JP2023105475A - Lifting device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、昇降装置に関するものである。 The present invention relates to a lifting device.
産業機械等が設置された設備等においては、物品を上下方向に搬送するための昇降装置が設置されている。例えば、特許文献1には、自動倉庫で用いられる昇降装置であるスタッカクレーンが開示されている。特許文献1に開示されたスタッカクレーンは、一対のマストと、マストの間にて昇降される荷台と、マストの表面に当接されるガイドローラとを備えている。このようなスタッカクレーンでは、ガイドローラがマストの表面に当接した状態で回転することで、荷台が昇降される際にマストに沿って案内される。
2. Description of the Related Art A facility or the like in which an industrial machine or the like is installed is equipped with an elevating device for vertically transporting an article. For example,
ところが、特許文献1に開示されたようなスタッカクレーンのマストは、数十mの高さを有する。このため、一対のマストの間の寸法(以下、マスト間寸法と称する)を、上下方向にて均一に形成することは困難である。特許文献1においては、このようなマストの上下方向におけるマストの間の寸法の変化を吸収するために、ガイドローラを軸心が水平配置されたコイルバネによって支持する構造が開示されている。
However, the mast of the stacker crane disclosed in
ところで、特許文献1に開示された構成は、ガイドローラをマストの鉛直案内面(マストの表面)に対して垂直方向(コイルバネの軸芯に沿った方向)に移動させる。このような特許文献1では、荷台昇降時にガイドローラが鉛直案内面から受ける反力によってガイドローラ支持部が傾斜すると、コイルバネが湾曲する。コイルバネが湾曲すると、コイルバネの伸縮が円滑にされず、ガイドローラを鉛直案内面の水平方向への位置変化に追従させるように円滑に移動させることが困難になる。
By the way, the configuration disclosed in
なお、このような課題は、スタッカクレーンのみに生じるものではなく、荷台のような昇降部と、昇降部に取り付けられると共に鉛直案内面に当接した状態で昇降部の昇降をガイドするガイド部とを備える昇降装置の全般に生じるものである。 It should be noted that such a problem occurs not only in the stacker crane, but also in the lifting section such as a loading platform, and the guide section that is attached to the lifting section and guides the lifting section while in contact with the vertical guide surface. This occurs in general lifting devices with
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、昇降部に取り付けられると共に鉛直案内面に当接した状態で昇降部の昇降をガイドするガイド部を有する昇降装置において、鉛直案内面の水平方向への位置変化に対してガイド部を円滑に追従可能とすることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems. It is an object of the present invention to enable a guide portion to smoothly follow positional changes in the horizontal direction.
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。 The present invention employs the following configurations as means for solving the above problems.
本発明の第1の態様は、昇降可能な昇降部と、上記昇降部に取り付けられると共に鉛直案内面に当接した状態で上記昇降部の昇降をガイドするガイド部とを備える昇降装置であって、上記ガイド部が、上記昇降部に対して固定された固定部と、上記固定部に対して傾動可能に軸支された傾動部と、上記傾動部に回転可能に取り付けられると共に上記鉛直案内面に当接するガイドローラと、上記傾動部を上記鉛直案内面に向けて付勢する付勢部とを備えるという構成を採用する。 A first aspect of the present invention is an elevating device comprising an elevating unit that can be elevated, and a guide unit that is attached to the elevating unit and guides the elevation of the elevating unit while in contact with a vertical guide surface. a fixed portion fixed to the elevating portion; a tilting portion pivotably supported on the fixed portion; and a biasing portion that biases the tilting portion toward the vertical guide surface.
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、上記付勢部が、上記傾動部に対して回転可能に接続されると共に上記固定部に対して軸心方向に移動可能に支持されたロッドと、上記ロッドを上記傾動部に向けて付勢する弾性体とを備えるという構成を採用する。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the biasing portion is rotatably connected to the tilting portion and supported axially movably to the fixed portion. and an elastic body that biases the rod toward the tilting portion.
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、上記ロッドが、固定部に対して傾動可能に支持されているという構成を採用する。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the rod is tiltably supported with respect to the fixed portion.
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、上記付勢部が、上記固定部に対して軸支された付勢部回転軸と、上記付勢部回転軸に固定されて上記ロッドを軸心方向に摺動可能に支持するブッシュとを備えるという構成を採用する。 According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect, the biasing portion includes a biasing portion rotation shaft pivotally supported with respect to the fixing portion, and a biasing portion rotation shaft fixed to the biasing portion rotation shaft. A bush that supports the rod so as to be slidable in the axial direction is adopted.
本発明の第5の態様は、上記第2~第4いずれかの態様において、上記傾動部と上記固定部との接続位置と、上記ロッドと上記傾動部との接続位置との間に、上記ガイドローラが配置されているという構成を採用する。 According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the second to fourth aspects, between the connecting position between the tilting portion and the fixed portion and the connecting position between the rod and the tilting portion, the A configuration in which guide rollers are arranged is adopted.
本発明の第6の態様は、上記第1~第5いずれかの態様において、走行可能な台車部と、上記台車部に立設されると共に上記鉛直案内面を有するマストと、上記昇降部を昇降する昇降駆動部とを備えるという構成を採用する。 According to a sixth aspect of the present invention, in any one of the first to fifth aspects, a movable carriage portion, a mast erected on the carriage portion and having the vertical guide surface, and the elevating portion A configuration is adopted in which an up-and-down drive unit for raising and lowering is provided.
