JP2023141377A - メモリシステム及びメモリシステムの動作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の一実施形態では、耐久性を向上できる半導体記憶装置を備えるメモリシステム及びメモリシステムの動作方法を提供する。【解決手段】本発明のメモリシステムは、第1不揮発性メモリと、制御回路と、を備える。第1不揮発性メモリは、第1動作モード及び第2動作モードを少なくとも含む複数の動作モードのうちいずれか1つの動作モードで動作が行われる。制御回路は、外部から受信する動作モード切替情報に基づいて、第1不揮発性メモリの動作モードを切り替える。【選択図】図1
Description
本実施形態は、メモリシステム及びメモリシステムの動作方法に関する。
半導体記憶装置としての不揮発性メモリと、半導体記憶装置を制御する制御回路と、を含むメモリシステムが知られている。
本発明の一実施形態では、耐久性を向上できる半導体記憶装置を備えるメモリシステム及びメモリシステムの動作方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、第1不揮発性メモリと、制御回路と、を備えるメモリシステムが提供される。第1不揮発性メモリは、第1動作モード及び第2動作モードを少なくとも含む複数の動作モードのうちいずれか1つの動作モードで動作が行われる。制御回路は、外部から受信する動作モード切替情報に基づいて、第1不揮発性メモリの動作モードを切り替える。
本発明の実施形態によれば、メモリシステムの動作方法が提供される。第1動作モード及び第2動作モードを少なくとも含む複数の動作モードのうちいずれか1つの動作モードで動作が行われる第1不揮発性メモリと、第1不揮発性メモリを制御することが可能な制御回路と、を備えるメモリシステムであって、外部から動作モード切替情報を受信し、動作モード切替情報に基づいて、第1不揮発性メモリの動作モードを切り替える。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は模式的なものであり、例えば厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るメモリシステムを図1乃至図9を用いて説明する。
第1実施形態に係るメモリシステムを図1乃至図9を用いて説明する。
(構成)
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの構成の一例を表すブロック図である。
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの構成の一例を表すブロック図である。
図1に示すように、メモリシステム100は、ホストインターフェース(以降単にホストI/Fと称する)10、制御回路30、第1不揮発性メモリ50、無線通信装置70、及び第2不揮発性メモリ90を備える。本実施形態において、メモリシステム100は、例えばSDTMカードである。
ホストI/F10は、メモリシステム100とホスト200との間の通信を司る。ホストI/F10は、メモリシステム100とホスト200との間で、データ、コマンド、及びアドレスの転送を制御する。
制御回路30は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御回路30は、メモリシステム100の全体の動作を制御することが可能である。
第1不揮発性メモリ50は、半導体記憶装置である。第1不揮発性メモリ50は、例えばNAND型フラッシュメモリである。
第1不揮発性メモリ50は、複数の記憶素子を含む複数のブロックを有する。それぞれの記憶素子は、データを不揮発に記憶する。第1不揮発性メモリ50は、例えば、ユーザデータやシステムデータを記憶する。ユーザデータは、ユーザがホスト200を介してアクセス可能なデータである。ユーザは、ユーザデータに対して動作を行うことが可能である。動作は、例えば書き込み動作、読み出し動作、又は消去動作を含む。システムデータは、例えば、メモリシステム100が動作するために必要なデータである。システムデータとして、例えば、メモリシステム100の制御ソフトウェアやファームウェア、メモリ管理テーブル、疲弊情報テーブル、現在適用されている動作モードがある。
メモリ管理テーブルは、例えば、複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを記憶している。メモリシステム100の出荷前のテストにおいて、書き込み動作が要求された時間内に完了しないブロックは、不良ブロックとして、出荷時にメモリ管理テーブルからあらかじめ除外される。
疲弊情報テーブルは、例えば、複数のブロックのそれぞれの疲弊度を記憶している。疲弊情報テーブルにおいて、疲弊度が第1疲弊度以上のブロックは、不良ブロックとしてメモリ管理テーブルから除外される。疲弊度は、例えば、書き込み動作の回数や後述する動作モードが関係する。書き込み動作の回数が多いブロックほど、疲弊度は高い。
無線通信装置70は、外部機器300と接続可能である。本実施形態において、外部機器300は、メモリシステム100にネットワークを介して接続されている。外部機器300とメモリシステム100は、例えば、近距離無線通信の一例であるNFCTM(Near Field Communications)を用いて接続される。本実施形態において、外部機器300は、例えば無線通信装置70と通信可能な携帯電話である。
無線通信装置70は、制御回路30、第1不揮発性メモリ50、及び第2不揮発性メモリ90と接続されている。無線通信装置70は、外部機器300から第1不揮発性メモリ50の動作モード切替情報を受信する。無線通信装置70により外部機器300から受信する動作モード切替情報は、第2不揮発性メモリ90に記憶される。
本実施形態において、無線通信装置70は、NFCTMを用いて外部機器300と接続するとしたが、近距離無線通信規格に準拠していれば良く、BluetoothTMであっても良い。また、Wi-FiTM等の無線LAN(Local Area Network)関連規格に準拠したものであっても良い。
