JP2023105204A - 無人航空機、基地局及び基地局システム - Google Patents

無人航空機、基地局及び基地局システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、迅速に基地局機能を提供すること。【解決手段】無線通信網の基地局装置29を有するドローン3であって、制御部25を備え、制御部25は、基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいてドローン3を停電地域に飛行させ、停電地域に基地局機能を提供する提供処理(地域判断処理及び飛行・提供処理)を実行する、ドローン3。【選択図】図1

Description

無人航空機、基地局及び基地局システムに関する。
地震などの災害時には無線通信網がライフラインとなる。しかしながら、災害が発生すると停電によって無線通信網の基地局への電力供給が断たれる可能性がある。このため、一般に基地局は無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)を備えている。
特開2015-080095号公報
一般にUPSからの電力供給は3時間程度で停止する。UPSからの電力供給が停止した後もディーゼル機関による発電によって基地局に給電される場合もあるが、発電用のディーゼル機関を備える基地局は都市部に限られることが多い。都市部であっても全ての基地局がディーゼル機関を備えているとは限らず、稼働中の基地局の数が少なくなって通信障害が発生する可能性がある。
無線通信網の基地局機能を有する無人航空機にオペレータが停電地域を指示し、指示された停電地域に無人航空機が飛行すれば、基地局が稼働できなくても停電地域に基地局機能を提供できる。しかしながら、オペレータが無人航空機に停電地域を指示する作業にはある程度の時間がかかる。複数の無人航空機がある場合には更に時間を要するため、基地局機能の提供に遅れが生じる可能性がある。
本明細書では、無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、迅速に基地局機能を提供できる技術を開示する。
無線通信網の基地局機能を有する無人航空機であって、制御部を備え、前記制御部は、前記基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて当該無人航空機を前記停電地域に飛行させ、前記停電地域に前記基地局機能を提供する提供処理を実行する、無人航空機。
無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、迅速に基地局機能を提供できる。
実施形態1に係る基地局システムの模式図 基地局システムの電気的構成を示すブロック図 ドローン基地局の模式図 ドローンの電気的構成を示すブロック図 ドローン基地の電気的構成を示すブロック図 バッテリの電気的構成を示すブロック図 ドローンが基地局機能を提供している様子を示す模式図 実施形態2に係るドローン基地の電気的構成を示すブロック図 実施形態3に係るドローン基地の電気的構成を示すブロック図
(本実施形態の概要)
(1)無線通信網の基地局機能を有する無人航空機であって、制御部を備え、前記制御部は、前記基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて当該無人航空機を前記停電地域に飛行させ、前記停電地域に前記基地局機能を提供する提供処理を実行する、無人航空機。
上記の無人航空機によると、自身が備える基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて停電地域に飛行するので、オペレータが無人航空機に停電地域を指示しなくてよい。このため、無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
(2)前記制御部は、前記提供処理において、前記基地局機能によって受信された前記情報に基づいて前記停電地域を判断し、判断した前記停電地域に当該無人航空機を飛行させてもよい。
オペレータが無人航空機に停電地域を指示する方法とは別の方法として、無人航空機の基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて外部のサーバコンピュータが停電地域を判断し、判断した停電地域を無人航空機に指示する方法も考えられる。しかしながら、停電の理由が地震などの災害である場合は、サーバコンピュータが被災した、あるいは通信ネットワークに障害が発生して停電地域に関する情報を受信できなくなったなどの理由によってサーバコンピュータが停電地域を判断できなくなることも考えられる。
上記の無人航空機によると、無人航空機が備える基地局機能によって受信した情報に基づいて無人航空機が自身で停電地域を判断する。このため、サーバコンピュータが停電地域を指示する場合に比べてより確実に基地局機能を提供できる。
