JP2023144215A - 管理装置、管理システム、管理方法、およびプログラム - Google Patents

管理装置、管理システム、管理方法、およびプログラム Download PDF

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遼太 松浦
Ryota Matsuura
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Takayoshi Iida
あずさ 久保
Azusa Kubo
智昭 竹田
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Abstract

【課題】自律走行体を用いた自動販売を各施設に普及させること。【解決手段】管理装置は、人流情報取得部と、販売エリア特定部と、属性人数取得部と、商品推奨部とを備える。人流情報取得部は、施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する。販売エリア特定部は、前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する。属性人数取得部は、前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する。商品推奨部は、前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する。【選択図】図3

Description

本発明は、管理装置、管理システム、管理方法、およびプログラムに関する。
近年、物品の搬送には、ロボットなどの自律走行可能な自律走行体が利用されている。関連する技術として、移動販売の対象となる顧客の購買実績と、顧客の在席に関する在席情報とに基づいて、顧客に推薦する推薦商品の移動販売を行う自走式ロボットが開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、事業用移動体に搭載されるカメラで撮影した画像を解析して、混雑している領域を検出し、検出した領域に事業用移動体を誘導する情報処理装置が開示されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
国際公開第2021/084694号 特開平2017-138243号公報
しかしながら、従来技術では、不特定多数の利用者に商品を自動販売するために、例えば、施設内にカメラなどの新たな装置を増設して施設内の人流を把握するようにしたとすると、増設に係る費用、時間および労力などが生じてしまうほか、施設の利用者のプライバシーが守られなくなってしまうおそれがある。このため、施設によっては自律走行体を用いた自動販売の導入を躊躇することがあり、各施設に当該自動販売を普及させにくいことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、自律走行体を用いた自動販売を各施設に普及させやすくすることができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である管理装置は、施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部と、前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部と、前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部と、前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部と、を備える管理装置である。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である管理システムは、自律走行体と、前記自律走行体に搭載される商品を管理する管理装置とを含む管理システムにおいて、前記管理装置は、施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部と、前記人流情報に基づいて、前記自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部と、前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部と、前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部と、を備え、前記自律走行体は、前記推奨商品を含む商品を販売する、管理システムである。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である管理方法は、管理装置に用いられるコンピュータが、施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得工程と、前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定工程と、前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得工程と、前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨工程と、を含む処理を実行する管理方法である。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、管理装置に用いられるコンピュータを、施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部、前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部、前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部、前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部、として機能させるプログラムである。
本発明によれば、自律走行体を用いた自動販売を各施設に普及させやすくすることができる。
実施形態に係る管理システム1の構成を示す説明図である。 管理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 管理装置100の機能的構成の一例を示すブロック図である。 商品管理部430に入力される各種情報の一例を示す説明図である。 関連情報テーブルの一例を示す説明図である。 嗜好人数テーブル451の一例を示す説明図である。 ある販売エリアにおける時間と嗜好の強度との関係の一例を示すグラフである。 管理システム1が行う工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う利用予約工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う商品搭載工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う移動工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う販売工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う商品補充工程の一例を示すフローチャートである。 管理システム1が行う終了回収工程の一例を示すフローチャートである。 管理装置100が行う販売エリアと推奨商品との提示に係る処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る管理システム1の構成を示す説明図である。図1に示す管理システム1は、施設において自律走行ロボット110を走行させて行われる商品の自動販売を支援するシステムである。施設は、例えば、オフィスビルである。オフィスビルは、オフィス、店舗、飲食店などの各種テナントが入居する。また、施設は、オフィスビルに限らず、商業施設やイベント施設でもよい。
図1において、管理システム1は、管理装置100と、自律走行ロボット110(110-1~110-n)と、購入利用者端末装置130(130-1~130-p)を備える。各装置は、ネットワーク140を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
自律走行ロボット110は、自律走行体の一例である。自律走行ロボット110は、商品を搭載し、オフィスビル内の各エリアで移動販売を行う。自律走行ロボット110が搭載する商品は、例えば、オフィス内のビジネスパーソン(購入利用者)に販売する弁当、飲料品、菓子などの商品である。商品は、販売店舗の店舗スタッフ(販売利用者)によって自律走行ロボット110に荷積みされる。販売店舗は、例えば、オフィスビル内のテナントである。ただし、販売店舗は、オフィスビル内のテナントでなくてもよく、例えば、近隣の店舗でもよいし、出張販売のような販売する人が持ち運んでくる販売形態の店舗でもよい。
自律走行ロボット110は、各商品の盗難を防止するために、商品の取出し口を施錠する鍵(ロック)を備える。なお、キャリア120に鍵を備えないようにすることも可能である。例えば、自律走行ロボット110は、取出し口に扉や鍵を備えない、配膳するようなタイプのものとすることも可能である。鍵を備えないようにする場合、カメラの撮像画像を用いたり、商品にRFID(Radio Frequency Identifier)タグを付したりすればよい。カメラは、自律走行ロボット110やキャリア120に具備されるカメラでもよいし、施設内に設置されるカメラでもよい。このようにしても、購入利用者の商品の取り出しを監視することができるため、盗難を防止することも可能である。
自律走行ロボット110は、オフィスの所定の販売場所(販売エリア)まで移動して、商品を自動販売する。自律走行ロボット110は、商品の支払が完了することにより、取出し口を解錠し、商品を取り出し可能にする。
なお、自律走行ロボット110が商品を搭載することに限らない。例えば、自律走行ロボット110に接続および分離可能なキャリアに商品を搭載させるようにしてもよい。キャリア120を用いる場合、自律走行ロボット110は、販売エリアでキャリアと分離し、販売終了時間にキャリアを回収するようにすればよい。キャリアは、自律走行ロボット110に牽引されるタイプのものでもよいし、搭載される(持ち上げられる)タイプのものでもよい。
