JP2023142831A - 作業機械および表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】リッパ装置の姿勢を容易に把握する。【解決手段】作業機械は、作業機械本体と、作業機械本体の後方に配置されるリッパ装置と、作業機械本体に装着され、リッパ装置を撮像する撮像装置とを備えている。リッパ装置は、シャンク11と、シャンク11の先端に取り付けられるリッパポイント13と、シャンク11を支持するビーム17と、作業機械本体とビーム17とを連結するリッパアーム14と、を含んでいる。撮像装置は、リッパ装置を側方から撮像し、シャンク11の少なくとも一部と、ビーム17の少なくとも一部と、リッパアーム14の少なくとも一部と、を撮像範囲に含んでいる。【選択図】図4
Description
本開示は、作業機械および表示システムに関する。
特開2017-82415号公報(特許文献1)には、作業車両に係る情報を表示するための表示システムが開示されている。撮像部は、作業車両の車両本体に搭載され、リッパポイントを撮像する。画像生成部は、撮像部によるリッパポイントの画像と、履帯の回転情報と、を含む表示画像を生成する。表示部は、表示画像を表示する。
上記文献に記載の技術では、表示画像を見たオペレータは、リッパポイントの位置を正確に把握でき、また履帯が空転するシュースリップが発生しているか否かを判断できるが、適切なリッピング作業を行うためには、オペレータがリッパ装置の姿勢をさらに容易に把握できることが求められている。
本開示では、リッパ装置の姿勢を容易に把握できる作業機械と、リッパ装置の撮像画像を表示する表示システムと、が提案される。
本開示に従った作業機械は、作業機械本体と、作業機械本体の後方に配置されるリッパ装置と、作業機械本体に装着され、リッパ装置を撮像する撮像装置とを備えている。リッパ装置は、シャンクと、シャンクの先端に取り付けられるリッパポイントと、シャンクを支持するビームと、作業機械本体とビームとを連結するリッパアームと、を含んでいる。撮像装置は、リッパ装置を側方から撮像する。撮像装置は、シャンクの少なくとも一部と、ビームの少なくとも一部と、リッパアームの少なくとも一部と、を撮像範囲に含んでいる。
本開示によれば、リッパ装置の姿勢を容易に把握することができる。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の説明では、同一部品には、同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[作業機械]
まず、実施形態の作業機械の一例として、ブルドーザ100の構成について説明する。図1は、実施形態に基づく作業機械の構成を概略的に示す側面図である。図2は、図1に示す作業機械の背面図である。
まず、実施形態の作業機械の一例として、ブルドーザ100の構成について説明する。図1は、実施形態に基づく作業機械の構成を概略的に示す側面図である。図2は、図1に示す作業機械の背面図である。
図1,2に示されるように、ブルドーザ100は、本体1(実施形態における作業機械本体に相当する)と、掘削ブレード2と、走行体3とを主に備えている。掘削ブレード2は、本体1に装着されている。掘削ブレード2は、本体1の前方に設けられている。走行体3は、車幅方向に離れた左右一対の履帯3Cを有している、履帯式の走行体である。本体1は、左右一対の履帯3Cの間に配置されている。履帯3Cが駆動されることにより、ブルドーザ100が走行する。
本体1は、キャブ9とエンジン室8とを有している。キャブ9は、本体1の後上部に配置されている。エンジン室8は、キャブ9の前方に配置されている。エンジン室8は、キャブ9と掘削ブレード2との間に配置されている。
実施形態では、ブルドーザ100が直進走行する方向を、ブルドーザ100の前後方向という。ブルドーザ100の前後方向において、本体1から掘削ブレード2が突き出している側を、前方向とする。ブルドーザ100の前後方向において、前方向と逆側を、後方向とする。ブルドーザ100の左右方向とは、平面視において前後方向と直交する方向である。前方向を見て左右方向の右側、左側が、それぞれ右方向、左方向である。ブルドーザ100の上下方向とは、前後方向および左右方向によって定められる平面に直交する方向である。上下方向において地面のある側が下側、空のある側が上側である。
図1においては、前後方向を図中矢印X、左右方向を図中矢印Y、上下方向を図中矢印Zで示している。
ブルドーザ100は作業機として、本体1の前方に掘削ブレード2(第1の作業機)を備えている。掘削ブレード2は、地表の掘削および整地などの作業を行なうための作業機である。掘削ブレード2は、本体1に対して前方に配置される、前方作業機の一例である。掘削ブレード2は、その下端に切刃2Cを有している。切刃2Cは、掘削ブレード2の刃先を構成している。掘削ブレード2は、切刃2Cの左方の端部に左方側端部2CLを有している。掘削ブレード2は、切刃2Cの右方の端部に右方側端部2CRを有している。掘削ブレード2は、左下端2E1と、右下端2E2とを有している。
