JP2023114274A - 計量装置、計量方法及び食品計量システム - Google Patents

計量装置、計量方法及び食品計量システム Download PDF

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Yasuyuki Tsutsui
遊 多田
Yu Tada
真也 塚本
Shinya Tsukamoto
菜々瀬 藤森
Nanase Fujimori
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Abstract

【課題】物品の重量計測を自動化または機械化したとき高精度に計測することができる、計量装置、計量方法及び食品計量システムを提供する。【解決手段】本開示の計量ロボットは、搬送面で搬送される物品を把持する把持部と、前記把持部から前記物品を受ける受け部と、前記受け部に受けた前記物品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、前記ロボットハンドを制御する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、計量装置、計量方法及び食品計量システムに関する。
加工食品をはじめとした生産工場では、各種の作業を自動化又は機械化することで作業の省力化を図る事例が増えている。
例えば、下記特許文献1には、エアー吸着機構又はエアーチャック機構によって物品を吸着して把持し、物品に作用する外力及び物品の加速度に基づいて、物品の重量を計測する技術が記載されている。
しかしながら、この技術では物品の重量を測定する際にエアー吸着機構又はエアーチャック機構等によって常時供給するエアーが流動することに起因して、重量の値が安定しない問題がある。
2013-185846号公報
本開示は、上記のような課題を解決するためのものであり、物品の重量計測を自動化又は機械化しても従来と比べて高精度に計測することができる、計量装置、計量方法及び食品計量システムを提供する。
本開示に係る計量装置は、搬送面で搬送される物品を把持する把持部と、前記把持部から前記物品を受ける受け部と、前記受け部で受けた物品の重量を計測する計測部とを含むロボットハンドと、前記ロボットハンドを制御する制御部とを備える。
また、本開示に係る制御方法では、物品を搬送する搬送面における物品を前記ロボットハンドの把持部によって把持し、前記把持部によって把持された物品を前記ロボットハンドの受け部で受け、前記受け部で受けた前記物品の重量を前記ロボットハンドの計測部によって計測し、計測された前記物品を前記受け部から把持部によって把持し、前記把持部によって把持された物品を前記搬送面に解放する。
また、本開示に係る食品計量システムは、食品を加工して加工食品とし、前記加工食品を搬送面に載置する食品加工装置と、前記搬送面で搬送される前記加工食品を把持する把持部と、前記把持部から前記加工食品を受ける受け部と、前記受け部で受けた前記加工食品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、前記ロボットハンドを制御する第1制御部と、前記計測部によって計測された前記加工食品の重量に基づいて、前記食品加工装置による前記食品の加工を制御する第2制御部と、を備えた、食品計量システム。
本開示により、物品の重量計測を自動化又は機械化しても従来より高精度に計測することができる。
第1実施形態に係る食品工場の生産ラインの一例を示す図。 食品計量ロボットの全体構成の一例を示す側面図。 食品計量ロボットの一例の機能ブロック図。 ガイド部材の詳細な構成例を示す斜視図。 ガイド部材と非接触吸着パッドの詳細な構成例を示す上面図。 ガイド部材と非接触吸着パッドの詳細な構成例を示す断面図。 ガイド部材と非接触吸着パッドの詳細な構成例を示す下面図。 春巻きが非接触状態で吸着されて把持された様子を示す断面図。 春巻きが非接触状態で吸着されて把持された様子を示す下面図。 食品計量ロボットによる計量処理の例を説明するフローチャート。 カメラによって撮像される動画像の1フレームを例示した図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 食品計量ロボットの動作例を説明する図。 第2実施形態に係る食品計量システムの一例を示す図。
以下では、図面を参照しながら、本開示の実施形態について説明する。図面において同一又は対応する要素には同じ参照符号を付して、詳細な説明は適宜省略する。なお、本開示の実施形態の骨子は、物品の計量装置、計量方法及び計量システムに関するものであるが、具体的な物品として加工食品を例示して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態に係る食品計量ロボット10が配備されている食品工場の生産ラインを示す図である。加工食品の一例として春巻きの巻き装置1a~1dが4台配置されている。巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFが、搬送面を含むベルトコンベヤ2によって搬送されている。巻き装置1a~1dは、春巻き用の具材を皮で包んで矩形状に成形し、ベルトコンベヤ2の搬送ベルト3上に投下する。ベルトコンベヤ2の搬送ベルト3は一定の速度で常時駆動されており、搬送ベルト3上の春巻きFは、図中の矢印Dで示される方向に一定の速度で搬送される。なお、巻き装置の台数は4台に限定されるものではない。巻き装置の台数は、1台であってもよいし、2台以上の任意の台数であってもよい。
以降、図中の矢印Dで示される方向を「搬送方向」と定義する。また、搬送元の側、すなわち巻き装置1a~1dの配置されている側を「上流側」と定義する。また、搬送先の側、すなわち搬送ベルト3によって搬送される方向の側を「下流側」と定義する。さらに、搬送ベルト3によって形成される平面を「搬送面S」と定義する。図1において、巻き装置1a~1dは搬送方向に対して横に4つ並んで配置されており、巻き装置1a~1dによって成形された各春巻きFは、搬送方向に対して横に4つ並んだ状態で、上流側から下流側に向けて一定の速度で搬送される。
なお、図1において、巻き装置1a~1dは、搬送方向に対して横に4つ並んで配置されているが、他の配置形態であってもよい。巻き装置1a~1dによって成形された各春巻きFが、搬送方向に対して4つ並んだ状態で搬送されるように、巻き装置1a~1dの排出口が配置されていればよく、巻き装置1a~1dの配置は図1の実施形態に限定されない。
加工食品は製造途中の食品であり、図1の例では加工食品の例として春巻きを示したが、加工食品は他の種類でもよい。例えば、加工食品は、チャーハン、コロッケ、メンチカツ、唐揚げ、フライドチキン、ハンバーグ、おにぎり、餃子、中華饅頭、焼売、ピザ、或いはグラタン等であってもよい。
図1では、食品加工装置の例として、春巻きの巻き装置1a~1dを示すが、食品加工装置は、他の種類の加工装置でもよい。例えば、食品の形状を整える成形装置、衣材などを付着させる粉付機、バタラー、ブレッダー、ケーシングを行うスタッファー、具材を包む包餡機、或いは食品の上に具材をトッピングするトッピングマシン等であってもよい。
