JP2023130634A - ひずみゲージ - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗調整部を有するひずみゲージにおいて、測定精度の低下を抑制する。【解決手段】本ひずみゲージは、基材と、前記基材の上面に形成された抵抗体と、を有し、前記抵抗体は、受感抵抗部、抵抗調整部、第1接続部、及び第2接続部を含み、前記受感抵抗部は、長手方向を第1方向に向けて並置された複数の細長状部と、複数の前記細長状部のうち隣接する前記細長状部の端部を互い違いに連結して各々の前記細長状部を直列に接続する折り返し部と、を含む所定の繰り返しパターンを形成しており、前記抵抗調整部は、前記第1接続部及び前記第2接続部を介して、前記受感抵抗部と並列に接続され、前記抵抗調整部は、複数のトリム抵抗を含み、前記抵抗調整部、前記第1接続部、及び前記第2接続部は、前記上面において、前記所定の繰り返しパターンが形成された領域とは異なる位置であって、かつ、前記領域の中心を通り前記第1方向に平行な直線と交わらない位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ひずみゲージに関する。
従来、測定対象物に貼り付けて使用するひずみゲージが知られている。ひずみゲージの基材上には、例えば、抵抗体がジグザグ形状等の所定のパターンで形成される。また、ひずみゲージにはトリミング用の抵抗体である抵抗調整部が設けられる場合がある。抵抗調整部は例えば、前記所定のパターンに囲まれた、ひずみゲージの中心付近に配置される(特許文献1参照)。
特許第6490039号
しかしながら、抵抗調整部は設計上複雑なパターンになりやすく、抵抗調整部が本来の受感部として働く抵抗体とは異なる方向成分のひずみを受けたり、異なる大きさのひずみを受けたりする場合がある。この場合、抵抗調整部の存在によって、ひずみゲージの出力値にノイズが含まれてしまうことになる。つまり、抵抗調整部を設けると、抵抗調整が容易になる一方、ひずみゲージの測定精度が低下してしまう虞があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、抵抗調整部を有するひずみゲージにおいて、測定精度の低下を抑制することを目的とする。
本開示の一実施形態に係るひずみゲージは、基材と、前記基材の上面に形成された抵抗体と、を有し、前記抵抗体は、受感抵抗部、抵抗調整部、第1接続部、及び第2接続部を含み、前記受感抵抗部は、長手方向を第1方向に向けて並置された複数の細長状部と、複数の前記細長状部のうち隣接する前記細長状部の端部を互い違いに連結して各々の前記細長状部を直列に接続する折り返し部と、を含む所定の繰り返しパターンを形成しており、前記抵抗調整部は、前記第1接続部及び前記第2接続部を介して、前記受感抵抗部と並列に接続され、前記抵抗調整部は、複数のトリム抵抗を含み、前記抵抗調整部、前記第1接続部、及び前記第2接続部は、前記上面において、前記所定の繰り返しパターンが形成された領域とは異なる位置であって、かつ、前記領域の中心を通り前記第1方向に平行な直線と交わらない位置に配置されている。
開示の技術によれば、抵抗調整部を有するひずみゲージにおいて、測定精度の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。 第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その1)である。 図1に示す抵抗調整部の近傍の部分拡大図である。 抵抗調整部と抵抗体との接続位置の変形例を示す部分拡大図(その1)である。 抵抗調整部と抵抗体との接続位置の変形例を示す部分拡大図(その2)である。 第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その2)である。 第1実施形態の変形例に係るひずみゲージを例示する平面図である。 図7に示す抵抗調整部の近傍の部分拡大図である。 図8に示す抵抗調整部とθ1が異なる例を示す部分拡大図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一の構成部には同一の符号を付す場合がある。また、各図面において、互いに直交するX方向、Y方向、及びZ方向を規定する場合がある。この場合、X方向において、矢印の始点(根元)側をX-側、矢印の終点(矢尻)側をX+側と称する場合がある。Y方向及びZ方向についても同様である。また、各図面の説明において、既に説明した構成部と同一の構成部についての説明は省略する場合がある。
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。図2は、第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その1)であり、図1のA-A線に沿う断面を示している。
