JP2023119869A - 受信装置、放送システム、受信方法及びプログラム - Google Patents

受信装置、放送システム、受信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】伝送されるコンテンツについて符号化と同期したコンテンツの提示を、より確実に実現する。【解決手段】受信部は放送される多重化データを受信し、分離部は所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データと、前記同期時刻と同期して符号化されたコンテンツデータを前記多重化データから分離し、提示処理部はコンテンツデータを復号したコンテンツを同期時刻と同期して出力する。ブラウザにより前記受信装置のコンピュータが、前記提示処理部としての機能を奏する。【選択図】図3

Description

本発明は、受信装置、放送システム、受信方法及びプログラムに関する。
4K8K超高精細度テレビジョン(UHDTV: Ultra High-Definition Television)衛星放送では、映像、音声などのコンテンツの多重化方式としてMMT-TLV(MPEG Media Transport - Type Length Value)方式を採用して、コンテンツと各種の制御情報を多重化している。受信装置との時刻同期を行うため、放送設備は、TLVパケットにNTP(Network Time Protocol)パケットを格納し、MPT(MMT Package Table)のタイムスタンプ記述子にMPU(Media Processing Unit)の提示時刻を示す提示時刻タイムスタンプ(PTS:Presentation Timestamp)を記述していた。
他方、次世代地上波ディジタル放送では、映像・音声データを格納するコンテナ形式としてCMAF(Common Media Application Format)を採用することが検討されている。CMAFは、インターネットを経由した動画のストリーミング配信にしばしば用いられる。CMAFを用いたインターネットでのコンテンツ配信では、受信装置はインターネット上の標準時サーバ(NTPサーバ)からNTP方式で受信した同期データを用いて時刻同期を行う。送信側では、協定世界時などの所定の標準時にクロックを合わせておくことで、受信装置との時刻同期を実現する。
特開2005-124163号公報
次世代地上波放送でも、放送番組のコンテンツはMMT-TLV方式を用いて伝送される。しかしながら、MPTからタイムスタンプ記述子/拡張子が削除されることが検討されている。映像音声データの復号時刻を示すタイムスタンプ(DTS:Decoding Timestamp)やPTSはCMAFコンテナに格納して伝達される。受信装置は、自身が生成するクロックをMPTに記述されるTOT(Time Offset Table)を用いて補正することも考えられる。放送で使用される復号時刻や提示時刻は、放送局独自の時刻と同期しており、標準時と同期しているとは限らない。次世代地上波放送では、ブラウザを用いて映像や音声を提示することが検討されているが、標準時に依拠しても同期は保証されない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、放送される多重化データを受信する受信部と、所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データと、前記同期時刻と同期して符号化されたコンテンツデータを前記多重化データから分離する分離部と、前記コンテンツデータを復号したコンテンツを前記同期時刻と同期して出力する提示処理部と、を備える受信装置であって、ブラウザにより前記受信装置のコンピュータが、前記提示処理部としての機能を奏する受信装置である。
本発明の実施形態によれば、伝送されるコンテンツについて符号化と同期した提示を、より確実に実現することができる。
本実施形態に係る放送システムの概要を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る送信装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る受信装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る送信処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る受信処理の一例を示すフローチャートである。 受信装置の比較例を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る放送システム1の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る放送システム1の概要を示す概略ブロック図である。
放送システム1は、送信装置10と受信装置20とを備える。送信装置10は、主に放送事業者などのコンテンツ提供者が使用もしくは管理する設備を構成する。送信装置10は、所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データを生成する。送信装置10は、その同期時刻と同期して放送対象とするコンテンツを符号化してコンテンツデータを生成する。送信装置10は、生成した同期データとコンテンツデータを所定の多重化方式を用いて多重化して多重化データを生成し、生成した多重化データを搬送する放送信号を放送伝送路BTに送出する。
