JP2023137401A - 分散電源システム - Google Patents

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秀仁 松尾
Hidehito Matsuo
誠一 國富
Seiichi Kunitomi
修二 戸村
Shuji Tomura
征治 山本
Seiji Yamamoto
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Abstract

Figure 2023137401000001
【課題】電線網の電圧維持を担う装置が停止した場合であっても電線網における電圧の低下を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】分散電源システムであって、電線網に接続されて電線網に対する直流電力の供給及び回収が可能な主機と、電線網に接続されて電線網に対する直流電力の供給が可能な副機と、電線網に接続されて、化学反応による直流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、を備え、副機は、主機からの出力電圧が予め設定された電圧である設定電圧以上である間、出力電圧を設定電圧に維持することで、主機からの直流電力の供給の停止に伴い、電線網における電圧が設定電圧以下になった場合、電線網へと直流電力を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散電源システムに関する。
分散電源システムは、電線網に接続された複数の機器から電力が供給されるシステムである。接続される機器としては、太陽電池や風力発電機などの再生エネルギーを用いた発電機や、電力安定化のための蓄電地、不足電力を補う燃料電池等が挙げられる。例えば、特許文献1に開示された直流バス制御システムは、電線網に並列に接続された太陽電池、風力発電機、複数の蓄電装置、燃料電池から電力が供給される分散電源システムである。特許文献1では、蓄電装置や燃料電池が電力バッファとして動作することにより、電線網における電圧が一定の範囲内に維持されている。
特許第6923231号公報
特許文献1においては、電線網における電圧は、主に蓄電装置の充放電によって維持されている。このような蓄電装置の運用や制御では安全性が重視されることから、分散電源システムの運用においても、安全上の理由(例えば、高温回避や過充電回避)により蓄電装置が停止する場合について考慮すべきである。しかし、特許文献1に記載の技術では、電線網の電圧維持を担う装置(蓄電装置)が停止した場合の運用については、十分に検討されていなかった。このため、電線網の電圧維持を担う装置が停止した場合に、電線網における電圧が低下するという課題があった。なお、このような課題は、安全上の理由に限らず、電線網の電圧維持を担う装置が停止する場合全般に共通する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、電線網の電圧維持を担う装置が停止した場合であっても電線網における電圧の低下を抑制できる分散電源システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、分散電源システムが提供される。この分散電源システムは、電線網に接続されて前記電線網に対する直流電力の供給及び回収が可能な主機と、前記電線網に接続されて前記電線網に対する直流電力の供給が可能な副機と、前記電線網に接続されて、化学反応による直流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、を備え、前記副機は、前記主機から前記電線網へと、予め設定された電圧である設定電圧以上の出力電圧で直流電力が供給されている間、出力電圧を前記設定電圧に維持することで、前記主機からの直流電力の供給の停止に伴い、前記電線網における電圧が前記設定電圧以下になった場合、前記電線網へと直流電力を供給する。
この構成によれば、主機からの出力電圧が設定電圧以上である間、副機からの出力電圧が設定電圧に維持されるよう副機は制御される。そして、主機から電線網への直流電力の供給を停止し、且つ、電線網における電圧が設定電圧以下になった場合、副機から電線網
へ直流電力が供給される。このため、主機から電線網への電力の供給が停止した場合であっても、予め副機の出力電圧は設定電圧で維持されていることから、電線網における電圧が設定電圧以下になるとすぐに、副機から電線網へ直流電力を供給することができる。したがって、主機(すなわち、電線網の電圧維持を担う装置)から電線網への電力の供給が停止した場合であっても、電線網における電圧の低下を抑制できる。
(2)上記形態の分散電源システムにおいて、前記設定電圧は、前記主機における電圧制御範囲の下限電圧以下の電圧であり、前記主機は、前記主機からの出力電圧が前記下限電圧以下になった場合、前記電線網への直流電力の供給を停止してもよい。
