JP2023143696A - 認証システム、及び認証サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】センサの処理負担を抑制しつつ、空間の認証手続きを効率的に行える認証システム及び認証サーバを提供する。【解決手段】認証対象の1つの空間20の異なる位置に設けられる複数のセンサ100と、認証サーバ200とが、ネットワーク50を介して互いに通信する認証システム10において、センサは、認証対象の空間における環境に関する環境情報を計測する計測部と、環境情報に基づいて空間の環境に関する統計情報を生成する生成部と、統計情報に基づいて空間を認証する認証サーバに、統計情報を送信する通信部と、を備える。環境情報は、空間における、計測対象のガス濃度、塵埃量、温度、湿度、騒音、照度、振動、電磁波、X線量、放射線量及びオゾン濃度の少なくとも1つを示す。【選択図】図1
Description
本発明は、認証システム、及び認証サーバに関する。
特許文献1には、無線通信可能な二酸化炭素センサが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2008-304124号公報
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2008-304124号公報
認証対象の空間に設けられたセンサにより計測された空間内の二酸化炭素などの環境に関する環境情報に基づいて、空間を認証することを要求される場合がある。センサの処理負担を抑制しつつ、このような認証の手続きの簡素化が望まれている。
本発明の一態様に係るセンサは、認証対象の空間における環境に関する環境情報を計測する計測部を備えてよい。前記センサは、前記環境情報に基づいて前記空間の環境に関する統計情報を生成する生成部を備えてよい。前記センサは、前記統計情報に基づいて前記空間を認証する認証サーバに、前記統計情報を送信する通信部を備えてよい。
前記環境情報は、前記空間における、計測対象のガス濃度、塵埃量、温度、湿度、騒音、照度、振動、電磁波、X線量、放射線量、及びオゾン濃度の少なくとも1つを示してよい。
前記統計情報は、前記環境情報である計測値の平均値、最大値、最小値、分散、モーメント、及びヒストグラムの少なくとも1つを含んでよい。
前記センサは、前記統計情報と前記センサを一意に識別するセンサ識別情報とを関連付けて記憶する記憶部を備えてよい。前記通信部は、前記統計情報とともに前記センサ識別情報を前記認証サーバに送信してよい。
前記記憶部に記憶される前記環境情報へのアクセス権限のレベルは、前記記憶部に記憶される前記統計情報へのアクセス権限のレベルより高くてよい。
前記生成部は、統計情報を生成したことに対応して、前記記憶部に記憶される環境情報を削除してよい。
前記センサ識別情報は、前記センサの製造番号を示してよい。
前記センサは、前記空間の予め定められた位置に設置されてよい。前記センサは、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを検知する検知部を備えてよい。
前記記憶部は、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを示す設置情報を記憶してよい。前記通信部は、前記設置情報を前記統計情報とともに前記認証サーバに送信してよい。
前記検知部は、耐タンパ機能を有してよい。
前記検知部は、前記センサが存在する位置を示す位置情報に基づいて、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを検知してよい。
前記設置情報は、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを示すフラグ情報でよい。
前記センサは、前記センサの校正を実行する校正部を備えてよい。前記記憶部は、前記校正部により校正を実行すべき校正時期、前記校正部により実行された校正日時、校正方法、及び校正者情報の少なくとも1つを含む校正情報を記憶してよい。前記通信部は、前記統計情報とともに前記校正情報を前記認証サーバに送信してよい。
前記センサは、前記校正時期を示すメッセージを通知する通知部を備えてよい。
前記センサは、校正者から校正を実行するためのアクセスキーを受け付ける受付部を備えてよい。前記センサは、前記受付部が前記アクセスキーを受け付けた場合、前記校正部による前記センサの校正の実行を許可する許可部を備えてよい。
前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測してよい。
前記計測部は、前記空間の二酸化炭素の濃度を示す二酸化炭素情報を前記ガス情報として計測してよい。
前記計測部は、前記空間の温度及び湿度を示す温湿度情報を前記環境情報としてさらに計測してよい。
前記記憶部は、前記空間の空間容積、前記空間の設計換気量、前記空間を利用する事業者を識別する事業者情報、前記センサの設置時期、及び前記センサの設置場所の少なくとも1つを含む関連情報を記憶してよい。前記通信部は、前記統計情報とともに前記関連情報を前記認証サーバに送信してよい。
