JP2023130325A - 主翼に取り付けられるエンジン用のフェアリング - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機の主翼にエンジンを支持するフェアリングに関し、抗力を低減させる方法を提供する。【解決手段】主翼には、エンジンに接続するパイロンを覆うフェアリング130を備える。フェアリングは、水平面、長手軸に垂直な第1の平面、及び長手軸に垂直かつ第1の平面の後方にある第2の平面を規定する。水平面に投影されたときの長手軸として基準線を規定する。フェアリングは、空気力学的表面を規定するフェアリング本体を含む。空気力学的表面は、アウトボード部分及びインボード部分を有する。インボード部分は第1の平面が第1の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差するように構成されている。第1の交点は基準線から第1の距離だけ側方にずれている。第2の平面は第2の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差する。第2の交点は、第1の距離より長い第2の距離だけ側方に基準線からずれている。【選択図】図2

Description

本開示は、広くは、航空宇宙構造物に関し、特に、航空機に対する抗力を低減させるためのフェアリング及び方法に関する。
主翼に取り付けられるエンジンを有する航空機は、典型的には、主翼に対してエンジンを支持するために、パイロンなどの支持構造物を利用する。多くの航空機は、エンジン及びパイロン接合部付近で、抗力などの干渉が大きくなり、したがって、航空機への損傷や有害な影響の危険性をもたらす。抗力及び干渉を低減させるための現在の解決策には、エンジンの位置を移動すること、航空機の移動速度を遅くすること、又は主翼の形状寸法を変更することが含まれる。これらの解決策は、理想的ではない。というのも、重量が増えたり、飛行完了時間が長くなったり、異なる飛行機の構成に対して主翼の形状を変更することが不可能であったりするからである。
したがって、当業者は、航空機に対する抗力を低減させるための構造及び方法を改善する分野において研究開発の努力を継続している。
下記は、本開示による主題の実施例の非網羅的なリストであり、それらは、特許請求されることも或いはされないこともある。
航空機用のフェアリングが開示される。航空機は、長手中心軸を規定し、主翼であって、前縁、前縁の後方の後縁、主翼厚さ、及び翼弦を有する主翼を含む。航空機は、翼弦と鉛直方向に整列した長手軸であって、航空機の長手中心軸と平行な長手軸を有するエンジンを更に含む。航空機は、主翼をエンジンと接続するパイロンを更に含む。フェアリングは、パイロンを覆って支持される。フェアリングは、水平面、長手軸に垂直な第1の平面、及び長手軸に垂直な第2の平面であって、第1の平面の後方にある第2の平面を規定する。長手軸は、水平面に投影されたときに、基準線を規定する。
一実施例として、開示されるフェアリングは、空気力学的表面を規定するフェアリング本体を含む。空気力学的表面は、アウトボード部分及びインボード部分を含む。インボード部分は、第1の平面が第1の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差するように構成されている。第1の交点は、基準線から第1の距離だけ側方にずれている。第2の平面は、第2の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差する。第2の交点は、基準線から第2の距離だけ側方にずれている。第2の距離は、第1の距離よりも長い。
また、航空機に対する抗力を低減させるための方法も開示される。航空機は、長手中心軸を規定し、主翼であって、長手中心軸、前縁、前縁の後ろの後縁、主翼厚さ、及び翼弦を有する主翼を含む。航空機は、翼弦と鉛直方向に整列した長手軸であって、航空機の長手中心軸と平行な長手軸を有するエンジンを更に含む。航空機は、主翼をエンジンと接続するパイロンを更に含む。航空機は、フェアリングを更に含む。フェアリングは、水平面、長手軸に垂直な第1の平面、及び長手軸に垂直な第2の平面であって、第1の平面の後方にある第2の平面を規定する。長手軸は、水平面に投影されたときに、基準線を規定する。
一実施例として、該方法は、パイロンを覆ってフェアリングを配置することを含む。フェアリングは、空気力学的表面を規定するフェアリング本体を含む。空気力学的表面は、アウトボード部分及びインボード部分を含む。インボード部分は、第1の平面が第1の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差するように構成されている。第1の交点は、基準線から第1の距離だけ側方にずれている。第2の平面は、第2の交点において水平面及びインボード部分の空気力学的表面と交差する。第2の交点は、基準線から第2の距離だけ側方にずれている。第2の距離は、第1の距離よりも長い。
