JP2023132224A - 差動減速機 - Google Patents

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光明 稲垣
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【課題】入力軸にキー溝を設けても、入力軸の剛性低下を抑制可能とする。【解決手段】差動減速機1は、内歯歯車3と、内歯歯車3を同軸で貫通すると共に、自身の中心軸O1に対して偏心する偏心部15を備え、軸方向の端部に開口する中空部13を有する入力軸12と、偏心部15に外装され、内歯歯車3に内接して噛合し、入力軸12の回転に伴って遊星運動する外歯歯車17と、外歯歯車17の遊星運動から、内歯歯車3と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリア4と、を含んでなり、中空部13に、外部の駆動軸を挿入結合するためのキー溝16が、中心軸O1と平行に形成されている。そして、キー溝16は、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15の偏心方向と異なる位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、内歯歯車と、内歯歯車に内接して噛合する外歯歯車とを含む内接揺動式の差動減速機に関する。
差動減速機は、内歯歯車と、内歯歯車を同軸で貫通すると共に、自身の中心軸に対して偏心する偏心部を備える入力軸と、偏心部に外装され、内歯歯車に内接して噛合し、入力軸の回転に伴って遊星運動する外歯歯車と、外歯歯車の遊星運動から、内歯歯車と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアとを含んでいる。すなわち、入力軸からの回転入力によって内歯歯車内で外歯歯車が遊星運動(偏心運動)することで、両歯車間に相対回転を生じさせ、偏心運動と相対回転との回転数差による減速比で回転を出力するものである。入力軸は、外部の駆動軸を連結するために、中空筒状となっている(例えば特許文献1)。
特開2021-139466号公報
上記従来の差動減速機において、駆動軸がキーを有する場合、入力軸の中空部の内周面にキー溝を形成する必要がある。しかし、入力軸の偏心部には、内歯歯車と外歯歯車との噛合による力が径方向外側から加わるため、キー溝を設ける位置によっては入力軸の剛性が低下するおそれがある。
そこで、本開示は、駆動軸を連結する中空部にキー溝を設けても、入力軸の剛性低下を抑制できる差動減速機を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、内歯歯車と、前記内歯歯車を同軸で貫通すると共に、自身の中心軸に対して偏心する偏心部を備え、軸方向の端部に開口する中空部を有する入力軸と、
前記偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、前記入力軸の回転に伴って遊星運動する外歯歯車と、
前記外歯歯車の遊星運動から、前記内歯歯車と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアと、を含んでなり、
前記中空部に、外部の駆動軸を挿入結合するためのキー溝が、前記中心軸と平行に形成されている差動減速機であって、
前記キー溝は、前記中心軸の軸周り方向で、前記偏心部の偏心方向と異なる位置に配置されていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記キー溝は、前記偏心部の偏心方向との直交側に配置されていることを特徴とする。
なお、「偏心方向との直交側」とは、偏心方向と直交する方向を含む入力軸の軸周り方向での所定角度の範囲を指す。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記偏心方向との直交側は、前記偏心方向と直交する方向を中心とした前記軸周り方向での±45°の範囲であることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記キー溝は、前記偏心部の偏心方向との逆側に配置されていることを特徴とする。
なお、「偏心方向との逆側」とは、偏心方向との反対方向を含む入力軸の軸周り方向での所定角度の範囲を指す。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記偏心方向との逆側は、前記偏心方向との反対方向を中心とした前記軸周り方向での±135°の範囲であることを特徴とする。
本開示によれば、キー溝が偏心部の偏心方向と異なる位置に配置されるので、駆動軸を連結する中空部にキー溝を設けても、入力軸の剛性低下を抑制することができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、キー溝を偏心部の偏心方向との直交側に配置することで、偏心方向が互いに反対側となる一対の偏心部がある場合にもそれぞれ剛性低下を抑制することができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、キー溝を偏心部の偏心方向との直交側の±45°の範囲内に配置することで、設計の自由度を確保しつつ、剛性の低下を抑制できる範囲にキー溝を配置可能となる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、キー溝を偏心部の偏心方向との逆側に配置することで、剛性低下を効果的に抑制することができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、キー溝を偏心部の偏心方向との逆側の±135°の範囲内に配置することで、設計の自由度を確保しつつ、剛性の低下を抑制できる範囲にキー溝を配置可能となる。
