JP2023142409A - 処理方法、プログラム及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物がどのようなデザインなのかを把握できるような二次元コードを生成する処理方法、プログラムおよび処理装置を提供する。【解決手段】処理方法は、コンピュータが、対象物312cの登録を受け付け、対象物312cに関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、対象物の態様を反映するデザインの二次元コード320cを生成する。また、処理方法は、対象物312cの画像に基づいて、二次元コードを着色して二次元コード320cを生成する。【選択図】図17

Description

本発明は、処理方法、プログラム及び処理装置に関する。
近年、製品に対する多様な顧客ニーズに応えるため、製品の仕様をユーザがカスタマイズして注文することが可能な製品販売システムや、カスタマイズの情報を共有しやすくする購入支援システムが出現してきている。例えば、特許文献1には、カスタマイズした製品に関する情報が埋め込まれた二次元コードを表示して、知人等がカスタマイズの情報を容易に共有できるようにした購入支援システムが開示されている。
特開2020-177673号公報
特許文献1に開示されている購入支援システムは、カスタマイズの内容を示すデザインID(Identification)等を埋め込んだ二次元コードを画面に表示することによって、カスタマイズの情報を容易に共有できるようにしている。しかし、特許文献1に開示されているような従来のシステムにおいては、二次元コードを一瞥しただけではカスタマイズされた製品がどのようなデザインなのかを把握することができなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、対象物がどのようなデザインなのかを把握できるような二次元コードを生成することができる処理方法、プログラム及び処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る処理方法の一態様は、
コンピュータが、
対象物の登録を受け付け、
前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する。
本発明によれば、対象物がどのようなデザインなのかを把握できるような二次元コードを生成することができる。
実施の形態1に係る製品カスタマイズシステムの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る腕時計のコンポーネントの一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイト装置の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおけるカスタマイズ可能な製品のインターネットショッピング用の画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおいて選択された製品の詳細情報を表示する画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおいて製品をカスタマイズする画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおいて製品をカスタマイズする画面の他の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおいて製品のカスタマイズを完了した画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係るECサイトにおいて製品の注文を完了した画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係るコンポーネント画像情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る行動履歴情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る購入実績情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る位置マッピング情報を説明する図である。 実施の形態1に係る二次元コード表示処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る二次元コード着色処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る二次元コード着色処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る二次元コード着色の一例を説明する図である。 実施の形態3に係る二次元コード着色処理のフローチャートである。 実施の形態3に係る二次元コード着色の一例を説明する図である。 実施の形態4に係る二次元コードの一例を示す図である。 実施の形態4に係る二次元コードの他の一例を示す図である。
実施の形態に係る処理方法等について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
(実施の形態1)
理解を容易にするため、以下、実施の形態1に係る処理方法等を、図1に示す製品カスタマイズシステム1000に適用した場合を例にして説明する。製品カスタマイズシステム1000は、図1に示すように、ECサイト装置100と在庫管理装置200とを備える。
ECサイト装置100は、カスタマイズ可能な製品を販売するECサイトを提供するサーバである。このカスタマイズ可能な製品は、複数のコンポーネントから構成され、各コンポーネントを複数の選択肢(バリエーション)の中から選択することによってカスタマイズが可能になっている。具体的にはユーザは、PC(Personal Computer)やスマートフォン等のユーザ端末300からECサイト装置100にアクセスし、各コンポーネントについて、複数のバリエーションの中から希望するものを選択することによって、製品をカスタマイズして購入することができる。
図2に示す腕時計500を例にして、カスタマイズ可能な製品並びにコンポーネント及びバリエーションについて説明する。
この腕時計500は、ショートバンドコンポーネント510、ロングバンドコンポーネント520、美錠コンポーネント530、遊環コンポーネント540、ベゼルコンポーネント550、ガラスコンポーネント560等の複数のコンポーネントを組み合わせて構成される。
