JP2023111180A - 虚像表示装置 - Google Patents

虚像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023111180A
JP2023111180A JP2022012888A JP2022012888A JP2023111180A JP 2023111180 A JP2023111180 A JP 2023111180A JP 2022012888 A JP2022012888 A JP 2022012888A JP 2022012888 A JP2022012888 A JP 2022012888A JP 2023111180 A JP2023111180 A JP 2023111180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
display device
virtual
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022012888A
Other languages
English (en)
Inventor
俊幸 野口
Toshiyuki Noguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2022012888A priority Critical patent/JP2023111180A/ja
Priority to US18/161,435 priority patent/US20230245288A1/en
Priority to CN202310093796.9A priority patent/CN116520570A/zh
Publication of JP2023111180A publication Critical patent/JP2023111180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/50Image enhancement or restoration using two or more images, e.g. averaging or subtraction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/80Geometric correction
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/011Head-up displays characterised by optical features comprising device for correcting geometrical aberrations, distortion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0112Head-up displays characterised by optical features comprising device for genereting colour display
    • G02B2027/0116Head-up displays characterised by optical features comprising device for genereting colour display comprising devices for correcting chromatic aberration
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/0138Head-up displays characterised by optical features comprising image capture systems, e.g. camera
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • G02B2027/014Head-up displays characterised by optical features comprising information/image processing systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】第1画像の表示精度を維持しつつ、情報端末からの画像では使用されない領域を活用すること。【解決手段】虚像表示装置100は、情報端末から第1画像を取得する第1取得部8aと、第1画像と異なる第2画像を取得する第2取得部8bと、第1画像を歪曲させる補正部8cと、歪曲された第1画像と第2画像とを含む第3画像又は第4画像を生成する生成部8dと、第3画像又は第4画像を表示する表示素子11と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、虚像の観察を可能にする虚像表示装置に関する。
画像表示装置において、画像表示素子に表示される入力画像に対して、画像表示素子に表示された画像を観察するための光学系により生じる歪曲とは逆方向の歪みを与える歪み補正をデータ処理として行い、歪み処理が行われた画像を画像表示素子に表示させるものが開示されている(特許文献1)。
特開2008-058703号公報
上記特許文献1の装置では、画像表示素子に表示される歪み補正された画像の輪郭形状は画像表示素子の表示面の輪郭形状と異なり、表示面において画像の表示で使用されない領域が生じる。このような表示に使用されない領域は、投影される画像上では表示可能な領域にもかかわらず、無駄になってしまう。
本発明の一側面における虚像表示装置は、情報端末から第1画像を取得する第1取得部と、第1画像と異なる第2画像を取得する第2取得部と、第1画像を歪曲させる補正部と、歪曲された第1画像と第2画像とを含む第3画像を生成する生成部と、第3画像を表示する表示素子と、を備える。
第1実施形態の虚像表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。 虚像表示装置の内部構造を説明する側方断面図である。 虚像表示装置の回路構成を説明するブロック図である。 表示像の歪曲補正を説明する概念図である。 虚像表示装置での画像処理に用いられる画像及び表示画像を説明する概念図である。 虚像表示装置によって投影される虚像を説明する概念図である。 虚像表示装置の表示画像及び当該表示画像に対応する虚像を説明する概念図である。 虚像表示装置における画像処理を説明するフローチャートである。 歪曲された第1画像の変形例を説明する図である。 第2実施形態の虚像表示装置における画像処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態の虚像表示装置の表示画像及び当該表示画像に対応する虚像を説明する概念図である。 第3実施形態の虚像表示装置を説明する平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1~3等を参照して、本発明に係る第1実施形態の虚像表示装置について説明する。
図1は、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200又は虚像表示装置100を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
