JP2023137584A - インストールプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】インストールアプリケーションのプログラムをインストール可能なインストールプログラムを提供する。【解決手段】インストール部は、アプリケーションプログラムをインストールする。代理部は、前記インストール部のプログラムをインストールする場合に、前記インストール部に代わり前記インストール部のプログラムをインストールする。【選択図】図３

Description

本発明の実施形態は、インストールプログラムに関する。

アプリケーションをインストールするためのインストールアプリケーションがある。近年では、画像形成装置にインストールアプリケーションが搭載されることがある。インストールアプリケーションは、インストールするプログラムで動作するアプリケーションが動作中の場合には、アプリケーションの動作を一旦停止した後、インストールを行っていた。これは、アプリケーションが動作中の場合、ファイルアクセスを行っている可能性があるためである。ファイルアクセスを行っている状態で、プログラムをインストールするためにファイルやフォルダが更新されると、ファイルが破損する可能性がある。

特開２００２－２８７９９５号公報

しかしながら、インストールアプリケーションのプログラムをインストールする場合、インストールアプリケーションが動作を停止すると、インストールできない。すなわち、インストールアプリケーションのプログラムをインストールできないという問題があった。

本発明が解決しようとする課題は、インストールアプリケーションのプログラムをインストール可能なインストールプログラムを提供することである。

実施形態のインストールプログラムは、インストール部と、代理部としてコンピュータを機能させる。インストール部は、アプリケーションプログラムをインストールする。代理部は、前記インストール部のプログラムをインストールする場合に、前記インストール部に代わり前記インストール部のプログラムをインストールする。

実施形態の実施形態の画像形成装置の全体構成例を示す外観図。 実施形態に係る画像形成装置の制御系であるシステムコントローラの構成を示すブロック図。 インストールアプリの処理の流れを示すフローチャート。 代理インストールアプリの処理の流れを示すフローチャート。 再起動時のインストールアプリの処理の流れを示すフローチャート。

実施形態のインストールプログラムでは、インストールアプリケーションのプログラムをインストール可能となる。以下、実施形態のインストールプログラムについて詳細に説明する。本実施形態では、インストールプログラムが搭載される情報処理装置の一例として、画像形成装置を例に説明する。

図１は、実施形態の画像形成装置１００の全体構成例を示す外観図である。実施形態の画像形成装置１００は、例えば複合機であり、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及びファックス機能を有する。

画像形成装置１００は、コントロールパネル１２、スキャナ１４、プリンタ１６、カメラ１８、シート収容部１４０、システムコントローラ１を備える。

プリンタ１６は、トナー等の現像剤を用いてシート上に画像を形成する。シートは、例えば紙やラベル用紙である。シートは、その表面に画像形成装置１００が画像を形成できる物であればどのようなものであってもよい。

スキャナ１４は、読み取り対象の画像情報を光の明暗として読み取る。スキャナ１４は、読み取られた画像情報をシステムコントローラのメインメモリ４に記録する。記録された画像情報は、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信されてもよい。記録された画像情報は、プリンタ１６によってシート上に画像形成されてもよい。

コントロールパネル１２は、ディスプレイと複数のボタンとを有する。ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ＥＬ（Electro Luminescence）ディスプレイ等の画像表示装置である。ディスプレイには、タッチパネルが設けられている。ディスプレイは、画像形成装置１００に関する種々の情報を表示する。コントロールパネル１２は、ユーザの操作を受け付ける。

シート収容部１４０は、プリンタ１６における画像形成に用いられるシートを収容する。

プリンタ１６は、スキャナ１４によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、シートに画像を形成する。プリンタ１６は、例えば以下のような処理によって画像を形成する。プリンタ１６の画像形成部は、画像情報に基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。プリンタ１６の画像形成部は、静電潜像に現像剤を付着させることによって可視像を形成する。プリンタ１６の転写部は、可視像をシート上に転写する。プリンタ１６の定着部は、シートに対して加熱及び加圧を行うことによって、可視像をシート上に定着させる。なお、画像が形成されるシートは、シート収容部１４０に収容されているシートであってもよいし、手差しされたシートであってもよい。

