価項目決定部1134から、「旬」又は「鮮度」に関する評価項目が入力された場合、訴求態様決定部1142は、イメージ訴求型の店頭広告1022を作成することを決定する。上記の評価項目の文言から連想されるイメージとしては、現在の季節又は商品12の旬の季節に関連するイベント、現在の季節又は商品12の旬の季節に関連する料理、商品12を用いた代表的な料理などが例示される。
例えば、評価項目決定部1134から、「味」、「食感」又は「コストパフォーマンス」に関する評価項目が入力された場合、訴求態様決定部1142は、インパクト訴求型の店頭広告1022を作成することを決定する。評価項目の文言そのものの意味としては、「甘い」、「歯ごたえがよい」などが例示される。
訴求態様決定部1142は、決定された訴求態様を示す情報を、例えば、文言抽出部1144に出力する。訴求態様決定部1142は、決定された訴求態様を示す情報を、レイアウト抽出部1146に出力してもよい。訴求態様決定部1142は、決定された訴求態様を示す情報を、画像抽出部1148に出力してもよい。
本実施形態において、文言抽出部1144は、店頭広告1022に用いられる訴求文言(キャッチフレーズ、キャッチコピーなどと称される場合がある。)を決定する。文言抽出部1144は、例えば、評価項目決定部1134が決定した評価項目に基づいて、店頭広告1022に用いられる訴求文言を決定する。
一実施形態において、文言抽出部1144は、文言雛形データベース1162を参照して、評価項目決定部1134が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を、訴求文言の候補(単に、訴求文言と称される場合がある。)として抽出する。後述されるとおり、文言雛形データベース1162は、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納している。
他の実施形態において、文言抽出部1144は、文言雛形データベース1162を参照して、商品12の商品種別に対応付けられた少なくとも1つの文言を、訴求文言として抽出する。後述されるとおり、文言雛形データベース1162は、1以上の商品種別のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納している。
さらに他の実施形態において、文言抽出部1144は、文言雛形データベース1162を参照して、評価項目決定部1134が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言と、商品12の商品種別に対応付けられた少なくとも1つの文言とを、訴求文言として抽出する。この場合、複数の文言が、訴求文言として抽出される。複数の文言のうちの少なくとも1つは、評価項目決定部1134が決定した評価項目に対応付けられた文言であってよい。
本実施形態において、文言抽出部1144は、訴求態様決定部1142が決定した訴求の態様に基づいて、少なくとも1つの文言を抽出してよい。これにより、文言抽出部1144は、抽出される文言の個数を絞り込むことができる。例えば、イメージ訴求型の訴求態様が決定された場合、文言抽出部1144は、情緒的な文言を優先的に抽出する。例えば、インパクト訴求型の訴求態様が決定された場合、文言抽出部1144は、注意喚起を促すような文言を優先的に抽出する。
本実施形態において、レイアウト抽出部1146は、店頭広告1022のレイアウトを決定する。レイアウト抽出部1146は、例えば、評価項目決定部1134が決定した評価項目に基づいて、店頭広告1022のレイアウトを決定する。
例えば、レイアウト抽出部1146は、レイアウト雛形データベース1164を参照して、評価項目決定部1134が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つのレイアウトを、店頭広告1022のレイアウトの候補(単に、レイアウトと称される場合がある。)として抽出する。後述されるとおり、レイアウト雛形データベース1164は、1以上の評価項目のそれぞれと、広告資材又は販売促進資材に関する1以上のレイアウトとを対応づけて格納している。
本実施形態において、レイアウト抽出部1146は、訴求態様決定部1142が決定した訴求の態様に基づいて、少なくとも1つのレイアウトを抽出してよい。これにより、レイアウト抽出部1146は、抽出されるレイアウトの個数を絞り込むことができる。
本実施形態において、画像抽出部1148は、店頭広告1022に使用される画像を決定する。画像抽出部1148は、例えば、評価項目決定部1134が決定した評価項目に基づいて、店頭広告1022に使用される画像を決定する。画像は、動画像であってもよく、静止画像であってもよい。静止画像は、写真であってもよく、イラストであってもよい。
例えば、画像抽出部1148は、アイテム画像データベース1166及び背景画像データベース1168の少なくとも一方を参照して、評価項目決定部1134が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの画像を、店頭広告1022に使用される画像の候補(単に、画像と称される場合がある。)として抽出する。後述されるとおり、アイテム画像データベース1166及び背景画像データベース1168は、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の画像とを対応づけて格納している。
本実施形態において、画像抽出部1148は、訴求態様決定部1142が決定した訴求の態様に基づいて、少なくとも1つの画像を抽出してよい。これにより、画像抽出部1148は、抽出される画像の個数を絞り込むことができる。
本実施形態において、候補提示部1152は、店頭広告1022の候補を生成する。候補提示部1152は、当該候補を販売者50に提示してよい。例えば、候補提示部1152は、販売者50が利用する通信端末に、店頭広告1022の候補のデータを送信することで、当該候補を販売者50に提示する。
候補提示部1152は、文言抽出部1144が抽出した少なくとも1つの訴求文言、及び、レイアウト抽出部1146が抽出した少なくとも1つのレイアウトに基づいて、店頭広告1022の1以上の候補を生成する。候補提示部1152は、文言抽出部1144が抽出した少なくとも1つの訴求文言と、レイアウト抽出部1146が抽出した少なくとも1つのレイアウトと、画像抽出部1148が抽出した少なくとも1つの画像とに基づいて、店頭広告1022の1以上の候補を生成してよい。
