JP2023117889A - 分光器および分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分光精度を向上させた分光器を提供する。【解決手段】外部からの光を第1光通過部11を通して入射させる光入射手段1と、光入射手段によって入射された光を波長分散させる回折格子2と、回折格子による波長分散光を反射する反射面32を有し、反射面の傾きが可変である反射手段3と、反射手段によって反射された波長分散光に含まれる異なる波長の光のうち一部の光を、第2光通過部41を通して外部に出射させる光出射手段4と、を有し、以下の(1)式および(2)式の条件を満足する。|θr|<|θm|・・・(1)|θr|<|θM|・・・(2)(θmは、波長分散光における最小波長の光が第2光通過部に入射する入射角を表し、θMは、波長分散光における最大波長の光が第2光通過部に入射する入射角を表し、θrは、最小波長と最大波長との範囲内から選択される波長の光が第2光通過部に入射する入射角を表す。)【選択図】図1

Description

本発明は、分光器および分析装置に関する。
従来、測定光を波長ごとに分光することにより、波長ごとの分光スペクトルが得られるようにしたいわゆる分光器が知られている。
分光器には、反射面の傾きが可変である反射手段により反射された光を共焦点光学系により集光し、集光された光を回折格子により波長ごとに異なる方向へ波長分散し、スリット付きミラーにより、波長分散された光のうち一部の波長の光のみを出射させる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の構成では、波長分散光に含まれる異なる波長の光のうちスリット付きミラー等の光出射手段に入射する光の入射角に応じて、光利用効率や、光出射手段から出射される迷光の強度が変化する場合がある。光利用効率や迷光の強度が変化すると、分光器による分光精度が低下する。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、分光器による分光精度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の分光器は、外部からの光を、第1光通過部を通して入射させる光入射手段と、前記光入射手段によって入射された前記光を波長分散させる回折格子と、前記回折格子による波長分散光を反射する反射面を有し、前記反射面の傾きが可変である反射手段と、前記反射手段によって反射された前記波長分散光に含まれる異なる波長の光のうち一部の光を、第2光通過部を通して外部に出射させる光出射手段と、を有し、以下の(1)式および(2)式の条件を満足する。
|θr|<|θm| ・・・(1)
|θr|<|θM| ・・・(2)
(λmは、前記波長分散光における波長の最小値を表し、λMは、前記波長分散光における波長の最大値を表し、λrは、前記波長分散光における異なる波長のうちλmとλMとの範囲内から選択される波長を表し、θmは、波長λmの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表し、θMは、波長λMの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表し、θrは、波長λrの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表す。)
本発明によれば、分光器による分光精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る分光器の全体構成を例示する斜視図である。 図1におけるII-II切断線に沿った断面図である。 第1実施形態に係る光出射部と光検出部の配置を例示する図である。 光出射部への入射角を例示する第1図であり、図4(a)は入射角θMの図、図4(b)は入射角θrの図、図4(c)は入射角θmの図である。 光出射部への入射角を例示する第2図であり、図5(a)は入射角θMの図、図5(b)は入射角θrの図、図5(c)は入射角θmの図である。 光出射部への入射角を例示する第3図であり、図6(a)は入射角θMの図、図6(b)は入射角θrの図、図6(c)は入射角θmの図である。 入射角に応じた光利用効率の変化例を示す第1図である。 入射角に応じた光利用効率の変化例を示す第2図である。 入射角に応じた光利用効率の変化例を示す第3図である。 第2実施形態に係る光入射部の投影像を説明する図である。 第2実施形態に係る光出射部の投影像を説明する図である。 第3実施形態に係る光入射部および光出射部の断面図である。 第1変形例に係る光入射部および光出射部の断面図である。 第2変形例に係る光入射部および光出射部の断面図である。 第3実施形態に係る非光通過部での反射光強度を説明する図である。 第3実施形態に係る光通過部内壁での反射を説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について詳細に説明する。各図面において、同一の構成部分には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