図1及び図2を参照すると、ひずみゲージ1は、基材10と、第1配線41と、第2配線42と、第1電極51と、第2電極52と、抵抗体100と、を有する。抵抗体100は、受感抵抗部30と、抵抗調整部60と、第1接続部71と、第2接続部72とを含む。まずは、ひずみゲージ1を構成する各部について詳細に説明する。
なお、本実施形態では、便宜上、ひずみゲージ1において、基材10の抵抗体100が設けられている側を「上側」と称し、抵抗体100が設けられていない側を「下側」と称する。又、各部位の上側に位置する面を「上面」と称し、各部位の下側に位置する面を「下面」と称する。ただし、ひずみゲージ1は天地逆の状態で用いることもできる。又、ひずみゲージ1は任意の角度で配置することもできる。又、平面視とは、基材10の上面10aに対する上側から下側への法線方向で対象物を視ることを指すものとする。そして、平面形状とは、前記法線方向で対象物を視たときの、対象物の形状を指すものとする。
基材10は、抵抗体100等を形成するためのベース層となる部材である。基材10は可撓性を有する。基材10の下面には、接着層等を介して起歪体が接合されていてもよい。基材10の厚さは特に限定されず、ひずみゲージ1の使用目的等に応じて適宜決定されてよい。例えば、基材10の厚さは5μm~500μm程度であってよい。なお、起歪体の表面から受感部へのひずみの伝達性、および、環境変化に対する寸法安定性の観点から考えると、基材10の厚さは5μm~200μmの範囲内であることが好ましい。また、絶縁性の観点から考えると、基材10の厚さは10μm以上であることが好ましい。
基材10は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂、エポキシ樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、LCP(液晶ポリマー)樹脂、ポリオレフィン樹脂等の絶縁樹脂フィルムから形成される。なお、フィルムとは、厚さが500μm以下程度であり、かつ可撓性を有する部材を指す。
基材10が絶縁樹脂フィルムから形成される場合、当該絶縁樹脂フィルムには、フィラーや不純物等が含まれていてもよい。例えば、基材10は、シリカやアルミナ等のフィラーを含有する絶縁樹脂フィルムから形成されてもよい。
基材10の樹脂以外の材料としては、例えば、SiO、ZrO(YSZも含む)、Si、Si、Al(サファイヤも含む)、ZnO、ペロブスカイト系セラミックス(CaTiO、BaTiO)等の結晶性材料が挙げられる。又、前述の結晶性材料以外に非晶質のガラス等を基材10の材料としてもよい。又、基材10の材料として、アルミニウム、アルミニウム合金(ジュラルミン)、チタン等の金属を用いてもよい。金属を用いる場合、金属製の基材10上に絶縁膜が設けられる。
抵抗体100は、基材10の上側に形成された薄膜である。抵抗体100のうち、受感抵抗部30は、ひずみゲージ1において、検出したい方向成分のひずみを受けて抵抗変化を生じる受感部である。受感抵抗部30は、複数の細長状部31と、複数の折り返し部32と、第1配線接続部33と、第2配線接続部34とを含む。図1の例では、細長状部31は28個設けられている。また、折り返し部32は細長状部31のX-側に13個、細長状部31のX+側に14個設けられている。
受感抵抗部30において、複数の細長状部31は、長手方向を第1方向(図1の例ではX方向)に向けて並置されている。そして、複数の折り返し部32は、複数の細長状部31の中で隣接する細長状部31の端部を互い違いに連結して各々の細長状部31を直列に接続する。これにより、受感抵抗部30は、全体としてジグザグに折り返す繰り返しパターンを形成している。
受感抵抗部30において、最もY+側に位置する細長状部31のX-側の端部は、第1配線接続部33を介して第1配線41と接続されている。また、最もY-側に位置する細長状部31のX-側の端部は、第2配線接続部34を介して第2配線42と接続されている。複数の細長状部31の長手方向がグリッド方向(図1の例ではX方向)となり、グリッド方向と垂直な方向がグリッド幅方向(図1の例ではY方向)となる。
第1配線接続部33は、Y方向の一端側(最もY+側)に配置された細長状部31と第1配線41とを接続する。また、第2配線接続部34は、Y方向の他端側(最もY-側)に配置された細長状部31と第2配線42とを接続する。
抵抗体100は、例えば、Cr(クロム)を含む材料、Ni(ニッケル)を含む材料、又はCrとNiの両方を含む材料から形成することができる。すなわち、抵抗体100は、CrとNiの少なくとも一方を含む材料から形成することができる。Crを含む材料としては、例えば、Cr混相膜が挙げられる。Niを含む材料としては、例えば、Cu-Ni(銅ニッケル)が挙げられる。CrとNiの両方を含む材料としては、例えば、Ni-Cr(ニッケルクロム)が挙げられる。
