JP2023146109A - 着磁装置及び着磁方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータの種類の増加に伴なう着磁装置の種類の増加を抑制する。【解決手段】着磁装置10は、ロータ100を保持するロータ固定部16を有する保持部材12と、薄板状の支持板と、支持板の内部に内蔵されたコイル28と、を有するコイル部材14と、保持部材12に設けられ、複数のコイル部材14を、ロータ固定部16の中心に対して放射状に配置して固定するコイル固定部18と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに使用されるロータに対する着磁装置及び着磁方法に関する。
温室効果ガスを排出せず、環境性能に優れた電気自動車に注目が集まっている。電気自動車には、駆動源として、高出力なモータが搭載される。また、航空機や各種作業用機器についても電動化が進められており、汎用機器の分野でも、エンジンからモータへの置き換えが進められている。
モータの中でも、ロータに永久磁石を有するPMモータは、効率に優れ環境性能が高いとされる。このようなモータに用いられるロータは、製造工程の最終段階で磁性体を磁化させる着磁工程を有する。例えば、特許文献1は、ロータに配列された多極の磁性体に対する着磁装置及び着磁方法を開示する。
特開2005-224055号公報
モータの使用箇所の増大に伴って、ロータの直径や極数が多様化している。従来の着磁装置は、ロータの種類ごとに着磁装置が必要なため、ロータの種類の増加に伴って、設備の無駄が増えるという問題がある。
本発明は、上記した課題を解決することを目的とする。
以下の開示の一観点は、磁性体を有するロータを保持する保持部材と、薄板状の支持板と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイルと、を有するコイル部材と、前記コイルの前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を前記ロータの外周部に配置して固定するコイル固定部と、を有し、前記コイル部材は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する、着磁装置にある。
別の一観点は、磁性体を有するロータの外周部に、薄板状の支持板と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイルと、を有するコイル部材を配置するコイル配置工程と、前記コイル部材に電流を供給して前記磁性体を磁化させる着磁工程と、を有し、前記コイル配置工程は、前記コイルが前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を配置して固定し、前記着磁工程は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する、着磁方法にある。
上記観点の着磁装置及び着磁方法は、多様な直径及び極数を有するロータに柔軟に対応できるため、設備の無駄を抑制できる。
図1は、実施形態に係る着磁装置の斜視図である。 図2は、図1のコイル部材の斜視図である。 図3は、図1の保持部材の平面図である。 図4は、図1の着磁装置の作用を説明する図である。
本実施形態に係る着磁装置10は、ロータ100の着磁に用いられる。ロータ100は、例えばPMモータに使用される。ロータ100は、軟磁性材よりなるロータ本体102と、着磁対象となる磁性体104とを有する。磁性体104は、硬磁性体であり、本実施形態の着磁方法によって着磁されると、永久磁石となる。ロータ100は、円柱状の形状を有する。ロータ100の外周部には、複数の磁性体104が周方向に等間隔で配置されている。磁性体104の周方向の配置数は、ロータ100の極数と同じである。磁性体104は、例えば、外周側がN極又はS極となるように径方向に着磁される。ロータ100は、外周側がN極に着磁された磁性体104と、外周側がS極に着磁された磁性体104とが、周方向に交互に現れるように、着磁される。
着磁装置10は、保持部材12と、コイル部材14と、ロータ固定部16と、コイル固定部18と、を有する。保持部材12は、上端に平坦な載置面12aを有する。保持部材12は、載置面12aにロータ100を保持するロータ固定部16と、コイル部材14を保持するコイル固定部18とを有する。
