JP2023147584A - プラズマを用いた基板処理装置および方法 - Google Patents

プラズマを用いた基板処理装置および方法 Download PDF

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チェ オム,ヨン
Young Je Um
ファン リ,チ
Ji Hwan Lee
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Dong Sub Oh
ソプ ノ,ミョン
Myoung Sub Noh
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Abstract

【課題】プラズマの均一性を極大化させる基板処理装置および方法を提供する。
【解決手段】基板を処理するためのプラズマ生成モジュールは、第1方向Xに互いに並んで配置された多数の第1電極TE1、TE2と、第1方向と異なる第2方向Yに互いに並んで配置された多数の第2電極BE1、BE2と、多数の第1電極と多数の第2電極と連結された多数のマイクロプラズマセルMPC1~MPC4を含むアレイを含む。方法は、多数のマイクロプラズマセルに工程ガスを提供し、処理空間に反応ガスを提供し、多数のマイクロプラズマセルのうち第1マイクロプラズマセルには第1大きさの第1エネルギを提供し、第2マイクロプラズマセルには第1大きさと異なる第2大きさの第2エネルギを提供し、第1マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量と、第2マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量が異なるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明はプラズマを用いた基板処理装置および方法に関する。
半導体装置またはディスプレイ装置を製造する際には、プラズマを用いた多様な工程(例えば、エッチング、アッシング、イオン注入、洗浄など)が用いられる。プラズマを用いた基板処理装置は、プラズマ発生方式によってCCP(Capacitively Coupled Plasma)タイプとICP(Inductively Coupled Plasma)タイプに区分できる。CCPタイプはチャンバ内に二つの電極が互いに向かい合うように配置され、二つの電極のいずれか一つまたは両方にRF信号を印加してチャンバ内に電場を形成することによってプラズマを生成する。これに対して、ICPタイプはチャンバに一つまたはそれ以上のコイルが設けられ、コイルにRF信号を印加してチャンバ内に電磁場を誘導することによってプラズマを生成する。
一方、従来のプラズマを用いた基板処理装置(例えば、RDC(Radical Dry Clean)装備)の場合、ガス流量、比率、圧力、RF電力の周波数および大きさのような工程パラメータを調節してプラズマの均一性(uniformity)を向上させようとする。それにもかかわらず、生成されたプラズマは非対称(asymmetric)形状であり得るため、チャック内にマルチゾーン(multi-zone)温度制御装置を追加したり、ラジカルや反応ガスの拡散のためのバッファ空間を確保したりもする。そのため、プラズマを用いた基板処理装置は構造が複雑になり、かつ体積が増加する。
本発明が解決しようとする課題は、プラズマの均一性を極大化させ得る基板処理装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、プラズマの均一性を極大化させ得る基板処理方法を提供することにある。
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていない他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
前記課題を達成するための本発明の基板処理装置の一面(aspect)は、基板が配置される処理空間;および前記基板を処理するためのプラズマを生成する、プラズマ生成モジュールを含み、前記プラズマ生成モジュールは、第1方向に、互いに並んで配置された多数の第1電極と、前記第1方向と異なる第2方向に、互いに並んで配置された多数の第2電極と、多数のマイクロプラズマセルを含むアレイであって、各マイクロプラズマセルは対応する第1電極および第2電極に連結され、前記対応する第1電極に印加される第1電圧および前記対応する第2電極に印加される第2電圧に応じてプラズマを生成するアレイを含む。
前記課題を達成するための本発明の基板処理装置の他の面は、プラズマ形成空間と、前記プラズマ形成空間の上側に配置され、前記プラズマ形成空間内に工程ガスを引込するための引込口が形成された第1プレートと、前記プラズマ形成空間の下側に配置され、前記プラズマ形成空間で形成されたプラズマの一部成分をフィルタリングするための排出口が形成される第2プレートと、前記第1プレートに設けられ、第1方向に長く延びた第1電極と、前記第2プレートに設けられ、前記第1方向と異なる第2方向に長く延びた第2電極と、前記プラズマ形成空間を貫通して前記第1プレートと前記第2プレートを連結し、励起されていない反応ガスを伝達するバイパスラインを含む。
