JP2023113261A - 情報処理装置および立体物印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワーク上のインクを適切に硬化または固化させることにより画質の向上を図る。【解決手段】立体的なワークに対して印刷を行う立体物印刷装置の動作の制御に用いる情報を生成する情報処理装置は、ワークの形状に関する形状情報に基づいて、ヘッドからワークに対して液体を吐出する際の移動機構の動作経路を示す第1経路情報を生成する吐出経路生成ステップと、形状情報に基づいて、エネルギー出射部からワークに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報を生成する硬化条件生成ステップと、を実行する。【選択図】図2

Description

本開示は、情報処理装置および立体物印刷装置に関する。
立体的なワークの表面にインクジェット方式により印刷を行う立体物印刷装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の装置は、インクジェットプリントヘッドと、UV照射器を備える硬化ユニットと、これらに対して立体的な対象物を移動させる保持ユニットと、を有する。保持ユニットは、対象物をプリントヘッドの作用領域に搬送し、印刷後に対象物を硬化ユニットの作用領域に搬送する。
特開2015-188886号公報
特許文献1には、硬化ユニットの動作条件についての具体的な記載がない。このような状況のもと、ワーク上の液体を適切に硬化または固化させることにより画質の向上を図ることが望まれる。
以上の課題を解決するために、本開示に係る情報処理装置の一態様は、立体的なワークに対して印刷を行う立体物印刷装置の動作の制御に用いる情報を生成する情報処理装置であって、前記立体物印刷装置は、前記ワークに対して液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドから前記ワークに吐出された液体を硬化または固化させるエネルギーを出射するエネルギー出射部と、前記ワークに対する前記ヘッドおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置関係を変化させる移動機構と、を備えており、前記ワークの形状に関する形状情報に基づいて、前記ヘッドから前記ワークに対して液体を吐出する際の前記移動機構の動作経路を示す第1経路情報を生成する吐出経路生成ステップと、前記形状情報に基づいて、前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報を生成する硬化条件生成ステップと、を実行する。
本開示に係る立体物印刷装置の一態様は、立体的なワークに対して液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドから前記ワークに吐出された液体を硬化または固化させるエネルギーを出射するエネルギー出射部と、前記ワークに対する前記ヘッドおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置関係を変化させる移動機構と、前記ヘッド、前記エネルギー出射部および前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ワークの形状に関する形状情報に基づいて、前記ヘッドから前記ワークに対して液体を吐出する際の前記移動機構の動作経路を示す第1経路情報を生成する吐出経路生成ステップと、前記形状情報に基づいて、前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報を生成する硬化条件生成ステップと、前記第1経路情報に基づいて前記移動機構の動作を制御しつつ、前記ワークに対して前記ヘッドから液体を吐出させる吐出ステップと、前記硬化条件情報に基づいて前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射させる硬化ステップと、を実行する。
第1実施形態に係る立体物印刷装置の概略図である。 第1実施形態に係る立体物印刷装置の電気的な構成を示すブロック図である。 ヘッドユニットの概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る情報処理装置のブロック図である。 第1実施形態に係る立体物印刷装置の動作を示すフローチャートである。 吐出ステップおよび硬化ステップを説明するための模式図である。 第2実施形態に係る立体物印刷装置の概略図である。 第2実施形態に係る立体物印刷装置の電気的な構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
以下の説明は、便宜上、互いに交差するX軸、Y軸およびZ軸を適宜に用いて行う。また、以下の説明では、X軸に沿う一方向がX1方向であり、X1方向と反対の方向がX2方向である。同様に、Y軸に沿って互いに反対の方向がY1方向およびY2方向である。また、Z軸に沿って互いに反対の方向がZ1方向およびZ2方向である。
ここで、X軸、Y軸およびZ軸は、後述のロボット2が設置される空間に設定されるワールド座標系の座標軸に相当する。典型的には、Z軸が鉛直な軸であり、Z2方向が鉛直方向での下方向に相当する。当該ワールド座標系には、ロボット2の後述の基部210の位置を基準とするベース座標系がキャリブレーションにより対応付けられる。以下では、便宜上、ワールド座標系をロボット座標系として用いてロボット2の動作を制御する場合が例示される。
なお、Z軸は、鉛直な軸でなくともよい。また、X軸、Y軸およびZ軸は、典型的には互いに直交するが、これに限定されず、直交しない場合もある。例えば、X軸、Y軸およびZ軸が80°以上100°以下の範囲内の角度で互いに交差すればよい。
1.第1実施形態
1-1.立体物印刷装置の概略
図1は、第1実施形態に係る立体物印刷装置1の概略図である。立体物印刷装置1は、立体的なワークWの表面にインクジェット方式により印刷を行う装置である。
ワークWは、印刷対象となる面WFを有する。図1に示す例では、面WFが凸状の曲面である。なお、印刷対象は、ワークWが有する複数の面のうち面WF以外の面でもよい。また、ワークWの大きさ、形状または設置姿勢は、図1に示す例に限定されず、任意である。
図1に示すように、立体物印刷装置1は、ロボット2、3とコンベアー4とヘッドユニット5とエネルギー出射部6と撮像部11とを有する。ここで、ロボット2、3およびコンベアー4は、ワークWに対するヘッドユニット5およびエネルギー出射部6の位置および姿勢を変更する移動機構10を構成する。また、図1では図示しないが、立体物印刷装置1は、後述の図2に示す制御部20をも有する。以下、まず、図1に基づいて、立体物印刷装置1の各部を順に簡単に説明する。
ロボット2は、ワールド座標系でのヘッドユニット5の位置および姿勢を変化させるロボットである。図1に示す例では、ロボット2は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットである。
図1に示すように、ロボット2は、基部210と腕部220とを有する。
基部210は、腕部220を支持する台である。図1に示す例では、基部210は、Z1方向を向く床面または基台等の設置面BNにネジ止め等により固定される。なお、基部210が固定される設置面BNは、いかなる方向を向く面でもよく、図1に示す例に限定されず、例えば、壁、天井、移動可能な台車等が有する面でもよい。
腕部220は、基部210に取り付けられる基端と、当該基端に対して3次元的に位置および姿勢を変化させる先端と、を有する6軸のロボットアームである。具体的には、腕部220は、リンクとも称されるアーム221、222、223、224、225および226を有し、これらがこの順に連結される。
アーム221は、基部210に対して回動軸O1aまわりに回動可能に関節部230_1を介して連結される。アーム222は、アーム221に対して回動軸O2aまわりに回動可能に関節部230_2を介して連結される。アーム223は、アーム222に対して回動軸O3aまわりに回動可能に関節部230_3を介して連結される。アーム224は、アーム223に対して回動軸O4aまわりに回動可能に関節部230_4を介して連結される。アーム225は、アーム224に対して回動軸O5aまわりに回動可能に関節部230_5を介して連結される。アーム226は、アーム225に対して回動軸O6aまわりに回動可能に関節部230_6を介して連結される。
関節部230_1~230_6のそれぞれは、基部210およびアーム221~226のうち互いに隣り合う2つの部材の一方を他方に対して回動可能に連結する機構である。なお、以下では、関節部230_1~230_6のそれぞれを「関節部230」という場合がある。
図1では図示しないが、関節部230_1~230_6のそれぞれには、対応する当該互いに隣り合う2つの部材の一方を他方に対して回動させる駆動機構が設けられる。当該駆動機構は、例えば、当該回動のための駆動力を発生させるモーターと、当該駆動力を減速して出力する減速機と、当該回動の角度等の動作量を検出するロータリーエンコーダー等のエンコーダーと、を有する。