以下に示す実施形態は、本開示の技術思想を具体化するための分光器および分析装置を例示するものであって、本開示を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
[実施形態]
<分光器10の全体構成例>
図1は、実施形態に係る分光器10の全体構成を例示する斜視図である。分光器10は、光入射部1と、凹面回折格子2と、可動光反射部3と、光出射部4と、基板5と、光検出部6と、を有する。
光入射部1は、外部からの光Liを、第1光通過部11を通して入射させる光入射手段の一例である。光入射部1における第1光通過部11以外の領域は、光Liを通過させない第1非光通過部12を構成している。
第1光通過部11は、例えばピンホール形状、スリット形状等を有し、光の入射位置を決定したり、波長分解能を向上させたりするために設けられている。
凹面回折格子2は、光入射部1によって入射された光Liを波長分散させる回折格子の一例である。凹面回折格子2は、基板5上に形成されている。凹面回折格子2は、光Liを回折させることにより波長分散させつつ、波長分散光Ldを可動光反射部3に向けて反射する。波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光は、それぞれ集束しながら伝搬して、反射面32上の反射ライン33上の異なる位置に入射し、反射面32により反射される。
基板5の材料には、例えば半導体、ガラス、金属、樹脂等を適用できるが、これらに限定されるものではない。なお、凹面回折格子2は、基板5上に直接形成されてもよく、基板5上に形成された薄膜層、例えば樹脂層等の上に形成されてもよい。
可動光反射部3は、凹面回折格子2による波長分散光Ldを反射する反射面32を有し、反射面の傾きが可変である反射手段の一例である。可動光反射部3は、凹面回折格子2による波長分散光Ldを、反射面32により光出射部4に向けて反射する。
可動光反射部3は揺動軸31を有している。可動光反射部3は、揺動軸31周りに揺動することにより、波長分散光Ldを反射する反射面32の傾きを変化させることができる。
可動光反射部3は、例えば、半導体基板に半導体プロセス、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)プロセス等によって薄型且つ小型に形成可能である。また、半導体基板に可動光反射部3を形成することにより、圧電駆動、静電駆動、電磁駆動等の駆動素子部を半導体基板上にモノリシックに形成できる。これにより、分光器10は、モータ等の外部駆動装置を用いなくても可動光反射部3を駆動させることができるため、さらなる小型化が可能となる。但し、可動光反射部3が形成される基板は半導体に限定されるものではなく、ガラス、金属、樹脂等であってもよい。
光出射部4は、可動光反射部3によって反射された波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち一部の光を、第2光通過部41を通して外部に出射させる光出射手段の一例である。波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光うち一部の光は、その略焦点位置において第2光通過部41を通って外部に出射する。光出射部4における第2光通過部41以外の領域は、波長分散光Ldを通過させない第2非光通過部42を構成している。
第2光通過部41は、例えばピンホール形状、スリット形状等を有し、波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち一部の光の出射位置を決定したり、波長分解能を向上させたりするために設けられている。
波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光は、それぞれ反射面32上の反射ライン33上の異なる位置において反射され、光出射部4上の出射ライン43上の異なる位置に入射する。
可動光反射部3の反射面32が揺動軸31周りに傾きを変化させることにより、波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光それぞれの出射ライン43上における入射位置が変化する。
波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち、第2光通過部41の位置に入射する光は、第2光通過部41を通って出射する。光出射部4は、波長分散光Ldに含まれる波長であって、可動光反射部3の揺動角により決定される波長の光を、第2光通過部41を通して出射させることができる。
