JP2023129336A - フリート内の航空機の利用率を分析するためのシステム及び方法 - Google Patents

フリート内の航空機の利用率を分析するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フリート内の航空機の利用率を分析するためのシステム及び方法を提供する。【解決手段】システム100は、航空機104から、航空機104の各々に関する飛行時間や着陸などに関する情報を含む飛行データ105を受け取る飛行データソース102と、飛行データソース102によって収集された全ての飛行データ105を、複数の飛行データソース102と通信して収集し、編集し、標準化する飛行データ集約サブシステム106から、1つのフリート107の複数の航空機104用に編集された飛行データ110を受け取る1以上の制御ユニット108を備え、1つのフリート内の複数の航空機104用に編集された飛行データ110に基づいて、1つのフリート内の複数の航空機104についての、航空機104の利用率を自動的に特定する。【選択図】図1

Description

[0001] 本開示の実施例は、広くは、航空機のフリート(輸送手段の集団、fleet)内の多数の航空機の利用率(utilization)を分析するためのシステム及び方法に関する。
[0002] 航空機は、様々な場所の間で乗客や貨物を移送するために用いられる。数多くの航空機が、毎日典型的な空港から出発しそのような空港に到着する。
[0003] 航空会社は、典型的には、フリート内に多数の航空機を含む。航空機の各々は、異なる場所の間で飛行することができる。更に、各航空機用のフライトは著しく異なり得る。一日の間に、例えば、第1の航空機は、第1の目的地まで飛行し、次いで、一定期間だけ地上に留まり得、一方、例えば、第2の航空機は、第1の目的地まで飛行し、次いで、第2の目的地まで飛行し、第3の目的地まで飛行し得るなどである。したがって、フリート内の各航空機は、異なるように利用されている。
[0004] 航空機の利用率は、航空機の生産性を示す重要な指標である。特定の航空機についての航空機の利用率は、飛行時間と地上時間との間の差として規定されるか、さもなければ、その差に関連する。航空機の利用率は、飛行時間が長くなるほど高くなる。すなわち、航空機は飛行している時間が長ければ長いほど、利用率が高くなる。
[0005] 理解できるように、航空機の利用率の増加に伴い、保守も増加する。例えば、米国連邦航空局(FAA)などによる特定の規制では、所定の飛行時間や着陸などの後に、様々な保守点検や整備を行うことが義務付けられている。
[0006] 航空会社オペレータは、典型的には、必要な保守整備を特定するために、航空機の利用率を手作業で追跡し続けるスタッフを含む。しかし、航空会社オペレータは、フリート内に数多くの航空機(数十機又は数百機にも及ぶなど)を保有することもあるので、航空機の利用率を特定することにおいて人的ミスの可能性が高まる。更に、人間が、そのような航空機の利用率を追跡し続け、それに基づいて保守及び/又は飛行スケジュールを決定することは、時間と労力を要する。
[0007] フリート内の航空機についての航空機の利用率を、効率的、効果的、且つ正確にモニタするためのシステム及び方法が、必要とされている。更に、航空機の利用率に基づいて、効率的、効果的、且つ正確に保守整備をスケジューリングするためのシステム及び方法が、必要とされている。加えて、航空機の利用率に基づいて、フリート内の航空機の飛行を、効率的、効果的、且つ正確にスケジューリングするためのシステム及び方法が、必要とされている。
[0008] それらのニーズを念頭に置いて、本開示の特定の実施例は、飛行データ集約サブシステムから、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データを受け取るように構成された1以上の制御ユニットを含む、システムを提供する。1以上の制御ユニットは、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、1つのフリートの複数の航空機についての航空機の利用率を自動的に特定するように構成されている。
[0009] 少なくとも1つ実施例では、1以上の制御ユニットが、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、航空機の利用率を自動的に特定したときに、その航空機の利用率に基づいて、1つのフリートの複数の航空機用の保守スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている。少なくとも1つの更なる実施例では、システムがまた、1以上の制御ユニットから保守スケジュールを受け取り、その保守スケジュールに従って複数の航空機に関連する1以上の保守動作を実行するように構成された1以上のロボットも含む。
[0010] 少なくとも1つ実施例では、1以上の制御ユニットが、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、航空機の利用率を自動的に特定したときに、その航空機の利用率に基づいて、1つのフリートの複数の航空機用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている。
[0011] 少なくとも1つの実施例では、飛行データ集約サブシステムが、複数の飛行データソースから複数の航空機の飛行データを受け取る。
[0012] 少なくとも1つの実施例では、システムがまた、電子ディスプレイを有するユーザインターフェースも含む。1以上の制御ユニットは、航空機の利用率をディスプレイ上に表示するように更に構成されている。
[0013] 少なくとも1つの実施例では、1以上の制御ユニットが、1つのフリートの複数の航空機の各々について生産性指標を計算することによって、航空機の利用率を自動的に特定するように構成されている。生産性指標によって、航空機の生産性を様々な異なるレベルで判断することが可能になる。