開示されるフェアリング及び方法の他の実施例は、以下の詳細な説明、添付の図面、及び添付の特許請求の範囲から明確となるであろう。
航空機の一部分の概略上面断面図である。 図1の航空機の一部分の概略側面斜視図である。 図1の航空機の一部分の交点が投影された平面の概略図である。 図1の航空機の一部分の主翼の一部分の概略断面図である。 航空機に対する抗力を低減させるための方法のフロー図である。 航空機製造及び保守方法のフロー図である。 航空機の一実施例の概略的なブロック図である。
以下の発明を実施するための形態は添付図面に言及する。添付図面は、本開示によって説明される具体的な例を示すものである。種々の構造及び動作を有する他の実施例も、本開示の範囲から逸脱するわけではない。同様の参照番号は、異なる図面における同じ特徴、要素、又は構成要素を表わし得る。
特許請求され得るが特許請求されないこともあり得る、本開示による主題の例示的且つ非網羅的な実施例が以下で提供される。本明細書で「実施例」に言及することは、当該実施例に関連して説明される1以上の特徴、構造、要素、構成要素、特性、及び/又は動作ステップが、本開示に係る主題の少なくとも1つの態様、実施形態、及び/又は実施態様に含まれることを意味する。故に、本開示全体にわたる「一実施例(an example)」、「別の一実施例(another example)」という表現、及び類似の文言は、同一の実施例を指していることもあるが、必ずそうだというわけではない。更に、何れか1つの実施例を特徴付ける主題は、それ以外の実施例の何れかを特徴付ける主題を含み得るが、必ずしもそうだというわけではない。更に、何れか1つの実施例を特徴付ける主題は、それ以外の実施例の何れかを特徴付ける主題と組み合わされ得るが、必ずしもそうだというわけではない。
図1を参照すると、航空機100用のフェアリング130が開示される。フェアリング130は、マッハ0.70付近やそれより上の速度などの高速でのエンジン130と機体との干渉の影響を低減させるように構成されている。フェアリング130の設計考慮事項には、トルクボックス(torque box)及びシールド(shield)が含まれる。開示されるフェアリング130の形状寸法は、エンジン110からもたらされる巡行時の衝撃波を低減させ又排除するために、翼弦の最初の約1/3以上に対して主翼120の下面付近でエンジン110の長手軸ALから外向きに角度を付けられてよい。開示されるフェアリング130は、マッハ約0.70以上などの上昇したマッハ数での抗力上昇成長を低減させるように更に構成されている。更に、開示されるフェアリング130は、衝撃波によって誘起される境界層剥離の促進及び航空機100に対する潜在的な損傷負荷を低減させるように構成されている。開示されるフェアリング130は、単一通路航空機などの硬い翼及び/又は薄い翼を有するより小型の航空機100にとって理想的であってよい。
依然として図1及び図7を参照すると、航空機100は、長手中心軸Aを規定し、主翼120であって、前縁122、前縁122の後方の後縁124、主翼厚さTW、及び翼弦126を有する主翼120を含む。航空機100は、エンジン110を更に含む。航空機100は、主翼120をエンジン110に接続するパイロン140を更に含む。
エンジン110は、翼弦126と鉛直方向に整列した長手軸AL(図1及び図2)であって、航空機100の長手中心軸Aと平行な長手軸ALを規定する。エンジン110は、図2で示されているような中心軸ACを更に規定する。一実施例では、中心軸ACは、長手軸ALと整列している。別の一実施例では、エンジン110が航空機100の長手中心軸Aに対してわずかに内向き(又は外向き)に取り付けられるときなどに、中心軸ACが長手軸ALから約1度から約10度の間だけオフセットされる。
1以上の実施例では、フェアリング130がパイロン140を覆って支持される。フェアリング130は、水平面PH、長手軸ALに垂直な第1の平面P1、及び長手軸ALに垂直な第2の平面P2を規定する(図2参照)。水平面PHは、フェアリング130を両断してよい。同様に、第1の平面P1及び第2の平面P2は、フェアリング130を両断してよい。第2の平面P2は、第1の平面P1の後方にある。エンジン110の長手軸ALは、水平面PHに投影されたときに、基準線LRを規定する(図3参照)。
依然として図1を参照すると、1以上の実施例では、フェアリング130が、空気力学的表面136’を画定するフェアリング本体136を含む。空気力学的表面136’は、アウトボード部分132及びインボード部分134を画定する単一のモノリシックピースである。1以上の実施例では、空気力学的表面136’のインボード部分134が、空気力学的表面136’のアウトボード部分132とは異なる形状寸法を有する。
インボード部分134は、第1の平面P1が第1の交点I1において水平面PH及びフェアリング本体136のインボード部分134の空気力学的表面136’と交差するように構成されている。第1の交点I1は、基準線LRから第1の距離D1だけ側方にずれている。
