JP2023143025A - ネットワークシステム及び接続経路の設定方法 - Google Patents

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Takeshi Arai
稔己 佐藤
Toshiki Sato
司 本間
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Abstract

【課題】アプリケーション毎に外部の回線を選択し、又は切り替えて接続経路を確立する。【解決手段】ネットワークシステムは、複数の通信回線を介して外部ネットワークと接続し、ポリシ管理装置と、ネットワークシステムが構成するネットワークと外部ネットワークとを接続する接続経路を自律的に設定する機能を有する、複数の通信装置とを含む。通信装置は、通信回線の通信品質を計測し、ポリシ管理装置は、アプリケーションを特定するための情報及びアプリケーション毎の接続経路の設定優先順位を含む入力情報を受け付け、通信装置から通信品質の計測結果を取得し、入力情報及び通信品質の計測結果に基づいて、アプリケーション毎に接続経路に使用する、通信回線と接続する通信装置及び通信回線の組合せを含む設定ルールを生成し、入力情報及び設定ルールを含む経路設定ポリシ情報を生成し、通信装置に送信する。【選択図】図8

Description

本発明は、ネットワーク間を接続する接続経路を設定するための技術に関する。
自治体自営網のような比較的広域な範囲の複数の拠点が複数の外部回線(光回線、ADSL、携帯電話回線、インターネット衛星回線等)を介して外部ネットワークと接続するプライベートなネットワークを実現するネットワークシステムでは、通信品質が安定し、かつ、広帯域な光回線が主として利用され、他の回線は障害発生時のバックアップとして利用される形態が多い。
バックアップ回線への切り替えにおける外部回線の選択方法としては、OSPF及びRIP等の経路制御プロトコルを用いる方法がある。また、特許文献1に記載の技術も知られている。
特許文献1には、「第1の回線と第2の回線とを切り替えて通信を行うルータ装置において、前記第1の回線における回線障害を検出後、前記第1の回線から前記第2の回線への切り替えを行うまでの第1の保護時間と、前記第1の回線における回線障害の復旧を検出後、前記第2の回線から前記第1の回線への切り替えを行うまでの第2の保護時間とを、前記第1の回線の品質状態に応じた時間にそれぞれ設定する設定部と、前記第1の保護時間経過したときに前記第1の回線における回線障害が継続しているとき前記第1の回線から前記第2の回線への切り替えを行い、または、前記第1の回線における回線障害を検出後前記第2の保護時間が経過したとき、前記第2の回線から前記第1の回線への切り替えを行う回線切り替え部とを備える。」ことが記載されている。
国際公開第2012/124099号
従来技術では、複数の外部回線を介して外部ネットワークと接続するプライベートネットワークを実現するネットワークシステムにおいて、アプリケーション毎に外部回線を選択し、又は切り替えることができないという課題がある。
本発明は、複数の外部回線が存在するネットワークにおいて、アプリケーション毎に外部回線を選択し、又は、切り替えることができる仕組みを提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ネットワークシステムであって、特性が異なる複数の通信回線を介して外部ネットワークと接続し、ポリシ管理装置、及び前記ネットワークシステムが構成するネットワークと前記外部ネットワークとを接続する接続経路を自律的に設定する機能を有する、複数の通信装置を含み、前記通信装置のみと接続する通信装置は、他の前記通信装置と接続する通信路の通信品質を計測し、前記通信回線と接続する通信装置は、他の前記通信装置と接続する通信路及び前記通信回線の通信品質を計測し、前記ポリシ管理装置は、アプリケーションを特定するための情報及びアプリケーション毎の前記接続経路の設定優先順位を含む入力情報を受け付け、前記複数の通信装置から通信品質の計測結果を取得し、前記入力情報及び前記通信品質の計測結果に基づいて、アプリケーション毎に前記接続経路に使用する、前記通信回線と接続する通信装置及び前記通信回線の組合せを含む設定ルールを生成し、前記入力情報及び前記設定ルールを含む経路設定ポリシ情報を生成し、前記複数の通信装置に送信し、前記複数の通信装置は、前記経路設定ポリシ情報に基づいて、前記接続経路を設定する。