第2不揮発性メモリ90は、無線通信装置70に接続されている。第2不揮発性メモリ90は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。第2不揮発性メモリ90は、動作モード切替情報を記憶する。本実施形態では、外部機器300と無線通信装置70とはNFCTMで接続される。そのため、メモリシステム100に電源が供給されていない状態であっても、外部機器300は、無線通信装置70を介して第2不揮発性メモリ90に動作を行うことが可能である。制御回路30は、第2不揮発性メモリ90に記憶された動作モード切替情報に基づいて、第1不揮発性メモリ50の動作モードを切り替える。
図2は、第1実施形態に係る第1不揮発性メモリの動作モードを説明するための模式図である。第1不揮発性メモリ50は、いくつかの動作モードを適用可能である。本実施形態において、第1不揮発性メモリ50は、いくつかの動作モードのうち1つの動作モードで動作が行われる。
図2にはいくつかの動作モードのうち、一例としてSLCモード、MLCモード、TLCモードの閾値電圧分布が示されている。閾値電圧分布において、縦軸は記憶素子の個数に対応し、横軸は記憶素子の閾値電圧Vthに対応する。図2に示すように、複数の記憶素子は、適用される動作モードに応じて複数の閾値電圧分布を形成する。
SLC(Single-Level Cell)モードは、1つの記憶素子に対して、1ビットデータを記憶する動作モードである。SLCモードが適用された場合、閾値電圧は2つの閾値電圧分布を形成する。この2つの閾値電圧分布は、例えば閾値電圧の低い方から順に、それぞれ‘‘Er’’状態、‘‘A’’状態と称される。SLCモードにおいて‘‘Er’’状態、及び‘‘A’’状態のそれぞれの閾値電圧分布には、それぞれ互いに異なる1ビットデータが割り当てられる。
MLC(Multi-Level Cell)モードは、1つの記憶素子に対して、2ビットデータを記憶する動作モードである。MLCモードが適用された場合、閾値電圧は4つの閾値電圧分布を形成する。この4つの閾値電圧分布は、例えば閾値電圧の低い方から順に、それぞれ‘‘Er’’状態、‘‘A’’状態、‘‘B’’状態、‘‘C’’状態と称される。MLC方式において‘‘Er’’状態から‘‘C’’状態のそれぞれの閾値電圧分布には、それぞれ互いに異なる2ビットデータが割り当てられる。
TLC(Triple-Level Cell)モードは、1つの記憶素子に対して、及び3ビットデータを記憶する動作モードである。TLCモードが適用された場合、閾値電圧は8つの閾値電圧分布を形成する。この8つの閾値電圧分布は、例えば閾値電圧の低い方から順に、それぞれ‘‘Er’’状態、‘‘A’’状態、‘‘B’’状態、‘‘C’’状態、‘‘D’’状態、‘‘E’’状態、‘‘F’’状態、‘‘G’’状態と称される。TLC方式において‘‘Er’’状態から‘‘G’’状態のそれぞれの閾値電圧分布には、それぞれ互いに異なる3ビットデータが割り当てられる。
1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が多い動作モードほど記憶容量は多くなる。一方で、1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が少ない動作モードほど耐久性は高い。1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が多い動作モードは、1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が少ない動作モードよりも疲弊しやすい。
本実施形態において、SLCモードは第1動作モードの一例である。また、TLCモードは第2動作モードの一例である。
図3は、第1実施形態に係る動作モード切替情報の表である。動作モード切替情報は、第2不揮発性メモリ90に記憶されている。本実施形態において、動作モード切替情報は、更新フラグと動作モードとを含む。
更新フラグは、第1不揮発性メモリの動作モードを変更するかどうかを表す。更新フラグは、例えば、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に記憶されている。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に記憶されているデータが0x01の場合、第1不揮発性メモリ50は、例えば、現在適用されている動作モードと異なる動作モードで動作する。すなわち、動作モードを変更することを意味する。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に記憶されているデータが0x00の場合、第1不揮発性メモリ50は、例えば、現在適用されている動作モードと同様の動作モードで動作する。すなわち、動作モードを変更しないことを意味する。本実施形態において、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に記憶されているデータ0x01は、第1の値の一例である。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に記憶されているデータ0x00は、第2の値の一例である。
動作モードは、SLCモード及びTLCモードの何れか1つの動作モードを表す。動作モードは、例えば、外部機器300から受信する。動作モードは、例えば第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されている。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されているデータが0x01の場合、第1不揮発性メモリ50は、例えばSLCモードで動作する。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されているデータが0x00の場合、第1不揮発性メモリ50は、例えばTLCモードで動作する。本実施形態において、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されているデータ0x01は、第3の値の一例である。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されているデータ0x00は、第4の値の一例である。