放送伝送路BTは、送信装置10から送出される放送信号を伝送する。放送伝送路BTは、放送される放送信号(主にコンテンツが含まれる)を同時に不特定かつ複数の受信装置20に一方向的に伝送可能とする伝送路である。放送信号は、所定の周波数帯域の放送波を用いて搬送される。放送伝送路BTの一部には、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、専用回線、などの通信網を含まれてもよい。
受信装置20は、主に視聴者が使用もしくは管理する機器である。受信装置20は、放送伝送路BTを経由して送信装置10から伝送された放送信号で搬送される多重化データを受信する。受信装置20は、受信した多重化データから同期データとコンテンツデータを分離する。受信装置20は、分離したコンテンツデータを復号し、同期データに示される同期時刻と同期して復号したコンテンツを出力する。
次に、本実施形態に係る送信装置10の機能構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る送信装置10の機能構成例を示す概略ブロック図である。送信装置10は、AVコンテンツ蓄積部112、計時部116、コンテンツ編成部120、同期データ生成部124、多重化部126、変調部128、および、送信部130を含んで構成される。
AV(Audio Visual)コンテンツ蓄積部112には、放送番組の素材となる各種のAVコンテンツを示すAVコンテンツデータが蓄積される。AVコンテンツは、音声コンテンツと映像コンテンツの総称であり、音声と映像の一方または両方を指す。AVコンテンツデータをなす音声データ、映像データは、それぞれ所定の長さを有する期間の音声、映像を示すデータである。
計時部116は、一定のクロック周波数で周期的に電圧が変化する電気信号をクロックとして生成し、生成したクロックに基づいて、逐次にその時点における時刻(現時刻)を所定の計時時間間隔(例えば、1~10ms)で計時する。計時部116は、計時した時刻(以下、「計時時刻」と呼ぶ)を示す時刻信号をコンテンツ編成部120と同期データ生成部124に出力する。計時時刻として、所定の基準時を基準して正規化された時刻(以下、「正規化時刻」と呼ぶ)が用いられる。基準時として、例えば、放送番組の開始時刻が用いられてもよい。正規化時刻は、例えば、基準時において0時0分0秒と正規化された時刻であってもよいし、現実の絶対時刻と同期するように正規化されてもよいし、その他の任意の時刻が用いられてもよい。絶対時刻として、協定世界時、放送地域における標準時などの標準時が用いられてもよい。
コンテンツ編成部120は、計時部116から入力される時刻信号で示される正規化時刻に基づいてコンテンツを編成する。コンテンツ編成部120は、1個または複数の素材を要素コンテンツとして含む放送番組のコンテンツを提示するためのデータ放送コンテンツを取得する。データ放送コンテンツは、例えば、JAVAスクリプト(登録商標)などの所定のスクリプト言語で記述されたスクリプト文書、または、HTML(Hyper Text Modeling Language)などのモデリング言語で記述されたディジタル文書として構成されうる。コンテンツ編成部120は、データ放送コンテンツを外部機器から入力してもよいし、新たに制作または既存のものを編集してもよい。素材の選択、データ放送コンテンツの制作、編集に係る処理は、所定の規則またはプログラムに従ってもよいし、制作者の操作に応じて実行されてもよい。なお、本願では、「提示」とは、ユーザに認知できるように表現することを指す。即ち、「提示」とは、視認できるように表示すること、受聴できるように放音することの一方または両方を指す。
データ放送コンテンツには、放送時間と、放送時間における提示対象の要素コンテンツごとの提示を示す提示指令(コマンド)が記述される。提示指令では、その要素コンテンツの提示時間が指示される。提示時間は提示開始時刻と提示期間(長さ)を用いて定義される。要素コンテンツとして、テキストを含んで構成される文書コンテンツが指示されることがある。提示対象となる文書コンテンツの一部または全部は、データ放送コンテンツに含まれることもある。コンテンツ編成部120は、取得したデータ放送コンテンツデータを多重化部126に出力する。データ放送コンテンツデータは、所定の情報量ごとに符号ブロック(以下、「データ放送ブロック」と呼ぶことがある)として区分されてもよい。
コンテンツ編成部120は、放送番組の要素とする要素コンテンツ、即ち、素材として用いるAVコンテンツを示すAVコンテンツデータをAVコンテンツ蓄積部112から選択する。コンテンツ編成部120は、放送番組の提示に用いるAVコンテンツの種類、区間、および、番組における提示時間を定める。その区間の長さが提示期間に相当する。
コンテンツ編成部120は、AVコンテンツ符号化部122を備える。AVコンテンツ符号化部122は、選択されたAVコンテンツデータを符号化し、符号化されたAVコンテンツデータを生成する。AVコンテンツ符号化部122は、選択されたAVコンテンツの符号化に用いる符号化方式、提示期間、個々のコンテンツのストリームを示す識別情報をメディア種別、即ち、音声、映像のそれぞれについて示す所定の形式のマニフェストファイルを生成する。マニフェストファイルとして、例えば、MPEG-DASH(MPEG-Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)方式で定義されたmpdファイルなどが用いられてもよい。
