JP2023114819A - コイル基板、モータ用コイル基板及びモータ - Google Patents

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Takahisa Hirasawa
貴之 古野
Takayuki Furuno
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Abstract

【課題】安定した性能のモータが得られるコイル基板と、コイル基板を用いて形成されるモータ用コイル基板と、モータ用コイル基板を用いて形成されるモータの提供。【解決手段】実施形態のコイル基板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記第1面上及び前記第2面上に設けられる配線によって形成される複数個のコイル、とを有する。前記コイル基板は、前記フレキシブル基板の長手方向の第1端を起点として、前記長手方向と直交する直交方向に延びる軸を中心として周方向に巻かれることによって円筒状に形成可能である。前記フレキシブル基板は前記第1端近傍の第1領域と、前記第1領域の隣の第2領域とを有している。前記配線のうち、前記第1領域に形成される第1配線の幅は、前記第2領域に形成される第2配線の幅より広い。【選択図】図3

Description

本明細書によって開示される技術は、コイル基板と、コイル基板を用いて形成されるモータ用コイル基板と、モータ用コイル基板を用いて形成されるモータに関する。
特許文献1は、フレキシブル基板と、フレキシブル基板の両面に形成された渦巻状の配線とを有するコイル基板を開示する。コイル基板が円筒状に巻かれることでモータ用コイル基板が形成される。形成されたモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによってモータが形成される。
特開2020-89207号公報
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術では、コイル基板は、フレキシブル基板の長手方向の一端側の辺を起点として、長手方向と直交する直交方向(幅方向)に延びる軸を中心として周方向に巻かれると考えられる。配線のうち、フレキシブル基板の長手方向の一端側(即ち巻き方向の始端側)近傍に形成される部分の幅は、フレキシブル基板の長手方向の他端側(即ち巻き方向の終端側)近傍に形成される部分の幅より広いと考えられる。即ち、コイル基板が周方向に巻かれる際に最外周に位置する配線の幅は内周に位置する配線の幅よりも広いと考えられる。
コイル基板が周方向に巻かれる際、配線のギャップ部分には配線が存在しないため力が加わり易く、折れ曲がり易いと考えられる。特許文献1の技術では、最外周に位置する配線の幅は最内周に位置する配線の幅よりも広い。最外周に位置する配線間のギャップが、内周に位置する配線間のギャップと重なると考えられる。そのため、モータ用コイル基板が断面円形の円筒状ではなく断面多角形の多角筒状に形成され得ると考えられる。
モータ用コイル基板が多角筒状であると、モータ形成時に内側に配置される磁石と干渉することが考えられる。また、モータ用コイル基板とヨークの間の空隙が増えることで放熱性が低下することが考えられる。その結果安定したモータ性能が発揮できないことが考えられる。
本発明のコイル基板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、前記第1面上及び前記第2面上に設けられる配線によって形成される複数個のコイル、とを有する。前記コイル基板は、前記フレキシブル基板の長手方向の第1端を起点として、前記長手方向と直交する直交方向に延びる軸を中心として周方向に巻かれることによって円筒状に形成可能である。前記フレキシブル基板は前記第1端近傍の第1領域と、前記第1領域の隣の第2領域とを有している。前記配線のうち、前記第1領域に形成される第1配線の幅は、前記第2領域に形成される第2配線の幅より広い。
本発明の実施形態のコイル基板では、第1領域に形成される第1配線の幅は第2領域に形成される第2配線の幅より広い。コイル基板を周方向に巻いた場合、第2領域は第1領域よりも外周の層に配置される。外周の層における配線間のギャップ部分の数は内周の層におけるギャップ部分の数よりも多くなる。その結果、最外周に位置する配線間のギャップが、内周に位置する配線間のギャップの重なりが低減される。コイル基板が周方向に巻かれる際、配線のギャップ部分に力が加わっても、折れ曲がりにくい。コイル基板が周方向に巻かれる際、配線のギャップ部分には配線が存在しないため力が加わり易く、折れ曲がり易い。そのため、実施形態のコイル基板を周方向に巻いてモータ用コイル基板が形成される場合、モータ用コイル基板はほぼ断面円形の円筒状に形成され得る。その結果、配線間での短絡の発生が抑制される。また、モータ用コイル基板、磁石、ヨークを筐体内に配置したモータ形成時にモータ用コイル基板の内側に配置される磁石とモータ用コイル基板が干渉することが防止される。また、モータ用コイル基板とヨークの間の空隙が一定になるため、高い放熱性が実現される。そのため、実施形態のコイル基板を用いてモータが形成される場合、安定した性能のモータが得られる。