形態1の差動減速機を入力側から見た正面図である。 図1のA-A線拡大断面図である。 図2のB-B線拡大断面図である。 キー溝の設置可能範囲を示す説明図である。 キー溝角度と応力との関係を示すグラフである。 形態1の変更例を示す図1のA-A線断面に相当する拡大断面図である。 形態2の差動減速機を入力側から見た正面図である。 図7のC-C線拡大断面図である。 図8のD-D線拡大断面図である。 キー溝の設置可能範囲を示す説明図である。 形態2の変更例を示す図7のC-C線断面に相当する拡大断面図である。 形態3の差動減速機の図1のA-A線断面に相当する拡大断面図である。 図12のE-E線拡大断面図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、差動減速機1の一例を示す正面図である。図2は、図1のA-A線断面図である。差動減速機1において、ケーシング2は、円筒状で、内周面には、内歯歯車3が一体に設けられている。
ケーシング2の内側には、軸方向の前後に配置される一対のアンギュラボールベアリング5,5を介して、キャリア4が同軸で回転可能に支持されている。キャリア4は、入力キャリア6と、出力キャリア7と、キャリアピン8,8・・とを備えている。入力キャリア6は、入力側(図2の右側)に配置される円盤状である。出力キャリア7は、出力側(図2の左側)に配置される円盤状である。キャリアピン8,8・・は、入力キャリア6及び出力キャリア7との同心円上に等間隔で10本配置されている。各キャリアピン8は、入力キャリア6と出力キャリア7との対向面にそれぞれ端部を挿入させた状態で、ボルト9,9・・によってそれぞれ入力キャリア6及び出力キャリア7と連結されている。入力キャリア6と出力キャリア7との間で各キャリアピン8には、スリーブ状のメタル10がそれぞれ外装されている。
キャリア4の内側には、軸方向の前後に配置される一対のボールベアリング11,11を介して、入力軸12が同軸で回転可能に支持されている。入力軸12は、内部に中空部13を有する筒状となっている。
入力軸12において、ボールベアリング11,11で軸支される軸方向両端は、同径の軸支部14,14となっている。軸支部14,14の間には、一対の偏心部15,15が形成されている。偏心部15,15は、入力軸12の中心軸O1から偏心量δだけオフセットした偏心軸O2を中心として、互いに同じ外径で形成されている。偏心部15,15は、中心軸O1を挟んで最大偏心側が互いに180度異なる位相となるように配置されている。
入力軸12の中空部13の内周面には、キー溝16が形成されている。キー溝16は、入力軸12の軸方向の全長に亘って貫通形成されている。ここでのキー溝16は、図3に示すように、偏心部15,15の偏心方向に対して直交する方向に設けられている。すなわち、キー溝16は、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15,15の偏心方向と異なる位置に配置されている。
このキー溝16の位置により、偏心部15,15では、偏心方向での径方向の肉厚を確保することができる。
偏心部15,15には、互いに同じ外形となる一対の外歯歯車17,17がそれぞれ外装されている。各外歯歯車17は、内歯歯車3の歯数よりも少ない歯数を有している。
各外歯歯車17には、偏心軸O2を中心とした同心円上に、10個の円形の貫通孔18,18・・が、周方向に等間隔をおいて形成されている。各キャリアピン8は、外歯歯車17,17の貫通孔18,18をそれぞれ貫通し、メタル10の外周を、貫通孔18,18の内周に、互いに180度異なる位相で内接させている。
各偏心部15と各外歯歯車17との間には、全周に亘って配設される横断面円形状の複数のニードル20,20・・からなるニードルベアリング19が設けられている。外歯歯車17,17は、ニードルベアリング19を介して偏心部15,15へ同軸で回転可能に支持されて、内歯歯車3に内接して噛合している。
各軸支部14と偏心部15との間及び、偏心部15,15の間には、全周に亘って偏心部15よりも径方向外側へ高く突出する円盤状の肩部21がそれぞれ周設されている。この肩部21により、全周に亘ってニードル20の軸方向外側への移動及びボールベアリング11,11の軸方向内側への移動が規制される。
以上の如く構成された差動減速機1において、入力軸12の中空部13には、図示しない外部の駆動軸が挿入結合される。駆動軸には、キー溝16に嵌合するキーが設けられており、キーとキー溝16との位相を合わせて駆動軸を入力側から中空部13に挿入すると、入力軸12は駆動軸と回転方向で一体に結合される。
