JP2023113354A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワーヘッドから処理空間に別々に供給された二種類のガスの一方が他方のガスのガス拡散室への逆流を抑制する。【解決手段】プラズマ処理装置は、処理空間を内部に有する処理容器と、第1のガスと第2のガスとを独立して処理空間に供給するシャワーヘッドと、制御部と、を備える。シャワーヘッドは、第1、第2のガスを拡散させる第1、第2のガス拡散室101、102と、第1、第2のガスを噴出する複数の第1、第2の開口111、112と、第1、第2のガス拡散室と複数の第1、第2の開口とを夫々連通させる複数の第1、第2のガス供給路121、122と、を有する。制御部は、第1のガス拡散室と処理空間との圧力差が47Pa以上、第1のガス供給路1つ当たりのガス流量が0.15sccm以上となるよう制御を行う。第1のガス供給路夫々の少なくとも一部に隘路121aが設けられ、隘路の太さに対する長さのアスペクト比が10以上である。【選択図】図2

Description

本開示は、基板処理装置及び基板処理方法に関する。
特許文献1では、チャンバ内の載置台に表面にシリコン酸化膜が形成された被処理体を載置し、載置台の上方に載置台に載置された被処理体に対応するように設けられたシャワープレートの複数のガス吐出孔から載置台上の被処理体に反応ガスであるHFガス及びNHガスを吐出する。そして、これらのガスと非処理体表面のシリコン酸化膜とを反応させる処理を行い、その後、この反応により生成した反応生成物を加熱して分解除去することによりエッチングする。また、特許文献1のシャワーヘッドは、シャワープレートを有し、シャワープレートに設けられた複数の第1のガス吐出孔からHFガスを吐出し、シャワープレートに設けられた複数の第2の吐出孔からNHガスを吐出する構造である。
国際公開2013-183437号公報
本開示にかかる技術は、ガス種毎のガス拡散室が積層されたシャワーヘッドを用いる場合において、シャワーヘッドから処理空間に別々に供給された二種類のガスの一方が、シャワーヘッド内の他方のガスのガス拡散室へ逆流し混合されるのを抑制する。
本開示の一態様は、第1のガスと第2のガスにより基板に処理を施す基板処理装置であって、
前記基板に対し前記処理が施される処理空間を内部に有する処理容器と、前記第1のガスと前記第2のガスとを独立して前記処理空間に供給するシャワーヘッドと、制御部と、を備え、前記シャワーヘッドは、前記第1のガスを拡散させる第1のガス拡散室と、該第1のガス拡散室の下側に配置され、前記第2のガスを拡散させる第2のガス拡散室と、を内部に有し、前記第1のガスを噴出する複数の第1の開口と、前記第2のガスを噴出する複数の第2の開口と、を下面に有し、前記第1のガス拡散室と前記複数の第1の開口とを連通させる複数の第1のガス供給路と、前記第2のガス拡散室と前記複数の第2の開口とを連通させる複数の第2のガス供給路と、を有し、前記制御部は、前記第1のガス拡散室と前記処理空間との圧力差が47Pa以上、前記複数の第1のガス供給路の1つあたりのガス流量が0.15sccm以上となるよう制御を行い、前記第1のガス供給路それぞれの少なくとも一部に隘路が設けられ、該隘路の太さに対する長さのアスペクト比が10以上である。
本開示によれば、ガス種毎のガス拡散室が積層されたシャワーヘッドを用いる場合において、シャワーヘッドから処理空間に独立して供給された二種類のガスの一方が、シャワーヘッド内の他方のガスのガス拡散室へ逆流し混合されるのを抑制することができる。
本実施形態にかかる基板処理装置としてのプラズマ処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 部分窓の構成の概略を示す縦断面図である。 第1のプレートの下面図である。 第2のプレートの下面図である。 第3のプレートの下面図である。 第1のガス供給路隘路の寸法を説明するための図である。 シミュレーション結果を示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。
液晶表示装置(LCD)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程では、ガラス基板等の基板に対し、エッチング処理や成膜処理等の処理が基板処理装置により施される。