本発明によれば、昇降部に固定された固定部に対して傾動可能な傾動部が設けられ、傾動部にガイドローラが取り付けられている。さらに、本発明によれば、傾動部が付勢部によって鉛直案内面に向けて付勢されている。このため、鉛直案内面が位置変位した場合には、ガイドローラが鉛直案内面に当接されたまま、傾動部が固定部に対して傾動することで鉛直案内面の水平方向における位置変化を吸収することができる。このため、付勢部に対して湾曲させるような反力が作用することが抑止され、ガイドローラを鉛直案内面に対して円滑に追従させることができる。したがって、本発明によれば、昇降部に取り付けられると共に鉛直案内面に当接した状態で昇降部の昇降をガイドするガイド部を有する昇降装置において、鉛直案内面の水平方向への位置変化に対してガイド部を円滑に追従させることができる。 According to the present invention, the tilting portion is provided which is tiltable with respect to the fixed portion fixed to the lifting portion, and the guide roller is attached to the tilting portion. Furthermore, according to the present invention, the tilting portion is biased toward the vertical guide surface by the biasing portion. Therefore, when the vertical guide surface is displaced, the tilting portion tilts with respect to the fixed portion while the guide roller remains in contact with the vertical guide surface, thereby absorbing the positional change of the vertical guide surface in the horizontal direction. can do. Therefore, it is possible to suppress the reaction force that bends the urging portion, so that the guide roller can smoothly follow the vertical guide surface. Therefore, according to the present invention, in the lifting device having the guide part that is attached to the lifting part and that guides the lifting of the lifting part while in contact with the vertical guide surface, the position of the vertical guide surface changes in the horizontal direction. can be smoothly followed by the guide portion.
以下、図面を参照して、本発明に係る昇降装置の一実施形態について説明する。 An embodiment of a lifting device according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のスタッカクレーン1(昇降装置)の概略構成を示す模式図であり、(a)が側面図であり、(b)が上面図である。なお、本実施形態においては、昇降装置の一例としてスタッカクレーン1について説明する。ただし、昇降装置はスタッカクレーン1に限定されるものではない。昇降装置は、垂直搬送機やリフト装置であってもよい。
(First embodiment)
1A and 1B are schematic diagrams showing a schematic configuration of a stacker crane 1 (elevating device) of the present embodiment, where (a) is a side view and (b) is a top view. In addition, in this embodiment, the
本実施形態のスタッカクレーン1は、自動倉庫に設置されており、自動倉庫の内部にて物品を上下方向及び水平方向へ搬送する。例えば、スタッカクレーン1は、自動倉庫に対して物品の出し入れを行う入出庫装置と、物品を収容するラックの収容部との間にて物品の搬送を行う。また、スタッカクレーン1は、ラックに収容された物品をラックの他の収容部に搬送する。このようなスタッカクレーン1は、図1に示すように、台車部2と、マスト3と、昇降台4(昇降部)と、ガイド部5と、昇降駆動部6と、移載装置7とを備えている。
The
台車部2は、自動倉庫の床面に敷設された不図示のレールに沿って走行可能である。この台車部2は、不図示の走行モータを備えており、走行モータで発生する動力によって水平方向に走行する。台車部2は、マスト3、昇降台4、ガイド部5、昇降駆動部6、及び移載装置7を直接的あるいは間接的に支持する。
The
マスト3は、台車部2に対して立設されている。本実施形態においては、マスト3は、2本設けられている。これらのマスト3は、台車部2の走行方向に離間して配列されている。各々のマスト3は、平面視にて矩形状に形成されている。つまり、マスト3は、4つの側面を有する角柱形状に形成されている。 これらのマスト3は、上下方向の寸法が同一とされている。例えば、各々のマスト3は、上下方向の寸法が数十mとなるように形成されている。
The
各々のマスト3は、4つの側面のうち1つの側面同士が互いに平行に対向されるように配置されている。各々のマスト3の他方のマスト3と対向される側面は、昇降台4の昇降を案内するための案内面3a(鉛直案内面)として用いられる。つまり、各々のマスト3は、案内面3aが互いに平行に対向されるように配置されている。これらの案内面3aは、法線方向を水平方向とする鉛直な面である。なお、各々のマスト3の上端同士は、上部フレームによって接続されている。この上部フレームは、図1(b)においては省略されている。
Each
