JP2023119621A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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武尚 齊藤
Takenao Saito
直樹 藤原
Naoki Fujiwara
義弘 梅澤
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Abstract

【課題】パーティクルの発生を抑えると共に、プラズマ処理の均一性を向上させる。【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバと、誘電体窓と、アンテナと、電力供給部とを備える。アンテナは、誘電体窓を介してチャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。アンテナは、アンテナの一端である第1の端部が開放され、アンテナの他端である第2の端部が接地され、第2の端部の近傍に電力供給部からRF電力が供給され、電力供給部から供給されたRF波電力の1/4波長で共振するように構成されている。また、アンテナは、第1の端部から第2の端部へ向かって第1の距離離れた第1の位置よりも第1の端部側のアンテナの部分である第1の部分と、第1の位置から第2の端部までのアンテナの部分である第2の部分とを有する。第1の部分と誘電体窓の下面との間の距離は、第2の部分と誘電体窓の下面との間の距離よりも長い。【選択図】図2

Description

本開示の種々の側面および実施形態は、プラズマ処理装置に関する。
下記の特許文献1には、渦巻形状を有する渦巻アンテナに、高周波電源6からマッチングボックス5を介して高周波電流を印加することにより、効率よく交番電界を形成することができるプラズマ装置が開示されている。
特開平11-354511号公報
本開示は、パーティクルの発生を抑えると共に、プラズマ処理の均一性を向上させることができるプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一側面は、プラズマ処理装置であって、チャンバと、誘電体窓と、アンテナと、電力供給部とを備える。チャンバは、基板を収容する。誘電体窓は、チャンバの上部を構成する。アンテナは、誘電体窓を介してチャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。電力供給部は、アンテナにRF(Radio Frequency)電力を供給する。アンテナは、アンテナの一端である第1の端部が開放され、アンテナの他端である第2の端部が接地され、第2の端部の近傍に電力供給部からRF電力が供給され、電力供給部から供給されたRF波電力の1/4波長で共振するように構成されている。また、アンテナは、第1の端部から第2の端部へ向かって第1の距離離れた第1の位置よりも第1の端部側のアンテナの部分である第1の部分と、第1の位置から第2の端部までのアンテナの部分である第2の部分とを有する。第1の部分と誘電体窓の下面との間の距離は、第2の部分と誘電体窓の下面との間の距離よりも長い。
本開示の種々の側面および実施形態によれば、パーティクルの発生を抑えると共に、プラズマ処理の均一性を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す概略断面図である。 図2は、第1の実施形態におけるアンテナの配置の一例を示す概略斜視図である。 図3は、第1の実施形態におけるアンテナの形状の一例を説明するための模式図である。 図4は、第1の実施形態におけるアンテナの各部の長さの関係の一例を説明するための模式図である。 図5は、アンテナから放射される電界の分布を説明するための図である。 図6Aは、アンテナと誘電体窓の下面との距離の分布の一例を示す図である。 図6Bは、誘電体窓の下面における電界強度の分布の一例を示す図である。 図7は、アンテナと誘電体窓の下面との距離の分布の一例、および、誘電体窓の下面における電界強度の分布の一例を示す図である。 図8は、アンテナの形状の他の例を示す模式図である。 図9は、アンテナの形状の他の例を示す模式図である。 図10は、第2の実施形態におけるアンテナの構成の一例を示す模式図である。 図11Aは、アンテナの構成の他の例を示す模式図である。 図11Bは、アンテナの構成の他の例を示す模式図である。 図11Cは、アンテナの構成の他の例を示す模式図である。 図12は、第3の実施形態におけるアンテナおよび誘電体窓の形状の一例を示す模式図である。 図13は、第3の実施形態における誘電体窓の下面の形状の一例を示す概略斜視図である。 図14は、アンテナに沿う方向から見た場合のアンテナの周辺における誘電体窓の突条部の形状の一例を示す断面図である。 図15は、アンテナに直交する方向から見た場合のアンテナの端部付近における誘電体窓の突条部の形状の一例を示す断面図である。 図16は、第4の実施形態におけるアンテナの配置の一例を示す概略斜視図である。