図２は、実施形態に係る画像形成装置１００の制御系であるシステムコントローラの構成を示すブロック図である。図２において、システムコントローラ１は、システムＬＳＩ２、画像処理部３、メインメモリ４、ＨＤＤ５、ＲＯＭ／ＲＡＭ６、及び撮像コントローラ７を含む。また、システムコントローラ１は、コントロールパネル１２、カメラ１８、スキャナ１４、及びプリンタ１６と接続している。

システムＬＳＩ２は、ＳｏＣ（System On Chip）と呼ばれるチップである。システムＬＳＩ２は、高速通信が可能な内部バス５１を含む。バス５１には、メモリコントローラ９、ＣＰＵ１０、コントロールパネルコントローラ１１、ＳＡＴＡ（Serial Advanced Technology Attachment）コントローラ１３が接続されている。さらに、バス５１には、Ｉ／Ｏコントローラ８、１７、２０、及びＰＣＩｅ（Peripheral Component Interconnect Express）コントローラ１５が接続されている。

ＣＰＵ１０は、画像形成装置１００の全体の動作を制御する。具体的に、ＣＰＵ１０は、ＲＯＭ／ＲＡＭ６に記憶された制御プログラムをメインメモリ４に常駐させ、プログラム内容に基づいて各部を制御する。メモリコントローラ９は、ＣＰＵ１０の指示により、メインメモリ４からの常駐プログラムの読出しや、メインメモリ４への画像データの記憶、メインメモリ４からの画像データの読み出しを制御する。メインメモリ４は、複数ページ分の画像情報を記憶できる領域を有し、例えばスキャナ１４からの画像情報を１ページ分ごとに記憶可能である。

ＳＡＴＡコントローラ１３は、システムＬＳＩ２とＨＤＤ５とを接続する。ＨＤＤ５は、スキャナ１４で読み取った画像データ等を圧縮して記憶する。Ｉ／Ｏコントローラ８は、システムＬＳＩ２とＲＯＭ／ＲＡＭ６とを接続する。ＲＯＭ６は、制御プログラム等を記憶する。ＲＡＭ６は、一時的にデータを記憶する。

ＰＣＩｅコントローラ１５は、システムＬＳＩ２と画像処理部３とを接続する。画像処理部３は、スキャナ１４から出力された画像データに対して圧縮処理等を行う。また、画像処理部３は、画像データの伸長などの処理を行いプリンタ１６に出力する。

Ｉ／Ｏコントローラ１７は、システムＬＳＩ２と撮像コントローラ７とを接続する。撮像コントローラ７は、カメラ１８と接続する。撮像コントローラ７は、カメラ１８を制御する。具体的に、撮像コントローラ７は、ＣＰＵ１０の指示により、カメラ１８に対し、接近したユーザの撮像指示を行う。撮像されたユーザを示す撮像顔データは、Ｉ／Ｏコントローラ１７等を介してメインメモリ４に記憶される。カメラ１８により顔を撮像し、顔認証を行うことも可能である。

コントロールパネルコントローラ１１は、システムＬＳＩ２とコントロールパネル１２とを接続する。コントロールパネルコントローラ１１は、ＣＰＵ１０の指示により、コントロールパネル１２を制御する。コントロールパネルコントローラ１１は、Ｉ／Ｏコントローラ及びＬＣＤコントローラを含む。コントロールパネルコントローラ１１は、コントロールパネル１２に各種の情報を表示したり、ユーザの操作内容をＣＰＵ１０に出力する。

本実施形態では、コントロールパネル１２のディスプレイを用いるアプリケーションは、同時に１つのみ起動可能である。すなわち、例えばアプリケーションＡが起動している状態で、他のアプリケーションＢが起動した場合、アプリケーションＡは終了することとなる。ここでの終了は、アプリケーションＡによる表示が終了されるだけではなく、アプリケーションＡ自体が終了される。以下の説明において、アプリケーションを単に「アプリ」と表現することがある。また、アプリのプログラムを「アプリプログラム」と表現することがある。

画像形成装置１００には、アプリプログラムをインストールためのインストールアプリが搭載されている。インストールアプリプログラムは、ＨＤＤ５に記憶され、メインメモリ４に展開されることで、ＣＰＵ１０により実行される。インストールアプリは、アプリプログラムをインストールする場合、アプリを一旦終了させてからインストールを行う。そのため、インストールアプリは、自らのプログラムをインストールすることはできない。