前記他の課題を達成するための本発明の基板処理方法の一面は、基板を処理するための処理空間と、前記基板を処理するためのプラズマを生成するプラズマ生成モジュールを含み、前記プラズマ生成モジュールは第1方向に互いに並んで配置された多数の第1電極と、前記第1方向と異なる第2方向に互いに並んで配置された多数の第2電極と、前記多数の第1電極と前記多数の第2電極と連結された多数のマイクロプラズマセルを含むアレイを含む基板処理装置を提供し、前記多数のマイクロプラズマセルに工程ガスを提供し、前記処理空間に反応ガスを提供し、前記多数のマイクロプラズマセルのうち第1マイクロプラズマセルには第1大きさの第1エネルギを提供し、第2マイクロプラズマセルには前記第1大きさと異なる第2大きさの第2エネルギを提供し、前記第1マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量と、前記第2マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量を異なるようにする。
その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。
本発明の第1実施形態による基板処理装置を説明するための断面図である。 図1のプラズマ生成モジュールを説明するための平面図である。 図2の領域Aを拡大して示す平面図である。 図3のマイクロプラズマセルMPC1を説明するための斜視図である。 本発明の第2実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。 本発明の第4実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。 本発明の第5実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。 本発明の第1実施形態による基板処理方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による基板処理方法を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による基板処理方法を説明するための図である。 本発明の第4実施形態による基板処理方法を説明するための図である。 本発明の第5実施形態による基板処理方法を説明するための図である。 本発明の第6実施形態による基板処理方法を説明するための図である。
以下、添付する図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。本発明の利点および特徴、並びにこれらを達成する方法は添付する図面と共に詳細に後述する実施形態を参照すると明確になる。しかし、本発明は以下に開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で実現でき、本実施形態は単に本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は請求項の範疇によってのみ定義される。明細書全体にわたって同一参照符号は同一構成要素を指すものとする。
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、上部(upper)」などは図面に示されているように一つの素子または構成要素と他の素子または構成要素との相関関係を容易に記述するために使用される。空間的に相対的な用語は図面に示されている方向に加えて使用時または動作時の素子の互いに異なる方向を含む用語として理解されなければならない。例えば、図面に示されている素子をひっくり返す場合、他の素子の「下(below)」または「下(beneath)」と記述された素子は他の素子の「上(above)」に置かれられ得る。したがって、例示的な用語の「下」は下と上の方向をすべて含むことができる。素子は他の方向に配向されてもよく、そのため空間的に相対的な用語は配向によって解釈されることができる。
第1、第2などが多様な素子、構成要素および/またはセクションを記述するために使われるが、これらの素子、構成要素および/またはセクションはこれらの用語によって制限されないのはもちろんである。これらの用語は単に一つの素子、構成要素またはセクションを他の素子、構成要素またはセクションと区別するために使用する。したがって、以下で言及される第1素子、第1構成要素または第1セクションは本発明の技術的思想内で第2素子、第2構成要素または第2セクションであり得るのはもちろんである。
図1は本発明の第1実施形態による基板処理装置を説明するための断面図である。図2は図1のプラズマ生成モジュールを説明するための平面図である。図3は図2の領域Aを拡大して示す平面図である。図4は図3のマイクロプラズマセルMPC1を説明するための斜視図である。
まず、図1を参照すると、本発明の第1実施形態による基板処理装置1は、工程チャンバ100、支持モジュール200、プラズマ生成モジュール300、ガス供給モジュール500などを含む。
工程チャンバ100は内部に基板Wが処理される処理空間101を提供する。工程チャンバ100は円形の筒形状であり得る。工程チャンバ100は金属材質で提供される。例えば、工程チャンバ100はアルミニウム材質で提供される。工程チャンバ100の一側壁には開口130が形成される。開口130は基板Wが搬出入できる出入口として用いられる。出入口はドアによって開閉できる。工程チャンバ100の底面には排気ポート102が設けられる。排気ポート102は処理空間101に発生した副産物が工程チャンバ100の外部に排出される排出口の役割をする。排気ポート102は排気ライン131と連結される。ポンプによって排気動作が行われる。
支持モジュール200は処理空間101内に設けられ、基板Wを支持する。支持モジュール200は静電気力を用いて基板Wを支持する静電チャックであり得るが、これに限定されない。静電チャックは、上面に基板Wが置かれる誘電板、誘電板内に設けられて基板Wが誘電板に吸着するように静電気力を提供する電極、誘電板内に設けられて基板Wの温度制御のために基板Wを加熱するヒーターなどを含む。