以下に、開示されるプラズマ処理装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示されるプラズマ処理装置が限定されるものではない。
ところで、アンテナから電磁波を放射する方式として、アンテナの共振現象を用いた方式が知られている。このような方式では、例えば、アンテナの一端を開放し、アンテナの他端を接地し、他端の近傍にRF電力を供給し、RF電力の波長の1/4倍の波長でアンテナを共振させる。この場合、アンテナの中央部よりもアンテナの開放端の方がアンテナから放射さる電界の強度が高くなる。そのため、アンテナの開放端において、アンテナから放射される電界によりイオン等の荷電粒子が引き寄せられ、引き寄せられた荷電粒子によりアンテナの開放端の近傍の部材がスパッタリングされる場合がある。これにより、アンテナの開放端の近傍の部材からパーティクルが発生する場合がある。
また、アンテナの開放端の近傍では、アンテナから放射される電界の強度分布が急激に変化するため、アンテナから放射される電界の強度分布が乱れる。これにより、アンテナの開放端の近傍においてプラズマの分布が乱れ、プラズマを用いた基板の処理の均一性が低下する場合がある。
そこで、本開示は、パーティクルの発生を抑えると共に、プラズマ処理の均一性を向上させることができる技術を提供する。
(第1の実施形態)
[プラズマ処理装置10の構成]
図1は、第1の実施形態におけるプラズマ処理装置10の一例を示す概略断面図である。プラズマ処理装置10は、アルミニウム等の導電体により形成されたチャンバ11を備える。チャンバ11の側壁には、基板Wを搬入および搬出するための開口110が形成されており、ゲートバルブ111により開閉可能となっている。チャンバ11は接地されている。
チャンバ11の底の略中央には、アルミニウム等の導電性の材料で構成され、処理対象の基板Wが載せられる略円板形状のサセプタ21が設けられている。サセプタ21は、プラズマ中のイオンの引き込み用(バイアス用)の電極としても機能する。サセプタ21は、絶縁体からなる略円筒形状のサセプタ支持部22によって支持されている。
また、サセプタ21には、給電棒32および整合器31を介してバイアス用のRF電源30が接続されている。サセプタ21には、RF電源30から、例えば13MHzの周波数のRF電力が供給される。RF電源30からサセプタ21に供給されるRF電力の周波数および電力は、後述する制御装置100によって制御される。
サセプタ21の上面には、静電吸着力により基板Wを保持するための静電チャック23が設けられており、静電チャック23の外周側には、基板Wの周囲を囲むようにエッジリング24が設けられている。エッジリング24は、フォーカスリングと呼ばれることもある。
また、サセプタ21の内部には、例えば冷却水等の冷媒を通流させるための流路212が形成されている。流路212は、配管213を介して不図示のチラーユニットに接続されており、当該チラーユニットから温度調節された冷媒が配管213を介して流路212内に供給される。チラーユニットにおける冷媒の温度は、後述する制御装置100によって制御される。
サセプタ21の内部には、静電チャック23と基板Wとの間に、例えばHeガス等の伝熱ガスを供給するためのガス供給管214が設けられている。ガス供給管214は、静電チャック23を貫通しており、ガス供給管214内の空間は、静電チャック23と基板Wとの間の空間に連通している。
また、サセプタ支持部22の外側壁とチャンバ11の内側壁との間には、多数の貫通孔が形成された環状のバッフル板12が設けられている。また、チャンバ11の底には、排気口13が形成されている。排気口13は、排気管14を介して排気装置15に接続されている。排気装置15は、後述する制御装置100によって制御される。
チャンバ11の上部には、例えば石英等の誘電体により略円板状に形成された誘電体窓53が設けられている。誘電体窓53は、チャンバ11の上部を構成する。誘電体窓53の上方側の空間は、アルミニウム等の導電体により略円筒状に形成されたシールドボックス51によって覆われている。シールドボックス51は、チャンバ11を介して接地されている。シールドボックス51および誘電体窓53の中央には開口が形成されており、当該開口には、チャンバ11内に処理ガスを供給するためのガス供給管41が設けられている。
ガス供給管41には、バルブ46およびMFC(Mass Flow Controller)45を介してガス供給源44が接続されている。本実施形態において、ガス供給源44は、例えばCF4ガスや塩素ガス等のエッチング用の処理ガスの供給源である。MFC45は、ガス供給源44から供給される処理ガスの流量を制御する。バルブ46は、MFC45によって流量が制御された処理ガスのガス供給管41内への供給および供給遮断を制御する。ガス供給管41内に供給された処理ガスは、噴射部42を介してチャンバ11内に供給される。