また、図1では、搬送装置の例としてベルトコンベヤ2を示すが、搬送装置は他の種類の装置でもよい。例えば、搬送装置は、チェーンコンベヤ、ローラコンベヤ、メッシュコンベヤ、或いはグラビティコンベヤ等であってもよい。
ベルトコンベヤ2の側部近傍には、食品計量装置としての食品計量ロボット10(以下、ロボット10)が配置されている。ロボット10は、ベルトコンベヤ2の搬送面Sで搬送される春巻きFを選択的に取り上げ(ピッキングし)、ピッキングした春巻きFの重量を計測する。ロボット10は、計測後の春巻きFを搬送面Sに載置する(戻す)。図1にはロボット10を真上から見た状態が示される。
図2はロボット10の全体構成を示す側面図である。図3はロボット10の機能ブロック図である。図2及び図3に示す構成は一例であり、図示した要素の一部が省略されてもよいし、図示していない要素が追加されてもよい。例えば図3における表示部をロボット10が備えていなくてもよい。また、時計又はタイマをロボット10に追加してもよい。
図1及び図2に示されるように、ロボット10は、円筒形状のロボット本体11と、ロボット本体11の側部に取り付けられたロボットアーム12と、ロボットアーム12に設けられたロボットハンド13とを備えている。図2に示されるように、ロボットハンド13は、搬送面Sから春巻きFを把持する把持部14と、把持部14から春巻きFを受けて春巻きFの重量を計測する計測部15とを有している。計測部15は、把持部14から春巻きを受ける受け部153と、受け部153で受けた春巻きの重量を計測するロードセル152とを含む。把持部14と計測部15とは、接続部材131(図2)によって一体的に接続されている。ロボット10は、汎用ロボット、6軸ロボット、4軸ロボット、パラレルリンクロボット、協働ロボットなど、どのようなタイプのロボットでもよい。ロボットアーム12及びロボットハンド13が移動可能な空間をロボット空間と称する。
ロボット本体11の内部には、ロボット10の動作を制御する制御ユニットである制御部16(第1制御部)と、記憶部19と、表示部20と、通信部21とが設けられている。制御部16はロボット10全体の動作を制御する。記憶部19はデータ又は情報を記憶する。例えばベルトコンベヤ2の搬送面Sで搬送される春巻きFを撮像するカメラ17(撮像部)によって取得された画像データを記憶する。また、制御部16がCPU等のプロセッサである場合に、プロセッサに実行させるプログラム及びプログラムの動作に必要なデータが記憶部19に格納されていてもよい。表示部20はデータ又は情報を表示するディスプレイであり、一例として、液晶表示装置又は有機EL(Electroluminescence)表示装置等である。表示部20は、食品工場の作業員又は管理者等のユーザが画面を確認できる位置に設けられている。表示部20には、例えばカメラ17によって取得された画像データ、巻き装置1a~1dの動作状況など、工場内の各種状況を示す情報が表示されてよい。通信部21は、ユーザが保持する端末装置、及び巻き装置を管理する管理装置(後述する図10参照)などと通信できる。ユーザは端末装置を介してロボット10に指示を送ってもよい。例えばユーザは、ロボット10に指示して、表示部20に表示する内容を切り替えてもよいし、カメラ17で取得された画像データに含まれる春巻きFのうち計量対象とする春巻きを指定してもよい。
ロボット本体11の内部には、ロボット本体11をベルトコンベヤ2の搬送面Sに対して垂直な回転軸Aの周りに回動することができる図示しない回転アクチュエータが設けられている。回転アクチュエータの作用によって、ロボット本体11が回転軸Aの周りに回動すると、ロボット本体11に取り付けられているロボットアーム12及びロボットハンド13も、ロボット本体11と一体に回動する。図1では、このようなロボット10の回動の様子が、矢印付きの実線Mと、点線で示すロボットアーム(15´と15´´)及びロボットハンドによって示されている。ロボットアーム12は、図示しない機構により、ロボット本体11から遠ざかる方向及びその反対方向に伸縮自在に構成されていてもよい。但し、ロボットアーム12が固定の長さのアームで、伸縮できない構成も可能である。
図2に詳細に示されるように、ロボットハンド13の把持部14は、上下方向に伸縮可能な軸を有する第1のアクチュエータ141と、第1のアクチュエータ141の軸の先端に取り付けられ、上下方向からの平面視で枠状の形状を有するガイド部材142とを備える。上下方向は、図中の矢印Zの方向に対応する。ガイド部材142は、一例として鉄、銅、アルミニウム等の金属、プラスチック等の樹脂、或いは、紙などにより構成されることができるが、他の材料でもよい。また、ロボットハンド13の把持部14は、ガイド部材142上に載置された2つの非接触吸着パッド143を備える。ガイド部材142及び非接触吸着パッド143を、把持部14の先端と称する場合がある。第1のアクチュエータ141は、エアシリンダ又は電動アクチュエータ等によって構成されており、その伸縮動作は制御部16によって制御される。第1のアクチュエータ141の軸が上下方向(図中の矢印Zの方向)に伸縮することによって、ガイド部材142が上下に移動し、これにより非接触吸着パッド143と搬送面S上の春巻きFとの距離を調整することができる。非接触吸着パッド143は、例えばベルヌーイ式又はサイクロン式の吸着パッドであり、開口から気体を噴出した気体流(例えば空気流)によって形成される負圧を利用して、春巻きFを直接触れることなく把持することができる。以上の構成により、把持部14は搬送面Sに対向する方向(搬送面に垂直で搬送面に近づく方向)及びその反対方向に移動することができる。
図4は、ガイド部材142の詳細な構成例を示す斜視図である。ガイド部材142は、4つの面を有する側壁部142aと、側壁部142aの上部に取り付けられたコの字型の上辺部142bとを備えている。側壁部142aは、4つの面により枠状の形状を形成する。側壁部142aは、非接触吸着パッド143で春巻きFが吸着された際、春巻きFの側面周囲を囲む。ガイド部材142の上辺部142bが第1のアクチュエータ141の軸の先端に取り付けられている。
側壁部142aは、非接触吸着パッド143によって非接触状態で把持された加工食品の側面周囲を、加工食品の形状に沿って囲むガイド部材である。加工食品が矩形状の春巻きFの場合、側壁部142aは、4つの面により枠状の形状を形成する。加工食品が丸形のハンバークの場合、側壁部142aは、丸形の枠を形成する。
図5A~図5Cは、ガイド部材142の上に載置される非接触吸着パッド143の詳細な構成例を示す図である。図5Aは上面図(平面図)であり、図5Bは図5AのC-C断面図であり、図5Cは下面図である。非接触吸着パッド143は、圧縮空気の供給口143cを有する本体部143aと、本体部143aの下部に形成された円盤状の内挿部143bとを備えている。本体部143aがガイド部材142の側壁部142a上に載置される。円盤状の内挿部143bの周囲には開口143eが設けられる。開口143eは、流路143dを介して、供給口143cに繋がっている。内挿部143b及び開口143eは、ガイド部材142の内部空間に面している。