昇降台4は、一方のマスト3と他方のマスト3との間に配置されている。この昇降台4は、一方のマスト3と他方のマスト3との間にて、昇降駆動部6によって昇降可能とされている。この昇降台4は、昇降する場合に、ガイド部5によってマスト3の案内面3aに沿って案内される。昇降台4は、移載装置7を下方から支持している。つまり、移載装置7は、昇降台4と共に昇降される。
The
ガイド部5は、昇降台4の縁部に取り付けられている。本実施形態においては、昇降台4の一方のマスト3側の縁部に1つのガイド部5が設けられ、昇降台4の他方のマスト3側の縁部にもう1つのガイド部5が設けられている。本実施形態においては、平面視にて移載装置7を間に挟むようにして2つのガイド部5が設けられている。これらのガイド部5は、マスト3の配列方向(すなわち台車部2の走行方向)に沿うようにして配列されている。
The
ここで、図2~6を参照してガイド部5の詳細構造について説明する。なお、本実施形態において2つ設けられたガイド部5は、移載装置7を中心として水平方向にて対称な形状である。このため、図2~図6については、2つのガイド部5のうち、1つのガイド部5を図示して説明する。なお、後述のように、2つのガイド部の構造を異なる構造とすることも可能である。
Here, the detailed structure of the
ガイド部5は、上述のように昇降台4に取り付けられており、マスト3の案内面3aに当接した状態で昇降台4の昇降をガイドする。図2は、ガイド部5の模式的な側面図である。また、図3は、図2におけるA-A断面図である。また、図4は、図2におけるB-B断面図である。また、図5は、図2におけるC-C断面図である。
The
なお、以下の説明においては、説明の便宜上、マスト3の案内面3aの法線方向を前後方向と称し、前後方向と直交する水平方向を左右方向と称する。なお、前後方向及び左右方向と直交する方向が上下方向である。
In the following description, for convenience of explanation, the direction normal to the
図2に示すように、ガイド部5は、固定部5aと、傾動プレート接続用滑り軸受5bと、傾動プレート接続用回転軸5cと、傾動プレート5d(傾動部)と、ガイドローラ5eと、付勢部5fとを備えている。
As shown in FIG. 2, the
固定部5aは、昇降台4に対して固定される部位である。図6は、固定部5aの全体図であり、(a)が側面図であり、(b)が(a)の矢印A方向から見た正面図であり、(c)が(a)の矢印B方向から見た平面図である。これらの図に示すように、固定部5aは、ベースプレート5a1と、右側アーム部5a2と、左側アーム部5a3とを有している。
The fixed
ベースプレート5a1は、昇降台4に対して固定される板状の部位である。ベースプレート5a1は、不図示のボルトによって昇降台4に固定されている。右側アーム部5a2と左側アーム部5a3とは、ベースプレート5a1上に立設されたプレート状の部位であり、左右方向に離間して配置されている。右側アーム部5a2は、左側アーム部5a3の右側に配置されている。左側アーム部5a3は、右側アーム部5a2の左側に配置されている。
The
これらの右側アーム部5a2と左側アーム部5a3とは、同一の外形形状に形成されている。右側アーム部5a2と左側アーム部5a3は、下部5a4と、傾斜部5a5と、上部5a6とを有している。下部5a4は、ベースプレート5a1に接続された部位である。傾斜部5a5は、下部5a4の上部から上方に向かうに連れてマスト3に近づく方向(前方向)に向かうように傾斜して延伸する部位である。上部5a6は、傾斜部5a5の上部からマスト3に近づく方向に水平に延伸する部位である。
The right arm portion 5a2 and the left arm portion 5a3 are formed to have the same outer shape. The right arm portion 5a2 and the left arm portion 5a3 have a lower portion 5a4, an inclined portion 5a5, and an upper portion 5a6. The lower portion 5a4 is a portion connected to the base plate 5a1. The inclined portion 5a5 is a portion that is inclined and extends in a direction (forward direction) toward the
右側アーム部5a2と左側アーム部5a3とは、下部5a4に対して、付勢部5fの後述するロッド基部接続用滑り軸受16が嵌合される嵌合穴5a7が設けられている。また、右側アーム部5a2と左側アーム部5a3とは、上部5a6に対して、傾動プレート接続用滑り軸受5bが嵌合される嵌合穴5a8が設けられている。
The right arm portion 5a2 and the left arm portion 5a3 are provided with a fitting hole 5a7 in which a
傾動プレート接続用滑り軸受5bは、図4に示すように、固定部5aの上部5a6に設けられた嵌合穴5a8に対して嵌合されている。本実施形態においては、2つの傾動プレート接続用滑り軸受5bが設けられている。一方の傾動プレート接続用滑り軸受5bは、右側アーム部5a2の上部5a6に設けられた嵌合穴5a8に嵌合されている。他方の傾動プレート接続用滑り軸受5bは、左側アーム部5a3の上部5a6に設けられた嵌合穴5a8に嵌合されている。これらの傾動プレート接続用滑り軸受5bは、傾動プレート接続用回転軸5cを回転可能に支持する。
As shown in FIG. 4, the tilting plate connecting
傾動プレート接続用回転軸5cは、図4に示すように、2つの傾動プレート接続用滑り軸受5bによって回転可能に支持された軸部である。この傾動プレート接続用回転軸5cは、左右方向に沿った軸芯L1を中心として回転可能に支持されている。この傾動プレート接続用回転軸5cの端部には、傾動プレート5dが固定されている。なお、本実施形態においては、傾動プレート5dが2つ設けられている。傾動プレート接続用回転軸5cの一方の端部には一方の傾動プレート5dが固定され、傾動プレート接続用回転軸5cの他方の端部には他方の傾動プレート5dが固定されている。傾動プレート接続用回転軸5cは、不図示のボルトで傾動プレート5dが締結されることによって、傾動プレート5dに対して固定されている。
