JP2023136558A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】改質水が気化する際の過剰な圧力上昇を緩和して、ガス流量を安定させる。【解決手段】燃料電池モジュールは、アノードガスとカソードガスとに基づいて発電する燃料電池と、改質水を導入して水蒸気を生成する気化部と、原燃料ガスを導入すると共に気化部から導出された水蒸気を導入して水蒸気改質によりアノードガスを生成する改質部と、燃焼熱により気化部および改質部を加熱する燃焼部と、を備える。気化部は、改質水を導入する改質水導入管を内管とし、水蒸気を導出する水蒸気導出管を外管とする二重管構造を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、燃料電池モジュールに関する。
従来、アノードガスとカソードガスとに基づいて発電する燃料電池と、改質水供給管から供給される改質水を気化して水蒸気を発生させる気化部(蒸発部)と、原料供給管から供給される改質用原料を水蒸気改質してアノードガスを生成する改質部とを備える燃料電池モジュールが提案されている。例えば、特許文献1には、気化部と改質部とが互いに連通してハウジング内に収容され、ハウジングの一端側に改質用原料供給管と改質水供給管とが二重管構造に構成されたものが開示されている。
特許第6477085号公報
上述した燃料電池モジュールにおいて、気化部で想定以上の水蒸気が発生すると改質部の供給側の圧力が上昇して、改質用原料供給管から改質用原料を十分に供給できなくなる場合がある。そうなると、燃料電池に供給されるアノードガスが不足して燃料電池モジュールに悪影響を及ぼすことがある。
本開示は、改質水が気化する際の過剰な圧力上昇を緩和して、ガス流量を安定させることを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の燃料電池モジュールは、
アノードガスとカソードガスとに基づいて発電する燃料電池と、
改質水を導入して水蒸気を生成する気化部と、
原燃料ガスを導入すると共に前記気化部から導出された水蒸気を導入して水蒸気改質により前記アノードガスを生成する改質部と、
燃焼熱により前記気化部および前記改質部を加熱する燃焼部と、
を備え、
前記気化部は、改質水を導入する改質水導入管を内管とし、水蒸気を導出する水蒸気導出管を外管とする二重管構造を有する
ことを要旨とする。
本開示の燃料電池モジュールでは、気化部は、改質水を導入する改質水導入管を内管とし、水蒸気を導出する水蒸気導出管を外管とする二重管構造を有する。これにより、水蒸気を、二重管構造の外側の環状の隙間(水蒸気導出管)を通して導出するから、圧力損失を大きくすることができる。これにより、気化部で想定以上の水蒸気が発生しても、水蒸気導出管を介して導出される水蒸気量を抑えることができるから、改質部への原燃料ガスの導入側における過剰な圧力上昇を緩和することができる。このため、原燃料ガスと水蒸気とを安定して改質部に導入することができるから、アノードガスのガス流量を安定させることができる。
本開示の燃料電池モジュールにおいて、前記気化部および前記改質部を収容するように筒状の閉空間を形成する筒状部を備え、前記気化部は、前記改質水導入管が前記筒状部の一方の端壁を貫通すると共に、前記水蒸気導出管が前記端壁の手前で開口するように前記二重管構造が構成されており、前記筒状部は、前記端壁を貫通し原燃料ガスを導入する原燃料ガス導入管が設けられると共に、前記水蒸気導出管から導出された水蒸気と前記原燃料ガス導入管から導入された原燃料ガスとを混合して前記改質部に導く混合空間が形成されているものとしてもよい。こうすれば、水蒸気と原燃料ガスとを適切に混合させてから改質部に導入することができるから、アノードガスのガス流量をより安定させることができる。
本開示の燃料電池モジュールにおいて、前記燃焼部は、前記燃料電池から導入されるオフガスを着火させて燃焼させる燃焼装置を有し、前記筒状部は、前記燃焼装置が前記一方の端壁と反対側に位置するように、前記燃焼部と所定の隙間を隔てて前記燃焼部を囲むように形成され、前記気化部は、前記燃焼部の内部に配置され、前記改質部は、前記所定の隙間に配置されているものとしてもよい。こうすれば、気化部と改質部と燃焼部とを筒状部に収容したコンパクトな構成とすることができる。
燃料電池モジュール10の概略構成図である。 改質ユニット20の概略構成図である。 図2のA-A断面図である。 図2のB-B断面図である。