前記センサは、前記通信部から前記認証サーバに送信される情報を暗号化する暗号化処理部を備えてよい。
前記計測部は、予め定められた間隔で、前記環境情報を計測してよい。
本発明の一態様に係る認証システムは、前記センサと、前記認証サーバとを備えてよい。前記認証サーバは、前記環境情報に基づいて前記空間を認証する認証部を備えてよい。前記認証サーバは、前記認証部により前記空間が認証された場合、前記空間に対する電子承認証明書を発行する発行部を備えてよい。
前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測してよい。前記認証部は、予め定められた期間における前記濃度の平均値が第1閾値以下の場合でも、前記予め定められた期間において前記濃度が第2閾値を超えている日数が基準日数を超えている場合、前記空間を認証しなくてよい。
前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測してよい。前記認証部は、生体が不在である予め定められた時間帯における前記濃度が閾値を超えている場合、前記空間を認証しなくてよい。
前記認証システムは、複数の前記センサを備えてよい。前記認証サーバは、前記複数のセンサからの前記環境情報に基づいて、前記空間を認証してよい。
前記認証サーバは、前記認証部により前記空間が認証されなかった場合、前記空間が認証されなかったことに関連するメッセージを外部に通知する通知部を備えてよい。
前記メッセージは、前記空間の査察を促がす旨、前記空間の認証に成功しなかった旨、前記センサの修理または交換を促す旨の少なくとも一方を示してよい。
前記認証サーバは、前記統計情報と、予め定められた統計情報とを比較することで、前記センサに対する不正が行われていることを検出する不正検出部を備えてよい。
前記認証サーバは、前記認証部により前記空間が認証されなかった場合、前記センサから前記統計情報を送信する間隔を現在の間隔より短い間隔にすることを前記センサに指示する指示部を備えてよい。
前記認証サーバは、前記センサを設置した設置者に関する設置者情報と、前記センサを一意に識別するセンサ識別情報とを関連付けて、前記認証サーバがアクセス可能な記憶部に登録する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る認証システム10のシステム構成の一例を示す図である。認証システム10は、複数のセンサ100と、認証サーバ200とを備える。認証システム10は、換気設備、及び空調設備の少なくとも一方をさらに備えてよい。センサ100及び認証サーバ200は、CPU及びメモリを備えるコンピュータでよく、CPUがメモリに記憶された各種プログラムを実行することで、各種機能を実行してよい。センサ100と、認証サーバ200とは、ネットワーク50を介して互いに通信する。
複数のセンサ100が、認証対象の1つの空間20の異なる位置に設けられてよい。空間20は、例えば、店舗、ビルなどの建物の室内である。センサ100は、空間20における環境に関する環境情報を計測する。認証サーバ200は、環境情報に基づいて空間20を認証する。認証サーバ200は、空間20の認証を管轄する役所などの機関の管理者により管理される。環境情報は、空間20における、計測対象のガス濃度、塵埃量、温度、湿度、騒音、照度、振動、電磁波、X線量、放射線量、及びオゾン濃度の少なくとも1つを示してよい。センサ100は、バッテリを備え、バッテリから電力で駆動してよい。これにより、センサ100に電源を供給する電源設備が空間20になくても、センサ100は駆動できる。センサ100は、バッテリで駆動することで、任意の場所に設置、及び移動可能になる。ここで、空間20の認証とは、空間20が予め定められた基準を満たしていることを保証することを意味する。認証サーバ200は、例えば、空間20の二酸化炭素の濃度の特定期間の、例えば1時間における移動平均値が、常に特定濃度以下、例えば1000ppm以下である場合、空間20を認証する。
センサ100が、ガスセンサである場合、非分散型赤外線吸収法、光音響法、固体電解質法、熱伝導法、音波法、または静電容量法に従って、計測対象のガスのガス濃度を計測してよい。計測対象のガスは、二酸化炭素、または酸素でよい。計測対象のガスは、メタン、プロパン、エタノールなどの可燃性ガスでよい。計測対象のガスは、一酸化炭素、硫化水素、ホルムアルデヒドなどの毒性ガスでよい。センサ100は、塵埃センサ、温湿度センサ、騒音センサ、照度センサ、振動センサ、電磁波測定器、X線測定器、放射線測定器、または気流検査器などでもよい。
空間20の環境情報に基づいて、空間20を認証する場合、店舗などの空間20に検査員が訪問して、検査員が携帯型のガスセンサを用いて計測対象の環境情報を計測して、計測された環境情報が認証するための予め定められた条件を満たすかどうかを検査することが考えられる。しかし、認証対象の空間20が多数存在する場合、または認証対象の空間20が遠隔地に存在する場合、検査員による認証を効率的に行えない場合がある。そこで、センサ100の処理負担を抑制しつつ、空間20の認証を効率的に行えるシステムが望まれている。