(3)前記情報は、前記基地局機能を介して行われる音声通話の音声データ、前記基地局機能を介して送受信される文字データ、及び、通信トラフィックの増減の少なくともいずれかであってもよい。
停電が発生した場合、停電地域に関する音声通話が無線通信網を介して行われることが想定される。同様に、停電が発生した場合、停電地域に関する文字データが無線通信網を介して送受信されることが想定される。停電が発生した場合、停電地域の基地局が稼働できなくなることによって通信トラフィックが通常時より低下することも想定される。このため、基地局機能を介して行われる音声通話の音声データ、基地局機能を介して送受信される文字データ、及び、通信トラフィックの増減の少なくともいずれかに基づくことにより、停電地域をある程度精度よく判断できる。
(4)前記情報は位置情報を含んでもよい。
音声データや文字データには位置情報が付加されることがある。上記の無人航空機によると、音声データや文字データに加えて、それらのデータに付加されている位置情報に基づいて停電地域を判断するので、音声データや文字データだけから判断する場合に比べて停電地域を正確に判断できる可能性が高くなる。停電地域を正確に判断できると、停電地域に確実に基地局機能を提供できる。蓄電素子によって供給される電力によって飛行する無人航空機の場合は、停電地域の判断が不正確であると、一旦飛行した後に位置を修正するために更に飛行する必要があり、それによって電力が無駄に消費される可能性もある。停電地域を正確に判断できるとそのような無駄を低減できるので、蓄電素子の電力を効率よく使用できる。これにより基地局機能を長い時間提供できるという効果もある。
(5)プロペラと、前記プロペラを回転させる電気モータと、前記電気モータに電力を供給する蓄電素子とを有し、前記制御部は、前記蓄電素子の残電力を推定する推定処理と、当該無人航空機を前記停電地域から前記蓄電素子を充電可能な場所まで飛行させるために必要な電力量を判断する電力判断処理と、前記停電地域に前記基地局機能を提供しているときに前記蓄電素子の残電力が前記電力判断処理で判断した電力量又は当該電力量より所定値高い電力量まで低下すると、当該無人航空機を前記場所まで飛行させる飛行処理と、を実行してもよい。
上記の無人航空機によると、停電地域に基地局機能を提供しているときに蓄電素子の残電力が低下すると充電可能な場所まで飛行するので、充電可能な場所で蓄電素子を充電して再び停電地域に飛行できる。これにより、停電が長期化しても基地局機能を提供できる。
(6)無線通信網の基地局であって、上述した(1)乃至(5)のいずれかに記載の無人航空機と、前記無人航空機が着陸する着陸台を有する基地設備と、を備え、前記無人航空機は、プロペラと、前記プロペラを回転させる電気モータと、前記電気モータに電力を供給する蓄電素子とを有し、前記基地設備は前記蓄電素子を充電する充電部を有し、前記充電部は前記蓄電素子をフロート充電する、基地局。
フロート充電とは、蓄電素子に一定の電圧を印加し続けることによって蓄電素子を満充電あるいは満充電に近い状態に維持する充電方法のことをいう。
停電はいつ発生するか判らないため、いつ停電が発生しても無人航空機が飛行できるように蓄電素子が常に満充電あるいは満充電に近い状態に維持されていることが望ましい。上記の基地局によると、基地設備が有する充電部によって無人航空機の蓄電素子をフロート充電するので、いつ停電が発生しても停電地域に無人航空機を飛行させることができる。
(7)前記充電部は前記蓄電素子を非接触充電してもよい。
例えば電源コネクタなどを無人航空機に接続して充電する構成では、停電地域に基地局機能を提供しているときに蓄電素子の残電力が低下した場合に、充電のために基地設備に帰還してもオペレータがいないと充電できず、再び停電地域に飛行して基地局機能を提供することができなくなる。
上記の無人航空機によると、無人航空機を非接触で充電するので、オペレータがいなくても蓄電素子を充電できる。このため、オペレータがいなくても長期に亘って基地局機能を提供できる。
(8)無線通信網の基地局であって、無線通信網の第1の基地局機能を有する無人航空機と、前記無人航空機が着陸する着陸台、及び、前記無線通信網の第2の基地局機能を有する基地設備と、前記基地設備に設けられている制御部と、を備え、前記制御部は、前記基地設備の前記第2の基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて前記無人航空機に前記停電地域への飛行を指示し、前記無人航空機は前記制御部によって指示された前記停電地域に飛行して前記第1の基地局機能を提供する、基地局。
上記の基地局によると、無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
(9)無線通信網の基地局であって、無線通信網の基地局機能を有する無人航空機と、前記無人航空機が着陸する着陸台を有する基地設備と、前記基地設備に設けられている制御部と、を備え、前記制御部は、前記無人航空機の前記基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて前記無人航空機に前記停電地域への飛行を指示し、前記無人航空機は前記制御部によって指示された前記停電地域に飛行して前記基地局機能を提供する、基地局。
