JP2023130986A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療文書の作成を支援できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】撮影装置、読影WS、診療WS、画像サーバ、画像DB、レポートサーバ及びレポートDBが、有線又は無線のネットワークを介して互いに通信可能な状態で接続されている情報処理システムにおいて、読影WSに内包される情報処理装置10は、少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、測定値に対応する文を取得し、文に含まれる測定値に関連する語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。【選択図】図5

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、CT(Computed Tomography)装置及びMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の撮影装置により得られる医用画像を用いての画像診断が行われている。また、ディープラーニング等により学習がなされた判別器を用いたCAD(Computer Aided Detection/Diagnosis)により医用画像を解析して、医用画像に含まれる構造物及び病変等を含む関心領域を検出及び/又は診断することが行われている。医用画像及びCADによる解析結果は、医用画像の読影を行う読影医等の医療従事者の端末に送信される。読影医等の医療従事者は、自身の端末を用いて医用画像及び解析結果を参照して医用画像の読影を行い、読影レポートを作成する。
また、読影業務の負担を軽減するために、読影レポートの作成を支援する各種手法が提案されている。例えば、特許文献1には、読影医が入力したキーワード及び医用画像の解析結果に基づいて、読影レポートを作成する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、入力された文字から文章を生成するように学習が行われたリカレントニューラルネットワークを用いて、読影レポートに記載するための文章が作成される。
また、例えば定期健康診断及び治療後の経過観察等では、複数回にわたって同一の被検体が検査され、病変の大きさ等の各種測定値について複数の時点におけるデータが蓄積される場合がある。この蓄積された複数の測定値を利用して、測定値の経時変化を確認可能とするための各種手法が提案されている。例えば、特許文献2には、医用データをプロット及びグラフ等の形態で提示すること、及びユーザによる入力を受け付けた特徴に応答して医用データをハイライト表示することが開示されている。
特開2019-153250号公報 特開2018-181340号公報
ところで、読影レポートの作成者及び閲覧者が実際に複数の測定値を確認する場合には、同一の被検体に関する全ての測定値を確認するのではなく、一部の測定値に注目することがあった。例えば、測定値が当初からしばらくは問題がなく直近の数回分で急激に悪化するような変動をした場合、当該直近の数回分の測定値に注目することがあった。そこで、複数の測定値のうち一部の測定値を選択的に確認可能とする技術が望まれている。
本開示は、医療文書の作成を支援できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
本開示の第1の態様は、情報処理装置であって、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、測定値に対応する文を取得し、文に含まれる測定値に関連する語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。
上記第1の態様において、プロセッサは、文に含まれる測定値の経時変化を表す語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、プロセッサは、測定値と時間情報とを変数とし、選択した少なくとも一部の測定値を含むプロット図を作成し、当該プロット図をディスプレイに表示させてもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、指示を受け付けた場合に、取得した全ての複数の測定値を含むプロット図を作成し、当該プロット図をディスプレイに表示させてもよい。
上記第1の態様において、測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、プロセッサは、測定値に関連する語句に基づいて決定される測定時点を示す時間情報が付与された測定値を選択してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、測定値に関連する語句に基づいて決定される測定値の数に応じて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、文に含まれる病名を表す語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、文に含まれる検査目的を表す語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、文に含まれる測定値と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該測定値を選択するか否かを決定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、文に含まれる少なくとも2つの測定値の差と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該少なくとも2つの測定値を選択するか否かを決定してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、複数の測定値のうち、予め定められた条件を満たす測定値を選択してもよい。