ガス供給モジュール500はプラズマ生成モジュール300および/または処理空間101に基板処理のために必要なガスを供給する。
具体的には、第1ガス供給モジュール510は多数のマイクロプラズマセルMPCに工程ガス(process gas)を提供する。工程ガスは例えば、Ar、Heなどのような不活性ガス(inert gas)と、C、N、Fの少なくとも一つを含む化合物からなるガス(CFy、Nなど)を含み得る。
第2ガス供給モジュール520は処理空間101に反応ガス(reaction gas)を提供する。反応ガスはマイクロプラズマセルMPCを迂回し、プラズマで励起されていない状態で処理空間101に直接提供され得る。このような反応ガスは例えば、H、Nの少なくとも一つを含む化合物からなるガス(H、NHなど)を含み得る。
プラズマ生成モジュール300は工程ガスを用いてプラズマを生成し、基板Wを処理するためのプラズマの少なくとも一部成分(例えば、ラジカル)を処理空間101に提供する。
ここで図1および図2を参照してプラズマ生成モジュールについて具体的に説明する。説明の便宜上図2では、マイクロプラズマセルMPCを図示せず、多数の第1電極TEと多数の第2電極BEの配置を中心に図示した。
プラズマ生成モジュール300は多数の第1電極TE、多数の第2電極BE、多数のマイクロプラズマセルMPCを含むアレイを含む。
多数の第1電極TEは第1方向Xに互いに並んで配置される。各第1電極TEは第2方向Yに長く延びて配置される。多数の第1電極TEは第1電源310と第1スイッチングボックス312を介して連結される。
多数の第2電極BEは第2方向Yに互いに並んで配置される。各第2電極BEは第1方向Xに長く延びて配置される。多数の第1電極TEは第2電源320と第2スイッチングボックス322を介して連結される。
図2に例示的に示すように、第1スイッチングボックス312は多数の第1スイッチSW11~SW19を含み、各第1スイッチSW11~SW19は対応する第1電極TEと連結される。第2スイッチングボックス322は多数の第2スイッチSW21~SW29を含み、各第2スイッチSW21~SW29は対応する第2電極BEと連結される。
多数のマイクロプラズマセルMPCは第1方向Xおよび第2方向Yにアレイをなして配置され、各マイクロプラズマセルMPCは対応する第1電極TEおよび第2電極BEに連結される。図2には示していないが、第1電極TEと第2電極BEが交差する領域にマイクロプラズマセルMPCが位置される。例えば、各マイクロプラズマセルMPCの一側(例えば、上側)には対応する第1電極TEが連結され、他側(例えば、下側)には対応する第2電極BEが連結され得る。
第1スイッチングボックス312は第1選択信号CS1の提供を受け、第2スイッチングボックス322は第2選択信号CS2の提供を受ける。例えば、第1選択信号CS1が第1スイッチSW14を選択する信号(すなわち、第1スイッチSW14をターンオンする信号)であり、第2選択信号CS2が第2スイッチSW23を選択する信号(すなわち、第2スイッチSW23をターンオンする信号)の場合、第1スイッチSW14と連結された第1電極TEと、第2スイッチSW23と連結された第2電極BEが交差するマイクロプラズマセルMPCが選択される。第1スイッチSW14がターンオンされたので第1電源310から第1電圧が、選択されたマイクロプラズマセルMPCに提供され、第2スイッチSW23がターンオンされたので第2電源320から第2電圧が、選択されたマイクロプラズマセルMPCに提供され、選択されたマイクロプラズマセルMPCは工程ガスを用いてプラズマを生成する。
なお、図2ではマイクロプラズマセルMPCが円形に配列されることを説明したが、これに限定されない。すなわち、マイクロプラズマセルMPCは方形(rectangular)に配列されることもできる。
ここで図3および図4を参照して、マイクロプラズマセルMPCの具体的な形状を説明する。
図3に示すように、多数の第1電極TE1,TE2が第1方向Xに互いに並んで配置され、多数の第2電極BE1,BE2が第2方向Yに互いに並んで配置される。
第1電極TE1と第2電極BE1が交差する領域に第1マイクロプラズマセルMPC1が配置され、第1電極TE1と第2電極BE2が交差する領域に第2マイクロプラズマセルMPC2が配置され、第1電極TE2と第2電極BE1が交差する領域に第3マイクロプラズマセルMPC3が配置され、第1電極TE2と第2電極BE2が交差する領域に第4マイクロプラズマセルMPC4が配置される。
図4に示すように、第1マイクロプラズマセルMPC1はプラズマ形成空間16、第1プレート12、第2プレート13などを含む。
第1プレート12はプラズマ形成空間16の一側に配置される。第1プレート12は不導体特性を有する誘電体(例えば、Y、Al)からなる。
また、第1プレート12には第1マイクロプラズマセルMPC1に対応する第1電極TE1が設けられ、プラズマ形成空間16内に工程ガスを引込するための引込口31が形成され得る。
第1電極TE1は第1プレート12の内側に設けられてもよく、第1プレート12の一面(例えば、上面)に設けられてもよい。図示するように、第1電極TE1はプラズマ形成空間16の中心を通過するように配置されるが、これに限定されない。すなわち、プラズマ形成空間16の片寄って配置されることもできる。
