JP2023124879A - コンテンツ配信管理装置及びコンテンツ配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツ配信時における通信負荷を低減するとともに、端末装置に対して適切な品質のコンテンツを安定して配信する。
【解決手段】本発明に係るコンテンツ配信管理装置は、配信装置と複数の端末装置の通信接続を管理するコンテンツ配信管理装置であって、配信装置は、同一内容であって品質の異なる複数のコンテンツ情報を同時配信し、端末装置は、配信装置を頂点としてツリー構造で多層に通信接続され、コンテンツ配信管理装置は、端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報に基づき、ツリー構造を形成するための端末装置の通信接続先を決定する接続先決定処理と、接続先決定処理で決定した通信接続先を端末装置に通知する通知処理と、を実行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置に対するコンテンツ配信を管理するコンテンツ配信管理装置、並びに、コンテンツ配信システムに関する。
現在、動画配信等、各種コンテンツがインターネットを使用してユーザに提供されている。その提供方法には、ストリーミング等による配信形態が使用されており、遅延時間、配信効率等を改善する様々な提案がなされている。
特許文献1には、接続管理装置又は端末装置の少なくともいずれか一方に、ツリー状の階層構造に新たに参加した新規端末装置をその階層構造に再接続させる再接続手段を設け、この再接続手段により、新規端末装置の配信能力に応じて新規端末装置を階層構造に再接続させるコンテンツデータ配信システムが開示されている。
特許文献2には、インターネット上でコンテンツをストリーミングするストリーミングサーバと、コンテンツのストリーミングをツリー構造のP2P方式により受信または中継する多数のピアを備え、ピアは、自分の下位ピアへの伝送速度をコンテンツの時間当たりのストリーミングの量で割ってセッション数を求め、セッション数の多いピアがセッション数の少ないピアの上位ピアになるようにツリー構造を形成するP2P方式のインターネットライブ放送サーバシステムが開示されている。
特開2007-65975号公報 特開2010-109976号公報
ライブストリーミング等、複数拠点で同時刻にコンテンツを配信し、かつ、受信側で受け取れるコンテンツの映像品質を異ならせる場合、同コンテンツについて品質毎にコンテンツ情報を配信することが考えられる。受信した端末では、自己の再生能力に応じたコンテンツ情報を再生することになる。
このような品質の異なるコンテンツ情報の配信形態において、特許文献1、特許文献2に記載されるようなツリー構造を使用した配信を行った場合、上位階層では、同一のコンテンツであっても自装置に必要なコンテンツ以上に異なる品質のコンテンツを受信、配信しなければならず、高い再生能力を有するにもかかわらず、必要なコンテンツ以上により想定より低品質のコンテンツしか受信、再生できない端末装置が発生してしまうことが考えられる。
したがって、高品質のコンテンツを再生可能な端末装置であっても、低品質のコンテンツしか再生できない、あるいは、途中で再生が中断してしまう等の事態が発生することが考えられる。このような事態は、特にコンサートのライブ中継等、課金を行ってユーザにコンテンツを提供する状況においては、避けたるべきである。
本発明は、このような事情を考慮したものであって、端末に対して適切な品質のコンテンツを安定して配信するための仕組みを提供するものである。
そのため、本発明に係るコンテンツ配信管理装置は、以下の構成を採用するものである。
配信装置と複数の端末装置の通信接続を管理するコンテンツ配信管理装置であって、
配信装置は、同一内容であって品質の異なる複数のコンテンツ情報を同時配信し、
端末装置は、配信装置を頂点としてツリー構造で多層に通信接続され、
コンテンツ配信管理装置は、
端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報に基づき、ツリー構造を形成するための端末装置の通信接続先を決定する接続先決定処理と、
接続先決定処理で決定した通信接続先を端末装置に通知する通知処理と、を実行することを特徴とする。
さらに本発明に係るコンテンツ配信管理装置において、
接続先決定処理は、ツリー構造の下層側に位置する複数階層の端末装置が同じコンテンツ品質情報となるように接続先を決定する。
さらに本発明に係るコンテンツ配信管理装置において、
コンテンツ配信管理装置は、
接続先決定処理は、端末装置から受信したコンテンツ品質情報に基づいて、通信接続先を決定する。
さらに本発明に係るコンテンツ配信管理装置において、
コンテンツ配信管理装置は、