チャンバ11の上方であって、誘電体窓53とシールドボックス51とで囲まれた空間内には、導電性の材料により線状に形成されたアンテナ54が収容されている。アンテナ54は、ガス供給管41を囲むようにガス供給管41の周囲に設けられている。
本実施形態において、アンテナ54は、例えば銅等の導電性の線状の材料により渦巻状に形成されている。アンテナ54の一端は開放されており、アンテナ54の他端は接地されている。また、アンテナ54の他端の近傍には、整合器62を介して、プラズマ生成用のRF電力を供給するためのRF電源61が接続されている。RF電源61は、例えば27MHzの周波数のRF電力を整合器62を介してアンテナ54に供給する。RF電源61は、電力供給部の一例である。
アンテナ54は、RF電源61から供給されたRF電力の波長の1/4倍の波長で共振することにより、誘電体窓53を介してチャンバ11内にRF電力を放射し、チャンバ11内の処理ガスをプラズマ化させる。
制御装置100は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリと、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサとを有する。制御装置100内のメモリには、レシピ等のデータやプログラム等が格納されている。制御装置100内のプロセッサは、制御装置100内のメモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置100内のメモリに格納されたレシピ等のデータに基づいてプラズマ処理装置10の各部を制御する。
[アンテナ54の配置]
図2は、第1の実施形態におけるアンテナ54の配置の一例を示す概略斜視図である。本実施形態において、アンテナ54の一端である第1の端部POは開放されており、アンテナ54の他端である第2の端部PGは接地されている。第2の端部PGは、例えばシールドボックス51に接続されている。第2の端部PGの近傍のノードPSには、整合器62を介してRF電源61に接続されている。
本実施形態において、アンテナ54は、ガス供給管41の周囲に、2周以上、略円形の渦巻状に形成されている。また、本実施形態におけるアンテナ54の第1の端部PO付近は、例えば図2に示されるように、第1の端部POから予め定められた長さの範囲において、誘電体窓53から離れるような形状となっている。
図3は、第1の実施形態におけるアンテナ54の形状の一例を説明するための模式図である。図3には、アンテナ54の延在方向に沿ってアンテナ54および誘電体窓53を展開した場合のアンテナ54および誘電体窓53の一例が模式的に示されている。本実施形態において、誘電体窓53の下面(アンテナ54側の面と反対側の面)は、平坦である。
図3の例において、第1の端部POからアンテナ54に沿って予め定められた距離L1離れたアンテナ54上の位置を位置P1と定義する。本実施形態において、第2の端部PGからアンテナ54に沿って予め定められた距離LG離れたアンテナ54上の位置がノードPSである。また、図3の例において、端部部分541は、位置P1よりも第1の端部PO側の範囲のアンテナ54の部分であり、端部部分542は、ノードPSよりも第2の端部PG側の範囲のアンテナ54の部分である。また、図3の例において、中間部分543は、位置P1からノードPSまでの距離L2の範囲のアンテナ54の部分である。位置P1は第1の位置の一例であり、距離L1は第1の距離の一例であり、距離LGは第2の距離の一例である。また、端部部分541は第1の部分の一例であり、中間部分543および端部部分542は第2の部分の一例である。
本実施形態において、アンテナ54の端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離Δd1は、例えば図3に示されるように、アンテナ54の中間部分543および端部部分542と誘電体窓53の下面との間の距離Δd2よりも長い。本実施形態において、端部部分541では、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従って、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離が長くなるように構成されている。なお。本実施形態において、アンテナ54の中間部分543および端部部分542と誘電体窓53の下面との間の距離Δd2は、例えば図3に示されるように略一定となるように構成されている。
図4は、第1の実施形態におけるアンテナ54の各部の長さの関係の一例を説明するための模式図である。RF電源61は、整合器62を介して、第2の端部PGの近傍のノードPSにRF電力を供給する。本実施形態において、第2の端部PGとノードPSとの間のアンテナ54の長さLGは、RF電力の波長の0.7%未満の長さである。例えば、RF電力の周波数が27MHzである場合、長さLGは、例えば70mm未満である。これにより、アンテナ54を、RF電源61から供給されたRF電力の波長の1/4倍の波長で効率よく共振させることができる。