上記第1の態様において、プロセッサは、複数の測定値に含まれる少なくとも2つの測定値の差が予め定められた条件を満たす場合、当該少なくとも2つの測定値を選択してもよい。
上記第1の態様において、測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、プロセッサは、複数の測定値のうち、時系列順に連続した少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、プロセッサは、複数の測定値のうち、時系列順に離散した少なくとも一部を選択してもよい。
上記第1の態様において、測定値は、病変の大きさ、及び、病変を撮影して得られる医用画像の当該病変の部位における信号値、の少なくとも一方であってもよい。
本開示の第2の態様は、情報処理方法であって、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、測定値に対応する文を取得し、文に含まれる測定値に関連する語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する処理を含む。
本開示の第3の態様は、情報処理プログラムであって、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、測定値に対応する文を取得し、文に含まれる測定値に関連する語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する処理をコンピュータに実行させるためのものである。
上記態様によれば、本開示の情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムは、医療文書の作成を支援できる。
情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。 医用画像の一例を示す図である。 医用画像の一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 複数の測定値の一例を示す図である。 複数の測定値を含むプロット図の一例を示す図である。 第1実施例に係る画面の一例を示す図である。 第2実施例に係る画面の一例を示す図である。 第3実施例に係る画面の一例を示す図である。 第4実施例に係る画面の一例を示す図である。 第5実施例に係る画面の一例を示す図である。 情報処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。まず、本開示の情報処理装置を適用した情報処理システム1の構成について説明する。図1は、情報処理システム1の概略構成を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、公知のオーダリングシステムを用いた診療科の医師からの検査オーダに基づいて、被検体の検査対象部位の撮影、撮影により取得された医用画像の保管を行う。また、読影医による医用画像の読影作業及び読影レポートの作成、並びに、依頼元の診療科の医師による読影レポートの閲覧を行う。
図1に示すように、情報処理システム1は、撮影装置2、読影端末である読影WS(WorkStation)3、診療WS4、画像サーバ5、画像DB(DataBase)6、レポートサーバ7及びレポートDB8を含む。撮影装置2、読影WS3、診療WS4、画像サーバ5、画像DB6、レポートサーバ7及びレポートDB8は、有線又は無線のネットワーク9を介して互いに通信可能な状態で接続されている。
各機器は、情報処理システム1の構成要素として機能させるためのアプリケーションプログラムがインストールされたコンピュータである。アプリケーションプログラムは、例えば、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)及びCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされてもよい。また例えば、ネットワーク9に接続されたサーバコンピュータの記憶装置又はネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされてもよい。
撮影装置2は、被検体の診断対象となる部位を撮影することにより、診断対象部位を表す医用画像Tを生成する装置(モダリティ)である。撮影装置2の一例としては、単純X線撮影装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、内視鏡及び眼底カメラ等が挙げられる。撮影装置2により生成された医用画像は画像サーバ5に送信され、画像DB6に保存される。
読影WS3は、例えば放射線科の読影医等の医療従事者が、医用画像の読影及び読影レポートの作成等に利用するコンピュータであり、本実施形態に係る情報処理装置10を内包する。読影WS3では、画像サーバ5に対する医用画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した医用画像に対する各種画像処理、医用画像の表示、及び、医用画像に関する文章の入力受付が行われる。また、読影WS3では、医用画像に対する解析処理、解析結果に基づく読影レポートの作成の支援、レポートサーバ7に対する読影レポートの登録要求及び閲覧要求、並びに、レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示が行われる。これらの処理は、読影WS3が各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。