基板処理装置は、処理対象の基板が収容される処理容器と、処理容器内の処理空間に処理ガスを供給するシャワーヘッドと、を有する。
複数種類のガスが必要な処理では、複数種類のガスをシャワーヘッド内で混合させずに、シャワーヘッドから別々に供給し、処理チャンバ内にて混合させるポストミックス方式がしばしば用いられる。ポストミックス方式は、例えば、処理に用いるガスが可燃性ガスと支燃性ガスでありシャワーヘッド内で混合させると爆発等が生じる恐れがある場合に用いられる。
また、ポストミックス方式においては、シャワーヘッドとして、一のガスを水平方向に拡散させる一のガス拡散室と、他のガスを水平方向に拡散させる他のガス拡散室とが上下方向に積層された多段構造を有するものが用いられることがある。このシャワーヘッドでは、一のガス拡散室内の一のガスを処理空間に噴出する一の噴出孔と、他のガス拡散室内の他のガスを処理空間に噴出する他の噴出孔とが、シャワーヘッド下面に個別に設けられている。
しかし、多段構造のシャワーヘッドを用いた場合、一方のガス用の噴出孔から処理空間に噴出された一方のガスが、他方のガス用のガス噴出孔を逆流しシャワーヘッド内で他方のガスと混合されるおそれがある
そこで、本開示にかかる技術は、ガス種毎のガス拡散室が積層されたシャワーヘッドを用いる場合において、シャワーヘッドから処理空間に独立して供給された二種類のガスの一方が、シャワーヘッド内の他方のガスのガス拡散室へ逆流し混合されるのを抑制する。
以下、本実施形態にかかる基板処理装置及び基板処理方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<プラズマ処理装置1>
図1は、本実施形態にかかる基板処理装置としてのプラズマ処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。
図1のプラズマ処理装置1は、2種類の処理ガスにより、基板としての、矩形のガラス基板G(以下、「基板G」という)に処理を施す。より具体的には、プラズマ処理装置1は、処理として、2種類の処理ガスのプラズマを用いたプラズマ処理を基板Gに施す。本実施形態において、プラズマ処理装置1が行うプラズマ処理は、FPD用の成膜処理である。ただし、プラズマ処理装置1が行うプラズマ処理は、FPD用のエッチング処理、アッシング処理等であってもよい。プラズマ処理装置1が行うプラズマ処理により、基板G上に、発光素子や発光素子の駆動回路等の電子デバイスが形成される。
プラズマ処理装置1は、角筒形状の容器本体10を備える。容器本体10は、導電性材料、例えばアルミニウムから形成され、電気的に接地されている。プラズマ処理に腐食性のあるガスが用いられる場合には、容器本体10の内壁面は、耐腐食性を向上させる目的で、陽極酸化処理等の耐腐食コーティング処理が施される。また、容器本体10の上面には開口が形成されている。この開口は、容器本体10と絶縁されて設けられた矩形状の金属窓20によって気密に塞がれ、具体的には、金属窓20及び後述の金属枠14によって気密に塞がれる。容器本体10及び金属窓20によって囲まれた空間は、基板Gに対し処理(具体的にはプラズマ処理)が施される処理空間S1となり、金属窓20の上方側の空間は、後述の高周波アンテナ(誘導結合アンテナ)80が配置されるアンテナ室S2となる。容器本体10の側壁には、処理空間S1内に基板Gを搬入出するための搬入出口11及び搬入出口11を開閉するゲートバルブ12が設けられている。
処理空間S1の下部側には、金属窓20と対向するように、基板Gを支持する基板支持部30が設けられている。基板支持部30は、基板Gが載置される本体部31を有し、本体部31が脚部32を介して容器本体10の底面に設置されている。
本体部31は、導電性材料、例えばアルミニウムで構成されている。本体部31の表面は、表面の輻射率を向上させるため、陽極酸化処理若しくはセラミック溶射処理等のコーティング処理が施されている。
また、必要に応じ、本体部31にバイアス用の高周波電源を接続してもよい。
容器本体10の底面には、排気口13が形成され、この排気口13には真空ポンプ等を有する排気部50が接続されている。処理空間S1は、この排気部50によって減圧される。排気部50は、複数の排気口13のそれぞれに設けられてもよいし、複数の排気口13に共通に設けられてもよい。