第2の平面P2は、第2の交点I2において水平面PH及びフェアリング本体136のインボード部分134の空気力学的表面136’と交差する。第2の交点I2は、基準線LRから第2の距離D2だけ側方にずれている。一実施例では、第2の距離D2は第1の距離D1よりも長い。
図3を参照すると、1以上の実施例では、第1の交点I1及び第2の交点I2が、線Sを規定する。線Sは、約1度から約10度の角度θで基準線LRと交差する。別の一実施例では、線Sが、約2度から約7度の角度θで基準線LRと交差する。更に別の一実施例では、線Sが、約3度から約6度の角度θで基準線LRと交差する。
図3を参照すると、1以上の実施例では、翼弦126が、水平面PHに投影されたときに基準セグメントCを規定する。基準セグメントCは、主翼120の前縁122に近接する前端CLを有する。基準セグメントCは、主翼120の後縁124に近接する後端CA、及び前端CLから後端CAまでの長さCWを有する。一実施例では、第1の平面P1が、基準セグメントCの長さCWに沿って約5%から約15%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。別の一実施例では、第1の平面P1が、基準セグメントCの長さCWに沿って約10%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。更に、1以上の実施例では、第2の平面P2が、基準セグメントCの長さCWに沿って約20%から約40%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。別の一実施例では、第2の平面P2が、基準セグメントCの長さCWに沿って約30%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。
図4を参照すると、1以上の実施例では、水平面PHが、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。水平面PHは、主翼厚さTWの関数である距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれていてよい。一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも0.5倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれていてよい。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。別の一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも1倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。更に別の一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも1.5倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。更に、1以上の実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも2倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれていてよい。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。
図3を参照すると、1以上の実施例では、フェアリング130のアウトボード部分132が、第1の平面P1が第3の交点I3おいて水平面PH及びアウトボード部分132の空気力学的表面136’と交差するように構成されている。第3の交点I3は、基準線LRから第3の距離D3だけ側方にずれている。
1以上の実施例では、第2の平面P2が、第4の交点I4において水平面PH及びアウトボード部分132の空気力学的表面136’と交差する。第4の交点I4は、基準線LRから第4の距離D4だけ側方にずれている。一実施例では、第3の距離D3は第4の距離D4よりも長い。
また、本明細書で示され説明されるようなフェアリング130を備える航空機も開示される。
図5を参照すると、航空機100に対する抵抗を低減させるための方法200が開示されている。航空機100は、長手中心軸Aを規定する。航空機100は、主翼120であって、前縁122、前縁122の後方の後縁124、主翼厚さTW、及び翼弦126を有する主翼120を含む。航空機100は、翼弦126と鉛直方向に整列した長手軸ALであって、航空機の長手中心軸Aと平行な長手軸ALを有するエンジン110を更に含む。エンジン110は、中心軸ACを更に規定する。一実施例では、中心軸ACが、長手軸ALと平行であるか又は重なる。別の一実施例では、中心軸ACが、長手方向軸ALから約1度から約10度の間だけオフセットされる。