そして、例えばショートバンドコンポーネント510には、色違いのバリエーションとして、ショートバンドコンポーネント510A、ショートバンドコンポーネント510B、ショートバンドコンポーネント510C等が用意されている。また、ショートバンドコンポーネント510は、ショートバンド511とバンドバネ棒512という2つのパーツ(部品)から構成され、色の異なるショートバンド511をバンドバネ棒512と組み合わせることで複数のバリエーションが提供される。
つまりバリエーション(選択可能仕様)とは、例えばショートバンドコンポーネント510を構成するパーツ(部品)の色、材質、個数等を変更したものを示す。具体的には、ショートバンドコンポーネント510Aは、バンドの色がオレンジ色で材質は樹脂のものであり、ショートバンドコンポーネント510Bは、バンドの色が黒色で材質はメタルのものであるというように、バリエーションによってパーツの色、材質、個数等のプロパティ(属性)は任意に変更されたものになる。バリエーションの数も任意であり、各コンポーネントで同じである必要はない。
図示しないが、他のコンポーネントも同様に、1つ以上のパーツ(部品)から構成され、パーツの色、材質、個数等を変更することで、複数のバリエーションが提供される。
図1に戻り、ECサイト装置100は、ユーザ端末300から受け付けたユーザの行動履歴(ECサイトにおけるユーザの製品やコンポーネントの閲覧、選択、注文等の履歴)や購入実績の情報を蓄積し、必要に応じてこれらの情報を在庫管理装置200に送信する。
在庫管理装置200は、コンポーネントとパーツ(部品)との対応や、各パーツの在庫状況を把握しており、パーツの在庫からコンポーネントの在庫(提供可能数)を算出し、これらの在庫の情報をECサイト装置100に送信する。
以下、ECサイト装置100の機能構成等について説明する。ECサイト装置100は、機能構成として、図3に示すように、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。
制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成される。制御部110は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行し、ECサイト装置100を、ECサイトのウェブサーバとして機能させる。
記憶部120は、制御部110が実行するプログラムや、必要なデータを記憶する。記憶部120は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等を含み得るが、これらに限られるものではない。
通信部130は、ECサイト装置100が、在庫管理装置200、ユーザ端末300等とデータを送受信するための通信インタフェースである。
以上の機能構成を備えることにより、ECサイト装置100は、ユーザ端末300から接続されると、ECサイトの機能を提供し、ユーザ端末300の表示部である画面310に、例えば図4に示すように、インターネットショッピングが可能な腕時計の一覧を表示させる。
図4では、「ウォッチ#1」という型番の腕時計(ベースモデル#1の腕時計)として、カスタマイズが行われていない「デフォルトモデル」とデザイナーA氏がカスタマイズした「デザイナーA氏カスタマイズモデル」が画面310に表示され、「ウォッチ#2」という型番の腕時計(ベースモデル#2の腕時計)として、カスタマイズが行われていない「デフォルトモデル」が画面310に表示されている。なお、これは表示の一例に過ぎない。ECサイト装置100は、例えば型番が同一の腕時計のみを画面310に表示させてもよい。また、ECサイト装置100は、ECサイトの最初のページでは各型番の腕時計のデフォルトモデルのみを表示させ、カスタマイズモデルは別の専用ページに表示させてもよい。
図4に示す画面310上で、ユーザが例えば「ウォッチ#1デザイナーA氏カスタマイズモデル」を選択する(例えば選択したい腕時計を画面上でクリックしたり、タップしたりする)と、ECサイト装置100は、ユーザ端末300の画面310に、図5に示すような、選択された製品の詳細情報を表示するページを表示させる。製品の詳細情報としてどのような情報を表示させるかは任意であるが、図5では、選択された腕時計を様々な角度(複数の視線方向)から見た画像である複数のアングル画像312が表示されている。
図5に示す画面310では3つのアングル画像312しか示されていないが、ユーザが選択可能なコンポーネントのそれぞれについて、そのコンポーネントを効果的に視認可能なアングル画像が用意されていてもよい。また、製品全体のデザインを確認するためのアングル画像(例えば、表からの全体俯瞰、裏からの全体俯瞰、真横からの画像、巻カット画像等)が用意されていてもよい。アングル画像312を何種類用意するか、またどのような角度からの画像をアングル画像312とするかは任意である。
図5に示す画面310上で、ユーザが右上のカスタマイズボタン311を押す(例えばクリック、タップ等する)と、ECサイト装置100は、ユーザ端末300の画面310に、図6に示すような、製品の各コンポーネントをカスタマイズするためのカスタマイズ用画面を表示させる。図6はカスタマイズ用画面の一例であるが、この例では、カスタマイズする製品のデフォルトのアングル画像312(例えば正面から見たアングル画像)が画面中央左側に比較的大きく表示され、その下には選択可能なアングル画像312の一覧がサムネイル画像314で表示され、アングル画像312の右には選択可能なコンポーネント313の一覧と、選択されたコンポーネント313についてのカスタマイズ用アイテム(選択可能なバリエーション)315の一覧が表示されている。
図6では、コンポーネント選択のところにコンポーネント313として、Bezel、Face、Short Band、Long Band、Buckle、Band Loopが表示されているが、これらは、それぞれベゼルコンポーネント550、ガラスコンポーネント560、ショートバンドコンポーネント510、ロングバンドコンポーネント520、美錠コンポーネント530、遊環コンポーネント540に対応する。図6では、ベゼルコンポーネント550が選択された状態になっており、ベゼルコンポーネント550の選択可能なバリエーションとして色が選択できるようになっている。また、選択されている色にはチェックマーク316が、部品不足のため提供できない(すなわち、在庫切れの)色には売り切れマーク317が表示されている。
ユーザがベゼルコンポーネント550のカスタマイズ用アイテム315として、現在選択されている色とは異なる色を選択すると、画面310上のアングル画像312(有効アングル画像)における腕時計のベゼルコンポーネント550の色が、選択された色に変更される。
また、図6に示す例では、画面上部に完了ボタン318、シェアボタン319、二次元コード320、共有ボタン321、登録ボタン322、読み出しボタン323が表示されており、画面左側に特定のユーザ(この例ではUSER2)の二次元コード324、表示チェックボックス325が表示されている。