回動軸O1aは、基部210が固定される図示しない設置面に対して垂直な軸である。回動軸O2aは、回動軸O1aに対して垂直な軸である。回動軸O3aは、回動軸O2aに対して平行な軸である。回動軸O4aは、回動軸O3aに対して垂直な軸である。回動軸O5aは、回動軸O4aに対して垂直な軸である。回動軸O6aは、回動軸O5aに対して垂直な軸である。
なお、これらの回動軸について、「垂直」とは、2つの回動軸のなす角度が厳密に90°である場合のほか、2つの回動軸のなす角度が90°から±5°程度の範囲内でずれる場合も含む。同様に、「平行」とは、2つの回動軸が厳密に平行である場合のほかに、2つの回動軸の一方が他方に対して±5°程度の範囲内で傾斜する場合も含む。
一方、ロボット3は、ワールド座標系でのエネルギー出射部6の位置および姿勢を変化させるロボットである。図1に示す例では、ロボット3は、前述のロボット2と同様、6軸の垂直多関節ロボットである。なお、ロボット3の構成は、ロボット3と同じ構成でもよいし、ロボット3と異なる構成でもよい。
図1に示すように、ロボット3は、基部310と腕部320とを有する。基部310は、ロボット2の基部210と同様に構成される。腕部320は、ロボット2の腕部220と同様に構成される。なお、基部310の構成は、基部210と異なる構成でもよい。腕部320の構成は、腕部220と異なる構成でもよい。
基部310は、腕部320を支持する台である。なお、基部310と異なる面に設置されてもよい。
腕部320は、基部310に取り付けられる基端と、当該基端に対して3次元的に位置および姿勢を変化させる先端と、を有する6軸のロボットアームである。具体的には、腕部320は、リンクとも称されるアーム321、322、323、324、325および326を有し、これらがこの順に連結される。
アーム321は、基部310に対して回動軸O1bまわりに回動可能に関節部330_1を介して連結される。アーム322は、アーム321に対して回動軸O2bまわりに回動可能に関節部330_2を介して連結される。アーム323は、アーム322に対して回動軸O3bまわりに回動可能に関節部330_3を介して連結される。アーム324は、アーム323に対して回動軸O4bまわりに回動可能に関節部330_4を介して連結される。アーム325は、アーム324に対して回動軸O5bまわりに回動可能に関節部330_5を介して連結される。アーム326は、アーム325に対して回動軸O6bまわりに回動可能に関節部330_6を介して連結される。
関節部330_1~330_6のそれぞれは、基部310およびアーム321~326のうち互いに隣り合う2つの部材の一方を他方に対して回動可能に連結する機構である。なお、以下では、関節部330_1~330_6のそれぞれを「関節部330」という場合がある。
図1では図示しないが、関節部330_1~330_6のそれぞれには、対応する当該互いに隣り合う2つの部材の一方を他方に対して回動させる駆動機構が設けられる。当該駆動機構は、例えば、当該回動のための駆動力を発生させるモーターと、当該駆動力を減速して出力する減速機と、当該回動の角度等の動作量を検出するロータリーエンコーダー等のエンコーダーと、を有する。
回動軸O1bは、基部310が固定される図示しない設置面に対して垂直な軸である。回動軸O2bは、回動軸O1bに対して垂直な軸である。回動軸O3bは、回動軸O2bに対して平行な軸である。回動軸O4bは、回動軸O3bに対して垂直な軸である。回動軸O5bは、回動軸O4bに対して垂直な軸である。回動軸O6bは、回動軸O5bに対して垂直な軸である。
なお、これらの回動軸について、「垂直」とは、2つの回動軸のなす角度が厳密に90°である場合のほか、2つの回動軸のなす角度が90°から±5°程度の範囲内でずれる場合も含む。同様に、「平行」とは、2つの回動軸が厳密に平行である場合のほかに、2つの回動軸の一方が他方に対して±5°程度の範囲内で傾斜する場合も含む。
コンベアー4は、ワールド座標系でのワークWの位置を変化させる機構である。図1に示す例では、コンベアー4は、ベルト4aと複数のプーリー4bとを有するベルトコンベアーであり、ワークWをX軸に沿う方向に移動させる。本実施形態では、コンベアー4は、制御部20による制御のもとで、ワークWをロボット2による作業領域に配置したりロボット3による作業領域に配置したりする。
ベルト4aは、無端帯状の部材である。ベルト4aのZ1方向を向く外周面の部分には、ワークWが載置される。ベルト4aには、複数のプーリー4bが架け渡される。複数のプーリー4bのそれぞれは、Y軸に平行な中心軸まわりに回転する。ここで、複数のプーリー4bのうち、1つのプーリー4bがベルト4aを周方向に回転させる駆動用であり、残りのプーリー4bがその回転に伴って回転する従動用である。駆動用のプーリー4bには、図示しないモーターが接続される。このモーターは、後述の図2に示すコンピューター9による制御のもとで、駆動用のプーリー4bを回転させる。また、図示しないが、コンベアー4には、ベルト4a上のワークWのX軸方向での位置を検出するためのセンサーが設けられており、当該センサーの検出結果に基づいて当該モーターの駆動制御が行われる。当該センサーは、例えば、光位置センサーである。
なお、ベルト4a上のワークWのX軸方向での位置の検出は、光位置センサーによる検出に限定されず、例えば、複数のプーリー4bのうちの少なくとも1つのプーリー4bの回転量を検出するためのエンコーダーの出力に基づく検出でもよい。また、コンベアー4は、ベルトコンベアーに限定されず、例えば、ローラーコンベアーであってもよい。
ヘッドユニット5は、前述のロボット2の腕部220の最も先端に位置するアーム226にエンドエフェクターとしてネジ止め等により固定された状態で装着される。
ヘッドユニット5は、ヘッド5aを有するアセンブリーである。ヘッド5aは、「液体」の一例であるインクをワークWに向けて吐出するノズル面FNを有する。本実施形態では、ヘッドユニット5は、ヘッド5aのほか、圧力調整弁5bを有する。ヘッド5aおよび圧力調整弁5bの詳細については、後に図3に基づいて説明する。なお、ヘッドユニット5には、ヘッド5aおよび圧力調整弁5bのほかに、仮硬化用光源、距離計等が設置されてもよい。また、圧力調整弁5bは、ヘッドユニット5の外部に配置されてもよい。
当該インクとしては、特に限定されず、例えば、水系溶媒に染料または顔料等の色材を溶解させた水系インク、紫外線硬化型等の硬化性樹脂を用いた硬化性インク、および、有機溶剤に染料または顔料等の色材を溶解させた溶剤系インク等が挙げられる。中でも、硬化性インクが好適に用いられる。硬化性インクは、特に限定されず、例えば、熱硬化型、光硬化型、放射線硬化型および電子線硬化型等のいずれでもよいが、紫外線硬化型等の光硬化型が好適である。なお、当該インクは、溶液に限定されず、分散媒に色材等を分散質として分散させたインクでもよい。また、当該インクは、色材を含むインクに限定されず、例えば、配線等を形成するための金属粒子等の導電性粒子を分散質として含むインクでもよいし、クリアインクでもよいし、ワークWの表面処理のための処理液でもよい。
エネルギー出射部6は、前述のロボット3の腕部320の最も先端に位置するアーム326にエンドエフェクターとしてネジ止め等により固定された状態で装着される。
エネルギー出射部6は、ワークW上のインクを硬化または固化させるための光、熱、電子線または放射線等のエネルギーを出射する出射面FLを有する。例えば、インクが紫外線硬化性を有する場合、エネルギー出射部6は、紫外線を出射するLED(light emitting diode)等の発光素子等で構成される。また、エネルギー出射部6は、エネルギーの出射方向または出射範囲等を調整するためのレンズ等の光学部品等を適宜に有してもよい。なお、エネルギー出射部6は、ワークW上のインクを完全硬化または完全固化させなくてもよい。この場合、例えば、別途に設置される硬化用の光源からのエネルギーにより、エネルギー出射部6からのエネルギー照射後のインクを完全硬化または完全固化させればよい。
ここで、エネルギー出射部6からワークW上のインクにエネルギーを出射する際のロボット3の動作量または動作時間を少なくする観点から、出射面FLの面積は、ノズル面FNの面積よりも大きいことが好ましい。特に、走査方向に直交する方向に沿う出射面FLの幅は、走査方向に直交する方向に沿う出射面FLの幅よりも大きいことが好ましい。
撮像部11は、前述のロボット3の腕部320の最も先端に位置するアーム326にエンドエフェクターとしてネジ止め等により固定された状態で装着される。なお、撮像部11は、腕部320のアーム326以外の部分に固定されてもよいし、基部310または設置面BNに直接または他の部材を介して固定されてもよい。
撮像部11は、ワークW上に印刷されたパターンを撮像する装置である。当該パターンは、例えば、後述の吐出ステップS40および硬化ステップS50を経て形成される印刷結果である。撮像部11は、例えば、撮像装置と照明部とを有する。当該撮像装置は、撮像光学系および撮像素子を含むカメラである。当該撮像光学系は、少なくとも1つの撮像レンズを含む光学系であり、プリズム等の各種の光学素子を含んでもよいし、ズームレンズまたはフォーカスレンズ等を含んでもよい。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーまたはCMOS(Complementary MOS)イメージセンサー等である。当該撮像装置には、撮像画像の任意の点を基準とする2軸または3軸の撮像座標系が設定される。この撮像座標系は、前述のベース座標系またはワールド座標系とキャリブレーションにより対応付けされる。当該照明部は、LED(light emitting diode)等の発光素子を含む光源であり、当該撮像装置の撮像範囲に向けて光を出射する。このような照明部の照明により、当該物体としてワークWを撮像した場合、当該撮像装置の撮像画像のコントラストを高めることができる。なお、当該照明部には、光の出射方向または出射範囲等を調整するためのレンズまたは反射板等の光学部品が適宜に設けられる。