[0014] 少なくとも1つの実施例では、1以上の制御ユニットが、複数の航空機についてのグローバル値、飛行時間グローバル、及びブロック時間グローバルを計算し、それらのグローバル値、飛行時間グローバル、及びブロック時間グローバルに少なくとも部分的に基づいて、生産性指標を計算することによって、航空機の利用率を自動的に特定するように構成されている。
[0015] 本開示の特定の実施例は、1以上の制御ユニットによって、飛行データ集約サブシステムから、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データを受け取ること、及び、1以上の制御ユニットによって、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、1つのフリートの複数の航空機についての航空機の利用率を自動的に特定することを含む、方法を提供する。
[0016] 少なくとも1つ実施例では、該方法がまた、1以上の制御ユニットによって、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、航空機の利用率が自動的に特定されたときに、その航空機の利用率に基づいて、1つのフリートの複数の航空機用の保守スケジュールを自動的に決定することも含む。少なくとも1つの更なる実施例では、該方法がまた、1以上のロボットによって、1以上の制御ユニットから保守スケジュールを受け取ること、及び、1以上のロボットによって、その保守スケジュールに従って複数の航空機に関連する1以上の保守動作を実行することも含む。
[0017] 少なくとも1つ実施例では、該方法がまた、1以上の制御ユニットによって、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データに基づいて、航空機の利用率が自動的に特定されたときに、その航空機の利用率に基づいて、1つのフリートの複数の航空機用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定することも含む。
[0018] 本開示の一実施例による、航空機の利用率を特定するためのシステムの概略的なブロック図を示す。 [0019] 本開示の一実施例による、保守制御ユニット及びスケジューリング制御ユニットと通信する利用率制御ユニットの概略的なブロック図を示す。 [0020] 本開示の一実施例による、方法のフローチャートを示す。 [0021] 本開示の一実施例による、航空機の斜視前面図を示す。
[0022] 上記の概要、ならびに特定の実施例の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むことによってより良く理解されるだろう。本明細書で使用される「一(a)」又は「1つの(an)」に続く単数形の要素又はステップは、複数の当該要素又はステップを必ずしも除外しないと理解されたい。なお、「一実施例」に言及する際には、本明細書に記載の特徴が組み込まれた追加の実施例の存在が除外されるという解釈は意図していない。更に、特定の条件を有する1以上の要素を「含む、備える(comprising)」又は「有する(having)」実施例は、(そうではないと明示的に述べられていない限り、)かかる条件を有しない追加の要素を含み得る。
[0023] 述べられるように、航空機の利用率は、航空機の生産性を示す重要な指標である。本開示の特定の実施例は、航空機の生産性を計算するためのシステム及び方法を提供する。それらによって、航空機の利用率をより正確に特定することが可能になる。次いで、航空機の利用率を使用して、例えば、保守整備や将来の飛行をスケジューリングすることができる。少なくとも1つの実施例では、該システム及び方法が、例えば、機械学習アルゴリズムに基づく予測分析を可能にする。本開示の特定の実施例は、航空会社が、過去の性能データ(historical data performance)を使用して、カテゴリーに基づく特定の都市のペア又は航空機の種類向けのフリートスケジューリング又は機体割当(Tail Assignment、機体を適切なルートに配置すること)を強化することを可能にする。本開示の特定の実施例は、航空会社が、過去の性能データを使用して、カテゴリーに基づく特定の都市のペア又は航空機の種類向けの乗務員ペアリング及び乗務員ロスターを強化することを可能にする。本開示の特定の実施例は、航空会社が、過去の性能データを使用して、カテゴリーに基づく特定の都市のペア又は航空機の種類に対する離陸重量・着陸重量・重心位置及び重量分布(weight and balance)並びに飛行計画を強化することを可能にする。
[0024] 本開示の特定の実施例は、航空機の利用率を自動的に(すなわち、人間の介入なしに)特定するためのシステム及び方法を提供する。このような情報を使用して、航空機のフリートを追跡し、フリート内の航空機を将来の飛行に割り当ててスケジューリングし、フリート内の様々な航空機用の保守動作を効果的に計画することができる。本開示の実施例は、民間航空会社の顧客によるフリートの利用率を包括的に見ることの欠如という課題に対処する。
[0025] 図1は、本開示の一実施例による、航空機の利用率を特定するためのシステム100の概略的なブロック図を示している。システム100は、複数の航空機104と通信する複数の飛行データソース102を含む。少なくとも1つの実施例では、飛行データソース102が、航空機104から飛行データ105を受け取る。飛行データは、航空機104の各々に関する飛行時間や着陸などに関する情報を含む。例えば、飛行データソース102は、各航空機104の各フライト用の飛行データを編集する。
[0026] 飛行データソース102の各々は、航空機104の全て又は航空機104のサブセット用に飛行データ105を編集し得る。例えば、第1の飛行データソース102は、航空機104の第1のサブセット用に飛行データ105を編集し得、第2の飛行データソース102は、第1のサブセットとは異なる航空機104の第2のサブセット用に飛行データ105を編集し得る、などである。
