JP2023140849A - 異常判定装置、及び異常判定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者毎の主観により冷却水の漏れが生じたか否かの判定結果がばらつくことを抑制する。【解決手段】異常判定装置は、画像データから入力変数を取得する処理である取得処理と、入力変数を写像に入力することによって、出力変数の値を出力する算出処理と、を実行する。異常判定装置は、出力変数に基づいて冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理と、仮判定処理の判定結果に基づいて、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理と、を実行する。異常判定装置の写像データは、互いに異なる複数の写像を規定している。異常判定装置は、複数の写像それぞれについて算出処理を実行し、且つ、複数の写像が出力した出力変数それぞれについて仮判定処理を実行する。異常判定装置は、判定確定処理において、複数の仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。【選択図】図3

Description

本発明は、異常判定装置、及び異常判定プログラムに関する。
特許文献1の内燃機関は、ウォータポンプを備えている。ウォータポンプは、ハウジング、シャフト、インペラ、及びシール部材を備えている。ハウジングは、冷却水が流通する流通空間を区画している。シャフトは、ハウジングを貫通している。シャフトは、ハウジングに対して回転可能に支持されている。シャフトの一端を含む一部分は、流通空間に位置している。インペラは、シャフトの一端に固定されている。インペラは、シャフトと共に回転することにより、ハウジングの流通空間内の冷却水を内燃機関の各所に圧送する。シール部材は、シャフトの外周面に取り付けられている。シール部材は、シャフトの一端を含む一部分のうち、インペラから視て他端側に位置している。シール部材は、ハウジングの流通空間からハウジングの外部へと冷却水が漏れることを防止する。
特開2004-108250号公報
特許文献1のようなウォータポンプでは、例えばシール部材の劣化等に起因して、ハウジングの流通空間からハウジングの外部へと過剰な量の冷却水が漏れることがある。従来、ウォータポンプのメンテナンス等にあたっては、作業者がハウジングの外面を観察等することにより、冷却水の漏れが生じたか否かを判定する。ただし、こうした判定では、作業者毎の主観により冷却水の漏れが生じたか否かの判定に、ばらつきが生じる。
上記課題を解決するための異常判定装置は、内燃機関の冷却水を圧送するウォータポンプを判定対象とし、前記ウォータポンプの外面を撮影した画像データに基づいて、前記ウォータポンプにおいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを判定する異常判定装置であって、実行装置と、記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、入力変数が入力されることにより、前記冷却水の漏れが発生したか否かを示す出力変数を出力する写像を規定する写像データを記憶しており、前記実行装置は、前記画像データから前記入力変数を取得する処理である取得処理と、前記取得処理により取得した前記入力変数を前記写像に入力することによって、前記出力変数の値を出力する算出処理と、前記出力変数に基づいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理と、前記仮判定処理の判定結果に基づいて、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理と、を実行し、前記写像データは、互いに異なる複数の写像を規定しており、複数の前記写像のうちの1以上は、予め機械学習により学習されたものであり、前記実行装置は、複数の前記写像それぞれについて前記算出処理を実行し、且つ、複数の前記写像が出力した前記出力変数それぞれについて前記仮判定処理を実行し、前記判定確定処理において、複数の前記仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。
上記構成によれば、画像データから得られる入力変数に基づき、写像データが規定する写像に従って、冷却水の漏れが発生したか否かの判定がされる。この一連の判定に作業者の主観が入る余地はないので、作業者毎の主観により判定結果にばらつきが生じることはない。また、上記構成によれば、単独の写像ではなく、複数の写像に基づく仮判定のうち、過半数の結果を最終的な判定結果としている。したがって、判定結果の正確性も担保できる。
上記構成において、複数の前記写像のうち、前記入力変数として用いる変数の種類が最も多い前記写像を特定写像としたとき、前記実行装置は、前記冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と前記冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、前記判定確定処理において、前記特定写像が出力した前記出力変数に基づいて前記仮判定処理を行ったときの仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定としてもよい。
上記構成において、特定写像が出力した出力変数に基づいた仮判定の結果は、特定写像に入力される入力変数の種類が多い分だけ、信頼性が置ける。上記構成によれば、冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、より信頼性の高い仮判定の結果を採用する。したがって、互いに異なる仮判定の数が拮抗した場合でも、より正確と思われる仮判定の結果を最終判定とできる。
上記構成において、複数の前記写像は、同じ学習用データに基づいたアンサンブル学習により予め学習されたものであってもよい。
上記構成によれば、例えば異なる条件で取得した学習用データに基づいて複数の写像を学習した場合に比べて判定結果がばらつくことを抑制できる。
上記課題を解決するための異常判定プログラムは、内燃機関の冷却水を圧送するウォータポンプを判定対象とし、前記ウォータポンプの外面を撮影した画像データに基づいて、前記ウォータポンプにおいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを判定する異常判定装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、入力変数が入力されることにより、前記冷却水の漏れが発生したか否かを示す出力変数を出力する写像を規定する写像データを有しており、前記コンピュータに、前記画像データから前記入力変数を取得する処理である取得処理と、前記取得処理により取得した前記入力変数を前記写像に入力することによって、前記出力変数の値を出力する算出処理と、前記出力変数に基づいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理と、前記仮判定処理の判定結果に基づいて、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理と、を実行させるものであり、前記写像データは、互いに異なる複数の写像を規定しており、複数の前記写像のうちの1以上は、予め機械学習により学習されたものであり、前記コンピュータに、複数の前記写像それぞれについて前記算出処理を実行させ、且つ、複数の前記写像が出力した前記出力変数それぞれについて前記仮判定処理を実行させ、前記判定確定処理において、複数の前記仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とさせる。