本発明によれば、拠点ネットワークの通信装置は、アプリケーション毎に外部回線を選択し、又は、切り替えて、接続経路を設定できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のネットワークの構成例を示す図である。 実施例1のルータ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1のゲートウェイ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1のアンカ装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1のポリシ管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1の通信路監視情報の一例を示す図である。 実施例1のポリシ管理装置に入力されるポリシ定義情報の一例を示す図である。 実施例1のポリシ管理装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1の自営ネットワーク内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1の自営ネットワーク内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1の自営ネットワーク内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1の自営ネットワーク内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 実施例1の自営ネットワーク内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、及び範囲等は、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、及び範囲等を表していない場合がある。したがって、本発明では、図面等に開示された位置、大きさ、形状、及び範囲等に限定されない。
図1は、実施例1のネットワークの構成例を示す図である。
ネットワークは自営ネットワーク100及び外部ネットワーク101から構成される。自営ネットワーク100は、メッシュ状に接続された複数の通信装置から構成される分散型のネットワークシステムによって実現されるネットワークである。各通信装置は、自律的に接続経路を設定する機能を有する。
自営ネットワーク100を実現するネットワークシステムを構成する通信装置は、ルータ装置111及びゲートウェイ装置112である。ルータ装置111は、LAN120と他の通信装置との間を接続する通信装置である。ゲートウェイ装置112は、ルータ装置111と外部ネットワーク101との間を接続する通信装置である。ゲートウェイ装置112は、複数の通信回線102を介して外部ネットワーク101と接続する。通信回線102は、例えば、光回線、衛星回線、及び携帯電話回線等である。なお、ゲートウェイ装置112が接続する通信回線102の数は任意である。
図1では、自営ネットワーク100内の通信装置間の接続経路をアルファベットで識別し、ゲートウェイ装置112が接続する通信回線をギリシャ文字で識別している。
外部ネットワーク101はインターネット等である。実施例1では、外部ネットワーク101にアンカ装置113が含まれる。なお、外部ネットワーク101にはアプリケーションサーバ等が含まれているが省略している。なお、外部ネットワーク101には必ずしもアンカ装置113が含まれていなくてもよい。
自営ネットワーク100にはポリシ管理装置110が含まれる。ポリシ管理装置110は、接続経路の設定及び切替を行うための経路設定ポリシ情報を生成し、自営ネットワーク100内の通信装置及び外部ネットワーク101内のアンカ装置113に配布する。
ここで、接続経路は、LAN120及び外部ネットワーク101の間でパケットを転送する経路を意味する。後述するように、自営ネットワーク100内の通信装置間には複数の経路(ノード経路)が構築される。例えば、VLANの設定によってノード経路が構築される。
図2は、実施例1のルータ装置111の構成の一例を示すブロック図である。
ルータ装置111は、ハードウェア構成として、演算装置200、記憶装置201、及び通信装置202、203を有する。
演算装置200は、プロセッサ等であり、プログラムにしたがって各種演算を実行する。演算装置200はプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部(モジュール)として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、演算装置200が当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。演算装置200は、接続経路設定部210、通信路監視部211、パケット転送部212、隣接情報交換部213、及び自律経路生成部214として動作する。なお、ルータ装置111が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
接続経路設定部210は、経路設定ポリシ情報220及び統計情報221に基づいてアプリケーション毎に接続経路を設定する。具体的には、接続経路設定部210は、図示しない転送情報を生成する。転送情報には、アドレス、プロトコル、ポート番号、及び宛先(IPアドレス及びデバイス名等)を含むデータが格納される。
通信路監視部211は、ルータ装置111と接続する通信装置との間の通信路の接続状態を監視し、また、通信路の通信品質を計測する。通信路の通信品質は、例えば、計測用のパケットを用いて計測する方法が考えられる。