この構成によれば、主機からの出力電圧が下限電圧以下になった場合に、主機から電線網への直流電力の供給を停止させることができる。また、そのような停止があった場合でも、予め副機の出力電圧は下限電圧以下に設定された設定電圧で維持されていることから、電線網における電圧が設定電圧以下になるとすぐに、副機から電線網へ直流電力を供給することができる。
(3)上記形態の分散電源システムにおいて、前記1つ以上の機器は、前記電線網から直流電力を回収して化学反応により反応物を生成する生成部を含み、前記生成部は、前記主機が前記電線網への直流電力の供給を停止した場合、反応物の生成を停止してもよい。
この構成によれば、生成部で消費される電力を削減できることから、主機からの直流電力の供給停止を起因とした電線網の電圧低下の進行を遅らせることができる。
(4)上記形態の分散電源システムにおいて、前記1つ以上の機器は、前記反応物を用いて発電した直流電力を前記電線網へ供給可能な発電部を含み、前記発電部は、前記主機が前記電線網への直流電力の供給を停止した場合、前記発電部による発電を開始してもよい。
この構成によれば、発電部から電線網へ電力が供給されることから、主機からの直流電力の供給停止を起因とした電線網の電圧低下を抑制することができる。
(5)上記形態の分散電源システムにおいて、前記主機は、前記主機を制御する主機制御部を含み、前記副機は、前記副機を制御する副機制御部を含み、前記主機制御部及び前記副機制御部は、前記生成部及び前記発電部を制御する制御部とは異なってもよい。
この構成によれば、主機及び副機は、主機制御部及び副機制御部によってそれぞれ個別で制御されることから、主機及び副機を含む多数の機器を同時に制御している制御部が主機及び副機を制御している場合と比べて、主機及び副機に対する制御回数を増やすことができる。したがって、副機からの出力電圧を設定電圧に精度よく維持できることから、主機からの直流電力の供給停止時に、新たな供給元となる副機から電線網に対して、迅速に直流電力を供給することができる。
(6)上記形態の分散電源システムにおいて、前記副機から前記電線網へ供給される直流電力は、再生可能エネルギーを用いて発電された電力に由来してもよい。
この構成によれば、再生エネルギー由来の電力を用いて、主機からの直流電力の供給停止を起因とした電線網の電圧低下を抑制することができる。
(7)上記形態の分散電源システムにおいて、前記副機から前記電線網へ供給される直流電力は、別の分散電源システムから前記副機へ供給された電力に由来してもよい。
この構成によれば、別の分散電源システムから副機へ供給された電力を用いて、主機からの直流電力の供給停止を起因とした電線網の電圧低下を抑制することができる。
(8)本発明の一形態によれば、分散電源システムが提供される。この分散電源システムは、電線網に接続されて前記電線網に対する交流電力の供給及び回収が可能な主機と、
前記電線網に接続されて前記電線網に対する交流電力の供給が可能な副機と、前記電線網に接続されて、化学反応による交流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、を備え、前記副機は、前記主機から前記電線網に対して供給される交流電力の周波数が予め設定された周波数である設定周波数以上である間、出力する交流電力の周波数を前記設定周波数に維持することで、前記主機からの交流電力の供給の停止に伴い、前記電線網を流れる交流電力の周波数が前記設定周波数以下になった場合、前記電線網へと交流電力を供給する。
この構成によれば、主機から電線網に対して供給される交流電力の周波数が設定周波数以上である間、副機から出力される交流電力の周波数は設定周波数に維持されるよう副機は制御される。そして、主機から電線網への交流電力の供給を停止し、且つ、電線網を流れる交流電力の周波数が設定周波数以下になった場合、副機から電線網へ交流電力が供給される。このため、主機から電線網への交流電力の供給が停止した場合であっても、予め副機から出力される交流電力の周波数は設定周波数で維持されていることから、電線網を流れる交流電力の周波数が設定周波数以下になるとすぐに、副機から電線網へ交流電力を供給することができる。したがって、主機(すなわち、電線網における周波数維持を担う装置)から電線網への交流電力の供給が停止した場合であっても、電線網における周波数の低下を抑制できる。
(9)上記形態の分散電源システムにおいて、前記設定周波数は、前記主機における周波数制御範囲の下限周波数以下の周波数であり、前記主機は、前記電線網を流れる交流電力の周波数が前記下限周波数以下になった場合、前記電線網への交流電力の供給を停止してもよい。
この構成によれば、電線網を流れる交流電力の周波数が下限周波数以下になった場合に、主機から電線網への交流電力の供給を停止させることができる。また、そのような停止があった場合でも、予め副機から出力される交流電力の周波数は下限周波数以下に設定された設定周波数で維持されていることから、電線網を流れる交流電力の周波数が設定周波数以下になるとすぐに、副機から電線網へ交流電力を供給することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、分散電源システムの制御方法、分散電源システムを制御するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを配布するためのサーバ装置、そのコンピュータプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現することができる。