コンテンツ編成部120は、所定の送信時間間隔ごとに、取得されたAVコンテンツデータを所定の形式を有するデータファイル(例えば、CMAF:Common Media Application Formatコンテナ)に格納する。AVコンテンツデータには、音声データと映像データが含まれる。CMAFコンテナでは、送信時間間隔に相当するチャンクは必ずしも一定ではなく、可変になることがある。1個のチャンクは、典型的には、0.2~数秒となり、後述する音声フレームおよび参照フレーム単位よりも長期間となる。コンテンツ編成部120は、AVコンテンツデータを格納したデータファイルを多重化部126に出力する。
AVコンテンツ符号化部122は、音声符号化部と映像符号化部を備える。音声符号化部は、選択された提示期間内の音声データを時系列順に指示された音声符号化方式を用いて符号化し、符号化音声データを生成する。音声符号化部は、正規化時刻を参照して所定の時間の音声フレームごとに符号化処理を行って音声符号を生成する。音声符号化部は、生成した音声符号の集合を細分化した所定の情報量ごとの符号ブロック(以下、「音声ブロック」と呼ぶ)に区分する。符号ブロックとして、例えば、MFU(Media Fragment Unit)が適用されうる。MFUは、単独で復号を可能とするメディア処理単位(MP:Media Processing Unit)よりも小さい単位となる。
音声符号化部は、その音声符号を生成する音声符号化において参照した正規化時刻と同じまたは一定の遅延時間で遅延した時刻(以下、「音声時刻」と呼ぶ)を定める。音声の復号および提示では、映像と異なり復号時刻と提示時刻は区別されなくてもよい。音声符号化部は、音声フレームごとの冒頭の時刻を音声時刻として示す音声時刻情報を生成する。音声時刻情報は、タイムスタンプを用いて表されてもよい。音声符号化部は、例えば、音声フレームごとの音声時刻情報を、その音声フレームに係る音声ブロックに付随させる。生成された音声ブロックからなる一連の系列が音声ストリームをなし、AVコンテンツデータを構成する。
映像符号化部は、選択された提示期間内の映像データを時系列順に指示された映像符号化方式を用いて符号化し、符号化映像データを生成する。映像符号化部は、正規化時刻を参照して所定の時間間隔の映像フレームごとに、所定の個々の符号化単位ごとに符号化処理を行って得られた映像符号を生成する。映像符号化部は、生成した映像符号の集合を所定の情報量ごとの符号ブロック(以下、「映像ブロック」と呼ぶ)に区分する。映像符号化部は、映像符号化において参照した正規化時刻に基づいて、映像フレームごとの復号時刻を示す復号時刻情報を定め、参照フレームごとの時刻を提示時刻として示す提示時刻情報を定める。映像符号化部は、提示時刻として、参照フレーム単位ごとの正規化時刻と同じまたは一定遅延時間で遅延した時刻を定める。提示時刻情報は、例えば、PTSを用いて表される。参照フレーム単位は、複数の映像フレームを含む区間である。参照フレーム単位は、例えば、AVC(Advanced Video Coding)におけるGOP(Group Of Picture)、HEVC(High-Efficient Video Coding)における階層的ピクチャ構造の区間が該当する。これに対し、復号時刻は、正規化時刻を基準としながらも、その参照フレーム単位に属する個々のフレームに対する補償処理における他のフレームとの参照関係により定まる。復号時刻情報は、例えば、DTS(Decoding Time Stamp)を用いて表される。参照フレーム単位およびその参照関係は、フレーム間予測符号化処理を採用した映像符号化方式において規定されている。映像符号化部は、参照フレーム単位ごとの提示時刻情報と映像フレームごとの復号時刻情報を、それぞれその参照フレーム単位と映像フレームに係る映像ブロックに付随させる。生成された映像ブロックからなる一連の系列が映像ストリームをなし、AVコンテンツデータを構成する。
同期データ生成部124は、計時部116から入力される計時信号に基づいて同期データを生成する。同期データ生成部124は、計時信号に示される計時時刻を、所定の計時時間(例えば、数十ms~数s)ごとに間引いて抽出し、抽出した計時時刻を同期時刻として定め、同期時刻を示す同期データを生成する。同期時刻は、所定の形式を有するタイムスタンプとして表される。同期データは、例えば、IETF RFC 5905 “Network Time Protocol Version 4: Protocol and Algorithms Specification”に規定されるNTP形式のIPパケットとして構成されてもよい。同期時刻は、上記の計時時刻、正規化時刻と同じクロックを基準とする時刻となる。同期データ生成部124は、生成した同期データを多重化部126に出力する。