[0027] 航空機104は、フリート107内にある。フリート107は、航空会社プロバイダーによって運営及び管理され得る。フリート107は、図示されているよりも多い又は少ない航空機104を含み得る。例えば、フリート107は、20機以上の航空機104を含み得る。更なる一実施例として、フリート107は、少なくとも100機の航空機104を含み得る。別の一実施例として、フリート107は、20機よりも少ない航空機104を含み得る。
[0028] システム100は、図示されているよりも多い又は少ない飛行データソース102を含み得る。例えば、飛行データソース102は、3つ以上の飛行データソース102を含み得る。別の一実施例として、2つの飛行データソース102が使用され得る。
[0029] 飛行データソース102は、航空機104から飛行データ105を収集する種々のチャネルで有り得るか、又はさもなければそのような種々のチャネルを含み得る。一実施例として、飛行データソース102は、航空機104から飛行データ105を収集することが割り当てられた組織であり得る。例えば、飛行データソース102は、FAAなどの規制当局であり得る。別の一実施例として、飛行データソース102は、空港の航空交通管制塔などの地上監視ステーションであり得る。別の一実施例として、飛行データソース102は、航空機104の1以上を追跡する人工衛星であり得る。別の一実施例として、航空機104それ自体が、飛行データソース102を提供し得る。
[0030] システム100は、1以上の有線又は無線接続を介するなどして、複数の飛行データソース102と通信する、飛行データ集約サブシステム106を更に含む。飛行データ集約サブシステム106は、飛行データソース102によって収集された全ての飛行データ105を、収集し、編集し、標準化するなどである。したがって、飛行データ集約サブシステム106は、航空機104用の飛行データ105の全てを受け取り、集約する。少なくとも1つの実施例では、飛行データ集約サブシステム106が、航空交通情報共有基盤(SWIM:System Wide Information Management)などの、全ての航空機104についての飛行データ105を編集し、公開する、公的に利用可能な飛行データ105のソースである。
[0031] 1以上の制御ユニット108が、1以上の有線又は無線接続を介するなどして、飛行データ集約サブシステム106と通信する。少なくとも1つの実施例では、(1以上の)制御ユニット108が、飛行データ集約サブシステム106と同じ場所にある。別の一実施例として、(1以上の)制御ユニット108が、飛行データ集約サブシステム106から遠隔に位置付けられている。
[0032] (1以上の)制御ユニット108は、メッセンジャーサービスを介するなどして、飛行データ集約サブシステム106から編集された飛行データ110を受け取る。編集された飛行データ110は、飛行データソース102によって収集され、飛行データ集約サブシステム106によって集約された、フリート107内の航空機104の全てからの飛行データ105を含む。本明細書で説明されるように、(1以上の)制御ユニット108は、フリート107内の航空機104についての航空機の利用率を自動的に特定するために、編集された飛行データ110を分析する。次いで、(1以上の)制御ユニット108は、特定された航空機の利用率に基づいて、航空機104用の保守スケジュールを自動的に決定し得る。(1以上の)制御ユニット108はまた、特定された航空機の利用率に基づいて、航空機104用の飛行スケジュールも自動的に決定し得る。
[0033] 図2は、本開示の一実施例による、保守制御ユニット108b及びスケジューリング制御ユニット108cと通信する利用率制御ユニット108aの概略的なブロック図を示している。図1及び図2を参照すると、1以上の制御ユニット108は、利用率制御ユニット108a、保守制御ユニット108b、及びスケジューリング制御ユニット108cを含む。少なくとも1つの実施例では、利用制御ユニット108a、保守制御ユニット108b、及びスケジューリング制御ユニット108cが、コンピュータワークステーション内などの共通のハウジング内にある。少なくとも1つの実施例では、利用率制御ユニット108a、保守制御ユニット108b、及びスケジューリング制御ユニット108cが、集積回路などの共通の回路の一部である。任意選択的に、利用率制御ユニット108a、保守制御ユニット108b、及びスケジューリング制御ユニット108cは、別個であり、互いから分離され得る。少なくとも1つの他の実施例では、単一の制御ユニットが、利用率制御ユニット108a、保守制御ユニット108b、及びスケジューリング制御ユニット108cの各々の動作を実行し得る。
[0034] 利用率制御ユニット108aは、飛行データ集約サブシステム106から、編集された飛行データ110を受け取る。利用率制御ユニット108aは、フリート107内の航空機104についての航空機の利用率を自動的に特定するために、編集された飛行データ110を分析する。次いで、保守制御ユニット108bは、フリート107内の航空機104用の保守スケジュール(1以上の保守動作を含む)を自動的に決定するために、フリート107内の航空機104についての航空機の利用率を分析し得る。保守制御ユニット108bは、航空機の利用率に基づいて、フリート107内の航空機104用の保守スケジュールを決定する。スケジューリング制御ユニット108cは、航空機104用の将来の飛行スケジュールを自動的に計画し、決定するために、フリート107内の航空機104についての航空機の利用率を分析し得る。スケジューリング制御ユニット108cは、航空機の利用率に基づいて、フリート107内の航空機104用の将来の飛行スケジュールを決定する。