把持部14が春巻きFを把持する際には、非接触吸着パッド143の吸着動作によって春巻きFが非接触状態で吸着される。具体的には、非接触吸着パッド143の供給口143cに図示しないコンプレッサから圧縮空気が供給される。この圧縮空気が本体部143aの内側と内挿部143bとの間に形成された流路143dを通って、非接触吸着パッド143の下方に向けて、開口143eから吐出する。そして、非接触吸着パッド143の下方に存在する春巻きFには、春巻きFと非接触吸着パッド143との間の負圧による吸引力、吐出空気による引離力及び重力が働く。これら3つの力が釣り合うことによって、春巻きFは非接触吸着パッド143の下方において非接触状態で把持される。
図6A及び図6Bは、春巻きFが非接触状態で吸着されることにより把持される様子を示す図である。図6Aは図5Bと同じ考えで描いた断面図であり、図6Bは図5Cと同じ考え方で描いた下面図である。春巻きFが非接触状態で吸着されている時、ガイド部材142の側壁部142aは、春巻きFの側面をその形状に沿って取り囲むことになる。これにより、非接触吸着パッド143の吸着力が向上するとともに、春巻きFが横滑りして落下することが低減される。なお、図6Bに示されるように、ガイド部材142の側壁部142aと春巻きFとの間には隙間dがある。隙間dは、一例として1cm程度である。また、図6Aに示されるように、ガイド部材142の側壁部142aの高さhは、春巻きFの高さHより短くてもよい。一例として、側壁部142aの高さhは、春巻きFの高さHの半分程度であることが好ましい。これにより、後述するように、把持部14の先端が垂直下方に移動して搬送面S上の春巻きFを把持する際に、ガイド部材142の側壁部142aによって搬送面Sが損傷されることが防止される。
図2に戻って、ロボットハンド13の計測部15は、第2のアクチュエータ151と、第2のアクチュエータ151の軸先端を介して取り付けられたロードセル152と、ロードセル152の下端に取り付けられた受け部である受け皿153とを含んでいる。受け皿153は、ロードセル152と一体に結合されているが、ロードセル152とは独立したユニットであってもよい。第2のアクチュエータ151は、エアシリンダ又は電動アクチュエータによって構成されており、その軸の伸縮動作は制御部16によって制御される。第2のアクチュエータ151の軸が水平方向(図中の矢印Xの方向)に伸縮することによって、受け皿153と非接触吸着パッド143との距離を調整することができる。ロードセル152は、一例として荷重センサであり、受け皿153に載せられた春巻きFの重量に対応する電気信号を生成して制御部16に出力する。受け皿153は、春巻きFを載せられる程度の面積を有する平板状の受け部である。受け皿153は、一例として鉄、銅、アルミニウム等の金属、プラスチック等の樹脂などにより構成されることができるが、他の材料でもよい。
また、ロボット10は、ベルトコンベヤ2の搬送面Sで搬送される春巻きFの動画像を撮像する撮像部であるカメラ17と、搬送面Sの移動量(移動距離)を計測する移動量計測部であるエンコーダ18とを備えている。カメラ17で取得する画像は動画像に限定されず、静止画像でもよい。カメラ17及びエンコーダ18は配線を介して制御部16に接続されている。カメラ17は、ロボット10の上流側に配置されている。エンコーダ18は、ロボット10の下流側に配置されている。ただし、エンコーダ18は、ロボット10の上流側に配置されてもよい。カメラ17によって撮像された画像及びエンコーダ18の計測信号は、制御部16に送信される。カメラ17によって撮像された画像は記憶部19に格納されて、制御部16が記憶部19から画像を読み出してもよい。本第1実施形態ではカメラ17及びエンコーダ18はロボット10の一部として構成されているが、ロボット10とは別の要素であってもよい。
制御部16は、ロボット10全体の動作を制御し、特に春巻きFの計量に関わる制御を行う。制御部16は、カメラ17で取得された画像に基づき、計測対象となる春巻きFを選択する。この際、制御部16は、選択した春巻きFが存在する領域の位置情報を取得してもよい。制御部16は、ロボット本体の図示しない回転アクチュエータの回転動作及びロボットアーム12の伸縮を制御することで、ロボットアーム12及びロボットハンド13が移動可能なロボット空間内におけるロボットハンド13の位置を制御する。また、制御部16は、第1のアクチュエータ141の軸の伸縮動作を制御することで、把持部14の垂直方向の移動、より詳細には把持部14の先端部(非接触吸着パッド143、ガイド部材142)の垂直方向の位置を制御する。制御部16は、図示しないコンプレッサを制御することによって、2つの非接触吸着パッド143の吸着動作、すなわち把持部14による把持の動作を制御する。制御部16は、第2のアクチュエータ151の軸の伸縮動作を制御することで、受け部153の移動(計測部15の移動)を制御する。制御部16は、ロードセル152により測定された春巻きFの重量を示す電気信号を受信することにより、計測された春巻きFの重量に関する情報を取得する。制御部16は、計測された春巻きFの重量に関する情報を記憶部19に格納してもよい。制御部16は、計測された春巻きFの重量に関する情報を表示部20に表示してもよい。制御部16のより詳細な動作は後述する。
次に、本第1実施形態に係るロボット10によって行われる、ベルトコンベヤ2の搬送面Sで搬送される春巻きFの重量を計測する処理について説明する。本処理は、制御部16による制御に基づき行われる。本処理の概要は以下の通りである。
制御部16は、ロボットハンドを搬送面S上に移動させ、把持部14の先端を搬送面Sに向けて下げる。制御部16は、搬送面S上の計量対象の春巻きFを把持部14によって把持して、持ち上げる(すなわち、春巻きFをピッキングする)。ピッキング前に春巻きFが存在していた領域を第1領域と呼ぶ。ロボット10が春巻きFを最初に把持した後も搬送面Sは移動しており、従って、春巻きFが存在していた第1領域も移動している。制御部16は、所定時間後に第1領域が通過する位置(第1位置)に対応する位置(第2位置)にロボットハンド13を移動させる。制御部16は、把持部14によってピッキングした春巻きFを、計測部15の受け皿153上に載せ、計測部15のロードセルによって重量を計測する。制御部16は、重量の計測後、把持部14によって再度受け皿153から春巻きFを把持し、把持した状態のまま把持部14の先端を搬送面Sへ向けて下げる。制御部16は、把持部14の下方に第1領域が到来するタイミングで、把持部14から春巻きFを解放(リリース)する。これにより、春巻きFは搬送面Sの元の領域(第1領域)に載置される。