上記構成によれば、画像データから得られる入力変数に基づき、写像データが規定する写像に従って、冷却水の漏れが発生したか否かの判定がされる。この一連の判定に作業者の主観が入る余地はないので、作業者毎の主観により判定結果にばらつきが生じることはない。また、上記構成によれば、単独の写像ではなく、複数の写像に基づく仮判定のうち、過半数の結果を最終的な判定結果としている。したがって、判定結果の正確性も担保できる。
上記構成において、複数の前記写像のうち、前記入力変数として用いる変数の種類が最も多い前記写像を特定写像としたとき、前記コンピュータに、前記冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と前記冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、前記判定確定処理において、前記特定写像が出力した前記出力変数に基づいて前記仮判定処理を行ったときの仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とさせてもよい。
上記構成において、特定写像が出力した出力変数に基づいた仮判定の結果は、特定写像に入力される入力変数の種類が多い分だけ、信頼性が置ける。上記構成によれば、冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、より信頼性の高い仮判定の結果を採用する。したがって、互いに異なる仮判定の数が拮抗した場合でも、より正確と思われる仮判定の結果を最終判定とできる。
内燃機関の概略構成図である。 異常判定装置の概略構成図である。 判定を行うための手順を示すフローチャートである。 第1仮判定制御を示すフローチャートである。 第2仮判定制御を示すフローチャートである。 第3仮判定制御を示すフローチャートである。 第4仮判定制御を示すフローチャートである。
<内燃機関の概略構成>
以下、一実施形態を図1~図7にしたがって説明する。先ず、車両の内燃機関100の概略構成について説明する。なお、以下の説明で上下の方向をいうときは、内燃機関100が車両に搭載された状態で、車両の運転席に着座した運転者から視た方向をいう。
図1に示すように、内燃機関100は、シリンダブロック10、ウォータポンプ20、ブラケット30、及びプーリ40を備えている。図示は省略するが、シリンダブロック10は、複数の気筒を区画している。また、シリンダブロック10は、各気筒とは別に、内部空間11を備えている。内部空間11は、内燃機関100を冷却するための冷却水の流路である。内部空間11の一部は、シリンダブロック10の側壁面に開口している。
ウォータポンプ20は、ハウジング21、シャフト22、インペラ23、ベアリング24、シール部材25、及びプラグ26を備えている。ハウジング21は、シリンダブロック10の側壁面に固定されている。ハウジング21は、シリンダブロック10の内部空間11の開口を覆っている。したがって、ハウジング21は、シリンダブロック10と共に、冷却水が流通する空間である流通空間100Zを区画している。本実施形態において、冷却水の色は、ピンク色である。
ハウジング21は、貫通孔21Aを備えている。ベアリング24は、貫通孔21A内に位置している。ベアリング24は、シャフト22をハウジング21に対して回転可能に支持している。シャフト22の形状は、略棒状である。シャフト22の第1端を含む一部分は、流通空間100Z内に位置している。インペラ23は、シャフト22の第1端に固定されている。インペラ23は、シャフト22と共に回転することにより、流通空間100Z内の冷却水を、各所に圧送する。シール部材25は、シャフト22の外周面に取り付けられている。シール部材25は、シャフト22の第1端を含む一部分のうち、インペラ23から視てシャフト22の第2端側に位置している。また、シール部材25は、貫通孔21Aのうち、流通空間100Zに最も近い箇所に位置している。シール部材25は、流通空間100Zから貫通孔21Aへと冷却水が漏れることを防止する。つまり、シール部材25は、流通空間100Z内の冷却水がハウジング21の外部へと冷却水が漏れることを防止する。
シャフト22の第2端を含む一部分は、ハウジング21の外部に突出している。プーリ40は、ブラケット30を介してシャフト22の第2端に固定されている。プーリ40は、図示しないベルトを介して内燃機関100のクランク軸に連結している。したがって、プーリ40は、内燃機関100のクランク軸からの駆動力により回転する。そして、プーリ40が回転することにより、シャフト22及びインペラ23が回転する。
ハウジング21は、上側空間21B、上側通路21C、下側空間21D、及び下側通路21Eを備えている。上側空間21Bは、ハウジング21のうち、貫通孔21Aから視て上側に位置している。上側空間21Bの一部は、ハウジング21の外壁面に開口している。上側空間21Bは、上側通路21Cを介して貫通孔21Aに接続している。下側空間21Dは、ハウジング21のうち、貫通孔21Aから視て下側に位置している。下側空間21Dの一部は、ハウジング21の外壁面に開口している。下側空間21Dは、下側通路21Eを介して貫通孔21Aに接続している。プラグ26は、下側空間21Dの開口を塞いでいる。プラグ26は、下側空間21Dを介して冷却水がハウジング21の外部へと漏れることを規制する。
ウォータポンプ20では、シール部材25が正常であっても、シール部材25を介して流通空間100Zから貫通孔21Aへと気体に変化した冷却水が漏れることがある。このように貫通孔21Aへと至った気体状の冷却水は、上側通路21C及び上側空間21Bを介してハウジング21の外部へと漏れる。また、貫通孔21Aへと至った気体状の冷却水が冷やされると液体に変化する。このような液体状の冷却水は、下側通路21E及び下側空間21Dを介してハウジング21の外部へと漏れる。なお、こうした冷却水の漏れの量は僅かであるため、上記の冷却水の漏れは設計上許容されるものである。
<異常判定装置の概略構成>
次に、ウォータポンプ20を判定対象とする異常判定装置200について説明する。本実施形態において、異常判定装置200は、車両のメンテナンス等を行う場所、例えば、自動車整備工場等で利用されるものである。
図2に示すように、異常判定装置200は、カメラ210、ディスプレイ220、及び制御装置290を備えている。カメラ210は、被写体を撮影することが可能である。ディスプレイ220は、各種の情報を表示することが可能である。本実施形態において、ディスプレイ220は、いわゆるタッチパネルディスプレイである。すなわち、ディスプレイ220は、各種の情報を入力することも可能である。