As shown in FIG. 4, the tilting plate connecting
傾動プレート5dは、固定部5aに対して傾動可能に軸支された板状の部材である。本実施形態においては、上述のように2つの傾動プレート5dが設けられている。傾動プレート5dは、図2に示すように、上下方向に延伸して設けられている。
The
各々の傾動プレート5dは、上端部が傾動プレート接続用回転軸5cに対して固定されている。この傾動プレート接続用回転軸5cは、傾動プレート接続用滑り軸受5bを介して固定部5aに対して回転可能に接続されている。このため、傾動プレート5dは、固定部5aに対して、傾動プレート接続用回転軸5c及び傾動プレート接続用滑り軸受5bを介して、軸支されている。つまり、傾動プレート5dは、傾動プレート接続用回転軸5cの軸芯L1を中心として、固定部5aに対して傾動可能とされている。
Each tilting
各々の傾動プレート5dは、下端部が付勢部5fに対して接続されている。付勢部5fは、後述のように傾動プレート5dをマスト3に向けて付勢する。このため、各々の傾動プレート5dは、下端部が常にマスト3の案内面3aに向けて押圧された状態とされている。
Each tilting
ガイドローラ5eは、傾動プレート5dに対して回転可能に接続される共にマスト3の案内面3aに当接する部材である。図5に示すように、ガイドローラ5eは、軸部5e1と、ボールベアリング5e2と、ローラ部5e3とを有している。軸部5e1は、傾動プレート5dに対して固定されており、左右方向に軸芯が向けられた円柱状の部材である。軸部5e1の一方の端部が一方の傾動プレート5dに固定され、軸部5e1の他方の端部が他方の傾動プレート5dに固定されている。
The
ボールベアリング5e2は、軸部5e1とローラ部5e3との間に介装されており、ローラ部5e3を軸部5e1に対して回転可能に接続している。ローラ部5e3は、例えば樹脂によって形成されており、周面がマスト3の案内面3aに対して当接される。このようなローラ部5e3は、左右方向に沿った軸部5e1の軸芯L2を中心として回転可能とされている。
The ball bearing 5e2 is interposed between the shaft portion 5e1 and the roller portion 5e3, and rotatably connects the roller portion 5e3 to the shaft portion 5e1. The roller portion 5e3 is made of resin, for example, and its peripheral surface abuts against the
図2に示すように、ガイドローラ5eは、傾動プレート5dの上下方向における中央部に配置されている。つまり、本実施形態において、ガイドローラ5eは、固定部5aに接続された傾動プレート5dの上端部と、付勢部5fに接続された傾動プレート5dの下端部との間に配置されている。
As shown in FIG. 2, the
付勢部5fは、傾動プレート5dをマスト3の案内面3aに向けて付勢する部品である。付勢部5fは、図2及び図3に示すように、ロッド先端部接続用回転軸10と、ロッド先端部接続用滑り軸受11と、ロッド12と、コイルバネ13(弾性体)と、ブッシュ14と、ロッド基部接続用回転軸15(付勢部回転軸)と、ロッド基部接続用滑り軸受16とを備えている。なお、図2においては、ブッシュ14と、ロッド基部接続用回転軸15とを含む部位については、説明の便宜上、断面で示している。
The biasing
ロッド先端部接続用回転軸10は、図3に示すように、2つの傾動プレート5dの下端部同士を接続するように設けられた軸部である。ロッド先端部接続用回転軸10は、軸芯L3を左右方向に沿うように配置された円柱形状に形成されている。ロッド先端部接続用回転軸10の一端は一方の傾動プレート5dに固定されており、ロッド先端部接続用回転軸10の他端は他方の傾動プレート5dに固定されている。ロッド先端部接続用回転軸10は、ボルトによって傾動プレート5dの下端部に締結されることで、傾動プレート5dに対して固定されている。
As shown in FIG. 3, the rod tip connecting
ロッド先端部接続用滑り軸受11は、ロッド先端部接続用回転軸10とロッド12の先端部との間に介装された軸受である。このロッド先端部接続用滑り軸受11は、ロッド先端部接続用回転軸10に対してロッド12の先端部がロッド先端部接続用回転軸10の軸芯L3を中心に回転できるように、ロッド先端部接続用回転軸10とロッド12とを接続している。
The rod tip connecting
ロッド12は、前後方向に延伸する棒状の部材である。このロッド12は、軸芯L4を前後方向に沿うようにして配置されている。ロッド12の先端部12a(ロッド12のマスト3側の端部)には、ロッド先端部接続用回転軸10が挿通される貫通孔12bが設けられている。この貫通孔12bは、左右方向にロッド12の先端部12aを貫通している。また、ロッド12の先端部12aは、先端部12aを除いたロッド12の部位(基部12c)よりも前後方向から見て大きく形成されている。このような先端部12aの後側の面は、コイルバネ13の受面12dとして用いられている。
The
コイルバネ13は、ロッド12の先端部12aとブッシュ14との間に配置されており、ロッド12の先端部12aの基部12cを上下左右方向から囲うように配置されている。つまり、コイルバネ13には、ロッド12の基部12cが挿通された状態とされている。コイルバネ13の前後方向における一端は、ロッド12の先端部12aの受面12dに後方から当接されている。また、コイルバネ13の前後方向における他端は、ブッシュ14に前方から当接されている。
The
このようなコイルバネ13は、前後方向において圧縮された状態で、ロッド12の先端部12aとブッシュ14との間に配置されている。このため、ロッド12の先端部12aは、コイルバネ13の復元力によってマスト3の案内面3aに向けて付勢される。さらに、ロッド12の先端部12aに接続された傾動プレート5dの下端部も、ロッド12の先端部12aと同様に、コイルバネ13の復元力によってマスト3の案内面3aに向けて付勢される。
Such a
ブッシュ14は、ロッド先端部接続用回転軸10に対して固定されており、ロッド12の基部12cを前後方向に摺動に支持する。つまり、ブッシュ14は、ロッド先端部接続用回転軸10に固定されてロッド12を軸芯L4の方向に摺動可能に支持している。ブッシュ14の前端にはフランジが設けられている。このフランジの前面に対してコイルバネ13の端部が当接されている。
