JP2023148644A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
上記手段によれば、サポート遊技状態の所定期間内に誘導演出が行われるので、所定期間内に数多くの遊技球を可変領域に入球させることに応じて保留回数を上限値まで増やす新たな遊技性を付与することが可能になる。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出が行われるので、遊技球の入球毎に保留画像を表示していた従来に比べて遊技の視覚的な趣向性が向上する。しかも、保留演出がサポート遊技状態で行われる。このサポート遊技状態では遊技球の可変領域への入球の難易度が低く、保留演出の実行中に可変領域に遊技球が入球することがある。この場合には実行中の今回の保留演出の終了後に次回の保留演出が開始されるので、遊技球が可変領域に入球する毎に保留演出を楽しむ機会を遊技者に確実に与えることが可能になる。
上記手段によれば、サポート遊技状態の所定期間内に誘導演出が行われるので、所定期間内に数多くの遊技球を可変領域に入球させることに応じて保留回数を所定値まで増やす新たな遊技性を付与することが可能になる。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に示唆画像が表示されることに応じて保留画像の表示が示唆される。このため、遊技者が示唆画像および保留画像のそれぞれから保留回数の1回の増加を合計で2回認識することが可能になるので、保留回数の増加に対する遊技者の喜びを高めることが可能になる。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に可変領域の近傍を起点に延びる態様の画像が示唆画像として表示されるので、遊技球が可変領域に有効に入球したことを示唆画像から遊技者に明確に認識させることが可能になる。
上記手段によれば、示唆画像の表示後に示唆画像の終点の近傍に保留画像が表示されるので、保留画像が遊技球の可変領域に対する有効な入球に起因するものであると遊技者に認識させることが可能になる。
上記手段によれば、所定期間内に保留回数が上限値に到達した場合には図柄遊技の画像が所定内容で演出されるので、所定期間内に保留回数を上限値に増やすことに対する楽しみを遊技者に与えることが可能になる。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が上限値に到達した場合に遊技球の発射停止が遊技者に示唆されるので、遊技者が遊技球を無駄に消費してしまうことを防止することが可能になる。
1.遊技機の構造
図1の外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものである。この外枠1は前面および後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には本体枠2が装着されている。この本体枠2は額縁状をなすものであり、図2に示すように、本体枠2には遊技盤3が支持されている。
図3の主制御基板50は遊技盤3の後方に配置されたものであり、主制御基板50には主制御回路51が搭載されている。この主制御回路51はマイクロコンピュータを主体とするものであり、ROMとRAMとCPUとI/Oを有している。この主制御回路51は特図抽選と特図の可変表示と大当り遊技と遊技状態の設定と普図抽選と普図の可変表示と普図遊技等の遊技利益に関する制御を行うものであり、主制御回路51のROMにはメイン処理用のプログラムとタイマ割り込み処理用のプログラムと大当り判定テーブルと大当り種別テーブルとリーチテーブルと特図変動パターンテーブルと大当り遊技パターンテーブルと普図当り判定テーブルと普図遊技パターンテーブルと普図変動表示時間テーブル等が格納され、主制御回路51のRAMには特図保留領域および先読み保留領域等が設定されている。この主制御回路51は遊技手段と先読み手段と当否判定手段に相当する。
3-1.普図遊技
3-1-1.普図抽選
遊技球が普図始動口20を通過した場合には図5(a)の普図柄当否判定用乱数の値が取得され、図5(b)の普図当り判定テーブルから普図柄当否判定用乱数の値の取得結果に応じた普図当否の判定結果が取得される。この普図当り判定テーブルには「電サポ状態」「非電サポ状態」が設定されており、「非電サポ状態」では「普図当り」と低確率(2/241)で判定され、「電サポ状態」では「普図当り」と高確率(240/241)で判定される。
普図当否の判定結果が取得された場合には普図変動表示が行われる。この普図変動表示はLED表示器31の所定の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に「普図当り」「普図外れ」のいずれかの態様で点滅停止させるものであり、所定の複数のLEDは「普図当り」と判定されている場合に「普図当りの態様」で点滅停止され、「普図外れ」と判定されている場合に「普図外れの態様」で点滅停止される。この普図変動表示の所要時間は図5(c)の普図変動表示時間テーブルに基づいて設定される。この普図変動表示時間テーブルは「電サポ状態」および「非電サポ状態」のそれぞれに普図変動表示時間を割付けたものであり、「電サポ状態」では普図変動表示時間「1秒」が設定され、「非電サポ状態」では普図変動表示時間「30秒」が設定される。
普図変動表示が「普図当り」の態様で停止された場合には図5(d)の普図遊技パターンテーブルから現在の遊技状態に応じた普図遊技パターンが選択され、普図遊技パターンの選択結果で普図遊技が開始される。この普図遊技は第2可変始動口16を開放状態とするものであり、「電サポ状態」では第2可変始動口16の閉鎖時間(1秒)を挟む2回の開放(0.5秒)が普図遊技として実行され、「非電サポ状態」では第2可変始動口16の1回の開放(0.5秒)が普図遊技として実行される。この第2可変始動口16の1回の開放時間「0.5秒」は1個の遊技球が入球可能な時間であり、2個の遊技球が入球することが困難な時間に設定されている。即ち、「電サポ状態」では1回の普図遊技で2個の遊技球が第2可変始動口16に断続的に入球可能となる。この「電サポ状態」はサポート遊技状態に相当し、「非電サポ状態」は非サポート遊技状態に相当し、「電サポ状態」では「非電サポ状態」に比べて多数個の遊技球が第2可変始動口16に入球することが許容される。
3-2-1.特図1遊技データの取得
遊技球が第1始動口15に有効に入球した場合には図5(a)の特別図柄当否判定用乱数の値と大当り種別決定用乱数の値と変動パターン乱数の値とリーチ判定用乱数の値が取得され、特別図柄当否判定用乱数の値の取得結果~リーチ判定用乱数の値の取得結果が1組の特図1遊技データとしてRAMに格納される。このRAMには、図5(h)に示すように、特図1保留領域1~4が設定されており、特図1遊技データは取得された順に「特図1保留領域4」「特図1保留領域3」「特図1保留領域2」「特図1保留領域1」の順序で格納される。即ち、特図1保留領域1~4の全てに特図1遊技データが格納されている場合には「特図1保留領域4」の特図1遊技データが最も古く、「特図1保留領域1」の特図1遊技データが最も新しい。これら特図1保留領域1~4の全てに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「4」であると称し、特図1保留領域2~4の3つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「3」であると称し、特図1保留領域3~4の2つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「2」であると称し、特図1保留領域4の1つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「1」であると称し、特図1保留領域1~4のいずれにも特図1遊技データが格納されていない状態を特図1保留数が「0」であると称す。
「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されている場合には現在が特図1遊技停止状態にあることを条件に特図1抽選が行われる。この特図1遊技停止状態は特図1遊技と大当り遊技と小当り遊技が全て停止している状態を称するものであり、特図1抽選は普図遊技中および特図2遊技中には許容される。この特図1遊技停止状態で「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されている場合には「特図1保留領域4」から特別図柄当否判定用乱数の値の格納結果が検出され、図5(e)の特図1大当り判定テーブルから特別図柄当否判定用乱数の値の検出結果に応じた判定結果が取得される。この特図1大当り判定テーブルには「大当り」「外れ」の2種類の判定結果が設定されており、「通常確率状態」では「大当り」と通常確率(220/65536)で判定され、「高確率状態」では「大当り」と高確率(1000/65536)で判定される。
特図変動パターンおよび特図変動表示時間が選択された場合には特図1変動表示が開始される。この特図1変動表示はLED表示器31の所定の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に点滅停止させるものであり、所定の複数のLEDは外れと判定されている場合に「特図1外れ」の態様で点滅停止され、大当りと判定されている場合に大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止される。この点滅開始から点滅停止までは特図変動表示時間の選択結果に応じた所要時間で行われる。
LED表示器31の所定の複数のLEDが大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止された場合には図8の大当り遊技パターンテーブルから大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パーンが選択され、大当り遊技が大当り遊技パターンの選択結果で開始される。この大当り遊技は第1大入賞口18または第2大入賞口21を開閉することに応じて遊技球が第1大入賞口18または第2大入賞口21に入球することを許容するものであり、大当り遊技パターン1~4のそれぞれには初回のラウンドの開始前にオープニング期間が設定され、最終回のラウンドの終了後にエンディング期間が設定されている。
3-2-5―1.電サポ状態および非電サポ状態