HMD200は、右眼用の第1表示装置100Aと、左眼用の第2表示装置100Bと、表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1表示装置100Aは、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆う外観部材103とで構成される。第2表示装置100Bも同様に、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆う外観部材103とで構成される。支持装置100Cは、表示駆動部102を介して外観部材103の上端側を支持している。第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、光学的に左右を反転させたものであり、第2表示装置100Bについては、詳細な説明を省略する。
図2は、第1表示装置100Aの光学的構造を説明する側方断面図である。第1表示装置100Aは、表示素子11と結像光学系20と表示制御装置88とを備える。結像光学系20は、投射レンズ21と、プリズムミラー22と、楔型光学素子28と、シースルーミラー23とを備える。結像光学系20のうち、投射レンズ21とプリズムミラー22と楔型光学素子28とは、後述する第3又は第4画像の合成画像に対応する画像光MLが入射される光学部材に対応し、シースルーミラー23は、上記光学部材から出射される画像光MLを眼EY又は瞳位置PPに向けて反射させる反射部材に対応する。また、結像光学系20のうち、投射レンズ21とプリズムミラー22と楔型光学素子28とは、図1に示す表示駆動部102に対応し、シースルーミラー23は、図1に示す外観部材103に対応する。表示素子11、投射レンズ21、プリズムミラー22、及び楔型光学素子28を組み合わせたものを投影光学系12と呼び、これらは相互にアライメントされた状態でケース51内に固定されている。ケース51は、遮光性の材料で形成され、表示素子11を動作させる表示制御装置88を支持している。ケース51は、開口51aを有し、開口51aの周囲に楔型光学素子28が嵌め込まれて固定される。開口51aは、投影光学系12が外部に向けて画像光MLを射出させることを可能にする。
表示素子11は、自発光型の表示デバイスである。表示素子11は、例えば有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)ディスプレイであり、2次元の表示面11aにカラーの静止画又は動画を形成する。表示素子11は、XY面に対してX軸のまわりに若干回転して傾いたxy面に沿って配置されている。表示素子11は、表示制御装置88に駆動されて表示動作を行う。
表示素子11は、有機ELディスプレイに限らず、無機EL、有機LED、LEDアレイ、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等を用いた表示デバイスに置き換えることができる。表示素子11は、自発光型の画像光生成装置に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。表示素子11として、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
結像光学系20のうち、投射レンズ21は、第1レンズ21p及び第2レンズ21qを含む。第1レンズ21pは、入射面21aと出射面21bとを有し、第2レンズ21qは、入射面21cと出射面21dとを有する。投射レンズ21は、表示素子11から射出された画像光MLを受けて、プリズムミラー22に入射させる。投射レンズ21は、表示素子11から射出された画像光MLを平行光束に近い状態に集光する。プリズムミラー22は、入射面22aと、内反射面22bと、出射面22cとを有する。プリズムミラー22は、前方から入射する画像光MLを、入射方向を反転させた方向(プリズムミラー22から見た光源の方向)に対して傾斜した方向に折り返すように射出する。楔型光学素子28は、第1面28aと第2面28bとを有し、プリズムミラー22から射出されシースルーミラー23に向かう画像光MLを通過させる。シースルーミラー23は、反射面23aと外側面23oとを有する。シースルーミラー23は、プリズムミラー22の光射出側に形成された中間像を拡大する。
結像光学系20は、シースルーミラー23が凹面鏡であること等に起因して、軸外し光学系OSとなっている。本実施形態の場合、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23は、非軸対称に配置され、非軸対称な光学面を有する。結像光学系20が軸外し光学系OSであるとは、結像光学系20を構成する光学要素21,22,28,23において、複数の反射面又は屈折面への光線の入射の前後で光路が全体として折れ曲がることを意味する。この結像光学系20つまり軸外し光学系OSでは、紙面に対応する軸外し面(YZ面に平行な面)に沿って光軸AXが延びるように光軸AXの折り曲げが行われている。この結像光学系20では、YZ面に平行な軸外し面内で光軸AXの折り曲げを行うことで、かかる軸外し面に沿って光学要素21,22,28,23が配列されている。結像光学系20の光軸AXは、縦方向に延びる基準面である軸外し面(YZ面に平行な面)に沿って配置され反射面の前後で互いに傾斜する光軸部分AX1,AX2,AX3を含む。全体としての光軸AXは、表示素子11の中心から射出される主光線の光路に沿って延び、アイポイントに相当するアイリングER又は瞳の中心を通る。光軸AXは、YZ面に平行な横断面で見た場合、複数の光軸部分AX1,AX2,AX3によって、Z字状の配置となっている。つまり、YZ面に平行な軸外し面において、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1と、内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2と、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。結像光学系20は、縦配列となっている。これに対応して基準面である軸外し面(YZ面に平行な面)は、縦のY方向に平行に延びる。この場合、第1表示装置100Aを構成する光学要素21,22,28,23が縦方向に高さ位置を変えて配列されることになり、第1表示装置100Aの横幅の増大を防止することができる。
結像光学系20のうち、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1は、後方に向かって斜め上方向に延びている。つまり、光路P1において、光軸部分AX1は、-Z方向と+Y方向との中間に近い方向に延びている。内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2は、前方に向かって斜め下方向に延びている。つまり、光路P2において、光軸部分AX2は、+Z方向と-Y方向との中間に近い方向に延びている。ただし、水平面方向(XZ面)を基準とした場合、光路P2の傾斜が光路P1の傾斜よりも大きくなっている。シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3は、Z方向に平行に近い状態となっているが、図示の例では、光軸部分AX3は、+Z方向に向かって、下向きを負として、-10°程度となっている。つまり、光軸部分AX3を延長した射出光軸EXは、前方の+Z方向に平行な中心軸HXに対して10°程度下向きに傾いて延びている。これは、人間の視線が水平方向より下側に約10°傾いた若干の伏し目状態で安定するからである。なお、瞳位置PPに対して水平方向に延びる中心軸HXは、第1表示装置100Aを装着した装着者USが直立姿勢でリラックスして正面に向いて水平方向又は水平線を注視した場合を想定したものとなっている。