管理装置100は、パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどのコンピュータ装置である。ただし、管理装置100は、施設の外部に配置されるクラウドサーバとしてもよい。管理装置100は、自律走行ロボット110の予約状況や、移動販売における各販売場所の販売実績を管理する。管理装置100は、ディスプレイを備え、各種情報を表示する。管理装置100は、パソコンおよびスマートフォンを含む複数台とするが、1台であってもよい。管理装置100としてのパソコンは、例えば、販売店舗に配置される。管理装置100としてのスマートフォンは、店舗スタッフ(販売利用者)によって所持される。
管理装置100は、販売利用者から、自動販売の利用時間の入力を受け付けて、自律走行ロボット110の登録や販売場所の登録を行う。また、管理装置100は、自律走行ロボット110に搭載される商品の販売実績を管理する。例えば、管理装置100は、自律走行ロボット110の販売実績に応じて、販売利用者に商品の補充等を促す通知を行う。このような通知は、管理装置100のうち、可搬型のコンピュータ装置(例えば、スマートフォン)に行うようにすることも可能である。
購入利用者端末装置130は、オフィス内のビジネスパーソン等の購入利用者が所持する端末装置である。購入利用者端末装置130は、例えば、スマートフォンである。購入利用者端末装置130には、管理システム1に係る購入アプリ(アプリケーションソフトウェア)がインストールされている。購入利用者端末装置130は、購入アプリにおいて、会員登録を受け付けたり、クレジットカードのカード情報の登録を受け付けたりする。各種登録内容は、管理装置100や、外部の装置(例えば、クレジットカードサーバ)に登録される。購入利用者端末装置130は、購入アプリに登録されているクレジットカードのカード情報を用いて、キャリア120に搭載される商品の購入(決済)を受け付ける。
なお、各種登録や商品の登録は、購入アプリを用いて行われることに限らず、所定のWebブラウザを用いて行われてもよい。言い換えれば、購入利用者端末装置130に、購入アプリがインストールされていなくてもよい。
(管理装置100のハードウェア構成)
図2は、管理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、管理装置100は、CPU201と、メモリ202と、入力デバイス203と、通信I/F(インタフェース)204と、記憶媒体I/F205と、ディスプレイ206と、スピーカ207とを備える。各構成部201~207は、バス220によってそれぞれ接続される。
CPU201は、管理装置100の全体の制御を司る。メモリ202は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。例えば、フラッシュROMやROMは、各種プログラムを記憶する。各種プログラムは、本実施形態に係る管理プログラムを含む。RAMは、CPU201のワークエリアとして使用される。メモリ202に記憶されるプログラムは、CPU201にロードされることで、コーディングされている処理をCPU201に実行させる。
入力デバイス203は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン、マイク、カメラ、スキャナなどを含む。
通信I/F204は、通信回線を通じて、インターネットなどのネットワーク140に接続され、ネットワーク140を介して他の装置(例えば、自律走行ロボット110、購入利用者端末装置130など)に接続される。通信I/F204は、ネットワーク140と自装置内部とのインタフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
記憶媒体I/F205は、CPU201の制御にしたがって、磁気ディスク、光ディスクなど不図示の記憶媒体に対するデータのリード、ライトを制御する。
ディスプレイ206は、液晶ディスプレイ等の画像を表示する表示装置である。ディスプレイ206は、タッチパネル式のものを含む。
スピーカ207は、音を出力する。
(管理装置100の機能的構成)
次に、図3に示す管理装置100の機能的構成について、図4~図7を参照しながら説明する。
図3は、管理装置100の機能的構成の一例を示すブロック図である。管理装置100は、利用予約部410と、搬送計画部420と、商品管理部430とを備える。各部は、CPU201によって実現される。すなわち、CPU201が管理プログラムを実行することにより各部の機能を実現する。また、管理装置100は、関連情報テーブル450と、嗜好人数テーブル451と、予約情報記憶部460と、移動時間記憶部470とを備える。各記憶部は、メモリ202によって実現される。ただし、各記憶部は、外部の装置に記憶されていてもよい。
予約情報記憶部460は、ロボットスケジュールと、販売場所スケジュールとを含む予約情報を記憶する。ロボットスケジュールは、自律走行ロボット110ごとの予約状況を示す情報であり、自律走行ロボット110が利用される時間帯や販売場所(販売エリア)を含む。販売場所スケジュールは、販売場所ごとの予約状況を示す情報であり、販売場所が利用される時間帯を含む。
(スケジュール画面について)
利用予約部410は、予約情報取得部411と、表示制御部412とを備える。予約情報取得部411は、予約情報記憶部460に記憶されている予約情報を取得する。表示制御部412は、予約情報取得部411によって取得された予約情報に基づいて、ディスプレイ206にスケジュール画面を表示させる。
スケジュール画面は、ロボットスケジュールと、販売場所スケジュールとを含む。スケジュール画面におけるロボットスケジュールは、各時間帯における自律走行ロボット110ごとの利用予約を示す。スケジュール画面における販売場所スケジュールは、各時間帯における販売場所ごとの利用予約を示す。
入力デバイス203は、販売利用者から、自律走行ロボット110の利用時間を含む販売希望を受け付ける。入力デバイス203は、一の販売希望のみを受け付けてもよいし、複数の販売希望を受け付けてもよい。利用時間は、自律走行ロボット110を用いた自動販売を行う時間であり、希望開始時間と希望終了時間とを含む。なお、自動販売を行う時間を、予め定めた一定時間(例えば1時間)とすることも可能である。この場合、希望終了時間を受け付けないようにしてもよい。また、自動販売を開始する時間をリアルタイムの時間とすることも可能である。この場合、希望開始時間を受け付けないようにしてもよい。
入力デバイス203は、自律走行ロボット110が他の予約で埋まっているか否かにかかわらず、販売希望を受け付け可能とする。ただし、他の予約が埋まっている場合には、販売希望に応じた予約を行うことはできない。なお、入力デバイス203は、他の予約が埋まっている利用時間については、販売希望を受け付け不可能にしてもよい。
また、入力デバイス203は、スケジュール画面から、販売希望を受け付ける。ただし、入力デバイス203は、スケジュール画面以外の画面(ロボットスケジュールを販売利用者が把握できない画面)から、販売希望を受け付け可能にしてもよい。
入力デバイス203は、販売利用者から販売希望を受け付けると、受け付けた販売希望を利用予約部410へ出力する。
(販売場所の利用の可否の判別について)
利用予約部410は、まず、自律走行ロボット110を利用時間に、利用可能な販売場所がある否かを示す利用の可否の判別(以下「販売場所利用判別」という)を行う。具体的には、利用予約部410は、予約情報取得部411によって取得された販売場所スケジュール(販売場所の空き具合)と、販売希望(利用時間)とに基づいて、販売場所利用判別を行う。販売場所利用判別の判別結果が利用不可能である場合、表示制御部412は、予約不可能である旨をディスプレイ206に表示させる。
(自律走行ロボット110の利用の可否の判別について)
一方、販売場所利用判別の判別結果が利用可能である場合、利用予約部410は、搬送計画部420(生成部422)に対して、自律走行ロボット110が利用可能であるか否かの問い合せを行う。当該問い合わせは、具体的には、希望開始時間に移動販売を行うことが可能な自律走行ロボット110があるか否かの問い合わせである。当該問い合わせには、販売希望と、ロボットスケジュールとが含まれる。
搬送計画部420は、利用予約部410から問い合わせがあると、問い合わせ内容に基づいて、利用可能な自律走行ロボット110があるか否かを示す利用の判別(以下「ロボット利用判別」という)を行う。以下、ロボット利用判別について、搬送計画部420が備える機能部を用いて説明する。搬送計画部420は、時間情報取得部421と、生成部422とを備える。
時間情報取得部421は、空いている販売場所に基づいて、移動時間記憶部470に記憶される移動時間情報を取得する。移動時間情報は、自律走行ロボット110が移動可能な各場所の移動に要する時間を示す。一例として、待機場所であるロボットステーションから以下の4箇所までの移動時間は、以下のとおりである。
・2階Aエリアまでの移動時間:5分
・2階Bエリアまでの移動時間:10分
・3階Aエリアまでの移動時間:5分
・3階Bエリアまでの移動時間:10分
なお、本実施形態では、ロボットステーションは、一カ所とするが、複数個所とすることも可能である。特に、大きい施設の場合には、ロボットステーションを複数個所とすることにより、自律走行ロボット110の移動時間の短縮化を図ることができる。
また、他の一例として、2階Aから各場所までの移動時間は、以下のとおりである。
・ロボットステーションまでの移動時間:5分
・2階Bエリアまでの移動時間:15分
・3階Aエリアまでの移動時間:3分
・3階Bエリアまでの移動時間:15分
例えば、空いている販売場所が2階Aエリアであるとすると、時間情報取得部421は、ロボットステーションから2階Aエリアまでの移動時間(5分)を示す移動時間情報を取得する。時間情報取得部421は、取得した移動時間情報を生成部422へ出力する。
生成部422は、自律走行ロボット110の移動時間を考慮して、希望開始時間に販売場所まで移動可能なロボットの有無を判別(ロボット利用判別)する。具体的には、生成部422は、時間情報取得部421から取得した移動時間情報(例えば5分)と、ロボットスケジュール(自律走行ロボット110の空き具合)と、販売希望(希望開始時間)とに基づいて、ロボット利用判別を行う。
