JP2023129077A - 障害物検知装置及び障害物検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車両の車幅外に自車両と同じ送受信器を搭載する他車両が位置する場合であっても、他車両が送信する送信波を判断することができる障害物検知装置及び障害物検知方法を提供する。【解決手段】本開示に係る障害物検知装置は、送受信制御回路、検知回路、判定回路及び無効化回路を備える。送受信制御回路は、前記複数の送受信器のうち、前記車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信させ、前記複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する。検知回路は、前記受信波の受信強度に基づいて、前記車両の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する。判定回路は、前記検知点の各々に対応する前記複数の送受信器の受信強度を比較し、前記検知点の中から、前記車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する。無効化回路は、前記誤検知点の検知結果を無効化する。【選択図】図5

Description

本開示は、障害物検知装置及び障害物検知方法に関する。
従来、車両に搭載された超音波センサ等の送受信器によって、先行車両、障害物、または歩行者等の物体を検知する技術が知られている。また、送受信器による物体検知結果に基づいて、車両の走行安全性を向上させるための各種制御、例えば、自動ブレーキの作動や、運転者への報知等を行う技術が知られている。
ところで、自車両と異なる車両(以下、他車両ともいう)が自車両と同じ送受信器を搭載している場合、例えば、自車両が受信した受信波は、自車両が送信し、障害物に反射して戻ってきた受信波なのか、あるいは、他車両が送信した送信波なのか区別がつかない可能性がある。他車両が送信した送信波を障害物と誤検知(偽検知)した場合、障害物がないのにブレーキが作動するなどの不都合が生じる可能性がある。
従来、複数の受波器が超音波を受波するタイミングが略同じであり、且つ受波した超音波が略等しいレベルの場合に、他車両が送信する送信波と判断して無効化する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許第3297206号公報
しかしながら、上述した従来技術では、自車両と他車両との位置関係によっては、他車両が送信する送信波を判断することができない可能性がある。例えば、他車両が自車両の車幅から外れた位置に存在する場合、受波器が受波するタイミングやレベルは略同じとならない場合があるため、他車両が送信する送信波を判断することが困難である。
本開示は、自車両の車幅外に自車両と同じ送受信器を搭載する他車両が位置する場合であっても、他車両が送信する送信波による検知点の位置に基づいて、検知点が誤検知点か否かを判断することができる障害物検知装置及び障害物検知方法を提供する。
本開示に係る障害物検知装置は、車両の前方または後方において、前記車両の車幅方向の異なる位置に配置された少なくとも3つ以上の複数の送受信器を備える障害物検知装置であって、送受信制御回路、検知回路、判定回路及び無効化回路を備える。送受信制御回路は、前記複数の送受信器のうち、前記車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信させ、前記複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する。検知回路は、前記受信波の受信強度に基づいて、前記車両の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する。判定回路は、前記検知点の各々に対応する前記複数の送受信器の受信強度を比較し、前記検知点の中から、前記車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する。無効化回路は、前記誤検知点の検知結果を無効化する。
本開示に係る障害物検知装置によれば、自車両の車幅外に同じ送受信器を搭載する他車両が位置する場合であっても、他車両が送信する送信波を判断することができる。
図1は、実施形態に係る車載システムが搭載された車両の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るソナーの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るエコー波形の一例を示すグラフである。 図4は、実施形態に係るセンサ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るセンサ制御装置が備える機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の軌跡の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の軌跡の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両とすれ違い場合に検知する検知座標の軌跡の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係るセンサ制御装置が障害物を検知する場合の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るセンサ制御装置が障害物を検知する場合に受信する受信波の受信強度の一例を示す図である。 図14は、実施形態に係るセンサ制御装置が他車両を検知する場合の一例を示す図である。 図15は、実施形態に係るセンサ制御装置が誤検知を検知する場合に受信する受信波の受信強度の一例を示す図である。 図16は、実施形態に係るセンサ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る物体検知装置の実施形態について説明する。
