JP2023113445A - 画像表示装置、画像表示装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像酔いを低減する技術を提供する。【解決手段】ユーザからの指示に基づいて画像を拡大可能な画像表示装置であって、画像から被写体に関する情報を取得する被写体情報取得手段と、前記ユーザの視聴環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記被写体に関する情報と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更する変更手段とを有する。【選択図】 図3

Description

本開示は、画像表示装置、画像表示装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
近年、高速ネットワークインフラの整備や撮影装置の高性能化等に伴い、視聴者が自分の見たい位置や画角をインタラクティブに選んで視聴する技術が考案されている。視聴者は、タブレット端末などの画面を直接触って操作したり、ヘッドマウントディスプレイを装着して視線を変更したり頭部を傾けたりして、見たい位置や画角を選択することができる。
特許文献1では、全体映像を複数の小領域に分割し、ユーザ操作に基づいて選択された小領域の映像を配信する技術が開示されている。
特開2015-97343号公報
しかしながら、視聴者が見たい位置や画角を自由に操作できるようになると、注目被写体に近づき過ぎて、被写体を拡大表示し過ぎる懸念がある。ヘッドマウントディスプレイなど没入感の高い視聴環境では、被写体を拡大表示し過ぎると、視聴者の視線移動量が大きくなり、映像酔いを引き起こしやすくなる。特許文献1に記載の技術では、視聴環境を考慮できないため、映像酔いを引き起こしてしまうことがある。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、映像酔いを低減するための技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本開示の一態様による画像表示装置は、
ユーザからの指示に基づいて画像を拡大可能な画像表示装置であって、
画像から被写体に関する情報を取得する被写体情報取得手段と、
前記ユーザの視聴環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記被写体に関する情報と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更する変更手段と、
を有することを特徴とする。
本開示によれば、映像酔いを低減することが可能となる。
一実施形態に係る画像表示装置を含むシステム構成例を示す図。 一実施形態に係る画像表示装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像表示装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像表示装置によって行われる処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る画像表示装置の機能構成例を示すブロック図。 第2の実施形態に係る画像表示装置によって行われる処理の手順を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る画像表示装置によって行われる処理の手順を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが本開示に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像表示装置を含むシステム構成例について説明する。本実施形態に係る画像表示システムでは、被写体106が存在する空間を撮影するべく複数の撮影装置101~103が配置されており、撮影装置101~103は有線または無線のネットワークを介して画像処理装置104と接続されている。そして、画像処理装置104は別の有線または無線のネットワークを介して画像表示装置105と接続されている。撮影装置101~103で撮影された画像は画像処理装置104へ送信され、画像選択や画像処理などのデータ処理を実行したのち、画像表示装置105へ送信される。画像処理装置104は、ネットワーク上にあるコンピュータ装置であり、クラウドサービスや自社利用サーバなどである。また、画像表示装置105は、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、タブレット端末装置などのコンピュータ装置であり、送信された画像を表示する画面を有する装置であり、ユーザからの指示に基づいて画像を拡大可能である。
<ハードウェア構成>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像表示装置105のハードウェア構成例について説明する。画像表示装置105は、CPU(Central Processing Unit)201、メインメモリ202、記憶部203、操作部204、表示部205、通信部206、及びバス207を備える。CPU201は、メインメモリ202に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて各種の処理を実行する1以上のCPUである。これによりCPU201は、画像表示装置105全体の動作制御を行うとともに、画像表示装置105が行うものとして説明する各種の処理を実行もしくは制御する。