本実施形態において、広告決定部1154は、候補提示部1152が生成した1以上の候補の1つに基づいて、店頭広告1022を決定する。広告決定部1154は、例えば、1以上の候補を提示された販売者50からの指示に基づいて、候補提示部1152が生成した1以上の候補の1つを、店頭広告1022の原案として決定する。広告決定部1154は、例えば、販売者50からの指示に基づいて、店頭広告1022の原案を修正し、店頭広告1022を完成させる。広告決定部1154は、完成した店頭広告1022のデータを、販売者50が利用する情報処理端末に出力してよい。
本実施形態において、格納部1160は、各種の情報を格納する。一実施形態において、格納部1160は、販促支援部1020における情報処理に用いられる各種の情報を格納する。他の実施形態において、格納部1160は、販促支援部1020における情報処理により生成された各種の情報を格納する。
本実施形態において、文言雛形データベース1162は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する。文言雛形データベース1162は、例えば、1以上の商品種別のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する。
本実施形態において、レイアウト雛形データベース1164は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告資材又は販売促進資材に関する1以上のレイアウトとを対応づけて格納する。本実施形態において、アイテム画像データベース1166は、例えば、1以上の商品のそれぞれついて、当該商品の画像を格納する。アイテム画像データベース1166は、1以上の商品のそれぞれついて、1以上の評価項目のそれぞれと、当該商品の1以上の画像とを対応づけて格納してよい。本実施形態において、背景画像データベース1168は、例えば、1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の背景画像とを対応づけて格納する。
文言雛形データベース1162は、第1文言格納部又は第2文言格納部の一例であってよい。商品12又は店頭広告1022に関連するユーザは、広告又は前記販売促進のターゲットの一例であってよい。店頭広告1022は、商品の広告資材又は販売促進資材の一例であってよい。訴求文言は、文言の一例であってよい。
(別実施形態の一例)
本実施形態においては、文言抽出部1144が、訴求態様決定部1142により決定された訴求態様に基づいてキャッチコピー又はキャッチフレーズを決定し、レイアウト抽出部1146が、訴求態様決定部1142により決定された訴求態様に基づいてレイアウトを決定する場合を例として、販促支援部1020の一例が説明された。しかしながら、販促支援部1020は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、販促支援部1020は、訴求態様決定部1142を備えなくてもよい。
本実施形態においては、文言抽出部1144が、文言雛形データベース1162に格納されたデータを参照して、1以上の訴求文言を抽出する場合を例として、販促支援部1020の一例が説明された。しかしながら、販促支援部1020は本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、文言抽出部1144は、学習済みの推定モデルに、評価項目決定部1134が決定した評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つの文言を、上述された訴求文言の候補としてよい。文言抽出部1144は、学習済みの推定モデルに、評価情報取得部1132が取得した評価情報により示される評価項目、及び/又は、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性を示す評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つの文言を、上述された訴求文言の候補としてもよい。
上記の推定モデルは、例えば、過去に作成された店頭広告に用いられた訴求文言と、当該店頭広告の商品に対する当該商品の供給者による評価、及び/又は、当該店頭広告のターゲットの属性を示す評価項目とが対応付けられた教師データを用いて、機械学習を実行することで作成される。推定モデルの学習手法は、上述された手法に限定されない。
本実施形態においては、レイアウト抽出部1146が、レイアウト雛形データベース1164に格納されたデータを参照して、1以上のレイアウトを抽出する場合を例として、販促支援部1020の一例が説明された。しかしながら、販促支援部1020は本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、レイアウト抽出部1146は、学習済みの推定モデルに、評価項目決定部1134が決定した評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つのレイアウトを、上述されたレイアウトの候補としてよい。レイアウト抽出部1146は、学習済みの推定モデルに、評価情報取得部1132が取得した評価情報により示される評価項目、及び/又は、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性を示す評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つのレイアウトを、上述されたレイアウトの候補としてもよい。
上記の推定モデルは、例えば、過去に作成された店頭広告に用いられたレイアウトと、当該店頭広告の商品に対する当該商品の供給者による評価、及び/又は、当該店頭広告のターゲットの属性を示す評価項目とが対応付けられた教師データを用いて、機械学習を実行することで作成される。推定モデルの学習手法は、上述された手法に限定されない。