制御装置290は、カメラ210及びディスプレイ220と電気的に接続している。したがって、制御装置290は、カメラ210で撮影した画像データを取得することが可能である。また、制御装置290は、各種の情報をディスプレイ220に表示させることが可能である。
制御装置290は、CPU291、周辺回路292、ROM293、記憶装置294、及びバス295を備えている。バス295は、CPU291、周辺回路292、ROM293、及び記憶装置294を通信可能に接続している。ROM293は、CPU291が各種の制御を実行するために各種のプログラムを予め記憶している。記憶装置294は、写像データ294Aを予め記憶している。写像データ294Aは、互いに異なる複数の写像を規定している。写像データ294Aによって規定される写像は、入力変数が入力されることによりウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生したか否かを示す出力変数を出力する。本実施形態において、写像データ294Aは、第1写像M1、第2写像M2、第3写像M3、及び第4写像M4を規定している。第1写像M1は、いわゆる関係式である。第2写像M2~第4写像M4は、予め機械学習により学習されたものである。なお、第1写像M1~第4写像M4についての具体的な説明は後述する。周辺回路292は、内部の動作を規定するクロック信号を生成する回路、電源回路、リセット回路等を含む。本実施形態において、CPU291及びROM293が実行装置である。また、記憶装置294が記憶装置である。なお、異常判定装置200の一例は、いわゆるコンピュータとしてのスマートフォンである。ROM293及び記憶装置294が予め記憶している異常判定プログラムを実行することにより、スマートフォンが異常判定装置200として機能する。
<判定の手順>
次に、異常判定装置200により、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生したか否かを判定するための手順について説明する。なお、この判定の手順は、例えば、自動車整備工場等において、ウォータポンプ20のメンテナンス等の際に行うものである。
図3に示すように、ステップS11において、作業者は、異常判定装置200のカメラ210を用いて、ウォータポンプ20の外壁面のうち、下側空間21Dの開口の周辺、つまりプラグ26の近傍を撮影する。また、作業者は、異常判定装置200のディスプレイ220のアイコン等を操作することにより、ウォータポンプ20の撮影が終了したことを異常判定装置200に通知する。すると、異常判定装置200の制御装置290は、カメラ210で撮影した画像データを取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS12に進める。
ステップS12において、制御装置290は、ステップS11で撮影した画像データから入力変数を取得する取得処理を実行する。そして、制御装置290は、取得処理により取得した入力変数を写像データ294Aの写像に入力することによって、出力変数の値を出力する算出処理を実行する。さらに、制御装置290は、出力変数に基づいて冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理を実行する。ここで、制御装置290は、写像データ294Aの複数の写像それぞれについて算出処理を実行し、且つ、複数の写像が出力した出力変数それぞれについて仮判定処理を実行する。上述したように、写像データ294Aは、第1写像M1~第4写像M4の合計4つの写像を規定している。したがって、本実施形態において、制御装置290は、第1写像M1~第4写像M4を用いた合計4つの仮判定処理を実行する。なお、ステップS12の処理の具体的な内容は後述する。その後、制御装置290は、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、制御装置290は、仮判定処理の判定結果に基づいて、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理を実行する。制御装置290は、判定確定処理において、複数の仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。例えば、4つの仮判定処理での仮判定のうち3つの仮判定の結果において冷却水の漏れが発生していると判定した場合、制御装置290は、冷却水の漏れが発生していると最終判定する。一方、例えば、4つの仮判定処理での仮判定のうち3つの仮判定の結果において冷却水の漏れが発生していないと判定した場合、制御装置290は、冷却水の漏れが発生していないと最終判定する。また、例えば、冷却水の漏れが発生しているとの仮判定の数と冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、第4写像M4が出力した出力変数に基づく仮判定の結果を、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。その後、制御装置290は、処理をステップS14に進める。
ステップS14において、制御装置290は、判定確定処理による最終判定の結果を示す信号をディスプレイ220に出力する。その結果、判定確定処理による最終判定の結果がディスプレイ220に表示される。
<第1仮判定制御>
次に、異常判定装置200が実行するステップS12の処理のうち、第1仮判定制御について説明する。本実施形態において、異常判定装置200の制御装置290は、ステップS12の処理を開始すると、先ず第1仮判定制御を実行する。
図4に示すように、異常判定装置200の制御装置290は、第1仮判定制御を開始すると、ステップS21の処理を進める。ステップS21において、制御装置290は、ステップS11で撮影した画像データを読み込む。その後、制御装置290は、処理をステップS22に進める。
ステップS22において、制御装置290は、ステップS21で読み込んだ画像データをグレースケール化する。具体的には、制御装置290は、ステップS21で読み込んだ画像データの各ピクセルの画像を、白色から黒色までの間の灰色のピクセルの画像へと変換する。その後、制御装置290は、処理をステップS23に進める。
ステップS23において、制御装置290は、ステップS22の処理を行った画像データにハイパスフィルタ処理を実行する。具体的には、制御装置290は、ステップS22の画像データに含まれる低周波の成分を減衰させることにより、白色の部分を目立たせる。その後、制御装置290は、処理をステップS24に進める。