ロボット利用判別の判別結果が利用不可能である場合、生成部422は、搬送計画を生成しない。また、この場合、搬送計画部420は、利用予約部410(表示制御部412)に、搬送計画を生成しない旨を示す情報を出力する。表示制御部412は、当該情報を取得すると、予約不可能である旨をディスプレイ206に表示させる。
一方、ロボット利用判別の判別結果が利用可能を示す場合、搬送計画部420は、販売場所および自律走行ロボット110のいずれも利用可能であることを示す利用可能情報を商品管理部430へ出力する。商品管理部430は、利用可能情報を取得すると、推奨の販売場所と、推奨の商品(以下「推奨商品」という場合がある。)を販売利用者に提示する。
(推奨商品を提示する機能について)
以下、推奨の販売場所と、推奨商品とを販売利用者に提示することについて、商品管理部430が備える機能部を用いて説明する。商品管理部430は、人流情報取得部431と、販売エリア特定部432と、属性人数情報取得部433と、商品推奨部434と、決定部435と、販売履歴取得部436と、嗜好人数情報取得部438と、販売案内部439と、決済情報取得部440と、販売情報取得部441とを備える。
(人流情報に基づく販売エリアの特定について)
人流情報取得部431は、人流情報を取得する。人流情報は、施設(オフィスビル)内のエリアごとの人数に基づく情報である。人流情報は、例えば、エリアごとの人数をランク別に数値化した人流混雑度として表される。人流混雑度の詳細については、図5を用いて後述するが、例えば、以下のように3段階で表することができる。
・人流混雑度「0」:0人~100人。
・人流混雑度「1」:101人~200人。
・人流混雑度「2」:201人~。
人流情報は、人の数を把握できる情報であればよく、人員の属性を含まない。なお、人流情報は、エリアごとの人数そのものとしてもよい。また、エリアごとの人数は、1人単位としてもよいし、例えば、10人単位といったおおよその数としてもよい。
施設内のエリアは、例えば、フロアごとの、オフィス、会議室、セミナールームなどの部屋や、各部屋に通じる通路を含む。人流情報は、リアルタイムに得られる情報でもよいし、過去の履歴から得られる情報でもよい。また、人流情報は、各種スケジューラなどのスケジュールから得られる今後の情報でもよく、具体的には、会議室の利用スケジュールから得られる今後の情報でもよい。
人流情報は、施設の出入口や各部屋の出入口に設けられる入退出システムにおける入退出の結果や、施設に設置されるカメラや自律走行ロボット110に内蔵されるカメラの画像解析結果などから得られる。また、この他にも、人流情報は、赤外線センサの検出結果や、購入アプリと連動する購入利用者のスケジューラや、購入利用者端末装置130のGPS(global positioning system)情報などから得られる。人流情報取得部431は、取得した人流情報を後述する関連情報テーブル450に記憶させる。
販売エリア特定部432は、人流情報取得部431によって取得された人流情報に基づいて、自律走行ロボット110に商品を販売させる販売エリアを特定する。具体的には、販売エリア特定部432は、混雑するエリア(人流混雑度「2」のエリア)を販売エリアとして特定する。なお、販売エリア特定部432は、人流混雑度「2」のエリアがない場合、人流混雑度「1」のエリアを販売エリアとして特定すればよい。販売エリア特定部432は、人流混雑度「1」、「2」のエリアがいずれもない場合、人流混雑度「0」のエリアを販売エリアとして特定してもよい。なお、人流混雑度「0」、「1」が販売エリアとして特定された場合、商品管理部430は、混雑しているエリアがない旨を通知したり、自動販売には最適ではない旨を通知したりしてもよい。また、販売エリア特定部432は、一の販売エリアを特定してもよいし、複数の販売エリアを特定してもよい。
(販売エリアの決定について)
決定部435は、販売エリア特定部432によって特定された販売エリアを自動または手動で決定する。例えば、販売エリア特定部432によって一の販売エリアが特定されるようにした場合、決定部435は、当該一の販売エリアを自動で決定してもよい。また、販売エリア特定部432によって複数の販売エリアが特定されるようにした場合、決定部435は、複数の販売エリアの中から販売利用者によって選択された一の販売エリアを決定してもよい。
決定部435による販売エリアの決定を自動または手動のいずれにするかは、販売利用者の設定に応じて切替え可能としてもよい。また、販売エリアを決定するタイミングは、後述する推奨商品の提示タイミングよりも前としてもよいし、当該提示タイミングよりも後としてもよい。
(属性人数情報の取得について)
属性人数情報取得部433は、属性人数情報を取得する。属性人数情報は、販売エリア内の人員属性別の人数に基づく情報である。人員属性は、例えば、年齢層、性別、グループであるか否かなどである。属性人数情報は、例えば、人員属性ごとの人数をランク別に数値化した度合い(以下「属性人数度」という。)として表される。属性人数度は、詳細については図5を用いて後述するが、例えば、「1」~「5」の5段階で表される値である。
なお、属性人数情報は、人員属性別の人数そのものとしてもよい。人員属性別の人数は、1人単位としてもよいし、例えば、10人単位といったおおよその数としてもよい。
人員属性は、入退出システムにおいて得られる人員の情報や、施設に設置されるカメラや自律走行ロボット110に内蔵されるカメラの画像解析の結果などから得られる。人員属性は、各人員の氏名など、個人が特定される情報を含まない。すなわち、入退出システムにおいて得られる人員の情報や、カメラの画像解析の結果から人員属性を得る場合でも、個人が特定される情報については除かれるものとする。属性人数情報取得部433は、取得した属性人数度を後述する関連情報テーブル450に記憶させる。
(推奨商品の提示について)
商品推奨部434は、属性人数情報に基づいて、推奨商品を提示する。推奨商品は、販売エリアにおいて所定の販売が見込める商品である。所定の販売が見込める商品は、例えば、所定の販売数量が見込める商品や、所定の売上が見込める商品である。商品推奨部434は、属性人数度が高い(閾値以上)人員属性に応じた推奨商品を提示する。例えば、中年男性の属性人数度が高い場合、すなわち、販売エリア内に中年男性が多く在場する場合、商品推奨部434は、中年男性に売れ筋の商品を推奨商品として提示する。また、推奨商品は、時期、時間帯、販売エリア、周辺環境などに応じた商品である。具体的には、例えば、推奨商品は、夏場であれば冷たい飲料であり、昼食時間帯であれば弁当であり、会議室のエリアであればコーヒーや茶である。
また、本実施形態において、商品推奨部434は、後述する販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。ただし、商品推奨部434は、販売履歴に基づいて推奨商品を提示することに限らない。例えば、商品推奨部434は、人員属性と推奨商品とを対応付けたテーブルを予め用意しておき、当該テーブルの中から、人員属性に応じて抽出した推奨商品を提示してもよい。当該テーブルは、人員属性のほかにも、時期、時間帯、販売エリア、および周辺環境のうち、少なくともいずれか1つと、推奨商品とを対応付けたテーブルとしてもよい。
また、商品推奨部434は、推奨商品とともに、販売エリアを販売利用者に提示する。提示は、例えば、ディスプレイ206に表示することや、スピーカ207による音声を出力することを含む。提示する販売エリアは、決定部435によって自動で販売エリアが決定されるようにした場合には、決定後の販売エリアである。一方で、手動で販売エリアが決定されるようにした場合には、提示する販売エリアは、決定前の販売エリアである。
(販売履歴に基づく推奨商品の提示について)
販売履歴取得部436は、人員属性別の販売履歴を取得する。販売履歴は、所定の記憶部に記憶される。所定の記憶部は、管理装置100が備えるメモリ202でもよいし、外部の装置でもよい。販売履歴は、例えば、販売エリアにおいて販売された人員属性別の販売履歴である。ただし、当該施設の販売エリアにおける販売履歴に代えて又は加えて、本管理システム1を適用する他の施設の販売履歴を用いるようにしてもよい。特に、管理システム1を導入した直後や、新規の店舗による利用が開始された直後では、有効な販売履歴が蓄積されていないことがある。このような場合に、他の施設の販売履歴を用いることにより、他の施設を含めて売れ行きの良かった商品を推奨商品として提示することが可能になる。
人員属性別の販売履歴は、人員属性ごとの嗜好の度合い(以下「履歴嗜好度」という。)を含む。履歴嗜好度の詳細については図7を用いて後述するが、例えば、ある商品が中年男性に多く(閾値以上)販売された実績があったとすると、中年男性について当該商品の履歴嗜好度は高い値(閾値以上)となる。一方で、ある商品が中年女性に多く販売されなかったとすると、中年女性について当該商品の履歴嗜好度は低い値(閾値未満)となる。
販売履歴取得部436は、販売エリア内の人員の属性に応じた履歴嗜好度を取得する。例えば、販売エリア内に中年男性が多いものとすると、販売履歴取得部436は、中年男性用の履歴嗜好度を取得する。販売履歴取得部436は、販売エリア内の異なる属性の(複数の)履歴嗜好度を取得してもよい。例えば、販売エリア内に中年男性の次に、青年男性が多いものとする。この場合、販売履歴取得部436は、中年男性用の履歴嗜好度と、青年男性用の履歴嗜好度とを取得する。本実施形態は、販売履歴取得部436は、販売エリア内の人員数が上位3番目までに該当する人員属性の履歴嗜好度を取得することとする。
商品推奨部434は、販売エリア内の人員属性に応じた販売履歴(履歴嗜好度)に基づいて、推奨商品を提示する、販売履歴取得部436によって異なる属性の(複数の)履歴嗜好度が取得された場合、商品推奨部434は、これら複数の履歴嗜好度に基づいて、それぞれ推奨商品を提示する。
また、販売履歴は、日時別に記憶される。例えば、販売履歴は、販売エリアにおいて販売された日時別に記憶される。ただし、当該施設における日時別の販売履歴に代えて又は加えて、本管理システム1を適用する他の施設における日時別の販売履歴を用いるようにしてもよい。日時とは、月、日にち、曜日、休日か否か、時刻、および時間帯などを含む。販売履歴取得部436は、自律走行ロボット110を利用する利用日時に応じた販売履歴を取得する。例えば、利用日時が平日の午前10~11時であるとすると、販売履歴取得部436は、利用日時に応じた販売履歴(例えば、平日の午前10~11時の履歴嗜好度)を取得する。商品推奨部434は、利用日時に応じた販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。