掘削ブレード2は、左右両側でフレーム4により支持されている。フレーム4は、四角柱状の部材である。フレーム4の一端は、掘削ブレード2の背面に、回転自在の支持部により取り付けられている。フレーム4の他端は、走行体3の側面に回転自在に支持されている。
掘削ブレード2は、チルトシリンダ5およびリフトシリンダ6によって駆動される。チルトシリンダ5の一端は、掘削ブレード2の背面に、回転自在に支持されている。チルトシリンダ5の他端は、フレーム4の上面に、回転自在に支持されている。チルトシリンダ5の油圧による伸縮により、掘削ブレード2の上端が、掘削ブレード2にフレーム4が取り付けられる支持部を中心に、前後方向に移動する。これにより、掘削ブレード2のピッチ角が変化する。
リフトシリンダ6の一端は、掘削ブレード2の背面に、回転自在に支持されている。リフトシリンダ6の中間部は、本体1の側面に支持されている。リフトシリンダ6の油圧による伸縮により、掘削ブレード2は、フレーム4の他端を中心に、上下方向に移動する。
本体1には、フロントグリル23が取り付けられている。フロントグリル23は、本体1の前端に配置されている。フロントグリル23は、本体1の前端に形成された開口部を覆うように、配置されている。掘削ブレード2は、フロントグリル23の前方に、間隔を空けて配置されている。
本体1の後端には、燃料タンク26が配置されている。燃料タンク26は、キャブ9の後方に配置されている。燃料タンク26は、その内部に、エンジン21に供給する燃料を貯留している。
燃料タンク26は、図1に示すように、側方視において、後方に向かうほどその高さが低くなっている。燃料タンク26は、後方に向かって下方に傾斜するテーパ面を有している。
ブルドーザ100は他の作業機として、本体1の後方にリッパ装置10(第2の作業機)を備えている。リッパ装置10は、岩石などの硬質材料を貫通し破砕するための作業機である。リッパ装置10は、本体1に装着されている。リッパ装置10は、本体1に対して後方に設けられている。ブルドーザ100の前後方向において、本体1からリッパ装置10が突き出している側が、後方向である。リッパ装置10は、燃料タンク26の後方に、間隔を空けて配置されている。リッパ装置10は、本体1に対して後方に配置される、後方作業機の一例である。
図3は、リッパ装置10の斜視図である。図1~3に示されるように、リッパ装置10は、シャンク11と、リッパポイント13とを有している。シャンク11の先端(下端)に、リッパポイント13が取り付けられている。リッパ装置10は、リッパポイント13を岩石などに突き刺して、走行体3による牽引力によって岩石の切削または破砕を行う。リッパポイント13は、シャンク11から取り外し可能である。リッパ装置10は、リッパポイント13を交換可能に構成されている。
シャンク11は、ビーム17によって支持されている。ビーム17は、左右方向における中央の位置に、シャンク11を収容するホルダ17Hを有している。シャンク11には、複数の貫通孔12hが形成されている。ホルダ17Hにシャンク11を挿し込み、複数の貫通孔12hのうちのいずれか1つに保持ピン17Pを貫通させることで、シャンク11はビーム17に固定され、ビーム17とシャンク11とが一体として動作するようになる。
リッパアーム14は、本体1とビーム17とを連結している。リッパアーム14の一端は、本体1の本体フレーム1Fに回転可能に取り付けられている。リッパアーム14の他端には、ビーム17が、連結ピン14Pを介して、リッパアーム14に対して回転可能に取り付けられている。シャンク11は、リッパアーム14に対して、連結ピン14Pを中心として、ビーム17と一体的に回転可能に設けられている。
リッパ装置10は、チルトシリンダ15およびリフトシリンダ16によって駆動される。チルトシリンダ15およびリフトシリンダ16は、リッパアーム14の上方に設けられている。チルトシリンダ15は、リフトシリンダ16の上方に配置されている。リフトシリンダ16は、ビーム17とシャンク11とを上下動させる。リフトシリンダ16は、リッパポイント13を上下動させる。チルトシリンダ15は、リッパポイント13を、本体1に接近する方向(すなわち前方向)と本体1から離れる方向(すなわち後方向)とに往復動させる。チルトシリンダ15は、リッパアーム14に対するシャンク11の角度を変化させる。シャンク11がリッパアーム14に対してなす角度を、シャンク11のチルト角度と称する。
チルトシリンダ15の伸縮によって、リッパ装置10の作業対象物である現況地形に対してシャンク11のなす角度が変化する。チルトシリンダ15の伸縮によって,水平方向に対してシャンク11のなす角度が変化する。チルトシリンダ15の伸縮によって、車体方向に対してシャンク11のなす角度が変化する。シャンク11のチルト角度は、現況地形に対してなす角度、水平方向に対してなす角度、または、車体方向に対してなす角度として定義されてもよい。