投射レンズ21を構成する第1レンズ21pの入射面21aと出射面21bとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。投射レンズ21を構成する第2レンズ21qの入射面21cと出射面21dとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。第1レンズ21p及び第2レンズ21qは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。第1レンズ21pの入射面21aと出射面21bとは、例えば自由曲面である。入射面21aと出射面21bとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。第2レンズ21qの入射面21cと出射面21dとは、例えば自由曲面である。入射面21cと出射面21dとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。入射面21a,21c又は出射面21b,21dを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、偏芯系の光学性能を高めることが容易となるので、非共軸の軸外し光学系OSである結像光学系20の収差を低減することが容易になる。詳細な図示は省略するが、入射面21a,21c及び出射面21b,21d上には、反射防止膜が形成されている。
プリズムミラー22は、ミラーとレンズとを複合させた機能を有する屈折反射光学部材であり、投射レンズ21からの画像光MLを屈折させつつ反射する。プリズムミラー22は、第1反射光学部材であり、画像光MLを入射面22aを介して内部に入射させ、入射した画像光MLを内反射面22bによって非正面方向に全反射させ、入射した画像光MLを出射面22cを介して外部に射出させる。入射面22aと出射面22cとは、曲面からなる光学面であり、反射面のみの場合又はこれらを平面とした場合に比較して解像度向上に寄与する。プリズムミラー22を構成する光学面である入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。プリズムミラー22は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。プリズムミラー22の本体の屈折率は、画像光MLの反射角も参酌して内面での全反射が達成されるような値に設定される。プリズムミラー22の光学面、つまり入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、例えば自由曲面である。入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。プリズムミラー22において、光学面22a,22b,22cを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、偏芯系の光学性能を高めることが容易となる。内反射面22bについては、全反射によって画像光MLを反射するものに限らず、金属膜又は誘電体多層膜からなる反射面とすることもできる。この場合、内反射面22b上に、例えばAl、Agのような金属で形成された単層膜又は多層膜からなる反射膜を蒸着等によって成膜し、或いは金属で形成されたシート状の反射膜を貼り付ける。詳細な図示は省略するが、入射面22a及び出射面22c上には、反射防止膜が形成されている。
楔型光学素子28は、プリズムミラー22とシースルーミラー23との間に配置され、光透過性を有する。楔型光学素子28は、結像状態を改善する役割を有する。楔型光学素子28の入射側に設けられている第1面28aは、平坦であるが自由曲面となっており、YZ面に平行な縦方向に関して光軸AXを挟んで非対称性を有し、YZ面に垂直なX方向すなわち横方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。第1面28aには反射防止膜が形成されている。楔型光学素子28の射出側に設けられている第2面28bは、平面であり、反射防止膜が形成されている。楔型光学素子28は、前側である+Z側で厚みが増している。これにより、プリズムミラー22等に起因する歪曲収差の発生を抑制することができる。楔型光学素子28の屈折率は、プリズムミラー22の屈折率と異なる。これにより、楔型光学素子28とプリズムミラー22等との間で屈折や分散の程度を調整することができ、例えば色消しの達成が容易になる。
シースルーミラー23は、凹の表面ミラーとして機能する湾曲した板状の光学部材であり、プリズムミラー22からの画像光MLを反射する。つまり、シースルーミラー23は、投影光学系12の射出領域に配置された楔型光学素子28からの画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。シースルーミラー23は、眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPを覆うとともに瞳位置PPに向かって凹形状を有し、外界に向かって凸形状を有する。シースルーミラー23は、視界のうち画面の有効領域の全体をカバーする凹面透過ミラーである。シースルーミラー23は、収束機能を有するコリメーターであり、表示面11aの各点から射出された画像光MLの主光線であって、投影光学系12の楔型光学素子28の射出側近傍で結像によって一旦広がった画像光MLの主光線を瞳位置PPに収束させる。シースルーミラー23は、板状体23bの表面又は裏面上に透過性を有するミラー膜23cを形成した構造を有するミラー板である。シースルーミラー23の反射面23aは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。シースルーミラー23の反射面23aは、例えば自由曲面である。反射面23aは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。シースルーミラー23を自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系OS又は非共軸光学系である結像光学系20の収差を低減することが容易になる。
シースルーミラー23は、反射に際して一部の光を透過させる透過型の反射素子であり、シースルーミラー23の反射面23a又はミラー膜23cは、半透過性を有する反射層によって形成されている。これにより、外界光OLがシースルーミラー23を通過するので、外界のシースルー視が可能になり、外界像に虚像を重ねることができる。この際、ミラー膜23cを支持する板状体23bが数mm程度以下に薄ければ、外界像の倍率変化を小さく抑えることができる。ミラー膜23cの画像光MLや外界光OLに対する反射率は、画像光MLの輝度確保や、シースルーによる外界像の観察を容易にする観点で、想定される画像光MLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。シースルーミラー23の基材である板状体23bは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。板状体23bは、これを周囲から支持する支持板61と同一の材料で形成され、支持板61と同一の厚みを有する。ミラー膜23cは、例えば膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成される。ミラー膜23cは、膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜であってもよい。ミラー膜23cは、積層によって形成できるが、シート状の反射膜を貼り付けることによっても形成できる。板状体23bの外側面23oには、反射防止膜が形成されている。
光路について説明すると、表示素子11からの画像光MLは、投射レンズ21に入射して略コリメートされた状態で投射レンズ21から射出される。投射レンズ21を通過した画像光MLは、プリズムミラー22に入射して入射面22aを屈折されつつ通過し、内反射面22bによって100%に近い高い反射率で反射され、再度出射面22cで屈折される。プリズムミラー22からの画像光MLは、楔型光学素子28を介してシースルーミラー23に入射し、反射面23aによって50%程度以下の反射率で反射される。シースルーミラー23で反射された画像光MLは、装着者USの眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPに入射する。瞳位置PPには、シースルーミラー23やその周囲の支持板61を通過した外界光OLも入射する。つまり、第1表示装置100Aを装着した装着者USは、外界像に重ねて、画像光MLによる虚像を観察することができる。