[0035] 再び図1を参照すると、(1以上の)制御ユニット108は、電子ディスプレイ113を含むユーザインターフェース112と通信する。ユーザインターフェース112は、(1以上の)制御ユニット108を含んでよく又は含まなくてよい、コンピュータワークステーションの一部であり得る。電子ディスプレイ113は、コンピュータモニタやテレビなどであり得る。(1以上の)制御ユニット108は、ユーザインターフェース112によって受信された1以上の信号を出力し得る。1以上の信号は、航空機の利用率に関するデータを含む。このやり方で、(1以上の)制御ユニット108は、フリート107内の航空機104についての航空機の利用率をディスプレイ113上に表示するように、ユーザインターフェース112を動作させ得る。(1以上の)制御ユニット108は、航空機の利用率から決定されたときに、保守スケジュール及び/又は将来の飛行スケジュールをディスプレイ113上に表示するように、ユーザインターフェース112を同様に動作させ得る。
[0036] 少なくとも一実施例では、(1以上の)制御ユニット108が、1以上の保守オペレータ114と通信する。(1以上の)制御ユニット108は、(1以上の)保守オペレータ114に1以上の信号を出力する。(1以上の)信号は、フリート107内の航空機104用に決定された保守スケジュールに関する情報を含む。(1以上の)保守オペレータ114は、保守人員116及び/又は1以上のロボット118を含み得る。ロボット118は、例えば人間の介入なしに、自動的に動作するように構成された自動化された機械であるか、又はさもなければそのような機械を含む。(1以上の)保守オペレータ114は、航空機104用に決定された保守スケジュールを受け取り、決定された保守スケジュールに従って航空機104に関連する保守動作を実行する。例えば、(1以上の)ロボット118は、1以上の有線又は無線接続を介するなどして、決定された保守スケジュールを(1以上の)制御ユニット108から受け取り得、人間の介入なしに、航空機104に関連する様々な保守動作を自動的に実行する。
[0037] 少なくとも1つの実施例では、(1以上の)制御ユニット108が、航空機104から及び飛行データソース102から飛行データ105を収集する、飛行データ集約サブシステム106から、編集された飛行データ110をリアルタイムで収集する。少なくとも1つの実施例では、(1以上の)制御ユニット108が、フリート107内の航空機104の各々についての航空機の利用率を特定する。例えば、(1以上の)制御ユニット108(図2で示されている利用率制御ユニット108aなど)は、以下の数式で説明されるような、空港での出発時間及び到着時間などの、スケジューリングされた時間及び実際の飛行時間に基づいて、フリート内の航空機104の各々について航空機の利用率を特定する。すなわち、
Figure 2023129336000002
上記で示されたように、ADepは実際の出発時刻、SDepはスケジューリングされた出発時刻、及びDTは遅延時間である。したがって、数式(1)は、出発の遅延時間(DTDep)が、実際の出発時刻(ADep)とスケジューリングされた出発時刻(SDep)との間の差であることを示している。
[0038] 数式(2)に関して、AArrは実際の到着時刻であり、SArrはスケジューリングされた到着時刻である。したがって、到着の遅延時間(DTArr)は、実際の到着時刻(AArr)とスケジューリングされた到着時間(SArr)との間の差である。
[0039] これらの時間に基づいて、(1以上の)制御ユニット108は、各航空機104の各飛行について、遅延DTDep及びDTArr、数式(5)で説明されるような地上時間(GT)、数式(6)で説明されるようなブロック時間(BT)を計算する。次いで、(1以上の)制御ユニット108は、航空機104の全てについて、数式(3)及び(4)でそれぞれ説明されるような、グローバル遅延時間(DTGDep、及びDTGArr)、数式(7)で説明されるような、飛行時間グローバル(GTG)、並びに、数式(8)で説明されるような、ブロック時間グローバル(BTG)などの、グローバル値を計算する。変数(GTG、BTG、及び第1のレッグの遅延のみDTDep1)の値を用いて、(1以上の)制御ユニット108は、次いで、数式(10)で説明されるような、航空機生産性コンプリート(ACPC)などの、生産性指標を計算する。次いで、(1以上の)制御ユニット108は、数式(11)~(15)で説明されるような、航空機の生産性を様々なレベルで判断するために、ACPCを評価する。例えば、航空機の生産性の異なるレベル(悪い、少し良い、良い、非常に良い、及び素晴らしいなど)は、航空機の生産性を効率的且つ効果的に評価することができる分類として使用することができ、このようなものは、次いで、予め規定された目的レベルを有するサービス(例えば、保守整備及び/又はスケジューリング)を決定するために使用され得る。(1以上の)制御ユニット108によって特定されるような、航空機の利用率は、例えば、数式(1)~(15)で説明されるようなアルゴリズムを介して特定されるような、航空機の生産性を含む。
[0040] 少なくとも1つの実施例では、(1以上の)制御ユニット108を使用して、予測分析と処方的分析の両方を構築するために、機械学習アルゴリズムを構築することができる。更に、(1以上の)制御ユニット108は、主成分分析(PCA)を使用して、航空機の利用率の特定の結果をディスプレイ113上に表示することができる。
[0041] 本開示の特定の実施例は、エンティティが、リアルタイム及び/又はオンデマンドで性能を検証するために、サービス及びデータにアクセスすることを可能にする、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を含む、システム及び方法を提供する。
[0042] 本明細書で使用されるときに、「制御ユニット」、「中央処理装置」、「CPU」、「コンピュータ」などの用語は、マイクロコントローラ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理回路、及び、本明細書で説明される機能を実行することが可能なハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせを含む他の任意の回路若しくはプロセッサを使用したシステムを含む、プロセッサベース又はマイクロプロセッサベースの任意のシステムを含んでよい。上記の例は例示的なものに過ぎず、従って、上記用語の定義及び/又は意味をいかなる形でも限定することを意図していない。例えば、(1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)は、本明細書で説明されるように、動作を制御するように構成された1以上のプロセッサであってよく、又はそれらを含んでよい。
