JP2023127084A - 充放電装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を抑制しつつ蓄電部を良好に昇温する【解決手段】充放電装置は、蓄電部または蓄電部が収容される収容部の温度を取得する温度取得部と、蓄電部と電力入力部との電力伝達経路上、または、蓄電部と電力出力部との電力伝達経路上に設けられ、電力変換動作によって電力を変換する電力変換部と、蓄電部または蓄電部が収容される収容部の温度を取得する温度取得部と、を備える。充放電装置の制御方法は、温度取得部が蓄電部または収容部の温度を取得するステップと、電力入力部から電力が入力されていない状態であり、かつ、電力出力部から電力が出力されていない状態において、温度取得部が取得した温度が所定値以下のときに、電力変換部が電力変換動作を行うステップと、を含む。【選択図】図6
Description
本発明は、蓄電部を充電または放電する充放電装置の制御方法に関する。
この種の装置として、従来、収納部に収納されたバッテリの温度を管理しながらバッテリを充電するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、収納部の下方にヒータが設けられ、バッテリの温度が所定温度を下回ると、ヒータの駆動によりバッテリが昇温される。
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、ヒータの設置スペースが必要となり、装置の大型化を招く。
本発明の一態様は、電力入力部から入力される電力を蓄電部で蓄電する充電装置および蓄電部から放電される電力を電力出力部から出力する放電装置の少なくとも一方を構成する充放電装置の制御方法であって、充放電装置は、蓄電部と電力入力部との電力伝達経路上、または、蓄電部と電力出力部との電力伝達経路上に設けられ、電力変換動作によって電力を変換する電力変換部と、蓄電部または蓄電部が収容される収容部の温度を取得する温度取得部と、を備え、温度取得部が蓄電部または収容部の温度を取得するステップと、電力入力部から電力が入力されていない状態であり、かつ、電力出力部から電力が出力されていない状態において、温度取得部が取得した温度が所定値以下のときに、電力変換部が電力変換動作を行うステップと、を含む。
本発明によれば、装置の大型化を抑制しつつ蓄電部を良好に昇温することができる。
-第1実施形態-
以下、図1A~図7Bを参照して本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係る充放電装置の制御方法は、バッテリなどの蓄電池(二次電池)を充電する充電装置および蓄電池から放電される放電装置を構成する充放電装置に適用される。なお、充電装置および放電装置のいずれか一方を構成する場合も充放電装置に含まれる。充放電装置は、例えば住宅の敷地内に設置される定置式の蓄電装置であり、商用電源からの電力によりバッテリを充電する一方、停電時には、バッテリからの電力により住宅内の負荷に電力を供給することができる。
以下、図1A~図7Bを参照して本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係る充放電装置の制御方法は、バッテリなどの蓄電池(二次電池)を充電する充電装置および蓄電池から放電される放電装置を構成する充放電装置に適用される。なお、充電装置および放電装置のいずれか一方を構成する場合も充放電装置に含まれる。充放電装置は、例えば住宅の敷地内に設置される定置式の蓄電装置であり、商用電源からの電力によりバッテリを充電する一方、停電時には、バッテリからの電力により住宅内の負荷に電力を供給することができる。
図1A,図1Bは、本発明の第1実施形態に係る充放電装置100の外観形状を概略的に示す斜視図であり、バッテリ200の取り外し状態と格納状態とをそれぞれ示す。なお、以下では、便宜上、図示のように前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。上下方向は、重力方向(鉛直方向)に相当する。
図1A,図1Bに示すように、充放電装置100は、同一構成の一対のバッテリ200が収容される装置本体1を有する。装置本体1は、筐体2と蓋3とを有する。筐体2は、それぞれ上下方向に延在する前後左右の側壁(前壁、後壁、左壁、右壁)と、水平方向に延在する底壁とを有し、全体が略直方体形状を呈する。筐体2の内部には、上面が開口された左右一対の凹状の収容部4が設けられる。収容部4は、筐体自体に、または筐体2とは別の部材により形成される。蓋3は略板状であり、筐体2の上面の開口を覆うように全体が略矩形状に形成される。蓋3は、筐体2の上端かつ後端の角部に、ヒンジ部5を介して回動可能に支持される。
バッテリ200は、重量が例えば10kg程度の可搬式バッテリであり、その上面には、ユーザにより把持される不図示の取っ手が設けられる。なお、バッテリ200は10kgより軽くてもよく、重くてもよい。バッテリ200は、例えばリチウムイオンバッテリであり、全体が縦長の略直方体形状を呈する。収容部4は、バッテリ200の外観形状に対応して略直方体形状の収容空間4aを有する。