チルトシリンダ15の基端は、本体1の本体フレーム1Fに回転可能に取り付けられている。チルトシリンダ15の先端は、連結ピン15Pを介して、ビーム17に回転可能に連結されている。リフトシリンダ16の基端は、本体1の本体フレーム1Fに回転可能に取り付けられている。リフトシリンダ16の先端は、連結ピン16Pを介して、ビーム17に回転可能に連結されている。図2,3に示されるように、ビーム17は、左右一対の左連結部17Lと右連結部17Rとを有している。チルトシリンダ15は、左チルトシリンダ15Lと右チルトシリンダ15Rとを有している。リフトシリンダ16は、左リフトシリンダ16Lと右リフトシリンダ16Rとを有している。連結ピン15P,16Pは、左連結ピン15PL,16PLと、右連結ピン15PR,16PRとを有している。
左チルトシリンダ15Lは、左連結ピン15PLを介して、左連結部17Lの上端部に連結されている。左リフトシリンダ16Lは、左連結ピン16PLを介して、左連結部17Lに連結されている。右チルトシリンダ15Rは、右連結ピン15PRを介して、右連結部17Rの上端部に連結されている。右リフトシリンダ16Rは、右連結ピン16PRを介して、右連結部17Rに連結されている。
図1,2に戻って、エンジン室8内に、ブルドーザ100の駆動源であるエンジン21が収容されている。エンジン21が発生する動力は、本体1内部のドライブトレインを経て、走行体3の駆動輪に伝達される。駆動輪の回転により、履帯3Cが駆動され、ブルドーザ100が走行する。エンジン21の動力はまた、油圧ポンプに伝達される。油圧ポンプは、掘削ブレード2を駆動するチルトシリンダ5およびリフトシリンダ6、ならびにリッパ装置10を駆動するチルトシリンダ15およびリフトシリンダ16などの、各アクチュエータに圧油を供給する。
エンジン21は、エンジンフード22によって上方から覆われている。エンジンフード22は、エンジン室8の天井部を構成している。エンジンフード22は、エンジン室8の外部と内部とを隔てている。
燃料タンク26の上方に、作業台30が配置されている。作業台30は、キャブ9の後方に配置されている。作業台30は、キャブ9の後方において作業を行なう作業者の足場である。作業台30上で作業者が行なう作業は、たとえば、キャブ9の窓の清掃、燃料タンク26のフィルタ交換およびブリーザのメンテナンス、などである。作業台30には、予期しない落下を防止するためのガードレール31が取り付けられている。
本体1の左縁に沿って、地上から作業台30へのアクセスを可能にするためのアクセス通路40が設けられている。アクセス通路40には、予期しない落下を防止するためのガードレール41が取り付けられている。
ブルドーザ100には、転倒時保護構造90が取り付けられている。転倒時保護構造90は、ISO3471として規格化されている。図2に示す背面図では、図示の明確化のために、転倒時保護構造90は図示を省略されている。転倒時保護構造90は、三方枠状に枠組みされて形成されている。
転倒時保護構造90は、左柱部91と、梁部93と、図示しない右柱部とを有している。左柱部91は、キャブ9の左側方に配置されている。右柱部は、キャブ9の右側方に配置されている。梁部93は、キャブ9の上方に配置されている。梁部93は、左柱部91の上端に連結された左端と、右柱部の上端に連結された右端とを有している。梁部93は、左柱部91および右柱部によって支持されている。梁部93は、左柱部91と右柱部との間で、左右方向に延びている。
ブルドーザ100には、複数のカメラが取り付けられている。複数のカメラは、第1のカメラ51、第2のカメラ52、第3のカメラ53、第4のカメラ54(図1,2には不図示)、第5のカメラ55、第6のカメラ56(図1,2には不図示)、第7のカメラ57、および第8のカメラ58を含んでいる。
第1のカメラ51は、本体1の前方を撮像する。第1のカメラ51の撮像範囲には、本体1の前方が含まれている。第1のカメラ51が出力する撮像画像は、本体1の前方の地形を含み得る。第1のカメラ51は、実施形態における前方撮像装置に相当する。第1のカメラ51は、キャブ9の上面に取り付けられている。第1のカメラ51は、キャブ9の上面から上方に突き出している。第1のカメラ51は、キャブ9を介して、本体1に装着されている。第1のカメラ51は、前方を向いて固定されている。
第2のカメラ52は、本体1の後方を撮像する。第2のカメラ52の撮像範囲には、本体1の後方が含まれている。第2のカメラ52が出力する撮像画像は、本体1の後方の地形を含み得る。第2のカメラ52は、実施形態における後方撮像装置に相当する。第2のカメラ52は、キャブ9から後方に突き出る突出部9cに取り付けられている。第2のカメラ52は、キャブ9を介して、本体1に装着されている。第2のカメラ52は、後下方を向いて固定されている。
第3のカメラ53は、掘削ブレード2の切刃2Cの左方側端部2CLを撮像する。第3のカメラ53の撮像範囲には、掘削ブレード2の左下端2E1が含まれている。第3のカメラ53が出力する撮像画像は、掘削ブレード2の左下端2E1を含み得る。第3のカメラ53の撮像範囲は、掘削ブレード2の左下端2E1が地表に貫入する地点を含む。第3のカメラ53は、実施形態における左ブレード撮像装置に相当する。第3のカメラ53は、転倒時保護構造90の左柱部91に取り付けられている。第3のカメラ53は、転倒時保護構造90を介して、本体1に装着されている。第3のカメラ53は、前下方を向いて固定されている。