第1実施形態の分散電源システムの構成を例示した説明図である。 各機器における電圧制御範囲を模式的に示した説明図である。 主機における出力制御を説明する説明図である。 副機における出力制御を説明する説明図である。 第2実施形態の各機器の電圧制御範囲を模式的に示した説明図である。 第2実施形態の副機における出力制御を説明する説明図である。 第3実施形態の分散電源システムの構成を例示した説明図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一実施形態としての分散電源システム1の構成を例示した説明図である。分散電源システム1は、電線網NTを介して、主機10と、副機20と、化学反応による直流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、が接続されたシステムである。図1の例では、1つ以上の機器には3つの機器、具体的には、第1機器30と、第2機器40と、第3機器60と、が含まれる。分散電源システム1は、電線網NTを介して
負荷90に供給する直流電力を、主機10、副機20、第1機器30及び第3機器60に分担させて出力させるシステムである。また、分散電源システム1は、貯蔵部50と、機器制御部70と、を備える。
主機10は、電線網NTに接続されて電線網NTに対する直流電力の供給及び回収が可能な機器である。主機10は、蓄電池12と、電力変換器14と、主機制御部16と、を備える。二次電池である蓄電池12は、DC/DCコンバータである電力変換器14を介して、電線網NTに接続している。主機10を制御する主機制御部16は、電線網NTにおける電圧を取得し、電力変換器14のスイッチングを制御することによって、蓄電池12による充放電を制御している。換言すれば、主機制御部16は、蓄電池12の電線網に対する直流電力の供給及び回収を制御している。
副機20は、電線網NTに接続されて電線網NTに対する直流電力の供給が可能な機器である。副機20は、電力変換器24と、副機制御部26と、を備える。電力変換器24は、電源80から供給される電力を変換して、電線網NTに供給する。本実施形態では、電源80は、交流電力を発電する風力発電機であることから、電力変換器24は、AC/DCコンバータである。すなわち、副機20から電線網NTへ供給される直流電力は、再生可能エネルギーを用いて発電された電力に由来する。副機20を制御する副機制御部26は、電力変換器24のスイッチングを制御する。
第1機器30は、電線網NTに対して直流電力の供給が可能な機器である。第1機器30は、太陽電池32と、電力変換器34と、を備える。太陽電池32は、DC/DCコンバータである電力変換器34を介して、電線網NTに接続している。電力変換器34は、太陽電池32から供給される直流電力を変換して、電線網NTに供給する。
第2機器40は、電線網NTに対して化学反応による直流電力の回収が可能な機器である。第2機器40は、水電解部42と、電力変換器44と、を備える。水電解部42は、DC/DCコンバータである電力変換器44を介して、電線網NTに接続している。電力変換器44は、電線網NTから回収した電力を変換して、水電解部42に供給する。水電解部42は、電力変換器44を介して電線網NTから供給された直流電力を用いて、水を電気分解する。すなわち、水電解部42は、電線網NTから直流電力を回収して化学反応により反応物を生成する生成部である。水の電気分解による生成された水素は、貯蔵部50に貯蔵される。
第3機器60は、電線網NTに対して化学反応による直流電力の供給が可能な機器である。第3機器60は、燃料電池62と、電力変換器64と、を備える。燃料電池62は、DC/DCコンバータである電力変換器64を介して、電線網NTに接続している。燃料電池62は、貯蔵部50に貯蔵された水素と、酸素と、を用いて直流電力を発電する。電力変換器64は、燃料電池62から供給される直流電力を変換して、電線網NTに供給する。すなわち、燃料電池62は、反応物を用いて発電した直流電力を電線網NTへ供給可能な発電部である。
機器制御部70は、第1機器30、第2機器40及び第3機器60を制御する。上述した主機制御部16及び副機制御部26は、機器制御部70とは異なる別個の制御部である。機器制御部70は、主に、第1機器30及び第3機器60からの電線網NTに対する直流電力の供給と、第2機器40による電線網NTからの直流電力の回収と、を制御している。
第1機器30からの出力電圧は、太陽電池32に照射される日射量に応じて変動する。分散電源システム1では、電線網NTを介して蓄電池12を備える主機10を併設し、第