接続先決定処理は、端末装置の環境情報に基づいて、端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報を判断する。
さらに本発明に係るコンテンツ配信管理装置は、
端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報が変更された場合、再度、接続先決定処理を実行する。
また本発明に係るコンテンツ配信システムは、
配信装置と、端末装置と、配信装置と複数の端末装置の通信接続を管理するコンテンツ配信管理装置を備えたコンテンツ配信システムであって、
配信装置は、同一内容であって品質の異なる複数のコンテンツ情報を同時配信し、
端末装置は、配信装置を頂点としてツリー構造で多層に通信接続され、
コンテンツ配信管理装置は、
端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報に基づき、ツリー構造を形成するための端末装置の通信接続先を決定する接続先決定処理と、
接続先決定処理で決定した通信接続先を端末装置に通知する通知処理と、を実行することを特徴とする。
さらに本発明に係るコンテンツ配信システムにおいて、
ツリー構造の下層側に位置する複数階層の端末装置は、いずれも所定の端末装置と同一のコンテンツ品質情報のコンテンツ情報を受信し、異なるコンテンツ品質情報のコンテンツ情報を受信しない。
本発明に係るコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信システムによれば、通信負荷を低減し効率的な配信を行うことが可能となる。また、端末装置に対して適切な品質のコンテンツを安定して配信することが可能となる。
本実施形態のコンテンツ配信システムの構成を示す図 本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図 通信接続に関するツリー構造を説明するための図 本実施形態の端末リスト更新処理を示すフロー図 本実施形態のコンテンツ受信処理を示すフロー図 本実施形態の端末リストを示す図 他の実施形態の通信接続に関するツリー構造を説明するための図
図1は、本実施形態のコンテンツ配信システムの構成を示す図である。本実施形態では、カラオケ店舗に対する配信を前提としている。カラオケボックス等のカラオケ店舗では、部屋毎に複数のカラオケシステムが設置されている。各カラオケシステムは、カラオケ装置2a、2b(コマンダと呼ぶこともある)を含んで構成され、映像出力用のモニタ41aが接続されている。
カラオケ装置2a、2bは、カラオケ店舗内のLAN100を使用して通信接続されている。また、LAN100は、端末装置120、光モデム121を使用してインターネットに通信接続されている。カラオケ装置2a、2bは、このような通信環境を使用して、インターネット上の各種サーバと通信を行うことが可能となっている。本実施形態の端末装置120は、ルータ機能、及び、NAS(Network Attached Storage)機能を備えた装置となっている。
このようなカラオケシステムに対して、カラオケ用コンテンツを配信するため、インターネット上にはカラオケ管理サーバ84が設けられている。新曲やカラオケ装置2a、2bが未蓄積のカラオケ楽曲は、このカラオケ管理サーバ84から適宜配信が行われる。
また、カラオケ装置2a、2bに対しては、従来から配信されているカラオケ楽曲のみならず、映画、ドラマ等の配信、あるいは、コンサート会場からのライブ配信といった新しい配信が行われている。このような配信のため、インターネット上には、コンテンツ管理システム80が設けられている。本実施形態のコンテンツ管理システム80は、配信管理サーバ81(本発明に係る「コンテンツ配信管理装置」に相当)、配信サーバ82、決済サーバ83を備えて構成されている。
本実施形態に係る配信管理サーバ81は、配信のための各種管理を実行する。特に、本実施形態では、配信サーバ82から、各カラオケ店舗の端末装置120に対して、コンテンツ情報を配信することになるが、端末装置120の通信接続形態の管理を行う。配信サーバ82は、配信対象となるコンテンツ情報の配信を行うサーバである。決済サーバ83は、例えば、コンテンツ情報が有料の場合、支払いに関する管理を行うサーバである。例えば、ユーザは、視聴したいコンテンツを購入する場合、決済サーバ83で当該コンテンツの支払いを行い、配信サーバから対象となるコンテンツ情報を受信する。