センサ100は、空間20の予め定められた位置に固定されている。センサ100は、空間20の予め定められた位置から容易に取り外せないようにボルトなどで固定されている。センサ100は、耐タンパ機能を有し、予め定められた位置から取り外された場合、取り外されたことを検知する。
図2は、センサ100の機能ブロックの一例である。センサ100は、計測部102、生成部104、校正部106、記憶部108、暗号化処理部110、通信部112、受付部114、許可部116、検知部118、及び通知部120を備える。
計測部102は、認証対象の空間20における環境に関する環境情報を計測する。計測部102は、認証対象の空間20における環境に関する環境情報を予め定められた間隔、例えば、60秒に1回以上の間隔で、計測する。計測部102は、赤外線を発光する発光部および計測対象のガスを透過した赤外線を受光する受光部を含み、計測対象のガスの赤外線の吸収特性を利用して、ガスのガス濃度を計測してよい。計測部102は、空間20のガスの濃度を示すガス情報を環境情報として計測してよい。計測部102は、空間20の二酸化炭素の濃度を示す二酸化炭素情報をガス情報として計測してよい。計測部102は、ガス情報に加えて、空間20の温度及び湿度を示す温度湿度情報を環境情報としてさらに計測してよい。
また、計測部102は、計測された環境情報の測定値が異常値であるか否かを検知してよい。計測部102は、一定時間の過去の測定値データにおける平均値μ、標準偏差σとして、以下の式(1)で定義された測定値xにおける異常度α(x)が予め定められた閾値以上の場合に、測定値xが異常値であると判断してよい。
また、計測部102は、一定時間における過去の測定値データと測定値xとの距離の中で、最も小さいもの、もしくは昇順に並べた場合の上位のいずれかに対する距離を異常度βとし、閾値と比較することで測定値xを異常値と判断してよい。ここで、距離とは、絶対差またはマハラビノス距離等を含む数学的な意味における距離である。
生成部104は、環境情報に基づいて空間の環境に関する統計情報を生成する。生成部104は、予め定められた期間に亘って継続的に計測部102により計測された環境情報の統計情報を生成する。生成部104は、例えば、予め定められた期間におけるガス濃度の平均値、最小値、及び最大値を含む統計情報を生成する。生成部104は、統計情報を記憶部108に格納させる。生成部104は、予め定められた期間におけるガス濃度の平均値、最大値、最小値、分散、モーメント、及びヒストグラムの少なくとも1つを含む統計情報を生成してよい。統計情報は、環境情報の異常値、及び異常値の頻度を含んでよい。
通信部112は、無線通信インタフェースを含み、認証サーバ200に、統計情報を無線で送信する。通信部112は、有線で認証サーバ200に統計情報を送信してもよい。暗号化処理部110は、通信部112で送信される情報を暗号化する。
記憶部108は、センサ100を一意に識別するセンサ識別情報を記憶する。センサ識別情報は、センサ100の製造番号でよい。センサ識別情報は、装置ID、装置の製造年月日、製品型番、製造業者/販売業者およびその連絡先、製造場所、保証期間、装置の動作原理、装置スペック、推奨の動作環境(温度、湿度)、装置の名称、製造ロット番号、装置が満たしている安全規格、廃棄方法、特定物質に関する対応規格(JIS、JEDEC等)、及び自己校正に関する記録(時期、使用した校正データ、校正前後の調整パラメータ)、ネットワーク上の識別番号、設置者名称(店舗名など)、設置者連絡先(電話番号、メールアドレス、WebサイトURLなど)、設置場所住所、設置日時、環境情報を外部に送信してもよい旨ユーザーから同意を得た記録の少なくとも1つを示してよい。記憶部108は、統計情報をセンサ識別情報と関連付けて記憶してよい。
通信部112は、統計情報とともにセンサ識別情報を認証サーバ200に送信してよい。認証サーバ200は、統計情報とセンサ識別情報とを関連付けて、認証サーバ200がアクセス可能なデータベースなどの記憶部に登録してよい。通信部112は、ユーザからの指示に応じて、設置者名称、設置者連絡先(電話番号、メールアドレス、WebサイトURL)、設置場所住所、及び設置日時と、センサ100の装置IDとを認証サーバ200に送信してよい。認証サーバ200は、設置者名称、設置者連絡先(電話番号、メールアドレス、WebサイトURL)、設置場所住所、及び設置日時を含む設置者に関する設置者情報と、センサ100の装置IDと関連付けて、認証サーバ200がアクセス可能なネットワーク上のデータベースに登録してよい。センサ100の筐体に、設置者情報と装置IDとの関連付けを行うためのWEBサイトへのアクセスを可能にする情報を示すバーコード、二次元コード、またはRFIDなどのリンク情報を付与してよい。例えば、スマートフォンなどの携帯端末に搭載されるカメラでリンク情報を読み取ることで、携帯端末がWEBサイトにアクセスする。そして、ユーザが携帯端末を介して、設置者情報及び装置IDを入力することで、設置者情報と装置IDとを関連付けてデータベースに登録してよい。