1機器30からの出力電圧の変動に応じて主機10による充放電を切り替えることにより、電線網NTにおける電圧を一定の範囲内(且つ、図4にて後述する設定電圧V1以上の電圧)に維持している。すなわち、主機10は、電線網NTの電圧維持を担う装置である。通常、分散電源システム1では、電線網NTを介して負荷90に供給する直流電力を、主に主機10及び第1機器30に分担して出力させている。このとき、第2機器40は、電線網NTに供給される直流電力に応じて、電線網NTから直流電力を適宜回収して生成した水素を貯蔵部50に貯蔵している。本実施形態では、主機10から電線網NTに対して直流電力が供給されている間、第3機器60から電線網NTに対する直流電力の供給は停止している。
図2は、電線網NTに接続された各機器における電圧制御範囲を模式的に示した説明図である。図2の左側に示された電圧VH,VL,VMと、右側に示された電圧Vh,VBは、ともに電圧制御範囲の上限や下限を示す電圧であり、電圧VHが最も高く、電圧VBが最も低い。主機10における電圧制御範囲は、電圧VLから電圧VHまでの間である。すなわち、主機10は、主機10からの出力電圧が電圧VL以下、もしくは、電圧VH以上になった場合、電線網NTへの直流電力の供給を停止する。このように、電線網NTに接続された各機器は、各機器に設定された電圧制御範囲の上限や下限を超えると、その機器による直流電力の供給もしくは回収を停止する。第1機器30及び第3機器60における電圧制御範囲は、電圧VMから電圧VHまでの間である。第2機器40における電圧制御範囲は、電圧VBから電圧Vhまでの間である。また、副機20における電圧制御範囲は、電圧VBから電圧VLまでの間である。
図3は、主機10における出力制御を説明する説明図である。電線網NTにおける電圧を一定の範囲内に維持する際、図3に示した線分MNTを用いて、主機10から電線網NTへ流す電流の大きさ、もしくは、電線網NTから主機10に流す電流の大きさが決定される。図3において、縦軸Axは電圧を示し、横軸は、電流を示す。図3に示された電圧VH,VLは、図2と同様に、主機10における電圧制御範囲の下限電圧と上限電圧である。点V10は、主機10からの出力電圧を示しており、第1機器30(太陽電池32)からの出力電圧に応じて、線分MNT上を移動する。この移動に伴い、縦軸Axは、図3の横軸に沿って移動する。すなわち、線分MNTと縦軸Axとの交点が点V10である。点VNTは、電線網NTにおける電圧を示しており、その値の変動に応じて線分MNT上を移動する。点VNTが縦軸Axに対して右側に位置する場合(すなわち、点V10が示す電圧>点VNTが示す電圧の場合)、主機10(蓄電池12)は、電線網NTに対して直流電力を供給する。例えば、点VNTが図3に示す位置にある場合、線分MNTを用いて、点V10と点VNTとの差であるΔVに対応する大きさSの電流が電線網NTに対して流される。一方、点VNTが縦軸Axに対して左側に位置する場合(すなわち、点V10が示す電圧<点VNTが示す電圧の場合)、主機10(蓄電池12)は、電線網NTから直流電力を回収する。このとき、電線網NTから蓄電池12に流れる電流の大きさは、放電の場合と同様に、線分MNTとΔVとを用いて算出される。
図4は、副機20における出力制御を説明する説明図である。図4に示した太線分SNTを用いて、副機20から電線網NTへ流す電流の大きさが決定される。図4においては、図3と同様、縦軸Axは電圧を示し、横軸は、電流を示す。図4に示された線分MNT、電圧VH、電圧VLは、図3と同様であるが、線分MNTは一点鎖線で示す。分散電源システム1では、図2,3にて説明したように、主機10からの出力電圧は、電圧制御範囲である電圧VLから電圧VHまでの範囲内で維持される。一方、副機20は、主機10から出力電圧が電圧制御範囲内で維持されている間、出力電圧を設定電圧V1(図4に図示)に維持する。本実施形態では、この設定電圧V1は、主機10における電圧制御範囲の下限電圧である電圧VLより小さい電圧である。また、下限電圧である電圧VLは、設定電圧V1以上の電圧であることから、副機20は、主機10からの出力電圧が設定電圧V1以上であ
る間、出力電圧を設定電圧V1に維持しているともいえる。
蓄電池12が高温や過充電となった場合、安全性を担保するために、主機10からの直流電力の供給は停止される。このような場合、主機制御部16は、各種センサ(不図示)から蓄電池12が高温や過充電の状態であることを示す情報を受信したのち、電力変換器14によるスイッチングの停止と、主機10と電線網NTとの電気的な接続を開閉する開閉器(不図示)の開放と、のうち少なくとも一方を実行することによって、主機10からの直流電力の供給を停止する。また、主機10は、主機10からの出力電圧が下限電圧である電圧VL以下になった場合にも、電線網NTへの直流電力の供給を停止する。