図4に示すように、第1電極TE1は2個のバス電極TE,TEを含む。2個のバス電極TE,TEは第1方向Xに互いに並んで配置される。ただし、第1電極TE1の形状および/または構成は、電圧印加方式によって変わり得る。
第2プレート13はプラズマ形成空間16の他側に配置される。第2プレート13は不導体特性を有する誘電体(例えば、Y、Al)からなる。
また、第2プレート13には第1マイクロプラズマセルMPC1に対応する第2電極BE1が設けられ、プラズマ形成空間16で形成されたプラズマの一部成分をフィルタリングする排出口51が形成される。排出口51は形成されたプラズマのイオン成分はブロッキングし、プラズマのラジカルは通過させる。形成されるプラズマのシース(sheath)の厚さを考慮して排出口51のサイズを決めることによって、プラズマのイオン成分をブロッキングできる。例えば、排出口51が円形の場合、排出口51の半径をシースの厚さより小さく決めると、プラズマのイオン成分が排出口51を通過できないこともある。
第2電極BE1は第2プレート13の内側に設けられてもよく、第2プレート13の他面(例えば、下面)に設けられてもよい。図示するように、第2電極BE1はプラズマ形成空間16の中心を通過するように配置されるが、これに限定されない。すなわち、プラズマ形成空間16の片寄って配置されることもできる。
また、第1マイクロプラズマセルMPC1にはバイパスライン41がさらに設けられてもよい。バイパスライン41はプラズマ形成空間16を貫通して第1プレート12と第2プレート13を連結する。反応ガスはバイパスライン41を介して、第1マイクロプラズマセルMPC1をバイパスして処理空間(図1の101参照)に提供される。バイパスライン41が第1マイクロプラズマセルMPC1を貫通するように設けることによって、第1マイクロプラズマセルMPC1と関係なくバイパスラインを別に設けることより空間を減らすことができる。
図3を再び参照すると、引込口31,32は第1電極TE1を中心に第1電極TE1の両側に配置される。引込口33,34は第1電極TE2を中心に、第1電極TE2の両側に配置される。同様に、バイパスライン41,42は第1電極TE1を中心に第1電極TE1の両側に配置される。バイパスライン43,44は第1電極TE2を中心に第1電極TE2の両側に配置される。
また、引込口31,33は第2電極BE1を中心に第2電極BE1の両側に配置される。引込口32,34は第2電極BE2を中心に第2電極BE2の両側に配置される。同様に、バイパスライン41,43は第2電極BE1を中心に第2電極BE1の両側に配置される。バイパスライン42,44は第2電極BE2を中心に第2電極BE2の両側に配置される。
したがって、各マイクロプラズマセル(例えば、MPC1)で、2個の引込口31が対角線方向に位置し、2個のバイパスライン41が対角線方向に位置する。このように配置されることによってプラズマ形成空間16内で均一にプラズマを形成させることができ、プラズマのラジカル成分が処理空間(図1の101参照)に均一に転写され、安定した基板処理動作が行われる。
図4を再び参照してマイクロプラズマセルMPC1の動作過程を説明すると、第1電極TEのうちバス電極TEに既に設定された電圧が印加され、第2電極BEに既に設定された電圧が印加されると、第1プレート12および第2プレート13の周辺に電荷が形成される。次に、バス電極TEとバス電極TEに既に設定された電圧を交互に電圧を印加すると、プラズマ形成空間16で放電が起きて工程ガスを励起させてプラズマを形成する。
形成されたプラズマのうちイオン成分は排出口51でフィルタリングされて排出口51を通過できず、ラジカル成分(例えば、Fラジカル)は排出口51を通過して処理空間(図1の101)に提供され得る。なお、反応ガスはマイクロプラズマセルMPC1を貫通して処理空間101に提供される。処理空間101でラジカル成分と反応ガスが化学的に反応してエッチャント(例えば、NH.HF,NH)を作って、エッチャントによって基板処理が行われる。
整理すると、本発明の第1実施形態による基板処理装置1において、アレイ形態で配列された多数のマイクロプラズマセルMPCが用いられる。したがって、各マイクロプラズマセルMPC別に提供される電圧および/または工程ガスを制御することによって、各マイクロプラズマセルMPCで生成されるプラズマの大きさ、密度などを制御することができる。そのため処理空間101に伝達されるプラズマのラジカルの量および密度なども制御することができる。また、マイクロプラズマセルMPCを貫通して反応ガスが提供されるので、ラジカルと反応ガスの化学反応により生成されるエッチャントの量も均一に制御することができる。また、基板処理装置1はマイクロプラズマセルMPCを貫通するバイパスライン41を有するので、基板処理装置1の全体的な体積を減らすことができる。
図5は本発明の第2実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。説明の便宜上図1ないし図4を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
図5を参照すると、本発明の第2実施形態による基板処理装置2において、引込口31,32は第1電極TE1を中心に第1電極TE1の一側に配置される。引込口33,34は第1電極TE2を中心に第1電極TE2の一側に配置される。同様に、バイパスライン41,42は第1電極TE1を中心に第1電極TE1の一側に配置される。バイパスライン43,44は第1電極TE2を中心に第1電極TE2の一側に配置される。