記憶部108に記憶される環境情報へのアクセス権限のレベルは、記憶部108に記憶される統計情報へのアクセス権限のレベルより高くてよい。環境情報は、空間20に関する詳細な生データであり、統計情報よりも機密レベルが高い。そこで、プライバシー保護の観点から、記憶部108に記憶される環境情報へのアクセスは、空間20の管理者など特定のユーザのみに制限されることが好ましい。生成部104は、統計情報を生成したことに対応して、記憶部108に記憶される環境情報を削除してもよい。
検知部118は、センサ100が予め定められた位置に設置されているか否かを検知する。検知部118は、耐タンパ機能を有し、例えば、センサ100を固定するネジが取り外されたことを検知すると、記憶部108に記憶された、センサ100が予め定められた位置に設置されているか否かを示す設置情報を更新する。すなわち、検知部118は、センサ100が取り外された場合、センサ100が予め定められた位置に設置されていないことを示す設置情報に更新する。設置情報は、センサ100が予め定められた位置に設置されているか否かを示すフラグ情報、すなわち、「0」または「1」を示すビット情報でよい。検知部118は、耐タンパ機能により、センサ100の筐体と接続しているピンの電圧をモニタし、電圧が閾値を超えた場合に、例えば、ビット情報を「0」から「1」に更新することでフラグを立ててよい。ピンの電圧は、例えば、筐体が開けられた場合に、変動して、閾値を超える。
検知部118は、センサ100が存在する現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得機能を含んでよい。検知部118は、位置情報取得機能として、GNSS受信機、例えばGPS(Global Positioning System)受信機、GLONASS(Global Navigation Satellite System)受信機、またはBDS(BeiDou Navigation Satellite System)受信機を含んでよい。検知部118は、センサ100の現在の位置が設置位置として予め定められた位置と異なる場合、センサ100が取り外されたと判断し、設置情報を更新してよい。通信部112は、設置情報を統計情報とともに認証サーバ200に送信してよい。もしくは、位置情報取得機能から得られる位置情報を使って、センサ100または空間20の位置を特定してもよく、記憶部108にセンサ100または空間20の位置を記憶してもよい。
通信部112は、センサ100が故障しているか否を示す故障情報を統計情報とともに認証サーバ200に送信してよい。
校正部106は、センサ100の校正を実行する。センサ100の特性は、時間の経過に伴い変化する場合がある。センサ100の特性とは、例えば、センサ100が光学素子であり且つ赤外光によりガス濃度を測定する非分散型赤外線吸収法に従うCO2(二酸化炭素)センサである場合、光学素子などの特性を指す。光学素子などの特性は、経時変化する場合がある。このため、センサ100は、計測精度を補正するための校正を実行する。
校正部106は、自身で算出したガス濃度と、計測対象の空間20で予め定められた基準のガス濃度とに基づいて、校正を実行してよい。校正部106は、空間20のガス濃度が基準のガス濃度となる条件を満たす場合、自身で算出したガス濃度が、基準のガス濃度と一致するように、ガス濃度を算出するための係数を補正してよい。センサ100は、予め定められた期間内で自身が算出したガス濃度の最小値が、基準のガス濃度と一致するように、係数を補正してよい。空間20のガス濃度が基準のガス濃度となる条件は、例えば、校正部106が校正を実行する時点が、人などの生体が存在する可能性が低い時間帯であるという条件である。空間20のガス濃度が基準のガス濃度となる条件は、例えば、校正部106が校正を実行する時点が、空間20の予め定められた換気を予め定められた期間以上実施した後の予め定められた期間内であるという条件である。
記憶部108は、校正部106により校正を実行すべき校正時期、校正部106により実行された校正日時、校正方法、及び校正者情報の少なくとも1つを含む校正情報を記憶してよい。校正方法は、校正部106により実行される校正の方法である。校正方法は、例えば、空間20の換気時間、換気装置の換気設定などの換気方法、換気されてから校正が実行されるまでの時間などを示してよい。校正方法は、例えば、人が存在しない夜間の特定の時間帯に、予め定められた換気時間の換気が行われてから予め定められた時間内に校正を実行することを示してよい。通信部112は、統計情報とともに校正情報を認証サーバ200に送信してよい。校正方法は、計測対象のガスの種類、濃度、濃度点数、トレーサビリティ体系、濃度の正確度、ガス成分、ガスの購入日/校正証書発行日、ガスの販売業者、ガスの購入業者、容器の記号番号、ガスの有効期限、調整パラメータの種類(例えば、ゼロ、スパン、オフセット、感度)、校正時の環境情報(温度、湿度、気圧、及び日時)、及び校正ガスの残圧の少なくとも1つを示してよい。
通知部120は、記憶部108に記憶された校正時期を示すメッセージを外部に通知してよい。通知部120は、センサ100が備える表示部に校正時期を示すメッセージを表示してよい。通知部120は、空間20の管理者宛に校正時期を示すメッセージを電子メール等で通信部112を介して送信してよい。通知部120は、書面にて空間20の管理者宛に校正時期を示すメッセージを伝達してもよい。