1-2.立体物印刷装置の電気的な構成
図2は、第1実施形態に係る立体物印刷装置1の電気的な構成を示すブロック図である。図2では、立体物印刷装置1の構成要素のうち、電気的な構成要素が示される。図2に示すように、立体物印刷装置1は、前述の図1に示す構成要素のほか、コントローラー7と、コントローラー7に通信可能に接続される制御モジュール8と、コントローラー7および制御モジュール8に通信可能に接続されるコンピューター9と、を有する。
ここで、コンピューター9は、「情報処理装置」の一例である。また、コントローラー7、制御モジュール8およびコンピューター9は、移動機構10の駆動を制御する制御部20を構成する。なお、図2に示す電気的な各構成要素は、適宜に分割されてもよいし、一部が他の構成要素に含まれてもよいし、他の構成要素と一体で構成されてもよい。例えば、コントローラー7または制御モジュール8の機能の一部または全部は、コンピューター9により実現されてもよいし、LAN(Local Area Network)またはインターネット等のネットワークを介してコントローラー7に接続されるPC(personal computer)等の他の外部装置により実現されてもよい。
コントローラー7は、ロボット2、3のそれぞれの駆動を制御するロボットコントローラーである。具体的には、コントローラー7は、ロボット2、3の駆動を制御する機能と、ヘッドユニット5でのインクの吐出動作をロボット2の動作に同期させるための信号D3を生成する機能と、を有する。
コントローラー7は、記憶回路7aと処理回路7bとを有する。
記憶回路7aは、処理回路7bが実行する各種プログラムと、処理回路7bが処理する各種データと、を記憶する。記憶回路7aは、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性のメモリーとROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)またはPROM(Programmable ROM)等の不揮発性メモリーとの一方または両方の半導体メモリーを含む。なお、記憶回路7aの一部または全部は、処理回路7bに含まれてもよい。
記憶回路7aには、第1経路情報Da1および第2経路情報Db1が記憶される。第1経路情報Da1は、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の移動機構10の動作経路を示す情報である。本実施形態では、第1経路情報Da1は、ロボット2の動作の制御に用いられ、ヘッド5aの移動すべき経路におけるヘッド5aの位置および姿勢を示す情報である。一方、第2経路情報Db1は、エネルギー出射部6からワークW上のインクにエネルギーを出射する際の移動機構10の動作経路を示す情報である。本実施形態では、第2経路情報Db1は、ロボット3の動作の制御に用いられ、エネルギー出射部6の移動すべき経路におけるエネルギー出射部6の位置および姿勢を示す情報である。
第1経路情報Da1および第2経路情報Db1のそれぞれは、例えば、ベース座標系またはワールド座標系の座標値を用いて表される。また、第1経路情報Da1および第2経路情報Db1のそれぞれは、ワークWの形状を示す形状情報Dcに基づいて、コンピューター9により生成され、コンピューター9から記憶回路7aに入力される。なお、第1経路情報Da1または第2経路情報Db1は、ワーク座標系の座標値を用いて表されてもよい。この場合、第1経路情報Da1または第2経路情報Db1は、ワーク座標系の座標値からベース座標系またはワールド座標系の座標値に変換した後にロボット2またはロボット3の動作の制御に用いられる。
処理回路7bは、第1経路情報Da1に基づいてロボット2の動作を制御したり、第2経路情報Db1に基づいてロボット3の動作を制御したりする。また、処理回路7bは、第1経路情報Da1に基づいてロボット2の動作を制御する際、信号D3を生成する。
処理回路7bは、例えば、1個以上のCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを含む。なお、処理回路7bは、CPUに代えて、または、CPUに加えて、FPGA(field-programmable gate array)等のプログラマブルロジックデバイスを含んでもよい。
処理回路7bは、第1経路情報Da1をロボット2の各関節部230の回転角度および回転速度等の動作量に変換する演算である逆運動学計算を行う。そして、処理回路7bは、各関節部230の実際の回転角度および回転速度等の動作量が第1経路情報Da1に基づく前述の演算結果となるように、各関節部230のエンコーダーからの出力D1に基づいて、制御信号Sk1を出力する。制御信号Sk1は、各関節部230のモーターの駆動を制御するための信号である。ここで、制御信号Sk1は、必要に応じて、図示しない距離センサーからの出力に基づいて処理回路7bにより補正される。
同様に、処理回路7bは、第2経路情報Db1をロボット3の各関節部330の回転角度および回転速度等の動作量に変換する演算である逆運動学計算を行う。そして、処理回路7bは、各関節部330の実際の回転角度および回転速度等の動作量が第2経路情報Db1に基づく前述の演算結果となるように、各関節部230のエンコーダーからの出力D2に基づいて、制御信号Sk2を出力する。制御信号Sk2は、各関節部230のモーターの駆動を制御するための信号である。
また、処理回路7bは、複数の関節部230に対応する複数のエンコーダーのうちの少なくとも1つからの出力D1に基づいて、信号D3を生成する。例えば、処理回路7bは、当該複数のエンコーダーのうちの1つからの出力D1が所定値となるタイミングのパルスを含むトリガー信号を信号D3として生成する。
制御モジュール8は、コントローラー7から出力される信号D3とコンピューター9からの印刷データImgとに基づいて、ヘッドユニット5でのインクの吐出動作を制御する回路である。制御モジュール8は、タイミング信号生成回路8aと電源回路8bと制御回路8cと駆動信号生成回路8dとを有する。
タイミング信号生成回路8aは、信号D3に基づいてタイミング信号PTSを生成する。タイミング信号生成回路8aは、例えば、信号D3の検出を契機としてタイミング信号PTSの生成を開始するタイマーで構成される。
電源回路8bは、図示しない商用電源から電力の供給を受け、所定の各種電位を生成する。生成した各種電位は、制御モジュール8およびヘッドユニット5の各部に適宜に供給される。例えば、電源回路8bは、電源電位VHVとオフセット電位VBSとを生成する。オフセット電位VBSは、ヘッドユニット5に供給される。また、電源電位VHVは、駆動信号生成回路8dに供給される。
制御回路8cは、タイミング信号PTSに基づいて、印刷データ信号SIと波形指定信号dComとラッチ信号LATとクロック信号CLKとチェンジ信号CNGとを生成する。これらの信号は、タイミング信号PTSに同期する。これらの信号のうち、波形指定信号dComは、駆動信号生成回路8dに入力され、それ以外の信号は、ヘッドユニット5のスイッチ回路5eに入力される。
印刷データ信号SIは、ヘッドユニット5のヘッド5aが有する駆動素子の動作状態を指定するためのデジタルの信号である。具体的には、印刷データ信号SIは、印刷データImgに基づいて、当該駆動素子に対して後述の駆動信号Comを供給するか否かを指定するための信号である。この指定により、例えば、当該駆動素子に対応するノズルからインクを吐出するか否かを指定したり、当該ノズルから吐出されるインクの量を指定したりする。波形指定信号dComは、駆動信号Comの波形を規定するためのデジタル信号である。ラッチ信号LATおよびチェンジ信号CNGは、印刷データ信号SIと併用され、当該駆動素子の駆動タイミングを規定することにより、当該ノズルからのインクの吐出タイミングを規定するための信号である。クロック信号CLKは、タイミング信号PTSに同期した基準となるクロック信号である。
以上の制御回路8cは、例えば、1個以上のCPU等のプロセッサーを含む。なお、制御回路8cは、CPUに代えて、または、CPUに加えて、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを含んでもよい。
駆動信号生成回路8dは、ヘッドユニット5のヘッド5aの有する各駆動素子を駆動するための駆動信号Comを生成する回路である。具体的には、駆動信号生成回路8dは、例えば、DA変換回路と増幅回路とを有する。駆動信号生成回路8dでは、当該DA変換回路が制御回路8cからの波形指定信号dComをデジタル信号からアナログ信号に変換し、当該増幅回路が電源回路8bからの電源電位VHVを用いて当該アナログ信号を増幅することで駆動信号Comを生成する。ここで、駆動信号Comに含まれる波形のうち、当該駆動素子に実際に供給される波形の信号が駆動パルスPDである。駆動パルスPDは、ヘッドユニット5のスイッチ回路5eを介して、駆動信号生成回路8dから当該駆動素子に供給される。