図1に示すように、車両1は、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI(Human Machine Interface)装置60及びセンサ制御装置70を備える。車載システム100は特許請求の範囲における障害物検知装置の一例である。
本実施形態においては、車載システム100は、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60及びセンサ制御装置70を含むものとする。なお、車両1には、さらに、他の装置が搭載されても良い。また、図1では操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60及びセンサ制御装置70を別個の装置として図示しているが、これらの装置の一部または全てが統合されても良い。
また、車両1は、複数のソナー21a、ソナー21b、ソナー21c、ソナー21d,ソナー22a、ソナー22b、ソナー22c及びソナー22dを備える。複数のソナー21a、ソナー21b、ソナー21c、ソナー21d,ソナー22a、ソナー22b、ソナー22c及びソナー22dは、本実施形態における複数の送受信器の一例である。
ソナー21a、ソナー21b、ソナー21c及びソナー21dは、車両1の前端部の互いに異なる位置に設けられる。ソナー21a、ソナー21b、ソナー21c及びソナー21dを総称して、ソナー21という。また、ソナー22a、ソナー22b、ソナー22c及びソナー22dは、車両1の後端部の互いに異なる位置に設けられる。ソナー22a、ソナー22b、ソナー22c及びソナー22dを総称してソナー22という。以下、個々の複数のソナー21a、ソナー21b、ソナー21c、ソナー21d,ソナー22a、ソナー22b、ソナー22c及びソナー22dを区別しない場合には、ソナーという。
ソナー21及びソナー22は、車両1上で、周囲の物体の検知または測距に有利な位置に配置される。例えば、ソナー21及びソナー22は車両1の前端部及び後端部のバンパー上において、車幅方向に距離を置いて配置され、車両1の前後の物体を検知する。
より詳細には、車両1の前端部の中央寄りにはソナー21a及びソナー21bが設けられる。また、車両1の前端部の角部において、ソナー21c及びソナー21dが設けられる。また、車両1の後端部の中央寄りにはソナー22a及びソナー22bが設けられる。また、車両1の後端部の角部において、ソナー22c及びソナー22dが設けられる。なお、ソナー21及びソナー22の設置場所及び数は、図1に示す例に限定されるものではない。
ソナー21及びソナー22は、複数のソナー(ソナー21及びソナー22)のうち、少なくとも1つのソナー(ソナー21あるいはソナー22)が所定の送信順に基づいて送信波を順次送信し、送信波が障害物で反射して生じた受信波を複数のソナー(ソナー21及びソナー22)が受信する。ソナー21及びソナー22は、車両1の周囲の物体が反射した受信波を受信するまでの時間を計測することにより、車両1の周囲の物体を検知するとともに、検知した物体までの距離情報を得る。
具体的には、ソナー21及びソナー22は、送信波を送信する送信部と、送信部により送信された送信波が車両1の周囲の物体により反射された受信波を受信する受信部と、を有し、送信部が送信波を送信してから所定時間経過するまでの受信期間において、受信部が受信した受信波に基づいて車両1の周囲に存在する物体を検知する。
なお、本実施形態で「物体」または「障害物」という場合には、歩行者及び他車両を含むものとする。また、車両1が走行するのに障害とならないもの、例えば、路面の凹凸等は障害物には含まれない。
特許請求の範囲における、車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信する送受信器の一例は、ソナー21aである。また、特許請求の範囲における、複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する複数の送受信器の一例は、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cである。しかしながら、本実施形態に係る構成はこれに限定されない。適宜、車両1の周囲の状況に応じて変更しても良い。
具体的には、車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信する送受信器が21bの場合、複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する複数の送受信器は、ソナー21a、21b及びソナー21dとしても良い。また、車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信する送受信器が22aの場合、複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する複数の送受信器は、ソナー22a、ソナー22b及びソナー22cとしても良い。