ユーザは、このカスタマイズ用画面で、カスタマイズしたいコンポーネントについてバリエーションを選択して、腕時計をカスタマイズすることができる。そして、カスタマイズが完了したら、完了ボタン318を押すことにより、カスタマイズを終了することができる。また、ユーザはシェアボタン319を押すことにより、カスタマイズしたモデルの画像に関する情報をSNS(Social Networking Service)等に投稿することができる。
また、二次元コード320には、各コンポーネントに対してどのバリエーションが選択されているのかという情報がカスタマイズ情報として埋め込まれている。また、二次元コード320は、アングル画像312のデザインが反映されるように色付けが行われている。そして、この二次元コード320は、ユーザが共有ボタン321を押すことでインターネット等を介して送信され、カスタマイズ情報を他のユーザと共有することができる。また、ユーザは登録ボタン322を押すことにより、カスタマイズ情報をユーザID、日時等と対応付けて登録することができる。そして、ユーザは読み出しボタン323を押すことにより、登録ボタン322で登録されたカスタマイズ情報がユーザID、日付等とともに一覧表示され、ユーザが一覧から選択することで、任意のカスタマイズ情報を読み出すことができる。
また、特定ユーザの二次元コード324は、カスタマイズ情報を互いに共有し合っているユーザがカスタマイズした製品の最新のカスタマイズ情報が埋め込まれた二次元コードである。この二次元コード324も、カスタマイズ製品のデザインを反映した色付けが行われており、二次元コード324を見るだけで、その特定ユーザがカスタマイズした製品のデザインの雰囲気がわかるようになっている。ユーザが、表示チェックボックス325のチェックボックスにチェックを入れると、ECサイト装置100は、図7に示すように、特定ユーザがカスタマイズした製品のサムネイル画像326を表示させる。
また、ユーザがコンポーネント313の一覧の中からカスタマイズしたい他のコンポーネント313を選択すると、ECサイト装置100は、図7に示すように、それまで選択されていたコンポーネント313(この例ではベゼルコンポーネント550)のバリエーションの選択が完了したとみなしてチェックマーク327を表示させ、選択されたコンポーネント313(図7ではショートバンドコンポーネント510)を効果的に視認できるアングル画像312を選択し、選択したアングル画像312を画面310に大きく表示させる。
そして、ECサイト装置100は、選択されたコンポーネント313についてのカスタマイズ用アイテム315の一覧を画面310に表示させる。ここでは、ショートバンドコンポーネント510の選択可能なバリエーションとして色が選択できるようになっている。
ユーザが完了ボタン318を押すと、ECサイト装置100は、ユーザ端末300の画面310にカスタマイズ完了画面を表示させる。カスタマイズ完了画面には、図8に示すように、カスタマイズした製品のアングル画像312、カスタマイズ情報が埋め込まれた二次元コード320、共有ボタン321、登録ボタン322、戻るボタン328、カスタマイズした製品の価格329、注文ボタン330が表示される。
二次元コード320は、カスタマイズした製品のカスタマイズ情報から生成され、図8に示すように、アングル画像312のデザインを反映して色付けされる。このカスタマイズ情報は、ユーザがカスタマイズした製品の各コンポーネントとして選択された各バリエーションの情報と、それらのバリエーションが選択されるまでのユーザの行動履歴を示す情報が含まれる。
具体的には、カスタマイズ情報は、例えば「https://www.casio.com/jp/customize_watch.html?base_model=2&bezel=2&face=2&short_band=1&long_band=3&buckle=1&band_loop=2&action=02a456c84e30」という形式の情報である。
このカスタマイズ情報の例は、ベースモデルとして#2のモデルが選択され、ベゼルコンポーネント550は#2、ガラスコンポーネント560は#2、ショートバンドコンポーネント510は#1、ロングバンドコンポーネント520は#3、美錠コンポーネント530は#1、遊環コンポーネント540は#2、のバリエーションがそれぞれ選択され、このカスタマイズが行われたときのユーザの行動履歴は行動履歴番号02a456c84e30として記録されていることを示している。
もっとも、カスタマイズ情報はこのような形式に限定されるわけではない。例えば、カスタマイズ情報は、行動履歴番号の代わりに行動履歴情報を1つずつ含めた形にして、行動履歴番号がなくてもユーザの行動履歴を再現できるような形式になっていてもよい。この場合は例えば「https://www.casio.com/jp/customize_watch.html?base_model=2&bezel=2&face=2&short_band=1&long_band=3&buckle=1&band_loop=2&action1=20220201120001base_model1&action2=20220201120005base_model2&action3=20220201120010customize&action4=20220201120020bezel&action5=20220201120030bezel_parts1&action6=20220101120037angle2&action7=20220201120040bezel_parts2&action8=20220201120045short_band(中略)&action48=20220201121003complete」というような形のカスタマイズ情報となる。
また、ユーザは戻るボタン328を押すことにより、カスタマイズ用画面に戻ることができる。そして、カスタマイズ完了画面には、カスタマイズした製品の価格329が表示され、ユーザが注文ボタン330を押すと注文、すなわち登録が行われる。そして、ECサイト装置100は、図9に示すような購入完了画面を表示させ、ユーザはカスタマイズした製品を購入することができる。
図9に示す例では、購入完了画面にも購入した製品のカスタマイズ情報が埋め込まれた二次元コード320が表示される。また、ECサイト装置100は、今回購入した製品と同一のカスタマイズが行われた製品があるか(過去に注文されたか)を確認し、あるなら、同一型番の製品(同じベースモデルが用いられている製品)の全生産数中、同一のカスタマイズが行われた何番目の製品であるかをカスタマイズ生産番号情報331として購入完了画面に表示させる。なお、このカスタマイズ生産番号情報331の情報も、二次元コード320に含ませてもよい。また、カスタマイズ生産番号情報331の情報に、各コンポーネントに選択されたバリエーションがそれぞれ何番目に購入されたものかという情報や、お届け先の地域(都道府県等)で何番目に購入されたものかという情報を含ませて、購入完了画面にはこれらの情報も表示させてもよい。