ここで、例えば図5に示されるように、アンテナ54から電界E0の電磁波が放射された場合、アンテナ54から距離rの地点における電束密度Drは、例えば下記の(1)式のように表される。
Figure 2023119621000002
上記(1)式におけるαは、比例定数である。
アンテナ54を構成する線路の長さを2Lとした場合、線路の中央部を基準として、線路の中央部から線路に沿って距離x離れた位置において線路上に発生する電圧V(x)は、例えば下記の(2)式のように表される。
Figure 2023119621000003
上記(2)式におけるVmは、線路に発生する電圧の最大値である。
ここで、線路から放射される電界の強度E0(x)は、線路に発生する電圧V(x)に比例する。また、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離をz(x)と定義すると、誘電体窓53の下面における電界の強度E(x)は、距離z(x)に反比例する。従って、誘電体窓53の下面における電界の強度E(x)は、例えば下記の(3)式のように表される。
Figure 2023119621000004
例えば図6Aに示されるように、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)がアンテナ54の線路全体にわたって一定である場合、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)は、例えば図6Bのように分布する。図6Aは、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)の分布の一例を示す図である。図6Bは、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)の分布の一例を示す図である。
図6Aの縦軸では、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)が1に規格化されている。また、図6Aの横軸では、長さ2Lのアンテナ54の線路の中央部を基準として、中央部から線路の端部までの線路上の距離が長さLで規格化されている。また、図6Bの縦軸では、アンテナ54の線路に対応する誘電体窓53の下面の各位置における電界強度E(x)が、アンテナ54の線路の端部に対応する誘電体窓53の下面の位置の電界強度で規格化されている。また、図6Bの横軸では、長さ2Lのアンテナ54の線路の中央部に対応する誘電体窓53の下面の位置を基準として、中央部から線路の端部までの線路に対応する誘電体窓53の下面の各位置までの距離が長さLで規格化されている。
ここで、誘電体窓53の下面がスパッタリングされても誘電体窓53の下面からパーティクルが発生しない最大の電界強度をEmaxと定義する。誘電体窓53の下面からパーティクルが発生しないようにするためには、例えば下記の(4)式に示されるように、誘電体窓53の下面における電界の強度E(x)は、電界強度Emax以下である必要がある。
Figure 2023119621000005
上記(4)式により、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)は、下記の(5)式を満たす必要がある。
Figure 2023119621000006
例えば図6Bに示された電界強度E(x)の分布において、誘電体窓53の下面からパーティクルが発生しない最大の電界強度Emaxを、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)の最大値の0.8倍であると仮定する。図6Bを参照すると、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)の最大値の0.8倍以上となるアンテナ54の線路の範囲は、線路の端部からΔLまでの範囲である。この範囲において、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離を増加させれば、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)を低く抑えることができる。
そこで、線路の端部からΔLまでの範囲において、線路の形状を、誘電体窓53の下面の電界強度E(x)の増加を相殺するような曲線状にすることが考えられる。即ち、端部部分541の形状を、端部部分541と誘電体窓53の下面との距離z(x)が、端部部分541の線路上の位置毎に、当該位置に発生した電圧の大きさに応じた距離となる形状とすることが考えられる。同様に、端部部分542の形状を、端部部分542と誘電体窓53の下面との距離z(x)が、端部部分542の線路上の位置毎に、当該位置に発生した電圧の大きさに応じた距離である形状とすることが考えられる。このような曲線は、例えば下記の(6)式で表される。
Figure 2023119621000007