前段では、制御部16が、ロボットハンドを春巻きFのリリース位置へ移動してから、春巻きFを計量する動作手順を示した。他の実施形態としては、制御部16が、春巻きFを計量してから、ロボットハンドを春巻きFのリリース位置へ移動する動作手順をとることができる。すなわち、制御部16は、ロボットハンドを搬送面S上に移動させ、把持部14の先端を搬送面Sに向けて下げる。制御部16は、搬送面S上の計量対象の春巻きFを把持部14によって把持して、持ち上げる。制御部16は、把持部14によってピッキングした春巻きFを、計測部15の受け皿153上に載せ、計測部15のロードセルによって重量を計測する。制御部16は、重量の計測後、把持部14によって再度受け皿153から春巻きFを把持する。制御部16は、所定時間後に第1領域が通過する位置(第1位置)に対応する位置(第2位置)にロボットハンド13を移動させる。制御部16は、春巻きFを把持した状態のまま把持部14の先端を搬送面Sへ向けて下げる。制御部16は、把持部14の下方に第1領域が到来するタイミングで、把持部14から春巻きFを解放(リリース)する。これにより、春巻きFは搬送面Sの元の領域(第1領域)に載置される。なお、さらに他の実施形態として、ロボットハンドを春巻きFのリリース位置へ移動させる動作と、春巻きFを計量する動作とを同時並行的に行う実施形態も可能である。
以下、本処理についてさらに詳細に説明する。
図7は、ロボット10により春巻きFの重量を計測する処理の詳細を示すフローチャートである。本処理の開始時において、ロボット10の把持部14の非接触吸着パッド143の吸着動作は停止している。また、第1のアクチュエータ141の軸及び第2のアクチュエータ151の軸はともに完全に縮んだ状態である。このとき計測部15の受け皿153は、把持部14の垂直方向の移動を阻害しない位置である退避位置に位置している。
ステップS101において、ロボット10の制御部16は、上流側に配置されているカメラ17によって撮像される動画像を取得する。
図8は、カメラ17から取得される動画像の1フレームを例示する図である。
ステップS102において、制御部16は、カメラ17によって取得された画像に基づき、搬送面S上を横に4つ並んで搬送される春巻きFのうちから、計量の対象とする1つの春巻きFを選択する。例えば、各巻き装置1a~1dによって成形された春巻きを均等に(例えば順番に)選択してもよい。すなわち、図7のフローチャートの処理が繰り返し実行されて複数の春巻きFの重量が計測される場合には、各巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFが同程度の回数選択されるようにしてもよい。
或いは、制御部16は、カメラ17によって取得された画像から人工知能によって春巻きFの状態を推測し、推測された状態に基づいて、計量の対象とする春巻きFを選択してもよい。例えば、春巻きFの重量を推測し、その春巻きFを計量の対象とするか否かを決定してもよい。推測された重量の値が第1閾値より小さいもの(例えば重量が異常に軽いと推定されるもの)又は第2閾値より大きいもの(例えば重量が異常に重いと推定されるもの)があれば、そのような春巻きを計量の対象として優先的に選択してもよい。あるいは逆に、そのような春巻きを計量の対象から除外してもよい。別の例として、制御部16は、春巻きFの品質を外観から推測し、品質が不良品以外のものの中から、計量の対象となる春巻きFを選択してもよい。不良品以外の品質として、良品、及び軽微な修正作業により良品に修正可能な品(修正可能品)がある。
ステップS103において、制御部16は、ステップS102で選択された計量対象の春巻きFの位置、すなわち、各春巻きFを含む領域の位置を算出する。算出する位置は、一例として搬送面S内の相対位置でもよいし、予め定めた座標系の絶対座標でもよい。春巻きFの位置として、春巻きの先端位置、中心位置(重心)又は後端位置を算出してもよい。あるいは、春巻きを含む領域の範囲、又は領域の中心位置などを算出してもよい。春巻きFを含む領域は、平面視で春巻きFが占有する領域でもよいし、占有する領域に一定のマージンを加えた領域でもよいし、春巻きFに外接する矩形でもよい。画像処理によって春巻きFの位置を算出する方法としては、例えば、2値化、領域分割、領域抽出等の画像処理技術を用いてもよい。或いは、人工知能(AI:Artificial Intelligence)に基づくセマンティックセグメンテーション等を用いてもよい。
ステップS104において、制御部16は、ロボット本体11の図示しない回転アクチュエータの回転及びロボットアームの伸縮の少なくとも一方等を行うことによって、ロボットハンド13を移動させる。例えば、制御部16は、選択した春巻きFが今後通過する位置(搬送面S内の相対位置であり、搬送面Sの移動に影響しない位置)のうちピッキングを行う位置(ピッキング位置)を決定する。制御部16は、ピッキング位置に対応するロボット空間内の位置(ピッキング待機位置)に把持部14の先端が位置するように、ロボットハンド13を移動させる。例えばピッキング位置の真上に把持部14の先端が位置するように、ロボットハンドを移動させる。ピッキング待機位置の搬送面Sからの高さは予め決められていてもよい。制御部16は、ピッキング位置をロボットハンド13の移動に要する時間、及び搬送面Sの移動速度と基づき決定してもよい。或いは、ピッキングを行う位置を巻き装置ごとに予め決めておき、予め決めた位置をピッキング位置としてもよい。同様に、ピッキング待機位置を巻き装置ごとに予め決めておき、予め決めた位置をピッキング待機位置としてもよい。
図9Aは、把持部14の先端を、搬送面Sにおけるピッキング位置に対応する位置(ピッキング待機位置)まで移動させた状態を示す。
ベルトコンベヤ2の搬送面Sは常に移動している。制御部16は、上記のステップS102で算出された計量対象の春巻きFの位置と、エンコーダ18によって計測された搬送面Sの移動量(エンコーダ18の回転数)とに基づいて、把持部14の下に春巻きFが位置する(到来する)タイミングを計算する。すなわち、制御部16は、搬送面Sにおいて春巻きFを把持部14の下に位置するタイミングを計算する。具体的には、春巻きFを検出した時刻と、ステップS102で算出された春巻きFの位置とピッキング位置間の距離に基づき、把持部14の下に春巻きFが到来するタイミングをエンコーダ18の回転数から計算できる。
ステップS105において、制御部16は、計算したタイミングに応じて、把持部14の先端を計量対象の春巻きFに接近させ(搬送面Sに対向する方向に移動させ)、春巻きFを把持部14によって把持する。より詳細には、制御部16は、第1のアクチュエータ141の軸を垂直方向に伸ばすとともに、非接触吸着パッド143の吸着動作を開始させる。第1のアクチュエータ141の軸を伸ばす長さは予め決められていてもよい。あるいは、把持部14の先端(例えばガイド部材142の下面など)に近接センサを設け、近接センサにより春巻きFとの距離が一定値に達したら軸を伸ばす動作を停止してもよい。把持部14の先端が搬送面S上の計量対象の春巻きFに近づき、把持部14の先端に、非接触吸着パッド143を介して春巻きFが非接触状態で把持(吸着)される。この際、先述したように、ガイド部材142が存在することにより、春巻きFは確実に把持される。
図9Bは、計量対象の春巻きFを把持部14によって把持した状態を示す。
ステップS106において、制御部16は、把持部14の先端に把持されている春巻きFを垂直上方(搬送面Sに対向する方向の反対方向)に持ち上げる。
図9Cは、把持部14の先端に把持されている春巻きFを垂直上方に持ち上げた状態を示す。詳細には、制御部16は、非接触吸着パッド143の吸着動作を維持したまま、第1のアクチュエータ141の軸を垂直方向に縮める。これにより、把持部14の先端に非接触状態で吸着されている春巻きFは、その状態のまま垂直上方に持ち上げられる。