パケット転送部212は、転送情報に基づいて、受信したパケットを条件に合致する接続経路に転送する。
隣接情報交換部213は、ルータ装置111と接続する通信装置との間で通信路情報を送受信する。通信路情報は、使用しているポート、通信速度、通信路を使用する場合のコスト等を含む情報である。
自律経路生成部214は、通信路の接続状態及び通信品質を監視し、接続経路の切替契機を監視する。接続経路の切替契機は、通信路の切断及び輻輳の発生等である。接続経路の切替契機を検出した場合、自律経路生成部214は、接続経路の切替処理を実行する。具体的には、自律経路生成部214は、経路設定ポリシ情報220及び統計情報221に基づいて転送情報を更新する。
記憶装置201は、メモリ等であり、演算装置200が実行するプログラム及びプログラムが使用する情報を格納する。また、記憶装置201は、ワークエリアとしても用いられる。なお、ルータ装置111は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid-State Drive)等の記憶装置を有してもよい。記憶装置201は、経路設定ポリシ情報220及び統計情報221を格納する。
経路設定ポリシ情報220は、アプリケーションが使用するポート番号、パケットの送信元及び宛先、通信の優先順位、並びに、接続経路の設定ルールを含むデータを格納する。接続経路の設定ルールには、ゲートウェイ装置112及び通信回線102の組合せと、ノード経路を選択するために用いるメトリックの算出方法とが含まれるものとする。統計情報221は、通信路の通信品質を含むデータを格納する。
通信装置202、203は、NIC(Network Interface Card)等であり通信路を介した通信を行う。通信装置202、203は、各通信路と接続するネットワークインタフェース(NI)を含む。通信装置202は、LAN120の通信路を介した通信を行い、通信装置203は、自営ネットワーク100の通信路を介した通信を行う。
図3は、実施例1のゲートウェイ装置112の構成の一例を示すブロック図である。
ゲートウェイ装置112は、ハードウェア構成として、演算装置300、記憶装置301、及び通信装置302、303を有する。演算装置300、記憶装置301、通信装置302、303は、演算装置200、記憶装置201、及び通信装置202、203と同じハードウェア要素であるため説明を省略する。なお、通信装置302は、自営ネットワーク100の外の通信路(回線)を介した通信を行い、通信装置303は、自営ネットワーク100の通信路を介した通信を行う。
演算装置300は、接続経路設定部310、通信路監視部311、パケット転送部312、隣接情報交換部313、及び自律経路生成部314として動作する。なお、ゲートウェイ装置112が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
接続経路設定部310、通信路監視部311、隣接情報交換部313、及び自律経路生成部314は、接続経路設定部210、通信路監視部211、隣接情報交換部213、及び自律経路生成部214と同一の機能であるため説明を省略する。パケット転送部312は、パケット転送部212と同様の機能であるが、NAT(Network Address Translation)を有する点が異なる。
記憶装置301は、経路設定ポリシ情報320及び統計情報321を格納する。経路設定ポリシ情報320及び統計情報321は、経路設定ポリシ情報220及び統計情報221と同じ情報である。
図4は、実施例1のアンカ装置113の構成の一例を示すブロック図である。
アンカ装置113は、ハードウェア構成として、演算装置400、記憶装置401、及び通信装置402を有する。演算装置400、記憶装置401、及び通信装置402は、演算装置200、記憶装置201、及び通信装置202、203と同じハードウェア要素であるため説明を省略する。なお、通信装置402は、自営ネットワーク100の外の通信路(回線)を介した通信を行う。
演算装置400は、パケット集約部410、パケット振分け部411、アドレス変換部412、トンネル構築部413、パケット転送部414、及び接続経路設定部415として動作する。なお、アンカ装置113が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
パケット転送部414及び接続経路設定部415は、パケット転送部212及び接続経路設定部210と同一の機能である。
パケット集約部410は、自営ネットワーク100及びアンカ装置113の間を接続する複数の接続経路からパケットを受信し、外部ネットワーク101内の他の装置にパケットを送信する。
パケット振分け部411は、外部ネットワーク101内の他の装置と接続する経路に対するパケットの振分けを行う。
アドレス変換部412は、外部ネットワーク101内の他の装置と自営ネットワーク100との間のアドレスを変換する。
トンネル構築部413は、自営ネットワーク100の通信装置とアンカ装置113との間のトンネルを構築する。