航空機100は、主翼120をエンジン110に接続するパイロン140、及びパイロン140を覆って支持されるように構成されたフェアリング130を更に含む。フェアリング130は、水平面PH、長手軸ALに垂直な第1の平面P1、及び長手軸ALに垂直な第2の平面P2を規定する。第2の平面P2は、第1の平面P1の後方にある。長手軸ALは、水平面PHに投影されたときに、基準線LRを規定する。
図5を参照すると、1以上の実施例では、方法200が、パイロン140を覆ってフェアリング130を配置すること210を含む。図1を参照すると、1以上の実施例では、フェアリング130が、空気力学的表面136’を画定するフェアリング本体136を含む。空気力学的表面136’は、アウトボード部分132及びインボード部分134を画定する単一のモノリシックピースである。1以上の実施例では、空気力学的表面136’のインボード部分134が、空気力学的表面136’のアウトボード部分132とは異なる形状寸法を有する。
インボード部分134は、エンジン110の長手方向軸ALから離れるように角度が付けられるよう構成されている。1以上の実施例では、インボード部分134が、第1の平面P1が第1の交点I1において水平面PH及びインボード部分134の空気力学的表面136’と交差するように構成されている。第1の交点I1は、基準線LRから第1の距離D1だけ側方にずれている。
第2の平面P2は、第2の交点I2において水平面PH及びインボード部分134の空気力学的表面136’と交差する。第2の交点I2は、基準線LRから第2の距離D2だけ側方にずれている。一実施例では、第2の距離D2は第1の距離D1よりも長い。
図3を参照すると、1以上の実施例では、第1の交点I1及び第2の交点I2が、線Sを規定する。線Sは、約1度から約10度の角度θで基準線LRと交差する。別の一実施例では、線Sが、約2度から約7度の角度θで基準線LRと交差する。更に別の一実施例では、線Sが、約3度から約6度の角度θで基準線LRと交差する。
図3を参照すると、1以上の実施例では、翼弦126が、水平面PHに投影されたときに基準セグメントCを規定する。基準セグメントCは、前端CL、後端CA、及び前端CLから後端CAまでの長さCWを有する。一実施例では、第1の平面P1が、基準セグメントCの長さCWに沿って約5%から約15%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。別の一実施例では、第1の平面P1が、基準セグメントCの長さCWに沿って約10%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。更に、1以上の実施例では、第2の平面P2が、基準セグメントCの長さCWに沿って約20%から約40%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。別の一実施例では、第2の平面P2が、基準セグメントCの長さCWに沿って約30%に位置付けられた点で基準セグメントCと交差する。
図4を参照すると、1以上の一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも0.5倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。別の一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも1倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。更に別の一実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも1.5倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれている。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。更に、1以上の実施例では、水平面PHが、主翼厚さTWの少なくとも2倍の距離だけ、主翼面の最下点128から鉛直軸AVに沿って鉛直方向にずれていてよい。鉛直軸AVは、水平面PHに対して垂直である。
1以上の実施例では、フェアリング130のアウトボード部分132が、第1の平面P1が第3の交点I3において水平面PH及びアウトボード部分132の空気力学的表面136’と交差するように構成されている。第3の交点I3は、基準線LRから第3の距離D3だけ側方にずれている。
1以上の実施例では、第2の平面P2が、第4の交点I4において水平面PH及びアウトボード部分132の空気力学的表面136’と交差する。第4の交点I4は、基準線LRから第4の距離D4だけ側方にずれている。一実施例では、第3の距離D3は第4の距離D4よりも長い。