The
ロッド基部接続用回転軸15は、ロッド基部接続用滑り軸受16を介して、固定部5aに軸支された部材である。ロッド基部接続用滑り軸受16は、左右方向に沿った軸芯L5を中心として回転可能に支持されている。ロッド基部接続用回転軸15には、前後方向に貫通した貫通孔15aが設けられている。この貫通孔15aにブッシュ14が嵌合されている。このようなロッド基部接続用回転軸15は、ブッシュ14を介して、ロッド12を支持している。
The rod base connecting
このようなロッド基部接続用回転軸15に支持されたロッド12は、ロッド基部接続用回転軸15が軸芯L5を中心として回転することによって、同様に軸芯L5を中心として回転可能である。つまり、ロッド12は、先端部12aを上下方向に移動させるようにして回転することが可能である。
The
ロッド基部接続用滑り軸受16は、2つ設けられている。一方のロッド基部接続用滑り軸受16は、固定部5aの右側アーム部5a2の下部5a4に設けられた嵌合穴5a7に嵌合されている。また、他方のロッド基部接続用滑り軸受16は、固定部5aの左側アーム部5a3の下部5a4に設けられた嵌合穴5a7と嵌合するように設けられている。これらのロッド基部接続用滑り軸受16は、上述のように、ロッド基部接続用回転軸15を、軸芯L5を中心とした回転をすることが可能に支持している。
Two
図1に戻り、昇降駆動部6は、昇降台4を昇降させるための駆動部である。この昇降駆動部6は、例えば、台車部2に固定されたモータと、モータの動力によって巻取りあるいは送り出されると共にマスト3の上端を介して昇降台4に上方から接続されたワイヤとを備えている。このような昇降駆動部6では、モータを駆動させてワイヤの巻取りあるいは送り出し行うことによって、昇降台4を昇降させる。
Returning to FIG. 1 , the
移載装置7は、昇降台4に設置されており、物品の左右方向への移動を行う。物品は、移載装置7によって左右方向に移動されることによって、移載装置7と搬送先(例えば、入出庫装置やラックの収容部)との間で移動される。
The
続いて、このように構成された本実施形態のスタッカクレーン1における昇降台4の昇降動作について図7及び図8を参照して説明する。
Next, the lifting operation of the
不図示の制御装置の制御の下、昇降駆動部6によって昇降台4が昇降される。このとき、昇降台4は、ガイド部5によってマスト3の案内面3aに沿って昇降される。マスト3は、上述のように、高さ方向の寸法が数十mであることから、2つのマスト3の間の寸法(マスト間寸法)を上下方向にて均一に形成することは困難である。このように、マスト間寸法が上下方向の位置において変化してしまうと、ガイド部5が当接するマスト3の案内面3aに傾きが生じたり、案内面3aの位置が水平方向に変位したりする。この結果、マスト3の案内面3aには、傾斜面3a1が存在する場合がある。
The lift table 4 is lifted and lowered by the
なお、以下の説明では、予め設計された位置において鉛直とされた案内面3aを基準面Mと称する。図7は、基準面よりも前方に位置する案内面3a(傾斜面3a1)に対してガイド部5が当接した状態を示す動作説明図である。傾動プレート5dは、付勢部5fのコイルバネ13の復元力によって傾動プレート5dの下端部がマスト3に向けて付勢されている。このため、図7に示すように、傾斜面3a1が基準面Mに対して前方に位置する場合には、傾動プレート5dは、下端部が上端部よりも前方に位置されるように傾動する。
In the following description, the
このように傾動プレート5dが、下端部が上端部よりも前方に位置されるように傾動することによって、ローラ部5e3の周面が常に案内面3aに当接された状態となる。つまり、本実施形態のスタッカクレーン1においては、案内面3aが基準面よりも前方に位置する場合に、ローラ部5e3の周面を常に案内面3aに当接させた状態で、ガイドローラ5eを案内面3aに追従させるように移動させることができる。
By tilting the
また、図8は、基準面Mよりも後方に位置する傾斜面3a1に対してガイド部5が当接した状態を示す動作説明図である。傾動プレート5dは、付勢部5fのコイルバネ13の復元力によって傾動プレート5dの下端部がマスト3に向けて付勢されている。このため、図8に示すように、傾斜面3a1が基準面Mに対して後方に位置する場合には、傾動プレート5dは、下端部が上端部よりも後方に位置されるように傾動する。
8A and 8B are operation explanatory diagrams showing a state in which the
このように傾動プレート5dが、下端部が上端部よりも後方に位置されるように傾動することによって、ローラ部5e3の周面が常に案内面3aに当接された状態となる。つまり、本実施形態のスタッカクレーン1においては、案内面3aが基準面Mよりも後方に位置する場合に、ローラ部5e3の周面を常に案内面3aに当接させた状態で、ガイドローラ5eを案内面3aに追従させるように移動させることができる。
By tilting the
このように、本実施形態のスタッカクレーン1によれば、案内面3aに傾斜面3a1が存在する場合であっても、ガイドローラ5eを常に案内面3aに追従させることができる。
As described above, according to the
以上のような本実施形態のスタッカクレーン1は、昇降台4と、ガイド部5とを備えている。昇降台4は、昇降可能である。ガイド部5は、昇降台4に取り付けられると共に案内面3aに当接した状態で昇降台4の昇降をガイドする。また、ガイド部5は、固定部5aと、傾動プレート5dと、ガイドローラ5eと、付勢部5fとを備えている。固定部5aは、昇降台4に対して固定されている。傾動プレート5dは、固定部5aに対して傾動可能に軸支されている。ガイドローラ5eは、傾動プレート5dに回転可能に取り付けられると共に案内面3aに当接する。付勢部5fは、傾動プレート5dを案内面3aに向けて付勢する。
The
