JP2023143315A - 駆動回路並びに車両用投影ユニット及びその制御方法 - Google Patents

駆動回路並びに車両用投影ユニット及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明者は、ターンランプの点灯制御から投影ユニットの点灯制御を隔離する意義を新たに見出した。【解決手段】駆動回路62は、ターン信号の周期が第1周期である第1期間において光源に駆動電流を供給し、ターン信号の周期が第1周期よりも短い第2周期である第2期間において光源への駆動電流の供給を停止するように構成される。【選択図】図4

Description

本開示は、駆動回路並びに車両用投影ユニット及びその制御方法に関する。
車両の進行方向を示す模様(例えば、矢印)を路面に投影して安全性を高める技術が開発されている。例えば、車両の左折時又は左側への車線変更時、車両前方左側の路面に左斜め前方に向いた矢印が投影される。これにより、車両周囲の歩行者や運転手への注意喚起が促進される。
特許文献1には、ターンシグナルランプのオン時に車両の進行方向を路面上にマーカの描画を開始し、ターンシグナルランプのオフ時にマーカの描画を終了する技術が開示されている。
特許文献2には、シーケンシャルターン制御と全点灯制御といった異なるモードの切替に関し、特には、ターン信号の周期差が利用されている。
特開2016-193689号公報 特開2020-100180号公報
車両用灯具に内蔵されるターンランプの光源(例えば、ハロゲンランプ、白熱ランプ、並びにLED(Light Emitting Diode)及びLD(Laser Diode)といった半導体発光素子)の故障時、通常時よりも高速に(即ち、より短周期で)ターンランプを点滅させること(通称、ハイフラッシュ制御)が要求される。ターンランプに加えて路面に像を投影する投影ユニットを車両用灯具に設ける場合、ハイフラッシュ制御用の短周期のターン信号が投影ユニットに入力する。この場合、ターンランプのハイフラッシュ制御に加えて、投影ユニットにより路面に投影される像の高速な点滅も生じ、車両周囲の者に過度な煩わしさを与えてしまうおそれがある。
本願発明者は、上述の非限定の例示的な課題に接して、ターンランプの点灯制御から投影ユニットの点灯制御を隔離する意義を新たに見出した。
本開示の一態様に係る駆動回路は、車両から供給されるターン信号に応じて路面に像を投影する車両用投影ユニットの光源を駆動する駆動回路であって、前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記光源に駆動電流を供給し、前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される。ターン信号の前記第2周期は、ターンランプをハイフラッシュ制御するように設定されたものであり得る。
幾つかの実施形態においては、駆動回路は、前記ターン信号の前記第1周期の検出に基づいて前記光源に前記駆動電流を供給し、前記ターン信号の前記第1周期の非検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される。具体的には、駆動回路は、前記ターン信号に応じて前記駆動電流を生成する駆動電流生成部と、前記ターン信号の前記第1周期を検出するように構成され、前記第1周期の検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を許可し、前記第1周期の非検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を遮断する遮断部を含み得る。前記遮断部は、前記ターン信号の前記第1周期を検出する第1周期検出部と、前記ターン信号の伝送路に設けられたスイッチを含み、前記スイッチは、前記第1周期検出部によって前記ターン信号の前記第1周期が検出される時にオンし、前記第1周期検出部によって前記ターン信号の前記第1周期が検出されない時にオフになり得る。好適には、前記第1周期検出部は、前記ターン信号のLレベル期間の時間長が所定時間長よりも長いことを検出するように構成される。一形態では、前記第1周期検出部は、前記ターン信号を積分する積分回路と、前記積分回路の出力信号と前記ターン信号が入力する論理回路を含み、前記積分回路の出力信号が、前記論理回路のHレベル及びLレベルの判定閾値により二値化される。別の形態では、前記第1周期検出部は、前記ターン信号のLレベル期間の時間長を示すカウント値を出力するカウンタ回路と、前記カウント値と閾値を比較する比較回路を含む。