大当り種別の判定結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」である場合には、図5(f)に示すように、大当り遊技が終了するときに「非電サポ状態」が設定され、大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」「大当り図柄4」である場合には大当り遊技が終了するときに「電サポ状態」が設定される。この「電サポ状態」には限度回数が設定されており、大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」である場合には限度回数が「100回」に設定され、「大当り図柄4」である場合には限度回数が「10回」に設定される。この「電サポ状態」は「大当り」と判定されることなく特図1遊技および特図2遊技の合計回数が限度回数に到達した場合に終了するものであり、特図1遊技および特図2遊技の合計回数が限度回数に到達していなくても「大当り」と判定されることに応じて大当り種別「大当り図柄1」「大当り図柄2」が判定された場合にも終了する。この「電サポ状態」は特典遊技状態に相当する。
大当り遊技で遊技球が第2大入賞口21のVゾーン25に入球した場合には当該大当り遊技が終了するときに「高確率状態」が設定され、遊技球がVゾーン25に入球しなかった場合には当該大当り遊技が終了するときに「通常確率状態」が設定される。このVゾーン25の振分け部材26は第2大入賞口21の第2開閉部材22が閉鎖状態から開放状態に切換えられることに同期して外れ状態から当り状態に切換えられ、第2開閉部材22が開放状態から閉鎖状態に切換えられることに同期して当り状態から外れ状態に切換えられるものであり、「30秒」を限度時間とする第2大入賞口21の開放中には第2大入賞口21に入球した遊技球が全てVゾーン25に進入する。即ち、大当り遊技が「大当り遊技パターン1」「大当りパターン2」で実行される場合には第2大入賞口21が開放されることなく大当り遊技が終了するときに「通常確率状態」が設定される。この大当り遊技が「大当り遊技パターン3」「大当り遊技パターン4」で実行される場合には遊技球が右打ちされていることを条件に2回目のラウンドでVゾーン25に必ず進入し、大当り遊技が終了するときに「高確率状態」が設定される。
遊技球が第1始動口15に有効に入球したことに応じて特図1遊技データの取得結果が特図1保留領域1~4のいずれかに格納された場合には特図1遊技データの取得結果に応じて当否の事前判定とリーチ有無の事前判定と変動パターンの事前判定と変動表示時間の事前判定が行われ、当否の事前判定結果が大当りである場合には大当り種別の事前判定および遊技状態の事前判定が行われる。これら当否の事前判定~大当り種別の事前判定は上述の手順で行われるものであり、遊技状態の事前判定は当否の事前判定結果が大当りであった場合に大当り種別の事前判定結果に応じて行われる。即ち、大当り種別の事前判定結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」のいずれかである場合には「非電サポ状態」「通常確率状態」が事前判定され、大当り種別の事前判定結果が「大当り図柄3」「大当り図柄4」である場合には「電サポ状態」「高確率状態」が事前判定される。
3-3-1.特図2遊技データの取得
遊技球が第2可変始動口16に有効に入球した場合には図5(a)の特別図柄当否判定用乱数の値と大当り種別決定用乱数の値と変動パターン乱数の値とリーチ判定用乱数の値が取得され、特別図柄当否判定用乱数の値の取得結果~リーチ判定用乱数の値の取得結果が1組の特図2遊技データとしてRAMに格納される。このRAMには、図7(c)に示すように、特図2保留領域1~4が設定されており、特図2遊技データは取得された順に「特図2保留領域4」「特図2保留領域3」「特図2保留領域2」「特図2保留領域1」の順序で格納される。これら特図2保留領域1~4の全てに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「4」であると称し、特図2保留領域2~4の3つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「3」であると称し、特図2保留領域3~4の2つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「2」であると称し、特図2保留領域4の1つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「1」であると称し、特図2保留領域1~4のいずれにも特図2遊技データが格納されていない状態を特図2保留数が「0」であると称す。この特図2保留数は当否の判定の保留回数に相当する。
「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されている場合には現在が特図2遊技停止状態にあることを条件に特図2抽選が開始される。この特図2遊技停止状態は特図2遊技と大当り遊技と小当り遊技が全て停止している状態を称するものであり、特図2抽選は普図遊技中および特図1遊技中には許容される。この特図2遊技停止状態は当否の判定を実行可能な状態に相当し、特図2遊技停止状態でない状態は当否の判定を実行不能な状態に相当する。即ち、特図1遊技および特図2遊技は同時に行われることが許容されるものである(いわゆる特図12同時変動タイプ)。
特図2用の特図変動パターンおよび特図変動表示時間が選択された場合には特図変動表示時間の選択結果に応じた所要時間で特図2変動表示が行われる。この特図2変動表示はLED表示器31の特図2用の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に点滅停止させるものであり、特図2用のLEDは外れと判定されている場合に「特図2外れ」の態様で点滅停止され、大当りと判定されている場合に大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止され、小当りと判定されている場合に「小当り」の態様で点滅停止される。この特図2変動表示は特図1変動表示と同時に行われることが許容されるものである。
LED表示器31の特図2用のLEDが大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止された場合には図8の大当り遊技パターンテーブルから大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パーンが選択され、大当り遊技が大当り遊技パターンの選択結果で開始される。
LED表示器31の特図2用のLEDが「小当り」の態様で点滅停止された場合には図7(d)の小当り遊技パターンテーブルから小当り遊技パーンが選択され、小当り遊技が小当り遊技パターンの選択結果で開始される。この小当り遊技は第2大入賞口21の1回の開放を行うものであり、第2大入賞口21の開放状態は第2大入賞口21に対する遊技球の入球個数の多少に拘わらず一定時間(5秒)だけ維持される。この小当り遊技は遊技時間の合計が「8秒」に設定されたものであり、小当り遊技中には振分け部材26が外れ状態に静止しており、第2大入賞口21に入球した遊技球は全て外れゾーン24内に進入する。即ち、小当り遊技は「高確率状態」の設定の契機とされないものである。
大当り種別の判定結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」である場合には、図7(b)に示すように、大当り遊技が終了するときに「非電サポ状態」「通常確率状態」が設定され、大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」である場合には大当り遊技が終了するときに「100回」の「電サポ状態」が設定され、大当り種別の判定結果が「大当り図柄4」である場合には大当り遊技が終了するときに「10回」の「電サポ状態」が設定される。大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」である場合には大当り遊技で遊技球が第2大入賞口41のVゾーン25に入球したことを条件に大当り遊技が終了するときに「100回」の「高確率状態」が設定され、大当り種別の判定結果が「大当り図柄4」である場合には大当り遊技で遊技球が第2大入賞口41のVゾーン25に入球したことを条件に大当り遊技が終了するときに「10回」の「高確率状態」が設定される。即ち、大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」「大当り図柄4」である場合には大当り遊技が終了した直後の1回目の特図1遊技または特図2遊技から「高確率状態」「電サポ状態」が適用される。
遊技球が第2可変始動口16に有効に入球したことに応じて特図2遊技データの取得結果が特図2保留領域1~4のいずれかに格納された場合には特図2遊技データの取得結果に応じて当否の事前判定と変動パターンの事前判定と変動表示時間の事前判定が行われ、当否の事前判定結果が大当りである場合には大当り種別の事前判定および遊技状態の事前判定が行われる。これら当否の事前判定~遊技状態の事前判定は上述の手順で行われるものであり、当否の事前判定結果~遊技状態の事前判定結果は1組の特図2先読みデータとしてRAMに格納される。このRAMには、図7(c)に示すように、特図2先読み領域1~4が設定されており、「特図2保留領域4」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域4」に格納され、「特図2保留領域3」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域3」に格納され、「特図2保留領域2」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域2」に格納され、「特図2保留領域1」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域1」に格納される。
「電サポ状態」は普図遊技として第2可変始動口16の2回の開放が行われるモードであり、遊技者には「電サポ状態」が開始される直前に遊技球を右打ちすることが画像で報知される。この「電サポ状態」は遊技球が第2可変始動口16に容易に入球することを許容する状態であり、図7(a)に示すように、「電サポ状態」では「小当り」と極めて高確率で判定され、図6(b)に示すように、「小当り」と判定されることに応じて特定の特図変動パターンPH07が選択され、「小当り」と極めて高確率で判定されることに応じて特定の特図変動パターンPK00が選択され、最短の特図変動表示時間「1000msec」が選択される。従って、特図2変動表示時間が短縮されるので、遊技者有利な状態となる。この「電サポ状態」は「大当り」と判定されることなく特図1遊技および特図2遊技の合計回数が限度回数に到達した場合に終了するものであり、特図1遊技および特図2遊技の合計回数が限度回数に到達していなくても大当り種別「大当り図柄1」「大当り図柄2」が判定された場合にも終了する。
