JP2023144419A - 電池管理装置、電池管理方法、およびプログラム - Google Patents

電池管理装置、電池管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SOCの推定精度を向上させることができる電池管理装置、電池管理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】電池管理装置100は、電池の使用終了後、電池の使用再開までの間に、繰り返し、電池の電圧を測定する電圧測定部102と、測定された電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する開回路電圧推定部104と、推定された開回路電圧を用いて、電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)またはSOCの変化量(△SOC)を推定する充電状態推定部106と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電池管理装置、電池管理方法、およびプログラムに関する。
電池の充電率を推定する技術の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1の充電率推定装置は、電池の電圧を検出する電圧検出部と、電池の充電中において、電圧検出器により検出される閉回路電圧に対応する電池の充電率を上限値として算出する算出部と、電池の分解解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により電池の充電率を推定する推定部と、電池の充放電停止中において、推定部により推定された充電率が上限値以下である場合、推定部により推定された充電率を電池の充電率として選択し、推定部により推定された充電率が上限値よりも大きい場合、上限値を電池の充電率として選択する選択部とを備いる。この構成により、充放電停止後の電池の充電率の推定精度の低下を抑制している。
また、特許文献2および3にも、同様に蓄電デバイスの残容量を高精度に求めて状態検知を行う技術が記載されている。
特開2017-227631号公報 国際公開第2012/066643号 国際公開第2012/053075号
上述した特許文献1に記載の技術においては、充電中に推定したSOC(State Of Charge)を上限値としているだけで、起動中のSOCを補正することは行っていない。また、特許文献2に記載の技術では、SOCの推定に、参照データや参照関数を利用していたり、特許文献3に記載の技術では、OCVの推定のために充電制御を行う必要があったりした。そのため、OCVやSOCの推定処理の負荷や電池への負担が重くなるという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電池への負担も軽い簡素な処理でSOCの推定精度を向上させる電池管理装置、電池管理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、
電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する開回路電圧推定手段と、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する充電状態推定手段と、を備える、電池管理装置が提供される。
本発明の一態様によれば、
1以上のコンピュータが、
電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定し、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定し、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する、電池管理方法が提供される。
本発明の一態様によれば、
コンピュータに、
電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する手順、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する手順、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する手順、を実行させるためのプログラムが提供される。
なお、本発明の他の態様としては、上記一態様の方法を少なくとも1以上のコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、電池管理装置上で、その電池管理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明の一態様によれば、電池への負担も軽い簡素な処理でSOCの推定精度を向上させる電池管理装置、電池管理方法、およびプログラムを提供することができる。