[0043] (1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)は、データを処理するために、1以上のデータストレージユニット又は要素(1以上のメモリなどの)内に記憶された一組の指示命令を実行するように構成されている。例えば、(1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)は、1以上のメモリを含んでよく、又はそれらに結合されてよい。データストレージユニットはまた、所望又は必要に応じてデータ又は他の情報も記憶してよい。データストレージユニットは、情報ソース、又は処理マシン内の物理的メモリ素子という形態を採ってよい。
[0044] 一組の指示命令は、処理マシンとしての(1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)に、本明細書で説明される主題の様々な実施例の方法及びプロセスなどの特定の動作を実行させるように指示する様々なコマンドを含んでよい。一組の指示命令は、ソフトウェアプログラムの形態を採ってよい。ソフトウェアは、システムソフトウェア又はアプリケーションソフトウェアなどの様々な形態を採ってよい。更に、ソフトウェアは、別々のプログラムの集合体、より大きなプログラム内のプログラムサブセット、又はプログラムの一部分という形態を採ってよい。ソフトウェアはまた、オブジェクト指向プログラミングの形態を採るモジュラープログラミングも含んでよい。処理マシンによる入力データの処理は、ユーザのコマンドに応答したものか、前の処理の結果に応答したものか、又は別の処理マシンによってなされた要求に応答したものであってよい。
[0045] 本明細書の実施例の図は、1以上の制御又は処理ユニット、例えば、(1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)を示してよい。この処理又は制御ユニットは、本明細書で説明される動作を実施する指示命令(例えば、コンピュータハードドライブ、ROM、RAMなどといった有形で非一過性のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたソフトウェア)に関連するハードウェアとして実装されてよい、回路、回路網、又はそれらの部分を表してよいと理解されたい。ハードウェアは、本明細書で説明される機能を実行するように配線接続された(hardwired)、ステートマシン回路を含んでよい。任意選択的に、ハードウェアは、マイクロプロセッサ、プロセッサ、コントローラなどの1以上の論理ベースの装置を含み及び/又はそれらに接続された、電子回路を含んでよい。任意選択的に、(1以上の)制御ユニット108(並びに/又は制御ユニット108a、108b、及び108c)は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、(1以上の)マイクロプロセッサなどのうちの1以上といった、処理回路を表してよい。様々な実施例の回路は、本明細書で説明される機能を実行するために、1以上のアルゴリズムを実行するように構成されてよい。そのような1以上のアルゴリズムは、フローチャート又は方法に明示的に特定されているか否かに関わらず、本明細書で開示される実施例の態様を含んでよい。
[0046] 本明細書で使用されるときに、用語「ソフトウェア」と「ファームウェア」は入れ替え可能であり、コンピュータによる実行用に、RAMメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、及び不揮発性RAM(NVRAM)メモリを含む、(例えば1つ以上のメモリといった)データ記憶ユニット内に記憶されている、任意のコンピュータプログラムを含む。上記のデータ記憶ユニットの種類は、ただの例示であり、したがって、コンピュータプログラムの記憶のために使用可能なメモリの種類について限定するものではない。
[0047] 図3は、本開示の一実施例による方法のフローチャートを示している。図1~図3を参照すると、150で、(1以上の)制御ユニット108は、飛行データ集約サブシステム106から、1つのフリート107の複数の航空機104用に編集された飛行データ110を受け取る。
[0048] 152で、(1以上の)制御ユニット108(利用率制御ユニット108aなど)は、編集された飛行データ110に基づいて、複数の航空機104についての航空機の利用率を自動的に(人間の介入なしに)特定する。例えば、(1以上の)制御ユニット108は、数式(1)~(15)に関して説明されたように、航空機の各々についての航空機の生産性から、航空機104の各々についての航空機の利用率を特定する。
[0049] 154で、(1以上の)制御ユニット108(保守制御ユニット108bなど)は、航空機104の各々について特定された航空機の利用率に基づいて、複数の航空機104用の保守スケジュールを自動的に決定し得る。例えば、特定の航空機104用の1以上の保守動作が、数式(11)~(15)によって決定されるように、ACPCに基づいて(1以上の)制御ユニット108によって決定され、スケジューリングされ得る。更なる一実施例として、1以上の保守動作は、「素晴らしい」ACPCに対してよりも「悪い」ACPCに対して、早くスケジューリングされる。
[0050] 156で、(1以上の)制御ユニット108(スケジューリング制御ユニット108cなど)は、特定された航空機の利用率に基づいて、複数の航空機104用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定し得る。例えば、数式(11)~(15)を使用して(1以上の)制御ユニット108によって決定されるように、特定の航空機104についてのACPCは、航空機104が飛行するための準備態勢を有しているか判断する。更なる一実施例として、「素晴らしい」ACPCを有する航空機は、直ちに飛行のスケジューリングをする準備ができている。少なくとも1つの実施例では、158で、次いで、航空機の割り当てが、飛行及び保守スケジュールに基づいて決定される。