さらに、車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信する送受信器が22bの場合、複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する複数の送受信器は、ソナー22a、ソナー22b及びソナー22dとしても良い。例えば、複数の送受信器は、車両1の前方または後方において、車両1の車幅方向の異なる位置に配置された少なくとも3つ以上の複数の送受信器であれば良く、対称性を有すれば良い。
図1では、ソナー21aが物体を検知可能な範囲を検知範囲210aとし、ソナー21bが物体を検知可能な範囲を検知範囲210bとし、ソナー21cが物体を検知可能な範囲を検知範囲210cとし、ソナー21dが物体を検知可能な範囲を検知範囲210dとする。個々の検知範囲210a、検知範囲210b、検知範囲210c及び検知範囲210dを区別しない場合には、単に検知範囲210という。
また、ソナー22aが物体を検知可能な範囲を検知範囲220aとし、ソナー22bが物体を検知可能な範囲を検知範囲220bとし、ソナー22cが物体を検知可能な範囲を検知範囲220cとし、ソナー22dが物体を検知可能な範囲を検知範囲220dとする。個々の検知範囲220a、検知範囲220b、検知範囲220c及び検知範囲220dを区別しない場合には、単に検知範囲220という。
検知範囲210は、送信波が送信されてから所定時間経過するまでの受信期間に基づいて決定される。受信期間は、センサ制御装置70によってあらかじめ設定されるが、周囲の状況や車の状況に応じて適宜、各々のソナー21及びソナー22毎に修正(更新)可能である。
なお、図1では検知範囲210及び検知範囲220を分離して図示しているが、実際には、隣接するソナー21及びソナー22の検知範囲210及び検知範囲220同士は重複する。
なお、以下、本実施形態においては、主として車両1の進行方向が前方である場合を例として、具体的な説明を記載するが、ソナー21を用いて例示した機能について、ソナー22に当てはめて適用しても良い。
次に、ソナー21及びソナー22の詳細について図2を用いて説明する。ソナー21及びソナー22は、ソナーモジュールともいう。ソナーモジュールは、コントローラ23、駆動回路241、受信回路242及び圧電素子25を備える。また、コントローラ23は、タイマー231、通信回路232、波形メモリ233、判定回路234及び閾値メモリ235を備える。また、コントローラ23は、伝送路27を介してセンサ制御装置70と接続する。なお、コントローラ23は、車両制御装置50とも伝送路27を介して接続してもよい。
ソナー21及びソナー22は、圧電素子25に電圧が印加されることにより、送信波を送信する。例えば、コントローラ23が駆動回路241を制御して、圧電素子25に62KHzの電圧を印加することにより、圧電素子25が同じ周波数の送信波を送信する。送信される送信波はパルス状である。当該パルス状の送信波は、路面や障害物に当たると反射して、一部がソナー21及びソナー22に返って来る。
そして、圧電素子25は、返ってきた受信波の音圧を電圧に変換する。受信回路242は、圧電素子25によって音圧から変換された電圧を増幅した上で整流し、音波受信強度に変換する。当該変換された音波受信強度の時系列を「エコー波形」という。
図3に示すグラフの横軸は距離及び時間、縦軸は強度(dB)、例えば音波受信強度を示す。エコー波形は、コントローラ23の波形メモリ233に記憶される。
遠くの物体ほど、送信波がソナー21及びソナー22から送信されてからソナー21お及びソナー22に返るまでの時間が長いため、送信から受信までの時間の長さを、ソナー21及びソナー22から物体までの距離の長さに換算できる。
例えば、車両1が前方に直進する場合、車両1の進行方向に位置する物体は、ソナー21a及びソナー21bにより検知される。また、車両1が前方に向かって左折または右折する場合、左折または右折先に位置する物体は、ソナー21dまたはソナー21cにより検知される。また、車両1の右側方から、車両1の右前方に物体が進入する場合は、ソナー21cまたはソナー21aにより当該物体が検知される。
図1に戻る。操舵制御装置30は、車両1の舵角を制御する。操舵制御装置30は、舵角制御装置ともいう。操舵制御装置30は、例えば、車両1のパワーステアリングの操舵補助に有利な位置に配置される。
速度制御装置40は、車両1の加速及び制動を制御する。速度制御装置40は、例えば、エンジンまたはモーターとブレーキの制御に有利な位置に配置される。
車両制御装置50は、車両1の各種挙動を制御する装置であり、例えば、操舵制御装置30及び速度制御装置40の近傍に配置される。
HMI装置60は、情報を表示可能なディスプレイと、ユーザによる操作を受け付け可能なタッチパネルまたはスイッチ等を含む。なお、ディスプレイとタッチパネルとは一体の装置として構成されても良い。ディスプレイは、表示部ともいう。タッチパネル及びスイッチを、操作部ともいう。また、HMI装置60に含まれる表示部及び操作部は、運転席周辺に配置される。