図3を参照して、HMD200すなわち虚像表示装置100の回路系70について説明する。HMD200は、回路系70として、マイクロプロセッサ81と、一対の表示用コントローラ83と、一対の表示素子11と、ユーザー端末回路91とを含む。一方の表示素子11と、一方の表示用コントローラ83とは、第1表示装置100Aに組み込まれ、他方の表示素子11と、他方の表示用コントローラ83とは、第2表示装置100Bに組み込まれる。図示の例において、マイクロプロセッサ81は、第1表示装置100Aに組み込まれているものとして表現されているが、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bから独立したものであってもよい。なお、第1表示装置100A又は第2表示装置100Bの一方とマイクロプロセッサ81とを組み合わせたものも、虚像表示装置100と呼び、片眼用の虚像を表示する。
マイクロプロセッサ81は、一対の表示用コントローラ83に対して画像データを出力する。表示用コントローラ83は、マイクロプロセッサ81から入力された画像データを表示素子11に出力するためメモリ83mに格納する。マイクロプロセッサ81から一対の表示用コントローラ83に対して出力される画像データは、同一であっても異なっていてもよい。以下では、片方の第1表示装置100Aでの処理について説明する。
表示用コントローラ83は、メモリ83m等を有し、表示素子11に表示動作を行わせる。表示素子11は、表示面11aの周辺に走査ドライバやデータドライバを内蔵する付帯回路85を含む。表示用コントローラ83は、各フレーム画像の表示に際して、メモリ83mに格納された画像データに対応するデータ信号をタイミング信号等とともに走査線単位で付帯回路85に出力し、付帯回路85は、表示用コントローラ83から入力されたデータ信号等に応じて、表示面11aの表示状態に関して書き換えを行う。
マイクロプロセッサ81は、マイクロコンピュータであってもよく、演算処理装置81aと、記憶装置81mと、データ通信インターフェース81cとを有する。
記憶装置81mには、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bに表示動作を行わせるプログラムが格納されている。また、記憶装置81mには、情報端末であるユーザー端末90から取得した画像やマイクロプロセッサ81又は演算処理装置81aで生成した画像等が記憶される。
マイクロプロセッサ81は、データ通信インターフェース81cを介して、ユーザー端末回路91から画像データに対応する表示データを受け取る。マイクロプロセッサ81は、ユーザー端末回路91から取得した表示データ又は画像データに対して歪み補正処理を施したり、歪み補正処理後の表示データに対してその表示領域外に情報表示用の追加画像データを合成処理したりする。マイクロプロセッサ81は、データ通信インターフェース81cを介して表示用コントローラ83に処理後の表示データである画像データを出力する。
図2に示す結像光学系20は、軸外し光学系OSであり、後述するように、歪曲収差すなわちディストーションを有する。このディストーションを補償するため、表示面11aには、歪曲補正された非矩形輪郭の画像を形成する必要がある。マイクロプロセッサ81は、図3に示すユーザー端末回路91からの入力信号に対応する矩形輪郭の画像が、表示面11aに表示すべき非矩形輪郭の画像となるように歪み補正或いは歪曲補正する演算処理を含む各種画像処理を行う。
演算処理装置81aは、表示面11aの中央の主要領域を利用して歪み補正された虚像を表示させつつ、表示面11aの周辺の余白を利用して追加情報の虚像を表示させるため、第1取得部8a、第2取得部8b、補正部8c、及び生成部8dとして機能する。
第1取得部8aは、ユーザー端末90から第1画像を取得し、記憶装置81mに記憶させる。第1画像は、虚像表示装置100で表示されるメインの表示画像であり、具体的には後述する図5に示す初期画像IM0である。第2取得部8bは、ユーザー端末90から取得した第2画像やマイクロプロセッサ81又は演算処理装置81aで生成した第2画像を取得し、記憶装置81mに記憶させる。第2画像は、第1画像と異なる画像であり、具体的には後述する図5に示す追加画像IM2である。
補正部8cは、画像処理として、第1画像である初期画像IM0を歪曲させる補正処理を行い、図5に示す歪曲された修正画像IM1(以下、歪曲された初期画像IM0とも呼ぶ)を記憶装置81mに記憶させる。補正部8cは、初期画像IM0を、図2に示す結像光学系20等で生じる歪曲と反転するように歪曲させ補正する。つまり、補正部8cは、初期画像IM0に対して光学系の歪曲を相殺するように補正する。また、補正部8cは、第2画像である追加画像IM2を歪曲させる補正処理を行い、歪曲された追加画像IM2を記憶装置81mに記憶させる。
生成部8dは、歪曲された初期画像IM0と追加画像IM2とを含む第3画像又は第4画像である合成画像IM3を生成し、合成画像IM3を記憶装置81mに記憶させる。なお、本実施形態では、特に、歪曲された初期画像IM0と歪曲された追加画像IM2とを含む合成画像IM3を第4画像としている。第4画像を生成することにより、第2画像である追加画像IM2についても表示精度を維持することができ、第4画像全体の映像品質を向上させることができる。
ユーザー端末回路91は、ユーザー端末90に組み込まれるものであり、主制御装置91aと、記憶装置91mと、データ通信インターフェース91cと、移動体用無線通信装置91tと、ユーザーインターフェース装置91iとを有する。ユーザー端末回路91は、移動体用無線通信装置91tにより、不図示の通信ネットワークを経由して外部のサーバー等の各種装置と通信することができる。記憶装置91mは、ユーザー端末回路91を動作させる基本的なプログラムが格納され、この基本的プログラム上で動作するアプリケーションソフトとして、例えば動画再生用のビューアやウェブブラウザ等を含む複数のアプリケーションソフトが格納されている。ユーザー端末回路91は、ユーザーが操作するユーザーインターフェース装置91iからの要求に応じて動作し、記憶装置91mにアプリケーションソフトに関連付けられて保管された動画や静止画を所定のフォーマットでマイクロプロセッサ81に対して出力し、或いは移動体用無線通信装置91tを介して様々なコンテンツに対応する動画や静止画を取得しマイクロプロセッサ81に対して取得した表示データを所定のフォーマットで出力する。以上では、マイクロプロセッサ81がユーザー端末回路91から入力された表示データに対して歪み補正処理を施すとしたが、ユーザー端末回路91が、表示データに対して歪み補正処理を施したり、歪み補正処理後の表示データに対して追加画像データを合成処理したりするものであってもよい。