なお、光入射部1および光出射部4についても、基板上に形成されたものであってもよい。この場合、基板の材料には、例えば、半導体、ガラス、金属、樹脂等を適用できるが、これらに限定されるものではない。但し、基板の材料として半導体を用いると、半導体プロセス、MEMSプロセス等を用いて高精度且つ廉価に光入射部1および光出射部4を形成できるため好ましい。
光検出部6は、光出射部4からの出射光を検出する光検出手段の一例である。光検出部6には、例えばフォトダイオードを使用できる。近赤外領域の光Liを分光する場合には、InGaAsフォトダイオードが好ましい。
分光器10において、上記各構成部は、図1に示すように所定の位置に配置され、さらに所定の姿勢を維持できるように、筐体や治具等に対して固定されている。
<凹面回折格子2の構成例>
図2は、凹面回折格子2の構成を例示する図であり、図1におけるII-II切断線に沿った断面図である。
図2に示すように、凹面回折格子2は、反射部材15を有する。具体的には、基板5の上面に凹曲面が形成されており、この凹曲面に回折格子が形成されている。さらに、回折格子の表面に、反射率を向上させるためのAl、Ag、Au、Pt等の金属材料を用いた反射部材15が形成されている。例えば、基板5の凹曲面に対してレジストを塗布し、干渉露光法等を用いてレジストに格子パターンを形成し、ドライエッチング等を行うことにより、基板5の凹曲面に回折格子を形成できる。
凹面回折格子2には、例えば、回折格子の溝部の断面形状として、矩形形状、正弦波形状、ノコギリ波形状等を有するものを適用できる。
凹面回折格子2は、反射部材15を有さない構成であってもよい。また、凹面回折格子2の構成は、同様の波長分散機能を有するものであれば、図2に例示したものに限定されない。光入射部1から平行光が入射する場合には、凹面回折格子2の代わりに平面回折格子を用いることによっても、同様の波長分散機能が得られる。この場合には、平面回折格子の傾きを変える構成を採用した場合に必要となる複雑な装置構成(例えば、平面回折格子の前後で光を平行光にするためのコリメート光学系等)は不要である。
凹面回折格子2では、基板5の上面に形成された凹曲面に薄膜状の樹脂層が形成され、この樹脂層に回折格子が形成されていてもよい。この場合には、反射率を向上させるために、樹脂層に形成された回折格子の表面に、Al、Ag、Au、Pt等の金属材料を用いた反射部材が形成されることが好ましい。
<光出射部4と光検出部6の配置例>
図3は、光出射部4と光検出部6の配置を例示する図であり、光出射部4および光検出部6の側面図である。
図3に示すように、光出射部4は、光検出部6に接触するように設けられている。光検出部6は、接着部材または粘着部材等により光出射部4を接着することによって、光出射部4を支持している。
光出射部4と光検出部6とを接着する接着部材または粘着部材には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム又はエラストマー、シリコーン系、編成シリコーン系を含むもの等を使用できる。光検出部6は、電力消費により温度上昇する場合があるため、該接着部材は、光出射部4の熱変形を抑制する応力緩和特性に優れた接着部材あるいは粘着部材であることが望ましい。なお、光検出部6は、光出射部4に接触せずに、接着部材以外の部材を介して、光出射部4に近接した状態において光出射部4を接着支持してもよい。
光検出部6は、受光窓61を含んでいる。光出射部4の第2光通過部41を通過した出射光は、受光窓61を通して光検出部6により検出される。
入射角θrは、波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち、所定波長としての波長λrの光Lrが光出射部4に入射する入射角を表す。より詳しくは、入射角θrは、受光窓61の略中心を通り、受光窓61の略法線方向に延伸する受光中心軸60と、光Lrの中心軸である光軸Lr1と、がなす角度である。光軸Lr1は光Lrの主光線ということもできる。
ここで、受光中心軸60に沿って光出射部と光検出部が離隔していると、入射角θrが大きい場合には、第2光通過部を通過した光Lrの光検出部への入射位置と受光中心軸60との間の距離が長くなるため、光Lrが光検出部の受光窓に入射せず、光検出部によって検出されない場合がある。
本実施形態では、光検出部6を光出射部4に接触または近接するように設けているため、入射角θrが大きい場合にも、光Lrの光検出部6への入射位置を受光中心軸60に近づけることができる。これにより、入射角θrが大きい場合にも光Lrが受光窓61に入射するため、光検出部6は光Lrを検出可能になる。
また、受光中心軸60に沿って光出射部と光検出部が離隔し、光出射部および光検出部がそれぞれ別部材により支持されていると、光出射部と光検出部との間の相対的な位置が変動しやすくなる。本実施形態では、光検出部6が光出射部4を支持するため、光出射部4と光検出部6との間の相対的な位置変動を抑制可能である。