容器本体10の側壁の上面側には、アルミニウム等の金属材料から形成された矩形状の枠体である金属枠14が設けられている。容器本体10と金属枠14との間には、処理空間S1を気密に保つためのシール部材(図示せず)が設けられている。また、容器本体10と金属枠14と金属窓20とが、処理空間S1を内部に有する処理容器を構成する。
金属窓20は、複数の部分窓21に分割され、これらの部分窓21が金属枠14の内側に配置され、全体として矩形状の金属窓20を構成している。部分窓21は、平面視における形状は共通ではなく、例えば、平面視四角形状(例えば、台形)のものや平面視三角形状のものがある。
部分窓21はそれぞれ、第1の処理ガスと第2の処理ガスとを独立して処理空間S1に同時に供給可能に構成されたシャワーヘッドである。第1の処理ガスは、例えば可燃性ガスであり、本実施形態においてはSiHガスである。第2の処理ガスは、例えば支燃性ガス(具体的には酸化性ガス)であり、本実施形態においてはOガスである。
金属枠14に隣接する部分窓21は、絶縁部材22によって金属枠14から電気的に絶縁されると共に、隣り合う部分窓21同士も絶縁部材22によって互いに電気的に絶縁されている。
絶縁部材22には、当該絶縁部材22を保護するため、当該絶縁部材22の処理空間S1側の面を覆う絶縁部材カバー23が設けられている。
また、各部分窓21は、保持部(図示せず)を介してアンテナ室S2の天井面側から吊り下げられ保持されている。
部分窓21の構造の詳細については後述する。
さらに、各部分窓21は、第1供給管60を介して第1ガス源61に接続されている。具体的には、各部分窓21の導入口131(後述の図2参照)が第1供給管60を介して第1ガス源61に接続されている。第1供給管60には、第1供給機構62が介設されている。第1供給機構62は、開閉弁62a、流量調整弁62bを備え、第1ガス源61からの第1の処理ガスを、流量を調整して部分窓21に供給する。
また、各部分窓21は、第2供給管63を介して第2ガス源64に接続されている。具体的には、各部分窓21の導入口132(後述の図2参照)が第2供給管63を介して第2ガス源64に接続されている。第2供給管63には、第2供給機構65が介設されている。第2供給機構65は、開閉弁65a、流量調整弁65bを備え、第2ガス源64からの第2の処理ガスを、流量を調整して部分窓21に供給する。
なお、図示の便宜上、図では、1つの部分窓21にのみ、第1供給管60及び第2供給管63が接続された状態を示しているが、実際には各部分窓21に、第1供給管60及び第2供給管63が接続されている。
さらに、金属窓20の上方側には天板部70が配置されている。天板部70は、金属枠14上に設けられた側壁部71によって支持されている。
上述の金属窓20、側壁部71及び天板部70にて囲まれた空間はアンテナ室S2を構成し、アンテナ室S2の内部には、部分窓21に面するように高周波アンテナ80が配置されている。
高周波アンテナ80は、例えば、絶縁材料から形成されるスペーサ(図示せず)を介して部分窓21から離間して配置される。高周波アンテナ80は、各部分窓21に対応する面に沿い、矩形状の金属窓20の周方向に沿って周回するように、例えば渦巻状に、同心状に複数形成され多環状のアンテナを構成する。
各高周波アンテナ80には、整合器40を介して、プラズマ生成手段としての高周波電源41が接続されている。各高周波アンテナ80には、高周波電源41から整合器40を介して、例えば13.56MHzの高周波電力が供給される。これにより、プラズマ処理の間、部分窓21それぞれの表面の上面から下面に循環する渦電流が誘起され、この渦電流のうち下面に流れる電流によって処理空間S1の内部に誘導電界が形成される。部分窓21から供給された処理ガスは、誘導電界によって処理空間S1の内部においてプラズマ化される。
さらに、プラズマ処理装置1には、処理空間S1の圧力を測定する圧力計90が設けられている。