主機10からの直流電力の供給の停止に伴い、それまで一定の範囲内で維持されていた電線網NTにおける電圧は低下していく。その後、出力電圧を設定電圧V1に維持していた副機20は、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になった場合、電線網NTへと直流電力を供給する。図4を用いて説明すると、電線網NTにおける電圧が太線分SNTのうち電圧V1から電圧VBまでの間の電圧(線分sg上の電圧)となった場合、図3の説明と同様に、その電圧と点V1との差に対応する大きさの電流が電線網NTに対して流される。したがって、主機10からの直流電力の供給の停止後、すぐに副機20から直流電力を供給させるためには、設定電圧V1は、電圧VLの9割以上の電圧に設定するのが好ましい。
本実施形態では、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合であって、且つ、副機20から電線網NTへと直流電力の供給が開始された場合、第2機器40(水電解部42)による水素(反応物)の生成を停止するとともに、第3機器60(燃料電池62)による発電を開始する。このような場合、機器制御部70は、主機制御部16から主機10による直流電力の供給停止を示す信号を受信するとともに、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になったのちの電圧の推移(副機20からの直流電力供給による電圧上昇もしくは電圧低下速度の鈍化)を検出することによって、第2機器40による水素の生成停止と、第3機器60による発電開始を実行する。このように、主機10からの直流電力の供給が停止した場合、電線網NTにおける電圧は、副機20、第1機器30及び第3機器60から出力される直流電力によって維持される。
以上説明したように、第1実施形態の分散電源システム1によれば、主機10からの出力電圧が設定電圧V1以上である間、副機20からの出力電圧が設定電圧V1に維持されるよう副機20は制御される。そして、主機10から電線網NTへの直流電力の供給を停止し、且つ、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になった場合、副機20から電線網NTへ直流電力が供給される。このため、主機10から電線網NTへの電力の供給が停止した場合であっても、予め副機20の出力電圧は設定電圧V1で維持されていることから、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になるとすぐに、副機20から電線網NTへ直流電力を供給することができる。したがって、主機10から電線網NTへの電力の供給が停止した場合であっても、電線網NTにおける電圧の低下を抑制できる。
また、第1実施形態の分散電源システム1では、主機10からの出力電圧が下限電圧である電圧VL以下になった場合に、主機10から電線網NTへの直流電力の供給を停止させることができる。また、そのような停止があった場合でも、予め副機20の出力電圧は電圧VLより小さく設定された設定電圧V1で維持されていることから、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になるとすぐに、副機20から電線網NTへ直流電力を供給することができる。
また、第1実施形態の分散電源システム1では、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合、水電解部42による反応物の生成を停止する。このため、水電解部
42で消費される電力を削減できることから、主機10からの直流電力の供給停止を起因とした電線網NTの電圧低下の進行を遅らせることができる。
また、第1実施形態の分散電源システム1では、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合、燃料電池62による発電を開始する。このため、燃料電池62から電線網NTへ電力が供給されることから、主機10からの直流電力の供給停止を起因とした電線網NTの電圧低下を抑制することができる。
また、第1実施形態の分散電源システム1では、主機制御部16及び副機制御部26は、機器制御部70とは異なる別個の制御部である。このため、主機10及び副機20は、主機制御部16及び副機制御部26によってそれぞれ個別で制御されることから、主機10及び副機20を含む多数の機器を同時に制御している制御部が主機10及び副機20を制御している場合と比べて、主機10及び副機20に対する制御回数を増やすことができる。したがって、副機20からの出力電圧を設定電圧V1に精度よく維持できることから、主機10からの直流電力の供給停止時に、新たな供給元となる副機20から電線網NTに対して、迅速に直流電力を供給することができる。
また、第1実施形態の分散電源システム1では、副機20から電線網NTへ供給される直流電力は、再生可能エネルギーを用いて発電された電力に由来する。このため、再生エネルギー由来の電力を用いて、主機10からの直流電力の供給停止を起因とした電線網NTの電圧低下を抑制することができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態の分散電源システム1aにおいて、電線網NTに接続された各機器における電圧制御範囲を模式的に示した説明図である。第2実施形態の分散電源システム1aは、第1実施形態の分散電源システム1と比べて、副機20における電圧制御範囲が異なる点を除いて、第1実施形態の分散電源システム1と同じである。