(動作)
図4は、第1実施形態に係るメモリシステムの動作モードを設定するフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係るメモリシステムの動作モードを設定するフローチャートである。
まず、外部機器300は、動作モードを設定する(S110)。外部機器300は、例えば、専用のアプリケーションを用いて動作モードを設定する。
続いて、外部機器300は、メモリシステム100と接続する(S120)。本実施形態において、メモリシステム100と外部機器300とを接続する場合、外部機器300とメモリシステム100とを接続可能な程度に距離を近づければ良い。外部機器300とメモリシステム100とが接続する際に、無線通信装置70を介して第2不揮発性メモリ90に動作モード切替情報が書き込まれる。
具体的には、外部機器300で設定された動作モードがTLCモードの場合、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に0x00が書き込まれる。外部機器300で設定された動作モードがSLCモードの場合、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に0x01が書き込まれる。また、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000にいずれかの動作モードが書き込まれる際に、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001に0x01が書き込まれる。以上により、メモリシステム100の動作モードの設定が完了する。
図5は、第1実施形態に係るメモリシステムの初期化動作のフローチャートである。図5を用いて、メモリシステム100の動作モードの切り替えに伴うメモリシステム100の初期化動作を説明する。本実施形態において、初期化動作は、第1不揮発性メモリ50に記憶されるユーザデータを全て消去し、出荷状態に戻すことである。初期化動作にあたり、メモリシステム100のシステムデータは消去されない。したがって、ユーザデータを残す場合には、例えば、あらかじめホスト200にユーザデータを退避させる必要がある。
メモリシステム100は、例えばホスト200に接続され、電源が供給される。本実施形態において、メモリシステム100は、ホスト200のSDTMカードスロットに差し込まれ、電源が供給される。メモリシステム100が起動すると、制御回路30は、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0001から更新フラグを取得する(S210)。
続いて、制御回路30は、S210で取得した更新フラグが0x01かどうか確認する(S220)。更新フラグが0x00の場合(S220;NO)、現在適用されている動作モードと同じ動作モードであるため動作モードを変更しない。すなわち、制御回路30は、初期化動作を行う必要がない。したがって、初期化動作を行わずに終了する。一方で、更新フラグが0x01の場合(S220;YES)、制御回路30は、更新フラグを0x00に設定する(S230)。
制御回路30は、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000から動作モードを取得する(S240)。
続いて、S240で取得した動作モードと、第1不揮発性メモリ50にシステムデータとして記憶されている動作モードが一致するか確認する(S250)。S240で取得した動作モードと、第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが一致した場合(S250;YES)、ユーザによる改ざんが行われたとみなされ、初期化動作を行わずに終了する。一方で、S240で取得した動作モードと、第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが一致しなかった場合(S250;NO)、S240で取得した動作モードを第1不揮発性メモリ50に書き込む(S260)。これにより、第1不揮発性メモリ50にシステムデータとして記憶されている動作モードが変更される。
制御回路30は、S260で書き込んだ動作モードが0x01かどうか確認する(S270)。S260で書き込んだ起動モードのデータが0x01の場合(S270;YES)、制御回路30は、SLCモードとしてメモリシステム100の初期化動作を行う(S281)。一方で、S260で書き込んだ起動モードのデータが0x00の場合(S270;NO)、制御回路30は、TLCモードとしてメモリシステム100の初期化動作を行う(S282)。
初期化動作を行った後、メモリシステム100に供給されている電源を一度切り、再度メモリシステム100に電源を供給する。本実施形態では、例えば、ホスト200のSDTMカードスロットからメモリシステム100を一度抜き取り、ホスト200のSDTMカードスロットにもう一度メモリシステム100を差し込む。これにより、メモリシステム100のファームウェアがリブートされる。そして、ホスト200が第1記憶装置50の動作モードを正しく認識することが可能になる。
以上により、メモリシステム100の初期化動作が完了する。なお、ユーザによる改ざんを防止するためにS250及びS260を行ったが、S250及びS260を行わず、S240からS270へ進んでも良い。
図6から図8を用いて、書き込み動作及び書き込み動作に伴う疲弊度の更新動作について説明する。
図6は、第1実施形態に係る書き込み動作のシーケンス図である。