上記の基地局によると、無線通信網の基地局機能を有する無人航空機によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
(10)上述した(6)乃至(9)のいずれかに記載の基地局が複数分散して配置されている、基地局システム。
無人航空機は蓄電素子の残電力が少なくなると基地局機能を提供できなくなる。蓄電素子の残電力が少なくなった場合は無停電地域に飛行して充電することも可能である。しかしながら、無人航空機が1台だけの場合は無人航空機が無停電地域に飛行すると基地局機能を提供できなくなる。
これに対し、無人航空機を備える基地局が複数あると、複数の無人航空機が停電地域に入れ代わり飛行して基地局機能を提供することにより、より確実に基地局機能を提供できる。
本明細書によって開示される発明は、装置、方法、これらの装置または方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現できる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図6によって説明する。以降の説明では同一の構成部材には一部を除いて図面の符号を省略している場合がある。
(1)基地局システム
図1を参照して、実施形態1に係る基地局システム1について説明する。基地局システム1は携帯電話網及び無線アクセス網(LTE:Long Term Evolutionなど)の基地局システムであり、広域に亘って分散配置されている複数の基地局2を備えている。携帯電話網及び無線アクセス網はそれぞれ無線通信網の一例である。
複数の基地局2のうち一部の基地局2にはドローン3(無人航空機の一例)が配備されている。ドローン3は全ての基地局2に配備されてもよい。以降の説明ではドローン3が配備されている基地局2のことをドローン基地局2という。
(2)ドローン基地局
図2に示すように、ドローン基地局2は携帯電話網の基地局機能を有しており、交換局11と無線接続されている。ドローン基地局2は無線アクセス網の基地局機能も有しており、交換局11を介してパケット交換機13に接続されているとともに、交換局11及びサーバ12を介してインターネットに接続されている。
図3に示すように、ドローン基地局2は、ドローン3と、ドローン3が着陸する着陸台20を有するドローン基地4(基地設備及び無人航空機を充電可能な場所の一例)とを備えている。着陸台20はドローン3が着陸するための平坦な台である。
実施形態1に係るドローン3はマルチコプターであり、より具体的には4つのプロペラ24を有するクアッドコプターである。ドローン3は機体部分を構成するドローン本体21、ドローン本体21から4方向に放射状に延びる4本のアーム22、各アーム22の先端部に設けられている電気モータ23(図4参照)、各電気モータ23に駆動されて回転するプロペラ24などを備えている。
(2-1)ドローンの電気的構成
図4を参照して、ドローン3の電気的構成について説明する。ドローン3は制御部25、電気モータ23、各種センサ26、GPS受信機27、フライトコントローラ28、基地局装置29(基地局機能の一例)、無線通信部34、バッテリ30、受電装置31などを備えている。
各種センサ26はドローン3を制御するためのものであり、具体的にはジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサなどである。
GPS受信機27はGPS(Global Positioning System)から発信される電波を受信してドローン3の現在位置(緯度、経度)を検出する。現在位置はGPS以外の測位衛星から発信される電波に基づいて検出されてもよい。
フライトコントローラ28はASICやマイクロコンピュータなどで構成されている。フライトコントローラ28は各種センサ26の検出結果に基づいてドローン3の自律飛行を制御する。
基地局装置29は前述した携帯電話網の基地局機能、及び、無線アクセス網の基地局機能を有する装置である。基地局装置29は送受信信号を増幅する増幅装置(AMP)、ベースバンド信号を高周波信号に変換する変復調装置(MDE)、音声信号をデジタル符号列に変換する音声処理装置(SPE)、無線チャネルの割り当てや隣接基地局とチャネル切り替えを行う基地局制御装置(BCE)、基地局アンテナ(ANT)などを備えている。
無線通信部34は基地局装置29が交換局11と無線通信するための装置である。一般に基地局2は交換局11と光ファイバケーブルなどで有線接続されるが、ドローン基地局2の場合は飛行先から交換局11と通信するために無線通信部34を備えている。
バッテリ30はドローン3の各部に電力を供給する。バッテリ30の具体的な構成については後述する。