ここで図3に戻り、記憶部120が記憶する各種情報について説明する。コンポーネント画像情報121は、各コンポーネントの各アングルについての各バリエーションの画像素材(バリエーション画像)の情報である。例えば、ベゼルコンポーネントのコンポーネント画像情報121としては、図10に示すように、ベゼルコンポーネントの各バリエーションについて、各アングル画像用の画像素材が記憶されている。他のコンポーネントについても同様のコンポーネント画像情報121が記憶部120に記憶されている。
行動履歴情報122は、ユーザがECサイトにおいて、どの製品やコンポーネント(バリエーション)を閲覧したか(閲覧回数や閲覧時間はどの程度か)、選択したか(選択回数はどの程度か)、また、注文したか等の操作履歴の情報である。具体的には、図11に示すように、行動履歴情報122は、行動履歴情報を一意に特定するための番号である「行動履歴番号」及びどのユーザの行動履歴なのかを示す「ユーザID(Identification)」とともに、日時と対応付けられた行動(閲覧行動及び選択行動)のリストを含む。
また、制御部110が行動履歴情報122からカスタマイズ情報を生成する際には、ベースモデルや各コンポーネントとして最終的に何が選択されたかの情報が重要である。このため、図11では、ベースモデルや各コンポーネントが最後に選択された選択行動については、その選択行動によってベースモデルや各コンポーネントが決定されたことを示すために括弧書きで「(ベースモデル決定)」、「(○○コンポーネント決定)」と記載されている。ただし、制御部110は、行動履歴情報122を「完了ボタン押下」の時点から過去に遡って辿ることで、ベースモデルや各コンポーネントの最後の選択を抽出できるので、この括弧書きの情報は行動履歴情報122に含まれていなくてもよい。
購入実績情報123は、どのようにカスタマイズされた製品が実際に購入されたかを示す情報である。具体的には、図12に示すように、購入実績情報123は、購入実績番号(購入実績情報を一意に特定するための番号)、購入された製品のベースモデル及び各コンポーネントにおいて選択されたバリエーションの情報を含む。なお、購入実績情報123は、行動履歴情報122に含められて記憶されていてもよい。上述のカスタマイズ生産番号情報331は、購入実績情報123の中で、ユーザが購入した製品とベースモデルが同一のものの数を全生産数とし、ユーザが購入した製品とベースモデル及び全コンポーネントが一致するものの数を同一のカスタマイズ製品の生産数として算出される。
位置マッピング情報124は、各アングル画像における各コンポーネントの位置と二次元コードのドットの位置とを対応付けるマッピングの情報である。すなわち、位置マッピング情報124は、コンポーネントと二次元コードの位置の対応関係を定義したものである。この位置マッピング情報124は、後述する二次元コード着色処理において、アングル画像の各コンポーネントの色を二次元コードの当該コンポーネントに対応する位置の色にするために使用される。
例えば、図13には、製品を正面から見たフェイスアングルのアングル画像312aの位置マッピング情報124aや、ベゼルが見易い方向から見たベゼルアングルのアングル画像312bの位置マッピング情報124bが示されている。
フェイスアングル用の位置マッピング情報124aは、図13に示すように、上方がショートバンドコンポーネント510に対応する領域401、下方がロングバンドコンポーネント520に対応する領域404、その間がベゼルコンポーネント550に対応する領域403、中央がガラスコンポーネント560に対応する領域402となっている。後述する二次元コード着色処理においては、生成された二次元コードの各ドットの位置を位置マッピング情報124と対応させて、色付けを行う。この例では、二次元コード320aに示すように着色が行われる。この場合、4つのコンポーネントの色を用いて二次元コードを着色するので、二次元コードは4色以下で着色されることになる。
また、ベゼルアングル用の位置マッピング情報124bは、図13に示すように、左上がベゼルコンポーネント550に対応する領域406、右下がロングバンドコンポーネント520に対応する領域405となっている。この例では二次元コード着色処理において、二次元コード320bに示すように着色が行われる。この場合、2つのコンポーネントの色を用いて二次元コードを着色するので、二次元コードは2色以下で着色されることになる。このように、実施の形態1では、位置マッピング情報124に存在する領域の数を基準色数として、基準色数以下の色で二次元コードが着色される。
図13に示す例では、位置がマッピングされるコンポーネントは一部のコンポーネントに限られているが、全てのコンポーネントの位置を反映させた位置マッピング情報124を用いてもよい。また、複数の色を含むコンポーネントが存在する場合には、そのコンポーネントの位置に対応する領域を、色毎に分割し、1つのコンポーネントに複数の領域を対応させてもよい。
次に、図14を参照して、ECサイト装置100の制御部110が実行する二次元コード表示処理について説明する。この処理は、ECサイト装置100が提供するECサイトにアクセスしたユーザ端末300の画面に二次元コード320を表示させる際に実行される。例えば図6に示す二次元コード320や二次元コード324は、この二次元コード表示処理によって表示される。
まず、制御部110は、行動履歴情報122からカスタマイズ情報を生成する(ステップS101)。例えば、行動履歴情報122が図11に示される行動履歴番号0x02a456c84e30(16進数)の行動履歴だった場合、ベースモデルとしてベースモデル#2が、ベゼルコンポーネントとしてオレンジ(#2)が、ショートバンドコンポーネントとしてオレンジ(#1)が、それぞれ最終的に選択されている。したがって、この行動履歴情報122からは、「https://www.casio.com/jp/customize_watch.html?base_model=2&bezel=2&short_band=1&(中略)&action=02a456c84e30」というようなカスタマイズ情報が生成される。
次に制御部110は、ステップS101で生成したカスタマイズ情報から二次元コードを生成する(ステップS102)。二次元コードとしては例えばQR(Quick Response)コード(登録商標)を用いることができる。
そして、制御部110は、後述する二次元コード着色処理により、ステップS102で生成した二次元コードにアングル画像のデザインを反映させるように着色する(ステップS103)。
そして、制御部110は、着色された二次元コードをユーザ端末300の画面310に表示させ(ステップS104)、二次元コード表示処理を終了する。