また、引込口31,33は第2電極BE1を中心に第2電極BE1の一側に配置される。引込口32,34は第2電極BE2を中心に第2電極BE2の一側に配置される。同様に、バイパスライン41,43も第2電極BE1を中心に第2電極BE1の一側に配置される。バイパスライン42,44は第2電極BE2を中心に第2電極BE2の一側に配置される。
すなわち、各マイクロプラズマセル(例えば、MPC1)において、第1電極TE1と第2電極BE1はプラズマ形成空間を片寄って配置され、プラズマ形成空間の残りの空間に引込口31およびバイパスライン41が配置される。マイクロプラズマセルMPC1のサイズが小さくなると、図3のようにマイクロプラズマセルMPC1内に2個の引込口31および2個のバイパスライン41を設置することが難しい。このような場合、引込口31をマイクロプラズマセルMPC1の中心に配置し、バイパスライン41を引込口31の周辺に配置し得る。このように配置することによってプラズマ形成空間16内で均一にプラズマを形成させることができ、プラズマのラジカル成分が処理空間(図1の101参照)に均一に転写し、安定した基板処理動作が行われる。
図6は本発明の第3実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。説明の便宜上図1ないし図5を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
図6を参照すると、本発明の第3実施形態による基板処理装置3において、各マイクロプラズマセルMPC1~MPC4内には引込口31~34が配置され、バイパスライン45は配置されない。
バイパスライン45はマイクロプラズマセルMPC1~MPC4を互いに分離するための領域に設けられてもよい。例えば、隣接するマイクロプラズマセルMPC1~MPC4の間には側壁が形成されるが、バイパスライン45は側壁を貫通して配置される。ここで、側壁はマイクロプラズマセル(例えば、MPC1)内でのプラズマ形成空間(例えば、図4の16参照)を定義するために、プラズマ形成空間16を囲む壁を意味する。
特に図示するように、隣接するマイクロプラズマセルMPC1~MPC4のエッジ空間にバイパスライン45を設けることによって、バイパスライン45を設けるための空間を最小化することができる。
図7は本発明の第4実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。説明の便宜上図1ないし図6を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
図7を参照すると、本発明の第4実施形態による基板処理装置4において、第1電極TE1,TE2,TE3は第1方向Xに互いに並んで配置され、第2電極BE1,BE2,BE3は第2方向Yに互いに並んで配置される。反面、マイクロプラズマセルMPC1~MPC4は第1方向Xおよび第2方向Yでない他の方向にアレイをなす。例えば、図7ではマイクロプラズマセルMPC1~MPC4は方向X’および方向Y’にアレイをなしている。例えば、方向X’は第1方向Xに対して45°傾き、方向Y’は第2方向Yに対して45°傾く。
引込口31、バイパスライン41は第1電極TE1を中心に第1電極TE1の両側に配置される。引込口32,33、バイパスライン42,43は第1電極TE2を中心に第1電極TE2の両側に配置される。引込口34、バイパスライン44は第1電極TE3を中心に第1電極TE3の両側に配置される。
また、引込口33、バイパスライン43は第2電極BE1を中心に第2電極BE1の両側に配置される。引込口31,34、バイパスライン41,44は第2電極BE2を中心に第2電極BE2の両側に配置される。引込口32、バイパスライン42は第2電極BE3を中心に第2電極BE3の両側に配置される。
図8は本発明の第5実施形態による基板処理装置を説明するための平面図である。説明の便宜上図1ないし図7を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明し、図8では第1電極および第2電極を図示しない。
図8を参照すると、本発明の第1ないし第4実施形態による基板処理装置1~4において、反応ガスはマイクロプラズマセルMPC1~MPC4を貫通するバイパスライン41~44を介して供給される。
反面、本発明の第5実施形態による基板処理装置5において、マイクロプラズマセルMPC5,MPC6はバイパスラインを備えない。マイクロプラズマセルMPC5,MPC6の第1プレート(すなわち、上部プレート,12a)には工程ガスが提供される引込口35,36が設けられ、第2プレート(すなわち、下部プレート,13a)には形成されたプラズマの一部成分(例えば、イオン成分)をブロッキングしてラジカルを通過させる排出口55,56が設けられる。
第2プレート13aには反応ガスラインおよび供給孔45,46が設けられてもよい。反応ガスは反応ガスラインに沿って移動し、供給孔45,46を介して処理空間101に提供される。
以下、図9ないし図14を用いて、本発明のいくつかの実施形態による基板処理方法を説明する。
図9は本発明の第1実施形態による基板処理方法を説明するための図である。
図3、図4および図9を参照すると、時間t0で、工程ガスが引込口31~34を介してマイクロプラズマセルMPC1~MPC4のプラズマ形成空間16に供給し始める。反応ガスはバイパスライン41~44を介して処理空間101に供給し始める。したがって、プラズマ形成空間16および処理空間101の圧力は高まり始める。工程ガスはフッ素含有ガス(例えば、三フッ化窒素)であり、反応ガスは窒素および水素含有ガス(例えば、アンモニア)であり得る。
