JP2023111284A - Fastener - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、取付部材の取付孔に取り付けるための留め具に関する。 The present invention relates to a fastener for mounting in a mounting hole of a mounting member.
特許文献1には、排水孔を覆うフランジ部と、フランジ部の裏面から延び、排水孔の周縁部に係合する第1係合脚部および第2係合脚部とを備える排水プラグが開示されている。第2係合脚部は、取付時に排水孔の周縁部に当たって撓んで排水孔を通過し、復元して排水孔の周縁部に係合する。 Patent Literature 1 discloses a drain plug that includes a flange portion that covers a drain hole, and first and second engagement leg portions that extend from the rear surface of the flange portion and engage with the periphery of the drain hole. there is When the second engaging leg is attached, it hits the peripheral edge of the drain hole, bends, passes through the drain hole, and returns to engage with the peripheral edge of the drain hole.
特許文献1に開示される排水プラグが排水孔に取り付けられる際に、第2係合脚部を撓ませて排水孔の周縁部に係合するには全長が長くなり、排水孔の裏側に突出する量が大きくなるおそれがある。 When the drain plug disclosed in Patent Document 1 is attached to the drain hole, the length of the second engaging leg is bent to engage with the peripheral edge of the drain hole, and the entire length of the plug protrudes to the back side of the drain hole. The amount may be large.
本発明の目的は、取付孔の縁に係止する係止爪が取付孔の裏側に突出する量を抑える留め具を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a fastener that reduces the amount of protrusion of a locking claw that locks onto the edge of a mounting hole to the rear side of the mounting hole.
上記課題を解決するために、本発明のある態様の留め具は、取付部材の取付孔に取り付けられる留め具であって、第1板部と、第2板部と、第1板部および第2板部を一体に回転可能に連結するヒンジ部と、を備える。第1板部は、第1板部から立設し、取付孔の縁に係止可能な第1係止爪と、第2板部と重複可能な第1重複部と、を有する。第2板部は、第2板部から立設し、取付孔の縁に係止可能な第2係止爪と、第1重複部と重複可能な第2重複部と、を有する。第1重複部および第2重複部は、第1板部および第2板部が交差した取付前状態から回転して取付孔に取り付けた取付完了状態になると互いに重複した状態になり、重複した状態で係合する係合手段によって第1重複部および第2重複部の離れる動きが制限される。 In order to solve the above problems, a fastener according to one aspect of the present invention is a fastener to be attached to an attachment hole of an attachment member, comprising: a first plate portion; a second plate portion; and a hinge portion that rotatably couples the two plate portions together. The first plate portion has a first locking pawl that stands up from the first plate portion and can be locked to the edge of the mounting hole, and a first overlapping portion that can overlap with the second plate portion. The second plate portion has a second locking pawl that stands up from the second plate portion and can be locked to the edge of the mounting hole, and a second overlapping portion that can overlap with the first overlapping portion. The first overlapped portion and the second overlapped portion overlap each other when the first plate portion and the second plate portion rotate from the pre-mounting state in which the first plate portion and the second plate portion intersect and the mounting completion state in which the plate portion is mounted in the mounting hole is reached. Separate movement of the first overlapping portion and the second overlapping portion is restricted by the engagement means engaging at .
本発明によれば、取付孔の縁に係止する係止爪が取付孔の裏側に突出する量を抑える留め具を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the fastener which suppresses the amount which the latching nail|claw latched to the edge of a mounting hole protrudes to the back side of a mounting hole can be provided.