受電装置31はバッテリ30を非接触充電するためのものである。受電装置31は受電コイル31A、受電コイル31Aによって受電された交流電力を直流電力に変換する整流器31Bなどを有している。受電装置31と後述するドローン基地4に設けられている送電装置33とは非接触充電装置を構成している。
制御部25は、CPUやRAMが1チップ化されたマイクロコンピュータ25A、ROM25Bなどを備えている。制御部25はROM25Bに記憶されている制御プログラムを実行することによってドローン3の各部を制御する。制御部25と後述するバッテリ30の管理部44とは制御部を構成している。
(2-2)ドローン基地の電気的構成
図5を参照して、ドローン基地4の電気的構成について説明する。ドローン基地4は前述した着陸台20の他にドローン検知部32及び送電装置33(充電部の一例)を備えている。なお、基地局4は無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)を備えていてもよい。
ドローン検知部32は着陸台20の上面に設けられている。ドローン検知部32は着陸台20上のドローン3の有無を検知して検知結果を送電装置33の充電コントローラ33Cに出力する。具体的には例えば、ドローン検知部32は押しボタンスイッチとして構成されている。ドローン3が着陸台20上に有るときはドローン3の重さによって押しボタンスイッチが押下され、ドローン3が着陸台20上に無いときは押しボタンスイッチが押下されないことによってドローン3の有無が検知される。ドローン検知部32はドローン3の有無を検知できれば任意の構成であってよい。
送電装置33は送電コイル33A、変圧器33B、充電コントローラ33Cなどを備えている。変圧器33Bは図示しない商用電源に接続されており、商用電源から供給される交流電力の電圧を所定の電圧に変圧して送電コイル33Aに供給する。変圧器33Bから送電コイル33Aに交流電力が供給されると電磁誘導や電磁結合によってドローン3の受電コイル31Aに電力が誘起される。充電コントローラ33CはASICやマイクロコンピュータなどで構成されており、ドローン検知部32の検知結果に基づいて送電装置33を制御する。充電コントローラ33Cによる充電の制御についての説明は後述する。
(3)バッテリの電気的構成
図6に示すように、バッテリ30は複数の二次電池40(蓄電素子の一例)からなる組電池41と、それらの二次電池40を管理するBMS42(Battery Management System)とを備えている。
二次電池40は非水電解質二次電池であり、具体的には例えばリチウムイオン二次電池である。
BMS42は電流センサ43、電圧センサ47及び管理部44を備えている。電流センサ43は組電池41と直列に接続されており、組電池41の充放電電流の電流値[A]を計測して管理部44に出力する。電圧センサ47は各二次電池40の端子電圧[V]を計測して管理部44に出力する。
管理部44はCPU45AやRAM45Bなどが1チップ化されたマイクロコンピュータ45、ROM46などを備えている。ROM46にはバッテリ30を管理するための管理プログラムや各種のデータが記憶されている。管理部44はROM46に記憶されている管理プログラムを実行することにより、以下に説明する推定処理などの各種の処理を実行する。
推定処理はバッテリ30の充電状態(SOC:State Of Charge)を推定する処理である。SOCを推定する方法としては電流積算法やOCV法などが知られている。電流積算法は、電流センサ43によって組電池41の充放電電流を所定の時間間隔で計測し、計測した電流値を初期値に加減することによってSOCを推定する方法である。OCV法はバッテリ30の開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)からSOCを推定する方法である。SOCとOCVとには比較的精度の良い相関関係がある。このため、電圧センサ47によってOCVを計測し、計測したOCVに対応するSOCをSOC-OCVカーブから特定することによってSOCを推定できる。管理部44は電流積算法によってSOCを推定してもよいし、OCV法によってSOCを推定してもよい。
(4)バッテリのフロート充電
ドローン3のバッテリ30は非接触充電装置(送電装置33及び受電装置31)によってフロート充電される。フロート充電とは、バッテリ30に一定の電圧を印加し続けることによってバッテリ30を常に満充電あるいは満充電に近い状態に維持する充電方法である。フロート充電ではバッテリ30のSOCが低下するとバッテリ30が直ぐに充電される。
ドローン基地4の充電コントローラ33Cは、ドローン検知部32によってドローン3が検知されている間、送電装置33を制御して常に受電装置31に電力を供給し続ける。受電装置31は供給された交流電力を整流器31Bによって直流電力に変換してバッテリ30に印加する。これによりバッテリ30がフロート充電される。
(5)停電地域に基地局機能を提供する処理
ドローン3の制御部25によって実行される停電地域に基地局機能を提供する処理について説明する。停電地域に基地局機能を提供する処理は、基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいてドローン3が自身で停電地域を判断し、判断した地域に自律的に飛行して基地局装置29によって基地局機能を提供する処理である。