実施形態に係る電池管理装置の概要を示す図である。 実施形態の電池管理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 実施形態の電池管理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 放置期間中の電池の電圧変化を示す図である。 図1の電池管理装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。 計測結果情報のデータ構造例を示す図である。 実施形態の電池管理装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態の電池管理装置の動作例の要部を示すフローチャートである。 実施形態の電池管理装置の動作例の要部を示すフローチャートである。 実施形態に係る電池管理装置の概要を示す図である。 実施形態の電池管理装置の動作例の要部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
実施形態において「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと(能動的な取得)、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)の少なくとも一方を含む。能動的な取得の例は、他の装置にリクエストまたは問い合わせしてその返信を受信すること、及び、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等がある。また、受動的な取得の例は、配信(または、送信、プッシュ通知等)される情報を受信すること等がある。さらに、「取得」とは、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することであってもよい。
(第1実施形態)
<最小構成例>
図1は、実施形態に係る電池管理装置100の概要を示す図である。電池管理装置100は、電圧測定部102と、開回路電圧推定部104と、充電状態推定部106と、を備える。
電圧測定部102は、電池の使用終了後、電池の使用再開までの間に、繰り返し、電池の電圧を測定する。
開回路電圧推定部104は、測定された電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)を推定する。
充電状態推定部106は、推定されたOCVを用いて、電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)またはSOCの変化量(△SOC)を推定する。
<動作例>
図2は、本実施形態の電池管理装置100の動作例を示すフローチャートである。電池管理装置100のフローは、大きく分けて、電圧測定処理P100と、SOC推定処理P110の2つを含む。
電圧測定処理P100は、電池が放置されている期間中、動作を繰り返す。
まず、電圧測定処理P100において、電圧測定部102は、電池の使用終了後(ステップS101のYES)、電池の使用再開まで(ステップS105のNO)の間に、繰り返し、電池の電圧を測定する(ステップS103)。例えば、車両搭載の電池の場合、イグニッションキーがオフされたとき、つまりエンジンが停止されたときに、電圧測定処理P100は開始する。つまり、車両のエンジンがかかっている間(ステップS101のNO)、本フローは開始しない。
次に、SOC推定処理P110は、電池の使用が再開されると(ステップS105のYES)、開始する。例えば、車両搭載の電池の場合、イグニッションキーがオンされたとき、つまりエンジンがかけられたときに、SOC推定処理P110は開始する。
開回路電圧推定部104は、測定された電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)を推定する(ステップS111)。そして、充電状態推定部106は、推定されたOCVを用いて、電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)またはSOCの変化量(△SOC)を推定する(ステップS113)。
この電池管理装置100によれば、電圧測定部102は、電池の使用終了後、電池の使用再開までの間に、繰り返し、電池の電圧を測定し、開回路電圧推定部104は、測定された電圧の変化の推移を用いて、OCVを推定し、充電状態推定部106は、推定されたOCVを用いて、電池の充電状態を示すSOCまたはSOCの変化量(△SOC)を推定する。
この構成によれば、電池管理装置100は、電池への負担も軽い簡素な処理でSOCの推定精度を向上させることができる。
以下、電池管理装置100の詳細例について説明する。
(第2実施形態)
<システム概要>
図3は、実施形態の電池管理システム1のシステム構成を概念的に示す図である。
実施形態の電池管理システム1は、車両5に搭載される電池10を管理するシステムである。ただし、電池10は、車両5に搭載されたものに限定されない。
実施形態の電池管理装置100は、電池10の健全性を示す指標であるSOH(State of health)の演算に用いる、電池10の充電状態を示すSOC(State Of Charge)を推定する。
電池10は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池である。電池10は、複数のセルを含む電池モジュールである。電池10は、電池モジュールは、BMS(Battery Management System)20、ならびに、図示されない、保護回路、充放電制御回路、および冷却機構などを備えたパッケージとして車両5に搭載されてもよい。