時間t1で、プラズマ形成空間16および処理空間101の圧力が既に設定された値に達する。第1電極TE1,TE2および第2電極BE1,BE2に既に設定された電圧を印加する。例えば、第1電極TE1,TE2には適切な高周波電圧を印加し得る。第1電極TE1,TE2のバス電極TExとバス電極TEyに既に設定された電圧を交互に印加し得る。第2電極BE1,BE2には接地電圧を印加し得る。時間t1から時間t2までプラズマが形成され、処理空間101で基板に対する処理が行われる。
時間t2で、第1電極TE1,TE2および第2電極BE1,BE2への電圧印加を中止する。そして、プラズマ形成空間16および処理空間101を排気し始める。
図9ではプラズマ形成空間16および処理空間101の圧力が同じ時点(すなわち、時間t1)で既に設定された値に達することで説明したが、これに限定されない。すなわち、互いに異なる時点でプラズマ形成空間16および処理空間101の圧力が既に設定された値に達することができる。このような場合、プラズマ形成空間16および処理空間101の圧力がいずれも既に設定された値に達した後に、第1電極TE1,TE2および第2電極BE1,BE2に既に設定された電圧を印加する。
図10は本発明の第2実施形態による基板処理方法を説明するための図である。説明の便宜上図9を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
図9ではすべてのマイクロプラズマセルMPC1~MPC4に同じ時点(すなわち、時間t1)で電圧印加を始めて同じ時点(すなわち、時間t2)で電圧印加を中止した。
反面、図10では各マイクロプラズマセルMPC1~MPC4に電圧印加する区間を異なるように調節することができる。例えば、マイクロプラズマセルMPC1には第1時間の間(すなわち、時間t1~時間t21)電圧を印加してプラズマを形成する。反面、マイクロプラズマセルMPC4には第1時間と異なる第2時間の間(すなわち、時間t1~時間t22)電圧を印加してプラズマを形成することができる。
図10ではマイクロプラズマセルMPC1,MPC4に電圧を印加する開始時点(時間t1)は同一であることを図示したが、これに限定されない。
本発明の第2実施形態による基板処理方法によれば、各マイクロプラズマセルMPC1~MPC4がプラズマを生成する時間を調節することができる。例えば、基板Wの一部分が他の部分に比べてプラズマ洗浄がよく行われない場合、前記一部分に対応するマイクロプラズマセルMPC4は相対的に長い時間の間プラズマを生成し、他の部分に対応するマイクロプラズマセルMPC1は相対的に短い時間の間プラズマを生成する。このようにすることで、基板W全体における基板処理結果を均一にすることができる。
図11は本発明の第3実施形態による基板処理方法を説明するための図である。説明の便宜上図9および図10を用いて説明した内容と異なる点を中心に説明する。
図11では、各マイクロプラズマセルMPC1~MPC4に印加する電圧(すなわち、エネルギ)の大きさを異なるように調節することができる。例えば、マイクロプラズマセルMPC1には第1大きさh1の電圧(または第1大きさh1のエネルギ)を印加し、マイクロプラズマセルMPC4には第1大きさh1と異なる第2大きさh2の電圧(または第2大きさh2のエネルギ)を印加する。このようにすることで、マイクロプラズマセルMPC1とマイクロプラズマセルMPC4で生成されるプラズマの量を異なるようにすることができる。これにより、マイクロプラズマセルMPC1で生成されるプラズマのラジカル量と、マイクロプラズマセルMPC4で生成されるプラズマのラジカル量を異なるように調節することができる。
例えば、基板Wの一部分が他の部分に比べてプラズマ洗浄がよく行われない場合、前記一部分に対応するマイクロプラズマセルMPC4には相対的に大きい電圧を印加してプラズマを生成し、他の部分に対応するマイクロプラズマセルMPC1には相対的に小さい電圧を印加してプラズマを生成する。このようにすることで、基板W全体における基板処理結果を均一にすることができる。
別に図示していないが、図10と図11を用いて説明した方式を組み合わせることもできる。すなわち、マイクロプラズマセルMPC4内でプラズマを生成するために提供されるエネルギの大きさおよび提供時間を、マイクロプラズマセルMPC1内でプラズマを生成するために提供されるエネルギの大きさおよび提供時間と異なるように調節することもできる。
図12は本発明の第4実施形態による基板処理方法を説明するための図である。図13は本発明の第5実施形態による基板処理方法を説明するための図である。
図12および図13を参照すると、基板W全体に対して基板処理結果を均一にするために、区間P1,P2によってプラズマを生成するマイクロプラズマセルMPC1~MPC4を異なるようにすることができる。
図面で「ON」と表示されたものは、対応するマイクロプラズマセル(例えば、MPC1)に適切な電圧が印加されてプラズマが生成されることを意味する。図面で「OFF」と表示されたものは、対応するマイクロプラズマセル(例えば、MPC1)がプラズマを生成しないことを意味する。
図12に図示するように、第1区間P1で第1および第4マイクロプラズマセルMPC1,MPC4はプラズマを生成し、第2および第3マイクロプラズマセルMPC2,MPC3はプラズマを生成しない。
第2区間P2で第1および第4マイクロプラズマセルMPC1,MPC4はプラズマを生成せず、第2および第3マイクロプラズマセルMPC2,MPC3はプラズマを生成する。
第1区間P1と第2区間P2は交互に繰り返して行われ得る。
図13に示すように、第1区間P1で第1および第3マイクロプラズマセルMPC1,MPC3はプラズマを生成し、第2および第4マイクロプラズマセルMPC2,MPC4はプラズマを生成しない。