次に、上記ステップS103で実行される二次元コード着色処理について、図15を参照して説明する。
まず、制御部110は、コンポーネントの位置と二次元コードの各ドットの位置との対応関係が定義されている位置マッピング情報124を取得する(ステップS111)。位置マッピング情報124は、アングル画像毎に定義されるが、例えばユーザ端末300の画面310に現在表示されているアングル画像に対応する位置マッピング情報124を取得する。なお、ユーザが二次元コードのデザインに用いたいアングル画像を特定のアングル画像に指定している場合(例えば、画面310に表示されているアングル画像に関わらず、二次元コードを特定(例えばベゼルアングル)のアングル画像に基づくデザインにしたいと考えている場合)には、制御部110は、そのアングル画像に対応する位置マッピング情報124を取得してもよい。
そして、制御部110は、カスタマイズ情報と位置マッピング情報124とに基づいて二次元コードを着色する(ステップS112)。これにより、例えば、図13の二次元コード320aや二次元コード320bのような着色された二次元コードが得られる。
次に、制御部110は、ステップS112で着色した色の中に、二次元コードリーダで読み取りにくい色が存在しているか否かを判定する(ステップS113)。ここでは、ステップS112で二次元コードに着色した色と背景色(通常は白)との明暗差が少ない場合(例えば明暗差基準値未満の場合)には、制御部110は、読み取りにくい色が存在していると判定する。また、二次元コードリーダが光源に利用している色(例えば赤色)が二次元コード中に存在する場合には、その色は白色(背景色)と認識されてしまう。このため、二次元コードに着色した色と二次元コードリーダが光源に利用している色とが類似する場合も、制御部110は、読み取りにくい色が存在していると判定する。
二次元コードリーダで読み取りにくい色が存在していないなら(ステップS113;No)、制御部110は、二次元コード着色処理を終了し、二次元コード表示処理のステップS104に進む。
二次元コードリーダで読み取りにくい色が存在しているなら(ステップS113;Yes)、制御部110は、二次元コード中の読み取りにくい色を二次元コードリーダで読み取り可能な色に変換する(ステップS114)。例えば、制御部110は、二次元コード中の読み取りにくい色の濃度を濃くして背景色(通常は白)との明暗差を明暗差基準値以上にする。また、読み取りにくい色になっているドットの周囲に読み取り可能な色のドットが存在する場合には、制御部110は、二次元コード中の読み取りにくい色をその周囲の読み取り可能なドットの色に変換してもよい。また、簡単には、制御部110は、二次元コード中の読み取りにくい色を黒色に変換してもよい。
そして、制御部110は、二次元コード着色処理を終了し、二次元コード表示処理のステップS104に進む。
以上の二次元コード表示処理及び二次元コード着色処理により、ユーザ端末300の画面310には、カスタマイズされた製品のデザインが反映された二次元コードが表示される。このため、この二次元コードを見るだけで、ユーザはカスタマイズされた製品のデザインの雰囲気をつかむことができる。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1では、制御部110は、位置マッピング情報124を用いて、アングル画像における各コンポーネントの色をその位置に反映させた二次元コードを生成した。しかし、アングル画像における各コンポーネントの位置は、必ずしも2次元コードの各ドットの位置に反映させる必要はない。ここでは、アングル画像における代表的な2色の間で色を(例えば左から右へ)グラデーション的に段階的に変化させた二次元コードを生成する実施の形態2について説明する。
実施の形態2に係るECサイト装置101は、実施の形態1に係るECサイト装置100から位置マッピング情報124を削除した機能構成である。また、実施の形態2に係る二次元コード表示処理は実施の形態1と同様であるが、二次元コード着色処理は異なる。
二次元コード表示処理のステップS103で実行される実施の形態2に係る二次元コード着色処理について、図16を参照して説明する。
まず、制御部110は、アングル画像における各コンポーネントの色の中から代表的な2色を選択する(ステップS121)。どのアングル画像から2色を選択するかは任意であるが、例えば、ベゼルアングルのアングル画像におけるベゼルコンポーネント550の色及びロングバンドコンポーネント520の色を、それぞれ左側の色及び右側の色として選択する。
そして、制御部110は、ステップS121で選択した2色の間で段階的に変化させた色で二次元コードを着色する(ステップS122)。これにより、例えば、図17に示すアングル画像312cのベゼルコンポーネント550の色が左側の色、ロングバンドコンポーネント520の色が右側の色として、その間が段階的に変化した色で着色された二次元コード320cが得られる。
次のステップS123及びステップS124の処理は、実施の形態1に係る二次元コード着色処理(図15)のステップS113及びステップS114の処理と同様のため、説明を省略する。
以上の二次元コード表示処理及び二次元コード着色処理により、ユーザ端末300の画面310には、カスタマイズされた製品のデザインがグラデーションで反映された二次元コードが表示される。このため、この二次元コードを見るだけで、ユーザはカスタマイズされた製品のデザインの雰囲気をつかむことができる。
(実施の形態3)
上述の実施の形態1では、制御部110は、位置マッピング情報124を用いてアングル画像のデザインを反映させた二次元コードを生成した。しかし、位置マッピング情報124を用意しなくても、アングル画像から直接その各位置の色を反映させた二次元コードを生成してもよい。このような二次元コードの生成を行う実施の形態3について説明する。
実施の形態3に係るECサイト装置102は、実施の形態1に係るECサイト装置100から位置マッピング情報124を削除した機能構成である。また、実施の形態3に係る二次元コード表示処理は実施の形態1と同様であるが、二次元コード着色処理は異なる。
二次元コード表示処理のステップS103で実行される実施の形態3に係る二次元コード着色処理について、図18を参照して説明する。
まず、制御部110は、アングル画像と二次元コードのサイズを合わせて重ね合わせ、合成画像を生成する(ステップS131)。どのアングル画像を二次元コードに重ねるかは任意であるが、例えば、図19は、ベゼルアングルのアングル画像312dと二次元コード320dとをサイズを合わせて重ね合わせて合成画像410を得ている例を示している。図19に示すように、合成画像410は、二次元コードのドットの存在する位置に対応する部分がアングル画像から浮かび上がる形の画像になる。