センサ制御装置70は、ソナー21及びソナー22を制御する。センサ制御装置70と、ソナー21と、ソナー22と、は、本実施形態における障害物検知装置の一例である。なお、センサ制御装置70単体を障害物検知装置の一例としても良い。また、障害物検知装置は、車載システム100全体、あるいは車載システム100に含まれる操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50及びHMI装置60の何れかが含まれるものとしても良い。
操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60及びセンサ制御装置70は、例えば、CAN(Controller Area Network)等のローカルエリアネットワークで有線接続される。また、ソナー21及びソナー22は、ローカルエリアネットワークに接続しても良いし、センサ制御装置70または車両制御装置50と専用の配線で接続されても良い。
次に、センサ制御装置70のハードウェア構成について説明する。図4に示すように、センサ制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B、RAM(Random Access Memory)11C、I/F(インタフェース)11D及びフラッシュメモリ11E等がバス11Fにより相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
CPU11Aは、センサ制御装置70全体を制御する演算装置である。なお、CPU11Aは、プロセッサの一例であり、他のプロセッサまたは処理回路がCPU11Aの代わりに設けられても良い。ROM11Bは、CPU11Aによる各種処理を実現するプログラム等を記憶する。RAM11Cは、例えばセンサ制御装置70の主記憶装置であり、CPU11Aによる各種処理に用いるデータを記憶する。I/F11Dは、データを送受信するためのインタフェースである。また、I/F11Dは、車両1内のCAN等を介して車両1に搭載された他の装置との間で情報の送受信をしても良い。
また、フラッシュメモリ11Eは書き込み可能な不揮発性の記憶媒体の一例である。ROM11B、RAM11C及びフラッシュメモリ11Eは、記憶部ともいう。なお、センサ制御装置70は、フラッシュメモリ11Eの代わり、あるいはフラッシュメモリ11Eに加えて、HDD(Hard Disk Drive)等の他の記憶装置を備えても良い。
また、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50及びHMI装置60それぞれのハードウェア構成についても、例えば、CPU等の処理回路、ROM、RAM、I/F及びフラッシュメモリ等を備えるものとする。
次に、図5に示すように、本実施形態のセンサ制御装置70は、送受信制御部701、測定情報取得部702、車両情報取得部703、第1判定部704、衝突判定部705及び検知部706を備える。
送受信制御部701は、複数の送受信器のうち、車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信させ、複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する。具体的には、送受信制御部701は、ソナー21aから送信波を送信させ、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cが受信する受信波を取得する。
測定情報取得部702は、複数の送受信器によって測距された距離情報、受信した受信波の受信強度を示す受信強度情報を取得する。具体的には、測定情報取得部702は、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cによって測距された距離情報、受信した受信波の受信強度を示す受信強度情報を取得する。なお、測定情報取得部702が取得した距離情報及び受信強度情報は、送受信制御部701が取得しても良い。
車両情報取得部703は、速度制御装置40または車両制御装置50によって制御された、車両1の加速度を示す加速度情報、車両1の速度を示す速度情報、車両1の制動を示す制動情報、車両1の舵角を示す舵角情報を取得する。
第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離にあるか否かを判定する。第1判定部704は判定部の一例である。詳細について後述する。
衝突判定部705は、検知点が車両1と交錯し、検知点に対応する障害物と車両1との衝突可能性を判定する。具体的には、衝突判定部705は、後述する検知部706が特定した検知点が車両1と交錯する場合、検知点に対応する障害物と車両1との衝突可能性の有無を判定する。
検知部706は、受信波の受信強度に基づいて、車両1の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する。
ここで、検知部706が特定する検知点について図6、図7、図8、図9、図10及び図11を用いて説明する。
図6、図8及び図10では、自車両1Aとすれ違う他車両1Bは、自車両1Aの車幅外に位置する。また、図6、図8及び図10に示す図は、横軸(X軸)は自車両1A及び他車両1Bの進行方向の距離、縦軸(Y軸)は、自車両1A及び他車両1Bの車幅方向の距離(m)を示す。例えば、自車両1A及び他車両1Bを上から見ている状態である。
なお、図の原点は、自車両1Aに備えるソナー21dとする。また、自車両1A及び他車両1Bが同じソナーを備えていることを前提とする。