ここで、Cr混相膜とは、Cr、CrN、及びCrN等が混相した膜である。Cr混相膜は、酸化クロム等の不可避不純物を含んでいてもよい。
抵抗体100の厚さは特に限定されず、ひずみゲージ1の使用目的等に応じて適宜決定されてよい。例えば、抵抗体100の厚さは0.05μm~2μm程度であってよい。特に、抵抗体100の厚さが0.1μm以上である場合、抵抗体100を構成する結晶の結晶性(例えば、α-Crの結晶性)が向上する。また、抵抗体100の厚さが1μm以下である場合、抵抗体100を構成する膜の内部応力に起因する、(i)膜のクラックおよび(ii)膜の基材10からの反りが、低減される。
横感度を生じ難くすることと、断線対策とを考慮すると、抵抗体100の幅は10μm以上100μm以下であることが好ましい。更に言えば、抵抗体100の幅は10μm以上70μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であるとより好ましい。
例えば、抵抗体100がCr混相膜である場合、安定な結晶相であるα-Cr(アルファクロム)を主成分とすることで、ゲージ特性の安定性を向上させることができる。又例えば、抵抗体100がCr混相膜である場合、抵抗体100がα-Crを主成分とすることで、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを-1000ppm/℃~+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。ここで、「主成分」とは、抵抗体を構成する全物質の50重量%以上を占める成分のことを意味する。ゲージ特性を向上させるという観点から考えると、抵抗体100はα-Crを80重量%以上含むことが好ましい。更に言えば、同観点から考えると、抵抗体100はα-Crを90重量%以上含むことがより好ましい。なお、α-Crは、bcc構造(体心立方格子構造)のCrである。
又、抵抗体100がCr混相膜である場合、Cr混相膜に含まれるCrN及びCrNは20重量%以下であることが好ましい。Cr混相膜に含まれるCrN及びCrNが20重量%以下であることで、ひずみゲージ1のゲージ率の低下を抑制することができる。
又、Cr混相膜におけるCrNとCrNとの比率は、CrNとCrNの重量の合計に対し、CrNの割合が80重量%以上90重量%未満となるようにすることが好ましい。更に言えば、同比率は、CrNとCrNの重量の合計に対し、CrNの割合が90重量%以上95重量%未満となるようにすることがより好ましい。CrNは半導体的な性質を有する。そのため、前述のCrNの割合を90重量%以上95重量%未満とすることで、TCRの低下(負のTCR)が一層顕著となる。更に、前述のCrNの割合を90重量%以上95重量%未満とすることで抵抗体100のセラミックス化を低減し、抵抗体100の脆性破壊が起こりにくくすることができる。
一方で、CrNは化学的に安定であるという利点も有する。Cr混相膜にCrNをより多く含むことで、不安定なNが発生する可能性を低減することができるため、安定なひずみゲージを得ることができる。ここで「不安定なN」とは、Cr混相膜の膜中に存在し得る、微量のNもしくは原子状のNのことを意味する。これらの不安定なNは、外的環境(例えば高温環境)によっては膜外へ抜け出ることがある。不安定なNが膜外へ抜け出るときに、Cr混相膜の膜応力が変化し得る。
第1配線41及び第2配線42は、基材10上に形成されている。第1配線41は、受感抵抗部30の第1配線接続部33と第1電極51とを電気的に接続している。第2配線42は、受感抵抗部30の第2配線接続部34と第2電極52とを電気的に接続している。図1の例では、第1配線41の幅は第1配線接続部33側が狭く第1電極51側ほど広くなっているが、これは一例であり、例えば、第1配線41の幅は一定であってもよい。第2配線42についても同様である。
第1電極51及び第2電極52は、基材10上に形成されている。第1電極51は、第1配線41を介して受感抵抗部30の一端と電気的に接続されている。第2電極52は、第2配線42を介して受感抵抗部30の他端と電気的に接続されている。第1電極51及び第2電極52は、平面視において、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42よりも拡幅して略矩形状に形成されている。第1電極51及び第2電極52は、ひずみにより生じる受感抵抗部30の抵抗値の変化を外部に出力するための一対の電極である。第1電極51及び第2電極52には、例えば外部接続用のリード線等が接合される。第1電極51及び第2電極52の上面に、銅等の抵抗の低い金属層、または、金等のはんだ付け性が良好な金属層を積層してもよい。
なお、受感抵抗部30、第1配線41、第2配線42、第1電極51、及び第2電極52は便宜上別符号としているが、これらは同一工程において同一材料により一体に形成することができる。
抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72は、基材10上に形成されている。抵抗調整部60は、受感抵抗部30の抵抗値を調整するための導体パターンである。抵抗調整部60は、第1接続部71及び第2接続部72を介して、受感抵抗部30と電気的に並列に接続されている。以下、図1及び図2に加え、図3を参照し、抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72について詳細に説明する。
図3は、図1に示す抵抗調整部の近傍の部分拡大図である。図3に示すように、抵抗調整部60は、グリッド抵抗R1、R2、R3、R4、R5、及びR6と、トリム抵抗Ra、Rb、Rc、Rd、及びReとを含む。グリッド抵抗R1~R6は、互いに抵抗値が異なる。また、トリム抵抗Ra~Reは、互いに抵抗値が異なる。また、抵抗調整部60は、第1接続部71、第2接続部72、各グリッド抵抗、及び/又は各トリム抵抗のいずれか2つ以上を連結する連結部x1、x2、x3、x4、x5、x6、及びx7を含む。このように、抵抗調整部60は、複数のグリッド抵抗及び複数のトリム抵抗を含む。なお、抵抗調整部60において、グリッド抵抗及びトリム抵抗の個数や、グリッド抵抗とトリム抵抗との接続の仕方は、図3の例には限定されない。
第1接続部71は、受感抵抗部30の1つの折り返し部32と連結部x1とを接続する。グリッド抵抗R1は、連結部x1と連結部x2とを接続する。グリッド抵抗R2は、連結部x2と連結部x3とを接続する。グリッド抵抗R3は、連結部x3と連結部x4とを接続する。グリッド抵抗R4は、連結部x4と連結部x5とを接続する。グリッド抵抗R5は、連結部x5と連結部x6とを接続する。グリッド抵抗R6は、連結部x6と連結部x7とを接続する。第2接続部72は、連結部x7と受感抵抗部30の第2配線接続部34とを接続する。トリム抵抗Raは、連結部x1と連結部x3とを接続する。トリム抵抗Rbは、連結部x2と連結部x4とを接続する。トリム抵抗Rcは、連結部x3と連結部x5とを接続する。トリム抵抗Rdは、連結部x4と連結部x6とを接続する。トリム抵抗Reは、連結部x5と連結部x7とを接続する。
すなわち、グリッド抵抗R1~R6及び連結部x1~x7は、第1接続部71と第2接続部72との間に直列に接続されている。また、トリム抵抗Raは、隣接するグリッド抵抗R1及びR2を含む直列回路に対して並列に接続されている。また、トリム抵抗Rbは、隣接するグリッド抵抗R2及びR3を含む直列回路に対して並列に接続されている。また、トリム抵抗Rcは、隣接するグリッド抵抗R3及びR4を含む直列回路に対して並列に接続されている。また、トリム抵抗Rdは、隣接するグリッド抵抗R4及びR5を含む直列回路に対して並列に接続されている。また、トリム抵抗Reは、隣接するグリッド抵抗R5及びR6を含む直列回路に対して並列に接続されている。
トリム抵抗Ra~Reをレーザトリミング等によって切断することにより、第1接続部71と第2接続部72との間に接続された抵抗調整部60の抵抗値を調整することができる。すなわち、抵抗調整部60は受感抵抗部30と並列に接続されているので、第1電極51と第2電極52との間に接続された受感抵抗部30の抵抗値を調整することができる。
トリム抵抗の切断の仕方は、(1)トリム抵抗Ra~Reのいずれも切断しない、(2)トリム抵抗Ra~Reのいずれか1つを切断する、(3)トリム抵抗Ra~Reのいずれか2つを切断する、(4)トリム抵抗Ra~Reのいずれか3つを切断する、(5)トリム抵抗Ra~Reのいずれか4つを切断する、(6)トリム抵抗Ra~Reのすべてを切断する、のいずれかであり、全部で32通りである。
図1において、矩形の破線で示す領域Sは、基材10上に受感抵抗部30の繰り返しパターンが形成された領域を示している。また、二点鎖線で示す直線L0は、領域Sをグリッド幅方向に2等分する直線を示している。すなわち、直線L0は、領域Sの中心を通り、細長状部31の長手方向である第1方向(図1の例ではX方向)に平行な直線である。抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72は、領域Sの外側(すなわち、受感抵抗部30の繰り返しパターンとは異なる位置)であって、かつ直線L0と交わらない位置に配置されている。
ここで、図3において細長状部31のX-側に位置する折り返し部32のうち最もY-側に位置する折り返し部32を「1番目の折り返し部32」と称し、1番目の折り返し部32のY+側に隣接する折り返し部32を「2番目の折り返し部32」と称する。以降同様に、n番目にY+側に位置する折り返し部32を「n番目の折り返し部32」と称する。このとき、図3の例では、第1接続部71は2番目の折り返し部32と接続され、第2接続部72は第2配線接続部34と接続されている。