ここで、スイッチ回路5eは、印刷データ信号SIに基づいて、駆動信号Comに含まれる波形のうちの少なくとも一部を駆動パルスPDとして供給するか否かを切り替えるスイッチング素子を含む回路である。
コンピューター9は、プログラムPG等のプログラムをインストールしたデスクトップ型またはノート型等のコンピューターである。コンピューター9は、形状情報Dcを取得する機能と、吐出条件情報Daおよび硬化条件情報Dbを生成する機能と、コントローラー7に第1経路情報Da1および第2経路情報Db1等の情報を供給する機能と、制御モジュール8に印刷データImg等の情報を供給する機能と、コンベアー4、エネルギー出射部6および撮像部11の駆動を制御する機能と、を有する。
コンピューター9は、「記憶部」の一例である記憶回路9aと、処理回路9bと、を有する。そのほか、図示しないが、コンピューター9は、ユーザーからの操作を受け付けるキーボートまたはマウス等の入力装置を有する。なお、コンピューター9は、前述の各機能の実現に必要な情報を表示する液晶パネル等の表示装置を有してもよい。
記憶回路9aは、処理回路9bが実行する各種プログラムと、処理回路9bが処理する各種データと、を記憶する。記憶回路9aは、例えば、RAM等の揮発性のメモリーとROM、EEPROMまたはPROM等の不揮発性メモリーとの一方または両方の半導体メモリーを含む。なお、記憶回路9aの一部または全部は、処理回路7bに含まれてもよい。
記憶回路9aには、吐出条件情報Daと硬化条件情報Dbと形状情報Dcと対応情報Ddと撮像情報DeとプログラムPGとが記憶される。
吐出条件情報Daは、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の条件を示す情報である。図2では図示しないが、吐出条件情報Daは、前述の第1経路情報Da1を含む。一方、硬化条件情報Dbは、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の条件を示す情報である。図2では図示しないが、硬化条件情報Dbは、前述の第2経路情報Db1を含む。なお、吐出条件情報Daおよび硬化条件情報Dbの詳細については、後に図4に基づいて説明する。
形状情報Dcは、ワークWの形状に関する情報であり、例えば、ワークWの3次元形状を示すSTL(Standard Triangulated Language)データまたはCAD(computer-aided design)データ等のデータである。なお、形状情報Dcは、ワーク座標系の座標値を用いて表されてもよいし、ベース座標系またはワールド座標系の座標値を用いて表されてもよい。
対応情報Ddは、複数の形状と硬化条件との対応関係を示すテーブル情報である。当該複数の形状は、互いに異なる形状である。当該硬化条件は、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の条件であり、形状ごとに設定される。
撮像情報Deは、ワークW上に印刷されたパターンを撮像部11で撮像した撮像画像に関する情報である。なお、撮像情報Deの形式は、特に限定されず、任意である。
プログラムPGは、立体物印刷装置1の動作の制御に用いる情報を生成するプログラムである。
処理回路9bは、プログラムPG等のプログラムの実行により前述の各機能を実現する。処理回路9bは、例えば、1個以上のCPU等のプロセッサーを含む。なお、処理回路9bは、CPUに代えて、または、CPUに加えて、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを含んでもよい。
処理回路9bは、プログラムPGの実行により、前述の各種機能を実現する。具体的には、処理回路9bは、図示しない外部装置またはコントローラー7から形状情報Dcを取得する。取得した形状情報Dcは、記憶回路9aに記憶される。ここで、形状情報Dcの取得は、後述の取得ステップS10により行われる。
また、処理回路9bは、形状情報Dcに基づいて吐出条件情報Daおよび硬化条件情報Dbを生成する。生成した吐出条件情報Daおよび硬化条件情報Dbは、記憶回路9aに記憶される。ここで、硬化条件情報Dbの生成には、形状情報Dcのほか、対応情報Ddが用いられる。また、吐出条件情報Daの生成は、後述の吐出経路生成ステップS20により行われる。硬化条件情報Dbの生成は、後述の硬化条件生成ステップS30により行われる。
さらに、処理回路9bは、撮像部11から撮像情報Deを取得する。取得した撮像情報Deは、記憶回路9aに記憶される。ここで、撮像情報Deの取得は、後述の検査ステップS60により行われる。
1-3.ヘッドユニットの構成
図3は、ヘッドユニット5の概略構成を示す斜視図である。以下の説明は、便宜上、互いに交差するa軸、b軸およびc軸を適宜に用いて行う。また、以下の説明では、a軸に沿う一方向がa1方向であり、a1方向と反対の方向がa2方向である。同様に、b軸に沿って互いに反対の方向がb1方向およびb2方向である。また、c軸に沿って互いに反対の方向がc1方向およびc2方向である。
ここで、a軸、b軸およびc軸は、ヘッドユニット5に設定されるツール座標系の座標軸に相当し、前述のロボット2の動作により前述のワールド座標系またはロボット座標系との相対的な位置および姿勢の関係が変化する。図3に示す例では、c軸が前述の回動軸O6aに平行な軸である。なお、a軸、b軸およびc軸は、典型的には互いに直交するが、これに限定されず、例えば、80°以上100°以下の範囲内の角度で交差すればよい。なお、ツール座標系とベース座標系またはロボット座標系とは、キャリブレーションにより対応付けされる。
ツール座標系は、ツールセンターポイントを基準として設定される。したがって、ヘッド5aの位置および姿勢は、ツールセンターポイントを基準として規定される。当該ツールセンターポイントは、例えば、ノズル面FNの中心に配置されてもよいし、ヘッド5aからインクの吐出方向DEに間隔を隔てた空間に配置されてもよい。
ヘッドユニット5は、前述のように、ヘッド5aと圧力調整弁5bとを有する。これらは、図3中の二点鎖線で示される支持体5fに支持される。なお、図3に示す例では、ヘッドユニット5が有するヘッド5aおよび圧力調整弁5bのそれぞれの数が1個であるが、当該数は、図3に示す例に限定されず、2個以上でもよい。また、圧力調整弁5bの設置位置は、アーム226に限定されず、例えば、他のアーム等でもよいし、基部210に対して固定の位置でもよい。
支持体5fは、実質的な剛体であり、例えば、金属材料等で構成される。なお、図3では、支持体5fが扁平な箱状をなすが、支持体5fの形状は、特に限定されず、任意である。
以上の支持体5fは、前述のアーム226に装着される。したがって、ヘッド5aおよび圧力調整弁5bが支持体5fにより一括してアーム226に支持される。このため、アーム226に対するヘッド5aおよび圧力調整弁5bのそれぞれの相対的な位置が固定される。図3に示す例では、ヘッド5aに対してc1方向の位置には、圧力調整弁5bが配置される。
ヘッド5aは、ノズル面FNと、ノズル面FNに開口する複数のノズルNと、を有する。ノズル面FNは、ノズルNが開口するノズル面であり、例えば、シリコン(Si)または金属等の材料で構成される板状部材にノズルNが貫通孔として設けられるノズルプレートの面で構成される。図3に示す例では、ノズル面FNの法線に沿う方向、すなわちノズルNからのインクの吐出方向DEがc2方向である。当該複数のノズルNは、a軸に沿う方向に互いに間隔をあけて並ぶノズル列L1とノズル列L2とに区分される。ノズル列L1およびノズル列L2のそれぞれは、b軸に沿う方向に直線状に配列される複数のノズルNの集合である。ここで、ヘッド5aにおけるノズル列L1の各ノズルNに関連する要素とノズル列L2の各ノズルNに関連する要素とがa軸に沿う方向で互いに略対称な構成である。また、後述する配列方向DNはb軸に平行である。
ただし、ノズル列L1における複数のノズルNとノズル列L2における複数のノズルNとのb軸に沿う方向での位置が互いに一致してもよいし異なってもよい。また、ノズル列L1およびノズル列L2のうちの一方の各ノズルNに関連する要素が省略されてもよい。以下では、ノズル列L1における複数のノズルNとノズル列L2における複数のノズルNとのb軸に沿う方向での位置が互いに一致する構成が例示される。
図示しないが、ヘッド5aは、ノズルNごとに、駆動素子である圧電素子と、インクを収容するキャビティと、有する。ここで、当該圧電素子は、当該圧電素子に対応するキャビティの圧力を変化させることにより、当該キャビティに対応するノズルからインクを吐出方向DEに吐出させる。このようなヘッド5aは、例えば、エッチング等により適宜に加工したシリコン基板等の複数の基板を接着剤等により貼り合わせることにより得られる。なお、ノズルからインクを吐出させるための駆動素子として、当該圧電素子に代えて、キャビティ内のインクを加熱するヒーターを用いてもよい。