本発明のモータ用コイル基板は、上記の本発明のコイル基板を円筒状に巻くことによって形成される。前記コイル基板は前記第1端を起点として前記軸を中心として巻かれており、前記第1面が内面側に配置されており、前記第2面が外面側に配置されており、前記第1配線は最内周の第1層に配置されており、前記第2配線は前記第1層よりも外側の第2層に配置されている。
上記の通り、本発明の実施形態のモータ用コイル基板は、ほぼ断面円形の円筒状に形成され得る。モータ形成時に磁石とモータ用コイル基板とが干渉することが防止される。高い放熱性が実現される。そのため、実施形態のモータ用コイル基板を用いてモータが形成される場合、安定した性能のモータが得られる。
本発明のモータは、上記の本発明のモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、前記モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによって形成される。
本発明の実施形態のモータでは、磁石とモータ用コイル基板とが干渉することが防止される。また、モータ用コイル基板とヨークの間の空隙も一定になるため高い放熱性が実現される。安定した性能のモータが得られる。
実施形態のコイル基板を模式的に示す平面図。 実施形態のコイル基板を模式的に示す底面図。 実施形態のコイル基板を模式的に示す断面図。 実施形態のモータ用コイル基板を模式的に示す斜視図。 実施形態のモータ用コイル基板の一部を模式的に示す断面説明図。 実施形態のモータを模式的に示す断面図。 改変例のコイル基板を模式的に示す平面図。 改変例のコイル基板を模式的に示す断面図。 改変例のモータ用コイル基板の一部を模式的に示す断面説明図。
[実施形態]
図1は実施形態のコイル基板2を示す平面図である。図2は実施形態のコイル基板2を示す底面図である。図3はコイル基板2の一部の断面図である。図3は、図1と図2のIII-III間の断面図である。実施形態のコイル基板2は、フレキシブル基板10と、複数個のコイル20、22、24とを有する。
フレキシブル基板10は、第1面10Fと、第1面10Fと反対側の第2面10Bとを有する樹脂基板である。フレキシブル基板10は、ポリイミド、ポリアミド等の絶縁性を有する樹脂を用いて形成される。フレキシブル基板10は可撓性を有する。フレキシブル基板10は第1辺E1~第4辺E4の四辺を有する矩形状に形成されている。第1辺E1はフレキシブル基板10の長手方向(図1の矢印LD方向)の一端側の短辺である。第2辺E2は長手方向の他端側の短辺である。第1辺E1と第2辺E2はともに長手方向と直交する直交方向(図1の矢印OD方向)に沿って延びる短辺である。第3辺E3と第4辺E4はともに長手方向に沿って延びる長辺である。後で詳しく説明されるように、コイル基板2が円筒状に巻かれてモータ用コイル基板50(図4参照)が形成される場合、第1面10Fは内周側に配置され、第2面10Bは外周側に配置される。
フレキシブル基板10は、第1辺E1近傍の第1領域R1と、第1領域R1の隣の第2領域R2とを有する。第2領域R2は第1領域R1の隣から第2辺E2近傍に至る。
コイル20、22、24は、フレキシブル基板10の長手方向に沿って並んでいる。図1では3個のコイル20、22、24のみが図示されている。フレキシブル基板10には、コイル20とコイル22の間およびコイル22とコイル24の間に、コイル20、22、24以外の他のコイルが備えられていてもよい。コイル20は第1領域R1に形成されている。コイル20以外のコイル(即ちコイル22、24)は第2領域R2に形成されている。
コイル20は、第1面10F上に設けられるコイル形状の配線30F(図1)と第2面10B上に設けられるコイル形状の配線30B(図2)とからなる。配線30F、30Bはフレキシブル基板10の第1領域R1に形成されている。配線30Fと配線30Bは、フレキシブル基板10を貫通するビア導体40を介して電気的に接続されている。