なお、バッテリ200は、直方体形状に限らず、円筒形状等、種々の形状のものを用いることができる。筐体2内のバッテリ200の個数は、2個に限らず、1個でもよく3個以上でもよい。複数のバッテリ200は、左右方向に並べて配置される代わりに、あるいは左右方向に並べて配置されることに加え、上下方向や前後方向に並べて配置されてもよい。収容部4は、これらバッテリ200の形状、個数、配置に応じて形成される。
図1Aに示すように、バッテリ200は、蓋3が開放された状態で、上方から収容空間4aに収容される。このとき、バッテリ200の底面(バッテリ底面)に設けられたバッテリ側端子と、収容部4の収容空間4aに面する底面(収容部底面)に設けられた装置側端子とが接続される。例えばバッテリ側端子は、バッテリ底面に設けられた凹部に配置され、装置側端子は収容部底面に設けられた凸部に配置される。これにより、バッテリ側端子と装置側端子との接続時に、凹部と凸部とが嵌合され、バッテリ200は収容部4に位置決めされた状態で保持される。
図1Bに示すように、充放電装置100の通常の使用時には、収容空間4a内にバッテリ全体が収容された状態で、蓋3が閉鎖される。すなわち、バッテリ200は密閉状態で筐体2に保持される。充放電装置100には、交流電力が入力される入力端子と、交流電力が出力される出力端子とが設けられる。入力端子にはオス型のプラグが設けられ、プラグを介して充放電装置100は商用電源に接続され、商用電源から充放電装置100に交流電力が入力される。出力端子にはメス型のコンセントが設けられ、コンセントに負荷が接続されて、充放電装置100から負荷に交流電力が出力される。
図2,図3は、それぞれ第1実施形態に係る充放電装置100の内部構成を概略的に示す正面図(前方から見た図)および側面図(左方から見た図)である。図2,図3に示すように、筐体2の内部は、略水平方向に延在する隔壁7により、上室8aと上室8aの下方の下室8bとに区画される。上室8aには、バッテリ200の収容空間4aが含まれ、左右一対のバッテリ200が配置される。下室8bには、左右のバッテリ200の下方に、左右一対のインバータユニット10が配置される。
インバータユニット10は、商用電源からバッテリ200に至る電力伝達経路上であり、かつ、バッテリ200から負荷に至る電力伝達回路上に配置される。インバータユニット10は、AC/DCインバータとDC/DCコンバータとを含んで構成される電力変換部である(図4参照)。商用電源からの交流電力は、インバータユニット10により所定電圧の直流に変換されてバッテリ200に蓄電される。バッテリ200からの直流電力は、インバータユニット10により所定電圧の交流に変換されて負荷に供給される。
下室8bは、単一の収容空間に左右のインバータユニット10が配置されるように形成される。なお、左右のインバータユニット10の収容空間を別々に設け、各収容空間が互いに連通するように下室8bが形成されてもよい。筐体2の左右の側壁2a、2bの下部には、側壁2a、2bをそれぞれ左右方向に貫通する開口部2c(図1B参照)が設けられ、開口部2cを介して下室8bと筐体2の外部空間とが連通する。側壁2a,2bには、開口部2cに面してそれぞれ冷却ファン9a,9bが設けられる。
左側の冷却ファン9aは、吸気用冷却ファンであり、冷却ファン9aの回転により、開口部9cを介して下室8b内に空気が吸い込まれる。右側の冷却ファン9bは、排気用冷却ファンであり、冷却ファン9bの回転により、開口部9cを介して下室8b内から外部に空気が吐き出される。冷却ファン9a,9bの回転により下室8b内を左右方向に空気が流れ、これによりインバータユニット10を冷却することができる。このとき、冷却ファン9a,9bによってインバータユニット10の周囲(収容部4やバッテリ200)も冷却することができる。すなわち、冷却ファン9a,9bは、インバータユニット10を冷却するだけでなく、バッテリ200や収容部4を冷却する冷却部としても機能する。
なお、詳細な図示は省略するが、筐体2内には、上室8aと下室8bとは別に、制御ユニットやジャンクションボックス、パススルーなどの電気部品が配置される収容室(電気部品収容室と呼ぶ)が設けられる。電気部品収容室は、例えば上室8aの左方に設けられる。充放電装置100は、電気部品収容室内の電気部品を介して商用電源と負荷とに接続される。
図4は、充放電装置100の電気回路の構成を概略的に示す図である。図4に示すように、充放電装置100には、入力端子11を介して商用電源から交流電力が入力される。一方、充放電装置100からは、出力端子12を介して負荷に流電力が出力される。入力端子11および出力端子12は、スイッチ回路13を介して同一構成の一対のインバータユニット10(図2)にそれぞれ並列に接続される。
なお、一対のインバータユニット10を、第1インバータユニット10Aおよび第2インバータユニット10Bと呼ぶことがある。第1インバータユニット10Aと第2インバータユニット10Bとには、互いに異なるバッテリ200が接続される。第1インバータユニット10Aが接続されるバッテリ200を第1バッテリ200A、第2インバータユニット100Bが接続されるバッテリ200を第2バッテリ200Bと呼ぶことがある。