次に、本開示の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、燃料電池モジュール10の概略構成図である。本実施形態の燃料電池モジュール10は、図1に示すように、アノードガス中の水素とカソードガス中の酸素との電気化学反応により発電する燃料電池スタック11と、水蒸気改質により原燃料ガス(例えば天然ガスやLPガス)を改質してアノードガスを生成する改質ユニット20と、第1および第2熱交換器41,42と、凝縮器50と、を備える。燃料電池スタック11と改質ユニット20と第1および第2熱交換器41,42とは、断熱性を有する箱形のモジュールケース12に収容されている。燃料電池モジュール10は、図示しない原燃料ガス供給装置や改質水供給装置、エア供給装置、貯湯タンクと共に燃料電池システムを構成する。なお、原燃料ガス供給装置は、原燃料ガスを改質ユニット20(改質部22)に供給するものであり、改質水供給装置は、原燃料ガスからアノードガスへの改質(水蒸気改質)に必要な改質水を改質ユニット20(気化部21)に供給するものであり、エア供給装置は、カソードガスとしてのエアを燃料電池スタック11に供給するものである。また、貯湯タンクは、燃料電池モジュール10で発生した熱を回収して貯湯するものである。
燃料電池スタック11は、酸化ジルコニウム等の電解質と当該電解質を挟持するアノード電極およびカソード電極とをそれぞれ有し、上下方向に配列された複数の固体酸化物形の単セルを備える。各単セルのアノード電極内には、アノードガス通路が形成されている。また、各単セルのカソード電極内には、カソードガス通路が形成されている。
改質ユニット20は、図1および図2に示すように、気化部21と改質部22と燃焼部23と均圧部24(図2参照)とを有する。これらは、図2に示すように、筒状に形成されると共に筒軸方向における両端部が閉じられた外管25により覆われている。
気化部21には、改質水供給装置の改質水配管32が接続され、改質水配管32を介して改質水が導入される。気化部21は、導入した改質水を燃焼部23からの熱(燃焼熱)により加熱し、改質水を蒸発させて水蒸気を生成する。気化部21により生成された水蒸気は、均圧部24にて当該均圧部24に導入された原燃料ガスと混合され、その混合ガスは、改質部22に流入する。
改質部22は、その内部に充填された例えばRu系またはNi系の改質触媒221(図2参照)を有し、燃焼部23からの熱の存在下で、改質触媒221による混合ガスの反応(水蒸気改質反応)によって水素ガスと一酸化炭素とを生成する。更に、改質部22は、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気との反応(一酸化炭素シフト反応)によって水素ガスと二酸化炭素とを生成する。これにより、改質部22によって、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気、未改質の原燃料ガス等を含むアノードガスが生成されることになる。改質部22により生成されたアノードガスは、アノードガス配管33を通って燃料電池スタック11の各単セルのアノードガス通路へ流入し、アノード電極に供給される。
また、カソードガスとしてのエアは、エア供給装置からカソードガス配管34を介して燃料電池スタック11の各単セルのカソードガス通路へ流入し、カソード電極に供給される。各単セルのカソード電極では、酸化物イオン(O2-)が生成され、当該酸化物イオンが電解質を透過してアノード電極で水素や一酸化炭素と反応することにより電気エネルギが得られる。燃料電池スタック11の出力端子には、図示しないパワーコンディショナの入力端子が接続されており、燃料電池スタック11の発電電力は、パワーコンディショナにより交流電力に変換されて電気負荷に供給される。
各単セルにおいて電気化学反応(発電)に使用されなかったアノードガス(以下、「アノードオフガス」という)は、アノードオフガス配管35を通ってモジュールケース12外へ一旦導出され、モジュールケース12外に設置された凝縮器50(冷却器)に供給される。そして、凝縮器50へ供給されたアノードオフガスは、貯湯タンクからの湯水との熱交換により冷却させられてアノードオフガスに含まれる水蒸気が除去された後、モジュールケース12内に再導入され、改質ユニット20の燃焼部23へと供給される。なお、アノードオフガスに含まれる水蒸気が凝縮されることで得られた水は、改質水タンクに貯留されて改質水として用いられる。
また、各単セルにおいて電気化学反応(発電)に使用されなかったカソードガス(以下、「カソードオフガス」という)は、カソードオフガス配管36を通って燃焼部23に供給される。