また、販売履歴は、販売エリアにおいて販売された周辺環境別に記憶される。例えば、販売履歴は、販売エリアにおいて販売された周辺環境別に記憶される。ただし、当該施設における周辺環境別の販売履歴に代えて又は加えて、本管理システム1を適用する他の施設における周辺環境別の販売履歴を用いるようにしてもよい。周辺環境は、販売エリアの室温、湿度のほか、外気温や天候を含む。周辺環境ごとの販売履歴は、室温ごと、湿度ごと、外気温ごと、天候ごとのそれぞれの販売履歴でもよいし、室温、湿度、外気温、および天候のうちいずれかを組み合わせた販売履歴でもよい。
販売履歴取得部436は、自律走行ロボット110に商品を販売させる際の周辺環境に応じた販売履歴を取得する。例えば、販売時間帯の天候が曇りであるとすると、販売履歴取得部436は、曇りの場合の販売履歴を取得する。商品推奨部434は、利用日時における周辺環境の販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。
なお、詳細については後述するが、商品推奨部434は、学習済みモデル(AI:Artificial Intelligence)を用いて予測された商品を推奨商品として提示することも可能である。
(会員ユーザの嗜好について)
施設の各エリアの人員は、会員ユーザを含む。会員ユーザは、予め会員情報が登録される購入利用者である。会員情報の登録は、購入利用者端末装置130にインストールされている購入アプリを用いて行われる。会員情報は、所定の記憶部に記憶される。所定の記憶部は、管理装置100が備えるメモリ202でもよいし、外部の装置でもよい。
嗜好人数情報取得部438は、嗜好人数情報を取得する。嗜好人数情報は、各エリアに在場する嗜好品ごとの会員ユーザの人数に基づく情報である。嗜好品は、例えば、スナック菓子、弁当、軽食などである。嗜好人数情報は、例えば、嗜好品ごとの人数をランク別に数値化した度合い(以下「嗜好人数度」という。)として表される。嗜好人数度は、詳細については図6を用いて後述するが、例えば、「0」~「5」の6段階で表される値である。
なお、嗜好人数情報は、嗜好品別の人数そのものとしてもよい。嗜好品別の人数は、1人単位としてもよいし、例えば、10人単位といったおおよその数としてもよい。
商品推奨部434は、嗜好人数度が高い(閾値以上)嗜好品に応じた推奨商品を提示する。例えば、スナック菓子の嗜好人数度が高い場合、すなわち、販売エリア内にスナック菓子を嗜好する会員ユーザが多く在場する場合、商品推奨部434は、スナック菓子を推奨商品として提示する。
ここで、販売エリア内に会員ユーザがいない場合や、属性別の販売履歴(履歴嗜好度)蓄積されておらず履歴嗜好度が得られない場合もある。本実施形態では、会員ユーザの嗜好品別の人員属性を用いることによって、販売エリア内の購入利用者の人員属性に応じた推奨商品を提示することを可能にしている。
これについて具体的に説明すると、会員ユーザの場合、商品管理部430は、会員情報から会員ユーザの人員属性(例えば、中年男性)を得ることが可能である。また、商品管理部430は、当該人員属性(中年男性)ごとの嗜好人数度(例えば、スナック菓子の嗜好人数度)を得ることも可能である。このため、商品管理部430は、会員ユーザの人員属性(中年男性)を嗜好品(スナック菓子)別に管理することが可能である。
このような管理を行うことにより、仮に、販売エリア内に会員ユーザがいないといった場合などでも、商品推奨部434は、販売エリア内に多く在場する購入利用者の人員属性(例えば中年男性)から、当該人員属性と同一または近い会員ユーザの人員属性(例えば中年男性)を推定することが可能である。さらに、商品推奨部434は、推定した人員属性に対応する嗜好品(スナック菓子)を推定し、当該嗜好品を推奨商品として提示することが可能である。
(会員ユーザへの販売の案内について)
販売案内部439は、自律走行ロボット110に、会員ユーザに応じた嗜好品が搭載されている場合、当該会員ユーザにその旨を示す販売通知を行う。具体的には、販売案内部439は、当該会員ユーザの購入利用者端末装置130に、販売通知を行う。販売通知を行うタイミングは、自律走行ロボット110が販売エリアに到着する前でもよいし、到着した後でもよい。
また、販売案内部439は、自律走行ロボット110の現在位置と、購入利用者端末装置130の現在位置とが所定範囲内であるか否かの判別結果を取得するようにし、当該判別結果が所定範囲内である場合に販売通知を行ってもよい。当該判別は、管理装置100によって行われてもよいし、自律走行ロボット110によって行われてれもよい。なお、自律走行ロボット110は、自身が備えるディスプレイやスピーカを用いて、不特定多数の購入利用者に対して、自動販売を行っている旨を報知することも可能である。
(搭載する商品の登録について)
商品管理部430は、商品推奨部434によって提示された推奨商品のうち、実際に自律走行ロボット110に搭載する商品の登録を受け付ける。具体的には、商品管理部430は、所定の商品管理画面をディスプレイ206に表示させる。商品管理部430は、商品管理画面において、自律走行ロボット110に搭載させる商品の数量、価格、消費期限などを、入力デバイス203を介して受け付ける。商品管理部430は、受け付けた内容(商品の数量、価格、消費期限など)を管理する。
商品管理部430は、決定部435によって決定された販売エリアと、自律走行ロボット110に搭載させる商品とが確定すると、利用予約の完了を搬送計画部420へ送信する。なお、利用予約の完了は、少なくとも販売エリアが決定された後であればよい。すなわち、利用予約の完了は、自律走行ロボット110に搭載させる商品が確定する前に行われてもよい。
(搬送計画の生成について)
搬送計画部420(生成部422)は、利用予約に基づいて搬送計画を生成する。搬送計画は、移動開始場所から販売場所まで自律走行ロボット110を移動させて自動販売を行う計画である。移動開始場所は、自律走行ロボット110に商品が搭載される場所であり、例えば、ロボットステーションである。生成部422は、搬送計画を生成すると、生成した搬送計画に基づいて、各種スケジュールを更新する。
生成部422は、搬送計画を生成した場合、搬送計画を利用予約部410(表示制御部412)へ出力する。表示制御部412は、生成部422から搬送計画を取得すると、利用者から予約の確定を受け付けて、予約完了を示す旨をディスプレイ206に表示する。
搬送計画部420は、生成部422によって生成された搬送計画を、通信I/F204を介して、自律走行ロボット110へ送信する。これにより、自律走行ロボット110は、搬送計画に基づいて、販売場所での自動販売が可能になる。なお、搬送計画部420が自律走行ロボット110へ搬送計画を送信するタイミングは、利用開始時間の直前でもよいし、それよりも前の時間としてもよい。
(商品のロックについて)
商品管理部430は、自律走行ロボット110における各商品の配置位置を管理する。商品の配置位置には、商品の盗難を防止するために、商品の取出し口をロックする鍵がそれぞれ設けられている。商品管理部430は、商品と、配置位置に応じた鍵とを対応付けた商品鍵情報を記憶する。
(決済および解錠について)
決済情報取得部440は、決済情報を取得する。決済情報は、例えば、購入利用者端末装置130から送信される。決済情報は、購入利用者が購入した商品の情報と、当該商品の決済が完了したことを示す完了情報とを含む。
購入利用者端末装置130は、決済において、インストールされている購入アプリまたは所定のWebブラウザを用いて購入利用者から購入する商品の選択を受け付ける。これにより、購入利用者端末装置130は、商品の情報を取得する。また、購入利用者端末装置130は、購入アプリにおいて、例えば、予め登録されているクレジットカードを用いたカード決済が完了すると、完了情報を取得する。
また、購入利用者端末装置130は、決済において、購入利用者の操作に応じて、自律走行ロボット110を特定するための特定情報(識別情報)を取得する。具体的には、購入利用者端末装置130は、自律走行ロボット110に表示されるバーコードやQRコード(登録商標)などのコードの読み取りや、自律走行ロボット110との通信や、購入利用者の操作入力などによって、自律走行ロボット110から特定情報を取得する。購入利用者の操作入力では、購入アプリ上で、自律走行ロボット110を特定する特定情報(例えば、ロボット番号)の選択を受け付ける選択画面を表示し、購入利用者から特定情報の選択を受け付けるようにすればよい。
購入利用者端末装置130は、取得した商品の情報と、完了情報と、特定情報とを含む決済情報を管理装置100(決済情報取得部440)へ送信する。商品管理部430は、決済情報取得部440によって取得された決済情報に基づいて、決済が完了した商品と、当該商品が搭載される自律走行ロボット110とを特定する。そして、商品管理部430は、特定した自律走行ロボット110の商品鍵情報を参照し、特定した商品が配置される配置位置の鍵を解錠させるための解錠指示を当該自律走行ロボット110へ送信する。
自律走行ロボット110は、鍵制御部111を備える。鍵制御部111は、商品管理部430から受信した解錠指示に基づいて、購入対象の商品に応じた鍵を解錠する。これにより、購入利用者は、自律走行ロボット110から商品を取り出すことが可能になる。
(商品の補充等について)
販売情報取得部441は、商品の販売実績を取得する。販売実績は、実際に販売された商品の数量や価格などの情報のほか、販売されていない商品の情報を含む。販売情報取得部441は、決済情報に基づいて販売実績を取得する。具体的には、販売情報取得部441は、決済が完了した商品を販売された商品として販売実績を取得する。販売実績は、商品の在庫量や、売れ行きの悪い商品や、消費期限が近い(または過ぎた)商品を含む。
商品管理部430は、消費期限が近い商品(または過ぎた)を無効な商品として、販売を停止させる。販売の停止は、例えば、購入利用者端末装置130における購入アプリ上で当該商品が販売中ではない旨を表示させることや、自律走行ロボット110が備える表示部に販売中ではない旨を表示させることである。
販売情報取得部441によって販売実績が取得されると、商品管理部430は、販売実績に応じて、販売利用者に商品の補充等を促す。具体的には、商品管理部430は、商品の在庫が少ない場合や、売れ行きの悪い商品がある場合や、消費期限が近い(または過ぎた)商品や無効な商品がある場合に、販売利用者に商品の補充等を促す。なお、商品管理部430は、通信I/F204を制御して、商品の補充等を促す通知を、管理装置100としてのスマートフォンにプッシュ通知させてもよい。これにより、販売利用者に、迅速に商品の補充を促すことができる。