本実施形態では、コンテンツ情報の配信は、以下の手順で行われる。ここでは、コンサート会場からのライブ配信のように、配信開始日時が決まっているコンテンツについて説明を行う。ユーザは、自分が所持するスマートフォン、パーソナルコンピュータを使用して、決済サーバ83に通信接続し、対象となるコンテンツのチケットを購入する。ユーザは、ライブ配信の開始前に、カラオケ店舗に出向き、カラオケシステムで、対象となるコンテンツ情報を予約する。ライブ配信が開始されると、配信サーバ82は、予約を行ったカラオケシステムが設置されたカラオケ店舗の端末装置120に対して、コンテンツ情報の配信を開始する。端末装置120は、そのNAS機能により、配信サーバ82から送信されたコンテンツ情報を一旦記憶し、配信対象となるカラオケ装置2にコンテンツ情報を送信する。
このように、本実施形態では、カラオケ店舗に設置される端末装置120にコンテンツ情報を一旦、記憶させる配信形態を採用している。したがって、同じ店舗内の複数のカラオケシステムで、同じコンテンツ情報を視聴する場合、カラオケ装置2は、端末装置120からコンテンツ情報を受信することで済み、通信量の低減を図るとともに、安定したコンテンツ情報の配信を行うことが可能となる。
図2は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント130を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックス等のカラオケ店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザらの各種入力を受け付ける操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入する通信手段としてのLAN通信部24a、および、無線LAN通信部24bを備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等を行う映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2のフロントパネルに設けられており、カラオケ装置2と対面するユーザによって操作することが可能である。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部21、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザは、タッチパネルモニタ33にて楽曲を選択することで、直接、カラオケ装置2に予約させる等、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を含んだ制御部を備えて構成されている。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞表示処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、マイクロホン43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。歌詞表示処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。
一方、リモコン装置1は、ユーザからの指示に基づいて楽曲を検索し、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたサーバ装置5から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント130と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることと
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
さらに、本実施形態のカラオケ装置2は、コンサート会場からのライブ配信、映画、ドラマ等、カラオケ以外のコンテンツ情報を再生することが可能である。コンテンツ情報の指定は、カラオケの場合と同様、リモコン装置1を使用して指定することが可能である。ライブ配信のような生中継の場合、ユーザは開始日時にカラオケ店舗に来店し、リモコン装置1を使用して、対象となるコンテンツ情報を再生させることになる。有料コンテンツの場合、ユーザは事前にコンテンツ情報に対するチケットを購入しておき、カラオケ装置2、あるいは、リモコン装置1に入力することで当該コンテンツ情報を視聴することが可能となる。
図3は、通信接続に関するツリー構造を説明するための図である。本実施形態では、例えば、あるコンテンツ情報を配信する場合、配信サーバ82を頂点とするツリー構造の通信接続を形成し、コンテンツ情報を配信することとしている。このようなツリー構造の通信接続形態を使用することで、例えば、配信サーバ82に対する通信負荷を低減し、効率的に配信を行うことが可能となる。また、本実施形態の配信サーバ82は、複数の品質のコンテンツ情報を配信することとしている。例えば、端末装置120では、通信速度等の各種環境が異なることが考えられる。本実施形態では、このような端末装置120の環境の相違に応じて、配信するコンテンツ情報の品質を異ならせることとしている。具体的には、品質としてコンテンツ情報のビットレートを異ならせることとしている。