電池管理装置100は、一例として、BMS20である。また、他の例では、電池管理装置100は、電池モジュールと通信可能な情報処理装置200により実現されてもよい。あるいは、BMS20と情報処理装置200の組み合わせにより電池管理装置100を実現してもよい。
情報処理装置200は、通信ネットワーク3を介して電池10のBMS20と接続される。情報処理装置200は、パーソナルコンピュータまたはサーバコンピュータなどのコンピュータである。情報処理装置200は、記憶装置220を含む。記憶装置220は、情報処理装置200の内部に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。つまり記憶装置220は、情報処理装置200と一体のハードウェアであってもよいし、情報処理装置200とは別体のハードウェアであってもよい。
電池10のSOCは、電池10を使用していくことによって初期の満充電に対して減少していくため、使用状態に応じたSOCの推定が必要である。このSOCの推定方法の一つとして開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)の推定に基づく推定方法がある。
充電状態推定部106は、このSOCの推定を、電池10の使用を終了した後、使用再開までの間の放置期間中の電圧値から推定されるOCVに基づいて、OCVとSOCを対応付けたSOC-OCVマップを用いて推定する。電池10の電圧値とは、電池10の正極端子と負極端子の間の電圧値である。また、SOHの演算には、電池10の前回使用開始時のSOCと今回使用開始時のSOCの間の△SOCと、前回使用した容量(Ah)を使用する。
一方、放置期間中の電池10の電圧は、車両5の走行時や電池10の充電中の負荷状態により分極を含む。そのため、放置期間中に、分極が開始する前は電池10の電圧が変動しているため、正確なOCVの推定ができない。
図4は、放置期間中の電池10の電圧変化を示す図である。
車両5のイグニッションキーをオフした後から電池10の電圧値Vは、減少し、徐々に変化量△Vが小さくなり変化がなくなる。分極が開始する前の電圧値Vは変動しているため、緩和前の場合、放置期間中の電圧推移を基に、緩和後のOCVを推定する。
<ハードウェア構成例>
図5は、図1の電池管理装置100を実現するコンピュータ1000のハードウェア構成を例示するブロック図である。図3の情報処理装置200およびBMS20も、コンピュータ1000によって実現される。上記したように、電池管理装置100の機能は、BMS20と情報処理装置200が分担して実現してもよい。
コンピュータ1000は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、およびネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、およびネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は電池管理装置100の各機能(例えば、電圧測定部102、開回路電圧推定部104、充電状態推定部106、後述する取得部108など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は電池管理装置100の各データ、および情報処理装置200の記憶装置220の各データも記憶してもよい。
プログラムモジュールは、記録媒体に記録されてもよい。プログラムモジュールを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ1000が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ1000(プロセッサ1020)が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれてよい。
入出力インタフェース1050は、コンピュータ1000と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース1050は、ブルートゥース(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信を行う通信インタフェースとしても機能する。
ネットワークインタフェース1060は、コンピュータ1000を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。この通信ネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060が通信ネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。ただし、電池管理装置100が情報処理装置200により実現され、電池10が車両5に搭載されている場合、通信ネットワーク3への接続は無線接続となる。