記憶装置401は、経路設定ポリシ情報420及びアドレス変換情報421を格納する。経路設定ポリシ情報420は、経路設定ポリシ情報220と同一の情報である。アドレス変換情報421は、アドレス変換部412がアドレスを変換するために使用する情報である。
図5は、実施例1のポリシ管理装置110の構成の一例を示すブロック図である。
ポリシ管理装置110は、ハードウェア構成として、演算装置500、記憶装置501、通信装置502、入力装置503、及び出力装置504を有する。演算装置500、記憶装置501、及び通信装置502は、演算装置200、記憶装置201、及び通信装置202、203と同じハードウェア要素であるため説明を省略する。なお、通信装置502は、自営ネットワーク100の通信路を介した通信を行う。
入力装置503は、各種情報を入力するための装置であり、例えば、キーボード、マウス、及びタッチパネル等である。出力装置504は、各種情報を出力するための装置であり、例えば、ディスプレイである。
演算装置500は、通信路可視化部510、ポリシ管理部511、情報収集部512、及び情報配布部513として稼働する。なお、ポリシ管理装置110が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
通信路可視化部510は、ネットワークの通信路の接続及び通信状態を可視化する。ポリシ管理部511は、経路設定ポリシ情報520を生成する。情報収集部512は、自営ネットワーク100内の通信装置から統計情報を収集する。情報配布部513は、自営ネットワーク100内の通信装置及びアンカ装置113に経路設定ポリシ情報520を送信する。
記憶装置501は、経路設定ポリシ情報520及び通信路監視情報521を格納する。経路設定ポリシ情報520は、経路設定ポリシ情報220と同一の情報である。通信路監視情報521は、通信装置から取得した統計情報を管理する情報である。
図6は、実施例1の通信路監視情報521の一例を示す図である。
通信路監視情報521は、通信路ID601及び通信品質602を含むエントリを格納する。一つの通信路に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
通信路ID601は、通信路の識別情報を格納するフィールドである。なお、通信路を介して接続する通信装置の組合せを格納してもよい。
通信品質602は、通信品質を格納するフィールド群である。図6では、通信品質602には、上り帯域、下り帯域、平均遅延、及びロス率が含まれる。
図7は、実施例1のポリシ管理装置110に入力されるポリシ定義情報の一例を示す図である。ユーザは、入力装置503を用いて、予め、図7に示すようなポリシ定義情報を入力する。ポリシ定義情報には、アプリケーションを特定するための情報、通信の優先順位、及びメトリックの算出方法等が含まれる。なお、「デフォルト」は、指定されたアプリケーション以外のアプリケーションを表す。
図8は、実施例1のポリシ管理装置110が実行する処理を説明するフローチャートである。ポリシ定義情報は入力済みであるものとする。なお、ポリシ定義情報には、メトリックの算出方法が含まれるものとする。
ポリシ管理装置110の情報収集部512は、自営ネットワーク100内の通信装置から統計情報を取得する(ステップS101)。取得した統計情報は、通信路監視情報521に登録される。同一の通信路のデータが存在する場合には、当該データに新たなデータが上書きされる。なお、情報収集部512は、回線の使用に伴う料金等、通信品質以外の情報を取得してもよい。
ポリシ管理装置110のポリシ管理部511は、ポリシ定義情報及び通信路監視情報521に基づいて、経路設定ポリシ情報520を生成する(ステップS102)。
例えば、ポリシ管理装置110は、優先順位の高いアプリケーションから順に、使用するゲートウェイ装置112及び通信回線102の組合せ(使用回線)を割り当てる。具体的には、ポリシ管理部511は、ポリシ定義情報に基づいてアプリケーション毎のメトリックを算出し、メトリックに基づいて各アプリケーションに割り当てる使用回線を決定する。なお、一つのアプリケーションに対して複数の使用回線が割り当てられる。なお、一つの使用回線を複数のアプリケーションに割り当ててもよい。使用回線の割当方法は、ポリシ定義情報で指定される。
通信路可視化部510は、ポリシ定義情報及び使用回線の割当情報を用いて経路設定ポリシ情報520を生成する。なお、ポリシ定義情報のメトリックの算出方法と、使用回線の割当情報とから接続経路の設定ルールが生成される。
ポリシ管理装置110の情報配布部513は、経路設定ポリシ情報520を自営ネットワーク100内の通信装置及びアンカ装置113に送信する(ステップS103)。
図9、図10、図11、図12、及び図13は、実施例1の自営ネットワーク100内の通信装置が実行する処理を説明するフローチャートである。ここでは、ルータ装置111を例に説明する。
図9の処理は、隣接情報交換部213によって周期的に実行される。
隣接情報交換部213は、ポート、装置、通信品質、通信路の使用に要するコスト等の情報を隣接する通信装置との間で交換し(ステップS201)、統計情報221に格納する。ノード経路が設定された通信装置との間でのみ情報を交換してもよい。