各インバータユニット10は、インバータ14とコンバータ15とを有する。インバータ14は、AC/DCインバータであり、スイッチング素子を有するインバータ回路の他、フィルタ回路、NF回路などを含む。インバータ14は、スイッチング素子の動作により直流を交流に変換し、交流波形を生成する。コンバータ15は、DC/DCコンバータであり、スイッチング素子を有するブリッジ回路の他、整流回路などを含む。コンバータ15は、スイッチング素子の動作により直流電圧を所定電圧に昇圧または降圧する。
スイッチ回路13は、入力端子11とインバータユニット10(第1インバータユニット10Aおよび第2インバータユニット10B)とを接続(オン)または遮断(オフ)するスイッチ131と、出力端子12とインバータユニット10(第1インバータユニット10Aおよび第2インバータユニット10B)とを接続(オン)または遮断(オフ)するスイッチ132と、入力端子11と出力端子12とをスイッチ131,132を介さずに接続(オン)または遮断(オフ)するスイッチ133とを有する。スイッチ132,133は、いずれか一方がオンすると他方がオフするC接点スイッチである。
スイッチ131がオンかつスイッチ132,133がオフすると、商用電源からの電力が入力端子11およびインバータユニット10を介してバッテリ200に供給され、バッテリ200が充電される(充電動作)。スイッチ132がオンかつスイッチ131,133がオフすると、バッテリ200からの電力がインバータユニット10および出力端子12を介して負荷に供給され、バッテリ200が放電される(放電動作)。スイッチ133がオンかつスイッチ131,132がオフすると、パススルーとなり、商用電源からの電力が入力端子11および出力端子12を介してそのまま負荷に供給される。すなわち、この場合にはバッテリ200は充電も放電もされずに待機状態となる(待機動作)。
スイッチ131~133のオンオフは、バッテリ200の残容量を検出するSOCセンサなどからの信号に応じて制御ユニットにより制御される。バッテリ200の充電時および放電時には、インバータユニット10のスイッチング素子が動作するが、この動作も制御ユニットにより制御される。
ところで、バッテリ200の電池容量の低下や充放電効率の低下などの性能劣化を抑制するためには、バッテリ200の温度を所定の温度範囲内に保つ必要がある。すなわち、バッテリ200には予め下限温度と上限温度とが定められており、バッテリ200の所望の性能を担保するためには、バッテリ温度を下限温度以上かつ上限温度以下に維持する必要がある。
バッテリ温度を下限温度以上にするためには、バッテリ200の近傍にヒータを設け、ヒータの熱によりバッテリ200を昇温することが考えられる。しかし、バッテリ200の近傍にヒータを設けると、装置本体1が大型化し、コストの増加を招く。そこで、第1実施形態では、ヒータを設けずにバッテリ200を昇温するよう以下のように充放電装置100を制御する。
図5は、第1実施形態に係る充放電装置100を制御する制御装置101の構成を示すブロック図である。この制御装置101は、主にバッテリ200とインバータユニット10の温度制御を行うものである。図5に示すように、制御装置101は、コントローラ20を有する。コントローラ20は、CPU、ROM,RAM,I/Oインターフェースおよびその他の周辺回路を有するコンピュータを含んで構成される。なお、コントローラ20は、充放電装置100の制御ユニットに含まれる
コントローラ20には、第1インバータユニット10Aのインバータ14およびコンバータ15と、第2インバータユニット10Bのインバータ14およびコンバータ15と、第1バッテリ200Aと、第2バッテリ200Bと、吸気ファンモータ21と、排気ファンモータ22とが、それぞれ通信可能に接続される。吸気ファンモータ21は、吸気用冷却ファン9aを駆動するための電動モータであり、排気ファンモータ22は、排気用冷却ファン9bを駆動するための電動モータである。
第1インバータユニット10Aのインバータ14およびコンバータ15は、それぞれインバータ14およびコンバータ15の温度を検出する温度センサ23,24を有する。第2インバータユニット10Bのインバータ14およびコンバータ15は、それぞれインバータ14およびコンバータ15の温度を検出する温度センサ25,26を有する。温度センサ23~26からの信号はコントローラ20に入力される。なお、温度センサ23~26は、インバータ14およびコンバータ15の温度を検出可能な態様であれば、インバータ14およびコンバータ15から離れて設けられてもよい。
第1バッテリ200Aと第2バッテリ200Bとは、それぞれ筐体によって囲まれるバッテリパックであり、バッテリ200A,200Bの温度を検出する温度センサ27,28と、温度センサ27,28からの信号が入力されるバッテリECU29,30とを有する。温度センサ27,28は、バッテリ自体(バッテリパック自体)にではなく、バッテリ200A,200Bの近傍に設けられてもよい。すなわち、バッテリ温度と相関関係を有する部位の温度を温度センサ27,28により、検出するようにしてもよい。例えば温度センサ27,28をバッテリ200A,200Bの収容部4にそれぞれ設け、温度センサ27,28により収容部4の温度を検出するようにしてもよい。