燃焼部23に流入したアノードオフガスは、水素や一酸化炭素等の燃料成分を含む可燃性ガスであり、燃焼部23に流入した酸素を含むカソードオフガスと混合される。そして、着火装置を含むバーナー装置235により着火させられて燃焼部23で混合ガス(以下、「オフガス」という)が着火すると、当該オフガスの燃焼により、気化部21での水蒸気の生成や、改質部22での水蒸気改質反応等に必要な熱が発生することになる。また、燃焼部23では、未燃燃料を含む燃焼排ガスが生成され、当該燃焼排ガスは、燃焼排ガス配管37を通って、燃焼触媒を経て外気へ排出される。なお、燃焼触媒は、燃焼排ガス中の未燃燃料を再燃焼させるための酸化触媒である。
第1および第2熱交換器41,42は、いずれも、モジュールケース12内に設置されている。第1熱交換器41は、アノードオフガス配管35の凝縮器50よりも上流側を流通するアノードオフガスと、アノードオフガス配管35の凝縮器50よりも下流側を流通するアノードオフガスとの間で熱交換を行なう。第2熱交換器42は、燃焼排ガス配管37を流通する燃焼排ガスと、カソードガス配管34を流通するカソードガスとの間で熱交換を行なう。
改質ユニット20において、図2に示すように、燃焼部23は、筒状に形成されると共に筒軸方向における両端部が端壁232,233により閉じられた燃焼室231と、燃焼室231の端壁232の内面側に設けられたバーナー装置235と、を有する。燃焼室231の端壁232には、バーナー装置235の内側から燃焼室231内にアノードオフガスが流入するようにアノードオフガス配管35が接続されると共に、バーナー装置235の外側から燃焼室231内にカソードオフガスが流入するようにカソードオフガス配管36が接続されている。また、燃焼室231の端壁232とは反対側の端壁233には、燃焼室231内でアノードオフガスおよびカソードオフガスの燃焼により生成される燃焼排ガスがユニット外へ流出するように燃焼排ガス配管37が接続されている。
気化部21は、燃焼室231の内部に、燃焼室231のバーナー装置235が配置される端壁232とは反対側の端壁233に所定の間隔をおいて近接するように配置されている。気化部21は、燃焼室231の端壁233と同側の端部の端壁217に、改質水を導入する改質水配管32が配置されている。改質水配管32は、外管25の端壁254を貫通して外部に延在して、図示しない改質水供給装置(改質水ポンプ)に接続されている。なお、改質水ポンプは、例えば電磁力とバネ力とによりプランジャを間欠的に駆動(往復動)させることで改質水を吐出するプランジャポンプなどとして構成されており、改質水を改質水配管32に間欠的に吐出するものとなっている。
また、気化部21は、複数の連通孔(貫通孔)を有するパンチングメタルなどのメッシュ状の仕切部材215,216によって、内部が落滴部211と充填部212とバッファ部213との3つに仕切られている。なお、図3は、図2のA-A断面図であり、図4は、図2のB-B断面図である。本実施形態では、落滴部211と、落滴部211に対して仕切部材215により仕切られた充填部212とが端壁217側に設けられており、落滴部211および充填部212に対して仕切部材216により仕切られたバッファ部213が端壁217とは反対側の端壁218側に設けられている。
落滴部211は、改質水配管32により導入された改質水が落滴する空間である。充填部212は、熱伝導率の高い球状の蓄熱部材として例えばアルミナ球状体212aが充填された空間であり、燃焼室231で発生した燃焼熱により当該アルミナ球状体212aが加熱された状態となっている。充填部212には、落滴部211に落滴した改質水が仕切部材215の連通孔を通って流入可能である。充填部212に流入した水は、充填されたアルミナ球状体212aの隙間で拡散されながら気化される。なお、落滴部211とバッファ部213には、アルミナ球状体212aは充填されていない。また、充填部212の底面に水が滞留すると、仕切部材216の孔を通ってバッファ部213に流入し、バッファ部213内で気化される。バッファ部213は、端壁218側即ちバーナー装置235に近い側に設けられているから、落滴部211や充填部212よりも高温となる。このため、バッファ部213に流入した水は気化が促進される。
また、バッファ部213は、少なくとも落滴部211や充填部212よりも大きな空間であり、本実施形態では落滴部211と充填部212とを合わせた空間よりも大きく、例えば充填部212の10倍程度の空間となるように仕切られている。このため、気化部21では、改質水が水蒸気に気化する際の体積膨張をバッファ部213で十分に吸収することができる。これにより、気化部21から導出される水蒸気の圧力の変動を抑えて、原燃料ガスと水蒸気とを安定して改質部22に導入することができるから、アノードガスのガス流量を安定させることができる。