図3(A)は、上述するツリー構造の通信接続形態、並びに、複数の品質のコンテンツ情報を配信する場合における通信接続例を示したものである。コンテンツの品質としては、高品質、低品質の2種類を採用している。図3(A)において、端末装置120間を接続する実線は、高品質のコンテンツ情報の経路を示しており、破線は、低品質のコンテンツ情報の経路を示している。また、二重線の枠が付された端末装置120e~120gは、低品質のコンテンツ情報の配信先であり、それ以外の端末装置120a~120dは、高品質のコンテンツ情報の配信先である。
図3(A)では、通信接続形態となるツリー構造を適宜に形成した場合を示している。この場合、例えば端末装置120bに対しては、端末装置120dと、端末装置120が通信接続され、端末装置120bから端末装置120dと端末装置120eに対して、コンテンツ情報が配信される。その際、端末装置120dでは高品質のコンテンツ情報が必要とされ、端末装置120eでは低品質のコンテンツ情報が必要とされている。したがって、端末装置120bは、高品質のコンテンツ情報を必要とするものであるが、低品質のコンテンツ情報を併せて受信する必要がある。端末装置120cについても、端末装置120cは、高品質のコンテンツ情報を必要とするものであるが、端末装置120cに通信接続される端末装置120f、120gが低品質のコンテンツ情報を必要とするため、高品質及び低品質のコンテンツ情報を受信する必要が生じる。
図3(A)のようなツリー構造の通信接続形態では、高品質及び低品質のコンテンツ情報を配信する通信経路が生じることになり、通信トラフィックが増加することが考えられる。したがって、コンテンツ情報を効率的に配信すること、また、コンテンツ情報を途切れなく安定して配信することが困難となることが考えられる。本実施形態は、このような事情を考慮し、同一内容であって品質の異なるコンテンツ情報を同時配信する際、効率的、安定的に配信する形態を構築するものである。
図3(B)は、本実施形態に係る通信接続形態となるツリー構造を示した図である。端端末装置120a~120dは、高品質のコンテンツ情報を必要とし、端末装置120e~120gは、低品質のコンテンツ情報を必要とする構成は、図3(A)の場合と同様である。図3(B)のツリー構造では、低品質と高品質の端末装置120を分類することで、端末装置120間において、複数の品質の通信経路が生じることをできるだけ避け、通信トラフィックが増加することを抑制し、効率的かつ安定したコンテンツ情報を配信することを可能としている。
では、このようなツリー構造の通信接続形態を形成する処理について説明する。図4は、本実施形態の端末リスト更新処理を示すフロー図である。端末リスト更新処理は、配信管理サーバ81で実行される処理であり、ツリー構造を形成するための端末リストを更新する処理である。
図6は、本実施形態の端末リストを示す図である。端末リストは、端末名、端末名に予め割り当てられた項番、各端末装置120のIPアドレス、2つの接続元、端末装置120で必要とされるビットレート(「高:高品質」または「低」低品質)を含んで構成されている。また、本実施形態では、配信元となる配信サーバ82についても配信元となるため、この端末リストに記述されている。
本実施形態の端末リスト更新処理は、端末装置120からビットレート(本発明に係る「コンテンツ品質情報」に相当)の通知を受信すること(S101:Yes)で開始される。配信管理サーバ81は、端末リストを参照し、受信したビットレートと同じビットレートの端末装置120を抽出する(S102)。抽出した端末装置120の数nが0である場合、配信サーバ82を通信接続先として、S101でビットレートの通知があった端末装置120に通知する(S105)。一方、抽出した端末装置120の数n>0である場合、接続可能数に空きがあり、空きがあり、項番が一番小さい端末装置120を通信接続先として通知する(S104)。なお、本実施形態では、端末装置120の接続可能数を最大2台としている。この接続可能数は、端末装置120の能力等に応じて、適宜変更することが可能である。
端末装置120に通信接続先を通知(S104、S105)した後、配信管理サーバ81は、端末リストの更新を実行する(S106)。具体的には、新規の端末装置120が追加された場合には、端末リストに端末装置120を追加し、既存の端末装置120について変更があった場合、接続元、ビットレート等の変更を行う。
図5は、本実施形態のコンテンツ受信処理を示すフロー図である。受信処理は、各端末装置120で実行される処理である。本実施形態では、カラオケ装置2において、対象となるコンテンツ情報(例えば、コンサート会場からのライブ配信)が予約されたこと(S201:Yes)を条件として、S202以降の処理が開始される。そのため、店舗に設置されているカラオケシステムは、対象となるコンテンツが予約された場合、その旨を、端末装置120に通知する。