よって、駆動軸が回転して入力軸12が一体に回転すると、前後の偏心部15,15がそれぞれ対称的に偏心運動を行い、各外歯歯車17,17を内歯歯車3に内接した状態で偏心及び自転運動させる。このため、各貫通孔18も偏心及び自転運動するが、各貫通孔18はメタル10を含むキャリアピン8よりも大径に形成されているので、各メタル10は貫通孔18に内接した状態で相対的に偏心運動して偏心成分を吸収し、各キャリアピン8からは自転成分のみが取り出される。よって、キャリア4が同期回転し、所定の減速比で出力キャリア7が減速された状態で回転する。
このとき偏心部15,15には、内歯歯車3と外歯歯車17,17との噛合による力F(図3)が径方向外側からそれぞれ加わるが、偏心部15,15の偏心方向にはキー溝16が設けられていないため、剛性の低下による変形等が生じにくくなり、耐久性が維持できる。
このように、上記形態1の差動減速機1は、内歯歯車3と、内歯歯車3を同軸で貫通すると共に、自身の中心軸O1に対して偏心する偏心部15を備え、軸方向の端部に開口する中空部13を有する入力軸12と、偏心部15に外装され、内歯歯車3に内接して噛合し、入力軸12の回転に伴って遊星運動する外歯歯車17と、外歯歯車17の遊星運動から、内歯歯車3と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリア4と、を含んでなり、中空部13に、外部の駆動軸を挿入結合するためのキー溝16が、中心軸O1と平行に形成されている。そして、キー溝16は、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15の偏心方向と異なる位置に配置されている。
この構成によれば、駆動軸を連結する中空部13にキー溝16を設けても、入力軸12の剛性低下を抑制することができる。
特に、キー溝16は、偏心部15の偏心方向との直交側に配置されているので、偏心方向が互いに反対側となる一対の偏心部15,15に対してそれぞれ剛性低下を抑制することができる。
なお、上記形態1において、キー溝は、図3での左右逆側の直交方向に設けてもよい。
また、キー溝は、偏心部の偏心方向と厳密に直交する方向に配置する構造に限らない。例えば図4に示すように、偏心部15の偏心方向との直交方向を中心とした中心軸O1の軸周り方向で±45°の範囲内に配置してもよい。
この±45°の範囲設定は、偏心方向を0°としたときのキー溝角度と応力との関係を示す図5に示すように、偏心方向に対するキー溝の角度が45°以下となると、キー溝に加わる応力が大きくなる(すなわち剛性が低くなる)という解析結果が得られたことに基づいている。
このようにキー溝16を偏心部15の偏心方向との直交側(±45°の範囲内)に配置すれば、設計の自由度を確保しつつ、剛性の低下を抑制できる範囲にキー溝16を配置可能となる。
さらに、中空部は、入力軸の軸方向で全長に亘って貫通形成される構造に限らない。例えば図6に示すように、中空部13の終端が、出力側の偏心部15(以下、偏心部15を区別する際には、入力側の偏心部を「15A」、出力側の偏心部を「15B」と表記する。)を越えた位置にとどまるような場合であっても、キー溝16は、偏心部15A,15Bの偏心方向との直交方向に配置すればよい。この場合もキー溝16は、図5のように偏心部15A,15Bの偏心方向と直交する左右何れかの方向を中心として、中心軸O1の軸周り方向で±45°の範囲内に配置してもよい。
なお、偏心方向との直交側の角度は、上記例の±45°の範囲内に限らない。この角度は、偏心方向と異なる位置であれば適宜増減できる。
次に、本開示の他の形態を説明する。但し、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
[形態2]
図7及び図8に示す差動減速機1Aにおいて、駆動軸が結合される中空部13は、入力軸12を貫通しておらず、入力軸12の全長の略半分まで形成されている。よって、キー溝16も、入力軸12の全長の略半分までとなっている。この中空部13及びキー溝16の終端は、入力側の偏心部15Aの径方向内側に位置している。すなわち、中空部13は、偏心部15Aと径方向にオーバーラップしており、出力側の偏心部15Bとは径方向にオーバーラップしていない。
そして、キー溝16は、図9に示すように、偏心部15Aの偏心方向との反対方向に配置されて、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15Aの偏心方向と異なる位置に配置されている。このキー溝16の位置により、偏心部15Aでは、偏心方向での径方向の肉厚を確保することができる。
上記形態2の差動減速機1Aにおいても、駆動軸作動する際、偏心部15A,15Bには、内歯歯車3と外歯歯車17,17との噛合による力Fが径方向外側からそれぞれ加わるが、偏心部15A,15Bの偏心方向にはキー溝16が設けられていないため、剛性の低下による変形等が生じにくくなり、耐久性が維持できる。
このように、上記形態2の差動減速機1Aでも、キー溝16は、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15Aの偏心方向と異なる位置に配置されている。
この構成によれば、中空部13にキー溝16を設けても、入力軸12の剛性低下を抑制することができる。
特に、キー溝16は、偏心部15Aの偏心方向との逆側に配置されているので、偏心部15Aに対して剛性低下を効果的に抑制することができる。