本開示の複数の実施例は、図6で示されているような航空機製造及び保守方法1100、並びに図7で示されているような航空機1102の文脈で説明されてよい。製造前の段階で、保守方法1100は、航空機1102の仕様及び設計(ブロック1104)並びに材料の調達(ブロック1106)を含んでよい。製造段階では、航空機1102の構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1108)並びにシステムインテグレーション(ブロック1110)が行われてよい。その後、航空機1102は認可及び納品(ブロック1112)を経て運航(ブロック1114)に供されてよい。運航中、航空機1102には、定期的な整備及び保守(ブロック1116)が予定されてよい。定期的な整備及び保守は、航空機1102の1以上のシステムの改変、再構成、改修などを含んでよい。
保守方法1100のプロセスの各々は、システムインテグレータ、第三者、及び/又はオペレータ(例えば顧客)によって実行又は実施されてよい。この明細書の解釈上、システムインテグレータは、任意の数の航空機製造業者及び主要システム下請業者を含んでよいがそれらに限定されず、第三者は、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含んでよいがそれらに限定されず、且つ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであってよい。
図7で示されているように、保守方法1100によって製造された航空機1102は、複数の高レベルのシステム1120及び内装1122を有する機体1118を含んでよい。高レベルのシステム1120の例には、推進システム1124、電気システム1126、液圧システム1128、及び環境システム1130のうちの1以上が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれ得る。航空宇宙産業の例を示したが、本明細書で開示されている原理は、自動車産業のような他の産業にも適用されてよい。そのため、本明細書で開示されている原理は、航空機1102に加え、陸上輸送体、海洋輸送体、宇宙輸送体などといった他のビークルにも適用されてよい。
本明細書で示され、説明されている(1以上の)システム及び(1以上の)方法は、製造及び保守方法1100の1以上の任意の段階中に採用されてよい。例えば、構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1108)に対応する構成要素又はサブアセンブリは、航空機1102の運航(ブロック1114)期間中に製造される構成要素又はサブアセンブリと同様の様態で製作又は製造されてよい。また、(1以上の)システム及び(1以上の)方法、又はこれらの組み合わせのうちの1以上の実施例が、例えば、航空機1102の組み立てを実質的に効率化するか又はそのコストを削減することにより、製造段階つまり構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1108)、並びにシステムインテグレーション(ブロック1110)において利用されてよい。同様に、システム又は方法を実現する1以上の実施例、或いはそれらの組み合わせは、限定するわけではないが例としては、航空機1102の運航(ブロック1114)期間中に、及び/又は整備及び保守(ブロック1116)において利用されてよい。
更に本開示は、以下の条項による実施例を含む。
条項1.
航空機(100)用のフェアリング(130)であって、前記航空機(100)は、長手中心軸(A)を規定し、主翼(120)であって、前縁(122)、前記前縁(122)の後方の後縁(124)、主翼厚さ(TW)、及び翼弦(126)を有する主翼(120)、前記翼弦(126)と鉛直方向に整列した長手軸(AL)であって、前記航空機(100)の前記長手中心軸(A)と平行な長手軸(AL)を規定するエンジン(110)、前記主翼(120)を前記エンジン(110)に接続するパイロン(140)、並びに前記パイロン(140)を覆って支持されるフェアリング(130)を備え、前記フェアリング(130)は、水平面(PH)、前記長手軸(AL)と垂直な第1の平面(P1)、及び前記長手軸(AL)と垂直な第2の平面(P2)を規定し、前記第2の平面(P2)は前記第1の平面(P1)の後方にあり、前記長手軸(AL)は前記水平面(PH)に投影されたときに基準線(LR)を規定し、前記フェアリング(130)は、空気力学的表面(136’)を画定するフェアリング本体(136)を備え、前記空気力学的表面(136’)はアウトボード部分(132)及びインボード部分(134)を備え、前記インボード部分(134)は、(1)前記第1の平面(P1)は第1の交点(I1)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(2)前記第1の交点(I1)は前記基準線(LR)から第1の距離(D1)だけ側方にずれており、(3)前記第2の平面(P2)は第2の交点(I2)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(4)前記第2の交点(I2)は前記基準線(LR)から第2の距離(D2)だけ側方にずれており、及び(5)前記第2の距離(D2)は前記第1の距離(D1)よりも長い、ように構成されている、フェアリング(130)。
条項2.