図4に示すように、図2に示す第1表示装置100Aは結像光学系20が軸外し光学系OSであるため、矩形輪郭の表示像DA0を投影しようとすると、表示素子11の表示面11aには、歪曲収差すなわちディストーションを有する非矩形輪郭の歪曲像IG0が表示される。ここで、結像光学系20自体で歪曲像IG0の台形歪のようなディストーションを取りきることは容易でない。よって、このディストーションを補償するため、表示素子11の表示面11aに形成する表示像を予め台形歪のような歪を持たせた修正表示像DA1とする。このように、表示素子11に表示される画像を、投射レンズ21、プリズムミラー22、楔型光学素子28、及びシースルーミラー23によって形成される歪みを相殺する逆の歪を有するものとすることで、結像光学系20を経て瞳位置PPで観察される虚像の投影像IG1の画素配列を、元の表示像DA0に対応する格子パターンとすることができ輪郭を矩形とすることができる。つまり、表示素子11に表示される修正表示像DA1は、投射レンズ21、プリズムミラー22、楔型光学素子28、及びシースルーミラー23によって形成されるディストーションを補正する。結果的に、シースルーミラー23等で発生するディストーションを許容しつつ表示素子11を含めた全体として収差を抑えることができる。これにより、プリズムミラー22等の光学要素の配置やサイズの自由度が高まり、第1表示装置100Aの小型化を達成しつつ、第1表示装置100Aの光学性能の確保を容易にすることができる。
表示素子11の表示面11aには、元の表示像DA0の代わりに修正表示像DA1が表示されるため、修正表示像DA1の外側には、画像表示又は映像表示に使用しない補助領域DN1~DN5が生じる。図示の例では、表示面11aの+y方向の一方の端部中央付近に第1補助領域DN1、+y方向の一方の端部両端付近に第2及び第3補助領域DN2,DN3、-y方向の他方の端部両端付近に第4及び第5補助領域DN4,DN5が存在する。詳細は後述するが、画像表示で使用しなくなる第1~第5補助領域DN1~DN5は、情報表示に活用する。これにより、表示未使用領域を有効利用することができ、表示素子11において使用されない領域の割合を低減できる。結果的に、装着者USに提示する情報量を増やすことができる。
図5は、虚像表示装置100での画像処理に用いられる画像及び表示素子11の表示面11aに表示される画像について説明する図である。図5中で、領域AR1は初期画像IM0を示し、領域AR2は修正画像IM1を示し、領域AR3は追加画像IM2を示し、領域AR4は合成画像IM3を示す。
初期画像IM0は、歪曲補正前の元の表示像であり、図4に示す矩形輪郭の表示像DA0に対応する。初期画像IM0は、第1画像に対応する。
修正画像IM1は、歪曲補正後の表示像であり、図4に示す非矩形輪郭の修正表示像DA1に対応する。なお、修正画像IM1において、修正表示像DA1の輪郭は画像表示領域DRの輪郭と一致する。修正画像IM1は、歪曲された第1画像に対応する。修正画像IM1は、眼EY側で形成される虚像で矩形となるように光学系で発生する歪みを補正した画像である。修正画像IM1では、歪み補正によって初期画像IM0が表示される初期領域PRのうち一部が画像表示に使用しなくなる領域、すなわち外枠領域ORとなる。そのため、以下に説明する追加画像IM2によって、外枠領域ORの一部、つまり補助領域DN1~DN5を情報表示として使用する。なお、歪み形状は光学系により異なるため、歪み補正の形状及び画像表示に使用しない領域は図示の形状に限らない。
追加画像IM2は、情報端末であるユーザー端末90又は虚像表示装置100に関する情報を含む画像である。これにより、追加画像IM2は、初期画像IM0と連携させた又は初期画像IM0とは独立させた情報表示をすることができる。追加画像IM2は、初期画像IM0又は修正画像IM1とは異なる簡易な表示画像である。追加画像IM2は、第2画像に対応する。追加画像IM2は、例えば接続機器の動作状況、電池残量やインジケータ、アラート等の情報をパターンや文字等で表示することができる。図示の例では、情報表示として、円M1、星M2、及び矢印M3等のパターンを挙げている。追加画像IM2は、初期領域PRのうち、補助領域DN1~DN5内に配置されている。図5に示す追加画像IM2は、結像光学系20の歪曲収差が目立たないように歪曲された画像となっている。追加画像IM2は、所定波長帯に対応する画像、すなわち単色の画像であることが好ましい。追加画像IM2を単色表示とすることにより、合成画像IM3の生成処理を簡単化することができる。所定波長帯としては、例えば緑色が挙げられるが、赤色や青色等でもよい。追加画像IM2で表示されるパターン等は、全てが補正されていてもよいし、一部が補正されていてもよい。追加画像IM2を補正する場合についても初期画像IM0ほど厳密でなくてよい。
合成画像IM3は、歪曲された第1画像である修正画像IM1と歪曲された第2画像である追加画像IM2とを含む。合成画像IM3は、第3画像又は第4画像に対応する。合成画像IM3において、追加画像IM2は、修正画像IM1よりも外側に配置される。これにより、初期画像IM0又は修正画像IM1の表示を妨げずに初期画像IM0又は修正画像IM1で使用されない領域を有効活用することができる。合成画像IM3は、修正画像IM1と追加画像IM2との間に非表示領域NRを含んでいる。これにより、修正画像IM1に対応する画素と、追加画像IM2に対応する画素とは離間することとなり、修正画像IM1と追加画像IM2との境界を明確にすることができる。非表示領域NRは、画像表示領域DRの周りを囲む帯状の像であり、修正画像IM1が追加画像IM2に対して引き立つようにしている。なお、非表示領域NRは、黒表示としてもよいし、修正画像IM1と追加画像IM2との境界を区別できる色表示としてもよい。
図6に示すように、合成画像IM3の虚像IPは、初期画像IM0及び追加画像IM2を補正し、歪みが解消した像となる。
図7は、追加画像IM2を補正した場合の合成画像IM3及びその虚像IPの一例を示す。図7中で、領域BR1は合成画像IM3を示し、領域BR2は虚像IPを示す。図7の合成画像IM3において、追加画像IM2は、歪みを相殺するように情報表示のパターンの傾きを調整した例を示している。なお、図示の例では、歪みを相殺するようにパターンのシフト調整も行っているが、パターンの傾きのみ調整してもよい。合成画像IM3の虚像IPでは、追加画像IM2の補正の結果、情報表示IP2のパターンの歪みが略解消された状態で表示される。例えば、矢印M3等のパターンの場合、傾きだけを付与し、虚像IPでの方向をそろえる補正を行う。パターンを角度θに傾けることで、観察される虚像IPでの傾きが低減され、意図した方向に近いパターンを視認させることができる。この時、長手方向のある矢印M3の傾斜方向及び傾斜量は、近傍NNの修正画像IM1の画像表示領域DRにおける縦線又は横線の傾きを基準線NLとして、基準線NLに合わせることが望ましい。基本的に画像表示領域DRのすぐ外側についても光学系で発生する歪みが近くなるためである。画像表示領域DRの外側になると歪みはより強くなる傾向があるため、より好適には近傍NNの画像表示領域DRにおける縦線又は横線の傾きよりも若干多く傾けることが望ましい。なお、修正画像IM1の画像表示領域DRにおける縦線及び横線は、初期画像IM0の初期領域PRの縦格子線及び横格子線にそれぞれ対応する。図示の例では、矢印M3の傾きは、画像表示領域DRにおける縦線又は横線の傾きと概ね同等量の傾きとなっている。なお、文字表示等の場合については、画像表示領域DRと同様に虚像IPで歪みがなくなるように補正すると、視認した際の違和感をより低減させることができる。
なお、補正部8cによって歪曲された追加画像IM2の対応箇所において、第1方向である縦のy方向における一端側の第1方向と交差する横の第2方向であるx方向の大きさd1は、第1方向における他端側の第2方向の大きさd2と異なるものとしてもよい。追加画像IM2の対応箇所とは、情報表示の一対のパターンMPにおいて、同じ大きさに投影すべきところ、歪曲収差に応じて大きさを変形する部分である。具体的には、上部のパターンMPの横幅は、下部のパターンMPの横幅と異なる。これにより、追加画像IM2において、第2方向に幅を有する表示の映像品質を向上させることができる。例えば、情報表示のパターンMPが楕円M4や長方形等の場合、虚像IPでの長さd1,d2を調整する補正をすることができる。
以下、図8を参照しつつ、表示素子11の表示面11aに表示させる画像処理について説明する。