なお、上記形態2において、キー溝は、偏心部の偏心方向との反対方向に配置する構造に限らない。例えば図10に示すように、キー溝16を、偏心部15Aの偏心方向との反対方向を中心とした中心軸O1の軸周り方向で±135°の範囲内に配置してもよい。この±135°の範囲設定も、図5のキー溝角度と応力との関係に基づく。
このようにキー溝16を偏心部15Aの偏心方向との逆側(±135°の範囲内)に配置すれば、設計の自由度を確保しつつ、剛性の低下を抑制できる範囲にキー溝16を配置可能となる。
また、図11に示すように、中空部13の終端が、偏心部15Aを貫通して偏心部15Bの一部に径方向でオーバーラップする位置となる場合も、キー溝16は、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15Aの偏心方向と異なる反対方向に配置すればよい。この場合もキー溝16は、図10のように偏心部15Aの偏心方向との反対方向を中心として、中心軸O1の軸周り方向で±135°の範囲内に配置することができる。
なお、偏心方向との逆側の角度は、上記例の±135°の範囲内に限らない。この角度は、偏心方向と異なる位置であれば適宜増減できる。
上記形態2では、外歯歯車を一対設けているが、外歯歯車は1枚のみであってもよい。この場合も偏心方向との反対方向、或いは偏心側以外の所定の領域にキー溝を設けることで剛性の低下抑制は可能となる。
[形態3]
駆動軸は、差動減速機の出力側にキー結合される場合もある。図12は、その差動減速機1Bの一例を示している。ここでは入力軸12における出力キャリア7側の端部に、中空部13及びキー溝16が形成されている。この中空部13及びキー溝16は、入力軸12を貫通しておらず、偏心部15Bの軸方向長さの略半分の位置まで形成されて、終端を偏心部15Bとオーバーラップさせている。
この場合も、キー溝16は、図13に示すように、偏心部15Bの偏心方向との反対方向に配置されて、中心軸O1の軸周り方向で、偏心部15Bの偏心方向と異なる位置に配置されている。このキー溝16の位置により、偏心部15Bでは、偏心方向での径方向の肉厚を確保することができる。
なお、上記形態3においても、キー溝16は、偏心部15Bの偏心方向との反対方向を中心とした中心軸O1の軸周り方向で±135°の範囲内に配置してもよい。これ以外の角度も採用できる。
また、出力側から形成される中空部13が、偏心部15Bを貫通して偏心部15Aの一部にオーバーラップするまで形成される場合も、キー溝16は、偏心部15Bの偏心方向との反対方向を中心とした中心軸O1の軸周り方向で±135°の範囲内に配置してもよい。これ以外の角度も採用できる。
さらに、出力側から形成される中空部13が、偏心部15Bを貫通して偏心部15Aも貫通するまで形成される場合、キー溝16は、形態1のように偏心方向との直交方向又は直交方向を中心とした±45°の範囲内に設ければよい。これ以外の角度も採用できる。
以下、各形態に共通する変更例を説明する。
ケーシングの構造は上記形態のような1つの筒状体に限らず、複数の部品を組み合わせて形成してもよい。内歯歯車もケーシングと別体に形成してケーシングに固定してもよい。
また、キャリアの軸受は、アンギュラボールベアリングに限らず、クロスローラーベアリングやボールベアリング等の他の軸受も採用できるし、軸受の数を増やしてもよい。
1,1A,1B・・差動減速機、2・・ケーシング、3・・内歯歯車、7・・出力キャリア、8・・キャリアピン、12・・入力軸、13・・中空部、14・・軸支部、15(15A,15B)・・偏心部、16・・キー溝、17・・外歯歯車、18・・貫通孔、19・・ニードルベアリング、O1・・中心軸、O2・・偏心軸、δ・・偏心量。

Claims (5)

  1. 内歯歯車と、
    前記内歯歯車を同軸で貫通すると共に、自身の中心軸に対して偏心する偏心部を備え、軸方向の端部に開口する中空部を有する入力軸と、
    前記偏心部に外装され、前記内歯歯車に内接して噛合し、前記入力軸の回転に伴って遊星運動する外歯歯車と、
    前記外歯歯車の遊星運動から、前記内歯歯車と相対的に回転する回転運動を取り出すキャリアと、を含んでなり、
    前記中空部に、外部の駆動軸を挿入結合するためのキー溝が、前記中心軸と平行に形成されている差動減速機であって、
    前記キー溝は、前記中心軸の軸周り方向で、前記偏心部の偏心方向と異なる位置に配置されていることを特徴とする差動減速機。
  2. 前記キー溝は、前記偏心部の偏心方向との直交側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の差動減速機。
  3. 前記偏心方向との直交側は、前記偏心方向と直交する方向を中心とした前記軸周り方向での±45°の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の差動減速機。
  4. 前記キー溝は、前記偏心部の偏心方向との逆側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の差動減速機。
  5. 前記偏心方向との逆側は、前記偏心方向との反対方向を中心とした前記軸周り方向での±135°の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の差動減速機。
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