<光出射部4への入射角と光利用効率および迷光との関係>
図4から図6は、光出射部4への入射角を例示する図である。図4は第1図であり、図4(a)は入射角θMの図、図4(b)は入射角θrの図、図4(c)は入射角θmの図である。図5は第2図であり、図5(a)は入射角θMの図、図5(b)は入射角θrの図、図5(c)は入射角θmの図である。図6は第3図であり、図6(a)は入射角θMの図、図6(b)は入射角θrの図、図6(c)は入射角θmの図である。
本実施形態では、入射角θM、θrおよびθmの関係は、以下の(1)式および(2)式により表される。
|θr|<|θm| ・・・(1)
|θr|<|θM| ・・・(2)
ここでλmは、波長分散光Ldにおける波長の最小値を表す。λMは、波長分散光Ldにおける波長の最大値を表す。λrは、波長分散光Ldにおける異なる波長のうちλmとλMとの範囲内から選択される波長を表す。またθmは、波長λmの光Lmが第2光通過部41に入射する入射角を表す。θMは、波長λMの光LMが第2光通過部41に入射する入射角を表す。θrは、波長λrの光Lrが第2光通過部41に入射する入射角を表す。
より詳しくは、入射角θmは、上述した受光中心軸60と、光Lmの中心軸である光軸Lm1と、がなす角度である。入射角θMは、受光中心軸60と、光LMの中心軸である光軸LM1と、がなす角度である。入射角θrは、受光中心軸60と、光Lrの中心軸である光軸Lr1と、がなす角度である。光軸Lm1は光Lmの主光線、光軸LM1は光LMの主光線、光軸Lr1は光Lrの主光線と、それぞれいうこともできる。
なお、図4から図6では、可動光反射部3における反射面32の揺動軸31周りの傾き角度が小さい場合に光LMが第2光通過部41を通過し、反射面32の揺動軸31周りの傾き角度が大きい場合に光Lmが第2光通過部41を通過する配置になっている。
図4に示すように、可動光反射部3における反射面32の傾き変化に応じて、波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のそれぞれは、光出射部4への入射位置が変化するとともに、第2光通過部41への入射角が変化する。
第2光通過部41を通過する光の光量は、入射角に応じて変化する。入射角が大きくなると、第2光通過部41を通過できない光が増加するため、分光器10における光利用効率が低下する。
上記(1)式および(2)式の条件を満足することにより、入射角θm、θMおよびθrの相互の差が小さくなるため、光Lm、LMおよびLrの光利用効率を向上させることができる。
図5および図6は、図4に対して、光出射部4の傾きを変化させた場合の入射角θm、θMおよびθrの関係を示している。図5の例では、入射角θMがほぼ0度になるように配置することにより、|θM|<|θr|<|θm|の関係になっている。図6の例では、入射角θmがほぼ0度になるように配置することにより、|θm|<|θr|<|θM|の関係になっている。
ここで、光出射部4に入射した波長分散光Ldのうち、第2光通過部41を通過できない光は、光出射部4の第2非光通過部42により反射された後、迷光になる場合がある。なお、迷光とは、分光器10による分光に寄与しない光をいう。
図4に示す配置では、第2非光通過部42により反射された光の大部分は、往きにきた光路を逆行し、可動光反射部3、凹面回折格子2および光入射部1の順に導光され、光入射部1における第1非光通過部12によってその一部の光が反射される。
第1非光通過部12により反射された光は、再び凹面回折格子2、可動光反射部3および第2非光通過部42の順に導光され、第2非光通過部42によってその一部の光が反射される。
以上のように、第2非光通過部42により反射された光は、光出射部4と光入射部1との間において多重反射される。例えば第1非光通過部12および第2非光通過部42それぞれの反射率を低くすると、多重反射における反射回数が増えるにつれて多重反射光は消衰するため、この多重反射光に基づく迷光が抑制される。
一方、図5に示す配置では、入射角θm、θMおよびθrが|θM|<|θr|<|θm|の関係にあるため、第2非光通過部42により反射された光Lmが往きにきた光路を逆行せず、光入射部1、凹面回折格子2、可動光反射部3および光出射部4それぞれを支持する支持部材等によって反射されることによって迷光となりやすい。
同様に、図6に示す配置の場合には、入射角θm、θMおよびθrが|θm|<|θr|<|θM|の関係にあるため、第2非光通過部42により反射された光LMが往きにきた光路を逆行せず、光入射部1、凹面回折格子2、可動光反射部3および光出射部4それぞれを支持する支持部材等によって反射されることによって迷光となりやすい。
以上のことから、図4に示す配置において、上記(1)式および(2)式の条件を満足すると、迷光発生を抑制する効果が高くなる。
<光利用効率のシミュレーション結果>