まず、ホスト200は、書き込みコマンド及び書き込みデータをメモリシステム100に送信する(S310)。制御回路30は、書き込みコマンド及び書き込みデータを受信したことに応じて、第1不揮発性メモリ50に書き込み動作を行う(S320)。続いて制御回路30は、S320で書き込まれたブロックの疲弊度を更新する(S330)。
図7は、第1実施形態に係る疲弊度の更新動作のフローチャートである。図7を用いて、図6のS330を詳しく説明する。
S320の後、制御回路30は、第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが0x01か確認する(S331)。第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが0x01である場合(S331;YES)、すなわちSLCモードである場合、制御回路30は書き込まれたブロックの疲弊度をa(aは自然数)増加させる(S333a)。一方で、第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが0x00である場合(S331;NO)、すなわちTLCモードである場合、制御回路30は書き込まれたブロックの疲弊度をb(bは自然数、a<b)増加させる(S333b)。本実施形態において、aは第1係数の一例である。bは第2係数の一例である。
制御回路30は、書き込まれたブロックの疲弊度を動作モードに応じて増加させると、書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度以上か確認する(S335a)。書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度より小さい場合(S335a;NO)、書き込み動作及び疲弊度の更新動作が完了する。
一方で、書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度以上の場合(S335;YES)、制御回路30は、メモリ管理テーブルを更新する。具体的には、制御回路30は、書き込まれたブロックを、不良ブロックとして、メモリ管理テーブルから除外する(S337a)。
以上より、書き込み動作及び疲弊度の更新動作が完了する。
図8は、第1実施形態に係る書き込み回数と疲弊度の関係を表したグラフである。縦軸がブロックの疲弊度を表し、横軸が書き込み回数を表す。
SLCモードとして初期化されたメモリシステム100において、S320の書き込み動作が行われた場合、S330では書き込まれたブロックの疲弊度をa増加させる。すなわち、1つのブロックにSLCモードでx(xは自然数)回書き込みを行った場合、書き込みが行われたブロックの疲弊度はax増加する。
TLCモードとして初期化されたメモリシステム100においてS320の書き込み動作が行われた場合、S330では書き込まれたブロックの疲弊度をb増加させる。すなわち、1つのブロックにTLCモードでy(yは自然数)回書き込みを行った場合、書き込みが行われたブロックの疲弊度はby増加する。1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が多い動作モードは、1つの記憶素子に対する記憶できるビット数が少ない動作モードよりも疲弊しやすいため、SLCモードよりTLCモードの方が疲弊しやすい。
本実施形態において、動作モードに応じて疲弊度をa又はb増加させることにより、図8に示すように、いずれの動作モードであっても一括して疲弊度を管理することが可能である。
(効果)
図9は比較例に係る第1不揮発性メモリの構成の一例を表すブロック図である。
図9は比較例に係る第1不揮発性メモリの構成の一例を表すブロック図である。
図9に示すように、比較例に係る第1不揮発性メモリ50’のブロックは、SLCモードで動作が行われるブロック52と、TLCモードで動作が行われるブロック54と、に分けられている。そのため、SLCモードで動作が行われるブロック52と比較して、TLCモードで動作が行われるブロック54は疲弊しやすく、耐久性が低い。また、疲弊度を管理するためには、SLCモードで動作が行われるブロック52を対象にした疲弊情報テーブルと、TLCモードで動作が行われるブロック54を対象にした疲弊情報テーブルとで別々に用意する必要がある。したがって、第1不揮発性メモリ50’において、複数の疲弊情報テーブルを記憶する容量が必要である。また、それぞれの動作モードに対応した方法で疲弊度を管理する必要がある。すなわち、メモリシステム100の制御方法が複雑である。
本実施形態によれば、第1不揮発性メモリ50のブロック全てにSLCモードとTLCモードとの何れか1つの動作モードを適用する。そして、SLCモードとTLCモードとの何れか1つの動作モードに切り替えることが可能である。そのため、いずれのブロックにおいても同程度疲弊すると考えられる。よってメモリシステム100としての耐久性が高くなる。また、全てのブロックで動作モードを切り替えることができるため、疲弊情報を1つの疲弊情報テーブルで管理することができる。したがって、第1不揮発性メモリ50において、疲弊情報テーブルの記憶容量を抑えることができる。また、いずれの動作モードであっても一括して疲弊度を管理することが可能であるため、メモリシステム100を制御しやすくなる。さらに、外部機器300で動作モードを設定することにより、メモリシステム100主体で動作モードを切り替えることが可能になる。また、第1疲弊度以上のブロックに動作を行わないことで、メモリシステム100の信頼性を向上させることも可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るメモリシステム100について、図10及び図11を参照して説明する。第1実施形態と異なる点は、疲弊度の更新動作が異なる点である。以下、第1実施形態と異なる点のみ記載する。
本発明の第2実施形態に係るメモリシステム100について、図10及び図11を参照して説明する。第1実施形態と異なる点は、疲弊度の更新動作が異なる点である。以下、第1実施形態と異なる点のみ記載する。