図6は、自車両1A及び他車両1Bが備えるソナーが送信波を送信するタイミングが同じ(同時)場合に、自車両1Aと他車両1Bとがすれ違う状態を示している。図6に示す状態図601Aにおいて、検知部706は、検知された障害物の座標を示す検知点602を特定する。図6の場合、検知点602は、自車両1Aと他車両1Bとの間の略中心に存在する。
ここで、図7の散布図602Bは、検知部706が特定した検知点602のグラフG1を示す。自車両1A及び他車両1Bが備えるソナーが送信する送信波のタイミングが同じ場合、自車両1Aと他車両1Bとがすれ違う(一例として、自車両1AがX軸の正の方向に沿って移動し、他車両1BがX軸の負の方向に沿って移動する)状態で、自車両1Aの検知部706が特定する検知点602は、X軸と平行になるように、X軸に沿ってグラフG1のように移動する。
図8は、自車両1A及び他車両1Bが備えるソナーが送信波を送信するタイミングが異なる場合で、具体的には、自車両1Aが他車両1Bよりも早いタイミングである場合に、自車両1A及び他車両1Bがすれ違う状態を示す状態図603Aについて説明する。状態図603Aの場合、検知部706は、検知された障害物の座標を示す検知点604を特定する。図8の場合、検知点604は、自車両1Aより他車両1Bの位置に存在する。
ここで、図9の散布図603Bは、検知部706が特定した検知点604のグラフG2を示す。自車両1Aが他車両1Bよりも早い送波周期である場合に、自車両1Aと他車両1Bがすれ違う状態で、自車両1Aの検知部706が特定する検知点604は、X軸から遠ざかり、Y軸の正の方向に沿ってグラフG2のように移動する。
図10は、自車両1A及び他車両1Bが備える送受信器が送信する送波周期が異なる場合で、具体的には、自車両1Aが他車両1Bよりも遅い送波周期である場合に、自車両1Aと他車両1Bがすれ違う状態を示す状態図605Aについて説明する。図10に示す状態図605Aの場合、自車両1Aの検知部706は、検知された障害物の座標を示す検知点606を特定する。検知点606は、他車両1Bよりも自車両1Aの位置に存在する。
ここで、図11の散布図605Bは、検知部706が特定した検知点606のグラフG3を示す。自車両1Aが他車両1Bよりも遅い送波周期である場合に、自車両1A及び他車両1Bがすれ違う状態で、検知部706が特定する検知点606は、X軸から近づき、Y軸の負の方向に沿ってグラフG3のように移動する。
ところで、図10の場合、実際には他車両1Bとすれ違う状態であるにもかかわらず、検知点606はグラフG3のように、自車両1Aの車幅内の位置に近づいている。この状態は、センサ制御装置70は、他車両1Bが送信波を送信しており、誤って障害物を検知している状態であるため、例えば、衝突判定部705が、検知点と自車両1Aと交錯し、検知点606に対応する障害物と自車両1Aとの衝突可能性を判定した結果、自車両1Aは誤検知にもかかわらず、停車する場合が想定される。
そこで、本実施形態に係るセンサ制御装置70では、自車両1Aの車幅外に他車両1Bが位置しており、自車両1A及び他車両1Bが同じ送受信器を備える場合において、他車両1Bが送信する送信波を判断するために、以下の構成を備える。
具体的には、本実施形態のセンサ制御装置70は、図5に示すように、第2判定部707、第3判定部708及び無効化部709を備える。
第2判定部707は、検知点に対応する受信波の受信強度の波高が所定の閾値を超えるか否かを判定する。第2判定部707は判定部の一例である。具体的には、第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高が、ソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値を超えるか否かを判定する。
ここで、第1判定部704及び第2判定部707が行う処理について、図12、図13、図14及び図15を用いて説明する。図12には、自車両1Aと、障害物1Cが示されている。
図14には自車両1Aと、自車両1Aとすれ違う他車両1Bとが示されている。
また、図12及び図14に示す状態図607A及び状態図608Aは、横軸(X軸)は自車両1A及び他車両1Bの進行方向の距離と、障害物1Cが位置する距離と、を示す。また、縦軸(Y軸)は、自車両1A及び他車両1Bの車幅方向の距離と、障害物1Cが位置する距離と、を示す。例えば、自車両1A、他車両1B及び障害物1Cを上から見ている状態である。さらに、図13に示す散布図607B及び図15に示す散布図608Bは、横軸は、自車両1Aと他車両1Bあるいは障害物1Cとの距離、縦軸は、検知点に対応する受信波の受信強度(dB)(デシベル)を示す。
また、図13に示す散布図607B及び図15に示す散布図608Bの縦軸に示す値αはそれぞれ同じ値を示す。散布図607B及び散布図608Bの横軸に示す値βはそれぞれ同じ値を示す。さらに、自車両1A及び他車両1Bが同じソナーを備えていることを前提とする。また、自車両1Aは、ソナー21aが送信波を送信することを前提とする。
図12に示す状態図607Aの場合、測定情報取得部702は、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cによって測距された距離情報、受信した受信波の受信強度を示す受信強度情報を取得する。
ここで、グラフG11は、ソナー21aが取得した距離及び受信強度である。グラフG12は、ソナー21cが取得した距離及び受信強度である。グラフG13は、ソナー21bが取得した距離及び受信強度である。