幾つかの実施形態においては、駆動回路は、前記ターン信号の前記第2周期の検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される。具体的には、駆動回路は、前記ターン信号に応じて前記駆動電流を生成する駆動電流生成部と、前記ターン信号の前記第2周期を検出するように構成され、前記第2周期の検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を遮断する遮断部を含み得る。前記遮断部は、前記ターン信号の前記第2周期を検出する第2周期検出部と、前記ターン信号の伝送路に設けられたスイッチを含み、前記スイッチは、前記第2周期検出部によって前記ターン信号の前記第2周期が検出される時にオフになり得る。
本開示の別態様に係る車両用投影ユニットは、光源の点灯に基づいて路面に像を投影する投影部と、車両から供給されるターン信号に応じて前記投影部の前記光源に駆動電流を供給する駆動回路を備える車両用投影ユニットであって、
前記駆動回路は、前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記光源に前記駆動電流を供給し、前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される。
幾つかの実施形態においては、前記駆動回路は、前記ターン信号の前記第1周期の検出に基づいて前記光源に前記駆動電流を供給するように、又は、前記ターン信号の前記第2周期の検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される。
本開示の更なる別態様に係る車両用投影ユニットの制御方法は、ターン信号に応じて路面に像を投影する車両用投影ユニットの制御方法であって、
前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記車両用投影ユニットの光源に駆動電流を供給する工程と、
前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止する工程を含む。
幾つかの実施形態においては、車両用投影ユニットの制御方法は、前記ターン信号の前記第1周期を検出する工程を更に含み、前記駆動電流の供給を停止する工程は、前記ターン信号の前記第1周期の非検出に基づいて行われる。
本開示の一態様によれば、ターンランプの点灯制御から投影ユニットの点灯制御を隔離することができる。
本開示の一態様に係る投影ユニットを内蔵する車両用灯具が前照灯として配備された車両の概略図であり、ターン信号に同期して投影ユニットから路面に像が投影されている状態を模式的に示す。なお、前照灯にはターンランプも内蔵されている。 模範例の投影ユニットの投影部の概略図である。 本開示の一態様に係る駆動回路の概略的な回路図である。 図3に示した駆動回路によるLEDの点灯制御を示すタイムチャートである。 本開示の別態様に係る駆動回路の概略的な回路図である。 第1周期検出部の非限定の一例の回路図である。 図5及び図6に示した駆動回路によるLEDの点灯制御を示すタイムチャートである。 第1周期検出部の非限定の別例の回路図である。 図5及び図8に示した駆動回路によるLEDの点灯制御を示すタイムチャートである。 本開示の変形例に係るタイムチャートである。 本開示の更なる別態様に係る駆動回路の概略的な回路図である。 第2周期検出部の非限定の一例の回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態及び特徴について説明する。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている。各特徴は、本明細書に開示された車両用表示灯のみに有効であるものではなく、本明細書に開示されていない他の様々な車両用表示灯にも通用する普遍的な特徴として理解される。本明細書においては、上下、左右、前後といった方向は、車両に乗車した運転手を基準として参照されることがある。