メモリ管理テーブルは、さらに、複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを、SLCモードで動作可能なブロック、又はSLCモード及びTLCモードで動作可能なブロックとして記憶することが可能である。出荷された状態において、複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックは全てSLCモード及びTLCモードで動作可能なブロックとして記憶されている。
(動作)
図10は、第2実施形態に係る疲弊度の更新動作のフローチャートである。第2実施形態に係る書き込み動作については図6と同様であるため省略する。図10を用いて、図6のS330を詳しく説明する。なお、S333a、S333bまでは図7と同様であるため省略する。
図10は、第2実施形態に係る疲弊度の更新動作のフローチャートである。第2実施形態に係る書き込み動作については図6と同様であるため省略する。図10を用いて、図6のS330を詳しく説明する。なお、S333a、S333bまでは図7と同様であるため省略する。
制御回路30は、書き込まれたブロックの疲弊度を動作モードに応じて増加させると、書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度以上か確認する(S335a)。
書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度以上の場合(S335a;YES)、制御回路30は、メモリ管理テーブルを更新する。具体的には、制御回路30は、書き込まれたブロックを、不良ブロックとして、メモリ管理テーブルから除外する(S337a)。
一方で、書き込まれたブロックの疲弊度が第1疲弊度より小さい場合(S335a;NO)、制御回路30は、書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度以上か確認する(S335b)。
書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度より小さい場合(S335b;NO)、書き込み動作及び疲弊度の更新動作が完了する。
一方で、書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度以上の場合(S335b;YES)、制御回路30は、メモリ管理テーブルを更新する。具体的には、制御回路30は、書き込まれたブロックを、SLCモードで動作可能なブロックとしてメモリ管理テーブルに記憶する(S337b)。
以上より、書き込み動作及び疲弊度の更新動作が完了する。
図11は、第2実施形態に係る書き込み回数と疲弊度の関係を表したグラフである。破線は、書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度以上の場合(S335b;YES)にTLCモードで動作を続けた場合の疲弊度を表し、実線は、書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度以上の場合(S335b;YES)にSLCモードで動作を続けた場合の疲弊度を表す。図11に示すように、疲弊度が第2疲弊度以上の場合、より疲弊しにくいSLCモードで動作することで疲弊度を抑えることが可能である。
(効果)
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ブロックの疲弊度が第2疲弊度以上の場合、より疲弊しにくい動作モードのみで動作を行うことにより、第1実施形態と比較してブロックの耐久性をより向上させることが可能である。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ブロックの疲弊度が第2疲弊度以上の場合、より疲弊しにくい動作モードのみで動作を行うことにより、第1実施形態と比較してブロックの耐久性をより向上させることが可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るメモリシステム100について、図12及び図13を参照して説明する。第1実施形態と異なる点は、メモリシステム100の構成が異なる点である。以下、第1実施形態と異なる点のみ記載する。
本発明の第3実施形態に係るメモリシステム100について、図12及び図13を参照して説明する。第1実施形態と異なる点は、メモリシステム100の構成が異なる点である。以下、第1実施形態と異なる点のみ記載する。
(構成)
図12は、第3実施形態に係るメモリシステムの構成の一例を表すブロック図である。図12に示すように、メモリシステム100は、ホストI/F10、制御回路30、及び第1不揮発性メモリ50を備える。
図12は、第3実施形態に係るメモリシステムの構成の一例を表すブロック図である。図12に示すように、メモリシステム100は、ホストI/F10、制御回路30、及び第1不揮発性メモリ50を備える。
第1不揮発性メモリ50は、システムデータとして、例えば、メモリシステム100の制御ソフトウェアやファームウェア、メモリ管理テーブル、疲弊情報テーブル、動作モードを記憶する。システムデータとして記憶される動作モードは、第1実施形態において、第2不揮発性メモリ90に動作切替情報として記憶されていた動作モードである。本実施形態において、動作モードは、ホスト200から受信する。
(動作)
図13は、第3実施形態に係るメモリシステムの初期化動作のフローチャートである。
図13は、第3実施形態に係るメモリシステムの初期化動作のフローチャートである。
まず、メモリシステム100をホスト200と接続する。本実施形態において、メモリシステム100の一例であるSDTMカードをホスト200のSDTMカードスロットに挿入することで接続する。メモリシステム100は、ホスト200から、メモリシステム100に動作モード設定コマンドと、動作モードを受信する(S410)。動作モード設定コマンドは、第1不揮発性メモリ50の動作モードを設定するコマンドである。