センサ100の校正で不正が行われると、認証サーバ200が空間20の認証を適切に行えない場合がある。そこで、受付部114は、校正者から校正を実行するためのアクセスキーを受け付ける。受付部114は、ユーザインタフェースを含み、ユーザインタフェースを介して、校正者からアクセスキーを受け付けてよい。許可部116は、受付部114がアクセスキーを受け付けた場合、校正部106によるセンサ100の校正の実行を許可する。
記憶部108は、空間20の空間容積、空間20の設計換気量、空間20を利用する事業者を識別する事業者情報、センサ100の設置時期、及びセンサ100の設置場所の少なくとも1つを含む関連情報を記憶してよい。通信部112は、統計情報とともに関連情報を認証サーバ200に送信してよい。
図3は、認証サーバ200の機能ブロックの一例を示す。認証サーバ200は、認証部202、発行部204、通信部206、記憶部208、及び復号化処理部210を備える。認証部202は、センサ100から送信される環境情報の統計情報に基づいて空間20を認証する。認証部202は、認証対象の1つの空間20に設けられた複数のセンサ100のそれぞれから送信される環境情報の複数の統計情報に基づいて空間20を認証してよい。通信部206は、センサ100から環境情報の統計情報を受信する。通信部206は、統計情報とともに、センサ識別情報、設置情報、校正情報、温湿度情報、及び関連情報をセンサ100から受信してよい。復号化処理部210は、暗号化された情報を復号化する。復号化処理部210は、暗号化された統計情報、センサ識別情報、設置情報、校正情報、温湿度情報、及び関連情報を予め定められた復号化アルゴリズムに従って、復号化してよい。
認証部202は、統計情報に加えて、センサ識別情報、設置情報、校正情報、温湿度情報、及び関連情報の少なくとも1つに基づいて、空間20を認証してよい。認証部202は、統計情報、センサ識別情報、設置情報、校正情報、温湿度情報、及び関連情報に基づいて、空間20を認証してよい。記憶部208は、センサ識別情報、または関連情報に関連付けて認証条件を記憶してよい。認証部202は、統計情報と、設置情報、校正情報、温湿度情報の少なくとも1つとが、認証条件を満たす場合、空間20を認証してよい。
認証部202は、設置情報を参照して、センサ100が予め定められた位置に設置された状態であるか否かを判定する。認証部202は、校正情報を参照して、センサ100が予め定められた校正方法に基づいて認定された校正者によって予め定められた期間にセンサ100の校正が実行されていたか否かを判定する。認証部202は、温湿度情報を参照して、センサ100による環境情報の計測が、予め定められた温度範囲及び湿度範囲内の温度及び湿度の環境下で、実行されていたか否かを判定する。認証部202は、各情報の認証条件を満たし、統計情報が認証条件を満たす場合、空間20を認証する。
計測部102が、空間20のガス濃度を示すガス情報を環境情報として計測する場合、認証部202は、予め定められた期間におけるガス濃度の平均値が第1閾値以下の場合で、かつ予め定められた期間においてガス濃度が第2閾値を超えている日数が基準日数以下の場合、空間20を認証してよい。認証部202は、予め定められた期間におけるガス濃度の平均値が第1閾値以下の場合でも、予め定められた期間においてガス濃度が第2閾値を超えている日数が基準日数を超えている場合、空間20を認証しなくてよい。
認証部202は、人間などの生体が不在である予め定められた時間帯におけるガス濃度が閾値以下の場合、空間を認証してよい。認証部202は、生体が不在である予め定められた時間帯におけるガス濃度が閾値を超えている場合、空間を認証しなくてよい。
発行部204は、認証部202により空間20の認証に成功した場合、空間20に対する電子承認証明書を発行する。電子承認証明書は、承認機関の電子署名が付与された、空間20が認証されたことを示す電子文書である。通信部206は、空間20の管理者などの予め定められた宛先に、電子承認証明書を送信する。発行部204は、通信部206を介して電子認証証明書を設置者情報と装置IDと関連付けて第三者がアクセス可能なデータベースに登録してよい。これにより、第三者が、検索システムなどを利用してデータベースにアクセスすることで、空間20が認証されているか否か、すなわち、空間20が予め定められた基準を満たした安全な場所か否かを容易に確認できる。例えば、第三者は、地図アプリ、検索サービス、公的機関のWebサイトにアクセルすることで、空間20に対する認証の有無を確認してよい。認証されていない空間20に関する情報は、当該Webサイトに表示されないようにしてよい。認証部202が、予め定められた複数の段階的な基準で、空間20を認証してよい。例えば、認証部202は、良、優良、及び最優良の三段階の認証レベルで、空間20を認証してよい。この場合、第三者が、Webサイトにアクセスした場合に、空間20の認証レベルも確認できるように、データベースには、空間20の認証レベルも登録されてよい。