[0051] 図1~図3を参照すると、主たる開示の実施形態は、大量のデータが計算デバイスによって迅速且つ効率的に分析されることを可能にするシステム及び方法を提供する。例えば、フリート107は、数百機の航空機104を含み得る。それらの各々は、保守及び将来の飛行がスケジューリングされる。航空機の各々は、航空機の利用率を特定するために自動的に追跡される。したがって、大量のデータが追跡され、分析される。本明細書で説明されるように、膨大な量のデータが、(1以上の)制御ユニット108によって効率的に体系化され、及び/又は分析される。(1以上の)制御ユニット108は、迅速且つ効率的に、航空機の利用率を特定し、保守スケジュールを決定し、及び将来の飛行スケジュールを決定するために、比較的短い時間でデータを分析する。人間は、このような短時間で、このように膨大な量のデータを効率良く分析することは出来ないであろう。したがって、主たる開示の実施形態は、人間が膨大な量のデータを分析することに対して、向上した効率的な機能性、及び圧倒的に優れた性能を提供する。
[0052] 少なくとも1つの実施形態では、(1以上の)制御ユニット108などのシステム100の構成要素が、航空機の利用率を特定し、航空機の利用率に基づいて保守をスケジューリングし、航空機の利用率に基づいて航空機の将来の飛行をスケジューリングするための専用コンピュータシステムとして動作するコンピュータシステムを提供し、及び/又はコンピュータシステムがそのように動作することを可能にする。
[0053] 図4は、本開示の一実施例による航空機104の斜視前面図を示している。航空機104は、例えば、エンジン214を含む推進システム212を含む。任意選択的に、推進システム212は、図示されているよりも多いエンジン214を含んでよい。エンジン214は、航空機104の主翼216によって支持される。他の実施形態では、エンジン214が、胴体218及び/又は尾部220によって支持されてよい。尾部220はまた、水平安定板222及び垂直安定板224も支持してよい。航空機104の胴体218が内部キャビン230を画定し、該キャビンは、フライトデッキ、又はコックピット、1以上の作業セクション(例えば、ギャレー、乗務員の手荷物エリアなど)、1以上の乗客セクション(例えば、ファーストクラス、ビジネスクラス、及びエコノミークラス)、1以上のトイレなどを含む。
[0054] 図4は、航空機104の一実施例を示している。航空機104は、図4で示されているものとは異なるようにサイズ決定され、成形され、及び構成され得る。更に、図1に関連して図示され説明される航空機104は、図4で示されているように構成され得る。任意選択的に、図1に関連して図示され説明される航空機104のうちの1以上は、図4で示されているものとは異なるようにサイズ決定され、成形され、及び構成され得る。
[0055] 更に、本開示は、以下の条項による実施例を含む。
[0056] 条項1.
飛行データ集約サブシステムから、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データを受け取るように構成された1以上の制御ユニットを備える、システムであって、
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機についての航空機の利用率を自動的に特定するように構成されている、システム。
[0057] 条項2.
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の保守スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている、条項1に記載のシステム。
[0058] 条項3.
前記1以上の制御ユニットから前記保守スケジュールを受け取り、前記保守スケジュールに従って前記複数の航空機に関連する1以上の保守動作を実行するように構成された1以上のロボットを更に備える、条項2に記載のシステム。
[0059] 条項4.
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている、条項1から3のいずれか一項に記載のシステム。
[0060] 条項5.
前記飛行データ集約サブシステムは、複数の飛行データソースから前記複数の航空機についての飛行データを受け取る、条項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
[0061] 条項6.
電子ディスプレイを有するユーザインターフェースを更に備え、前記1以上の制御ユニットは、前記航空機の利用率を前記ディスプレイ上に表示するように更に構成されている、条項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
[0062] 条項7.
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機の各々について生産性指標を計算することによって、前記航空機の利用率を自動的に特定するように構成され、前記生産性指標は、航空機の生産性を様々な異なるレベルで判断することを可能にする、条項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
[0063] 条項8.
前記1以上の制御ユニットは、
前記複数の航空機についてのグローバル値、飛行時間グローバル、及びブロック時間グローバルを計算すること、並びに
前記グローバル値、前記飛行時間グローバル、及び前記ブロック時間グローバルに少なくとも部分的に基づいて、生産性指標を計算することによって、
前記航空機の利用率を自動的に特定するように構成されている、条項1から7のいずれか一項に記載のシステム。
[0064] 条項9.