第1実施形態の分散電源システム1では、副機20における電圧制御範囲は、電圧VBから電圧VLまでの間であったのに対して(図2参照)、第2実施形態の分散電源システム1aでは、副機20における電圧制御範囲は、電圧VBから電圧VA(>電圧VL)までの間である。また、設定電圧V1は、主機10における電圧制御範囲の下限電圧である電圧VLと同じ大きさの電圧である。
図6は、副機20における出力制御を説明する説明図である。図6では、図4と同様、縦軸Axは電圧を示し、横軸は、電流を示す。分散電源システム1aでも、図5に示すように、主機10からの出力電圧は、電圧制御範囲である電圧VLから電圧VHまでの範囲内で維持される。一方、副機20は、主機10から出力電圧が電圧制御範囲内で維持されている間、出力電圧を設定電圧V1(図6に図示)に維持する。第2実施形態では、設定電圧V1は、電圧VLと同じ大きさの電圧であることから、主機10からの出力電圧が電圧VL以下になったことにより(電圧制御範囲の下限を下回ったことにより)、電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合には、出力電圧を設定電圧V1に維持していた副機20からは、即時に電線網NTへと直流電力が供給される。
以上のような第2実施形態の分散電源システム1aによっても、第1実施形態と同様に、主機10から電線網NTへの電力の供給が停止した場合に、電線網NTにおける電圧の低下を抑制できる。さらに、第2実施形態の分散電源システム1aでは、設定電圧V1が主機10における電圧制御範囲の下限電圧である電圧VLと同じ大きさの電圧に設定されていることから、主機10からの出力電圧が電圧VL以下になったことにより(電圧制御範囲の下限を下回ったことにより)、電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合には
、副機20から、即時に電線網NTへと直流電力を供給することができる。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態の分散電源システム1bの構成を例示した説明図である。第3実施形態の分散電源システム1bは、第1実施形態の分散電源システム1と比べて、主に、電線網NTを交流電力が流れる点を除いて、第1実施形態の分散電源システム1と同じである。
分散電源システム1bでは、電線網NTを交流電力が流れることから、電力変換器14,24,34,44,64は、DC/ACコンバータである。電線網NTには、電線網NTを流れる交流電力の周波数を検出する周波数センサ77が設けられている。主機制御部16は、周波数センサ77から当該周波数を示す信号を受信する。第3実施形態の分散電源システム1bでは、主機10は、電線網NTを流れる交流電力の周波数が下限周波数以下になった場合、電線網NTへの交流電力の供給を停止する。下限周波数とは、主機10における周波数制御範囲の下限の周波数である。
電線網NTにおける交流電力の周波数を一定の範囲内に維持する際、主機10から電線網NTに対して供給される交流電力の周波数は、設定周波数F1以上の周波数で維持される。一方、副機20は、主機10から電線網NTに対して供給される交流電力の周波数が設定周波数F1以上の周波数で維持されている間、出力する交流電力の周波数を設定周波数F1に維持する。本実施形態では、この設定周波数F1は、上述した主機10における下限周波数以下に設定された周波数である。
蓄電池12が高温や過充電となった場合、もしくは、蓄電池12のSOC(State Of Charge)低下等により電線網NTを流れる交流電力の周波数が下限周波数以下になった場合、主機10は、電線網NTへの交流電力の供給を停止する。この主機10からの直流電力の供給の停止に伴い、それまで一定の範囲内で維持されていた電線網NTを流れる交流電力の周波数は低下していく。その後、出力する交流電力の周波数を設定周波数F1に維持していた副機20は、電線網NTにおける周波数が設定周波数F1以下になった場合、電線網NTへと交流電力を供給する。したがって、主機10からの交流電力の供給の停止後、すぐに副機20から交流電力を供給させるためには、設定周波数F1は、主機10における下限周波数に近い値に設定するのが好ましい。