図7から図9は、第2光通過部41への入射角に応じた光利用効率の変化例を示す図であり、図7は第1図、図8は第2図、図9は第3図である。図7から図9は、いずれも照明解析ソフトウェアを用いたシミュレーションにより、入射角に応じた光利用効率を算出した結果を示している。各図において、横軸は第2光通過部41への入射角を表し、縦軸は規格化された光利用効率を表している。
各図に示すシミュレーション結果は、可動光反射部3における反射面32の揺動軸31周りの傾き角度が小さい場合に光LMが第2光通過部41を通過し、反射面32の揺動軸31周りの傾き角度が大きい場合に光Lmが第2光通過部41を通過する配置におけるものである。
図7は(1)式および(2)式を満足する場合、図8は|θM|<|θr|<|θm|の関係にある場合、図9は|θm|<|θr|<|θM|の関係にある場合をそれぞれ示している。
光利用効率の最大値に対する最小値の比率は、図7では約89%であるのに対し、図8では約81%、図9では約74%であった。このことから、上記(1)式および(2)式の条件を満足することにより、優れた光利用効率が得られることが分かった。
<分光器10の作用効果>
以上説明したように、分光器10は、外部からの光Liを、第1光通過部11を通して入射させる光入射部1(光入射手段)と、光入射部1によって入射された光Liを波長分散させる凹面回折格子2(回折格子)と、を有する。また分光器10は、凹面回折格子2による波長分散光Ldを反射する反射面32を有し、反射面32の傾きが可変である可動光反射部3(反射手段)と、可動光反射部3によって反射された波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち一部の光を、第2光通過部41を通して外部に出射させる光出射部4(光出射手段)と、を有する。分光器10は、上記(1)式および(2)式の条件を満足する。
上記(1)式および(2)式の条件を満足することにより、入射角θm、θMおよびθrの相互の差が小さくなるため、分光器10では、光出射部4から出射される光Lm、LMおよびLrの光利用効率が向上する。光利用効率が向上することにより光検出部6における信号雑音比が高くなるため、本実施形態では、分光器10による分光精度を向上させることができる。
また、上記(1)式および(2)式の条件を満足することにより、第2非光通過部42により反射された光は、光出射部4と光入射部1との間において多重反射される。このため、例えば第1非光通過部12および第2非光通過部42それぞれの反射率を低くすると、多重反射における反射回数が増えるにつれて多重反射光は消衰する。従って、分光器10では、光入射部1、凹面回折格子2、可動光反射部3および光出射部4それぞれを支持する支持部材等によって反射される光に基づく迷光を抑制し、光検出部6における信号雑音比を高くすることができる。
また、本実施形態では、分光器10は、光出射部4からの出射光を検出する光検出部6(光検出手段)を有し、光検出部6は、光出射部4に接触または近接するように設けられている。これにより、入射角θrが大きい場合にも、受光窓61に入射しないことで光検出部6によって検出されない光を抑制できるため、光利用効率を向上させ、分光器10による分光精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、光検出部6は光出射部4を支持するため、光出射部4と光検出部6との間の相対的な位置変動を抑制でき、分光器10による分光精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、分光器10の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一構成部には、同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。この点は、以降に示す実施形態においても同様である。
<第1光通過部11の形状と第2光通過部41の形状の関係例>
図10は、本実施形態に係る光入射部1の投影像1sを説明する図である。図11は、本実施形態に係る光出射部4の投影像4sを説明する図である。
図10は、光Liが光入射部1の第1光通過部11を通過する様子を示している。投影像1sは、第1光通過部11を通過する光Liの主光線Li0に直交する面Piに投影される第1光通過部11の投影像である。
図11は、波長分散光Ldに含まれる異なる波長の光のうち波長λrである光Lrが光出射部4の第2光通過部41を通過する様子を示している。投影像4sは、第2光通過部41を通過する光Lrの主光線Lr0に直交する面Prに投影される第2光通過部41の投影像である。