本実施形態においては、画像抽出部1148が、アイテム画像データベース1166及び背景画像データベース1168に格納されたデータを参照して、1以上の画像を抽出する場合を例として、販促支援部1020の一例が説明された。しかしながら、販促支援部1020は本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、画像抽出部1148は、学習済みの推定モデルに、評価項目決定部1134が決定した評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つの画像を、上述された画像の候補としてよい。画像抽出部1148は、学習済みの推定モデルに、評価情報取得部1132が取得した評価情報により示される評価項目、及び/又は、ターゲット属性決定部1124が決定したターゲットの属性を示す評価項目を入力して、当該推定モデルが出力した少なくとも1つの画像を、上述された画像の候補としてもよい。
上記の推定モデルは、例えば、過去に作成された店頭広告に用いられた画像と、当該店頭広告の商品に対する当該商品の供給者による評価、及び/又は、当該店頭広告のターゲットの属性を示す評価項目とが対応付けられた教師データを用いて、機械学習を実行することで作成される。推定モデルの学習手法は、上述された手法に限定されない。
図12は、指示データにより示される指示の内容の一例を概略的に示す。図10に関連して説明されたとおり、指示データは、評価見本1054の仕様、及び/又は、評価見本1054が配される位置又は範囲を示す。図12は、指示データにより示される評価見本1054が配される位置又は範囲(提示態様と称される場合がある。)の具体例を概略的に示す。
一実施形態によれば、指示データは、評価見本1054が、提示態様1222に示される態様で、箱1052に印刷又は貼付されるべきであることを示す。提示態様1222によれば、評価見本1054が箱1052の天フラップの外側の面の表面に配される。この場合、箱1052の蓋により評価見本1054が保護されるので、評価見本1054の汚損が防止される。また、商品12又は商品12に付着する土又は泥による評価見本1054の汚損が防止される。
他の実施形態によれば、指示データは、評価見本1054が、提示態様1224に示される態様で、箱1052に印刷又は貼付されるべきであることを示す。提示態様1224によれば、評価見本1054が箱1052の天フラップの内側の面の表面に配される。この場合、箱1052の蓋により評価見本1054が保護されるので、評価見本1054の汚損が防止される。また、評価見本1054が簡易測定キットの一部に配されている場合、簡易測定キットは、箱1052の内部の状態をより正確に測定することができる。
さらに他の実施形態によれば、指示データは、評価見本1054が、提示態様1226に示される態様で、箱1052に印刷又は貼付されるべきであることを示す。提示態様1226によれば、評価見本1054が箱1052の外側の面の表面に配される。この場合、消費者44は、商品12を、評価見本1054の近傍に容易に配置することができる。
図13は、指示データにより示される指示の内容の他の例を概略的に示す。本実施形態によれば、指示データは、第1の評価見本1054が、箱1052の内部に商品12と同封されるべきであることを示す。本実施形態において、評価見本1054は、例えば、箱1052の内部に商品12と同封される書類である同封書類1320の一部に印刷又は貼付される。また、指示データは、第2の評価見本1054が配された簡易温度測定キット1330が、箱1052の内部に商品12と同封されるべきであることを示す。この場合、評価見本1054が配された同封書類1320とともに、簡易温度測定キット1330が、箱1052の内部に商品12と同封される。
図12及び図13に関連した具体例により示されるとおり、販売者50は、梱包支援部1040からの指示に従って、商品12の梱包作業を実施することで、適切な評価見本1054を、箱1052の適切な位置に配置することができる。このように、梱包支援部1040は、商品12の梱包作業を支援することができる。
図14は、梱包支援部1040の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、梱包支援部1040は、注文情報取得部1422と、ユーザ情報取得部1424と、評価情報取得部1426と、仕様決定部1442と、配置決定部1444と、決定基準格納部1446とを備える。
本実施形態において、注文情報取得部1422は、例えば、販売管理部420の注文管理部426にアクセスして、発送される商品12に関連する各種の情報を取得する。例えば、注文情報取得部1422は、商品12の種類、商品12を生産した生産者20、商品12を流通させた流通業者30、商品12を配送する物流システム160の運用者(配送者と称される場合がある。)、商品12の発送元、商品12の配送先などの情報を取得する。
本実施形態において、ユーザ情報取得部1424は、例えば、顧客管理部440のユーザ情報格納部444を参照して、商品12に関連するユーザに関する各種の情報を取得する。商品12に関連するユーザとしては、商品12を生産した生産者20、商品12を流通させた流通業者30、商品12を配送する物流システム160の運用者、商品12を購入した消費者44などが例示される。
本実施形態において、評価情報取得部1426は、例えば、評価管理部460の評価情報格納部466を参照して、商品12に関連するユーザに関する各種の情報を取得する。商品12に関連するユーザとしては、商品12を生産した生産者20、商品12を流通させた流通業者30、商品12を配送する物流システム160の運用者、商品12を購入した消費者44などが例示される。
本実施形態において、仕様決定部1442は、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様を決定する。仕様決定部1442は、例えば、決定基準格納部1446に格納されている決定基準に基づいて、1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様を決定する。
上述されたとおり、1以上の評価見本1054は、箱1052と共に配送され、商品12の状態を判定するために用いられる。そのため、適切な仕様の評価見本1054が箱1052と共に配送されることで、商品12の状態が適切に判定され得る。
例えば、仕様決定部1442は、(i)商品12の種類、(ii)商品12が配送される距離、(iii)商品12の配送に要する時間、(iv)商品12の配送先の気象、(v)商品12を発送する販売者50の属性、(vi)商品12を受け取る消費者44の属性、(vii)商品12を配送する配送者の属性、及び、(viii)箱1052の表面の模様及び色彩の少なくとも一方、並びに、これらの組み合わせに基づいて、1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様を決定する。