図1に示すように、車両1の前照灯2にはターンランプ4と投影ユニット5が設けられる。ターンランプ4は、一つ又は複数の発光部(図示例では3つの発光部4a,4b,4c)を有し得る。ターンランプ4の光源は、典型的には、半導体発光素子(例えば、LED(Light Emitting Diode)又はLD(Laser Diode))であり、駆動回路から供給される駆動電流に応じて発光する。ターンランプ4は、アウターレンズ、ハウジング、ハウジング内に配置された光源基板を含み、更に追加の光学素子又は機械要素を含むことができる。ターンランプ4がシーケンシャル点灯のために適合される場合、発光部4a,4b,4cは、車両本体側(例えば、車両ECU(Electronic Control Unit)又は方向指示器)から伝達したターン信号(別名:方向指示信号)の立上りに同期して順番に点灯開始し、ターン信号の立下り時に同時に消灯し得る。
投影ユニット5は、ターンランプ4と同様、ターン信号に同期して路面に像を投影する。なお、「同期」は、ターンランプ4と投影ユニット5の各点灯が関連付けられていることを意味し、ターンランプ4の点灯期間と投影ユニット5の点灯期間が時間軸に関して重複する必要はない。投影ユニット5から路面に投影される像は、ある期間において変化し得る。例えば、投影ユニット5がシーケンシャル点灯に適合される場合、ターン信号の立上りに同期して像5a,5b,5cの投影がこの順で開始し、ターン信号の立下り時に同時にそれらの投影が終了し得る。勿論、像5a,5b,5cの投影期間を時間軸上において重複しないようにシーケンシャル点灯させることもできる。
投影ユニット5の点灯により路面に投影される像は、典型的には、車両進行方向に関する像(例えば、逆V字、三角形、円弧といった図形、メッセージ(「右折」「左折」「注意」)等)である。これによりターンランプ4の点灯に加えて追加の注意喚起を図ることができる。例えば、スマートフォンを見ながら歩く歩行者に対してはターンランプ4の点灯よりも投影ユニット5の点灯のほうが効果的であり得る。また、像5a,5b,5cは、好適には、光束の反射領域、即ち、明像である。像5a,5b,5cは、投影ユニット5から放射された光束が路面において反射して周囲の運転手又は歩行者により視認される。これとは逆に、像5a,5b,5cを暗像としても構わない。この場合、像5a,5b,5cの周囲が明部(光束の反射領域)になる。像5a,5b,5cの一部を明像とし、一部を暗像とすることもできる。
投影ユニット5は、様々な構成及び動作を取り得る。投影ユニット5の理解の促進のために図2を参照して説明する。図2は、投影ユニット5の投影部の非限定の一例の概略構成を示す。図2に示すように、基板12上に3つの光源、端的には、LED4,LED5,LED6が実装されている。これらのLED4,LED5,LED6の車両外方には、組合せレンズ24、スリット板25、及びアウターレンズ28が配置され、これらの要素がハウジング29により支持されている。組合せレンズ24は、LED4~LED6のために適合されたレンズ部24a~24cを有する。スリット板25は、LED4~LED6からの放射光の成形のために設けられたスリット25a~25cを有する。LED4からの放射光が、レンズ部24a、スリット25a、及びアウターレンズ28を介して車両外方に放出される。スリット25aが矢印形状の輪郭を有する場合、図1に示す如く矢印形状の像が路面に投影される。他のLED5,LED6からの放射光についても同様である。なお、LED4~LED6に対応のチャンネルCH1~3のクロストーク抑制のために遮光板27(端的には、遮光板27m,27n)をチャンネル間に配置することができる。
図1及び図2の参照から分かるように、LED4の点灯に応じて像5aが路面に投影され、LED5の点灯に応じて像5bが路面に投影され、LED6の点灯に応じて像5cが路面に投影される。なお、投影ユニット5は、必ずしも一時に像又は部分像を路面に投影するように構成される必要はない。例えば、路面上でのスポット光の高速移動に基づいて像又は部分像を見せるように投影ユニット5を構成することも可能である。図2に示した投影ユニット5の投影部の構成は非限定の一例であるにすぎない。