上記(6)式において、Emaxを、例えばアンテナ54と誘電体窓53の下面との距離が一定である場合における誘電体窓53の下面の電界強度の最大値の0.8倍に設定すると、端部からΔLまでの範囲のアンテナ54の形状は、例えば図7の上のグラフの実線のようになる。この場合、線路の端部からΔLまでの範囲に対応する誘電体窓53の下面の電界強度E(x)は、例えば図7の下のグラフに示されるように、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)の最大値の0.8倍に抑えられる。このように、端部部分541と誘電体窓53の下面との距離は、端部部分541に発生した電圧によって端部部分541の下方の誘電体窓53の下面に発生する電界の強度が予め定められた強度以下となる距離である。同様に、端部部分542と誘電体窓53の下面との距離は、端部部分542に発生した電圧によって端部部分541の下方の誘電体窓53の下面に発生する電界の強度が予め定められた強度以下となる距離である。
なお、例えば図7の上のグラフの点線で示されるように、距離z(x)が(6)式で表される距離z(x)よりも長くなる形状であれば、例えば図7の下のグラフの点線で示されるように、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)の最大値の0.8倍よりもさらに低くなる。なお、アンテナ54の加工の容易性の観点では、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)が一定の増加率で増加させる形状の方が好ましい。そのため、本実施形態のアンテナ54では、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)を一定の増加率で増加させる形状が採用されている。即ち、本実施形態において、端部部分541は、アンテナ54の線路に沿って位置P1から端部Poへ進むに従って誘電体窓53の下面から離れるように延在している。
また、誘電体窓53の下面における電界強度E(x)が低くなりすぎると、チャンバ11内においてプラズマの着火が難しくなる場合がある。そのため、アンテナ54と誘電体窓53の下面との距離z(x)は、プラズマが容易に着火する範囲内の電界強度をチャンバ11内に放射可能な距離であることが好ましい。
なお、本実施形態のアンテナ54において、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離は、例えば図3に示されるように、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従って直線的に長くなっている。しかし、開示の技術はこれに限られない。例えば図8に示されるように、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離は、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従って曲線的に長くなっていてもよい。あるいは、例えば図9に示されるように、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離は、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従ってステップ状に長くなっていてもよい。ただし、いずれの場合であっても、端部部分541は、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度が予め定められた強度となる位置540よりも、誘電体窓53の下面から離れた位置にあることが好ましい。
このように、アンテナ54に沿って第1の端部POへ進むに従って、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離が長くなることで、第1の端部POの近傍において、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度を、予め定められた強度以下とすることができる。また、これにより、アンテナ54の第1の端部PO付近の下方において、電界強度の急激な変化を抑制することができ、チャンバ11内のプラズマの分布の偏りを抑制することができる。従って、チャンバ11内におけるプラズマ処理の均一性を向上させることができる。
以上、第1の実施形態について説明した。上記説明から明らかなように、本実施形態のプラズマ処理装置10は、チャンバ11と、誘電体窓53と、アンテナ54と、RF電源61とを備える。チャンバ11は、基板Wを収容する。誘電体窓53は、チャンバ11の上部を構成する。アンテナ54は、誘電体窓53を介してチャンバ11の上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。RF電源61は、アンテナ54にRF電力を供給する。アンテナ54は、アンテナ54の一端である第1の端部POが開放され、アンテナ54の他端である第2の端部PGが接地され、第2の端部PGの近傍にRF電源61からRF電力が供給され、RF電源61から供給されたRF波電力の1/4波長で共振するように構成されている。また、54は、第1の端部POから第2の端部PGへ向かって距離L1離れた位置P1よりも第1の端部PO側のアンテナ54の部分である端部部分541と、位置P1から第2の端部PGまでのアンテナ54の部分である中間部分543および端部部分542とを有する。端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離Δd1は、中間部分543および端部部分542と誘電体窓53の下面との間の距離Δd3よりも長い。これにより、パーティクルの発生を抑えると共に、プラズマ処理の均一性を向上させることができる。