図3に示すように、ロータ固定部16は、円形の凹部20と、凹部20の中央部から突出した固定ピン22とを有する。固定ピン22は、ロータ100の軸心部に係合することで、ロータ100を固定する。凹部20には、様々な直径のロータ100が収容される。ロータ固定部16は、固定ピン22及び凹部20に代えて、クランプ機構等のロータ100を固定可能な各種部材で構成されてもよい。
コイル固定部18は、ロータ固定部16の中心に対して放射状に延びる複数の溝部24を有する。各々の溝部24は、後述するコイル部材14の厚さと略同じ幅を有し、コイル部材14を保持して固定可能である。溝部24は、ロータ固定部16の径方向に延在する。溝部24は、コイル部材14の径方向の固定位置を自由に変更可能である。溝部24の配置数は特に限定されないが、例えば4、6、…、といった偶数とすることができる。溝部24は、周方向に等間隔で配置される。
コイル部材14は、図1に示すように、略矩形の薄板形状を有する。図2に示すように、コイル部材14は、支持板26と、コイル28とを有する。支持板26は、樹脂等の非磁性材料により形成された部材である。支持板26は、平面形状が略矩形状である。コイル部材14は、支持板26の側辺の一つとして、ロータ100の外周部に向かい合うように配置される内側辺部14aを有する。内側辺部14aは、ロータ100の軸線方向の寸法と同等又はそれよりも大きな寸法を有する。
コイル28は、支持板26の内部に埋め込まれて内蔵される。コイル28は、支持板26の中心を通り、厚さ方向に延びるコイル中心線26aの周囲に巻き回されている。
コイル28は、矩形状を有する。コイル28は、支持板26の外周部に沿って矩形状に巻き回されている。コイル28の配置パターンは、図示の例に限定されず、渦巻き状等の形状であってもよい。コイル28は、内側辺部14aの近傍に埋め込まれ、内側辺部14aと平行に延びる直線部28cを有する。直線部28cは、直線状に延在する複数の1本又は複数本の配線を有する。直線部28cは、ロータ100の軸線方向と平行な向きに配置される。直線部28cが埋め込まれた内側辺部14aは、ロータ100の磁性体104の外周側、ロータ100に向かい合うように配置される。直線部28cの長さは、ロータ100の軸線方向の長さと同等又はこれよりも長くすることができる。
このようなコイル28は、電流を流すと、コイル28の各辺に、電流の向きに対して右ネジの法則により、同心円状の磁界を発生させる。したがって、コイル28の直線部28cは、コイル部材14の内側辺部14aに、同心円状の磁界を発生させる。本実施形態は、内側辺部14aに現れる同心円状の磁界を磁性体104の着磁に利用する。コイル28への電流の供給は、コイル28の一端と他端の端子部28aから行われる。端子部28aは、支持板26の外周側の側辺から突出する。端子部28aには、不図示の配線が接続される。
図1に示すように、コイル部材14の軸線方向の寸法は、ロータ100の軸線方向の寸法よりも大きな値を有する。これにより、ロータ100の軸線方向に亘って均一な磁場を発生させることができる。また、コイル部材14は、半径方向の寸法は特に限定されない。コイル部材14の半径方向の平面形状は、十分な着磁用の磁界を発生可能な範囲で適宜設定される。コイル部材14の厚さは、溝部24に嵌合できる寸法を有する。
コイル部材14は、ロータ100の極数(磁性体104の数)と同数又は、極数よりも多数配置される。図1に示すように、1つの磁性体104に対して2つのコイル部材14を使用することもできる。本実施形態では、コイル28の側辺の磁界を使用するため、従来よりも磁界が弱くなりやすい。1つの磁性体104に複数のコイル部材14を使用すると、単体のコイル28の磁界の弱さを補うことができて好適である。
着磁装置10は、複数の溝部24に取り付けられるコイル部材14の数を増減させることで、ロータ100の極数の変化に対応できる。コイル部材14は、中心部の磁界がロータ100の周方向と一致する向きでロータ100の周囲に配置される。隣接するコイル部材14は、互いに逆向きの磁界を発生するように配線が接続される。図1に示す例では、1対のコイル部材14が1つの磁性体104の外周側に隣接して配置される。隣接するコイル部材14の間隙30は、磁性体104の周方向位置と略一致する。