そして、コンピュータ1000は、入出力インタフェース1050またはネットワークインタフェース1060を介して、必要な機器(例えば、図示されない電圧計、電流計、各種センサ、図示されない、情報処理装置200のキーボード、マウス、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、プリンタ等)に接続する。
図1、および後述する図10の各実施形態の電池管理装置100の各構成要素は、図5のコンピュータ1000のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。各実施形態の電池管理装置100を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
<機能構成例>
以下、実施形態の電池管理装置100の機能構成例について図1を用いて説明する。
電圧測定部102は、電池10の使用終了後、電池10の使用再開までの放置期間に、繰り返し、電池10の電圧を測定する。電圧測定部102は、電圧を取得する際、BMS20を起動して電圧を取得し、その後、BMS20をスリープ状態に戻す。スリープ状態に戻すタイミングは、電圧Vの取得、電圧変化量△Vの演算、および飽和判定処理などの演算が完了した後が考えられる。電圧測定部102が取得した電圧値は、スリープ状態に入る前に、メモリ1030またはストレージデバイス1040に記憶される。
図6は、メモリ1030、ストレージデバイス1040、および記憶装置220の少なくともいずれか一つに記憶される、計測結果情報300のデータ構造例を示す図である。
計測結果情報300は、電圧測定部102が計測値を取得した日時と、電圧の計測値と、電圧変化量と、飽和判定結果と、を含む。ただし、計測結果情報300は、少なくとも計測日時と、電圧の計測値とを含む。
電池10の放置期間は、車両5のイグニッションキーがオフされたとき、すなわち、車両5のエンジンが切られたときから、車両5のイグニッションキーがオンされるとき、すなわち、車両5のエンジンがかけられたときまでの期間である。
BMS20は、放置期間中、定期的に自己起動し、電圧測定部102は、電圧計(不図示)から電圧を取得する。電圧測定部102は、電圧Vを取得し、さらに、電圧変化量△Vを算出する。例えば、BMS20内のスリープカウンタを用いて所定時間経過したら自己起動する。あるいは、BMS20のプロセッサ1020に接続されている外付けタイマを用いてもよい。BMS20のプロセッサ1020は、シャットダウンするときにタイマをスタートさせ、所定時間経過したら、タイマがBMS20を起動させる。
あるいは、電池管理装置100が情報処理装置200により実現される場合、情報処理装置200は、電池10の電圧を計測するタイミングでBMS20を起動し、電圧を取得する。情報処理装置200は、タイマ(不図示)を有し、タイマを用いて所定時間経過したら、BMS20を起動する。電圧測定部102が取得した電圧値は、記憶装置220に記憶される。
図4に示すように、電池10は、使用終了後から徐々に変化量が小さくなる。そのため、電圧測定部102は、電圧の計測間隔を徐々に広げる。例えば、計測間隔は、指数時間おきであってもよい。例えば、電圧の計測間隔は、例えば、5分間隔から徐々に10分、30分、60分間隔などに広げる。この構成により、省電力化が可能になる。
開回路電圧推定部104は、測定された電圧の変化の推移を用いて、OCVを推定する。単位時間当たりの電圧変化量△Vは、緩和につれて低下する。そこで、開回路電圧推定部104は、無限大時間経過した時の電圧変化量△Vを精算することで、緩和後の電圧(OCV)を推定する。
OCVの推定は、以下の順で算出される。
(1)単位時間当たりの電圧変化量を算出する。
(2)対数に変換し、最新データから最小二乗法で近似式を作成する。
ただし、近似式は、これに限定されず、対数変換しなくてもよいし、最小二乗法でなくてもよい。
(3)近似式を実数次元に戻し、積分することで、OCVを推定する。
開回路電圧推定部104によるOCVの推定処理は、以下の少なくともいずれか一方の条件を満たす場合、実行されない。
<条件1:電圧の飽和>
上記した飽和判定処理では、電圧測定部102は、電圧変化量△Vが、所定の小さい値(V1)以下になった否かを判定し、電圧変化量△Vが電圧V1となった場合、飽和したと判定する。例えば、飽和したと判定される状態は、図4の電圧V1となった時点以降である。この場合、開回路電圧推定部104は、OCVの推定処理は行わず、計測値(閉回路電圧CCV:Closed circuit voltage)をOCVとする。また、飽和判定で飽和したと判定された場合、次のイグニッションキーのオフ時まで、電圧測定部102は、電圧の計測を停止してよい。
<条件2:放置期間>
放置期間が所定時間より短いとき、開回路電圧推定部104は、OCVの推定処理は行わず、OCVは前回推定したOCVの値を維持する。
充電状態推定部106は、推定されたOCVを用いて、電池の充電状態を示すSOCまたは△SOCを推定する。上記したように、充電状態推定部106は、放置期間中の推定されたOCVを用いて、SOC-OCVマップからSOCを推定する。
<動作例>
以下、実施形態の電池管理装置100の動作について、図2および図7を用いて説明する。
図7は、実施形態の電池管理装置100の動作例を示すフローチャートである。