(商品管理部430に入力される各種情報について)
図4は、商品管理部430に入力される各種情報の一例を示す説明図である。図4において、商品管理部430には、関連情報480や、嗜好人数情報(嗜好人数度)などの各種情報が入力される。関連情報480は、人流情報481と、属性人数情報482と、環境情報483とを含む情報である。環境情報483は、周辺環境を示す情報である。ここで、図5を用いて、関連情報480について説明する。
(関連情報テーブルについて)
図5は、関連情報テーブルの一例を示す説明図である。図5において、関連情報テーブル450は、施設内のエリアごとの、人流情報481と、属性人数情報482と、環境情報483とを含むテーブルである。関連情報テーブル450において、人流情報481は、人流混雑度を示す。上述したように、人流混雑度は、「0(少)」、「1(中)」、「2(多)」の3段階のうち、いずれかを示す。関連情報テーブル450は、リアルタイム(例えば、午後4時~5時)の情報を示すものとする。
属性人数情報482の各欄に示す数字は、エリアごとの各性別および各年齢層の属性人数度を示す。属性人数度の一例を以下に示す。
・属性人数度「0」:0人。
・属性人数度「1」:1人~10人。
・属性人数度「2」:11人~25人。
・属性人数度「3」:26人~50人。
・属性人数度「4」:51人~100人。
・属性人数度「5」:101人~。
環境情報483は、エリアごとの室温および湿度を含むとともに、外気温および天候を含む。
一例を挙げると、関連情報480aは、3階Bのエリアにおける各情報を示す。関連情報480aは、以下のとおりである。
・人流が多い(201人以上)。
・男性の人数が101人以上である。
・女性の人数が51人~100人である。
・青年の人数が51人~100人である。
・中年の人数が101人以上である。
・室温が22.1℃であり、湿度が61%である。
・外気温が10.1℃であり、天候が曇りである。
販売エリア特定部432は、人流情報481に基づいて、人流が多いエリア(例えば3階Aまたは3階B)を販売エリアに特定する。例えば、決定部435によって販売エリアが3階Bに決定されたとすると、商品推奨部434は、男性よりも女性に人気のある推奨商品や、中年よりも青年に人気のある推奨商品を提示することが可能である。また、商品推奨部434は、室温、湿度、外気温、および天候を含む環境情報483についても加味して推奨商品を提示することが可能である。
図4に戻り、在場情報492は、現時点で販売エリア内に在場する会員ユーザの会員情報491に基づいて得られる。会員情報491は、例えば、予め登録される購入利用者のエリアの情報(よく在場するエリアの情報)や、購入利用者端末装置130の端末情報を含む。在場情報492は、会員情報491に含まれる購入利用者のエリアの情報としてもよいし、購入利用者端末装置130の端末情報から得られてもよい。当該端末情報は、購入利用者端末装置130に具備されるGPSユニットや、近距離無線技術を用いたビーコンや、オフィスビル内の監視カメラの画像などの検出結果を含む。
また、在場情報492は、会員情報491から得られる嗜好人数情報(嗜好人数度)を含む。嗜好人数度は、例えば、登録済嗜好人数度493と、一時的嗜好人数度494と、リクエスト嗜好人数度495とを含む。
登録済嗜好人数度493は、会員ユーザが予め登録した嗜好品別の人数度を示す。
一時的嗜好人数度494は、会員ユーザが一時的に購入を希望する嗜好品別の人数度を示す。
リクエスト嗜好人数度495は、会員ユーザが一時的に購入を希望する商品よりも強い購買意欲をもつ嗜好品別の人数度を示す。
また、商品管理部430には、利用時間496と、販売履歴497とが入力される。
利用時間496は、自律走行ロボット110を用いた自動販売のサービス利用時間を示す。
販売履歴497は、過去の自動販売のサービスにおける販売実績や販売傾向を含むとともに、履歴嗜好度を含む。
(嗜好人数テーブルについて)
図6は、嗜好人数テーブル451の一例を示す説明図である。嗜好人数テーブル451は、販売場所において対象の商品(スナック菓子、弁当、軽食)をそれぞれ嗜好する会員ユーザの人数(嗜好人数度)を示す。なお、嗜好人数テーブル451は、時間帯ごとにそれぞれ生成される。
また、嗜好人数テーブル451は、例えば、人員属性ごとに生成される。具体的には、嗜好人数テーブル451は、人員属性ごと(例えば、40代男性、40代女性ごと)に生成される。図示では、例えば、中年男性についての嗜好人数度を示すものとする。なお、嗜好人数テーブル451は、人員属性ごとに生成されていなくてもよく、すなわち、販売エリア内の人員属性にかかわらず生成されたものでもよい。
図示において、登録済嗜好人数度493、一時的嗜好人数度494、およびリクエスト嗜好人数度495は、それぞれ、各商品および各販売エリアの嗜好人数度を示す。図示に示す嗜好人数度は、販売エリア内の嗜好品別の会員ユーザ数に基づく値である。以下に、嗜好人数度の一例を示す。
・嗜好人数度「0」:0人。
・嗜好人数度「1」:1人~10人。
・嗜好人数度「2」:11人~25人。
・嗜好人数度「3」:26人~50人。
・嗜好人数度「4」:51人~100人。
・嗜好人数度「5」:101人~。
例えば、3階Bの販売場所においてスナック菓子を嗜好する会員ユーザ(中年男性)の嗜好人数度は、以下のとおりである。
・スナック菓子について、登録済嗜好人数度493は「3」であり、すなわち、「スナック菓子」を嗜好品に登録している会員ユーザが26人~50人である。
・スナック菓子について、一時的嗜好人数度494は「0」であり、すなわち、「スナック菓子」の購入を一時的に希望する会員ユーザが0人である。
・スナック菓子について、リクエスト嗜好人数度495は「2」であり、すなわち、「スナック菓子」の購入を強く希望する会員ユーザが11人~25人である。
(履歴嗜好度について)
図7は、時間と履歴嗜好度との関係の一例を示すグラフである。図7において、縦軸は履歴嗜好度を示し、横軸は時間(Hour)を示す。履歴嗜好度は、例えば、商品の販売実績(販売数量や売上)に、商品に応じた所定の係数を乗じた値であり、例えば、1~5の5段階の数値で表される。なお、履歴嗜好度は、販売実績そのものとしてもよい。図7に示す各グラフ700(700a、700b、700c)は、商品(コーヒー、スナック菓子、弁当)ごとの各時間帯の履歴嗜好度を示す。
また、各グラフ700は、人員属性ごとに生成される。図示する各グラフ700は、例えば、中年男性の場合の履歴嗜好度を示すものとする。また、各グラフ700は、例えば、周辺環境ごと(例えば、天候ごと、室温ごと、湿度ごと)に生成される。図示では、例えば、室温20~22℃、湿度60~70%、外気温10~15℃、天候曇りの場合の履歴嗜好度を示すものとする。なお、各グラフ700は、人員属性ごとに生成されていなくてもよく、すなわち、人員属性にかかわらず生成されたものでもよい。
図示においてグラフ700aは、弁当の履歴嗜好度を示す。グラフ700aに示すように、弁当の履歴嗜好度は、正午頃にピークとなり、また、18時頃の夕食時間帯にも増加する傾向にあることを示す。
グラフ700bは、コーヒーの履歴嗜好度を示す。グラフ700bに示すように、コーヒーの履歴嗜好度は、朝から一定値以上あり、すなわち、一定の需要があることを示す。
グラフ700cは、スナック菓子の履歴嗜好度を示す。グラフ700cに示すように、スナック菓子の履歴嗜好度は、午前10時前後と午後3時以降に、増加する傾向にあることを示す。
(履歴嗜好度と嗜好人数度とに基づく推奨商品の提示について)
次に、履歴嗜好度と嗜好人数度とに基づく推奨商品の提示について説明する。商品推奨部434は、履歴嗜好度と嗜好人数度とに基づいて推奨商品を提示する。推奨商品の提示に際し、商品推奨部434は、履歴嗜好度(1~5のいずれかの値)と、嗜好人数度(0~5のいずれかの値)とに基づく数値(以下「嗜好の強度」という。)を算出する。
嗜好の強度について、午後4時~5時のスナック菓子を例に挙げて説明する。図7のグラフ700cに示すように、午後4~5時のスナック菓子の履歴嗜好度は、おおよそ「2」である。履歴嗜好度を「H」とする。
また、図6に示したように、3階Bの販売場所においてスナック菓子を嗜好する会員ユーザ(中年男性)の各嗜好人数度を「L」とすると、登録済嗜好人数度493「L1」は「L1=3」、一時的嗜好人数度494「L2」は「L2=0」、リクエスト嗜好人数度495「L3」は「L3=2」である。例えば、これらを合算すると、嗜好人数度の合計Ltは「3+0+2=5」となる。
嗜好の強度は、履歴嗜好度Hと、嗜好人数度の合計Ltとに基づいて得られる。例えば、履歴嗜好度Hと、嗜好人数度の合計Ltとを乗算することによって、嗜好の強度が得られる。この例では、履歴嗜好度Hは「2」であることから、履歴嗜好度と嗜好人数度との乗算によって得られる嗜好の強度は、「2×5=10」となる。
このように、各商品について嗜好の強度を算出することにより、商品推奨部434は、嗜好の強度が高い商品を推奨商品として提示することができる。
なお、嗜好の強度の算出に当たり、「L1」、「L2」、「L3」を全て用いたがこれに限らない。例えば、合計Ltに代えて、「L1」、「L2」、「L3」のうち少なくともいずれか1つを用いるようにしてもよい。また、嗜好の強度の算出にあたり、「L1」、「L2」、「L3」をそれぞれ加算した値「Lt」を用いたが、これに限らない。例えば、それぞれを加算する方法のみならず、他の手法で算出した値を用いて嗜好の強度を算出してもよい。以下に、他の手法で算出した値「Lt」を用いて嗜好の強度を算出する例について説明する。
(嗜好係数を用いた嗜好の強度の算出について)
嗜好の強度の算出において、会員ユーザが希望する度合いをより反映させるために、嗜好人数度(L1、L2、L3)に所定の係数(以下「嗜好係数」という。)を乗じて、嗜好人数度の合計Ltを算出するようにしてもよい。
具体例を挙げると、例えば、登録済嗜好人数度493「L1」に乗じる嗜好係数を「K1」、一時的嗜好人数度494「L2」に乗じる嗜好係数を「K2」、リクエスト嗜好人数度495「L3」に乗じる嗜好係数を「K3」とする。嗜好係数K1、K2、K3は、会員ユーザが希望する度合いを考慮した値であり、これらの大小関係が「K1<K2<K3」となるようにする。説明の便宜上、具体的な数値を挙げると、K1=1、K2=2、K3=3とする。