このような本実施形態のスタッカクレーン1によれば、昇降台4に固定された固定部5aに対して傾動可能な傾動プレート5dが設けられ、傾動プレート5dにガイドローラ5eが取り付けられている。さらに、本実施形態のスタッカクレーン1によれば、傾動プレート5dが付勢部5fによって案内面3aに向けて付勢されている。このため、マスト間寸法が変化して案内面3aの水平方向の位置が変化した場合には、ガイドローラ5eが案内面3aに当接されたまま、傾動プレート5dが固定部5aに対して傾動することで案内面3aの水平方向への位置変化を吸収することができる。このため、付勢部5fのコイルバネ13に対して湾曲させるような反力が作用することが抑止され、ガイドローラ5eを案内面3aに追従させることができる。したがって、本実施形態のスタッカクレーン1によれば、昇降台4に取り付けられると共に案内面3aに当接した状態で昇降台4の昇降をガイドするガイド部5を有する場合に、案内面3aの水平方向への位置変化に対してガイド部5を円滑に追従させることができる。
According to the
また、本実施形態のスタッカクレーン1においては、付勢部5fが、ロッド12と、コイルバネ13とを備えている。また、ロッド12は、傾動プレート5dに対して回転可能に接続されると共に固定部5aに対して軸心方向に移動可能に支持されている。コイルバネ13は、ロッド12を傾動プレート5dに向けて付勢する。
Further, in the
このような本実施形態のスタッカクレーン1によれば、ロッド12が固定部5aに対して軸芯L4に沿う方向に移動可能に支持されている。このため、傾動プレート5dの固定部5aに対して傾動する動きに合わせて、ロッド12の軸芯L4に沿う方向の位置を変更することが可能となる。したがって、傾動プレート5dの固定部5aに対して傾動する動きをロッド12が阻害することを防止することができる。
According to the
また、本実施形態のスタッカクレーン1においては、ロッド12が、固定部5aに対して傾動可能に支持されている。このため、傾動プレート5dの固定部5aに対して傾動する動きに合わせて、軸芯L5を中心する回転方向のロッド12の姿勢を変更することが可能となる。したがって、傾動プレート5dの固定部5aに対して傾動する動きをロッド12が阻害することを防止することができる。
Further, in the
また、本実施形態のスタッカクレーン1においては、付勢部5fが、固定部5aに対して軸支されたロッド基部接続用回転軸15と、ロッド基部接続用回転軸15に固定されてロッド12を軸心方向に摺動可能に支持するブッシュ14とを備えている。このような本実施形態のスタッカクレーン1によれば、簡易な構造にてロッド12を固定部5aに対して摺動及び傾動可能とすることができる。
In addition, in the
また、本実施形態のスタッカクレーン1においては、傾動プレート5dと固定部5aとの接続位置と、ロッド12と傾動プレート5dとの接続位置との間に、ガイドローラ5eが配置されている。このような構成によれば、傾動プレート5dの支点となる傾動プレート5dと固定部5aとの接続位置から、傾動プレート5dの力点となるロッド12と傾動プレート5dとの接続位置までの距離を長く確保することができる。このため、コイルバネ13の付勢力を小さくすることが可能となる。
Further, in the
本実施形態のスタッカクレーン1は、走行可能な台車部2と、台車部2に立設されると共に案内面3aを有するマスト3と、昇降台4を昇降する昇降駆動部6とを備えている。このため、本実施形態のスタッカクレーン1を自動倉庫等で用いられるスタッカクレーンとして用いることが可能となる。
The
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the invention will be described with reference to FIGS. 9 and 10. FIG. In addition, in this embodiment, descriptions of the same parts as in the first embodiment are omitted or simplified.
図9は、本実施形態のスタッカクレーンが備えるガイド部5Aの模式的な側面図である。この図に示すように、本実施形態においてガイド部5Aは、上記第1実施形態の固定部5aに換えて固定部5gを備え、また上記第1実施形態の傾動プレート5dに換えて傾動プレート5hを備えている。
FIG. 9 is a schematic side view of the
固定部5gは、昇降台4に対して固定される部位である。図10は、固定部5gの平面図である。図10に示すように、固定部5gは、ベースプレート5g1と、右側アーム部5g2と、左側アーム部5g3とを有している。
The fixed
ベースプレート5g1は、昇降台4に対して固定される板状の部位である。ベースプレート5g1は、不図示のボルトによって昇降台4に固定されている。右側アーム部5g2と左側アーム部5g3とは、ベースプレート5g1上に立設されたプレート状の部位であり、左右方向に離間して配置されている。右側アーム部5g2は、左側アーム部5g3の右側に配置されている。左側アーム部5g3は、右側アーム部5g2の左側に配置されている。
The base plate 5g1 is a plate-like portion that is fixed to the
これらの右側アーム部5g2と左側アーム部5g3とは、同一の外形形状に形成されている。右側アーム部5g2と左側アーム部5g3は、基部5g4と、突出部5g5とを有している。基部5g4は、ベースプレート5g1に接続された部位であり、上下方向に延伸している部位である。突出部5g5は、基部5g4の上下方向における中央部からマスト3に近づく方向(前方向)に向かうように突出する部位である。 The right arm portion 5g2 and the left arm portion 5g3 are formed in the same external shape. The right arm portion 5g2 and the left arm portion 5g3 have a base portion 5g4 and a projecting portion 5g5. The base portion 5g4 is a portion connected to the base plate 5g1 and extending in the vertical direction. The protruding portion 5g5 is a portion that protrudes from the central portion in the vertical direction of the base portion 5g4 so as to approach the mast 3 (forward direction).