このように、第1接続部71は細長状部31のX-側に位置する折り返し部32の1つと接続され、第2接続部72は第2配線接続部34と接続されてもよい。また、受感抵抗部30は、第1接続部71と接続された折り返し部32よりも第2接続部72の側に、1以上の折り返し部32を含んでもよい。例えば、図3において、第1接続部71は3番目の折り返し部32や4番目の折り返し部32と接続されてもよい。
なお、ひずみゲージ1にカバー層(絶縁樹脂層)を設けてもよい。カバー層は、基材10の上面10aに、例えば、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42を被覆し、第1電極51及び第2電極52を露出するように設けられる。カバー層の材料としては、例えば、PI樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂、PEN樹脂、PET樹脂、PPS樹脂、複合樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂)等の絶縁樹脂が挙げられる。なお、カバー層は、フィラーや顔料を含有しても構わない。カバー層の厚さは、特に制限されず、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、カバー層の厚さは2μm~30μm程度とすることができる。カバー層を設けることで、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42に機械的な損傷等が生じることを抑制することができる。又、カバー層を設けることで、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42を湿気等から保護することができる。
ひずみゲージ1の抵抗調整部60において、互いに長さの異なるグリッド抵抗R1~R6やトリム抵抗Ra~Reは複雑なパターンを形成している。そのため、抵抗調整部60は、シンプルな繰り返しパターンである受感抵抗部30とは異なる方向成分のひずみを受けたり、異なる大きさのひずみを受けたりしやすい。抵抗調整部60が受けるひずみはひずみゲージ1から出力される抵抗値にも影響する。そのため、抵抗調整部60の受けるひずみは、受感抵抗部30が受けるひずみに対してノイズ成分となり得る。以上のことから、ひずみゲージ1の検出精度の観点から考えると、抵抗調整部60は、ノイズとなり得る方向成分および/または大きさのひずみによる抵抗変化が極力発生しないように設計されることが望ましい。
ひずみゲージ1は、領域Sの中心が起歪体の最もひずみが生じる位置とおおよそ一致し、かつ細長状部31の長手方向が起歪体のひずみ方向とおおよそ平行になるように起歪体に貼り付けられることが望ましい。ひずみゲージ1を起歪体にこのように貼り付けた場合、ひずみゲージ1は図1の直線L0の近傍の位置で、最も大きなひずみを受けることができる。
そこで、ひずみゲージ1では、抵抗調整部60と、当該抵抗調整部60を受感抵抗部30に接続する第1接続部71及び第2接続部72とは、(i)領域Sの外側であって、かつ、(ii)直線L0(すなわち、受感抵抗部30のグリッド幅方向における中央線)と交わらない位置に、配置される。このような配置により、抵抗調整部60を、ひずみゲージ1で最も大きくひずむ場所である直線L0を避けて配置することができる。そのため、ひずみゲージ1は、抵抗調整部60が検出するひずみの量を低減することができる。すなわち、ひずみゲージ1において、抵抗調整部60に起因するひずみ測定精度の低下を抑制することができる。なお、抵抗調整部60が検出するひずみの量を抑制する効果をより大きくするためには、抵抗調整部60は、Y方向において、直線L0からできるだけ離れた位置に配置することが好ましい。
また、ひずみゲージ1の上面10aにおける抵抗調整部60の位置は、以下のような位置であってよい。例えば、抵抗調整部60のX方向における位置は、領域Sに対して第1電極51及び/又は第2電極52と同一側になる位置であってもよい。また例えば、抵抗調整部60のX方向における位置は、図1に示す例のように、領域Sを挟んで第1電極51及び/又は第2電極52と反対側の位置であってもよい。後者の配置によれば、抵抗調整部60をY方向において直線L0からより離れた位置に配置することができるため、抵抗調整部60が検出するひずみの量を抑制する効果をより大きくすることができる。また、このような配置により、第1電極51及び第2電極52にリード線等をはんだ付けする際に、はんだが抵抗調整部60に付着してグリッド抵抗の抵抗値に影響を与えることを抑制できる。
また、ひずみゲージ1では、1つの抵抗調整部60が複数のトリム抵抗を含んでいる。これにより、例えば、隣接する折り返し部32の間のそれぞれに1つのトリム抵抗を接続する場合に比べて、抵抗調整部60全体をY方向において直線L0から離れた位置に配置することが容易である。