また、上記した第1の実施形態において、端部部分541では、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従って、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離が長くなる。これにより、第1の端部POの近傍において、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度を小さくすることができる。
また、上記した第1の実施形態において、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離は、端部部分541のアンテナ54上の位置毎に、当該位置に発生した電圧の大きさに応じた距離である。これにより、第1の端部POの近傍において、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度を予め定められた強度以下にすることができる。
また、上記した第1の実施形態において、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離は、端部部分541に発生した電圧によって端部部分541の下方の誘電体窓53の下面に発生する電界の強度が予め定められた強度以下となる距離である。これにより、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度を予め定められた強度以下にすることができる。
また、上記した第1の実施形態において、誘電体窓53の下面は平坦であり、端部部分541は、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POへ進むに従って誘電体窓53の下面から離れるように延在している。これにより、第1の端部POの近傍において、誘電体窓53の下面に発生する電界の強度を小さくすることができる。
また、上記した第1の実施形態において、RF電源61は、第2の端部PGから距離LG離れたアンテナ54の位置にRF電力を供給する。また、距離LGは、RF電力の波長の0.7%未満の長さである。これにより、アンテナ54を、RF電源61から供給されたRF電力の波長の1/4倍の波長で効率よく共振させることができる。
また、上記した第1の実施形態において、アンテナ54は、導電性の線状の材料により渦巻状に形成されている。これにより、アンテナ54からチャンバ11内に放射される電磁波の偏りを抑制することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態のアンテナ54では、端部部分541と中間部分543とがなす角度は固定であるが、本実施形態のアンテナ54では、端部部分541と中間部分543とがなす角度が変更可能である。図10は、第2の実施形態におけるアンテナの構成の一例を示す模式図である。図10には、アンテナ54の延在方向に沿ってアンテナ54を展開した場合のアンテナ54の形状の一例が模式的に示されている。
アンテナ54上の位置P1には、例えば図10に示されるように、可動部548が設けられており、端部部分541は、位置P1を中心として回動可能である。これにより、プラズマの着火時には、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面とが近付くように、端部部分541を回動させることができる。これにより、アンテナ54の第1の端部POから放射される電界により、プラズマを容易に着火させることができる。
そして、プラズマの着火後は、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面とが離れるように端部部分541を回動させる。これにより、プラズマ処理中におけるパーティクルの発生を抑えることができる。
なお、プラズマ処理の累積時間が長くなると、誘電体窓53の下面に反応副生成物が付着し、アンテナ54から放射された電界が、チャンバ11内の処理ガスに届きにくくなる場合がある。その場合には、プラズマ処理の累積時間に応じて、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面とが近付くように、端部部分541を回動させてもよい。これにより、プラズマの状態の変動を抑えることができる。