図1は、実施例の留め具10の斜視図である。図1(a)は上方から見た留め具10を示し、図1(b)は下方から見た留め具10を示す。留め具10は、取付部材の取付孔に取り付けられる。取付部材は、例えば車体パネルやドアパネルであってよく、車載部品の取付工程で形成された取付孔を有する。留め具10は、取付部材の取付孔を塞ぐために設けられる。留め具10は、車載部品の修理などで一時的に取り外される。取付部材の取付孔は、好適には長孔であるが、角穴や丸孔であってよい。
FIG. 1 is a perspective view of an example fastener 10. FIG. FIG. 1(a) shows the
留め具10は、第1板部14、第2板部16およびヒンジ部18を有する。ヒンジ部18は、薄肉で撓み可能に形成され、第1板部14および第2板部16を一体に連結する。ヒンジ部18が撓むことで、第1板部14および第2板部16がヒンジ部18を軸に回転する。
The
第1板部14は、第1係止爪20、弾性爪26、第1重複部28および第1厚板部34を有する。第2板部16は、第2係止爪22、孔部24、第2重複部30、突出部32および第2厚板部36を有する。
The
第1係止爪20は、第1板部14の第1厚板部34の裏面から立設し、先端部が第2板部16から離れる方向に突出する。第1重複部28は、第1係止爪20よりもヒンジ部18側に位置する。第1厚板部34は、第1重複部28よりも厚板に形成され、ヒンジ部18に連設する。第1重複部28は、第1厚板部34に連設し、ヒンジ部18から離れる方向に延出する。第1厚板部34および第1重複部28は、平板状に形成され、表面側で平らに連なっている。
The
つまり、第1厚板部34および第1重複部28はヒンジ部18から逆方向に延出する。これにより、第1厚板部34および第1重複部28がヒンジ部18を挟んで揺動する。弾性爪26は、第1重複部28の裏面から立設し、撓み可能に形成される。
That is, the first
第2板部16の第2係止爪22は、第2板部16の第2厚板部36の裏面から立設する。第2重複部30は、第2係止爪22よりヒンジ部18側に位置し、ヒンジ部18に連設する。第2厚板部36は、第2重複部30より厚板に形成され、第2重複部30に連設する。第2重複部30および第2厚板部36は、平板状に形成され、裏面側で平らに連なっている。
The
孔部24は、第2重複部30に貫通して形成される。孔部24の縁には、第1板部14の弾性爪26が挿入されて係合する。突出部32は、第2重複部30の裏面に形成される。突出部32は、取付孔に挿入されて、取付孔の縁に当接して幅方向に移動することを止める。なお、突出部32は、第1係止爪20および第2係止爪22の間に形成されれば、第1板部14に形成されてもよい。
The
図2は、取付部材12に取り付けた取付完了状態の留め具10を示す。また、図3は、図2に示す留め具10の線分A-A断面図である。図2に示すように留め具10の表面は、取付完了状態で、第1重複部28および第2重複部30が重なった状態になり、第1板部14および第2板部16が一様に平らな状態になる。
FIG. 2 shows the
図3に示すように、取付完了状態で、第1係止爪20および第2係止爪22は、逆方向に突出して、取付孔12aの縁にそれぞれ係止している。これにより、留め具10が取付部材12に取り付けられる。
As shown in FIG. 3, when the mounting is completed, the
また、取付完了状態では、弾性爪26が孔部24の縁に係合する。これにより、第1板部14および第2板部16が係止して、ヒンジ部18周りの回転が規制される。つまり、第1係止爪20および第2係止爪22が取付孔12aに係止した状態が、弾性爪26および孔部24の係合によって維持され、留め具10が取付部材12から外れることが抑えられる。つまり、弾性爪26および貫通部24は、第1重複部28および第2重複部30が重複した状態で係合して第1重複部28および第2重複部30の離れる動きを制限する係合手段として機能する。取付孔12aに係止する機能を第1係止爪20および第2係止爪22が実行し、第1板部14および第2板部16の回転を規制する機能を孔部24および弾性爪26が実行することで、各機能に応じた設定が容易にできる。
In addition, the
第1係止爪20および第2係止爪22は、弾性爪26より立設高さが短く、弾性爪26よりも撓みにくく、剛性が高い。これにより、第1係止爪20および第2係止爪22の剛性を弾性爪26より高くすることで、第1係止爪20および第2係止爪22を取付孔12aに強固に抜け止めしつつ、第1係止爪20および第2係止爪22の立設高さを短くすることができる。つまり、第1係止爪20および第2係止爪22の立設高さを短くしても、十分な抜去力を確保できる。
The
孔部24および弾性爪26は、取付完了状態において第1係止爪20および第2係止爪22の間に位置する。これにより、工具等で弾性爪26を撓ませて留め具10を取付孔12aから取り外す際に、弾性爪26が取付孔12aに係止されていないため取付孔12aを工具等で損傷することを防ぐことができる。
The
第1厚板部34および第2厚板部36の厚さT1は、第1重複部28および第2重複部30が重なった厚さT2と略同一である。これにより、取付完了状態の留め具10の表面を平らにできる。
The thickness T1 of the first
ヒンジ部18が薄肉で撓み可能であるため、留め具10が取付孔12aに取り付けられた状態で、第1係止爪20および第2係止爪22の対向方向に弾性力を発揮でき、対向方向のガタつきを吸収できる。
Since the
図4は、留め具10が取付部材12に取り付けられる工程について説明するための図である。図4(a)は取付前状態の留め具10を示し、第1板部14および第2板部16は略直交した状態にある。作業者は、留め具10を取付孔12aに位置合わせして、第1板部14を取付部材12に向かって押す。
4A and 4B are diagrams for explaining the process of attaching the
図4(b)に示すように、第1板部14および第2板部16がヒンジ部18を軸に回転して第1係止爪20および第2係止爪22が取付孔12aに入り込むとともに、弾性爪26が孔部24に入り込む。
As shown in FIG. 4B, the
図4(c)に示す取付完了状態では、第1係止爪20および第2係止爪22が取付孔12aの縁に係止し、弾性爪26が孔部24の縁に係合する。第1重複部28および第2重複部30は、第1板部14および第2板部16が交差した取付前状態から回転して取付孔12aに取り付けた取付完了状態になると互いに重複した状態になる。また、第1係止爪20および第2係止爪22の間隔は、図4(a)および図4(b)に示す取付前状態よりも図4(c)に示す取付完了状態で長くなる。また、取付前状態における第1係止爪20および第2係止爪22の間隔は、取付孔12aの孔径より短い。これにより、ヒンジ部18を軸として回転によって第1係止爪20および第2係止爪22が取付孔12aに係止することができるため、第1係止爪20および第2係止爪22が撓まなくてよく、短くして剛性を高めることができる。これによって、第1係止爪20および第2係止爪22の立設高さを短くでき、取付部材12の裏側への出っ張りを小さくすることができる。
4(c), the first locking
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications such as various design changes can be made to each embodiment based on the knowledge of those skilled in the art. Examples may also be included within the scope of the present invention.