認証サーバ200は、通知部212をさらに備えてよい。通知部212は、認証部202により空間20が認証されなかった場合、空間20が認証されなかったことに関連するメッセージを外部に通知する。メッセージは、空間20の査察を促がす旨、空間20の認証に成功しなかった旨、及びセンサ100の修理または交換を促す旨の少なくとも一方を示してよい。空間20の査察を促がす旨を示すメッセージは、空間20の認証を管轄する役所などの機関の管理者宛に電子メールなどで通知されてよい。空間20の認証に成功しなかった旨を示すメッセージは、空間20の管理者宛に電子メールなどで通知されてよい。管理者は、メッセージを受けることで、空間20に対する認証に成功するための改善措置を検討できる。センサ100の校正、修理または交換を促す旨を示すメッセージは、センサ100の修正または交換を行う業者宛に電子メールなどで通知されてよい。認証サーバ200は、認証部202により空間20が認証されなかった場合、センサ100の修理または交換を行う予め定められた業者に対して、スマートコントラクトなどを利用して、センサ100の修理または交換を自動的に依頼してよい。通知部212は、認証部202により空間20が認証されなかった場合、空間20の状態の改善を指導するアドバイザの派遣を提案するメッセージを、空間20の管理者宛に通知してよい。通知部212は、センサ100の校正時期から予め定められた期間前の段階で、センサ100の管理者宛に、センサ100の校正時期が近付いてきたことを示すメッセージを通知してよい。認証サーバ200は、センサ100の校正時期から予め定められた期間前の段階で、校正を行う業者に、スマートコントラクトなどを利用して、センサ100の校正を自動的に依頼してよい。
認証サーバ200は、不正検出部214をさらに備えてよい。不正検出部214は、センサ100からの統計情報と、予め定められた統計情報とを比較することで、センサ100に対する不正が行われていることを検出する。予め定められた統計情報は、センサ100に対して不正が行われていない状態で、生成部104により生成された統計情報でよい。統計情報が、センサ100により計測された計測値のヒストグラムである場合、不正検出部214は、センサ100からのヒストグラムと、基準のヒストグラムとを比較することで、センサ100に対する不正が行われているか否かを検出してよい。不正検出部214は、ヒストグラム同士の類似度が閾値以下の場合、センサ100に対する不正が行われていることを検出してよい。予め定められた統計情報は、センサ100に対して不正が行われた状態で、生成部104により生成された統計情報でよい。この場合、例えば、不正検出部214は、ヒストグラム同士の類似度が閾値以上の場合、センサ100に対する不正が行われていることを検出してよい。不正検出部214が、センサ100に対する不正が行われていることを検出した場合、通信部206を介してセンサ100に不正があったことを示す情報を設置者情報と装置IDと関連付けて認証者または第三者がアクセス可能なデータベースに登録してよい。これにより、認証者または第三者が、検索システムなどを利用してデータベースにアクセスすることで、空間20に設置されたセンサ100に対して、不正が行われたことを容易に確認できる。
具体的に、不正検出部214は、環境情報の数値をx(例えば二酸化炭素濃度の数値)とし、環境情報の数値をxに対する対象のヒストグラム(例えば二酸化炭素濃度の数値x[ppm]に対する時間頻度分布であり、なお全てのxに対する頻度の合計は1である)をP(x)とし、比較するモデルのヒストグラムをQ(x)とし、以下の式(2)または式(3)で定義されるカルバック・ライブラー情報量Dを類似度として導出する。そして、不正検出部214は、類似度が閾値以上の場合、センサ100に対する不正が行われていることを検出してよい。比較するモデルとなるヒストグラムQ(x)は、空間20の使用用途、使用人数、使用時間および店舗業種、空間20にある設備、設備の稼働状況、設備の導入時期、建物の築年数および竣工時期、建物の適合規格などの属性情報に合わせて適宜標準的なモデルを設定するか、それら属性情報に応じて集計されたヒストグラム群から統計的に作成するなどしてよい。なお、認証部202による認証のための計算と、不正検出部214による不正検出のための計算とは、併せて行われてよい。
もしくは、
不正検出部214は、ユーザが所有する携帯端末のGPSに基づく人の混雑度合いの情報などの他の情報に基づいて、他の情報が予め定められた条件を満たさない場合に、不正を行われていることを検出してよい。
認証サーバ200は、指示部216をさらに備えてよい。指示部216は、認証部202により空間20が認証されなかった場合、センサ100から統計情報を送信する間隔を現在の間隔より短い間隔にすることを、通信部206を介してセンサ100に指示する。センサ100は、指示部216からの指示に応じて、統計情報を認証サーバ200に送信する間隔を現在の間隔より短い間隔に設定を変更する。空間20が認証されない場合、空間20の環境に異常が生じている可能性がある。センサ100が統計情報を送信する間隔を短くすることで、異常が一時的な現象か、継続的な現象かを早期に判断できる。
図4は、センサ100の統計情報の送信手順の一例を示すフローチャートである。