以上のヘッド5aには、供給管5dを介して圧力調整弁5bが接続される。すなわち、ヘッド5aと圧力調整弁5bとの間には、圧力調整弁5bが介在する。また、圧力調整弁5bには、供給管5cを介して、図示しないインクタンクが接続される。ここで、図示しないインクタンクからのインクは、ポンプ等により所定の圧力で供給管5c内に移送される。
圧力調整弁5bは、ヘッド5a内のインクの圧力に応じて開閉する弁機構である。この開閉により、ヘッド5aと前述の図示しないインクタンクとの位置関係が変化しても、ヘッド5a内のインクの圧力が所定範囲内の負圧に維持される。このため、ヘッド5aのノズルNに形成されるインクのメニスカスの安定化が図られる。この結果、ノズルN内に気泡が入り込んだり、ノズルNからインクが溢れ出したりすることが防止される。
1-4.情報処理装置
図4は、第1実施形態に係るコンピューター9のブロック図である。前述のように、コンピューター9の記憶回路9aには、吐出条件情報Daと硬化条件情報Dbと形状情報Dcと対応情報Ddと撮像情報DeとプログラムPGとが記憶される。以下、吐出条件情報Daおよび硬化条件情報Dbについて詳述する。
図4に示すように、吐出条件情報Daは、第1経路情報Da1を含む。前述のように、第1経路情報Da1は、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の移動機構10の動作経路を示す情報である。
第1経路情報Da1は、教示点情報Dapを含む。教示点情報Dapは、移動機構10の動作経路における位置および姿勢を指定する教示点の集合に関する情報である。教示点情報Dapの教示点は、ベース座標系またはワールド座標系の座標値を用いて表される。なお、教示点情報Dapの教示点は、ワーク座標系の座標値を用いて表されてもよい。
ここで、第1経路情報Da1の示す動作経路は、ノズル面FNに垂直な方向におけるヘッド5aとワークWとの間の距離ができるだけ一定となるように設定される。
一方、硬化条件情報Dbは、第2経路情報Db1と強度情報Db2と時間情報Db3とを含む。前述のように、第2経路情報Db1は、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の移動機構10の動作経路を示す情報である。
第2経路情報Db1は、教示点情報Dbpを含む。教示点情報Dbpは、移動機構10の動作経路における位置および姿勢を指定する教示点の集合に関する情報である。教示点情報Dbpの教示点は、ベース座標系またはワールド座標系の座標値を用いて表される。なお、教示点情報Dbpの教示点は、ワーク座標系の座標値を用いて表されてもよい。
ここで、第2経路情報Db1の示す動作経路は、第1経路情報Da1の示す動作経路と異なる。より具体的には、第1経路情報Da1および第2経路情報Db1の示す動作経路は、ワーク座標系の座標値を用いて表したとき、互いに異なる。このため、後述の吐出ステップS40でワークW上を沿って移動するヘッド5aの経路と、後述の硬化ステップS50でワークW上を沿って移動するエネルギー出射部6の経路と、を互いに異ならせることができる。例えば、後述の硬化ステップS50の実行時の出射面FLに垂直な方向におけるワークWとエネルギー出射部6との間の距離の変動量を後述の吐出ステップS40の実行時のワークWとヘッド5aとの間の距離の変動量よりも大きくすることができる。
また、エネルギー出射部6からのエネルギーによりワーク上のインクを効果的に硬化または固化させる観点から、第1経路情報Da1および第2経路情報Db1の教示点の数は、互いに異なる。より具体的には、第2経路情報Db1の教示点の数は、第1経路情報Da1の教示点の数よりも少ない。このため、後述の硬化ステップS50の実行時のワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置や姿勢の変化量を後述の吐出ステップS40の実行時のワークWおよびヘッド5aの相対的な位置や姿勢の変化量よりも小さくすることができる。つまり、第2経路情報Db1の教示点の集合が示すワークWに対してのエネルギー出射部6の追従性は、第1経路情報Da1の教示点の集合が示すワークWに対してのエネルギー出射部6の追従性よりも低くすることができる。
強度情報Db2は、エネルギー出射部6から出射されるエネルギーの強度に関する情報である。当該強度は、例えば、エネルギー出射部6とワークWとの間の距離が大きくなるほど、強くなる。ここで、強度情報Db2は形状情報Dcに基づいて生成される。したがって、形状情報Dcに基づいて、エネルギー出射部6から出射されるエネルギーの強度が調整される。
時間情報Db3は、エネルギー出射部6から出射されるエネルギーの出射時間に関する情報である。当該出射時間は、第2経路情報Db1の示す動作経路上の所定間隔ごとに設定されており、例えば、エネルギー出射部6とワークWとの間の距離が大きくなるほど、長くなる。なお、エネルギー出射部6から出射されるエネルギーの強度が一定であってもよい。この場合、例えば、時間情報Db3に基づいてロボット3の動作速度を制御することにより、エネルギー出射部6から出射されるエネルギーの出射時間が調整される。
1-5.立体物印刷装置の動作
図5は、第1実施形態に係る立体物印刷装置1の動作を示すフローチャートである。立体物印刷装置1の制御部20は、図5に示すように、取得ステップS10と吐出経路生成ステップS20と硬化条件生成ステップS30と吐出ステップS40と硬化ステップS50と検査ステップS60とをこの順で実行する。なお、吐出経路生成ステップS20および硬化条件生成ステップS30の順は、図5に示す順とは逆でもよい。また、検査ステップS60は、必要に応じて実行されればよく、省略されてもよい。
1-5-1.取得ステップ
取得ステップS10は、形状情報Dcを取得する。本実施形態では、この取得は、コンピューター9により行われる。例えば、形状情報Dcは、ユーザーの操作によりコンピューター9に入力される。なお、形状情報Dcは、あらかじめ用意されたCADデータ等の情報であってもよいし、計測器を用いてワークWの形状を計測することにより生成された情報であってもよい。
1-5-2.吐出経路生成ステップ
吐出経路生成ステップS20は、形状情報Dcに基づいて第1経路情報Da1を生成する。本実施形態では、第1経路情報Da1が吐出条件情報Daとして用いられる。すなわち、吐出経路生成ステップS20は、形状情報Dcに基づいて吐出条件情報Daを生成する。
1-5-3.硬化条件生成ステップ
硬化条件生成ステップS30は、形状情報Dcに基づいて硬化条件情報Dbを生成する。より具体的には、硬化条件生成ステップS30は、形状情報Dcに基づいて第2経路情報Db1と強度情報Db2と時間情報Db3とのそれぞれを生成する。
本実施形態では、硬化条件情報Dbの生成には、形状情報Dcのほかに対応情報Ddが用いられる。ここで、対応情報Ddの示す複数の形状のうち、形状情報Dcの示す形状に最も近い形状に対応する硬化条件を示す情報が硬化条件情報Dbとして設定される。当該硬化条件には、エネルギー出射部6の移動経路、出射強度および出射時間が含まれる。
以上のように、コンピューター9は、「情報処理装置」の一例であり、立体的なワークWに対して印刷を行う立体物印刷装置1の動作の制御に用いる情報を生成する。ここで、立体物印刷装置1は、ヘッド5aとエネルギー出射部6と移動機構10と、を備える。ヘッド5aは、「液体」の一例であるインクをワークWに対して吐出する。エネルギー出射部6は、ヘッド5aからワークWに吐出されたインクを硬化または固化させるエネルギーを出射する。移動機構10は、ワークWに対するヘッド5aおよびエネルギー出射部6の相対的な位置関係を変化させる。
そのうえで、コンピューター9は、前述のように、吐出経路生成ステップS20と硬化条件生成ステップS30とを実行する。吐出経路生成ステップS20は、ワークWの形状に関する形状情報Dcに基づいて、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の移動機構10の動作経路を示す第1経路情報Da1を生成する。硬化条件生成ステップS30は、形状情報Dcに基づいて、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報Dbを生成する。
以上のコンピューター9では、形状情報Dcに基づいて第1経路情報Da1および硬化条件情報Dbのそれぞれを個別に生成することができる。このため、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の移動機構10の動作経路を最適化するとともに、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の条件を第1経路情報Da1に基づく条件とは異なる条件で最適化することができる。この結果、ワークW上のインクを適切に硬化または固化させることにより画質の向上を図ることができる。
1-5-4.吐出ステップ
図6は、吐出ステップS40および硬化ステップS50を説明するための模式図である。図6では、凹部WA1と凸部WA2とを有する面WFに対して、ノズル面FNを複数回走査させることにより吐出ステップS40を行った後に、出射面FLを複数回走査させることにより硬化ステップS50を行う場合が例示される。なお、図6では、便宜上、面WFにX軸に沿って延びる罫線とY軸に沿って延びる罫線とが示される。また、図6中、2回目以降の走査開始時のノズル面FNおよび出射面FLのそれぞれが二点鎖線で示される。