本実施形態では、分光器10は、投影像1sの形状が投影像4sの形状に等しくなるように構成されている。この構成により、光入射部1から入射される光Liの光量低下を抑制するとともに、第2光通過部41を高効率に通過した光Lrを光検出部6によって検出することができる。この結果、本実施形態では、分光器10の光利用効率を向上させ、分光器10による分光精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、波長λmと波長λMとの範囲内における所定波長の光に対し、第1光通過部11と第2光通過部41は共役関係である。可動光反射部3における反射面32の傾き変化に伴い、光出射部4に到達する光はその波長に応じて焦点位置が変化し、波長分解能が低下する場合がある。本実施形態では、所定波長の光に対し、第1光通過部11と第2光通過部41を共役関係にすることによって、所定波長の光に対し、焦点位置の変化量を抑制でき、波長分解能の低下を抑制できる。
第1光通過部11および第2光通過部41がスリット状に形成されている場合には、スリットの長手方向に中央から離れるにつれ、収差により焦点位置が、第1光通過部11および第2光通過部41の法線方向に変化しやすくなる。このため、凹面回折格子2の形状を非球面形状にすることにより、上記の第1光通過部11と第2光通過部41との共役関係を成立させることが好ましい。
[第3実施形態]
次に、分光器10の第3実施形態について説明する。
図12は、本実施形態に係る光入射部1および光出射部4の構成を例示する断面図である。なお、光入射部1および光出射部4は、同様の構成を有するため、図12では符号を併記している。この点は、以降の図13および図14においても同様とする。
図12に示すように、光入射部1は、ニッケル(Ni)基板111と、黒色クロム(Cr)膜112と、第1光通過部11と、を含む。
黒色クロム膜112は、分光器10の内側に対応するニッケル基板111の面上に積層形成されており、第1非光通過部12を構成している。第1光通過部11は、ニッケル基板111および黒色クロム膜112を貫通するように形成されている。
光出射部4は、ニッケル基板411と、黒色クロム膜412と、第2光通過部41と、を含む。
黒色クロム膜412は、分光器10の内側に対応するニッケル基板411の面上に積層形成されており、第2非光通過部42を構成している。第2光通過部41は、ニッケル基板411および黒色クロム膜412を貫通するように形成されている。
光入射部1および光出射部4は、それぞれエレクトロフォーミング加工法により形成される。エレクトロフォーミング加工法とは、金属イオンを母材に電着させて形状を形成する加工法をいう。光入射部1および光出射部4は、母材としてのニッケル基板に金属イオンであるクロムが電着されることによって形成される。
光入射部1および光出射部4をエレクトロフォーミング加工法により形成することにより、光入射部1および光出射部4を薄く形成できる。これにより本実施形態では、第1光通過部11および第2光通過部41の内壁での光反射を低減し、迷光を抑制できる。
ニッケル材料は、エレクトロフォーミング加工が容易である点において、光入射部1および光出射部4の基板の材料として好適である。
スズ-ニッケル合金、ニッケル-亜鉛合金、スズ-ニッケル-銅合金等の黒ニッケル材料を含んで光入射部1および光出射部4の基板を構成すると、光入射部1および光出射部4の反射率を低減し、例えば第1光通過部11および第2光通過部41それぞれの内壁での反射を低減できる。これにより分光器10における迷光を抑制できる。
光入射部1が黒色クロム膜112を含み、光出射部4が黒色クロム膜412を含むことにより、光入射部1と光出射部4との間において多重反射が生じた際に、多重反射の回数が増えるにつれ、多重反射光が消衰する。これにより多重反射光に基づく迷光を抑制できる。
図13は、第1変形例に係る光入射部1aおよび光出射部4aの構成を例示する断面図である。
図13に示すように、光入射部1aは、シリコン(Si)基板111aと、真空蒸着遮光膜112aと、第1光通過部11と、を含む。
真空蒸着遮光膜112aは、分光器10の内側に対応するシリコン基板111aの面上に積層形成されており、第1非光通過部12を構成している。第1光通過部11は、シリコン基板111aおよび真空蒸着遮光膜112aを貫通するように形成されている。
光出射部4aは、シリコン基板411aと、真空蒸着遮光膜412aと、第2光通過部41と、を含む。
真空蒸着遮光膜412aは、分光器10の内側に対応するシリコン基板411aの面上に積層形成されており、第2非光通過部42を構成している。第2光通過部41は、シリコン基板411aおよび真空蒸着遮光膜412aを貫通するように形成されている。
真空蒸着遮光膜112aおよび412aは、それぞれ第1反射膜の一例であり、反射率が低い低反射膜である。低反射膜には、真空蒸着またはメッキにより形成可能な粒状金属膜等を使用できる。
シリコン基板411aを含んで光入射部1aおよび光出射部4aを構成することにより、半導体プロセス、MEMSプロセス等を用いて光入射部1aおよび光出射部4aを高精度且つ廉価に製作可能となる。これ以外の効果は、光入射部1および光出射部4と同様である。
図14は、第2変形例に係る光入射部1bおよび光出射部4bの構成を例示する断面図である。