メインメモリ202は、記憶部203からロードされたコンピュータプログラムやデータ、通信部206により外部から受信したデータ、などを格納するためのエリアを有する。さらにメインメモリ202は、CPU201が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このようにメインメモリ202は、各種のエリアを適宜提供することができる。
記憶部203には、OS(オペレーティングシステム)や、画像表示装置105が行うものとして説明する各種の処理をCPU201に実行もしくは制御させるためのコンピュータプログラムやデータなどが保存されている。記憶部203に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU201による制御に従って適宜メインメモリ202にロードされ、CPU201による処理対象となる。記憶部203には、例えば、シリコンディスク等の不揮発性メモリを適用することができる。
操作部204は、キーボード、マウス、ボタン、モードダイヤル、スイッチ、レバー、タッチパネル画面などを含むユーザインターフェースであり、ユーザが操作することで各種の指示をCPU201に対して入力することができる。
表示部205は、液晶画面やタッチパネル画面などの画面を有し、CPU201による処理結果を画像や文字などを通じて表示する。なお、表示部205がタッチパネル画面を有する場合、ユーザが該タッチパネル画面を操作することで入力した操作入力はCPU201に通知される。
通信部206は、ローカルエリアネットワークやIEEE802.11等の通信規格に準拠したデバイスであり、画像処理装置105は通信部206により外部装置とのデータ通信を行うことができる。また、CPU201、メインメモリ202、記憶部203、操作部204、表示部205、通信部206は何れもバス207に接続されている。
<機能構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係る画像表示装置105のそれぞれの機能構成例を説明する。なお、図3に示した機能部はハードウェアで実装しても構わない。画像表示装置105は、画像取得部301、動き量検出部302、視聴環境取得部303、視線移動量算出部304、表示拡大率取得部305、表示拡大率変更部306、及び拡大表示部307を備えている。
画像取得部301は、通信部206によって受信された画像データを取得する。動き量検出部302は、画像取得部301により取得された画像における被写体の動き量を検出する。動き量検出部302は、画像から被写体に関する情報を取得する被写体情報取得部として機能する。視聴環境取得部303は、ユーザの視聴環境情報を取得する。ここで、視聴環境情報とは、表示部205の画面サイズ、および、ユーザと表示部205との視聴距離を含む情報である。
視線移動量算出部304は、動き量検出部302により検出された被写体の動き量と、視聴環境取得部303により取得された視聴環境情報とに基づいて、ユーザの視線移動量を算出する。表示拡大率取得部305は、ユーザからの拡大操作指示に基づいて、その指示に対応する表示拡大率を取得する。表示拡大率変更部306は、ユーザの視線移動量が閾値以上にならないように表示拡大率の最大値を算出し、その最大値を考慮して、ユーザ指示による表示拡大率を必要に応じて変更する。すなわち、ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更する。
拡大表示部307は、表示拡大率変更部306により決定(変更)された表示拡大率に基づいて画像を拡大表示する。
<処理>
図4は、本実施形態に係る画像表示装置によって行われる処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下では図3に示した各機能部を処理の主体として説明する。しかし、実際には、画像表示装置105の各機能部の機能をCPU201に実現させるためのコンピュータプログラムをCPU201が実行することで、画像表示装置105の各機能部の機能を実現させている。
ステップS401では、画像取得部301は、通信部206によって受信された画像データを取得し、メインメモリ202に格納する。画像データは、静止画像のデータであってもよいし、動画像データをデコードした連続フレームの各画像のデータであってもよい。
ステップS402では、動き量検出部302は、ステップS401で取得した画像における被写体の動き量を検出し、メインメモリ202に格納する。ここで、被写体の動き量とは、連続するフレーム間の被写体の動きの見え方のパターンであり、ブロックマッチング法や勾配法などを用いて被写体の特徴量を抽出し、動きベクトルを検出することで、被写体の動き量を検出することができる。
ステップS403では、視聴環境取得部303は、ユーザの視聴環境情報を取得する環境情報取得部として機能し、取得した情報をメインメモリ202に格納する。ここで、視聴環境情報とは、表示部205の画面サイズ、およびユーザと表示部205との視聴距離であり、ユーザ指示または予めメインメモリ202に設定された値から取得することができる。あるいは、視聴距離については、表示部205の前面に備えた測距センサを用いて視聴距離を計測したり、表示部205の前面に備えた撮影装置を用いて顔のサイズを検出して視聴距離を推定したりしてもよい。
ステップS404では、視線移動量算出部304は、ユーザの視線移動量を算出し、メインメモリ202に格納する。ここで、視線移動量とは、被写体を追って動く眼球の角度であり、ステップS402で取得した被写体の動き量と、ステップS403で取得した視聴環境とに基づいて、例えば以下の式を用いて算出することができる。
Figure 2023113445000002