また、プラズマ処理装置1には制御部Uが設けられている。制御部Uは、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、プラズマ処理装置1における基板Gに対する処理を制御するプログラムが格納されている。上述のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部Uにインストールされたものであってもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。
<部分窓21>
図2は、部分窓21の構成の概略を示す縦断面図である。図3~図5はそれぞれ後述の第1~第3のプレートの下面図である。
各部分窓21は、図2に示すように、第1のガス拡散室101と第2のガス拡散室102を内部に有し、複数の第1の開口111と複数の第2の開口112を下端に有する。
第1のガス拡散室101は、第1の処理ガス(本実施形態ではSiHガス)を水平方向に拡散させる。第2のガス拡散室102は、第1のガス拡散室101の下側に配置され、第2の処理ガス(本実施形態ではOガス)を水平方向に拡散させる。第1の開口111それぞれは、第1のガス拡散室101内の第1の処理ガスを処理空間S1に噴出する。第2の開口112それぞれは、第2のガス拡散室102内の第2の処理ガスを処理空間S1に噴出する。
また、各部分窓21は、複数の第1のガス供給路121と複数の第2のガス供給路122をさらに有する。
複数の第1のガス供給路121は、第1のガス拡散室101と複数の第1の開口111とを連通させる。すなわち、第1のガス供給路121それぞれは、対応する第1の開口111と第1のガス拡散室101とを連通させる。第1のガス供給路121それぞれは、第2のガス拡散室102を通過する。この通過の際、第2のガス拡散室102内の第2の処理ガスが第1のガス供給路121に混入することがないよう、第1のガス供給路121と第2のガス拡散室102は例えば後述の誘導管222の管壁により隔てられている。
また、第1のガス供給路121それぞれの少なくとも一部に隘路121a(すなわち第1のガス供給路121における他の部分よりも狭い部分)が形成されている。
複数の第2のガス供給路122は、第2のガス拡散室102と複数の第2の開口112とを連通させる。すなわち、第2のガス供給路122それぞれは、対応する第2の開口112と第2のガス拡散室102とを連通させる。
部分窓21は、具体的には、第1のプレート201と第2のプレート202と第3のプレート203とを上からこの順に重ねた構成となっている。
図2及び図3に示すように、第1のプレート201の下面には1つの凹所211が形成されており、この凹所211が第2のプレート202に塞がれることにより第1のガス拡散室101が形成されている。
同様に、図2及び図4に示すように、第2のプレート202の下面には1つの凹所221が形成されており、この凹所221が第3のプレート203に塞がれることにより第2のガス拡散室102が形成されている。
また、第1のプレート201の上面には、図2に示すように、第1の処理ガスの導入口131と第2の処理ガスの導入口132とが形成されている。
導入口131は、第1のガス導入路141を介して第1のガス拡散室101に連通している。第1のガス導入路141は、鉛直方向に延在し且つ第1のプレート201を貫通するように、形成されている。
図の例では、導入口131の数は1つであるが、2つ以上であってもよい。
導入口132は、第2のガス導入路142を介して第2のガス拡散室102に連通している。第2のガス導入路142は、鉛直方向に延在するように形成されている。また、第2のガス導入路142は、第1のプレート201及び第2のプレート202に跨り且つ第1のガス拡散室101を通過するように形成されている。第2のガス導入路142における第1のガス拡散室101を通過する部分には、その中空部分が第2のガス導入路142を形成する誘導管212が設けられている。これにより、第1のガス拡散室101内の第1の処理ガスが第2のガス導入路142に混入することがないようにしている。誘導管212は、第1のガス拡散室101を鉛直方向に貫通するように設けられている。
図の例では、導入口132及び誘導管212の数は1つであるが、2つ以上であってもよい。
また、前述の複数の第1のガス供給路121及び複数の第2のガス供給路122もそれぞれ、鉛直方向に延在するように形成されている。