また、グリッド抵抗R1~R6の幅は、受感抵抗部30の細長状部31の幅と同じか又は狭くてもよいが、受感抵抗部30の細長状部31の幅よりも広くてもよい。グリッド抵抗R1~R6のうち1つ以上のグリッド抵抗の幅を受感抵抗部30の細長状部31の幅よりも広くすることで、抵抗調整部60が検出するひずみの量をさらに抑制することができる。グリッド抵抗R1~R6の全ての幅を受感抵抗部30の細長状部31の幅より広くしてもよい。これにより、抵抗調整部60が検出するひずみの量をいっそう抑制することができる。
なお、図3の例では第2接続部72は第2配線接続部34と接続されていたが、図4に示すように、第2接続部72は第2配線42と接続されてもよい。あるいは、第2接続部72は、第2配線42と第2配線接続部34との両方と接続されてもよい。つまり、第2接続部72は、第2配線接続部34及び/又は第2配線42と接続されてよい。これらの場合も、抵抗調整部60は、第1接続部71及び第2接続部72を介して、受感抵抗部30と並列に接続されることになる。
また、図5に示すように、抵抗調整部60は、第1接続部71を介してある折り返し部32に接続され、第2接続部72を介して、前記ある折り返し部32と異なる折り返し部32と接続される構成であってもよい。すなわち、第1接続部71及び第2接続部72はそれぞれ異なる折り返し部32と接続されてもよい。この場合、受感抵抗部30は、第1接続部71が接続している折り返し部32と、第2接続部72が接続している折り返し部32との間に、1以上の折り返し部32が挟まっていてもよい。
また、図1において、抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72は、直線L0よりもY+側に配置されてもよい。このとき、例えば、第1接続部71は第1配線接続部33及び/又は第1配線41と接続され、第2接続部72は10番目の折り返し部32や11番目の折り返し部32等に接続されてもよい。あるいは、第1接続部71及び第2接続部72は、直線L0よりもY+側に配置されている異なる2つの折り返し部32と接続されてもよい。この場合、受感抵抗部30は、第1接続部71及び第2接続部72と接続された2つの折り返し部32の間に、1以上の折り返し部32を含んでもよい。
また、第1接続部71及び第2接続部72は、第1配線41のY+側において、第1配線41のX方向における異なる位置に接続してもよい。また、第1接続部71及び第2接続部72は、第2配線42のY-側において、第2配線42のX方向における異なる位置に接続してもよい。これらの場合も、抵抗調整部60は、第1接続部71及び第2接続部72を介して、受感抵抗部30と並列に接続されることになる。
[ひずみゲージの製造方法]
本実施形態に係るひずみゲージ1では、基材10上に、受感抵抗部30と、第1配線41と、第2配線42と、第1電極51と、第2電極52と、抵抗調整部60と、第1接続部71と、第2接続部72とが形成される。なお、基材10とこれらの部材の層の間に別の層(後述する機能層等)が形成されてもよい。
以下、ひずみゲージ1の製造方法について説明する。ひずみゲージ1を製造するためには、まず、基材10を準備し、基材10の上面10aに金属層(便宜上、金属層Aとする)を形成する。金属層Aは、最終的にパターニングされて受感抵抗部30、第1配線41、第2配線42、第1電極51、第2電極52、抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72となる層である。従って、金属層Aの材料や厚さは、前述の受感抵抗部30等の材料や厚さと同様である。
金属層Aは、例えば、金属層Aを形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜することができる。金属層Aは、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法、蒸着法、アークイオンプレーティング法、またはパルスレーザー堆積法等を用いて成膜されてもよい。
なお、基材10の上面10aに下地層を形成してから金属層Aを形成してもよい。例えば、基材10の上面10aに、所定の膜厚の機能層をコンベンショナルスパッタ法により真空成膜してもよい。このように下地層を設けることによって、ひずみゲージ1のゲージ特性を安定化させることができる。
本願において、機能層とは、少なくとも上層である金属層A(受感抵抗部30)の結晶成長を促進する機能を有する層を指す。機能層は、更に、基材10に含まれる酸素または水分による金属層Aの酸化を防止する機能、および/または、基材10と金属層Aとの密着性を向上する機能を備えていることが好ましい。機能層は、更に、他の機能を備えていてもよい。
基材10を構成する絶縁樹脂フィルムは酸素や水分を含むことがあり、また、Crは自己酸化膜を形成することがある。そのため、特に金属層AがCrを含む場合、金属層Aの酸化を防止する機能を有する機能層を成膜することが好ましい。