商品12の配送に要する時間は、当該時間の典型的な値であってもよく、予測値であってもよい。商品12の配送に要する時間は、商品12の配送手段に基づいて決定されてよい。商品12の配送先の気象は、商品12が配送される時点における典型的な気象であってもよく、予測値であってもよい。気象としては、天候、気温、湿度などが例示される。配送者の属性としては、物品の取り扱いの丁寧さ、破損し易い物品の配送実績などが例示される。
1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様としては、(i)1以上の評価見本1054のそれぞれの判定対象の種類、(ii)1以上の評価見本1054のそれぞれの大きさ、形状、模様及び色彩の少なくとも1つ、並びに、(iii)1以上の評価見本1054のそれぞれの硬度の少なくとも1つが例示される。
仕様決定部1442は、例えば、販売者50が過去に発送した他の物品の受取者による、当該他の物品又は販売者50に対する評価に基づいて、販売者50の属性を決定する。仕様決定部1442は、例えば、消費者44による、消費者44が過去に受け取った他の物品に対する評価に基づいて、消費者44の属性を決定する。仕様決定部1442は、例えば、配送者が過去に配送した他の物品の販売者又は消費者による、他の物品又は配送者に対する評価に基づいて、配送者の属性を決定する。
本実施形態において、配置決定部1444は、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれについて、箱1052における位置又は範囲を決定する。配置決定部1444は、例えば、決定基準格納部1446に格納されている決定基準に基づいて、1以上の評価見本1054のそれぞれの箱1052における位置又は範囲を決定する。
上述されたとおり、一実施形態において、評価見本1054は、箱1052の表面の一部に配される。また、他の実施形態において、評価見本1054は、箱1052の内部に収容される収容物の少なくとも一部に配される。
本実施形態において、決定基準格納部1446は、仕様決定部1442が、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様を決定するための基準を示す情報を格納する。一実施形態において、決定基準格納部1446は、仕様決定部1442が、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様を決定するための基準を示す情報を格納する。他の実施形態において、配置決定部1444は、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれについて、箱1052における位置又は範囲を決定するための基準を示す情報を格納する。
決定基準格納部1446は、例えば、商品12の種類と、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054のそれぞれの仕様の種類とを対応付けて格納する。これにより、仕様決定部1442は、商品12の種類を基準として、商品12と共に消費者44に配送される1以上の評価見本1054を決定することができる。
例えば、商品12が時間又は外力により変色しやすい物品である場合、決定基準格納部1446は、商品12の種類を示す情報と、商品12の変色具合を判定可能な色見本を示す情報とを対応付けて格納する。商品12の変色具合を判定可能は色見本は、複数の色見本の組み合わせであってもよい。例えば、決定基準格納部1446は、商品12の種類を示す情報と、商品12の本来の色又は好ましい色に関する色見本の識別情報と、商品12の変色後の色に関する色見本の識別情報とを対応付けて格納する。
決定基準格納部1446は、例えば、梱包資材の種類と、梱包資材における1以上の評価見本1054のそれぞれの位置とを対応付けて格納する。決定基準格納部1446は、梱包資材の種類と、梱包資材において評価見本1054を配置可能な位置とを対応付けて格納してもよい。これにより、仕様決定部1442は、梱包資材の種類を基準として、梱包資材における1以上の評価見本1054のそれぞれの配置を決定することができる。
図15は、データテーブル1500のデータ構成の一例を概略的に示す。データテーブル1500は、決定基準格納部1446に格納される決定基準の一例であってよい。一実施形態において、データテーブル1500は、評価見本1054の種類を決定するために用いられる。他の実施形態において、データテーブル1500は、箱1052における評価見本1054の配置を決定するために用いられる。
本実施形態において、データテーブル1500は、商品種別1520と、評価見本種別1540と、評価見本1054の配置1560とを対応付けて格納する。配置1560としては、箱1052における評価見本1054の位置(提示位置と称される場合がある。)、評価見本1054を提示位置に配置するための手段(配置態様と称される場合がある。)などが例示される。
評価見本1054の配置態様としては、指定された評価見本1054を箱1052に印刷する方法又は指定された評価見本1054が印刷された箱1052を準備する方法、指定された評価見本1054を箱1052に貼付する方法又は指定された評価見本1054が貼付された箱1052を準備する方法、指定された評価見本1054を箱1052に同封する方法などが例示される。
評価見本1054の提示位置としては、箱1052の表面の一部、同封資料の少なくとも一部などが例示される。同封資料としては、各種の書類、各種の簡易測定キットなどが例示される。