第1のガス供給路121それぞれは、第2のプレート202及び第3のプレート203に跨り且つ第2のガス拡散室102を通過するように形成されている。第1のガス供給路121における第2のガス拡散室102を通過する部分には、その中空部分が第1のガス供給路121を形成する誘導管222が設けられている。誘導管222は、第2のガス拡散室102を鉛直方向に貫通するように設けられている。本実施形態では、誘導管222は、第2のプレート202の下面から突出するように形成されているが、その一部または全部が第3のプレート203に上面から突出するように形成されていてもよい。また、図の例では、前述の隘路121aが、誘導管222内に形成されている。ただし、隘路121aは、その一部または全部が誘導管222外に形成されてもよい。
第2のガス供給路122それぞれは、第3のプレート203を貫通するように形成されている。
また、前述の複数の第1の開口111及び複数の第2の開口112は、図5に示すように、第3のプレート203の下面において千鳥配置されている。
なお、誘導管212の数は誘導管222の数より少ない。これにより第1のガス拡散室101の方が第2のガス拡散室102より大きくなっている。第1の処理ガスであるSiHガスは、第2の処理ガスであるOガスに比べて、プラズマ処理時に各部分窓21への供給流量が低いため、拡散しにくい。しかし、本実施形態では、第1の処理ガスを拡散させる第1のガス拡散室101は上述のように第2のガス拡散室102より大きいため、供給流量が低くても第1の処理ガスを第2の処理ガスと同様に拡散させることができる。
第1~第3のプレート201~203はそれぞれ、例えば、非磁性体で導電性の材料(アルミニウム等)により構成される。また、第1の処理ガスとして腐食性ガスが用いられる場合には、第1の処理ガスに触れる以下の部分は、耐腐食性を向上させるため、陽極酸化処理等の耐腐食性コーティングが施されていてもよい。
すなわち、
・第1のプレート201の第1のガス導入路141を形成する面、
・第1のプレート201及び第2のプレート202の第1のガス拡散室101を形成する面、
・第2のプレート202及び第3のプレート203の第1のガス供給路121を形成する面、
・第3のプレート203の処理空間S1側の面である下面
は、耐腐食性コーティングが施されていてもよい。さらに、第3のプレート203の下面は、耐プラズマ性を向上させるため、酸化イットリウム等のセラミックで被覆する処理等の耐プラズマコーティングが施されている。
また、第1の処理ガスに触れる上述の部分は、少なくとも一部が、ステンレス製の部品で構成されていてもよい。
第2のプレート202は締結ネジ(図示せず)によって第1のプレート201に締結され、第3のプレート203も締結ネジ(図示せず)によって第2のプレート202に締結されている
また、第1のプレート201と第2のプレート202とが互いに接触する部分、及び、第2のプレート202と第3のプレート203とが互いに接触する部分には、第1の処理ガス及び第2の処理ガスを封止するためのOリング(図示せず)が設けられている。
図6は、第1のガス供給路121隘路121aの寸法を説明するための図である。
前述のように、第1のガス供給路121には隘路121aが形成されている。隘路121aの太さ(具体的には直径)R1に対する長さL1のアスペクト比(L1/R1)を大きくすることにより、第2の開口112から噴出された第2の処理ガスが、隘路121aを含む第1のガス供給路121を逆流して第1のガス拡散室101に混入するのを抑制することができる。本実施形態において上記アスペクト比は10以上である。
なお、装置の大型化の抑制等の観点から隘路121aの長さLを調節することにより、上記アスペクト比を大きくすることは難しいため、隘路121aの直径R1を細くすることによりアスペクト比が10以上とされる。
本実施形態においては、第2のガス供給路122の下端にも隘路122aが形成されている。隘路122aについても、その太さR2に対する長さL2のアスペクト比(L2/R2)を10以上としてもよい。
<基板処理>
次に、プラズマ処理装置1における基板処理について説明する。
まず、制御部Uの制御の下、ゲートバルブ12が開かれ、基板Gが、搬入出口11を介して処理空間S1内に搬入され、基板支持部30上に載置される。その後、ゲートバルブ12が閉じられる。