ソナー21及びソナー22は、自己が送信した送信波が、例えば、車幅付近に位置する障害物で反射して生じた受信波の受信強度は、送信波を送信していないソナー21及びソナー22が障害物で反射して生じた受信波の受信強度と比較すると、最も受信強度が強くなる。また、送信波を送信していないソナー21及びソナー22が障害物で反射して生じた受信波の受信強度は、障害物に近くなるにつれて、受信強度が高くなる。
したがって、図12に示す状態図607Aの場合、ソナー21aは、送信波を送信し、ソナー21cは障害物に最も近いため、図13に示す散布図607Bに示す受信強度の値は、グラフG11>グラフG12>グラフG13となる。
第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離にあるか否かを判定する。
ここで、所定の距離について説明する。図13に示す散布図607B及び図15に示す散布図608Bにおいて、所定の距離γを示す。所定の距離γとは、自車両1Aが他車両1Bにより送信される送信波を検知可能な距離である。また、所定の距離γは、制動判定距離ともいう。制動判定距離とは、例えば、自車両1Aが障害物を検知した場合、衝突判定部705が衝突回避をするために、検知点に対応する障害物と車両1との衝突可能性の有無を判定することができる距離である。所定の距離γは、例えば、3mとである。なお、所定の距離γは、センサ制御装置70の性能によって異なる値を取るため、これに限定されない。
したがって、図13に示す散布図607Bにおいて、第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離γにあると判定する。
さらに、散布図607Bの場合、第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高が、ソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高(グラフG11)を超える受信強度は存在しないと判定する。
図14に示す状態図608Aの場合、測定情報取得部702は、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cによって測距された距離情報、受信した受信波の受信強度を示す受信強度情報を取得する。
ここで、グラフG111は、ソナー21aが取得した距離及び受信強度である。グラフG121は、ソナー21cが取得した距離及び受信強度である。グラフG131は、ソナー21bが取得した距離及び受信強度である。
第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離にあるか否かを判定する。具体的には、図15に示す散布図608Bにおいて、測定情報取得部702が取得した距離情報が所定の距離γにあるため、第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離γにあると判定する。
次に、第2判定部707は、第1判定部704が測定情報取得部702により取得された距離情報が所定の距離γにあると判定した場合、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高がソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値を超えるか否かを判定する。
ここで、所定の閾値について説明する。図15に示す散布図608において、所定の閾値δを示す。所定の閾値δとは、車両1の環境要因における波高のばらつきの影響度合いである。車両1の環境要因とは、車両1の周囲の状況の状態であり、例えば、車両1が置かれている場所や気象状態、車両1の走行状態等である。車両1が置かれている場所とは、例えば、屋内なのか、屋外なのか等である。車両1が置かれている気象状態とは、例えば、風があるのか、ないのか等である。車両1の走行状態は、停止中なのか、走行中なのか等である。
一般的に、超音波は減衰するため、ソナー21及びソナー22が送信し、送信波が障害物で反射して生じた受信波は、同じ障害物からの反射であったとしても、車両1の環境要因によって異なる。そのため、本実施形態では所定の閾値δを設ける。所定の閾値δは、例えば、2.2dB(デシベル)である。なお、所定の閾値δは、車両1の環境要因によって異なる値を取るため、これに限定されない。
図15に示す散布図608Bの場合、ソナー21aは、送信波を送信し、ソナー21cは、障害物に最も近い状態(検知点に最も近い)であり、他車両1Bが送信する送信波をソナー21a、ソナー21b及びソナー21cを受信している状態となるため、受信強度の値は、グラフG121>グラフG111>グラフG131となっている。
また、グラフG121とグラフG111の受信強度を比較すると、グラフG111の受信強度よりも所定の閾値δを超えて、グラフG121は存在する。散布図608Bの場合、第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高がソナー21bが受信した受信波の受信強度の波高(グラフG11)よりも所定の閾値δを超えていると判定する。