バッテリECU29,30には、温度センサ27,28の他、電流、電圧などの各種物理量を検出するセンサからの信号が入力される。バッテリECU29,30は、これらバッテリ状態を検出するセンサからの信号に基づいてバッテリ200A,200Bの充電率SOC(State of Charge)とSOH(State of Health)とを演算し、バッテリ情報としてコントローラ20に送信する。送信されるバッテリ情報には、温度センサ27,28により検出されたバッテリ200A,200Bの温度情報が含まれる。
図6は、図5のコントローラ20で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、バッテリ200が充放電中であるか否かに拘わらず、所定周期で繰り返される。
まず、ステップS1で、コントローラ20は、温度センサ23~28を含む各種センサやスイッチからの信号を読み込む。次いで、ステップS2で、コントローラ20は、バッテリ200が充電中でなく、かつ、放電中でない状態であるか否か、すなわちバッテリ200が待機中であるか否かを判定する。充電中または放電中の場合には、図4のスイッチ131,132がオンされる。このため、ステップS2の判定は、スイッチ131、132がオフ状態であるか否かの判定である。ステップS2で肯定されるとステップS3に進む。
ステップS3では、コントローラ20が、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが所定値Tα以下であるか否かを判定する。具体的には温度センサ27により検出された第1バッテリ200Aの温度(第1バッテリ温度Tb1)と温度センサ28により検出された第2バッテリ200Bの温度(第2バッテリ温度Tb2)のうち、低い方の温度が所定値Tα以下であるか否かを判定する。コントローラ20が、第1バッテリ温度Tb1と第2バッテリ温度Tb2の平均値が所定値Tα以下であるか否かを判定するようにしてもよい。所定値Tαは、例えばバッテリ性能を担保するために定められた下限温度である。なお、所定値Tαは、下限温度より高くてもよい。
ステップS3で否定されるとステップS4に進む。バッテリ200が待機中である場合には、充放電装置100における電力変換を行う必要がない。このため、ステップS4では、コントローラ20が、第1インバータユニット10Aおよび第2インバータユニット10Bの作動をともに停止する。一方、ステップS4で肯定されるとステップS5に進む。
ステップS5では、コントローラ20が、第1インバータユニット10Aおよび第2インバータユニット10Bの双方を作動するように各インバータユニット10A,10Bにそれぞれ制御信号を出力する。これにより、放電時の昇圧動作と同様にしてコンバータ15のスイッチング素子が動作するとともに、交流波形の生成動作と同様にしてインバータ14のスイッチング素子が動作する。その結果、インバータユニット10A,10Bの出力部に所定電圧が印加されるが、スイッチ132がオフ状態であるため、出力部は負荷に接続されておらず、バッテリ200からの電力は負荷へ供給されない。したがって、バッテリ200から負荷へ電流は流れない。但し、インバータユニット10のスイッチング素子が駆動することにより、インバータユニット10が発熱する。この熱は上室8aに伝えられ、これにより上室内のバッテリ200を昇温することができる。
ステップS4でインバータユニット10を停止、またはステップS5でインバータユニット10を作動すると、ステップS6に進む。ステップS6では、コントローラ20が、冷却ファン9a、9bを停止するように吸気用および排気用のファンモータ21,22を制御し、処理を終了する。なお、ステップS6の冷却ファン9a,9bを停止することには、回転中の冷却ファン9a,9bを停止する場合と、停止状態である冷却ファン9a,9bの回転を禁止する場合とが含まれる。
ステップS2で、バッテリ200が充電中または放電中であると判定されると、ステップS2で否定されてステップS7に進む。ステップS7では、コントローラ20が、バッテリ200が充電されるように、またはバッテリ200から放電されるにインバータユニット10に制御信号を出力し、インバータユニット10を作動する。
次いで、ステップS8で、コントローラ20が、ステップS3と同様、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが所定値Tα以下であるか否かを判定する。ステップS8で肯定されるとステップS6に進み、コントローラ20が、冷却ファン9a、9bを停止する。この場合、インバータユニット10の温度(インバータユニット温度Tin)に拘わらず、冷却ファン9a,9bを停止する。一方、ステップS8で否定されるとステップS9に進む。