ステップS24において、制御装置290は、ステップS23の処理を行った画像データに2値化処理を実行する。具体的には、制御装置290は、ステップS23における各ピクセルの画像を、白色又は黒色のピクセルの画像へと変換する。また、制御装置290は、画像データに膨張フィルタ処理を実行する。具体的には、制御装置290は、白色のピクセルの周りに位置する黒色のピクセルを白色へと変換することにより、白色の部分を膨張させる。その後、制御装置290は、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、制御装置290は、ステップS24の処理を行った画像データから、白色のピクセルを抽出する。そして、制御装置290は、白色のピクセルの数を取得する。ここで、液体状の冷却水が付着している部分は、光が反射することで白色になりやすい。したがって、ステップS25の処理は、画像データのうち、液体状の冷却水が付着している可能性の高い箇所の面積を、ピクセルの数として取得する処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS26に進める。
ステップS26において、制御装置290は、ステップS21で読み込んだ画像データから、冷却水が付着している部分及び冷却水に含まれる成分が析出している部分を抽出する。上述したように冷却水はピンク色であるため、ステップS21の画像データのうち、冷却水が付着している部分はピンク色になる。また、設計上許容できる範囲内での冷却水の漏れであれば、冷却水は速やかに気化する。このとき、冷却水に含まれる成分がピンク色の析出物として付着する。したがって、ステップS26の処理は、ステップS21の画像データのうち、ピンク色のピクセルを、冷却水及び析出物が付着している部分として抽出する処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS27に進める。
ステップS27において、制御装置290は、ステップS26で抽出したピンク色のピクセルの総数を取得する。したがって、ステップS27の処理は、ステップS21で読み込んだ画像データのうち、冷却水及び析出物が付着している部分の面積を、ピクセルの数として取得する処理である。本実施形態において、ステップS25及びステップS27の処理は、取得処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS28に進める。
ステップS28において、制御装置290は、ステップS25における白色のピクセルの数、及びステップS27におけるピンク色のピクセルの総数を入力変数として、写像データ294Aに規定される第1写像M1に入力する。第1写像M1は、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数として白点割合WRを出力する。具体的には、第1写像M1は、以下の式(1)に従って白点割合WRを出力する。
式(1):白点割合WR=(ステップS25における白色のピクセルの数)/(ステップS27におけるピンク色のピクセルの総数)×100
本実施形態において、ステップS28の処理は、算出処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS29に進める。
ステップS29において、制御装置290は、白点割合WRが予め定められた第1閾値Z1以上であるか否かを判定する。なお、白点割合WRが大きいことは、冷却水及び析出物が付着している部分の全体に対して、液体状の冷却水が付着している部分の割合が大きいことを示す。ここで、第1閾値Z1は、例えば以下のように定めている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS21~ステップS28の要領で白点割合WRを算出する。さらに、劣化の過程において、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生したか否かについて熟練の作業者に判定させる。そして、白点割合WR及び熟練の作業者の判定に基づいて、第1閾値Z1を設定する。制御装置290は、白点割合WRが第1閾値Z1以上である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していると仮判定する。一方、制御装置290は、白点割合WRが第1閾値Z1未満である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないと仮判定する。したがって、ステップS29の処理は、第1仮判定処理である。その後、制御装置290は、今回の第1仮判定制御を終了する。
<第2仮判定制御>
次に、異常判定装置200が実行するステップS12の処理のうち、第2仮判定制御について説明する。本実施形態において、異常判定装置200は、第1仮判定制御の後に、第2仮判定制御を実行する。
図5に示すように、異常判定装置200の制御装置290は、第2仮判定制御を開始すると、ステップS41の処理を進める。ステップS41において、制御装置290は、ステップS11で撮影した画像データを読み込む。その後、制御装置290は、処理をステップS42に進める。
ステップS42において、制御装置290は、ステップS41で読み込んだ画像データのうち、冷却水及び析出物が付着している部分を抽出する。このステップS42の処理は、上述したステップS26の処理と同様である。その後、制御装置290は、処理をステップS43に進める。
ステップS43において、制御装置290は、ステップS42で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分を分割することで、複数の画像に分割する。このとき、制御装置290は、分割した画像に含まれるピクセル数が同じ程度になるように分割する。その後、制御装置290は、処理をステップS46に進める。
ステップS46において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、色相Hを取得する。換言すると、ステップS46の処理は、冷却水及び析出物が付着している箇所毎に、色相Hを取得する処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS47に進める。
ステップS47において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、彩度Sを取得する。換言すると、ステップS47の処理は、冷却水及び析出物が付着している箇所毎に、彩度Sを取得する処理である。本実施形態において、ステップS46及びステップS47の処理は、取得処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS48に進める。
ステップS48において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、ステップS46の色相H及びステップS47の彩度Sを入力変数として、写像データ294Aに規定される第2写像M2に入力する。第2写像M2は、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数を出力する。したがって、ステップS48において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数を取得する。なお、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生している場合、第2写像M2の出力変数は「1」である。また、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していない場合、第2写像M2の出力変数は「0」である。本実施形態において、ステップS48の処理は、算出処理である。