実施例では、孔部24が第1板部14に形成され、弾性爪26が第2板部16に形成される態様を示したが、この態様に限られない。例えば、孔部24が第1重複部28に形成され、弾性爪26が第2重複部30に形成されてよい。
In the embodiment, the
また実施例では、孔部24が貫通して孔状に形成される態様を示したが、この態様に限られない。例えば、孔部24は、第2重複部30の両縁に切り欠くように形成されてよく、弾性爪26は、第1重複部28の両縁に一対形成されてよい。また、孔部24は、貫通しなくともよい。いずれにしても、孔部24および弾性爪26は取付完了状態で係合して第1重複部28および第2重複部30の離れる動きを規制する係合手段として機能する。
Moreover, in the embodiment, the
また実施例では、取付完了状態で第1板部14の第1重複部28および第2板部16の第2重複部30が重複する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第1重複部28に対して、第2板部の全体が重複してよい。この変形例の第2板部は、第2係止爪が第1板部14とは逆側の面に形成されており、ヒンジ部18から折り返すように形成される。
Moreover, in the embodiment, the first overlapped
10 留め具、 12 取付部材、 12a 取付孔、 14 第1板部、 16 第2板部、 18 ヒンジ部、 20 第1係止爪、 22 第2係止爪、 24 孔部、 26 弾性爪、 28 第1重複部、 30 第2重複部、 32 突出部、 34 第1厚板部、 36 第2厚板部。
10
Claims (6)
第1板部と、
第2板部と、
前記第1板部および前記第2板部を一体に回転可能に連結するヒンジ部と、を備え、
前記第1板部は、
前記第1板部から立設し、取付孔の縁に係止可能な第1係止爪と、
前記第2板部と重複可能な第1重複部と、を有し、
前記第2板部は、
前記第2板部から立設し、取付孔の縁に係止可能な第2係止爪と、
前記第1重複部と重複可能な第2重複部と、を有し、
前記第1重複部および前記第2重複部は、前記第1板部および前記第2板部が交差した取付前状態から回転して取付孔に取り付けた取付完了状態になると互いに重複した状態になり、重複した状態で係合する係合手段によって前記第1重複部および前記第2重複部の離れる動きが制限されることを特徴とする留め具。 A fastener attached to an attachment hole of an attachment member,
a first plate;
a second plate;
a hinge portion that rotatably connects the first plate portion and the second plate portion together;
The first plate portion is
a first locking claw erected from the first plate portion and capable of being locked to the edge of the mounting hole;
a first overlapping portion that can overlap with the second plate portion;
The second plate portion is
a second locking claw erected from the second plate portion and capable of being locked to the edge of the mounting hole;
a second overlapping portion that can overlap with the first overlapping portion;
The first overlapped portion and the second overlapped portion overlap each other when the first plate portion and the second plate portion are rotated from the pre-mounting state in which the first plate portion and the second plate portion intersect to the mounting completion state in which the plate portion is mounted in the mounting hole. 2. A fastener according to claim 1, characterized in that movement apart of said first overlapping portion and said second overlapping portion is restricted by means of engaging means for overlapping engagement.
前記第2重複部は、前記弾性爪が係止する孔部を有し、
前記弾性爪および前記孔部は、前記係合手段として機能することを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。 The first overlapping portion has a flexible elastic claw,
the second overlapping portion has a hole in which the elastic claw engages,
3. The fastener according to claim 1, wherein said elastic claw and said hole function as said engaging means.
前記第1重複部および前記第2重複部が重なった厚さと前記厚板部の厚さとは、略同一であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の留め具。 The first plate portion has a thick plate portion thicker than the first overlapping portion,
The fastener according to any one of claims 1 to 5, wherein the thickness of the overlapping portion of the first overlapping portion and the second overlapping portion and the thickness of the thick plate portion are substantially the same.
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