右側アーム部5g2と左側アーム部5g3とは、基部5g4の上部に対して、付勢部5fのロッド基部接続用滑り軸受16が嵌合される嵌合穴5g6が設けられている。また、右側アーム部5g2と左側アーム部5g3とは、突出部5g5に対して、傾動プレート接続用滑り軸受5bが嵌合される嵌合穴5g7が設けられている。
The right arm portion 5g2 and the left arm portion 5g3 are provided with a fitting hole 5g6 in which the rod base
傾動プレート5hは、固定部5gに対して傾動可能に軸支された板状の部材である。本実施形態においても、上記第1実施形態の傾動プレート5dと同様に、左右方向に配列された同一形状の2つの傾動プレート5hが設けられている。これらの傾動プレート5hは、図9に示すように、上下方向に延伸して設けられている。
The
各々の傾動プレート5hは、上下方向における中央部が傾動プレート接続用回転軸5cに対して固定されている。この傾動プレート接続用回転軸5cは、傾動プレート接続用滑り軸受5bを介して固定部5gに対して回転可能に接続されている。このため、傾動プレート5hは、固定部5gに対して、傾動プレート接続用回転軸5c及び傾動プレート接続用滑り軸受5bを介して、軸支されている。つまり、傾動プレート5hは、傾動プレート接続用回転軸5cの軸芯L1を中心として、固定部5gに対して傾動可能とされている。
Each tilting
また、各々の傾動プレート5hは、上端部が付勢部5fに対して接続されている。付勢部5fは、傾動プレート5hをマスト3に向けて付勢する。このため、各々の傾動プレート5hは、上端部が常にマスト3の案内面3aに向けて押圧された状態とされている。
Each tilting
図9に示すように、本実施形態においてガイドローラ5eは、傾動プレート5hの下端部に配置されている。つまり、本実施形態において、ガイドローラ5eは、固定部5gに接続された傾動プレート5hの中央部と、付勢部5fに接続された傾動プレート5hの上端部よりも下方に配置されている。
As shown in FIG. 9, in this embodiment, the
また、本実施形態において、ロッド先端部接続用回転軸10は、ボルトによって傾動プレート5hの上端部に締結されることで、傾動プレート5hに対して固定されている。また、2つのロッド基部接続用滑り軸受16のうち、一方は、固定部5gの右側アーム部5g2の基部5g4の上端部に設けられた嵌合穴5g6に嵌合されている。また、2つのロッド基部接続用滑り軸受16のうち、他方は、固定部5gの左側アーム部5g3の基部5g4の上端部に設けられた嵌合穴5g6と嵌合するように設けられている。
Further, in the present embodiment, the rod tip connecting
このような本実施形態のスタッカクレーンにおいて傾動プレート5hは、付勢部5fのコイルバネ13の復元力によって傾動プレート5hの下端部がマスト3に向けて付勢されている。このため、案内面3aが基準面Mに対して後方に位置する場合には、傾動プレート5hは、下端部が上端部よりも後方に位置されるように傾動する。
In the stacker crane of this embodiment, the lower end of the
このように傾動プレート5hが、下端部が上端部よりも後方に位置されるように傾動することによって、ローラ部5e3の周面が常に案内面3aに当接された状態となる。つまり、本実施形態のスタッカクレーン1においては、案内面3aが基準面Mよりも後方に位置する場合に、ローラ部5e3の周面を常に案内面3aに当接させた状態で、ガイドローラ5eを案内面3aに追従させるように移動させることができる。
By tilting the
また、案内面3aが基準面Mに対して前方に位置する場合にも、傾動プレート5hが、上端部が下端部よりも後方に位置されるように傾動することによって、ローラ部5e3の周面が常に案内面3aに当接された状態となる。
Further, even when the
このように、本実施形態のスタッカクレーンにおいても、マスト間寸法が変化する場合であっても、ガイドローラ5eを常に案内面3aに追従させることができる。したがって、本実施形態のスタッカクレーンにおいても、昇降台4に取り付けられると共に案内面3aに当接した状態で昇降台4の昇降をガイドするガイド部5を有する場合に、案内面3aに対してガイド部5を円滑に追従させることができる。
Thus, in the stacker crane of the present embodiment as well, the
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図11を参照して説明する。なお、本実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
(Third Embodiment)
Next, a third embodiment of the invention will be described with reference to FIG. In addition, in this embodiment, descriptions of the same parts as in the first embodiment are omitted or simplified.
図11は、本実施形態のスタッカクレーン1A(昇降装置)の概略構成を模式的に示す側面図である。この図に示すように、本実施形態のスタッカクレーン1Aは、上記第1実施形態において昇降台4の両側に設けられたガイド部5の1つに換えて固定式ガイド部8が設けられている。
FIG. 11 is a side view schematically showing the schematic configuration of the
この固定式ガイド部8は、ガイド部5のような傾動プレート5dや付勢部5fを備えておらず、ガイドローラ5eが直接的に昇降台4に設置された構成を有する。つまり、本実施形態のスタッカクレーン1Aにおいては、昇降台4の一方に配置されたガイド部5によって、マスト間寸法の変化を吸収する。このため、本実施形態のスタッカクレーン1によれば、昇降台4の片側のみでマスト3の案内面3aの傾斜が吸収され、固定式ガイド部8側を基準として昇降台4の位置決めを正確に行うことが可能となる。
The fixed
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described above with reference to the accompanying drawings, it goes without saying that the present invention is not limited to the above embodiments. The various shapes, combinations, and the like of the constituent members shown in the above-described embodiment are merely examples, and can be variously changed based on design requirements and the like without departing from the gist of the present invention.