4-1.メイン処理
主制御回路51は電源が投入されることに応じてROMから図9のメイン処理用のプログラムを検出し、S1で割込み禁止を設定する。そして、S2へ移行し、図5(a)の各乱数の値を更新する。これら各乱数の値は現在値に「1」が加算されるものであり、上限値に加算された場合には「0」に戻して再び加算される。この主制御回路51は図9のS2で乱数の値を更新した場合にはS3で割込み許可を設定し、割込み許可を設定した状態ではS4のタイマ割込み処理の起動を許容する。このタイマ割込み処理は4msecの周期で実行されるものであり、今回のタイマ割込み処理が終了してから次回のタイマ割込み処理が開始されるまでの待機期間にはS2の乱数更新処理が繰返される。
主制御回路51はS32の普図処理でS25の普通図柄当否判定用乱数の値の取得結果に応じて当否の判定を行い、普図変動表示を実行することに応じて普図当否の判定結果を報知する。ここで「普図当り」の判定結果を報知した場合には現在の遊技状態に応じた普図遊技パターンを選択し、普図遊技パターンの選択結果で普図遊技を行うことに応じて遊技球が第2可変始動口16に入球することを許容する。
図11はS33の特図2処理であり、主制御回路51は特図2処理でS41の特図2抽選処理とS42の特図2変動停止処理とS43の小当り遊技開始処理とS44の小当り遊技停止処理とS45の大当り遊技開始処理とS46の大当り遊技中処理とS47の大当り遊技停止処理をRAMの第2ポインタP2の値の設定結果に応じて択一的に実行する。この第2ポインタP2の値は電源投入時に「1」に初期設定されるものである。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「1」に設定されている場合にS41の特図2抽選処理へ移行する。この第2ポインタP2の値は特図2遊技停止状態で「1」に設定されるものであり、主制御回路51はS41の特図2抽選処理で「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されているか否かを判断する。ここで「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されていないと判断した場合には特図2抽選処理を終え、「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されていると判断した場合には「特図2保留領域4」の特図2遊技データに基づいて当否の判定(小当りを含む)と変動パターンの判定と変動表示時間の判定を行い、当否の判定結果が大当りである場合には大当り種別の判定を行う。そして、当否の判定結果(小当りを含む)と変動パターンの判定結果と大当り種別の判定結果をサブ制御回路81に特図2遊技データとして送信すべくRAMの出力バッファにセッし、変動開始コマンド2をサブ制御回路81に送信すべくRAMの出力バッファにセッし、特図2変動表示を開始する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「2」に設定されている場合にS42の特図2変動停止処理へ移行する。ここでタイマの値を加算し、タイマの値の加算結果を特図変動表示時間の判定結果と比較する。ここでタイマの値の加算結果が特図変動表示時間の判定結果に到達していない場合には特図2変動停止処理を終え、タイマの値の加算結果が特図変動表示時間の判定結果に到達している場合には特図2変動表示を当否の判定結果に応じた態様で停止し、サブ制御回路81に変動停止コマンド2を送信すべく出力バッファにセットする。このサブ制御回路81は当否の判定結果が「外れ」である場合には第2ポインタP2の値を「1」に初期設定し、当否の判定結果が「小当り」である場合には第2ポインタP2の値を「3」に設定し、当否の判定結果が「大当り」である場合には第2ポインタP2の値を「5」に設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「3」に設定されている場合にはS43の小当り遊技開始処理へ移行する。ここで小当り遊技を開始し、サブ制御回路81に小当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第2ポインタP2の値に「4」を設定する。この小当り遊技は、図7(d)に示すように、1回のラウンドからなるものである。このラウンドは第2大入賞口21を限度時間(5秒)が経過するまで継続的に開放した後に一定時間(1秒)だけ閉鎖状態とするものであり、ラウンドの開始前にはオープニング時間(1秒)が設定されている。即ち、小当り遊技の合計の所要時間は「8秒」である。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「4」が設定されている場合には図11のS44の小当り遊技停止処理へ移行し、小当り遊技が終了したか否かを判断する。ここで小当り遊技が終了したと判断した場合には第2ポインタの値に(1)を設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「5」に設定されている場合にはS45の大当り遊技開始処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パターンで大当り遊技を開始し、サブ制御回路81に大当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第2ポインタP2の値に「6」を設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値に「6」がセットされている場合にはS46の大当り遊技中処理へ移行し、大当り遊技パターンの設定結果で大当り遊技を進行させる。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを開始する毎にラウンド開始コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「7」が設定されている場合にはS47の大当り遊技停止処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果を検出し、大当り種別の検出結果に応じて下記[1]~[3]のいずれかの処理を行う。
[1]大当り種別の検出結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」である場合には遊技状態を「非電サポ状態」「通常確率状態」に設定し、第2ポインタP2の値を「1」に初期設定する。
[2]大当り種別の検出結果が「大当り図柄3」である場合には遊技状態を「電サポ状態」に設定し、カウンタNの値に「電サポ状態」の残り回数「100」をセットし、第2ポインタP2の値を「1」に初期設定する。そして、Vフラグがオン状態に設定されている場合には遊技状態を「高確率状態」に設定し、サブ制御回路81に高確率状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットする。また、Vフラグがオンされていない場合には遊技状態を「通常確率状態」に設定し、サブ制御回路81に通常状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットする。
[3]大当り種別の検出結果が「大当り図柄4」である場合には遊技状態を「電サポ状態」に設定し、カウンタNの値に「電サポ状態」の残り回数「10」をセットし、第2ポインタP2の値を「1」に初期設定する。そして、Vフラグがオン状態に設定されている場合には遊技状態を「高確率状態」に設定し、サブ制御回路81に高確率状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットする。また、Vフラグがオンされていない場合には遊技状態を「通常確率状態」に設定し、サブ制御回路81に通常状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットする。
図12はS34の特図1処理であり、主制御回路51は特図1処理でS51の特図1抽選処理とS52の特図1変動停止処理とS53の大当り遊技開始処理とS54の大当り遊技中処理とS55の大当り遊技停止処理をRAMの第1ポインタP1の値の設定結果に応じて択一的に実行する。この第1ポインタP1の値は電源投入時に「1」に初期設定されるものである。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「1」に設定されている場合にS51の特図1抽選処理へ移行する。この第1ポインタP1の値は特図1遊技停止状態で「1」に設定されるものであり、主制御回路51はS51の特図1抽選処理で「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されているか否かを判断する。ここで「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されていないと判断した場合には特図1抽選処理を終え、「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されていると判断した場合には「特図1保留領域4」の特図1遊技データに基づいて当否の判定とリーチ有無の判定と変動パターンの判定と変動表示時間の判定を行い、当否の判定結果が大当りである場合には大当り種別の判定を行う。そして、当否の判定結果と変動パターンの判定結果と大当り種別の判定結果をサブ制御回路81に特図1遊技データとして送信すべくRAMの出力バッファにセッし、変動開始コマンド1をサブ制御回路81に送信すべくRAMの出力バッファにセッし、特図1変動表示を開始する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「2」に設定されている場合にはS52の特図1変動停止処理へ移行し、タイマの値の加算結果が変動表示時間の判定結果に到達することに応じて特図1変動表示を当否の判定結果に応じた態様で停止し、サブ制御回路81に変動停止コマンド1を送信すべく出力バッファにセットする。そして、当否の判定結果が「外れ」である場合には第1ポインタP1の値を「1」に初期設定し、当否の判定結果が「大当り」である場合には第1ポインタP1の値を「3」に設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「3」に設定されている場合にはS53の大当り遊技開始処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パターンで大当り遊技を開始し、サブ制御回路81に大当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第1ポインタP1の値に「4」を設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値に「4」がセットされている場合にはS54の大当り遊技中処理へ移行し、大当り遊技パターンの設定結果で大当り遊技を進行させる。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを開始する毎にラウンド開始コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「5」が設定されている場合にはS55の大当り遊技停止処理へ移行する。ここで特図2用の大当り遊技停止処理と同様の手順で遊技状態およびカウンタNの値を設定し、第1ポインタP1の値を「1」に初期設定する。そして、遊技状態を「非電サポ状態」「通常確率状態」に設定した場合にはサブ制御回路81に通常状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、「電サポ状態」「高確率状態」に設定した場合にはサブ制御回路81に高確率状態コマンドを送信すべく出力バッファにセットする。