制御回路30は、動作モード設定コマンド及び動作モードを受信したことに応じて、第1不揮発性メモリ50に動作モードをシステムデータとして書き込む(S420)。第1不揮発性メモリ50への動作モードの書き込みが終わると、メモリシステム100とホスト200との接続を切断し、メモリシステム100への電源供給を止める。本実施形態において、例えば、メモリシステム100の一例であるSDTMカードをホスト200のSDTMカードスロットから抜去する。
再びメモリシステム100をホスト200と接続する。これによりメモリシステム100に再び電源が供給される。メモリシステム100に再び電源が供給されると、制御回路30は、S420で不揮発性メモリ50に記憶された動作モードを読み出す(S430)。
制御回路30は、S430で読み出した動作モードが0x01かどうか確認する(S440)。
S430で読み出した動作モードが0x01である場合(S440;YES)、制御回路30は、第1不揮発性メモリ50をSLCモードに切り替える(S451)。そして制御回路30は、SLCモードとして第1不揮発性メモリ50の初期化動作を行う(S461)。
S430で読み出した動作モードが0x01ではない場合(S440;NO)、すなわちS430で読み出した動作モードが0x00である場合、制御回路30は、第1不揮発性メモリ50をTLCモードに切り替える(S452)。そして制御回路30は、TLCモードとして第1不揮発性メモリ50の初期化動作を行う(S462)。
本実施形態では、ホスト200からの命令に従って第1不揮発性メモリ50の動作モードを切り替えるため、動作モードを切り替えた後に第1不揮発性メモリ50の初期化動作を行う。以上でメモリシステム100の初期化動作が完了する。
(効果)
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ホスト200で動作モードを設定することにより、ホスト200主体で動作モードを切り替えることが可能になる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ホスト200で動作モードを設定することにより、ホスト200主体で動作モードを切り替えることが可能になる。
(変形例)
上記実施形態において、制御回路30は、CPUであるとしたが、メモリコントローラであっても良い。メモリコントローラの場合、ホストI/F10はメモリコントローラに含まれていても良い。
上記実施形態において、制御回路30は、CPUであるとしたが、メモリコントローラであっても良い。メモリコントローラの場合、ホストI/F10はメモリコントローラに含まれていても良い。
第1不揮発性メモリ50は、NAND型フラッシュメモリに限らず、NOR型フラッシュメモリ、MRAM(Magneto-resistive Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)、ReRAM(Resistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)であっても良い。
第2不揮発性メモリ90は、EEPROMに限らず、無線通信装置70を介して外部機器300によって動作が行われることが可能な不揮発性メモリであれば良い。
図2では、各閾値電圧分布が重複しない場合について説明したが、実際には、各閾値電圧分布は、種々の要因によって変動し、互いに重複し得る。また、1つの記憶素子に対して記憶するビット数は一例であり、これに限定されない。例えば、記憶素子には、4ビットデータ以上のデータが記憶されても良い。
図3において、動作モード切替情報が第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000、及び0x0001に記憶されているとしたが、動作モード切替情報が記憶されていれば良く、記憶されるアドレスはこれに限定されない。
メモリシステム100の初期化動作にあたり、メモリシステム100のシステムデータの一部が消去されても良い。
第1不揮発性メモリの全てのブロックの動作モードを切り替えるとしたが、一部のブロックの動作モードを固定しても良い。例えば、システムデータが記憶されるブロックはSLCモードで動作を行い、ユーザデータが記憶されるブロックはSLCモードとTLCモードと動作モードを切り替える。また、システムデータが記憶されるブロックはTLCモードで動作を行い、ユーザデータが記憶されるブロックはSLCモードとTLCモードと動作モードを切り替えても良い。
疲弊度は書き込み動作の回数や動作モードに関係するとしたが、消去動作の回数等他の要素を考慮しても良い。
疲弊度の更新動作において、制御回路30が動作モードを既に把握している場合は、S331を省略し、S333a又はS333bに進んでも良い。
動作モードは、SLCモードとTLCモードの2つとしたが、SLCモードとMLCモードであっても良い。動作モードは例えば、SLCモードと、MLCモードと、TLCモードの3つとしても良い。この場合、MLCモードは第3動作モードの一例である。
図14は、変形例に係るメモリシステムの初期化動作のフローチャートである。SLCモードと、MLCモードと、TLCモードの3つの動作モードとした場合、第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されている動作モードが、例えば0x02のとき、メモリシステム100はMLCモードとして初期化される。具体的には、S260で書き込んだ起動モードのデータが0x01ではなく(S270;NO)、0x00でもない場合(S271;NO)、制御回路30は、MLCモードとしてメモリシステム100の初期化動作を行う(S283)。第2不揮発性メモリ90のアドレス0x0000に記憶されている0x02は、第5の値の一例である。