そして、制御部110は、ステップS131で生成した合成画像に基づいて二次元コードを着色する(ステップS132)。これにより、例えば、図19に示す二次元コード320eが得られる。
次のステップS133及びステップS134の処理は、実施の形態1に係る二次元コード着色処理(図15)のステップS113及びステップS114の処理と同様であるため、説明を省略する。図19に示す例では、二次元コード320eの4隅の付近が白くなっているため、ステップS134においてその周囲の色に変換され、二次元コード320fが得られる。
以上の二次元コード表示処理及び二次元コード着色処理により、実施の形態3に係るECサイト装置102は、位置マッピング情報124を用いることなく、ユーザ端末300の画面310に、カスタマイズされた製品のデザインが反映された二次元コードを表示させることができる。このため、この二次元コードを見るだけで、ユーザはカスタマイズされた製品のデザインの雰囲気をつかむことができる。
(実施の形態4)
二次元コードには、例えばフレームQR(登録商標)のように、二次元コード内部に自由に画像を入れることができる領域を設けることができる。実施の形態4に係るECサイト装置103は、内部に画像を入れることができる領域を設けた二次元コードを生成し、図20に示すように、二次元コード320gの内部にアイコン421を表示させる。アイコン421としては、製造元を示すアイコン、カスタマイズ可能な製品であることを示すアイコン、カスタマイズ製品の特徴を示すアイコン等、任意のアイコンを表示することができる。図20では、カスタマイズ可能なデジタル時計であることを示すアイコンとして、アイコン421が表示されている。
なお、ECサイト装置103は、カスタマイズされた製品の種別に応じてアイコン421を変更してもよい。例えばカスタマイズされた製品がアナログ時計の場合には、図21に示すように、ECサイト装置303は、アナログ時計のカスタマイズ情報に基づいて生成された二次元コード320hの内部に、このカスタマイズ製品がアナログ時計であることを表すためのアイコン422を表示するようにしてもよい。
二次元コード320g,320hは、上述の実施の形態と同様の処理により、カスタマイズされた製品のデザインが反映された二次元コードであるが、アイコン421,422が表示されることにより、この二次元コード320g,320hが、カスタマイズ情報に基づいて生成された二次元コードであることや、カスタマイズされた製品のデザインが反映された特別な二次元コードであることをユーザに示すことができる。
(実施の形態5)
上述の実施の形態では、二次元コードはカスタマイズ情報に基づいて生成された二次元コードであったが、二次元コードはカスタマイズ製品の二次元コードに限定されない。任意の対象物に対して、その対象物のデザインを反映する二次元コードを生成する実施の形態5について説明する。
実施の形態5に係るECサイト装置104は、任意の対象物に対して、対象物の任意の情報(例えば型番)から二次元コードを生成し、実施の形態3に係る二次元コード着色処理(図18)と同様の処理により、二次元コードを着色する。
このような処理を行うことにより、ECサイト装置104が生成する二次元コードはカスタマイズされた製品に限定されず、任意の対象物について、その対象物に関する情報(例えば、対象物の型番等、カスタマイズ情報を含んでいなくてもよい)に基づいて生成された二次元コードであって、その対象物の態様を反映するデザインの二次元コードになる。したがって、ユーザはカスタマイズ製品以外の対象物についても、二次元コードを見るだけでその対象物がどのようなデザインなのか把握することできる。
(変形例)
なお、上述の実施の形態では、ECサイト装置100,101,102,103,104が提供するECサイトにユーザがユーザ端末300からウェブブラウザでアクセスして、カスタマイズ処理が行われることを想定しているが、カスタマイズ処理はこのような形態に限定されない。例えば、ユーザ端末300に、ウェブブラウザを使わずにECサイトにアクセスする専用のアプリケーションプログラムをインストールし、この専用アプリケーションプログラムでECサイトにアクセスすることでカスタマイズ処理が実行されるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、ECサイトにおいてユーザがカスタマイズ可能な製品モデルとしてデジタル時計を例として説明したが、カスタマイズの対象となる対象物は、デジタル時計に限定されない。例えば、デジタル時計に替えて又は加えて、アナログ時計やアナログとデジタルのコンビネーション時計(時計の盤面で時針や分針等によるアナログ表示で大きく時刻表示するとともに、時計の盤面の任意の位置に任意の大きさの開口部を設け、その開口部から液晶等によるデジタル表示で時刻等を表示する時計)を、カスタマイズ可能な製品モデルとしてもよい。また、ECサイトでは、時計に限らず、複数の任意のコンポーネントを有する任意の対象物をカスタマイズすることができるようにしてもよい。
また、カスタマイズ処理の対象物は有体物に限定されない。例えば、NFT(Non-Fungible Token)で識別される絵画データ、音楽データ、動画データ等のデジタルファイルでもよい。また、NFTで識別されるデータに限らず、カスタマイズ可能な任意のコンポーネントを有する任意のデータをカスタマイズ処理の対象物としてもよい。
また、上記実施の形態では制御部110が対象物の注文を受け付ける場合を例に説明したが、制御部110は、必ずしも対象物の注文を受け付ける必要はない。制御部110は、対象物の登録を受け付けた場合に、その対象物に関する情報に基づいて二次元コードを生成してもよい。なお、対象物の登録には、対象物の注文も含まれるが、対象物の選択、対象物の読み出し等、対象物を特定する任意の行為が含まれる。
(効果等)
制御部110は、対象物の登録を受け付け、対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、対象物の態様を反映するデザインの二次元コードを生成する。また、制御部110は、カスタマイズ情報に基づいて生成された二次元コードであって、カスタマイズされた製品の態様を反映するデザインの二次元コードを生成する。したがって、ユーザは二次元コードを見ただけで対象物やカスタマイズされた製品がどのようなデザインなのかを把握することができる。
また、制御部110により、二次元コードはカスタマイズされた製品の各コンポーネントの色を反映するように着色されるので、ユーザは二次元コードを見ただけでカスタマイズされた製品がどのようなデザインなのかを把握することができる。
また、制御部110は、コンポーネントと二次元コードの位置の対応関係を定義した位置マッピング情報124に基づいて二次元コードの着色を行うことができ、着色する処理の負担を軽減できる。また、位置マッピング情報の定義の仕方によって、二次元コードの着色をシンプルにすることもできるし、複雑にすることもできる。