まず、端末装置120は、インターネット上での通信速度を測定する(S202)。なお、通信速度の測定は、コンテンツの予約後に実行されることに代え、適宜タイミングで事前に行っておいてもよい。次に、端末装置120は、測定した通信速度に基づいて、コンテンツ情報について取得するビットレートを決定する(S203)。なお、ビットレートは、コンテンツ情報毎に種類が異なるものであってもよい。例えば、コンテンツ情報Aの場合、高、低の2段階のビットレートとし、コンテンツ情報Bの場合、高、中、低の3段階のビットレートとしてもよい。その場合、端末リストは、コンテンツ情報毎に管理される、あるいは、ビットレートの種別毎に管理されるものとなる。
取得するビットレートの決定後、端末装置120は、配信管理サーバ81にビットレートを通知(S204)し、配信管理サーバ81から通信接続先を受信する(S205)。そして、通信接続先に通信接続を行い(S206)。コンテンツ情報の配信開始後、コンテンツ情報を受信開始する(S207)。
以上、配信管理サーバ81での端末リスト更新処理、及び、端末装置120でのコンテンツ受信処理を実行することで、図3(B)で説明した通信接続先に関するツリー構造が形成されることになり、異なる品質のコンテンツ情報を効率よく端末装置120に配信することが可能となる。また、端末装置120においても、映像や音声の途切れを抑え、安定してコンテンツ情報を受信することが可能となる。
以上説明した実施形態以外に、各種変形例を採用することが可能である。以下に各種の変形例を説明する。
[第1変形例]
図7は、他の実施形態の通信接続に関するツリー構造を説明するための図である。図3(B)で説明したツリー構造では、全ての端末装置120a~120gは、高ビットレートでの配信、もしくは、低ビットレートでの配信となっていた。ツリー構造を形成する、全ての端末装置120は、必ずしも1つの品質での配信とする必要はない。図7のツリー構造は、その一例であって、例えば、端末装置120b~120h、端末装置120m~120rは、高ビットレートの配信となっている。また、端末装置120i~120k、端末装置120s~120xは、低ビットレートでの配信となっている。
このように通信接続に関するツリー構造は、ツリー構造の下層側に位置する複数階層の端末装置が同じ品質(この場合、ビットレート)となるようにすればよい。また、複数種類のビットレートの配信を受ける端末装置120a、120m、120qについては、例えば、回線速度の良好なことを条件(例えば、回線速度が閾値を上回ること)として選定することで、複数種類のビットレートの配信を受ける場合においても、当該端末装置120の下層側に位置する端末装置120は、遅延あるいは速度低下等の影響を受けることが抑制されることになる。
[第2変形例]
前述の実施形態では、端末装置120において、通信速度を測定し、端末装置120でビットレートを決定し、配信管理サーバ81に通知する形態を採用している。このような形態に代え、端末装置120は、通信速度等、端末装置120の環境情報を、配信管理サーバ81に通知し、配信管理サーバ81は、受信した環境情報に基づき、当該端末装置120に配信するコンテンツ情報のビットレート(コンテンツ品質情報)を判断し、判断したビットレートに基づき、当該端末装置120の通信接続先を決定することとしてもよい。
また、端末装置120における通信速度等の環境情報は、端末装置120が通信を使用して、配信管理サーバ81に通知する形態のみならず、サーバ管理者が入力する、あるいは、カラオケ業者が別端末を使用して配信管理サーバ81に入力する等、適宜形態を採用することが可能である。また、環境情報としては、通信速度のみならず、端末装置120の機種情報、あるいは、コンテンツ情報を再生するカラオケ装置2の機種情報、あるいは、使用している回線種別(光回線、ADSL回線等)、配信サーバ82からの距離等、各種情報から選択して使用する、あるいは、複数を組み合わせて使用することとしてもよい。
[第3変形例]
図4の端末リスト更新処理で説明したように、前述の実施形態では、項番が一番小さい端末装置120を通信接続先とするものであった。このように、通信接続先の決定を項番順とすることに代え、端末装置120の通信速度を使用してもよい。この場合、通信速度が速い、すなわち、通信環境が良好な端末装置120をツリー構造の上層に位置させることが好ましい。通信環境が良好な端末装置120をツリー構造の上層に位置させることで、通信が遅い端末装置120がボトルネックとなることを抑制し、良好な配信を行うことが可能となる。なお、通信環境は、第2変形例で説明したように、端末装置120から環境情報を配信管理サーバ81に通知することで行うことが可能である。