演出モードには「待機演出モード」「客待ち演出モード」「通常演出モード」「小当りラッシュ演出モード」「小当り遊技演出モード」「大当り遊技演出モード」が設定されている。 「待機演出モード」はパチンコ遊技機が遊技不能な待機状態にあることを遊技者に報知するものである。この「待機演出モード」は電源投入時に設定されるものであり、パチンコ遊技機が遊技可能な状態となった場合に「客待ち演出モード」に切換えられる。この「客待ち演出モード」はパチンコ遊技機が遊技可能な客待ち状態にあることを遊技者に報知するものであり、「待機演出モード」が終了した場合および遊技停止状態になった場合に設定される。この遊技停止状態は特図1遊技と特図2遊技と小当り遊技と大当り遊技がいずれも停止した状態を称する。
「通常演出モード」は「客待ち演出モード」で遊技停止状態が解除された場合に設定されるものである。この「通常演出モード」では演出図柄表示器32に演出図柄遊技の画像が「ノーマル演出」「全図同時停止演出」「ノーマルリーチ演出」「スーパーリーチ演出」を含むいずれかの演出内容で表示される。この演出図柄遊技は「非電サポ状態」「通常確率状態」では特図1抽選での当否の判定結果を遊技者に示唆するものであり、特図1用の特図変動パターンの判定結果に応じた演出内容で行われ、特図1変動表示の開始に時間的に同期して開始された後に特図1変動表示の終了に時間的に同期して終了する。この演出図柄遊技は「電サポ状態」「高確率状態」では特図2抽選での当否の判定結果を遊技者に示唆するものであり、特図2用の特図変動パターンの判定結果に応じた演出内容で行われ、特図2変動表示の開始に時間的に同期して開始された後に特図2変動表示の終了に時間的に同期して終了する。
ノーマル演出は「スクロール表示の停止」が「左列」「右列」「中列」の順序に設定されたものであり、「ノーマル演出」では、図14(a)(b)(c)(d)に示すように、3列の演出図柄Dのスクロール表示が「左列」「右列」「中列」の順序で停止することに応じて「バラケ目の組合せ」が完成する。
全図同時停止演出は「スクロール表示の停止」が3列同時に設定されたものであり、「全図同時停止演出」では、図14(a)(d)に示すように、3列の演出図柄Dのスクロール表示が互いに同時に停止することに応じて「バラケ目の組合せ」または「小当りの組合せ」が完成する。この全図同時停止演出は全ての演出図柄遊技のうちで最短の所要時間で終了するものであり、「電サポ状態」では全図同時停止演出用の特図変動パターンが高確率で選択されることに応じて変動表示時間が短縮される。
ノーマルリーチ演出は「スクロール表示の停止」が「左列」「右列」「中列」の順序に設定されたものであり、「中列」に対して 「スクロール表示の停止」の前に「スクロール速度の低下」が設定されている。この「ノーマルリーチ演出」では「スクロール表示の停止」が「左列」「右列」の順序で行われた時点で「左列」および「右列」が相互に同一なリーチ状態が発生し、「中列」のスクロール表示がリーチ状態で通常速度から低速度に切換えられる。この「中列」の低速スクロール表示は外れ用の「ノーマルリーチ演出」では「左列」「右列」と異なる演出図柄で停止されるものであり、外れ用の「ノーマルリーチ演出」では、図15(e)に示すように、最終の「中列」のスクロール表示が停止することに応じて「外れリーチ」の組合せが完成する。この「中列」の低速スクロール表示は大当り用の「ノーマルリーチ演出」では「左列」「右列」と同一の演出図柄で停止されるものであり、大当り用の「ノーマルリーチ演出」では、図15(d)に示すように、最終の「中列」のスクロール表示が停止することに応じて「大当りの組合せ」が完成する。
スーパーリーチ演出は「スクロール速度の低下(中列)」の後に「スーパーリーチ演出の表示」が設定されたものである。このスーパーリーチ演出では3列の演出図柄Dがリーチ状態で消去され、バトル画像が表示開始される。このバトル画像は主人公の女性が敵の恐竜と格闘する内容に設定されたものであり、バトル画像には4種類が設定されている。スーパーリーチ演出1は、図16(a)に示すように、バトル画像での敵が恐竜1に設定されたものであり、大当り用の「特図変動パターンPO01」および外れリーチ用の「特図変動パターンPH01」のそれぞれに対して設定されている。スーパーリーチ演出2は、図16(b)に示すように、バトル画像での敵が恐竜2に設定されたものであり、大当り用の「特図変動パターンPO02」および外れリーチ用の「特図変動パターンPH02」のそれぞれに対して設定されている。スーパーリーチ演出3は、図16(c)に示すように、バトル画像での敵が恐竜3に設定されたものであり、大当り用の「特図変動パターンPO03」および外れリーチ用の「特図変動パターンPH03」のそれぞれに対して設定されている。スーパーリーチ演出4は、図16(d)に示すように、バトル画像での敵が恐竜4に設定されたものであり、大当り用の「特図変動パターンPO04」および外れリーチ用の「特図変動パターンPH04」のそれぞれに対して設定されている。これらスーパーリーチ演出1~4の大当りの信頼度は「スーパーリーチ演出4」「スーパーリーチ演出3」「スーパーリーチ演出2」「スーパーリーチ演出1」の順に高く設定されている(図6参照)。
「通常演出モード」では保留演出が行われる。この保留演出は「非電サポ状態」「通常確率状態」では特図1保留数を演出図柄表示器32に表示し、「電サポ状態」「高確率状態」では特図2保留数を演出図柄表示器32に表示する演出である。特図1保留数は演出図柄遊技の開始を待つ特図1遊技データの数であり、特図2保留数は演出図柄遊技の開始を待つ特図2遊技データの数であり、いずれもその最大数は「4」である。この保留演出は、図14に示すように、特図1保留数または特図2保留数に応じた数の雲画像Cを演出図柄表示器32に横一列に表示することで行われる。
「通常演出モード」では予告演出が行われる。この予告演出は、図17に示すように、演出部材34を退避位置から演出位置に操作することに応じてスーパーリーチ演出1が発生することを遊技者に予告するものであり、演出部材34は左列の演出図柄のスクロール表示が停止した後から右列のスクロール表示が停止する前の期間内に退避位置から演出位置に操作される(b参照)。この演出部材34は演出位置で静止するものであり、右列の演出図柄のスクロール表示は演出部材34の静止状態で停止し(c参照)、演出部材34は右列の演出図柄のスクロール表示が停止したリーチ状態で演出位置から退避位置に移動操作される(d参照)。この演出部材34が退避位置に移動操作された場合にはスーパーリーチ演出1の画像が表示開始される。
「通常演出モード」では補助スクロール演出が行われる。この補助スクロール演出は、図14に示すように、演出図柄表示器32の液晶画面の右下隅部に補助スクロール領域SE2を設定し、補助スクロール領域SE2内に3列の演出図柄Dをスクール表示およびスクロール停止表示するものである。この3列の演出図柄Dは「非電サポ状態」「通常確率状態」では特図2抽選での当否の判定結果を遊技者に報知するものであり、「電サポ状態」「高確率状態」では特図1抽選での当否の判定結果を遊技者に報知するものであり、当否の判定結果が「大当り」である場合には「大当りの組合せ」で表示され、「小当り」である場合には「小当りの組合せ」で表示され、「外れ」である場合には「外れリーチの組合せ」または「バラケ目の組合せ」で表示される。
「小当り遊技演出モード」は小当り遊技中に設定されるものであり、「小当り遊技演出モード」では演出図柄表示器32に小当り遊技演出画像が表示される。この「小当り遊技演出モード」では小当り遊技のオープニング期間中に小当り遊技の開始を報知するオープニング画像と遊技者に「右打ち」を促す右打ち画像が演出図柄表示器32に表示され、エンディング期間中に小当り遊技の終了を報知するエンディング画像が表示される。
「大当り遊技演出モード」は大当り遊技中に設定されるものであり、「大当り遊技演出モード」では演出図柄表示器32に大当り遊技演出画像が表示される。この「大当り遊技演出モード」では大当り遊技のオープニング時間中に大当り遊技の開始を報知するオープニング画像と遊技者に「右打ち」を促す右打ち画像が演出図柄表示器32に表示され、現在のラウンドを示すラウンド画像が限度時間「30秒」のラウンド中に表示され、エンディング時間中に大当り遊技後の遊技状態を報知するエンディング画像が表示される。
「小当りラッシュ演出モード」は「電サポ状態」「高確率状態」で設定されるものであり、図18に示すように、「小当りラッシュ演出モード」期間中には「右打ち⇒」のアナウンス画像A1が演出図柄表示器32の液晶画面の右上隅部に継続的に表示されることに応じて遊技者に遊技球の右打ちが促される。この「小当りラッシュ演出モード」では液晶画面の上端部にスクロール領域SE3が設定される。このスクロール領域SE3は「通常演出モード」でのスクロール領域SE1に比べてサイズが小さなものであり、「小当りラッシュ演出モード」中には小さなスクロール領域SE3内に3列の演出図柄Dがスクロール表示およびスクロール停止表示されることに応じて特図2抽選での当りの判定結果(小当りを含む)が遊技者に報知される。この「小当りラッシュ演出モード」中には遊技球が第2可変始動口16に有効に入球する毎に1つの雲画像Cが追加表示され、雲画像Cの数によって遊技者に特図2保留数が報知される。