この係数Kを用いると、嗜好人数度の合計Ltは、
Lt=「(L1×K1)+(L2×K2)+(L3×K3)」となる。
LとKについて、上記の例に挙げた数値を代入すると、
Lt=(3×1)+(0×2)+(2×3)=9となる。
履歴嗜好度Hは「2」であることから、履歴嗜好度Hと嗜好人数度の合計Ltとの乗算によって得られる嗜好の強度は、「2×9=18」となる。すなわち、嗜好係数Kを用いない場合の嗜好の強度「10」よりも大きい値となる。したがって、会員ユーザが希望する度合いをより反映させることができる。
なお、商品推奨部434は、販売エリアにおいて最も多く在場する人員属性(中年男性)に応じた推奨商品を提示するだけでなく、当該販売エリアに在場する他の人員属性(例えば青年男性)についても、当該人員属性に応じた推奨商品を提示する。具体的には、商品推奨部434は、対象の人員属性(例えば青年男性)の嗜好人数テーブルの嗜好人数度や、対象の人員属性の履歴嗜好度に基づいて嗜好の強度を算出し、算出した嗜好の強度に基づいて推奨商品を提示すればよい。本実施形態では、例えば、販売エリア内の複数(例えば、人員数が上位3番目までに該当)の人員属性に応じた嗜好の強度を算出して推奨商品を提示するものとする。
(学習済みモデルを用いることについて)
商品推奨部434による販売履歴に基づく推奨商品の提示において、学習済みモデル(AI)の導出結果を用いることも可能である。以下、学習済みモデルを用いる場合について説明する。学習済みモデルは、学習モデルを訓練して生成される。学習モデルには、例えば、ニューラルネットワーク、ランダムフォレスト、ガウス過程回帰などの公知のアルゴリズムを用いることができる。
学習モデルは、入力層と、1以上の中間層(隠れ層)と、出力層とを含む。各層は、1以上のニューロンを備える。中間層の層数や、各層におけるニューロンの個数等は、学習済パラメータによって設定されている。学習済みモデルは、入力サンプルのそれぞれを学習モデルの入力層に入力して、出力層から得られるそれぞれの出力値と、出力サンプルのそれぞれとの差が少なくなるように、学習モデルのパラメータを更新して、生成される。
学習済みモデルを生成するには、学習用データセットが用いられる。学習用データセットは、入力サンプルと、出力サンプルとを含む。入力サンプルは、例えば、関連情報(人流情報481(人流混雑度)、属性人数情報482、環境情報483)、および商品ごとの嗜好人数度(登録済嗜好人数度493、一時的嗜好人数度494、リクエスト嗜好人数度495)である。出力サンプルは、例えば、対象の商品の販売実績(例えば販売数量)である。なお、環境情報483に示す各項目は、数値化されるものとする。
以下に、学習済みモデルを生成するモデル生成部の生成手順について説明する。
(1)モデル生成部、入力サンプルを入力層に順次入力し、学習モデルの順伝播方向の演算処理を行うことにより、出力層から出力値を得る。出力層からの出力値は、商品の販売数量の確率(尤度)を表す値である。
(2)モデル生成部は、全ての入力サンプルについて、例えば誤差逆伝播法により、出力層からの出力値と出力サンプルとの誤差を算出する。出力サンプルは、実績情報(実際の販売数量)である。例えば、学習用サンプルの出力サンプルとしての販売数量が「50」を示すものであるときに、入力サンプルを入力層に入力して出力層からの得られる出力値として販売数量が「50」であれば、学習用サンプルに関する誤差はゼロである。
(3)モデル生成部は、算出した誤差が所定値以内であるか否かを判断する。
(4)モデル生成部は、算出した誤差が所定値以内であれば、各ニューロン間の結合の重み等の各種パラメータ(各ニューロン間の結合の重み、各ニューロンの閾値等)は最適化されていると判断し、学習(訓練)を終了し、学習済みモデルの生成を完了する。各種パラメータを学習済パラメータとした学習モデルを学習済みモデルとする。
(5)モデル生成部は、算出した誤差が所定値以内でなければ、算出した各誤差に基づいて各種パラメータを更新する。以下、モデル生成部は、各種パラメータを更新した学習モデルに対し、再度、入力サンプルを入力層に入力し、上記誤差が所定値以内になるまで、繰り返し、各種パラメータを更新する。なお、上記誤差が所定値以内になることが難しい場合に、予め定めた繰り返し数(エポック数)が実行された場合に、訓練を終了してもよい。
なお、学習用データセットは(入力サンプルおよび出力サンプル)は、各商品について時間帯ごとに用意される。すなわち、学習済みモデルは、商品ごとおよび時間帯ごとに生成される。
上記の学習済みモデルに、これから販売を行うに際して必要な各種情報(関連情報、および嗜好人数情報)を入力することにより、出力サンプルとして、商品の販売数量を導出することが可能である。商品推奨部434は、導出された各商品の販売数量が所定量以上の商品を推奨商品として提示すればよい。
(管理システム1が行う工程について)
図8は、管理システム1が行う工程の一例を示すフローチャートである。図8において、管理装置100は、まず、利用予約工程(図9参照)を実行する(ステップS801)。次に、管理装置100は、商品搭載工程(図10参照)を実行する(ステップS802)。そして、管理装置100は、自律走行ロボット110を移動させる移動工程(図11参照)を実行する(ステップS803)。次に、管理装置100は、自律走行ロボット110に販売を行わせる販売工程(図12参照)を実行する(ステップS804)。
そして、管理装置100は、自律走行ロボット110に搭載される商品が不足したか否かを判断する(ステップS805)。商品が不足していない場合(ステップS805:NO)、管理装置100は、ステップS808の処理に進む。一方、商品が不足した場合(ステップS805:YES)、管理装置100は、自律走行ロボット110に搭載する商品を補充する商品補充工程(図13)を実行する(ステップS806)。
そして、管理装置100は、自律走行ロボット110に移動を行わせる移動工程(図11参照)を実行する(ステップS807)。次に、管理装置100は、販売状況が良好であるか否かを判断する(ステップS808)。販売状況が良好である場合(ステップS808:YES)、管理装置100は、ステップS810の処理に進む。一方、販売状況が良好ではない場合(ステップS808:NO)、管理装置100は、自律走行ロボット110を移動させる移動工程(図11参照)を実行する(ステップS809)。
そして、管理装置100は、自律走行ロボット110の利用終了時間であるか否かを判断する(ステップS810)。自律走行ロボット110の利用終了時間ではない場合(ステップS810:NO)、管理装置100は、ステップS804に戻り、ステップS804~ステップS810の工程を繰り返す。
一方、自律走行ロボット110の利用終了時間である場合(ステップS810:YES)、管理装置100は、自動販売を終了させる(ステップS811)。そして、管理装置100は、自律走行ロボット110を移動させる移動工程(図11参照)を実行する(ステップS812)。次に、管理装置100は、自律走行ロボット110の利用を終了させる終了回収工程(図14参照)を実行し(ステップS813)、ステップS801に戻り、他の販売利用者の利用に備える。
(管理システム1が行う利用予約工程について)
図9は、管理システム1が行う利用予約工程の一例を示すフローチャートである。なお、図9において、管理装置100(利用予約部410)は、販売場所の利用状況の確認(販売場所利用判別)を行う(ステップS901)。
次に、利用予約部410は、販売場所スケジュールを参照し、販売場所として空いている場所および時間があるか否かを判断する(ステップS902)。販売場所として空いている場所および時間ない場合(ステップS902:NO)、管理装置100は、ステップS901に戻る。
一方、販売場所として空いている場所および時間がある場合(ステップS902:YES)、搬送計画部420は、ロボットスケジュールおよび移動時間情報を参照し、自律走行ロボット110の利用状況の確認(ロボット利用判別)を行う(ステップS903)。そして、搬送計画部420は、自律走行ロボット110が空いているか否かを判断する(ステップS904)。
自律走行ロボット110が空いていない場合(ステップS904:NO)、管理装置100は、ステップS901に戻る。自律走行ロボット110が空いている場合(ステップS904:YES)、商品推奨部434は、販売エリアと推奨商品を提示する(ステップS905)。なお、ステップS905の詳細の一例については、図15を用いて後述する。
そして、決定部435は、販売エリアを自動または販売利用者の手動で決定する(ステップS906)。次に、商品管理部430は、自律走行ロボット110に搭載される販売予定の商品の登録を受け付ける(ステップS907)。そして、利用予約部410は、自動販売の予約を確定し(ステップS908)、準備を完了する。
(管理システム1が行う商品搭載工程について)
図10は、管理システム1が行う商品搭載工程の一例を示すフローチャートである。図10において、管理装置100(利用予約部410)は、自律走行ロボット110の利用時間内であるか否かを判断する(ステップS1001)。利用予約部410は、自律走行ロボット110の利用時間内となるまで待機する(ステップS1001:NO)。自律走行ロボット110の利用時間内になると(ステップS1001:YES)、商品管理部430は、自律走行ロボット110に商品を搭載させるために商品の取出し口に設けられる扉(鍵)を解錠させる(ステップS1002)。
そして、商品推奨部434は、販売エリアと推奨商品を再度提示する(ステップS1003)。なお、ステップS1003において、図15を用いて後述する処理を行ってもよい。次に、商品管理部430は、自律走行ロボット110に搭載される商品の修正が必要か否かを判断する(ステップS1004)。商品の修正が不要な場合(ステップS1004:NO)、商品管理部430は、ステップS1006の処理に進む。一方、商品の修正が必要な場合(ステップS1004:YES)、商品管理部430は、自律走行ロボット110に搭載される商品の情報を受け付けて商品の情報を修正する(ステップS1005)。
そして、商品管理部430は、自律走行ロボット110への商品の搭載を終了して、取出し口の扉を施錠させるようにし(ステップS1006)、商品の搭載を完了する。
(管理システム1が行う移動工程について)