ここで、第2写像M2は、例えば以下のように定められている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS41~ステップS47の要領で色相H及び彩度Sを取得する。そして、一例としてk近傍法を用いて、色相H及び彩度Sに基づいた2つのグループに分類するように第2写像M2を学習させる。また、シール部材25の劣化の状況などに基づいて、2つのグループの一方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているグループとして設定する。さらに、2つのグループの他方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないグループとして設定する。このステップS48の後、制御装置290は、処理をステップS51に進める。
ステップS51において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のうち、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生している画像の数を取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS52に進める。
ステップS52において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像の総数を取得する。したがって、ステップS52の処理は、冷却水及び析出物が付着している部分として分割した画像の総数を取得する処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS53に進める。
ステップS53において、制御装置290は、ステップS51における冷却水の漏れが発生している画像の数、及びステップS52における分割した画像の総数に基づいて、漏れ割合LRを算出する。なお、漏れ割合LRは、以下の式(2)で表される。
式(2):漏れ割合LR=(ステップS51における冷却水の漏れが発生している画像の数)/(ステップS52における分割した画像の総数)×100
その後、制御装置290は、処理をステップS54に進める。
ステップS54において、制御装置290は、漏れ割合LRが予め定められた第2閾値Z2以上であるか否かを判定する。ここで、第2閾値Z2は、例えば以下のように定めている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS41~ステップS53の要領で漏れ割合LRを算出する。さらに、劣化の過程において、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生したか否かについて熟練の作業者に判定させる。そして、白点割合WR及び熟練の作業者の判定に基づいて、第2閾値Z2を設定する。制御装置290は、漏れ割合LRが第2閾値Z2以上である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していると仮判定する。一方、制御装置290は、漏れ割合LRが第2閾値Z2未満である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないと仮判定する。したがって、ステップS54の処理は、第2仮判定処理である。その後、制御装置290は、今回の第2仮判定制御を終了する。
<第3仮判定制御>
次に、異常判定装置200が実行するステップS12の処理のうち、第3仮判定制御について説明する。本実施形態において、異常判定装置200は、第2仮判定制御の後に、第3仮判定制御を実行する。なお、第3仮判定制御の処理の一部は、第2仮判定制御の処理の一部と同じである。したがって、第3仮判定制御の説明では、第2仮判定制御と共通する処理は同じ符号を付して説明を省略、又は簡略化する。
図6に示すように、異常判定装置200の制御装置290は、第3仮判定制御を開始すると、ステップS41の処理を進める。そして、制御装置290は、ステップS41~ステップS47の処理を実行する。ステップS47の後、制御装置290は、処理をステップS68に進める。
ステップS68において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、ステップS46の色相H及びステップS47の彩度Sを入力変数として、写像データ294Aに規定される第3写像M3に入力する。第3写像M3は、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数を出力する。したがって、ステップS68において、制御装置290は、ステップS43で分割した画像のそれぞれについて、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数を取得する。なお、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生している場合、第3写像M3の出力変数は「1」である。また、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していない場合、第3写像M3の出力変数は「0」である。本実施形態において、ステップS68の処理は、算出処理である。
ここで、第3写像M3は、例えば以下のように定められている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS41~ステップS47の要領で色相H及び彩度Sを取得する。そして、一例としてサポートベクトルマシンを用いて、色相H及び彩度Sに基づいた2つのグループに分類するように第3写像M3を学習させる。また、シール部材25の劣化の状況などに基づいて、2つのグループの一方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているグループとして設定する。さらに、2つのグループの他方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないグループとして設定する。
ステップS68の後、制御装置290は、処理をステップS51に進める。そして、制御装置290は、ステップS51~ステップS53の処理を実行する。ステップS53の後、制御装置290は、処理をステップS74に進める。