図18は特図2入賞演出を示すものである。この特図2入賞演出は遊技球が第2可変始動口16に有効に入球した場合に行われるものであり、誘導演出に相当する。この特図2入賞演出は、図18(a)に示すように、演出図柄表示器32の液晶画面に稲妻画像Thを表示することで開始される。この稲妻画像Thは遊技球が第2可変始動口16に有効に入球したことを遊技者に示唆するものであり、下から上に向けて稲妻が放出される動画像からなる。この稲妻画像Thの起点は液晶画面の下端部のうちの左右方向の中央部に設定されており、第2可変始動口16の真上に相当する部分(第2可変始動口16の近傍)である。即ち、稲妻画像Thは第2可変始動口16から稲妻が放出されたことを演出するものであり、図18(a)(b)(c)に示すように、時間の経過に応じて短縮された後に消去されることに応じて稲妻の放出および収束を演出するものである。この稲妻画像Thは示唆画像に相当する。
[2]予告領域E2は表示の優先順位が上から2番目に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1のみに表示された状態では予告領域E2に縮小状態の女性画像W1が表示される(h参照)。
[3]予告領域E3は表示の優先順位が上から3番目に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1およびE2に表示された状態では予告領域E3に縮小状態の女性画像W1が表示される。
[4]予告領域E4は表示の優先順位が最低に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1とE2とE3に表示された状態では予告領域E4に縮小状態の女性画像W1が表示される。
[6]予告領域E3は消去の優先順位が上から2番目に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1~E3に表示された状態では小当り遊技の開始に応じて予告領域E3から女性画像W1が消去される。
[7]予告領域E2は消去の優先順位が上から3番目に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1およびE2に表示された状態では小当り遊技の開始に応じて予告領域E2から女性画像W1が消去される。
[8]予告領域E1は消去の優先順位が最低に設定されたものであり、女性画像W1が予告領域E1のみに表示された状態では小当り遊技の開始に応じて予告領域E1から女性画像W1が消去される。
図23は非転落予告演出を示すものである。この非転落予告演出は「電サポ状態」「高確率状態」で特図2保留数「4」の状態で全ての特図2抽選の事前判定結果が「小当り」である場合に行われるものであり、図23(a)(b)に示すように、特図2入賞演出で予告領域E1~E4の全てに女性画像W1が表示された状態から切換えられる。この非転落予告演出では演出図柄表示器32の液晶画面の中央部に2つの女性画像W1が表示され、液晶画面の左端部および右端部のそれぞれに縦長なスクロール領域SE4が設定され、図23(b)(c)に示すように、両スクロール領域SE4内のそれぞれに「心配無用」の予告画像DYがスクロール表示される。この予告画像DYは漢字からなる4つの画像要素「心」「配」「無」「用」からなるものであり、スクロール方向が下から上に設定されている。この非転落予告演出は「電サポ状態」「高確率状態」の限度回数に比べて少ない複数回を限度数とする図柄遊技を対象に設定可能な特殊な演出モードに相当する。
[1E]「電サポ状態」「高確率状態」で4つの特図2保留のうちの1つが「外れ」となった場合
[2E] 「電サポ状態」「高確率状態」で4つの特図2保留のうちの1つが「大当り」となった場合
[3E] 「電サポ状態」「高確率状態」で特図2保留数が「3」になった場合
[4E] 「電サポ状態」「高確率状態」が解除された場合
6-1.メイン処理
サブ制御回路81は電源が投入されることに応じてROMから図24のメイン処理用のプログラムを検出し、S101でRAMへのアクセス許可を設定し、S102で割込み禁止を設定する。そして、S103の乱数更新処理でRAMの複数の乱数の値を更新し、S104で割込みを許可した後にS102~S104をループする。この割込み許可中にはS105の受信割り込み処理およびS106のタイマ割込み処理の起動を許容する。
サブ制御回路81は主制御回路51からのSTB信号がINT端子に入力される毎にS105の受信割込み処理を起動する。この受信割込み処理はS106のタイマ割込み処理に優先して実行されるものであり、サブ制御回路81は主制御回路51が図10のS21の出力処理で送信したコマンド等を受信割込み処理でRAMの受信バッファに格納する。
サブ制御回路81は一定周期でタイマ割込み信号が入力される毎にS106のタイマ割込み処理を起動する。図25はタイマ割込み処理であり、サブ制御回路81はS111の乱数更新処理でRAMの乱数の値を更新し、S112の受信コマンド解析処理へ移行する。この受信コマンド解析処理で先読みデータ処理フラグ(S113)と図柄遊技演出開始処理フラグ(S115)と図柄遊技演出停止処理フラグ(S117)と大当り遊技演出開始処理フラグ(S119)と大当り遊技演出停止処理フラグ(S121)と小当り遊技演出開始処理フラグ(S123)と小当り遊技演出停止処理フラグ(S125)のそれぞれをオン状態に設定し、先読みデータ処理フラグのオン状態ではS114の先読みデータ処理を実行し、図柄遊技演出開始処理フラグのオン状態ではS116の図柄遊技演出開始処理を実行し、図柄遊技演出停止処理フラグのオン状態ではS118の図柄遊技演出停止処理を実行し、大当り遊技演出開始処理フラグのオン状態ではS120の大当り遊技演出開始処理を実行し、大当り遊技演出停止処理フラグのオン状態ではS122の大当り遊技演出停止処理を実行し、小当り遊技演出開始処理フラグのオン状態ではS124の小当り遊技演出開始処理を実行し、小当り遊技演出停止処理フラグのオン状態ではS126の小当り遊技演出停止処理を実行し、先読みデータ処理フラグ~小当り遊技停止処理フラグの設定状態に拘わらずS127の特図2入賞演出処理2およびS128の非転落予告演出処理へ移行する。
図26はS112の受信コマンド解析処理であり、サブ制御回路81はS131で主制御回路51からの特図1先読みデータまたは特図2先読みデータがRAMの受信バッファに格納されているか否かを判断する。ここで受信バッファに特図1先読みデータまたは特図2先読みデータが格納されていると判断した場合にはS132へ移行し、先読み処理データフラグをオンする。この先読みデータ処理フラグのオン状態ではタイマ割込み処理でS113からS114へ移行し、先読みデータ処理を実行する。
図27はS114の先読みデータ処理であり、サブ制御回路81は受信バッファに特図1先読みデータが格納されている場合にはS151で受信バッファの特図1先読みデータから遊技状態の事前判定結果を検出し、受信バッファに特図2先読みデータが格納されている場合にはS151で受信バッファの特図2先読みデータから遊技状態の事前判定結果を検出し、S152で事前判定結果の検出結果が「電サポ状態」「高確率状態」であるか否かを判断する。ここで事前判定結果の検出結果が「電サポ状態」「高確率状態」であると判断した場合にはS153で高確率状態フラグをオンし、事前判定結果の検出結果が「非電サポ状態」「通常確率状態」であると判断した場合にはS158で高確率状態フラグをオフし、いずれの場合にもS154へ移行する。
図28(a)はS156の特図2入賞演出処理1であり、サブ制御回路81はS161で高確率状態フラグがオンされているか否かを判断する。ここで高確率状態フラグがオフされていると判断した場合には特図2入賞演出処理を終え、高確率状態フラグがオンされていると判断した場合にはS162へ移行する。そして、S154でシフトした特図2先読みデータから当否の事前判定結果を検出し、事前判定結果の検出結果が「小当り」であるか否かを判断する。ここで事前判定結果の検出結果が「外れ」「大当り」であると判断した場合にはS165へ移行し、事前判定結果の検出結果が「小当り」であると判断した場合にはS163で小当り遊技保留カウンタNの値に「1」を加算する。この小当り遊技保留カウンタNは開始されることを待つ小当り遊技の回数を計測するものであり、電源が投入された場合および「電サポ状態」「高確率状態」が解除された場合のそれぞれに初期値「0」にリセットされる。
[2] 画像制御回路91は小当り遊技保留コマンド2を受信した場合には、図18(d)に示すように、「2/5人」のアナウンス画像A2を表示し、予告領域E1に女性画像W1を表示する。
[3] 画像制御回路91は小当り遊技保留コマンド3を受信した場合には、図18(h)に示すように、「3/5人」のアナウンス画像A2を表示し、予告領域E1およびE2に女性画像W1を表示する。
[4] 画像制御回路91は小当り遊技保留コマンド4を受信した場合には、図23(d)に示すように、「4/5人」のアナウンス画像A2を表示し、予告領域E1とE2とE3に女性画像W1を表示する。
[5] 画像制御回路91は小当り遊技保留コマンド5を受信した場合には、図23(a)に示すように、「5/5人」のアナウンス画像A2を表示し、予告領域E1とE2とE3とE4に女性画像W1を表示する。
[1] 送信待ちコマンド領域1~5のいずれも小当り遊技保留コマンドが格納されていない場合には小当り遊技保留コマンドの選択結果を送信待ちコマンド領域1に格納する。
[2] 送信待ちコマンド領域1だけに小当り遊技保留コマンドが格納されている場合には小当り遊技保留コマンドの選択結果を送信待ちコマンド領域2に格納する。
[3] 送信待ちコマンド領域1および2に小当り遊技保留コマンドが格納されている場合には小当り遊技保留コマンドの選択結果を送信待ちコマンド領域3に格納する。
[4] 送信待ちコマンド領域1~3に小当り遊技保留コマンドが格納されている場合には小当り遊技保留コマンドの選択結果を送信待ちコマンド領域4に格納する。
[5] 送信待ちコマンド領域1~4に小当り遊技保留コマンドが格納されている場合には小当り遊技保留コマンドの選択結果を送信待ちコマンド領域5に格納する。
[1]特図2入賞演出コマンド1は、図18(a)(b)(c)に示すように、第2可変始動口16の真上から中央部に向けて稲妻画像Thが放出された後に収束および消滅する画像を表示し、稲妻画像Thの収束に応じて小当り予告用の女性画像W1が液晶画面の中央部に現れた後に消える画像を表示するものである。