図11は、管理システム1が行う移動工程の一例を示すフローチャートである。なお、図11~図14の説明では、主に管理装置100からの指示に基づいて自律走行ロボット110が動作するものとするが、これに限らず、管理装置100からの指示によらず、自律走行ロボット110が自らの判断で動作(自動で動作)することも可能である。
図11において、管理装置100(搬送計画部420)は、自律走行ロボット110に移動指示を行う(ステップS1101)。そして、商品管理部430は、自律走行ロボット110の移動が販売に向けた移動であるか否かを判断する(ステップS1102)。販売に向けた移動ではない場合(ステップS1102:NO)、すなわち、自動販売を終了するための移動や、商品の補充のための移動である場合、管理装置100は、ステップS1106の処理に進む。
一方、販売に向けた移動である場合(ステップS1102:YES)、販売案内部439は、販売場所および会員ユーザの嗜好などを確認する(ステップS1103)。そして、販売案内部439は、自律走行ロボット110に搭載される商品に、会員ユーザの嗜好品が含まれているか否かを判断する(ステップS1104)。自律走行ロボット110に搭載される商品に、会員ユーザの嗜好品が含まれていない場合(ステップS1104:NO)、管理装置100は、ステップS1106の処理に進む。
一方、自律走行ロボット110に搭載される商品に、会員ユーザの嗜好品が含まれている場合(ステップS1104:YES)、販売案内部439は、自律走行ロボット110による自動販売が行われている旨の案内を会員ユーザの購入利用者端末装置130に通知する(ステップS1105)。
そして、搬送計画部420は、自律走行ロボット110に、エレベーターや扉を開閉させることにより移動および各所を通過させて(ステップS1106)、販売場所である目的地に到着させる(ステップS1107)。次に、販売案内部439は、自律走行ロボット110が備えるディスプレイや、周囲に位置する購入利用者端末装置130に販売開始の通知を行わせ(ステップS1108)、自律走行ロボット110の移動を完了させる。なお、管理装置100は、自律走行ロボット110に移動途中で商品の販売を行わせるようにしてもよい。
(管理システム1が行う販売工程について)
図12は、管理システム1が行う販売工程の一例を示すフローチャートである。図12において、管理装置100は、自律走行ロボット110に自動販売の開始および待機を行わせる(ステップS1201)。そして、搬送計画部420は、利用時間内であるか否かを判断する(ステップS1202)。利用時間内でない場合(ステップS1202:NO)、搬送計画部420は、自律走行ロボット110に移動指示を行って、自動販売を終了させる(ステップS1203)。
一方、利用時間内である場合(ステップS1202:YES)、商品管理部430は、購入利用者端末装置130から購入希望があるか否かを判断する(ステップS1204)。購入利用者端末装置130から購入希望がない場合(ステップS1204:NO)、管理装置100は、ステップS1201に戻る。購入利用者端末装置130から購入希望がある場合(ステップS1204:YES)、商品管理部430は、購入利用者端末装置130へ、自律走行ロボット110に搭載されている商品の情報を送信し、購入利用者に当該商品を確認させる(ステップS1205)。
そして、商品管理部430は、購入利用者端末装置130が購入利用者から購入を受け付けたか否かを判断する(ステップS1206)。購入を受け付けない場合(ステップS1206:NO)、管理装置100は、ステップS1201に戻る。購入を受け付けた場合(ステップS1206:YES)、商品管理部430は、購入利用者端末装置130に商品の選択を受け付けさせる(ステップS1207)。
そして、決済情報取得部440によって当該商品の決済が完了したことを示す完了情報(決済情報)が取得されると、商品管理部430は、当該商品が配置される配置位置の鍵を自律走行ロボット110に解錠させる(ステップS1208)。次に、商品管理部430は、商品が取り出されると(ステップS1209)、自律走行ロボット110に取出し口の扉を施錠させる(ステップS1210)。
そして、販売情報取得部441は、自律走行ロボット110に搭載される商品状況を確認する(ステップS1211)。そして、商品管理部430は、消費期限切れの商品があるか否かを判断する(ステップS1212)。消費期限切れの商品がない場合(ステップS1212:NO)、商品管理部430は、ステップS1214の処理に進む。一方、消費期限切れの商品がある場合(ステップS1212:YES)、商品管理部430は、商品の有効性を修正する(ステップS1213)。そして、商品管理部430は、有効な商品の数を確認する(ステップS1214)。
次に、商品管理部430は、十分な残数があるか否かを判断する(ステップS1215)。十分な残数がある場合(ステップS1215:YES)、商品管理部430は、ステップS1219の処理に進む。一方、十分な残数がない場合(ステップS1215:NO)、商品管理部430は、販売利用者に商品状況を通知するともに商品の補充を提案する(ステップS1216)。
そして、商品管理部430は、販売利用者から受け付けた内容に応じて商品の補充を行うか否かを判断する(ステップS1217)。商品の補充を行う場合(ステップS1217:YES)、管理装置100は、自律走行ロボット110に搭載する商品を補充する商品補充工程(図13)を実行する(ステップS806)。一方、商品の補充を行わない場合(ステップS1217:NO)、商品管理部430は、自律走行ロボット110に売れ残っている商品があるか否かを判断する(ステップS1218)。
売れ残っている商品がない場合(ステップS1218:NO)、管理装置100は、ステップS1203に進み、販売を終了する。一方、売れ残っている商品がある場合(ステップS1218:YES)、管理装置100は、自律走行ロボット110に販売を継続させる(ステップS1219)。
次に、ステップS1220~ステップS1227の処理について説明する。ステップS1220~ステップS1227の処理は、自律走行ロボット110の判断によって行われる処理とする。ただし、これに限らず、当該処理は、管理装置100の判断による指示を自律走行ロボット110へ送信することによって行われる処理とすることも可能である。
自律走行ロボット110は、販売実績を確認する(ステップS1220)。自律走行ロボット110は、販売実績が規定値以下であるか否かを判断する(ステップS1221)。販売実績が規定値以下ではない場合(ステップS1221:NO)、自律走行ロボット110は、現在の場所で販売を継続し(ステップS1222)、ステップS1201に戻り、自動販売を行う。
一方、販売実績が規定値以下である場合(ステップS1221:YES)、自律走行ロボット110は、人流情報や属性人数情報や販売場所スケジュール等に基づいて、推奨場所となる販売エリアを再検討する(ステップS1223)。そして、自律走行ロボット110は、より良い販売エリアがあるか否かを判断する(ステップS1224)。より良い販売エリアがない場合(ステップS1224:NO)、自律走行ロボット110は、ステップS1222に進み、現在の場所で販売を継続する。
より良い販売エリアがある場合(ステップS1224:YES)、自律走行ロボット110は、管理装置100を介して、販売利用者に販売エリアの変更の提案を行う(ステップS1225)。そして、自律走行ロボット110は、自動または手動(管理装置100を介して販売利用者から販売エリアの変更を受け付けること)により、販売エリアの変更の有無を判断する(ステップS1226)。
販売エリアを変更しない場合(ステップS1226:NO)、自律走行ロボット110は、ステップS1222に進み、現在の場所で販売を継続する。一方、販売エリアを変更する場合(ステップS1226:YES)、自律走行ロボット110は、販売エリアを変更して(ステップS1227)、移動工程(図11参照)を実行する(ステップS803)。この場合の移動工程についても、自律走行ロボット110の判断によって行われる。
(管理システム1が行う商品補充工程について)
図13は、管理システム1が行う商品補充工程の一例を示すフローチャートである。図13において、管理装置100(搬送計画部420)は、商品を補充するために自律走行ロボット110を移動させて(ステップS1301)、自律走行ロボット110を待機場所(ロボットステーション)に到着させる(ステップS1302)。
商品管理部430は、回収する商品があるか否かを判断する(ステップS1303)。回収する商品がない場合(ステップS1303:NO)、商品管理部430は、ステップS1305の処理に進む。回収する商品がある場合(ステップS1303:YES)、商品管理部430は、販売利用者に商品を回収させるとともに、搭載する商品情報の修正を受け付けて商品情報を修正する(ステップS1304)。
そして、商品管理部430は、販売エリアと推奨商品を提示する(ステップS1305)。次に、管理装置100は、人流情報や属性人数情報や販売場所スケジュール等に基づいて、販売エリアの変更か可能であるか否かを判断する(ステップS1306)。販売エリアの変更が可能ではない場合(ステップS1306:NO)、管理装置100は、ステップS1308の処理に進む。
一方、販売エリアの変更が可能である場合(ステップS1306:YES)、管理装置100は、販売エリアの変更と、変更先の販売エリアの選択を受け付ける(ステップS1307)。そして、商品管理部430は、販売利用者に商品を追加搭載させる(ステップS1308)。次に、商品管理部430は、搭載する商品情報の修正を受け付けて商品情報を修正し(ステップS1309)、商品の補充を完了させる。
(管理システム1が行う終了回収工程について)
図14は、管理システム1が行う終了回収工程の一例を示すフローチャートである。図14において、管理装置100(搬送計画部420)は、自律走行ロボット110を待機場所(ロボットステーション)に到着させる(ステップS1401)。そして、商品管理部430は、販売利用者に商品を回収させる(ステップS1402)。次に、管理装置100は、搭載する商品情報をリセットするなどの利用終了処理を行い(ステップS1403)、自律走行ロボット110の利用を終了する。
(管理装置100が行う販売エリアと推奨商品との提示に係る処理について)