図1,2には図示されないが、第4のカメラ54は、転倒時保護構造90の右柱部に取り付けられている。第4のカメラ54は、転倒時保護構造90を介して、本体1に装着されている。第4のカメラ54は、前下方を向いて固定されている。第4のカメラ54は、掘削ブレード2の切刃2Cの右方側端部2CRを撮像する。第4のカメラ54の撮像範囲には、掘削ブレード2の右下端2E2が含まれている。第4のカメラ54が出力する撮像画像は、掘削ブレード2の右下端2E2を含み得る。第4のカメラ54の撮像範囲は、掘削ブレード2の右下端2E2が地表に貫入する地点を含む。第4のカメラ54は、実施形態における右ブレード撮像装置に相当する。
第5のカメラ55は、本体1の左方を撮像する。第5のカメラ55の撮像範囲には、本体1の左方が含まれている。第5のカメラ55が出力する撮像画像は、本体1の左方の地形を含み得る。第5のカメラ55は、実施形態における左方撮像装置に相当する。第5のカメラ55は、転倒時保護構造90の左柱部91に取り付けられている。第5のカメラ55は、転倒時保護構造90を介して、本体1に装着されている。第5のカメラ55は、左下方を向いて固定されている。第3のカメラ53と第5のカメラ55とは、第3のカメラ53が前側に、第5のカメラ55が後側に、前後方向に隣り合って配置されている。
図1,2には図示されないが、第6のカメラ56は、転倒時保護構造90の右柱部に取り付けられている。第6のカメラ56は、転倒時保護構造90を介して、本体1に装着されている。第6のカメラ56は、右下方を向いて固定されている。第6のカメラ56は、本体1の右方を撮像する。第6のカメラ56の撮像範囲には、本体1の右方が含まれている。第6のカメラ56が出力する撮像画像は、本体1の右方の地形を含み得る。第6のカメラ56は、実施形態における右方撮像装置に相当する。第4のカメラ54と第6のカメラ56とは、第4のカメラ54が前側に、第6のカメラ56が後側に、前後方向に隣り合って配置されている。
第7のカメラ57は、リッパ装置10の下端に相当するリッパポイント13を撮像する。第7のカメラ57の撮像範囲には、リッパポイント13が含まれている。第7のカメラ57が出力する撮像画像は、リッパポイント13を含み得る。第7のカメラ57は、実施形態におけるリッパポイント撮像装置に相当する。第7のカメラ57は、本体1の後面に取り付けられている。第7のカメラ57は、左右方向における本体1の後面の中央部付近において、本体1に装着されている。第7のカメラ57は、後下方を向いて固定されている。
第8のカメラ58は、本体1の後面に装着されている。第8のカメラ58は、本体1の左右方向の中心から離れて配置されている。第8のカメラ58は、本体1の左右方向の中心よりも左寄りに配置されている。第8のカメラ58は、左側の履帯3Cの上方に配置されている。第8のカメラ58は、リッパ装置10の左斜め前方に配置されている。第8のカメラ58は、左右方向においてリッパ装置10に対して左方に配置されている。第8のカメラ58は、リッパ装置10のシャンク11よりも前方に配置されており、シャンク11よりも左方に配置されている。第8のカメラ58は、平面視において、リッパポイント13の左斜め前方に配置されている。
第8のカメラ58は、リッパ装置10を撮像する。第8のカメラ58は、リッパ装置10を撮像可能なように、右斜め後方を向いて固定されている。第8のカメラ58の光軸は、第8のカメラ58から右斜め後方に延びている。第8のカメラ58は、リッパ装置10を左方から撮像する。第8のカメラ58は、リッパ装置10を、左右方向の成分を含む方向から撮像する。第8のカメラ58は、リッパ装置10を、左斜め前方から撮像する。
第8のカメラ58の撮像範囲には、リッパ装置10の少なくとも一部が含まれている。第8のカメラ58が出力する撮像画像は、リッパ装置10の少なくとも一部を含み得る。第8のカメラ58は、実施形態における撮像装置に相当する。
図4~6は、第8のカメラ58(撮像装置)により撮像される撮像画像の例を示す模式図である。図4~6に示されるように、第8のカメラ58は、シャンク11の少なくとも一部と、ビーム17の少なくとも一部と、リッパアーム14の少なくとも一部と、を撮像範囲に含む。第8のカメラ58の撮像画像には、シャンク11のチルト角度、リッパアーム14に対するビーム17の角度、リッパアーム14の地面からの距離、リッパアーム14が地面に対してなす角度、などに関する情報が含まれる。
第8のカメラ58は、さらに、チルトシリンダ15(左チルトシリンダ15L)の少なくとも一部を撮像範囲に含む。左チルトシリンダ15Lは、シリンダチューブ15Lsと、ロッド15Lrとを有している。ロッド15Lrは、シリンダチューブ15Lsに対して、シリンダチューブ15Lsの長手方向に往復移動可能に、シリンダチューブ15Lsに支持されている。第8のカメラ58は、シリンダチューブ15Lsの少なくとも一部と、ロッド15Lrの少なくとも一部とを撮像範囲に含む。第8のカメラ58の撮像画像には、左チルトシリンダ15Lの伸縮量に関する情報が含まれ、したがってシャンク11のチルト角度に関する情報が含まれる。