前記空気力学的表面(136’)の前記インボード部分(134)は、前記空気力学的表面(136’)の前記アウトボード部分(132)とは異なる形状寸法を有する、条項1に記載のフェアリング(130)。
条項3.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約1度から約10度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、条項1又は2に記載のフェアリング(130)。
条項4.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約2度から約7度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、条項1又は2に記載のフェアリング(130)。
条項5.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約3度から約6度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、条項1又は2に記載のフェアリング(130)。
条項6.
前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第1の平面(P1)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約5%から約15%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、条項1から5のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項7.
前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第1の平面(P1)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約10%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、条項1から6のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項8.
前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第2の平面(P2)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約20%から約40%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、条項1から7のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項9.
前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第2の平面(P2)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約30%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、条項1から8のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項10.
前記水平面(PH)は、前記主翼厚さ(TW)の少なくとも0.5倍の距離だけ、主翼面の最下点(128)から前記鉛直軸(AV)に沿って鉛直方向にずれており、前記鉛直軸(AV)は、前記水平面(PH)に対して垂直である、条項1から9のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項11.
前記水平面(PH)は、前記主翼厚さ(TW)の少なくとも1倍の距離だけ、主翼面の最下点(128)から前記鉛直軸(AV)に沿って鉛直方向にずれており、前記鉛直軸(AV)は、前記水平面(PH)に対して垂直である、条項1から9のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項12.
前記水平面(PH)は、前記主翼厚さ(TW)の少なくとも1.5倍の距離だけ、主翼面の最下点(128)から前記鉛直軸(AV)に沿って鉛直方向にずれており、前記鉛直軸(AV)は、前記水平面(PH)に対して垂直である、条項1から9のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項13.
前記水平面(PH)は、前記主翼厚さ(TW)の少なくとも2倍の距離だけ、主翼面の最下点(128)から前記鉛直軸(AV)に沿って鉛直方向にずれており、前記鉛直軸(AV)は、前記水平面(PH)に対して垂直である、条項1から9のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項14.
前記アウトボード部分(132)は、(A)前記第1の平面(P1)は第3の交点(I3)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(B)前記第3の交点(I3)は前記基準線(LR)から第3の距離(D3)だけ側方にずれており、(C)前記第2の平面(P2)は第4の交点(I4)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(D)前記第4の交点(I4)は前記基準線(LR)から第4の距離(D4)だけ側方にずれており、及び(E)前記第3の距離(D3)は前記第4の距離(D4)よりも長い、ように構成されている、条項1から13のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
条項15.
条項1から14のいずれか一項に記載のフェアリング(130)を備える航空機。
条項16.