吐出ステップS40は、吐出条件情報Daに基づいて移動機構10およびヘッド5aの駆動を制御することにより、ワークW上にインクによる画像を形成する。ここで、吐出ステップS40は、第1経路情報Da1に基づいて移動機構10の動作を制御しつつ、ワークWに対してヘッド5aからインクを吐出させる。本実施形態の吐出ステップS40は、第1経路情報Da1に基づいてロボット2の駆動を制御する。これにより、第1経路情報Da1の示す動作経路RU1に沿ってノズル面FNが移動する。
1-5-5.硬化ステップ
硬化ステップS50は、硬化条件情報Dbに基づいて移動機構10およびエネルギー出射部6の駆動を制御する。これより、硬化ステップS50は、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射させつつ、移動機構10の動作によりワークWおよびヘッド5aの相対的な位置を変化させる。
本実施形態の硬化ステップS50は、第2経路情報Db1に基づいてロボット3の駆動を制御するとともに、強度情報Db2および時間情報Db3に基づいてエネルギー出射部6の駆動を制御する。したがって、硬化ステップS50は、第2経路情報Db1に基づいてワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置を変化させる。これにより、第2経路情報Db1の示す動作経路RU2に沿ってノズル面FNが移動する。
ここで、インクの着弾位置の精度を高める観点から、動作経路RU1は、面WFにできるだけ近く、かつ、面WFにできるだけ沿う形状であることが好ましい。つまり、動作経路RU1は面WFに対する追従性が比較的高く設定される。これに対し、動作経路RU2は、そのような制約がない。つまり、動作経路RU2は面WFに対する追従性を比較的低く設定することができる。したがって、高画質化を図りつつ、硬化ステップS50の実行時にエネルギー出射部6とワークWとの衝突を防止したり、硬化ステップS50の実行に要する時間を短くしたりする観点から、硬化ステップS50の実行時のワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置の変化量は、吐出ステップS40の実行時のワークWおよびヘッド5aの相対的な位置の変化量よりも小さい。なお、同様に、硬化ステップS50の実行時のワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な姿勢の変化量は、吐出ステップS40の実行時のワークWおよびヘッド5aの相対的な姿勢の変化量よりも小さい。このように、動作経路RU2は、動作経路RU1に比べて面WFに対する追従性が低くなるように設定することが好ましい。また、同様の観点から、硬化ステップS50の実行時の出射面FLに垂直な方向におけるワークWとエネルギー出射部6との間の距離の変動量は、吐出ステップS40の実行時のノズル面FNに垂直な方向におけるワークWとヘッド5aとの間の距離の変動量よりも大きい。
さらに、エネルギー出射部6の出射面FLの面積は、ヘッド5aのノズル面FNの面積よりも大きい。このため、吐出ステップS40の実行に要する時間よりも硬化ステップS50の実行に要する時間を短くすることができる。特に、走査方向に直交する出射面FLの幅は、走査方向に直交するノズル面FNの幅よりも大きい。このため、エネルギー出射部6の走査回数をヘッド5aの走査回数よりも少なくすることができる。この結果、吐出ステップS40の実行に要する時間よりも硬化ステップS50の実行に要する時間を効果的に短くすることができる。なお、図6においては、Z軸に沿ってみたときに、動作経路RU1と動作経路RU2とが、いずれもX軸方向に沿って延在し、互いに平行であるが、動作経路RU1と動作経路RU2とは、必ずしも互いに平行でなくてもよい。つまり、例えばZ軸に沿ってみたときに、動作経路RU1と動作経路RU2とは、互いに交わってもよく、こうした場合においても、出射面FLの面積がノズル面FNの面積よりも大きいことによる効果が得られる。
また、ワーク上のインクを好適に硬化または固化させる観点から、制御部20は、形状情報Dcに基づいてエネルギー出射部6から出射されるエネルギーの強度を調整したり、形状情報Dcに基づいてエネルギー出射部6から出射されるエネルギーの出射時間を調整したりすることが好ましい。
1-5-6.検査ステップ
検査ステップS60は、撮像情報Deを取得する。そして、コンピューター9は、撮像情報Deに基づいて第1経路情報Da1または硬化条件情報Dbを修正する。この修正は、ユーザーが撮像情報Deの撮像画像を確認し、その確認結果に基づいて手動により行ってもよいし、修正用のプログラム等により撮像情報Deに基づいて自動的に行ってもよい。
以上のように、立体物印刷装置1は、ヘッド5aとエネルギー出射部6と移動機構10と制御部20とを備える。ヘッド5aは、「液体」の一例であるインクを立体的なワークWに対して吐出する。エネルギー出射部6は、ヘッド5aからワークWに吐出されたインクを硬化または固化させるエネルギーを出射する。移動機構10は、ワークWに対するヘッド5aおよびエネルギー出射部6の相対的な位置関係を変化させる。制御部20は、ヘッド5a、エネルギー出射部6および移動機構10の動作を制御する。
そのうえで、制御部20は、吐出経路生成ステップS20と、硬化条件生成ステップS30と、吐出ステップS40と、硬化ステップS50と、を実行する。吐出経路生成ステップS20は、ワークWの形状に関する形状情報Dcに基づいて、ヘッド5aからワークWに対してインクを吐出する際の移動機構10の動作経路を示す第1経路情報Da1を生成する。硬化条件生成ステップS30は、形状情報Dcに基づいて、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報Dbを生成する。吐出ステップS40は、第1経路情報Da1に基づいて移動機構10の動作を制御しつつ、ワークWに対してヘッド5aからインクを吐出させる。硬化ステップS50は、硬化条件情報Dbに基づいてエネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射させる。
以上の立体物印刷装置1では、形状情報Dcに基づいて第1経路情報Da1および硬化条件情報Dbのそれぞれを個別に生成することができる。このため、吐出ステップS40での移動機構10の動作経路を最適化するとともに、硬化ステップS50での条件を吐出ステップS40での条件とは異なる条件で最適化することができる。この結果、ワークW上のインクを適切に硬化または固化させることにより画質の向上を図ることができる。
本実施形態では、前述のように、硬化条件情報Dbは、移動機構10の動作経路を示す第2経路情報Db1を含む。ここで、制御部20は、形状情報Dcに基づいて第2経路情報Db1を生成する。そして、硬化ステップS50では、第2経路情報Db1に基づいてワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置を変化させる。このため、硬化ステップS50で移動機構10をワークWの形状に基づく動作経路で動作させることができる。この結果、硬化ステップS50でワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置を変化させなかったり、当該変化がワークWの形状によらずに直線移動または回転移動であったりする構成に比べて、ワークW上のインクの硬化ムラを低減することができる。
また、前述のように、第1経路情報Da1および第2経路情報Db1のそれぞれは、移動機構10の動作経路における位置および姿勢を指定する教示点の集合に関する情報を含む。そして、第2経路情報Db1の教示点の数は、第1経路情報Da1の教示点の数よりも少ない。第2経路情報Db1では、教示点の数が少なくなるほど、印刷時のインクの着弾すべきワークW上の位置に対してヘッド5aの位置および姿勢の変動が大きくなり、この結果、画質が低下する。一方、第1経路情報Da1では、教示点の数を少なくしても、画質への影響が少ない。そこで、第2経路情報Db1の教示点の数を第1経路情報Da1の教示点の数よりも少なくすることにより、高画質化を図りつつ、情報の記憶に必要なデータ容量を少なくするとともに、第1経路情報Da1の生成のための演算に要する時間を短くすることができる。
さらに、前述のように、硬化ステップS50は、エネルギー出射部6からワークWに対してエネルギーを出射させつつ、移動機構10の動作によりワークWおよびヘッド5aの相対的な位置を変化させる。そして、硬化ステップS50の実行時のワークWおよびエネルギー出射部6の相対的な位置の変化量は、吐出ステップS40の実行時のワークWおよびヘッド5aの相対的な位置の変化量よりも小さい。このため、高画質化を図りつつ、硬化ステップS50の実行に要する時間を短くすることができる。
また、前述のように、硬化ステップS50の実行時のワークWとエネルギー出射部6との間の平均距離は、吐出ステップS40の実行時のワークWとヘッド5aとの間の平均距離よりも大きい。このため、高画質化を図りつつ、硬化ステップS50の実行時にエネルギー出射部6とワークWとの衝突を防止したり、硬化ステップS50の実行に要する時間を短くしたりすることができる。