図14に示すように、光入射部1bは、ガラス基板111bと、クロム/酸化クロム膜112bと、第1光通過部11と、を含む。
クロム/酸化クロム膜112bは、分光器10の内側に対応するガラス基板111bの面上に積層形成されており、第1非光通過部12を構成している。第1光通過部11は、クロム/酸化クロム膜112bを貫通するように形成されている。
光出射部4bは、ガラス基板411bと、クロム/酸化クロム膜412bと、第2光通過部41と、を含む。
クロム/酸化クロム膜412bは、分光器10の内側に対応するガラス基板411bの面上に積層形成されており、第2非光通過部42を構成している。第2光通過部41は、クロム/酸化クロム膜412bを貫通するように形成されている。
クロム/酸化クロム膜112bおよび412bは、第2反射膜の一例であり、反射率が低い低反射膜である。低反射膜には、真空蒸着またはメッキにより形成可能な粒状金属膜等を使用できる。また、低反射膜は、クロム膜と酸化ケイ素膜またはクロム膜と酸化クロム膜等の交互積層膜で形成することも可能である。
ガラス基板を用いることにより、光入射部1bおよび光出射部4bを廉価に製作できる。また第1非光通過部12および第2非光通過部42を誘電体薄膜の多層積層により形成することによって、光入射部1bおよび光出射部4bの光透過特性を調整でき、迷光を低減できる。これ以外の効果は、光入射部1および光出射部4と同様である。
本実施形態では、光入射部として光入射部1、1aおよび1bのいずれを使用してもよいし、光出射部として光出射部4、4aおよび4bのいずれを使用してもよい。光入射部1、1aおよび1bと、光出射部4、4aおよび4bを適宜組み合わせて用いてもよい。
以下の説明では、光入射部1および光出射部4を一例とするが、光入射部1aまたは1b、あるいは光出射部4aまたは4bに置き換えることもできる。
ここで、図15は、第1非光通過部12および第2非光通過部42での反射光強度を説明する図である。図15の横軸は、反射面32の規格化された傾きを表し、縦軸は光検出部6での規格化された受光量を表している。
図15において、実線のグラフ151は、メイン光の光検出部6による受光強度を表している。破線のグラフ152は、第1非光通過部12の反射率が90%である光入射部1と、第2非光通過部42の反射率が90%である光出射部4と、の間を多重反射により1回往復した光(1回往復光という)の光検出部6による受光強度を表している。
一点鎖線のグラフ153は、第1非光通過部12の反射率が50%である光入射部1と、第2非光通過部42の反射率が50%である光出射部4と、の間を多重反射により1回往復した光の光検出部6による受光強度を表している。
二点鎖線のグラフ153は、第1非光通過部12の反射率が30%である光入射部1と、第2非光通過部42の反射率が30%である光出射部4と、の間を多重反射により1回往復した光の光検出部6による受光強度を表している。
メイン光および1回往復光は、波長λmと波長λMとの範囲内における所定波長の光である。
1回往復光は、適正な角度とは異なる角度の反射面32により反射された後、光検出部6により検出される光であるため、迷光となる光である。1回往復光のメイン光に対する相対強度は、グラフ151では0.35、グラフ152では0.11、グラフ153では0.04である。
例えば、分光器10による分光反射率から物質の材料を判定する用途では、メイン光に対する迷光が5%程度以下であれば判定が可能となる。このため、図15に基づくと、波長λmと波長λMとの範囲内における所定波長の光に対し、第1非光通過部12および第2非光通過部42の反射率は、いずれも30%以下にすることが好ましい。このようにすることで、光検出部6により検出される1回往復光の光強度を5%以下に低減でき、分光器10による分光精度を高く確保できる。
図16は、第1光通過部11および第2光通過部41それぞれの内壁での反射を説明する図である。図16は、光入射部1における第1光通過部11および光出射部4における第2光通過部41を拡大して示している。
図16において、内壁13は第1光通過部11の内壁を表し、内壁44は第2光通過部41の内壁を表している。厚みtは、第1光通過部11および第2光通過部41それぞれの厚みを表している。
内壁13および44により反射される光は、凹面回折格子2の有効領域以外の領域で反射されるため、迷光となる。第1光通過部11および第2光通過部41それぞれの厚みtを0.1mm以下とすると、内壁13および44により反射される光の光強度は、分光のために用いられる光の光強度に対して十分小さくなるため、分光器10による分光精度を高く確保できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
また、実施形態に係る分光器は、分析装置に用いることができる。このような分析装置は、例えば分光器により得られるスペクトルを分光分析することにより、対象物の樹脂種等を同定し、対象物をリサイクル材料として樹脂種ごとに選別回収するために用いられる。