長手中心軸(A)を規定する航空機(100)に対する抗力を低減させるための方法(200)であって、前記航空機(100)は、主翼(120)であって、前縁(122)、前記前縁(122)の後方の後縁(124)、主翼厚さ(TW)、及び翼弦(126)を有する主翼(120)、前記翼弦(126)と鉛直方向に整列した長手軸(AL)であって、前記航空機(100)の前記長手中心軸(A)と平行な長手軸(AL)を規定するエンジン(110)、前記主翼(120)を前記エンジン(110)に接続するパイロン(140)、並びに前記パイロン(140)を覆って支持されるように構成されたフェアリング(130)を備え、前記フェアリング(130)は、水平面(PH)、前記長手軸(AL)と垂直な第1の平面(P1)、及び前記長手軸(AL)と垂直な第2の平面(P2)を規定し、前記第2の平面(P2)は前記第1の平面(P1)の後方にあり、前記長手軸(AL)は前記水平面(PH)に投影されたときに基準線(LR)を規定し、前記方法(200)は、前記パイロン(140)を覆って前記フェアリング(130)を配置することを含み、前記フェアリング(130)は、空気力学的表面(136’)を画定するフェアリング本体(136)を備え、前記空気力学的表面(136’)はアウトボード部分(132)及びインボード部分(134)を備え、前記インボード部分(134)は、(1)前記第1の平面(P1)は第1の交点(I1)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(2)前記第1の交点(I1)は前記基準線(LR)から第1の距離(D1)だけ側方にずれており、(3)前記第2の平面(P2)は第2の交点(I2)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(4)前記第2の交点(I2)は前記基準線(LR)から第2の距離(D2)だけ側方にずれており、及び(5)前記第2の距離(D2)は前記第1の距離(D1)よりも長い、ように構成されている、方法(200)。
条項17.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約1度から約10度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、条項16に記載の方法(200)。
条項18.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約2度から約7度の角度(θ)で基準線(LR)と交差する、条項16に記載の方法(200)。
条項19.
前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約3度から約6度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、条項16に記載の方法(200)。
条項20.
前記第1の交点(I1)は、前記翼弦(126)に対して前記前縁(122)から前記後縁(124)に向けて約10%の距離に位置付けられている、条項16から19のいずれか一項に記載の方法(200)。
条項21.
前記第2の交点(I2)は、前記翼弦(126)に対して前記前縁(122)から前記後縁(124)に向けて約20%から約40%の距離に位置付けられている、条項16から20のいずれか一項に記載の方法(200)。
条項22.
前記第2の交点(I2)は、前記翼弦(126)に対して前記前縁(122)から前記後縁(124)に向けて約30%の距離に位置付けられている、条項16から21のいずれか一項に記載の方法(200)。
条項23.
前記アウトボード部分(132)は、(A)前記第1の平面(P1)は第3の交点(I3)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(B)前記第3の交点(I3)は前記基準線(LR)から第3の距離(D3)だけ側方にずれており、(C)前記第2の平面(P2)は第4の交点(I4)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、(D)前記第4の交点(I4)は前記基準線(LR)から第4の距離(D4)だけ側方にずれており、及び(E)前記第3の距離(D3)は前記第4の距離(D4)よりも長い、ように構成されている、条項16から22のいずれか一項に記載の方法(200)。
本明細書で開示される(1以上の)フェアリング及び(1以上の)方法の種々の実施例は、様々な構成要素、特徴、及び機能を含む。本明細書で開示される(1以上の)フェアリング及び(1以上の)方法の様々な実施例は、本明細書で開示される(1以上の)フェアリング及び(1以上の)方法の他の複数の実施例のいずれかの任意の構成要素、特徴、及び機能を、任意の組み合わせにおいて含んでよく、潜在的なそれらのものは、全て本開示の範囲に含まれると意図されていることを理解すべきである。
上記の説明及び添付図面に提示された教示を利用して、本開示が関係する当業者には、本明細書に明記された例示の多数の修正例が、想起されるであろう。
したがって、本開示は例示された特定の例に限定されることがないこと、及び、変形例及びその他の例は付随する特許請求の範囲に含まれると意図されていることを理解されたい。更に、上述の記載及びこれに関連する図面では、要素及び/又は機能の特定の例示的な組み合わせに照らして本開示の実施例が記載されているが、代替的な実行形態によって、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、要素及び/又は機能の異なる組み合わせが提供され得ることは理解されるべきである。そのため、付随する特許請求の範囲で括弧でくくられた参照番号は、例示目的でのみ提示されており、特許請求される主題の範囲を本開示内で提供される特定の例に限定することを意図しているわけではない。

Claims (10)