図3及び図4を参照して前照灯2(車両用灯具)に内蔵される駆動回路6について説明する。駆動回路6は、ターンランプ4の発光部4a,4b,4cに設けられたLED1~LED3に駆動電流を供給する駆動回路61と、投影ユニット5のLED4~LED6に駆動電流を供給する駆動回路62を含む。駆動回路61,62は、各々、ターン信号が入力する駆動回路6の入力端子6aに対して並列に接続されており、かつ共通のGND電位に接続されている。駆動回路61,62は、各々、車両側(例えば、車両ECU(Electronic Control Unit)又は車両リレー等)から供給される共通のターン信号に応じて個別に駆動電流を生成する(例えば、ターン信号を入力電圧として受け取り、これに基づいて駆動電流を生成する)。駆動回路61,62の具体的な回路構成は、当業者によって適宜設計可能であるが、定電流源、DC/DCコンバータ等を含めることができる。図3では、説明の便宜上、ターンランプ4及び投影ユニット5のいずれにおいてもLEDが直列に接続されているが、LEDを並列接続して適切にスイッチングすることでシーケンシャル点灯に適合させることも可能である。
ターン信号は、方形パルス信号であって、図4に示すようにH(ハイ)レベル(第1レベル)とL(ロー)レベル(第2レベル)の間を振幅する。典型的には、ターン信号がHレベルの期間、各駆動回路61,62が駆動電流を生成してLED1~LED3及びLED4~LED6に駆動電流を流してターンランプ4及び投影ユニット5が点灯する。ターン信号がLレベルの期間、各駆動回路61,62が駆動電流を生成せず、LED1~LED3及びLED4~LED6に駆動電流が流れずターンランプ4及び投影ユニット5が消灯する。
図3に示すように駆動回路62には車両側(例えば、車両ECU(Electronic Control Unit)又は専用回路等)から消灯信号が伝送される。駆動回路62は、この消灯信号が入力している間、(例えば、Hレベルの)ターン信号の入力に関わらず、駆動電流を生成しないように構成される。消灯信号は、ターンランプ4の点灯制御から投影ユニット5の点灯制御を隔離したい任意のタイミング又は期間で車両(例えば、車両ECU(Electronic Control Unit)又は専用回路等)によって生成される。例えば、車両がターンランプ4をハイフラッシュ制御する時、消灯信号が生成される。この場合、ターンランプ4のハイフラッシュ制御を実施しつつ投影ユニット5による路面への像の投影を選択的に停止することができ、自車両の周囲の運転手又は歩行者に過度に煩わしさを与えてしまうことが抑制される。
図4を参照して説明する。時刻t1~時刻t5の間、第1周期のターン信号が生成され、時刻t5以降、第1周期よりも短い第2周期のターン信号が生成される。時刻t1~時刻t5において、Hレベルのターン信号に同期して(端的には、ターン信号のHレベル期間において)、ターンランプ4のLED1~LED3が点灯し、投影ユニット5のLED4~LED6が点灯する。時刻t5の直前において車両に設けられた一つの他のターンランプ4が故障する。このターンランプ4の故障が車両によって検知されると、車両は、即時に消灯信号を生成して駆動回路62をオフにする(例えば、駆動回路62を電源電位から切り離す)。時刻t5以降、ターンランプ4は、ハイフラッシュ制御され、端的には、第2周期のターン信号に同期して点滅する。他方、投影ユニット5は消灯を維持する。
上述の説明から分かるように、本実施形態に係る駆動回路62は、ターン信号の周期が第1周期である第1期間(例えば、ターンランプ4が、毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅する期間)においてLED4~LED6に駆動電流を供給し、ターン信号の周期が第1周期よりも短い第2周期である第2期間(例えば、ターンランプ4が、毎分120回以上(又は120回を超える)一定の周期で点滅する期間)においてLED4~LED6への駆動電流の供給を停止するように構成される。この場合、ターンランプ4の点灯制御から投影ユニット5の点灯制御を隔離することができ、ターンランプ4の点灯を継続しつつ投影ユニット5の点灯を選択的に停止することができる。ターン信号の第2周期がターンランプ4をハイフラッシュ制御するように設定される場合、ターンランプ4のハイフラッシュ制御と同じく投影ユニット5が点灯すると、自車両の周囲の運転手又は歩行者に過度に煩わしさを与えてしまうおそれがある。本実施形態においては、上述のように投影ユニット5の点灯を選択的に停止することができ、そのような事態の発生が抑制される。