続いて、制御部Uの制御の下、各部分窓21の第1及び第2の開口111、112からそれぞれ、第1の処理ガスとしてのSiHガス及び第2の処理ガスとしてのOガスが同時且つ個別に処理空間S1内に供給される。また、排気部50による処理空間S1の排気が行われ、処理空間S1内が所望の圧力に調節される。
この際、制御部Uは、以下の条件(1)~(3)を満たすよう制御を行い、具体的には、以下の条件(1)~(3)を満たすよう、圧力計90での測定結果等に基づいて、第1供給機構62、第2供給機構65及び排気部50を制御する。
(1)第1のガス拡散室101と処理空間S1との圧力差が47Pa以上。
(2)複数の第1のガス供給路121の1つあたりのガス流量が複数の第2のガス供給路122の1つあたりのガス流量より高い。
(3)複数の第1のガス供給路121の1つあたりのガス流量が0.15sccm以上。
また、上記(1)を満たすために、制御部Uは、以下の条件(4)を満たすよう制御を行い、具体的には、以下の条件(4)を満たすよう第1供給機構62、第2供給機構65及び排気部50を制御する。
(4)処理空間S1の圧力が1Pa~5Pa(好ましくは1.3~4.0Pa)。
次いで、制御部Uの制御の下、基板Gに、処理として成膜処理が施される。具体的には、制御部Uの制御の下、高周波電源41から高周波アンテナ80に高周波電力が供給され、これにより金属窓20を介して処理空間S1内に誘導電界が生じる。その結果、誘導電界により、処理空間S1内のSiHガス及びOガスがプラズマ化され、高密度の誘導結合プラズマが生成され、基板GにSiO膜が形成される。
このプラズマによるSiO膜の成膜中も、制御部Uは、上記条件(1)~(3)を満たすよう制御を行う。
成膜完了後、制御部Uの制御の下、高周波電源41からの電力供給、部分窓21を介した処理ガス供給が停止され、排気部50により、処理空間S1からSiHガス及びOガスが排出される。そして、搬入時とは逆の順序で基板Gが搬出される。
これにより一連の基板処理が終了する。
<シミュレーション>
本発明者らは、上述のような構成の部分窓21から処理空間S1に独立して供給されたSiHガス及びOガスのうちのOガスが、部分窓21内の第1のガス拡散室101へ逆流し、SiHガスと混合される割合について、すなわち、Oガスの逆拡散について、シミュレーションを行った。その結果を、図7~図9に示す。なお、以下のシミュレーションA~Cにおいて、第1のガス供給路121及び第2のガス供給路122の数がそれぞれ1つずつであること、第2のガス供給路122の隘路122aの直径R2が1mm、長さL2が5mmであることは、共通である。
(シミュレーションA)
シミュレーションAでは、第1の処理ガスであるSiHガスの流量が、第2の処理ガスであるOガスの逆拡散に与える影響を検証した。また、シミュレーションAでは、SiHガスとOガスの流量比を1:10、第1のガス供給路121の隘路121aの直径R1を0.8mm、同長さL1を8mm、同アスペクト比を10で固定とした。
図7に示すように、シミュレーションAによれば、SiHガスとOガスの流量比が1:10で同じであっても、SiHガスの流量が高い程、第1のガス拡散室101の処理空間S1との差圧が大きくなっていた。また、SiHガスの流量が高い程、上段混入率すなわち第1のガス拡散室101へのOガスの混入率が低下していた。具体的には、SiHガスの流量が0.2sccm以上であれば、上記差圧が46.7Paを超え上段混入率が目標値である2%を下回るのに対し、SiHガスの流量が0.1sccmと低い場合、上記差圧が34.5程度と低く上段混入率が目標値である2.0%を大きく上回っていた。
なお、下段混入率すなわち第2のガス拡散室102へのSiHガスの混入率は、SiHガスの流量によらず、0%であった。
(シミュレーションB)
シミュレーションBでは、SiHガスとOガスの流量比が1:10であり且つSiHガスの流量が0.1sccmと低く上段混入率が大きい場合において、第1のガス供給路121の隘路121aの上記アスペクト比を大きくすることにより、上段混入率が改善されるかについて検証した。また、シミュレーションBでは、隘路121aの長さL1を8mmで固定とした。