さらに、前述のように、硬化ステップS50の実行時のワークWとエネルギー出射部6との間の距離の変動量は、吐出ステップS40の実行時のワークWとヘッド5aとの間の距離の変動量よりも大きい。このため、高画質化を図りつつ、硬化ステップS50の実行時にエネルギー出射部6とワークWとの衝突を防止したり、硬化ステップS50の実行に要する時間を短くしたりすることができる。
また、前述のように、エネルギー出射部6は、エネルギーを出射する出射面FLを有する。また、ヘッド5aは、インクを吐出するノズル面FNを有する。そして、出射面FLの面積は、ノズル面FNの面積よりも大きい。このため、吐出ステップS40の実行に要する時間よりも硬化ステップS50の実行に要する時間を短くすることができる。
さらに、前述のように、制御部20は、形状情報Dcに基づいてエネルギー出射部6から出射されるエネルギーの強度を調整することが好ましい。この場合、ワークW上のインクの硬化ムラを効果的に低減することができる。
また、前述のように、制御部20は、形状情報Dcに基づいてエネルギー出射部6から出射されるエネルギーの出射時間を調整することが好ましい。この場合、ワークW上のインクの硬化ムラを効果的に低減することができる。
さらに、前述のように、立体物印刷装置1は、「記憶部」の一例である記憶回路9aをさらに備える。記憶回路9aは、複数の形状と硬化条件との対応関係を示す対応情報Ddを記憶する。そして、制御部20は、形状情報Dcおよび対応情報Ddに基づいて、当該複数の形状から形状情報Dcの示す形状に最も近い形状に対応する硬化条件を示す情報を硬化条件情報Dbとして設定する。このため、互いに形状の異なる複数種のワークWに対して任意の順序で硬化ステップS50を効率的に行うことができる。
また、前述のように、制御部20は、吐出経路生成ステップS20および硬化条件生成ステップS30よりも前に、形状情報Dcを取得する取得ステップS10をさらに実行する。このため、吐出経路生成ステップS20および硬化条件生成ステップS30のそれぞれで形状情報Dcを用いることができる。
さらに、前述のように、立体物印刷装置1は、ワークW上に印刷されたパターンを撮像する撮像部11をさらに備える。そして、制御部20は、硬化ステップS50の後に、ワークW上に印刷されたパターンを撮像部11で撮像した撮像画像に関する撮像情報Deを取得する検査ステップS60をさらに実行し、撮像情報Deに基づいて第1経路情報Da1または硬化条件情報Dbを修正する。このため、必要に応じて、次回以降の印刷における画質を改善することができる。
2.第2実施形態
以下、本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図7は、第2実施形態に係る立体物印刷装置1Aの概略図である。立体物印刷装置1Aは、ロボット3を省略するとともにエネルギー出射部6に代えてエネルギー出射部6Aを備えること以外は、前述の第1実施形態の立体物印刷装置1と同様に構成される。ここで、ロボット2およびコンベアー4は、ワークWに対するヘッドユニット5およびエネルギー出射部6の位置および姿勢を変更する移動機構10Aを構成する。
エネルギー出射部6Aは、第1光源6aと第2光源6bと支持体6cとを有する。第1光源6aおよび第2光源6bのそれぞれは、ワークW上のインクを硬化または固化させるための光、熱、電子線または放射線等のエネルギーを出射する。支持体6cは、コンベアー4により搬送されるワークWが通過するトンネル状をなす構造体である。支持体6cの内側には、第1光源6aおよび第2光源6bが取り付けられる。これにより、支持体6cの内側を通過するワークW上のインクに第1光源6aおよび第2光源6bのそれぞれからエネルギーを照射することができる。ここで、第1光源6aおよび第2光源6bの駆動は、独立して制御可能である。
本実施形態では、撮像部11が支持体6cに取り付けられる。ここで、撮像部11は、エネルギー出射部6Aによるエネルギー照射を受けた後のワークWを撮像し得る位置に配置される。なお、本実施形態では、コンベアー4は、制御部20による制御のもとで、ワークWをロボット2による作業領域に配置したり、エネルギー出射部6Aによるエネルギーの照射領域に配置したり、撮像部11による撮像領域に配置したりする。
図8は、第2実施形態に係る立体物印刷装置1Aの電気的な構成を示すブロック図である。図8に示す制御部20は、ロボット2、コンベアー4、ヘッドユニと5、エネルギー出射部6Aおよび撮像部11のそれぞれの駆動を制御する。
本実施形態では、硬化条件情報Dbに基づいて移動機構10Aおよびエネルギー出射部6Aの駆動を制御する硬化ステップが行われる。本実施形態の硬化ステップは、強度情報Db2および時間情報Db3に基づいてエネルギー出射部6Aの駆動を制御する。なお、本実施形態では、硬化条件情報Dbには、第2経路情報Db1が含まれなくてもよい。
ここで、強度情報Db2に基づいてエネルギー出射部6Aからのエネルギーの強度が制御される。このとき、強度情報Db2に基づいて第1光源6aからのエネルギーの強度と第2光源6bからのエネルギーの強度とのそれぞれが個別に制御される。これにより、形状情報Dcに基づいてエネルギー出射部6Aからのエネルギーの照射分布を調整することができる。
また、時間情報Db3に基づいて、エネルギー出射部6Aからのエネルギーの出射時間が制御される。このとき、時間情報Db3に基づいて、コンベアー4AによるワークWの移動速度が制御されてもよい。この場合、コンベアー4は、エネルギー出射部6AからワークWへのエネルギーの照射中、ワークWを停止させてもよいし、ワークWを移動させてもよい。コンベアー4は、エネルギー出射部6AからワークWへのエネルギーの照射中、ワークWを移動させる場合、例えば、支持体6cの内側で往復移動させる。
以上の第2実施形態によっても、ワークW上のインクを適切に硬化または固化させることにより画質の向上を図ることができる。
3.変形例
以上の例示における各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。なお、以下の例示から任意に選択される2以上の態様は、互いに矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
3-1.変形例1
前述の形態では、ロボット2、3として6軸の垂直多軸ロボットを用いる構成が例示されるが、当該構成に限定されない。ロボット2、3は、例えば、6軸以外の垂直多軸ロボットでもよいし、水平多軸ロボットでもよい。また、ロボット2、3の腕部は、回動機構で構成される関節部に加えて、伸縮機構または直動機構等を有してもよい。ただし、印刷動作での印刷品質と非印刷動作でのロボットの動作の自由度とのバランスの観点から、ロボット2、3は、6軸以上の多軸ロボットであることが好ましい。
3-2.変形例2
前述の形態では、ロボット2に対するヘッド5aの固定方法としてネジ止め等を用いる構成が例示されるが、当該構成に限定されない。例えば、ロボット2のエンドエフェクターとして装着されるハンド等の把持機構によりヘッド5aを把持することにより、ロボット2に対してヘッド5aを固定してもよい。同様に、ロボット3に対するエネルギー出射部6の固定方法としては、ネジ止め等を用いる構成に限定されず、例えば、ロボット3のエンドエフェクターとして装着されるハンド等の把持機構によりエネルギー出射部6を把持する方法でもよい。
3-3.変形例3
また、前述の形態では、ヘッド5aを移動させる構成のロボット2が例示されるが、当該構成に限定されず、例えば、ヘッド5aの位置が固定されており、ロボット2がワークWを移動させ、ヘッド5aに対してワークWの位置および姿勢を3次元的に変化させる構成でもよい。この場合、例えば、ロボット2のエンドエフェクターとして装着されるハンド等の把持機構によりワークWが把持される。同様に、エネルギー出射部6の位置が固定されており、ロボット2がワークWを移動させ、エネルギー出射部6に対してワークWの位置および姿勢を3次元的に変化させる構成でもよい。
3-4.変形例4
前述の第1実施形態では、ヘッド5aを移動させる構成のロボット2と、エネルギー出射部6を移動させるロボット3と、が例示されるが、該構成に限定されず、例えば、ロボット2のエンドエフェクターとしてヘッド5aとエネルギー出射部6との両方を装着してもよい。この場合、ロボット2は、吐出ステップS40においてヘッド5aを動作経路RU1に沿って移動させ、硬化ステップS50においてエネルギー出射部6を動作経路RU2に沿って移動させる。
3-5.変形例5
本開示の立体物印刷装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を吐出する立体物印刷装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を吐出する立体物印刷装置は、配線基板の配線および電極を形成する製造装置として利用される。また、立体物印刷装置は、接着剤等の液体を媒体に塗布するジェットディスペンサーとしても利用できる。なお、前述の形態では、1種類のインクを用いて印刷を行う構成が例示されるが、当該構成に限定されず、2種以上のインクを用いて印刷を行う構成にも本開示を適用することができる。