ここで、θは視線移動量[rad]、sは表示拡大率、vは被写体の動き量[px]、Dは画面サイズ[m]、dは画面画素数[px]、Lは視聴距離[m]であり、arctanは逆正接関数である。あるいは、視線を検知可能なセンサを備えたヘッドマウントディスプレイなどを装着して、視線移動量を取得するように構成してもよい。
ステップS405では、表示拡大率変更部306は、表示拡大率の最大値を算出し、メインメモリ202に格納する。表示拡大率の最大値は、ユーザの視線移動量が閾値以上にならないように(閾値未満となるように)決定される。視線移動量の閾値をθmaxとすると、表示拡大率の最大値Smaxは、式(1)に基づいて以下の式のように表すことができる。
Figure 2023113445000003
ステップS406では、表示拡大率取得部305は、ユーザにより指示された拡大操作に対応する表示拡大率を取得し、メインメモリ202に格納する。ステップS407では、表示拡大率変更部306は、ステップS406で取得したユーザ指示の表示拡大率(ユーザからの拡大指示に対応する表示拡大率)が、ステップS405で算出した表示拡大率の最大値以下であるか否かを判定する。最大値以下である場合はステップS409へ進み、そうでない場合はステップS408へ進む。
ステップS408では、表示拡大率変更部306は、表示拡大率をS405で算出した表示拡大率の最大値に変更する。すなわち、ユーザ指示による表示拡大率が最大値を超えているので、最大値まで低くするように変更・調整する。ステップS409では、拡大表示部307は、ステップS408で決定(変更)された表示拡大率に基づいて画像を拡大表示する拡大表示処理を実行する。以上で図4の処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態では、被写体の動き量(被写体情報)とユーザの視聴環境とに基づいて表示拡大率を決定(変更)する。より具体的には、被写体の動き量とユーザの視聴環境とに基づいてユーザの視線移動量を算出し、ユーザの視線移動量が閾値を超えないように表示拡大率の最大値を調整する。したがって、拡大操作が大きい場合に、表示拡大率の最大値(許容値)を超えないように、ユーザからの拡大指示に対応する表示拡大率が自動で調整(制限)される。これにより、視聴者が見たい位置や角度を自由に操作した場合であっても、映像酔いしにくい表示拡大率で視聴者に映像を提供することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態を含む以下の各実施形態では、第1の実施形態との差分について説明し、以下で特に触れない限りは第1の実施形態と同様であるものとする。第1の実施形態では、被写体の動き量とユーザの視聴環境とに基づいてユーザの視線移動量を算出し、ユーザの視線移動量が閾値を超えないように表示拡大率を決定する例を説明した。これに対して、本実施形態では、撮影時の被写体の空間解像度と、ユーザの視聴環境とに応じて表示拡大率を決定する例を説明する。
<機能構成>
図5を参照して、本実施形態に係る画像表示装置105のそれぞれの機能構成例を説明する。なお、図5に示した機能部はハードウェアで実装しても構わない。画像表示装置105は、画像取得部301、空間解像度算出501、視聴環境取得部502、画素密度算出部503、表示拡大率変更部504、表示拡大率取得部305、及び拡大表示部307を備えている。図3に示した構成要素と同様の構成要素については同一の参照符号を付与しており、説明は省略する。
空間解像度算出部501は、被写体の空間解像度を算出する。被写体の空間解像度とは、例えば撮影装置における被写体領域の画素数である。視聴環境取得部502は、ユーザの視聴環境情報を取得する。ここで、本実施形態に係る視聴環境情報は、表示部205の表示解像度である。
画素密度算出部503は、被写体の表示画素密度を算出する。ここで、被写体の表示画素密度とは、被写体を表示した際の解像感を表す指標である。本実施形態では、被写体の表示画素密度は、視聴環境取得部502により取得された表示解像度に対する、空間解像度算出部501により算出された被写体の空間解像度である。
空間解像度算出部501及び画素密度算出部503は、画像から被写体に関する情報を取得する被写体情報取得部として機能する。表示拡大率変更部504は、表示画素密度が閾値以下にならないように(閾値を超えるように)表示拡大率の最大値を算出し、その最大値を考慮して、ユーザ指示による表示拡大率を必要に応じて変更する。
<処理>
図6は、本実施形態に係る画像表示装置によって行われる処理の手順を示すフローチャートである。図4に示したステップと同じステップには同一の参照符号を付しており、説明を省略する。
ステップS601では、空間解像度算出部501は、被写体の空間解像度を算出し、メインメモリ202に格納する。ここで、被写体の空間解像度とは、撮影装置における被写体領域の画素数であり、撮影装置の画素数や画角、被写体の大きさや被写体までの距離によって決定される。
ステップS602では、視聴環境取得部502は、ユーザの視聴環境情報を取得する環境情報取得部として機能し、取得した情報をメインメモリ202に格納する。ここで、視聴環境情報とは、表示部205の表示解像度であり、ユーザ指示または予めメインメモリ202に設定された値から取得することができる。また、表示解像度は画面サイズおよび画面画素数によって決定してもよい。
ステップS603では、画素密度算出部503は、被写体の表示画素密度を算出し、メインメモリ202に格納する。ここで、被写体の表示画素密度とは、被写体を表示した際の解像感を表す指標であり、本実施形態では、表示解像度に対する被写体の空間解像度で表すものとする。ここで、被写体の空間解像度をX[px/m]、表示解像度をP[px/m]、表示拡大率をsとすると、表示画素密度Iは以下の式のように表すことができる。