本実施形態の着磁装置10は以上のように構成される。着磁装置10を用いた本実施形態の着磁方法は、以下の工程により行われる。
本実施形態の着磁方法は、コイル配置工程と、ロータ固定工程と、着磁工程と、を有する。コイル配置工程は、保持部材12に、コイル部材14を複数配置する工程である。具体的には、コイル配置工程は、コイル数選択工程と、コイル固定工程とを有する。コイル数選択工程は、着磁対象とするロータ100の極数(磁性体104の周方向の数)と同じ個数又はそれよりも多い個数のコイル部材14を用意する工程である。例えば、8極のロータ100に着磁を行う場合には、図4に示すように、8個又は16個のコイル部材14が用意される。
その後、コイル部材14の固定が行われる。コイル部材14の固定は、溝部24に所定個数のコイル部材14が嵌合して行われる。コイル部材14は、周方向に均等な間隔で配置された溝部24に取り付けられる。また、図4に示すように、コイル部材14は、内周側の端部が、ロータ100の外周部の近傍に位置するように、径方向の位置の調整が行われる。溝部24は、コイル部材14をスライド可能であるため、コイル部材14の径方向の位置決めを容易にする。以上により、コイル配置工程が完了する。
コイル配置工程によれば、コイル28の直線部28cが、ロータ100の軸線方向と平行な向きに揃った状態で、磁性体104の近傍に配置される。コイル28の中で、直線部28cは、最も磁性体104に接近する部位となるように配置される。そのため、コイル28の中で、磁性体104に隣接する部分に流れる電流の向きは、ロータ100の軸線方向と平行な向きとなる。
次に、ロータ固定工程が行われる。ロータ固定工程は、コイル部材14が配置された保持部材12の中心部のロータ固定部16にロータ100を固定する工程である。ロータ固定工程において、ロータ100の周方向の位置決めが行われる。ロータ100は、その磁性体104の周方向位置が、コイル部材14の間隙30の周方向位置と一致するように位置決めされる。これにより、1つの磁性体104に対して2つのコイル部材14が隣接して配置される。
その後、着磁工程が行われる。着磁工程では、複数のコイル部材14に電流が供給される。図4に示すように、本実施形態では、隣接するコイル部材14が互いに逆向きの磁界を発生するようにコイル部材14に電流が供給される。このような電流を供給すると、コイル部材14のコイル28の周りに、右ネジの法則により同心円状の磁界が発生する。隣接する2つのコイル部材14からの同心円状の磁界によって、間隙30の内側に隣接する磁性体104に対して、径方向の内向きの磁界又は径方向の外向きの磁界が加えられる。このような磁界により、磁性体104が径方向の内向き又は径方向の外向きに磁化される。着磁工程は、径方向の外側がN極となるように着磁された磁性体104と、径方向の外側がS極となるように着磁された磁性体104とが、周方向に交互に現れるように、磁性体104を磁化させる。
その後、ロータ100が保持部材12から取り外されて、1つのロータ100に対する着磁方法が完了する。また、所望の数のロータ100に対する着磁が完了するまで、ロータ固定工程及び着磁工程が繰り返し行われる。
また、着磁装置10で、直径及び/又は極数が異なるロータ100の着磁を行う場合には、コイル配置工程によって、コイル部材14の配置数及び配置位置の調整が行われる。そのため、本実施形態の着磁装置10及び着磁方法は、複数種類のロータ100に対する着磁を行うことができ、設備の無駄を抑制できる。
また、本実施形態の着磁装置10は、コイル部材14と磁性体104の配置関係を調整することで、磁性体104を周方向に着磁することもできる。したがって、着磁装置10を用いることで、コイル部材14を適切な配置とすることで、ハルバッハ配列の永久磁石群をロータ100に形成することもできる。
本実施形態は、以下にまとめられる。
一観点の着磁装置10は、磁性体104を有するロータ100を保持する保持部材12と、薄板状の支持板26と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイル28と、を有するコイル部材14と、前記コイルの前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を前記ロータの外周部に配置して固定するコイル固定部18と、を有し、前記コイル部材は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する。