1以上の制御ユニットによって、飛行データ集約サブシステムから、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データを受け取ること、及び
前記1以上の制御ユニットによって、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機についての航空機の利用率を自動的に特定することを含む、方法。
[0065] 条項10.
前記1以上の制御ユニットによって、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率が自動的に特定されたときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の保守スケジュールを自動的に決定することを更に含む、条項9に記載の方法。
[0066] 条項11.
1以上のロボットによって、前記1以上の制御ユニットから前記保守スケジュールを受け取ること、及び
前記1以上のロボットによって、前記保守スケジュールに従って前記複数の航空機に関連する1以上の保守動作を実行することを更に含む、条項10に記載の方法。
[0067] 条項12.
前記1以上の制御ユニットによって、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率が自動的に特定されたときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定することを更に含む、条項9から11のいずれか一項に記載の方法。
[0068] 条項13.
前記飛行データ集約サブシステムによって、複数の飛行データソースから前記複数の航空機についての飛行データを受け取ることを更に含む、条項9から11のいずれか一項に記載の方法。
[0069] 条項14.
前記1以上の制御ユニットによって、前記航空機の利用率をユーザインターフェースの電子ディスプレイ上に表示することを更に含む、条項9から13のいずれか一項に記載の方法。
[0070] 条項15.
前記自動的に特定することは、前記1つのフリートの前記複数の航空機の各々について生産性指標を計算することを含み、前記生産性指標は、航空機の生産性を様々な異なるレベルで判断することを可能にする、条項9から14のいずれか一項に記載の方法。
[0071] 条項16.
前記自動的に特定することは、
前記複数の航空機についてのグローバル値、飛行時間グローバル、及びブロック時間グローバルを計算すること、並びに
前記グローバル値、前記飛行時間グローバル、及び前記ブロック時間グローバルに少なくとも部分的に基づいて、生産性指標を計算することを含む、条項9から15のいずれか一項に記載の方法。
[0072] 条項17.
飛行データ集約サブシステムから、1つのフリートの複数の航空機用に編集された飛行データを受け取るように構成された1以上の制御ユニットを備える、システムであって、
前記飛行データ集約サブシステムは、複数のデータソースから前記複数の航空機についての飛行データを受け取り、
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機についての航空機の利用率を自動的に特定するように構成され、
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の保守スケジュールを自動的に決定するように更に構成され、
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機用に前記編集された飛行データに基づいて、前記航空機の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機の利用率に基づいて、前記1つのフリートの前記複数の航空機用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている、システム。
[0073] 条項18.
前記1以上の制御ユニットから前記保守スケジュールを受け取り、前記保守スケジュールに従って前記複数の航空機に関連する1以上の保守動作を実行するように構成された1以上のロボットを更に備える、条項17に記載のシステム。
[0074] 条項19.
電子ディスプレイを有するユーザインターフェースを更に備え、前記1以上の制御ユニットは、前記航空機の利用率、前記保守スケジュール、及び前記将来の飛行スケジュールを、前記ディスプレイ上に表示するように更に構成されている、条項17又は18に記載のシステム。
[0075] 条項20.
前記1以上の制御ユニットは、前記1つのフリートの前記複数の航空機の各々について生産性指標を計算することによって、前記航空機の利用率を自動的に特定するように構成され、前記生産性指標は、航空機の生産性を様々な異なるレベルで判断することを可能にする、条項17から19のいずれか一項に記載のシステム。
[0076] 本明細書で説明されるように、本開示の実施例は、1つのフリート内の複数の航空機についての航空機の利用率を、効率的、効果的、且つ正確にモニタするためのシステム及び方法を提供する。更に、本開示の実施例は、航空機の利用率に基づいて、効率的、効果的、且つ正確に保守整備をスケジューリングためのシステム及び方法を提供する。加えて、本開示の実施例は、航空機の利用率に基づいて、1つのフリート内の航空機の飛行を、効率的、効果的、且つ正確にスケジューリングするためのシステム及び方法を提供する。また、本開示の実施例は、航空会社オペレータ及び他者に、航空機の性能をリアルタイム及びオンデマンドで検証するためのサービスへのアクセス、及び航空機の性能を特定するより正確な方法を提供する。
[0077] 本開示の実施例の説明のために、上部、底部、下方、中央、横方向、水平、垂直、前方向などの空間及び方向に関する様々な用語が使用される場合があるが、かかる用語は図面中で示す向きに関するものとして使用されているにすぎないことを理解されたい。これらの配向は、上部が下部に、又はその逆になることや、水平が垂直になることなどのように、反転され、回転し、又は別様に変更され得る。
[0078] 本明細書で使用されるときに、タスク又は動作を実施する「ように構成される」構造物、限定事項、又は要素は、特にタスク又は動作に対応するように、構造的に形成、構成、又は適合されている。明確さのため、及び誤解を避けるために、タスク又は動作を実施するために変更可能であるに過ぎない対象物は、本明細書で使用するタスク又は動作を実施する「ように構成」されてはいない。