図8に示すように、シミュレーションBによれば、隘路121aの上記アスペクト比を大きくすることにより、第1のガス拡散室101の処理空間S1との差圧が大きくなり、上段混入率が低下していた。具体的には、アスペクト比が27の場合では、アスペクト比が10の場合と比べ、上段混入率は1/4.4となっていた。これは、アスペクト比が大きくなることにより隘路121aの両端における差圧が大きくなるからである。しかし、上段混入率は依然として2%を上回っていた。
また、シミュレーションA、Bの結果によれば、隘路121aの上記アスペクト比よりも、SiHガスの流量の方が、上段混入率に与える影響が大きいことが推測される。
なお、下段混入率は、隘路121aの上記アスペクト比によらず、0%であった。
(シミュレーションC)
そこで、シミュレーションCでは、Oガスの流量を変更せずにSiHガスの流量のみ変更した場合における、上段混入率の変化について検証した。このシミュレーションCでは、Oガスの流量を1sccm、第1のガス供給路121の隘路121aの直径R1を0.3mm、同長さL1を8mm、同アスペクト比を27で固定とした。
図9に示すように、シミュレーションCによれば、Oガスの流量を変更せずにSiHガスの流量を0.1sccmから0.15sccmに増加させることで、第1のガス拡散室101の処理空間S1との差圧が大きくなり、上段混入率が2.0%以下、さらには、より高水準の目標値である1.0%をも下回り、具体的には0.40%にまで低下していた。
また、シミュレーションA~Cによれば、SiHガスの流量が0.15sccmであれば、隘路121aの上記アスペクト比が10の場合でも、第1のガス拡散室101の差圧については47Pa以上とはならないものの、上段混入率は約1.76%(0.4×10.2/2.3)となり、目標値2.0%以下になるものと推測される。上記推測値は、シミュレーションBのアスペクト比10の場合と27の場合の結果と、シミュレーションCのSiHガスの流量が0.15sccmの場合の結果とを比較することにより算出される。
なお、下段混入率は、SiHガスの流量によらず、0%であった。
(その他のシミュレーション)
また、本発明者らは、第2の処理ガスとしてOガスの代わりにNガスを用い、Nガスの流量を3.8sccmとし、SiHガスの流量を0.4sccmと大きくした場合における、隘路121aの上記アスペクト比が上段混入率に与える影響について検証した。
このシミュレーションでは、SiHガスの流量が0.4sccmとかなり大きいため、隘路121aの上記アスペクト比が小さくても、第1のガス拡散室101の処理空間S1との差圧が大きく、上段混入率が低いことが予測される。しかし、シミュレーション結果によれば、隘路121aの上記アスペクト比が5と小さい場合は、上記差圧が約45Paと大きいものの、上段混入率が1.5%と高かった。それに対し、隘路121aの上記アスペクト比が10の場合は、上記差圧が約75Paと大きく、且つ、上段混入率が0.04%と低かった。
以上のシミュレーション結果を踏まえ、本実施形態では、
第1のガス供給路121の隘路121aの太さR1に対する長さL1のアスペクト比を10以上とし、
第1のガス拡散室101の処理空間S1との差圧が47Pa以上、複数の第1のガス供給路121の1つあたりのガス量が0.15sccm以上となるよう制御が行われる。
そのため、上段混入率すなわち第1のガス拡散室101への第2の処理ガス(具体的にはOガス)の混入率を低下させることができる。つまり、処理空間S1に噴出された第2の処理ガスが、隘路121aを含む第1のガス供給路121を逆流して第1のガス拡散室101に混入するのをさらに抑制することができる。したがって、第1の処理ガスと第2の処理ガスとが混合されることによる危険が生じるのを抑制することができる。
<変形例>
以上の例では、SiO膜の成膜用の支燃性ガスとして、Oガスを用いていたが、代わりに、NOガスを用いてもよいし、OガスとNOガスの混合ガスを用いてもよい。
第1の処理ガス及び第2の処理ガスは、SiO膜以外の膜の成膜に用いるものであってもよい。例えば、SiN膜の成膜に用いるものであってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プラズマ処理装置
10 容器本体
14 金属枠
20 金属窓
21 部分窓
30 基板支持部
101 第1のガス拡散室
102 第2のガス拡散室
111 第1の開口
112 第2の開口