多重化部126は、同期データ生成部124から入力される同期データとコンテンツ編成部120から入力されるコンテンツデータを所定の多重化方式を用いて多重化し、多重化データを生成する。コンテンツデータには、少なくともAVコンテンツデータが含まれる。AVコンテンツデータを格納するデータファイルには、上記の音声ブロック、映像ブロック、および、マニフェストファイルが含まれうる。音声ブロックには音声時刻情報が付随し、映像ブロックには復号時刻情報と提示時刻情報が付随する。コンテンツデータには、データ放送ブロックが含まれる。所定の多重化方式として、MMT-TLV(MPEG Media Transport - Type Length Value)方式が利用可能である。MMT-TLV方式では、同期データを含むNTP形式のIPパケットと、コンテンツデータを含むMMTPパケットが並行して伝送される。多重化部126は、コンテンツ編成部120から入力されるコンテンツデータを細分化してMMTPパケットを生成する。個々のMMTPパケットには、音声ブロック、映像ブロック、マニファストファイル、および、データ放送ブロックのいずれか1個が含まれてもよい。
多重化データには、一連のコンテンツをなす放送番組に相当するパッケージ、即ちイベントを構成するコンポーネント(アセット)の構造を示す制御情報がコンテンツデータとは別個にMMTPパケットに格納されて多重化される。コンテンツ編成部120からデータ放送コンテンツデータが入力される場合には、多重化部126は、入力されるデータ放送コンテンツデータをさらに多重化する。多重化部126は、データ放送コンテンツデータを所定の情報量のブロックごとに細分化してMMTPパケットを生成する。
多重化部126は、所定の送信時間間隔ごとに取得されるMMTPパケットとIPパケットを格納したTLVパケットを構成する。多重化部126は、一連のTLVパケットからなるTLVストリームを多重化データとして変調部128に出力する。
変調部128は、多重化部126から入力される多重化データを所定の変調方式を用いて変調して放送信号に変換する。所定の変調方式として、例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)や256QAMなどの方式が利用可能である。変調部128は、変換した放送信号を送信部130に出力する。
送信部130は、変調部128から入力される放送信号を放送伝送路BTに送出する。送信部130は、例えば、トランスミッタであり、アンテナに接続される。送信部130は、入力される放送信号を基底周波数から所定の搬送周波数にアップコンバートして送信信号としてアンテナに供給する。アンテナからは、放送信号を搬送する放送波が送出される。
次に、本実施形態に係る受信装置20の機能構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る受信装置20の機能構成例を示す概略ブロック図である。受信装置20は、受信部212、復調部214、分離部216、計時部218、AVコンテンツ抽出部220、AVコンテンツ保存部222、データ放送コンテンツ保存部224、提示処理部230、および、提示部240、および、入力部250を含んで構成される。
受信部212は、放送伝送路BTを経由して伝送された放送信号を受信し、受信した放送信号を復調部214に出力する。受信部212は、例えば、チューナであり、アンテナに接続される。受信部212は、アンテナが受波して得られる受信信号の搬送周波数の成分を基底周波数にダウンコンバートして放送信号として復調部214に出力する。搬送周波数として、提示処理部230から指示された放送チャンネルに対応する搬送周波数が指示される。
復調部214は、受信部212から入力される放送信号を所定の復調方式を用いて復調し、多重化データに変換する。復調部214は、変換した多重化データを分離部216に出力する。復調方式として、伝送された多重化データの変調に用いた変調方式に対応する方式が用いられる。
分離部216は、復調部214から入力される多重化データから同期データとコンテンツデータを分離する。多重化方式としてMMT-TLV方式が用いられる場合、分離部216は、多重化データをなすTLVストリームの単位であるTLVパケットから同期データを含むNTP形式のIPパケットと、コンテンツデータを含むMMTPパケットを抽出する。分離部216は、分離した同期データを計時部218に出力する。分離されるコンテンツデータには、AVコンテンツデータを格納したデータファイルとデータ放送コンテンツデータが含まれる。
計時部218は、分離部216から入力される同期データに示される同期時刻と同期するように時刻を計時する。より具体的には、計時部218は、送信装置10の計時部116と同様に、一定のクロック周波数で周期的に電圧が変化する電気信号をクロックとして生成し、生成したクロックに基づいて計時時刻を定める。但し、計時部218は、計時した計時時刻が同期データに示される同期時刻と等しくなるように、逐次または間欠的に校正する。計時部218は、校正された計時時刻を、さらに所定の基準時を基準として正規化してもよい。所定の基準時は、上記のように放送番組の開始時刻でもよい。計時部218は、多重化データから分離される制御情報(例えば、MH-EIT:Event Information Table)を参照して、その番組の放送開始時刻を特定することができる。計時部218は、計時時刻を示す時刻信号を提示処理部230に出力する。