また、制御部110は、位置マッピング情報124を用いずに対象物の画像やアングル画像に基づいて二次元コードの着色を行うこともできる。したがって、位置マッピング情報124が定義されていなくても二次元コードを着色することができる。また、カスタマイズ製品以外の対象物についても、ユーザは二次元コードを見ただけで対象物がどのようなデザインなのかを把握することができる。
また、制御部110は、段階的に変化させた色を用いてグラデーション的に二次元コードの着色を行うこともでき、グラデーション的に着色された二次元コードによっても、ユーザはカスタマイズされた製品がどのようなデザインなのかを把握することができる。
また、制御部110は、ユーザが購入した製品と同一のカスタマイズが行われた製品の生産番号と、この製品と同じ型番の製品(同じベースモデルが用いられた製品)の全生産数の情報と、をカスタマイズ生産番号情報331として、二次元コードに含めることができる。このため、ユーザはカスタマイズ生産番号情報331が含まれた二次元コードを知人に紹介したりSNSに投稿したりして、自分がデザインしたカスタマイズ製品の希少性等を訴えることができる。
また、制御部110は、二次元コードには、行動履歴番号や行動履歴情報122が含まれている。このため、二次元コードから行動履歴番号や行動履歴情報122を抽出することで、ユーザは、この二次元コードに対応するカスタマイズ製品をカスタマイズした時の過程を振り返ることができる。
また、制御部110は、予め設定された特定ユーザがカスタマイズした製品の態様を反映するデザインの二次元コードを生成することができる。このため、ユーザは、特定ユーザによるカスタマイズ製品のデザインを把握することができる。
また、制御部110は、通信部130を介して二次元コードを他の装置に送信することができるので、ユーザはカスタマイズ情報を他のユーザと共有することができる。
なお、ECサイト装置100,101,102,103,104は、通常のPC等のコンピュータによっても実現することができる。具体的には、上記実施の形態では、ECサイト装置100,101,102,103,104の制御部110が実行するプログラムが記憶部120に予め記憶されているものとして説明した。しかし、プログラムを、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical disc)、メモリカード、USBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータに読み込んでインストールすることにより、上述の各処理を実行することができるコンピュータを構成してもよい。
したがって、ユーザ端末300にECサイト装置100,101,102,103,104と同様のプログラムやデータを記憶させることにより、ユーザ端末300をECサイト装置100,101,102,103,104(処理装置)として機能させてもよい。また、ユーザ端末300とECサイト装置100,101,102,103,104とで、必要なデータを分担して記憶し、上述の二次元コード表示処理及び二次元コード着色処理がユーザ端末300の制御部とECサイト装置100,101,102,103,104の制御部110とで協働して実行されるようにしてもよい。
さらに、プログラムを搬送波に重畳し、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にプログラムを掲示して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の各処理を実行できるように構成してもよい。
また、制御部110は、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ、マルチコアプロセッサ等の任意のプロセッサ単体で構成されるものの他、これら任意のプロセッサと、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられて構成されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
コンピュータが、
対象物の登録を受け付け、
前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
処理方法。
(付記2)
前記コンピュータは、
前記対象物の画像に基づいて、前記二次元コードを着色する、
付記1に記載の処理方法。
(付記3)
前記コンピュータが、
複数のコンポーネントによって構成され前記コンポーネントの各々が複数のバリエーションを有する前記対象物の登録を受け付け、
前記対象物を構成する各コンポーネントについての前記バリエーションの選択に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記バリエーションが選択された前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
付記1又は2に記載の処理方法。
(付記4)
前記コンピュータは、
前記選択されたコンポーネントの色を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
付記3に記載の処理方法。
(付記5)
前記コンピュータは、
前記コンポーネントと前記二次元コードの位置の対応関係を定義した位置マッピング情報に基づいて、前記二次元コードを着色する、
付記4に記載の処理方法。
(付記6)
前記コンピュータは、
前記選択されたコンポーネントの色のうち、基準色数以下の色を用いて前記二次元コードを生成する、
付記5に記載の処理方法。
(付記7)
前記コンピュータは、
前記選択されたコンポーネントのそれぞれの色が異なっている場合、それら異なる色の間を段階的に変化させた色を用いて前記二次元コードを生成する、
付記6に記載の処理方法。
(付記8)
前記コンピュータは、
前記バリエーションの選択に関する情報に基づいて構成された前記対象物の生産番号と前記対象物の全生産数の情報を前記二次元コードに含める、
付記3から7のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記9)
前記コンピュータは、
前記コンポーネントのそれぞれにおいて前記バリエーションが選択される過程に係る情報を前記二次元コードに含める、
付記3から8のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記10)
前記コンピュータは、
予め設定された特定ユーザによって前記バリエーションが選択された前記対象物の情報を前記二次元コードに含める、