そこで、本実施形態では、インストールアプリプログラムをインストールする場合に、インストールアプリに代わりインストールアプリプログラムをインストールする代理インストールアプリが搭載されている。この代理インストールアプリプログラムは、予めインストールされていてもよいし、インストールアプリプログラムをインストールする場合にインストールしてもよい。代理インストールアプリプログラムを予めインストールしておくか、インストールアプリプログラムをインストールする場合にインストールするかは、事前にユーザにより設定可能である。設定内容はＨＤＤ５に記憶される。

本実施形態では、インストールアプリプログラムをインストールする場合に代理インストールアプリプログラムをインストールするときは、インストールアプリプログラムのコピーを代理インストールアプリプログラムとしてインストールする。したがって、上記設定内容は、インストールアプリプログラムのコピーをインストールするか否かを示す内容である。

なお、本実施形態において、全てのアプリは一意の識別子を有する。この識別子は、ダウンロードされたプログラムからも取得可能である。したがって、ダウンロードされたプログラムが、例えばインストールアプリプログラムか否かを判定可能である。また、アプリの起動に際し、識別子などの各種情報を起動するアプリの引数とすることができる。また、アプリの起動や終了は、アプリを管理する管理モジュールにより行われる。

図３は、インストールアプリの処理の流れを示すフローチャートである。インストールアプリは、コントロールパネル１２において、ユーザによりアプリプログラムのインストール指示を受け付ける（ＡＣＴ１０１）。インストールアプリは、インストール指示を行ったユーザが、アプリプログラムのインストールが可能な監理者として認証されているか否かを判定する（ＡＣＴ１０２）。監理者として認証されている場合には（ＡＣＴ１０２：ＹＥＳ）、インストールアプリは、ＡＣＴ１０５に進む。

監理者として認証されていない場合には（ＡＣＴ１０２：ＮＯ）、インストールアプリは、認証処理を行う（ＡＣＴ１０３）。ここでは、例えば顔認証やパスワードによる認証やＩＣカードによる認証処理を行う。インストールアプリは、認証が成功したか否かを判定する（ＡＣＴ１０４）。認証が失敗した場合には（ＡＣＴ１０４：ＮＯ）、認証処理に戻る。認証が成功した場合には（ＡＣＴ１０４：ＹＥＳ）、インストールアプリは、インストールするプログラムをダウンロードする（ＡＣＴ１０５）。

インストールアプリは、ダウンロードしたプログラムから識別子を取得する（ＡＣＴ１０６）。インストールアプリは、取得した識別子が、インストールアプリプログラムの識別子と一致するか否かを判定する（ＡＣＴ１０７）。識別子が一致しない場合には（ＡＣＴ１０７：ＮＯ）、インストールアプリは、そのままダウンロードしたプログラムをインストールして（ＡＣＴ１１１）、処理を終了する。

識別子が一致する場合には（ＡＣＴ１０７：ＹＥＳ）、インストールアプリは、インストールアプリプログラムのコピーを作成するか否かを判定する（ＡＣＴ１０８）。ここで、インストールアプリは、上述したＨＤＤ５に記憶された設定内容を参照することで判定する。コピーを作成しない場合には（ＡＣＴ１０８：ＮＯ）、予め代理インストールアプリプログラムがインストールされているので、インストールアプリは、代理インストールアプリを起動する（ＡＣＴ１０９）。なお、ここでの起動は、上述した管理モジュールに対し、インストールアプリが代理インストールアプリの起動を要求することを意味する。

このとき、プログラムをインストールするためのファイルとして、アプリプログラムが引数として指定される。上述したように、ディスプレイを用いるアプリケーションは、同時に１つのみ起動可能であるため、インストールアプリが終了することで（ＡＣＴ１１０）、インストールアプリによる処理が終了する。なお、インストールアプリは、管理モジュールにより終了させられる。

コピーを作成する場合には（ＡＣＴ１０８：ＹＥＳ）、インストールアプリは、インストールアプリプログラムのコピーを代理インストールアプリプログラムとしてインストールする（ＡＣＴ１１２）。このとき、コピーしたアプリの識別子を変更しておく。次いで、インストールアプリは、上述したＡＣＴ１０９に進む。