[0079] 上記の説明は、限定ではなく、例示を意図するものであることを理解するべきである。例えば、上述した例(及び/又はそれらの態様)は、互いに組み合わせて使用され得る。加えて、本開示の様々な例の教示には、その範囲から逸脱することなく特定の状況又は材料に適応させるために、多数の改変が加えられ得る。本明細書に記載の材料の寸法及び種類は、本開示の様々な実施例のパラメータを規定することを意図しているが、これらの実施例は決して限定のためのものではなく、例示的な実施例である。上記の説明を精査すれば、当業者には、他の多くの例が自明となろう。本開示の様々な実施例の範囲は、添付の特許請求の範囲、並びに、こうした特許請求の範囲が認められる均等物の全範囲に関連して決定されるべきである。付随する特許請求の範囲及び本明細書の発明を実施するための形態では、「含む(including)」及び「そこで(in which)」という語は、それぞれ、「備える(comprising)」及び「そこで(wherein)」という語の平易な英語(plain English)の同義語として使用されている。更に、「第1(first)」「第2(second)」及び「第3(third)」等の用語は、単に符号として使用されており、それらの対象物に数的要件を課すことを意図するものではない。更に、以下の特許請求の範囲の限定は、ミーンズプラスファンクション形式で記述されておらず、かかる特許請求の範囲の限定が、更なる構造を欠く機能の記述が後続する、「~のための手段(means for)」という言い回しを明示的に使用しない限り、米国特許法第112条(f)に基づいて解釈されることを意図するものではない。
[0080] ここに記載した説明で実施例を使用しているのは、ベストモードを含む本開示の様々な実施例を開示するためと、当業者が任意のデバイスまたはシステムを作成及び使用すること、並びに組み込まれた任意の方法の実施することを含めて本開示の様々な実施例を実施することを可能にするためである。本開示の様々な例の特許性の範囲は、特許請求の範囲によって規定されるものであり、当業者が想起するその他の例を含み得る。かかる他の実施例は、実施例が特許請求の範囲の文言と相違しない構造要素を有する場合、又は、実施例が、特許請求の範囲の文言とごくわずかな相違しかない同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図される。

Claims (10)

  1. 飛行データ(105、110)集約サブシステム(106)から、1つのフリート(107)の複数の航空機(104)用に編集された飛行データ(105、110)を受け取るように構成された1以上の制御ユニット(108)を備える、システム(100)であって、
    前記1以上の制御ユニット(108)は、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用に前記編集された飛行データ(105、110)に基づいて、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)についての航空機(104)の利用率を自動的に特定するように構成されている、システム(100)。
  2. 前記1以上の制御ユニット(108)は、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用に前記編集された飛行データ(105、110)に基づいて、前記航空機(104)の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機(104)の利用率に基づいて、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用の保守スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. 前記1以上の制御ユニット(108)から前記保守スケジュールを受け取り、前記保守スケジュールに従って前記複数の航空機(104)に関連する1以上の保守動作を実行するように構成された1以上のロボット(118)を更に備える、請求項2に記載のシステム(100)。
  4. 前記1以上の制御ユニット(108)は、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用に前記編集された飛行データ(105、110)に基づいて、前記航空機(104)の利用率を自動的に特定したときに、前記航空機(104)の利用率に基づいて、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用の将来の飛行スケジュールを自動的に決定するように更に構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  5. 前記飛行データ(110)集約サブシステム(106)は、複数の飛行データ(105、110)ソース(102)から前記複数の航空機(104)についての飛行データ(105、110)を受け取る、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  6. 電子ディスプレイ(113)を有するユーザインターフェース(112)を更に備え、前記1以上の制御ユニット(108)は、前記航空機(104)の利用率を前記ディスプレイ上に表示するように更に構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  7. 前記1以上の制御ユニット(108)は、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)の各々について生産性指標を計算することによって、前記航空機(104)の利用率を自動的に特定するように構成され、前記生産性指標は、航空機(104)の生産性を様々な異なるレベルで判断することを可能にする、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  8. 前記1以上の制御ユニット(108)は、
    前記複数の航空機(104)についてのグローバル値、飛行時間グローバル、及びブロック時間グローバルを計算すること、並びに
    前記グローバル値、前記飛行時間グローバル、及び前記ブロック時間グローバルに少なくとも部分的に基づいて、生産性指標を計算することによって、
    前記航空機(104)の利用率を自動的に特定するように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  9. 1以上の制御ユニット(108)によって、飛行データ(105)集約サブシステム(106)から、1つのフリート(107)の複数の航空機(104)用に編集された飛行データ(105、110)を受け取ること、及び
    前記1以上の制御ユニット(108)によって、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用に前記編集された飛行データ(105、110)に基づいて、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)についての航空機(104)の利用率を自動的に特定することを含む、方法。
  10. 前記1以上の制御ユニット(108)によって、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用に前記編集された飛行データ(105、110)に基づいて、前記航空機(104)の利用率が自動的に特定されたときに、前記航空機(104)の利用率に基づいて、前記1つのフリート(107)の前記複数の航空機(104)用の保守スケジュールを自動的に決定することを更に含む、請求項9に記載の方法。
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