図16は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す。取引管理システム100の少なくとも一部は、コンピュータ3000により実現されてよい。例えば、管理サーバ110が、コンピュータ3000により実現される。例えば、生産ロボット120の制御ユニット220が、コンピュータ3000により実現される。例えば、販売支援サーバ180が、コンピュータ3000により実現される。例えば、選果システム140の制御装置が、コンピュータ3000により実現される。例えば、物流システム160の制御装置が、コンピュータ3000により実現される。また、通信端末22、通信端末32及び通信端末42の少なくとも一部が、コンピュータ3000により実現されてもよい。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、GPU3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インタフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。GPU3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インタフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本明細書には、例えば、下記の事項が開示されている。なお、下記に示される制御方法の各段階は、コンピュータにより実行されてよい。
(項目A-1)
物品に対する評価を管理するための管理装置であって、
上記物品に関するP個(Pは2以上の整数である。)の項目の少なくとも1つに対する評価結果を示す評価情報を取得する評価情報取得部と、
上記物品に対する上記評価を閲覧する閲覧者の行動特性、興味又は嗜好を示す閲覧者情報を取得する閲覧者情報取得部と、
上記閲覧者情報取得部が取得した上記閲覧者情報に基づいて、上記P個の項目の中から、上記物品に対する評価の程度を示す上記物品の評価値の導出に用いられるQ個(QはP以下の正の整数である。)の項目を決定する第1項目決定部と、
を備える、管理装置。
(項目A-2)
上記物品に関するP個の項目は、複数の区分に分類されており、
上記第1項目決定部は、上記閲覧者情報により示される上記閲覧者の行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、上記複数の区分の中から、上記閲覧者への上記評価の提示に用いられる1以上の区分を決定する、
項目A-1に記載の管理装置。
(項目A-3)
上記物品に関するP個の項目は、複数の区分に分類されており、
上記第1項目決定部は、
上記物品の種類、上記閲覧者の指示、並びに、上記閲覧者情報により示される上記閲覧者の行動特性、興味及び嗜好からなる群から選択される少なくとも1つに基づいて、上記複数の区分の中から、上記閲覧者への上記評価の提示に用いられる1以上の区分を決定し、
上記閲覧者情報により示される上記閲覧者の行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、上記1以上の区分に含まれる1以上の項目を含む上記Q個の項目を決定する、
項目A-1に記載の管理装置。
(項目A-4)
上記評価情報取得部が取得した上記物品に関する1以上の上記評価情報に基づいて、上記Q個の項目のそれぞれに対する評価値を算出する第1項目評価部と、
上記第1項目評価部が算出した上記Q個の項目のそれぞれに対する評価値と、上記Q個の項目のそれぞれに割り当てられる重みとに基づいて、上記物品の評価値を算出する物品評価部と、
をさらに備える、
項目A-1から項目A-3までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目A-5)
上記物品評価部は、上記閲覧者情報により示される上記閲覧者の行動特性、興味及び嗜好の少なくとも1つに基づいて、上記Q個の項目のそれぞれに割り当てられる上記重みの値を決定する、
項目A-4に記載の管理装置。
(項目A-6)
上記評価情報取得部は、
過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、上記第1物品を使用若しくは消費した需要者による、上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を示す第1評価情報を取得する第1評価情報取得部と、
上記第1物品の流通過程の少なくとも一部における上記第1物品の状態を示す流通状態情報を取得する流通情報取得部と、
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態に基づいて、上記第1評価情報により示される上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を補正する補正部と、
をさらに備える、
項目A-1から項目A-5までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目A-7)
上記評価情報取得部は、
過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、上記第1物品を使用若しくは消費した需要者による、上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を示す第1評価情報を取得する第1評価情報取得部と、
上記需要者による上記第1物品の検品時点又は評価時点を示す検品情報を取得する検品情報取得部と、
上記検品情報により示される上記第1物品の検品時点又は評価時点に基づいて、上記第1評価情報により示される上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を補正する補正部と、
をさらに備える、
項目A-1から項目A-5までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目A-8)
上記第1物品の生産時点又は出荷時点を示す生産情報を取得する生産情報取得部をさらに備え、
上記補正部は、上記生産情報により示される上記第1物品の生産時点又は出荷時点と、上記検品情報により示される上記第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さに基づいて、上記第1評価情報により示される上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を補正する、
項目A-7に記載の管理装置。
(項目A-9)
上記第1物品は、生鮮食料品、又は、農産物、水産物若しくは畜産物であり、
上記補正部は、上記第1物品の産地及び品目の少なくとも一方にさらに基づいて、上記第1評価情報により示される上記第1物品に関する上記P個の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を補正する、