図15は、管理装置100が行う販売エリアと推奨商品との提示に係る処理の一例を示すフローチャートである。図15において、管理装置100(商品管理部430)は、販売利用者の販売希望(利用時間や)を取得する(ステップS1501)。販売希望は、自律走行ロボット110の利用時間や、当該利用時間における周辺環境(天候等)を示す環境情報を含む。
次に、人流情報取得部431は、人流混雑度(人流情報)を取得する(ステップS1502)。そして、販売エリア特定部432は、人流混雑度に基づいて、自律走行ロボット110に商品を販売させる販売エリアを特定して(ステップS1503)、販売エリアを提示する(ステップS1504)。
次に、属性人数情報取得部433は、販売エリア内の属性人数度(属性人数情報)を取得する(ステップS1505)。そして、商品管理部430は、販売エリア内の一の人員属性(例えば、最も多い人員に該当する人員属性)に応じた推奨商品を提示するために、当該一の人員属性をセットする(ステップS1506)。なお、本フローチャートでは、販売エリア内に在場する複数の人員属性のうち、例えば、人数の多い上位3番目までに該当する人員属性に応じた推奨商品を提示するものとする。このため、ステップS1506において、セット可能な人員属性を上位1~3番目までの人員属性としている。
次に、販売履歴取得部436は、セットされた属性の履歴嗜好度(販売履歴)を取得する(ステップS1507)。そして、嗜好人数情報取得部438は、嗜好人数度(嗜好人数情報)を取得する(ステップS1508)。次に、商品管理部430は、履歴嗜好度と嗜好人数度とに基づいて嗜好の強度を算出する(ステップS1509)。そして、商品管理部430は、対象とする他の人員属性の有無(人員数が上位3番目までに該当する人員属性のセットを終えたか否か)を判断する(ステップS1510)。
対象とする他の人員属性がある場合(ステップS1510:YES)、商品管理部430は、ステップS1506に戻り、次に対象とする人員属性をセットし、ステップS1506~ステップS1510の処理を繰り返す。一方、対象とする他の人員属性がない場合(ステップS1510:NO)、すなわち、販売エリア内の人員数が上位3番目までに該当する人員属性について、ステップS1506~ステップS1510の処理を行った場合、商品管理部430は、算出した嗜好の強度に応じた推奨商品を提示し(ステップS1511)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る管理装置100は、エリアごとの人流情報(人流混雑度)に基づいて販売エリアを特定し、販売エリア内の属性人数情報(属性人数度)に基づいて推奨商品を提示する。これにより、施設内にカメラなどの新たな装置の増設を要しないため、増設に係る費用、時間および労力などが生じないだけでなく、施設利用者のプライバシーが守られなくなってしまうといった懸念も生じない。さらに、施設を利用する不特定多数の利用者に、自律走行ロボット110を用いて効率よく商品を販売することができる。したがって、本実施形態によれば、自律走行ロボット110を用いた自動販売を導入する際に各施設において新たな装置を増設しなくてもよいため、当該自動販売を各施設に普及させやすくすることができる。
また、本実施形態に係る管理装置100は、人員属性別の販売履歴のうち、販売エリア内の人員属性に応じた販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。これにより、人員属性ごとに売れ行きの良かった商品を推奨商品として提示することができる。したがって、商品の販売効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る管理装置100は、販売エリアにおいて販売された日時別の販売履歴のうち、自律走行ロボット110を利用する利用日時に応じた販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。これにより、過去の日時のうち利用日時と同じ日時において売れ行きの良かった商品を推奨商品として提示することができる。したがって、商品の販売効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る管理装置100は、販売エリアにおいて販売された周辺環境別の販売履歴のうち、自律走行ロボット110を利用する利用日時における周辺環境の販売履歴に基づいて、推奨商品を提示する。これにより、過去の周辺環境のうち利用日時における周辺環境と同じ周辺環境で売れ行きの良かった商品を推奨商品として提示することができる。したがって、商品の販売効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る管理装置100は、販売エリア内の嗜好品別の会員ユーザの人数に基づく嗜好人数情報(嗜好人数度)に基づいて、推奨商品を提示する。これにより、販売エリア内の人員に、会員ユーザの嗜好品を推奨商品として提示することができる。したがって、商品の販売効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る管理装置100は、自律走行体に会員ユーザに応じた嗜好品が搭載されている場合、当該会員ユーザのその旨を示す通知を行う。これにより、会員ユーザに対して積極的に嗜好品を販売することができる。したがって、販売効率を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、以上に説明した管理システム1および管理装置100を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…管理システム、100…管理装置、110…自律走行ロボット、130…購入利用者端末、201…CPU、202…メモリ、203…入力デバイス、204…通信I/F、206…ディスプレイ、410…利用予約部、411…予約情報取得部、412…表示制御部、420…搬送計画部、421…時間情報取得部、422…生成部、430…商品管理部、431…人流情報取得部、432…販売エリア特定部、433…属性人数情報取得部、434…商品推奨部、435…決定部、436…販売履歴取得部、438…嗜好人数情報取得部、439…販売案内部、440…決済情報取得部、441…販売情報取得部

Claims (9)

  1. 施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部と、
    前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部と、
    前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部と、
    前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部と、
    を備える管理装置。
  2. 属性別の販売履歴を取得する販売履歴取得部を備え、
    前記販売履歴取得部は、前記販売エリア内の人員の属性に応じた販売履歴を取得し、
    前記商品推奨部は、前記販売エリア内の人員の属性に応じた販売履歴に基づいて、前記推奨商品を提示する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 販売履歴は、日時別に記憶され、
    前記販売履歴取得部は、前記自律走行体を利用する利用日時に応じた販売履歴を取得し、
    前記商品推奨部は、当該利用日時に応じた販売履歴に基づいて、前記推奨商品を提示する、
    請求項2に記載の管理装置。
  4. 販売履歴は、周辺環境別に記憶され、
    前記販売履歴取得部は、前記自律走行体を利用する利用日時における周辺環境の販売履歴を取得し、
    前記商品推奨部は、当該利用日時における周辺環境の販売履歴に基づいて、前記推奨商品を提示する、
    請求項2または3に記載の管理装置。
  5. 前記販売エリア内の嗜好品別の会員ユーザの人数に基づく嗜好人数情報を取得する嗜好人数情報取得部を備え、
    前記商品推奨部は、前記嗜好人数情報に基づいて、前記推奨商品を提示する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の管理装置。
  6. 会員ユーザに応じた嗜好品が前記自律走行体に搭載されている場合、当該会員ユーザにその旨を示す通知を行う販売案内部を備える、
    請求項5に記載の管理装置。
  7. 自律走行体と、前記自律走行体に搭載される商品を管理する管理装置とを含む管理システムにおいて、
    前記管理装置は、
    施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部と、
    前記人流情報に基づいて、前記自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部と、
    前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部と、
    前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部と、
    を備え、
    前記自律走行体は、前記推奨商品を含む商品を販売する、
    管理システム。
  8. 管理装置に用いられるコンピュータが、
    施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得工程と、
    前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定工程と、
    前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得工程と、
    前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨工程と、
    を含む処理を実行する管理方法。
  9. 管理装置に用いられるコンピュータを、
    施設内のエリアごとの人数に基づく人流情報を取得する人流情報取得部、
    前記人流情報に基づいて、自律走行体に商品を販売させる販売エリアを特定する販売エリア特定部、
    前記販売エリア内の属性別の人数に基づく属性人数情報を取得する属性人数情報取得部、
    前記属性人数情報に基づいて、前記販売エリアにおいて所定の販売が見込める推奨商品を提示する商品推奨部、
    として機能させるプログラム。
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