このように、金属層Aの下層に機能層を設けることにより、金属層Aの結晶成長を促進可能となり、安定な結晶相からなる金属層Aを作製することができる。その結果、ひずみゲージ1において、ゲージ特性の安定性が向上する。又、機能層を構成する材料が金属層Aに拡散することにより、ひずみゲージ1において、ゲージ特性が向上する。
次に、フォトリソグラフィによって金属層Aをパターニングすることで、図1に示す平面形状の受感抵抗部30、第1配線41、第2配線42、第1電極51、第2電極52、抵抗調整部60、第1接続部71、及び第2接続部72を形成する。機能層を設けた場合のひずみゲージ1の平面形状は、例えば図1と同様であってよい。図6は、第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その2)である。図6は、受感抵抗部30等の下地層として機能層20を設けた場合のひずみゲージ1の断面形状を示している。
機能層20の平面形状は、例えば受感抵抗部30等の平面形状と略同一にパターニングされてよい。しかしながら、機能層20と受感抵抗部30等との平面形状はそれぞれ略同一でなくてもよい。例えば、機能層20が絶縁材料から形成される場合には、機能層20を受感抵抗部30等の平面形状と異なる形状にパターニングしてもよい。この場合、機能層20は例えば受感抵抗部30等が形成されている領域にベタ状に形成されてもよい。或いは、機能層20は、基材10の上面10aの全体にベタ状に形成されてもよい。
受感抵抗部30等を形成した後、基材10の上面10aにカバー層を形成してもよい。カバー層は、例えば、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42を被覆するが、第1電極51及び第2電極52はカバー層から露出していてもよい。例えば、基材10の上面10aに、受感抵抗部30、第1配線41、及び第2配線42を被覆し第1電極51及び第2電極52を露出するように、半硬化状態の熱硬化性の絶縁樹脂フィルムをラミネートする。その後に当該絶縁樹脂フィルムを加熱して硬化させることにより、カバー層を形成することができる。以上の工程により、ひずみゲージ1が完成する。
〈第1実施形態の変形例〉
第1実施形態の変形例では、抵抗体の細長状部と抵抗調整部のグリッド抵抗とのなす角度が第1実施形態とは異なる例を示す。なお、第1実施形態の変形例では、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明は省略する場合がある。
図7は、第1実施形態の変形例に係るひずみゲージを例示する平面図である。図8は、図7に示す抵抗調整部の近傍の部分拡大図である。図7及び図8を参照すると、ひずみゲージ1Aは、受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6とのなす角度が、図1に示したひずみゲージ1と相違する。
すなわち、図1に示したひずみゲージ1では、受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6とのなす角度が0度であった。これに対し、ひずみゲージ1Aでは、グリッド抵抗R1~R6の長手方向は、細長状部31の長手方向である第1方向に対して傾斜している。
具体的には、図8に示すように、ひずみゲージ1Aでは、受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1とのなす角度θ1が45度である。グリッド抵抗R2~R6はグリッド抵抗R1と平行に配置されているので、受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R2~R6とがなす角度も45度である。なお、図8において、X1はX軸に平行な直線、すなわち、受感抵抗部30の細長状部31と平行な直線を示している。また、L1は、グリッド抵抗R1と平行な直線を示している。
なお、X1とL1とのなす角度は、X1を始線(0度)として、動径を時計回りに回転させたときの角度と、動径を反時計回りに回転させたときの角度のうち、小さい方の角度の絶対値で定義する。したがって、X1とL1とのなす角度は、必ず0度以上90度以下の範囲に入る。つまり、図8の例では、X1とL1とのなす角度は、135度ではなく45度である。
このように、受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6とのなす角度を45度とすることで、抵抗調整部60は直線L0方向のひずみをいっそう検出しにくくなる。その結果、ひずみゲージ1Aは、ひずみゲージ1に比べて、起歪体に生じるひずみを受感抵抗部30でいっそう精度よく検出することができる。
図9は、図8に示す抵抗調整部とθ1が異なる例を示す部分拡大図である。図9に示すひずみゲージ1Bでは、θ1を90度としている。すなわち、ひずみゲージ1Bでは、グリッド抵抗R1~R6の長手方向は、細長状部31の長手方向である第1方向と直交する。