項目A-6から項目A-8までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目A-10)
物品に対する評価を管理するための管理装置であって、
上記物品に関するP個(Pは2以上の整数である。)の項目の少なくとも1つに対する評価の結果を示す評価情報を取得する評価情報取得部と、
上記評価情報取得部が取得した上記物品に関する1以上の上記評価情報に基づいて、上記P個の項目のそれぞれに対する評価値を算出する第2項目評価部と、
上記第2項目評価部が算出した上記P個の項目のそれぞれに対する評価値に基づいて、上記P個の項目の中から、上記物品の評価の決定に用いられるQ個(QはP以下の正の整数である。)の項目を決定する第2項目決定部と、
上記物品に関する情報を受信可能な1以上の受信者のそれぞれの行動特性、興味又は嗜好を示す1以上の受信者情報を格納する受信者情報格納部を参照して、上記第2項目決定部が決定した上記Q個の項目に関連する行動特性、興味又は嗜好を有する受信者を抽出する受信者抽出部と、
上記Q個の項目を用いて上記物品に対する評価を決定し、上記物品に対する評価を示す情報を含む上記物品に関する情報を生成する生成部と、
上記受信者抽出部が抽出した受信者の通信端末に、上記物品に関する情報を送信する送信部と、
を備える、管理装置。
(項目A-11)
コンピュータを、項目A-1から項目A-10までの何れか一項に記載の管理装置として機能させるためのプログラム。
(項目A-12)
物品に対する評価を管理するための管理方法であって、
上記物品に関するP個(Pは2以上の整数である。)の項目の少なくとも1つに対する評価結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階と、
上記物品に対する上記評価を閲覧する閲覧者の行動特性、興味又は嗜好を示す閲覧者情報を取得する閲覧者情報取得段階と、
上記閲覧者情報取得段階において取得された上記閲覧者情報に基づいて、上記P個の項目の中から、上記閲覧者に提示されるQ個(QはP以下の正の整数である。)の項目を決定する第1項目決定段階と、
を有する、管理方法。
本明細書には、例えば、下記の事項が開示されている。なお、下記に示される制御方法の各段階は、コンピュータにより実行されてよい。
(項目B-1)
物品に対する評価を管理するための管理装置であって、
過去に取引された第1物品を譲り受けた又は上記第1物品を使用若しくは消費した需要者による上記第1物品に対する評価結果の入力を支援する支援部、
を備え、
上記支援部は、
(i)上記第1物品の流通過程の少なくとも一部における上記第1物品の状態を示す流通状態情報、及び、(ii)上記第1物品の生産時点又は出荷時点と、上記需要者による上記第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さを示す流通期間情報の少なくとも一方を取得する流通情報取得部と、
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される上記期間の長さの少なくとも一方に基づいて、上記需要者が上記第1物品を評価するための1以上の項目の種類を決定する評価項目決定部と、
上記需要者による、上記評価項目決定部が決定した1以上の項目のそれぞれに対する評価結果の入力を支援するための入力支援データを生成する支援データ生成部と、
上記需要者の通信端末に、上記入力支援データを送信する支援データ送信部と、
を有する、
管理装置。
(項目B-2)
上記評価項目決定部は、上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される上記期間の長さの少なくとも一方と、上記第1物品の産地及び品目の少なくとも一方とに基づいて、上記需要者が上記第1物品を評価するための1以上の項目の種類を決定する、
項目B-1に記載の管理装置。
(項目B-3)
上記評価項目決定部は、
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態が予め定められた基準よりも劣悪である場合、又は、上記流通期間情報により示される上記期間の長さが予め定められた値よりも大きい場合には、
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態が予め定められた基準よりも良好である場合、又は、上記流通期間情報により示される上記期間の長さが予め定められた値よりも小さい場合と比較して、上記1以上の評価項目の個数が少なくなるように、
上記1以上の評価項目の種類を決定する、
項目B-1又は項目B-2に記載の管理装置。
(項目B-4)
上記支援部は、
上記需要者が上記第1物品に対する評価結果を入力するための入力画面を生成するための入力画面データを生成する画面生成部、
を有する、
項目B-1から項目B-3までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目B-5)
物品に対する評価を管理するための管理装置であって、
上記物品に対する上記評価を示す評価情報を格納する評価格納部と、
過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、上記第1物品を使用若しくは消費した需要者による、上記第1物品に対する評価結果を示す第1評価情報を取得する第1評価情報取得部と、
(i)上記第1物品の流通過程の少なくとも一部における上記第1物品の状態を示す流通状態情報、及び、(ii)上記第1物品の生産時点又は出荷時点と、上記需要者による上記第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さを示す流通期間情報の少なくとも一方を取得する流通情報取得部と、
を備え、
上記第1評価情報取得部は、
(a)上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方が予め定められた条件に合致する場合、上記第1評価情報を上記評価格納部に格納することを決定し、
(b)上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方が上記予め定められた条件に合致しない場合、(i)上記第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を上記評価格納部に格納しない、(ii)上記第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部を補正する、又は、(iii)上記第1評価情報と、上記第1評価情報により示される評価結果の少なくとも一部が妥当ではない可能性のあることを示す情報とを対応付けて上記評価格納部に格納することを決定する、