第8のカメラ58は、さらに、リフトシリンダ16(左リフトシリンダ16L)の少なくとも一部を撮像範囲に含む。第8のカメラ58の撮像画像には、左リフトシリンダ16Lの伸縮量に関する情報が含まれ、したがって、リッパアーム14の地面からの距離、リッパアーム14が地面に対してなす角度、などに関する情報が含まれる。
図4に示される、第8のカメラ58の撮像画像58IMG1においては、リフトシリンダ16(左リフトシリンダ16L)の長さが最小である。リッパアーム14、ビーム17およびシャンク11は、上下方向における可動範囲のうち、最も上方の位置にある。リッパポイント13は地面から離れて配置されており、リッパポイント13は空中にある。
図5に示される、第8のカメラ58の撮像画像58IMG2においては、図4と比較してリフトシリンダ16(左リフトシリンダ16L)の長さが増大している。リッパアーム14、ビーム17およびシャンク11は、図4に示される位置よりも下方の位置にあり、地面に接近している。シャンク11は、ビーム17に隠れているため撮像画像に含まれないが、第8のカメラ58の撮像範囲内に存在している。リッパポイント13は依然として地面から離れて配置されており、リッパポイント13は空中にある。
図6に示される、第8のカメラ58の撮像画像58IMG3においては、リフトシリンダ16(左リフトシリンダ16L)の長さが最大である。リッパアーム14、ビーム17およびシャンク11は、上下方向における可動範囲のうち、最も下方の位置にある。リッパポイント13は、地中にあるため撮像画像に含まれないが、第8のカメラ58の撮像範囲内に存在している。図5と比較して、チルトシリンダ15(左チルトシリンダ15L)のロッド15Lrがシリンダチューブ15Lsから突き出る長さが増大しており、左チルトシリンダ15Lの長さが増大している。左チルトシリンダ15Lの伸長により、リッパアーム14に対するビーム17およびシャンク11の角度が変化しており、リッパポイント13は地中において前方に移動している。
[表示システム]
以下、実施形態の表示システムについて説明する。図7は、実施形態に基づく表示システムの構成の概略を示すブロック図である。図7に示されるように、表示システムは、図1~3を参照して説明したブルドーザ100と、遠隔操作局101とを備えている。
以下、実施形態の表示システムについて説明する。図7は、実施形態に基づく表示システムの構成の概略を示すブロック図である。図7に示されるように、表示システムは、図1~3を参照して説明したブルドーザ100と、遠隔操作局101とを備えている。
ブルドーザ100は、映像コントローラ60を有している。第1~第8のカメラ51~58は、映像コントローラ60に電気的に接続されている。映像コントローラ60は、第1~第8のカメラ51~58から、各々のカメラが撮像した撮像画像のデータの入力を受ける。映像コントローラ60は、撮像画像のデータの圧縮および暗号化を行うエンコーダ61を有している。
ブルドーザ100は、操作コントローラ63を有している。操作コントローラ63は、図示しないメモリに格納されているプログラムに基づいて、ブルドーザ100の動作を制御する。操作コントローラ63は、ブレードアクチュエータ、すなわちチルトシリンダ5およびリフトシリンダ6に制御信号を出力することにより、掘削ブレード2の動作を制御する。操作コントローラ63から制御信号を受けたチルトシリンダ5およびリフトシリンダ6が適宜伸縮することにより、掘削ブレード2のピッチ角の変化、および掘削ブレード2の上下動が行なわれる。
操作コントローラ63は、リッパアクチュエータ、すなわちチルトシリンダ15およびリフトシリンダ16に制御信号を出力することにより、リッパ装置10の動作を制御する。操作コントローラ63から制御信号を受けたチルトシリンダ15およびリフトシリンダ16が適宜伸縮することにより、ビーム17およびシャンク11が上下動し、シャンク11の先端のリッパポイント13は上下方向および前後方向へ移動する。
操作コントローラ63は、変速機64および操向装置66に制御信号を出力することにより、ブルドーザ100の走行を制御する。
ブルドーザ100は、送受信装置62を有している。映像コントローラ60は、送受信装置62を経由して、遠隔操作局101に信号を送信し、また遠隔操作局101から信号を受信する。映像コントローラ60は、第1~第8のカメラ51~58から出力された撮像画像のデータを、送受信装置62を経由して、遠隔操作局101へ送信する。
遠隔操作局101は、ブルドーザ100の外部に配置されている。遠隔操作局101は、表示制御装置110と、送受信装置112と、入力装置114と、表示装置120とを有している。表示制御装置110、送受信装置112、入力装置114、および表示装置120は、ブルドーザ100から離れた遠隔操作局101に配置されている。