まず、図3に示すマイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、第1取得部8aとして、ユーザー端末90からデータ通信インターフェース81cを介して表示データとして第1画像である初期画像IM0を取得し、記憶装置81mに記憶させる(ステップS11)。第1取得部8aは、ユーザー端末90のユーザー端末回路91に対して、表示素子11に表示する初期画像IM0の表示データを要求する。ユーザー端末回路91は、ユーザーインターフェース装置91iを介して上記要求に応じて動作し、記憶装置91mに保管された動画や静止画を所定のフォーマットでマイクロプロセッサ81に対して出力し、或いは移動体用無線通信装置91tを介して取得した動画や静止画を所定のフォーマットでマイクロプロセッサ81に対して出力する。
次に、マイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、補正部8cとして、初期画像IM0に対して、歪み補正を行う(ステップS12)。補正部8cは、初期画像IM0に対して、光学系の歪曲収差をキャンセルするように、座標変換や、色及び階調の調整等の各種画像処理を行い、修正画像IM1を作成する。
次に、マイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、補正部8cとして、ステップS12の歪み補正によって画像表示に使用されない領域となった外枠領域ORに対して背景設定を行う(ステップS13)。補正部8cは、例えば、修正画像IM1について外枠領域ORの範囲を定義し、この範囲を背景の黒表示に設定する。これが合成用の修正画像IM1となる。
次に、マイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、第2取得部8bとして、ユーザー端末90からデータ通信インターフェース81cを介して表示データとして第2画像である追加画像IM2を取得し、記憶装置81mに記憶させる(ステップS14)。なお、追加画像IM2は、マイクロプロセッサ81の記憶装置81mに記憶されている表示データから取得してもよい。
次に、マイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、補正部8cとして、追加画像IM2に対して歪み補正を行う(ステップS15)。補正部8cは、例えば、修正画像IM1の補正結果に応じて付加情報のパターンの方位や大きさを修正する。追加画像IM2は、補助領域DN1~DN5に配置されるものとして作成されている。ステップS12の初期画像IM0の歪み補正によって、追加画像IM2の配置が修正画像IM1の表示像内、つまり補助領域DN1~DN5以外に配置される場合、補正部8cは、補助領域DN1~DN5内に配置されるように追加画像IM2の配置を調整することができる。
最後に、マイクロプロセッサ81において、演算処理装置81aは、生成部8dとして、ステップS13で生成した修正画像IM1とステップS15で補正した追加画像IM2とを合成し、生成された第4画像である合成画像IM3を記憶装置81mに記憶させる。(ステップS16)。これにより、修正画像IM1に対し、付加情報としての追加画像IM2の上書きが行われる。
以上のように、修正画像IM1と追加画像IM2とを合成した第4画像は、図5に示す合成画像IM3となり、表示素子11の表示面11aに表示される。表示素子11に表示された合成画像IM3は、結像光学系20を経て形成された図6に示す虚像IPにおいて表示像IP1は補正され矩形になり、その外側に情報表示IP2を視認することができる。本実施形態の光学系は間に中間像を作るため、初期画像IM0に対して虚像IPは上下左右反転している。
なお、図9に示すように、色収差が大きい場合、補正部8cは、初期画像IM0において、第1波長帯に対応する画像と、第1波長帯よりも長波長である第2波長帯に対応する画像とで歪曲の倍率を異ならせることができる。この際、第1又は第2波長帯に対応する画像のシフト調整も行うことが好ましい。波長帯ごとに補正量を変えることにより、カラー画像の表示精度を向上させることができる。例えば、第2波長帯である赤色に対応する画像は、第1波長帯である青色に対応する画像よりも虚像として小さく投影されるため、歪曲した修正画像IM1において、赤色の修正表示像IMrを青色の修正表示像IMbよりも若干大きく形成し、赤色の修正表示像IMrを青色の修正表示像IMbよりも縦の+y方向に若干シフトさせる。なお、緑色に対応する画像についても同様に補正することができる。
以上で説明した第1実施形態の虚像表示装置100では、情報端末から第1画像を取得する第1取得部8aと、第1画像と異なる第2画像を取得する第2取得部8bと、第1画像を歪曲させる補正部8cと、歪曲された第1画像と第2画像とを含む第3画像又は第4画像を生成する生成部8dと、第3画像又は第4画像を表示する表示素子11と、を備える。
上記虚像表示装置100では、表示素子11は、情報端末からの第1画像を歪曲させた画像と、第1画像と異なる第2画像とを含む第3画像又は第4画像を表示する。これにより、第1画像の表示精度を維持しつつ、情報端末からの画像では使用されない領域を活用することができ、表示素子11において使用されない領域の割合を低減できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、第2実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
本実施形態では、マイクロプロセッサ81において、生成部8dは、第3画像として、歪曲された第1画像と歪曲されていない第2画像とを含む合成画像を生成する。つまり、図5に示す追加画像IM2を補正しないまま合成画像IM3を生成する。
図10に示すように、表示素子11の表示面11aに表示させる画像処理については、図8に示すステップS15の歪み補正を行わずにステップS16で第3画像としての合成画像IM3を生成する。
図11は、追加画像IM2を補正していない合成画像IM3及びその虚像IPの一例を示す。図11の合成画像IM3において、光学系の歪みの分、虚像IPで追加画像IM2の情報表示IP2のパターンが歪んで表示される。矢印M3のパターンのように向きが重要になる情報の場合には不都合が生じる場合があるが、円M1のパターンのように向きがあまり重要でない場合には影響が少ないため、追加画像IM2に補正を入れなくてもよい。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、第3実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図12を参照して、第3実施形態の虚像表示装置100について説明する。虚像表示装置100は、表示素子11と結像光学系920とを備える。結像光学系920は、軸外し光学系であるが、第1実施形態の場合と異なり、反射されつつ横方向に延びる光路となっている。結像光学系920は、導光光学装置であり、投射レンズ21と導光体25とを備える。導光体25は、導光部材71と光透過部材72とを接着層CCを介して接合したものである。導光部材71や光透過部材72は、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されている。導光部材71は、第1~第5面S11~S15を有し、これらのうち第1及び第3面S11,S13は、互いに平行な平面であり、第2、第4、及び第5面S12,S13,S15は、全体として凸の光学面であり、例えば自由曲面からなる。光透過部材72は、第1~第3透過面S21~S23を有し、これらのうち第1及び第3透過面S21,S23は、互いに平行な平面であり、第2透過面S22は、全体として凹の光学面であり、例えば自由曲面からなる。導光部材71の第2面S12と光透過部材72の第2透過面S22とは、凹凸を反転させた等しい形状を有し、両者の一方の表面に部分反射面MCが形成されている。