図10の処理は、通信路監視部211によって周期的に実行される。
通信路監視部211は、自通信装置と接続する通信路毎に、接続状態及び通信品質を計測し(ステップS301)、統計情報221に格納する。なお、ノード経路毎に通信品質を計測してよい。
図11の処理は、接続経路設定部210が経路設定ポリシ情報520を受信した場合に実行する処理である。
接続経路設定部210は、自営ネットワーク100内の通信装置の中から経路計算エンティティを選択する(ステップS401)。ここでは、自身がパス計算エンティティに選択されたものとする。
接続経路設定部210は、自営ネットワーク100のノード経路の設定を決定し(ステップS402)、自営ネットワーク100内の通信装置にノード経路の設定情報を送信する(ステップS403)。ここでは、様々な木構造のVLAN(ノード経路)が設定されるものとする。なお、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)等を用いたノード経路の設定でもよい。
図12の処理は、接続経路設定部210がノード経路の設定情報を受信した場合に実行される。
接続経路設定部210は、経路設定ポリシ情報220及びノード経路の設定情報に基づいて、アプリケーション毎の接続経路を決定し、転送情報を生成する(ステップS501)。
図13の処理は、自律経路生成部214によって周期的に実行される。
自律経路生成部214は、接続経路の切替契機を検出したか否かを判定する(ステップS601)。
例えば、自律経路生成部214は、統計情報221を参照して、接続経路を構成するノード接続の切断又は通信品質の低下が発生しているか否かを判定する。また、自律経路生成部214は、自営ネットワーク100への新たな通信装置の追加、及びノード接続の更新等が発生したか否かを判定する。なお、切替契機は自律経路生成部214に予め設定してもよいし、ポリシ定義情報を介して設定してもよい。
接続経路の切替契機を検出した場合、自律経路生成部214は、経路設定ポリシ情報220及びノード経路の設定情報に基づいて、新たな接続経路を決定し、転送情報を更新する(ステップS602)。
アンカ装置113の接続経路設定部415は、経路設定ポリシ情報420を受信した場合、経路設定ポリシ情報420に基づいて外部ネットワーク101内の宛先との間に経路を設定し、また、アンカ装置113と自営ネットワーク100との間にトンネルを設定する。
(利用形態1)ポリシ管理装置110は、アプリケーション毎に、切り替え用のゲートウェイ装置112及び通信回線の組合せを含む経路設定ポリシ情報520を生成する。これによって、自営ネットワーク100及び通信回線102における通信障害及び通信品質の低下等が発生した場合、通信装置は自律的に各アプリケーションの接続経路を変更することができる。
(利用形態2)ポリシ管理装置110は、アプリケーション毎に、自営ネットワーク100からアンカ装置113との間に複数の接続経路を設定するためのゲートウェイ装置112及び通信回線の組合せを含む経路設定ポリシ情報520を生成する。これによって、一つのアプリケーションに対して、ルータ装置111とアンカ装置113との間に複数の接続経路が設定される。ルータ装置111及びアンカ装置113は、複数の接続経路を一つの論理的な接続経路として管理する。この場合、ルータ装置111はLAN120から受信したパケットを各接続経路に分散して送信し、アンカ装置113は、受信したパケットを統合及び順序制御を行って、宛先に送信する。また、アンカ装置113は宛先から受信したパケットを各接続経路に分散して送信し、ルータ装置111は、受信したパケットを統合及び順序制御を行って、LAN120に送信する。
本実施例によれば、回線及び通信路の状態及び通信品質に基づいて、アプリケーション毎に接続経路を設定し、また、切り替えることができる。これによって、通信状態にあわせて柔軟に接続経路を設定できる。また、通信装置、特に、ゲートウェイ装置112の通信負荷を分散することができる。
なお、接続経路の再設定に伴って、ノード経路の再設定が行われてもよい。この場合、自律経路生成部214は計算エンティティを選択する。計算エンティティからノード経路の設定情報を受信した後、自律経路生成部214は、新たな接続経路を決定する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 自営ネットワーク
101 外部ネットワーク
102 通信回線
110 ポリシ管理装置
111 ルータ装置
112 ゲートウェイ装置
113 アンカ装置
120 LAN
210、310、415 接続経路設定部
211、311 通信路監視部
212、312、414 パケット転送部
213、313 隣接情報交換部
214、314 自律経路生成部
220、320、420、520 経路設定ポリシ情報
221、321 統計情報
410 パケット集約部
411 パケット振分け部
412 アドレス変換部
413 トンネル構築部
421 アドレス変換情報
510 通信路可視化部
511 ポリシ管理部
512 情報収集部
513 情報配布部
521 通信路監視情報

Claims (8)