実施形態の電池管理装置100は、図2のフローに従い、電池10の使用終了後(ステップS101のYES)から再開(ステップS105のNO)までの間、電圧測定部102は、電圧を取得し、計測結果情報300としてメモリ1030、ストレージデバイス1040、および記憶装置220の少なくともいずれか一つに記憶する(ステップS103)。上記したように、計測結果情報300には、電圧の計測値以外に、電圧変化量△Vや飽和判定結果を記憶してもよい。
電圧測定部102は、電圧を取得する際、BMS20を起動して電圧を取得し、その後、BMS20をスリープ状態に戻す。スリープ状態に戻すタイミングは、OCVの取得および飽和判定処理などの演算が完了した後が考えられる。
電圧測定部102は、電圧の計測間隔を徐々に広げる。また、電圧測定部102は、OCVの飽和判定処理を行い、OCVが飽和したら、電圧の計測を終了し、電池10の使用が再開されるまで、BMS20はスリープ状態のままとなる。
そして、電池10の使用が再開されると、つまり、イグニッションキーがオンされたことを検出すると、図7のSOC推定処理P110が開始する。
図7のSOC推定処理P110は、図2のSOC推定処理P110のステップS111と、ステップS113に加え、さらに、ステップS121~ステップS127を有している。
まず、電圧測定部102による飽和判定処理で、飽和していると判定されている場合(ステップS121のYES)、開回路電圧推定部104は、OCVの推定処理は行わず、OCVは、CCVとし(ステップS123)、ステップS113に進む。
電圧測定部102による飽和判定処理で、飽和していると判定されていない場合(ステップS121のNO)、開回路電圧推定部104は、放置期間が所定時間より短いか否かを判定する(ステップS125)。放置期間が所定時間より短い場合(ステップS125のYES)、開回路電圧推定部104は、OCVの推定処理は行わず、OCVは、前回推定したOCVを維持し(ステップS127)、ステップS113に進む。
放置期間が所定時間より短くない場合(ステップS125のNO)開回路電圧推定部104は、ステップS111に進み、OCVの推定処理を行う。電圧測定処理P100で計測された電圧Vと電圧変化量△Vを、計測結果情報300から読み出して取得する。このとき、開回路電圧推定部104は、最新の所定数(例えば、10個)の計測値を用いて推定処理を行ってもよい。
ただし、ステップS125の放置時間による電圧飽和判定処理、つまり、ステップS125およびステップS127は、必ずしも必要ない。
以上説明したように、本実施形態の電池管理装置100において、電圧測定部102は、電池の使用終了後、電池の使用再開までの間に、繰り返し、電池の電圧を測定し、開回路電圧推定部104は、測定された電圧の変化の推移を用いて、OCVを推定し、充電状態推定部106は、推定されたOCVを用いて、電池の充電状態を示すSOCまたはSOCの変化量(△SOC)を推定する。
この構成によれば、電池管理装置100は、電池への負担も軽い簡素な処理でSOCの推定精度を向上させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態の電池管理装置100は、電圧値が異常な値を含む場合に、推定処理に使用する電圧値から除く構成を有する点以外は上記実施形態のいずれかと同様である。本実施形態の電池管理装置100は、図1と同じ構成を有するので、図1を用いて説明する。ただし、本実施形態の構成は、他の実施形態の構成の少なくともいずれか一つと矛盾を生じない範囲で組み合わせてもよい。
開回路電圧推定部104は、電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の電圧の測定値を用いてOCVを推定する。ただし、変曲点より後の電圧の測定値を推定処理に用いてもよい。つまり、当該変曲点を構成する測定値のみを除外して、変曲点より後の電圧の測定値も含めて推定処理に用いてもよい。
図4に示すように、電圧Vの値の推移は、減少傾向を示す中、値が増加している変曲点30が発生する場合がある。このような場合、開回路電圧推定部104は、変曲点30より後の電圧Vおよび電圧変化量△Vを用いてOCVを推定する。
また、開回路電圧推定部104による変曲点の検出処理は、電圧測定部102が電圧計測値を取得しているタイミングで行ってもよい。例えば、電圧測定部102が電圧変化量△Vを算出したとき、算出された電圧変化量△Vが負の値から正の値になったとき、当該電圧変化量△Vを算出したときの電圧Vを変曲点として検出してもよい。電圧測定部102は、計測結果情報300に当該電圧Vおよび電圧変化量△Vを記憶しないようにしてもよい。あるいは、当該電圧Vおよび電圧変化量△Vに関連付けて、変曲点フラグを記憶してもよい。開回路電圧推定部104は、当該変曲点フラグを参照し、当該電圧Vおよび電圧変化量△Vが変曲点か否かを判別してもよい。
<動作例>
図8は、実施形態の電池管理装置100の動作例の要部を示すフローチャートである。
本図のフローは、図7のフローのステップS125の判定で、放置時間が所定時間より短くない場合(ステップS125のNO)の後、ステップS111の前に実行される。ただし、図7でステップS125を含まない構成の場合は、本図のフローは、ステップS121の判定で、飽和していると判定されていない場合(ステップS121のNO)の後、ステップS111の前に実行される。