SLCモードと、MLCモードと、TLCモードの3つの動作モードとした場合、メモリ管理テーブルは、複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを、SLCモードで動作可能なブロック、SLCモード及びMLCモードで動作可能なブロック、又はSLCモード、MLCモード及びTLCモードで動作可能のブロックとして記憶することが可能である。出荷された状態において、複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックは全てSLCモード、MLCモード及びTLCモードで動作可能のブロックとして記憶されている。
図15は、変形例に係る疲弊度の更新動作のフローチャートである。制御回路30は、MLCモードで書き込まれた場合、書き込まれたブロックの疲弊度をMLCモードに応じて増加させても良い。具体的には、第1不揮発性メモリ50に記憶されている動作モードが0x01ではなく場合(S331;NO)、0x00でもない場合(S332;NO)、制御回路30は書き込まれたブロックの疲弊度をc(cは自然数、a<c<b)増加させる(S333c)。本実施形態において、cは第3係数の一例である。
また、第2疲弊度より小さい第3疲弊度を用いて、書き込まれたブロックの疲弊度が第2疲弊度より小さい場合(S335b;NO)、制御回路30は、書き込まれたブロックの疲弊度が第3疲弊度以上であるか確認しても良い(S335c)。書き込まれたブロックの疲弊度が第3疲弊度以上である場合(S335c;YES)、制御回路30は、メモリ管理テーブルを更新する。具体的には、制御回路30は、書き込まれたブロックをSLCモード及びMLCモードで動作可能なブロックとしてメモリ管理テーブルに記憶する(S337c)。以上のように動作モードの制御を4段階に分けても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100・・・メモリシステム、200・・・ホスト、300・・・外部機器、10・・・ホストI/F、30・・・制御回路、50・・・第1不揮発性メモリ、70・・・無線通信装置、90・・・第2不揮発性メモリ。
Claims (20)
- 第1動作モード及び第2動作モードを少なくとも含む複数の動作モードのうちいずれか1つの動作モードで動作が行われる第1不揮発性メモリと、
外部から受信する動作モード切替情報に基づいて、前記第1不揮発性メモリの動作モードを切り替える制御回路と、
を備えるメモリシステム。 - 前記外部から前記動作モード切替情報を受信する無線通信装置をさらに備える請求項1に記載のメモリシステム。
- 前記無線通信装置は、近距離無線通信規格又は無線LAN関連規格に準拠している請求項2に記載のメモリシステム。
- 動作モード切替情報は、更新フラグと、前記複数の動作モードのいずれか1つの動作モードと、を含む請求項1に記載のメモリシステム。
- 前記制御回路は、
前記更新フラグが第1の値の場合、前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記更新フラグが第2の値の場合、前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行わない、
請求項4に記載のメモリシステム。 - 前記制御回路は、前記更新フラグが第1の値のとき、
前記動作モードが第3の値の場合、前記第1動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記動作モードが第4の値の場合、前記第2動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行う、
請求項5に記載のメモリシステム。 - 前記第1不揮発性メモリは、複数のブロックと、前記複数のブロックのそれぞれの疲弊度が記憶された疲弊情報テーブルと、を有し、
前記制御回路は、書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を更新する、
請求項1に記載のメモリシステム。 - 前記制御回路は、
前記第1動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を第1係数分増加させ、
前記第2動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を前記第1係数より大きい第2係数分増加させる、
請求項7に記載のメモリシステム。 - 前記第1不揮発性メモリは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを記憶するメモリ管理テーブルと、をさらに有し、
前記制御回路は、前記疲弊度が第1疲弊度以上のブロックを前記メモリ管理テーブルから除外する、
請求項8に記載のメモリシステム。 - 前記メモリ管理テーブルは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを、前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロック、又は前記複数の動作モードのいずれか1つの動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして記憶し、
前記制御回路は、前記第1疲弊度より小さい第2疲弊度以上のブロックを前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして前記メモリ管理テーブルに記憶する
請求項9に記載のメモリシステム。 - 前記第1不揮発性メモリは、複数の記憶素子をそれぞれ含む複数のブロックを有し、
前記第1動作モードは、前記複数の記憶素子それぞれにn(nは自然数)ビットデータを記憶し、
前記第2動作モードは、前記複数の記憶素子それぞれにm(mは自然数、n<m)ビットデータを記憶する
請求項1に記載のメモリシステム。 - 前記複数のモードは、前記複数の記憶素子それぞれにl(lは自然数、n<l<m)ビットデータを記憶する第3動作モードをさらに含み、
前記動作モード切替情報は、更新フラグと、前記第1動作モード、前記第2動作モード、及び前記第3モードのいずれか1つの動作モードと、を含み、