[2]特図2入賞演出コマンド2は、図20(a)(b)(c)に示すように、第2可変始動口16の真上から中央部に向けて稲妻画像Thが放出された後に収束および消滅する画像を表示し、稲妻画像Thの収束に応じて外れ予告用の女性画像W2が液晶画面の中央部に現れた後に消える画像を表示するものである。
[3]特図2入賞演出コマンド3は、図21(a)(b)(c)に示すように、第2可変始動口16の真上から中央部に向けて稲妻画像Thが放出された後に収束および消滅する画像を表示し、稲妻画像Thの収束に応じて大当り予告用の女性画像W3が液晶画面の中央部に現れた後に消える画像を表示するものである。
[1]送信待ちコマンド領域1から小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドを消去する。
[2] 送信待ちコマンド領域2に小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドが格納されている場合には送信待ちコマンド領域2の小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドを送信待ちコマンド領域1にシフトする。
[3] 送信待ちコマンド領域3に小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドが格納されている場合には送信待ちコマンド領域3の小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドを送信待ちコマンド領域2にシフトする。
[4] 送信待ちコマンド領域4に小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドが格納されている場合には送信待ちコマンド領域4の小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドを送信待ちコマンド領域3にシフトする。
[5] 送信待ちコマンド領域5に小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドが格納されている場合には送信待ちコマンド領域5の小当り遊技保留コマンドおよび特図2入賞演出コマンドを送信待ちコマンド領域4にシフトする。
図30は図25のS127の特図2入賞演出処理2であり、サブ制御回路81はS181で特図2入賞演出中フラグがオンされているか否かを判断する。このサブ制御回路81は特図2入賞演出の停止状態では特図2入賞演出中フラグのオフを判断して特図2入賞演出処理2を終え、特図2入賞演出の実行状態では特図2入賞演出中フラグのオンを判断してS182へ移行する。ここでタイマTの値から一定値を減算することに応じて実行中の特図2入賞演出の残り時間を更新し、S183へ移行する。
図31は図25のS128の非転落予告演出処理であり、サブ制御回路81はS201で特図2先読み領域1~4の全てに特図2先読みデータが格納されているか否かを判断する。ここで特図2先読み領域1~4の全てに特図2先読みデータが格納されていると判断した場合にはS202で特図2先読み領域1~4のそれぞれから当否の事前判定結果を検出し、4つの事前判定結果の検出結果の全てが「小当り」であるか否かを判断する。ここで全ての検出結果が「小当り」であると判断した場合にはS203へ移行する。
[1]4つの特図2保留の全てで3列の演出図柄Dが小当りの組合せとなって小当り遊技が行われる場合
[1]S201で特図2先読みデータの格納数が3組以下であると判断した場合
[2]S202で4つの特図2保留の少なくとも1つの当否の事前判定結果が「大当り」または「外れ」であると判断した場合
[3]S203で特図2入賞演出中フラグのオンを判断した場合(特図2入賞演出が実行中であると判断した場合)
[4]S204で高確率状態フラグのオフを判断した場合(「電サポ状態」「高確率状態」が4つの特図2保留の消化前に解除されると判断した場合)
図32はS116の図柄遊技演出開始処理であり、サブ制御回路81はS221で電サポ状態フラグがオフされているか否かを判断する。この電サポ状態フラグはサブ制御回路81が主制御回路51からの通常状態コマンドを受信することに応じてオフし、高確率状態コマンドを受信することに応じてオンするものであり、現在の遊技状態を示すものである。
サブ制御回路81は図25のS118の図柄遊技演出停止処理で画像制御回路91に変動停止コマンドを送信し、図柄遊技演出停止処理フラグをオフする。この画像制御回路91は変動停止コマンドを受信した場合には3列の演出図柄Dがサブ制御回路81からの組合せの設定結果となるようにスクロール停止状態で表示する。
サブ制御回路81は図25のS120の大当り遊技演出開始処理で大当り遊技演出用のビデオデータ指定コマンドを設定する。そして、ビデオデータ指定コマンドの設定結果を画像制御回路91に送信し、大当り遊技演出開始処理フラグをオフする。この画像制御回路91はサブ制御回路81からのビデオデータ指定コマンドを受信した場合にはビデオデータ指定コマンドの受信結果に応じたビデオデータをCGROMから検出し、ビデオデータの検出結果を再生することに応じて演出図柄表示器32に大当り遊技演出の画像を表示開始する。
サブ制御回路81は図25のS122の大当り遊技演出停止処理で画像制御回路91に大当り遊技演出停止コマンドを送信し、大当り遊技演出停止処理フラグをオフする。この画像制御回路91はサブ制御回路81からの大当り遊技停止コマンドを受信することに応じて大当り遊技演出の画像を表示停止する。
サブ制御回路81は図25のS124の小当り遊技演出開始処理で小当り遊技演出用のビデオデータ指定コマンドを設定する。そして、ビデオデータ指定コマンドの設定結果を画像制御回路91に送信し、小当り遊技演出開始処理フラグをオフする。この画像制御回路91は小当り遊技演出用のビデオデータ指定コマンドを受信した場合にはビデオデータ指定コマンドの受信結果に応じたビデオデータをCGROMから検出し、ビデオデータの検出結果を再生することに応じて演出図柄表示器32に小当り遊技演出の画像を表示開始する。この画像制御回路91は特図2入賞演出中に小当り遊技演出用のビデオデータ指定コマンドを受信した場合には特図2入賞演出を終えた後に小当り遊技演出の画像を表示開始し、小当り遊技演出中に特図2入賞演出コマンドを受信した場合には小当り遊技演出を途中停止し、特図2入賞演出を表示開始する。
サブ制御回路81は図25のS126の小当り遊技演出停止処理で画像制御回路91に小当り遊技演出停止コマンドを送信し、小当り遊技演出停止処理フラグをオフする。
「電サポ状態」「高確率状態」で所定条件が成立した場合に「小当りラッシュ演出モード」を設定し、通常演出モードでは表示されない特殊な「心配無用」の予告画像DYを「小当りラッシュ演出モード」中に表示した。この予告画像DYの表示は「電サポ状態」「高確率状態」の限度回数「1000」に比べて少ない複数回数「4」の演出図柄遊技で行われるものであり、遊技者に予告画像DYを楽しむ多数の機会を与えることになる。このため、限度付きの「電サポ状態」「高確率状態」での遊技の趣向性を高めることが可能になる。
特図2遊技データの事前判定結果に「電サポ状態」「高確率状態」の解除条件とならない1以上がある場合に「心配無用」の予告画像DYを表示したので、「電サポ状態」「高確率状態」が解除されない場合に予告画像DYが表示されることになる。このため、遊技者にとって予告画像DYそのものに加えて「電サポ状態」「高確率状態」の継続を知る楽しみができるので、「電サポ状態」「高確率状態」での遊技の趣向性を一層高めることが可能になる。
「小当りラッシュ演出モード」で「心配無用」の予告画像DYを表示した。このため、「電サポ状態」「高確率状態」の継続が遊技者に直接的に示唆されるので、限度付きの「電サポ状態」「高確率状態」が継続することを遊技者に明確に伝えることが可能になる。
限度付きの「電サポ状態」「高確率状態」で小当りを積み重ねることに応じて賞球の獲得数を増やす所謂「小当りラッシュ」機能が搭載された遊技機において、「電サポ状態」「高確率状態」の継続を遊技者に報知した。このため、「電サポ状態」「高確率状態」での更なる数の賞球の獲得を遊技者に期待させることができるので、「電サポ状態」「高確率状態」での遊技の趣向性を高めることが可能になる。
「電サポ状態」「高確率状態」の限度回数「100」に比べて少ない複数回「4」を限度数とする演出図柄遊技を対象に特殊な非転落演出を実行可能とし、所定条件[1E]~[4E]のいずれかが成立した場合に非転落演出を解除した。このため、遊技者に非転落演出を楽しむ多数の機会を与えることになるので、「電サポ状態」「高確率状態」での遊技の趣向性を高めることが可能になる。
特図2保留数が増加した場合に特図2入賞演出を行ったので、特図2保留数の増加毎に雲画像Cのみを表示する場合に比べて遊技の視覚的な趣向性が向上する。しかも、特図2入賞演出を「電サポ状態」「高確率状態」で行った。この「電サポ状態」「高確率状態」では遊技球の第2可変始動口16への入球の難易度が低く、今回の特図2保留演出の実行中に第2可変始動口16に遊技球が入球することがある。この場合には今回の特図2入賞演出の終了後に次回の特図2入賞演出が開始されるので、遊技球が第2可変始動口16に入球する毎に特図2入賞演出を楽しむ機会を遊技者に確実に与えることが可能になる。
特図2保留数が増加した場合に女性画像W1~W3のいずれかの表示および稲妻画像Thの表示を互いに連係して行い、稲妻画像Thを表示することに応じて女性画像W1~W3のいずれかが表示されることを示唆した。このため、遊技者が稲妻画像Thの表示および女性画像W1~W3のいずれかの表示から特図2保留数の1回の増加を合計で2度認識することが可能になるので、特図2保留数の増加に対する遊技者の喜びを高めることが可能になる。
稲妻画像Thの表示後に稲妻画像Thの終点である液晶画面の中央部の近傍に女性画像W1~W3のいずれかを表示したので、女性画像W1~W3のいずれかの表示が遊技球の第2可変始動口16に対する有効な入球に起因するものであると遊技者に認識させることが可能になる。