診療WS4は、例えば診療科の医師等の医療従事者が、医用画像の詳細観察、読影レポートの閲覧、及び、電子カルテの作成等に利用するコンピュータであり、処理装置、ディスプレイ等の表示装置、並びにキーボード及びマウス等の入力装置により構成される。診療WS4では、画像サーバ5に対する医用画像の閲覧要求、画像サーバ5から受信した医用画像の表示、レポートサーバ7に対する読影レポートの閲覧要求、及び、レポートサーバ7から受信した読影レポートの表示が行われる。これらの処理は、診療WS4が各処理のためのソフトウェアプログラムを実行することにより行われる。
画像サーバ5は、汎用のコンピュータにデータベース管理システム(DataBase Management System:DBMS)の機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。画像サーバ5は、画像DB6と接続される。なお、画像サーバ5と画像DB6との接続形態は特に限定されず、データバスによって接続される形態でもよいし、NAS(Network Attached Storage)及びSAN(Storage Area Network)等のネットワークを介して接続される形態でもよい。
画像DB6は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記憶媒体によって実現される。画像DB6には、撮影装置2において取得された医用画像と、医用画像に付帯された付帯情報と、が対応付けられて登録される。
付帯情報には、例えば、医用画像を識別するための画像ID(identification)、医用画像に含まれる断層画像ごとに割り振られる断層ID、被検体を識別するための被検体ID、及び検査を識別するための検査ID等の識別情報が含まれてもよい。また、付帯情報には、例えば、医用画像の撮影に関する撮影方法、撮影条件及び撮影日時等の撮影に関する情報が含まれていてもよい。「撮影方法」及び「撮影条件」とは、例えば、撮影装置2の種類、撮影部位、撮影プロトコル、撮影シーケンス、撮像手法、造影剤の使用有無及び断層撮影におけるスライス厚等である。また、付帯情報には、被検体の名前、生年月日、年齢及び性別等の被検体に関する情報が含まれていてもよい。また、付帯情報には、当該医用画像の撮影目的に関する情報が含まれていてもよい。
また、画像サーバ5は、撮影装置2からの医用画像の登録要求を受信すると、その医用画像をデータベース用のフォーマットに整えて画像DB6に登録する。また、画像サーバ5は、読影WS3及び診療WS4からの閲覧要求を受信すると、画像DB6に登録されている医用画像を検索し、検索された医用画像を閲覧要求元の読影WS3及び診療WS4に送信する。
レポートサーバ7は、汎用のコンピュータにデータベース管理システムの機能を提供するソフトウェアプログラムがインストールされたものである。レポートサーバ7は、レポートDB8と接続される。なお、レポートサーバ7とレポートDB8との接続形態は特に限定されず、データバスによって接続される形態でもよいし、NAS及びSAN等のネットワークを介して接続される形態でもよい。
レポートDB8は、例えば、HDD、SSD及びフラッシュメモリ等の記憶媒体によって実現される。レポートDB8には、読影WS3において作成された読影レポートが登録される。
また、レポートサーバ7は、読影WS3からの読影レポートの登録要求を受信すると、その読影レポートをデータベース用のフォーマットに整えてレポートDB8に登録する。また、レポートサーバ7は、読影WS3及び診療WS4からの読影レポートの閲覧要求を受信すると、レポートDB8に登録されている読影レポートを検索し、検索された読影レポートを閲覧要求元の読影WS3及び診療WS4に送信する。
ネットワーク9は、例えば、LAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)等のネットワークである。なお、情報処理システム1に含まれる撮影装置2、読影WS3、診療WS4、画像サーバ5、画像DB6、レポートサーバ7及びレポートDB8は、それぞれ同一の医療機関に配置されていてもよいし、異なる医療機関等に配置されていてもよい。また、撮影装置2、読影WS3、診療WS4、画像サーバ5、画像DB6、レポートサーバ7及びレポートDB8の各装置の台数は図1に示す台数に限らず、各装置はそれぞれ同様の機能を有する複数台の装置で構成されていてもよい。
図2は、撮影装置2によって取得される医用画像の一例を模式的に示す図である。図2に示す医用画像Tは、例えば、1人の被検体(人体)の頭部から腰部までの断層面をそれぞれ表す複数の断層画像T1~Tm(mは2以上)からなるCT画像である。
図3は、複数の断層画像T1~Tmのうちの1枚の断層画像Txの一例を模式的に示す図である。図3に示す断層画像Txは、肺を含む断層面を表す。各断層画像T1~Tmには、人体の各種器官及び臓器(例えば肺及び肝臓等)、並びに、各種器官及び臓器を構成する各種組織(例えば血管、神経及び筋肉等)等を示す構造物の領域SAが含まれ得る。また、各断層画像には、例えば結節、腫瘍、損傷、欠損及び炎症等の病変を示す異常陰影の領域AAが含まれ得る。図3に示す断層画像Txにおいては、肺の領域が構造物の領域SAであり、結節の領域が異常陰影の領域AAである。なお、1枚の断層画像に複数の構造物の領域SA及び/又は異常陰影の領域AAが含まれていてもよい。
ところで、例えば定期健康診断及び治療後の経過観察等では、複数回にわたって同一の被検体が検査され、病変の大きさ等の各種測定値について複数の時点におけるデータが蓄積される場合がある。本実施形態に係る情報処理装置10は、このような複数の時点における測定値のうち、ユーザが注目すると想定される測定値を選択的に提示することによって、医療文書の作成を支援する機能を有する。以下、情報処理装置10について説明する。上述したように、情報処理装置10は読影WS3に内包される。