121 第1のガス供給路
121a 隘路
122 第2のガス供給路
G ガラス基板
S1 処理空間
U 制御部

Claims (9)

  1. 第1のガスと第2のガスにより基板に処理を施す基板処理装置であって、
    前記基板に対し前記処理が施される処理空間を内部に有する処理容器と、
    前記第1のガスと前記第2のガスとを独立して前記処理空間に供給するシャワーヘッドと、
    制御部と、を備え、
    前記シャワーヘッドは、
    前記第1のガスを拡散させる第1のガス拡散室と、該第1のガス拡散室の下側に配置され、前記第2のガスを拡散させる第2のガス拡散室と、を内部に有し、
    前記第1のガスを噴出する複数の第1の開口と、前記第2のガスを噴出する複数の第2の開口と、を下面に有し、
    前記第1のガス拡散室と前記複数の第1の開口とを連通させる複数の第1のガス供給路と、前記第2のガス拡散室と前記複数の第2の開口とを連通させる複数の第2のガス供給路と、を有し、
    前記制御部は、前記第1のガス拡散室と前記処理空間との圧力差が47Pa以上、前記複数の第1のガス供給路の1つあたりのガス流量が0.15sccm以上となるよう制御を行い、
    前記第1のガス供給路それぞれの少なくとも一部に隘路が設けられ、
    該隘路の太さに対する長さのアスペクト比が10以上である、基板処理装置。
  2. 前記第2のガス拡散室を貫通する誘導管を有し、
    該誘導管は、前記第1のガス供給路それぞれの一部を構成する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第1のガスと前記第2のガスのいずれか一方が可燃性ガスであり、他方が支燃性ガスである、請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1のガスが可燃性ガスであり、前記第2のガスが支燃性ガスである、請求項3に記載の基板処理装置。
  5. プラズマ生成手段をさらに備え、
    該プラズマ生成手段を用いて前記第1のガスと前記第2のガスから生成したプラズマにより、前記処理として成膜処理を施す、請求項1~4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 基板処理装置を用いて第1のガスと第2のガスにより基板に処理を施す基板処理方法であって、
    前記基板処理装置は、
    前記基板に対し前記処理が施される処理空間を内部に有する処理容器と、
    前記第1のガスと前記第2のガスとを独立して前記処理空間に供給するシャワーヘッドと、を備え、
    前記シャワーヘッドは、
    前記第1のガスを拡散させる第1のガス拡散室と、該第1のガス拡散室の下側に配置され、前記第2のガスを拡散させる第2のガス拡散室と、を内部に有し、
    前記第1のガスを噴出する複数の第1の開口と、前記第2のガスを噴出する複数の第2の開口と、を下面に有し、
    前記第1のガス拡散室と前記複数の第1の開口とを連通させる複数の第1のガス供給路と、前記第2のガス拡散室と前記複数の第2の開口とを連通させる複数の第2のガス供給路と、を有し、
    前記第1のガス供給路それぞれの少なくとも一部に隘路が設けられ、
    該隘路の太さに対する長さのアスペクト比が10以上であり、
    前記第1のガス拡散室と前記処理空間との圧力差が47Pa以上、前記複数の第1のガス供給路の1つあたりのガス流量が0.15sccm以上となるよう制御を行い、前記基板に前記処理を施す、基板処理方法。
  7. 前記第1のガスと前記第2のガスのいずれか一方が可燃性ガスであり、他方が支燃性ガスである、請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 前記第1のガスが可燃性ガスであり、前記第2のガスが支燃性ガスである、請求項7に記載の基板処理方法。
  9. 前記基板処理装置は、プラズマ生成手段をさらに備え、
    該プラズマ生成手段を用いて前記第1のガスと前記第2のガスから生成したプラズマにより、前記処理として成膜処理を施す、請求項6~8のいずれか1項に記載の基板処理方法。
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