図33は「小当りラッシュ準備演出モード」中に演出図柄表示器32に表示される特図2入賞演出を示すものである。この「小当りラッシュ準備演出モード」は大当り図柄4が判定されたことに応じて大当り遊技後に限度回数が「10回」の「電サポ状態」「確変状態」が設定された場合に有効化される演出モードであり、大当り図柄3が判定されたことに応じて大当り遊技後に限度回数が「100回」の「電サポ状態」「確変状態」が設定された場合には「小当りラッシュ演出モード」が設定される。この「小当りラッシュ準備演出モード」は限度時間「60秒」が設定されたものであり、「小当りラッシュ準備演出モード」中にはグラフ画像Mが表示される。このグラフ画像Mは「小当りラッシュ準備演出モード」の経過時間を黒塗り部分の長さで表示し、残り時間を白抜き部分の長さで表示するものであり、黒塗り部分は時間の経過に応じて長くなり、白抜き部分は時間の経過に応じて短くなり、「小当りラッシュ準備演出モード」が時間の経過に応じて設定解除された場合にはグラフ画像Mの全域が黒塗り部分となった後にグラフ画像Mが消去される。即ち、「小当りラッシュ準備演出モード」は「10回」の特図2遊技および「60秒」の限度時間を有効期間とするものであり、「10回」の特図2遊技の期間および「60秒」の期間はサポート遊技状態での所定期間に相当する。
「電サポ状態」「高確率状態」での「小当りラッシュ準備演出モード」の所定期間内にアナウンス画像A1とアナウンス画像A2とグラフ画像Mを表示し、遊技者に遊技球を第2可変始動口16に入球させることを促す誘導演出を行ったので、所定期間内に数多くの遊技球を第2可変始動口16に入球させることに応じて保留回数を最大値まで増やす新たな遊技性を付与することが可能になる。
「小当りラッシュ準備演出モード」での所定期間「60秒」内に特図2保留数が最大値に到達した場合には演出図柄遊技の画像としてスペシャル演出図柄遊技の画像を表示したので、特図2保留数を所定期間内に最大値に増やすことに対する楽しみを遊技者に与えることが可能になる。
[小当りラッシュ準備演出モード]および「小当りラッシュ演出モード」中に遊技球が第2可変始動口16に有効に入球した場合には、図36に示すように、稲妻画像Thが表示される。この稲妻画像Thは第2可変始動口16の真上を起点とするものであり、予告領域E1に女性画像W,W1~W3が表示される場合には予告領域E1を終点とし、予告領域E2に女性画像W,W1~W3が表示される場合には予告領域E2を終点とし、予告領域E3に女性画像W,W1~W3が表示される場合には予告領域E3を終点とし、予告領域E4に女性画像W,W1~W3が表示される場合には予告領域E4を終点とする。即ち、稲妻画像Thはその終点の位置によって女性画像W,W1~W3の表示位置を遊技者に示唆するものである。
上記実施例1ないし3においては、遊技球が第2可変始動口16に有効に入球した場合に「小当り」「外れ」「大当り」に加えて「特典付き小当り」を判定する構成としても良い。この構成の場合には「小当り」と判定されることに応じて遊技球がVゾーン25に進入することを許容しない小当り遊技パターンで小当り遊技を行い、「特典付き小当り」と判定されることに応じて遊技球がVゾーン25に進入することを許容する小当り遊技パターンで小当り遊技を行い、遊技球がVゾーン25に進入することに応じて小当り遊技を大当り遊技に移行させることが好ましい。
上記実施例1ないし3においては、「小当りラッシュ演出モード」中に予告領域E1~E4の全てに女性画像W1または女性画像Wが表示された場合に右打ちを促すアナウンス画像A1を消去しても良い。この構成の場合には遊技者が遊技球を無駄に発射する所謂無駄打ちを抑えることが可能となる。
上記実施例1ないし3においては、「電サポ状態」「高確率状態」で4つの特図2の当否の事前判定結果に「非電サポ状態」「通常確率状態」が設定されることとなる「大当り図柄1」「大当り図柄2」がいずれも含まれていない場合に非転落演出を実行し、「心配無用」の予告画像DYを表示しても良い。要は当否の事前判定結果が特典遊技状態の解除条件とならないものである場合に所定条件が成立したと判定し、当該事前判定結果に応じた期間内で特典遊技状態の解除が行われない旨を報知する演出または特典遊技状態が継続する旨の演出を行えば良い。
上記実施例1ないし3においては、「小当りラッシュ演出モード」中に2回または3回の演出図柄遊技を1つの単位回数として「心配無用」の特殊な予告画像DYを表示しても良く、要は「高確率状態」の限度回数に比べて少ない複数回の演出図柄遊技で予告画像DYを表示すれば良い。
上記実施例1ないし3においては、誘導演出として「保留を満タンにせよ!」の画像を表示しても良く、要は特図2保留数を上限値まで増やすことを遊技者に促す演出を行えば良い。
本発明は上記実施例1ないし3に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することが可能である。
遊技機には遊技球が所定の入球領域に有効に入球した場合に図柄遊技の画像を表示する構成のものがある。この図柄遊技の画像は識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示するものであり、遊技者には識別図柄の可変停止状態での態様に応じて当否の判定結果が報知される(特開2016-158689号公報参照)。この従来の遊技機には当りと判定されたことを条件に当り遊技の終了後に遊技者有利な特典遊技状態へ移行する構成のものがある。この特典遊技状態には限度回数の当否の判定が行われるまで継続可能な限度付きのものがあり、限度付きの特典遊技状態では遊技者に極力数多くの楽しみの機会を与えることが好ましい。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は限度付きの特典遊技状態での遊技の趣向性の向上を図り得る遊技機を提供することにある。
遊技球が所定の始動領域に有効に入球した場合に当否を判定する遊技手段と、
前記遊技手段の当否の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の画像が表示される表示器と、
前記図柄遊技の演出内容を制御する演出制御手段を備え、
前記遊技手段は前記当りと判定したことを条件に遊技状態を遊技者有利な特典遊技状態に移行させ、当該特典遊技状態を所定の限度回数の当否の判定を行うまで継続させることが可能なものであり、前記演出制御手段は前記特典遊技状態で所定条件が成立した場合に前記限度回数に比べて少ない複数回の図柄遊技で所定の特殊演出を行うことが可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、限度付きの特典遊技状態で所定条件が成立した場合に特殊演出が行われる。この特殊演出は特典遊技状態の限度回数に比べて少ない複数回の図柄遊技で行われるものであり、遊技者に特殊演出を楽しむ多数の機会を与えることになる。このため、限度付きの特典遊技状態での遊技の趣向性を高めることが可能になる。
前記遊技手段の当否の判定結果を先読みする先読み手段を備え、
前記演出制御手段は前記特典遊技状態の解除条件とならない1以上の先読み結果を前記先読み手段が有している場合に前記所定条件が成立したとすることを特徴とする参考発明[1-1]に記載の遊技機。
上記手段によれば、限度付きの特典遊技状態が解除されない場合に特殊演出が行われる。このため、遊技者にとって特殊演出そのものに加えて限度付きの特典遊技状態の継続を知る楽しみができるので、限度付きの特典遊技状態での遊技の趣向性を一層高めることが可能になる。
前記演出制御手段は前記先読み手段の先読み結果の全てが前記特典遊技状態の解除条件とならないものである場合に前記所定条件が成立したとすることを特徴とする参考発明[1-1]に記載の遊技機。
上記手段によれば、限度付きの特典遊技状態がある程度の期間内には解除されない場合に特殊演出が行われる。このため、遊技者にとって限度付きの特典遊技状態がある程度は継続することを知る楽しみができるので、限度付きの特典遊技状態での遊技の趣向性を一層高めることが可能になる。
前記演出制御手段は前記特殊演出として前記特典遊技状態の継続を遊技者に示唆する演出を行うことを特徴とする参考発明[1-1]ないし[1-3]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、限度付きの特典遊技状態が解除されない場合に特典遊技状態の継続が遊技者に直接的に示唆されるので、限度付きの特典遊技状態が継続することを遊技者に明確に伝えることが可能になる。
前記遊技手段は前記特典遊技状態の解除条件とならずに遊技球が所定の入球領域に入球することを許容することとなる当りを判定することが可能なものであり、前記特典遊技状態の解除条件とならない先読み結果は当該当りの先読み結果であることを特徴とする参考発明[1-2]または[1-3]に記載の遊技機。
遊技球が所定の始動領域に有効に入球した場合に当否を判定する遊技手段と、前記遊技手段の当否の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の画像が表示される表示器と、前記図柄遊技の演出内容を制御する演出制御手段を備え、前記遊技手段は前記当りと判定したことを条件に遊技状態を遊技者有利な特典遊技状態に移行させ、当該特典遊技状態を所定の限度回数の当否の判定を行うまで継続させることが可能なものであり、前記演出制御手段は前記特典遊技状態では前記限度回数に比べて少ない複数回を限度数とする図柄遊技を対象に特殊な演出モードを設定し、所定条件が成立した場合に当該演出モードを解除することが可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、限度付きの特典遊技状態で特殊な演出モードが設定される。この特殊な演出モードは特典遊技状態の限度回数に比べて少ない複数回を限度数とする図柄遊技を対象に設定されるものであり、所定条件が成立した場合に解除される。このため、遊技者に特殊な演出モードを楽しむ多数の機会を与えることになるので、限度付きの特典遊技状態での遊技の趣向性を高めることが可能になる。
遊技機には遊技球が所定の入球領域に有効に入球する毎に表示器に保留画像を表示し、当否の判定処理の保留回数を保留画像の表示個数によって遊技者に報知する構成のものがある(特開2016-158689号公報参照)。この従来の遊技機の場合には遊技球の入球毎に保留画像の表示個数が増えるだけ視覚的な趣向性に乏しい。参考発明[3-1]~[3-8][4-1]は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は遊技の視覚的な趣向性を高めることが可能な遊技機を提供することにある。
遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態間で切換えられるものであって、サポート遊技状態では非サポート遊技状態に比べて多数個の遊技球の入球が許容される可変領域と、