まず、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の一例を説明する。図4に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)21、不揮発性の記憶部22、及び一時記憶領域としてのメモリ23を含む。また、情報処理装置10は、液晶ディスプレイ等のディスプレイ24、キーボード及びマウス等の入力部25、並びにネットワークI/F(Interface)26を含む。ネットワークI/F26は、ネットワーク9に接続され、有線又は無線通信を行う。CPU21、記憶部22、メモリ23、ディスプレイ24、入力部25及びネットワークI/F26は、システムバス及びコントロールバス等のバス28を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
記憶部22は、例えば、HDD、SSD及びフラッシュメモリ等の記憶媒体によって実現される。記憶部22には、情報処理装置10における情報処理プログラム27が記憶される。CPU21は、記憶部22から情報処理プログラム27を読み出してからメモリ23に展開し、展開した情報処理プログラム27を実行する。CPU21が本開示のプロセッサの一例である。情報処理装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末及びウェアラブル端末等を適宜適用できる。
次に、図5~図12を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の機能的な構成の一例について説明する。図5に示すように、情報処理装置10は、取得部30、選択部32、作成部34及び制御部36を含む。CPU21が情報処理プログラム27を実行することにより、CPU21が取得部30、選択部32、作成部34及び制御部36として機能する。
取得部30は、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得する。測定値とは、例えば、病変の大きさ、及び、病変を撮影して得られる医用画像の当該病変の部位における信号値、の少なくとも一方であってもよい。病変の大きさは、例えば、医用画像Txに含まれる異常陰影の領域AAの長径、短径、面積及び体積等で表される。信号値は、例えば、医用画像Txに含まれる異常陰影の領域AAの画素値、及び単位をHUとするCT値等で表される。
具体的には、取得部30は、画像サーバ5から複数の異なる時点において撮影された複数の医用画像を取得し、当該複数の医用画像を画像解析することによって、測定値を取得してもよい。例えば、取得部30は、入力を医用画像とし、出力を医用画像の画像特徴量とするよう予め学習されたCNN(Convolutional Neural Network)等の学習モデルを用いて導出した画像特徴量に基づいて、測定値を導出してもよい。
図6に、複数の測定値の一例として、異常陰影の領域AAの長径を表す測定値を示す。図6に示すように、測定値には測定時点を示す時間情報が付与されている。時間情報は、複数の測定値を測定された順(すなわち時系列順)に並べることができる情報であればよく、例えば図6に示すような日時を示す情報であってもよいし、何回目の測定かを示す情報であってもよい。すなわち、測定値は時系列データである。図7に、図6に示した複数の測定値の全てを含むプロット図P0を示す。プロット図P0は、測定値を縦軸とし、測定値に付与されている時間情報を横軸とした折れ線グラフである。
また、取得部30は、取得した複数の測定値に対応する文を取得する。測定値に対応する文とは、具体的には、測定値の経時変化、測定値の基準値との比較結果、測定値に基づいて診断される病名、及び検査目的等の、測定値に関連する記述を含み得る文である。このような文としては、例えば、読影レポートに記載される所見文及びその他付帯情報であってもよい。
具体的には、取得部30は、画像サーバ5から医用画像を取得し、機械学習によって当該医用画像から測定値に対応する所見文を生成し、当該所見文を測定値に対応する文として取得してもよい。機械学習を用いた所見文の生成方法としては、例えば上記特許文献1に記載のリカレントニューラルネットワークを用いた手法等を適宜適用できる。また例えば、取得部30は、予め定められたテンプレートを用いて所見文を生成する公知の手法によって所見文を生成し、当該所見文を測定値に対応する文として取得してもよい。
選択部32は、取得部30により取得された文に含まれる測定値に関連する語句を特定する。「測定値に関連する語句」とは、例えば、測定値の経時変化を表す語句、測定値から診断される病名を表す語句、検査目的を表す語句、及び測定値の絶対値を表す語句等である。文から語句を特定する手法としては、例えばBERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)等の自然言語処理モデルを用いた公知の固有表現抽出手法を適宜適用できる。
また、選択部32は、特定した測定値に関連する語句に基づいて、取得部30により取得された複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。具体的には、選択部32は、測定値に関連する語句に基づいて決定される測定時点を示す時間情報が付与された測定値を選択してもよい。また、選択部32は、測定値に関連する語句に基づいて決定される測定値の数に応じて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。複数の測定値のうちどの一部を選択するかは、例えば、語句ごとに予め定められ、記憶部22に記憶されていてもよい。