ステップS9では、コントローラ20が、温度センサ23~26により検出されたインバータユニット温度Tinに基づき冷却ファン9a,9bが作動または停止するようにファンモータ21,22を制御する。具体的には、まず、温度センサ23~26の検出値に基づき、インバータ14とコンバータ15の温度の代表値としてのインバータユニット温度Tinを求め、このインバータユニット温度Tinが所定値以上の場合、冷却ファン9a,9bを回転させ、所定値未満の場合、冷却ファン9a,9bを停止させる。インバータユニット温度Tinは、例えば温度センサ23~26の検出値のうち、最も大きい値である。なお、温度センサ23~26の検出値の平均値をインバータユニット温度Tinとしてもよい。冷却ファン9a,9bの回転数を変更可能に構成し、コントローラ20が、インバータユニット温度Tinに応じて冷却ファン9a,9bの回転数を変更するようにしてもよい。すなわち、インバータユニット温度Tinが高いほど、冷却ファン9a,9bの回転数を増加させるようにしてもよい。
図7Aは、第1実施形態に係る充放電装置の制御方法による動作をまとめて示す図であり、図7Bは、図7Aの参考例としての動作を示す図である。参考例では、充放電装置が、バッテリ200を加熱するためのヒータを内蔵する。
図7Aに示すように、第1実施形態では、バッテリ200が充電中または放電中(充放電中)であるとき、充電動作または放電動作を行うため、バッテリ温度Tbに拘わらずインバータユニット10が作動する(ステップS7)。また、冷却ファン9a,9bは、バッテリ温度Tbが所定値Tα以下の低温状態であるとき、インバータユニット温度Tinに拘わらず停止し(ステップS6)、所定値Tαより高い常温または高温状態であるときは、インバータユニット温度Tinに応じて作動または停止する(ステップS9)。
一方、バッテリ200が充放電を行っておらず、待機中である場合、バッテリ温度Tbが所定値Tαより高ければ、インバータユニット10の作動が停止する(ステップS4)。これに対し、バッテリ温度Tbが所定値Tα以下になると、インバータユニット10が作動(スイッチング動作)する(ステップS5)。これにより、インバータユニット10が発熱し、インバータユニット10の上方に配置されたバッテリ200の温度が上昇する。その結果、ヒータを設けることなく、バッテリ温度Tbが所定値Tα以下となることを抑制できる。
図7Bに示すように、充放電装置にヒータを設ける場合において、充放電の待機中の状態で、バッテリ温度Tbが所定値Tα以下になると、ヒータが作動する。これによりバッテリ200が加熱され、昇温される。このとき、インバータユニット10は作動を停止する。また、バッテリ200の充放電中の状態では、バッテリ温度Tbが所定値Tα以下のとき、ヒータが作動する。このとき、冷却ファン9a,9bはインバータユニット温度Tinに基づき作動し、または停止する。
以上の第1実施形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)充放電装置の制御方法は、入力端子11から入力される電力をバッテリ200で蓄電する充電装置およびバッテリ200から放電される電力を出力端子12から出力する放電装置を構成する充放電装置100を制御する方法である。充放電装置100は、バッテリ200と入力端子11との電力伝達経路上およびバッテリ200と出力端子12との電力伝達経路上に設けられ、電力変換動作によって電力を変換するインバータユニット10と、バッテリ200の温度を検出する温度センサ27,28と、を備える(図4,図5)。制御方法は、温度センサ27,28により検出されたバッテリ200の温度情報を取得するステップ(ステップS1)と、入力端子11から電力が入力されていない状態であり、かつ、出力端子12から電力が出力されていない状態、つまり充放電を行わない待機中の状態において、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが所定値Tα以下のときに、インバータユニット10を作動するステップ(ステップS5)と、を含む(図6)。
(1)充放電装置の制御方法は、入力端子11から入力される電力をバッテリ200で蓄電する充電装置およびバッテリ200から放電される電力を出力端子12から出力する放電装置を構成する充放電装置100を制御する方法である。充放電装置100は、バッテリ200と入力端子11との電力伝達経路上およびバッテリ200と出力端子12との電力伝達経路上に設けられ、電力変換動作によって電力を変換するインバータユニット10と、バッテリ200の温度を検出する温度センサ27,28と、を備える(図4,図5)。制御方法は、温度センサ27,28により検出されたバッテリ200の温度情報を取得するステップ(ステップS1)と、入力端子11から電力が入力されていない状態であり、かつ、出力端子12から電力が出力されていない状態、つまり充放電を行わない待機中の状態において、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが所定値Tα以下のときに、インバータユニット10を作動するステップ(ステップS5)と、を含む(図6)。