Figure 2023113445000004
なお、表示画素密度を算出する方法は、被写体の空間解像度が高い場合には表示画素密度は大きくなり、表示解像度が高い場合には表示画素密度は小さくなる限りにおいて、これに限定されない。例えば、被写体の空間解像度と表示解像度とに基づいて表示画素密度を決定するテーブルを予めメインメモリ202に格納し、これを参照して決定してもよい。
ステップS604では、表示拡大率変更部504は、表示拡大率の最大値を算出し、メインメモリ202に格納する。表示拡大率の最大値は、表示画素密度が閾値以下にならないように(閾値を超えるように)決定される。表示画素密度の閾値をIminとすると、表示拡大率の最大値Smaxは、式(3)に基づいて以下の式のように表すことができる。
Figure 2023113445000005
これにより、被写体の空間解像度が高い場合には表示拡大率の最大値は大きくなり、表示解像度が高い場合には表示拡大率の最大値は小さくなる。
以上説明したように、本実施形態では、撮影時の被写体の空間解像度(被写体情報)と、ユーザの視聴環境とに応じて表示拡大率を決定する。これにより、視聴者が見たい位置や角度を自由に操作した場合であっても、映像酔いを低減しつつ映像の解像感を損なわない表示拡大率で視聴者に映像を提供することができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態、第2の実施形態では、1台の撮影装置で撮影された画像に対して表示拡大率を決定する例を説明した。ここで、視点の異なる撮影装置ごとに被写体の動く方向や被写体の空間解像度が異なり、これにより表示拡大率の最大値は変化する。そのため、ユーザ指定の表示拡大率で画像を表示できなかった場合には、ユーザ指定の表示拡大率になる別の視点の撮影装置の画像を表示したほうがよい場合がある。そこで、本実施形態では、複数の撮影装置で撮影された画像に対して、ユーザ指定の表示拡大率に近づくように撮影装置の画像を選択し、表示拡大率を決定する例を説明する。画像表示装置105の機能構成例は、第1の実施形態、第2の実施形態と同様であるため省略する。
<処理>
図7のフローチャートを参照して、表示中の画像における表示拡大率の最大値がユーザ指定の表示拡大率よりも小さい場合の処理であるステップS408の詳細について説明する。ステップS701では、画像表示装置105は、複数の撮影装置(例えば撮影装置101~103)で撮影された画像に対して、全撮影装置の処理を開始するため、対象撮影装置を一つ選択する。ステップS702では、画像表示装置105は、対象撮影装置の画像に注目被写体がいるか否かを判定する。注目被写体がいる場合はステップS703へ、そうでない場合はステップS706へ進む。
ステップS703では、画像表示装置105は、対象撮影装置の画像に対する表示拡大率の最大値を算出する。表示拡大率の最大値は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様の方法により算出する。
ステップS704では、画像表示装置105は、ステップS703で算出した表示拡大率の最大値がこれまでの中で最大か否かを判定する。対象撮影装置が1台目の装置である場合、算出した最大値が最大であるものとして処理する。対象撮影装置が2台目以降である場合、算出済の最大値と、新たに算出した最大値とを比較して判定を行う。最大の場合はステップS705へ、そうでない場合はステップS706へ進む。
ステップS705では、画像表示装置105は、ステップS703で算出した表示拡大率の最大値と、対象撮影装置の画像とをメインメモリ202に格納する。ステップS706では、画像表示装置105は、全撮影装置の処理を終了したか否かを判定する。終了した場合は、ステップS707へ、そうでない場合はステップS701へ進む。
ステップS707では、画像表示装置105は、ステップS705で格納された対象撮影装置の画像と表示拡大率の最大値とを取得することにより、選択を行う。ステップS708では、画像表示装置105は、ステップS707で選択した対象撮影装置の画像と表示拡大率の最大値とに基づいて画像を表示する。
以上説明したように、本実施形態では、複数の撮影装置で撮影された画像に対して、それぞれ表示拡大率の最大値を算出し、ユーザ指定の表示拡大率に近い撮影装置の画像と表示拡大率を選択することができる。例えば、ユーザの拡大操作が大きく、ユーザ指定の表示拡大率の値が、複数の最大値のうち最も大きな値よりも大きくなるような場合、表示拡大率の最大値が最大となる視点の画像に切り替え、表示拡大率がその最大値になるように制御する。
これにより、視聴者が見たい位置や角度を自由に操作した場合であっても、撮影装置の画像を自動的に切り替えて、映像の解像感を損なわず、映像酔いしにくい表示拡大率で視聴者に映像を提供できる。
[変形例]
上述の各実施形態では、画像表示装置105がすべての処理を実行していたが、一部の処理を画像処理装置104が実行しても構わない。例えば、ユーザの視聴環境およびユーザ指示の表示拡大率を画像表示装置105から画像処理装置104へ送信することにより、画像処理装置104で表示拡大率の変更を実行しても構わない。また、変更した表示拡大率に基づいて拡大処理した画像を画像表示装置105へ送信することにより、拡大処理された画像を画像表示装置105で表示しても構わない。