作成部34は、測定値と当該測定値に付与されている時間情報とを変数とし、選択部32により選択された少なくとも一部の測定値を含むプロット図を作成する。制御部36は、作成部34により作成されたプロット図をディスプレイ24に表示させる制御を行う。以下、選択部32がどのように複数の測定値のうち一部を選択し、作成部34がどのようなプロット図を作成するかの一例を第1~第10実施例において説明する。
(第1実施例)
図8を参照して第1実施例について説明する。図8は、制御部36によってディスプレイ24に表示される、読影レポートを作成するための画面D1の一例である。画面D1には、被検体情報60、所見文L1、医用画像Tx及びプロット図P1が含まれている。所見文L1は、取得部30により取得される測定値に対応する文の一例である。医用画像Txは、取得部30により画像サーバ5から取得される。被検体情報60は、取得部30により取得された医用画像Txの付帯情報に含まれる、被検体ID並びに被検体の名前、生年月日、年齢、性別及び検査目的を示す情報である。
所見文L1には、「前回と比較して、長径が5mm増大しています。」という測定値の経時変化を表す語句が含まれる。ユーザがこの語句に対応する測定値を確認する場合、複数の測定値の全て(図7参照)のうち、直近の2~3回分の測定値に注目することが想定される。
そこで、選択部32は、所見文L1に含まれる測定値の経時変化を表す語句を特定する。また、選択部32は、特定した測定値の経時変化を表す語句に基づいて、取得部30により取得された複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。例えば図8のプロット図P1に示すように、選択部32は、「前回と比較して、長径が5mm増大しています。」という語句に対応して、直近の3回分の測定値を選択してもよい。
作成部34は、選択部32により選択された測定値を含むプロット図P1を作成する。すなわち、プロット図P1は、所見文L1に関連する部分の測定値を含む折れ線グラフである。制御部36は、作成部34により作成されたプロット図P1を含む画面D1をディスプレイ24に表示させる制御を行う。
画面D1によれば、ユーザは、取得部30により生成された所見文L1と、当該所見文L1に関連する部分の測定値を含むプロット図P1と、を確認できる。したがって、全ての測定値を含むプロット図P0(図7参照)よりも、視認性に優れたプロット図P1を確認しながら読影レポートの作成作業を実施できる。
(第2実施例)
図9を参照して第2実施例について説明する。図9は、制御部36によってディスプレイ24に表示される、読影レポートを作成するための画面D2の一例である。画面D2は、第1実施例の画面D1と所見文L2及びプロット図P2の内容が異なるが、それ以外は同じであるため、重複する説明は省略する。
所見文L2には、「長径が徐々に増大傾向にあります。」という測定値の経時変化を表す語句が含まれる。ユーザがこの語句に対応する測定値を確認する場合、複数の測定値の全て(図7参照)のうち、増大傾向にある部分の測定値に注目することが想定される。
そこで、プロット図P2に示すように、選択部32は、「長径が徐々に増大傾向にあります。」という語句に対応して、増加方向の変化が大きい部分の測定値を選択してもよい。変化が大きい部分とは、例えば、連続する2つの測定値の差が、予め定められた閾値以上となる部分であってもよい。また例えば、連続する2以上の測定値を含む予め定められた範囲(例えば5回分の測定値を含む範囲)における最大値と最小値との差が、予め定められた閾値以上となる部分であってもよい。なお、プロット図P2の視認性を高めるためには、選択する測定値の数を2~5回分程度とすることが好ましい。
(第3実施例)
図10を参照して第3実施例について説明する。図10は、制御部36によってディスプレイ24に表示される、読影レポートを作成するための画面D3の一例である。画面D3は、第1実施例の画面D1と所見文L3及びプロット図P3の内容が異なるが、それ以外は同じであるため、重複する説明は省略する。
所見文L3には、「半年前から長径が10mm以上増大しています。」という測定値の経時変化を表す語句が含まれる。ユーザがこの語句に対応する測定値を確認する場合、複数の測定値の全て(図7参照)のうち、半年前及び直近の測定値に注目することが想定される。
そこで、プロット図P3に示すように、選択部32は、「半年前から長径が10mm以上増大しています。」という語句に対応して、半年前から直近まで測定値を選択してもよい。すなわち、選択部32は、測定値に関連する語句に基づいて決定される測定時点を示す時間情報が付与された測定値を選択してもよい。
(第4実施例)
選択部32は、取得部30により取得された文に含まれる病名を表す語句に基づいて、取得部30により取得された複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。すなわち、選択部32は、文に含まれる病名を表す語句に応じて、測定値の選択の仕方を異ならせてもよい。というのも、病気の内容に応じて、どの時点における測定値に注目するかが異なる場合があるためである。
例えば、選択部32は、取得部30により取得された文に「びまん性汎細気管支炎」という病名を表す語句が含まれる場合は直近の2回分の測定値を選択し、文に「肺炎」という語句が含まれる場合は複数の測定値の全てを選択するようにしてもよい。
(第5実施例)
選択部32は、取得部30により取得された文に含まれる検査目的を表す語句に基づいて、取得部30により取得された複数の測定値のうち少なくとも一部を選択してもよい。すなわち、選択部32は、文に含まれる検査目的を表す語句に応じて、測定値の選択の仕方を異ならせてもよい。というのも、検査の内容に応じて、どの時点における測定値に注目するかが異なる場合があるためである。
例えば、選択部32は、取得部30により取得された文に「定期健康診断」という検査目的を表す語句が含まれる場合は直近の5回分の測定値を選択し、文に「術後経過観察」という語句が含まれる場合は直近の3回分を選択するようにしてもよい。
(第6実施例)