この構成により、充放電の待機中に、インバータユニット10の作動によりバッテリ200が昇温され、バッテリ温度Tbの低下によるバッテリ200の性能劣化を防ぐことができる。また、ヒータを用いることなくバッテリ200が加熱されるので、部品点数が増加することなくコストの上昇が抑えられるとともに、充放電装置100の大型化を防ぐことができる。
(2)インバータユニット10は、バッテリ200よりも鉛直方向下方に配置される(図2)。インバータユニット10が発熱すると、インバータユニット10の周囲の空気が暖められて上昇する。このため、インバータユニット10をバッテリ200の下方に配置することで、インバータユニット10で生じた熱によりバッテリ200を効率的に昇温させることができる。
(3)バッテリ200は、互いに並列に配置される第1バッテリ200Aと第2バッテリ200Bとを有する(図4)。インバータユニット10は、第1バッテリ200Aと入力端子11との電力伝達経路上および第1バッテリ200Aと出力端子12との電力伝達経路上に設けられる第1インバータユニット10Aと、第2バッテリ200Bと入力端子11との電力伝達経路上および第2バッテリ200Bと出力端子12との電力伝達経路上に設けられる第2インバータユニット10Bと、を有する(図4)。電力変換動作(スイッチング動作)は、充放電を行わない待機中の状態において、温度センサ27により検出された第1バッテリ温度Tb1と温度センサ28により検出された第2バッテリ温度Tb2のいずれか低い方の温度が所定値Tα以下のときに、第1インバータユニット10Aと第2インバータユニット10Bを作動する(ステップS3)。これにより、充放電装置100に複数のバッテリ200が収容される場合に、全てのバッテリ200の温度を下限温度以上に維持することができる。
(4)充放電装置100は、インバータユニット10と収容部4とバッテリ200を冷却する冷却ファン9a,9bをさらに備える(図2)。制御方法は、充放電中において、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが所定値Tα以下のときに、冷却ファン9a,9bの作動を停止(停止または禁止)するステップ(ステップS8→ステップS6)をさらに含む(図6)。これにより、冷却ファン9a,9bが無駄に作動することなく、充放電装置100の電力消費を抑えることができる。
-第2実施形態-
図8~図12を参照して本発明の第2実施形態について説明する。以下では第1実施形態との相違点を主に説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、バッテリ温度Tbが極低温である場合に備えて、充放電装置100がヒータを有する点である。但し、ヒータは補助的に用いられるため、ヒータに要求される発熱量はそれほど大きくない。
図8~図12を参照して本発明の第2実施形態について説明する。以下では第1実施形態との相違点を主に説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、バッテリ温度Tbが極低温である場合に備えて、充放電装置100がヒータを有する点である。但し、ヒータは補助的に用いられるため、ヒータに要求される発熱量はそれほど大きくない。
図8,図9は、それぞれ第2実施形態に係る充放電装置100の内部構成を概略的に示す正面図および側縁図である。なお、図2,図3と同一の箇所には同一の符号を付す。図8,図9に示すように、筐体2の前壁2dには、左右一対のバッテリ200に対向して各バッテリ200を加熱するように左右一対のヒータ(電熱線)30が設けられる。但し、ヒータ31にはそれほど大きな発熱量が必要とされないため、上述した参考例(図7B)のものに比べ、小型である。したがって、コストの増加が最小限に抑えられ、ヒータ31の配置も容易である。
なお、第1バッテリ200Aに対向するヒータを第1ヒータ31A、第2バッテリ200Bに対向するヒータを第2ヒータ31Bと呼ぶことがある。ヒータ31は、バッテリ200ではなく収容部4を加熱するように設けてもよい。すなわち、収容部4を介してヒータ31からの熱をバッテリ200に伝え、バッテリ200を昇温させるようにしてもよい。
図10は、第2実施形態に係る充放電装置100を制御する制御装置101の構成を示すブロック図である。なお、図5と同一の箇所には同一の符号を付す。図10に示すように、コントローラ20には、図5に示したものに加え、さらに一対のヒータ31A,31Bが接続される。一対のヒータ31A,31Bは、コントローラ20により制御される。
図11は、図10のコントローラ20で実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6と同一の箇所には同一の符号を付す。図11に示すように、第2実施形態では、ステップS6またはステップS9で冷却ファン9a,9bを制御した後、ステップS10に進む。
ステップS10では、コントローラ20が、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tb、より詳しくは第1バッテリ温度Tb1と第2バッテリ温度Tb2の低い方の温度が所定値Tβ以下であるか否かを判定する。所定値Tβは、所定値Tαよりも低い値に設定される。例えばバッテリ200の性能劣化を防ぐための下限温度に設定される。この判定は、バッテリ200が単なる低温ではなく、極低温状態であるか否かの判定である。ステップS10で否定されるとステップS11に進み、肯定されるとステップS12に進む。