計測部102は、予め定められた期間(例えば、1カ月など)に亘って、空間20において計測対象のガス濃度などの環境情報を予め定められた間隔(例えば、60秒に1回の間隔)で、計測する(S100)。計測部102は、環境情報を記憶部208に記憶してよい。生成部104は、予め定められた期間に計測され、記憶部108に記憶された環境情報に基づいて、統計情報を生成する(S102)。生成部104は、統計情報の生成が完了すると、記憶部108に記憶された環境情報を削除してもよい。暗号化処理部110は、記憶部108からセンサ識別情報、設置情報、校正情報、温湿度情報、及び関連情報を取得し、統計情報と共に暗号化する(S104)。通信部112は、暗号化された統計情報等を認証サーバ200に送信する(S106)。
図5は、認証サーバ200の空間20の認証処理手順の一例を示すフローチャートである。
通信部206は、センサ100から、暗号化された統計情報等を受信する(S200)。復号化処理部210は、暗号化された統計情報等を復号化する(S202)。認証部202は、記憶部208に格納された認証条件を参照して、復号化された関連情報に基づいて、空間20に関連付けられた認証条件を特定する(S204)。
認証部202は、統計情報に基づいて、認証条件に従う認証を行う(S206)。認証部202は、認証に成功した否かを判定する(S208)。認証に成功していれば、発行部204は、空間20が認証されたことを示す電子承認証明書を発行する(S210)。通信部206は、センサ識別情報に関連付けられた宛先に電子承認証明書を送信する(S212)。
認証に成功しなかった場合、認証部202は、通信部206を介して、センサ識別情報に関連付けられた宛先に認証エラーを通知する(S214)。
以上の通り、本実施形態によれば、認証者が認証毎に、認証対象の空間20に出向く必要がなく、空間20の認証の手続きを簡素化できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 認証システム
11 暗号化処理部
20 空間
50 ネットワーク
100 センサ
102 計測部
104 生成部
106 校正部
108 記憶部
110 暗号化処理部
112 通信部
114 受付部
116 許可部
118 検知部
120 通知部
200 認証サーバ
202 認証部
204 発行部
206 通信部
208 記憶部
210 復号化処理部
212 通知部
214 不正検出部
216 指示部
11 暗号化処理部
20 空間
50 ネットワーク
100 センサ
102 計測部
104 生成部
106 校正部
108 記憶部
110 暗号化処理部
112 通信部
114 受付部
116 許可部
118 検知部
120 通知部
200 認証サーバ
202 認証部
204 発行部
206 通信部
208 記憶部
210 復号化処理部
212 通知部
214 不正検出部
216 指示部
Claims (29)
- 認証対象の空間における環境に関する環境情報を計測する計測部と、前記環境情報に基づいて前記空間の環境に関する統計情報を生成する生成部と、前記統計情報に基づいて前記空間を認証する認証サーバに、前記統計情報を送信する通信部とを有するセンサと、
前記認証サーバと
を備え、
前記認証サーバは、
前記統計情報に基づいて前記空間を認証する認証部を有する、認証システム。 - 前記環境情報は、前記空間における、計測対象のガス濃度、塵埃量、温度、湿度、騒音、照度、振動、電磁波、X線量、放射線量、及びオゾン濃度の少なくとも1つを示す、請求項1に記載の認証システム。
- 前記統計情報は、前記環境情報である計測値の平均値、最大値、最小値、分散、モーメント、及びヒストグラムの少なくとも1つを含む、請求項1または2に記載の認証システム。
- 前記センサは、前記統計情報と前記センサを一意に識別するセンサ識別情報とを関連付けて記憶する記憶部をさらに有し、
前記通信部は、前記統計情報とともに前記センサ識別情報を前記認証サーバに送信する、請求項1から3の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記記憶部に記憶される前記環境情報へのアクセス権限のレベルは、前記記憶部に記憶される前記統計情報へのアクセス権限のレベルより高い、請求項4に記載の認証システム。
- 前記生成部は、統計情報を生成したことに対応して、前記記憶部に記憶される環境情報を削除する、請求項4に記載の認証システム。
- 前記センサ識別情報は、前記センサの製造番号を示す、請求項4から6の何れか1つに記載の認証システム。
- 前記センサは、前記空間の予め定められた位置に設置され、
前記センサは、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを検知する検知部をさらに有し、
前記記憶部は、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを示す設置情報を記憶し、
前記通信部は、前記設置情報を前記統計情報とともに前記認証サーバに送信する、請求項4から7の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記検知部は、耐タンパ機能を有する、請求項8に記載の認証システム。