図1に示されるように、配線30Fは、外周から内周に向かって右回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。ビア導体40は配線30Fの内周側端部に形成されている。図2に示されるように、配線30Bは、内周から外周に向かって左回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。配線30F、30Bはともに3ターン分(3周回分)形成されている。配線30Fと配線30Bは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。配線30Fと配線30Bは電気的に直列に接続された1つのコイル20として機能する。
図3に示されるように、第1面10F上の配線30Fと第2面10B上の配線30Bは、第1面10Fに垂直な光で第1面10Fに投影されると重なる。即ち、配線30Fと配線30Bは厚さ方向(図中上下方向)においてフレキシブル基板10を介して重なっている。
同様に、コイル22は第1面10F上に設けられる配線32F(図1)と第2面10B上に設けられる配線32B(図2)とからなる。配線32F、32Bはフレキシブル基板10の第2領域R2に形成されている。配線32Fと配線32Bはビア導体42を介して電気的に接続されている。
配線32Fは、外周から内周に向かって右回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。ビア導体42は配線32Fの内周側端部に形成されている。配線32Bは、内周から内周に向かって左回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。配線32F、32Bはともに4ターン分形成されている。配線32Fと配線32Bは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。配線32Fと配線32Bは電気的に直列に接続された1つのコイル22として機能する。
図3に示されるように、配線32F、配線32Bは、第1面10Fに垂直な光で第1面10Fに投影されると重なる。即ち、配線32F、配線32Bは厚さ方向(図中上下方向)においてフレキシブル基板10を介して重なっている。配線32F、32Bの幅W32は、コイル20の配線30F、30Bの幅W30より小さい。配線32F、32B同士の間隔は、コイル20の配線30F、30B同士の間隔と同様である。
同様に、コイル24は第1面10F上に設けられる配線34F(図1)と第2面10B上に設けられる配線34B(図2)とからなる。配線34F、34Bはフレキシブル基板10の第2領域R2に形成されている。配線34Fと配線34Bはビア導体44を介して電気的に接続されている。
配線34Fは、外周から内周に向かって右回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。ビア導体44は配線34Fの内周側端部に形成されている。配線34Bは、内周から外周に向かって左回りの渦巻状(六角形の渦巻状)に形成されている。配線34F、34Bはともに5ターン分形成されている。配線34Fと配線34Bは、同じ面から見て同じ巻き方向の渦巻状に形成されている。配線34Fと配線34Bは電気的に直列に接続された1つのコイル24として機能する。
図3に示されるように、配線34F、配線34Bは、第1面10Fに垂直な光で第1面10Fに投影されると重なる。即ち、配線34F、配線34Bは厚さ方向(図中上下方向)においてフレキシブル基板10を介して重なっている。配線34F、34Bの幅W34は、コイル22の配線32F、32Bの幅W32より小さい。即ち配線34F、34Bの幅W34はコイル20の配線30F、30Bの幅W30より小さい。配線34F、34B同士の間隔は、コイル22の配線32F、32B同士の間隔(即ちコイル20の配線30F、30B同士の間隔)と同様である。
図示は省略されるが、第1面10Fと第1面10F上の配線30F、32F、34F等は樹脂絶縁層で覆われている。同様に第2面10Bと第2面10B上の配線30B、32B、34B等は樹脂絶縁層で覆われている。
図4は、実施形態のコイル基板(図1~図3)を用いたモータ用コイル基板50を模式的に示す斜視図である。図4に示されるように、実施形態のコイル基板2(図1、図2)が円筒状に巻かれることによって、モータのためのモータ用コイル基板50が形成される。コイル基板2が円筒状に巻かれる場合、第1辺E1(図1)を起点として、直交方向に延びる軸(第1辺E1と平行に延びる軸)を中心に周方向に複数回巻かれる。また、コイル基板2の巻かれる回数は特に限定されない。コイル基板2が円筒状に巻かれる際、フレキシブル基板10の第1面10Fが内周側に配置され、第2面10Bが外周側に配置される。