ステップS11では、コントローラ20が、一対のヒータ31A,31Bを停止する。なお、ヒータを停止するとは、ヒータ31A,31Bが作動中であればその作動を停止することを、ヒータ31A,31Bが停止中であればその作動を禁止することを意味する。ステップS12では、コントローラ20が、ヒータ31A,31Bに制御信号を出力し、ヒータ31A,31Bを作動する。
図12は、第2実施形態に係る充放電装置の制御方法による動作をまとめて示す図である。図12は、図7Aに、ヒータ31の動作が加わったものであり、インバータユニット10と冷却ファン9a,9bの動作は、図7Aに示したものと同一である。
図12に示すように、バッテリ温度Tbが所定値Tβ以下の極低温状態であるとき、バッテリ200の充放電中および待機中のいずれにおいてもヒータ31が作動する(ステップS12)。これによりバッテリ200が加熱され、バッテリ温度Tbを速やかに所定値Tβ以上に上昇させることができる。すなわち、充放電装置100を寒冷地等で使用する場合で、インバータユニット10の作動だけではバッテリ200を昇温させるための発熱量が不足する場合であっても、バッテリ200を確実に下限温度以上に昇温させることができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加え、以下のような作用効果を奏することができる。すなわち、充放電装置100は、バッテリ200を加熱するヒータ31をさらに備える(図8)。制御方法は、温度センサ27,28により検出されたバッテリ温度Tbが、所定値Tαよりも低い所定値Tβ以下のとき、ヒータ31を作動するステップ(ステップS12)をさらに含む(図11)。これにより、寒冷地等での使用であっても、バッテリ温度Tbを下限温度以上に保つことができ、バッテリ200の性能劣化を抑制できる。ヒータ31は、インバータユニット10の作動だけでは発熱量が不足する場合に補助的に用いられる。このため、発熱量の小さい小型のヒータ31を用いることができ、充放電装置100の大型化を抑えることができる。
以下、他の実施形態または変形例について説明する。上記実施形態では、左右のインバータユニット10A,10B(図2)を同一の態様で制御するようにしたが、これらを別々の態様で制御するようにしてもよい。例えば充放電の待機中に第1バッテリ200Aの温度Tb1に応じて第1インバータユニット10Aを制御し、第2バッテリ200Bの温度Tb2に応じて第2インバータユニット10Bを制御するようにしてもよい。すなわち、左右のインバータユニット10A、10Bを互いに独立に制御するようにしてもよい。同様に、左右のヒータ31A,31B(図8)も、第1バッテリ温度Tb1と第2バッテリ温度Tb2とに応じてそれぞれ独立に制御するようにしてもよい。
上記実施形態では、電力入力部としての入力端子11から入力される交流電力を、バッテリ200に充電するとともに、バッテリ200から放電される交流電力を、電力出力部としての出力端子12から出力するようにしたが、電力入力部から入力される電力および電力出力部から出力される電力の態様は上述したものに限らず、直流電力であってもよい。上記実施形態では、充放電装置100の収容部4にバッテリ200を収容するようにしたが、収容部にキャパシタを収容するようにしてもよく、蓄電部の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態(図4)では、バッテリ200と入力端子11との電力伝達経路上であり、かつ、バッテリ200と出力端子12との電力伝達経路上に、電力変換動作によって電力を変換するインバータ14とコンバータ15とを有するインバータユニット10を配置するようにしたが、電力変換部の構成および配置は上述したものに限らない。電力変換部を、バッテリ200と入力端子11との電力伝達経路上、または、バッテリ200と出力端子12との電力伝達経路上に配置してもよい。上記実施形態では、温度センサ27,28によりバッテリ200または収容部4の温度を検出するようにしたが、蓄電部または収容部の温度を取得する温度取得部の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、バッテリ200の鉛直方向下方にインバータユニット10を配置したが、電力変換部からの熱により蓄電部を昇温可能とするのであれば、蓄電部に対する電力変換部の位置関係は上述したものに限らない。上記実施形態では、温度センサ27により検出された第1バッテリ200A(第1蓄電部)の温度と温度センサ28により検出された第2バッテリ200B(第2蓄電部)のいずれか低い方の温度Tbが所定値Tα以下のときに、第1インバータユニット10A(第1電力変換部)および第2インバータユニット10B(第2電力変換部)が電力変換動作を行うようにしたが、電力変換動作を他の態様で行ってもよい。