ステップS107において、制御部16は、計測部15の第2のアクチュエータ151の軸を水平方向に伸ばすことによって、計測部15の受け皿153を、退避位置から、把持部14の先端に把持されている春巻きFの直下に移動させる。すなわち、受け皿153を、把持部14の先端と受け皿153との間に春巻きFが位置する位置(計測位置)に移動させる。
図9Dは、計測部15の先端の受け皿153を把持部14の先端に把持されている春巻きFの直下に移動させた状態を示す。
ステップS108において、制御部16は、把持部14の非接触吸着パッド143の吸着動作を停止させることによって(把持部14の把持を解放することによって)、把持部14の先端に把持されている春巻きFが落下し、受け皿153に載せられる。
図9Eは、把持部14の先端に把持されている春巻きFを受け皿153上に載せた状態を示す。
ステップS109において、制御部16は、計測部15のロードセル152によって、受け皿153上の春巻きFの重量を計測する。
図9Fは、計測部15のロードセル152によって、受け皿153上の春巻きFの重量を計測する状態を示す。この際、非接触吸着パッド143の吸着動作は停止されているため、非接触吸着パッド143の吸着動作に伴って発生する空気流の影響を受けることなく、春巻きFの重量の計測を行うことができる。よって、高精度な計測を行うことができる。
ステップS110において、制御部16は、把持部14の非接触吸着パッド143の吸着動作を再開させることによって、計測部15の先端の受け皿153上にある春巻きFを把持部14によって再度把持する。
図9Gは、計測部15の先端の受け皿153上にある春巻きFを把持部14によって再度把持した状態を示す。
ステップS111において、制御部16は、計測部15の第2のアクチュエータ151の軸を水平方向に縮めることによって、受け皿153を計測位置から元の位置(退避位置)まで戻す。
図9Hは、計測部15の第2のアクチュエータ151の軸を水平方向に縮めることによって、受け皿153を元の位置に戻した状態を示す。
ステップS112において、制御部16は、把持部14の先端に把持されている春巻きFを、搬送面S上の元の領域(第1領域)内の位置に戻す。
図9Iは、把持部14の先端に把持されている春巻きFを、搬送面S上の元の領域(第1領域)内の位置に戻した状態を示す。詳細には、制御部16は、春巻きFが最初に搬送面Sから把持されてから所定時間後に第1領域が通過する位置(搬送面S内の相対位置であり、搬送面Sの移動に影響しない位置)を搬送面Sにおける春巻きFの解放位置(第1位置)とする。制御部16は、解放位置に対応するロボット空間内の位置(解放待機位置又は第2位置)に把持部14の先端が位置するようにロボットハンド13を移動させる。所定時間は、春巻きFを搬送面Sから把持してから計測後に把持部14から解放するまでに要する時間以上の長さを有する時間(第1時間)である。制御部16は、ロボットハンド13の解放待機位置(第2位置)を、上記所定時間と、搬送面Sの移動速度とに基づき決定してもよい。例えば、搬送面Sの移動速度と、搬送面Sから春巻きFをピッキングしてから搬送面Sに解放(リリース)するまでに要する時間とに基づき、春巻きFの解放が間に合う位置を解放待機位置(第2位置)として決定する。解放待機位置を巻き装置ごとにそれぞれ予め決めておき、予め決めた位置を解放待機位置としてもよい。
制御部16は、ロボット本体11の図示しない回転アクチュエータの回転及びロボットアームの伸縮の少なくとも一方等を行うことによって、解放待機位置(第2位置)までロボットハンド13を移動させる。制御部16は、元の領域(第1領域)が解放位置(第1位置)を通過するタイミングに応じて、ロボットハンドの把持部14に春巻きFを解放させる。より詳細には、制御部16は、元の領域(第1領域)が把持部14の先端の下に到来するタイミングに合わせて、把持部14の先端を搬送面Sに対向する方向に下げ、かつ把持部14の非接触吸着パッド143の吸着動作を停止させる。これにより、春巻きFを把持部14から解放し、元の領域(第1領域)に載置することができる。元の領域(第1領域)が解放位置(第1位置)を通過するタイミング、すなわち春巻きFを解放するタイミングは、春巻きFをピッキングしてから解放するまでの搬送面Sの移動量(エンコーダ18の回転数)に基づき決定できる。これにより、把持部14の先端に非接触状態で吸着されていた春巻きFは、把持部14から解放され、搬送面S上の元の領域(第1領域)に戻される。
ステップS113において、制御部16は、把持部14の第1のアクチュエータ141の軸を垂直方向に縮めることによって、把持部14の先端を元の位置に戻す(図9J)。
以上のステップS101からS113までの処理を行うことによって、ロボット10は、搬送面Sで搬送される春巻きFの重量を計測することができる。また、ステップS101からS113までの処理を繰り返し行うことによって、ロボット10は、搬送面Sで搬送される複数の春巻きFの重量を計測することができる。これにより、例えば、搬送面Sを搬送される春巻きFをサンプリングして、その重量を計測することができる。
以上、本第1実施形態によれば、ロボット10のロボットハンド13は、ベルトコンベヤ2の搬送面Sから春巻きFを把持する把持部14と、把持部14から春巻きFを受ける受け皿153と、受け皿153で受けた春巻きFの重量を計測する計測部15とを備えている。春巻きFを一旦受け皿153に載せて重量を計測するため、春巻きFの重量を従来技術より高い精度(高精度)で計測できる。また搬送面Sからピッキングした春巻きFの受け皿153への移動を、ロボットハンド13内(把持部14と計測部15とが近くに配置されている)で行うため、重量の計測を高速に行うことができる。このように、本第1実施形態によれば、搬送面Sで搬送される春巻きFの重量を高速かつ高精度に計測することが可能となる。
より詳細には、把持部14によって把持された春巻きFを計測部15の受け皿153上に載せて重量を計測し、把持部14によって再度把持するまでの動作は、第1のアクチュエータ141の軸及び第2のアクチュエータ151の軸を伸縮させるだけで行うことができる。これにより、春巻きFの重量の計測を短時間で行うことができる。これにより、例えば、計測部15をロボットの本体側又はロボットの外側に設ける場合等と比べて、計測時間を例えば半分以下に抑えることができる。重量の計測に要する時間が短くて済むため、春巻きFを搬送面S上の元の領域内の位置に戻すことができる。すなわち、搬送面Sから春巻きFをピッキングして重量を計測している間にも搬送面Sは常に移動しているため、計測時間が長いと、ロボットアーム12の長さの最大長を超えて、春巻きFが存在していた領域(第1領域)が進んでしまう。この場合、春巻きFを元の領域(第1領域)に戻すことができなくなる。春巻きが高密度で配置されている場合、元の領域以外に、春巻きを戻すスペースが存在しないことがある。本第1実施形態では計測時間が短くて済むため、春巻きを元の領域に戻すことができるため、春巻きを解放した際に他の春巻きに重なることを抑制できる。