  1. 航空機(100)用のフェアリング(130)であって、前記航空機(100)は、長手中心軸(A)を規定し、主翼(120)であって、前縁(122)、前記前縁(122)の後方の後縁(124)、主翼厚さ(TW)、及び翼弦(126)を有する主翼(120)、前記翼弦(126)と鉛直方向に整列した長手軸(AL)であって、前記航空機(100)の前記長手中心軸(A)と平行な長手軸(AL)を規定するエンジン(110)、前記主翼(120)を前記エンジン(110)に接続するパイロン(140)、並びに前記パイロン(140)を覆って支持されるフェアリング(130)を備え、前記フェアリング(130)は、水平面(PH)、前記長手軸(AL)と垂直な第1の平面(P1)、及び前記長手軸(AL)と垂直な第2の平面(P2)を規定し、前記第2の平面(P2)は前記第1の平面(P1)の後方にあり、前記長手軸(AL)は前記水平面(PH)に投影されたときに基準線(LR)を規定し、前記フェアリング(130)は、
    空気力学的表面(136’)を画定するフェアリング本体(136)を備え、前記空気力学的表面(136’)はアウトボード部分(132)及びインボード部分(134)を備え、前記インボード部分(134)は、
    前記第1の平面(P1)は第1の交点(I1)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、
    前記第1の交点(I1)は前記基準線(LR)から第1の距離(D1)だけ側方にずれており、
    前記第2の平面(P2)は第2の交点(I2)において前記水平面(PH)及び前記インボード部分(134)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、
    前記第2の交点(I2)は前記基準線(LR)から第2の距離(D2)だけ側方にずれており、及び
    前記第2の距離(D2)は前記第1の距離(D1)よりも長い、ように構成されている、フェアリング(130)。
  2. 前記空気力学的表面(136’)の前記インボード部分(134)は、前記空気力学的表面(136’)の前記アウトボード部分(132)とは異なる形状寸法を有する、請求項1に記載のフェアリング(130)。
  3. 前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約1度から約10度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、請求項1又は2に記載のフェアリング(130)。
  4. 前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約2度から約7度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、請求項1に記載のフェアリング(130)。
  5. 前記第1の交点(I1)及び前記第2の交点(I2)は、線(S)を規定し、前記線(S)は、約3度から約6度の角度(θ)で前記基準線(LR)と交差する、請求項1から4のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
  6. 前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第1の平面(P1)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約5%から約15%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、請求項1から5のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
  7. 前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第1の平面(P1)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約10%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、請求項1から6のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
  8. 前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第2の平面(P2)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約20%から約40%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、請求項1から7のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
  9. 前記翼弦(126)は、前記水平面(PH)に投影されたときに基準セグメント(C)を規定し、前記基準セグメント(C)は、前端(CL)、後端(CA)、及び前記前端(CL)から前記後端(CA)までの長さ(CW)を有し、前記第2の平面(P2)は、前記基準セグメント(C)の前記長さ(CW)に沿って約30%に位置付けられた点で前記基準セグメント(C)と交差する、請求項1から8のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
  10. 前記アウトボード部分(132)は、
    前記第1の平面(P1)は第3の交点(I3)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、
    前記第3の交点(I3)は前記基準線(LR)から第3の距離(D3)だけ側方にずれており、
    前記第2の平面(P2)は第4の交点(I4)において前記水平面(PH)及び前記アウトボード部分(132)の前記空気力学的表面(136’)と交差し、
    前記第4の交点(I4)は前記基準線(LR)から第4の距離(D4)だけ側方にずれており、及び
    前記第3の距離(D3)は前記第4の距離(D4)よりも長い、ように構成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のフェアリング(130)。
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