上記実施形態では、インバータユニット10とバッテリ200とを冷却する冷却ファン9a,9bを有するように充放電装置100を構成したが、冷却部の構成は上述したものに限らない。蓄電部を収容する収容部を冷却するように冷却部を設けてもよい。上記第2実施形態では、充放電装置100に、バッテリ200または収容部4を加熱する電熱線であるヒータ31を設け、バッテリ温度Tbが所定値Tα(第1所定値)よりも低い所定値Tβ(第2所定値)以下のときに、ヒータ31を作動するようにしたが、加熱部の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態は、バッテリ200の充電が可能な充電装置と、バッテリ200の放電が可能な放電装置としての機能を有する充放電装置100に制御方法を適用する例を説明したが、本発明は、電力入力部から入力される電力を蓄電部で蓄電する充電装置の機能のみを有する充放電装置、および蓄電部から出力される電力を電力出力部から出力する放電装置の機能のみを有する充放電装置に対しても同様に適用することができる。したがって、制御方法に含まれる電力変換動作を行うステップは、電力入力部から電力が入力されていない状態であり、かつ、電力出力部から電力が出力されていない状態において、温度取得部が取得した前記温度が所定値以下のときに、電力変換部が電力変換動作を行うステップであればよい。
上記実施形態では、充放電装置100を住宅の敷地内に設ける例を説明したが、本発明が適用される充放電装置は、住宅の敷地内に限らず、種々の場所に設けることができる。上記実施形態では、充放電装置100を定置式としたが、充放電装置を移動可能に設けてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
4 収容部、9a,9b 冷却ファン、10 インバータユニット、10A 第1インバータユニット、10B 第2インバータユニット、11 入力端子、12 出力端子、27,28 温度センサ、31 ヒータ、100 充放電装置、200 バッテリ、200A 第1バッテリ、200B 第2バッテリ
Claims (5)
- 電力入力部から入力される電力を蓄電部で蓄電する充電装置および前記蓄電部から放電される電力を電力出力部から出力する放電装置の少なくとも一方を構成する充放電装置の制御方法であって、
前記充放電装置は、前記蓄電部と前記電力入力部との電力伝達経路上、または、前記蓄電部と前記電力出力部との電力伝達経路上に設けられ、電力変換動作によって電力を変換する電力変換部と、前記蓄電部または前記蓄電部が収容される収容部の温度を取得する温度取得部と、を備え、
前記温度取得部が前記蓄電部または前記収容部の温度を取得するステップと、
前記電力入力部から電力が入力されていない状態であり、かつ、前記電力出力部から電力が出力されていない状態において、前記温度取得部が取得した前記温度が所定値以下のときに、前記電力変換部が前記電力変換動作を行うステップと、を含むことを特徴とする充放電装置の制御方法。 - 請求項1に記載の充放電装置の制御方法において、
前記電力変換部は、前記蓄電部よりも鉛直方向下方に配置されることを特徴とする充放電装置の制御方法。 - 請求項1または2に記載の充放電装置の制御方法において、
前記蓄電部は、互いに並列に配置される第1蓄電部と第2蓄電部とを有し、
前記電力変換部は、前記第1蓄電部と前記電力入力部との電力伝達経路上、または、前記第1蓄電部と前記電力出力部との電力伝達経路上に設けられる第1電力変換部と、前記第2蓄電部と前記電力入力部との電力伝達経路上、または、前記第2蓄電部と前記電力出力部との電力伝達経路上に設けられる第2電力変換部と、を有し、
前記電力変換動作を行うステップは、前記電力入力部から電力が入力されていない状態であり、かつ、前記電力出力部から電力が出力されていない状態において、前記温度取得部が取得した前記第1蓄電部の前記温度または前記第2蓄電部の前記温度のいずれか低い方の温度が前記所定値以下のときに、前記第1電力変換部および前記第2電力変換部が電力変換動作を行うステップを含むことを特徴とする充放電装置の制御方法。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の充放電装置の制御方法において、
前記充放電装置は、前記電力変換部、前記蓄電部または前記収容部を冷却する冷却部をさらに備え、
前記電力入力部から電力が入力されている状態、または、前記電力出力部から電力が出力されている状態において、前記温度取得部が取得した前記温度が所定値以下のときに、前記冷却部の作動を停止または禁止するステップをさらに含むことを特徴とする充放電装置の制御方法。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の充放電装置の制御方法において、
前記充放電装置は、前記蓄電部または前記収容部を加熱する加熱部をさらに備え、
前記所定値は第1所定値であり、
前記温度取得部が取得した前記温度が前記第1所定値よりも低い第2所定値以下のときに、前記加熱部を作動するステップをさらに含むことを特徴とする充放電装置の制御方法。
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