  1. ネットワークシステムであって、
    特性が異なる複数の通信回線を介して外部ネットワークと接続し、
    ポリシ管理装置、及び前記ネットワークシステムが構成するネットワークと前記外部ネットワークとを接続する接続経路を自律的に設定する機能を有する、複数の通信装置を含み、
    前記通信装置のみと接続する通信装置は、他の前記通信装置と接続する通信路の通信品質を計測し、
    前記通信回線と接続する通信装置は、他の前記通信装置と接続する通信路及び前記通信回線の通信品質を計測し、
    前記ポリシ管理装置は、
    アプリケーションを特定するための情報及びアプリケーション毎の前記接続経路の設定優先順位を含む入力情報を受け付け、
    前記複数の通信装置から前記通信品質の計測結果を取得し、
    前記入力情報及び前記通信品質の計測結果に基づいて、アプリケーション毎に前記接続経路に使用する、前記通信回線と接続する通信装置及び前記通信回線の組合せを含む設定ルールを生成し、
    前記入力情報及び前記設定ルールを含む経路設定ポリシ情報を生成し、前記複数の通信装置に送信し、
    前記複数の通信装置は、前記経路設定ポリシ情報に基づいて、前記接続経路を設定することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記入力情報は、前記アプリケーション毎に、前記通信品質の計測結果を用いたメトリックの算出方法に関する情報を含み、
    前記ポリシ管理装置は、
    前記アプリケーション毎に、前記通信品質の計測結果を用いてメトリックを算出し、
    前記アプリケーション毎のメトリックに基づいて、前記設定ルールを生成することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
    前記ポリシ管理装置は、前記アプリケーション毎に切り替え用の前記接続経路を設定するための前記設定ルールを生成することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項2に記載のネットワークシステムであって、
    前記ポリシ管理装置は、前記アプリケーション毎に複数の前記接続経路を設定するための前記設定ルールを生成することを特徴とするネットワークシステム。
  5. ネットワークシステムにおける接続経路の設定方法であって、
    前記ネットワークシステムは、
    特性が異なる複数の通信回線を介して外部ネットワークと接続し、
    ポリシ管理装置、及び前記ネットワークシステムが構成するネットワークと前記外部ネットワークとを接続する接続経路を自律的に設定する機能を有する、複数の通信装置を含み、
    前記接続経路の設定方法は、
    前記通信装置のみと接続する通信装置が、他の前記通信装置と接続する通信路の通信品質を計測する第1のステップと、
    前記通信回線と接続する通信装置が、他の前記通信装置と接続する通信路及び前記通信回線の通信品質を計測する第2のステップと、
    前記ポリシ管理装置が、アプリケーションを特定するための情報及びアプリケーション毎の前記接続経路の設定優先順位を含む入力情報を受け付ける第3のステップと、
    前記ポリシ管理装置が、前記複数の通信装置から前記通信品質の計測結果を取得する第4のステップと、
    前記ポリシ管理装置が、前記入力情報及び前記通信品質の計測結果に基づいて、アプリケーション毎に前記接続経路に使用する、前記通信回線と接続する通信装置及び前記通信回線の組合せを含む設定ルールを生成する第5のステップと、
    前記ポリシ管理装置が、前記入力情報及び前記設定ルールを含む経路設定ポリシ情報を生成し、前記複数の通信装置に送信する第6のステップと、
    前記複数の通信装置が、前記経路設定ポリシ情報に基づいて、前記接続経路を設定する第7のステップと、を含むことを特徴とする接続経路の設定方法。
  6. 請求項5に記載の接続経路の設定方法であって、
    前記入力情報は、前記アプリケーション毎に、前記通信品質の計測結果を用いたメトリックの算出方法に関する情報を含み、
    前記第5のステップは、
    前記ポリシ管理装置が、前記アプリケーション毎に、前記通信品質の計測結果を用いてメトリックを算出するステップと、
    前記ポリシ管理装置が、前記アプリケーション毎のメトリックに基づいて、前記設定ルールを生成するステップと、を含むことを特徴とする接続経路の設定方法。
  7. 請求項6に記載の接続経路の設定方法であって、
    前記第5のステップは、前記ポリシ管理装置が、前記アプリケーション毎に切り替え用の前記接続経路を設定するための前記設定ルールを生成するステップを含むことを特徴とする接続経路の設定方法。
  8. 請求項6に記載の接続経路の設定方法であって、
    前記第5のステップは、前記ポリシ管理装置が、前記アプリケーション毎に複数の前記接続経路を設定するための前記設定ルールを生成するステップを含むことを特徴とする接続経路の設定方法。
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