1 光入射部(光入射手段の一例)
1s 投影像
11 第1光通過部
12 第1非光通過部
13 内壁
2 凹面回折格子(回折格子の一例)
3 可動光反射部(反射手段の一例)
31 揺動軸
32 反射面
33 反射ライン
4 光出射部(光出射手段の一例)
4s 投影像
41 第2光通過部
42 第2非光通過部
43 出射ライン
44 内壁
5 基板
6 光検出部(光検出手段の一例)
60 受光中心軸
61 受光窓
10 分光器
15 反射部材
112a、412a 真空蒸着遮光膜(第1反射膜の一例)
112b、412b クロム/酸化クロム膜(第2反射膜の一例)
151、152、153 グラフ
411 ニッケル基板
411a シリコン基板
411b ガラス基板
Li、Lr、Lm、LM 光
Li0、Lr0 主光線
Lr1、Lm1、LM1 光軸
Ld 波長分散光
θr、θm、θM 入射角
λr、λm、λM 波長
Pi、Pr 面
t 厚み
特許5558927号公報

Claims (11)

  1. 外部からの光を、第1光通過部を通して入射させる光入射手段と、
    前記光入射手段によって入射された前記光を波長分散させる回折格子と、
    前記回折格子による波長分散光を反射する反射面を有し、前記反射面の傾きが可変である反射手段と、
    前記反射手段によって反射された前記波長分散光に含まれる異なる波長の光のうち一部の光を、第2光通過部を通して外部に出射させる光出射手段と、を有し、
    以下の(1)式および(2)式の条件を満足する、分光器。
    |θr|<|θm| ・・・(1)
    |θr|<|θM| ・・・(2)
    (λmは、前記波長分散光における波長の最小値を表し、λMは、前記波長分散光における波長の最大値を表し、λrは、前記波長分散光における異なる波長のうちλmとλMとの範囲内から選択される波長を表し、θmは、波長λmの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表し、θMは、波長λMの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表し、θrは、波長λrの光が前記第2光通過部に入射する入射角を表す。)
  2. 前記光出射手段からの出射光を検出する光検出手段をさらに有し、
    前記光検出手段は、前記光出射手段に接触または近接するように設けられている、
    請求項1に記載の分光器。
  3. 前記光検出手段は前記光出射手段を支持する、請求項2に記載の分光器。
  4. 前記第1光通過部を通過する前記光の主光線に直交する面に投影される前記第1光通過部の投影像の形状は、前記光出射手段からの出射光の主光線に直交する面に投影される前記第2光通過部の投影像の形状に等しい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分光器。
  5. 波長λmと波長λMとの範囲内における所定波長の光に対し、前記第1光通過部と前記第2光通過部は共役関係である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分光器。
  6. 前記光入射手段における第1非光通過部の反射率と、前記光出射手段における第2非光通過部の反射率は、波長λmと波長λMとの範囲内における所定波長の光に対し、いずれも30%以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の分光器。
  7. 前記第1光通過部および前記第2光通過部それぞれの厚みは0.1mm以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の分光器。
  8. 前記光入射手段および前記光出射手段のそれぞれは、エレクトロフォーミング加工法により形成されている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の分光器。
  9. 前記光入射手段および前記光出射手段のそれぞれは、シリコン基板と、前記シリコン基板上に形成された第1反射膜と、を含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の分光器。
  10. 前記光入射手段および前記光出射手段のそれぞれは、ガラス基板と、前記ガラス基板上に形成された第2反射膜と、を含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の分光器。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の分光器を有する、分析装置。
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