図5に戻る。第3判定部708は、検知点の各々に対応する複数のソナー21a、ソナー21b及びソナー21cの受信強度を比較し、検知点の中から、車両とは異なる車両(以下、他車両ともいう)が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する。ここで、異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点とは、車両1とは異なる車両が送信した送信波を自車両の送受信器が受信した状態であることを示す。第3判定部708は、判定部の一例である。
具体的には、第2判定部707が、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値δを超えた場合、第3判定部708は、送信波を送信したソナー21aが受信する受信強度よりも、当該ソナー21aに隣接して配置された他のソナー21b及びソナー21cのうち、何れか一の他のソナー21b及びソナー21cが受信する受信強度が大きくなる検知点を、誤検知点と判定する。
図14に示す状態図608Aは自車両1Aとは異なる他車両1Bが送信波を送信した状態であり、散布図608Bは、送信波を送信したソナー21aが受信する受信波の受信強度(グラフG111)よりも、検知点(他車両1B)に近いソナー21cが受信した受信波の受信強度(グラフG121)が大きい。
したがって、第3判定部708は、送信波を送信したソナー21aが受信する受信強度よりも、当該ソナー21aに隣接して配置された他のソナー21b及びソナー21cのうち、何れか一の他のソナー21b及びソナー21cが受信する受信強度が大きくなる検知点を、誤検知点と判定する。
無効化部709は、誤検知点の検知結果を無効化する。具体的には、無効化部709は、第3判定部708が誤検知点であると判定した場合、誤検知点の検知結果に対応する検知部706が検知した検知点を無効にする。本実施形態では、無効化部709は、第1判定部704が判定した所定の距離γの範囲内である場合、検知点を無効化することについて説明したが、無効化部709は、第1判定部704が判定する所定の距離γの範囲外である場合においても、検知点の無効化を行っても良い。
次に、以上のように構成されたセンサ制御装置70で実行される動作について説明する。図16では、ソナー21aが所定の送信順に基づいて送信波を順次送信する場合について説明する。また、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cが、ソナー21aが送信した送信波が障害物で反射して生じた受信波を受信する場合について説明する。
測定情報取得部702は、ソナー21a、ソナー21b及びソナー21cによって測距された距離情報、受信した受信波の受信強度を示す受信強度情報を取得する(ステップS1)。
続いて、第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離γにあるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離γにない(ステップS2:No)と判定した場合、本処理は終了する。第1判定部704は、測定情報取得部702が取得した距離情報に示された距離が所定の距離γにある(ステップS2:Yes)と判定した場合、ステップS4へ進む。
検知部706は、測定情報取得部702が取得した受信波の受信強度に基づいて、車両1の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する(ステップS3)。
続いて、第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高がソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値δを超えるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高がソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値δを超えていない(ステップS4:No)と判定した場合、本処理は終了する。
第2判定部707は、検知部706が特定した検知点に対応する受信波の受信強度の波高がソナー21aが受信した受信波の受信強度の波高よりも所定の閾値δを超える(ステップS4:Yes)と判定した場合、ステップS5へ進む。
第3判定部708は、送信波を送信したソナー21aが受信する受信強度よりも、当該ソナー21aに隣接して配置された他のソナー21b及びソナー21cのうち、何れか一の他のソナー21b及びソナー21cが受信する受信強度が大きいか否かを判定する(ステップS5)。ここで、第3判定部708は、送信波を送信したソナー21aが受信する受信強度よりも、当該ソナー21aに隣接して配置された他のソナー21b及びソナー21cのうち、何れか一の他のソナー21b及びソナー21cが受信する受信波の受信強度が小さい(ステップS5:No)と判定した場合、本処理は終了する。
第3判定部708は、送信波を送信したソナー21aが受信する受信強度よりも、当該ソナー21aに隣接して配置された他のソナー21b及びソナー21cのうち、何れか一の他のソナー21b及びソナー21cが受信する受信強度が大きい(ステップS5:Yes)場合、誤検知点であると判定し、ステップS6へ進む。
無効化部709は、第3判定部708が誤検知点であると判定した場合、誤検知点の検知結果を無効化する(ステップS6)。ステップS6が終了すると、本処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態のセンサ制御装置70は、検知点の各々に対応する複数の送受信器の受信強度を比較し、検知点の中から、車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する。そして、誤検知点の検知結果を無効化する。