以下、画像光MLの光路について概要を説明する。導光部材71は、投射レンズ21から射出された画像光MLを、第1~第5面S11~S15での反射等により観察者の眼に向けて導光する。具体的には、投射レンズ21からの画像光MLは、まず第4面S14に入射して反射膜RMの内面である第5面S15で反射され、第4面S14に内側から再度入射して全反射され、第3面S13に入射して全反射され、第1面S11に入射して全反射される。第1面S11で全反射された画像光MLは、第2面S12に入射し、第2面S12に設けた部分反射面MCを部分的に透過しつつも部分的に反射されて第1面S11に再度入射して通過する。第1面S11を通過した画像光MLは、観察者の眼EYが配置される瞳位置PPに略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての画像光MLにより画像を観察することになる。
導光体25は、導光部材71により観察者に画像光MLを視認させるとともに、導光部材71と光透過部材72とを組み合わせた状態で、観察者に歪みの少ない外界像を観察させるものとなっている。この際、第3面S13と第1面S11とが互いに略平行な平面(視度略0)となっていることで、外界光OLについて、収差等をほとんど生じさせない。また、第3透過面S23と第1透過面S21とが互いに略平行な平面となっている。さらに、第3透過面S23と第1面S11とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等をほとんど生じさせない。以上により、観察者は、導光部材71及び光透過部材72越しに歪みのない外界像を観察することになる。
本実施形態の虚像表示装置100の場合、横方向に非対称な結像光学系920を含むので、歪み補正は、横方向、つまりX方向に非対称なものとなる。
〔変形例その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
以上では、第1取得部8a及び第2取得部8bをマイクロプロセッサ81内に設ける構成としたが、ユーザー端末回路91に設ける構成としてもよい。また、第1取得部8a、第2取得部8b、補正部8c、及び生成部8dをユーザー端末回路91に設ける構成としてもよく、第3画像又は第4画像の生成までユーザー端末90で行ってもよい。
以上では、結像光学系20がプリズムミラー22とシースルーミラー23とを含む2ミラー光学系であるとしたが、光学系の歪みを表示で相殺するものであれば、他の光学系に適用することができる。
追加画像IM2に関して、特定のパターンを特定の位置でしか表示しない等、情報表示で使用する領域が決まっていれば、表示に使用しない領域を遮光板金でカバーする構成としてもよい。例えば、修正画像IM1と追加画像IM2とで使用しない領域を遮光することでそれ以外の部分の影響を排除する。歪み補正によって修正画像IM1の表示像に使用しない領域を遮光することで不要な光によるゴーストや黒浮きを抑制し、映像品位を向上させることができる。
シースルーミラー23の外界側には、シースルーミラー23の透過光を制限することで調光を行う調光デバイスを取り付けることができる。調光デバイスは、例えば電動で透過率を調整する。調光デバイスとして、ミラー液晶、電子シェード等を用いることができる。調光デバイスは、外光照度に応じて透過率を調整するものであってもよい。
以上では、虚像表示装置100が頭部に装着されて使用されることを前提としたが、上記虚像表示装置100は、頭部に装着せず双眼鏡のようにのぞき込むハンドヘルドディスプレイとしても用いることができる。つまり、本発明において、ヘッドマウントディスプレイには、ハンドヘルドディスプレイも含まれる。また、上記虚像表示装置100は、例えば自動車のフロントガラスに像を投影させるヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display)としても用いることができる。
具体的な態様における虚像表示装置は、情報端末から第1画像を取得する第1取得部と、第1画像と異なる第2画像を取得する第2取得部と、第1画像を歪曲させる補正部と、歪曲された第1画像と第2画像とを含む第3画像を生成する生成部と、第3画像を表示する表示素子と、を備える。
上記虚像表示装置では、表示素子は、情報端末からの第1画像を歪曲させた画像と、第1画像と異なる第2画像とを含む第3画像を表示する。これにより、第1画像の表示精度を維持しつつ、情報端末からの画像では使用されない領域を活用することができ、観察者に提示する情報量を増やすことができる。
具体的な側面において、第2画像は、情報端末または虚像表示装置に関する情報を含む画像である。この場合、第1画像と連携させた又は第1画像とは独立させた情報表示をすることができる。
具体的な側面において、第3画像において、第2画像は、歪曲された第1画像よりも外側に配置される。この場合、第1画像の表示を妨げずに第1画像で使用されない領域を有効活用することができる。
具体的な側面において、補正部は、第2画像を歪曲させ、生成部は、歪曲された第1画像と歪曲された第2画像とを含む第4画像を生成し、表示素子は、第4画像を表示する。この場合、第2画像についても表示精度を維持することができ、第4画像全体の映像品質を向上させることができる。
具体的な側面において、補正部によって歪曲された第2画像の対応箇所において、第1方向における一端側の第1方向と交差する第2方向の大きさは、第1方向における他端側の第2方向の大きさと異なる。この場合、第2画像において、第2方向に幅を有する表示の映像品質を向上させることができる。
具体的な側面において、第3画像または第4画像に対応する画像光が入射される光学部材と、光学部材から出射される画像光を瞳に向けて反射させる反射部材と、を備え、補正部は、第1画像を、光学部材と反射部材とで生じる歪曲と反転するように歪曲させ補正する。
具体的な側面において、補正部は、第1画像において、第1波長帯に対応する画像と、第1波長帯よりも長波長である第2波長帯に対応する画像と、で歪曲の倍率を異ならせる。この場合、波長帯ごとに補正量を変えることにより、カラー画像の表示精度を向上させることができる。
具体的な側面において、第2画像は、所定波長帯に対応する画像である。この場合、第2画像を単色表示とすることにより、第3または第4画像の生成処理を簡単化することができる。
具体的な側面において、第3画像または第4画像は、歪曲された第1画像と第2画像との間に非表示領域を含む。この場合、第1画像に対応する画素と、第2画像に対応する画素とは離間することとなり、第1画像と第2画像との境界を明確にすることができる。
AX…光軸、 DA0…表示像、 DA1…修正表示像、 DN1~DN5…補助領域、 DR…画像表示領域、 EY…眼、 IG0…歪曲像、 IG1…投影像、 IM0…初期画像、 IM1…修正画像、 IM2…追加画像、 IM3…合成画像、 IMb…修正表示像、 IMr…修正表示像、 IP…虚像、 IP1…表示像、 IP2…情報表示、 ML…画像光、 NN…近傍、 NR…非表示領域、 OL…外界光、 OR…外枠領域、 OS…軸外し光学系、 PP…瞳位置、 PR…初期領域、 US…装着者、 8a…第1取得部、 8b…第2取得部、 8c…補正部、 8d…生成部、 11…表示素子、 11a…表示面、 12…投影光学系、 20…結像光学系、 21…投射レンズ、 22…プリズムミラー、 23…シースルーミラー、 25…導光体、 28…楔型光学素子、 51…ケース、 61…支持板、 70…回路系、 71…導光部材、 72…光透過部材、 81…マイクロプロセッサ、 81a…演算処理装置、 81c…データ通信インターフェース、 81m…記憶装置、 83…表示用コントローラ、 83m…メモリ、 85…付帯回路、 88…表示制御装置、 90…ユーザー端末、 91…ユーザー端末回路、 91a…主制御装置、 91c…データ通信インターフェース、 91i…ユーザーインターフェース装置、 91m…記憶装置、 91t…移動体用無線通信装置、 100…虚像表示装置、 100A…第1表示装置、 100B…第2表示装置、 100C…支持装置、 102…表示駆動部、 103…外観部材、 920…結像光学系