例えば、上記実施形態においては、ガイド部5に対して付勢部5fが1つのみ設けられた構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、傾動プレート5dに対して複数の付勢部5fを接続するようにしても良い。このような構成を採用することによって、例えば、1つ1つの付勢部5fの付勢力を小さくすることが可能となる。
For example, in the above embodiment, the configuration in which only one urging
また、上記実施形態においては、弾性体としてコイルバネ13を用いる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、弾性体としてゴムや板バネ等を用いることも可能である。
Further, in the above embodiment, the configuration using the
また、上記実施形態においては、昇降部として昇降台4を備える構成について説明した。しかしながら、昇降部の形状は昇降台4の形状に限定されるものではない。例えば、ボックス形状の昇降部を用いる構成を採用することも可能である。 Moreover, in the above-described embodiment, the configuration including the lifting table 4 as the lifting unit has been described. However, the shape of the lifting section is not limited to the shape of the lifting table 4 . For example, it is possible to employ a configuration using a box-shaped lifting section.
また、上記実施形態において、マスト3の案内面3a以外の他の側面に当接するガイドローラを設置するようにしても良い。
Further, in the above-described embodiment, a guide roller may be installed that abuts on a side surface of the
また、例えば、図12に示すように、案内面3aが基準面Mに対して前方に平行に変位している場合や、図13に示すように、案内面3aが基準面Mに対して後方に平行に変位している場合であっても、傾動プレート5dの傾動によってガイドローラ5eを案内面3aに円滑に追従させることができる。
Further, for example, when the
1……スタッカクレーン(昇降装置)、1A……スタッカクレーン(昇降装置)、2……台車部、3……マスト、3a……案内面(鉛直案内面)、3a1……傾斜面、4……昇降台(昇降部)、5……ガイド部、5a……固定部、5A……ガイド部、5b……傾動プレート接続用滑り軸受、5c……傾動プレート接続用回転軸、5d……傾動プレート(傾動部)、5e……ガイドローラ、5f……付勢部、5g……固定部、5h……傾動プレート(傾動部)、6……昇降駆動部、7……移載装置、8……固定式ガイド部、10……ロッド先端部接続用回転軸、11……ロッド先端部接続用滑り軸受、12……ロッド、13……コイルバネ(弾性体)、14……ブッシュ、15……ロッド基部接続用回転軸(付勢部回転軸)、16……ロッド基部接続用滑り軸受
1... Stacker crane (elevating device), 1A... Stacker crane (elevating device), 2... Carriage part, 3... Mast, 3a... Guide surface (vertical guide surface), 3a1... Inclined surface, 4... Lifting table (elevating part) 5
Claims (6)
前記ガイド部は、
前記昇降部に対して固定された固定部と、
前記固定部に対して傾動可能に軸支された傾動部と、
前記傾動部に回転可能に取り付けられると共に前記鉛直案内面に当接するガイドローラと、
前記傾動部を前記鉛直案内面に向けて付勢する付勢部と
を備えることを特徴とする昇降装置。 An elevating device comprising an elevating unit that can be raised and lowered, and a guide unit that is attached to the elevating unit and guides the elevation of the elevating unit while in contact with a vertical guide surface,
The guide part is
a fixing part fixed to the lifting part;
a tilting portion pivotally supported to be tiltable with respect to the fixed portion;
a guide roller rotatably attached to the tilting portion and in contact with the vertical guide surface;
and an urging portion that urges the tilting portion toward the vertical guide surface.
前記傾動部に対して回転可能に接続されると共に前記固定部に対して軸心方向に移動可能に支持されたロッドと、
前記ロッドを前記傾動部に向けて付勢する弾性体と
を備えることを特徴とする請求項1記載の昇降装置。 The urging portion is
a rod rotatably connected to the tilting portion and supported axially movably with respect to the fixed portion;
The lifting device according to claim 1, further comprising an elastic body that biases the rod toward the tilting portion.
前記固定部に対して軸支された付勢部回転軸と、
前記付勢部回転軸に固定されて前記ロッドを軸心方向に摺動可能に支持するブッシュと
を備えることを特徴とする請求項3記載の昇降装置。 The urging portion is
an urging portion rotating shaft pivotally supported with respect to the fixed portion;
4. The lifting device according to claim 3, further comprising: a bush fixed to the rotating shaft of the urging portion and supporting the rod so as to be slidable in the axial direction.
前記台車部に立設されると共に前記鉛直案内面を有するマストと、
前記昇降部を昇降する昇降駆動部と
を備えることを特徴とする請求項1~5いずれか一項に記載の昇降装置。 a carriage that can run;
a mast erected on the bogie portion and having the vertical guide surface;
The lifting device according to any one of claims 1 to 5, further comprising: a lifting drive unit that lifts and lowers the lifting unit.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022006326A JP2023105475A (en) | 2022-01-19 | 2022-01-19 | Lifting device |
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---|---|---|---|
JP2022006326A JP2023105475A (en) | 2022-01-19 | 2022-01-19 | Lifting device |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023105475A true JP2023105475A (en) | 2023-07-31 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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2022
- 2022-01-19 JP JP2022006326A patent/JP2023105475A/en active Pending
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