このように、抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6と受感抵抗部30の細長状部31とのなす角度は図8に示す45度には限定されず、10度以上90度以下とすることができる。受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6とのなす角度は、45度以上60度未満が好ましく、60度以上75度未満がより好ましく、75度以上90度以下が特に好ましい。受感抵抗部30の細長状部31と抵抗調整部60のグリッド抵抗R1~R6とのなす角度が90度に近づくほど、抵抗調整部60で検出されるひずみを抑制することができる。
以上、好ましい実施形態等について詳説した。しかしながら、本開示に係るひずみゲージは、上述した実施形態および変形例等に限定されない。例えば、上述した実施形態等に係るひずみゲージについて、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、種々の変形及び置換を加えることができる。
1,1A,1B ひずみゲージ、10 基材、10a 上面、20 機能層、30 受感抵抗部、31 細長状部、32 折り返し部、33 第1配線接続部、34 第2配線接続部、41 第1配線、42 第2配線、51 第1電極、52 第2電極、60 抵抗調整部、71 第1接続部、72 第2接続部、100 抵抗体、R1~R6 グリッド抵抗、Ra~Re トリム抵抗、x1~x7 連結部

Claims (9)

  1. 基材と、
    前記基材の上面に形成された抵抗体と、を有し、
    前記抵抗体は、受感抵抗部、抵抗調整部、第1接続部、及び第2接続部を含み、
    前記受感抵抗部は、長手方向を第1方向に向けて並置された複数の細長状部と、複数の前記細長状部のうち隣接する前記細長状部の端部を互い違いに連結して各々の前記細長状部を直列に接続する折り返し部と、を含む所定の繰り返しパターンを形成しており、
    前記抵抗調整部は、前記第1接続部及び前記第2接続部を介して、前記受感抵抗部と並列に接続され、
    前記抵抗調整部は、複数のトリム抵抗を含み、
    前記抵抗調整部、前記第1接続部、及び前記第2接続部は、前記上面において、前記所定の繰り返しパターンが形成された領域とは異なる位置であって、かつ、前記領域の中心を通り前記第1方向に平行な直線と交わらない位置に配置されている、ひずみゲージ。
  2. 前記受感抵抗部の一端と電気的に接続された第1電極と、前記受感抵抗部の他端と電気的に接続された第2電極と、を有し、
    前記上面において、前記抵抗調整部は、前記領域を挟んで前記第1電極及び/又は前記第2電極と反対側に配置されている、請求項1に記載のひずみゲージ。
  3. 前記受感抵抗部の前記一端および前記他端はそれぞれ、前記第1方向に直交する第2方向における、前記受感抵抗部の端部であり、
    前記第1電極は、第1配線を介して前記受感抵抗部の前記一端と接続され、
    前記第2電極は、第2配線を介して前記受感抵抗部の前記他端と接続され、
    前記受感抵抗部は、
    前記一端の側に位置する前記細長状部と前記第1配線とを接続する第1配線接続部と、
    前記他端の側に位置する前記細長状部と前記第2配線とを接続する第2配線接続部と、を含み、
    前記第1接続部及び前記第2接続部の一方は、前記第1配線接続部及び/又は前記第1配線、あるいは、前記第2配線接続部及び/又は前記第2配線と接続され、
    前記第1接続部及び前記第2接続部の他方は、前記折り返し部の1つと接続されている、請求項2に記載のひずみゲージ。
  4. 前記第1接続部及び前記第2接続部はそれぞれ異なる前記折り返し部と接続されている、請求項1又は2に記載のひずみゲージ。
  5. 前記抵抗調整部は、直列に接続された複数のグリッド抵抗を含み、
    各々の前記トリム抵抗は、隣接する2つのグリッド抵抗を含む直列回路に対して並列に接続されている、請求項1乃至4の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  6. 各々の前記グリッド抵抗の長手方向は、前記第1方向に対して傾斜している、請求項5に記載のひずみゲージ。
  7. 前記グリッド抵抗と前記細長状部とのなす角度は、10度以上90度以下である、請求項6に記載のひずみゲージ。
  8. 複数の前記グリッド抵抗のうち1つ以上のグリッド抵抗の幅は、前記細長状部の幅よりも広い請求項5乃至7の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  9. 前記抵抗体は、Cr、CrN、及びCrNを含む膜から形成されている、請求項1乃至8の何れか一項に記載のひずみゲージ。
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