また、例えば図11A~図11Cに示されるように、アンテナ54上に可動部548が複数設けられてもよい。図11A~図11Cは、アンテナ54の構成の他の例を示す模式図である。そして、プラズマ着火時には、アンテナ54の形状を例えば図11Aに示されるような形状とし、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面との距離を短くする。これにより、プラズマをより容易に着火させることができる。また、プラズマの着火後は、アンテナ54の形状を例えば図11Bに示されるような形状とし、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面との距離を長くする。これにより、チャンバ11内のパーティクルの発生を抑えることができる。また、誘電体窓53の下面への反応副生成物の付着等によりチャンバ11内に放射される電界の強度が低下した場合には、アンテナ54の形状を例えば図11Cのような形状とし、端部部分541の第1の端部POと誘電体窓53の下面との距離を短くする。これにより、プラズマの状態の変動を抑えることができる。
以上、第3の実施形態について説明した。本実施形態において、アンテナ54の端部部分541は、位置P1を中心として誘電体窓53から離れる方向および誘電体窓53に近付く方向に回動可能である。これにより、プラズマをより容易に着火させることができると共に、プラズマ処理中におけるパーティクルの発生を抑えることができる。また、プラズマの状態の変動を抑えることができる。
(第3の実施形態)
上記した第1の実施形態におけるアンテナ54は、下面が平坦な誘電体窓53に対して、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離が、中間部分543および端部部分542と誘電体窓53の下面との間の距離よりも長くなるように構成されている。これに対し、本実施形態では、1つの平面に含まれる形状に構成されたアンテナ54に対して、端部部分541に対応する誘電体窓53の下面がアンテナ54から離れる方向に突出する形状となっている。このようにしても、端部部分541と誘電体窓53の下面との間の距離を、中間部分543および端部部分542と誘電体窓53の下面との間の距離よりも長くすることができる。
図12は、第3の実施形態におけるアンテナ54および誘電体窓53の形状の一例を示す模式図である。図13は、第3の実施形態における誘電体窓53の下面の形状の一例を示す概略斜視図である。図12には、アンテナ54を構成する線路の延在方向に沿ってアンテナ54および誘電体窓53を展開した場合のアンテナ54および誘電体窓53の一例が模式的に示されている。本実施形態において、アンテナ54は、銅等の導電性の線状の部材により、1つの平面に含まれる略円形の渦巻き状に形成されている。
本実施形態において、誘電体窓53には、例えば図12および図13に示されるように、アンテナ54の端部部分541に対応する誘電体窓53の下面において、アンテナ54から離れる方向に突出する突条部531が形成されている。突条部531は、アンテナ54に沿って位置P1から第1の端部POに対応する位置に近づくに従って、アンテナ54から離れる方向への突出量が大きくなるように形成されている。
なお、端部部分541に沿う方向における突条部531の断面形状は、例えば図14に示されるように、端部部分541の表面と誘電体窓53の下面との間の距離がΔd1となるような形状に形成されることが好ましい。また、端部部分541の第1の端部PO付近における突条部531の断面形状についても、例えば図15に示されるように、端部部分541の表面と誘電体窓53の下面との間の距離がΔd1となるような形状に形成されることが好ましい。
以上、第3の実施形態について説明した。上記説明から明らかなように、本実施形態において、端部部分541の下方の誘電体窓53の下面は、アンテナ54から離れる方向へ突出しており、アンテナ54に沿って位置P1の下方から第1の端部POの下方へ進むに従って突出量が大きくなっている。このような構成でも、第1の端部PO付近における誘電体窓53の下面の電界の強度を抑えることができる。従って、プラズマ処理中におけるパーティクルの発生を抑えることができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態におけるアンテナ54は、内側(ガス供給管41側)から外側(誘電体窓53の外縁側)に渦巻状に形成され、RF電源61からRF電力が供給されるノードPSが内側に配置され、開放端の第1の端部POが外側に配置されている。これに対し、本実施形態におけるアンテナ54は、例えば図16に示されるように、外側から内側に渦巻状に形成され、RF電源61からRF電力が供給されるノードPSが外側に配置され、開放端の第1の端部POが内側に配置されている。図16は、第4の実施形態におけるアンテナ54の配置の一例を示す概略斜視図である。このような構成であっても、プラズマ処理中におけるパーティクルの発生を抑えることができる。