当該処理は以下に説明する地域判断処理、飛行・提供処理、及び、帰還処理を含む。地域判断処理及び飛行・提供処理は提供処理の一例である。
(5-1)地域判断処理
地域判断処理は、基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいて停電地域を判断する処理である。基地局装置29によって受信される情報は、具体的には基地局装置29を介して行われる音声通話の音声データ、及び、基地局装置29を介して送受信される文字データである。
文字データは、具体的には例えば電子メールとして送受信される文字データ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)に投稿される文字データ(あるいはSNSからダウンロードされる文字データ)、その他のコミュニケーションのためのプログラムによって送受信される文字データなどである。文字データはこれらに限られるものではなく、基地局装置29を介して送受信される暗号化されていない任意の文字データであってよい。
以下、地域判断処理について具体的に説明する。以下に説明する処理は一例である。地域判断処理は以下に説明する処理に限定されない。
制御部25は基地局装置29を介して送受信される音声データを音声認識する。音声認識とは、音声データを解析して文字データに変換することをいう。音声認識の方法としては統計的手法、動的時間伸縮法、隠れマルコフモデルなどが公知である。音声認識はこれらの手法を用いて行われてもよいし、他の手法を用いて行われてもよい。
制御部25は、音声認識によって変換した文字データに「停電」という文字列が含まれているか否かを判断し、含まれている場合は当該文字データから地名を検索する。具体的には例えば、制御部25のROM25Bにはドローン基地局2を中心とする所定範囲の地図データが記憶されている。制御部25はその地図データに含まれているいずれかの地名が当該文字データに含まれているか否かを判断し、含まれている場合はその地名を抽出する。基地局機能によって受信される情報が文字データである場合も同様である。
制御部25はいずれかの地名が所定回数抽出されるまで、音声データを受信するごと及び文字データを受信するごとに上述した処理を行う。制御部25はいずれかの地名が所定回数抽出されるとその地名によって表される地域を停電地域と判断する。上述した所定回数は適宜に決定できる。
(5-2)飛行・提供処理
飛行・提供処理は、上述した地域判断処理で判断した停電地域までドローン3を飛行させて停電地域に基地局機能を提供する処理である。制御部25は地域判断処理によって判断した停電地域の位置情報(緯度、経度)を地図データから取得し、ドローン3を飛行させる目的地として設定する。制御部25はGPS受信機27からドローン3の現在位置の位置情報を取得し、ドローン3の現在位置と目的地とに基づいてフライトコントローラ28を制御することにより、停電地域までドローン3を飛行させる。
図7に示すように、制御部25は停電地域にドローン3が到着すると停電地域の上空でドローン3をホバリングさせて停電地域に基地局機能を提供する。上空から基地局機能を提供すると地上の基地局2に比べて広い範囲に基地局機能を提供できるので、少ない数のドローン3で停電地域をカバーできる。
(5-3)帰還処理
帰還処理は、停電地域に基地局機能を提供しているときにドローン3のバッテリ30の残電力量が少なくなると充電のためにドローン3を元の着陸台20に帰還させる処理である。具体的には、制御部25は、停電地域に到着すると、ドローン3の現在位置から元の着陸台20までの距離と、ドローン3を単位距離飛行させるために必要な電力量とから、ドローン3を着陸台20まで帰還させるために必要な電力量を判断する(電力判断処理の一例)。
制御部25は、バッテリ30の管理部44によってSOCが推定される毎に、推定されたSOCからバッテリ30の残電力量(=バッテリ30の全充電容量×SOC)を計算し、ドローン3を着陸台20まで帰還させるために必要な電力量又は当該電力量より所定値高い電力量まで残電力量が低下するとドローン3を着陸台20まで飛行させる(飛行処理の一例)。所定値は適宜に決定できる。例えば所定値はSOCで10%に相当する電力量であってもよい。
ドローン3が帰還して着陸台20に着陸すると非接触充電装置(送電装置33及び受電装置31)によってバッテリ30が非接触で充電される。ドローン3は充電が完了すると再び停電地域に飛行して基地局機能を提供する。
(6)実施形態の効果
実施形態1に係るドローン3によると、自身が備える基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報(音声データ及び文字データ)に基づいて停電地域に飛行するので、オペレータがドローン3に停電地域を指示しなくてよい。このため、無線通信網の基地局機能を有するドローン3によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