開回路電圧推定部104は、計測結果情報300から読み出した電圧の計測値に変曲点があるか否か判定する(ステップS131)。電圧の計測値に変曲点が検出された場合(ステップS131のYES)、開回路電圧推定部104は、変曲点より後の電圧計測値を計測結果情報300から読み出して取得し(ステップS133)、ステップS111に進む。ここで、計測値が直近の所定個数分取得できなかった場合、ステップS127に進み、OCVの推定処理を行わず、前回OCVを維持してもよい。
一方、電圧の計測値の変曲点が検出されなかった場合(ステップS131のNO)、開回路電圧推定部104は、計測結果情報300から直近の所定個数分(例えば、10個)の電圧計測値を読み出して取得し(ステップS135)、ステップS111に進む。
そして、ステップS111で、開回路電圧推定部104は、電圧計測値を用いてOCVを推定する。
以上説明したように、本実施形態の電池管理装置100において、開回路電圧推定部104は、電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の電圧の測定値を用いてOCVを推定する。つまり、異常な値を示す電圧の測定値が検出された場合、当該測定値以前は測定値が安定していないと判断し、OCVの推定処理に用いないことができる。
このように、本実施形態の電池管理装置100によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、OCVの推定精度を向上させることができ、ひいては、SOCの推定精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態の電池管理装置100は、電圧変化量が基準以下になった場合に、推定処理に使用する電圧値を制御する構成を有する点以外は上記実施形態のいずれかと同様である。本実施形態の電池管理装置100は、図1と同じ構成を有するので、図1を用いて説明する。ただし、本実施形態の構成は、他の実施形態の構成の少なくともいずれか一つと矛盾を生じない範囲で組み合わせてもよい。
開回路電圧推定部104は、電圧変化量ΔVが、基準値以下になったとき、それ以前の電圧の測定値を用いてOCVを推定する。基準値は、例えば、電圧変化量△Vが、ある程度安定してきた状態であり、例えば、図4の電圧値V0である。開回路電圧推定部104は、電圧変化量△Vが基準値以下になったときのV0以前の電圧の測定値(図4の範囲32に含まれる)を用いてOCVを推定する。
「基準値以下になったとき」とは、計測結果情報300に記憶されている電圧変化量ΔVの経時変化において、電圧変化量ΔVが、基準値以下となる時点、という意味である。
電圧測定部102は、計測結果情報300から、直近の所定個数の電圧Vおよび電圧変化量△Vを読み出して取得する。
<動作例>
図9は、実施形態の電池管理装置100の動作例の要部を示すフローチャートである。
本図のフローは、図7のフローのステップS125の判定で、放置期間が所定時間より短くない場合(ステップS125のNO)の後、ステップS111の前に実行される。ただし、図7でステップS125を含まない構成の場合は、本図のフローは、ステップS121の判定で、飽和していると判定されていない場合(ステップS121のNO)の後、ステップS111の前に実行される。
開回路電圧推定部104は、計測結果情報300から読み出した電圧変化量△Vが基準値以下か否かを判定する(ステップS141)。電圧変化量△Vが基準値以下の場合(ステップS141のYES)、開回路電圧推定部104は、それ以前の電圧計測値を計測結果情報300から直近の所定個数分(例えば、10個)、読み出して取得し(ステップS143)、ステップS111に進む。ここで、計測値が直近の所定個数分取得できなかった場合、ステップS127に進み、OCVの推定処理を行わず、前回OCVを維持してもよい。
一方、電圧変化量△Vが基準値以下でない場合(ステップS141のNO)、開回路電圧推定部104は、前記OCVを維持し(ステップS127)、ステップS111に進む。
そして、ステップS111で、開回路電圧推定部104は、電圧計測値を用いてOCVを推定する。
以上説明したように、本実施形態の電池管理装置100において、開回路電圧推定部104は、電圧変化量ΔVが、基準値以下になったとき、それ以前の電圧の測定値を用いてOCVを推定する。つまり、電圧変化量△Vが小さくなり、電圧の低下速度が遅くなり、安定している時の測定値を用いてOCVを推定することができる。
このように、本実施形態の電池管理装置100によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、放置期間内で比較的電圧が安定している時の測定値を用いてOCVを推定するので、OCVの推定精度を向上させることができ、ひいては、SOCの推定精度を向上させることができる。
(第5実施形態)
図10は、実施形態に係る電池管理装置100の概要を示す図である。