ステップS74において、制御装置290は、漏れ割合LRが予め定められた第3閾値Z3以上であるか否かを判定する。ここで、第3閾値Z3は、例えば以下のように定めている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS41~ステップS53の要領で漏れ割合LRを算出する。さらに、劣化の過程において、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生したか否かについて熟練の作業者に判定させる。そして、白点割合WR及び熟練の作業者の判定に基づいて、第3閾値Z3を設定する。制御装置290は、漏れ割合LRが第3閾値Z3以上である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していると仮判定する。一方、制御装置290は、漏れ割合LRが第3閾値Z3未満である場合に、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないと仮判定する。したがって、ステップS74の処理は、第3仮判定処理である。その後、制御装置290は、今回の第3仮判定制御を終了する。
<第4仮判定制御>
次に、異常判定装置200が実行するステップS12の処理のうち、第4仮判定制御について説明する。本実施形態において、異常判定装置200は、第3仮判定制御の後に、第4仮判定制御を実行する。
図7に示すように、異常判定装置200の制御装置290は、第4仮判定制御を開始すると、ステップS81の処理を進める。ステップS81において、制御装置290は、ステップS11で撮影した画像データを読み込む。その後、制御装置290は、処理をステップS82に進める。
ステップS82において、制御装置290は、ステップS81で読み込んだ画像データのうち、冷却水及び析出物が付着している部分を抽出する。このステップS82の処理は、上述したステップS26の処理と同様である。その後、制御装置290は、処理をステップS83に進める。
ステップS83において、制御装置290は、ステップS82で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分のピクセルのそれぞれについて、色相Hを取得する。そして、制御装置290は、取得した全ての色相Hの平均値として平均色相HAを取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS84に進める。
ステップS84において、制御装置290は、ステップS82で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分のピクセルのそれぞれについて、彩度Sを取得する。そして、制御装置290は、取得した全ての彩度Sの平均値として平均彩度SAを取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS85に進める。
ステップS85において、制御装置290は、ステップS82で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分のピクセルのそれぞれについて、輝度Vを取得する。そして、制御装置290は、取得した全ての輝度Vの平均値として平均輝度VAを取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS86に進める。
ステップS86において、制御装置290は、ステップS82で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分のピクセルの数を取得する。また、制御装置290は、ステップS81で読み込んだ画像データのピクセルの総数を取得する。そして、制御装置290は、ステップS82で抽出した冷却水が付着している部分のピクセルの数、及びステップS81で読み込んだ画像データのピクセルの総数に基づいて、析出割合CRを算出する。なお、析出割合CRは、以下の式(3)で表される。
式(3):析出割合CR=(ステップS82で抽出した冷却水及び析出物が付着している部分のピクセルの数)/(ステップS81で読み込んだ画像データのピクセルの総数)
その後、制御装置290は、処理をステップS87に進める。
ステップS87において、制御装置290は、第1仮判定制御のステップS28で算出した白点割合WRを取得する。その後、制御装置290は、処理をステップS88に進める。
ステップS88において、制御装置290は、第1仮判定制御のステップS24の処理を行った画像データのうち、白色のピクセルを抽出する。そして、制御装置290は、白色のピクセルの塊の大きさを、白点面積として取得する。例えば、合計10個の白色のピクセルが縦及び横で隣り合って塊となっている場合、制御装置290は、白点面積を「10」とする。また、例えば、制御装置290は、複数の白色のピクセルが隣り合っておらず、1つの白色のピクセルが存在する場合、白点面積を「1」とする。制御装置290は、全ての白色のピクセルについて、白点面積を特定する。そして、制御装置290は、全ての白点面積の平均値として、平均白点面積WAを取得する。本実施形態において、ステップS83~ステップS88の処理は、取得処理である。その後、制御装置290は、処理をステップS91に進める。
ステップS91において、制御装置290は、平均色相HA、平均彩度SA、平均輝度VA、析出割合CR、白点割合WR、及び平均白点面積WAを入力変数として、写像データ294Aに規定される第4写像M4に入力する。第4写像M4は、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを示す出力変数を出力する。なお、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生している場合、第4写像M4の出力変数は「1」である。また、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していない場合、第4写像M4の出力変数は「0」である。本実施形態において、ステップS91の処理は、算出処理である。また、第4写像M4は、第1写像M1~第4写像M4のうち、入力変数として用いる変数の種類が最も多い写像である。したがって、本実施形態において、第4写像M4は、特定写像である。
ここで、第4写像M4は、例えば以下のように定められている。先ず、実験等により内燃機関100を駆動させることでシール部材25を劣化させていく。この劣化の過程において、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺の画像データを取得する。また、画像データに基づいて、ステップS81~ステップS88の要領で、平均色相HA、平均彩度SA、平均輝度VA、析出割合CR、白点割合WR、及び平均白点面積WAを取得する。そして、一例としてk近傍法を用いて、平均色相HA、平均彩度SA、平均輝度VA、析出割合CR、白点割合WR、及び平均白点面積WAに基づいた2つのグループに分類するように第4写像M4を学習させる。また、シール部材25の劣化の状況などに基づいて、2つのグループの一方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているグループとして設定する。さらに、2つのグループの他方を、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生していないグループとして設定する。本実施形態において、第1写像M1~第4写像M4は、上記のようにシール部材25を劣化させていく過程において、同じ条件で取得した同じ学習用データに基づいてアンサンブル学習により予め学習されたものである。このステップS91の後、制御装置290は、処理をステップS92に進める。