AVコンテンツ抽出部220は、分離部216により分離されるコンテンツデータのうち、所定のデータファイルに格納されるAVコンテンツデータを抽出し、抽出したAVコンテンツデータをAVコンテンツ保存部222に記憶する。
AVコンテンツ保存部222には、AVコンテンツデータが逐次に記憶される。AVコンテンツデータには、音声ブロック、映像ブロックおよびマニフェストファイルが含まれる。音声ブロックには音声時刻情報が音声フレームごとに付随し、映像ブロックには復号時刻情報が映像フレームごとに、映像時刻情報が参照フレーム単位ごとに付随する。
データ放送コンテンツ保存部224は、分離部216により分離されるコンテンツデータのうち、所定のコンテナに格納されないデータ放送コンテンツデータを分離部216から取得し、取得したデータ放送コンテンツデータを自部に記憶する。
提示処理部230は、放送で受信される受信コンテンツを提示するための処理を実行する。提示処理部230は、AVコンテンツ復号部232を備える。提示処理部230の機能は、受信装置20によりプログラムとしてのブラウザを実行し、ブラウザ上で実現される。即ち、提示処理部230の機能は、プログラムとしてのブラウザに記述された指令で指示される処理として、受信装置20のコンピュータシステムが、データ放送コンテンツに記述された指令を解析し、解析された指令で指示される処理を実行して実現されてもよい。
なお、本願では、ブラウザなどのアプリケーションプログラム、その他のプログラムに記述された指令で示される処理を実行することを、「プログラムを実行する」、「プログラムの実行」などと呼ぶことがある。
提示処理部230は、入力部250から入力される操作信号で放送チャンネルが指示され、その放送チャンネルで放送されるコンテンツデータを取得する。提示処理部230は、計時部218から入力される時刻信号で示される計時時刻に基づいて指示された提示期間において、取得したコンテンツデータで示されるコンテンツを提示部240に提示させるための処理を実行する。
より具体的には、提示処理部230は、データ放送コンテンツ保存部224を監視し、データ放送コンテンツ保存部224に記憶されたデータ放送コンテンツデータの有無を検出する。提示処理部230は、データ放送コンテンツデータを検出するとき、そのデータ放送コンテンツデータをデータ放送コンテンツ保存部224から読み出す。提示処理部230は、読み出したデータ放送コンテンツデータをパーズ(構文解析)し、素材コンテンツの提示に係る指令を検出する。データ放送コンテンツデータに素材コンテンツの提示と、その提示時間を示す指令が記述されている場合、提示処理部230は、計時時刻が指示された提示時間に達する前、つまり、提示開始時刻よりも所定時間だけ先行した時刻に素材コンテンツを示す素材コンテンツデータを取得する。所定時間は、読み出し、復号、などの素材コンテンツの取得に要する時間に相当する。提示処理部230は、計時時刻が指示されたコンテンツ提示時刻となるときに取得した素材コンテンツを提示部240に提示させる。AVコンテンツも、放送番組の一部をなす素材コンテンツとして呼び出されることがある。指示されたコンテンツ提示開始時刻にAVコンテンツの提示を開始するためには、それまでに符号化されたAVコンテンツデータの復号を開始する必要がある。
提示処理部230は、AVコンテンツ復号部232を備える。AVコンテンツ復号部232は、マニフェストファイルを参照し、メディア種別ごとに提示時間、符号化方式に対応する復号方式およびストリームを特定する。
AVコンテンツ復号部232は、AVコンテンツ保存部222に新たに記憶されたAVコンテンツデータのうち、特定したストリームをなす提示時間内の符号ブロックを取得し、取得した符号ブロックに対して特定した復号方式を用いて時系列順に復号処理を行う。音声については音声時刻が、特定された音声の提示時間に含まれる音声フレームに対応する音声ブロックが処理対象として特定される。映像については、復号時刻が特定された映像の提示時間に含まれる映像フレームに対応する映像ブロックが処理対象として特定される。
より具体的には、提示処理部230は、音声復号部と映像復号部を備える。音声復号部は、計時時刻を所定時間遅延した時刻が、特定された提示時間内の音声時刻のいずれかに達する都度、その音声時刻に対応する音声フレームに係る音声ブロックを特定する。音声時刻は、音声ブロックに付随した音声時刻情報を参照して特定される。音声復号部は、特定した音声ブロックに対して特定された音声復号方式を用いて音声復号処理を実行する。音声復号部は、音声フレームごとに復号された音声データに変換し、変換した音声データを提示部240に出力可能とする。
映像復号部は、計時時刻を所定時間遅延した時刻が、特定された提示時間内の復号時刻のいずれかに達する都度、その復号時刻に対応する映像フレームに係る映像ブロックを特定する。映像復号部は、特定した映像ブロックに対して特定された映像復号方式を用いて映像復号処理を実行し、映像フレームごとに復号された映像データに変換する。復号時刻は、映像ブロックに付随した復号時刻情報を参照して特定される。映像復号部は、フレームごとに変換された映像データを、参照フレーム単位における個々のフレームの提示順序に従って並び替える。映像復号部は、計時時刻を所定時間遅延した時刻が、特定された提示時間内の提示時刻のいずれかに達する都度、参照フレーム単位ごとに、順序を並び替えた映像データを映像フレームごとに提示部240に出力可能とする。