以上説明したように、第3実施形態の分散電源システム1bによれば、主機10から電線網NTに対して供給される交流電力の周波数が設定周波数F1以上である間、副機20から出力される交流電力の周波数は設定周波数F1に維持されるよう副機20は制御される。そして、主機10から電線網NTへの交流電力の供給を停止し、且つ、電線網NTを流れる交流電力の周波数が設定周波数F1以下になった場合、副機20から電線網NTへ交流電力が供給される。このため、主機10から電線網NTへの交流電力の供給が停止した場合であっても、予め副機20から出力される交流電力の周波数は設定周波数F1で維持されていることから、電線網NTを流れる交流電力の周波数が設定周波数F1以下になるとすぐに、副機20から電線網NTへ交流電力を供給することができる。したがって、主機10(すなわち、電線網NTにおける周波数維持を担う装置)から電線網NTへの交流電力の供給が停止した場合であっても、電線網NTにおける周波数の低下を抑制できる。
また、第3実施形態の分散電源システム1bでは、電線網NTを流れる交流電力の周波数が下限周波数以下になった場合に、主機10から電線網NTへの交流電力の供給を停止させることができる。また、そのような停止があった場合でも、予め副機20から出力される交流電力の周波数は下限周波数以下に設定された設定周波数F1で維持されているこ
とから、電線網NTを流れる交流電力の周波数が設定周波数F1以下になるとすぐに、副機20から電線網NTへ交流電力を供給することができる。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
上記実施形態では、主機10は、二次電池である蓄電池12を備えていたが、これに限られない。例えば、主機10は、蓄電池12に代えて、もしくは、蓄電池12に加えて、電気二重層コンデンサー、キャパシタ、フライホイールバッテリ等を備えていてもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、副機20から電線網NTへ供給される電力は、再生可能エネルギーを用いて発電された電力に由来していたが、これに限られない。例えば、副機20から電線網NTへ供給される電力は、別の分散電源システムから副機20へ供給された電力に由来していてもよい。このような分散電源システムでは、別の分散電源システムから副機20へ供給された電力を用いて、主機10からの電力の供給停止を起因とした電線網NTの電圧(周波数)低下を抑制することができる。
[変形例3]
上記実施形態では、副機20自体は電源を備えておらず、外部の電源80から供給される電力を用いて電線網NTへ電力を供給していたが、これに限られない。例えば、副機20自体が、主機10、第1機器30及び第3機器60と同様に、電源を備えていてもよい。このときの電源は、蓄電池、太陽電池、燃料電池等、任意の電源であってよい。また、電源から供給される電力が直流であるか交流であるかに応じて、電力変換器24は任意に選択される。
[変形例4]
上記実施形態では、生成部として、水電解部42を備えていたが、これに限られない。例えば、生成部は、二酸化炭素還元を行ってアルコールを生成する生成部、または、窒素を還元してアンモニアを生成する生成部であってもよい。すなわち、生成部は、電力を用いて反応物を生成し、その反応物を用いて発電部が電力を発電することができる限り、任意の反応物を生成してよい。
[変形例5]
上記実施形態では、発電部として、水素及び酸素を用いる燃料電池62を備えていたが、これに限られない。例えば、発電部は、アルコール等を用いる燃料電池や、化学物質(水素、アルコール、アンモニア等)を燃焼してタービン等を回転させる発電部であってもよい。
[変形例6]
上記実施形態では、機器制御部70と、主機制御部16及び副機制御部26と、を備えていたが、これに限られない。例えば、機器制御部70のみを備え、電線網NTに接続された全ての機器は、機器制御部70によって制御されてもよい。または、各機器を個別に制御する制御部を各機器がそれぞれ備えていてもよい。また、主機10及び副機20を同時に制御する制御部と、主機10及び副機20以外の機器を制御する制御部と、を備えていてもよい。
[変形例7]
上記実施形態では、各機器は、各機器に設定された電圧制御範囲の上限や下限を超えると、その機器による直流電力の供給を停止していた。これに加えて、各機器は、各機器に設定された電圧制御範囲の上限を超える前に、上限に近付いた段階で直流電力の供給を抑制して電圧が上限を超えるのを予防してもよい。
[変形例8]
上記実施形態では、主機10から電線網NTに対して直流電力が供給されている間、第3機器60から電線網NTに対する直流電力の供給は停止していたが、これに限られない。例えば、主機10から電線網NTに対して直流電力が供給されている間、第3機器60からも電線網NTに対して直流電力が供給されていてもよい。そして、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合には、副機20から電線網NTへの直流電力の供給開始後、第3機器60から供給される直流電力を主機10が停止する以前より上昇させてもよい。
[変形例9]