表示制御装置110は、表示装置120を制御する。表示制御装置110は、送受信装置112を経由して、ブルドーザ100から信号を受信し、またブルドーザ100に信号を送信する。表示制御装置110は、送受信装置112を経由して、ブルドーザ100から、第1~第8のカメラ51~58で撮像された撮像画像のデータの入力を受ける。表示制御装置110は、エンコーダ61で圧縮および暗号化されたデータを復元するデコーダ111を有している。
表示制御装置110は、第1~第8のカメラ51~58のうち1台以上のカメラから出力される撮像画像を、表示装置120に表示する。以下に記載の実施形態では、8台のカメラから出力される撮像画像のうち、4台のカメラから出力される撮像画像を、表示装置120に表示する。入力装置114は、走行・停車中、ドージング作業中、およびリッピング作業中に、表示装置120に表示される撮像画像を選択するためのスイッチである。表示制御装置110は、オペレータの操作による入力装置114からの入力を受けて、選択した撮像画像を表示装置120に表示する。
遠隔操作局101はまた、操作盤140を有している。操作盤140は、ブレード操作レバー141と、リッパ操作レバー142と、操向レバー143とを有している。ブレード操作レバー141、リッパ操作レバー142、および操向レバー143は、オペレータによって操作される。操作盤140の操作は、ブルドーザ100の操作コントローラ63へ入力される。操作盤140の操作の入力を受けた操作コントローラ63は、その入力に従って、ブレードアクチュエータ、リッパアクチュエータ、変速機64または操向装置66へ制御信号を出力して、これらアクチュエータを動作させる。
入力装置114および操作盤140は、表示装置120を見るオペレータの手元に配置される。オペレータは、表示装置120を見ながら、入力装置114および操作盤140を操作して、ブルドーザ100を遠隔操作することができる。
図8は、表示装置120に表示される表示画像の一例を示す模式図である。表示制御装置110は、表示装置120に複数の分割表示部を設定する。図8に示される表示装置120には、複数の分割表示部として、前方表示部121と、後方表示部122と、リッパポイント表示部127と、リッパ装置表示部128と、が設定されている。図8に示される表示装置120には、リッパ装置10によるリッピング作業中に表示されるべき表示画像が表示されている。
前方表示部121は、本体1の前方を撮像範囲に含む第1のカメラ51(前方撮像装置)から出力される撮像画像を表示する。後方表示部122は、本体1の後方を撮像範囲に含む第2のカメラ52(後方撮像装置)から出力される撮像画像を表示する。リッパポイント表示部127は、リッパポイント13を撮像範囲に含む第7のカメラ57(リッパポイント撮像装置)から出力される撮像画像を表示する。リッパ装置表示部128は、リッパ装置10の少なくとも一部を撮像範囲に含む第8のカメラ58(撮像装置)から出力される撮像画像を表示する。
表示制御装置110は、リッパポイント表示部127と、後方表示部122と、リッパ装置表示部128とを、左から右にこの順に並べて設定している。表示制御装置110は、前方表示部121を、リッパポイント表示部127、後方表示部122およびリッパ装置表示部128の列の上側に設定している。
前方表示部121は、横長矩形状の形状に設定されている。後方表示部122は、前方表示部121と同じ横長矩形状の形状に設定されている。前方表示部121と後方表示部122とは、同じ面積に設定されている。表示制御装置110は、前方表示部121と後方表示部122とを、前方表示部121を上に、後方表示部122を下にして、上下に並べて設定している。表示制御装置110は、前方表示部121と後方表示部122とを、中央揃えして設定している。
表示制御装置110は、リッパポイント表示部127を、前方表示部121と後方表示部122との上下の並びの左側に設定している。リッパポイント表示部127は、後方表示部122よりも面積の小さい横長矩形状の形状に設定されている。
表示制御装置110は、リッパ装置表示部128を、前方表示部121と後方表示部122との上下の並びの右側に設定している。リッパ装置表示部128は、縦長矩形状の形状に設定されている。リッパ装置表示部128は、後方表示部122およびリッパポイント表示部127よりも縦長に設定されている。リッパ装置表示部128は、後方表示部122の右側に設定されている。後方表示部122に表示される本体1の後方の画像の右側に、リッパ装置10の画像が配置されている。リッパ装置表示部128において、リッパ装置10は、後方表示部122に隣接するリッパ装置表示部128の左縁部から右方へ突き出るように表示されている。
表示制御装置110は、表示装置120の右上隅に、各種のアイコン131と、傾斜計132および傾斜インジケータ133とを設定している。傾斜計132および傾斜インジケータ133は、水平面に対するブルドーザ100のピッチ角およびロール角を表示する。傾斜計132および傾斜インジケータ133の表示位置は、表示装置120の右上隅に限られない。傾斜計132および傾斜インジケータ133は、撮像画像に重畳表示されてもよい。表示制御装置110は、表示装置120の左上隅に、カメラ位置インジケータ134を設定している。カメラ位置インジケータは、現時点で表示装置120に表示されている撮像画像を撮像するカメラの配置を表示する。