Claims (9)

  1. 情報端末から第1画像を取得する第1取得部と、
    前記第1画像と異なる第2画像を取得する第2取得部と、
    前記第1画像を歪曲させる補正部と、
    歪曲された前記第1画像と前記第2画像とを含む第3画像を生成する生成部と、
    前記第3画像を表示する表示素子と、を備える、虚像表示装置。
  2. 前記第2画像は、前記情報端末または前記虚像表示装置に関する情報を含む画像である、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記第3画像において、前記第2画像は、歪曲された前記第1画像よりも外側に配置される、請求項1及び2のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記補正部は、前記第2画像を歪曲させ、
    前記生成部は、歪曲された前記第1画像と歪曲された前記第2画像とを含む第4画像を生成し、
    前記表示素子は、前記第4画像を表示する、請求項1~3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記補正部によって歪曲された前記第2画像の対応箇所[S1]において、第1方向における一端側の前記第1方向と交差する第2方向の大きさは、前記第1方向における他端側の前記第2方向の大きさと異なる、請求項4に記載の虚像表示装置。
  6. 前記第3画像または前記第4画像に対応する画像光が入射される光学部材と、
    前記光学部材から出射される前記画像光を瞳に向けて反射させる反射部材と、
    を備え、
    前記補正部は、前記第1画像を、前記光学部材と前記反射部材とで生じる歪曲と反転するように歪曲させ補正する、請求項1~5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記補正部は、前記第1画像において、第1波長帯に対応する画像と、前記第1波長帯よりも長波長である第2波長帯に対応する画像と、で歪曲の倍率を異ならせる、請求項1~6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記第2画像は、所定波長帯に対応する画像である、請求項7に記載の虚像表示装置。
  9. 前記第3画像または前記第4画像は、歪曲された前記第1画像と前記第2画像との間に非表示領域を含む、請求項1~8までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
JP2022012888A 2022-01-31 2022-01-31 虚像表示装置 Pending JP2023111180A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022012888A JP2023111180A (ja) 2022-01-31 2022-01-31 虚像表示装置
US18/161,435 US20230245288A1 (en) 2022-01-31 2023-01-30 Virtual image display device
CN202310093796.9A CN116520570A (zh) 2022-01-31 2023-01-30 虚像显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022012888A JP2023111180A (ja) 2022-01-31 2022-01-31 虚像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023111180A true JP2023111180A (ja) 2023-08-10

Family

ID=87394618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022012888A Pending JP2023111180A (ja) 2022-01-31 2022-01-31 虚像表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230245288A1 (ja)
JP (1) JP2023111180A (ja)
CN (1) CN116520570A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN116520570A (zh) 2023-08-01
US20230245288A1 (en) 2023-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6641974B2 (ja) 虚像表示装置
JP6641987B2 (ja) 虚像表示装置
CN203825293U (zh) 虚像显示装置
JP2018054977A (ja) 虚像表示装置
US11435588B2 (en) Virtual image display apparatus and light-guiding device
JP6819221B2 (ja) 虚像表示装置
US20170184855A1 (en) Virtual image display apparatus
CN113467086B (zh) 虚像显示装置和光学单元
US11662587B2 (en) Virtual image display device
US11327309B2 (en) Virtual image display apparatus
US11947115B2 (en) Virtual image display apparatus comprising an optical unit having a projection optical system, a turning mirror, a transmission mirror, and a concave mirror
JP2020034721A (ja) 虚像表示装置
JP2023111180A (ja) 虚像表示装置
US20210063752A1 (en) Virtual image display apparatus and light-guiding device
JP4395673B2 (ja) 映像表示装置
US20220171194A1 (en) Optical module and display device
US11769441B2 (en) Display module and display device
US20220276493A1 (en) Optical module and head-mounted display device
US20220276492A1 (en) Optical module and head-mounted display apparatus
US20230011039A1 (en) Display device
US20220137412A1 (en) Virtual image display device and optical unit
US20220137406A1 (en) Virtual image display device and optical unit
US20220171196A1 (en) Display device and optical unit
CN114428401B (zh) 显示模块、显示模块的组装方法以及虚像显示装置
US20220137414A1 (en) Display device and optical unit