停電の理由が地震などの災害である場合は、オペレータが被災した、あるいは交通が麻痺してドローン3に停電地域を指示するための施設までオペレータが行けなくなったなどの理由によってオペレータが停電地域を指示できなくなることも考えられる。ドローン3によると、自身が備える基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいて停電地域に自律的に飛行するので、オペレータが停電地域を指示する場合に比べ、より確実に基地局機能を提供できるという効果もある。
ドローン3によると、基地局装置29を備えているので、飛行中も基地局装置29によって停電地域に関する情報を受信できる。飛行中も情報を受信すると最新の情報を受信できるので、停電地域が変化した場合にも柔軟に対応できる。
ドローン3によると、ドローン3が備える基地局装置29によって受信した情報に基づいてドローン3が自身で停電地域を判断するので、サーバコンピュータが停電地域を指示する場合に比べてより確実に基地局機能を提供できる。
ドローン3によると、基地局装置29を介して行われる音声通話の音声データ、及び、基地局装置29を介して送受信される文字データに基づくことにより、停電地域をある程度精度よく判断できる。
ドローン3によると、停電地域に基地局機能を提供しているときにバッテリ30の残電力が低下するとドローン基地4に帰還するので、ドローン基地4でバッテリ30を充電して再び停電地域に飛行できる。これにより、停電が長期化しても基地局機能を提供できる。
実施形態1に係るドローン基地局2によると、ドローン基地4が有する送電装置33によってドローン3のバッテリ30をフロート充電するので、いつ停電が発生しても停電地域にドローン3を飛行させることができる。
ドローン基地局2によると、送電装置33はドローン3のバッテリ30を非接触充電するので、オペレータがいなくてもバッテリ30を充電できる。このため、ドローン3はオペレータがいなくても長期に亘って基地局機能を提供できる。
実施形態1に係る基地局システム1によると、ドローン基地局2が複数分散して配備されている。ドローン基地局2が複数あると、複数のドローン3が停電地域に入れ代わり飛行して基地局機能を提供することにより、より確実に基地局機能を提供できる。
<実施形態2>
図8に示すように、実施形態2に係るドローン基地204は実施形態1に係るドローン基地4の構成に加えて制御部50、基地局装置51及び無線通信部52を備えている。実施形態2に係るドローン3は無線通信部52と通信するための無線通信部を更に備えており、制御部50は無線通信部52を介してドローン3と通信する。ドローン3が備える基地局装置29は第1の基地局機能の一例であり、ドローン基地204が備える基地局装置51は第2の基地局機能の一例である。
実施形態2ではドローン基地204の制御部50が停電地域を判断し、無線通信部52を介してドローン3に停電地域への飛行を指示する。具体的には、ドローン基地204の制御部50は、ドローン基地204が備える基地局装置51によって受信した停電地域に関する情報に基づいて停電地域を判断し、無線通信部52を介してドローン3に停電地域への飛行を指示する。実施形態2に係るドローン3の制御部25は、ドローン基地204の制御部50から停電地域への飛行を指示されると、指示された停電地域に飛行して基地局機能を提供する。
実施形態2に係るドローン基地局によると、ドローン3によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
<実施形態3>
図9に示すように、実施形態3に係るドローン基地304の構成は実施形態2に係るドローン基地204の基地局装置51を備えていない点を除いて実施形態2に係るドローン基地204と実質的に同一である。実施形態3に係るドローン3も実施形態1に係るドローン3の構成に加えてドローン基地304の無線通信部52と通信する無線通信部を備えている。
実施形態3ではドローン基地304の制御部50が停電地域を判断し、無線通信部52を介してドローン3に停電地域への飛行を指示する。具体的には、ドローン基地304の制御部50は、ドローン3が備える基地局装置29によって受信した停電地域に関する情報を、無線通信部52を介してドローン3から受信する。ドローン基地304の制御部50はドローン3から受信した当該情報に基づいて停電地域を判断し、無線通信部52を介してドローン3に停電地域への飛行を指示する。実施形態3に係るドローン3の制御部25は、ドローン基地304の制御部50から停電地域への飛行を指示されると、指示された停電地域に飛行して基地局機能を提供する。
実施形態3に係るドローン基地局によると、ドローン3によって停電地域に基地局機能を提供する場合に、オペレータが停電地域を指示する場合に比べて迅速に基地局機能を提供できる。