音声の復号、映像の復号ならびに提示を、それぞれマニフェストファイルに記述された提示期間に従うことで、音声と映像との同期が図られる。
なお、提示処理部230は、提示されるコンテンツのうち映像、テキスト、記号、模様などの視認可能な情報に対しては、その情報を伝達する表示画面を示す表示画面データを
データ放送コンテンツにより指示された構成に従って合成し、提示部240に出力する。ここで、表示画面データにデータ放送コンテンツにより指示された位置、大きさに従って復号した映像が配置される。
提示処理部230は、提示されるコンテンツのうち発話、音楽、物音、警告音などの受聴可能な情報(復号した音声も含まれることがある)を伝達する音声データを提示部240に出力する。個々の素材となる音は、同期時刻がデータ放送コンテンツにより指示される提示期間内にとなる間、再生される。同時に2個以上の音の提示が指示される場合には、提示処理部230は、指示された音をミキシングして得られる1系統の音声データを提示部240に出力する。
提示部240は、提示処理部230から入力される各種のコンテンツを提示するためのデバイスを備える。提示部240は、例えば、ディスプレイとスピーカを備える。ディスプレイは、提示部240から入力される表示画面データに基づく表示画面を表示する表示部として機能する。スピーカは、提示部240から入力される音声データに基づく音声を再生する再生部として機能する。提示部240は、ディスプレイとスピーカに代えて、または、ディスプレイとスピーカとともに出力インタフェースを備えてもよい。出力インタフェースには、さらに他のディスプレイとスピーカの一方または両方が接続されてもよい。
入力部250は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を提示処理部230に出力する。入力部250は、例えば、マウス、タッチパネル、などの汎用の部材を備えてもよいし、ボタン、レバー、つまみ、などの専用の部材を備えてもよい。入力部250として用いられるタッチセンサと提示部240として用いられるディスプレイは、互いには重なり合うように一体化され、タッチパネルとして構成されてもよい。
入力部250は、他の機器(例えば、遠隔制御装置(リモートコントローラ)、スマートフォンなど)から操作信号を検出する操作信号センサを備えてもよい。操作信号センサは、検出した操作信号を提示処理部230に出力する。
次に、本実施形態に係る送信処理について説明する。図4は、本実施形態に係る送信処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS102)送信装置10の計時部116は、クロックを生成し、生成したクロックに基づいて現時刻を計時する。
(ステップS104)AVコンテンツ符号化部122は、AVコンテンツデータを符号化し、符号ブロックとして音声ブロックと映像ブロックを生成する。
(ステップS106)AVコンテンツ符号化部122は、クロックに基づいて計時された計時時刻に基づいて処理単位ごとの提示時刻として、音声フレームごとの音声時刻と映像の参照ブロック単位ごとの提示時刻を定め、復号時刻として、映像フレームごとの復号時刻を定める。コンテンツ編成部120は、符号ブロック、提示時刻情報、復号時刻情報を含むコンテンツデータを構成する。
(ステップS108)同期データ生成部124は、クロックに基づいて計時された計時時刻を基準とする同期データを生成する。
(ステップS110)多重化部126は、生成された同期データとコンテンツデータを多重化し、多重化データを生成する。
(ステップS112)送信部130は、多重化データを変調して放送信号を放送伝送路BTに送信する。その後、図4に示す処理を終了する。
次に、本実施形態に係る受信処理について説明する。図5は、本実施形態に係る受信処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS202)受信装置20の受信部212は、放送伝送路BTを経由して伝送された放送信号を受信する。
(ステップS204)分離部216は、放送信号を復調して得られる多重化データから同期データとコンテンツデータを分離する。
(ステップS206)計時部218は、同期データに同期するように計時時刻を計時して、送信装置10においてクロックに基づいて計時された計時時刻を再現する。
(ステップS208)AVコンテンツ復号部232は、計時された計時時刻に基づいてAVコンテンツデータを復号する。AVコンテンツ復号部232の音声復号部は、計時された計時時刻が音声時刻に達するごとに対応する音声フレームについて復号し、出力する。AVコンテンツ復号部232の映像復号部は、計時された計時時刻が復号時刻に達するごとに対応する映像フレームについて復号し、提示時刻に達するごとに対応する参照フレーム群について復号された映像を出力する。
(ステップS210)提示処理部230は、データ放送コンテンツで指示される素材コンテンツとするAVコンテンツを示すAVコンテンツデータを、計時された計時時刻が指示される提示時刻に達するときに提示部240に出力する。提示部240は、指示されるAVコンテンツを提示する。その後、図5に示す処理を終了する。