当否の判定を実行可能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定を実行するものであって、当否の判定を実行不能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定の実行を所定の上限値を限度に保留する当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否の判定の保留回数を前記上限値まで増やすことを遊技者に促す誘導演出を前記サポート遊技状態での所定期間内に行うことが可能な保留演出手段を備えたことを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、サポート遊技状態の所定期間内に誘導演出が行われるので、所定期間内に数多くの遊技球を可変領域に入球させることに応じて保留回数を上限値まで増やす新たな遊技性を付与することが可能になる。
遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態間で切換えられるものであってサポート遊技状態では非サポート遊技状態に比べて多数個の遊技球の入球が許容される可変領域と、当否の判定を実行可能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定を実行するものであって当否の判定を実行不能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定の実行を所定の上限値を限度に保留する当否判定手段と、前記サポート遊技状態で当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出を行うことが可能な保留演出手段を備え、 前記保留演出手段は当否の判定の保留回数が保留演出の実行中に増加した場合には実行中の今回の保留演出を終えるまで次回の保留演出の開始を保留することを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出が行われるので、遊技球の入球毎に保留画像を表示していた従来に比べて遊技の視覚的な趣向性が向上する。しかも、保留演出がサポート遊技状態で行われる。このサポート遊技状態では遊技球の可変領域への入球の難易度が低く、保留演出の実行中に可変領域に遊技球が入球することがある。この場合には実行中の今回の保留演出の終了後に次回の保留演出が開始されるので、遊技球が可変領域に入球する毎に保留演出を楽しむ機会を遊技者に確実に与えることが可能になる。
前記保留演出手段は、前記サポート遊技状態での所定期間内に前記保留演出を行うことが可能なものであって、前記保留演出として、当否の判定の保留回数を前記上限値まで増やすことを遊技者に促す誘導演出を行うことを特徴とする[参考発明3-2]に記載の遊技機。
上記手段によれば、サポート遊技状態の所定期間内に誘導演出が行われるので、所定期間内に数多くの遊技球を可変領域に入球させることに応じて保留回数を所定値まで増やす新たな遊技性を付与することが可能になる。
前記保留演出手段は、前記保留演出として、遊技者に保留回数を報知する保留画像の表示および保留画像の表示を示唆する示唆画像の表示を互いに連係して行うことを特徴とする[参考発明3-2]または[参考発明3-3]に記載の遊技機。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に示唆画像が表示されることに応じて保留画像の表示が示唆される。このため、遊技者が示唆画像および保留画像のそれぞれから保留回数の1回の増加を合計で2回認識することが可能になるので、保留回数の増加に対する遊技者の喜びを高めることが可能になる。
前記保留演出手段は、前記示唆画像として、所定の表示器の表示領域内のうち前記可変領域の近傍を起点に延びる態様の画像を当該表示領域内に表示することを特徴とする[参考発明3-4]に記載の遊技機。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に可変領域の近傍を起点に延びる態様の画像が示唆画像として表示されるので、遊技球が可変領域に有効に入球したことを示唆画像から遊技者に明確に認識させることが可能になる。
前記保留演出手段は、前記示唆画像の表示後に前記示唆画像の終点の近傍に前記保留画像を単位個数だけ表示することを特徴とする[参考発明3-5]に記載の遊技機。
請求項4に記載の遊技機は、前記保留演出手段は前記示唆画像の表示後に前記示唆画像の終点の近傍に前記保留画像を表示するところに特徴を有する。
上記手段によれば、示唆画像の表示後に示唆画像の終点の近傍に保留画像が表示されるので、保留画像が遊技球の可変領域に対する有効な入球に起因するものであると遊技者に認識させることが可能になる。
当否の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の画像を表示する図柄遊技手段を備え、前記図柄遊技手段は、当否の判定の保留回数が前記上限値に到達した場合に前記図柄遊技の画像を所定内容で演出することを特徴とする[参考発明3-1]ないし[参考発明3-6]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、所定期間内に保留回数が上限値に到達した場合には図柄遊技の画像が所定内容で演出されるので、所定期間内に保留回数を上限値に増やすことに対する楽しみを遊技者に与えることが可能になる。
前記保留演出手段は、当否の判定の保留回数が前記上限値に到達した場合に前記誘導演出を停止することを特徴とする[参考発明3-1]、[参考発明3-3]ないし [参考発明3-7]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が前記所定期間内に前記所定値に到達した場合に遊技球の発射停止が遊技者に示唆されるので、遊技者が遊技球を無駄に消費してしまうことを防止することが可能になる。
遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態間で切換えられる可変領域と、当否の判定を実行可能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定を実行するものであって当否の判定を実行不能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定の実行を保留する当否判定手段と、当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出を行うことが可能な保留演出手段と、当否の判定の保留回数が保留演出の実行中に増加した場合に次回の保留演出の開始を遅らせる遅延演出手段を備え、前記保留演出は遊技者に保留回数を報知する保留画像の表示および保留画像の表示を示唆する示唆画像の表示を含むものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出が行われるので、遊技球の入球毎に保留画像を表示していた従来に比べて遊技の視覚的な趣向性が向上する。しかも、今回の保留演出の実行中に可変領域に遊技球が入球することがある。この場合には次回の保留演出の開始が遅延されるので、遊技球が可変領域に入球する毎に保留演出を楽しむ機会を遊技者に確実に与えることが可能になる。
Claims (8)
- 遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態間で切換えられるものであって、サポート遊技状態では非サポート遊技状態に比べて多数個の遊技球の入球が許容される可変領域と、
当否の判定を実行可能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定を実行するものであって、当否の判定を実行不能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定の実行を所定の上限値を限度に保留する当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否の判定の保留回数を前記上限値まで増やすことを遊技者に促す誘導演出を前記サポート遊技状態での所定期間内に行うことが可能な保留演出手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態間で切換えられるものであって、サポート遊技状態では非サポート遊技状態に比べて多数個の遊技球の入球が許容される可変領域と、
当否の判定を実行可能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定を実行するものであって、当否の判定を実行不能な状態では遊技球が前記可変領域に入球することに応じて当否の判定の実行を所定の上限値を限度に保留する当否判定手段と、
前記サポート遊技状態で当否の判定の保留回数が増加した場合に保留演出を行うことが可能な保留演出手段を備え、
前記保留演出手段は、当否の判定の保留回数が保留演出の実行中に増加した場合には実行中の今回の保留演出を終えるまで次回の保留演出の開始を保留することを特徴とする遊技機。 - 前記保留演出手段は、前記サポート遊技状態での所定期間内に前記保留演出を行うことが可能なものであって、前記保留演出として、当否の判定の保留回数を前記上限値まで増やすことを遊技者に促す誘導演出を行うことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記保留演出手段は、前記保留演出として、遊技者に保留回数を報知する保留画像の表示および保留画像の表示を示唆する示唆画像の表示を互いに連係して行うことを特徴とする請求項2または3に記載の遊技機。
- 前記保留演出手段は、前記示唆画像として、所定の表示器の表示領域内のうち前記可変領域の近傍を起点に延びる態様の画像を当該表示領域内に表示することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記保留演出手段は、前記示唆画像の表示後に前記示唆画像の終点の近傍に前記保留画像を単位個数だけ表示することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
- 当否の判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の画像を表示する図柄遊技手段を備え、
前記図柄遊技手段は、当否の判定の保留回数が前記上限値に到達した場合に前記図柄遊技の画像を所定内容で演出することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の遊技機。 - 前記保留演出手段は、当否の判定の保留回数が前記上限値に到達した場合に前記誘導演出を停止することを特徴とする請求項1、3~7のいずれかに記載の遊技機。
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