管理装置。
(項目B-6)
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される期間の長さの少なくとも一方が上記予め定められた条件に合致しない場合に、
(i)上記第1物品の産地及び品目の少なくとも一方、(ii)上記第1物品の流通過程の少なくとも一部における上記第1物品の状態、並びに、(iii)上記流通期間情報により示される期間の長さからなる群から選択される少なくとも1つに基づいて、上記第1評価情報により示される上記第1物品に関する1以上の評価項目の少なくとも1つに対する評価の結果を補正する補正部、
をさらに備える、
項目B-5に記載の管理装置。
(項目B-7)
上記第1物品の状態は、上記第1物品に加えられた加速度、上記第1物品の周辺環境の温度及び照度、並びに、上記第1物品の周辺環境中における特定物質の濃度からなる群から選択される少なくとも1つを含む、
項目B-1から項目B-6までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目B-8)
上記特定物質は、水、酸素、二酸化炭素及びエチレンからなる群から選択される1種以上の物質である、
項目B-7に記載の管理装置。
(項目B-9)
上記第1物品を生産又は譲渡した供給者による、上記第1物品に対する評価結果を示す第2評価情報を取得する第2評価情報取得部と、
上記第1物品を評価するための上記1以上の項目のそれぞれについて、上記第2評価情報による評価結果、及び、上記第1評価情報による評価結果の乖離具合が予め定められた程度を超えているか否かを判定する乖離具合判定部と、
をさらに備える、
項目B-1から項目B-8までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目B-10)
上記乖離具合判定部が上記乖離具合が予め定められた程度を超えていると判定した場合、上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される上記期間の長さの少なくとも一方を示す情報を、上記供給者及び上記需要者の少なくとも一方に通知する通知部、
をさらに備える、
項目B-1から項目B-9までの何れか一項に記載の管理装置。
(項目B-11)
コンピュータを、項目B-1から項目B-10までの何れか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
(項目B-12)
物品に対する評価を管理するための管理方法であって、
過去に取引された第1物品を譲り受けた、又は、上記第1物品を使用若しくは消費した需要者の通信端末に、上記需要者による上記第1物品に対する評価結果の入力を支援するための入力支援データを送信する支援データ送信段階と、
上記入力支援データを生成する支援データ生成段階と、
(i)上記第1物品の流通過程の少なくとも一部における上記第1物品の状態を示す流通状態情報、及び、(ii)上記第1物品の生産時点又は出荷時点と、上記需要者による上記第1物品の検品時点又は評価時点との間の期間の長さを示す流通期間情報の少なくとも一方を取得する流通情報取得段階と、
を有し、
上記支援データ生成段階は、
上記流通状態情報により示される上記第1物品の状態、及び、上記流通期間情報により示される上記期間の長さの少なくとも一方に基づいて、上記需要者が上記第1物品を評価するための1以上の評価項目の種類を決定する段階、
を含む、
管理方法。
12 商品
14 商品
20 生産者
22 通信端末
30 流通業者
32 通信端末
40 消費者
42 通信端末
44 消費者
46 消費者
50 販売者
100 取引管理システム
110 管理サーバ
112 取引管理部
114 流通管理部
120 生産ロボット
130 ベースユニット
132 移動ユニット
134 撮像ユニット
136 センサユニット
138 作業ユニット
140 選果システム
160 物流システム
180 販売支援サーバ
220 制御ユニット
222 制御プログラム
224 OS
226 ドライバ
230 電源ユニット
250 制振ユニット
280 バランス調整ユニット
294 ファームウエア
420 販売管理部
422 ECサイト管理部
424 入力部
426 注文管理部
428 商品管理部
440 顧客管理部
442 ユーザ情報取得部
444 ユーザ情報格納部
460 評価管理部
462 評価取得部
464 評価補正部
466 評価情報格納部
540 商品説明画面
542 商品説明テキスト
544 商品画像
546 商品評価画像
560 商品説明画面
566 商品評価画像
620 評価入力画面
622 入力フォーム
624 入力フォーム
640 評価入力画面
642 入力フォーム
644 入力フォーム
740 評価入力画面
744 入力フォーム
750 メッセージ
820 取引支援部
822 評価情報抽出部
824 ユーザ情報抽出部
826 第1項目決定部
828 第1項目評価部
830 商品評価部
832 取引画面生成部
840 マッチング支援部
842 第2項目評価部
844 第2項目決定部
846 受信者抽出部
848 通知生成部
860 データ送信部
912 流通状態決定部
914 流通期間決定部
920 評価支援部
922 入力項目決定部
924 入力画面生成部
926 入力画面送信部
932 供給側評価取得部
934 需要側評価取得部
936 評価データ制御部
942 乖離判定部
944 乖離通知部
1020 販促支援部
1022 店頭広告
1040 梱包支援部
1052 箱
1054 評価見本
1122 ユーザ情報取得部
1124 ターゲット属性決定部
1132 評価情報取得部
1134 評価項目決定部
1140 広告データ生成部
1142 訴求態様決定部
1144 文言抽出部
1146 レイアウト抽出部
1148 画像抽出部
1152 候補提示部
1154 広告決定部
1160 格納部
1162 文言雛形データベース
1164 レイアウト雛形データベース
1166 アイテム画像データベース
1168 背景画像データベース
1222 提示態様
1224 提示態様