また、気化部21は、燃焼室231の端壁233と同側の端部の端壁217に、即ち改質水配管32が配置された端壁217,233に、気化した水蒸気を導出する水蒸気配管214が接続されている。本実施形態の気化部21は、改質水配管32を内管とし、水蒸気配管214を外管とする二重管構造を有する。改質水配管32は、外管25の端壁254を貫通して外側まで延びているが、水蒸気配管214は、外管25の端壁254よりも手前で均圧部24に開口する長さに形成されている。このため、充填部212やバッファ部213で気化した水蒸気は、落滴部211から水蒸気配管214を通って均圧部24へ導出され、均圧部24を介して改質部22へと供給される。水蒸気配管214と改質水配管32とが二重管構造となっているため、水蒸気は環状の隙間を通って均圧部24に導出される。このため、水蒸気配管214を短い長さで形成しても、圧力損失を比較的大きくすることができる。
改質部22は、燃焼室231の側壁(周壁)234の外周面と外管25の側壁(周壁)251の内周面との間に形成される筒状の空間(筒状空間、所定の隙間)に配置された改質触媒221を有する。改質部22は、筒状空間の筒軸方向における一方の端部から水蒸気と原燃料ガスとを流入し、水蒸気改質により生成されたアノードガスを筒軸方向における他方の端部から流出する。改質部22から流出されたアノードガスは、アノードガス配管33を通って燃料電池スタック11のアノード電極へ供給される。
均圧部24は、燃焼室231の端壁233と外管25の端壁254とにより画成された空間を有する。外管25の端壁254には、上述した改質水配管32と燃焼排ガス配管37とが均圧部24を貫通するように取り付けられ、原燃料ガスが均圧部24に流入するように原燃料ガス配管31が接続されている。また、均圧部24の空間は、水蒸気配管214を介して気化部21内と連通する。これにより、原燃料ガスと水蒸気とが均圧部24を介して改質部22に流入することにより、均圧部24がバッファ部として機能し、改質部22の筒状空間(改質触媒221)に対して原燃料ガスと水蒸気とを周方向に略均一に供給することができる。また、上述した二重管構造により、気化部21で想定以上の水蒸気が発生しても、気化部21から均圧部24に導出される水蒸気量を抑えて、均圧部24における過剰な圧力の上昇を緩和することができる。このため、均圧部24の圧力上昇により、改質部22に原燃料ガスの供給が妨げられるのを防止し、改質部22に原燃料ガスと水蒸気とを適切に供給して、アノードガスのガス流量を安定させることができる。
以上説明した本実施形態の燃料電池モジュール10では、気化部21は、改質水配管32を内管とし、水蒸気配管214を外管とする二重管構造を有し、水蒸気を二重管構造の外側の環状の隙間(水蒸気配管214)を通して導出するから、圧力損失を大きくすることができる。このため、気化部21で想定以上の水蒸気が発生しても、導出される水蒸気量を抑えて、改質部22への原燃料ガスの導入側における過剰な圧力上昇を緩和することができるから、原燃料ガスと水蒸気とを安定して改質部22に導入してアノードガスのガス流量を安定させることができる。これにより、燃料電池スタック11に流れるアノードガスの流量不足によりカソードガスが過剰になることで、アノード電極等が酸化されて膨張し、燃料電池スタック11が破損するのを防止することができる。また、燃焼部23に流れるアノードオフガスの流量不足により失火が生じるのを防止することができる。
また、気化部21は、改質水配管32が外管25の端壁254を貫通すると共に、水蒸気配管214が端壁254の手前で開口するように二重管構造が構成されている。外管25は、端壁254を貫通する原燃料ガス配管31が設けられると共に、水蒸気配管214から導出された水蒸気と原燃料ガス配管31から導入された原燃料ガスとを混合して改質部22に導く均圧部24が形成されている。このため、水蒸気と原燃料ガスとを適切に混合させてから改質部22に導入することができるから、アノードガスのガス流量をより安定させることができる。
また、気化部21と改質部22と燃焼部23とを外管25に収容したコンパクトな構成とすることができる。
上述した実施形態では、気化部21と改質部22と燃焼部23とを外管25に収容した1ユニットの構成(改質ユニット20)を例示したが、これに限られない。例えば、気化部21と改質部22とを1ユニットとして燃焼部23を別にする構成などとしてもよい。
上述した実施形態では、気化部21は、落滴部211を充填部212およびバッファ部213とは別に形成したが、これに限られず、落滴部211を充填部212に含めてもよい。即ち、気化部21は、内部が充填部212とバッファ部213とに仕切られていればよい。あるいは、気化器21の内部が、充填部212とバッファ部213とに仕切られておらず、1つの空間(充填部212)としてもよい。