図8の所見文L1に示したように、取得部30により取得される文には、測定値の絶対値を表す語句(「長径25mm」)が含まれる場合がある。この場合、選択部32は、文に含まれる測定値と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該測定値を選択するか否かを決定してもよい。例えば、選択部32は、数値の大きさに比例して病状が悪いことを意味する測定値について、予め定められた閾値以上の測定値を表す語句が文に含まれている場合、当該測定値を選択してもよい。
一方、選択部32は、予め定められた閾値未満の測定値を表す語句が文に含まれている場合、当該測定値を選択しなくてもよい。また、作成部34は、選択部32によって何れの測定値も選択されなかった場合、取得部30により取得された複数の測定値の全てを含むプロット図を作成してもよいし、プロット図を作成しなくてもよい。というのも、選択部32によって何れの測定値も選択されなかった場合は、注目すべき測定値が存在していない可能性があるためである。
(第7実施例)
取得部30により取得される文には、例えば「前回は長径20mmでしたが、今回は長径25mmに増大しました。」のように、測定値の絶対値を表す語句(「長径20mm」、「長径25mm」)が複数含まれる場合がある。この場合、選択部32は、文に含まれる少なくとも2つの測定値の差と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該少なくとも2つの測定値を選択するか否かを決定してもよい。
例えば、選択部32は、文に含まれる2つの測定値の差が予め定められた閾値以上であり、変動が大きいことを示す場合に、当該2つの測定値を選択するようにしてもよい。また例えば、文に3つ以上の測定値が含まれる場合、選択部32は、3つ以上の測定値のうち最大値と最小値との差が、予め定められた閾値以上であり、変動が大きいことを示す場合に、当該3つ以上の測定値を選択するようにしてもよい。
(第8実施例)
第1~第3実施例(図8~図10参照)では、選択部32が、複数の測定値のうち、時系列順に連続した少なくとも一部を選択する形態例について説明したがこれに限らない。本実施例では、選択部32が、複数の測定値のうち、時系列順に離散した少なくとも一部を選択する形態例について説明する。
図11を参照して第8実施例について説明する。図11は、制御部36によってディスプレイ24に表示される、読影レポートを作成するための画面D4の一例である。画面D4は、第1実施例の画面D1と所見文L4及びプロット図P4の内容が異なるが、それ以外は同じであるため、重複する説明は省略する。
所見文L4には、「初診時と比較して、長径が20mm増大しています。」という測定値の経時変化を表す語句が含まれる。ユーザがこの語句に対応する測定値を確認する場合、複数の測定値の全て(図7参照)のうち、初診時及び直近の測定値に注目することが想定される。
そこで、プロット図P4に示すように、選択部32は、「初診時と比較して、長径が20mm増大しています。」という語句に対応して、最初(すなわち初診時)の2回分と、直近の3回分と、時系列順に離散した5回分の測定値を選択してもよい。この場合、作成部34は、途中の測定値を省略していることを示す省略線(波線)を用いてプロット図P4を作成してもよい。
(第9実施例)
上記実施例では、選択部32が、文に含まれる測定値に関連する各種語句に基づいて、複数の測定値のうち一部を選択する形態について説明したが、これに限らない。選択部32は、測定値に関連する語句に基づいて選択した測定値の他に、測定値を追加して選択してもよい。例えば、選択部32は、複数の測定値に含まれる少なくとも2つの測定値の差が予め定められた条件を満たす場合、当該少なくとも2つの測定値を選択してもよい。
図12を参照して第9実施例について説明する。第9実施例は、第1実施例の変形例であり、所見文L1に含まれる「前回と比較して、長径が5mm増大しています。」という語句に基づいて選択された直近の3回分の測定値に加えて、2021年9月時点の測定値も選択されている形態例である。図12は、制御部36によってディスプレイ24に表示される、読影レポートを作成するための画面D5の一例である。画面D5は、第1実施例の画面D1とプロット図P5の内容が異なるが、所見文L1を含むその他の要素は同じであるため、重複する説明は省略する。
第1実施例と同様に、選択部32は、まず所見文L1に含まれる「前回と比較して、長径が5mm増大しています。」という語句に対応して、直近の3回分の測定値を選択する。その後、選択部32は、複数の測定値のうち、連続する2つの測定値の差が予め定められた閾値以上であるような、変動の大きい部分について選択するようにしてもよい。図6の例において閾値を5とすると、2021年9月時点の測定値は、その直後の2021年11月時点の測定値との差が5となる。そこで、選択部32は、直近の3回分の測定値に加えて、2021年9月時点の測定値を追加して選択してもよい。
また例えば、選択部32は、連続する2以上の測定値を含む予め定められた範囲(例えば5回分の測定値を含む範囲)における最大値と最小値との差が、予め定められた閾値以上となるような変動の大きい部分について、選択するようにしてもよい。
このような形態によれば、文には記載がなくても、変動の大きい部分の測定値をプロット図に含めて提示できる。すなわち、病状が急激に悪化又は良化したことが疑われる時点の測定値を含めたプロット図を提示できるので、見落としを抑制できる。
(第10実施例)
第9実施例と同様に、選択部32は、測定値に関連する各種語句に基づいて選択した測定値の他に、複数の測定値のうち、予め定められた条件を満たす測定値を更に選択してもよい。例えば、選択部32は、数値の大きさに比例して病状が悪いことを意味する測定値について、予め定められた閾値以上の測定値を選択するようにしてもよい。