- 前記検知部は、前記センサが存在する位置を示す位置情報に基づいて、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを検知する、請求項8に記載の認証システム。
- 前記設置情報は、前記センサが前記予め定められた位置に設置されているか否かを示すフラグ情報である、請求項8から10の何れか1つに記載の認証システム。
- 前記センサは、前記センサの校正を実行する校正部をさらに有し、
前記記憶部は、前記校正部により校正を実行すべき校正時期、前記校正部により実行された校正日時、校正方法、及び校正者情報の少なくとも1つを含む校正情報を記憶し、
前記通信部は、前記統計情報とともに前記校正情報を前記認証サーバに送信する、請求項4から11の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記センサは、前記校正時期を示すメッセージを通知する通知部をさらに有し、請求項12に記載の認証システム。
- 前記センサは、
校正者から校正を実行するためのアクセスキーを受け付ける受付部と、
前記受付部が前記アクセスキーを受け付けた場合、前記校正部による前記センサの校正の実行を許可する許可部と
をさらに有する、請求項12または13に記載の認証システム。 - 前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測する、請求項4から14の何れか1つに記載の認証システム。
- 前記計測部は、前記空間の二酸化炭素の濃度を示す二酸化炭素情報を前記ガス情報として計測する、請求項15に記載の認証システム。
- 前記計測部は、前記空間の温度及び湿度を示す温湿度情報を前記環境情報としてさらに計測する、請求項16に記載の認証システム。
- 前記記憶部は、前記空間の空間容積、前記空間の設計換気量、前記空間を利用する事業者を識別する事業者情報、前記センサの設置時期、及び前記センサの設置場所の少なくとも1つを含む関連情報を記憶し、
前記通信部は、前記統計情報とともに前記関連情報を前記認証サーバに送信する、請求項17に記載の認証システム。 - 前記通信部から前記認証サーバに送信される情報を暗号化する暗号化処理部をさらに備える、請求項1から18の何れか1つに記載の認証システム。
- 前記計測部は、予め定められた間隔で、前記環境情報を計測する、請求項1から19の何れか1つに記載の認証システム。
- 前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測し、
前記認証部は、予め定められた期間における前記濃度の平均値が第1閾値以下の場合でも、前記予め定められた期間において前記濃度が第2閾値を超えている日数が基準日数を超えている場合、前記空間を認証しない、請求項1から20の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記計測部は、前記空間のガスの濃度を示すガス情報を前記環境情報として計測し、
前記認証部は、生体が不在である予め定められた時間帯における前記濃度が閾値を超えている場合、前記空間を認証しない、請求項1から20の何れか1つに記載の認証システム。 - 複数の前記センサを備え、
前記認証サーバは、前記複数のセンサからの前記統計情報に基づいて、前記空間を認証する、請求項1から22の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記認証サーバは、
前記認証部により前記空間が認証されなかった場合、前記空間が認証されなかったことに関連するメッセージを外部に通知する通知部をさらに有する、請求項1から23の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記メッセージは、前記空間の査察を促がす旨、前記空間の認証に成功しなかった旨、前記センサの修理または交換を促す旨の少なくとも一方を示す、請求項24に記載の認証システム。
- 前記認証サーバは、
前記統計情報と、予め定められた統計情報とを比較することで、前記センサに対する不正が行われていることを検出する不正検出部をさらに有する、請求項1から25の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記認証サーバは、
前記認証部により前記空間が認証されなかった場合、前記センサから前記統計情報を送信する間隔を現在の間隔より短い間隔にすることを前記センサに指示する指示部をさらに有する、請求項1から26の何れか1つに記載の認証システム。 - 前記認証サーバは、前記センサを設置した設置者に関する設置者情報と、前記センサを一意に識別するセンサ識別情報とを関連付けて、前記認証サーバがアクセス可能な記憶部に登録する、請求項1から27の何れか1つに記載の認証システム。
- 認証対象の空間における環境に関する環境情報を計測する計測部と、前記環境情報に基づいて前記空間の環境に関する統計情報を生成する生成部と、前記統計情報を送信する通信部とを有するセンサから送信される前記統計情報に基づいて前記空間を認証する認証部を有する、認証サーバ。
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