第2区間P2で第1および第2マイクロプラズマセルMPC1,MPC2はプラズマを生成し、第3および第4マイクロプラズマセルMPC3,MPC4はプラズマを生成しない。
第1区間P1と第2区間P2は交互に繰り返して行われ得る。
ここで、区間P1,P2に関係なく、第1マイクロプラズマセルMPC1はプラズマを生成する。これに対して、第2および第3マイクロプラズマセルMPC2,MPC3は区間P1,P2によって選択的にプラズマを生成する。
例えば、基板Wの一部分が他の部分に比べてプラズマ洗浄がよく行われない場合、前記一部分に対応するマイクロプラズマセルMPC1は区間P1,P2に関係なくプラズマを生成するようにし、他の部分に対応するマイクロプラズマセルMPC2,MPC3は区間P1,P2によって選択的にプラズマを生成するようにする。このようにすることで、基板W全体における基板処理結果を均一にすることができる。
図9ないし図13を用いて説明した方法を互いに組み合わせることもできる。例えば、図11の方法と図12の方法を組み合わせることもできる。すなわち、第1区間P1で第1および第4マイクロプラズマセルMPC1,MPC4はプラズマを生成するものの、第1マイクロプラズマセルMPC1に提供する電圧(エネルギ)と第4マイクロプラズマセルMPC4に提供する電圧(エネルギ)を異なるようにする。第2および第3マイクロプラズマセルMPC2,MPC3はプラズマを生成しない。
第2区間P2で第1および第4マイクロプラズマセルMPC1,MPC4はプラズマを生成せず、第2および第3マイクロプラズマセルMPC2,MPC3はプラズマを生成する。ここで第2マイクロプラズマセルMPC2に提供する電圧(エネルギ)と第3マイクロプラズマセルMPC3に提供する電圧(エネルギ)を異なるようにする。
図14は本発明の第6実施形態による基板処理方法を説明するための図である。
図14を参照すると、第1セッティングデータに基づいて第1基板を処理する(S510)。
具体的には、「セッティングデータ」は多数のマイクロプラズマセルMPC1~MPC4を運用するためのデータであって、各マイクロプラズマセルMPC1~MPC4の電圧大きさ、電圧印加時間、ガス流量、比率などを意味する。
例えば、第1セッティングデータはすべてのマイクロプラズマセルMPC1~MPC4に同じ大きさの電圧を同じ時間の間供給してプラズマを生成するものであり得る。
次に、第1基板の処理結果(例えば、洗浄結果)を分析する(S520)。
分析結果、基板Wの一部分が他の部分に比べて基板処理(例えば、プラズマ洗浄)がよく行われないと判断される。
次に、第1セッティングデータを第2セッティングデータに変更して第2基板を処理する(S530)。
具体的には、基板W全体における基板処理結果を均一にできるように、前記分析結果を反映して多数のマイクロプラズマセルMPC1~MPC4の駆動方法を変更することができる。前述したように、電圧の印加時間を調節したり(図10を参照)、電圧の大きさを調節したり(図11を参照)、プラズマを生成する区間を分けて動作させる方式(図12および図13を参照)で第2セッティングデータを生成することができる。新しく変更された第2セッティングデータを用いて第2基板を処理する。
S520およびS530段階は繰り返され得る。すなわち、第2セッティングデータを用いて第2基板を処理した後に再分析した結果、まだ基板処理結果が満足でない場合、第2セッティングデータを第3セッティングデータに変更することができる。
以上、添付する図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず他の具体的な形態で実施できることを理解することができる。したがって、上記一実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。

Claims (20)

  1. 基板が配置される処理空間;および
    前記基板を処理するためのプラズマを生成する、プラズマ生成モジュールを含み、
    前記プラズマ生成モジュールは、
    第1方向に、互いに並んで配置された多数の第1電極と、
    前記第1方向と異なる第2方向に、互いに並んで配置された多数の第2電極と、
    多数のマイクロプラズマセルを含むアレイであって、各マイクロプラズマセルは対応する第1電極および第2電極に連結され、前記対応する第1電極に印加される第1電圧および前記対応する第2電極に印加される第2電圧に応じてプラズマを生成するアレイを含む、基板処理装置。
  2. 前記マイクロプラズマセルは、
    プラズマ形成空間と、
    前記プラズマ形成空間の一側に配置され、前記対応する第1電極が設けられ、前記プラズマ形成空間内に工程ガスを引込するための引込口が形成された第1プレートと、
    前記プラズマ形成空間の他側に配置され、前記対応する第2電極が設けられ、前記プラズマ形成空間で形成されたプラズマの一部成分をフィルタリングする排出口が形成された第2プレートを含む、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記排出口は、前記プラズマのイオン成分はブロッキングし、前記プラズマのラジカルは通過させる、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記マイクロプラズマセルは、前記プラズマ形成空間を貫通して前記第1プレートと前記第2プレートを連結し、反応ガスを前記処理空間に伝達するためのバイパスラインをさらに含む、請求項2に記載の基板処理装置。