図5乃至図7を参照して別の実施形態について更に説明する。図5乃至図7に示す形態では、駆動回路62は、ターン信号の第1周期の検出に基づいてLED4~LED6に駆動電流を供給し、ターン信号の第1周期の非検出に基づいてLED4~LED6への駆動電流の供給を停止するように構成される。かかる場合、ターン信号自体を用いて駆動電流の供給を停止することができ、図3に示した消灯信号を不要とすることができる(但し、その併用を排除するものではない)。なお、第1周期の検出は、第1周期におけるターン信号のHレベル期間及びLレベル期間のいずれか又は両方の検出に基づくものであり得る。また、図3に示した形態において既存の信号伝送用の電線を流用しない場合、消灯信号の伝送のために車両と車両用灯具の間に追加の電線を接続する必要がある。
図5に示すように、駆動回路62は、ターン信号に応じて駆動電流を生成する(例えば、ターン信号の入力電圧に基づいて駆動電流を生成する)駆動電流生成部71と、ターン信号の第1周期を検出するように構成され、第1周期の検出に基づいて駆動電流生成部71へのターン信号の伝送を許可し、第1周期の非検出に基づいて駆動電流生成部71へのターン信号の伝送を遮断する遮断部72を含む。駆動電流生成部71は、ターン信号の伝送路とGND電位の間に接続される。遮断部72は、ターン信号の伝送路に設けられ、詳細には、駆動回路6の入力端子6aと駆動電流生成部71の入力端子の間に接続される。なお、遮断部72は、その回路動作の確保のために任意の電源電位とGND電位の間に接続され得る。
図5に示すように、遮断部72は、ターン信号の第1周期を検出する第1周期検出部81と、ターン信号の伝送路に設けられたスイッチSWを含む。第1周期検出部81によってターン信号の第1周期が検出される時にスイッチSWがオンになり、第1周期検出部81によってターン信号の第1周期が検出されない時にスイッチSWがオフになる。スイッチSWの第1端子が駆動回路6の入力端子6aに接続され、その第2端子が駆動電流生成部71の入力端子に接続される。第1周期検出部81の入力端子は、駆動回路6の入力端子6aに接続され、その出力端子が、スイッチSWの制御端子に接続される。スイッチSWは、トランジスタスイッチ(例えば、バイポーラトランジスタ又は電界効果トランジスタ)であり得る。典型的には、第1周期検出部81の出力端子がMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)のゲート端子に接続される。
第1周期検出部81は、例えば、図6に示すようにアナログデジタル混在回路として構成することができる。詳細には、第1周期検出部81は、(電圧信号としての)ターン信号を積分する積分回路82と、積分回路82の出力とターン信号が入力する論理回路83と、ターン信号の立上り時点での論理回路83の出力に基づいて切換信号を生成する切換信号生成部84を含む。切換信号生成部84は、ターン信号の立上り時点において論理回路83の出力信号がHレベルならば、Hレベルの切換信号を出力し、論理回路83の出力信号がLレベルならば、Lレベルの切換信号を出力するが、これに限られない。
積分回路82は、好適にはコンデンサを用いた積分回路であり、典型的にはRC積分回路(例えば、抵抗(R)が、駆動回路6の入力端子6aと論理回路83の第1入力端子aの間に接続され、コンデンサ(C)が、上述の抵抗(R)と論理回路83の第1入力端子aの間の接点とグランド電位の間にシャント接続される)であるが、他の種類の回路素子又はこれらの組み合わせも採用可能である。論理回路は、典型的には、NOR回路であるが、他の種類の回路素子又はこれらの組み合わせも採用可能である。
積分回路82は、駆動回路6の入力端子6aと論理回路83の第1入力端子aの間に接続される。論理回路83の第2入力端子bは、駆動回路6の入力端子6aに接続される。切換信号生成部84は、2入力1出力回路であり、その第1入力端子が論理回路83の出力端子cに接続され、その第2入力端子が駆動回路6の入力端子6aに接続される。切換信号生成部84の出力端子は、スイッチSW(典型的には、電界効果トランジスタの制御端子)に接続される。
図7から分かるように、ターン信号が第1周期の時、第1周期検出部81は、ターン信号がHレベルである期間においてHレベルの切換信号を生成し、LED4~LED6へのスイッチSWを介した伝送を許可する。他方、ターン信号が第2周期の時、第1周期検出部81は、ターン信号の入力に関わらず切換信号をLレベルに維持する。これによって、上述と同様の効果が得られる。