上記実施形態では、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止した場合であって、且つ、副機20から電線網NTへと直流電力の供給が開始された場合、第2機器40(水電解部42)による水素(反応物)の生成を停止するとともに、第3機器60(燃料電池62)による発電を開始していたが、これに限られない。例えば、主機10が電線網NTへの直流電力の供給を停止したことのみを契機として、第2機器40(水電解部42)による水素(反応物)の生成を停止するとともに、第3機器60(燃料電池62)による発電を開始してもよい。この場合、電線網NTにおける電圧が設定電圧V1以下になる前に燃料電池62による発電が開始されることを避けるために、設定電圧V1は、第2実施形態と同様に電圧VLと同じ大きさの電圧に設定されていること、もしくは、電圧VLに限りなく近い大きさの電圧に設定されていること、が好ましい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1,1a,1b…分散電源システム
10…主機
12…蓄電池
14…電力変換器
16…主機制御部
20…副機
24…電力変換器
26…副機制御部
30…第1機器
32…太陽電池
34…電力変換器
40…第2機器
42…水電解部
44…電力変換器
50…貯蔵部
60…第3機器
62…燃料電池
64…電力変換器
70…機器制御部
77…周波数センサ

Claims (9)

  1. 分散電源システムであって、
    電線網に接続されて前記電線網に対する直流電力の供給及び回収が可能な主機と、
    前記電線網に接続されて前記電線網に対する直流電力の供給が可能な副機と、
    前記電線網に接続されて、化学反応による直流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、を備え、
    前記副機は、
    前記主機からの出力電圧が予め設定された電圧である設定電圧以上である間、出力電圧を前記設定電圧に維持することで、
    前記主機からの直流電力の供給の停止に伴い、前記電線網における電圧が前記設定電圧以下になった場合、前記電線網へと直流電力を供給する、分散電源システム。
  2. 請求項1に記載の分散電源システムであって、
    前記設定電圧は、前記主機における電圧制御範囲の下限電圧以下の電圧であり、
    前記主機は、前記主機からの出力電圧が前記下限電圧以下になった場合、前記電線網への直流電力の供給を停止する、分散電源システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の分散電源システムであって、
    前記1つ以上の機器は、前記電線網から直流電力を回収して化学反応により反応物を生成する生成部を備える機器を含み、
    前記生成部は、前記主機が前記電線網への直流電力の供給を停止した場合、反応物の生成を停止する、分散電源システム。
  4. 請求項3に記載の分散電源システムであって、
    前記1つ以上の機器は、前記反応物を用いて発電した直流電力を前記電線網へ供給可能な発電部を備える機器を含み、
    前記発電部は、前記主機が前記電線網への直流電力の供給を停止した場合、前記発電部による発電を開始する、分散電源システム。
  5. 請求項4に記載の分散電源システムであって、
    前記主機は、前記主機を制御する主機制御部を備え、
    前記副機は、前記副機を制御する副機制御部を備え、
    前記主機制御部及び前記副機制御部は、前記生成部を備える機器及び前記発電部を備える機器を制御する機器制御部とは異なる、分散電源システム。
  6. 請求項1から請求項5に記載の分散電源システムであって、
    前記副機から前記電線網へ供給される直流電力は、再生可能エネルギーを用いて発電された電力に由来する、分散電源システム。
  7. 請求項1から請求項5に記載の分散電源システムであって、
    前記副機から前記電線網へ供給される直流電力は、別の分散電源システムから前記副機へ供給された電力に由来する、分散電源システム。
  8. 分散電源システムであって、
    電線網に接続されて前記電線網に対する交流電力の供給及び回収が可能な主機と、
    前記電線網に接続されて前記電線網に対する交流電力の供給が可能な副機と、
    前記電線網に接続されて、化学反応による交流電力の回収もしくは供給が可能な1つ以上の機器と、を備え、
    前記副機は、
    前記主機から前記電線網に対して供給される交流電力の周波数が予め設定された周波数である設定周波数以上である間、出力する交流電力の周波数を前記設定周波数に維持することで、
    前記主機からの交流電力の供給の停止に伴い、前記電線網を流れる交流電力の周波数が前記設定周波数以下になった場合、前記電線網へと交流電力を供給する、分散電源システム。
  9. 請求項8に記載の分散電源システムであって、
    前記設定周波数は、前記主機における周波数制御範囲の下限周波数以下の周波数であり、
    前記主機は、前記電線網を流れる交流電力の周波数が前記下限周波数以下になった場合、前記電線網への交流電力の供給を停止する、分散電源システム。
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