1226 提示態様
1320 同封書類
1330 簡易温度測定キット
1422 注文情報取得部
1424 ユーザ情報取得部
1426 評価情報取得部
1442 仕様決定部
1444 配置決定部
1446 決定基準格納部
1500 データテーブル
1520 商品種別
1540 評価見本種別
1560 配置
3000 コンピュータ
3001 DVD-ROM
3010 ホストコントローラ
3012 CPU
3014 RAM
3016 GPU
3018 ディスプレイデバイス
3020 入出力コントローラ
3022 通信インタフェース
3024 ハードディスクドライブ
3026 DVD-ROMドライブ
3030 ROM
3040 入出力チップ
3042 キーボード

Claims (10)

  1. 商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成する情報生成装置であって、
    1以上の評価項目のそれぞれについて、前記商品の供給者が前記商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得部と、
    前記評価情報取得部が取得した前記評価情報に基づいて、前記1以上の評価項目のうち、前記広告又は前記販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定部と、
    前記1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納部を参照して、前記評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出部と、
    を備える、情報生成装置。
  2. 前記1以上の評価項目のそれぞれと、広告資材又は販売促進資材に関する1以上のレイアウトとを対応づけて格納するレイアウト格納部を参照して、前記評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた少なくとも1つのレイアウトを抽出するレイアウト抽出部と、
    前記文言抽出部が抽出した前記少なくとも1つの文言、及び、前記レイアウト抽出部が抽出した前記少なくとも1つのレイアウトに基づいて、前記商品の広告資材又は販売促進資材に関する1以上の候補を生成する候補生成部と、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 前記文言抽出部は、(i)前記第1文言格納部、及び、(ii)1以上の商品種別のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第2文言格納部の少なくとも一方を参照して、前記評価項目決定部が決定した評価項目に対応付けられた複数の文言を抽出し、
    前記文言抽出部は、前記複数の文言のうちの少なくとも1つを、前記第1文言格納部を参照して抽出する、
    請求項1又は請求項2に記載の情報生成装置。
  4. 前記広告又は前記販売促進のターゲットの属性を決定するターゲット属性決定部をさらに備え、
    前記評価項目決定部は、前記ターゲット属性決定部が決定した前記ターゲットの属性にさらに基づいて、前記広告又は前記販売促進に用いられる評価項目を決定する、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の情報生成装置。
  5. 前記評価項目決定部は、
    前記評価情報取得部が取得した前記評価情報と、前記ターゲット属性決定部が決定した前記ターゲットの属性を示す情報とに基づいて、
    前記1以上の評価項目のうち、前記商品に特徴的な評価項目であって、前記ターゲットに対する訴求効果が見込まれる評価項目を、前記広告又は前記販売促進に用いられる評価項目として決定する、
    請求項4に記載の情報生成装置。
  6. 前記評価項目決定部は、
    前記評価情報取得部が取得した前記評価情報に基づいて、前記商品に特徴的な少なくとも1つの評価項目を決定し、
    前記ターゲット属性決定部が決定した前記ターゲットの属性に基づいて、前記ターゲットに対する訴求効果が見込まれる少なくとも1つの評価項目を決定する、
    請求項5に記載の情報生成装置。
  7. 前記評価情報取得部が取得した前記評価情報、及び、前記ターゲット属性決定部が決定した前記ターゲットの属性を示す情報の少なくとも一方に基づいて、前記広告又は前記販売促進による訴求の態様を決定する訴求態様決定部をさらに備え、
    前記文言抽出部は、前記訴求態様決定部が決定した前記訴求の前記態様に基づいて、前記少なくとも1つの文言を抽出する、
    請求項4から請求項6までの何れか一項に記載の情報生成装置。
  8. 前記評価情報取得部が取得した前記評価情報に基づいて、前記広告又は前記販売促進による訴求の態様を決定する訴求態様決定部をさらに備え、
    前記文言抽出部は、前記訴求態様決定部が決定した前記訴求の前記態様に基づいて、前記少なくとも1つの文言を抽出する、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の情報生成装置。
  9. コンピュータを、請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の情報生成装置として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを用いて、商品の広告又は販売促進に用いられる情報を生成するための情報生成方法であって、
    前記コンピュータが、1以上の評価項目のそれぞれについて、前記商品の供給者が前記商品を評価した結果を示す評価情報を取得する評価情報取得段階と、
    前記コンピュータが、前記評価情報取得段階において取得された前記評価情報に基づいて、前記1以上の評価項目のうち、前記広告又は前記販売促進に用いられる評価項目を決定する評価項目決定段階と、
    前記コンピュータが、前記1以上の評価項目のそれぞれと、広告又は販売促進に用いられる1以上の文言とを対応づけて格納する第1文言格納装置を参照して、前記評価項目決定段階において決定された評価項目に対応付けられた少なくとも1つの文言を抽出する文言抽出段階と、
    を有する、情報生成方法。
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