より詳細には、図7に示すように積分回路82の出力端子の電位(ノードN1(図6参照)の電位)は、ターン信号の方形パルスとは異なり三角波形パルスを描くように変化する。積分回路82の出力端子の電位が、論理回路83のHレベル及びLレベルの判定閾値(VIHL)を超える時、論理回路83から見て積分回路82の出力が「1」になる。積分回路82の出力端子の電位が、VIHL未満の時、論理回路83から見て積分回路82の出力が「0」になる。
ターン信号が第1周期である第1期間(例えば、ターンランプ4が通常のターン点灯制御される期間)においては、論理回路83からターン信号に時間遅延を与えた出力信号が得られる(図7に加えて図6のノードN2参照)。この場合、ターン信号の立上り時点(例えば、時刻t3)において論理回路83の出力信号がHレベルとなり、切換信号生成部84がHレベルの切換信号を出力する。このようにしてターン信号がHレベルである期間においてスイッチSWがオンし、駆動電流生成部71へのターン信号の伝送が許可される。
ターン信号が第2周期の第2期間(例えば、ターンランプ4がハイフラッシュ制御される期間)においては、積分回路82の出力端子の電位が、論理回路83のVIHLを下回ることがなく、論理回路83の出力信号がLレベルに固定され、同様、切換信号生成部84の出力もLレベルに固定される。この場合、スイッチSWがオフを維持し(即ち、第1期間のように、ターン信号がHレベルである期間においてスイッチSWがオンすることはなく)、駆動電流生成部71へのターン信号の伝送が遮断される。このようにして、ターンランプ4のハイフラッシュ制御と同調して投影ユニット5が点灯して自車両の周囲の運転手又は歩行者に過度に煩わしさを与えてしまうことが抑制される。なお、第1期間と第2期間は、時間的に連続している必要はない。例えば、ターンランプ4の点検、整備、又は光源交換のための作業期間が第1期間と第2期間の間に設けられる形態も想定される。
ターン信号のLレベル期間が長い時、積分回路82のコンデンサから十分な量の電荷が放出されて積分回路82の出力端子の電位が十分に下がる。他方、ターン信号のLレベル期間が短い時、積分回路82のコンデンサから十分な量の電荷が放出されず積分回路82の出力端子の電位が十分に下がらない。結果として、積分回路82の出力端子の電位は、ターン信号のLレベル期間の時間長に応じた(又はその時間長を示す)信号と理解できる。この積分回路82の出力信号は、論理回路83においてHレベル及びLレベルの判定閾値(VIHL)と比較されて二値化される。VIHLは、ターン信号のLレベル期間の所定時間長に対応するものと理解できる。従って、第1周期検出部81は、ターン信号のLレベル期間の時間長が所定時間長よりも長いことを検出するように構成されている、と言える。
図8及び図9を参照して更に説明する。第1周期検出部81の回路構成は、上述のものに限られず、カウンタを用いてターン信号の第1周期を検出することができる。図8に示すように、第1周期検出部81は、発振回路85と、ターン信号のLレベル期間の時間長を示すカウント値を出力するカウンタ回路86と、カウンタ回路86から出力されるカウント値と閾値を比較する比較回路87と、ターン信号の立上り時点での比較回路87の出力に基づいて切換信号を生成する切換信号生成部84を含む。尚、これらの回路素子の接続関係は図示のとおりであり、詳細な説明は省略する。切換信号生成部84は、ターン信号の立上り時点において比較回路87の出力信号がHレベルならば、Hレベルの切換信号を出力し、比較回路87の出力信号がLレベルならば、Lレベルの切換信号を出力するが、これに限られない。
図9から分かるように、ターン信号がLレベルの期間(端的には、ターン信号のHレベルからLレベルへの立下り時点からターン信号のLレベルからHレベルへの立上り時点までの期間)においてカウンタ回路86が発振回路85から入力するパルスをカウントする。カウンタ回路86の出力信号が比較回路87に入力し、比較回路87においてカウンタ回路86の出力信号が示すカウント値が閾値と比較される。