第2実施形態で放置期間が所定時間より短い場合に、前回OCVを維持していた。本実施形態では、電池の放置期間が所定時間より短い場合に、OCVを電流積算値から推定する構成を有する点で、第2実施形態と相違する。図10の電池管理装置100は、図1と同様な電圧測定部102、開回路電圧推定部104、および充電状態推定部106を有するとともに、さらに、取得部108を有する。ただし、本実施形態の構成は、他の実施形態の構成の少なくともいずれか一つと矛盾を生じない範囲で組み合わせてもよい。
取得部108は、電池10の使用中の電流値の積算結果を取得する。
電池10の使用終了から使用再開までの時間が所定時間以下の場合、開回路電圧推定部104は、電流値の積算結果を用いて、電池10の使用終了時のOCVを推定する。
電池10の使用中の電流値の精算結果は、BMS20から取得することができる。BMS20は、電池10の使用中、つまり、車両5のイグニッションキーがオンされた後から、イグニッションキーがオフされるまでの間、電流計から電流値を定期的に取得して精算処理を行い、メモリ1030またはストレージデバイス1040に記憶させてよい。あるいは、情報処理装置200がBMS20から取得して記憶装置220に記憶させてもよい。
<動作例>
図11は、実施形態の電池管理装置100の動作例の要部を示すフローチャートである。
本図のフローは、図7のフローのステップS125の判定で、放置期間が所定時間より短い場合(ステップS125のYES)の後、ステップS111の替わりに実行される。ただし、図7でステップS125を含まない構成の場合は、本図のフローは、ステップS121の判定で、飽和していると判定されていない場合(ステップS121のNO)の後、ステップS111の前に実行される。
開回路電圧推定部104は、取得部108が取得した電池10の使用中の電流値の積算結果を用いてOCVを推定する(ステップS151)。そして、ステップS113に進み、充電状態推定部106は、SOCを推定する。
以上説明したように、本実施形態の電池管理装置100において、取得部108は、電池10の使用中の電流値の積算結果を取得し、電池10の使用終了から使用再開までの時間が所定時間以下の場合、開回路電圧推定部104は、電流値の積算結果を用いて、電池10の使用終了時のOCVを推定する。つまり、放置期間が短く、分極が開始していない状態であっても、前回のOCVを維持するのではなく、電池10の使用中の電流値の積算結果を用いて、電池10の使用終了時のOCVを推定し、SOCの推定に用いることができる。
このように、本実施形態の電池管理装置100によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、OCVの推定精度を向上させることができ、ひいては、SOCの推定精度を向上させることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する開回路電圧推定手段と、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する充電状態推定手段と、を備える、電池管理装置。
2. 1.に記載の電池管理装置において、
前記開回路電圧推定手段は、前記電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
3. 1.または2.に記載の電池管理装置において、
前記開回路電圧推定手段は、前記電圧の変化量が、基準値以下になったとき、それ以前の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
4. 1.から3.のいずれか一つに記載の電池管理装置において、
前記電池の使用中の電流値の積算結果を取得する取得手段をさらに備え、
前記電池の使用終了から前記使用再開までの時間が所定時間以下の場合、前記開回路電圧推定手段は、前記電流値の積算結果を用いて、前記電池の使用終了時の前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
5. 1.から4.のいずれか一つに記載の電池管理装置において、
前記電圧測定手段は、前記電圧の測定間隔を徐々に広げる、電池管理装置。
6. 1以上のコンピュータが、
電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定し、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定し、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する、電池管理方法。
7. 6.に記載の電池管理方法において、
1以上のコンピュータが、
前記電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理方法。
8. 6.または7.に記載の電池管理方法において、
1以上のコンピュータが、
前記電圧の変化量が、基準値以下になったとき、それ以前の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理方法。
9. 6.から8.のいずれか一つに記載の電池管理方法において、
1以上のコンピュータが、
前記電池の使用中の電流値の積算結果を取得し、
前記電池の使用終了から前記使用再開までの時間が所定時間以下の場合、前記電流値の積算結果を用いて、前記電池の使用終了時の前記開回路電圧を推定する、電池管理方法。