また、本第1実施形態によれば、搬送面Sを搬送される春巻きFを非接触状態で吸着(把持)する。このため、重量の計測の際に、春巻きFを変形させたり、表面に跡を残したりすることを抑制できる。詳細には、把持部14の先端には、春巻きFを非接触状態で吸着(把持)する2つの非接触吸着パッド143と、非接触吸着パッド143によって吸着された春巻きFの側面周囲を囲むガイド部材142とが設けられている。これにより、非接触吸着パッド143の非接触での吸着力(把持力)が向上するとともに、春巻きFが横滑りして落下することが抑制される。
また、把持部14の先端にガイド部材142が取り付けられており、非接触吸着パッド143はガイド部材142上に載置されている。これにより、ガイド部材142の取り付け及び取り外しを簡単に行うことができる。例えば、春巻きF以外の他の食品を計量の対象とする場合には、その食品の形状に合わせたガイド部材を用いることができる。その場合にはガイド部材だけを付け替えて、非接触吸着パッド143は使い回すことができる。
また、非接触吸着パッド143は、ガイド部材142の形状、すなわち春巻きFの形状に合わせて、複数載置されている。本第1実施形態ではガイド部材142の長さ方向に沿って2つの非接触吸着パッド143が配置されている。これにより、負圧が均一に形成されるため、春巻きFを形状の変形を抑制しつつ、より確実に把持することができる。
また、計測部15によって春巻きFの重量が計測される際には、非接触吸着パッド143の吸着動作は停止される。これにより、非接触吸着パッド143の吸着動作に伴って発生する空気流の影響を受けることなく、春巻きFの重量の計測を高精度に行うことができる。
また、制御部16は、カメラ17によって撮像された動画像から搬送面S上の春巻きFの位置を算出し、エンコーダ18によって搬送面Sの移動量を計測できる。これにより、計量対象の春巻きFを確実にピッキングすることができ、また、ピッキングした春巻きFを搬送面S上の元の領域(第1領域)に高確度で戻すことができる。
なお、図7のフローチャートのステップS102では、カメラ17によって取得された動画像の1フレームに対して画像処理を施すことによって、春巻きFの領域(位置)を算出していた。これに代えて、カメラ17の代わりに又はカメラ17に加えて、光電センサを配置して、光電センサによって春巻きFが通過したことを検出してもよい。この場合、光電センサに対応する搬送面S上の範囲又は位置を、春巻きFが存在する領域又は位置とすればよい。また、ベルトコンベヤ2の駆動速度(搬送面Sの移動速度)が高い精度で常に一定である場合には、エンコーダ18に代えて、タイマによって計測される時間に搬送面Sの移動速度を乗算することによって、搬送面Sの移動量を算出してもよい。この場合、タイマをロボット10に設けてもよい。
(第2実施形態)
図10は、本開示の第2実施形態に係る食品計量システム100の構成例を示す模式図である。食品計量システム100は、巻き装置1a~1d、ベルトコンベヤ2、及びロボット10に加えて、巻き装置1a~1dを管理する管理装置30を備えている。管理装置30の機能がロボット10に含まれていてもよい。管理装置30は、ユーザにより操作を受ける入力部31、データ又は情報を表示する表示部32、管理装置30の動作を制御する制御部33(第2制御部)、ロボット10及び巻き装置1a~1d等と通信する通信部34、データ又は情報を記憶する記憶部35を備える。制御部33がCPU等のプロセッサにより構成される場合、プロセッサに実行させるプログラム及びプログラムの動作に必要なパラメータ等のデータを記憶部35に格納してもよい。通信部34はユーザが保持する端末装置と通信してもよい。入力部31の代わりに、ユーザは、端末装置から操作を入力してもよい。
ロボット10は、制御部16による制御の下、ベルトコンベヤ2の搬送面Sで搬送される複数個又は所定の個数の春巻きFを選択し、選択した春巻きFの重量を計測する。この際、各巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFが均等に選択されるようにしてもよい。例えば、100個の春巻きFの重量を計測する場合、各巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFがそれぞれ25個ずつ選択されるようにする。
管理装置30の通信部34は、ロボット10によって計測された春巻きFの重量を示す情報をロボット10から受信する。制御部33は、ロボット10によって計測された春巻きFの重量に基づいて、各巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFの平均の重量をそれぞれ算出する。例えば、巻き装置1a~1dによって成形された春巻きFの各平均の重量がそれぞれ101g、100g、99g、102gのように算出される。
管理装置30の制御部33は、平均の重量が規定の範囲内に収まらない巻き装置がある場合には、当該巻き装置に異常又は異常予兆があることを決定する。例えば、規定の範囲が99g~101gである場合、巻き装置1dによって成形された春巻きFの平均の重量102gは、規定の範囲(99g~101g)内に収まっていない。そのため、管理装置30の制御部33は、巻き装置1dに当該巻き装置に異常又は異常予兆があることを決定する。以下では、異常又は異常予兆が検出された巻き装置として巻き装置1dを想定する。本例では平均の重量を用いたが、サンプリングにより選択した1つの春巻きの重量を用いてもよい。また平均でなく、中央値、最小値、最大値又は標準偏差など、他の統計値を用いてもよい。
なお、本例の趣旨は、規定の範囲の重量となるように各巻き装置を調整する点にある。以下、巻き装置の異常又は異常予兆を例にして説明するが、本例の権利範囲は異常又は異常予兆に限定されない。春巻きFの重量が102gのとき、巻き装置の異常と判断しても良いし、異常ではないが規定の範囲に近づけるために巻き装置を調整すべきと判断してもよい。
制御部33は、表示部32に巻き装置1dに異常又は異常予兆があることを示す情報(例えば警告メッセージ)を表示させる。例えば、巻き装置1dの識別情報と、異常の種別(例えば“重量異常”)、異常の内容(例えば“1gオーバー”)などの情報を表示する。表示部32に表示された情報を確認したユーザは、巻き装置1dに出向いて、巻き装置1dの状態を確認し、巻き装置1dの動作を調整してもよい。或いは、ユーザは、巻き装置1dの動作を制御するパラメータの修正を指示する指示データを入力部31から入力し、指示データを通信部34から巻き装置1dに送信してもよい。指示データを受信した巻き装置1dは、指示データに従って、パラメータを調整する。パラメータの一例として、加工に使用する材料の量(材料使用量)を示す値、巻き圧力、加工温度など様々ある。巻き装置1dは調整後のパラメータに従って加工を行うことで、巻き装置1dの歩留まりを向上させることができる。
管理装置30の制御部33は、検出した異常の内容に基づき巻き装置1dの動作を制御するパラメータを修正し、修正したパラメータの使用を指示する指示データを巻き装置1dに送信してもよい。例えば、異常の内容と修正すべきパラメータの修正量とを対応づけたテーブルを予め管理装置30の記憶部35に保持しておき、制御部33は、検出した異常の内容に応じたパラメータの修正量をテーブルから特定してもよい。これにより、作業員を介することなく、巻き装置の歩留まりを自動的に向上させることができる。