[作用および効果]
上述した説明と一部重複する記載もあるが、本実施形態の特徴的な構成および作用効果についてまとめて記載すると、以下の通りである。
上述した説明と一部重複する記載もあるが、本実施形態の特徴的な構成および作用効果についてまとめて記載すると、以下の通りである。
図1~3に示されるように、リッパ装置10は、シャンク11と、シャンク11の先端に取り付けられるリッパポイント13と、シャンク11を支持するビーム17と、本体1とビーム17とを連結するリッパアーム14とを含んでいる。第8のカメラ58は、リッパ装置10を側方から撮像する。図4~6に示されるように、第8のカメラ58は、シャンク11の少なくとも一部と、ビーム17の少なくとも一部と、リッパアーム14の少なくとも一部とを撮像範囲に含んでいる。
第8のカメラ58によって撮像される撮像画像には、側方から見たリッパ装置10が含まれる。第8のカメラ58の撮像画像を見たオペレータは、リッパ装置10の姿勢および動きを容易に把握することができる。リッパポイント13が空中にありリッパポイント13が撮像画像に含まれる場合には、オペレータは、撮像画像中のリッパポイント13を見ることで、リッパポイント13の現在位置および動作を把握することができる。リッパポイント13が地中にありリッパポイント13が撮像されていない場合でも、オペレータは、リッパアーム14の姿勢と、リッパアーム14に対するビーム17の相対位置および相対移動とを確認することで、リッパポイント13の現在位置および動作を容易に推測することができる。
図4~6に示されるように、第8のカメラ58は、チルトシリンダ15の少なくとも一部を撮像範囲に含んでもよい。第8のカメラ58は、左チルトシリンダ15Lのシリンダチューブ15Lsとロッド15Lrとを撮像範囲に含んでもよい。リッパポイント13が地中にありリッパポイント13が撮像されていない場合に、オペレータは、左チルトシリンダ15Lのシリンダチューブ15Lsからロッド15Lrが突き出る長さおよびその長さの変化を確認することで、リッパポイント13の現在位置および動作を容易に推測することができる。
図4~6に示されるように、第8のカメラ58は、リフトシリンダ16の少なくとも一部を撮像範囲に含んでもよい。第8のカメラ58は、左リフトシリンダ16Lのシリンダチューブとロッドとを撮像範囲に含んでもよい。オペレータは、リッパアーム14およびビーム17の姿勢に加えて、左リフトシリンダ16Lのシリンダチューブからロッドが突き出る長さを確認することで、リッパポイント13の現在位置を容易に把握することができる。
図1~2,4~6に示されるように、第8のカメラ58は、リッパ装置10を左方から撮像してもよい。キャブ9に搭乗しているオペレータが後方へ振り返ってリッパ装置10を見る場合には、キャブ9内の運転席が本体1の左右方向の中心よりも左寄りに配置されているので、オペレータはリッパ装置10を左右方向の成分を含む方向から見ることになる。具体的には、オペレータはリッパ装置10を左方から見ることになる。第8のカメラ58を、キャブ9に搭乗しているオペレータの視点の位置と同じく、リッパ装置10に対して左側に配置することで、第8のカメラ58の撮像画像をオペレータの感覚に合致したものとすることができる。オペレータは、撮像画像を見ることで、リッパ装置10の姿勢を容易に把握することができる。
図1,2に示されるように、ブルドーザ100は、リッパポイント13を撮像範囲に含む第7のカメラ57と、本体1の後方を撮像範囲に含む第2のカメラ52とをさらに備えてもよい。オペレータは、第7のカメラ57の撮像画像を見て、地面に対するリッパポイント13の位置を把握することができる。オペレータは、第2のカメラ52の撮像画像を見て、本体1の後方の地形および障害物の有無を把握することができる。
図7に示されるように、表示システムは、上記のブルドーザ100と、表示装置120とを備えている。図8に示されるように、表示装置120は、第7のカメラ57の撮像画像と、第2のカメラ52の撮像画像と、第8のカメラ58の撮像画像とを同時に表示する。オペレータは、表示装置120に表示される表示画像中の、後方表示部122を見て本体1の後方の状況を把握でき、リッパポイント表示部127を見てリッパポイント13の位置を把握でき、リッパ装置表示部128を見てリッパ装置10の姿勢を把握できる。オペレータは、表示装置120から十分な情報を知得して、効率的にかつ安全にリッピング作業を実行することができる。
図8に示されるように、表示装置120に、第7のカメラ57の撮像画像、第2のカメラ52の撮像画像および第8のカメラ58の撮像画像が、左から右に並べて表示されてもよい。表示装置120の左右の中心に後方表示部122が配置され、後方表示部122の右側にリッパ装置表示部128が配置され、リッパ装置表示部128には左方から撮像されたリッパ装置10が表示される。このようにすることで、表示装置120に表示される表示画像を、オペレータの感覚に合致したものとすることができる。