以上の本実施形態の構成によれば、自車両の車幅外に他車両が位置する場合、他車両が送信する送信波を判断することができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、また、他の実施の形態やその他の様々な形態と組み合わせて実施されることが可能である。発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、上述した実施の形態における「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・アッセンブリ」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、または、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
上記各実施形態では、本開示はハードウェアを用いて構成する例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integrated Circuit)として実現される。集積回路は、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックを制御し、入力端子と出力端子を備えてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサ及びメモリを用いて実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、LSI内部の回路セルの接続または設定を再構成可能なリコンフィギュラブル プロセッサ(Reconfigurable Processor)を利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積化してもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
1 車両
11A CPU
11B ROM
11C RAM
11D I/F
11E フラッシュメモリ
21a ソナー
21b ソナー
21c ソナー
21d ソナー
22a ソナー
22b ソナー
22c ソナー
22d ソナー
30 操舵制御装置
40 速度制御装置
50 車両制御装置
60 HMI装置
70 センサ制御装置
100 車載システム
701 送受信制御部
702 測定情報取得部
703 車両情報取得部
704 第1判定部
705 衝突判定部
706 検知部
707 第2判定部
708 第3判定部
709 無効化部

Claims (4)

  1. 車両の前方または後方において、前記車両の車幅方向の異なる位置に配置された少なくとも3つ以上の複数の送受信器を備える障害物検知装置であって、
    前記複数の送受信器のうち、前記車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信させ、前記複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する送受信制御回路と、
    前記受信波の受信強度に基づいて、前記車両の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する検知回路と、
    前記検知点の各々に対応する前記複数の送受信器の受信強度を比較し、前記検知点の中から、前記車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する判定回路と、
    前記誤検知点の検知結果を無効化する無効化回路と、
    を備える障害物検知装置。
  2. 前記判定回路は、前記送信波を送信した送受信器が受信する受信強度よりも、当該送受信器に隣接して配置された他の送受信器のうち、何れか一の他の送受受信器が受信する受信強度が大きくなる前記検知点を、前記誤検知点と判定する、
    請求項1に記載の障害物検知装置。
  3. 前記判定回路は、前記送受信器が受信した受信波の距離が所定の距離にある場合、前記車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する、
    請求項1または2に記載の障害物検知装置。
  4. 車両の前方または後方において、前記車両の車幅方向の異なる位置に配置された少なくとも3つ以上の複数の送受信器を備える障害物検知装置で実行される障害物検知方法であって、
    前記複数の送受信器のうち、前記車幅方向の内側に配置された送受信器から送信波を送信させ、前記複数の送受信器の各々が受信する受信波を取得する送受信制御ステップと、
    前記受信波の受信強度に基づいて、前記車両の前方または後方に存在する障害物の位置を示す検知点を検知する検知ステップと、
    前記検知点の各々に対応する前記複数の送受信器の受信強度を比較し、前記検知点の中から、前記車両とは異なる車両が送信した送信波の干渉で生じた誤検知点を判定する判定ステップと、
    前記誤検知点の検知結果を無効化する無効ステップと、
    を含む障害物検知方法。
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