ターン信号が第1周期の第1期間(例えば、ターンランプ4が通常のターン点灯制御される期間)においては、カウント値が閾値を超え(例えば、時刻t2’参照)、比較回路87の出力信号がLレベルからHレベルになり、このHレベルの出力信号が(例えば、ターン信号の第1周期未満の)所定時間に亘って持続する。切換信号生成部84は、ターン信号の立上り時点(例えば、時刻t3)において比較回路87のHレベルの出力信号に基づいてHレベルの切換信号を生成してスイッチSWをオンさせる。このようにしてターン信号がHレベルの期間においてスイッチSWがオンし、駆動電流生成部71へのターン信号の伝送が許可される。
ターン信号が第2周期の第2期間(例えば、ターンランプ4がハイフラッシュ制御される期間)においては、カウント値が閾値を超えず、比較回路87の出力信号がLレベルのままである。切換信号生成部84は、ターン信号の立上り時点(例えば、時刻t7)において比較回路87のLレベルの出力信号に基づいてLレベルの切換信号を生成してスイッチSWをオフさせる。このようにしてターン信号の入力に関わらずスイッチSWをオフさせ、駆動電流生成部71へのターン信号の伝送が遮断される。
図10に示すようにターン信号のHレベル期間の時間長をカウントすることもできる。カウンタ回路86は、ターン信号のHレベルの期間において発振回路85から入力するパルスをカウントする。比較回路87は、カウント値が閾値を超える時、Hレベルの出力信号を出力し、このHレベルの出力信号が所定時間に亘って持続する。切換信号生成部84は、ターン信号の立下り時点において比較回路87の出力信号がHレベルならばHレベルの切換信号を出力してスイッチSWをオンさせる(時刻t2参照)。時刻t6以降、ターン信号が第1周期から第2周期に変化し、カウンタ回路86のカウント値が閾値を超えず、比較回路87の出力信号がLレベルに固定される。従って、切換信号生成部84から出力される切換信号もLレベルに固定されてスイッチSWがオフする(時刻t8参照)。図12に示す場合、時刻t7と時刻t8の間において投影ユニット5が点灯してしまうデメリットがある。
図11に示すようにターン信号の第2周期の検出に基づいてLED4~LED6に駆動電流を供給し、ターン信号の第2周期の非検出に基づいてLED4~LED6への駆動電流の供給を停止することもできる。図11は、図5に対応し、第1周期検出部81が第2周期検出部91で置換されている。念のため述べれば、駆動回路62は、ターン信号に応じて駆動電流を生成する駆動電流生成部71と、ターン信号の第2周期を検出するように構成され、第2周期の検出に基づいて駆動電流生成部71へのターン信号の伝送を遮断する遮断部73を含む。遮断部73は、ターン信号の第2周期を検出する第2周期検出部91と、ターン信号の伝送路に設けられたスイッチSWにして、第2周期検出部91によってターン信号の第2周期が検出される時にオフになるスイッチを含む。第2周期検出部91は、図8に示した第1周期検出部81と同様に図12に示すように構成することができるが、他の回路構成も採用可能である。
上述の開示を踏まえ、当業者は、各実施形態及び各特徴に対して様々な変更を加えることができる。ターンランプは、前照灯に配備されたターンランプに限られず、車両の他の箇所に配備されたものであっても構わない。投影ユニットについても同様である。ターンランプに対して投影ユニットが近くに又は離れて配置され得る。ターンランプ及び投影ユニットの一方又は両方をシーケンシャル点灯に適合させても構わない。車両用投影ユニットの光源は、LED以外であっても良い。
1 :車両
4 :ターンランプ
5 :投影ユニット

6 :駆動回路
61 :駆動回路
62 :駆動回路

71 :駆動電流生成部
72 :遮断部
73 :遮断部

81 :第1周期検出部
82 :積分回路
83 :論理回路

86 :カウンタ回路
87 :比較回路

91 :第2周期検出部

SW :スイッチ

Claims (15)

  1. 車両から供給されるターン信号に応じて路面に像を投影する車両用投影ユニットの光源を駆動する駆動回路であって、
    前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記光源に駆動電流を供給し、前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成された駆動回路。
  2. 前記ターン信号の前記第2周期は、ターンランプをハイフラッシュ制御するように設定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記ターン信号の前記第1周期の検出に基づいて前記光源に前記駆動電流を供給し、前記ターン信号の前記第1周期の非検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成された請求項1又は2に記載の駆動回路。