なお、図6に例示されるように、計時部218が独自に絶対時刻(即ち、標準時)を示す同期データに基づいて計時を行い、時刻信号を生成する場合を仮定する。AVコンテンツ復号部232は、計時部218から通知される時刻信号に基づいて、放送される多重化データから分離されたAVコンテンツデータを復号する。AVコンテンツデータの復号時刻と提示時刻は符号化において参照した時刻を基準とするが、必ずしも標準時を基準とするとは限らない。そのため、復号されるコンテンツと符号化されるコンテンツとの同期が保証されない。
これに対し、本実施形態に係る受信装置20は、放送される多重化データを受信する受信部212と、所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データと、同期時刻と同期して符号化されたコンテンツデータを多重化データから分離する分離部216と、コンテンツデータを復号したコンテンツを同期時刻と同期して出力する提示処理部230と、を備える。ブラウザにより受信装置20のコンピュータが、提示処理部230としての機能を奏する。
この構成によれば、放送により符号化において参照したクロックに基づく同期時刻を取得し、取得した同期時刻に同期して、復号したコンテンツが出力される。そのため、ブラウザにより各種のメディアを統合しながら、符号化と同期したコンテンツの提示を確実に実現することができる。
また、受信装置20は、同期時刻と同期した時刻である計時時刻を計時する計時部218を備える。提示処理部230は、所定の基準時を基準とする計時時刻がコンテンツの提示時刻となるとき、復号したコンテンツを出力してもよい。
この構成によれば、同期時刻と同期した計時時刻がコンテンツの提示時刻となるとき、復号したコンテンツが出力される。同期時刻が離散的に設定される場合でも、より短い時間間隔で計時された計時時刻を用いて提示時刻が指示される。放送伝送路の伝送容量や多重化データのデータ構成に制約がある場合でも、高い時間精度でコンテンツの提示が制御される。
また、受信装置20は、コンテンツデータを復号する復号部(例えば、AVコンテンツ復号部232)を備え、復号部は、計時時刻がコンテンツデータの復号時刻となるとき、符号化されたコンテンツデータを復号してもよい。
この構成によれば、同期時刻と同期した計時時刻がコンテンツデータの復号時刻となるとき、符号化されたコンテンツデータが復号される。同期時刻が離散的に設定される場合でも、より短い時間間隔で計時された計時時刻を用いて復号時刻が指示される。放送伝送路の伝送容量や多重化データのデータ構成に制約がある場合でも、高い時間精度でコンテンツデータの復号が制御される。
また、コンテンツデータは、提示時刻におけるコンテンツの提示を指示するデータ放送コンテンツを含み、提示処理部230は、データ放送コンテンツを解析し、提示時刻を特定してもよい。
この構成によれば、復号対象となるコンテンツデータと並行して取得されたデータ放送コンテンツを解析して、コンテンツを提示する提示時刻が特定される。復号対象となるコンテンツデータと別個にコンテンツの提示時刻を示すデータ放送コンテンツを伝達することで、符号化と同期した多様なコンテンツの提示を制御することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。上述の実施形態において説明した各構成は、任意に組み合わせることができる。
例えば、上記の説明では、放送番組の要素として用いられる実時間コンテンツが、映像と音声の組である場合を主としたが、これには限られない。放送される実時間コンテンツは、映像と音声のいずれか一方でもよいし、テキストなど他の種類のコンテンツが含まれてもよい。また、受信装置20において、入力部250と提示部240の一方または両方が、提示処理部230と無線で入出力可能に接続できれば、必ずしも一体化されなくてもよい。
送信装置10においてAVコンテンツ蓄積部112が省略されてもよい、送信装置10のコンテンツ編成部120には、他の機器からAVコンテンツとデータ放送コンテンツが直接または間接的に入力されてもよい。
また、上記の説明では、放送で受信されるコンテンツをその時点で提示する場合(実時間再生)を主としたが、これには限られない。記録されたコンテンツデータに基づいて、その放送番組のコンテンツを提示する場合(録画再生)に適用されてもよい。その場合には、受信装置20には、その放送番組についてコンテンツデータと対応付けて同期データを記憶する放送データ記憶部を備える。提示処理部230は、入力部250から入力される操作信号により、その放送番組の録画再生が指示されるとき、その放送番組に係る同期データを放送データ記憶部から時系列順に読み出し、読み出した同期データを計時部218に出力する。計時部218は、読み出された同期データに示される同期時刻と同期するように時刻を計時する。但し、計時部218は、基準時として、番組開始時刻に代え再生開始時刻を用いて計時時刻を定める。これにより、計時時刻が再生開始時刻を基準とする時刻に補償される。また、提示処理部230は、その放送番組に係るコンテンツデータを放送データ記憶部から読み出し、補償された計時時刻を用いて、読み出したコンテンツデータに対し、上記のコンテンツの提示に係る処理を実行すればよい。