上述した実施形態では、気化部21が燃焼部23の内部(燃焼室231)に配置され、バッファ部213がバーナー装置235側となるようにしたが、これに限られない。例えば、充填部212とバッファ部213との並びの方向を、外管25の筒軸方向に直交する方向などとして、バッファ部213だけがバーナー装置235側とならないようにしてもよい。また、気化部21が燃焼部23の内部(燃焼室231)に配置されない構成としてもよい。
上述した実施形態では、燃料電池スタック11からのアノードオフガスを凝縮器50に供給し、凝縮器50においてアノードオフガスに含まれる水蒸気を除去した後、燃焼部23へ供給するものとした。しかし、燃料電池スタック11からのアノードオフガスを直接に燃焼部23へ供給してもよい。この場合、燃焼部23でオフガスの燃焼により生じた燃焼排ガスを凝縮器へ供給し、燃焼排ガスに含まれる水蒸気を凝縮するようにすればよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した本開示の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態の燃料電池スタック21が本開示の「燃料電池」に相当し、気化部21が「気化部」に相当し、改質部22が「改質部」に相当し、燃焼部23が「燃焼部」に相当し、改質水配管32が「改質水導入管」に相当し、水蒸気配管214が「水蒸気導出管」に相当する。外管25が「筒状部」に相当し、原燃料ガス配管31が「原燃料ガス導入管」に相当し、均圧部24が「混合空間」に相当する。バーナー装置235が「燃焼装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行われるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、燃料電池モジュールの製造産業などに利用可能である。
10 燃料電池モジュール、11 燃料電池スタック、12 モジュールケース、20 改質ユニット、21 気化部、22 改質部、23 燃焼部、24 均圧部、25 外管、31 原燃料ガス配管、32 改質水配管、33 アノードガス配管、34 カソードガス配管、35 アノードオフガス配管、36 カソードオフガス配管、37 燃焼排ガス配管、41 第1熱交換器、42 第2熱交換器、50 凝縮器、51 温度センサ、211 落滴部、212 充填部、212a アルミナ球状体、213 バッファ部、214 水蒸気配管、215,216 仕切部材、217,218 端壁、221 改質触媒、231 燃焼室、232,233 端壁、234 周壁、235 バーナー装置、251 側壁、254 端壁。

Claims (3)

  1. アノードガスとカソードガスとに基づいて発電する燃料電池と、
    改質水を導入して水蒸気を生成する気化部と、
    原燃料ガスを導入すると共に前記気化部から導出された水蒸気を導入して水蒸気改質により前記アノードガスを生成する改質部と、
    燃焼熱により前記気化部および前記改質部を加熱する燃焼部と、
    を備え、
    前記気化部は、改質水を導入する改質水導入管を内管とし、水蒸気を導出する水蒸気導出管を外管とする二重管構造を有する
    燃料電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の燃料電池モジュールであって、
    前記気化部および前記改質部を収容するように筒状の閉空間を形成する筒状部を備え、
    前記気化部は、前記改質水導入管が前記筒状部の一方の端壁を貫通すると共に、前記水蒸気導出管が前記端壁の手前で開口するように前記二重管構造が構成されており、
    前記筒状部は、前記端壁を貫通し原燃料ガスを導入する原燃料ガス導入管が設けられると共に、前記水蒸気導出管から導出された水蒸気と前記原燃料ガス導入管から導入された原燃料ガスとを混合して前記改質部に導く混合空間が形成されている
    燃料電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の燃料電池モジュールであって、
    前記燃焼部は、前記燃料電池から導入されるオフガスを着火させて燃焼させる燃焼装置を有し、
    前記筒状部は、前記燃焼装置が前記一方の端壁と反対側に位置するように、前記燃焼部と所定の隙間を隔てて前記燃焼部を囲むように形成され、
    前記気化部は、前記燃焼部の内部に配置され、
    前記改質部は、前記所定の隙間に配置されている
    燃料電池モジュール。
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