<その他の実施形態>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができる。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成又は周知技術に置き換えることができる。また、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。また、ある実施形態の構成に対して周知技術を付加することができる。
(1)上記実施形態では停電地域に関する情報として音声データ及び文字データを例に説明したが、停電地域に関する情報はこれらのデータのうちいずれか一方であってもよい。
(2)上記実施形態では、地域判断処理において、「停電」という文字列が含まれている音声データや文字データから地名を抽出することによって停電地域を判断する場合を例に説明した。これに替えて、或いはこれに加えて、送受信されるデータに含まれている位置情報に基づいて停電地域を判断してもよい。具体的には、音声データや文字データに「停電」という文字列が含まれており、且つ、そのデータに位置情報が含まれている場合は、位置情報を抽出し、一定の範囲内の位置を示す位置情報が所定回数抽出されると、その位置を停電地域と判断してもよい。位置情報を含めると、音声データや文字データだけから判断する場合に比べて停電地域を正確に判断できる可能性が高くなる。
停電地域を正確に判断できると、停電地域に確実に基地局機能を提供できる。バッテリ30によって供給される電力によって飛行するドローン3の場合は、停電地域の判断が不正確であると、一旦飛行した後に位置を修正するために更に飛行する必要があり、それによって電力が無駄に消費される可能性もある。停電地域を正確に判断できるとそのような無駄を低減できるので、バッテリ30の電力を効率よく使用できる。これにより基地局機能を長い時間提供できるという効果もある。
(3)上記実施形態では音声データや文字データから地名が抽出された回数や位置情報が抽出された回数から停電地域を判断する場合を例に説明した。これに対し、停電時に送受信される音声データの内容や文字データの内容と停電地域との関係をAI(Artificial Intelligence)によって機械学習し、AIによって停電地域を判断してもよい。
(4)上記実施形態では音声通話の音声データ及び基地局機能を介して送受信される文字データに基づいて停電地域を判断する場合を例に説明したが、通信トラフィックの増減から停電地域を判断してもよい。通信トラフィックとは、具体的には発呼回数、音声データや文字データのデータ量などである。停電が発生した場合、停電地域の基地局が稼働できなくなることによって通信トラフィックが所定の閾値より低下することが想定される。このため、通信トラフィックに基づくことにより、停電地域をある程度精度よく判断できる。
(5)上記実施形態では基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいてドローン3が自身で停電地域を判断する場合を例に説明した。これに対し、ドローン基地局2と通信可能に接続されているサーバコンピュータが、ドローン3が備える基地局装置29によって受信された停電地域に関する情報に基づいて停電地域を判断し、ドローン3に停電地域への飛行を指示してもよい。
(6)上記実施形態ではドローン3のバッテリ30の残電力量が少なくなったときにドローン3を元の着陸台20に帰還させる場合を例に説明した。これに対し、無停電地域にあるドローン基地4のうちいずれか他のドローン3が着陸していないドローン基地4まで飛行させて充電してもよい。ただし、複数のドローン3が飛行している場合はドローン3間で飛行先のドローン基地4が競合する可能性もある。このため、ドローン3間で無線通信を行うなどによって飛行先のドローン基地4が競合しないように調整することが望ましい。
(7)上記実施形態では無人航空機としてドローン3を例に説明したが、無人航空機は停電している地域に基地局機能を提供できるものであればドローン3に限られない。例えば無人航空機は無人ヘリコプターであってもよい。
無人航空機は電気モータ23を動力として飛行するものに限られず、例えばガソリンエンジンによって飛行するものでもよい。
(8)上記実施形態では停電地域の上空でドローン3がホバリングして基地局機能を提供する場合を例に説明したが、ドローン3はビルの屋上などの高い位置に着陸して基地局機能を提供してもよい。
(9)上記実施形態ではバッテリ30を非接触充電する場合を例に説明したが、バッテリ30は必ずしも非接触充電されなくてもよい。例えば人手を介さずに自動で充電コネクタを着脱できる機構を備えている場合は接触式で充電してもよい。
(10)上記実施形態では停電によって基地局が稼働を停止した場合にドローン3によって停電地域に基地局機能を提供する場合について説明した。これに対し、通信障害が発生した、あるいは何らかの理由で発呼が集中したなどによって通信が行い難い状態(言い換えると電話が繋がり難い状態あるいはデータの転送速度が大幅に低下した状態)になる可能性もある。その場合は基地局の処理能力が不足していることが考えられる。このような場合に、通信が行い難い状態にある地域にドローン3を飛行させて基地局機能を提供することにより、基地局を補完してもよい。すなわち、ドローン3は停電時以外の時に基地局機能を提供してもよい。