図5は、図4のモータ用コイル基板50の一部を模式的に示す断面説明図である。図に示すように、モータ用コイル基板50では、第1領域R1は最内周の層を形成している。第2領域R2は最内周の層よりも外側の層を形成している。
上記の通り、実施形態のコイル基板2では、第1領域R1に形成される配線30F、30Bの幅W30は第2領域R2に形成される配線32F、32B、34F、34Bの幅W32、W34より広い(図3参照)。配線32F、32B、34F、34Bで形成されるコイル22、24のターン数は、配線30F、30Bによって形成されるコイル20のターン数よりも多い。そのため、外周の層における配線間のギャップ部分の数は内周の層におけるギャップ部分の数よりも多くなる(図5参照)。その結果、最外周に位置する配線間のギャップが、内周に位置する配線間のギャップと重なりが低減される。コイル基板2が周方向に巻かれる際、配線のギャップ部分に力が加わっても、折れ曲がりにくい。そのため、実施形態のコイル基板2を周方向に巻いてモータ用コイル基板50が形成される場合、モータ用コイル基板50はほぼ断面円形の円筒状に形成され得る。
図6は、実施形態のモータ用コイル基板50(図4、図5)を用いたモータ100を模式的に示す断面図である。モータ100は、モータ用コイル基板50をヨーク60の内側に配置し、モータ用コイル基板50の内側に回転軸80と回転軸80に固定された磁石70とを配置することによって形成される。
以上の通り、実施形態のコイル基板2(図1~図3)、モータ用コイル基板50(図4、図5)、モータ100(図6)の構成が説明された。上記の通り、実施形態のコイル基板2が用いられることで、モータ用コイル基板50が断面略真円形の円筒状に形成され得る。その結果、配線間での短絡の発生が抑制される。また、モータ100の形成時にモータ用コイル基板50の内側に配置される磁石70とモータ用コイル基板50が干渉することが防止される。また、モータ用コイル基板50とヨーク60の間の空隙が一定になるため、高い放熱性が実現される。そのため、実施形態のコイル基板2を用いてモータ100が形成される場合、安定した性能のモータ100が得られる。
実施形態の配線30F、30Bが「第1配線」の一例である。配線32F、32B、34F、34Bが「第2配線」の一例である。コイル20が「第1コイル」の一例である。コイル22、24が「第2コイル」の一例である。
[実施形態の別例]
実施形態の別例では、コイル20、22、24のターン数が等しい。
[実施形態の改変例]
図7~図9は、実施形態の改変例を示す。改変例では、コイル20、22、24を構成する配線の配置が実施形態と異なる。図7は改変例のコイル基板102を示す平面図である。図8はコイル基板102の一部の断面図である。図8は、図7のVIII-VIII間の断面図である。
図7、図8に示されるように、改変例のコイル20は、1ターン中の半ターンを構成する配線30Fが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する配線30Bが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。コイル20は3ターン分の配線30F、30Bを備える。各ターンを構成する配線30Fと配線30Bは、フレキシブル基板10を貫通するビア導体40を介して電気的に接続されている。コイル20を構成する配線30Fと配線30Bはいずれも第1領域R1に形成されている。
同様に、コイル22は、1ターン中の半ターンを構成する配線32Fが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する配線32Bが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。ただしコイル22は4ターン分の配線32F、32Bを備える。各ターンを構成する配線32Fと配線32Bはビア導体42を介して電気的に接続されている。配線32F、32Bは第1領域R1と第2領域R2とに亘って形成されている。
図8に示されるように、配線32F、32Bの幅W32は、コイル20の配線30F、30Bの幅W30より小さい。配線32F、32B同士の間隔は、コイル20の配線30F、30B同士の間隔と同様である。
コイル24は、1ターン中の半ターンを構成する配線34Fが第1面10F側に形成され、残り半ターンを構成する配線34Bが第2面10B側に形成され、隣接する各ターンがずらされながら配置されることによって形成されている。ただしコイル24は5ターン分の配線を備える。各ターンを構成する配線34Fと配線34Bはビア導体44を介して電気的に接続されている。配線34F、34Bは第2領域R2に形成されている。