放送データ記憶部は、さらに時刻サーバから標準時を示す標準時データを受信し、同期データを基準とする放送番組の放送開始時刻からの放送期間に対する標準時を基準とする期間を標準放送期間として計測してもよい。放送データ記憶部には、指示される放送期間の標準放送期間に対する補正率を算出し、その放送番組と算出した補正率を対応付けてもよい。提示処理部230は、その放送番組に係る同期データを読み出す際、時刻サーバから伝達される標準時の番組開始時刻からの経過時間をその放送番組の補正率で補正した補正時間を計時時刻として定めてもよい。これにより、符号化において参照したクロックに基づく計時時刻の時間間隔が得られるので、そのクロックに基づく時間経過が再現される。
また、上述の送信装置10の全部または一部、例えば、計時部116、コンテンツ編成部120、同期データ生成部124、受信装置20の全部または一部、例えば、計時部218、AVコンテンツ抽出部220、提示処理部230の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、それらの機能を実現してもよい。また、これらのプログラムは、各部ごとに分割されていてもよい。例えば、提示処理部230の機能を実現するためのブラウザは、その他の機能を実現するためのプログラムと別個であってもよい。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、プロセッサ、記憶媒体、周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。
なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で一体化する構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えば、RAM(Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…放送システム、10…送信装置、20…受信装置、112…AVコンテンツ蓄積部、116…計時部、120…コンテンツ編成部、122…AVコンテンツ符号化部、124…同期データ生成部、126…多重化部、128…変調部、130…送信部、212…受信部、214…復調部、216…分離部、218…計時部、220…AVコンテンツ抽出部、222…AVコンテンツ保存部、224…データ放送コンテンツ保存部、230…提示処理部、232…AVコンテンツ復号部、240…提示部、250…入力部

Claims (7)

  1. 放送される多重化データを受信する受信部と、
    所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データと、前記同期時刻と同期して符号化されたコンテンツデータを前記多重化データから分離する分離部と、
    前記コンテンツデータを復号したコンテンツを前記同期時刻と同期して出力する提示処理部と、を備える受信装置であって、
    ブラウザにより前記受信装置のコンピュータが、前記提示処理部としての機能を奏する
    受信装置。
  2. 前記同期時刻と同期した時刻である計時時刻を計時する計時部を備え、
    前記提示処理部は、
    所定の基準時を基準とする前記計時時刻が、前記コンテンツの提示時刻となるとき、復号した前記コンテンツを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記コンテンツデータを復号する復号部を備え、
    前記復号部は、
    前記計時時刻が、前記コンテンツデータの復号時刻となるとき、
    符号化された前記コンテンツデータを復号する
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記コンテンツデータは、前記提示時刻におけるコンテンツの提示を指示するデータ放送コンテンツと対応付けて取得され
    前記提示処理部は、
    前記データ放送コンテンツを解析し、前記提示時刻を特定する
    請求項2または請求項3に記載の受信装置。
  5. 所定のクロックに基づいて定めた同期時刻を示す同期データを生成する同期データ生成部と、
    前記同期時刻と同期してコンテンツを符号化してコンテンツデータを生成する符号化部と、
    前記同期データと前記コンテンツデータを多重化して多重化データを生成する多重化部と、
    前記多重化データを放送で送信する送信部と、を備える送信装置と、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受信装置と、を備える
    放送システム。
  6. コンピュータに
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受信装置、
    として機能させるためのプログラム。
  7. 放送される多重化データを受信する受信部を備える受信装置における方法であって、
    前記受信装置が、
    所定のクロックに基づいて計時された同期時刻を示す同期データと、前記同期時刻と同期して符号化されたコンテンツデータを前記多重化データから分離する分離ステップと、
    前記コンテンツデータを復号したコンテンツを前記同期時刻と同期して出力する提示処理ステップとを実行する受信方法であって、
    ブラウザにより前記受信装置のコンピュータが、前記提示処理ステップを実行する
    受信方法。
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