このような形態によれば、文には記載がなくても、特に悪い値の測定値をプロット図に含めて提示できる。すなわち、病状が特に悪いと疑われる時点の測定値を含めたプロット図を提示できるので、見落としを抑制できる。
次に、図13を参照して、本実施形態に係る情報処理装置10の作用を説明する。情報処理装置10において、CPU21が情報処理プログラム27を実行することによって、図13に示す情報処理が実行される。情報処理は、例えば、ユーザによって入力部25を介して実行開始の指示があった場合に実行される。
ステップS10で、取得部30は、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得する。ステップS12で、取得部30は、ステップS10で取得した測定値に対応する文を取得する。ステップS14で、選択部32は、ステップS12で取得された文から、測定値に対応する語句を特定する。ステップS16で、選択部32は、ステップS14で特定した測定値に対応する語句に基づいて、ステップS10で取得された複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。
ステップS18で、作成部34は、ステップS16で選択された少なくとも一部の測定値を含むプロット図を作成する。ステップS20で、制御部36は、ステップS18で作成されたプロット図をディスプレイ24に表示させる制御を行い、本情報処理を終了する。
以上説明したように、本開示の一態様に係る情報処理装置10は、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、測定値に対応する文を取得し、文に含まれる測定値に関連する語句に基づいて、複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する。
すなわち、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、複数の測定値のうち、ユーザが注目すると想定される測定値を選択的に提示することができる。したがって、読影レポートの作成作業等において視認性に優れた形態で測定値を提示でき、医療文書の作成を支援できる。
なお、上記実施形態においては、取得部30が、医用画像を画像解析することによって測定値を導出する形態について説明したが、これに限らない。例えば、取得部30は、記憶部22、画像サーバ5、画像DB6、レポートサーバ7、レポートDB8及びその他外部装置等に予め記憶されている測定値を取得してもよい。また例えば、取得部30は、入力部25を介してユーザにより手動で入力された測定値を取得してもよい。
また、上記実施形態においては、取得部30が、機械学習によって医用画像から測定値に対応する文を生成する形態について説明したが、これに限らない。例えば、取得部30は、レポートDB8、記憶部22及びその他外部装置等に予め記憶されている文を取得してもよい。また例えば、取得部30は、入力部25を介してユーザにより手動で入力された文を取得してもよい。
また、上記実施形態においては、ある1つの病変の長径を表す測定値を用いて説明したが、これに限らない。例えば、同一の被検体について複数の病変がある場合、取得部30が複数の病変のそれぞれについて複数の時点における測定値を取得し、選択部32が複数の病変のそれぞれについて一部の測定値を選択してもよい。また例えば、取得部30が同一の病変についての複数の時点における複数種類の測定値(例えば長径と信号値)を取得し、選択部32が複数種類の測定値のそれぞれについて一部の測定値を選択してもよい。これらの場合において、作成部34は、複数の病変についての測定値、及び/又は複数種類の測定値を、まとめて1つのプロット図として作成してもよい。
また、上記実施形態において作成された一部の測定値を含むプロット図を確認したユーザは、その後、全ての測定値を含むプロット図(図7参照)の確認を所望する可能性がある。そこで、制御部36は、入力部25を介してユーザによる全ての測定値を含むプロット図の表示指示を受け付けてもよい。また、作成部34は、制御部36が全ての測定値を含むプロット図の表示指示を受け付けた場合に、複数の測定値についてのプロット図を作成してもよい。制御部36は、一部の測定値を含むプロット図に代えて又は追加して、作成部34により作成された全ての測定値を含むプロット図をディスプレイ24に表示させる制御を行ってもよい。
また、上記実施形態においては、読影WS3における読影レポートの作成場面を想定した形態について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置10は、読影WS3及び/又は診療WS4における読影レポートの閲覧場面において、閲覧対象の読影レポートに含まれる文に基づいて、複数の測定値のうち一部を選択的に含むプロット図を提示するようにしてもよい。このような形態によれば、読影レポートの作成場面において作成者がどのようなプロット図を確認していたかに依らず、読影レポートの閲覧者にとって視認性に優れた形態でプロット図を提示でき、読影レポートの視認性を向上できる。
また、上記実施形態においては、医用画像についての読影レポートを想定した形態について説明したが、これに限らない。本開示の情報処理装置10は、文と測定値とを含む各種医療文書の作成及び/又は閲覧場面に適用可能である。例えば、情報処理装置10を、定期健康診断の結果報告レポートの作成及び/又は閲覧場面に適用してもよい。
また、上記実施形態において、例えば、取得部30、選択部32、作成部34及び制御部36といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム27が記憶部22に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム27は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム27は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。さらに、本開示の技術は、情報処理プログラムに加えて、情報処理プログラムを非一時的に記憶する記憶媒体にもおよぶ。