[第4変形例]
前述の実施形態では、コンテンツ情報の配信開始前にツリー構造を決定する形態であった。通信環境は、配信途中において変化することが考えられる。そのため、コンテンツ情報の配信途中における適宜タイミングで、再度、端末リスト更新処理を実行し、通信接続先を決定することとしてもよい。
[第5変形例]
前述の実施形態では、コンテンツ情報の配信先を、端末装置120としているが、例えば、スナック等のナイト店のように、店舗内に1つのカラオケシステムが設置されているような運営形態では、カラオケ装置2を配信先とすることとしてもよい。この場合、本発明に係る「端末装置」は、カラオケ装置2に相当することになる。このように、本発明に係る「端末装置」は、店舗に設置された端末装置120であっても、あるいは、カラオケ装置2のどちらであってもよく、あるいは、両者が混在してもよい。
1:リモコン装置 29:映像再生部
2(2a、2b):カラオケ装置 30:CPU
5:サーバ装置 31:映像制御部
11:タッチパネルモニタ 32:ハードディスク
11a:表示部 33:タッチパネルモニタ
11b:タッチパネル 34:タッチパネル
12:ビデオRAM 35:表示部
13:映像制御部 41(41a、41b):モニタ
14:メモリ 42:スピーカー
15:CPU 43a:マイクロホン
16:無線LAN通信部 43b:マイクロホン
17:操作部 80:コンテンツ管理システム
18:操作処理部 81:配信管理サーバ
21:操作部 82:配信サーバ
22:操作処理部 83:決済サーバ
24:LAN通信部 84:カラオケ管理サーバ
25:音響制御部 120(120a~120x):端末装置
27:メモリ 121:光モデム
28:ビデオRAM 130:アクセスポイント

Claims (7)

  1. 配信装置と複数の端末装置の通信接続を管理するコンテンツ配信管理装置であって、
    配信装置は、同一内容であって品質の異なる複数のコンテンツ情報を同時配信し、
    端末装置は、配信装置を頂点としてツリー構造で多層に通信接続され、
    コンテンツ配信管理装置は、
    端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報に基づき、ツリー構造を形成するための端末装置の通信接続先を決定する接続先決定処理と、
    接続先決定処理で決定した通信接続先を端末装置に通知する通知処理と、を実行することを特徴とする
    コンテンツ配信管理装置。
  2. 接続先決定処理は、ツリー構造の下層側に位置する複数階層の端末装置が同じコンテンツ品質情報となるように接続先を決定する
    請求項1に記載のコンテンツ配信管理装置。
  3. コンテンツ配信管理装置は、
    接続先決定処理は、端末装置から受信したコンテンツ品質情報に基づいて、通信接続先を決定する
    請求項1または請求項2に記載のコンテンツ配信管理装置。
  4. コンテンツ配信管理装置は、
    接続先決定処理は、端末装置の環境情報に基づいて、端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報を判断する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンテンツ配信管理装置。
  5. コンテンツ配信管理装置は、
    端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報が変更された場合、再度、接続先決定処理を実行する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載のコンテンツ配信管理装置。
  6. 配信装置と、端末装置と、配信装置と複数の端末装置の通信接続を管理するコンテンツ配信管理装置を備えたコンテンツ配信システムであって、
    配信装置は、同一内容であって品質の異なる複数のコンテンツ情報を同時配信し、
    端末装置は、配信装置を頂点としてツリー構造で多層に通信接続され、
    コンテンツ配信管理装置は、
    端末装置で必要とされるコンテンツ品質情報に基づき、ツリー構造を形成するための端末装置の通信接続先を決定する接続先決定処理と、
    接続先決定処理で決定した通信接続先を端末装置に通知する通知処理と、を実行することを特徴とする
    コンテンツ配信システム。
  7. ツリー構造の下層側に位置する複数階層の端末装置は、いずれも所定の端末装置と同一のコンテンツ品質情報のコンテンツ情報を受信し、異なるコンテンツ品質情報のコンテンツ情報を受信しない
    請求項6に記載のコンテンツ配信システム。
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