上記の説明において使用した数値、処理タイミング、処理順序、表示画面の構成、表示する情報、表示形態、処理の主体などは、具体的な説明を行うために一例として挙げたものであり、これらの一例に限定することを意図したものではない。また、以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を適宜組み合わせて使用しても構わない。また、以上説明した各実施形態の一部若しくは全部を選択的に使用しても構わない。
(その他の実施形態)
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
105:画像表示装置、301:画像取得部、302:動き量検出部、303:視聴環境取得部、304:視線移動量算出部、305:表示拡大率取得部、306:表示拡大率変更部、307:拡大表示部

Claims (15)

  1. ユーザからの指示に基づいて画像を拡大することが可能な画像表示装置であって、
    画像から被写体に関する情報を取得する被写体情報取得手段と、
    前記ユーザの視聴環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    前記被写体に関する情報と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記被写体情報取得手段は、連続する複数の画像から前記被写体の動き量を検出する検出手段を含み、
    前記画像表示装置は、
    前記動き量と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記ユーザの視線移動量を算出する算出手段をさらに有し、
    前記変更手段は、前記視線移動量に基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記変更手段は、前記視線移動量が閾値未満となるように表示拡大率の最大値を決定し、前記最大値に基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記視聴環境情報は、前記画像表示装置の表示部の画面サイズ、および、前記ユーザと前記表示部との視聴距離の情報を含み、
    前記算出手段は、前記動き量と、前記画面サイズと、前記視聴距離とに基づいて、前記視線移動量を算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像表示装置。
  5. 前記検出手段は、前記複数の画像から前記被写体の特徴量を抽出し、当該被写体の動きベクトルを検出することにより前記動き量を検出することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記被写体情報取得手段は、
    前記被写体の空間解像度を算出する解像度算出手段と、
    前記空間解像度と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記被写体の表示画素密度を算出する画素密度算出手段と、
    を含み、
    前記変更手段は、前記表示画素密度に基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記変更手段は、前記表示画素密度が閾値を超えるように表示拡大率の最大値を決定し、前記最大値に基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更することを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記視聴環境情報は、前記画像表示装置の表示部の表示解像度の情報を含み、
    前記画素密度算出手段は、前記空間解像度と、前記表示解像度とに基づいて、前記表示画素密度を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記変更手段は、前記空間解像度が高いほど前記最大値を高い値に決定することを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記変更手段は、前記表示解像度が高いほど前記最大値を高い値に決定することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像表示装置。
  11. 前記空間解像度は、前記被写体の領域の画素数であることを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の画像表示装置。
  12. 前記変更手段により変更された表示拡大率で拡大表示処理を実行する拡大表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の画像表示装置。
  13. 視点の異なる複数の撮影装置で撮影された複数の画像から1つの撮影装置の画像を選択する選択手段をさらに有し、
    前記選択手段は、前記複数の撮影装置で撮影された複数の画像のそれぞれについて前記変更手段により決定された表示拡大率の各最大値に基づいて、拡大するための画像を選択することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像表示装置。
  14. ユーザからの指示に基づいて画像を拡大可能な画像表示装置の制御方法であって、
    画像から被写体に関する情報を取得する工程と、
    前記ユーザの視聴環境情報を取得する工程と、
    前記被写体に関する情報と、前記視聴環境情報とに基づいて、前記ユーザからの指示に対応する表示拡大率の値を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像表示装置として機能させるためのプログラム。
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