10. 6.から9.のいずれか一つに記載の電池管理方法において、
1以上のコンピュータが、
前記電圧を測定する際、前記電圧の測定間隔を徐々に広げる、電池管理方法。
11. コンピュータに、
電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する手順、
測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する手順、
推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する手順、を実行させるためのプログラム。
12. 11.に記載のプログラムにおいて、
前記開回路電圧を推定する手順において、前記電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、プログラム。
13. 11.または12.に記載のプログラムにおいて、
前記開回路電圧を推定する手順において、前記電圧の変化量が、基準値以下になったとき、それ以前の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、プログラム。
14. 11.から13.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記電池の使用中の電流値の積算結果を取得する手順、をコンピュータに実行させ、
前記電池の使用終了から前記使用再開までの時間が所定時間以下の場合、前記開回路電圧を推定する手順において、前記電流値の積算結果を用いて、前記電池の使用終了時の前記開回路電圧を推定する、プログラム。
15. 11.から14.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記電圧を測定する手順において、前記電圧の測定間隔を徐々に広げる、プログラム。
1 電池管理システム
3 通信ネットワーク
5 車両
10 電池
20 BMS
30 変曲点
32 範囲
100 電池管理装置
102 電圧測定部
104 開回路電圧推定部
106 充電状態推定部
108 取得部
200 情報処理装置
220 記憶装置
300 計測結果情報
1000 コンピュータ
1010 バス
1020 プロセッサ
1030 メモリ
1040 ストレージデバイス
1050 入出力インタフェース
1060 ネットワークインタフェース

Claims (7)

  1. 電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する電圧測定手段と、
    測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する開回路電圧推定手段と、
    推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する充電状態推定手段と、を備える、電池管理装置。
  2. 請求項1に記載の電池管理装置において、
    前記開回路電圧推定手段は、前記電圧の変曲点が検出された場合、当該変曲点より後の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
  3. 請求項1または2に記載の電池管理装置において、
    前記開回路電圧推定手段は、前記電圧の変化量が、基準値以下になったとき、それ以前の前記電圧の測定値を用いて前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電池管理装置において、
    前記電池の使用中の電流値の積算結果を取得する取得手段をさらに備え、
    前記電池の使用終了から前記使用再開までの時間が所定時間以下の場合、前記開回路電圧推定手段は、前記電流値の積算結果を用いて、前記電池の使用終了時の前記開回路電圧を推定する、電池管理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電池管理装置において、
    前記電圧測定手段は、前記電圧の測定間隔を徐々に広げる、電池管理装置。
  6. 1以上のコンピュータが、
    電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定し、
    測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定し、
    推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する、電池管理方法。
  7. コンピュータに、
    電池の使用終了後、前記電池の使用再開までの間に、繰り返し、前記電池の電圧を測定する手順、
    測定された前記電圧の変化の推移を用いて、開回路電圧を推定する手順、
    推定された前記開回路電圧を用いて、前記電池の充電状態を示すSOC(State Of Charge)または前記SOCの変化量(△SOC)を推定する手順、を実行させるためのプログラム。
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