図8に示されるように、配線34F、34Bの幅W34は、コイル22の配線32F、32Bの幅W32より小さい。即ち配線34F、34Bの幅W34はコイル20の配線30F、30Bの幅W30より小さい。配線34F、34B同士の間隔は、コイル22の配線32F、32B同士の間隔(即ちコイル20の配線30F、30B同士の間隔)と同様である。
図示は省略されるが、第1面10Fと配線30F、32F、34F上は樹脂絶縁層で覆われている。同様に第2面10Bと配線30B、32B、34B上は樹脂絶縁層で覆われている。
改変例では、上記のコイル基板102(図7、図8)が第1辺E1を起点として周方向に複数回巻かれることにより、モータ用コイル基板50(図4参照)が形成される。また、コイル基板102の巻かれる回数は特に限定されない。モータ用コイル基板50では、フレキシブル基板10の第1面10Fが内周側に配置され、第2面10Bが外周側に配置される。
図9は、改変例のモータ用コイル基板50の一部を模式的に示す断面説明図である。図9に示すように、改変例のモータ用コイル基板50では、第1領域R1は最内周の層を形成している。第2領域R2は最内周の層よりも外側の層を形成している。
上記の通り、実施形態のコイル基板2では、第1領域R1に形成される配線30F、30Bの幅W30は第2領域R2に形成される配線32F、32B、34F、34Bの幅W32、W34等より広い(図8参照)。配線32F、32B、34F、34Bで形成されるコイル22、24のターン数は、配線30F、30Bによって形成されるコイル20のターン数よりも多い。そのため、外周の層における配線間のギャップ部分の数は内周の層におけるギャップ部分の数よりも多くなる。その結果、最外周に位置する配線間のギャップが、内周に位置する配線間のギャップと重なりが低減される。コイル基板2が周方向に巻かれる際、配線のギャップ部分に力が加わっても、折れ曲がりにくい。そのため、実施形態のコイル基板2を周方向に巻いてモータ用コイル基板50が形成される場合、モータ用コイル基板50はほぼ断面円形の円筒状に形成され得る。
実施形態の配線30F、30Bが「第1配線」の一例である。配線32F、32B、34F、34Bが「第2配線」の一例である。コイル20が「第1コイル」の一例である。コイル22、24が「第2コイル」の一例である。
[改変例の別例]
改変例の別例では、コイル20、22、24のターン数が等しい。
2,102:コイル基板
10:フレキシブル基板
10F:第1面
10B:第2面
20,22,24:コイル
30F,32F,34F:(第1面上の)配線
30B,32B,34B:(第2面上の)配線
40,42,44:ビア導体
50:モータ用コイル基板
60:ヨーク
70:磁石
80:回転軸
100:モータ
E1:第1辺
E2:第2辺
E3:第3辺
E4:第4辺
R1:第1領域
R2:第2領域

Claims (4)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するフレキシブル基板と、
    前記第1面上及び前記第2面上に設けられる配線によって形成される複数個のコイル、とを有するコイル基板であって、
    前記コイル基板は、前記フレキシブル基板の長手方向の第1端を起点として、前記長手方向と直交する直交方向に延びる軸を中心として周方向に巻かれることによって円筒状に形成可能であり、
    前記フレキシブル基板は前記第1端近傍の第1領域と、前記第1領域の隣の第2領域とを有しており、
    前記配線のうち、前記第1領域に形成される第1配線の幅は、前記第2領域に形成される第2配線の幅より広い。
  2. 請求項1のコイル基板であって、前記複数個のコイルは、前記第1配線が形成する第1コイルと前記第2配線が形成する第2コイルを含んでおり、前記第2コイルのターン数は前記第1コイルのターン数よりも多い。
  3. 請求項1のコイル基板を周方向に複数周回巻くことによって形成されるモータ用コイル基板であって、前記コイル基板は前記第1端を起点として前記軸を中心として巻かれており、前記第1面が内面側に配置されており、前記第2面が外面側に配置されており、前記第1配線は最内周の第1層に配置されており、前記第2配線は前記第1層よりも外側の第2層に配置されている。
  4. 請求項3のモータ用コイル基板を円筒状のヨークの内側に配置し、前記モータ用コイル基板の内側に回転軸と磁石を配置することによって形成されるモータ。
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