1…立体物印刷装置、1A…立体物印刷装置、2…ロボット、3…ロボット、4…コンベアー、4A…コンベアー、4a…ベルト、4b…プーリー、5…ヘッドユニット、5a…ヘッド、5b…圧力調整弁、5c…供給管、5d…供給管、5e…スイッチ回路、5f…支持体、6…エネルギー出射部、6A…エネルギー出射部、6a…第1光源、6b…第2光源、6c…支持体、7…コントローラー、7a…記憶回路、7b…処理回路、8…制御モジュール、8a…タイミング信号生成回路、8b…電源回路、8c…制御回路、8d…駆動信号生成回路、9…コンピューター、9a…記憶回路、9b…処理回路、10…移動機構、10A…移動機構、11…撮像部、20…制御部、210…基部、220…腕部、221…アーム、222…アーム、223…アーム、224…アーム、225…アーム、226…アーム、230…関節部、230_1…関節部、230_2…関節部、230_3…関節部、230_4…関節部、230_5…関節部、230_6…関節部、310…基部、320…腕部、321…アーム、322…アーム、323…アーム、324…アーム、325…アーム、326…アーム、330…関節部、330_1…関節部、330_2…関節部、330_3…関節部、330_4…関節部、330_5…関節部、330_6…関節部、BN…設置面、CLK…クロック信号、CNG…チェンジ信号、Com…駆動信号、D1…出力、D2…出力、D3…信号、DE…吐出方向、DN…配列方向、Da…吐出条件情報、Da1…第1経路情報、Dap…教示点情報、Db…硬化条件情報、Db1…第2経路情報、Db2…強度情報、Db3…時間情報、Dbp…教示点情報、Dc…形状情報、Dd…対応情報、De…撮像情報、FL…出射面、FN…ノズル面、Img…印刷データ、L1…ノズル列、L2…ノズル列、LAT…ラッチ信号、N…ノズル、O1a…回動軸、O1b…回動軸、O2a…回動軸、O2b…回動軸、O3a…回動軸、O3b…回動軸、O4a…回動軸、O4b…回動軸、O5a…回動軸、O5b…回動軸、O6a…回動軸、O6b…回動軸、PD…駆動パルス、PG…プログラム、PTS…タイミング信号、S10…取得ステップ、S20…吐出経路生成ステップ、S30…硬化条件生成ステップ、S40…吐出ステップ、S50…硬化ステップ、S60…検査ステップ、SI…印刷データ信号、Sk1…制御信号、Sk2…制御信号、VBS…オフセット電位、VHV…電源電位、W…ワーク、WA1…凹部、WA2…凸部、WF…面、dCom…波形指定信号。

Claims (13)

  1. 立体的なワークに対して印刷を行う立体物印刷装置の動作の制御に用いる情報を生成する情報処理装置であって、
    前記立体物印刷装置は、
    前記ワークに対して液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドから前記ワークに吐出された液体を硬化または固化させるエネルギーを出射するエネルギー出射部と、
    前記ワークに対する前記ヘッドおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置関係を変化させる移動機構と、を備えており、
    前記ワークの形状に関する形状情報に基づいて、前記ヘッドから前記ワークに対して液体を吐出する際の前記移動機構の動作経路を示す第1経路情報を生成する吐出経路生成ステップと、
    前記形状情報に基づいて、前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報を生成する硬化条件生成ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 立体的なワークに対して液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドから前記ワークに吐出された液体を硬化または固化させるエネルギーを出射するエネルギー出射部と、
    前記ワークに対する前記ヘッドおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置関係を変化させる移動機構と、
    前記ヘッド、前記エネルギー出射部および前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ワークの形状に関する形状情報に基づいて、前記ヘッドから前記ワークに対して液体を吐出する際の前記移動機構の動作経路を示す第1経路情報を生成する吐出経路生成ステップと、
    前記形状情報に基づいて、前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射する際の条件を示す硬化条件情報を生成する硬化条件生成ステップと、
    前記第1経路情報に基づいて前記移動機構の動作を制御しつつ、前記ワークに対して前記ヘッドから液体を吐出させる吐出ステップと、
    前記硬化条件情報に基づいて前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射させる硬化ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする立体物印刷装置。
  3. 前記硬化条件情報は、前記移動機構の動作経路を示す第2経路情報を含み、
    前記制御部は、前記形状情報に基づいて前記第2経路情報を生成し、
    前記硬化ステップでは、前記第2経路情報に基づいて前記ワークおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置を変化させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の立体物印刷装置。
  4. 前記第1経路情報および前記第2経路情報のそれぞれは、前記移動機構の動作経路における位置および姿勢を指定する複数の教示点に関する情報を含み、
    前記第2経路情報の教示点の数は、前記第1経路情報の教示点の数よりも少ない、
    ことを特徴とする請求項3に記載の立体物印刷装置。
  5. 前記硬化ステップは、前記エネルギー出射部から前記ワークに対してエネルギーを出射させつつ、前記移動機構の動作により前記ワークおよび前記ヘッドの相対的な位置を変化させ、
    前記硬化ステップの実行時の前記ワークおよび前記エネルギー出射部の相対的な位置の変化量は、前記吐出ステップの実行時の前記ワークおよび前記ヘッドの相対的な位置の変化量よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  6. 前記硬化ステップの実行時の前記ワークと前記エネルギー出射部との間の平均距離は、前記吐出ステップの実行時の前記ワークと前記ヘッドとの間の平均距離よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  7. 前記硬化ステップの実行時の前記ワークと前記エネルギー出射部との間の距離の変動量は、前記吐出ステップの実行時の前記ワークと前記ヘッドとの間の距離の変動量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  8. 前記エネルギー出射部は、エネルギーを出射する出射面を有し、
    前記ヘッドは、液体を吐出するノズル面を有し、
    前記出射面の面積は、前記ノズル面の面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  9. 前記制御部は、前記形状情報に基づいて前記エネルギー出射部から出射されるエネルギーの強度を調整する、
    ことを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  10. 前記制御部は、前記形状情報に基づいて前記エネルギー出射部から出射されるエネルギーの出射時間を調整する、
    ことを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  11. 複数の形状と硬化条件との対応関係を示す対応情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記形状情報および前記対応情報に基づいて、前記複数の形状から前記形状情報の示す形状に最も近い形状に対応する硬化条件を示す情報を前記硬化条件情報として設定する、
    ことを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  12. 前記制御部は、前記吐出経路生成ステップおよび前記硬化条件生成ステップよりも前に、前記形状情報を取得する取得ステップをさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
  13. 前記ワーク上に印刷されたパターンを撮像する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、前記硬化ステップの後に、前記ワーク上に印刷されたパターンを前記撮像部で撮像した撮像画像に関する撮像情報を取得する検査ステップをさらに実行し、前記撮像情報に基づいて前記第1経路情報または前記硬化条件情報を修正する、
    ことを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の立体物印刷装置。
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