  4. 前記ターン信号に応じて前記駆動電流を生成する駆動電流生成部と、
    前記ターン信号の前記第1周期を検出するように構成され、前記第1周期の検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を許可し、前記第1周期の非検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を遮断する遮断部を含む、請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記遮断部は、前記ターン信号の前記第1周期を検出する第1周期検出部と、前記ターン信号の伝送路に設けられたスイッチにして、前記第1周期検出部によって前記ターン信号の前記第1周期が検出される時にオンし、前記第1周期検出部によって前記ターン信号の前記第1周期が検出されない時にオフになるスイッチを含む、請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記第1周期検出部は、前記ターン信号のLレベル期間の時間長が所定時間長よりも長いことを検出するように構成される、請求項5に記載の駆動回路。
  7. 前記第1周期検出部は、前記ターン信号を積分する積分回路と、前記積分回路の出力信号と前記ターン信号が入力する論理回路を含み、前記積分回路の出力信号が、前記論理回路のHレベル及びLレベルの判定閾値により二値化される、請求項6に記載の駆動回路。
  8. 前記第1周期検出部は、前記ターン信号のLレベル期間の時間長を示すカウント値を出力するカウンタ回路と、前記カウント値と閾値を比較する比較回路を含む、請求項6に記載の駆動回路。
  9. 前記ターン信号の前記第2周期の検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成された請求項1に記載の駆動回路。
  10. 前記ターン信号に応じて前記駆動電流を生成する駆動電流生成部と、
    前記ターン信号の前記第2周期を検出するように構成され、前記第2周期の検出に基づいて前記駆動電流生成部への前記ターン信号の伝送を遮断する遮断部を含む、請求項9に記載の駆動回路。
  11. 前記遮断部は、前記ターン信号の前記第2周期を検出する第2周期検出部と、前記ターン信号の伝送路に設けられたスイッチにして、前記第2周期検出部によって前記ターン信号の前記第2周期が検出される時にオフになるスイッチを含む、請求項10に記載の駆動回路。
  12. 光源の点灯に基づいて路面に像を投影する投影部と、
    車両から供給されるターン信号に応じて前記投影部の前記光源に駆動電流を供給する駆動回路を備える車両用投影ユニットであって、
    前記駆動回路は、前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記光源に前記駆動電流を供給し、前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される、車両用投影ユニット。
  13. 前記駆動回路は、前記ターン信号の前記第1周期の検出に基づいて前記光源に前記駆動電流を供給するように、又は、前記ターン信号の前記第2周期の検出に基づいて前記光源への前記駆動電流の供給を停止するように構成される、請求項12に記載の車両用投影ユニット。
  14. ターン信号に応じて路面に像を投影する車両用投影ユニットの制御方法であって、
    前記ターン信号の周期が第1周期である第1期間において前記車両用投影ユニットの光源に駆動電流を供給する工程と、
    前記ターン信号の周期が前記第1周期よりも短い第2周期である第2期間において前記光源への前記駆動電流の供給を停止する工程を含む、車両用投影ユニットの制御方法。
  15. 前記ターン信号の前記第1周期を検出する工程を更に含み、
    前記駆動電流の供給を停止する工程は、前記ターン信号の前記第1周期の非検出に基づいて行われる、請求項14に記載の車両用投影ユニットの制御方法。
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