[その他]
なお、本開示は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した各実施形態におけるアンテナ54は、導電性の線状の部材により略円形の渦巻状に形成されているが、開示の技術はこれに限られない。他の形態として、アンテナ54の全長が、供給されるRF波電力の波長の1/4倍の整数倍の長さであれば、アンテナ54の形状は、リング状(1周のみの略円形の形状)、直線状、十字状、放射状、ジグザグ状等の形状であってもよい。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
W 基板
10 プラズマ処理装置
100 制御装置
11 チャンバ
110 開口
111 ゲートバルブ
12 バッフル板
13 排気口
14 排気管
15 排気装置
21 サセプタ
212 流路
213 配管
214 ガス供給管
22 サセプタ支持部
23 静電チャック
24 エッジリング
30 RF電源
31 整合器
32 給電棒
41 ガス供給管
42 噴射部
44 ガス供給源
45 MFC
46 バルブ
51 シールドボックス
53 誘電体窓
531 突条部
54 アンテナ
540 位置
541 端部部分
542 端部部分
543 中間部分
548 可動部
61 RF電源
62 整合器

Claims (9)

  1. 基板を収容するチャンバと、
    前記チャンバの上部を構成する誘電体窓と、
    前記誘電体窓を介して前記チャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されたアンテナと、
    前記アンテナにRF(Radio Frequency)電力を供給する電力供給部と
    を備え、
    前記アンテナは、
    前記アンテナの一端である第1の端部が開放され、前記アンテナの他端である第2の端部が接地され、前記第2の端部の近傍に前記電力供給部からRF電力が供給され、前記電力供給部から供給されたRF波電力の1/4波長で共振するように構成されており、
    前記第1の端部から前記第2の端部へ向かって前記アンテナに沿って第1の距離離れた第1の位置よりも前記第1の端部側の前記アンテナの部分である第1の部分と、
    前記第1の位置から前記第2の端部までの前記アンテナの部分である第2の部分と
    を有し、
    前記第1の部分と前記誘電体窓の下面との間の距離は、前記第2の部分と前記誘電体窓の下面との間の距離よりも長いプラズマ処理装置。
  2. 前記第1の部分では、前記アンテナに沿って前記第1の位置から前記第1の端部へ進むに従って、前記第1の部分と前記誘電体窓の下面との間の距離が長くなる請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1の部分と前記誘電体窓の下面との間の距離は、前記第1の部分の前記アンテナ上の位置毎に、当該位置に発生した電圧の大きさに応じた距離である請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第1の部分と前記誘電体窓の下面との間の距離は、前記第1の部分に発生した電圧によって前記第1の部分の下方の前記誘電体窓の下面に発生する電界の強度が予め定められた強度以下となる距離である請求項1から3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記誘電体窓の下面は平坦であり、
    前記第1の部分は、前記アンテナに沿って前記第1の位置から前記第1の端部へ進むに従って前記誘電体窓の下面から離れるように延在している請求項1から4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記第1の部分は、前記第1の位置を中心として前記誘電体窓から離れる方向および前記誘電体窓に近付く方向に回動可能である請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第1の部分の下方の前記誘電体窓の下面は、前記アンテナから離れる方向へ突出しており、前記アンテナに沿って前記第1の位置の下方から前記第1の端部の下方へ進むに従って突出量が大きくなっている請求項1から4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記電力供給部は、前記第2の端部から第2の距離離れた前記アンテナの位置にRF電力を供給し、
    前記第2の距離は、RF電力の波長の0.7%未満の長さである請求項1から7のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記アンテナは、導電性の線状の材料により渦巻状に形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
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