管理装置30は、表示部32に巻き装置に関する異常等の検出を示す情報を表示すること以外に、巻き装置1dに対して警告信号を送信し、巻き装置1d側で警告信号に応じた情報を出力してもよい。例えば、巻き装置1dに表示部が設けられている場合に、この表示部に警告メッセージを表示してもよい。巻き装置1dの表示部に表示されている警告メッセージを見た作業員は、その場で巻き装置1dの動作を調整してもよい。例えば、材料使用量、具体的には具材の充填量が少なくなるように、巻き装置1dを調整する。これにより、巻き装置1dの歩留まりを向上させることができる。表示部32に表示する内容と同じ情報又はデータをロボット10の表示部に表示してもよい。
なお、巻き装置の異常又は異常兆候を通知する手段は表示部32に警告メッセージを表示することに限定されるものではない。警告メッセージを作業員等のユーザに通知する手段は、例えばアラームを鳴らす等の他の手段であってもよい。この場合、管理装置30、ロボット又は巻き装置にスピーカを設けてもよい。作業員等がタブレット端末を所有している場合は、警告メッセージをこのタブレット端末へ通知してもよい。
(ハードウェア構成)
図1のロボット10、図10の管理装置30、及び巻き装置1a~1dのそれぞれの一部または全部は、一例として、1以上のCPU(中央処理装置)等のプロセッサ、記憶装置、通信インタフェースを備える情報処理装置として構成されていてもよい。情報処理装置では、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションが動作してもよい。OS及びアプリケーションは、本実施形態に係る動作を実現するためのコンピュータプログラムの一例に相当する。ロボット10、管理装置30及び巻き装置1a~1dのそれぞれの一部または全部の機能を、FPGA、ASICなどの半導体回路やGPU(Graphics Processing Unit)によって実現してもよい。情報処理装置は、物理的な計算機であってもよいし、仮想計算機(Virtual Machine:VM)、コンテナ(container)又はこれらの組み合わせにより実現されるものであってもよい。1つ以上の物理計算機、仮想計算機、コンテナにロボット10、管理装置30及び巻き装置1a~1dの機能を分担させてもよい。
本開示の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、開示の範囲を限定することは意図していない、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、開示の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された開示とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本明細書に記載された本開示の効果は例示に過ぎず、その他の効果があってもよい。
なお、本開示は以下のような構成を取ることもできる。
[項目1]
搬送面により搬送される物品を把持する把持部と、前記把持部から前記物品を受ける受け部と、前記受け部で受けた前記物品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、
前記ロボットハンドを制御する制御部と、
を備える、計量装置。
[項目2]
前記制御部は、前記計測部により計測された前記物品を前記受け部から前記把持部に把持させ、前記把持部に把持された前記物品を前記搬送面に解放する
項目1に記載の計量装置。
[項目3]
前記制御部は、
前記把持部を前記搬送面に対向する第1方向に移動させて、前記搬送面の物品を前記把持部により把持させ、
前記物品を把持した前記把持部を前記搬送面から前記第1方向と反対の第2方向に移動させ、
前記受け部を退避位置から、前記把持部との間に前記物品が位置する計測位置に移動させ、
前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記受け部で受ける、項目1又は2に記載の計量装置。
[項目4]
前記制御部は、
前記計測部により計測された前記物品を前記受け部から前記把持部に把持させ、
前記物品が前記把持部に把持されている間に、前記受け部を前記退避位置に移動させ、
前記把持部を前記第1方向に移動させ、前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記搬送面に載置する
項目3に記載の計量装置。
[項目5]
前記制御部は、前記搬送面の第1領域から前記物品を前記把持部に把持させ、
前記物品が把持されてから第1時間後に前記第1領域が通過する第1位置に対応する第2位置に前記ロボットハンドを移動させ、
前記第1領域が前記第1位置を通過するタイミングに応じて、前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記第1領域に載置する
項目2に記載の計量装置。
[項目6]
前記第1時間は、前記物品を前記搬送面から把持してから前記物品を計測後に前記把持部から解放するまでに要する時間以上の長さを有する
項目5に記載の計量装置。
[項目7]
前記制御部は、前記第1時間と、前記搬送面の移動速度とに基づき、前記ロボットハンドを移動させる前記第2位置を決定する
項目5又は6に記載の計量装置。
[項目8]
前記搬送面から前記物品を把持してからの前記搬送面の移動量を計測する移動量計測部を備え、
前記制御部は、前記移動量に基づき前記タイミングを決定する
項目5~7のいずれか一項に記載の計量装置。
[項目9]
前記把持部を前記第1方向及び前記第2方向に移動させる第1のアクチュエータと、
前記受け部を前記退避位置と前記計測位置との間で移動させる第2のアクチュエータとを備え、
前記制御部は、前記第1のアクチュエータを制御することにより前記把持部を移動させ
前記制御部は、前記第2のアクチュエータを制御することにより前記受け部を移動させる
項目3又は4に記載の計量装置。
[項目10]
前記計測部は前記受け部で受けた前記物品の重量を電気信号に変換するロードセルを含む
項目1~9のいずれか一項に記載の計量装置。
[項目11]
前記受け部は、前記ロードセルと結合されており、
前記受け部は、前記ロードセルと一体に移動させられる
項目10に記載の計量装置。
[項目12]
前記把持部は、開口から気体を噴出することにより前記物品を非接触状態で把持する非接触吸着パッドを含む
項目1~11のいずれか一項に記載の計量装置。
[項目13]
前記物品は加工食品であり、
前記把持部は、前記非接触吸着パッドによって非接触状態で把持された前記加工食品の側面周囲を前記加工食品の形状に沿って囲むガイド部材を含む
項目12に記載の計量装置。
[項目14]
前記ガイド部材の高さは、前記加工食品の高さよりも低い
項目13に記載の計量装置。
[項目15]
前記非接触吸着パッドは前記ガイド部材上に載置され、