本開示の技術は、上記実施形態例及び実施例を適宜組み合わせることも可能である。以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。
1 情報処理システム
2 撮影装置
3 読影WS
4 診療WS
5 画像サーバ
6 画像DB
7 レポートサーバ
8 レポートDB
9 ネットワーク
10 情報処理装置
21 CPU
22 記憶部
23 メモリ
24 ディスプレイ
25 入力部
26 ネットワークI/F
27 情報処理プログラム
28 バス
30 取得部
32 選択部
34 作成部
36 制御部
60 被検体情報
AA 異常陰影の領域
D1~D5 画面
L1~L4 所見文
P0~P5 プロット図
SA 構造物の領域
T 医用画像
T1~Tm、Tx 断層画像

Claims (17)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、
    前記測定値に対応する文を取得し、
    前記文に含まれる前記測定値に関連する語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記文に含まれる前記測定値の経時変化を表す語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、
    前記プロセッサは、
    前記測定値と前記時間情報とを変数とし、選択した少なくとも一部の前記測定値を含むプロット図を作成し、
    当該プロット図をディスプレイに表示させる
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    指示を受け付けた場合に、取得した全ての前記複数の測定値を含む前記プロット図を作成し、
    当該プロット図をディスプレイに表示させる
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、
    前記プロセッサは、
    前記測定値に関連する語句に基づいて決定される前記測定時点を示す時間情報が付与された前記測定値を選択する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記測定値に関連する語句に基づいて決定される前記測定値の数に応じて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記文に含まれる病名を表す語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記文に含まれる検査目的を表す語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記文に含まれる前記測定値と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該測定値を選択するか否かを決定する
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記文に含まれる少なくとも2つの前記測定値の差と、予め定められた閾値と、の比較結果に基づいて、当該少なくとも2つの測定値を選択するか否かを決定する
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記複数の測定値のうち、予め定められた条件を満たす前記測定値を選択する
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記複数の測定値に含まれる少なくとも2つの前記測定値の差が予め定められた条件を満たす場合、当該少なくとも2つの測定値を選択する
    請求項1から請求項11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、
    前記プロセッサは、
    前記複数の測定値のうち、時系列順に連続した少なくとも一部を選択する
    請求項1から請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記測定値には、測定時点を示す時間情報が付与されており、
    前記プロセッサは、
    前記複数の測定値のうち、時系列順に離散した少なくとも一部を選択する
    請求項1から請求項13の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記測定値は、病変の大きさ、及び、病変を撮影して得られる医用画像の当該病変の部位における信号値、の少なくとも一方である
    請求項1から請求項14の何れか1項に記載の情報処理装置。
  16. 同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、
    前記測定値に対応する文を取得し、
    前記文に含まれる前記測定値に関連する語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    処理を含む情報処理方法。
  17. 同一の被検体から複数の異なる時点において測定された複数の測定値を取得し、
    前記測定値に対応する文を取得し、
    前記文に含まれる前記測定値に関連する語句に基づいて、前記複数の測定値のうち少なくとも一部を選択する
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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