ステップS92において、制御装置290は、ステップS91の出力変数に基づいて、ウォータポンプ20において冷却水の漏れが発生しているか否かを仮判定する。したがって、ステップS92の処理は、第4仮判定処理である。その後、制御装置290は、今回の第4仮判定制御を終了する。
<本実施形態の作用>
内燃機関100のウォータポンプ20では、シール部材25の劣化等に起因して、シール部材25を介して流通空間100Zから貫通孔21Aへと液体のままの冷却水が漏れることがある。すると、液体のままの冷却水は、下側通路21E及び下側空間21Dを介してハウジング21の外部へと漏れる。このように液体状の冷却水が漏れる場合には、冷却水の漏れの量が比較的に多くなる。また、液体状の冷却水が漏れる場合には、ウォータポンプ20の外壁面のうち下側空間21Dの開口の周辺には、比較的に多くの冷却水が付着している状況が発生する。つまり、下側空間21Dの開口の周辺が濡れた状態になる。
ウォータポンプ20における冷却水の漏れが発生したか否かの判定にあたって、作業者は、異常判定装置200のカメラ210を用いて、ウォータポンプ20の外壁面のうち、下側空間21Dの開口の周辺を撮影する。また、異常判定装置200の制御装置290は、撮影した画像データに基づいて、第1写像M1~第4写像M4を用いた合計4つの仮判定処理を実行する。そして、制御装置290は、4つの仮判定処理での仮判定の結果に基づいて、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理を実行する。
<本実施形態の効果>
(1)本実施形態において、一連の判定について作業者の主観が入る余地はない。そのため、例えば、ウォータポンプ20のメンテナンスを行う作業者毎の主観により判定結果にばらつきが生じることはない。
(2)制御装置290は、判定確定処理において、第1写像M1~第4写像M4を用いた合計4つの仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。これにより、例えば、第1仮判定処理~第4仮判定処理のいずれか1つでの仮判定のみの結果に基づいて最終判定とする場合に比べて、判定結果の正確性を担保できる。
(3)本実施形態において、第4写像M4は、第1写像M1~第4写像M4のうち、入力変数として用いる変数の種類が最も多い写像である。そのため、第4写像M4が出力した出力変数に基づいた第4仮判定処理の仮判定の結果は、第4写像M4に入力される入力変数が多い分だけ信頼性が高い。この点を考慮し、冷却水の漏れが発生しているとの仮判定の数と冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、制御装置290は、第4写像M4を用いた第4仮判定処理の仮判定の結果を、冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする。これにより、互いに異なる仮判定の数が拮抗した場合でも、より正確と思われる第4仮判定処理の結果を最終判定とできる。
(4)本実施形態において、第1写像M1~第4写像M4は、シール部材25を劣化させていく過程において、同じ条件で取得した同じ学習用データに基づいてアンサンブル学習により予め学習されたものである。これにより、例えば異なる条件で取得した学習用データに基づいて複数の写像を学習した場合に比べて判定結果がばらつくことを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、写像データ294Aに規定される写像への入力変数は変更してもよい。
例えば、第2写像M2の入力変数としては、色相H及び彩度Sに代えて、又は加えて、輝度Vを採用してもよい。同様に、第3写像M3の入力変数は変更できる。また、第4写像M4の入力変数としては、一部の入力変数を省略してもよいし、他の入力変数を追加してもよい。
・例えば、第2写像M2の入力変数は、第3写像M3の入力変数と同じ入力変数を用いらなくてもよい。また、例えば、第2写像M2の入力変数として用いる変数の種類は、第3写像M3の入力変数として用いる変数の種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。
・例えば、第2写像M2の入力変数として用いる変数の種類は、第4写像M4の入力変数として用いる変数の種類よりも多くてもよい。このとき、第1写像M1~第4写像M4のうち、入力変数として用いる変数の種類が最も多い写像が第2写像M2である場合、第2写像M2は特定写像である。すなわち、特定写像は、第4写像M4でなくてもよい。
・上記実施形態において、制御装置290が実行する仮判定処理の数は、2つ以上であれば、3つ以下であってもよいし、5つ以上でもよい。この場合、写像データ294Aは、仮判定処理の数に対応した写像を規定していればよい。
・上記実施形態において、冷却水の漏れが発生しているとの仮判定の数と冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、制御装置290は、最終判定を保留してもよい。なお、この場合、例えば、制御装置290は、再度の判定を作業者に促すためのメッセージ等を表示させるための信号をディスプレイ220に出力することが好ましい。
・上記実施形態において、第1写像M1~第4写像M4は、同じ学習用データに基づいてアンサンブル学習により予め学習されたものでなくてもよい。例えば、異なる条件で取得した学習用データに基づいて第1写像M1~第4写像M4が学習されていたとしても、多くの学習用データに基づいて第1写像M1~第4写像M4を学習できれば、判定結果がばらつく可能性は低い。
・上記実施形態において、第1写像M1~第4写像M4の構成は変更してもよい。
例えば、第2写像M2等では、k近傍法、サポートベクトルマシンを用いることを例示したが、これに限らない。具体例としては、第2写像M2等では、ニューラルネットワークを用いてもよい。
・上記実施形態において、実行装置としては、CPU291及びROM293を備えてソフトウェア処理を実行するものに限らない。具体例としては、上記実施形態においてソフトウェア処理されたものの少なくとも一部をハードウェア処理する、例えばASIC等の専用のハードウェア回路を備えてもよい。すなわち、実行装置は、以下の(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)上記処理の全てを、プログラムに従って実行する処理装置と、プログラムを記憶するROM等のプログラム格納装置とを備える。(b)上記処理の一部をプログラムに従って実行する処理装置およびプログラム格納装置と、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路とを備える。(c)上記処理の全てを実行する専用のハードウェア回路を備える。ここで、処理装置およびプログラム格納装置を備えたソフトウェア実行装置や、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。