前記非接触吸着パッドの前記開口は、前記ガイド部材によって囲まれた空間に対向する
項目13又は14に記載の計量装置。
[項目16]
前記非接触吸着パッドは、前記ガイド部材の形状に応じて複数載置される、
項目15に記載の計量装置。
[項目17]
前記搬送面で搬送される複数の物品の画像を取得する撮像部を備え、
前記制御部は、前記画像に基づき前記搬送面で搬送される前記複数の物品から計量対象とする物品を選択する
項目1~16のいずれか一項に記載の計量装置。
[項目18]
前記制御部は、前記撮像部によって取得された前記画像に基づき人工知能によって前記複数の物品の状態を推測し、推測された状態に基づいて、前記複数の物品から計量の対象とする物品を選択する
項目17に記載の計量装置。
[項目19]
物品を搬送する搬送面における前記物品をロボットハンドの把持部によって把持し、
前記把持部によって把持された物品を前記把持部から前記ロボットハンドの受け部で受け、
前記受け部で受けた前記物品の重量を前記ロボットハンドの計測部によって計測し、
計測された前記物品を前記受け部から前記把持部によって把持し、
前記把持部によって把持された物品を前記搬送面に解放する、
計量方法。
[項目20]
食品を加工して加工食品とし、前記加工食品を搬送面に載置する食品加工装置と、
前記搬送面で搬送される前記加工食品を把持する把持部と、前記把持部から前記加工食品を受ける受け部と、前記受け部で受けた前記加工食品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、
前記ロボットハンドを制御する第1制御部と、
前記加工食品の重量に基づいて、前記食品加工装置による前記食品の加工を制御する第2制御部と、
を備えた、食品計量システム。
1a、1b、1c、1d 巻き装置(食品加工装置)
2 ベルトコンベヤ(搬送装置)
3 搬送ベルト
10 食品計量ロボット(食品計量装置)
11 ロボット本体
12 ロボットアーム
13 ロボットハンド
14 把持部
141 第1のアクチュエータ
142 ガイド部材
142a 側壁部
142b 上辺部
143 非接触吸着パッド
143a 本体部
143b 内挿部
143c 供給口
143d 流路
143e 開口
15 計測部
151 第2のアクチュエータ
152 ロードセル
153 受け皿(受け部)
16 制御部(制御ユニット)
17 カメラ(撮像部)
18 エンコーダ(移動量計測部)
19 記憶部
20 表示部
21 通信部
30 管理装置
31 入力部
32 表示部
33 制御部
34 通信部
35 記憶部
A 回転軸
D 搬送方向
F 春巻き(加工食品)
S 搬送面
H 春巻きの高さ
X 水平方向
Z 上下方向
d 隙間
h 側壁部の高さ

Claims (11)

  1. 搬送面により搬送される物品を把持する把持部と、前記把持部から前記物品を受ける受け部と、前記受け部で受けた前記物品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを制御する制御部と、
    を備える、計量装置。
  2. 前記制御部は、
    前記把持部を前記搬送面に対向する第1方向に移動させて、前記搬送面の物品を前記把持部により把持させ、
    前記物品を把持した前記把持部を前記搬送面から前記第1方向と反対の第2方向に移動させ、
    前記受け部を退避位置から、前記把持部との間に前記物品が位置する計測位置に移動させ、
    前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記受け部で受ける、
    請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記制御部は、
    前記計測部により計測された前記物品を前記受け部から前記把持部に把持させ、
    前記物品が前記把持部に把持されている間に、前記受け部を前記退避位置に移動させ、
    前記把持部を前記第1方向に移動させ、前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記搬送面に載置する
    請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記制御部は、前記搬送面の第1領域から前記物品を前記把持部に把持させ、
    前記物品が把持されてから第1時間後に前記第1領域が通過する第1位置に対応する第2位置に前記ロボットハンドを移動させ、
    前記第1領域が前記第1位置を通過するタイミングに応じて、前記把持部に前記物品を解放させることにより、前記物品を前記第1領域に載置する
    請求項1に記載の計量装置。
  5. 前記制御部は、前記第1時間と、前記搬送面の移動速度とに基づき、前記ロボットハンドを移動させる前記第2位置を決定する
    請求項4に記載の計量装置。
  6. 前記搬送面から前記物品を把持してからの前記搬送面の移動量を計測する移動量計測部を備え、
    前記制御部は、前記移動量に基づき前記タイミングを決定する
    請求項4又は5に記載の計量装置。
  7. 前記計測部は前記受け部で受けた前記物品の重量を電気信号に変換するロードセルを有し、
    前記受け部は、前記ロードセルと結合されており、
    前記受け部は、前記ロードセルと一体に移動させられる
    請求項1~6のいずれか一項に記載の計量装置。
  8. 前記物品は加工食品であり、
    前記把持部は、開口から気体を噴出することにより前記加工食品を非接触状態で把持する非接触吸着パッドを有し、
    前記把持部は、前記非接触吸着パッドによって非接触状態で把持された前記加工食品の側面周囲を前記加工食品の形状に沿って囲むガイド部材を含む
    請求項1~7のいずれか一項に記載の計量装置。
  9. 前記非接触吸着パッドは前記ガイド部材上に載置され、
    前記非接触吸着パッドの前記開口は、前記ガイド部材によって囲まれた空間に対向する
    請求項8に記載の計量装置。
  10. 物品を搬送する搬送面における前記物品をロボットハンドの把持部によって把持し、
    前記把持部によって把持された物品を前記把持部から前記ロボットハンドの受け部で受け、
    前記受け部で受けた前記物品の重量を前記ロボットハンドの計測部によって計測し、
    計測された前記物品を前記受け部から前記把持部によって把持し、
    前記把持部によって把持された物品を前記搬送面に解放する、
    計量方法。
  11. 食品を加工して加工食品とし、前記加工食品を搬送面に載置する食品加工装置と、
    前記搬送面で搬送される前記加工食品を把持する把持部と、前記把持部から前記加工食品を受ける受け部と、前記受け部で受けた前記加工食品の重量を計測する計測部と、を含むロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを制御する第1制御部と、
    前記加工食品の重量に基づいて、前記食品加工装置による前記食品の加工を制御する第2制御部と、
    を備えた、食品計量システム。
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