(11)上記実施形態では蓄電素子としてリチウムイオン二次電池を例に説明したが、蓄電素子は電気化学反応を伴うキャパシタであってもよい。
1 基地局システム
2 ドローン基地局(基地局の一例)
3 ドローン(無人航空機の一例)
4 ドローン基地(基地設備の一例)
23 電気モータ
24 プロペラ
25 制御部
29 基地局装置(無線通信網の基地局機能及び第1の基地局機能の一例)
33 送電装置(充電部の一例)
40 二次電池(蓄電素子の一例)
44 管理部(制御部の一例)
51 基地局装置(第2の基地局機能の一例)
204 ドローン基地(基地設備の一例)
304 ドローン基地(基地設備の一例)

Claims (10)

  1. 無線通信網の基地局機能を有する無人航空機であって、
    制御部を備え、
    前記制御部は、前記基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて当該無人航空機を前記停電地域に飛行させ、前記停電地域に前記基地局機能を提供する提供処理を実行する、無人航空機。
  2. 請求項1に記載の無人航空機であって、
    前記制御部は、前記提供処理において、前記基地局機能によって受信された前記情報に基づいて前記停電地域を判断し、判断した前記停電地域に当該無人航空機を飛行させる、無人航空機。
  3. 請求項2に記載の無人航空機であって、
    前記情報は、前記基地局機能を介して行われる音声通話の音声データ、前記基地局機能を介して送受信される文字データ、及び、通信トラフィックの増減の少なくともいずれかである、無人航空機。
  4. 請求項3に記載の無人航空機であって、
    前記情報は位置情報を含む、無人航空機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の無人航空機であって、
    プロペラと、前記プロペラを回転させる電気モータと、前記電気モータに電力を供給する蓄電素子とを有し、
    前記制御部は、
    前記蓄電素子の残電力を推定する推定処理と、
    当該無人航空機を前記停電地域から前記蓄電素子を充電可能な場所まで飛行させるために必要な電力量を判断する電力判断処理と、
    前記停電地域に前記基地局機能を提供しているときに前記蓄電素子の残電力が前記電力判断処理で判断した電力量又は当該電力量より所定値高い電力量まで低下すると、当該無人航空機を前記場所まで飛行させる飛行処理と、
    を実行する、無人航空機。
  6. 無線通信網の基地局であって、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の無人航空機と、
    前記無人航空機が着陸する着陸台を有する基地設備と、
    を備え、
    前記無人航空機は、プロペラと、前記プロペラを回転させる電気モータと、前記電気モータに電力を供給する蓄電素子とを有し、
    前記基地設備は前記蓄電素子を充電する充電部を有し、
    前記充電部は前記蓄電素子をフロート充電する、基地局。
  7. 請求項6に記載の基地局であって、
    前記充電部は前記蓄電素子を非接触充電する、基地局。
  8. 無線通信網の基地局であって、
    無線通信網の第1の基地局機能を有する無人航空機と、
    前記無人航空機が着陸する着陸台、及び、前記無線通信網の第2の基地局機能を有する基地設備と、
    前記基地設備に設けられている制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記基地設備の前記第2の基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて前記無人航空機に前記停電地域への飛行を指示し、
    前記無人航空機は前記制御部によって指示された前記停電地域に飛行して前記第1の基地局機能を提供する、基地局。
  9. 無線通信網の基地局であって、
    無線通信網の基地局機能を有する無人航空機と、
    前記無人航空機が着陸する着陸台を有する基地設備と、
    前記基地設備に設けられている制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記無人航空機の前記基地局機能によって受信された停電地域に関する情報に基づいて前記無人航空機に前記停電地域への飛行を指示し、
    前記無人航空機は前記制御部によって指示された前記停電地域に飛行して前記基地局機能を提供する、基地局。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の基地局が複数分散して配置されている、基地局システム。
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