・上記実施形態において、異常判定装置200の構成は変更してもよい。
例えば、異常判定装置200としては、サーバーを採用でき得る。具体例としては、以下のように処理を実行できる。上記のステップS11でスマートフォンが取得した画像データを、通信ネットワークを介してサーバーに送信する。また、サーバーは、ステップS12及びステップS13の処理を実行する。さらに、サーバーは、ステップS13の判定確定処理による最終判定を示す信号を、通信ネットワークを介してスマートフォンに送信する。そして、スマートフォンは、ステップS14の処理を実行する。この変更例の場合には、異常判定装置200は、カメラ210及びディスプレイ220を備えていない。つまり、異常判定装置200は、実行装置と記憶装置とを備えていればよく、画像データを撮影する装置、判定結果を出力する装置等は必須でない。
・上記実施形態において、内燃機関100の構成は変更してもよい。
例えば、ウォータポンプ20としては、内燃機関100のクランク軸からの駆動力により駆動する、いわゆる機械式のポンプを例示したが、これに限らない。具体的には、ウォータポンプ20としては、電動モータからの駆動力により駆動する、いわゆる電気式のポンプを採用してもよい。
M1…第1写像
M2…第2写像
M3…第3写像
M4…第4写像
10…シリンダブロック
20…ウォータポンプ
21…ハウジング
21A…貫通孔
21B…上側空間
21C…上側通路
21D…下側空間
21E…下側通路
22…シャフト
23…インペラ
24…ベアリング
25…シール部材
26…プラグ
30…ブラケット
40…プーリ
100…内燃機関
100Z…流通空間
200…異常判定装置
210…カメラ
220…ディスプレイ
290…制御装置
291…CPU
292…周辺回路
293…ROM
294…記憶装置
294A…写像データ
295…バス

Claims (5)

  1. 内燃機関の冷却水を圧送するウォータポンプを判定対象とし、前記ウォータポンプの外面を撮影した画像データに基づいて、前記ウォータポンプにおいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを判定する異常判定装置であって、
    実行装置と、記憶装置と、を備え、
    前記記憶装置は、入力変数が入力されることにより、前記冷却水の漏れが発生したか否かを示す出力変数を出力する写像を規定する写像データを記憶しており、
    前記実行装置は、
    前記画像データから前記入力変数を取得する処理である取得処理と、
    前記取得処理により取得した前記入力変数を前記写像に入力することによって、前記出力変数の値を出力する算出処理と、
    前記出力変数に基づいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理と、
    前記仮判定処理の判定結果に基づいて、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理と、
    を実行し、
    前記写像データは、互いに異なる複数の写像を規定しており、
    複数の前記写像のうちの1以上は、予め機械学習により学習されたものであり、
    前記実行装置は、
    複数の前記写像それぞれについて前記算出処理を実行し、且つ、複数の前記写像が出力した前記出力変数それぞれについて前記仮判定処理を実行し、
    前記判定確定処理において、複数の前記仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする
    異常判定装置。
  2. 複数の前記写像のうち、前記入力変数として用いる変数の種類が最も多い前記写像を特定写像としたとき、
    前記実行装置は、前記冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と前記冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、前記判定確定処理において、前記特定写像が出力した前記出力変数に基づいて前記仮判定処理を行ったときの仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とする
    請求項1に記載の異常判定装置。
  3. 複数の前記写像は、同じ学習用データに基づいたアンサンブル学習により予め学習されたものである
    請求項1に記載の異常判定装置。
  4. 内燃機関の冷却水を圧送するウォータポンプを判定対象とし、前記ウォータポンプの外面を撮影した画像データに基づいて、前記ウォータポンプにおいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを判定する異常判定装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
    入力変数が入力されることにより、前記冷却水の漏れが発生したか否かを示す出力変数を出力する写像を規定する写像データを有しており、
    前記コンピュータに、
    前記画像データから前記入力変数を取得する処理である取得処理と、
    前記取得処理により取得した前記入力変数を前記写像に入力することによって、前記出力変数の値を出力する算出処理と、
    前記出力変数に基づいて前記冷却水の漏れが発生したか否かを仮判定する仮判定処理と、
    前記仮判定処理の判定結果に基づいて、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定をする判定確定処理と、
    を実行させるものであり、
    前記写像データは、互いに異なる複数の写像を規定しており、
    複数の前記写像のうちの1以上は、予め機械学習により学習されたものであり、
    前記コンピュータに、
    複数の前記写像それぞれについて前記算出処理を実行させ、且つ、複数の前記写像が出力した前記出力変数それぞれについて前記仮判定処理を実行させ、
    前記判定確定処理において、複数の前記仮判定処理での仮判定のうち、過半数を占める仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とさせる
    異常判定プログラム。
  5. 複数の前記写像のうち、前記入力変数として用いる変数の種類が最も多い前記写像を特定写像としたとき、
    前記コンピュータに、前記冷却水の漏れが発生したとの仮判定の数と前記冷却水の漏れが発生していないとの仮判定の数とが同数のときには、前記判定確定処理において、前記特定写像が出力した前記出力変数に基づいて前記仮判定処理を行ったときの仮判定の結果を、前記冷却水の漏れが発生したか否かの最終判定とさせる
    請求項4に記載の異常判定プログラム。
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