前記制御回路は、前記更新フラグが第1の値のとき、
前記動作モードが第3の値の場合、前記第1動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記動作モードが第4の値の場合、前記第2動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記動作モードが第5の値の場合、前記第3動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記制御回路は、前記更新フラグが第2の値のとき、前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行わない、
請求項11に記載のメモリシステム。 - 前記第1不揮発性メモリは、前記複数のブロックのそれぞれの疲弊度が記憶された疲弊情報テーブルを有し、
前記制御回路は、
前記第1動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を第1係数分増加させ、
前記第2動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を前記第1係数より大きい第2係数分増加させ、
前記第3動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を前記第1係数より大きく前記第2係数より小さい第3係数分増加させる、
請求項12に記載のメモリシステム。 - 前記第1不揮発性メモリは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを記憶するメモリ管理テーブルをさらに有し、
前記メモリ管理テーブルは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを、前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロック、前記第1動作モード及び前記第3動作モードのいずれか1つの動作モードで動作を行うことが可能なブロック、又は前記第1動作モード、前記第2動作モード、及び前記第3動作モードのいずれか1つの動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして記憶し、
前記制御回路は、
前記疲弊度が第1疲弊度以上のブロックを前記メモリ管理テーブルから除外し、
前記第1疲弊度より小さく第2疲弊度以上のブロックを前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして前記メモリ管理テーブルに記憶し、
前記第2疲弊度より小さく第3疲弊度以上のブロックを前記第1動作モード及び前記第3動作モードのいずれか1つの動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして前記メモリ管理テーブルに記憶する、
請求項12に記載のメモリシステム。 - 前記動作は、書き込み動作、読み出し動作、又は消去動作を含む、請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のメモリシステム。
- 第1動作モード及び第2動作モードを少なくとも含む複数の動作モードのうちいずれか1つの動作モードで動作が行われる第1不揮発性メモリと、
前記第1不揮発性メモリを制御することが可能な制御回路と、
を備えるメモリシステムにおいて、
外部から動作モード切替情報を受信し、
前記動作モード切替情報に基づいて、前記第1不揮発性メモリの動作モードを切り替える
メモリシステムの動作方法。 - 前記外部から前記動作モード切替情報を受信する無線通信装置をさらに備える請求項16に記載のメモリシステムの動作方法。
- 前記動作モード切替情報は、更新フラグと、前記複数の動作モードのいずれか1つの動作モードと、を含み、
前記更新フラグが第1の値のとき、
前記動作モードが第3の値の場合、前記第1動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記動作モードが第4の値の場合、前記第2動作モードとして前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行い、
前記更新フラグが第2の値のとき、前記第1不揮発性メモリの初期化動作を行わない、
請求項16に記載のメモリシステムの動作方法。 - 前記第1不揮発性メモリは、複数のブロックと、前記複数のブロックのそれぞれの疲弊度が記憶された疲弊情報テーブルとを有し、
前記メモリシステムは、
前記第1動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を第1係数分増加させ、
前記第2動作モードで書き込みが行われた場合は、前記書き込みが行われたブロックの前記疲弊度を前記第1係数より大きい第2係数分増加させる
請求項16に記載のメモリシステムの動作方法。 - 前記第1不揮発性メモリは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを記憶するメモリ管理テーブルをさらに有し、
前記メモリ管理テーブルは、前記複数のブロックのうち動作を行うことが可能なブロックを、前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロック、及び前記複数の動作モードのいずれか1つの動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして記憶し、
前記メモリシステムは、
前記疲弊度が第1疲弊度以上のブロックを前記メモリ管理テーブルから除外し、
前記第1疲弊度より小さく第2疲弊度以上のブロックを前記第1動作モードで動作を行うことが可能なブロックとして前記メモリ管理テーブルに記憶する
請求項19に記載のメモリシステムの動作方法。
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