上記の着磁装置は、コイル固定部へのコイル部材の追加又は削除により、ロータの極数の変更に容易に対応できる。また、着磁装置は、コイル固定部へのコイル部材の配置位置の調整で、ロータの直径の変更に対して、コイル部材の位置を容易に調整できる。したがって、着磁装置は、多様な直径及び極数を有するロータに柔軟に対応できるため、設備の無駄を抑制できる。
上記の着磁装置において、前記コイルは矩形状であり、前記ロータの軸線方向に沿って延びる直線部28cを有してもよい。この着磁装置は、直線部の周囲に発生する磁場を用いることで、磁性体を着磁できる。この着磁装置は、コイル部材の配置の自由度が高まり、多様な直径及び極数を有するロータに柔軟に対応可能である。
上記の着磁装置において、前記支持板が前記ロータに向かい合って配置される内側辺部14aを有し、前記コイルの前記直線部は、前記内側辺部の近傍に前記内側辺部と平行に配置されてもよい。この着磁装置は、所望の数の支持板の内側辺部をロータに向かい合うように配置することで、多種類のロータに柔軟に対応できる。
上記の着磁装置において、前記コイル固定部は、複数の前記支持板を放射状に配置してもよい。この着磁装置は、内側辺部をロータに向けた支持板を、ロータの周囲に効率的に配置できる。
上記の着磁装置において、前記コイル固定部は、前記コイル部材の前記ロータに対する径方向の位置を調整可能に保持してもよい。この着磁装置は、ロータの直径の変化に容易に対応できる。
上記の着磁装置において、前記コイル固定部は、前記ロータの中心に対して放射状に延び、前記コイル部材を保持する複数の溝部24を有してもよい。この着磁装置は、溝部に沿ってコイル部材をスライドさせることで、コイル部材の径方向の位置をロータの直径に合わせて容易に調整できる。
上記の着磁装置において、前記コイル部材は、前記コイルの中心線が前記ロータの周方向を向く向きで前記保持部材に固定されてもよい。この着磁装置は、コイル部材の周囲に発生する磁界により、磁性体を径方向に磁化できる。
上記の着磁装置において、前記ロータの前記磁性体の軸線方向の寸法よりも、前記コイル部材の前記直線部の軸線方向の寸法の方が大きくてもよい。この着磁装置は、軸線方向に均一な着磁用の磁界を発生できる。
上記の着磁装置において、前記コイル部材の配置数は、前記ロータに含まれる前記磁性体の数と同数又はそれよりも多数であってもよい。この着磁装置は、複数のコイル部材の発生磁界によって、磁性体を確実に着磁できる。
上記の着磁装置において、前記コイル部材は、1つの前記磁性体に対して周方向に隣接した位置に2つ配置され、2つの前記コイル部材の前記同心円状の磁界により1つの前記磁性体を着磁してもよい。この着磁装置は、1つの磁性体に対して2つのコイル部材の磁界を印加することにより、磁性体を確実に着磁できる。
上記の着磁装置において、前記コイル部材は、周方向の位置が、前記ロータに固定された着磁対象となる複数の磁性体の境界部分の位置に位置決めされてもよい。この着磁装置は、ロータの磁性体を径方向に着磁できる。
上記の着磁装置において、周方向に隣接する前記コイル部材の間隙30の位置は、前記磁性体の周方向の位置に一致してもよい。この着磁装置は、ロータの磁性体を径方向に着磁できる。
上記の着磁装置において、前記コイル部材は、前記ロータに固定された着磁対象となる磁性体の個数と同数が前記コイル固定部に固定されてもよい。この着磁装置は、1回の着磁工程により、全ての磁性体に対して着磁できるため、生産性に優れる。
上記の着磁装置において、前記コイル固定部は、前記磁性体の個数よりも多い数の前記溝部を有してもよい。この着磁装置は、空いている溝部を有することで、より極数の大きなロータに対して、コイル部材の追加で対応できる。
別の一観点は、磁性体を有するロータの外周部に、薄板状の支持板と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイルと、を有するコイル部材を配置するコイル配置工程と、前記コイル部材に電流を供給して前記磁性体を磁化させる着磁工程と、を有し、前記コイル配置工程は、前記コイルが前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を配置して固定し、前記着磁工程は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する、着磁方法にある。