図7に示されるように、表示装置120は、ブルドーザ100の外部に配置されていてもよい。オペレータは、ブルドーザ100の外部で、表示装置120を見てブルドーザ100を遠隔監視することができる。オペレータは、表示装置120を見ながらブルドーザ100を遠隔操作することも可能である。
これまでの実施形態の説明では、作業機械の例として、掘削ブレード2とリッパ装置10とを備えるブルドーザ100について説明した。ブルドーザ100は、リッパ装置10に替えて他の種類の後方作業機を備えていてもよい。たとえばブルドーザ100は、本体1の後方にウインチを備えていてもよく、第8のカメラ58が撮像範囲にウインチを含むように構成されてもよい。
表示装置120は、ブルドーザ100の外部に配置されていなくてもよい。たとえば、キャブ9がオペレータが搭乗する運転室であるブルドーザ100において、実施形態の表示装置120が運転室内に配置され、ブルドーザ100に搭載される映像コントローラ60が撮像画像を表示装置120に表示させてもよい。実施形態の表示システムは、遠隔操縦用の無人作業機械のみに適用されるものではなく、作業機械に搭乗したオペレータが作業機械の操作を行う有人の作業機械に適用されてもよい。作業機械に搭乗したオペレータは、表示装置120を見ることで、後方を振り返らなくてもリッパ装置10の姿勢を把握することができる。
作業機械は、ブルドーザ100に限られるものではない。たとえば、前輪と後輪との間にブレードを備え本体の後方にリッパ装置を備えるモータグレーダなど、他の種類の作業機械に、本開示の思想を適用してもよい。作業機械が遠隔操縦専用の無人作業機械である場合には、作業機械は、キャブ9を備えていなくてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体、1F 本体フレーム、2 掘削ブレード、3 走行体、9 キャブ、10 リッパ装置、11 シャンク、12h 貫通孔、13 リッパポイント、14 リッパアーム、14P,15P,16P 連結ピン、15 チルトシリンダ、15L 左チルトシリンダ、15Lr ロッド、15Ls シリンダチューブ、15R 右チルトシリンダ、16 リフトシリンダ、16L 左リフトシリンダ、16R 右リフトシリンダ、17 ビーム、17H ホルダ、17L 左連結部、17P 保持ピン、17R 右連結部、51 第1のカメラ、52 第2のカメラ、53 第3のカメラ、54 第4のカメラ、55 第5のカメラ、56 第6のカメラ、57 第7のカメラ、58 第8のカメラ、58IMG1~58IMG3 第8のカメラの撮像画像、60 映像コントローラ、61 エンコーダ、62,112 送受信装置、63 操作コントローラ、100 ブルドーザ、101 遠隔操作局、110 表示制御装置、111 デコーダ、120 表示装置、121 前方表示部、122 後方表示部、127 リッパポイント表示部、128 リッパ装置表示部。
Claims (8)
- 作業機械本体と、
前記作業機械本体の後方に配置されるリッパ装置と、
前記作業機械本体に装着され、前記リッパ装置を撮像する撮像装置とを備え、
前記リッパ装置は、シャンクと、前記シャンクの先端に取り付けられるリッパポイントと、前記シャンクを支持するビームと、前記作業機械本体と前記ビームとを連結するリッパアームと、を含み、
前記撮像装置は、前記リッパ装置を側方から撮像し、前記シャンクの少なくとも一部と、前記ビームの少なくとも一部と、前記リッパアームの少なくとも一部と、を撮像範囲に含む、作業機械。 - 前記リッパ装置は、前記リッパポイントを前記作業機械本体に接近する方向と前記作業機械本体から離れる方向とに往復動させるチルトシリンダをさらに含み、
前記撮像装置は、前記チルトシリンダの少なくとも一部を撮像範囲に含む、請求項1に記載の作業機械。 - 前記リッパ装置は、前記リッパポイントを上下動させるリフトシリンダをさらに含み、
前記撮像装置は、前記リフトシリンダの少なくとも一部を撮像範囲に含む、請求項1または請求項2に記載の作業機械。 - 前記撮像装置は、前記リッパ装置を左方から撮像する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の作業機械。
- 前記作業機械本体に装着され、前記リッパポイントを撮像範囲に含むリッパポイント撮像装置と、
前記作業機械本体に装着され、前記作業機械本体の後方を撮像範囲に含む後方撮像装置と、をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業機械。 - 請求項5に記載の作業機械と、
前記リッパポイント撮像装置の撮像画像と、前記後方撮像装置の撮像画像と、前記撮像装置の撮像画像と、を同時に表示する表示装置とを備える、表示システム。 - 前記表示装置に、前記リッパポイント撮像装置の撮像画像、前記後方撮像装置の撮像画像、および前記撮像装置の撮像画像を、左から右に並べて表示する、請求項6に記載の表示システム。
- 前記表示装置は、前記作業機械の外部に配置されている、請求項6または請求項7に記載の表示システム。
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