このようにすることで、代理インストールアプリが起動される。この代理インストールアプリの処理について説明する。図４は、代理インストールアプリの処理の流れを示すフローチャートである。代理インストールアプリは、起動時に指定されたファイルに含まれる識別子をチェックし（ＡＣＴ２０１）、識別子が一致しない場合にプログラムをインストールする（ＡＣＴ２０２）。代理インストールアプリは、インストールが成功したか否かを判定する（ＡＣＴ２０３）。

インストールが成功した場合には（ＡＣＴ２０３：ＹＥＳ）、代理インストールアプリは、インストール成功を示す情報を引数として指定して、インストールアプリを起動する（ＡＣＴ２０４）。インストールの成功により、新たにインストールされたインストールアプリが起動されることとなる。上述したように、ディスプレイを用いるアプリケーションは、同時に１つのみ起動可能であるため、代理インストールアプリが終了することで（ＡＣＴ２０５）、代理インストールアプリによる処理が終了する。なお、代理インストールアプリは、アプリを管理する管理プログラムにより終了させられる。

インストールが失敗した場合には（ＡＣＴ２０３：ＮＯ）、代理インストールアプリは、インストール失敗とその原因を示す情報を引数として指定して、インストールアプリを起動し（ＡＣＴ２０６）、上記ＡＣＴ２０５に進む。インストールの失敗により、インストール前と同じインストールアプリが起動されることとなる。なお、ＡＣＴ２０４、およびＡＣＴ２０６の起動は、上述した管理モジュールに対し、代理インストールアプリがインストールアプリの起動を要求することを意味する。

このようにすることで、インストールアプリが再起動される。再起動するインストールアプリの処理について説明する。図５は、再起動時のインストールアプリの処理の流れを示すフローチャートである。インストールアプリは、起動時に指定されたインストール結果をチェックし（ＡＣＴ３０１）、インストールが成功したか否かを判定する（ＡＣＴ３０２）。

インストールが成功した場合には（ＡＣＴ３０２：ＹＥＳ）、インストールアプリは、インストールが成功したことをコントロールパネル１２のディスプレイに表示して（ＡＣＴ３０３）、処理を終了する。インストールが失敗した場合には（ＡＣＴ３０２：ＮＯ）、インストールアプリは、インストールが失敗したことと、その原因とをコントロールパネル１２のディスプレイに表示して（ＡＣＴ３０４）、処理を終了する。

以上説明した実施形態により、インストールアプリケーションのプログラムがインストール可能となる。なお、代理インストールアプリに代えて、上述した管理モジュールがインストールアプリプログラムをインストールしてもよい。また、インストールアプリプログラムを含む複数のアプリプログラムをインストールする場合に、インストールアプリは、インストールアプリプログラムを最後にインストールしてもよい。そして、インストールアプリは、インストールアプリプログラムがインストールされた後に、複数のアプリプログラムのインストール結果を表示してもよい。

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

１…システムコントローラ、３…画像処理部、４…メインメモリ、５…ＨＤＤ、１０…ＣＰＵ、１２…コントロールパネル、１００…画像形成装置

Claims (5)

1. コンピュータを、
   アプリケーションプログラムをインストールするインストール部と、
   前記インストール部のプログラムをインストールする場合に、前記インストール部に代わり前記インストール部のプログラムをインストールする代理部と、
   として機能させるためのインストールプログラム。
2. 前記インストール部は、
   アプリケーションプログラムのインストール要求が受け付けられたアプリケーションプログラムが、前記インストール部のプログラムか否かを判定し、
   インストール要求が受け付けられたアプリケーションが前記インストール部のプログラムであると判定された場合に、前記代理部を起動する請求項１に記載のインストールプログラム。
3. 前記代理部は、起動される際に、前記インストール部のプログラムをインストールするためのファイルを引数として指定される請求項２に記載のインストールプログラム。
4. 前記代理部は、前記インストール部のプログラムのインストールを行った後に、インストール結果を示す情報を引数として指定して前記インストール部を起動する請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のインストールプログラム。
5. 前記代理部は、前記インストール部のプログラムが前記代理部のプログラムとしてインストールされることにより起動する請求項１から請求項４のいずれか１項に記載のインストールプログラム。

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