上記の着磁方法は、多様な直径及び極数を有するロータに柔軟に対応できるため、設備の無駄を抑制できる。
上記の着磁方法において、前記コイルは、矩形状に巻き回され、前記磁性体に最も接近する部分に前記ロータの軸線方向に延びる直線部を有してもよい。
上記の着磁方法において、前記コイル配置工程では、前記コイル部材が、前記ロータに含まれる前記磁性体の数よりも多数配置されてもよい。この着磁方法は、磁性体を確実に着磁できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。
10…着磁装置 12…保持部材
14…コイル部材 16…ロータ固定部
18…コイル固定部 24…溝部
26…支持板 28…コイル
30…間隙 100…ロータ
104…磁性体

Claims (13)

  1. 磁性体を有するロータを保持する保持部材と、
    薄板状の支持板と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイルと、を有するコイル部材と、
    前記コイルの前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を前記ロータの外周部に配置して固定するコイル固定部と、を有し、
    前記コイル部材は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する、着磁装置。
  2. 請求項1記載の着磁装置であって、前記コイルは矩形状であり、前記ロータの軸線方向に沿って延びる直線部を有する、着磁装置。
  3. 請求項2記載の着磁装置であって、前記支持板が前記ロータに向かい合って配置される内側辺部を有し、前記コイルの前記直線部は、前記内側辺部の近傍に前記内側辺部と平行に配置される、着磁装置。
  4. 請求項2又は3記載の着磁装置であって、前記コイル固定部は、複数の前記支持板を放射状に配置する、着磁装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の着磁装置であって、前記コイル固定部は、前記コイル部材の前記ロータに対する径方向の位置を調整可能に保持する、着磁装置。
  6. 請求項5記載の着磁装置であって、前記コイル固定部は、前記ロータの中心に対して放射状に延び、前記コイル部材を保持する複数の溝部を有する、着磁装置。
  7. 請求項2記載の着磁装置であって、前記ロータの前記磁性体の軸線方向の寸法よりも、前記コイル部材の前記直線部の軸線方向の寸法の方が大きい、着磁装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の着磁装置であって、前記コイル部材の配置数は、前記ロータに含まれる前記磁性体の数と同数又はそれよりも多数である、着磁装置。
  9. 請求項8記載の着磁装置であって、前記コイル部材は、1つの前記磁性体に対して周方向に隣接した位置に2つ配置され、2つの前記コイル部材の前記同心円状の磁界により1つの前記磁性体を着磁する、着磁装置。
  10. 請求項8又は9記載の着磁装置であって、前記コイル固定部は、前記磁性体の個数よりも多い数の溝部を有する、着磁装置。
  11. 磁性体を有するロータの外周部に、薄板状の支持板と、前記支持板の内部に内蔵され前記支持板の平面に沿って巻き回されたコイルと、を有するコイル部材を配置するコイル配置工程と、
    前記コイル部材に電流を供給して前記磁性体を磁化させる着磁工程と、を有し、
    前記コイル配置工程は、前記コイルが前記磁性体に最も接近する部分の電流の向きが前記ロータの軸線方向に一致するように、前記コイル部材を配置して固定し、
    前記着磁工程は、前記コイルの周辺に右ネジの法則による同心円状の磁場を発生させ、前記同心円状の磁場により前記磁性体を着磁する、着磁方法。
  12. 請求項11記載の着磁方法であって、前記コイルは、矩形状に巻き回され、前記磁性体に最も接近する部分に前記ロータの軸線方向に延びる直線部を有する、着磁方法。
  13. 請求項11又は12記載の着磁方法であって、前記コイル配置工程では、前記コイル部材が、前記ロータに含まれる前記磁性体の数よりも多数配置される、着磁方法。
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