付記3から9のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記11)
前記対象物は時計であり、
前記コンポーネントはベゼル及びバンドを含み、
前記コンピュータは、
前記選択されたベゼル及びバンドの色を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
付記3から10のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記12)
前記コンピュータは、
通信部を介して前記二次元コードを送信する、
付記1から11のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記13)
前記対象物は時計である、
付記1から12のいずれか1つに記載の処理方法。
(付記14)
コンピュータに、
対象物の登録を受け付け、
前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
処理を実行させるプログラム。
(付記15)
対象物の登録を受け付け、
前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
制御部を備える、
処理装置。
100,101,102,103,104…ECサイト装置、110…制御部、120…記憶部、121…コンポーネント画像情報、122…行動履歴情報、123…購入実績情報、124,124a,124b…位置マッピング情報、130…通信部、200…在庫管理装置、300…ユーザ端末、310…画面、311…カスタマイズボタン、312,312a,312b,312c,312d…アングル画像、313…コンポーネント、314…サムネイル画像、315…カスタマイズ用アイテム、316,327…チェックマーク、317…売り切れマーク、318…完了ボタン、319…シェアボタン、320,320a,320b,320c,320d,320e,320f,320g,320h,324…二次元コード、321…共有ボタン、322…登録ボタン、323…読み出しボタン、325…表示チェックボックス、326…画像、328…戻るボタン、329…価格、330…注文ボタン、331…カスタマイズ生産番号情報、401,402,403,404,405,406…領域、410…合成画像、421,422…アイコン、500…腕時計、510,510A,510B,510C…ショートバンドコンポーネント、511…ショートバンド、512…バンドバネ棒、520…ロングバンドコンポーネント、530…美錠コンポーネント、540…遊環コンポーネント、550…ベゼルコンポーネント、560…ガラスコンポーネント、1000…製品カスタマイズシステム

Claims (15)

  1. コンピュータが、
    対象物の登録を受け付け、
    前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    処理方法。
  2. 前記コンピュータは、
    前記対象物の画像に基づいて、前記二次元コードを着色する、
    請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記コンピュータが、
    複数のコンポーネントによって構成され前記コンポーネントの各々が複数のバリエーションを有する前記対象物の登録を受け付け、
    前記対象物を構成する各コンポーネントについての前記バリエーションの選択に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記バリエーションが選択された前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    請求項1又は2に記載の処理方法。
  4. 前記コンピュータは、
    前記選択されたコンポーネントの色を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    請求項3に記載の処理方法。
  5. 前記コンピュータは、
    前記コンポーネントと前記二次元コードの位置の対応関係を定義した位置マッピング情報に基づいて、前記二次元コードを着色する、
    請求項4に記載の処理方法。
  6. 前記コンピュータは、
    前記選択されたコンポーネントの色のうち、基準色数以下の色を用いて前記二次元コードを生成する、
    請求項5に記載の処理方法。
  7. 前記コンピュータは、
    前記選択されたコンポーネントのそれぞれの色が異なっている場合、それら異なる色の間を段階的に変化させた色を用いて前記二次元コードを生成する、
    請求項6に記載の処理方法。
  8. 前記コンピュータは、
    前記バリエーションの選択に関する情報に基づいて構成された前記対象物の生産番号と前記対象物の全生産数の情報を前記二次元コードに含める、
    請求項3から7のいずれか1項に記載の処理方法。
  9. 前記コンピュータは、
    前記コンポーネントのそれぞれにおいて前記バリエーションが選択される過程に係る情報を前記二次元コードに含める、
    請求項3から8のいずれか1項に記載の処理方法。
  10. 前記コンピュータは、
    予め設定された特定ユーザによって前記バリエーションが選択された前記対象物の情報を前記二次元コードに含める、
    請求項3から9のいずれか1項に記載の処理方法。
  11. 前記対象物は時計であり、
    前記コンポーネントはベゼル及びバンドを含み、
    前記コンピュータは、
    前記選択されたベゼル及びバンドの色を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    請求項3から10のいずれか1項に記載の処理方法。
  12. 前記コンピュータは、
    通信部を介して前記二次元コードを送信する、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の処理方法。
  13. 前記対象物は時計である、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の処理方法。
  14. コンピュータに、
    対象物の登録を受け付け、
    前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    処理を実行させるプログラム。
  15. 対象物の登録を受け付け、
    前記対象物に関する情報に基づいて生成された二次元コードであって、前記対象物の態様を反映するデザインの前記二次元コードを生成する、
    制御部を備える、
    処理装置。
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