  5. 前記マイクロプラズマセルは、前記プラズマ形成空間を定義する少なくとも一つの側壁を含み、前記側壁を貫通して反応ガスを前記処理空間に伝達するためのバイパスラインをさらに含む、請求項2に記載の基板処理装置。
  6. 前記第2プレートには、励起されていない反応ガスを前記処理空間に提供するための反応ガスラインおよび供給孔がさらに形成される、請求項2に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1電極は互いに並んで配置された2個のバス電極を含む、請求項1に記載の基板処理装置。
  8. 前記第1電圧または第2電圧の大きさを調節し、前記生成されるプラズマの生成量を調節する、請求項1に記載の基板処理装置。
  9. 前記アレイは互いに異なる第1マイクロプラズマセルと第2マイクロプラズマセルを含み、
    前記第1マイクロプラズマセルは、第1時間の間プラズマを生成し、
    前記第2マイクロプラズマセルは、前記第1時間と異なる第2時間の間プラズマを生成する、請求項1に記載の基板処理装置。
  10. 前記アレイは互いに異なる第1,第2および第3マイクロプラズマセルを含み、
    第1区間の間、前記第1および第2マイクロプラズマセルはプラズマを生成し、前記第3マイクロプラズマセルはプラズマを生成せず、前記第1区間に連続した第2区間の間、前記第1および第3マイクロプラズマセルはプラズマを生成し、前記第2マイクロプラズマセルはプラズマを生成しない、請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 前記第1区間および前記第2区間は交互に繰り返して行われる、請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記アレイは交互に配置された多数の第1マイクロプラズマセルと多数の第2マイクロプラズマセルを含み、
    第1区間の間、前記多数の第1マイクロプラズマセルはプラズマを生成し、前記多数の第2マイクロプラズマセルはプラズマを生成せず、
    前記第1区間に連続した第2区間の間、前記多数の第2マイクロプラズマセルはプラズマを生成し、前記多数の第1マイクロプラズマセルはプラズマを生成しない、請求項1に記載の基板処理装置。
  13. プラズマ形成空間と、
    前記プラズマ形成空間の上側に配置され、前記プラズマ形成空間内に工程ガスを引込するための引込口が形成された第1プレートと、
    前記プラズマ形成空間の下側に配置され、前記プラズマ形成空間で形成されたプラズマの一部成分をフィルタリングするための排出口が形成される第2プレートと、
    前記第1プレートに設けられ、第1方向に長く延びた第1電極と、
    前記第2プレートに設けられ、前記第1方向と異なる第2方向に長く延びた第2電極と、
    前記プラズマ形成空間を貫通して前記第1プレートと前記第2プレートを連結し、励起されていない反応ガスを伝達するバイパスラインを含む、基板処理装置。
  14. 前記第1プレートおよび前記第2プレートは誘電体を含み、前記第1電極は前記第1プレート内に配置され、前記第2電極は前記第2プレート内に配置される、請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 前記第1プレートには多数の引込口が形成され、前記多数の引込口は前記第1電極の両側に配置され、前記バイパスラインは多数であり、前記多数のバイパスラインは前記第1電極の両側に配置される、請求項14に記載の基板処理装置。
  16. 前記工程ガスは不活性ガスと、C、N、Fの少なくとも一つを含む化合物からなるガスを含み、前記反応ガスはH、Nの少なくとも一つを含む化合物からなるガスを含む、請求項13に記載の基板処理装置。
  17. 基板を処理するための処理空間と、前記基板を処理するためのプラズマを生成するプラズマ生成モジュールを含み、前記プラズマ生成モジュールは第1方向に互いに並んで配置された多数の第1電極と、前記第1方向と異なる第2方向に互いに並んで配置された多数の第2電極と、前記多数の第1電極と前記多数の第2電極と連結された多数のマイクロプラズマセルを含むアレイを含む基板処理装置を提供し、
    前記多数のマイクロプラズマセルに工程ガスを提供し、前記処理空間に反応ガスを提供し、
    前記多数のマイクロプラズマセルのうち第1マイクロプラズマセルには第1大きさの第1エネルギを提供し、第2マイクロプラズマセルには前記第1大きさと異なる第2大きさの第2エネルギを提供し、前記第1マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量と、前記第2マイクロプラズマセルで生成されるプラズマのラジカル量を異なるようにする、基板処理方法。
  18. 前記マイクロプラズマセルは前記第1プレートと前記第2プレートを連結し、前記反応ガスを励起させず前記処理空間に伝達するためのバイパスラインをさらに含む、請求項17に記載の基板処理方法。
  19. 前記第1マイクロプラズマセルに第1エネルギを提供する第1時間と、前記第2マイクロプラズマセルに第2エネルギを提供する第2時間が互いに異なる、請求項17に記載の基板処理方法。
  20. 前記多数のマイクロプラズマセルは第3マイクロプラズマセルを含み、前記第1および第2マイクロプラズマセルがプラズマを生成する間、前記第3マイクロプラズマセルはプラズマを生成しない、請求項17に記載の基板処理方法。
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